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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第12話「探り合い」段半夏(ダンバンシァ)を寝かせ、眠るまで付き添うことにした久宣夜(キュウシェンイェ)。半夏は妖怪が見えるようになってから1人でいるのが嫌いになったと明かした。実は宣夜も子供の頃、捉妖師(ソクヨウシ)だった父が大怪我して帰ってきた時、恐怖がどんなものか知ったという。「だが昔のことだ、今は親しい人も家族もいない、だから恐怖も感じない」「独りじゃない、赶山(カンザン)堂があって遅雪(チーシュエ)や温剣(オンケン)もいる…それに私も」半夏は急に手を伸ばして触ってみて欲しいと言った。困惑しながら半夏の手に自分の手を重ねる宣夜実は半夏の手が暖かいのは護符のせいだという。「怖いと感じると暖かくなるの、あなたも護身の印を描いたら?」すると宣夜は失笑してしまう。「俺には必要ない」半夏は宣夜に馬鹿にされたようで、へそを曲げて背中を向けてしまう。翌日、久宣夜は団欒(ダンラン)旅館の主・鳳天(ホウテン)の居所を訪ねた。するとちょうど鳳天が槍の稽古をしている。鳳天の剣術は軍隊式で熟練され、長年の従軍を思わせた。部屋に飾られた鎧も民間の物ではない。鳳天は宣夜の洞察力に感心し、過去を語り始めた。…当時、干ばつで多くの民が亡くなるのを目の当たりにした両親は生き延びる手段として鳳天を入隊させた最初は北疆(ホッキョウ)で3年その後、部隊と共に南疆へ移動したが長くはいられず、帰馬堡(キバホウ)に派遣されてしまう帰馬堡と言えば砂嵐が酷く、孤立した場所兵士は5年ごとに交代し、報奨金をもらって故郷へ帰ると決まっていたというしかし交代の時期が来ても次の兵士は来なかった交代から半年が過ぎて武官が仕方なく朝廷に報告へ向かったしかしそれきりなしのつぶてやがて偶然、通りかかった商人から皇帝が崩御し、皇子たちの皇位争いが勃発、鳳天たちは西の果てに取り残されたと分かる絶望した兵士たちが逃走を始めた当初は小隊長の華英然(カエイゼン)が逃亡兵を捕まえて罰を与えていたが、それも追いつかなくなってしまう鳳天もいよいよ荷物をまとめて逃亡しようと決意したそんな矢先、華英然が病に倒れてしまう鳳天は小隊長を介抱していたが、本人も余命わずかだと気づいていた『我らは砦を守る最後の兵士…王旗を降ろしては駄目だ!』結局、半年後に小隊長は亡くなったが、鳳天は命令に従い20年余り砦を守ったそしてある時、朝廷の使者が通りかかり報告を上げ、ついに交代の兵士が来てくれたという…一方、鳳天の娘・伍娘(ゴジョウ)は半夏に差し入れを届けていた。しかし半夏の様子からやはり不味いのだと気づく。「分かっています、私には味覚がないから…」伍娘は子供の頃から味覚がないが、理由は分からないという。すると伍娘は夫婦が一緒に寝ていないと勘づき、若くて美しい妻でも愛されていないのかとぼやいた。鳳天の話を聞いた宣夜は国や民に尽くした英雄だと鳳天を称賛した。どうやら主は実直な人間のようだが、それにしても旅館や使用人は怪しい。そこで宣夜は月虫(ゲッチュウ)を放して試してみたが、鳳天は妖怪ではなかった。一方、半夏もこの機に伍娘へ探りを入れた。伍娘の話では旅館に来たのは十数年前、父から旅館の外は危険だと警告されているという。「山猫がいるんです、毎年、多くの人が山猫に殺されています でも山猫は旅館には入ってこないの」その時、外から猫の鳴き声が聞こえてくる。半夏は九命(キュウメイ)だと思って飛び出したが、なぜか楚幽篁(ソユウコウ)が旅館に紛れ込んだ山猫を捕まえていた。高昇(コウショウ)の捜査を終えた楚幽篁たちも偶然、団欒旅館に滞在していた。楚幽篁は久宣夜たちの甲(キノエ)院に立ち寄り、高昇が遺体で発見されたが様子がおかしいと話す。「山猫が両目をくり抜くのは分かるが、髪を切るのは変だろう?」「猫には無理でも猫妖なら?」半夏は鏡妖から父が妖怪に命を救われたと聞いたと明かし、恐らく九命だと訴えた。楚幽篁は旅館で見覚えのある紐を見つけていた。すると久宣夜が高昇の髪紐だと気づく。楚幽篁は鳳天に高昇が泊まったか聞いてみたが、知らないと言われていた。「主の名前は鳳天、女は鳳伍娘という、使用人は奇妙で人の真似が好きだ 頭の回転が遅く、おしゃべり好き、鳳天は武術の心得がある」宣夜は鳳天が軍人だったと教え、試してみたが妖怪ではなかったと報告した。その時、捕まえた山猫が逃げ出し、遅雪は思わずウサギに戻って追いかけてしまう。楚幽篁は遅雪が妖怪だと知り仰天した。しかし半夏は楚幽篁がむしろ何も知らなかったことに驚きを隠せない。その様子を部屋に置きっぱなしにしていたあの木の玉が見ていた。Σ(꒪꒫꒪ )木の玉ェェェェェェェェェェェ~鳳天は伍娘の部屋を訪ね、辛(カノト)院の客をそろそろ帰すよう説得した。また甲院の客は捉妖師で洞察力が鋭いため、危険だという。「爹爹は言ったわ、″正しく生きて徳を積めば神のご加護がある″って 私は悪い人じゃないのに危険なの?」「災いを避けるためだ」しかし美しい半夏がお気に入りの伍娘はいうことを聞こうとしない。実はその頃、捕快の燕李(エンリ)が何者かに襲われ、死んでいた。( ๑≧ꇴ≦)木の玉がぁぁぁぁぁぁぁ~!その夜、半夏は猫の鳴き声で目を覚ました。すると窓紗に映る猫の影に気づき、飛び起きて隣の部屋にいる宣夜に知らせる。「猫妖が来たみたい!」「ニャー!」宣夜と半夏は猫の鳴き声を追いかけたが、九命はまた辛院で姿を消した。ともかく猫を探し始めた2人、その時、部屋から段言秋(ダンゲンシュウ)が顔を出した。楠陽(ナンヨウ)に帰ったはずの段言秋は団欒旅館に滞在していた。聞けば偶然、通りかかって泊まったところ、居心地が良いので疲れを癒しているという。その割に段言秋は顔色が悪く、クマができており、明らかに寝不足だった。久宣夜は薬を出すと言って脈診しようとしたが、段言秋に拒まれてしまう。宣夜はそれ以上、無理強いせず、わざと半夏の手をつかんで部屋を出た。しかし段言秋は自分たちが一緒でも無関心、従妹の手を握られても反応しないのはおかしい。「何か隠しているんだ」甲院に戻った半夏と宣夜は縁廊に腰掛けた。「全て私のせいなのかも、妖怪が見えるせいで家族が巻き込まれている 目の前で起こっているのに何もできないなんて…」「君は頑張っているよ、ためらわずに猫妖を追いかけた、半夏、君は勇敢だ」「私がもっと注意深かったら、あの日、父の異変に気づくことができたのに…」その時、半夏が急にうつむいて目をこすり始めた。宣夜は半夏が泣き出したと思い慰めたが、半夏は目にゴミが入っただけだという。「見せてみろ、どっちだ?」「右目よ」そこで宣夜は半夏の右目に息を吹きかけてやったが、その様子を運悪く遅雪に見られていた。宣夜が半夏を部屋へ送って隣に戻ろうとすると遅雪が現れた。「見たぞ?半夏と接吻してたろう?」「誰が?!」「とぼけるなら寝かせない!見たんだぞ?そこに座って…」「あれは目に入った塵を吹いてやっただけだ」しかし遅雪は宣夜が半夏を見つめる目は両親が宣夜を見つめる目と同じだという。翌朝、捕快の李茂(リボウ)は鼠が天井で騒いでいたと嘘をつき、鳳天を連れ出した。その隙に楚幽篁は宿泊者台帳を調べてみる。一方、半夏は広平(コウヘイ)から持ってきた菓子を口実に伍娘を訪ねた。伍娘は露台で使用人の舞を見ていたが、半夏が来たと分かると慌てて解散させてしまう。半夏が菓子を差し入れても口をつけず、あとで父と食べると言った。「姐姐、昨夜、甲院で騒ぎがあったと聞きました」「もう聞いたの?山猫を見ただけよ」そこで半夏は辛院の客が自分の従兄だと明かしたが、伍娘は客のことをよく覚えていないという。「姐姐は幸せね、夫君も表哥もいる…私には爹爹しかいない、哥哥は家を出たっきり 哥哥は逃げたんです、いつか私も逃げてやるわ」つづくヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ 伍娘が木の玉を動かしてる?!なんなの?!
2026.09.25
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第11話「怪しげな旅館」高昇(コウショウ)が山に住む親戚の家に隠れていると分かった。早速、追跡する捕吏・楚幽篁(ソユウコウ)と捕快の李茂(リボウ)と燕李(エンリ)。その夜、河原で暖を取りながら休憩していると、燕李が背中に虫が入ったと慌てふためき、片肌を脱いだ。李茂が確認してやったが見当たらず、楚幽篁は虫くらいで騒ぐなと叱る。その時、楚幽篁は燕李の肩に入れ墨があるのを見逃さなかった。李茂が水を汲みに行った。楚幽篁はその間に息子が生まれたばかりの燕李に長命鎖を贈る。実は燕李は休暇を取って出産祝いを準備している最中に呼び戻されていた。「厄介な事に府衙の中に内通者がいるらしい お前は足が早く、追跡が得意だ、私だけでは高昇を探せないからな」「分かっています、私と離れたくないのでしょう?笑」一方、段半夏(ダンバンシァ)は父の失踪の手がかりを知る黒猫の九命(キュウメイ)と接触する事に成功した。しかし九命は警戒心が強く、久宣夜(キュウシェンイェ)と温剣(オンケン)に気づいて逃げてしまう。仕方なく赶山(カンザン)堂に戻った3人。宣夜の話では猫妖(ビョウヨウ)には9つの命があり、変化の術で金を儲けているという。その時、遅雪(チーシュエ)が箱を持ってやって来た。「宣夜、中庭で箱を拾ったよ」箱の中には銭袋がつまっていた。温剣は妻が九命に渡した銭袋を発見、箱は九命が置いていったと分かる。すると驚いたことにその中のひとつは半夏が父に贈った手作りの袋だった。「これは私の刺繍よ!もしや爹も九命に身代わりを頼んだのかも」九命が父の失踪に深く関わっていると確信した半夏。その時、温剣が箱から″団欒(ダンラン)旅館″と彫られた札を見つけた。その頃、楚幽篁は高昇の親戚を捕縛、高昇が潜伏している山小屋に乗り込んだ。しかし高昇の姿はなく、李茂だけ残して付近の捜索に向かう。すると森の中で腐乱した高昇の遺体を発見した。親戚の話ではこの一帯に山猫がおり、人も襲うという。思わぬ形で騒ぎは終結、その夜、3人は帰路に着いた。「処刑は免れたのに山猫に殺され、目玉をくり抜かれるとは…斬首の方がましだったな」燕李は戯言を言ったが、楚幽篁は高昇の亡骸に違和感があった。「目を食われて髪も切られていた…何か裏がありそうだ」急に怖くなった李茂は宿を探そうと訴えたが、運良く団欒旅館が見えた。一方、半夏は汀州(テイシュウ)に留守を任せ、宣夜と遅雪の3人で団欒旅館へ出発した。母を思い出し、久しぶりに額に花鈿(カデン)を描いた半夏。今夜は野宿することになり、半夏は独り馬車で休むことになった。その時、どこからともなく妖怪の声が聞こえてくる。宣夜は汀州から半夏が怖がりだと聞いたことを思い出し、馬車に乗り込んだ。「外は寒い、ここで寝てもいいか?」「ええ」やはり半夏は怯えていた。すると半夏は鏡を割る時に護符を使ってしまったことを思い出し、もう一度、描いて欲しいという。宣夜は確かに危険が待ち受けていると考え、半夏の手に護身の印を描いた。翌日、半夏たちの馬車は妖霧に迷い込み、先へ進めなくなった。すると宣夜が無相(ムソウ)水を使い、近くにいた子供の妖怪に道を尋ねて難を逃れる。妖怪が見える半夏は宣夜から子供たちが人参の精だと聞いた。昨夜、騒いでいたのも同じ子供だという。その時、宣夜は半夏が右目を隠して見ていることに気づいた。「目がどうかしたか?」「妖が見えるのは左目だけなの」実は不思議な世界で助けてくれた少年が怪我をした時その血が左目に入り、それ以来、左目だけ妖怪が見えるようになったという。「あなたは?子供の時に特別な経験をしたことがある?」「記憶がないんだ、12歳で高熱を出し、それ以前の事は忘れてしまった」半夏たちは団欒旅館に到着した。ちょうど木彫りの人形を作っていた旅館の主・鳳天(ホウテン)が手を休めて応対に出てきたが、旅館は修繕中のため泊められないと断られてしまう。しかし伍娘(ゴジョウ)という娘が現れ、せっかくの縁を大事にすべきだと父を諌めた。伍娘は動きがどこか不自然だったが、鳳天の話では少し前に病を患ったせいだという。すると鳳天は娘に押し切られ、結局、半夏たちが泊まるのを許してくれた。伍娘は客室を2つ用意した。どうやら半夏と宣夜が夫婦だと誤解、2人を同じ部屋に案内して出て行ってしまう。修繕中と言いながら部屋には養神香(ヨウジンコウ)が焚かれていた。半夏はすぐ消したが、ろうそくにも練り込まれているせいで完全には除けない。「この旅館は怪しいわ、猫妖の目的は何かしら?」宣夜は半夏の安全のため夫婦と誤解させたままにしておくと伝え、遅雪の部屋に行くことにした。すると伍娘が戻って来る。「温泉の準備ができました」半夏と宣夜は疲れていると断ったが、遅雪が入ると言ったので準備してしまったという。半ば強引に説得され、温泉へ向かった半夏たち。温泉は男湯と女湯に分かれていた。宣夜は遅雪が温泉を楽しんでいる間に猫妖探しに出かけることにしたが、浴場を出たところで偶然、侍女たちの話を耳にする。「戌院のお客様は良い人ね、緞子をくれたわ」「今日、来た夫人は花鈿をつけてた」「昨日、来た人は威厳があるわ、でも一日中、お酒を飲んでる」宣夜は他にも客がいることを訝しんだが、その時、曲がり角で使用人と出会い頭にぶつかった。すると使用人は咄嗟に右目を押さえ、落とした木の玉をこっそり蹴飛ばす。「大丈夫か?目に怪我を?」「いいえ…休めば治りますので」使用人は逃げるように去っていたが、そこに黒猫が現れた。一方、半夏はひとり温泉に浸かりながら不思議な世界で出会った蛮瑛(バンイエ)のことを思い出していた。『君はどこから来たの?』『分からない、誘拐されたの、逃げる途中でここに…』『桃をあげるよ』半夏は桃をもらうと、一緒に両親を探して欲しいと頼んだ。蛮瑛は了承してくれたが、その時、急に鳥が森から飛び立つ。『見つかったか…逃げるぞ!』蛮瑛は半夏を連れて走り出した。『どこへ行くの?ここはどこ?』『後で話すよ!』すると大きな黒豹が2人を追ってきた。『僕に構わず逃げろ!僕は蛮瑛!行け!』半夏は宣夜に蛮瑛の面影を重ねていたが、その時、温泉に何かが転がり落ちてきた。黒猫を追っていた宣夜は辛(カノト)院という離れに到着した。そこへちょうど鳳天が現れ、ここは客室ではなく物置だと言われ追い返されてしまう。一方、半夏は温泉に落ちてきた木の玉を何気なしに拾った。すると急に木の玉が目玉のように動き出し、腰を抜かした半夏は溺れてしまう。しかし半夏の悲鳴を聞いた宣夜が駆けつけ、助けてくれた。客室に戻った半夏は宣夜に木の玉を渡した。しかし遅雪に確認してもらったところ、ただの木の玉だという。宣夜はともかく生姜汁を作って半夏に届けたが、ふと人の気配に気づいた。「誰だ?」すると使用人が現れ、炭の追加が必要か聞きにきたという。宣夜はいらないと追い返したが、部屋を見張っていたのは明らかだった。やはりこの旅館は怪しい。そこで宣夜は念のため夫のふりをして半夏の部屋に入った。半夏は生姜が苦手だと遠回しに断った。しかし代わりに薬を飲むかと言われ、確かに苦い薬よりマシだと気づいて飲むことにする。すると宣夜が部屋の前で半夏の独り言が聞こえたと言った。「あなたが6話で教えてくれた奥義よ。暗唱すれば心が落ち着くって聞いたから」宣夜はやはり半夏が心細いのだと気づいた。「だったら今夜はここに残るよ(はっ!)いや、君が眠ったら部屋に戻る」「…迷惑じゃない?」「平気だ」つづく( ๑≧ꇴ≦)ちょw木の玉wwwwwそれにしても遅雪は妖怪なのになぜ妖怪に疎いんだろう?w
2026.09.24
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第10話「身代わり妖怪 九命」鏡妖との戦いで剣を使い、急に白髪が出てきた久宣夜(キュウシェンイェ)。段半夏(ダンバンシァ)は約束通り宣夜の白髪を染めるため薬舗を訪ねたが、宣夜は崆峒子(コウドウシ)を頼った半夏に腹を立てていた。焦った半夏は偽物の正体を暴こうとしただけだと取り繕うも、すぐ嘘だとばれてしまう。宣夜は半夏を無視して奥院へ戻ることにした。しかし中庭で半夏に捕まってしまう。「宣夜、2時辰(約4時間)かけて豆汁を煮たのよ?無駄にしたくない」半夏が半ば強引に宣夜を縁廊に座らせると、宣夜もあきらめた様子だった。「俺には自分のやり方がある、約束は必ず守るから信じてくれないか」「信じてるわ」「なら焦らずに待て、他の奴を頼るな」( ๑≧ꇴ≦)え?カオナシ?wwwwwくるりんぱエピがありましたがカットでwその夜、半夏は汀州(テイシュウ)にずっと気になっていた事を打ち明けた。実は宣夜の胸に大きな傷があり、夢で自分を助けて槍に刺された蛮瑛(バンエイ)と同じ場所だという。しかし汀州は傷の位置より、半夏が久先生の服を脱がせたことに驚愕した。半夏は偶然だと言い訳したが、汀州は許嫁がいる身、破談になるまで恋心はしまっておくべきだという。「小姐、反省してください!次は許しませんよ!」一方、遅雪(チーシュエ)は宣夜に面白い情報を伝えていた。馬で人をはねて斬首された男が生きて町を出ていく姿を見た者がいるという。噂を聞いた府衙もすでに捜索に動いていた。翌朝、汀州が買い物から大慌てで戻って来た。実は崆峒子が足を滑らせ転倒、打ちどころが悪く死んだという。半夏は白鴉が止まっていた人が立て続けに亡くなったことから、白鴉と死に関連があると気づいた。そこで急いで赶山(カンザン)堂に向かったが、ちょうど店から出て来た捕吏・温剣(オンケン)と出くわす。すると半夏は温剣の頭の周りを飛んでいる白鴉に気づき、言葉を失った。宣夜が妖怪辞典・百妖譜(ヒャクヨウフ)で調べたところ、白鴉は霊物だと分かった。鏡の世界で白い鳥に襲われた時はてっきり遅望川(チボウセン)の妖術だと思っていたが、どうやら白鴉は鏡妖と主従関係にある伴生妖(ハンセイヨウ)らしい。ただし霊物の白鴉に人を害する力はなく、あくまで寿命が近い人間の前に現れるだけだった。「でもすぐに死ぬってわけじゃないわ、6日くらい?3日かも…2日の可能性も」半夏の言葉は全く慰めにならず、絶望した温剣は宣夜から離れたくないと泣きついた。しかし宣夜は自分の策が効かなければ残りわずかの命、家族に会うべきだという。(꒪ꇴ꒪〣)えーっ!温剣?!家に帰った温剣は夫人に遺言を残した。実は今まで賭場ですったと言ったのは嘘、これまで貯めたへそくりは厠のレンガの裏に隠してあるという。「お前はまだ若い、私が死んだら再婚しろ」夫人は夫から死ぬと打ち明けられても信じられず、賭けで負けて首が回らないのかと思った。しかし温剣は今回ばかりはどうにもならないという。「難を逃れるのは無理かも…」その夜、夫人は夫が眠るとこっそり厠に向かった。すると本当にへそくりが見つかる。夫の言葉が嘘ではないと知った夫人は慌てたが、その時、猫の鳴き声が聞こえた。その頃、楠陽(ナンヨウ)へ向かった段言秋(ダンゲンシュウ)は人里離れた山間で夜になった。運良く団欒(ダンラン)旅館を見つけ泊まることにしたが、客は自分だけしかいないという。応対してくれた伍娘(ゴジョウ)の話では旅館は修繕中のため客を取っておらず、かと言って門前払いもできなかったという。酒と肴を頼み、念のため銀の針で毒がないことを確認、段言秋は安心して酒器を空け、追加の酒を頼もうと使用人を呼んだ。しかし返事がなく、門を開けて外へ出ると、驚いたことに死んだはずの曲蛮娘(キョクバンジョウ)が琵琶を抱えて歩いてくる。「蛮娘…」すると段言秋は愛しい妻に導かれ、2人で客室に消えた。一方、捕吏の楚幽篁(ソユウコウ)は高昇(コウショウ)と酒を飲んだと風聴していた男を賭場で拘束した。男が聞いた話では母親が手を回しくれたおかげで高昇は逃れることができたという。「奴なら山に住む親戚の家にいます!」久宣夜は温剣を助けられるのが常楽(ジョウラク)剣だけだと分かっていた。因果応報の時が来るのを待つしかなかったが、翌朝になってもまだ剣は抜けない。そこへ半夏が心配してやって来た。「寝なかったのね」2人はひとまず温剣の家に向かった。しかし偶然、街中で温剣を見つける。その時、高楼から店の扁額が落下、大きな扁額はちょうど下にいた温剣の頭に直撃した。宣夜が駆けつけたが温剣はもう息がない。呆然と見守る半夏、すると温剣から白鴉が飛び去って行った。温剣が急死した。遺体は長屋の広場へ運ばれ、取り急ぎ葬儀の準備が始まる。悲しみに暮れる温夫人。宣夜と半夏はかける言葉もなかったが、その時、思いがけず温剣が家から出て来た。半夏は妖怪かと疑って左目で確認したが、どうやら本物の温剣らしい。驚いた宣夜が安置された遺体のもとへ戻るとすでに遺体はなく、なぜか猫が飛び出して来た。温剣は自分が死んだと聞いて困惑した。目が覚めるとなぜか床の下にいて、外が騒がしいので出てみたら自分の葬式だったという。半夏から白鴉がもういないと聞いて安堵する温剣。すると夫人が″猫妖に命乞いすれば助かる″という話を思い出して九命(キュウメイ)に頼んだと明かした。「お金を渡せば身代わりになってくれる猫なの」半夏は父の身代わりになったのも九命ではないかと気づき、夫人に九命の呼び方を教えてもらった。その夜、半夏は温夫人に聞いた方法で九命を探しに出かけた。宣夜と温剣は先回りして黒い猫が現れるという7番目の十字路を見守っていたが、半夏はなかなかやって来ない。実は半夏が十字路へ入る直前、突然、九命は背後に現れた。「私は段半夏、父の名は段英恒(ダンエイコウ) 1ヶ月前にあなたが身代わりになって鏡の妖怪を騙し、身代わりになってくれたの?」しかし黒猫は何か察したのか、急に逃げてしまう。そこへ半夏を心配した宣夜と温剣が駆けつけた。つづく( ๑≧ꇴ≦)ジジ、可愛い
2026.09.23
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第9話「言秋の苦悩」久宣夜(キュウシェンイェ)の力を借りて父の捜索を急ぎたい段半夏(ダンバンシァ)。そこで赶山(カンザン)堂に押しかけ、それとなく鏡妖から得た手がかりを持ち出した。しかし宣夜は協力するなら報酬千両が必要だと素っ気ない。「曲蛮娘(キョクバンジョウ)や遅望川(チボウセン)の時はお金もらっていないのに(ボソッ」「耿(コウ)府尹には恩がある、彼が広平(コウヘイ)を治める間は民を守ると約束した」半夏は6年前の事件のことだと分かったが、実はそれ以外にも事情があると知る。実は宣夜は亡くなった使用人の妻へ今も生活費を届けていた。(  ̄꒳ ̄)これが評判の片手抱っこか…うーんw久宣夜の往診に付き合った帰り道、半夏はまた白鴉を肩に乗せた男とすれ違った。しかし男は宣夜と半夏の目の前で疾走して来た馬に蹴り飛ばされ、その場で死んでしまう。宣夜と半夏は目撃者として府衙で証言してから帰路についた。道すがら宣夜は半夏の父の件なら覚えていると安心させ、ただ簡単に見つかるはずもなく、急かさないで欲しいと断って薬舗に帰ってしまう。半夏は仕方なく屋敷に戻ることにしたが、家の前で段言秋(ダンゲンシュウ)が待っていた。段言秋は祖母が心労で倒れたと伝え、聞き分けのない半夏を強引に連れ帰ることにした。そこに突然、久宣夜が現れる。宣夜は曲蛮娘を″喉切り魔″だと断定した府衙の公文書を示し、半夏の言う通り妖怪だと訴えた。しかし段言秋は妖怪の存在を受け入れられず、半夏の家出も宣夜にそそのかされたせいだと疑う。すると宣夜は奥の手を使った。「遅雪(チーシュエ)!」段言秋はウサギが人間に変身する姿を見て腰を抜かした。妖怪の存在を認めざるを得なくなった段言秋、するとその夜、半夏の前で悪酔いしてしまう。純粋な愛を求めてついに見つけた妻が、まさか妖怪だったとは。事実を知ってもなお段言秋は妻を守れなかったと己を責めた。「彼女は最期、苦しんだのか?」「…そうは見えなかった、兄長、嫂嫂から伝言があるの、″あなたを心の底から愛していた″と」「百も承知だ!…もっと早く知り合っていれば彼女の凶行を止められたか? だとしたら結末は違っていたかも」「もう過ぎたことです、彼女はいない」現実を突きつけられた段言秋は嘆き悲しみ、そのまま酔い潰れてしまう。段言秋を寝所に運ぶため、汀州は遅雪の手を借りることにした。ちょうど汀州が留守だったので久宣夜が助けに来てくれたが、これが思わぬ誤解を生んでしまう。半夏は従兄を運んでくれた久宣夜に感謝し、門で見送った。その時、宣夜の髪に白髪があると気づく。「ああ、いいんだ」「明日、黒豆の汁で染めてあげる、父の髪をよく染めたのよ」半夏が部屋に戻ると、汀州は久先生が半夏に好意があると気づいた。実はウサギがいたにも関わらず、久先生は自分が行くと言ったという。「でも小姐は許嫁がいますから恋はできませんね」その話をまだ庭にいた宣夜が聞いていた。久宣夜が困惑しながら薬舗に戻ると、確かに玄関先で白いウサギが履き物をかじっていた。そこへちょうど買い物に出かけていた遅雪が戻って来る。「宣夜!お菓子を買って来たよ!」「あのウサギは何だ?」「あ~可愛いだろう?飼ってもいい?」「お前のウサギ?…駄目だ」路上で馬を暴走させて通行人を殺したのは高昇(コウショウ)だった。実は高昇は豪商高家の息子で、姉は湘(ショウ)王が寵愛する側室だという。これまでも姉の権勢と実家の資金力に物を言わせ、事件を起こしても全て金で解決して来た。高昇は見舞金なら幾らでも払うとのたまい、数日ほど牢に入って反省するという。しかし今回は相手が悪かった。今度の府尹は法に基づき高昇を収監、収穫期のあとに処刑すると命じる。驚いた高昇は3日後に姉が戻ってくると脅したが、耿府尹はならば処刑は明日だと言い放った。一方、久宣夜への誤解が解けた段言秋は半夏の父親探しを許し、楠陽(ナンヨウ)へ帰ることになった。半夏と一緒に段言秋を見送った宣夜。すると宣夜は汀州の誤解を解くため、半夏を薬舗に呼んだ。宣夜は遅雪が昨夜、買って来た菓子を勧め、汀州が呼びに来た時だと訴える。その時、奥から動物の鳴き声が聞こえた。宣夜はウサギを連れて戻ってくると、遅雪が飼っていると教える。「ウサギがウサギを?」「自分の妻のつもりなのかな?だからその~分かるよな?」半夏がぽかんとしていると、宣夜はウサギを半夏に預けて行ってしまう。その頃、高昇の牢獄に黒猫が現れた。なぜ黒猫がいるのか分からず困惑する高昇、すると黒猫がじぶんと瓜二つの人間に変身する。その時、突然、牢獄の鍵が壊れた。翌朝、群衆が見守る中、刑場に高昇が連行された。捕快(ホカイ)の李茂(リボウ)は湘王の義弟にも強気な耿府尹に驚きを隠せなかったが、温剣(オンケン)がその理由を教えてくれる。実は府尹の姉は皇帝の貴妃だった。刑が執行され、高昇は斬首された。その夜、検視官は後堂で遺体の頭部と体を縫い合わせることにしたが、その準備中、帷に怪しい影が映る。後ろの遺体の体が起き上がり、自ら頭を首に乗せたのだ。検視官が恐る恐る振り返ってみると、そこには猫がいた。一方、黒豆を買いに出かけた半夏は汀州と露店の茶屋でひと休みしていた。汀州は久先生が一向に捜索してくれる様子がないことから、他の捉妖師を当たってはどうかと提案する。その時、隣の席にいた男が妖怪退治と占いなら崆峒子(コウドウシ)の右に出る者はいないと教えてくれた。半夏たちは男の案内で早速、崆峒齋(サイ)に仙師を訪ねた。確かに崆峒子の剣術は本で呼んだ″雀不飛(ジャクフヒ)″を彷彿とさせると感心する半夏。「肩に止まった鳥でさえ飛び立つことがない、本当だったのですね!」崆峒子にはちんぷんかんぷんだったが、半夏は仙師の肩に鳥が止まっていると言った。「鴉ですよね?なぜ白いのかしら?仙師の鳥ですか?」「あ?ああ~」男は良い鴨を連れて来たつもりだったが、崆峒子は半夏がただ者ではないと恐れた。久宣夜が脱臼の間者を治して門まで見送ると、ちょうど半夏が帰って来たところだった。しかし半夏はなぜか自分を避けるように行ってしまう。「半夏?今日は素通りなんて、何かやましいことでも?」宣夜は半夏を呼び止めたが、後ろ手に何か隠していると気づいた。「見せてみろ」半夏は仕方なく渋々、崆峒子からもらった札を出した。「奴は詐欺師だ、全財産を巻き上げられるぞ?」つづく( ˙꒳˙ )もしや父の身代わりも黒猫?
