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アファーメーション


心理学の権威シャド・ヘルムステッター博士によると、私たち人間は生まれてから成人するまでのあいだに、普通の家庭で育った人で合計14万8000回もの否定的な言葉を、様々なメディアを通じて聞かされているそうです。
しかし、その一方で、積極的な言葉というのはそれほど多く耳にする機会はありません。仮に耳にしていたとしても、その数は否定的な言葉と比較すれば圧倒的に少ないといっても過言ではないでしょう。

このように否定的な言葉を何百回、何千回と聞かされているうちに、潜在意識には「できっこない」「無理だ」という行動を抑制する否定的なプログラミングがなされてしまうのです。
あなたにも思い当たることがあるでしょう。誠実で愛情深く、思いやりのある両親、教師、友人たちが、「お前はそれが下手だね」「あなたの部屋っていつも散らかってるのね」「何かきちんとできることはないの?」「少しはお姉さんを見習いなさい」「お前が芸術家(またはスポーツ選手)になるなんて無理だよ」「そんなことをしてはいけない」「お前は、全然話を聞いていないね」「何か言いつけると、お前は必ず反対のことをする」「お前の成績はひどい」「しゃべりすぎる」「いつも悪い仲間と一緒にいる」「お前は怠け者だ」「自分のことしか考えていないのね」「必ず問題をおこすんだから」「お前は何も考えていない」などと、無神経に言うのを聞いたことがあるでしょう。なかには、「お前など、どうせろくな者にはなりはしないんだ」といった打撃的な言葉を浴びせかけられている子供もいます。

このようなプログラミングが、悪気のない形であっても、何も知らない多感な子供の未来を否定するような言葉で、何度となく繰り返されているのです。もちろん多くの場合、それはしつけを目的として言われているのですが、そのなかで使われる言葉が、子供の心に間違ったプログラムを与えてしまうのです。

そのプログラムが子供の心に間違った自己評価を植え付け、それを真実と信じこませてしまいます。子供は他人によって描かれたイメージを本来の自分の姿だと思い込み、やがてそれは現実のものとなるのです。

なぜ、否定的な言葉が結果に結びつくのでしょうか。単に言葉で言うだけでそれを行動や結果に結びつけるのは飛躍し過ぎだと思う方もいることでしょう。

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