『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』
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第49話「光の中で消えていったみたいに」
「シカマル! 腕の傷はだいじょうぶなのか?」
「まーな。けど全治一ヶ月。千鳥の威力はやっぱハンパじゃねーぜ」
「そっか。でもだいじょうぶでよかったってばよ」
シカマルの腕に巻かれた包帯を見ながら、ナルトは安堵する。
「キバは? まだ目ぇ覚まさないのか?」
「ああ。けど、じきに目ぇ覚ますって病院の医療忍者が言ってた。シノとヒナタが見てるから大丈夫だ。お前も無事で良かった。起きるの遅かったから、ちょっと心配したんだぜ」
「オレ、どれくらい寝てたんだってばよ」
ナルトはシカマルの横に座る。
「丸一日」
シカマルが、後ろの窓を目で示す。ナルトが振り向くと、朝日が全身をおおった。戦いから一日がたち、また次の日の朝がやってきていたのだ。
ナルトは、朝日をまぶしそうに見つめたが、やがて背を向けうつむく。
「……どーした?」
シカマルは、病室の扉をまっすぐ見つめたまま、静かに問う。
「……あのさ」
少し間をおき、ナルトはボソリと続ける。
「アカデミーの頃……お前とチョウジみたいに仲がいいのって、ホントはうらやましかったんだ……」
「……急になんだよ」
ナルトの様子を察したからだろうか。言葉とはうらはらに、シカマルの言い方はあたたかい。
「オレも、そんな友達がほしかったってば。誰かと……いや、サスケと……。ずっと前から……。だから、今サスケと友達になれて、すっげぇうれしいんだってばよ」
「ああ。それで?」
シカマルの口調が、あまりに優しかったせいだろうか。どこかで抑えていたナルトの心は、ぐらぐら揺れる。
「……怖いんだってば」
ひどくかすれた声で、ナルトはつぶやく。シカマルは、そのまま次の言葉を待つ。
「急に、いなくなるような気がして……」
ナルトは、両手で顔をおおい、ますますうつむく。
「アイツは……夢之助に似てる。サスケは、なんか、自分のことなんてどーでもいいと思ってるみたいなときがある。だから……夢之助みたいに……夢之助が光の中で消えていったみたいに……サスケもあんな風に簡単に命捨てるのかなって……」
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ハロウィンイラスト るろうに剣心 October 29, 2012
700000HIT御礼 ナルト絵 July 3, 2010
500000HIT御礼フリーイラスト配布終了 March 4, 2009
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