北ちゃん’sさん

タバコの葉が治療薬?
初めてききました。
わたしは、やはり薬屋さんの薬で治したような気がします。
両手は包帯をぐるぐる巻きで、崩れた部分が包帯にくっついて、それを取るのが痛くてまた泣いたものでした。 (2005年12月19日 21時00分23秒)

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2005年12月18日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay

 この年になったら冬は寒いものと観念するが、子供の頃の冬は本当に寒かった。
 わたしが生まれ育った中国地方の山間部も、例外なくとても寒かった。
 現代のように環境が整っているわけではなく、暖房の手段はせいぜい掘り炬燵で、後年石油やガスストーブが出回るまでは、そんなものだったと記憶する。
 手も足もシモヤケで赤く膨らみ、最後にはそこが崩れて痛い思いをしたものである。
 その時の名残が、今もわたしの両手にしっかりと刻まれている。

 小学校の三年生か四年生の頃。
 父が知り合いに預けた自転車を、わたしは取りに行くよう言いつけられた。
 正直、断りたいくらい寒い日の午後だった。
 川沿いの堤防をとぼとぼと歩いているうちに、天候は急変し粉雪が寒風に舞い始めた。

 でも冷たい向かい風にあおられて、全く前に進まない。
 仕方なく自転車を押して歩いた。
 歩いても、歩いても堤防は際限ないように感じられた。
 終いには鼻水が涙に代わり、寒くて辛くて情けなかった。
 だから、冬は嫌いなのよ、と大声で泣いた。
 そんな記憶から、いつしか冬は苦手で大嫌いになっていた。

 秋の終わり頃、わたしは本当に憂鬱になったものである。
 冬が来なければ、と真剣に思うのだった。

 この冬は、近年になく寒いらしい。
 今朝の寒さに、わたしはふと幼い日を思い出した。

 と、大笑いをした父の顔が浮かんだ。






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最終更新日  2005年12月18日 22時06分20秒
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シモヤケ  
そういや、子供の頃って冬はシモヤケが普通で子供の頃シモヤケの治療として良くしたのがたばこの葉の乾燥した物をお湯につけてそれで患部を拭くと不思議と治った事を思い出しますね。

Re:寒い朝(12/18)  
>手も足もシモヤケで赤く膨らみ、最後にはそこが崩れて痛い思いをしたものである。

これは、辛いですね。
泣くほどに、寒さが嫌いな紫苑さん、昨日今日の寒さは、そんな気持ちがわかるような気温です。

お返事、有り難う。
まだまだこれから!頑張らないとねp(^-^)q (2005年12月19日 09時44分33秒)

Re:シモヤケ(12/18)  

Re[1]:寒い朝(12/18)  
Kara~慈恩・・・さん

シモヤケはもう過去です。
今はもうそんなことはありませんが、寒いと思い出すのですよ。

でも、まだまだ。
これくらいの寒さじゃ平気です。
頑張らなくっちゃ!
(2005年12月19日 21時24分00秒)

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