2026.09.22
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第14話傷心の万青(ワンチン)を見かねて靳朝(ジンジャオ)を脅しに向かった賀彰(ホージャン)。しかし逆に靳朝から自分にも大切な女がいると釘を刺され、追い返されてしまう。趙美娟(ジャオメイジュエン)の実家で年を越した靳強(ジンチアン)たちが帰って来た。ようやく起きて来た寝ぼすけの姜暮(ジャンムー)だったが、なぜかリビングで靳昕(ジンシン)が閃電(シャンディェン)と遊んでいる。「おはよう」姜暮はキッチンで朝食を作っている靳朝に気づき、思わず息をのんだ。(⊙∀⊙)ヒイィィィーッ!…寝起きを見られた!すると姜暮は大慌てて部屋に戻り、身支度を整えてから食卓に加わった。そんなある日、飛馳(フェイチー)自動車にエンジンの部品が届いた。鉄公鶏(ティエゴンジー)がサインしようとしたが、本人以外は受け取れないと断られてしまう。すると仕事中だった靳朝がやって来た。中身は万記(ワンジー)が買い占めたせいで手に入らなかった部品だったが、靳朝は受け取りを拒否してしまう。靳朝は手製の部品で改良したエンジンで試乗に出かけた。しかしコースの途中でオーバーヒートしてしまう。靳朝は靳記(ジンジー)中華料理店に靳強を訪ね助言を求めた。すると靳強はエンジンのスペースが限られているならトランクを使えという。「水タンクと噴射パイプを積め」靳朝は目から鱗、放熱の効率を上げる手立てを思いつき、部品が問題ではないと気づいた。「さすがだな、″腐っても鯛″だな、じゃあ行くよ」「待った、注文が来たから配達してくれ、お得意様なんだ」実はそのお得意様とは林歳(リンスイ)だった。林歳も靳朝が配達に来るとは意外だった。すると靳朝はせっかく送ってくれた部品だったが返送したという。「気持ちだけ受け取っておくよ、よかったら口コミを書いてくれ」林歳は早速、口コミを書いてくれたが、帰り道でそれを見た靳朝は激怒した。<料理は美味いし、配達の男がイケメンだ>靳朝は林歳に連絡し、すぐ削除しろと迫った。しかし削除する条件として自分のために炒飯を作ってくれという。その頃、林歳の口コミのせいで配達員に会いたいというコメントが殺到していた。靳朝は出かけたまま一向に連絡がなかった。何の知らせもなく、その夜も不安を募らせる姜暮。実はその頃、靳朝は林歳のチームのレースに参加していた。先頭は前半戦でリードを広げた梁彦丰(リァンイェンフォン)。靳朝は彼の固い守りに苦戦し、なかなか追い抜けなかった。そこで靳朝は梁彦丰の後ろにぴったりとついてライトを消してしまう。闇夜に紛れ、静かに忍び寄るマットブラックのRX7。すると次のカーブに差し掛かった時、梁彦丰がハンドルを切ったところで靳朝がいきなりライトを点けた。梁彦丰は一瞬、まぶしくなって反応が遅れ、その隙をついた靳朝は一気に加速し、抜き去ってしまう。その様子を林歳は映像で見ていた。…空気抵抗を減らすと同時に敵の目を遮ったのか、並外れた技だしかもあの部品を使わずに最高出力にして放熱に成功するとは…レースは靳朝が1位で通過した。出迎えた林歳は炒飯を作る約束だと言ったが、靳朝はすっかり忘れていたという。その時、姜暮からメッセージが届いた。🐰朝よわ界隈<今どこ?「炒飯はまたの機会に、曼(マン)市へ帰るよ」「どうやって放熱した?」「冷却装置にエバポレーターを足した」「誰の知恵だ?」「酔っ払いさ」翌朝、靳朝が靳強の家の下で待っていると姜暮が階段を降りて来た。姜暮は靳朝に気づいて嬉しそうだったが、すぐ機嫌が悪くなる。「忙しかったの?そんなに稼いで結婚するつもり?」「ふっ、相手がいない、何だ、徹夜で戻ったのにふて腐れ顔か?」すると靳朝は笑って学校まで送ると言った。姜暮は車を降りてもなかなか学校へ入ろうとしなかった。すると靳朝が降りてくる。「安心しろ、迎えに来るよ」喜んだ姜暮はようやく笑顔になり、走って行った。靳朝は工場へ戻る途中、姜暮を連れて市場に寄った。今日は姜暮がお世話になっている三頼(サンライ)たちのために料理の腕前を見せたいという。すると姜暮は以前、工場で見た覚えのある男に気づいた。しかし靳朝は客の顔など覚えていないとごまかし、電話をかけてくると言ってその場を離れてしまう。「もしもし?俺だ…」三頼、鉄公鶏、小陽(シャオヤン)に料理を振る舞った姜暮。姜暮の料理は大好評だったが、実はほとんど靳朝が作っていた。しかし靳朝は姜暮が作ったとかばってくれる。面目も保たれ、お腹もいっぱいになった姜暮はハンモックでのんびり。すると靳朝がジュースを持って来てくれる。「何か困ったことがある?話してくれたら力になれるかも」姜暮は靳朝が急に出かけたり、こそこそ電話をしている様子を心配していた。「大丈夫だ」金瘋子(ジンフォンズー)は靳朝が同盟のレースで3位に入ったと知り、仲間内だけの祝賀会を開いた。姜暮は三頼と幼なじみだという娜娜(ナナ)も誘ったが、実は三頼の父親が叔母の元恋人だったという。「姨母?つまり林歳のママ?!」「あ、違う人よ、三頼のママと私のママは同じ東北出身なの 三頼は両親の離婚後、パパと引っ越したわ」「東北出身?だから三頼哥は麺や餃子が好きなのね」すると屋上の準備ができた頃に靳朝がビールを持ってやって来た。屋上でのバーベキュー。鉄公鶏は実家の用事で来られなかったが、靳朝は久しぶりにリラックスして見えた。ほろ酔い気分で隣に座っている靳朝の横顔を眺めながら、自然と彼の唇に目が奪われてしまう姜暮。その時、靳朝の携帯が鳴った。姜暮はなかなか戻ってこない靳朝が気になり、様子を見に行った。すると姜暮に気づいた靳朝は慌てて電話を切ってしまう。「ああ、帰ったら話そう」そこへ姜暮がふらりと歩いて来た。「飲み過ぎたのか?」「いいえ、酔ってないわ」その時、姜暮はちょうど目の前にある靳朝の唇に吸い寄せられるように口づけしてしまう。つづく∑(⊙∀⊙)ェェェェェェェェェェェェェェェェェ~!
2026.09.21
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第13話大晦日の夜、三頼(サンライ)の店に集まっていた靳朝(ジンジャオ)たちの飲み会に加わった姜暮(ジャンムー)。そこでついに靳朝のポケットからずっと探していたキーホルダーを見つけた。靳朝は姜暮にキーホルダーを取られたと知って動揺したが、何と言えば良いのか分からない。すると姜暮は炭酸水が欲しいと頼んだ。靳朝は席を立って炭酸水を取りに行ったが、その隙に姜暮はこっそり三頼にキーホルダーを見せる。姜暮が答えを見つけたと知った三頼は喜び、思わず靳朝をからかった。「有酒(ヨウジウ)哥!俺にも炭酸水!」金瘋子(ジンフォンズー)は姜暮がいるのも忘れてうっかりレースの話を始めた。焦った三頼が止めたが、靳朝はすでに姜暮も知っていると明かす。「前のレースでは彼女がナビだった」金瘋子は目を丸くした。「ナビゲーターはドライバーの命運を握るも同然、いわば恋人だ 有酒は今まで誰にも任せなかったのに」姜暮と靳朝は互いに口には出せなかったが、その言葉が2人の絆の深さを表していた。飲み会もお開きとなり、靳朝は姜暮を送って行くことにした。「鍵を…」すると姜暮はキーホルダーを外して鍵だけを返す。「これは私がもらう、本人がそばにいるのに″朝暮に想う″必要はないでしょう?」靳強(ジンチアン)の家まで姜暮を送り届けた靳朝。すると姜暮は3階までおぶって欲しいとねだった。子供の頃、姜暮を背負ってよく階段を上がった靳朝。姜暮のサンダルを片手に当時を思い出しながら、姜暮を背負って一段一段、慎重に上る。「到着したぞ」靳朝は裸足の姜暮を自分の足の上に乗せ、そのまま部屋に入った。家のサンダルを履いた姜暮は高鳴る鼓動に自分でも驚き、逃げるように部屋へ入ってしまう。靳朝は少し様子を見たが姜暮が出てくる気配はなかった。仕方なくそのまま帰ることにしたが、その時、ふいに姜暮が飛び出して来る。「大晦日はいつも物語を聞かせてくれたでしょう?久しぶりに聞きたいの」「子供みたいだ」「あなたよりは子供よ」「少しだぞ?」∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!息止まるかと思ったw翌朝、靳朝が姜暮を迎えに来た。約束通り縁日見物に連れて行くつもりだったが、姜暮は自分が運転するという。「乗って!」姜暮はすでに免許を持っていた。すると川沿いの広い駐車場に到着、靳朝を降ろす。何が始まるのかと思えば、姜暮は見事なドリフトでハート型を描いてみせた。「これが新年のプレゼントよ!」姜暮は誰に教えてもらったのか言わなかったが、靳朝は林歳(リンスイ)が送りつけて来たビデオがこのためだったと気づいた。「気に入った?!」「ああ、最高の贈り物だ」すると靳朝は姜暮を助手席に乗せ、お返しにハートを重ねて矢で射抜いてくれた。( ˶´꒳`˵ )全てか愛おしいw中華街の新年のお祭りにやって来た靳朝と姜暮。2人が賑やかな縁日を楽しんでいると、遅れて三頼が到着した。そこで3人で願いの木に札を吊り下げ、願掛けをする。靳朝と姜暮の札にはどちらも″朝朝暮暮″と書いてあった。中国獅子舞の演舞が始まった。すると三頼は厄年なので縁起物を買ってくるという。「あとで駐車場で合流しよう」三頼と別れた靳朝と姜暮は人混みの中を歩いたが、姜暮は人に押されて靳朝にぶつかってしまう。その時、咄嗟に姜暮が靳朝の手を握りしめた。「迷子になったら困るから」突然のことに戸惑う靳朝、しかし内心ではそんな姜暮の行動が嬉しかった。獅子舞を見ていた姜暮は靳朝に何か耳打ちしようと顔を近づけた。すると後ろから突き飛ばされ、その勢いでうっかり靳朝の頬にキスしてしまう。「わざとじゃないのよ?」( ˙꒳˙ )アンチから「そうゆうトコだぞ」と言われそうなアヒル口w縁日を楽しんだ靳朝と姜暮は駐車場へ向かった。すると運悪く万記(ワンジー)一行と出くわしてしまう。靳朝は姜暮を連れて引き返そうとしたが、万大勇(ワンダーヨン)に止められた。「無視するのか?やめても知り合いだろう?万社長に挨拶しろよ」気まずそうに遠巻きに見ている万青(ワンチン)、その時、万勝邦(ワンションバン)が春節の食事会に靳朝を誘った。靳朝は断ったが、今度は賀彰(ホージャン)が絡んでくる。「あのシマに手を出しているそうだな?貪欲なやつめ!」( ˙꒳˙ ).oO(シマって何?@暮暮「万社長への対抗心が見え見えなんだよ!言っておくが手を引くなら今のうちだぞ?!」( ˙꒳˙ ).oO(手を引く?何が?@暮暮「対抗している?なぜそう思う?」痛い所をつかれた万勝邦は話を遮り、実は娘と靳朝のことで喧嘩になったと明かした。「野心家は嫌いじゃないが問題は身内かそうでないかだ 俺は娘に弱くてな、未来の娘婿なら味方になるぞ?」靳朝は隣で怯えている姜暮の手を黙ってつかむと、万勝邦はその意味を悟った。「身内でないのなら守れないな」社長の一言で控えていた手下たちが靳朝と姜暮を囲んだ。逃げ道を失った靳朝と姜暮。しかし思いがけず、近くに停まっていたトラックの上から三頼が拡声器で大声を出した。📢( ̄▽ ̄)<親が結婚に干渉するなんて時代遅れだな~〜〜〜〜しかも運良く駐車場にツアー客が一気になだれ込んで来る。ツアー客はここで集合写真を撮ろうと集まり始め、結局、万記一行はその場を後にした。靳朝は姜暮を先に家まで送った。すると三頼は今日の姜暮がとても可愛かったという。「ん?お前、手を握ったな?」「誤解したかな?」「誤解させたくないならなぜ手を握った?」「意味はない、何だよその顔?」「有酒…バチが当たるぞ?」靳朝は自分の気持ちを決して明かそうとしなかった。賀彰は傷ついてボロボロになった万青に心を痛め、翌朝、飛馳(フェイチー)自動車に乗り込んだ。すると靳朝がちょうど広場で体を鍛えている。「彼女の前から消えろ」「俺をお前の色恋に巻き込むな」すると激怒した賀彰が襲い掛かり、2人は取っ組み合いになってしまう。しかし靳朝が賀彰を押さえつけた。「俺にも大事な女がいる」つづく( ๑≧ꇴ≦)キマッタ!
2026.09.20
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第12話姜暮(ジャンムー)に″頭七(初七日)″を知っているかと聞かれ、意味か分からなかった潘愷(パンカイ)。しかし偶然にも遊び仲間の中に頭七の後輩がいた。そこで翌日、登校した潘愷は自慢げに姜暮へ頭七の情報を教える。「彼は車を乗り回し、レースしていたらしい、頭七の由来は超スピードを出すからさ 誰も勝てず、まるで″死神″のようだったと…でも運悪く車を没収され、活動は停止 その後、大学受験の直前に失踪し、学校に来なくなったそうだ 成績は優秀だったらしいが、何でかな?」靳朝(ジンジャオ)は車の整備中、着信音に気づいて手を休めた。メッセージは姜暮からだったが、どうやら迎えに来て欲しいらしい。🏎️朝<忙しい靳朝がそっけなく返信すると姜暮から画像が届く。それは水筒の画像だったが、拡大してみるとステンレスの蓋に男の顔が映り込んでいた。授業を終えた姜暮が玄関を出ると潘愷が追いかけて来た。「放課後はどこへ行くの?一緒に行くよ!」潘愷は思わず姜暮の腕をつかんで引き留めたが、その時、靳朝が現れた。( ತ _ತ)<手を離せ姜暮がこっそり彼が頭七だと伝えると、潘愷は思わず後退りした。( ತ _ತ)<帰るぞ姜暮と娜娜(ナナ)のバンドのチャリティーライブは大成功だった。シャークン高校へ娜娜たちを訪ねた姜暮だったが、そこへ小青蛇(シャオチンショー)こと万青(ワンチン)が現れる。娜娜は占いの件で自分を探しに来たと思ったが、万青が会いに来たのは姜暮だった。「話があるの」その時、娜娜はようやく万青が占っていた相手が靳朝だと気づいた。万青は父と確執がある靳朝を心配していたが一向に説得できず、姜暮に事情を明かすことにした。そこで海沿いにある自分の店に姜暮を案内、テラス席にビールケースを置いて靳朝との出会いから語り始める…靳朝が万記(ワンジー)自動車に来た時、手際の良い有能な男が入ったと噂になったある日、万青がバーの帰りに工場を通りかかると、深夜にも関わらず電気が付いている気になって車を停めると、靳朝が独りで仕事をしていた…「あんなに集中している整備工を見るのは初めてだったわ、一目惚れを信じる? 顔を上げたときの彼はすらりとした男前で興味が湧いたの」 …万青は時々、夜遅くに工場へ行っては靳朝の仕事に付き合った靳朝と同じ年頃の整備工はたくさんいたが、すぐに辞めるか、給料分しか働かないしかし靳朝は全く違った棚にタバコや酒はなく本ばかり、2冊のノートはきれいな文字で埋まっている万青は金瘋子(ジンフォンズー)から靳朝が妹の心臓手術の費用を工面するため働いていると知ったやがて靳朝は整備工たちが密かに客から中古車を引き取り、整備して高値で転売していると知る靳朝も金瘋子のツテでボロ車を引き取り改造したが、車を見た客がもっと性能を改良してくれるなら大金を出すと持ちかけたそこで靳朝は自ら図面を引いて研究を重ね、パワートレインを改良する客は満足して大金を支払い、靳朝はそれを全て手術代に当てたこうして目的を果たした靳朝は金瘋子に工場を辞めると伝える…「大学受験の準備をするためだと聞いたわ、成績が良かったそうだけど真偽は謎よ」「…本当よ、小さい頃、彼は私のそばにいた 彼は10代ですでに難しい装置を組み立ててた、彼はものすごく優秀だったわ」「今の彼からは想像できない、知的で魅力的だったなんてね 当時、私は彼に冷たくされ、二度と会えないと思って泣いたわ」「靳朝は結局、受験しなかった、彼の身に何か起きたのね?」「…事故が起きたの」…靳朝が改造した車で客が事故を起こした運転中に制御不能になり、命は助かったが片足を失ってしまう事故の調査で違法改造が原因と判断され、捜査は靳朝に及んだ被害者の家族は安全を無視した改造が原因として靳朝を告訴するという金瘋子は靳朝を救うため金策に駆け回り、万青も自分のスポーツカーを売って金瘋子に預けたが、靳朝は万青のお金を拒否した結局、靳朝の兄弟分である三頼(サンライ)が自分の飲食店を売ったお金を提示、被害者は和解してくれるしかし靳朝は学校に戻らなかった靳朝はまるで自分を罰するかのように万記で見習いから始め、毎日きつい仕事をこなしたやがて靳朝がベテランになると、万社長は靳朝を重用して店の管理を任せてくれるしかしそれがきっかけで靳朝は工場に古い部品がたくさんあること気づいた実は整備工の誰かが顧客の車の新しい部品をこっそり古い物にすり替え、売り払っていたと分かる靳朝は自分が仕入れた車ならなおさら、あの改造した車も誰かが細工した可能性があると疑ったそんな時、偶然、古株の整備工の話を耳にする『あれは万大勇(ワンダーヨン)の仕業さ、センサーやアクチュエーターをいじった 万社長は俺らに口止めして、奴を犠牲にして商売を守ったんだ 奴は罪を着せられたとも知らない、でも仕方ない、こっちも仕事を失ったら家族を養えない』結局、靳朝は3年勤めた万記を辞め、二度と戻らなかった…「万記が彼を苦しめたのよ」万青から事情を聞いた姜暮は悲しみに暮れた。靳朝がたった独りで苦しみに耐えて来たと思うとやりきれない。「私のせいよ、私が彼の隣にいなかったせいだわ」靳朝が姜暮を迎えに来た。泥酔していた姜暮を抱き起こそうとする靳朝、その時、急に姜暮から抱きついてくる。「靳朝…私は戻って来た、もう離れない」「何だって?」「もう二度とあなたと離れないって言ったの」すると姜暮は酔い潰れてしまう。靳朝が姜暮を連れ帰り、店に独り残された万青。そんな万青を迎えに来たのは賀彰(ホージャン)だった。靳朝は姜暮を工場のバックヤードで休ませ、介抱した。姜暮の肩を抱き、蜂蜜水を飲ませてやる靳朝、すると姜暮の膝にあざがあることに気づく。「万青にやられたのか?!」「違う~自分でぶつけたの…彼女が好き?彼女に優しくされても好きにならないで」「…まだ酔っているのか?そんな話して」靳朝は姜暮を寝かせることにしたが、姜暮は靳朝の肩にもたれ掛かりながら潤んだ瞳で靳朝を見上げた。「私はもう大人なのよ?」「姜暮…いつから君は…」しかし気がつくと姜暮は眠っていた。靳朝は姜暮を寝かせて三頼の店に行った。するとちょうど庭で三頼が居眠りしている。実は万青が賀彰を連れて飛馳(フェイチー)自動車に押し入ろうとしている所を見かけ、止めたという。「姜暮が来ていたから俺が防いだんだぞ?」万青は大泣きで、三頼に靳朝への思いの丈をぶちまけてから帰っていた。三頼の話では万青が姜暮に万記の悪事を全て明かしてしまったという。靳朝は姜暮がなぜ急に二度と離れないと言ったのか、その理由を知った。「有酒(ヨウジウ)いいか?お前の心に飛び込んでくる女性は、きっと姜暮だけだ」しかし靳朝は何も言わなかった。…飛び込む必要はない、彼女は心の中にいる…( ๑≧ꇴ≦)朝朝、ついに花、見ちゃったw大晦日の朝、靳強(ジンチアン)は趙美娟(ジャオメイジュエン)の実家へ妻子を連れて出かけた。その夜、飛馳自動車に向かった姜暮だったが、スコールに降られ、しかも工場の門が閉まっている。仕方なく隣の三頼のペットショップを訪ねると、靳朝が仲間たちと食事していた。靳朝はびしょ濡れになった姜暮をタオルで拭いてやった。「冷えたか?」「手が冷たい」すると靳朝が自分の上着のポケットに姜暮の手を入れてくれる。その時、姜暮はポケットの中に鍵が入っていることに気づいた。取り出した鍵にはキーホルダーが付いている。…朝暮に君を想う…つづく( ߹꒳ ߹ )朝朝…私も離れない!←お前ではないw
2026.09.20
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第8話「愛と憎しみの末路」鏡妖を追って客桟の部屋を捜索していた久宣夜(キュウシェンイェ)、段半夏(ダンバンシァ)、捕頭・楚幽篁(ソユウコウ)。半夏は宣夜がいないことに気づいて隣の部屋をのぞくと、大きな鏡を見つけた。鏡を怪しみ手を伸ばす半夏、するとそのまま吸い込まれてしまう。その時、外を見回っていた楚幽篁が戻ってきた。しかし宣夜と半夏の姿がない。まさかと思いながら大きな鏡に近づいたが、なぜか自分の姿が映っていなかった。世界が反転する鏡の中の世界。遅望川(チボウセン)に反発して部屋を飛び出した季離(リキ)は銅鏡に囲まれていた。すると鏡の中に自分が失った記憶があることに気づく。遅望川の話は本当だった。…踊り子の季離は年と共に寵愛を失い、やがて屋敷の宴会で転倒した主に罵倒され、杯を投げられた季離は部屋に戻って泣き崩れてしまう鏡をのぞけば化粧でもごまかせないしわが目尻に刻まれていたその時、鏡の中に遅望川が現れる『若返りたいか?1つ条件がある、受け入れるか?』遅望川の条件とは永遠に自分のそばにいることだった若さを取り戻した季離は別の町で売れっ子の舞姫となったすると客と恋仲になるや誓いを忘れ、遅望川を邪険にしてしまうしかし碧玉梨を食べないとあっという間に老けると分かり、季離は結局、碧玉梨を食べ続けるしかなかったそして住まいを転々としては客と恋仲になり、その度に恋人は遅望川に殺されてしまう…季離が昔を思い出して呆然としていると遅望川が現れた。「分かっただろう?私だけが本来の君を愛している」「あなただったのね、彼らを殺したのは…」季離は激高したが、遅望川はいつものように季離の記憶を鏡の中に封印してしまう。一方、鏡の世界に迷い込んだ久宣夜は鏡妖を見つけられずにいた。その時、再び大きな鏡を発見、宣夜は迷わず鏡に突撃したが貫通してしまう。ちょうどその様子を宣夜を追ってきた半夏が見ていた。侵入者に気づいた遅望川が現れた。久宣夜は自信満々、半夏に下がって見物していろという。しかし宣夜は背中に背負った箱から剣を抜くことができず、劣勢を強いられた。いつもと様子が違う宣夜に困惑する半夏。宣夜はこれも計算のうちだと強がっていたが、あきらかに宣夜の武功は落ちていた。すると遅望川が不敵な笑みを浮かべる。「まだ分からないのか?」実はあの鏡は罠、宣夜は鏡に触れたせいで身体の一部を封印されていた。鏡妖の話を聞いた半夏は急いで鏡の場所へ戻った。確かに鏡の中には閉じ込められた久宣夜の姿がある。宣夜を解放するため鏡を必死に叩いた半夏、その時、右手の護身の印が鏡を破壊した。久宣夜は解放された体に吸い込まれ、ついに剣を抜くことに成功した。驚いた遅望川は季離の部屋に引き返したが、宣夜に追いつかれ、阻まれてしまう。そこに遅れて半夏がやって来た。すると季離が不思議そうな顔で銅鏡の中の自分の姿を眺めている。それはこれまで遅望川に反発するたび、封じ込められてきた季離の5つの記憶だった。久宣夜は遅望川に剣を突きつけ、半夏の父の行方を聞いた。「楠陽(ナンヨウ)で段英恒(ダンエイコウ)を誘拐しただろう?どこにいる」すると遅望川は観念したのか、放火と誘拐を認めた。半年前、妖族の兄貴分から段英恒の誘拐を頼まれたという。涴州(エンシュウ)では捕まえる寸前にある妖怪が横槍を入れ、段英恒を逃していた。妖怪は段英恒に化けて身代わりになったという。しかし遅望川は偽物だと気づき、楠陽の段家の屋敷で本物を生け捕りにしていた。実はあの夜、半夏が父の部屋を訪ねた時、中に遅望川もいたという。段英恒は娘を見逃してくれるなら一緒に行くと約束し、半夏を追い返していた。久宣夜は段英恒を誘拐した黒幕を教えるよう迫った。しかし遅望川が反撃、宣夜が怯んだ隙に妖術で屋根を壊し、突然、無数の白い鴉が現れる。遅望川は宣夜と半夏が鴉に襲われている間に季離を連れて鏡の中に逃げ込んだが、ぎりぎりのところで半夏が季離の腕をつかんで引き止めた。その機に乗じて宣夜が鏡の中に剣を突き刺し、刺された遅望川を引っ張り出すことに成功する。致命傷を負い、床に投げ出された遅望川。すると封印された5人の季離が銅鏡から解放され、遅望川をハサミでめった刺しにした。遅望川の魂が砕け消散した。すると遅望川の記憶が作った鏡の世界が崩れ始める。久宣夜は半夏の手をつかんで脱出しようとしたが、半夏は季離を見捨てられなかった。「逃げましょう!もう彼は死んだわ!」「愛する人も死んだ、恨んだ人も死んだ、全て終わった… 誰のせいでもない、自業自得だった、もう行って」宣夜は間に合わなくなると気づき、半夏を強引に引っ張って鏡の中へ飛び込んだ。こうして季離も鏡の世界と共に消えてしまう。「小川…恩讐は消えた…これで貸し借りはなしよ」一方、楚幽篁は久宣夜と半夏を見つけられないまま府衙に戻っていた。温剣(オンケン)は楚幽篁がなぜ大きな鏡を持ち帰ったのか分からなかったが、その時、急に鏡面が波打ったかと思うと眩い光の中から宣夜と半夏が飛び出して来た。碧玉梨の事件は解決。そこで半夏は楚幽篁を酒楼に呼び出し、以前から気になっていた6年前の赶山(カンザン)堂の事件について聞いた。当時、久家は家族4人と使用人3人がいたという。宣夜の父は名医で兄も医術を学んでいたが、薬舗以外にも家業があった。「知っての通り捉妖師だ」楚幽篁はまだ赴任したばかりで、初めて担当したのが久家の事件だった。これまで見たこともない凄惨な現場だったという。その頃、久宣夜も薬舗の窓で雨を眺めながら事件のことを思い出していた。…あの夜、宣夜の母と兄、使用人の3人が次々と妖毒に侵され、我を失った宣夜は家族を殺すことができず、母に襲われる父を危ないところで救い出すしかしいよいよ限界になり、父が決断した『宣夜、もう無理だ、皆を救うことはできない』その時、5人が一斉に襲いかかって来た『宣夜!やれ!』宣夜は自らの手で5人を斬り殺した崩れ落ちるように腰を抜かした宣夜、恐らく自分が怒らせた妖の復讐なのだろうしかし父は妖にも善と悪があり、全ての妖族を恨んではいけないと諭した『地下城だけは行くな、人と妖が入り交じっている』すると父は宣夜の左手首にある入れ墨を大事にするよう言い聞かせたこの″不二環(フジカン)″は宣夜にとって護身の符だという『これがあればお前は守られる、忘れるな』『どうして急にそんな話を?』実は母に襲われた父もすでに妖毒に侵されていた父は蔵龍匣(ゾウリュウコウ)の5種類の剣を大切にするよう念を押した『あれには特別な力がある、だが2種の剣は余程のことがないかぎり抜くな』その時、宣夜は常楽(ジョウラク)剣なら父を救えると気づき、急いで蔵龍匣を持って来たしかしなぜか剣が抜けない。父は因果応報の時が来るまで剣が使えないと教え、これが天命だと覚悟した『父にも分からぬ、お前にとって何が最善だったのか、もしや私は過ちを犯したのかも』すると父はついに全身に妖毒が回り、凶暴になる前に自ら短剣で腹を刺した『覚えておきなさい、お前が誰かを決められるのは自分自身だけだと』それが父の最期の言葉となった…楚幽篁が赶山堂の惨劇を発見したのは明け方だった。久宣夜は父を殺した剣を持ち、ひざまずいていたという。楚幽篁は宣夜が犯人だと確信して連行したが、最近になって妖の存在を知り、温剣から当時、久家が妖毒に侵されていたと聞いたばかりだった。今になって思えば宣夜は野獣と化した家族をやむを得ず殺したのだろう。「当時、彼は言い訳しなかった、自分が殺したと証言したんだ、彼は死を求めていたのかも しかし処刑の直前、彼の師叔が現れ、府尹を説得したんだ」すると久家惨殺は盗賊の仕業と判決が下り、宣夜は無罪放免になったという。楚幽篁は納得できなかったが、府尹は本当の理由が妖怪だと教えてくれた。「当然、信じられなかったよ」半夏は楚幽篁に久宣夜が子供の頃に大怪我をした話を知らないか聞いた。しかし楚幽篁は最近まで宣夜と犬猿の仲、そこまで親しくないという。「以前はどんな人だったのかしら…」「温剣の話では自由奔放で気が強かったらしい 麒麟児だと自負して、高慢で尊大な振る舞いだったとか」それはまさに鏡の世界の中で分離した久宣夜の姿だった。「辛い経験をすると人は変わる、彼は現場で言ったんだ、″俺を殺してくれ″とね だがもう昔の話だ」半夏が酒楼を出る頃にはすっかり雨も上がっていた。久宣夜の壮絶な経験を知って同情する汀州(テイシュウ)、その時、半夏はすれ違った男の肩に白鴉の妖が留まっていることに気づく。その頃、楠陽の段府に涴州から半夏の消息を知らせる文が届いていた。つづく( ˙꒳˙ )宣夜は本当の息子じゃない?やっぱり犬夜叉?! ←違うwそう言えば白鴉、前回も屋根にいたね
2026.09.19
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第7話「新たなる犠牲者」父の失踪に鏡妖が関係していると疑った段半夏(ダンバンシァ)は覚悟を決めて遅望川(チボウセン)に立ち向かった。「出たなっ!爹はどこ?!あんたなんか怖くないんだから!」その時、府衙から戻った久宣夜(キュウシェンイェ)が飛び込んできた。久宣夜は半夏と汀州(テイシュウ)を逃し、鏡妖と対峙した。門前では温剣(オンケン)と遅雪(チーシュエ)が控えていたが、助太刀に現れた楚幽篁(ソユウコウ)が事情も知らず、普通の剣を抜いて乗り込んでしまう。宣夜はちょうど遅望川に一撃を与えたところだった。しかし楚幽篁が持っていた磨き上げられた剣が鏡のように光り、これに目をつけた遅望川は斬りかかってきた楚幽篁の剣に飛び込んで逃げてしまう。楚幽篁のせいで再び鏡妖を逃してしまった久宣夜。一同はひとまず赶山(カンザン)堂へ戻った。宣夜が重傷を負わせたため鏡妖はすぐには動けないはず、しかし念のため町中の梨を全て集めることにする。すると睡魔に耐えられなくなった宣夜は半夏だけ連れて上階の寝所に上がった。久宣夜は自分が寝ている間に鏡妖が戻ってくることを案じ、半夏と自分の手首を紐で縛った。「何かあったら起こしてくれ、起きなかったらこれで刺せ」「どういうことなの?」「もうだめだ、寝る」一方、事情が分からず階下で困惑する温剣と汀州。すると遅雪が憾山(カンサン)剣を使ったせいだと教えた。宣夜が妖怪退治で使う剣には種類があり、貪狼(ドンロウ)剣を使えば食欲が増し、憾山剣を使うと眠くなるという。確かに鏡妖から半夏を守れるのは宣夜しかいなかった。喉が渇いた半夏はちょうど机の上にあった急須に手を伸ばした。何とか柄をつかむことに成功したが、飲み始めた時、急に宣夜が寝返りを打って急須をひっくり返してしまう。半夏はお茶をかぶった宣夜の体を拭くため胸をはだけたが、その時、偶然、宣夜の左胸にある大きな傷を見た。季離(キリ)は偶然、府衙が町中の梨を買い集めている様子を見かけた。戸惑いながら雲門(ウンモン)舞坊に戻ってみると、居所に胸を刺された遅望川がいる。「あの捉妖(ソクヨウ)師、ただ者ではない、今夜、ここを離れるぞ」「行く当てはあるの?療養して治ってからにしましょう?」季離にはまだ離れたくない理由があった。その夜、季離は桟橋で恋仲の周景元(シュウケイゲン)と密会した。周景元の父も季離との婚姻を認めてくれたが、大々的な婚礼を挙げないことが条件だという。周景元は家業をあきらめ、季離を正室として堂々と娶る覚悟だと伝えた。しかし季離は周景元がそばにいてくれるだけで十分だという。「ここを離れましょう?知り合いがいない町に行きたい、蓄えならあるの 読書をしたり、ご飯を食べたり、あなたと一緒なら1年だけでも満足よ」一方、季離の居所で傷を癒していた遅望川は周景元が季離に贈った愛の詩を見つけていた。激しい嫉妬に駆られた遅望川はその夜、周景元の部屋へ侵入し…。翌朝、遅望川は季離が鏡を倒していたせいで居所に入れなかった。仕方なく戸を叩いて入れてもらったが様子がおかしい。密かに荷物をまとめていた季離は危うく見つかりそうだったが、うまくごまかした。すると遅望川がまた碧玉梨を食べろと強要する。若さが続く1年は人を殺さない約束だったが、遅望川は梨の仙人に願掛けする人がいたと言い訳した。仕方なく梨をかじった季離、しかしいつもの梨と違って臭みがない。「言い忘れた、今回は梨を食べてすぐ殺してしまったんだ、我慢できなくてね それは学問を修めた人の梨だ、書物の味がするだろう?」その意味を悟った季離は愕然となった。久宣夜が目を覚ますと半夏の姿がなかった。驚いた宣夜は飛び起きて1階に降りたが、そこで粥を作って戻って来た半夏とかち合う。「そばにいろと言ったはずだぞ?!」「あなた3日も眠っていたのよ?私だって水を飲むし、食事もする…」「ぁ…配慮に欠けていたよ」そこで半夏は護符があれば安全だと訴え、もう一度、護身の印を書いてもらった。「宣夜、偶然、胸の傷を見たの、いつ負傷したの?ずい分、大きな傷ね?」「覚えていない」実は宣夜には子供の頃の記憶がなかった。一方、楚幽篁は府衙で買い取った梨を食べながら、未だ目の前で人が消えた事実を受けいられずにいた。すると捕快の李茂(リボウ)が駆けつけ、殺人事件だと知らせる。被害者は24歳の書生・周景元、遺体の状況が田蕊(デンズイ)と似ていたが、今回は老人ではなく中年になったという。楚幽篁は早速、周家に出かけた。遺体を確認してから周景元の部屋へ向かうことにしたが、その時、弔問に来た帷帽(イボウ)の女に気づく。楚幽篁は悲しみに暮れる女の様子が気になり、彼女を尾行することにした。屋敷に戻って着替えることにした半夏。するとふと子供の頃に迷い込んだ不思議な世界のことを思い出した。あの時、蛮瑛(バンエイ)という少年が自分をかばって槍に刺され、彼の血が左目に入ってしまったことを覚えている。少年の槍が貫通した場所と久宣夜の傷跡の位置が同じことに驚きを隠せない半夏。身支度を整え部屋を出ると、外で宣夜が待っていてくれた。半夏は思わず左目で宣夜の影を確認したが、変わった様子はない。「どうした?…行くぞ」久宣夜と一緒に赶山堂へ戻った半夏は薬舗の前で偶然、季離と会った。季離はネズミ駆除の薬を買いに来たと話して帰ったが、宣夜は遅雪に何を売ったのか確認する。すると遅雪はネズミ駆除の薬と虫油(チュウユ)だと答えた。そこへ楚幽篁が現れる。楚幽篁が追跡していた女は季離だった。再び奇怪な事件があり、被害者の若い男が死後、中年になったという。「今の女子が弔問に来ていた、知り合いのようだったが、どうも様子がおかしい」実は虫油は邪気を払い、刃物に塗ると妖術を破る効果があった。急所を刺せば命も奪えるという。半夏は季離が雲門舞坊の舞姫だと教えた。雲門と言えば燕来(エンライ)楼で急死した田蕊も同じ舞坊。そこで3人で雲門に季離を訪ねてみたが、季離はすでに雲門を辞めて町を去った後だった。南方に向かった季離と遅望川は旅の途中、宿の2階に部屋を借りた。「この20年、若さを保つのを支えてくれたのに、私は満足せずあなたを傷つけてばかり でも気づいたの、私が愚かだった」「許すよ」すると季離は遅望川に寄り添い、甘い言葉を囁きながら虫油を塗ったハサミを振りかざす。しかし予期していた遅望川はあっさり腕をつかんだ。「なぜこんなこと?何度目だ!浮気をしても許してやったのに裏切るとは…」激怒した遅望川は季離を連れて部屋にあった大きな鏡の中に入ってしまう。季離は過去の記憶を失っていた。そこで遅望川は季離がなぜ碧玉梨に手を出すことになったのか、過去の幻影を見せる。「君は屋敷に売られ、踊り子になった、だが年と共に若さを失って愛されなくなったんだ 悔しくて毎日、鏡の前で願っていたね、若さを取り戻したいと… 私はその願いを聞いて君のもとに来た、そして願いを叶えてやった 欲望は代償を伴う、君の美しさは人の命と引き換えに得たもの、今まで何人が死んだ?」しかし季離は信じなかった。自分は永遠の若さを保てると騙されて梨を食べてしまっただけ、遅望川のせいで自分まで悪魔になってしまったと嘆く。「もう終わりよ、二度と梨は食べない!あなたといるなら死んだほうがマシ!」「やめないか!」遅望川は思わず季離を引っ叩いた。「またこうなった…私と知り合ってから愛した男は奴だけだと? 私たちの付き合いがわずか20年だけだと思っているのか?」「…どういう意味?」「いや何でもない、今日が終われば全て元に戻る」怖くなった季離は外へ飛び出したが、銅鏡に囲まれてしまう。客桟を当たっていた久宣夜たちは季離たちの部屋を突き止めた。3人は手分けして手がかりを探していたが、大きな鏡を見つけた宣夜が鏡の世界に吸い込まれてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)鏡妖のもみあげがwwwwwwww
