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2011/12/03
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カテゴリ: 『・・・・・』
<<新世紀 エヴァンゲリオン>>
~ アナザー ストーリー ~
『 とまどいのなかで… 』


第1話「とまどいの朝」

ピピピ!…ピピピ!…ピピピ!…

枕もとで鳴る目覚ましの音で私は目を覚ました
私は布団から手だけ出して眠りを妨げる忌々しい音源を探す

ピピピ!…ピピピ!…ピピピピピピピピピ!

音源はいつまでも起きない私を急かすかのようにけたたましく鳴り始める



手探りで何とか音源を探して音を止めた
布団から出した腕がやけに肌寒い
今までこんな寒さを感じた事があっただろうか
私は私の眠りを妨げた憎たらしい音の主ごと腕を布団の中に引き戻す
布団の中の温かさが心から心地よく感じる
眠気眼を擦りながら憎たらしい音の主を見る

5:30!!

何の罰?
誰の嫌がらせ?
誰の陰謀?
5;30って…バカシンジじゃあるまいし…

忌々しい目覚まし時計を布団の外に放り出した
布団のぬくもりがとても気持ちよく眠気に誘われる
そしてまた微睡みの中に堕ちる

「アスカ…」

(「うん?…」)



(「うーん…もう…今度は何?」)

「遅刻…」

(「!!!!」)

その言葉を聞いて私は我に返り飛び起きる

「がぁ!痛っ!」

「痛い…」

そして私を起こそうとしていた誰かに思い切り頭をぶつけた
ぶつけた額を抑えながら目を開けると
そこには同じように額を抑えているシンジが居た
シンジは額をさすりながら私の方を見るなり目を見開いて動きを止める
私はその表情の意味が解らず視線を自分の身体の方へと移す

「!!!!!!」

どうやら下着だけで寝ていたらしい
その事実に気が付いた私はとりあえず手近にあった枕や何やらをシンジに投げつけて
布団を胸元まで引き上げて身体を隠す
シンジはというと…手を合わせて「ゴメン!」と無言で謝りながらそそくさと部屋を出て行った
私はドアが閉まったのを確認してから大きなため息をつきながら布団から出る
そして床に落ちているシンジに投げつけた枕を拾い
咄嗟に投げつけたもう1つの何かを手に取る

「なにコレ…」

それは見覚えのない目が「×」になった亀のぬいぐるみだった
そして振り返りふと自分の出たベットを見る
淡いピンクの羽毛布団にいかにも女の子の部屋…といった感のある淡いピンクのカーテンが目に入る
机の方を見ると本棚の上にいくつかのトロフィーにやはり見覚えのないぬいぐるみ

「え?…どこ?ここは…」

私は一瞬で目が覚め…同時に言いようのない不安が込み上げてくる
思わず数歩後ずさりをした時…足に何かが触れる
視線を足元に移すと私が布団から放り出した忌々しい目覚まし時計だった

7:50……

「!!!!!!」

私は目覚まし時計が伝える現時刻を知って
壁に掛けられた制服を取り慌てて着替える
ゆっくりと髪をセットしてる時間などなく机の上に置かれたブラシでサッと髪を整えていつものようにヘアゴムでまとめる
その時に写真立てを倒してしまったが…それを直す余裕はなかった
そして部屋を飛び出る
するとそこにはシンジが待っていた
シンジは無言で私が手に持っていたカバンを取ると
代わりにラップに包まったフレンチトーストとおそらく飲み物が入ってると思われるタンブラーを差し出した

「あ、ありがとう…」

私はフレンチトーストとタンブラーを受け取る

「じゃあ…行こう」

シンジはそう言ってニコリと微笑むと玄関に向かった
その笑顔は私の知っているシンジからとは思えないほどの
気持ちが安らぐ温かい笑顔だった

(「な、なによ…バカシンジのくせに…ちょっとドキッとしたじゃない…」)

私は心の中でそんな事をつぶやきながらシンジの後を追う
私が靴を履こうと玄関の縁に立つと
シンジは鞄を玄関に置きサッと私の目の前に靴をそろえて置くと私が持ってるフレンチトーストとタンブラーを持ってくれる

「あ、ありがと…」

確かにシンジはいつも他人の顔色をうかがう気はあった
しかし…ここまで気が利いていた事があっただろうか…
なんか違和感があり過ぎて気持ちが悪い
とは言え…悪い気はしない
ただ、とにかく何かがいつもと違う…
そう思った時…ふと朝の自分の部屋の光景を思い出した

「アスカ?」

私が靴を履きかけた状態で止まっているのに気が付いたシンジが心配そうな顔で私を覗き込む

「な、なんでもない…」

いつもなら「何よ!」といった言葉が出るのだが…
その場の空気なのか…シンジの表情のせいかそんなセリフが精いっぱいだった
その後、靴を履き終えてシンジと共に家を出た
しばらく歩いてからシンジが私にフレンチトーストを差し出した
私はうなずいて受け取り口に運ぶ

「うまくいってなかったらゴメン…思ったより難しくてね」

シンジはそう言って頬を指で掻きながら苦笑いを浮かべた
正直…もう少し甘みを抑えてくれてた方が…とは思ったが
まずくはなかったので私は首を横に振って答える

「はい…ミルクティー自信はないけど飲めると思う」

そう言ってタンブラーを差し出した
私は受け取って口に含む…
こっちは逆に甘みが少なかった
しかし…フレンチトーストの甘さを考えると調和がとれている
私は無意識にシンジに笑顔で返事を返していた

(「ついなんとなく笑顔で返したけど…なんでだろ…」)

私が受け取ったフレンチトーストを食べ終えたのを見て
シンジは残りを差し出してくる
私はそれを受け取って口に運ぶ
なんだろ…妙に私自身も素直な気分になってしまう
そういう雰囲気が今日のシンジからは漂っていた
そんな事を考えながらシンジの横顔を見ていた時になんか違和感を感じた
違和感なら朝から数えきれないほど感じてきたのだが
そしてその違和感がなんなのか思い当たりそうになったその時

「いやぁ…朝からお2人さんはイヤ~ンな感じだねぇ」

そんな声で考えが吹き飛んでしまう
思わず私は声の主を睨み返す

「うはぁっ!…ご機嫌斜めのようで…クワバラクワバラ~」

声の主…ケンスケはそんな事を言いながら駆け寄ってきてシンジに絡みついた

「今日は遅いじゃん…どうしたんだ?w」

ケンスケはそんな問いかけをしてニタニタと笑う

「うん…この時期は朝練とかないからね…ゆっくりできて助かるよ」

ケンスケの問いにシンジはさも当たり前といった顔でそんな答えを返す

(「朝練…?」)

「違うって!相変わらず回転が鈍いなぁ…」

ケンスケのため息混じりの言葉にシンジは首をかしげる

「まぁ…そんな答えが返ってくるって事はお前らしいし…まだって事か…もったいないな」

ケンスケはそんな事を言いながら私とシンジの顔を何度も見比べる
なんとなくこいつの言わんとしてる事が解ったので私はプイッと反対を向いた
その時…さっき思い出しかけた違和感の答えが脳裏をかすめ
私はシンジを見返した…

そう…私はシンジを見上げている

それに気が付いた時…私たちは学校に着いた


…『To Be Continued♪』





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Last updated  2012/01/23 05:49:57 AM
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