さて、このUK-45G。
使われている素材から考えるとかなり割安なのですが、造りの方は
どうでしょうか。
ボディーはローズウッド部分を除きグロス塗装でピカピカです・・・が、
光を当てると磨き残しの傷があります、特に表板。
随分横着なパフ掛けです、全体的に筋が残ってます。サウンドホール
周りが特に多いです。
光を反射させて見ないと分からないですが、手抜き感は否めません。

あまり写ってませんが、細かい筋があるのが分かると思います。
そしてロゼッタ(口輪)。カタログでは白蝶貝となってますが、継ぎ目が
見当たりません。普通、15ミリぐらいに切った物を繋いでいくんですが・・・
それが見当たらないという事は樹脂製のフェイクですね。
そしてもっと気になるのが指板下、つなぎ目のずれ。ライン1本分ほど
ずれています、これはいただけない。
ブリッジ周り。

接着力を強める為グロス塗装を剥がしているのはいいのですが、
作業が荒い!
ブリッジより大きめに剥がしてあるし刃物跡もくっきり残っています。
塗料が浮いている箇所や隙間もありますね。
また、これには映ってませんが弦を引っ掛ける為に削って広げた
部分も淵が大きく欠けています。
左の写真に磨き残しの傷がくっきり映ってますね。
最高級モデルにもかかわらずこの仕上げ、はっきり言ってアウトレット
レベルですね。
もっとも実売価格がアウトレット並ですが。
それともう一点、安っぽいなと思うのがヘッドのブランドマーク。

アルミシールのような物が使われています。右は未紹介のKAHUA
コンサートですが、実売1万円以下の物と同じ材料が使われています。
イミテーションでいいからロゼッタのような材を使ってほしいですね、
結構目立つ所ですので。
以上、造りはお世辞にも良いとは言えませんが音は満足できるレベル
です。明るく乾いた綺麗な音が出ます。
音量もなかなか。先日紹介した中で順に挙げると、DUK-5T<UK-45G
<HUS-100RSといった感じです。
聴き比べる為にフロロカーボンに張り替えましたがさほど音質に変化は
ありませんでした。単板は合板ほど恩恵がありませんね。
ただ、出荷時の弦は1弦のみハイフレットで大きく♭しました。定規で
測ってもスケールは狂ってないので原因がよく分かりません。
1弦だけ質が悪かったのかもしれませんね。