2026.09.18
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第6話「鏡妖の復讐」座長から契約の延長を打診された雲門(ウンモン)舞坊の季離(キリ)。5年の契約期間を満了したら遅望川(チボウセン)と別の町へ移動する約束だったが、座長に頭を下げられ、仕方なく考えたいと答えるに留めた。一方、怪事件が鏡妖の仕業だと気づいた久宣夜(キュウシェンイェ)はおとりを使って誘き出そうと企んだ。そこで段半夏(ダンバンシァ)に白羽の矢が立つ。宣夜は長く人が住んでいない空き家を借り、半夏は被害者と同じように子の刻、ろうそくを灯し、鏡の前で詩を詠みながら梨をむき始めた。しかしもう少しでむき終わるというところで梨の皮がちぎれてしまう。半夏は失敗したと思ったが、その時、ろうそくの火が消え、鏡が波打ち始めた。すると鏡に映った自分が手を伸ばしてくる。…梨を…その時、窓から久宣夜が飛び込んできた。久宣夜は鏡から飛び出してきた手をつかみ、鏡妖を引きずり出した。その瞬間、半夏は用意していた墨汁を鏡にかけて妖怪の退路を断つ。追い詰められた遅望川は宣夜に切り付けられ、隣の厨房まで吹き飛ばされた。その拍子で粉が体に降りかかり、その場所に傷ができてしまう。焦った遅望川は窓から飛び出した。外では温剣(オンケン)と遅雪(チーシュエ)が待ち構えていたが、運良く裏庭に小さな池を発見、遅望川は水面を利用して逃げてしまう。その頃、季離は恋仲の周景元(シュウケイゲン)と過ごしていた。周景元は季離を手元に置いておきたいが、季離は卑しい身分である自分が釣り合わないと分かっている。しかし思いがけず周景元が母にだけ季離のことを打ち明けたと聞いた。実は周景元の母も元は歌姫、季離と似たような境遇だったという。「私は側室の子だから家業は継げない、豊かな暮らしは望めないがいいかい? 阿離、君が好きだ、妻になって欲しい」季離が雲門舞坊の居所に戻ると負傷した遅望川がいた。遅望川は正体を見られてしまったと明かし、広平にはいられなくなったという。「私たちは5年ごとに引っ越して来たが、今度はどこへ行く?」「どこでも…」季離はどこか上の空だった。すると遅望川は怪しまれないよう去る前に座長と話をつけるよう指示し、その前に復讐したいという。翌朝、半夏は屋敷にある鏡を全て処分することにした。侍女・汀州(テイシュウ)は買い取りに来てくれた男に鏡を渡し、計算している間に用事を済ませに出かけてしまう。するとその男は半夏に梨を差し出した。「姑娘(グーニャン)、梨をどうぞ」驚いた半夏は屋敷を飛び出し、隣の赶山(カンザン)堂に助けを求めた。しかし運悪く久宣夜も遅雪もいない。そこへ見知らぬ男が現れ、またしても梨を勧められた。半夏は自分が妖怪の標的になったと気づき、恐怖のあまり町に飛び出した。やがて人けのない裏道に迷い込むと、屋根から無数の梨が転がり落ちてくる。腰をぬかして動けなくなった半夏、そこへついに遅望川が現れた。「逃げられぬ、嫌でもこの梨を食べてもらうぞ」遅望川は半夏に襲いかかったが、半夏の手のひらの護符が鏡妖を跳ね飛ばし、その隙に逃げ出した。久宣夜が露店で麺を食べていると、憔悴した半夏を見つけた。「バンシァ?どうした?」すると半夏は安堵したのか、宣夜の胸に倒れ込んでしまう。久宣夜は汀州に半夏の世話を任せ、寝所の外で見張っていた。やがて日も暮れた頃、中から物音と悲鳴が聞こえ、宣夜は慌てて部屋に入る。汀州の話では目を覚ました半夏に薬湯を飲ませようとしたところ、半夏が驚いて碗を投げ割ってしまったという。宣夜は興奮している半夏をなだめ、落ち着いて話せと言い聞かせた。すると半夏は薬湯に鏡妖がいたと訴え、町でも鏡妖に襲われたと伝える。宣夜は自分が巻き込んでしまったと責任を感じ、人が映る物を全て隠すことにした。半夏はなかなか寝つけなかった。そこで見張りをしている久宣夜に戸越しに声をかけ、話し相手になってもらう。実は半夏は妖怪が見えるせいで気味悪がられ、そのたびに引越ししていた。「妖怪が見えるのは生まれつきか?」「最初は見えなかった、子供の頃、人買いに誘拐されて、暗いところに売られたの」半夏は人買いの隙を見て逃げ出したものの、途中で池に落ちてしまったという。「でも死なずに奇妙な場所に着いた…そこは色々な物が逆さまだった 家が宙に浮いていたり、大きな神の像があって、霧が立ち込め、誰もいない場所だった その後、大きくて凶暴な獣に襲われたの、そこに少年が現れて私を連れて逃げてくれた おかげで助かった、でも追いつかれてしまって槍で殺されそうに… 少年は私をかばって負傷し、一緒に崖から転落したわ 目覚めたのは3日後だった、両親が見つけてくれたの」半夏は何があったのか説明したが信じてもらえなかった。娘の根気に負けたのか両親は少年を探してくれたが見つからず、結局、夢だと思い込むようになったという。「でもそれ以来、妖が見えるようになった、周りからは病気だと言われたわ 私も妖なんていないと思っていた、あなたに出会うまでは… 宣夜?私の夢は現実だと思う?」「…分からない、だが可能性はある 何かがきっかけで妖が見えるようになったのなら特別な能力だ」宣夜は自分も妖を感じることができるが、その姿を見るには無相(ムソウ)水が必要だと明かした。宣夜はそろそろ眠るよう促した。しかし半夏は不安で眠れないという。宣夜は父から習ったまじないを思い出し、怖い時に暗唱すると心が落ち着くと教えた。「心の平安を願う…雲や河の如く…逃げずに立ち向かう…」すると宣夜の言葉を復唱しながら半夏は気がつくと眠っていた。しかしそのまじないを遅雪に聞かれてしまう。翌朝、痺れを切らした楚幽篁(ソユウコウ)が捕快たちを引き連れ、遺体を盗んだ疑いで久宣夜を捕まえに来た。仕方なく宣夜は窓越しに半夏へ出かけると伝え、すぐ戻ると安心させる。「奴が近づけないよう粉で結界を作る、中にいれば安全だ、絶対に出るなよ」楚幽篁は久宣夜がなぜ寝殿の周りに粉をまいているのか分からなかったが、怪しい行動だと目を光らせた。府衙に連行された久宣夜。実は楚幽篁が自分の留守の隙に赶山堂を捜査させていると知り、呆れて帰ることにした。しかし許可なく出られないと足止めされてしまう。その夜は運悪く雷雨になった。ふと目が覚めた半夏は隣で眠っている汀州を起こしたが、なぜか汀州は起きてくれない。やがて宣夜がまいてくれた結界の粉は雨で流れ、部屋にも雨が吹き込み、床は雨漏りで水浸しになった。半夏は必死に雨水を拭き取り、門の下の隙間を布団でふさいだ。しかし追いつかず、覚悟を決めて棒を構える。「出て来なさい!」その時、濡れた床から遅望川が現れた。つづく(  ̄꒳ ̄)ん?半夏がパラレルワールドで出会ったのが宣夜?宣夜が犬夜叉なの?ハニーちゃん、てっきり妖怪役だと思ったら違った( ̄▽ ̄;)
2026.09.17
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第11話スコールが上がり、靳強(ジンチアン)の家に帰った姜暮(ジャンムー)と靳朝(ジンジャオ)。姜暮は靳朝に甘えて髪の毛を乾かしてもらった。少し緊張しながら照れくさそうに姜暮の長く柔らかい髪に触れる靳朝。「自重しないと嫁のもらい手がなくなるぞ?」「迷惑をかけるのはあなただけだもん」靳朝はそんな姜暮が可愛くて仕方がなかった。「寝ないのか?」「寝なくちゃね、明日は年越しムードを味わいに街へ行くの、あなたは?」「君しだいだ」するとベッドに寝転んだ姜暮は子供の頃の話が聞きたいと頼んだ。「ママとパパはどうして離婚したの?2人が喧嘩していたのは覚えてる でも何がきっかけで別れたのか分からないの」「鉢植えのせいだ」あの夜、夫婦は大喧嘩の末、靳強が姜迎寒(ジャンインハン)の大事にしていた鉢植えを割って出て行った。靳朝は姜迎寒が泣きながら割れた鉢植えを拾っている姿に胸を痛め、一緒に片付けたという。『忘れないで、男には責任感が必要よ、壁にぶつかっても逃げずに困難を解決するの 逃避は弱さを露呈するだけ』『分かった…』靳強は新しい鉢植えを買わなかった。姜迎寒にとって大切な物でも靳強にとっては取るに足らない物だったのだろう。結局、謝らない靳強に愛想を尽かした姜迎寒は離婚を決めた。姜暮は落胆した。愛する男女が歩み寄りながら困難を乗り越えて夫婦になっても、たかが鉢植えで離婚してしまう。「そもそも結婚て不幸なものなの?」「2人はまだ若く覚悟がなかった、お互いを愛していればどんな難題も乗り越えられる」靳朝の言葉で姜暮は心が晴れた。「朝朝、あなたはいい夫になれると思う」「いい夫かどうか決めるのは妻だ」「いつ頃、結婚するつもりなの?」「さあな」…俺の頭の中は君のことでいっぱいだ何度も成長した姿を想像してきた再会した君は可愛くて幼いままだった、でも驚いたよ記憶の中ではずっと子供だったのに、成長したんだなまん丸だった顔も大人びた顔つきになり、瞳は潤んでいる子供のような幼さも垣間見えるが、もう子供じゃないんだな俺たちは成長した、もう一緒に寝転んで遊ぶことはできないでも昔を懐かしく思うふたをしていた記憶が今になってあふれ出てくるここ数年、独りで年を越していたが、君もそうだったのか?今年は君を独りにしないよ…姜暮はいつの間にか眠っていた。そっとタオルケットを掛け直してやる靳朝、すると姜暮は夢うつつのまま愛らしい寝言を言う。「朝朝…新年の贈り物を用意したの…もうすぐ渡せる、喜ぶかな?」「君がくれる物なら何でも嬉しいよ」( ˶´꒳`˵ )♡RX7のレーサーが靳朝だと気づいた林歳(リンスイ)は梁彦丰(リァンイェンフォン)に録画させた姜暮とのドリフト練習の動画を使って靳朝を呼び出した。すると余程、姜暮が大事なのか、靳朝が慌てて駆けつける。「彼女に近づくな」しかし林歳の興味は姜暮ではなく靳朝だった。そこで日本から取り寄せた部品を贈ろうとしたが、靳朝はけんもほろろで取り付く島もない。「勝負しないか」「興味はない」靳朝は引き上げることにしたが、林歳が引き留めた。「今晩、姜暮が娜娜(ナナ)のバンドとチャリティーライブを開く 会場の公園をゴールにしよう 勝てば彼女と祝える、負けたら彼女の前から姿を消す、どうだ?」「…乗れ」喜んだ林歳はインカム用のイヤホンを靳朝に投げ渡し、通話を切るなと言った。街を走り抜けた林歳は靳朝にレース用の山道・ホワロン道へ向かうよう指示した。「ふっ、お子様向けだな」するとコースに入った靳朝はカーブで林歳を抜き去る。靳朝の運転技術はもちろん、RX7を改良してここまで性能を上げた手腕に驚きを隠せない林歳。やがて山道を抜けて幹線道路に出た。運悪く長いトラックの列に捕まり停車する2台、その時、靳朝はふと靳強の助言を思い出す。…頭より先に手が動くほど熟練し、全ての動きを体に記憶させるんだ…警備員の誘導灯がゴーサインを出した。靳朝はトップスピードで走り出し、右車線を走っていた長いトラックの列を一気に追い抜いていく。その時、突然、次の交差点でドリフト、靳朝のRX7は先頭のトラックのバンパーすれすれのところで見事に曲がり切り、林歳を振り切った。呆気に取られたままトラックに道を阻まれてしまう林歳。「危険な走りだ!レースを侮辱するな!」「思わず我を忘れた、確かにここは公道だったな、ふっ、じゃあ先に行くよ」靳朝はイヤホンを外そうとしたが、その時、林歳が自分のチームに入らないかと誘った。「一緒にフランスへ行こう、ルマン24に出てくれ」「行かない、近いうち車はやめるんでね」一方、公園のチャリティーコンサートではちょうど娜娜のバンドの演奏が終わっていた。次は姜暮が歌う予定だったが、靳朝の姿がない。「まだ来ていない?変ね、表哥が彼に時間と場所を伝えたはずなんだけど…」その時、靳朝の車が現れた。姜暮は靳朝への想いを込めて″月亮代表我的心(月は私の心)″を歌った。多くの見物客がステージを囲む中、お互いの姿しか見えていない姜暮と靳朝。歌が終わると靳朝は姜暮を車に乗せて海辺まで走った。ボンネットに腰掛け、海風に当たる靳朝と姜暮。すると姜暮はこれまで年越しをどう過ごして来たのか聞いた。しかし靳朝は特に意識したことがなく、普通の1日と変わらなかったという。「じゃあ新年は何が欲しい?」「君は?何が欲しいんだ?…月はあげられないが、他の物なら努力する」「お月様はいらない、だって私が月だもの」靳朝は月を見上げている姜暮の横顔を嬉しそうに見つめていた。姜暮は波が見たいと言って海岸へ降りて行った。靳朝も後を追ったが、姜暮が海に向かって何やら叫んでいる。「私の新年の願いは心にいるあの人が、歌に込めた私の想いに気づいて欲しいの! 私は月になって、彼の心を照らし続けたい!」しかし風が強く波の音にかき消され、靳朝は姜暮が何と言ったのか聞こえなかった。靳朝はそろそろ帰ろうと言ったが、姜暮は流星雨を見たいと頼んだ。「昔、オリオン座を一緒に見たよね?流星に願い事をすると叶うのよ?」並んで砂浜に座り、空を見上げる2人。しかし姜暮は靳朝の肩に頭を預け、そのまま眠ってしまう。靳朝は流れ星を見つけて姜暮を起こしたが、姜暮は目を覚まさなかった。そこで靳朝はこっそり自分の願い事を告げる。「暮暮と離れないように」((( *´꒳`* )))ポワワーン姜暮が教室に入ると潘愷(パンカイ)が待っていた。実は先日、学校の外で靳朝と取引していた男は章帆(ジャンファン)という不良で、この学校の3年生だという。姜暮は確かに章帆が校内で他の生徒から金を巻き上げている様子を目撃していた。姜暮は教室にいた章帆を呼び出し、靳朝と知り合いなのか尋ねた。聞けば章帆の兄と靳朝が親しいという。「あの日、何を渡したの?」「車の設計図だ、兄に頼まれた」実は章帆の兄は自動車工場で働くエンジニアだった。姜暮が飛馳(フェイチー)自動車へ帰ると、ちょうど靳朝が図面を見ながら車を直していた。「それ章帆にもらったの?」「章帆を知ってるのか?」「だって同じ学校だもん、他にも色々と知ってるんだから」すると靳朝は明日、出かけると教えた。つづく( ๑≧ꇴ≦)ファンにとっては可愛くても、アンチからすると「そういうとこだぞ」なんだろうねw
2026.09.17
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第5話「碧玉梨(ヘキギョクリ)の秘密」久宣夜(キュウシェンイェ)の機嫌を取ろうと燕来(エンライ)楼でもてなす段半夏(ダンバンシァ)。「シェンイェって呼んでもいい?私のことはバンシァと…」階下では雲門(ウンモン)舞坊の舞姫たちの公演が始まった。輪の中心には売れっ子舞姫の田蕊(デンズイ)がいる。しかし見事な舞を披露していた田蕊は回転が止まらなくなり、そのまま倒れてしまう。雲門舞坊の舞姫が公演中に急死した。捕頭の楚幽篁(ソユウコウ)と温剣(オンケン)から報告を聞いた耿(コウ)府尹は十数年前に田蕊の公演を見たと思い出したが、彼女の遺体を見て絶句する。田蕊の容貌は全く衰えず、今も20代のままだった。楚幽篁は毒殺を疑って検視を希望したが、府尹は家族の同意を得なければ許可できないという。「温剣、お前の意見は?」「ぁ…控えさせていただきます」温剣は楚幽篁の手前、遠慮したが、府尹に命じられ答えるしかなかった。「私は妖怪の仕業だと思っています」「また妖怪か」呆れる楚幽篁だったが、温剣は″喉切り魔″も久宣夜に頼んで退治してもらったと言った。その時、突然、府尹たちの目の前で遺体が急速に老化、老婆になってしまう。温剣は赶山(カンザン)堂の久宣夜を呼びに行くことにした。しかし偶然にも府衙に集められた事件当夜の関係者の中に久宣夜を見つける。「宣夜?どうしてここに?」「飯に行ったら運悪く…」「お前が燕来楼にねえ~私が捜査を担当する、府尹に会ってくれ」すると隣にいた半夏も宣夜と一緒に席を立った。「彼女は?」「あ、彼女は俺の連れなんだ」久宣夜の用事が終わるまで回廊で待つことにした半夏。手持ち無沙汰で付近を散策していると、ちょうど証拠品を運び込んでいる捕快たちを見かけた。その時、捕快がうっかり箱を落として中身をぶちまけてしまう。「あ、手伝います」「すまないな」半夏は田蕊が使っていた手鏡を拾った。すると驚いたことにその鏡も人だけ映っていない。驚いた半夏は急ぎ宣夜に知らせに戻ったが、宣夜はすでに帰っていた。府尹から捜査協力を求められた久宣夜は温剣と一緒に田蕊の部屋を調べていた。田蕊は若さを取り戻して以来、金持ちに引っ張りだこで、帰る暇もなかったのか、菓子が腐り始めている。すると宣夜は化粧台で干からびた梨の皮を発見した。梨と言えば″碧玉梨″の詩がある。真夜中に部屋にこもって鏡の前に2本のろうそくを灯し、碧玉梨の詩を詠みながら梨の皮が途切れずに剥けると妖怪が梨をくれるという。その梨は″回春梨″と呼ばれ、食べれば一夜にして若返った。宣夜は念のため遺体を確認したいと頼んだが、楚幽篁が府衙で管理しているという。「あいつがお前には見せるなって」「時間がない、遅雪(チーシュエ)に行かせよう」一方、置いてきぼりにされた半夏は独りで屋敷に戻っていた。田蕊の銅鏡が父失踪の糸口になると考えたが、証拠がなければ宣夜は信じてくれないだろう。「あの鏡がいるわ」その夜、半夏は証拠品の手鏡を盗むため府衙にやって来た。門衛に見つからないよう正門の石獅(シーシー)の後ろに隠れる半夏。すると急に門衛たちが倒れ、遅雪が涼しい顔で堂々と正門から入って行く。半夏はこの機に乗じて衙門に侵入、実は遅雪が放った虫たちが次々と夜番たちを刺して眠らせていた。半夏は運良く物証庫まで忍び込み、田蕊の手鏡を手に入れた。しかし回廊でばったり遅雪と出くわしてしまう。「僕をつけてるの?」「はあ?」その頃、楚幽篁は田蕊の死因を突き止めるため、まだ府衙に残っていた。真夜中まで捕頭に付き合わされ、すっかり疲れてしまった捕快の李茂(リボウ)。その時、遅雪が放った小さな虫が飛んで来た。楚幽篁は迷わず書物で叩き落とすと、府尹に内緒で検視を行うと決める。一方、無事に田蕊の遺体を盗み出した遅雪は薬舗に戻った。久宣夜は早速、検視することにしたが、遅雪から思いがけない話を聞く。「面白い事があった、例の姑娘に会ったよ」「バンシァのことか?なぜ彼女が?」「俺をつけてた」遅雪は自分を驚かした仕返しに半夏を死体置き場に閉じ込めたという。楚幽篁たちが検視に向かうと夜番が眠っていた。2人を叩き起こして死体置き場に入った楚幽篁と李茂。実は遺体は田蕊ではなく、遅雪の妖術で動けなくなった半夏だった。そうとは知らず、胃の摘出を命じられた李茂は腹の辺りの布をめくり上げ、小刀で遺体の衣に切れ目を入れてしまう。半夏は声を出すこともできず、ただ涙を流しながら恐怖に怯えていた。しかし突然、外から物音が聞こえる。「誰だ?!」検視は中断、楚幽篁と李茂は回廊へ飛び出したが、誰もいない。その間に久宣夜が半夏を救出した。久宣夜は半夏の衣が破れていることに気づき、自分の外衣を貸した。屈辱を必死にこらえながら黙々と歩く半夏。やがて屋敷に到着すると、逃げるように石段を上がった。「待て、今夜のことはすまなかった」すると激情に駆られた半夏は引き返し、宣夜の横面を引っ叩いてから家に入った。そうとは知らず、中庭で宣夜の帰りを待っていた遅雪。宣夜はのんきな遅雪の顔を見ると堪らず引っ叩いてしまう。屋敷に戻り、しばし号泣していた半夏。しかしふと大事な要件があったと思い出し、窓から大声で久宣夜を呼んだ。返事はなかったが、突然、屋敷に久宣夜が現れる。「来るなら言ってよね!」「呼んだのはそっちだろう?」半夏は物証庫から盗んだ鏡を渡した。半夏が危険を犯して府衙に侵入した理由を知った宣夜、確かに鏡には人が映っていない。「これを手がかりに調べてみるよ」「私も手伝いたいの」「妖怪がらみの事件は想像以上に危険なんだ」「どんなに危険でも私はひるまない」雲門舞坊の舞姫・季離(キリ)の閨房。化粧台の鏡が急に波打ち始めると、遅望川(チボウセン)が現れた。遅望川はまた碧玉梨を食べるよう勧めたが、季離は難色を示す。「若返りの効果は1年は続くはず、食べたばかりなのに、また人を殺したの? それに…それは田蕊のでしょう?」「あいつは君の悪口を言う、死んで当然だ、君もあいつを嫌っていただろう? 食べないと無駄になるぞ?」季離は仕方なく碧玉梨を食べた。「見てごらん、何と美しいことか、私がそばにいれば永遠に老いることはない」すると遅望川はそろそろ違う町で生活を始めようと提案した。楚幽篁は田蕊の遺体を盗んだのが久宣夜だと分かった。すると翌朝、遅雪が温剣を迎えにやって来る。楚幽篁は2人を足止め、遺体は赶山堂にあるのかと迫った。しかし温剣は証拠があるのかとやり返す。楚幽篁は未だ6年前の殺人事件が久宣夜の仕業だと決めつけ、目の敵にしていた。「彼には能力がある、信じてやれ、彼は犯人じゃないと府衙が決めたんだ あの事件は解決済みだろう?文句があるなら府尹に言え」捜査に協力することになった半夏は久宣夜の検視に立ち会うことにした。そこへ遅雪が温剣を連れて戻ってくる。温剣の話では張(チョウ)府でも似たような事件があった。張家の夫人が急に若返ったあと失踪し、寝所で老人の遺体が発見されたという。「碧玉梨を食べると若返るんだろう?なぜ死ぬんだ?」「彼女たちが食べたのは碧玉梨の分身のほうだ」碧玉梨は成長の段階で本物と分身に分かれた。分身を食べても若返るが効果は短く7日間だけ、期間が過ぎると死を迎えて老化してしまう。しかし本物を食べれば若返る上、体にも影響がない。ただし効果は1年間、再び碧玉梨を食べなければ若さを失い、年相応の姿に戻るだけだった。実は本物の碧玉梨は分身を食べた人の体内で栄養を吸い取りながら成長し、死んだ人の体内から取り出す必要があるという。そこで宣夜が遺体の胃を確認、すでに本物は取り出され、植物の根だけが残っていた。久宣夜は妖怪の正体を突き止めるには″本命天賦″を知る必要があると言った。本命天賦とは天性の力や特徴のこと、そこで宣夜は温剣に田蕊の手鏡を見せる。温剣は証拠品がなぜここにあるのか分からなかったが、半夏の父も同じように人が映らない鏡を持っていたと知った。残念ながら手鏡はすでに妖術が切れて元の鏡に戻っていたが、恐らく妖怪は鏡を経路にして自由に移動できるのだろう。「鏡妖の仕業かも」宣夜は女子のおとりを準備して鏡妖を誘き出そうと考えたが…。一方、田蕊の死で再び主役の座を奪い返した季離は座長に呼び出されていた。季離はあと半月で舞坊との契約が満期を迎える。「あと2年、延長してもらえないか?」つづく(# ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ ウサギ!何やってんだ!
2026.09.16
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第4話「広平での再会」父が生きていると信じ、書き置きを残して家出した段半夏(ダンバンシァ)と侍女・汀州(テイシュウ)。広平(コウヘイ)で捉妖(ソクヨウ)師・久宣夜(キュウシェンイェ)と再会を果たしたが、歓迎してくれる遅雪(チーシュエ)と対照的に宣夜はどこか気まずそうだった。久宣夜はひとまず半夏たちを赶山(カンザン)堂に案内、半夏の父・段英恒(ダンエイコウ)の事件を知った。「検視では何も出なかったの、きっと遺体は偽物で爹は妖に誘拐されただけ、生きてる」そこで半夏は証拠となる2枚の銅鏡を渡した。「見つけた時は人が映らなかった、でも翌日は普通の鏡に戻ってしまったわ」半夏は父の失踪を調べて欲しいと頼んだが、宣夜から断られてしまう。「遅雪、お帰りだぞ」遅雪は2人に別れを告げ、音鰻(オンマン)の様子を見ることにした。そこでようやく音鰻に逃げられたと知る。「うわっ!いつの間に?!」「気づかなかったのか?!」呆れた久宣夜は急ぎ半夏を追うことにしたが、そこへ天敵の捕吏・楚幽篁(ソユウコウ)が現れた。楚幽篁は宣夜が自分を襲った男の行方を知っていると踏み、男を尋問したいという。「逃げられたよ、自分で探してくれ」足止めされ苛立ちを隠せない宣夜。すると運良く府衙から使いが駆けつけ、楚幽国は府尹(フイン)に呼び戻されてしまう。遅雪は久宣夜がなぜ段半夏を冷たく追い払ったのか分かった。半夏も音鰻にとって主の敵の1人、勝ち目のない久宣夜より半夏を襲う。宣夜は逃げ出した音鰻を誘き出すため、半夏を泳がせたのだ。半夏を見失ってしまった2人は手分けして客桟を当たることにしたが、実は半夏は赶山堂の隣にいた。半夏は久宣夜が依頼を断ったのには何か理由があると疑い、広平に留まることにした。そこで屋敷を借りたものの段家を頼ることもできず、涴州(エンシュウ)に送金を頼むことにする。汀州は楠陽(ナンヨウ)と広平が近いため、どちらにせよ従兄に知られてしまうと言ったが、半夏はできるだけごまかすと言った。段半夏を見つけられず薬舗に戻った久宣夜と遅雪。するとその夜、突然、半夏が挨拶にやって来た。「久大夫(ダイフー)、遅雪、挨拶のお菓子を持って来たわ、隣に住むことになったの」聞けば隣の屋敷付き店舗がちょうど貸し出していたという。「これからは隣人だからよろしくね、じゃあ遅いから帰ります」宣夜は呆気に取られながら半夏の背中を黙って見送った。喉切り魔騒動が収束した広平にまた新たな怪事件が始まろうとしていた。遺体が発見されたのは張(チョウ)府。捕頭の温剣(オンケン)は正門で使用人たちの聞き取り調査が終わるのを待っていたが、楚幽篁まで駆けつけ面白くない。すると楚幽篁は急ぎ現場を確認、初動捜査を終えて府衙に戻り、温剣と一緒に耿(コウ)府尹へ報告した。張夫人の行方は依然、不明のままだった。使用人の証言によると数日前、夫人が突然、10歳以上も若返ったという。昨晩は張府の宴会に出席していたが、めまいを理由に退室、すると奇怪なことに翌朝、寝台で老女の遺体が発見された。遺体は屋敷の者ではないが、なぜか夫人の衣装や装飾品をつけていたという。半夏は汀州と参拝に出かけた。しかし拝んでいる間に通り雨に遭い、しばし本堂で雨宿りする。そこへ偶然、季離(キリ)と許枝枝(キョシシ)が現れた。お参りを済ませた許枝枝は菩薩にろうそくを供えることにしたが、うっかりつまずいたところを半夏に助けられる。「転ばなくて済んだわ、ありがとう、私たち雲門(ウンモン)舞坊の舞姫なの、今度、踊りを見に来て」汀州はちょうど露店で買った梨を持っていたが、梨が苦手な季離はその匂いに顔を歪めた。♪───o(≧∇≦)o────♪雨が上がった。半夏たちは舞姫たちと一緒に本堂から出たが、そこで思わぬ噂話を聞く。許枝枝は半夏が四方(シホウ)街の昌平(ショウヘイ)巷に越して来たと知り、殺人事件があった場所だと教えた。6年前、四方街の昌平巷にある薬舗でその家の次男が両親と兄、使用人3人を殺したという。事件のせいで住む人も減り、商店もなくなったことから家賃が安いという。「私ならすぐ引っ越すわ」その話を釣り鐘堂で雨宿りしていた久宣夜と遅雪が聞いていた。帰り道、汀州は事件が起きた薬舗が赶山堂だと疑った。「でもいつもそばにいるのは弟ですよね?」「遅雪?彼は妖怪よ…ウサギなの」「ウサギが妖怪に?」汀州は妖怪がなぜ捉妖師のそばにいられるのか分からなかったが、半夏は良い妖怪もいるという。その時、突然、遅雪が現れた。🐰<ふん!この恩知らずめ!怒った遅雪は後から来た久宣夜と一緒に薬舗へ入ってしまう。その夜、ついに音鰻が半夏の寝所に忍び込んだ。被子(布団)を頭まですっぽりかぶり、眠っている半夏。音鰻は静かに寝台に近づき腕を伸ばしたが、突然、被子の下から久宣夜が現れる。すると久宣夜は音鰻の捕獲に成功。衝立ての後ろに隠しておいた半夏を再び寝台に戻し、そっと部屋を後にした。久宣夜は音鰻を川へ放すことにした。音鰻は人面鴞(ジンメンキョウ)に操られていただけ、殺すのは忍びないという。「離れろ、月虫(ゲッチュウ)を出す」妖怪の遅雪は慌てて距離を取り、身をひそめた。すると久宣夜が小さな壺から月虫を出し、音鰻の元霊を奪い取ってしまう。こうして音鰻はただのうなぎに戻り、川へ還った。翌朝、半夏は眠っている間に何があったのか知らぬまま薬舗を訪ねた。「風邪を引いたみたいで体調がすぐれなくて…」久宣夜は昨夜、半夏を寝台から移動させたせいだと気づき、脈診することにした。すると半夏は宣夜の左手首に入れ墨があると気づく。「それは何?」しかし宣夜は何も答えず、すぐ治るので薬も必要ないと診断した。半夏は買い物に出かけたいので遅雪に荷物運びを手伝って欲しいと久宣夜に頼んだ。「え?遅雪は妖だぞ?」「知ってるわ、兎妖でしょう?…昨日、私と汀州の話を聞いてしまったのね? 確かに噂話を小耳に挟んだけれど信じていない」しかし宣夜は自分が家族を殺した殺人犯だと認めた。半夏は事実なら捕まっているはずだと一蹴、もし本当だとしても理由があるのだろうと理解を示す。「私の爹のこともそう、みんな死んだと言うけれど、きっと生きてる 目に見えるものが真実とは限らないわ、私たちの常識を越えることもある」すると半夏は宣夜と初めて会った時から信用できる人だと思ったと明かした。この世間知らずの令嬢は度胸があるのか、ただの無鉄砲なのか。出かける準備をしていた宣夜は剣を背負うと、呆れた顔で出かけてしまう。半夏は久宣夜を懐柔するため、慌ててついて行った。父を見つけてくれるなら言い値を払うという。何より妖怪が見える自分が手伝えば事件の解決も早いはずだ。実は半夏は子供の頃、父が広平の府衙で働いていた関係で広平に住んでいた。しかし母が亡くなり引っ越したという。広平は歴史が古く、数千年も前から人が住んでいた。すると町外れの川沿いの一画にある立ち入り禁止区域から子供の悲鳴が聞こえてくる。久宣夜は屋根伝いに駆け出し、禁地にうっかり入り込んだ子供たちを助けて帰した。そこへようやく追いついた半夏が現れる。実は川の向こうには人と妖怪が暮らす地下城があった。地下城は世間と隔絶された地にあり、100年以上前に発見されたという。誰が築いたのか、いつからあるのか、誰も知らないが、ここでは違法な商売も含め、様々な物が取り引きされていた。話を聞いた半夏はもし父が地下城で生きているのなら、独りでも助けに行くと訴えた。「協力して欲しいけれど、嫌なら強制はしないわ、幾ら欲しいの?お金ならある」「…なら千両だ」久宣夜は半夏をあきらめさせるため吹っ掛けたが、半夏はあっさり了承した。(๑•̀ㅂ•́)و✧<金ならある!(大事なことなので2回w)半夏は久宣夜を半ば強引に引っ張って燕来(エンライ)楼にやって来た。上階に席を取った2人、するとちょうど舞台が始まる。舞姫の中には半夏と顔見知りになった季離と許枝枝がいた。しかし主役の田蕊(デンズイ)の様子がおかしくなり、突然、舞台上で倒れてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)ハニーちゃん、来たわ!
