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2013年04月04日
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カテゴリ: 今日の健康状態
会社でも、注意喚起のメールが回覧されてきました。下記メルマガによると、
「ワクチン」を急ぐよりも、タミフルなどの「抗ウイルス剤」らしいです。



From: 日経バイオテクONLINE <bto@nikkeibp.co.jp>
To: <bto@nikkeibp.co.jp>
Date: Wed, 3 Apr 2013 18:40:51 +0900
Subject: 上海はお隣だ、新型H7N9インフル対策待った無し【個の医療メール Vol.476】

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     【日経バイオテク 個の医療メール 2013/4/3 Vol.476】



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◆皆さん、お元気ですか?◆
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 昨日、愛知県蒲郡市にて、2013年4月1日に無事、自家培養軟骨「ジャック」の発売
を開始したジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの小澤社長と畠常務にインタビ
ューし、究極の個の医療である自家培養軟骨の事業化の苦労話、もはやこれまでと事
業化断念寸前まで何度も追い詰められたなど、手に汗握る話しを聞いており、本来な
らこのメールでお伝えすべきですが、新型の鳥インフルエンザH7N9の流行が中国で始
まった可能性があります。切迫感ではこちらの方が大であると判断、ジャックの話し
は来週月曜日の日経バイオテクONLINEメールにて伝えます。まだお申し込みでない方
はどうぞ下記からお申し込み願います。



 さて、個の医療です。

 中国国家衛生・計画出産委員会は2013年3月31日、上海市と安徽省でH7N9型鳥イン
フルエンザに3人が感染したと発表した。熱発と肺炎を起こし、うち2名が死亡、1名
は重体であります。人民日報はまだ伝えておりませんが、我が国のNHKは今朝(2013
年4月3日)のニュースで中国東部の江蘇省の衛生当局が、新たに4人の感染を発表し

中国の患者ウイルスのゲノム配列の解析を行っております。ドイツの食糧農業消費製
品省が主催するインフルエンザウイルスのゲノムデータベース(GISAID)には患者か
ら分離したウイルスのゲノム情報が公開されています(米国疾病管理センター)。今
後続々とGISAIDのデータベースに患者からの分離株が登録され、分子レベルでどこま
で感染が広がり、ウイルスが進化しつつあるか、確認することができるようになって
います。人類はバイオを武器に、着々と新興再興感染症対策のプラットフォームを構
築しつつあり、それが一筋の光明となっています。

http://j.people.com.cn/94475/8190450.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130402/k10013628631000.html
http://platform.gisaid.org/epi3/frontend#3b2fc9
http://www.who.int/csr/don/2013_04_01/en/index.html

 パンデミックの通例ですが、これだけ広い地域で感染者が報告された場合には、か
なり感染の拡散が進んでいる可能性を否定できません。極めて警戒すべきだと思いま
す。今朝は三河湾に臨むホテルで朝食を取っておりましたが、窓際は中国人の観光客
が賑やかに座っておりました。上海からの直行便が我が国の複数の空港に着陸してい
ることを考えると、空港や港の防疫体制や医療施設での準備を整えるべきであると考
えます。上海は現代ではもう東京、大阪、名古屋、那覇、札幌、福岡、仙台、成田の
お隣であることを直視すべきです。

 いやな予感がいたします。H7N9型インフルエンザは今までヒトに感染した報告はな
く、私たちが免疫を持っていない可能性が高いため、もしヒトからヒトへの感染(WH
Oはまだ証拠はないと発表していますが、上海と安徽省のウイルスのゲノム配列が類
似していたとうい報道もあります)が起こった場合は、大流行となり、しかも他の既
存のインフルエンザと交差免疫がない場合には、重症化する可能性が極めて高いた
めです。この新型ウイルスの我が国への侵入と拡散をなんとしても防がなくてはなり
ません。米国疾病管理センターはワクチン開発に着手したとNHKの取材に答えていま
すが、ワクチンでは間に合わない。グローバルに人と物が流動している時代に、日本
だけウイルスの侵入を防ぐことは難しいと思います。そこで頼りのなるのが抗ウイル
ス剤であると考えます。インフルエンザの季節が去っている今、各病院や医院での抗
ウイルス剤の備蓄や、薬局の備蓄を厚くすべきであると思います。

