にゃん★日本脱出逃避行

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国際恋愛‐新しい恋2008

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2006.03.27

彼の来日が決定して、国内線のチケットはＧＷと重なるために、一足先に手配した。
もう何も問題が起きない事、それを祈るばかり。。。

でも、彼が友達も一緒にくると言いだして、暫く経ったけど、最初は女の子男の子一人ずつだったのが、いつの間にか、マイケル一人だけになってしまった。
「マイケルだけだったら、良くないよ。私たち全員にとって。。」私もそう彼に言っていたけど、「分かってる分かってる。誰か一緒にいける人探すから。問題ないよ」そう言っていた。
でも、もう来日を一ヵ月後に控えて、チケット取る時期も迫っている。

「もし誰も見つからなかったらどうする？」
「その時は僕たち二人で行くよ。大丈夫」

大丈夫じゃないんだよ。。。
それが嫌なんだよ。。。

嫌な予感が胸の中にもやもやたまる。。。

的中。。。

「ねえ、本当にマイケルを君の家に泊めちゃ駄目？」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
この質問は最初から出ていて、彼はマイケルや他の友達も一緒に私の家に泊めると言いだした。
私は「仕事のストレスもためやすいし、４人で住むほど大きいお家じゃないから、彼らを泊めてあげる事は出来ない」とはっきり断った。
彼もそれは「仕方ないね。分かったよ」と納得した。
それは良かった。
マイケルも一人じゃないし、それでよかったけど、今はマイケルが一人になってしまったから、一人だけどこかにやると言うのが難しくなったんだ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「マイケルと二人だけでくると言うなら私は彼の事もおうちに泊めてあげなきゃいけないんだなって思うよ。」

「でも言って置くけど、ＳＥＸはなしだからね」

「NO WAY!? そんなの無理だよ！」
「当然でしょ？マイケルが居るのに出来るわけ無いでしょ？」

彼はどうにか私とのセックスとマイケルの同居を両立させるために、あれこれ意見をいう。
「音を立てなければ大丈夫だよ」

「そういう問題じゃない！！モラルの問題でしょ！？それに私はしたくない」
「君とセックスなし、なんて不可能だよ。。。」

それは健康な証拠だし、可愛いって思うから良いんだけど、
今回だけは、私の気持ちも知らないで、セックスセックスって言ってるのも頭にきた！！

「セックスがそんなに大事なの？！私はあなたと一緒に居る時間が一番大事だって思ってる。」

「僕だって君と一緒に出来るだけ居たいけど、君がマイケルをステイさせられないっていうなら、僕は彼と一緒に別の所に行くしかない。だってこれはマイケルのホリデーでもあるんだもん。僕だけわがままを言えないよ」

あっそ。

私はあなたの彼女なんだよ？
元々、二人で暮らすために、私がカミを説得して、それでやっと来る事になった日本でのホリデーなのに、そんな風に言われる私の身になったことなんてあるのかしら。。。

「up to you (任せるよ。)」

「もちろんこれはマイケルのせいじゃない。私が言ってるのはセックスの事でもない。ただ私が今頭に来ているの、良く分からないけど、ただ、正直にいうとね、カミを独占できない事が嫌なんだって思う。そんなの子どもっぽい考え方だって思う？私は思うけど。。。でもどうにも出来ないんだよ。」

「君は僕をコントロールしようとしたいわけ？何で？」

「コントロールなんてしたくないよ！ただ一緒に居たいだけ。私にとっても大事なホリデーなんだもん。」

彼に話そうかどうしようか迷ってて言わないで居た事があった。

「ねえ、聞いて。
前のアイルランド人の彼のことは知ってるでしょ？
彼ってね、弟と一緒に旅をしていたの。
だから、私達はいっつも３人で居なきゃいけなかった。
何をするもの３人一緒。
それってとっても私には居心地が悪かったの。
もちろんわがままは言えなかったから、
私は沢山の事を彼らのために我慢してこなきゃいけなかった。
それは私にとって最悪の思い出と言ってもいいわ。」

「BAKA!どうしてもっと早くにそのこと言ってくれなかったの？どうにかしてでももう一人一緒に行く人を見つけるよ。
もちろんそれはむずかしいけど、もうちょっと待ってて、どうにか努力してみるからね」

だからといって大切な二人の時間を、後悔したくない。

「でも、もし見つからなかったとしても、我慢できるから、大丈夫だよ。問題ないよ」
「君は十分に我慢してきたよ。もう我慢する必要は無いよ」

彼の理解の在る言葉は嬉しかった。
でも、きっと彼も怒っていたかもしれない。

見つかるかわからない旅行仲間のために再びチケットも調べたりした。

暫くするとまた
「君がそんな風に思っていたなんて、全然知らなかったよ。。もっと早くにどうして言ってくれなかったの？」と私に聞いた。
「いうべきかどうするべきか迷っていたんだ。かみが友達を連れてくるって言った時からずっと心配してたけど、２人で来るとは言わなかったから、私は賛成したの。それに、あなたは嬉しそうだったから。。。」

カミは本当に嬉しそうだったんだ。

「なんだと思う！？僕の友達に日本に行くことを話したら、彼らも一緒に行くっていうんだ！！これはきっと楽しい旅になるよ！！」

断れるはずが無い。
日本へ来るのを嫌がった彼を、私がコントロールするために、一人できなさいとは言えない。

その後彼は
「今日マイケルと話すよ」と言ったっきり会話は暫く途切れた。

彼は何を思ったかな。
こんなに毎日話して、毎日一緒に居るみたいなのに、やっぱり私の事は何もわからない。。。って、そう思ったかな。。

私が逆の立場ならそう思っただろうな。

あとは自然の流れに任せようって思う。
私は彼らが探している大学で公募として出した「ホリデーＩＮジャパンの誘い」の返事が来た人でいい人がいればその人たちを連れてくるんだけど。。。

私に出来ることはもう何も無い。
待つしかないよ。

カミの困難回避力、人を思い遣る力、
そして何よりも、私を大切に思ってくれているかを知るいい機会になるだろうから、私はその腕前拝見と行こうと決め込みました。

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