2026.09.15
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第3話「父の死と妖鏡」久宣夜(キュウシェンイェ)の計らいで無事に屋敷へ戻った段半夏(ダンバンシァ)。すると留守がちの父・段英恒(ダンエイコウ)の部屋に灯りがついていると気づいた。喜んだ半夏は東院の翰墨(カンボク)居を訪ねたが、中から何やら物音が聞こえる。「爹(ディエ)?!でぃえ!大丈夫なの?!」心配になった半夏が門を叩くも返事がなく、戸は押しても開かない。しかし急に父が部屋から出て来た。「何の音?」「転んだだけだ、心配ない」安堵した半夏は留守の間に起こった事件を報告したかったが、段英恒は書稿の整理に忙しく、疲れているので明日にして欲しいという。「でぃえ、また白髪が増えたわね、明日、染めてあげる」半夏は西院に戻ることにしたが、父に呼び止められた。「半夏、暗いから気をつけなさい」それが父の最後の言葉となった。翌朝、半夏はまたいつもの夢を見て飛び起きた。…不思議な世界へ迷い込んだ幼い半夏そこで大きな黒豹の妖怪に追いかけられるが、知らない少年に助けられるあなたの名前は?蛮瑛(バンエイ)だ…「また悪夢ですか?」侍女の汀州(テイシュウ)が心配そうに駆けつけた。半夏には夢とは思えないほど現実的だったが、汀州から医者の言う通りただの夢だと諌められてしまう。半夏は急いで身支度を整え、翰墨居を訪ねた。ちょうど徐(ジョ)家職が使用人に掃除させていたが、父が帰ってきたことは知らないという。その時、従兄の段言秋(ダンゲンシュウ)が駆けつけた。段言秋は父の段賀鳴(ダンガメイ)と半夏を連れて火災現場にやって来た。そこで半夏は遺体で発見された段英恒と対面する。実は段英恒は少し前から雲慶(ウンケイ)商行が所有するこの屋敷を借りて寝泊まりしていた。段言秋の話では亥の刻(21~23時頃)に薪小屋から出火し、火の勢いが強く、逃げ遅れた段英恒は書斎で窒息したという。半夏は愕然、その場で崩れ落ちるようにしゃがみ込んだ。しかしふと父と話したのが子の刻(23~1時頃)だと思い出し、父の死には何か裏があると怪しむ。一方、久宣夜と遅雪(チーシュエ)はまだ山にいた。広平(コウヘイ)に戻る前にもう一件、片付ける仕事がある。すると予想通り音鰻(オンマン)が現れた。宣夜は音鰻の腕を切りつけ、仕掛けておいた罠で捕らえたが、運悪く天敵の捕吏・楚幽篁(ソユウコウ)が現れ、気を取られているうちに逃げられてしまう。楚幽篁は久宣夜を怪しみ、常に動向をうかがっていた。「俺に何か用か?」「天気がいいから乗馬さ」その夜、半夏は汀州と一緒に翰墨居を調べた。書斎は泥棒が入ったと見まごうほど散乱し、父がどうやら荷造りしていたと分かる。その時、汀州が銅鏡に自分の顔が映っていないと気づいて半夏を呼んだ。半夏も一緒に銅鏡をのぞいてみたが、確かに人の姿だけが映っていない。そこで火災現場の書斎にも出かけたところ、やはり人の姿が映らない銅鏡があった。段家は悲しみに包まれた。老夫人は息子の訃報に打ちひしがれながら、母だけでなく父を失った半夏の境遇を嘆く。すると半夏は父なら生きていると言った。実は半夏は火事の夜、死亡時刻の後に屋敷で父と会ったという。しかし家族はまた半夏がおかしなことを言い始めたとしか思わなかった。焦った半夏はそもそも婚礼のために帰って来たのに外に家を借りるのは変だと訴える。そこで人の姿だけ映らない銅鏡を見せた。汀州も今回ばかりは本当だと訴えたが、家族が銅鏡を確認すると、ちゃんと人の顔も映っている。「分かった!きっと大物の妖怪が目くらましの術を使っているのよ!」半夏は捉妖(ソクヨウ)師に相談しようと提案したが、段言秋に叱られてしまう。「そこまでだ!…汀州、小姐を部屋へ」「どうして信じてくれないの?!私は病気じゃない!爹はきっと生きてる!」半夏は父のためにもここで引き下がるわけにいかなかった。「兄長、嫂嫂が誘拐されたと本当に思っているの? 彼女は妖よ、人面鴞(ジンメンキョウ)って言うの、人の喉が好物だから兄長の喉を…」「黙れっ!」半夏は段言の怒号に驚き、それ以上、反発できなかった。その夜、妓楼・春香(シュンコウ)院に黒い帷帽(イボウ)の客が現れた。帷帽の男は脇目も振らず琵琶の音が聞こえる部屋に乗り込み、先客の宋(ソウ)公子を廊下に放り出してしまう。宋公子は憤慨したが、面紗越し見た男の顔に驚き、一目散に逃げ出した。女将は帷帽の男から大金をもらい、琵琶弾きの春桃(シュントウ)に接待させた。戸惑いながらも琵琶を弾き続ける春桃、その美しい音色のおかげで男の両手にあった刀傷がふさがる。その頃、半夏は久宣夜を思い出していた。…この先、面倒が起きたら俺を訪ねろ…汀州は準備した薬湯を持って来たが、半夏は飲むのをやめた。翌朝、音鰻に逃げられた久宣夜と遅雪は町に戻って行方を探していた。実は美しい音色は音鰻の好物であり薬にもなる。恐らく負傷した音鰻は町のどこかで療養しているはずだ。その頃、春桃は一晩中、琵琶を弾き続け、すでに指が血まみれだった。心配して閨房の外に集まっていた女将たちはさすがに捕頭を呼ぼうと決断、足の速い秋生(シュウセイ)を使いに出す。その時、偶然にも店の前を楚幽篁が通りかかった。客が騒いでいると小耳にはさんだ楚幽篁は捕頭の令牌を示し、部屋に乗り込んだ。すると春桃は無表情のまま、取り憑かれたように琵琶を弾き続けている。楚幽篁は仕方なく剣を抜いて琵琶を払い除け、その拍子に正気に戻った春桃を逃した。眠りを邪魔された帷帽の男は激高、楚幽篁に襲いかかった。腕に自信がある楚幽篁だったが、常人と思えない動きと腕力を持つ男に歯が立たない。その時、男が楚幽篁の首をつかんで締め上げた。楚幽篁はもがきながら男の笠を外したが、そこで意識を失ってしまう。実は帷帽の男は音鰻だった。すると突然、戸を破って久宣夜が飛び込んでくる。「ますます醜くなったな…ふっ」音鰻は激しい濁気を吐き出し、その隙に逃げようとした。しかし遅雪が駆けつけ銅鈸(ドウバツ)を鳴らし、耳をつんざく不快な音のせいで音鰻はうなぎの姿に戻り、動けなくなってしまう。段言秋は両親を失った半夏のため、許嫁の李賢(リケン)を呼んだと伝えた。あれ以来、心を閉ざしてしまった半夏。すると段言秋は広平の公文書で喉切り魔が曲蛮娘(キョクバンジョウ)だと知ったと明かした。しかし到底、信じることができず、これからも調査を続けるという。「いずれにせよ妖怪など存在しない、考え過ぎるな、お前には私たちがいる」「分かっています」段言秋は部屋まで送ると言ったが、半夏は必要ないと断った。久宣夜と遅雪は捕縛した音鰻を連れて広平県に戻った。宣夜は音鰻を満月の夜に退治するため、遅雪に見張りを頼む。「バカな奴だ、僕ならさっさと逃げるのに」「伴生妖は主に対して忠誠心がある 俺のそばにいて人面鴞の敵を討つ機会を狙っているんだ」久宣夜はしばらく留守にしていた赶山(カンザン)堂を掃除した。やがて日が暮れる頃、一休みしながら酒を飲んでいると亡くなった家族の霊が次々と現れ、宣夜の帰りを喜ぶ。最後に姿を見せたのは父だった。『仕事は順調か?息子よ、人間と同様、妖怪にも善と悪がある、全てを悪と決めつけるなよ?』「分かったよ」『今夜は星がきれいだな』しかしその夜、音鰻はちょうど机の上にあった水を利用し、逃げ出してしまう。その頃、広平の張(チョウ)府では夫人が若さを取り戻そうと梨の精を呼び出していた。すると銅鏡が波打ち、そこから手が飛び出してくる。梨の精は夫人が皮を剥いた梨に触れた。『お食べ』夫人は梨の精に言われるがまま、梨を頬張ったが…。翌朝、久宣夜は音鰻が逃げたと知った。しかし遅雪の姿もなく、慌てて探しに向かう。遅雪はのんきに露店で麺を食べていた。すると思いがけず段半夏が侍女と一緒に現れる。つづく(  ̄꒳ ̄)もしやパパって妖怪?女主は半妖で妖が見えるとか?それにしても音鰻、もうちょっと何とかならなかったのかキモくて画像も貼れなかったわw
2026.09.14
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第2話「妖鳥の咆哮」妖怪が見える段半夏(ダンバンシァ)は久宣夜(キュウシェンイェ)が妖怪を退治する捉妖師(ソクヨウシ)だと聞いても半信半疑だった。すると久宣夜が言った通り、巨人の婚礼行列が現れる。呆然と一行を見守る半夏、その時、自分たちの姿が見える娘に気づいたのか、行列が止まって妖怪が祝杯を勧めてきた。「彼らは巡り合いの縁をとても大切にする、君は気に入られたようだ、拒んだら失礼だぞ?」半夏は宣夜に言われるまま巨大な桶のような杯を飲み干すと、一行を見送った。婚礼行列の巨人たちは山妖(サンヨウ)だった。宣夜の話では山だけでなく花や鳥、魚や虫も″元霊″を得れば妖怪になるという。″元霊″とは妖族が持つ神秘の力。いわば種のような物で、これを得れば知恵が付き、妖術を会得して長寿になれるという。半夏は宣夜が自分に使った妖怪が見える薬・無相(ムソウ)水を売って欲しいと頼んだ。しかし従兄のためだと気づいた宣夜が止める。「君はもともと妖怪が見えるから使った 妖怪の存在を知ることが必ずしも良いとは限らない」宣夜は自分が妖怪を退治すると安心させ、代わりに″苦喉(クコウ)″という薬を渡した。曲蛮娘(キョクバンジョウ)は人面鴞(ジンメンキョウ)という老練な妖怪で、人の顔に犬の尾を持ち、姿形はフクロウ、伝説では厄災の前兆で干ばつを起こすと言われていた。実際は他の妖怪と同様、人間に化けるのが得意で、好物は人の喉だという。食べればその声色を手に入れ、様々な声を出すことができた。実は広平(コウヘイ)でも人面鴞が人を襲い、声を奪うため喉を食いちぎったという。宣夜は人面鴞を退治するため楠陽(ナンヨウ)まで追ってきたが、段言秋(ダンゲンシュウ)に賊と勘違いされていた。しかし賊の捜査で屋敷に戻れなかったおかげで段言秋は殺されずに済んだのだろう。屋敷に戻った半夏は朝から薬を煎じていた。やがて従兄が帰ったと聞いて差し入れたが、段言秋は必要ないと拒む。しかし侍女・汀州(テイシュウ)が半夏は火傷までして準備したと訴え、段言秋は厚意を無下にできなくなった。「何の薬だ?ゥッ、苦いな…ありがとう」するとその夜、疲れて眠り込んだ夫に近づいた曲蛮娘は苦喉の臭いに気づき、驚いて尻餅をついた。翌日、久宣夜は遅雪(チーシュエ)と一緒に露店で茶を飲んでいた。「宣夜、お前の天敵が来たぞ?」「…お前は先に帰れ、今晩は頼んだ」すると遅雪と入れ違いに広平の捕頭・楚幽篁(ソユウコウ)が現れた。楚幽篁は6年前、四方(シホウ)街の昌平(ショウヘイ)巷で6人が殺害された事件に久宣夜が関わっていると疑っている。しかし今回は楚幽篁も広平から楠陽へ流れてきた″喉切り魔″の捜査に来たと教えた。「あれは妖怪の仕業だ」「また妖怪か、6年前の事件も妖怪だと?俺が信じると思うか?」「言うべきことは言った、妖怪の捜査で怪我をしても俺を責めるなよ」その夜、遅雪は楠陽府衙(フガ)で騒ぎを起こし、段言秋を誘き出した。一方、夫から従妹の薬湯を飲んだと聞いた曲蛮娘は半夏が苦喉を使ったと知り、自分の正体がばれたと気づく。そこで段言秋が留守の隙に報復に向かった。人面鴞の怪しい歌声を聞いて次々に倒れてしまう段家の人々。ついに汀州も突然、倒れる中、不思議と半夏だけは眠らなかった。するとついに曲蛮娘が半夏の寝所に現れる。曲蛮娘は段言秋を心から愛していると訴え、自分の邪魔をするなら半夏を消すしかないと迫った。しかしそこへ久宣夜が飛び込んでくる。「また悪巧みか?」驚いた曲蛮娘は大きな翼を広げて空に舞い上がり、そのまま飛んで逃げてしまう。府衙から戻った段言秋は例の曲者が曲蛮娘を誘拐したと聞いた。動揺した段言秋は最後に妻と会っていた半夏を追及したが、祖母から叱られてしまう。「なぜ半夏を問い詰めるの?あなたの嫁は酒場や劇院に出入りしていた人よ? どんな知り合いがいたんだか…結婚したのに連れ去られるなんて」段言秋は口答えしそうになったが、母の田(デン)氏から止められ、仕方なく下がることにする。その頃、久宣夜は山へ逃げ込んだ人面鴞と対決、魂を砕いた。人面鴞は離散して消えたが、宣夜はその前に切り落としていた尾の先を見逃してしまう。その夜、半夏は父の白髪を染める準備をしていた。汀州は縁談の件で怒っていた半夏が父を許したのだと安堵し、許嫁の李賢(リケン)も決して悪くないと勧める。「そうだ机の上に小姐宛ての文を置いておきました、小姐に渡して欲しいと言われて…」半夏は文が気になり、汀州に片付けを頼んで寝所に戻った。すると文を広げた途端、仕込まれていた濁気(ダクキ)が目の中に入ってしまう。半夏は濁気に操られ、劇院に誘き出された。ふと我に返った半夏はなぜここにいるのか分からなかったが、その時、不穏な風と共に黒雲が迫ってくる。「妹妹、危害を加えるつもりなどなかったのに、私を挑発するからよ! 私たちは相思相愛だった、添い遂げられるはずだったのに邪魔された!」人面鴞の尾に残っていた一縷の霊気は音鰻(オンマン)の濁気を借り、再び舞い戻ってきた。しかし危ないところで久宣夜が現れる。「なぜこんなことに?!」「ぁ…手違いだ」久宣夜は苦喉を半夏に渡したのは自分だと明かし、彼女は無関係だとかばった。「お前に恨まれる筋合いはないのに…」「仕方がないさ、おれは捉妖師、悪い妖怪を討つのは当然だ」久宣夜は人面鴞に切り掛かり、とどめを刺した。すると曲蛮娘は段言秋を心から愛していたと言い残し、消散してしまう。半夏は劇院の前で倒れていたところを助けられた。段言秋は侍女から半夏だけが曲蛮娘を見舞ってくれたと知り、曲者のことで追及してしまったことを反省する。「深夜に独りで蛮娘を探しに行くなんて無謀だぞ?お前は案ずるな」「兄長(シォンジァン)…もしこのまま嫂嫂(サオサオ)の行方が分からず、永遠に会えないとしたら?」「考え過ぎるな、良く休め」( ๑≧ꇴ≦)フック型じゃないと可愛いのにw半夏は差し入れを持って山にいる久宣夜を訪ねた。「ウサギの飼い主さーん!」「俺は飼い主じゃない、久宣夜だ」「私は段半夏です」すると差し入れと知って宣夜は喜んだ。しかし点心はあっという間になくなってしまう。「もうないのか?」「食いしん坊なのね…」久宣夜は広平に帰ると伝えた。「君は?養神香(ヨウジンコウ)に頼り、妖怪の存在を無視するつもりか?」「家族が妖の話を嫌うの、私も嫌、今回は兄長のために話したけれど、見えなくていい」「だが死ぬまで自分に嘘をつき続けることはできない」しかし半夏は平凡に暮らせればそれでいいという。すると久宣夜は自分が編み出した護符を半夏の手のひらに書いた。「護身の印だ、100年修行した大妖怪も追い払える、この先、面倒が起きたら俺を訪ねろ」久宣夜は捉妖師であり医者でもあった。家族はいないが四方街の昌平巷で赶山(カンザン)堂という薬舗を営んでいるという。「今日はありがとう、もう行くわ」久宣夜は夜道を独りで帰る半夏を心配し、遅雪に見送りを頼んだ。すると半夏の周りにたくさんの蛍が集まり、暗闇を照らしてくれる。半夏は宣夜の計らいだと気づき、笑顔で会釈した。つづく( ˙꒳˙ )名前を勝手に変えていますがご了承ください
2026.09.13
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第1話「麗しの妖妻」久宣夜(キュウセンヤ)は酒楼で麺を食べていた。あまりに見事な食べっぷりに居合わせた客も目を丸くしている。やがて雨が上がると、通りがかりの旅芸人が露台を借りて歌い始めた。その時、店の前で遊んでいた店主の子供の姿が見えなくなり、突然、裏道から悲鳴が聞こえる。久宣夜は思わず店を飛び出し、危うく妖怪に地面へ引きずり込まれそうになった子供を救った。しかし妖怪には逃げられてしまう。「音鰻(オンマン)か」すると今度は酒楼から人殺しだと叫ぶ声が聞こえた。「罠だったか」久宣夜は酒楼に戻り、店主に子供を返した。すると露台でさっきまで美しい声を披露していた芸人が喉を切られて死んでいる。久宣夜は悔しそうに現場をあとにすると、入れ違いで楠陽県尉(ナンヨウケンイ)・段言秋(ダンゲンシュウ)が駆けつけた。「大人(ダーレン)、またしても喉切り魔です」段半夏(ダンハンカ)は従兄の婚礼に出席するため、父・段英恒(ダンエイコウ)と涴州(エンシュウ)から駆けつけた。実は半夏は幼い頃から妖怪の類が見える。そのせいで周囲から好奇の目で見られ、家族は病だと決めつけた。半夏は祖母や伯母を安心させるため、今は良い薬と出会って落ち着いていると伝えたが、また中庭で金魚の妖怪を見てしまう。しかし薬の匂いを嗅ぐと、不思議と金魚の姿は見えなくなった。( ̄▽ ̄;)このカツラ正解なの?久宣夜は町外れの茶屋で弟分の遅雪(チセツ)と合流した。遅雪が捜索した結果、久宣夜が追っている人面鴞(ジンメンキョウ)はやはり楠陽にいたという。「永寧(エイネイ)坊西の段家にいる、豪邸だった」「じゃあ行ってみる、後を頼んだぞ」「後ってまさか、例の捕頭か?」半夏は父が本家に戻ってから独りでどこかへ出かけていると気づいた。もしや許嫁・李賢(リケン)との縁談を進めているのではないかと怪しんだが、段英恒は何にせよいずれ嫁ぐことになるという。「婚礼のことは母親に任せたかったが…残念だ」母の話題になると口をつぐんでしまう半夏、ふと思い出して父のために作った巾着を贈る。喜んだ段英恒は上手くできたと褒めてくれたが、半夏は自分に刺繍の才能がないと分かっていた。段言秋と曲蛮娘(キョクバンジョウ)の婚礼の日。半夏はちょうど拝礼の儀を終えて閨房に向かう曲蛮娘とすれ違ったが、その時、彼女の影に大きな翼があることに気づく。驚いて思わず目を覆ってしまう半夏、その様子を屋根にいた久宣夜が見ていた。半夏は新婦の正体が気になり、その夜、夫婦の居所に向かった。庭石の影から様子をうかがう半夏、すると突然、曲者が現れ、寝所に剣を放つ。剣は窓紗を破って寝所に入り、すぐ引き返して持ち主の元へ帰った。「何者だ!」寝所から剣を手にした段言秋が飛び出してきた。「お前の嫁は妖怪だ、退治に来た」「無礼者!」すぐ護衛たちも駆けつけたが、敏捷な曲者はあっさり屋根の上に登ってしまう。「妖怪は災いをもたらすぞ」結局、曲者に逃げられてしまった段言秋。しかし段言秋は庭石の影に半夏がいたことを知っていた。そこで半夏を呼び出し、曲者がどこから入ったか尋ねたが、半夏は暗くて見えなかったという。「兄長…嫂嫂(サオサオ)は妖怪です」「嘘だ!お前までそんなデタラメを!薬を飲みなさい!」思わず感情的になって声を荒らげてしまった段言秋。半夏を怯えさせてしまったと反省し、恐らく喉切り魔事件を捜査しているせいで犯人から報復を受けたのだと言った。「心配するな、屋敷の見張りを増やした、もう誰も入ってこられない」半夏は自分の部屋に戻った。するとまた金魚の妖怪を見てしまう。慌てて薬を使おうとしたが、その時、昨夜の曲者が現れた。「それは文鰩魚(ブンヨウギョ)という善良な妖怪、普通の人には見えないが君は違うようだ」「見えない、まやかしよ」「妖怪が怖いのか?安心しろ、俺は捉妖師(ソクヨウシ)、君を守ってやる」久宣夜は従兄を呼んでくれば自分が説明すると言ったが、半夏は部屋を出るなり助けを求めて叫んでしまう。「誰か!部屋に昨日の曲者がいる!」しかし護衛が駆けつけた時にはすでに曲者はいなかった。薬をもらいに出かけた半夏は養神香を受け取り済世(サイセイ)堂を出た。「何か見えてもこの匂いをかげばすぐ消えますよ」すると店の前にいる久宣夜に気づき、慌てて駆け出してしまう。裏道に入って一息ついた半夏、しかし久宣夜が再び現れた。「ちゃんと説明させてくれ」「話を聞きなよ、怖がらないで…」突然、現れたウサギが喋り出し、驚いた半夏は急いで逃げて行ってしまう。実は遅雪はウサギの妖怪だった。( ๑≧ꇴ≦)ウサギのままでいてくれ!w半夏の侍女・汀州(テイシュウ)が厨房で従兄と曲蛮娘の馴れ初めを聞いてきた。曲蛮娘は3ヶ月前に町に来た口技(コウギ)の芸人で、老若男女の声や鳥、虫の鳴き声まで本物かと思うほど見事に真似ることができるという。段言秋も舞台を見てすっかり虜になり、2人は互いに一目惚れだった。当然、伯父夫婦は反対したが、結局、息子に押し切られてしまったという。曲蛮娘は昨夜の事件に驚いて閨房から出られず、家族への挨拶を済ませていなかった。そこで半夏は見舞いと称して曲蛮娘を訪ねることにする。すると西日が当たった曲蛮娘の影にやはり大きな翼があった。半夏は久宣夜を探しに出かけた。すると昨日の裏道でウサギを見つけ、後をつけることにする。気がつけば半夏は奥深い森にいた。「ウサギの飼い主さん、どこですか?!」「俺のことか?」暗闇から久宣夜が現れた。「この世に妖怪はいるの?」「自分でも分かっているのだろう? 妖怪は天地が創造した、現実と虚構の間に存在し、その姿は捉えどころがない 空まで届く巨大な妖怪もいれば、小さくて目立たない妖怪もいる 通常、人と妖は異なる世界に住んでいる だが人間界に現れ、いたずらしたり、霊力を悪用する妖怪もいるから退治しているんだ 妖怪の中には隠身(インシン)術が使える者もいる、姿を変えたら妖怪だと分からない だが君には隠身術を見破る力がある、珍しい才能なのに嫌なのか?」その時、久宣夜は半夏から薬の匂いがすると気づいた。「養神香か?体に悪いぞ、一時的に妖が見えなくなったとしても脳に良くないんだ」半夏はまだ半信半疑だった。そこで久宣夜が本当に捉妖師なのか知りたいという。久宣夜はちょうど妖怪が来たことに気づき、薬を使った半夏を無相(ムソウ)水で解毒した。すると半夏は山道を歩いてきた巨人の婚礼行列を見る。つづく※人面鴞=人の顔を持つフクロウの妖怪※音鰻=美しい音が好物のウナギの妖怪
2026.09.12
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锦月如歌 Legend of The Female General第36話婚姻は結べずとも心は夫婦であると誓った肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)。これまで通り睦まじく過ごしていたが、内乱で揺れる烏托(ウタク)が鳴水(メイスイ)と華原(カゲン)へ侵攻、知らせを受けた2人は直ちに参内した。承平(ショウヘイ)帝は和議を破った烏托に激怒、肖珏に鳴水への出陣を命じた。しかし禾晏(カアン)は華原ではなく、なぜか潤都(ジュント)を守るよう指示されてしまう。結局、華原には燕賀(エンガ)が向かうことになり、楚昭(ソショウ)も監軍として補佐することが決まった。宮殿を後にした禾晏は皇帝の決定に困惑していた。しかし肖珏は潤都が鳴水と華原の中間に位置することから、いざという時はどちらにもすぐ向かえると理解を示す。「王霸(オウハ)たちをお前に同行させよう」すると楚昭が現れ、気まずそうに声を掛けた。「禾姑娘…」「監軍を任されるなんて、さぞや陛下の信頼が厚いのね」禾晏はけんもほろろで取り付く島もなく行ってしまう。一方、勅命により出陣することになった燕賀は身重の妻の強い希望で戦への同行を認めた。禾晏は王霸たちが加わった撫越(ブエツ)軍を率いて潤都に入った。しかし烏托軍は鳴水と華原への攻撃を続け、潤都は何事もない。軍報に記すこともなく、暇を持て余す禾晏。そんな中、烏托軍が増兵して華原を猛攻していると報告が来た。「小麦(ショウバク)、5千の兵を残すと李匡(リキョウ)に知らせて、残りは私と華原へ加勢に行く!」禾晏たちが潤都から駆けつけ烏托軍を撃退、燕賀たちと一緒に軍営へ戻った。楚昭は祝宴の準備ができていると歓迎したが、突然、燕賀が落馬してしまう。実は燕賀は激しい戦いの中、毒矢に刺されていた。すると燕賀が禾晏の腕をつかみ、自分が死んでも身重の妻には言わないで欲しいという。ちょうどその時、天幕では燕賀の妻・承秀(ショウシュウ)が産気づいていた。燕賀は禾晏たちに見守れる中、息を引き取った。承秀の天幕に駆けつけた禾晏は燕賀の遺言通り承秀には知らせず、お産を見守る。やがて承秀は女児を出産した。「名前は慕夏(ボカ)、燕賀が命名したの、男児なら良将(リョウショウ)、女児なら慕夏と」「慕夏…いつかきっと父親に負けない女将軍になるわ」その夜、楚昭は燕賀の死に衝撃を受け、酒をあおっていた。すると禾晏が現れる。「あの子は父親を亡くした、顔を合わせることもできずにね 本来ならもっと早く勝利し、死者も減らせた あなたの忠言のせいで陛下は兵力が集中することを懸念し、撫越軍に潤都を守らせた 結果、兵力が分散して烏托をすぐ倒せなかった、今日の光景があなたの望んだものなの?」禾晏は罪を償うべきだと迫り、酒瓶を投げ割って出て行ってしまう。 独りになった楚昭は自分を愛してくれた母と応香(オウコウ)の最期の姿を思い出していた。人としての一線を守ってきたつもりだったが、結局、禾晏の警告通りになってしまった楚昭。…あなたはすぐ第二の徐敬甫(ジョケイフ)になる…楚昭は自責の念に駆られた。自分が過ちを正せなかったせいで戦が収まらず、民の安寧を奪うことになろうとは…。そもそも2人の将軍が国境を守っていたら、烏托は侵攻などできなかっただろう。「私の罪だ」しかし禾晏が華原を平定したのも束の間、翌朝、烏托が鳴水に兵力を集めていると急報が届く。「加勢に向かう、江蛟(コウコウ)は残って引き続き華原の防衛を」鳴水では肖珏たちが死闘を繰り広げていた。その時、疾風のごとく白馬にまたがった禾晏が現れ、弓矢を放って敵に囲まれた肖珏を救う。すると撫越軍が雪崩れ込み、怒涛の勢いで敵兵を圧倒した。肖家軍の英霊が眠る鳴水の地で肖珏は宿願を果たし、烏托軍を撃破した。青琅(セイロウ)剣と飲秋(インシュウ)剣を突き上げ、勝利を祝う肖珏と禾晏。戦場にはいつまでも兵士たちの勝ち鬨の声が響き渡っていた。私利のため讒言を繰り返した楚昭は官職を解かれて流刑となった。一方、皇帝は肖珏と禾晏の功績を称え、潤都を無断で離れた禾晏への罰も見逃してくれる。「褒賞は2人の屋敷に届けてある」その頃、承秀は娘と2人で新しい生活を始めていた。「あなたに嫁ぐ以上いつかこんな日が来ると覚悟はしていたけれど、あまりに早過ぎる でも後悔していない、何があっても強く生きていく、この子を育てていくわ」承秀は気丈にふるまっていたが、ふいに涙があふれた。その時、窓から蝶々が舞い込んで来る。すると蝶々はまるで赤子を見守るように慕夏の顔の近くにとまった。京城に平穏が戻った。参内を終えた帰り道、禾晏はこれこそ亡くなった兵士たちが求めてい光景だろうと感慨深い。するとあっという間に飛鴻将軍府に到着した。禾晏は思わずもう少し肖珏と歩きたかったとこぼす。「ずっとそばにいる、婚姻はできずとも死後は同じ墓で眠りたい」その時、飛鴻将軍府で待っていた飛奴(ヒド)が現れた。仲睦まじい2人の様子を見て目のやり場に困る飛奴。「あの~もういいですか?死後のことはさておき、実は陛下から勅旨が…」実は皇帝は封雲(ホウウン)将軍と飛鴻将軍の婚姻を認める勅旨を褒美としていた。それから1ヶ月後、肖珏と禾晏は婚礼の日を迎えた。これまで孤独だった禾晏は今や都中にその名をとどろかせる女将軍となり、婚儀には親しい友人や同志たちが駆けつけ、たくさんの祝福を受ける。肖珏は美しい花嫁の手を引きながら、2人で経験した様々な思い出が蘇り、感無量だった。その夜、肖珏と禾晏はこっそり祝宴を逃げ出し、遠乗りに出かけた。「翠望(スイボウ)山の月は天下一と聞くわ、よく見なくちゃ」「天下一とは言えぬだろ?」「どうやら本物の天下一の月が嫉妬してるようね」「天下一の月はお前のものだ」2人は馬にまたがったまま、手を繋いで満月を眺めた。「肖珏、あなたは50年後の月は今と違うと思う?」「分からぬ」「数十年後の月がどうなるのか見たいわ」「私もだ、だから共に見よう」全剧終( ๑≧ꇴ≦)完走しました!やはり最終話、既定路線でまとめてきましたね前半は楽しく視聴していましたが中盤から失速、後半は惰性となりました(すまんw)が、しかし!最後の最後で全てを補うアーマオの登場!いや〜生きてて良かった ←そこ?w
2026.09.12
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锦月如歌 Legend of The Female General第35話禾晏(カアン)を娶るなら兵権を返上しろと皇帝から迫られた肖珏(ショウカク)。その夜、肖珏は祖廟で独り、父と母の霊位に苦しい胸の内を明かした。「父親、母親、私は肖家軍を捨てることも、禾晏の翼を縛ることもできません もしも結ばれぬ定めなら生涯、孤独を貫きます」承平(ショウヘイ)帝は朝廷の抑制と均衡を図るため将軍同士の婚姻を許さなかった。こうなったからには肖珏と禾晏を確実に引き離さねばならない。そこで承平帝は肖珏に残酷な任務を与えることにした。肖珏が宮中に出かけている間、肖府に禾晏の花嫁衣装が届いた。容微(ヨウビ)は寸法が合っているか確かめるため禾晏に試着させたが、その時、回廊から肖璟(ショウケイ)の声が聞こえてくる。「懐瑾(カイキン)が帰った」ちょうど禾晏が花嫁衣装に袖を通したばかり、容微は挙式の前に新郎に見せるのは縁起が悪いと訴えた。しかし肖珏が勅旨を持ち帰ったという。禾晏は花嫁衣装のまま部屋を飛び出したが、肖珏は禾晏の美しい花嫁姿を見てもうつむいていた。「どうかしたの?」「…禾晏へ勅旨だ」皇帝は禾晏に飛鴻(ヒコウ)将軍府を賜った。喜んだ禾晏は拝礼しようとしたが、肖珏に止められてしまう。「まだ続きがある、″飛鴻将軍・禾晏は高潔で文武を重んじると聞く 石晋(セキシン)伯の子息で中書省侍郎・楚昭(ソショウ)は品格と容貌に優れ、優れた才を持つ 誠に似合いの2人であるゆえ両名の婚姻を認める″」…参内した肖珏は皇帝に禾晏を諦めると奏上したすると皇帝は婚姻の勅旨を肖珏が伝えるよう命じる『お断りします』肖珏はその場にひざまずいて罰を請うたしかし皇帝から拒むなら肖家に累が及ぶと脅され、断ることができなかった…禾晏は愛する人の口から別の男へ嫁ぐよう命じられた。「どういうこと?愛を誓い、花嫁衣装も作った…それなのに…」しかし皇帝の勅命を拒否することはできず、涙をこらえて受け取ることにする。肖珏は勅旨を差し出したものの、どうしても手放すことができなかった。すると禾晏は奪い取るように勅旨をつかみ、奥殿に帰ってしまう。禾晏は皇帝に拝謁、勅旨の撤回を求めた。そこへちょうど楚昭がやって来る。楚昭は自分の想いが何晏に届くよう努めると奏上したが、禾晏は必要ないと突っぱねた。「兵権を持つ2人を夫婦にできないことは理解しています、肖珏のことは諦めます」禾晏の決意を聞いた皇帝と楚昭は安堵した。しかし禾晏は楚昭にも嫁がないという。「愛する人と結ばれないのなら一生、独り身で構いません!どうかお許しを」その時、皇帝は肖珏の嘆願を思い出した。『陛下、禾晏が楚昭との婚姻を拒んだ時は、その選択をお許しください』すると皇帝は禾晏の願いを聞き入れ、楚昭との縁談を破棄した。楚昭は禾晏の後を追った。「婚姻の勅旨はあなたが?」「そうだ、私が願い出た、何にせよ肖珏が君をあきらめたのは事実だ 私を見てくれないか?君への愛なら負けない」「何が″愛″よ、これは謀略だわ!」禾晏は楚昭の愛とは野心を取り繕うための口実に過ぎないと言い放った。すると禾晏は楚昭からもらった玉飾りを投げ捨て、割ってしまう。「あなたはすぐに第二の徐敬甫(ジョケイフ)になる」楚昭は割れた玉を握りしめ、血を流しながら禾晏の背中をただ見送ることしかできなかった。楚府に身を寄せた徐娉婷(ジョヘイテイ)は侍女から楚昭と禾晏が婚姻すると聞いて逆上した。するとその夜、楚昭が哀れなほど打ちのめされ、茫然自失で帰って来る。出迎えた応香(オウコウ)は心配そうに声をかけたが、実は婚姻の話が流れてしまったという。その時、楚昭を問い詰めようと待ち構えていた徐娉婷が現れた。徐娉婷は自分を騙した楚昭が結局、同じように恋に破れたことを笑った。しかし徐娉婷に蔑まれれば蔑まれるほど楚昭は冷静になってしまう。「君はいつまでも傲慢なままだな、哀れというか、笑えるというか、ふっ」「楚昭…」その時、徐娉婷が隠し持っていた短刀を振りかざした。すると応香が身を挺して楚昭を守り、身代わりとなって刺されてしまう。楚昭は応香を抱き留め、医者を呼ぶよう叫んだ。「公子…あなたを1人にしてしまう…これからは執着を捨て…自分を許してあげて…」応香は愛しい人に手を伸ばしたが、結局、頬に触れることも叶わず息絶えた。使用人は徐娉婷を拘束した。すると興奮した徐娉婷はこれが楚昭への報いだと叫ぶ。「あなたが愛する人も、あなたを愛する人も、全て去って行く!報いを受けなさい!」その時、楚昭は応香との出会いを思い出していた。妓楼の前で女将に殴られていた応香を助けた楚昭。『私と行かないか?』楚昭は絶命した応香を抱きしめ、しばしそのまま泣いていた。その夜、肖璟は祖廟にいる肖珏を見つけた。「お前が自ら勅旨を伝えたのは家族や肖家軍を守るためだろう? お前は肖家や甲斐性なしの私のために幼い頃から重荷を背負い、苦しんできた だが禾姑娘のおかげで柔和になり、心を開いた お前は多くを犠牲にして来たんだ、彼女との愛まで手放すな」肖璟は自分たち夫婦が味方だと背中を押した。禾晏は飛鴻将軍府で独り、梅の花を肴に酒を飲んでいた。その時、思いがけず肖珏が現れる。「何の用なの?」「あきらめ切れないのだ…まだ間に合うか?」禾晏は肖珏に駆け寄り唇を重ねた。するとせめてもの仕返しに肖珏の唇をかんでしまう。「婚姻でも何でも望まぬことを誰も私に強制できない」「余計なことを考え過ぎていた、今度こそ己の心に従う、婚姻の証しがなくとも私たちは夫婦だ」「分かってる」程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)の婚礼当日。禾晏は新郎が到着するまで宋陶陶に付き添っていた。「誰かの妻や母親になっても、あなたは宋陶陶のままでいて」「覚えておく、私はやりたいことがある、ひとりでもやり遂げてみせる」しかし破談になった禾晏を思うと急に涙があふれてしまう。すると禾晏は婚姻しなくても変わらず将軍であり、自由に飛べると笑い、宋陶陶を送り出した。禾晏と肖珏は仲良く程鯉素と宋陶陶の婚儀を見守った。すると禾晏は肖珏の腰に自分が作った巾着があると気づく。「なぜこれを?」「気に入っている」「私が作ったことは内緒よ?」その時、新郎新婦の拝礼の儀が終わった。「盛大に祝ってもらえて幸せね…」禾晏に他意はなかったが、肖珏は思わず禾晏の手を握りしめた。「すまない」「なぜ?こうして寄り添っている、婚姻しなくとも共に歩んでいられるわ」禾晏と肖珏は婚礼を挙げることができなかったが、これまで通り仲睦まじく過ごした。そんなある日、鳴水(メイスイ)と華原(カゲン)に烏托軍が侵攻する。つづく( ˙꒳˙ )何?この流れ…嫌な予感しかしない最終回w