 2009年のブタインフルエンザH1N1の時は、症状も軽く、高齢者には交差免疫もあった
のが幸いでしたが、我が国の皆保険制度によって、誰もが医療機関にアクセスし、
タミフルなど抗ウイルス剤の迅速且つ徹底した投与によって、誰一人死者を出さな
かったことを忘れてはなりません。同様に、抗ウイルス剤を迅速投与したエジプトで
もH1N1での犠牲者を最少に止めることに成功しています。我が国は1000億円以上もワ
クチンを購入しましたが、実際にはあまり使われませんでした。大枚を叩いてワクチ
ンは未知のウイルスのパンデミックの抑止には役に立たないことを学んだと思います。
この教訓を今回こそ生かすべきだと考えいます。もし、幸運にもH7N9の大流行がな
かったとしても、ワクチンと比べ保存期間が長い抗ウイルス剤なら、経済的な負担も
少ないと考えられます。

 今回もタミフル、リレンザ、イナビルなどの抗ウイルス剤の迅速供給体制と、H7N9
の迅速遺伝子診断キットの供給体制を整える必要があると思います。現在のところ、
H7N9がどの抗ウイルス剤で治療できるか?分かりません。また、今後は耐性株はいつ
出現するかなどの解析も重要となるでしょう。中国の感染患者にどんな治療が施され
たか?抗ウイルス剤の早期投与が行われているか?情報が欲しいところです。我が国
には、WHOや世界の感染症研究者が注目する、抗ウイルス剤T-705があります。従来の
3種の抗ウイルス薬はノイラミニダーゼという酵素の阻害剤ですが、T-705はウイルス
の増殖に不可欠なRNA合成酵素の阻害剤です。インフルエンザ以外にも広範囲なウイ
ルスにも効果を示すため。未知のウイルス(少なくともRNAウイルス)対策には絶好
の医薬品です。2011年3月に富山化学が製造承認申請を我が国で行っていますが、副
作用などの点で審査が遅れています。米国など海外で迅速承認が行われる前に、我が
国も店ざらし状態を解決しないと、国際的な物笑いとなるばかりか、もしパンデミッ
クが起こった時に国民の怨嗟の的に政府がなる可能性濃厚です。

 AIDSウイルスの併用療法でも明白ですが、作用機構の違う抗ウイルス剤を併用する
ことで、治療効果を上げ、耐性ウイルスの出現を抑止できるためです。勿論、この時
の最大のリスクは併用による副作用の出現ですので、これだけは何とか確認し、安全
性を担保しなくてはなりません。

 昨年5月に成立した「新型インフルエンザ等対策特別措置法」は一種の感染症防疫
の戒厳令のような厳めしい法律ですが、これによってH1N1では法の整備がなく後手後
手にまわった対策と、さらには政治家の思い込みによる防疫対策などは避けられるこ
とになりました。専門家の判断が政治判断に正確に反映される枠組みができたと期待
しています。一部の感染症学者には厳しすぎるという意見もありますが、この法律を
作った官僚はこの法律は抜かないための法律と名言しています。パンデミックになっ
てこの法律を抜かないために、いまから感染予防・防疫対策を取る必要があるのです。

http://law.e-gov.go.jp/announce/H24HO031.html

 3月初めから上海に流れ込む黄浦江に1万6000頭以上の豚の死骸が流れついたことと、
その後アヒルの大量の死骸も流入しています。上流地域で豚やアヒルに死亡を誘導
する感染症の流行があったのです。人民日報は上海市当局が46頭の豚の死骸を検査し
たところH7N9ウイルスは発見されなかったと発表していますが、このサンプリングだ
けでは信頼できない状況です。しかもこの豚の死骸を拾って食肉として流通した業者
も逮捕されている状況です。中国の衛生概念と生活環境が世界に新型インフルエンザ
を送り出す温床となっています。これも申し訳ないが、現実の中国リスクです。

http://j.people.com.cn/94475/8192197.html

 今週も、皆さん、手洗い励行で、どうぞお元気に。

             日経バイオテクONLINE Webmaster 宮田 満

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日経バイオテク 個の医療メールの次回発行予定日は、2013年4月10日号です。





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最終更新日  2013年04月08日 01時42分27秒
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