2月4日「金太郎！ノリ打ち実行じゃ！」 | リコのスロット日記＋α

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2003年02月06日

いきなりだけど、Ｓ店の月曜日火曜日は海物語のイベントデー。
この週の始め程、スロットコーナーやる気０のコトはない。
だから今日も特にはりきるわけでもなく６時頃会社を退社し、ゆっくりとＳ店にやってきた。
駐車場に車を止め、財布と携帯を持って車から出た頃おにいから電話。
「もしもし？」
「オイ、お前今どこだ？」
「今？Ｓ店の駐車場だけん？」
「オォ！そうかそうか！だったら早く来いッ！」
その理由を聞くと、今隣の台をゲットしたらしい。

「何～？どうしただ？」
「オゥ！お前これ打て！」
そう言って、金太郎を打っていたおにいが右隣の台を指差した。
「なんで？？」
「今日の６よ～この俺の台かこっちの台なんだよ」
「マジで？」
「うん。どっちかわかんねぇんだよ～だからノリで打たねぇか？」
「ノリ打ち？」
リコはノリ打ちがもともと好きじゃない。
ノリ打ち＝損するイメージがどうしてもある。
だってもし自分が10万勝って、相手が２万勝ちだった場合、

あ～もしこれを１人で打っていれば・・・と後悔はしたくない。
ただし今回の場合は、ノリ打ちの特例でもある。
おにいいわくどっちかが６。
まぁ本物のギャンブラーなら、ここでも２分の１にかけるのだけれど、
この２台に６の可能性があると絞ったのはおにいなわけで、

「俺が見つけた台だ！」
と、言われて強奪されそうで怖い。（笑）
ここは今日どうゆう風の吹き回しか「ノリ打ちするか」と言っているんだから、素直に従っておこう。
そう思って、「わかったァ」と返事。
急いで諭吉っつぁんを両替に行った。

打ち始めてその２台の詳しい話を聞いた。
まずリコの台は、最初におにいが狙ってた台だったらしい。
高確でバリバリ連チャンした後、少したって低確でポツンと金チャン入りしたという。
それが空くのを待っている間、その左の台が低確で入ったのを見かけたおにい。
その台をおじさんがやめたので、おにいはとりあえず打っていた。
すると今度はおにいもその台で低確金チャンを引き、
「あれ！？６はこっちなのか？」
・・・と、わからなくなったらしい。
まぁそれ以外に怪しい台は見つからず、とにかくこのどっちが６だと判断。
そんなわけで、低確で引いた台を打ってるうちに最初に狙ってた台もあいてしまい、
リコに打って欲しいというおにいの考え。
でも・・・それを聞いてリコは「おにいの方が６だと思うけんねぇ」と一言。
ま、とにかく今まだ６時半だし、時間はまだまだある。
この際２人でガシガシ打って、どっちが６かはっきりさせてやろうじゃないか。

しかし、世の中甘くはなかった。
とりあえず引こうと思っていたビックがなかなか来ない。
１万打ってもシーン。
２万めに突入しても、シーン。
一方その間に、おにいがまた低確で金チャンを引いた。
２人で確信。
「絶対おにいの方６だって！」
「やっぱそうかね？」
その頃リコの台も２万打ったところだったので、そのままやめようかと迷った。
「こっちどうする？もうやめちゃう？」
「う～ん、でも俺は最初そっちが６だと思ってただよなぁ」
「じゃあ、もうちょっと打ってみるか」
そう言って３人の諭吉を両替してすぐ後、待ちに待ったビックが来た。
とりあえずホッ。
６かどうかなんてビック来なきゃ判別不能だモンなぁ～
そのビック終了後、40Ｇくらいで事件は起こった。
隣のおにいに「お前、はずれ引けよ」と言われて直後、いきなりホントにはずれを引いたリコ。
「オォッ！！お前ッ・・・」
次のゲーム、７を狙うと・・・揃わず！！
「バケか！？」
そう言われても狙っても揃わず。
「オイオイ！！」
はずれを引いた時に始まった演出が続く中、興奮の高まるリコとおにい。
ところがッ！
じゃんけんの３回めに、普通に左中中段に青７がテンパイ。
「なッ」
その目に２人で顔を見合わせていると、目の前にいる金太郎が、
「サラリーマンをなめんじゃねぇ！！！」
と、シャウト。（爆）
す、すいません・・・。（謝）
しかもその時も思いっきりリーチ目。（凹）
その途端、おにいからペシッと頭を叩かれる。
「お前ッ！何やってんだよ、バ～カ！」
エーーン。（泣）
そんなコト言ったってしょうがないじゃん、
最初ビックもオバケを揃わなかったんだから！
はずれだと思ってたそれはビックで、
ビック終了後の即ビックに、「もったいない」と肩を落とした。
その頃おにいもビックを引いて、「はずれはずれ！」とはりきっていた。
それからまた迎えたビック終了後。
「金太郎！」とおっさんが出てきて、
左リールを押しても、続きを言わないおっさん。
左、ハッピ青７ヘルメ。
そのまま中リールを押すと、上段にハッピ。
でも何も言わないおっさん！！（興奮）
「お前ッ・・・はずれだろ！？」
隣でリコ以上に興奮しているおにい。
そして最後に右リールを押した。
すると！！下段にハッピ。
き、来たァァァ！！
はずれ目！！
リコもかなり興奮してたんだけど、その横のおにいの方がもっと興奮状態に。（笑）
「オイ！！」
ついに引いちゃったよ・・・まさかまたビックじゃないよね。
そのまままた「取引先急げ！」の演出になり、次のゲームでバンバンバン！と押したリコ。
金チャンであるコトを願い、何も狙わないで押したのダ。
ところが・・・
出てきた目は、左ハッピ青７ヘルメの中リールにチェリリプチェリ右下段にハッピ。
かなりはずれだと思い暴走していたリコとおにいは、またもやがっくり。
「お前、イイ加減にしろよ！！」
と、おにいも笑って怒っている。
「もぉー！！絶対今度ははずれだと思ったのにィ！！」
「ヘンな期待させるな！！」
「そんなコト言ってもしょうがないじゃんか！！」
２人でワァワァ言いながら、とりあえずその目のまま放置するわけにも行かないので、
肩を落としながら、次のゲームでボーナスを狙った。
液晶では「オララァァ！」と金太郎がワンちゃんを助けている。
しかし、またまたおかしなコトが起こった。
ビックを狙っても揃わないのダ。
なんだなんだ？リコの目押しミスか！？
しかしどう考えても滑ってずれてる。
会議室に向かう金太郎を目の前に、オバケも一応狙ってみる。
やっぱり滑った！！
横で、さっきまであきれていたおにいが身を乗り出す。
「なんだよ、お前っ！ちゃんと狙ってるのか？」
「ね、狙ってるよ」
「俺に押させろ！」
「オイ、ちょっと待って！！」
「貸せ！！」
そう言ってルーレットが始まった液晶を前に、２人で大騒ぎしだした。

＜つづく＞

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