2026.09.11
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锦月如歌 Legend of The Female General第34話承平(ショウヘイ)帝は逆賊を排除、大魏(ギ)は烏托(ウタク)と盟約を結び、民に平穏が訪れた。そんな中、程鯉素(テイリソ)は医者として共に戦場を生き抜いた宋陶陶(ソウトウトウ)に深い絆を感じ、改めて婚姻したいと告白する。宋陶陶も素直に自分の気持ちを認め、程鯉素からの愛の証しを受け入れた。「合歓(ネム)は薬材になるうえ、夫婦円満の象徴だ」すると程鯉素は自ら宋陶陶の髪にかんざしを挿した。一方、禾晏(カアン)は潤(ジュン)都へ戻る李匡(リキョウ)の見送りに出かけていた。その間に肖珏(ショウカク)の元へ程鯉素と宋陶陶の婚礼の招待状が届く。「この月末に?早いな、ようやく幸せをつかんだか」「あなたと禾姑娘(グーニャン)はいつ結ばれるのかしら?」感慨深げな肖珏の様子を見た容微(ヨウビ)は思わず冷かした。肖珏は禾晏を連れて賢昌(ケンショウ)館を訪ねた。当時を思い出し、何かにつけて肖珏から背が低いといじめられていたことを思い出す禾晏。すると肖珏は禾晏が罰を受けて空腹だった時、こっそり差し入れしたのは自分だと明かした。その時、恩師の魏(ギ)先生が通りかかる。恩師は禾晏が男と偽っていたことを根に持っていたが、門人からは大歓迎された。実は魏先生は禾晏が女だと知って在学中の書を外したが、結局、また飾っているという。( ゚д゚)え?昔、落とした飴がボロボロになって発見されるエピじゃないの?w2人はその足で灯籠祭りへ出かけた。初めて見る美しい光景にすっかり魅了される禾晏、その時、偶然にも飴細工の露店に目を止める。「鳳凰と麒麟があるけど、どちらがいい?」「いらぬ…花籠は?」肖珏はまだ季陽(キヨウ)で禾晏が楚昭(ソショウ)に贈った花籠の飴を根に持っていた。「もしかして嫉妬?そんな小さなことを気にするなんて」「誰かを好きになれば心が狭くなるものだ」「私も心が狭いから他の人は誰も入れないわ」そこで禾晏は店主に頼んで飴細工を自分で作ることにした。肖珏はそれとなく店主に銀子を渡し、飴を屋敷に届けてもらうことにする。次に肖珏は謎解きの灯籠がある矢倉に禾晏を案内した。肖珏と禾晏は矢倉で偶然、燕賀(エンガ)夫婦と出くわした。すでに妻のため沢山の灯籠を手に入れた燕賀。すると禾晏は自分が謎を解いて灯籠を肖珏に贈りたいという。その時、店主がひときわ立派な灯籠を持って来た。禾晏はその灯籠についている謎を解き、見事に正解して灯籠を手に入れる。驚いたことにその灯籠には女将軍の絵が描いてあった。肖珏は禾晏を連れて露店の湯圓(タンユエン)を食べることにした。しかし女主はなぜか1碗しか置いてくれない。「若い夫婦が元宵節に1碗の湯圓を分け合うと生涯、甘く円満に過ごせるのよ」肖珏は最後の目的地となった梅の木まで禾晏を連れて来た。すると肖珏は梅の枝を折って禾晏に贈る。「お前は言っていたな、ずっと暗闇を1人で進み、誰にも気にされず過ごしてきたと だから今日は多くの場所を一緒に巡った、お前が進んできた道を共に歩みたくて…」「それで賢昌館に立ち寄ったのね、私たちの過去を描いた灯籠も作ってくれた」「お前は月に照らされる必要などない、自ら光を放ち、輝いているからだ 禾晏、お前を愛している、私と生涯を共に…」「偶然ね、私もそう言おうと思っていたの」2人は唇を重ね、永遠の愛を誓った。その時、無数の天灯が一斉に夜空を彩る。「こんなに沢山の天灯まで飛奴(ヒド)に頼んだの?」実は禾晏は肖珏の指示でこっそり先回りしている飛奴に気づいていた。( ߹꒳ ߹ )塀の向こうで懸命に天灯を上げまくる飛奴よ~一方、祭りから戻った楚昭は禾晏からもらった思い出の飴細工を取り出した。「これをくれたのは愛の証しだったはず…」しかし飴が割れてしまう。実は楚昭は偶然、熱い抱擁を交わす禾晏と肖珏の姿を目撃していた。「なぜ欲しいものは何ひとつ手に入らぬのだっ!」応香(オウコウ)は縁がなかったのだとなだめたが、明かりを失った楚昭は目の前が真っ暗になった。翌日、楚昭が皇帝に拝謁すると、寝殿にも梅の花があった。侍従の話では城南の満開の梅を封雲(フウウン)将軍が手折り、飛鴻(ヒコウ)将軍に贈ったという。「巷で美談として広まり、貴公子や令嬢たちも想い人と梅の下で愛を誓っているとか」皇帝も確かに似合いの2人だと喜んだが、楚昭が水をさした。「しかし良縁とは言えぬかと…どちらも兵権を持っています」するとこれまで穏やかだった皇帝の表情が険しくなった。その夜、禾晏は肖珏を誘って屋根に登った。幼い頃はこうして何(カ)家の屋根に登って月や星を眺めていたという。「なら肖家の屋根はお前にやろう」「ふふ、封雲将軍とまさか屋根に登る日が来るとはね~ 撫越(ブエツ)軍に私が戻ったら、あなたと肖家軍は仕事がなくなって暇になるわね」「威勢がいいな、まあいい、軍功を立てた方が勝ちだ、それよりまず婚礼の相談をしよう」肖珏はすでに京城で最高の仕立て師に婚礼衣装を頼んでいた。肖家に仕立て師が婚礼衣装の寸法を図りにやって来た。美しい女将軍となった禾晏の姿を眺めながら感慨深い肖珏。すると皇帝から急に参内を命じられてしまう。実は皇帝に烏托王の急死を知らせる密報が届いていた。幼い王子が即位したものの、その叔父は強力な軍と野心を持ち、大臣たちも二派に分かれてしまったという。肖珏は幼王の叔父が民心をつかむため大魏を攻めると考え、禾晏ともども国を守る覚悟だと誓った。そこへ思いがけず楚昭が現れる。楚昭はいきなり叩頭、禾晏との婚姻を賜りたいと嘆願した。驚いた肖珏は禾晏と近く婚礼をあげると報告し、楚昭との縁談を止める。皇帝は肖珏が禾晏を娶ることに反対しないとしながらも、封雲将軍と飛鴻将軍の婚姻となると話は別だと言った。「婚礼を止めはせぬ、その代わりどちらかが兵権を返せ」宮道に出た肖珏は楚昭を引き止め、いきなり殴りかかった。「ふっ、確かに私は弱みにつけ込み、禾晏を奪うつもりだ だが兵権が一家に集うのは禁忌 禾晏があれほど苦労して取り戻した地位を自分のために捨てさせるのか?! 肖珏、お前と禾晏には縁がなかったと認めるんだな、決して結ばれぬ定めだ」禾晏が中庭にいると肖珏が帰ってきた。しかし肖珏は烏托の事情だけ伝え、兵権の件を明かすことができない。「次はお前も呼んで共に話し合おうと… お前は飛鴻将軍、大空に翼を広げて万里を行け」すると肖珏は人目もはばからず禾晏を抱きしめた。つづく(  ̄꒳ ̄)酷なようだけど楚昭は正しいわって何?この急な楚昭寄りw
2026.09.10
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锦月如歌 Legend of The Female General第33話徐敬甫(ジョケイフ)と何如非(カジョヒ)の罪を暴き、飛鴻(ヒコウ)将軍の名を取り戻した禾晏(カアン)。しかし何元盛(カゲンセイ)が子の身分を偽って君主を欺いた罪で爵位剥奪のうえ流刑となり、皇帝は何晏(カアン)も何家一族として連座を免れないという。焦った肖珏(ショウカク)と楚昭(ソショウ)は禾晏の得難い将才や多くの功績が罪を補って余りあるとかばった。すると禾晏は大将軍になるのが夢だったと訴え、再び入隊したのも己の名で功を立てるためだったと釈明する。「入隊後、陰謀の存在に徐々に気づき、仲間の無念を晴らそうと決心したのです 大魏の女将軍となることが私の使命です」その時、肖珏と確執があった楊(ヨウ)兵部尚書が肖珏と楚昭の奏上に同調、禾晏を撫越(ブエツ)軍に戻して立て直させてはどうかと進言した。「また肖家の無実を公表して汚名をそそぎ、兵の心を安んじるべきです」皇帝は思わず失笑した。「言いたいことを全て言われてしまったな」実は皇帝は初めから禾晏を罰するつもりなどなかったという。「武安(ブアン)侯は飛鴻将軍に戻り、領土と民を守るように 楚昭、そなたは本日より中書省で侍郎として勤めよ」( ๑≧ꇴ≦)久しぶりに見たアトム型wその夜のうちに何元盛は連行され、飛鴻将軍府は閉鎖された。一方、栄華を誇った丞相府も一夜にして没落、財産は全て没収となった。事情を知らない徐娉婷(ジョヘイテイ)は兵士たちに激しく抵抗したが、今や落ちぶれた令嬢だと嘲笑されてしまう。「徐敬甫は投獄された、まだ丞相府の小姐のつもりか?」そこへ楚昭が駆けつけた。楚昭は動揺する徐娉婷をなだめ、ひとまず楚府で面倒見るという。「案ずるな、老師を救う手立てなら考えてある」徐娉婷をかばって連座から救ったのは楚昭だった。応香(オウコウ)はなぜ楚昭が皇帝に徐娉婷の命乞いをしたのか分からなかったが、楚昭はこれも他の門人や朝廷の混乱をなだめるためだという。「徐娉婷を守って情に訴え、道理を解けば、皆、度を越えた真似はするまい」何より徐娉婷が助けを得られず死んだ母と重なり、同じ目に遭わせるのは忍びなかった。翌朝、肖珏は閉じこもっている禾晏を訪ねた。すると禾晏は独り、母の霊位の前で悲しみに打ちひしがれている。「禾晏?」「懐瑾(カイキン)…私は母親を失った、もう二度と会えないのね」「私がそばにいる」「なぜ命を賭してまであんなことを…」「愛する娘に生きて欲しいからだ」肖珏は落ち着きを取り戻した禾晏を連れて庭へ出た。すると驚いたことに王覇(オウハ)、江蛟(コウコウ)、黄雄(コウユウ)、小麦(ショウバク)がいる。実は4人は潤(ジュン)都の戦いのあと九旗営に入隊が認められ、今回も一緒に入京していた。「撫越軍で兵を募るならすぐ移るよ!」黄雄はうっかり口を滑らせ、都督ににらまれてしまう。そこに燕賀(エンガ)、李匡(リキョウ)、程鯉素(テイリソ)、宋陶陶(ソウトウトウ)も駆けつけた。久しぶりに同志に囲まれ、笑顔を取り戻した禾晏。その時、皇帝の勅旨が届いたと知らせが来た。皇帝の使者は楊大人だった。「″肖家軍総帥・肖仲武(ショウチュウブ)は奸臣に罪を着せられ落命した 冤罪が晴れた今、肖仲武を忠武大将軍に追封、改葬して英霊を慰めん また封雲(フウウン)将軍・肖珏を肖家軍総帥に封じる″」実は勅旨は他の者が届けるはずだったが、楊大人は急ぎ届けたいと代理を願い出たという。「私は思い込みの強さゆえ徐敬甫に操られ、忠臣の名誉を汚してしまった」楊大人は自分の過ちを認めて謝罪し、帰って行った。肖珏は祖廟に勅旨を供え、ここに宿願を果たしたと先祖に報告した。すると肖珏は禾晏と一緒に両親の位牌の前に立つ。「父親、母親、連れてきました、この人です、名前は禾晏」「これからも2人で支え合い、国と民を守ります、ご安心ください、懐瑾を大切にします」そんな弟たちの後ろ姿を眺めながら、肖璟(ショウケイ)と容微(ヨウビ)はこれで2人も婚儀を行えると喜んだ。禾晏は肖珏に付き添われ、投獄された何如非と面会した。「…妹妹、来たか」何如非はこの期に及んでもまだ全て禾晏のせいだと八つ当たりする。「お前は私の身分を盗み、勉学をし、軍にも入隊、功を立てた 何家嫡男の身分がなくば、誰もお前を知らなかっただろう、私こそ飛鴻将軍なのだ! お前は私の替え玉に過ぎぬ!お前が持つもの全ては私のものだったはずだ!」何如非は自分の境遇を嘆き、禾晏を妬むばかりだった。「そう?ならどうして自分の力でやり直さなかったの?」「機会がなかったからだ、お前に人生と身分を盗まれてな!」「違う、勇気がなかったのよ、あなたは臆病だった、でも私は勇敢だった 何如非の身分のおかげで栄誉を得たとしても、あの毒茶で因果は変わったわ 今日は身分など関係ないとあなたに伝えたくて来たの 私は男でも女でも、どんな名であろうと、同じように飛鴻将軍になれる」禾晏と肖珏が大理寺を出ると楚昭が現れた。2人が手をつないでいることに気づき、複雑な思いの楚昭。実はこれから徐敬甫に会いに行くと伝えて2人と別れた。楚昭の姿を見た徐敬甫は痛憤の極み、今さらながら才を惜しみ助けたことを後悔した。楚昭は恩と国のどちらが重いかは明らかだと訴え、私欲のため敵と内通した師匠を告発するしかなかったという。そんな楚昭の空々しい正論など聞いても、徐敬甫は虚しくなるばかりだった。「保身にかけては師たる私より優れているな」「老師に勝とうなど一度も思ったことはありません、ただ私は心に恥じぬよう生きるだけ」もはや徐敬甫にできることは愛娘の世話を頼むことだけだった。「娉婷は心からそなたを愛しているのだ」徐敬甫は楚昭に深々と頭を下げたが、その時、ついに楚昭が本性を見せた。「…ですが私は徐小姐を愛したことがありません」その時、徐敬甫の理性がついに崩壊、楚昭の息の根を止めようと手を伸ばして突進した。すると鉄格子に頭が激突、狂ったように手を伸ばすも楚昭には届かない。結局、徐敬甫はそのままばったり倒れ、無念のまま絶命した。「老師、ご心配なく、彼女の面倒は見ます」ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ 楚兄!屋敷に戻った楚昭は禾晏の姿絵を眺めていた。「あの温もりを失ってなるものか…」その時、徐娉婷が乗り込んでくる。「父親を告発したのがあなただと聞いたわ、そんなの嘘よね?」「…本当だ」徐娉婷は楚昭が父を裏切ったと知り呆然、ようやく自分への真心も嘘だったと気づく。「君を世話すると老師に約束した、ここで安心して暮らせばいい」「誰がこんな所!」傷ついた徐娉婷は部屋を飛び出したが、楚昭は応香に任せた。楚昭は朝議に向かう途中、肖珏と禾晏を見つけて呼び止めた。「楚兄、昇進おめでとう、改めてお祝いを…」「口で言うだけではダメだ、俸禄が多いのだからご馳走してくれ」いたずらっぽく笑う楚昭の様子にいささか戸惑う禾晏。しかし肖珏は楚昭の協力のおかげで奸臣を処罰できたと感謝し、禾晏と2人でもてなすと約束した。烏托(ウタク)王から新しい盟約書が届いた。交易所の設置場所は話し合いで決めることになり、利益の配分は大魏7割、烏托3割となる。禾晏は烏托王が馬寧布のため譲歩したのだと分かった。しかし狡猾な烏托のこと、軍備は緩めず、出方を見る必要がある。肖珏は平和が訪れるなら軍を退いても構わないと言った。「私は大将軍になりたい、その時は私が養ってあげる」つづく(  ̄꒳ ̄)あれ?総括が入って最終話だと思ったらまだ続く?禾晏は何晏には戻らないのね
2026.09.09
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锦月如歌 Legend of The Female General第32話烏托(ウタク)の外臣・馬寧布(バネイフ)の歓迎の宴の夜。禾晏(カアン)は禁足で出席できない肖珏(ショウカク)や仲間たちに背中を押され、肖府を出発した。禾晏は隆泰(リュウタイ)殿で燕賀(エンガ)と再会した。「まさか女子だったとはな」「私が女だから友人をやめたいと?」「そんな狭量ではない」燕賀が憮然としていたのは禾晏が事実を隠していたことだという。「仕方がなかったの、で夫人は元気?」話が身重の妻の話題になると、燕賀はすぐ機嫌を直した。「それにしても何如非(カジョヒ)の奴、華原(カゲン)の犠牲を恥じる様子もないな」殿内ではちょうど何如非が談笑していた。その時、禾晏は文官たちと一緒にいる楚昭(ソショウ)の姿を見つける。すると楚昭は小さく頷いて禾晏に合図を送った。「…どうやら役者が揃ったようね」瑪寧布は承平(ショウヘイ)帝に拝謁のしるしに祝酒を献じた。これを機に和平を望み、盟約を結んで両国の交易所を設けることで双方が利を得られるようになるという。しかし皇帝は交易所については結論が出ていないとやんわり退けた。すると友好的だった馬寧布の態度が一変、大魏から誠意が感じられないと不満をあらわにする。「烏托に譲歩することが誠意だと?」禾晏は思わず反発したが、それを何如非が諌めた。「武安(ブアン)侯は何様のつもりか?交易所について決めるのはお前ではない」「何将軍は何度も烏托と戦ったはず、いつの間に味方になったのですか?」禾晏に揶揄された何如非は決して二心はないと皇帝に釈明したが、思わぬ反撃に遭ってしまう。「飛鴻(ヒコウ)将軍は忠義の将、もちろん二心などないでしょう、ただ問題なのは… 将軍が本物ではないことです」禾晏は御前で何如非を告発、3つの罪を暴くと奏上した。最初の罪は何如非が飛鴻将軍の成り済ましであり、証人もいるという。すると八虎(ハッコ)将で唯一の生き残り・李匡(リキョウ)が召喚された。…李匡は肖府で禾晏と再会、禾晏が女子だと知った突然のことに驚愕したものの、それでも飛鴻将軍への敬意を払い、拝跪する実は禾晏は潤(ジュン)都を離れる際、李匡に文を残していた貧しい出自の八虎将は字が読めなかったことから、当時の何晏は万が一の連絡用に暗号を編み出している『7人が亡くなった今、知っているのは私と飛鴻将軍だけ…遅くなりました』文には棗(ナツメ)と亀(カメ)の印だけがあったこれで棗亀(ザオグイ)つまり早帰(ザオグイ)、″早く帰れ″という意味だった…李匡は禾晏こそ撫越(ブエツ)軍を率いていた正真正銘の飛鴻将軍だと証言した。すると何如非は李匡が潤都への救援が遅れた自分を恨んで禾晏と結託し、嘘をついていると言い逃れする。このままでは堂々めぐり、そこで皇帝は次の罪を聞くことにした。禾晏は何如非が偽者である事実を隠すため口封じを図ったと暴露した。その証拠として楊銘之(ヨウメイシ)の報告書を献上する。禾晏たちは帰京の途中、崇淮(スウワイ)城外で刺客に襲われた。念のため肖珏は楊知県に刺客の捜査を要請していたが、数日前に知らせが届く。…入れ墨があった刺客は何家の家職の遠縁…何如非は何の話かさっぱり分からないと言い放った。呆れた禾晏は華原で死んだ副将7人も何如非の仕業だと糾弾する。しかし何如非は流動的な戦況では講じる策も常に変わるものだと釈明した。その時、燕賀が席を立った。確かに鳴水以来、何如非に違和感を抱いていた燕賀。しかしもはや何如非が何者なのかは問題ではないという。「お前は私欲のために仲間を犠牲にしたのか?! 陛下、何如非に厳罰を下し、華原で散った将士に報いてください!」すると武官たちが一斉にその場で拝跪し、嘆願した。禾晏はいよいよ最後の罪を奏上、核心に迫った。「陛下、何如非は烏托と結託、国を裏切りました!」何如非は追い詰められながらも結局、証拠はないと高を括っていたが、思いがけず文を持った何夫人・唐佳(トウカ)が現れた。…唐佳は何如非が隠し持っていた証拠を持ち出し、肖珏を訪ねた『将軍、ひとつお願いが、これは私から陛下に直接お渡ししたいのです』『危険すぎます、関わらない方が…』しかし唐佳は二度と娘の命を危険にさらしたくないと訴え、その代わり自分が行くことは娘に秘密にして欲しいと頼んでおいた…唐佳は今の何如非は飛鴻将軍ではないと証言した。「私は夫に先立たれ、娘と実家にいました しかし何元盛(カゲンセイ)に気に入られ、無理やり嫁がされたのです 程なく何如非の病が悪化し、余命わずかだと言われました」何元盛は爵位を心配したが、男児の養子では野心を抱くと恐れ、何晏を何如非の身代わりにしたという。すると武芸を好んだ何晏が入隊後に功を立て飛行将軍となるや、病が完治した何如非と何元盛が共謀して邪魔になった何晏に毒を盛って失明させ、さらに口封じに刺客を放っていた。唐佳は全てを告白すると、激しく喀血した。すると何如非は唐佳が重病を患っていたことを理由に証言は虚言だと訴える。皇帝は禾晏に懇願され太医を呼んだが、太医は手の施しようがないとさじを投げた。「母親(ムーチン)…」「やっと母親と呼んでくれたのね…しっかり生きるのよ」唐佳は愛しい娘の顔に触れることが叶ったが、何晏の腕の中で息絶えてしまう。皇帝は何夫人を安らかに眠れるよう大殿から運び出させた。すると激情に駆られた禾晏は思わず剣を抜き、何如非に突きつけてしまう。「決着を着けるしかなさそうね」逃げ道を失った何如非は徐敬甫(ジョケイフ)に視線を移した。そこで徐敬甫は御前で剣を抜いた禾晏を不敬だと断罪、助け舟を出す。しかし禾晏が徐敬甫に剣を向け、証拠の中に丞相の文もあることを忘れたかと迫った。「陛下、何如非は徐敬甫の傀儡に過ぎず、徐敬甫こそ烏托と内通し、国を裏切った首謀者!」宴席は再び騒然となった。徐敬甫は鳴水で政敵を排除するため3万の将士を犠牲に、また掖州(エキシュウ)では自らの汚職を隠そうと証人である孫祥福(ソンショウフク)を殺し、季陽(キヨウ)では烏托を引き入れ、街を危機に陥れたという。「華原と潤都では密かに取り引きして何如非に副将7人を見殺しにさせた! 朝廷を乱して国の根幹を揺るがし、民を苦しめた!許されざる罪です!」皇帝は徐敬甫が首謀者という証拠があるのか尋ねた。すると禾晏はそのまま黙り込んでしまう。徐敬甫も何如非も結局、決め手はないのだと余裕綽綽だったが、その時だった。「私が証言します」ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノそれまで成り行きを見守っていた楚昭が御前にひざまずき、恩師を告発した。徐敬甫は弟子の突然の裏切りに呆然。すると楚昭は烏托の間者である甘茗(カンメイ)閣の店主を捕らえたところ、拷問の末に丞相が馬寧布に当てた文があると白状したと報告、そこには″鳴水に必ず交易所を設けさせ、利益を折半にする″と確約する文言があった。( ๑≧ꇴ≦)おじいちゃんwwwww死地に追い込まれた徐敬甫は最後の手段に打って出た。「陛下は年を重ねるにつれて奸臣に惑わされ、讒言に耳を傾け忠臣を信じなくなった 実に痛ましいことです、仕方がない、丞相として私には奸臣どもを排除する責任がある」その時、徐敬甫は杯を割って合図を送った。「皆の者!」「撫越軍に命じる!奸臣を捕らえよ!」徐敬甫の号令で何如非は撫越軍を引き入れた。皇帝が思い通りにならなくなった徐敬甫は反旗を翻した。すると撫越軍が雪崩れ込んでくる。徐敬甫は皇帝に罪を認めて速やかに退位するよう迫り、まだ幼い皇子を新帝に擁立して傀儡にするつもりだった。「撫越軍に命じる、奸臣を捕らえよ!」シーン…ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ…シーンしかし撫越軍は誰も動こうとしない。その時、兵士に紛れ込んでいた肖珏が振り返り、徐敬甫に剣先を向けた。実は隆泰殿の前に控えていたのは撫越軍ではなく、九旗営だという。「九旗営に命じる!逆賊を捕らえよ!」九旗営は反乱軍を制圧した。そもそも撫越軍には禾晏と生死を共にした将兵が多い。「なぜ偽物のお前に従うと思った?」禾晏は何如非の傲慢さに呆れた。徐敬甫は初めから皇帝と肖珏が組み、自分を追い込んで排除する計画だったと気づいた。すると開き直った徐敬甫は戦ばかりの武官たちを非難し、軍功のために民を犠牲にする罪人だと糾弾する。これに肖珏は猛反発、鳴水の戦いに勝っていたら必ずや平穏が訪れていたと嘆いた。「お前は悔い改めるどころか罪を隠そうと烏托に便宜を図った 大魏のためだと?全ては私欲のためであろう?!」「肖珏!私の行いは全て国のため!私の忠誠心に嘘偽りなどないっ!」しかし皇帝は一刀両断、徐敬甫と何如非を牢に入れ、審理を待って斬首にすると命じた。馬寧布は烏托の使節のため、処罰は烏托王に一任することになる。問題は何家の人間と判明した禾晏こと何晏の処遇だった。「そなたも咎を負わねばならぬ」つづく( ๑≧ꇴ≦)ここに来て証拠の文、ママでも持ち出せるのかーいwしかもいざとなったら証拠として弱過ぎるとかwww
2026.09.08
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第10話留学準備のため外国語学校で現地語を学ぶ姜暮(ジャンムー)。その日は潘愷(パンカイ)という華僑の男に言い寄られ、授業が終わるや急いでトイレに逃げ込んだ。娜娜(ナナ)に探りを入れたところ、藩愷は自動車修理工場の社長の息子で、受験も失敗続きなのだという。「しつこく付きまとわれて困ってるの」しかしちょうどトイレの窓から外へ逃げられると気づき、姜暮は無事に脱出した。姜暮は校舎の裏に車を停めて誰かと取り引きしている靳朝(ジンジャオ)を見つけた。<金はいいんだ、役に立てて光栄だと兄貴が言ってた<受け取れバッグの代わりに封筒を渡している靳朝。遠目からはっきり確認できない姜暮だったが、その時、またしても潘愷が現れた。潘愷はバス停まで姜暮を送るとしつこかった。すると靳朝が揉めている2人の姿に気づき、慌てて友人との話を終える。そこへ姜暮が走って来た。「久しぶりね、迎えに来てくれたの?」靳朝がいたおかげで潘愷はあっさり身を引いた。しかし姜暮は帰りの車の中で悶々としてしまう。「(さっきの人は何を渡したの?まさか危ない薬とか?) ねえ、彼から何をもらったの?あなたを″頭七(初七日)″って呼んでたけど… ここ数日、どこで何をしていたの?」「また質問か?それよりあの男は?白い服の男といたろ?」「クラスメートよ」「…用心しろ」翌朝、姜暮は久しぶりに飛馳(フェイチー)自動車を訪ねた。静まり返った工場、すると三頼(サンライ)がひょっこり顔を出す。「やっと来る気になったのか?」「たまたまよ、犬に会いに来たの」実は今日の営業は午後からだった。しかし靳朝が寝坊したわけではなく、三頼の話では毎朝6時には必ず起床しているという。「早起きして何をしているの?」「気になるなら自分で聞いたらどうだ?」「聞いたらまた追い返されるもん、私が嫌いなのよ」「こんな可愛いのに?あいつは見る目がないな」その時、三頼はコンテナの2階から出て来た靳朝に気づいた。「じゃあ追い返されたらどうする?」「歌って踊るしかない、これでも子供の頃、バレエを習っていたの」「踊ってくれ」靳朝は2階から思わず声をかけた。すると姜暮は三頼にからかわれたと気づき、怒って帰ってしまう。そんな拗ねた姜暮も靳朝には可愛くて仕方がなかった。その夜、仕事を終えた靳朝は久しぶりに姜暮の絵を描いた。…本当にここに残るとはな、ふっ君の癖や好き嫌い、それに話し方は幼い頃から俺の記憶にある最近、気がつくと君のことを考えてしまう特別なことはなくても君の存在を感じていたい俺が口を閉ざすのはどう伝えればいいか分からないからなんだ…(∩≧ꇴ≦∩<哥哥っ!w姜暮への想いを募せながらもレース本番に向けて準備を怠らない靳朝。するとその夜、靳強(ジンチアン)は出前から戻った靳朝がタイムを上げたことを確認し、次の段階として車からABSを外した。「今日から足で制動することを覚えろ、その代わり安全第一だ、絶対に忘れるな」靳強は靳朝に安全装置に頼らず、限界ギリギリのブレーキの感触を足の裏に叩き込むよう指南した。( ̄▽ ̄;)頭文字D?w再び工場に遊びに来るようになった姜暮。その日、タンスから毛布を引っ張り出した姜暮はうっかり間に挟んであったスケッチブックを落としてしまう。そこには靳朝が描いた自分の似顔絵があった。姜暮はすかさず携帯で写真を撮ってからスケッチブックを戻し、窓から仕事中の靳朝の姿を眺める。…こっそり私を描きながら無関心を装っちゃって、でも問い詰めても認めないわね、待ってて、私も驚かせてあげる…姜暮は三頼の車を借りて娜娜と一緒にドリフトの練習に出かけた。しかし車の調子が悪いのかうまく曲がれない。一方、林歳(リンスイ)は昼間からラブホテルにしけ込んでいる梁彦丰(リァンイェンフォン)の部屋に乗り込んだ。「お楽しみのところ悪いな、3分で済ませろ」梁彦丰は仕方なく連れの女の子を帰し、ベッドから出た。( ๑≧ꇴ≦)勝手にカードキーで入るなwww林歳は前回のレースで靳朝に負けたと梁彦丰に明かした。「だがお前は勝ったんだろう?」「あぁ~あれは万大勇(ワンダーヨン)が小細工して邪魔したから でもあいつ、素早く反応してバックギアでゴールしたぞ? 同盟の10位以内に入れる実力だ、まあ部品が手に入ればの話だが」実は誰かが靳朝の探している輸入品の強化リングとロールセンターを買い占めてしまったという。「あいつは尋常じゃない、若い娘にナビをやらせていた、息は合ってたよ 名前は確か…ほら?誕生日会で倒れた女の子だ」「姜暮か…なら今から彼女に会いに行く」林歳たちはちょうど娜娜と一緒に駐車場に来ている姜暮を見つけた。すると娜娜が林歳からドリフトを教えてもらえるよう取りなしてくれる。「で、何がしたいんだ?」「タイヤ痕で3を描きたいの、そこに2つ尻尾をつけて完成よ」林歳は姜暮がハートマークを描きたいのだと分かった。姜暮がドリフトを学んでいる頃、靳強も靳朝に新たな課題を与えていた。「今日は配達するな、右手をハンドルに縛れ、切る角度に固定しろ 角度が小さいほど戻すのも早い、筋肉に覚えさせるんだ、自由自在に操れるまで」姜暮は林歳の技術を体感してから運転を変わり、実際にドリフトに挑んだ。初めこそ上手くいかなかったが、林歳のアドバイスを受けてコツをつかみ、見事なハート型を描くことに成功する。実はその様子を梁彦丰が録画していた。一方、靳朝もブレーキやハンドルでのロスを極限まで減らすことに成功していた。あとはカーブを攻略するだけ。確かにレースは直線加速よりコーナリングの勝負になる。そこで靳強は急カーブではサイドブレーキを引いて流れに身を任せ、慣性力を利用するよう助言した。「コーナリング後はすぐ加速しろ S字カーブはブレーキを使わず内側を走って1本の直線とみなせ」( ๑≧ꇴ≦)中華料理の火加減で運転技術を語る父w外国語学校の公開日。友だちと教室を出た姜暮は階段の踊り場にいる靳朝を見つけた。「姜暮、見て!あの人、カッコいい!学生かしら?」「ふふ、私の家族よ」すると姜暮は挨拶したいと言う友だちを追い払い、靳朝の元へ向かった。靳朝は教室の場所が分からず、校内を眺めていた。そこへ姜暮がやって来る。「早かったね、友だちがあなたを学生と間違えてた」「若く見えるからな」「ずうずうしい(ボソッ」こうして靳朝は兄として姜暮の授業を参観、彼女が現地語で立派にスピーチする姿に目を細めた。学校からの帰り道、姜暮と靳朝はスコールに降られた。「すぐにやむからここで待とう」すると姜暮はそれとなく靳朝の手に触れる。「手が冷たいの…」姜暮は叱られる前に手を離したが、その時、靳朝が姜暮の手を握った。つづく(  ̄꒳ ̄)こう見えて実際はエスターの方が年上wそう言えば学校公開日ってもう終わったと思ってた…あの制服は何だったの?w
