昨日に引き続きフライングVタイプウクレレの紹介です。
まずはサイズ。ソプラノ(Ala Moana UK-160)・コンサート(Ibanez UEW30PDE)と並べて撮影。

大きい!
独特のV型ボディーのせいもあって、ソプラノはもちろんコンサートよりもボリュームあります。
とはいえフレット数は14、スケール(弦長)もソプラノサイズなのでコンサートほど音域は広くありません。
背面。

真っ黄っ黄(笑)
この黄という色、自分で塗ってみるとよく分かるのですがなかなか下地を隠してくれない上に角に色が乗りません。塗装屋泣かせの色です。
ネックシェイプやエンド等Gibsonのギターっぽく作られていて、握った感じは少々太目です。

ヘッド。ちゃんとフライングVっぽいシェイプになってますね。ちょっと左右非対称?張り出しの形が違います。
型を当てて削ったりしないのでしょうか?
ペグはギア式なので微調整が楽です。ポストは削り込みのない円柱型、あまり見ないタイプです。
1弦側に向かってナットがやや斜めに曲がって接着されてしまってます、弦高調整時に直しますか。

指板もバスウッド製なので黒いのは塗装です。画像では一見綺麗に見えますが、フレット表面は磨き等一切されていません。
でも端はきちんと処理されれておりスライド時に指が引っかかるような事もありませんし打ち込み不足による波打ちもありません 。
この点は好感が持てます。
ポジションマークは樹脂の埋め込み。3、5、7フレットと音程が上がるにつれて小さくなっています。

横から見た図。
指板とボディーはツライチで段差がありません。仕込み角が付けてありますのでネックはやや傾いています。

ブリッジは黒のグロス塗装です。写真では見えにくいですが2箇所ネジで留めを補強してあり、丸いカバーで穴を隠してあります。
サドルは少し高目。気になるようなら削るとよいでしょう。
では例によってアウトレットっぽい箇所を探してみましょう。
とはいえこの手の物は通常価格の物でもアウトレットとあまり変わらないクオリティーの物が多いですから・・・
前述の通り、ヘッド形状やナットの取付けに難があります。他には
接合部の処理が甘かったり(直線で構成されているので通常のウクレレより目立ちます)塗り分けが甘かったり。

ナットも未調整で高目です。このままでは押さえるのに力がいりますし、音程もシャープします。
サウンドホール。切りっ放しの塗りっ放し。
ボディー幅が狭いので中のステッカーは上部が折れ曲がっています。この個体は左に寄って貼り付けちゃったせいか、
角が切り取られています。
弦も安物のクリアナイロンのようです。フロロカーボンになれた私にはものすごく太く感じます。
ボディーエッジに黒ずみ。他にも背側面には細かい擦り傷があちこちにあります。
しかし先ほども書きましたがこの手のキャラ系ウクレレは同価格帯の一般的な物に輪をかけて造りが粗いので、
程度の差こそあれ大体こんな感じではないかと思います…そういう意味ではお買い得(笑)
そして音はどうかといいますと・・・
元々このタイプは音が小さい(サウンドホール周辺が細い上に、ブリッジより下の出っ張り部が音響に役立っていないのでしょう)
そうなので、音量は控え目です。バスウッドという材に加え付属の弦がよろしくない事もあって音質も△ 。
というわけで通常価格での購入はちょっとアレかも。もっと実売価格の低いUK-160シリーズやMavis UK-100の方が
音量・音質共によろしいです。
調子笛とピック、ソフトケースが付属しています・・・が、あまり出番ないかも。
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