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被災地の避難民たちの支援のされ方に差があることはこの目で見て来て知っている。
しかし今だに大きな避難所に物資を送れば、個人宅避難所にも荷物が届くと思っている人たちがいる。
あまりのひどさに余裕のある地域住民(同じ被災者)が、
個人で物資集めを呼びかけ配っているほどなのに・・・。
個人宅避難所に初めは行政は物資を送っていても避難所指定を取りやめてしまうこともある。
大きな避難所に入らないと避難民ではないと言うことのように感じる。
津波で何もかもなくした人たちは裸同然。
すべてを支援に頼らなければならない。
大きなメディアでは大きな避難所しか映し出されない。
芸能人が訪ねて来たり余った物資を捨てている情報を流したり。
だから多くの国民が誤解する。でも現状はそうではない。
友人から聞いたのだが、TVの仕事をしている方が、
取材したすべての情報を流すことが出来ずとても苦しいと話していたそうだ。
これは事実であろう。
時間の制約もあるし国民の関心を得られるものを選んでいる、仕事だから仕方が無い。
一方では、貧困生活の中不治の病におかされたこどもを報道する。
感心が集まり寄付をしようという動きになる。人助けが出来るわけだ。
これもTVの力だ。
だから一概にメディアをすべて批難は出来ないと思うがしかし腹立たしい。
大きな避難所まで物資をもらいに行けばよいと安易に言う人もいるが、
家族分の物資を手で運ぶのか・・・
多額の義捐金が集まっているが、それはいまだ配分されてはいない。
服や生活用品は津波で流され、ライフラインの未復旧によって食料の保存が出来ない、
交通手段は無い、運んできてもらわなければ生きてはいけないのである。
そういう地域がいまだ多数あることを報道して欲しいと思う。
報道し国民の関心をもっともっと被災地に向けて欲しい。
不実な報道には敏感なのに、報道しないと言う行動には鈍感である。
震災からしばらくの間はTVのCMで、「日本の団結力」等と言う言葉を良く聞き、
日本人て素晴らしいと、感動したものだが、今、全く興味を持たない国民が大勢いるのは何故だ?
震災直後とは違った、苦しさが今被災地を襲っている。
原発事故とは違うが、無関心と言う人的被害だ。
地方紙は必死にその地域のことを書こうとしているが、その配送されるのはその地域だけ。
ネットでも配信しているが、見る人は限られている。
少しでも関心を持ってもらいたくて、様々な活動が起きているが、
やはりメディアの力にはかなわないと感じるときがある。
マルモリのように、何度も繰り返しTVで流し、
紙面には毎日悲惨な状況であることを伝え続けて欲しい。
紙面すべてが悲惨になることは無いだろう。
恐るべしメディアの力・・・しかし頼りにはなると信じたい。