2026.09.07
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第9話万青(ワンチン)と立ち話している靳朝(ジンジャオ)が気になって仕方がない姜暮(ジャンムー)。すると小陽(シャオヤン)が退屈そうな姜暮に林檎をくれた。一方、万青は何度も手を引くよう靳朝を説得に来ていたが、聞き流されてしまう。そこに突然、姜暮が現れ、靳朝に林檎を差し出した。「食べて、鮮度が落ちてる」万青が呆気に取られていると、驚いたことに靳朝は姜暮が持っている林檎をそのままかじった。靳朝が誰かの言いなりになる姿を目の当たりにして万青は呆然、居たたまれなくなって急いで帰ってしまう。「自信家だな?なぜ俺が食べると思った?」「…彼女に付きまとわれてもいいの?」「平気だ」「本当に?女なんて怖くないと?」「万青か?怖くない…俺は一生、誰も恐れない」「そうかしら、怖い女性に出会うかも?」「…その時は負けを認めるよ」( ๑≧ꇴ≦)何なの?この林檎ネタw姜暮は自動車免許を取るため、娜娜(ナナ)から中国語ができる教官を紹介してもらった。素質のある姜暮は坂道発進もS字カーブも何のその、一発で合格する。一方、靳朝にはもう一人、手を焼く妹がいた。その日、靳昕(ジンシン)は兄がいない隙に飛馳(フェイチー)自動車を訪ね、三頼(サンライ)たちにテストのサインを頼む。しかし運悪く靳朝が帰って来た。三頼たちは成績が落ちた靳昕が怒られやしないかと心配したが、靳朝は靳昕がわざと答えを書かなかったと気づく。実は靳昕、成績が1位になってスピーチするのが嫌なだけだった。靳朝は黙ってサインしたが、次から直接、教師に意見するよう諭し、小楊に送って行くよう頼む。「…お前たち、今まで俺になりすましてサインしていたのか?」すると焦った三頼たちは急に解散してしまう。姜暮はレースに出ることになった三頼の応援に出かけた。すると待ち合わせ場所で″ドランク″こと林歳(リンスイ)と出くわす。実は集まっている車は林歳のドライバーチームだった。「山頂まで行くか?」「ここで三頼哥と待ち合わせなの」「彼と?」「え?知り合いなの?」その時、三頼からメッセージが届いた。…道に迷った、山頂で待て…すっかり日も暮れた頃、ようやくピンクのピックアップトラックが登って来た。しかし坂道の途中で縁石に乗り上げてしまう。その様子は山頂にいるチームのモニターに全て映し出されていた。(๑・᷄ὢ・᷅)<なぜ三頼哥を呼んだの?( ತ _ತ)<俺が聞きたいくらいだ三頼は何とか頂上に到着、黒いRX7の持ち主に成り済ますため、靳朝の月のマークが入った帽子をかぶっていた。練習の成果が出せる事を祈るしかない姜暮。そして三頼と林歳のドラッグレースが始まった。林歳は5秒ほどハンデを付けてくれたが、三頼は飛び出した途端にエンストしてしまう。すると呆れた林歳が車を降りて来た。「その帽子をよこせ…俺から返す」そこに慌てて姜暮が駆けつけた。林歳は姜暮とすれ違いざま、下にあるケーキの美味しい店で会おうと声をかける。「30分以内ならおごる」姜暮は運転センスのない三頼を助手席に乗せてハンドルを握った。無事に集合場所に戻り、ケーキを買って帰ることにした2人。「そう言えば林歳はどうして帽子を?」「借り物だと言ったら自分が返すと言ってた」「誰の帽子なの?」「有酒(ヨウジウ)だ」すると店員はケーキを包んで渡し、代金ならすでにもらってあるという。姜暮はふと思い出して店の時計を確認、すると山頂から23分で到着していた。翌日、すっかりイメチェンした三頼が飛馳自動車に現れた。ちょうど車を整備していた靳朝は何事かと顔を出し、親友の変わりように失笑する。「どうした?」「姜暮に言われたんだ、こうすれば爽やかだってね これで今の俺はお前に勝るとも劣らないだろう?」すると靳朝は急に機嫌が悪くなってしまう。しばらくすると姜暮が帰って来た。三頼に気づかず通り過ぎてしまう姜暮、その時、咳払いが聞こえて足を止める。中庭にいた爽やかな青年はなんとあの三頼だった。「三頼哥?!え?え?全然、違う!前髪もヒゲもない!整った顔立ちだったのね~ 初めて額を見たわ~ファッションもまるでアイドルみたい! うんうん、すごくカッコいい!」その時、整備場にいた靳朝が三頼と楽しそうに話している姜暮に気づいた。「姜暮!」しかし姜暮は三頼との会話に夢中で聞こえない。靳朝は思わず声を荒らげ、やっと姜暮が振り返った。「ジャンムーっ!」「はあ?!@ウサギ風」「来い!」姜暮は靳朝の元へ走って行った。「三頼哥を見た?すっかり別人みたぃ…」「あいつから俺の話を聞き出したのか?」「何も聞き出せなかったわ~それより三頼哥、本当にカッコよくなったね、あの髪型は…」しかし靳朝が怒っていると気づいて姜暮は口をつぐんだ。「過去を探ったから怒っているの?」「なぜ知りたいんだ?」「だってあなただから」すると靳朝が急に姜暮に迫って来た。「分かっているだろう?俺たちに血のつながりはない 一緒に暮らしていた頃はまだ子供だった、だが今は? ここに通っていたら人の目にどう映る?靳強(ジンチアン)はどう思うかな?」姜暮は驚いて後退りしているうち、逃げ場を失ってしまう。「それともそういう関係になりたいのか?」顔と顔が触れ合いそうなほど接近し、動揺する姜暮。一方、三頼はイメチェンしたついでに姜暮を連れて遊びに行こうと待っていた。その時、姜暮が整備場から飛び出して来たが、そのまま逃げるように帰ってしまう。∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!林歳は帽子を届けに靳記(ジンジー)中華料理店を訪ねた。するとちょうど店番を頼まれた靳朝を見つける。林歳はずっと探していたRX7が靳朝だと気づいていた。「俺のチームに無断で飛び入りしたろ?それから格闘技の件もあったな?」林歳は地下格闘技場に現れた靳朝に目をつけ、大金と引き換えに賀彰(ホージャン)との試合をオファーしていた。しかし思いがけず会場に姜暮が現れ、靳朝は試合の途中で逃げ出してしまう。その後、3ローターのピックアップトラックを発見、三頼がRX7の運転手だと言ったが、レースで嘘だと確信した。「あいつを身代わりにしたな?俺と勝負しないか?」「興味がない、梁彦丰(リァンイェンフォン)の方が俺より速いぞ?」今の靳朝の頭には最終レースのことしかなかった。靳朝は例の男からレースの情報を得ていた。『次はカーブのレースだ、備えておけ、最終レースで3位以内に入れ』『自信がない、前回も危なかった』『まだ時間はある、お前が1位になれば連中が動く 万勝邦(ワンションバン)の闇取引の証拠を握るためだ』しかし靳朝は行き詰まっていた。そこでかつてレーサーだった靳強からアドバイスをもらう。(๑و•̀ω•́)و<考えるな、感じろ!@ブルースリーw靳朝に脅かされて以来、工場に寄り付かなくなった姜暮。そんなある夜、姜暮は靳朝と美しい夕日を眺めながら口づけする夢を見てしまう。…何て夢なの?自分の気持ちを抑えなきゃダメよ、私の考え過ぎ?でも彼も同じ事を望んでいるかも、姜暮、早く夢から醒めないと、顔もを合わせられないわ…つづく( ๑≧ꇴ≦)ウワアァァァァー!←何が?w
2026.09.06
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锦月如歌 Legend of The Female General第31話徐敬甫(ジョケイフ)の悪事を暴くため手を組んだ禾晏(カアン)、肖珏(ショウカク)、楚昭(ソショウ)。そこで禾晏は何如非(カジョヒ)が持っている証拠を探しに単身、飛鴻(ヒコウ)将軍府に乗り込んだ。戦々恐々の何如非は人払いするや何晏の首に剣を突きつけたが、禾晏にあっけなく剣を御され、逆に脅されてしまう。「ダメだダメだ!」驚いた何元盛(カゲンセイ)は慌てて禾晏を止めた。しかし禾晏は義父の自分への仕打ちを思うとやり切れない。「ふっ、何晏が死んだと聞いてどう思った?泣いた?それとも肩の荷が下りたかしら?」一方、肖珏から何如非の悪事を聞いた徐敬甫はわざとらしく激怒して見せた。すると肖珏は何如非も駒に過ぎず、裏で操つる黒幕がいると明かす。「陛下の次に権勢を誇る者、それほどの人物があなた以外にいますか?」しかし徐敬甫は肖珏の憶測など何の証明にもならないと鼻で笑った。「丞相、何を根拠に証拠がないと?」禾晏は何如非と何元盛に宋陶陶(ソウトウトウ)からもらった薬を飲ませ、眠らせた。その間に何如非の寝殿へ侵入、書斎を引っくり返したが証拠は見つからない。しかし寝所に飛鴻将軍として皇帝から賜ったカラクリ箱があった。すると何如非が目を覚ましたのか、外が騒がしくなる。「早かったわね、まあいいわ、ふっ」禾晏はカラクリ箱を抱えて窓から脱出した。その頃、楚昭は掖州(エキシュウ)から誤送された死刑囚・孫凌(ソンリョウ)の牢獄にいた。極刑は免れないものの、最後に敵討ちなら手助けできるという。「お前の父親は徐敬甫に尽くしたが裏切られ、孫家も巻き添えになった、実に気の毒だ」「心にもないことを…あんたもぐるだろう?」しかし孫凌は孫家を滅亡に導いた元凶である徐敬甫へ一矢を報いたいと願い、楚昭から帳簿を受け取った。物陰に隠れていた禾晏を助けたのは意外にも母の唐佳(トウカ)だった。禾晏は母が自分の寝殿に何晏の位牌を安置し、娘のために毎日、香を上げて経を読み、供養していたと知る。…私のことを思ってくれる人が何府にもいたのね…その時、夫人の寝殿にまで捜索の手が伸びた。「早く!行きなさい!」唐佳は娘を逃してから中庭へ出たが、何如非にかくまったと悟られ、何晏の位牌を壊されてしまう。飛奴(ヒド)は禾晏から預かったカラクリ箱を徐府にいる肖珏へ届けた。「禾晏が何府を訪れ、自分の物を取り戻してきたのです この箱には仕掛けがあるので大事な物を隠しやすい…」肖珏は自分たちの手に証拠があると匂わせ、徐府を後にした。その夜、何如非は徐敬甫を訪ね、証拠の文を見せて安心させた。徐敬甫は証拠を渡すよう迫ったが、何如非は自分の命綱を絶対に手放そうとしない。一方、禾晏もカラクリ箱の中身が空なのは承知していた。結局、証拠は盗めなかったが、肖珏の話ではカラクリ箱を見た徐敬甫が自分たちに証拠を奪われたと思い込んで焦っていたという。徐敬甫と何如非は互いに疑心暗鬼に陥ったはず、ただ今のところ決別には至っていなかった。「大丈夫、早晩、仲違いする」禾晏は自信を見せたが、徐敬甫もここで反撃に転じると決めていた。「証拠はしかと保管しておけ、肖珏は邪魔だ、あれ以上、権力を握らせてはならぬ 数日後に朝議で奴に目に物を見せてやろう、禾晏に関してはそなたに任せる」「承知しました」娘を案じていた唐佳は肖府の前で何晏を待ち伏せした。やがて禾晏が肖珏と一緒に正門から出てくる。母の姿に驚き、しばし呆然としている禾晏、すると肖珏が声をかけた。「こちらは?」「…何夫人です、あの時はお世話になりました」唐佳は母と呼んでもらえないことに落胆したが、これも禾晏なりの気遣いだった。「無事ならいいの、元気なの?怪我はしていない?」「大丈夫、もう行って…お元気で」烏托の使者・馬寧布(バネイフ)が和平の盟約のため都に到着した。その日の朝議、徐敬甫は3日後に歓迎の宴を催したいと上奏し、盟約には3つの提案があったという。1つは大魏と烏托が兄弟として誼を結び、烏托王が年長の承平(ショウヘイ)帝を敬い兄と呼ぶこと、2つ目は双方が撤兵、国境はこれまで通りとし、防壁は築かないこと、しかし3つ目は朝廷の中でも賛否が分かれた。「辺境に両国の交易所を設け、その利を半分ずつ分け合うと…」すると肖珏が交易所が本当に利になるのかと疑問を呈した。「お伺いしますが交易所をどこに?」「鳴水です」武官たちは猛反発した。肖珏は御前に出てひざまずき、大魏の要衝である鳴水で交易すれば、もし戦になった時の被害が甚大だと訴える。何より鳴水には3万の肖家軍の魂が眠っていた。「陛下、盟約を結べば烏托はつけあがります!鳴水や華原(カゲン)の過ちを繰り返すと?! これを許せば次は領土の割譲に賠償、婚姻による和親を迫られるでしょう」肖珏はうっかり口を滑らせ、皇帝の逆鱗に触れた。「無礼者!大魏が滅亡するとでも言うのか?!あまりに無礼な物言いだ!」すると皇帝は肖珏に屋敷での禁足を命じてしまう。徐敬甫の顔色は冴えなかった。皇帝は肖珏に罰を与えたものの交易所について承諾していない。実は徐敬甫は馬寧布に交易所の開設を確約していた。「どうやら以前と違って私の言う事を聞かなくなったようだ」一方、禾晏たちも着々と準備を進めていた。ある日、程鯉素(テイリソ)と宋陶陶の手配で潤(ジュン)都の李匡(リキョウ)が鳴り物入りで上京する。「李総兵官、お久しぶり」李匡は肖府で禾晏と再会、武安侯の正体が女子だと知った。さらに甘茗閣(カンメイカク)では烏托の間者だった店主が連行され、天牢でも孫凌がついに騒ぎ出す。「告発する!丞相・徐敬甫の汚職だ!証拠ならある!」その夜、予定通り楚昭が徐敬甫に凶報を届けた。李匡の上京は徐敬甫もすでに知っていたが、孫凌に告発されたと聞くと顔色が変わる。「告発は握り潰しました、帳簿は処分し、孫凌も死刑囚のため厳重に監視されています」徐敬甫は楚昭の働きに感謝し、自らお茶を入れることにした。「老師、ところで先刻、耳にしたのですが…甘茗閣の店主が捕まったそうです」すると徐敬甫は注ごうとしていた茶をこぼしてしまう。禾晏は李匡や孫凌、甘茗閣の件で徐敬甫が動揺し、必ず危険を冒すと踏んでいた。しかし肖珏はもう一押し、直ちに燃え盛る火種が必要だという。徐敬甫はさすがに耳が早すぎる楚昭を怪しんだ。そこで楚昭は徐娉婷(ジョヘイテイ)に頼まれて甘茗閣に茶を買いに行ったと釈明する。「お疑いなら娉婷にご確認ください」「…ただ聞いてみただけだ、気を悪くするな」その時、宮中から使者が駆けつけ、皇帝の口諭を伝えた。「″大魏の要衝に交易所を開く提案と半々の利益配分には烏托の誠意が感じられぬ ゆえに議論の必要はない″」追い詰められた徐敬甫は禾晏が予想した通り楚昭に意見を求めた。すると肖珏の推察通り、楚昭は漁夫の利を得るべく、わざと波風を立てるよう進言する。「現状を打破するには背水の陣を敷くしかないと…」しかし楚昭は何如非が訪ねて来たと聞き、そこで席を立った。何如非は馬寧布から催促が来たと報告した。歓迎の宴の日が期限だという。すると徐敬甫は皇帝が拒むなら承諾する者にすげ替えるしかないと言い放った。その夜、肖珏、程鯉素、宋陶陶、李匡は回廊で禾晏を待った。やがて鎧姿の禾晏が青琅剣を手に出てくる。「皆…私を待っていたの?」「凱旋を待つ」肖珏は禾晏の背中を押してくれた。「ありがとう、今夜で決着をつける、全てを取り戻す」つづく( ๑≧ꇴ≦)いよいよ最終週!もはや期待できるのは楚昭の闇落ちだけか?w
2026.09.05
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锦月如歌 Legend of The Female General第30話禾晏(カアン)が女子と知っても寛大に受け入れてくれた承平(ショウヘイ)帝。しかし丞相・徐敬甫(ジョケイフ)は軍紀を乱す行いだと肖珏(ショウカク)を非難した。すると徐娉婷(ジョヘイテイ)も都督がついているなら禾晏が手柄を立てるためのお膳立てもできると侮辱する。これまで黙って聞いていた禾晏だったが、これにはさすがに反論した。「陛下、小姐(シャオジエ)は私の功績を疑っていますが、どれも大勢の前で勝ち取ったもの 掖州(エキシュウ)衛の仲間や潤(ジュン)都の同志が証人です 人の行いや能力は男女の別なく評価されるべきと考えます 女子でも才能があれば国に尽くす場を与えるべきです」その時、堅物の楊(ヨウ)兵部尚書が2人の関係を邪推し、禾晏の名節を傷つけた。「婚姻前に契りを結ぶのは婦徳に背く行為です、能力以前の問題です!」「聞き捨てならぬ」肖珏は契りを結んでいないと否定した。「私は禾晏を尊敬しています、憶測で傷つけるなど許せぬ 彼女は私の世界を彩り、心を満たしてくれた、大切な人です」皇帝は肖珏の禾晏への深い愛情を知り、感銘を受けた。そこで国母である皇后に武安郎(ブアンロウ)が婦徳に背いているのか聞いてみる。実は皇后も将家の娘、かつて皇帝が出征した時、共に戦場へ赴き、剣を手にして敵を倒していた。「″兵は得やすく将は求めがたし″、もし女子の規範で制約を課せば貴重な将を失います 武安郎は過ちなど犯していない、功を立てたのです」すると皇帝は大魏の領土を守った禾晏に爵位を授け、武安侯とした。楚昭(ソショウ)は徐娉婷を屋敷まで送り届け、なだめた。実はもともと禾晏が女子だと暴いて肖珏を弾劾する計画だったという。しかし徐娉婷に同調すれば、皇帝が丞相や自分の仕業だと疑う恐れがあったと釈明した。「結果的には君に助けられた、何も知らずに告発していたら私が罰を受けていた」徐娉婷は楚昭に感謝され、すっかり機嫌を直した。聞けば楚昭の絵を見て禾晏が女子ではないかと疑い、何如非(カジョヒ)から真実を教えられたという。何如非は何とか何晏(カアン)を排除しようと丞相に助けを求めた。しかし世間知らずの娘を利用された徐敬甫は激怒、もはや助けようがないと一刀両断する。すると開き直った何如非は徐敬甫を脅した。「我らは共倒れです、もちろん敵と通じ国を裏切ったあなたは逃げられない…」実は何如非は徐敬甫と烏托の結託を示す文を隠し持っていた。中秋の宴での騒ぎは肖家にも伝わった。仲睦まじく戻った肖珏と禾晏の様子をのぞき見している兄夫婦。実はそこに遅れて帰京した程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)の姿もあった。宋陶陶は婚姻が嫌で逃げ出した手前、両親に何と言い訳すれば良いのか分からず肖家へ来てしまったという。一方、屋敷に戻った楚昭は徐娉婷の機嫌取りでほとほと疲れていた。応香(オウコウ)は適当な理由をつけて断るよう進言したが、楚昭はまだ丞相と対立するわけにいかないという。「何如非は徐娉婷を利用し老師の怒りを買った、あやつは終わりだ」すると楚昭は気分直しに禾晏からもらった飴細工を見ることにした。「禾晏は女子に戻れた、次に取り戻すのは飛鴻(ヒコウ)将軍の名だろう」翌朝、宋陶陶は両親が縁談を破棄するため、程家に出かけたと知った。驚いた宋陶陶は程家に乗り込み、ちょうど母親が返そうとしていた釣書を奪い取ってしまう。「ちょっと頭が痛くて父親に診てもらおうかと…」すると母は娘の意図に気づき、早く帰って休んだほうが良いと切り上げた。宋夫婦も縁談がまとまったと分かって見送ったが、肝心の父親だけは鈍感らしい。そんな夫に宋夫人は呆れた。「子供たちの縁談がすんなりまとまらないのはあなたのせいですよ? 偏屈な父親に似て娘も偏屈に、師父が偏屈だから弟子も偏屈に、だから衝突するのよ」禾晏と肖珏は茶楼へ出かけた。徐敬甫が何如非を罰していないことから、何か弱みを握られているはず。禾晏は恐らく何如非が屋敷にその秘密を隠していると疑った。そこへ禾晏に呼ばれた楚昭がやって来る。楚昭は徐娉婷が禾晏の正体に気づいたのは自分が描いた姿絵が原因だったと明かし、謝罪した。「今後のためにも適切に絵を管理してくれ、難しければ私が預かるが」「それには及ばぬ」肖珏の提案を一蹴する楚昭、すると禾晏は自分が持つのはどうかと言って笑った。「そういえばお祝いがまだだった、女侯爵となり男装も不要になった いずれ大将軍にもなれるだろう」「ありがとう、今日、来てもらったのは頼みたいことがあるからなの」楚昭は悪事を許せずとも、恩師を裏切ることはできないと断った。そこで禾晏は何如非と義兄妹であると明かし、これまでの経緯を説明する。「私は自分の全てを取り戻す、同情して欲しいわけじゃないの あなたには恩師の卑劣さを知って欲しい」楚昭は徐敬甫の悪事を全て分かっていながら、黙って聞いていた。すると肖珏から官吏として国を第一に考えるべきだと諭されてしまう。「楚大人(ダーレン)、″私は流れに従って動く″と言ったな?@27話 どの流れに従うべきだと思う?ぜひ楚大人に協力して欲しい」「…この先の計画は?私にできることは全力でやろう」「私は久しぶりに家に顔を出してくる、2人には頼みたいことがあるの」禾晏と肖珏は先に帰った。楚昭が独り茶を飲んでいると、控えていた応香が現れる。「おめでとうございます、公子、目的の達成は近いですね」「老師の勢いは衰えた、このままいけばその悪行も暴かれる」禾晏は懐かしい我が家に舞い戻った。しかし同じ″飛鴻将軍府″の扁額を掲げていても、あの頃とは別物に見える。禾晏にとって気がかりなのは母のことだけだった。母も何如非の身代わりとなった娘とは会いたくても会えず、禾晏も母が何をしているのかさえ分からない。一方、何晏が現れたと聞いた何如非は思わず剣を手に正門へかけつけた。「あら、怖がらせてしまったのかしら、哥哥?私は丸腰ですよ?ほら?」禾晏は両手を広げて武器がないと示すと、何元盛(カゲンセイ)が声をかけた。「武安侯、よくお越しくださいました、どうぞ中へ」その頃、肖珏は丞相府に徐敬甫を訪ねていた。肖珏は何如非の件で話があると切り出した。しかし徐敬甫は飛鴻将軍との付き合いは少ないと笑ってごまかす。「丞相、嘘はおやめください 何如非は柴安喜(サイアンキ)から肖家軍の情報を入手、烏托と手を組んで父の援軍要請を阻んだ それが鳴水(メイスイ)の敗戦を招き、3万の肖家軍が戦死した 次に禾晏の飛鴻将軍の地位を奪い、口封じのため禾晏に刺客を送ったのです さらに7人の副将の命と引き換えに烏托と取り引きした 潤都の救援にも向かわず、街を陥落寸前まで追い込んだのです だが本当に非道なのはそれを裏で操る黒幕」禾晏はお茶を出されても当然、飲まなかった。すると何如非が人払いする。「お2人は後悔しているのでしょう?私を始末しきれなかったことを でもご安心を、これから更に後悔することになります」その時、何如非が剣を抜いて脅した。「思い上がるな、武安侯になれば安泰だと?何度でも殺してやる」つづく( ๑≧ꇴ≦)੭ꠥ⁾⁾ <ラブラブはいらないの、ラブラブは!何でか分からないけどw
2026.09.04
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锦月如歌 Legend of The Female General第29話刺客を放つも何晏(カアン)の暗殺に失敗、配下はまともに尾行もできず、追い詰められた何如非(カジョヒ)はついに自ら手を下すことにした。ちょうど買い物を終えて玉尊(ギョクソン)閣を出て来た禾晏(カアン)。何如非は暗器を構え、物陰から何晏に狙いを定めたが、その時、運悪く楚昭(ソショウ)が現れる。「禾兄?奇遇だね」「楚兄?本当に…」すると楚昭と一緒にいた徐娉婷(ジョヘイテイ)があの絵姿の女子と禾晏が瓜二つだと気づく。「あなた誰?子蘭(シラン)@楚昭と親しいの?」「禾晏です、友人です、では楚兄、私はこれで」何如非は楚昭が何晏に好意があると気づいた。そこで徐娉婷の嫉妬心を利用しようと思いつき、先回りして徐府で待ち伏せする。すると帰宅した徐娉婷はやはりどこか顔色が悪かった。「ご気分が悪いようですね…そう言えば季陽(キヨウ)で活躍した女将軍の話をご存知で?」案の定、徐娉婷は女将軍と聞いて足を止めた。何如非は女将軍の名が″禾晏″だと明かし、数日前に京城に戻ったが、実は男に成りすまして入隊したため、承平(ショウヘイ)帝は何も知らないと吹き込む。「もし陛下が知ったらあの女将軍はどうなることやら…」その夜、肖(ショウ)府に燕賀(エンガ)が訪ねて来た。燕賀は肖珏(ショウカク)の自分への対応が禾晏とあまりに違い過ぎると突っかかり、怒った肖珏に酒器を取り上げられてしまう。子供じみた2人の様子を見て失笑する禾晏。「寒っ」すると真に受けた肖珏が衣服を取ってくると断って席を立った。燕賀は肖珏が特別扱いしたのは何如非だけだったが、禾晏が加わったと驚いた。実は何如非に青琅(セイロウ)剣法を指南したのは肖珏だという。「まさか?」「本当さ、俺がこの目で見たんだから」当時、青琅剣を託されたものの、なかなか使いこなせなかった何如非。見かねた肖珏は何如非の部屋にこっそり剣術の指南書をおいていたが、ある日、燕賀に見つかってしまう。燕賀は何如非に教えても時間の無駄だと言ったが、肖珏は何如非に内密にしてくれるなら、ずっと断ってきた勝負に応じると言った。別の日には弓の指当てを忘れた禾晏のために自分の予備をこっそり置いていたという。その頃、禾晏の外套を取りに戻った肖珏はふと禾晏からもらった巾着に目を留めた。「この刺繍は結局、何なのだ?」←とは言ってないw肖珏は気になって中を見ると、裏に月の刺繍があると知った。中庭で待っていた禾晏は肖珏に気づいて席を立った。実は燕賀が待ちきれず、すでに帰ってしまったという。すると肖珏は禾晏に外套をかけてやった。燕賀のおかげで肖珏がずっと自分を見ていてくれたと知った禾晏。「剣の指南も、あの指当ても、全てあなただったのね、でもどうして? 当時の私は臆病で自信がなく、皆に見下されていた」「お前は辛抱強く、気骨があり、絶対に諦めなかった、私たちは似ていた 幼くして家のため重積を担い、私も悔しい思いをしながら孤独を感じていた 独りで努力するお前の姿を見るたび、そこに自分を重ね、手を貸したいと思ったんだ」「見て、今夜の月は美しい」そこで肖珏は巾着を出し、裏にある月の刺繍を示した。「気づいたのね」実はこの巾着には″空にかかる月となり千里を君と行く″という禾晏の肖珏への思いがこもっていた。…私は月が好き、だけど月はそれを知らない…肖珏は水神(スイジン)祭の踊りで禾晏が明かした秘密を思い出し、刺繍の月が自分だと気づいた。「今も月が好きか?」「好きです」肖珏は愛の証しである母の形見の黒い佩玉を禾晏に贈った。「これで月はお前のものだ…やっと気づいた、私が生涯、愛するのはお前だけだと」その時、禾晏が思わず自分から唇を重ねた。禾晏は肖珏と共に中秋の宴へ出かけた。すると本殿へ続く階段で偶然にも何如非を見つけ、呼び止める。「これは世に名高い飛鴻(ヒコウ)将軍では?私は武安(ブアン)郎・禾晏と申します」何如非は徐敬甫(ジョケイフ)から軽率な行動を慎むよう釘をさされた手前、冷静を装ったが、顔から血の気が引くのを感じていた。「将軍、具合でも悪いのですか?玉華(ギョクカ)寺を訪れては?あそこは気の流れがいい」禾晏は嫌みを言って何如非を追い抜いたが、その先に兵部尚書がいた。肖珏に気づいてあからさまに顔をしかめる兵部尚書。禾晏は楊銘之(ヨウメイシ)の父が誠実で公正な人物だと聞いていただけに、なぜ徐敬甫と手を組んだのか分からなかった。しかし肖珏は今になって思えば、むしろその誠実すぎて正義感が強い性格を徐敬甫に利用されたのだと思い至ったという。宴が始まった。皇帝は余興の舞が終わると早速、武安郎を呼んで功績を称賛、肖珏と楚昭はそんな禾晏の姿に目を細める。すると皇帝は肖家軍でありながらなぜ封雲(ホウウン)将軍ではなく飛鴻将軍に扮したのか聞いた。禾晏は以前、仮面をつけていた飛鴻将軍なら素顔を知る者が少なく、顔を見られても安全だと奏上、そこで尊敬する飛鴻将軍に会えたこの機会に手合わせしたいと嘆願する。その時、徐敬甫が助け舟を出した。中秋節は安寧を祝う日であり、御前で刀剣を交えるのは礼を欠くという。しかし皇帝は単なる余興であり、2人とも節度はあるだろうと認めた。禾晏が抜いたのは青琅剣だった。宴席の重臣たちは騒然、武安郎がなぜ飛鴻将軍の剣を持っているのか分からない。「将軍、胸をお借りします」痺れを切らして先に攻撃を仕掛けたのは何如非だった。しかし禾晏は見事な武功で何如非を負かしてしまう。「陛下、お目汚しを…」禾晏は自分の席に戻ることにしたが、その途中、何如非の耳元でささやいた。「何如非、私を殺せず残念だな、お前は私に殺されるのに」「何晏っ!」何如非はうっかり声を荒らげ、慌てて謝罪しながら徐敬甫に目線を送った。仕方なく徐敬甫は何如非が華原の戦いで怪我をしているため、万全なら負けなかったとかばう。「今日の勝ち負けなど重要ではありません、興を添えられたのならそれで十分かと」皇帝は若く知勇を備えた武安郎を良将だと褒め、臣下たちも皇帝が良将を得られたことを喜んだ。皇后が公主や婦人たちを引き連れて挨拶にやって来た。婦人たちは挨拶が終わるとすぐ引き上げたが、その時、徐娉婷は楚昭が禾晏を見つめていることに気づき、呆然と立ちすくんでしまう。すると激しい嫉妬に駆られた徐娉婷は父が止めるのも聞かず御前に立ち、実は禾晏は女子だと告発した。まさかその秘密が父にとって諸刃の剣だとも知らずに…。楚昭は慌てて席を立ち、徐娉婷の誤解だろうと知らないふりをした。しかし徐娉婷は調べればすぐ分かることだという。禾晏は仕方なく釈明することにしたが、その時、皇帝が口を開いた。「肖将軍、朕はどうすべきだろうか」実は肖珏は独りで帰京した折、すでに皇帝に禾晏の秘密を明かしていた。「陛下にご迷惑をおかけして申し訳ありません」「この件、朕はすでに知っていたのだ」陛下が?!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<ザワザワザワ……少年の頃、ある女子と知り合いましたその者はあまり武芸の才がなく、時に能天気に見えました困難に直面すれば逃げるだろう、そう思いましたが、あれほど忍耐強い者は初めてですその姿は凛として、たくましかった、目を奪われました当時、私は自分の心がよく分からず、その者を成長させようと厳しく接してしまった彼女はきっと私を嫌っていたでしょう結局、家の事情があり、私たちは別々の道を行きましたしかし縁あって掖州(エキシュウ)で再会、その者は災難に遭っていましたそれでも負けず嫌いで、少し能天気なのも変わらず、若き日の友情を思い出したのですいいえ、本当は昔から彼女に惹かれていた離れて気づきました、不思議な感情が心に刻まれていると陛下、その者の実力は確かです共に道を歩みたく、男装させ掖州衛に留まらせた次第陛下、2度の軍功をもって己の行いを償います、どうかお認めください…皇帝は武安郎に罪はないと許し、肖珏についてもその愛情の深さに感銘を受け、見逃した。意外な結末に唖然としている禾晏と徐娉婷。しかしやはり徐敬甫がこのまま黙っているはずがなかった。「陛下は慈悲深く、2人の罪をお許しになりました ですが将軍が私情で世を欺いたとなれば、軍の将士たちも失望することでしょう」すると堅物の楊大人も反発する。「もし将士たちが真似をして女子を囲いでもすれば、軍気が乱れてしまいます」つづく( ̄▽ ̄;)賢昌館の時から女だと気づいてたって…華玉寺も禾晏だと知ってたから飴あげたんだ≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ズコーッ!
2026.09.03
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第8話食事の前に手を洗いに行った姜暮(ジャンムー)は腰に蛇のタトゥーがある女を見つけた。姜暮は通り過ぎようとしたが、ちょうど通話が終わった女に捕まってしまう。「格闘技場にいた子ね?…私が誰だか分かる?」「…小青蛇(シャオチンショー)!」「失礼ね!このタトゥーは龍よ」「小青龍(ロン)!」「ふふ、あなたって子うさぎみたいで可愛い、私は万青(ワンチン)、あなたは?」「…姜暮」万青は靳朝(ジンジャオ)とどんな関係か迫ったが、運悪く靳朝に見つかってしまう。「何してる?」すると万青は仲良くなったふりをして姜暮を連れて店に戻り、半ば強制的に自分の隣に座らせてしまう。三頼(サンライ)は靳朝が姜暮のために買ってきた鶏肉でスープを作ってくれた。喜ぶ姜暮だったが、万青が自分の差し入れの豚足を押し付けてくる。手がべとべとになり顔を歪める姜暮、しかし金瘋子(ジンフォンズー)が姜暮に鶏のスープを取り分けてくれた。( ˶´꒳`˵ )<ありがとう…美味しいわ万青は皆に可愛がられる姜暮に嫉妬、靳朝との関係を聞いた。しかし三頼も金瘋子も妹だと答え、はぐらかされてしまう。その時、靳朝が新しい皿とナイフを持って戻って来た。靳朝は姜暮の豚足を引き受け、食べやすいように小さく切り始めた。面白くない万青は靳朝の隣に移動、それとなく自分の足を密着させる。呆然とする姜暮、すると靳朝が突然、ナイフを机に突き刺し、不満をあらわにした。「どうした?!」隣にいた三頼は何が起こったのか分からなかったが、靳朝は黙って豚足の皿を姜暮に渡す。「…食べたら帰れ」「その前に宿題を終わらせてくる!」姜暮は逃げるようにバックヤードへ行ってしまう。三頼は姜暮にココナッツジュースを差し入れした。「三頼哥…あの人は彼女なの?」「ありえない、万青は万記(ワンジー)自動車の社長の娘だぞ」万青は帰り際、靳朝を呼び止め警告した。「お金なら私が渡すからもう手を引いて、闇の深さを知っているの? あなたを危険にさらせないわ、あなたが心配なのよ! …はっきり言う、あなたの探している部品、パパが買い占めたわ 私に従うなら譲ってもいいけど」「助けはいらない、何とかする」その時、靳朝は車の影で聞き耳を立てている姜暮に気づき、話を終わらせた。「ここへは来るな、帰れ」「勝手にすればいいわ」靳朝と万青の話を盗み聞きしていた姜暮。ふいに静かになって恐る恐る様子を見ようとしたが、その時、靳朝が現れた。「入ってくるな、ここはものが散乱している」「彼女はいいのに?!」「…何だ、拗ねているのか?」靳朝は姜暮が嫉妬していると思うと可愛かったが、姜暮は急に黙り込んでしまう。…金瘋子は万記の人間だったのね、でも営業妨害の件で祥子(シアンズー)を叱ったと言ってた、靳朝が話題を変えたのは小青蛇が聞いていたからだわ、彼女は靳朝と敵対する万社長の娘なのに、靳朝のこと心配しているみたいだった、きっと靳朝のことが好きなのね、でも靳朝にその気があれば追い返さないはず…しかし靳朝は姜暮が怒っていると誤解し、このガレージは散らかっていて汚れていると釈明した。「悪事って何のこと?」「何でもない」詮索されたくない靳朝は帰れと言った。すると姜暮は三頼が靳朝が来るのを待っているという。「今日もここに?」「だってパパの家はエアコンが壊れて暑いの…」姜暮は急いでバックヤードに入り、ドアを閉めてしまう。翌朝、姜暮は寝坊し、大慌てでバックヤードを飛び出した。その時、ちょうど中庭に停まっているバイクが目に入り、靳朝にねだって送ってもらうことにする。無事に学校に到着。靳朝は慌てる姜暮のヘルメットを脱がせ、鏡を見せてボサボサの髪の毛を直すよう促した。「行ってくる!」「待った!…朝食だ」すると姜暮は照れくさそうにポケットからチラシを出した。「学校の公開日があるの…じゃあね!」一方、林歳(リンスイ)は相変わらずRX7のオーナーを探していた。するとふと3ローターの持ち主を知る姜暮のことを思い出し、靳記(ジンジー)中華料理店に向かう。姜暮の姿はなかったが、ひとまず店に入って注文した林歳。その時、偶然にも靳朝が店のビールの補充にやって来た。靳朝は林歳に気づいたが、怪訝そうな顔でそのまま帰ってしまう。…運転する姿がある人に似てる…林歳はあの時、姜暮が思い浮かべた相手が靳朝だと気づいた。靳朝の想い人のヒントとなるキーホルダーを見つけられない姜暮。…例のキーホルダーは靳朝が持っているはず…その夜、姜暮が学校から戻ると、ちょうど靳朝が車を整備していた。「鍵を貸して、冷房の修理は時間がかかるんだって、今日も多分、泊まるわ」車内に頭を突っ込んでいた靳朝は姜暮の声に気づいて体を起こした。「大丈夫、自分で取るから」姜暮は靳朝の作業着のポケットに手を突っ込んだが、何も入っていない。「何してるんだ?」「はっ!何もしてないもん!」ポケットの場所が場所だけに急に恥ずかしくなった姜暮は怒ってバックヤードに入ってしまう。その様子を偶然、三頼が見ていた。「またいじめたのか?」「なんで怒ったのか分からん、急に手を入れてきたんだ」三頼は姜暮が何を探していたのか気づき、吹き出すのをこらえた。「次から小銭でも入れとけばいいのか?」(´゚艸゚)∴ブッ!<俺、帰るわ今日は休講日、姜暮は工場のみんなと一緒に昼食を取っていた。すると靳朝が学校の公開日のため、実家から持ってきた制服を姜暮にプレゼントする。三頼たちはその制服が靳朝の宝物だと知っていた。それを姜暮に渡したとなればその意味は明白、鉄公鶏(ティエゴンジー)と小陽(シャオヤン)に囃し立てられてしまう。姜暮は靳朝の昔の制服を来てシャークン高校の娜娜(ナナ)を訪ねた。ちょうどバンドのセッティング中だった娜娜、すると姜暮の制服を見て目を丸くする。「あなたの哥哥、本当に優秀だったのね、いや超秀才よ!」娜娜の話によれば成績が地区レベル以上の入賞者は賞状と奨学金と特別な制服がもらえるという。制服のデザインは同じだが、胸のワッペンが金色で星が付いていた。「ここ数年で星が付いたのは確か1人だけ、あなたの哥哥・靳朝だったのね!」姜暮は奨学金がありながらなぜ靳朝が進学を諦めたのか気になった。「この制服、何の試験で入賞したの?」「物理の選抜だ」「それで?どうして大学入試を受けなかったの?」しかし靳朝は黙って仕事に戻ってしまう。そこへ三頼がやって来た。「有酒(ヨウジウ)なんか放っておいて遊びにおいで!」三頼のペットショップでゴールデンレトリバーの西施(シーシィ)が子供を産んだ。「おめでとう、CC」するとなぜか子犬が1匹だけ別のケージに入っている。実は生まれた時に虫の息だったせいで母親が育児放棄していた。「子供の頃、似たような子犬を拾ったわ、でも飼えなかったの」姜暮は昔を懐かしんだ。あの時、どうしても犬を捨てられず、靳朝と2人でこっそり犬を飼うことにする。しかし数日後、犬はいなくなっていた。「閃電(シャンディェン)て名前をつけたけど、結局、見つからなかったの」その時、靳朝が車で迎えに来た。「行くぞ!」子犬と離れがたい姜暮、その様子を観た三頼は犬を飼いたければ靳朝に頼んでみろとそそのかした。靳朝は姜暮と一緒に水上市場で買い物していた。黙り込んでいる姜暮の様子から何か話があると気づいた靳朝、すると姜暮は三頼の店に母犬に見捨てられた子犬がいたと切り出す。「飼いたいのか?…生まれた4匹のうち2匹は買い手が決まった 三頼は売れ残りを俺の所に預けたいんだよ、そうすれば餌代が浮くからな」「私が餌代を出すからしばらく預かって、それならいいでしょう?」「しばらくって?…この国を出る時、連れて行けるのか? 手放すなら最初から飼うな、情が移る」靳朝の冷たい態度に姜暮は深く傷つき、10年分の鬱憤が爆発した。「それが本音なんだ、離ればなれになったら他人も同然 本当の兄妹じゃないなら連絡したって情が移って厄介なだけ、ってこと?」姜暮は怒って歩き出した。「おい!…なぜそんなに怒るんだ?子犬を飼うなって言っただけだろう?」「親に捨てられた可哀想な子なのよっ!」すると姜暮は独りで帰ってしまう。姜暮を怒らせてしまった靳朝。その夜、仕方なく三頼の店に向かった。「犬を預かる」「姜暮の頼みなら聞くんだ?(´゚艸゚)∴ブッ もし姜暮に好きだと言われたら、他の女みたいに冷たくあしらえるか?」靳朝は一瞬、そんな考えが頭をよぎったが、すぐ払拭した。翌日、姜暮は気まずそうに飛馳(フェイチー)自動車へやって来た。すると三頼が子犬と一緒に出迎える。「君の子だよ」「私の子?…靳朝が飼うって言ったの?!」喜んだ姜暮は子犬を連れて工場にいる靳朝の元へ急いだ。「預かってくれるのね!名前は閃電にする、お世話するためにしばらく泊まらなくちゃ~」しかし照れ臭い靳朝は黙ったまま何も言わなかった。そこで姜暮は時代劇のごとく拱手(キョウシュ)、頭を下げて礼を尽くす。「預かってくれて感謝します!」「こういう時は何と呼ぶんだ?」「グァッ…」「聞こえない」「哥ーっ!」鉄公鶏と小陽はそんな仲睦まじい靳朝と姜暮の様子を眺めながら目を細めた。仲直りして早速、閃電と遊び始めた姜暮。そこへ万青の車が突っ込んできた。「キィャアァァァァァァァァァァ!」「驚いた?心配しないで、ひいたりしないわ、靳朝の犬?」「私の犬よ、預かってもらってるの(ブスッ」「あなたも?あなたも預かってもらってるの?」万青は靳朝を呼びつけ、門の前で立ち話を始めた。なかなか靳朝が戻らず面白くない姜暮。そこで小陽からもらった林檎を手に2人の元へ向かう。つづく( ๑≧ꇴ≦)ムームーwww
2026.09.02
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锦月如歌 Legend of The Female General第28話「本当にしたたかな方々ですね、公子が出世したとたんに媚びるなんて」応香(オウコウ)は石晋(セキシン)伯夫妻の焼香に真心などこもっていないと嫌悪したが、楚昭(ソショウ)は形だけでも母の位牌に頭を下げさせることで当時の母の苦しみを味わせたいという。そこへ突然、徐娉婷(ジョヘイテイ)が押しかけてきた。楚昭は奏状を書き上げなければならないと冷たくあしらったが、怒った徐娉婷は茶も出さないのかと嫌味を言う。「夫人にもてなさせるつもり?」応香は仕方なく徐娉婷を客間に案内してお茶を出した。しかし徐娉婷はお茶がぬるいと難癖をつけ、淹れ替えてくれば熱い茶を応香の手にかけて嫌がらせする。「熱過ぎるみたい、躾がなってないわ」「私は侍女の礼を守っていますが、小姐(シャオジエ)の行いは品位を欠きます 公子から教わりました、″上位なら人を軽んじず、下位なら己を軽んじるな″と」侍女に諭された徐娉婷は激怒、応香の頬を引っ叩いた。「ご満足いただけたのならこれで失礼します」すると応香はお茶を置いて出ていってしまう。屋敷に戻った徐娉婷はすぐさま父に泣きついた。話を聞いた徐敬甫(ジョケイフ)は楚昭を呼びつけ、遠回しに楚昭の態度によっては応香の命がないと脅す。「老師の教えに感謝します、過ちに気づきました」一方、何如非(カジョヒ)は義妹の影に怯えながら憂さ晴らしに剣を振り回していた。何元盛(カゲンセイ)はそんな息子の体を心配したが、今ではもう立派な将軍なのだと思い直す。すると何如非は父にこれまでの経緯を語った…あれは療養のため華玉(カギョク)寺でくすぶっていた時のことすでに生きる気力も失っていた何如非の前に突然、徐敬甫が現れた徐敬甫は本物の何如非が自分だと知っているという『そなたを本物の飛鴻(ヒコウ)将軍にしてやる』何如非は徐敬甫のおかげで病を克服、自らの左眉に傷をつけた『何晏(カアン)、私が持つべきものを全て返してもらうぞ』何如非は飛鴻将軍になり変わるべく剣術の稽古に明け暮れた何如非は徐敬甫の指示で息子を失った柴安喜(サイアンキ)の元へおもむいた柴安喜は男の仮面と何家の腰佩を見て、すぐ何如非だと気づく『将軍は軍営にいるはずでは?』『息子の敵を討ちたいのだろう?手を貸してやるぞ?』…証拠を知る副将を戦場で殺したのは丁一(テイイツ)だった。何元盛は息子が丞相のために重罪を犯していたと知って呆然、しかし何如非は丞相とは一蓮托生だという。「私の行動は全て何家の繁栄のため、我らは心を一つにしなければ」「そうするしかあるまい」すると何如非は何晏が生きていたと明かした。「ご安心を、生きて京城には戻れません」その頃、禾晏(カアン)は肖珏(ショウカク)と飛奴(ヒド)と一緒に崇淮(スウワイ)の酒楼に立ち寄っていた。肖珏は都へ戻っても帰る家がない禾晏を心配し、それとなく飛奴に合図を送る。なぜ自分がと不満そうな顔の飛奴、しかし主に急かされ仕方なく禾晏も肖家に滞在するよう提案した。「都督の配下なんだし泊まるのは自然だよ」「でも悪い…」「構わん」肖珏は間髪入れず了承、その時、禾晏たちを狙う剣客が現れた。実は酒楼にいたのは全て刺客だった。騒ぎに巻き込まれた娘をかばった禾晏だったが、助けた娘から襲われ腕を切りつけられてしまう。禾晏は瞬時に反応して娘を成敗したが、刺客の狙いが自分なのは明らかだった。「楊銘之(ヨウメイシ)に連絡して刺客の素性を調べてもらおう」「…調べずとも誰が遣わしたのか分かります」一方、楚府では楚昭が徐娉婷に書画を指南していた。父のおかげで再び楚昭と過ごせるようになった徐娉婷、その時、うっかり楚昭の袂を汚してしまう。すると楚昭は大したことではないとすぐ着替えに向かった。徐娉婷はその間、楚昭の所蔵している絵を見ることにしたが、1軸だけ大事そうに袋に入っている。著名な作品なのかと思いながら絵を広げてみると、思いがけず飴細工を持った見知らぬ娘の絵姿だった。禾晏はついに曜京城に戻った。感慨深げに城門を見上げる禾晏、すると肖珏から皇帝が自分たちを中秋の宴に招いたと聞く。「徐敬甫や何如非もきっと出席するだろう だがここは天子のお膝元、我らの帰京を知っても何もしてこないはずだ」「向こうが何もしなくてもこちらから仕掛けるつもりよ」「宴が終わる頃には華原の調べもついているはず、その時の形勢をみてどう動くか決めよう」「盗まれたものは早晩、返してもらう、何如非、私たちはどちらかが死ぬまで戦う定めよ」一方、何如非は暗殺計画が失敗に終わったと聞いて逆上していた。すると腰佩にひびが入っていると気づく。何如非は苛立ちを隠せず、何家の嫡男を示す佩玉を外して投げ捨て、割ってしまう。肖府では肖璟(ショウケイ)と夫人の容微(ヨウビ)が肖珏たちを出迎えた。肖珏は禾晏を友人と紹介したが、兄夫婦は目を丸くする。「懐瑾(カイキン)が朋友を連れてくるなんて初めてよ?よほど仲が良いのね」すると肖珏は真っ先に祖廟へ向かった。弟が位牌に拝礼する後ろ姿を眺めながら、肖璟は喪が明けぬうち闕(ケツ)城に出立した肖珏を思い出し感慨深い。その時、禾晏も肖大将軍の位牌に挨拶しようと思ったが、肖璟に止められた。「積もる話もあるだろう、我々は先に客間へ」肖珏は先祖に帰京を報告した。「必ずや奸臣の陰謀を明らかにし、朝廷の膿を除いて肖家と肖家軍の汚名をそそぎます」すると肖珏は父と母の位牌へ向き直った。「父親(フーチン)、母親(ムーチン)、ご報告があります 大切な人ができました、全て終えたら必ずお2人に紹介します」肖家の兄弟と一緒に食卓を囲んだ禾晏。容微は禾晏を歓待し、遠慮せず自分の家だと思って滞在して欲しいと言った。すると肖珏は禾晏が女子だとばれないよう、自分と同じ部屋で構わないという。「独りが好きだったのでは?ずいぶんと変わったな」肖璟は兄である自分より禾晏を気遣う弟をからかった。翌日、禾晏は手ぶらで訪ねたことを後悔し、買い物に出かけた。すると尾行する男に気づいて捕まえる。「何如非の配下だろ?今日は見逃すが主に伝えておけ、いずれ報いを受けさせるとな」配下から報告を聞いた何如非は激怒、ついに自ら動き出す。つづく(  ̄꒳ ̄)もう都についたwそう言えば大哥の中の人が変わった
2026.09.02
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锦月如歌 Legend of The Female General第27話楚昭(ソショウ)は町外れにある許願樹で禾晏(カアン)と肖珏(ショウカク)の仲睦まじい様子を見かけた。居たたまれなくなり、結局、薬を渡せず引き返した楚昭。応香(オウコウ)は薬を持って戻って来た主を心配したが、楚昭はふいに書灯の囲いを外してろうそくの炎に手をかざした。「公子?炎が怖いのでは?」「もう恐れぬ」応香は楚昭が炎への恐怖を克服できたのは禾晏のおかげだと気づいた。潤都の防衛に加わり、民を守り抜いた楚昭。実は危険を承知で潤(ジュン)都まで来たのは官吏としての使命だけでなく、ある目的があったという。何如非(カジョヒ)は″鳴水(メイスイ)の戦い″を境に人が変わったようだった。そんな中、柴安喜(サイアンキ)が肖仲武(ショウチュウブ)の援軍要請の文を何如非が差し止めたと証言した時、禾晏の顔色が変わるのを見る。さらに禾晏は7人の副将たちの死を知って激怒し、李匡を助けるため単独で潤都へ駆けつけようとした。楚昭はこの振る舞いこそ飛鴻将軍の姿だと気づき、禾晏が本物の飛行将軍ではないかと疑ったという。案の定、禾晏は何如非が作った隠し通路の存在を知っていた。奇襲では何如非の武技を見事に再現、これは禾晏が紛れもなく飛鴻将軍だったという証拠となる。しかし何如非を操っていたのは徐敬甫だった。楚昭は自分がこの秘密に気づいたことを徐敬甫に悟られてはならないという。「父同然に先生を敬っている、だが国を裏切るわけにはいかない」翌朝、楚昭は禾晏と肖珏を訪ね、これから帰京すると伝えた。実は丞相に無断で潤都へ来たため、1日も早く戻って釈明する必要があるという。禾晏は困惑、やはり引き返すつもりはないのか聞いた。すると肖珏は楚昭へのこれまでの疑念を明かす。闕(ケツ)城の戦いのあと自分の悪評を広めたのは楚昭らしいと聞いていた。また掖州城で飛奴(ヒド)と帳簿を取り合った覆面の女子の特徴は応香とそっくりだという。あの時、孫祥福(ソンショウフク)を暗殺したのも恐らく応香だろう。確かに証拠はなかったが、その一方で楚昭は自分たちと一緒に街を守り、烏托と戦った。「丞相の門人でありながら、なぜそんなことを?」「官吏の道はままならぬもの、私は流れに従って動くが一線は越えない」しかし禾晏は一線を越えずとも悪は悪だと諭し、己の意に背かずに済むよう願うと告げた。「禾姑娘の寛大な言葉と願いに感謝を…ではこれで失礼」肖珏は楚昭への疑念を打ち明けなかったことを禾晏に詫びた。「いいのよ、でも都督、楚兄は決して極悪人ではないわ、今後は協力できるかも」しかし肖珏は禾晏の楚昭への信頼に戸惑いを隠せなかった。その頃、計画が失敗した何如非は後始末に追われていた。ひとまず馬寧布(バネイフ)の使者に丁重に謝罪して時間を稼ぎ、急ぎ徐敬甫に泣きつく。「潤都の戦いを理由に肖珏が帰京します、私を追求するはず そうすれば鳴水の一件も蒸し返してくるでしょう、どうかお助けください!」しかし徐敬甫は何如非が隠し事をしていたと激怒する。何如非は何晏(カアン)の件だと気づき、本当に義妹なのか確証がなく、いずれにせよ潤都で葬るはずだったと釈明した。「私に話していればこんな状況にはならなかった… 潤都で飛鴻将軍を装った何者かが烏托の大軍を畏怖させ、本物が救援に来なかった このことはすでに陛下もご存じだ!肖珏と禾晏が騒ぎ立てれば鳴水も再調査となるやも…」何如非は深く反省し、今後は全て話すと誓った。仕方なく徐敬甫は烏托をなだめておくと約束したが、肖珏と禾晏は替え玉の事実を使って何家を攻撃してくるのは必至だと警告する。「絶対に奴らを生きて京城には入れません!」禾晏たちが潤都を離れる時が来た。すると禾晏が助けた女子たちを連れて綺羅(キラ)が見送りにやってくる。実は綺羅は家族から見放された女子たちが自活できるよう織物工房を開いたという。「挑む者がいる限り変化は起きる、潤都の絹の名が天下に轟くのを待っているよ」その様子を見ていた李匡はつくづく禾晏の人を動かす強さは飛鴻将軍に似ていると実感していた。ひと足先に都へ帰った楚昭は皇帝に潤都の戦いについて詳しく報告していた。皇帝は戦上手の肖珏の功績には驚かなかったが、急に頭角を現した禾晏に興味を持つ。「陛下、武安郎・禾晏は将才の持ち主かと…」「逆に何如非はかつて良将であったが、今や見る影もない」しかし楚昭は徐敬甫の手前、何如非をかばった。「陛下、大きな犠牲を出しましたが、烏托軍は屈強で兵力の差もあったのは事実 何将軍も力を尽くしたのでしょう」皇帝は怪訝そうな顔をしたが、話を変えて潤都でも民を守った楚昭に褒賞を与えることにした。徐敬甫の門人でありながら師匠と不仲の肖珏を褒めるとは大した度胸だという。「本日をもって楚昭を正四品(シホン)兵部侍郎に任ずる」楚昭はその足で徐敬甫を訪ね、勝手に潤都へ行ったことを謝罪した。「謝る必要はない、短い間に一気に出世を遂げたな、大魏の柱石、陛下の腹心の座まで あと少しのところに迫った、さすが我が自慢の門人だ」楚昭は肖珏と禾晏が次々に功を立てるので焦り、急ぎ参内してしまったと釈明した。「私が老師の門人なのは周知の事実、陛下が私を昇進させたのは老師への称賛です」しかし徐敬甫は楚昭が入れた茶を受け取らなかった。そこで楚昭は皇帝が華原の戦いに不満な様子だったため、何如非も尽力したと取り成しておいたという。「あの戦いは肖珏を殺すための罠だと分かりました、ですが肖珏は燕(エン)家軍を呼んでいた 結局、何如非は一手及ばなかったのです」「そうだったか、ご苦労だったな」するとそこへ徐娉婷(ジョヘイテイ)が現れた。徐敬甫は楚昭の帰りを待ちわびていた娘のため、話を切り上げて出ていってしまう。しかし出世した楚昭にとってもはや徐娉婷の機嫌を取る必要などなかった。「すまない、これから用があるので失礼する」楚府では石晋(セキシン)伯・楚臨風(ソリンフウと夫人が宴を準備して楚昭を出迎えた。これまでの辛辣な態度とは一変、出世した自分に媚びる伯父と伯母の姿は滑稽に見える。2人は不足があれば何でも言って欲しいと言ったが、楚昭は何もないと答えた。「ただ長年の心残りが…」楚昭は伯母の言葉が忘れられずにいた。…家名を汚した母親を祠堂に入れたくば、後ろ盾を得て出世するのね…楚昭の生母・楚明芳(ソメイホウ)の位牌が楚家の祠堂に納められた。あれほど蔑んでいた母に頭を下げる伯父と伯母。もちろんこれで母への所業が許されるわけではなかったが、楚昭は少なくとも母への慰めになったと感じていた。…いずれあの人を連れてきます、娘親(ニャンチン)、私は光を見つけました…つづく( ๑≧ꇴ≦)またしても都が遠いパターン来る?w
2026.09.01
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第7話無事に退院して再び飛馳(フェイチー)自動車に戻った姜暮(ジャンムー)。早速、バックヤードで三頼(サンライ)から聞いた靳朝(ジンジャオ)のキーホルダーを探してみるが見当たらない。すると靳朝は栄養が偏っている姜暮のため、バランスのよい朝食を用意してくれた。姜暮は牛乳も卵も嫌いだと突っぱねたが、嫌なら父の家に帰れと言われてしまう。「食べればいいんでしょう?…ママより厳しいんだから(ボソッ」「病院でサインしたんだ、責務だ」「ただのサインでしょう?誓約書じゃあるまいし(ブツブツ」( ತ _ತ)<出て行くのか? ( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”<はいはい食べました~一方、姜暮のアレルギー騒ぎでとばっちりを受けた林歳(リンスイ)は、事の発端が万青(ワンチン)だと知って彼女の店に乗り込んだ。「うちの表妹を連れ去ろうとしたらしいな?」万青は友だちに用があっただけだと釈明したが、林歳の怒りは収まらない。「妹妹と友だちになりたいなら節度は守れ、彼女が嫌がることはするな 今度やったらただじゃ済まない」姜暮は靳朝と一緒に暮らすため察(チャ)国で進学しようと考えた。偶然にも娜娜の実家が語学学校を経営していると知り、早速、数日後から始まる現地語の授業に申し込む。一方、姜暮の入院騒ぎでパーツ探しに行きそびれた靳朝は再びある男と接触していた。「レース目前だ、準備は万全か?」「部品が足りない、買い占められていた」「それでもやるしかない、今回のレースで3位以内なら総合で10位以内に入れる」その夜、娜娜の車で送ってもらった姜暮。すると飛馳自動車が閉まっていた。(,,Ծ‸Ծ,,)<絶対にわざとだわ…泊めたくないのよどちらにしても今後の相談もあるため姜暮は父の家に帰ったが、父の家まで閉まっていた。駅までトボトボ歩き出した姜暮、その時、思いがけず路上でゴミのなかで寝ている父を発見する。しかし酔い潰れた父は全く起きようとしなかった。聞けば配線がショートして冷房できず、外の方が涼しいという。姜暮は慌てて趙美娟(ジャオメイジュエン)に連絡したが、ちょうど靳昕(ジンシン)を連れて実家に帰っていた。📱<鍵なら玄関の鉢植えの下よ、え?外で寝てる?ほっとけば自分で帰るわ、じゃあね全く意に介さない趙美娟、その時、姜暮を探していた靳朝が現れた。「何してる?」「今までどこにいたのっ?!」「…用事だ」姜暮がそこまで怒る理由が分からず、靳朝は気まずそうに父を引っ張り上げ、家まで連れ帰った。昔とはすっかり別人になった父の姿に困惑する姜暮。靳朝は配線を直して電気をつけると、靳強(ジンチアン)をシャワー室へ連れて行くことにした。すると無理やり起こされた靳強が娘に気づく。「…暮暮?…朝朝、2人とも良い子だ、パパを許してくれ、俺は駄目な父親だ でも暮暮が来てくれて嬉しい、ずっとここにいろ、俺が養う!」靳朝は夜だというのにコーヒーを入れた。実はこれからチン市まで運転して行くという。「しばらく靳強とここにいろ、部品を探しに行ってくる、工場には誰もいないぞ? じゃあもう行くよ」「良いニュースがあったのに…」すると靳朝は時計を確認し、5分だけ話を聞くことにした。「ここに残って勉強するの、語学学校に申し込んだ」「本気か?」靳朝は一瞬、目を輝かせたが、すぐ冷静になった。「カナダの方がいい、ここは酷いところだ」「私は良い所だと思う、思っていたよりずっと良かった」「…何が?」「教えない」「秘密が多いんだな」「そっちこそ」「俺のことを知ろうとするな」靳朝は時間がないと席を立ち、生活費を置いて玄関のドアを開けた。「ちゃんと食べろよ?…靳強に作らせろ、腕はいい」「早く帰ってね」靳朝は名残惜しそうに姜暮の頭をなでた。「分かった」姜暮はこの機に母に連絡し、このまま留学すると報告した。そこで靳強にも賛成だと言ってもらい、半ば強引に了解させてしまう。すると靳強の言った通り、父の料理の腕は良かった。「靳朝の料理よりずっと美味しい!昔は靳朝よりカッコよかったし」「ゴマするな」一方、靳朝は目当ての部品を見つけられずにいた。しかし店員から靳朝の技術があれば自分で作れると言われ、自ら製作することにする。そしていよいよレース当日。靳朝は妨害されスリップしたが、最後はバックのまま突破、3位に食い込んで総合10位以内に入った。そんなある日、娜娜はこっそり名車が並ぶ林歳の車庫へ姜暮を案内した。実は林歳は潔癖症で車を他人に触らせず、車庫まで消毒しているという。しかし防犯カメラが侵入者に気づき、林歳に映像を送っていた。「なぜあの子が?」そこで林歳は娜娜に連絡し、探していたギターがあると部屋へ上がらせた。喜んだ娜娜は姜暮にすぐ戻ると伝えて消えてしまう。林歳が車庫に現れた。写真を撮っていたせいで他のチームの間者だと怪しまれた姜暮は、うっかり3ローターエンジンの車に比べれば目新しさがないと口を滑らせてしまう。「車の持ち主を知っているのか?」「そうよ、でもあなたに関係ないでしょう?もう帰らせて」「…送ってやる」林歳は車を運転しながら、何の写真を撮ったのか姜暮に聞いた。「クラッチよ、小さくて精巧だった、この車も変速が滑らかね」「俺は野蛮なのが嫌いでね」姜暮はふと林歳の横顔を見つめた。「見とれたか?」「勘違いよ、運転する姿が似てるなって思っただけ」「君が話していた3ローターか」「そうよ、運転中もリラックスしてる」姜暮は降りたいと頼んだが、林歳は家を教えるまで降ろさないと意地悪だった。姜暮は林歳に父の家を教えず、靳記(ジンジー)中華料理店まで送らせた。助手席から降りるなり、苛立ち紛れに勢いよくドアを閉めてしまう姜暮。「おい、ドアは丁寧に閉めろ」「また意地悪したら今度は車を壊すから!」2人はしばらく店の前で揉めていたが、その様子をちょうど店を閉めて帰ろうとしていた趙美娟に見られてしまう。趙美娟は慌てて靳朝に連絡した。実は姜暮が男の車で帰って来たという。「彼氏ができたみたい、何かあれば母親に申し訳ないし、あなたから話してくれない? うまく諭してね」靳朝は姜暮を学校に迎えに行った帰り、夜の公園を歩きながら話のきっかけを探していた。すると姜暮は物陰で抱き合うカップルを見てしまう。「その~こういう所、良く来るの?」靳朝は意味が分からなかったが、その時、ようやく何を言いたいのか気づいた。「変なことを考えるな!」いきなりデコピンされ悲鳴をあげる姜暮。「聞いただけなのにっ!」靳朝は姜暮の荷物を代わりに持って歩き出した。「理想の結婚相手とか考えたことあるか?」「ないわ」靳朝は姜暮の年頃の男が異性の気を引くのは美人を落として戦利品にしたいだけで、責任感がないと警告した。しかし姜暮は不思議そうに同級生のカップルは今でも仲が良いという。その時、目の悪い姜暮がうっかり工事中の側溝に落ちそうになった。靳朝は咄嗟に姜暮の腕をつかんで引っ張り、思いがけず2人は顔が接近してしまう。「若い男のほとんどはまだ子供で恋愛にも無責任だ」「じゃあ、あなたは?あなたも同じなの?」すると靳朝は姜暮をそっと突き放し、自分につかまれと言った。姜暮は靳朝のシャツの袖をつかんで工事中の道を歩いた。「俺は…関係ない」「あなたみたいな人と出会うかも」その時、姜暮はぬかるみに足を取られてしまう。靳朝は再び姜暮を助け、姜暮は慌てて靳朝の腕をつかんだ。「メガネをかけろ」「いや、似合わないの」「ぬかるみを歩く時はどうするんだ?」すると姜暮はバランスを崩した拍子に靳朝の手をつかんでしまう。「他の人と歩くことなんてないわ」戸惑う靳朝の手を引いて道を渡り切ると手を離した姜暮。靳朝は胸の高鳴りに動揺しながらも、思わず顔がほころんだ。飛馳自動車に戻ると三頼と金瘋子(ジンフォンズー)が靳朝と姜暮を出迎えた。しかし他にも誰かいるらしい。「食事は?食べるかい?」ちょうど三頼が料理を運んできた。「手を洗ってくる!」姜暮はバックヤードへ向かったが、そこで見知らぬ女性が通話中だった。つづく( ๑≧ꇴ≦)全てが愛おしい~朝朝は緊急の時以外、暮暮に触らないのよね短劇のせいで感覚がおかしくなっていたせいかw哥哥の道徳観念がしっかりしてるのがいいわ
2026.08.31
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第6話三頼(サンライ)が運転の練習をすると聞いてついて来た姜暮(ジャンムー)。三頼は携帯に録音しておいた靳朝(ジンジャオ)の解説を聞いてドリフト走行を練習するが、なかなかコツがつかめなかった。すると幼い頃、レーサーだった父の車に乗っていた姜暮が当時の記憶を頼りに挑戦、思わぬ才能を発揮する。その時、娜娜(ナナ)がやって来た。実は三頼と娜娜は幼なじみだという。「暮暮、自動車教習所に申し込んでおいたよ! でもイケメンがいないから、これから特別な場所に案内してあげる!」娜娜は姜暮を連れて従兄の豪邸で開かれているプールパーティーにやって来た。広い庭にはスポーツカーから改造車、デコ車までズラリと並び、車好きがポテンシャルの高さを競っているという。一方、靳朝は三頼のピックアップトラックが店に戻ったと気づいて駆けつけた。「姜暮は?」「娜娜と一緒だ、2人は知り合いで出かけたよ」娜娜と言えば万青(ワンチン)の占い師、靳朝は心配になって連絡したが、姜暮は着信を切ってしまう。姜暮は娜娜にコンドーム事件を明かした。彼女がいるのか聞きたかったが、気まずくなるのが嫌で聞けなかったという。「時々、私を妹のように扱わないで欲しいと思う、でも怖くもなるの もし拒絶されたら妹にも戻れなくなっちゃう」すると娜娜は姜暮に男の影を匂わせ、靳朝を試そうと言い出した。そこへちょうど娜娜の従兄・林歳(リンスイ)が現れる。「来たわ、私の表哥、今日の誕生会の主役よ」娜娜はアングルを駆使して林歳と姜暮にさも関係がありそうな写真を撮った。姜暮の携帯にはちょうど靳朝からメッセージが届いている。🏎️朝<どこだ?🏎️朝<電話に出ろ姜暮は娜娜の指示通り位置情報を付けて画像を送信、電源を切った。そして10秒後、すぐ画像を削除してメッセージを送る。🐰朝よわ界隈<ごめん、間違えて送信しちゃった、気にしないですると娜娜の思惑通り、画像を見た靳朝は三頼に娜娜の連絡先を聞いて慌てて車を出した。万青の舎弟たちが占い師を探してパーティーに現れた。驚いた娜娜は10分後にサロンで合流しようと約束し、姜暮を残してどこかに消えてしまう。姜暮は仕方なく先にサロンへ向かったが、そこで梁彦丰(リァンイェンフォン)@3話と出くわした。「やっぱりな、君、本当は有酒(ヨウジウ)の彼女じゃないんだろう?連中が知ったら面倒だぞ? 靳朝の秘密を知っていると言えば俺と話す気になるか?」すると梁彦丰はちょうど通りかかったウエイトレスからカクテルを2つもらった。姜暮は警戒しながらも靳朝のことが知りたくてカクテルを飲んでしまう。その様子を偶然、サロンへ来た林歳が見ていた。「一口飲んだわ、話して」「小青蛇(シャオチンショー)が君の存在を許すとはな、彼女と会っていないのか?」林歳は従妹の連れが女癖の悪い梁彦丰に口説かれていることを心配した。すると姜暮の様子がおかしくなり、慌てて駆けつける。一方、パーティー会場に到着した靳朝は娜娜に連絡した。車の影に隠れていた娜娜は電話に出た勢いで立ち上がってしまい、万記の男たちに見つかってしまう。しかし叫び声を聞いた靳朝が駆けつけ、男たちは靳朝に驚いて引き上げた。林歳は意識を失くした姜暮をリビングに運び込んだ。薬を盛られたと疑って執事に牛乳を持ってくるよう頼み、姜暮をソファーに寝かせてやる。そこへ靳朝と娜娜が駆けつけた。「暮暮?!どうしたの?もしかして薬を盛られた?」娜娜の言葉を聞いた靳朝は林歳の仕業だと思い込み、格闘技の試合から逃げたことを根に持って姜暮を標的にしたと誤解した。「クズめ」「何だと?」「お前はクズだ!」すると靳朝と林歳はリビングで大喧嘩になってしまう。姜暮はようやく目を覚ました。娜娜が急いで知らせると、ちょうど林歳を殴ろうとしていた靳朝が手を止め、慌てて姜暮の元へ駆けつける。「なぜ怪我しているの?」靳朝の顔を見て目を丸くする姜暮、すると靳朝は姜暮の首元あたりが赤く腫れていることに気づいた。「アレルギーだ、桃を食べたか?」「そう言えばカクテルは桃の味がした」「病院へ行こう」すると靳朝は林歳にこの借りは返すとだけ言い残し出て行った。姜暮は念のため1日、入院することになった。アレルギーは薬で治るが、栄養失調も起こしているという。10年ぶりの再会でも桃アレルギーを覚えていてくれた靳朝、ずっと忘れずにいてくれたと思うと嬉しい。「心配かけてごめんなさい」姜暮は同情を引くため自分から謝罪したが、靳朝は何も聞いてくれない。「林歳が私を助けてくれたのね、娜娜の表哥なの、カッコいいでしょう?」今度はわざと揺さぶりをかけてみたが、靳朝に何の反応もない。実は靳朝は姜暮を守れず、栄養失調にさせてしまったことにショックを受けていた。「三頼に何か持って来させる、早く休め」「入院は初めてで少し怖いの」すると靳朝は付き添うと言って椅子に座った。「一晩中いても大丈夫?…誰かと会って来たのよね?」結局、姜暮は勇気を振り絞って自分から切り出した。「相手は女の人?」靳朝は姜暮の意外な質問に驚いた。「なぜだ?何かあったのか?」「何も…ただ邪魔したくなくて、私に付き添ったりしたら誰かさんが怒るかも」靳朝は姜暮の態度がおかしかった理由に気づいて顔がほころんだ。「相手は男だ、女じゃない、誰も怒らない、怒るのは君だけだ」「怒らないわ、私は嬉しい」そこへ連絡を受けた三頼が差し入れにやって来た。早々に三頼を追い返し、廊下まで送りに出た靳朝。すると三頼は姜暮から靳朝に彼女がいるのか聞かれたと明かした。「曖昧にしておいた」「なぜ誤解を招く言い方をしたんだ?…覚えてろよ?」病室に戻った靳朝は姜暮に林檎を剥いてやった。「俺に女はいない、考えてもいない、余計な気を回すな ここにいる間は俺の家も君の家だと思えばいい、俺が君を守る」そこへ看護師が現れ、書類にサインを頼んだ。靳朝がポケットから取り出した万年筆を見た姜暮は自分のお土産だと気づき、林檎をかじりながらほくそ笑む。「なぜ笑ってる?」フル(・_・ ))(( ・_・)フル娜娜は林歳に姜暮が桃アレルギーだったと報告した。「とばっちりだったわね…でも彼女、とっても良い子なの、あの2人と揉めないで」一方、靳強(ジンチアン)も靳朝から姜暮が入院したと聞いていた。趙美娟(ジャオメイジュエン)は病院へ行こうと言ったが、靳強はとりつく島もない。「靳朝がいる、問題ない」翌朝、姜暮は退院、靳朝は靳強の家に送ることにした。姜暮は昨夜の話と違うと駄々をこねたが、車が方向転換する気配はない。「ふぅ〜戻ったところで私が栄養失調だと知ったらパパ、心配するだろうな〜 はぁ〜パパに私の世話なんて無理だし、継母は小さい妹で手一杯だし あの家に戻っても満足な食事なんてできるわけない、また栄養失調で入院か あぁぁ、何を食べたらいいの、食事も口に合わないしな〜」すると靳朝はハンドルを切って飛馳(フェイチー)自動車へ帰った。(^ꇴ^)<先に着替えてくるっ!つづく(*°ㅁ°)ハッ‼ 色気にやられてすっかり忘れてたけど、何与のアゴ割れてる…(´゚艸゚)
2026.08.30
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第5話靳朝(ジンジャオ)の暮らしが気になって仕方がない姜暮(ジャンムー)。しかし靳朝は血の繋がりがないことを理由に父の家に帰れとつれない。するとその日、靳朝が部品の買い出しで留守の間に万記(ワンジー)の賀彰(ホージャン)たちが乗り込んできた。のんきにスナックを頬張りながら様子を見に来た姜暮だったが、三頼(サンライ)が引き止める。実は靳朝が万記から独立して以来、賀彰たちは事あるごとに嫌がらせに来ていた。「ここにいろ」三頼は絡まれている鉄公鶏(ティエゴンジー)と小陽(シャオヤン)を助けに向かった。三頼の顔を見た子分は親父ともども始末してやると脅した。「父親の話はするな、あいつは確かにクズだが俺は善良な市民なんでね」すると賀彰が子分に目配せ、整備中の車を傷つけるよう指示した。子分は早速、工具を手にして車の後ろを叩こうとしたが、見かねた姜暮が現れる。「やめて!離れて!」「何だ?ここはお前の店か?」憤慨した姜暮はいきなり男を拳骨で殴り、長い足を振り上げて後頭部に一撃を喰らわせた。これをきっかけに三頼たちと賀彰たちの小競り合いが始まり、姜暮は咄嗟に携帯を取り出してライブ配信を始める。驚いた賀彰は姜暮から携帯を取り上げようとしたが、そこへ靳朝が現れた。靳朝の逆鱗に触れた賀彰。2人は激しい殴り合いになったが、姜暮が咄嗟に警察に通報したと嘘をつき、事態は収束する。賀彰たちは撤収、工場は足の踏み場もないほど散乱した。靳朝たちが片付けを始めると、姜暮はこっそり三頼をバックヤードに引き込んだ。「なぜ通報しないの?」「暗黙の了解さ、命の危険がなければただの騒ぎで片付ける、通報しても同じだよ」すると三頼がかつての靳朝の様子を教えてくれた。靳朝は今でこそ仕事に励んでいるが、シャークン高校では別人だったという。当時のあだ名は″頭七(初七日)″、命知らずで敵が10人でかかっても倒せないほど強かった。「いつもなら連中が来ても有酒(ヨウジウ)は手を出さない、でも今日は…君がいた 実際、万記の奴らも重罪は犯さない、ただ商売を邪魔したいだけさ」「万記は靳朝にどんな恨みがあるの?」実は靳朝はもともと万記で働いていた。熟練工となって大勢の弟子を持ったが、ある事情を機に鉄公鶏と一緒に辞めてしまったという。結局、他の弟子たちも次々と離職、得意先まで失った万記は商売も低迷した。「彼、危ないことしているの?命に関わることよ?」「格闘技か?!」「レースもよ、危険な連中がいたわ」「ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ 君は知り過ぎたようだ」すると喋り過ぎたと焦った三頼は逃げ出してしまう。( ๑≧ꇴ≦)謎のスローモーションやめてwwwww一方、謎の改造車を探し回っていた林歳(リンスイ)は子分から3ローターを乗せたピンクのピックアップトラックがあると聞いた。早速、持ち主を訪ねてみるとペットショップに辿り着く。実はピックアップトラックの持ち主は三頼だった。三頼のペットショップに突然、中国語の上手い金持ちがやって来た。「先週の土曜日23時頃どこにいた?監視カメラに黒のRX7が映っていた」画像を見た三頼は靳朝のことだと気づいた。男は車に詳しいのかピックアップトラックがレース仕様だと指摘する。確かに三頼の車は靳朝が1000馬力にS2000トルクの3ローターという最強のサーキット仕様に改造していた。「あ~確かにあれは俺の車だ」すると三頼は店のVIP会員になるなら何でも話すと約束した。三頼は靳朝に名刺を渡し、カモを見つけたと喜んだ。「DRUNK LIN…林歳か」「知っているのか?車の件を聞かれた、土曜日の夜ことだ、防犯カメラに撮られたぞ?」三頼は靳朝のことを黙っていたと恩を着せたが、その実、金払いの良い上客を逃したくないだけだった。「とにかく土曜日に会う」「目的はレースだぞ?インタノン山だな」驚いた三頼は靳朝から運転技術の特訓を受けることにした。その頃、小青蛇(シャオチンショー)こと万青(ワンチン)は占い師を呼び出し、想い人の妻になれるか聞いていた。占い師が引いたのは″月″のカード。「満月の夜に結ばれれば願いが叶うってこと?」「青姐、それじゃ狐妖ですよ~」舎弟たちに茶々を入れられ面白くない万青。その時、占い師の携帯の着信音が鳴った。…姜暮…すると占い師は万青が席を離れて舎弟と揉めている間にこっそり逃げ出してしまう。実は占い師は姜暮が飛行機で知り合った娜娜(ナナ)だった。姜暮は娜娜に頼んでシャークン高校を案内してもらった。すると優秀な卒業生を紹介しているポスターの中に靳朝を見つける。…この写真が私の想像していた靳朝よ、どうして彼は進学を諦めたの?…娜娜は写真の先輩が飛行機で姜暮が話していた彼だと気づいた。「彼は靳朝」「面白い組み合わせね、彼が″朝″つまり″太陽″であなたが″暮″つまり″月″? 朝朝暮暮(ずっと一緒)だ!」「娜娜、私、ここで勉強したい」靳朝が休憩中にタバコを吸おうとしていると、ちょうど姜暮が帰って来た。「喫煙は体に悪いわよ!」靳朝は無視してライターを取り出したが、怒った姜暮は足を振り上げ、ライターを蹴り飛ばしてしまう。「言ってなかったわ、こう見えて黒帯二段なの」「…俺を甘くみるなよ?」「靳朝、どうしてそんなに気性が荒くなったの?」「これでも穏やかになった、2年前なら今頃、お前は川底にいる…それより今、何と?」「靳朝!もう哥哥って呼ばないから、これからは靳朝って本名で呼ぶ、靳朝!」その時、三頼が運転の練習のためピックアップトラックでやって来た。姜暮は三頼が運転の練習に行くと聞いた。そこで機嫌が悪い靳朝を尻目に連れていってもらうことにする。「ちょっと待ってて!」バックヤードに戻った姜暮は念のためナプキンを持っていくことにしたが、その時、買い物袋の底にコンドームを発見した。驚いた姜暮は咄嗟に買い物袋を丸めて引き出しに隠し、ジャケットを持って部屋を飛び出す。実は靳朝が薬局で生理用品を買いに行った時、靳朝が知らない間に店員が気を利かせてコンドームを入れていた。(꒪ꇴ꒪〣)ガーン!三頼は靳朝に鍵を預けてトイレに行った。その間に姜暮が戻って来たが、様子がおかしい。「車に乗って待ってる…」「鍵はここだぞ?」すると姜暮は靳朝から鍵を奪い取り、逃げるように車に乗ってしまう。そこへ三頼が戻って来た。「年頃の女の子は何を考えてる? さっきまでまとわりついていたかと思えば、急に避け出した」「おかしなやつだな~思春期には一切、女に興味を示さなかったのに… そんな仏頂面してるからだろう? 冷たくて無愛想で面白くもないのになぜお前の方がモテるんだ?身長だけだろ?」靳朝は相変わらずの三頼に呆れ、それより出かけるので姜暮を靳強(ジンチアン)の家まで送るよう頼んだ。「人に会う」「決心したのか?…分かった」( ゚д゚)ポカーン姜暮は靳朝がうっかり買い物袋にコンドームを入れたのだと誤解した。もし恋人がいるなら血のつながらない妹がいては確かに邪魔になる。…私のせいで2人の関係がこじれたらどうしよう、彼の人生を邪魔したくない…すると三頼が高校3年の頃は屈指のモテ男だったと自慢話を始めた。しかし上には上がいるもので、靳朝が入学してくるとその人気は凄まじかったという。「三頼哥、靳朝に彼女はいる?」「難しいな、何とも言えないがひとつだけヒントを教える 昔、夜市であいつはキーホルダーを買った、答えはそのキーホルダーにある」その夜、靳朝はバーである男に接触した。同席はせず、近くの椅子に座ってそれとなく声をかける靳朝。「…部外者は同盟のレースに参加できない 彼らを相手に短期間で10位以内に入るのは無理だろう」「だが10位以内に食い込まなければ先はない、諦めるのか?」「2ヶ月ある、やってみるよ、帰国はいつだ?」「当分の間、残る、吉報を待つ」すると男は先に店を出た。つづく( ๑≧ꇴ≦)急にワイルドスピードになってるw
2026.08.30
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锦月如歌 Legend of The Female General第26話烏托(ウタク)の軍営を奇襲し、捕らわれていた女子たちを連れ帰った禾晏(カアン)。しかし娘たちの家族に連絡しても結局、誰も迎えに来なかった。李匡(リキョウ)の側室・綺羅(キラ)の話では敵に辱められた娘は家門の恥とされ、迎え入れられないという。「生きて戻ったのに家族に拒まれるとは…これが男だったら祝宴を開いているだろう」禾晏は理不尽さに憤ったが、そんな扱いを甘んじて受け入れられる綺羅たちに戸惑いを隠せなかった。兵力で圧倒的に劣る潤(ジュン)都、そこで李匡は女子たちを利用して烏托を油断させようと考えた。翌朝、李匡は綺羅に禾晏が救った女子たちを連れて敵陣へ向かうよう命じる。禾晏は江蛟(コウコウ)から知らせを聞いて激怒、仲間と一緒に城門へ急いだ。城門にはすでに綺羅と娘たちが集まっていた。楚昭(ソショウ)は王(オウ)副将に中止するよう訴えたが、王副将は潤都の兵として李総兵官の命だけに従うと譲らない。「開門!」その時、禾晏が放った矢が城門に突き刺さった。禾晏は綺羅と女子たちを連れて軍営に戻った。しかし李匡は計画を邪魔した禾晏に激怒、軍務を司っているのは自分だと反発する。「干渉するなら出ていってくれ!」「お前が出ていけ!…あんたは総兵官でありながら刃を妻や民に向けている!」「私は総兵官として陣頭に立ち、何としても潤都を守らねばならぬ! 戦に負ければ死ぬ覚悟だ!」李匡は女子たちも自分たちで勝機を得られれば本望だと言い放った。呆れた禾晏は女子たちに本当に望んで死ぬのか確認、すると女子たちは思わず本音を漏らしてしまう。「本当は死にたくない…私だって生きたい…」禾晏は女子たちを捨て石にしようとした李匡を諭した。「剣は敵と戦うための物、弱者に向けてはならない」「その通り!」その声は肖珏(ショウカク)だった。「とど🦭…」「お前は変わっていないな」肖珏は賢昌(ケンショウ)館で何如非(カジョヒ)だった禾晏が魏(ギ)先生に堂々と反論したことを思い出した。…魏先生は張(チョウ)将軍が民をおとりにして敵を誘き出したことが仁の心に欠けていると非難しながらも、街を守るためにはやむを得ない選択だったと理解を示した『危機には臨機応変に対処すべきだ』『先生!…私は絶対に趙将軍の策を選びません 切っ先を向けるべき相手が分かっていないなら剣を持つ資格はない 私は弱者に剣を向けない』…肖珏は掖州(エキシュウ)衛の武安郎(ブアンロウ)が問題を起こしたのなら自分が罰すると言った。「口出し無用だ、そもそも禾晏が正しい、勝つ気のない愚将は潤都に要らぬ」李匡は言葉を失った。「将士は死を恐れず、剣を手に取り、国と民を守る…」禾晏の言葉はまさに飛鴻(ヒコウ)将軍の言葉でもあった。( ๑≧ꇴ≦)お前が出て行け!封雲(ホウウン)将軍が九旗営を率いて駆けつけ、潤都軍の士気も上がった。いよいよ烏托軍との決戦。城楼で風を呼んでいた禾晏はついに好機をつかんだ。「風が吹いた…発射!」禾晏の号令と共に城楼から一斉に煙玉が飛び出し、辺り一面にもやが広がった。視界がきかなくなった烏托軍は困惑、突撃する機会を逃し、気がついた時には潤都軍の弓矢に晒されてしまう。不意打ちをくらった烏托軍の先鋒は混乱した。その隙に肖珏と禾晏が敵将の納古爾(ノウコジ)を狙う。禾晏は肖珏が本陣の精鋭と応戦している間に納古爾を捉えた。しかし肖珏の危機に気づき、とどめを刺す前に救出に向かってしまう。肖珏の姿を探すも見つけられず、死体の山を前に呆然としゃがみ込む禾晏。その時、納古爾が禾晏の背後に近づいた。するともやの中から肖珏が飛び出し、納古爾の首を切り裂いて禾晏を救う。禾晏は肖珏の無事を知って思わず走り出し、抱きついた。「二度と会えないかと…」「お前を残して死にはしない」( ߹꒳ ߹ )え___何でだろう、素敵シーンなのに見たくなかったwww実は肖珏は掖州衛を発つ際、飛奴(ヒド)に命じて燕(エン)家軍に救援を要請していた。ついに燕賀(エンガ)率いる燕家軍も加わり潤都軍は烏托軍を撃破、潤都に平安が戻る。楚昭は応香(オウコウ)に頼んで食料を手配していた。李匡は将軍たちに感謝し、しみじみ禾晏は″かつて″の飛鴻将軍に似ているという。肖珏は禾晏を郊外にある許願樹に連れていった。巨木には鈴がついた願掛けの赤い布がびっしり下がっている。すると肖珏は禾晏が置いていった手紙と巾着を見せた。( ತ _ತ)<この巾着の刺繍は何だ?教えてくれ(๑≧ꇴ≦)<…馬です、たてがみがあるでしょう?※こんな会話はありませんw禾晏は軍営を離れる理由を伝えるため文を書いたと説明した。巾着は勝手に青琅剣を持ち出した詫びの品だという。別れの手紙だと思った肖珏は誤解だと知って安堵した。「私が悪かった、過去にとらわれ、お前とあの何如非を重ねてしまった お前はお前だ、昔と変わらず不屈の心を持つ、情に厚い同窓の友 命懸けで国土を守る無敵の将軍だ 今後は何があろうとお前を信じる、2人で敵を打ち破ろう」「はお、久しぶり、肖都督」「久しぶりだ、何将軍」その夜、飛奴は禾晏を訪ね、謝罪の印に一献した。すると肖珏が現れ、誤解していたお詫びに菓子を差し入れてくれる。禾晏は笑って2人を許したが、何如非と徐敬甫(ジョケイフ)に罰を受けさせねば気が済まない。飛奴の調べでは華原で将軍7人は3手に分かれて進軍していた。何如非と策応する手はずだったが、奇襲に遭って7人は落命、敵討ちと称して何如非が烏托を撃退したという。「ふん、何如非が自らの地位を固めるため、烏托と結託して邪魔者を消したのね」禾晏は罠だと知っていたが、昔の仲間や潤都のために来るしかなかったと話した。しかし肖珏が救援に来るとは何如非も予想外だっただろう。何如非は妹の生存を確信したはず、禾晏は一刻も早く都へ戻り、何如非と徐敬甫の結託の証拠を探したいと肖珏に訴えた。「はお、一緒に行こう」つづく( ๑≧ꇴ≦)いよいよ本丸か?!
2026.08.29
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锦月如歌 Legend of The Female General第25話何如非(カジョヒ)は後顧の憂いを断つため、華原(カゲン)の戦いを利用して何晏(カアン)の腹心だった八虎将のうち7人を殺した。…女将軍がもし何晏なら、残る1人を案じて潤(ジュン)都へ向かうはず…最後の1人は潤都の総兵官・李匡(リキョウ)だった。禾晏(カアン)は肖珏(ショウカク)が帰京したその夜、掖州(エキシュウ)衛を密かに出発した。すると思いがけず″旗の争奪戦″以来、盟友となった4人、江蛟(コウコウ)、小麦(ショウバク)、王覇(オウハ)、黄雄(コウユウ)が現れる。実は江蛟が禾晏の様子がおかしいことに気づき、皆で待ち伏せしていた。禾晏は烏托(ウタク)軍の次の標的が潤都だと考え、旧友を助けに向かうと明かした。「俺たちも一緒に行く!」「駄目だ!勝手に軍営を離れたら軍紀に違反する、何より潤都は危険だ」「ならなおさら姑娘ひとりで行かせられない」「いつ知ったんだ?」実は4人は禾晏が季陽(キヨウ)へ出発する時、偶然にも女子姿の禾晏を見ていた。禾晏は自分の正体を知りながら黙ってくれていた仲間に感謝した。しかしやはり皆を巻き添えにできないと拒んだが、そこへ楚昭(ソショウ)が現れる。「禾晏は今や武安(ブアン)郎、任地の縛りはない…私も行く、兵部郎中としての責務がある 人手は多い方がいいぞ?」実は楚昭はすでに応香(オウコウ)へある指示を出していた。これまで孤独な戦いを強いられてきた禾晏だったが、今では信頼できる仲間がいた。しかし戦況は緊迫、烏托の大軍はすでに潤都の近くに軍営を構えている。…何如非は私をおびき寄せ、烏托軍の手で殺したいのね…これでは城内に入る手段がなかったが、禾晏は密道があると知っていた。潤都の密道から突然、人が現れた。報告を聞いた李匡は飛鴻(ヒコウ)将軍が来たと喜んで部屋を飛び出したが、中庭で待っていたのは背格好が似ているものの、見知らぬ青年だった。潤都の密道はかつて何晏が作らせたものだった。存在を知っているのは飛鴻将軍と腹心の8人だけ。李匡は男の正体を怪しんだが、禾晏は八虎将の1人・王七(オウシチ)の配下だと釈明した。「潤都と李総兵官を救うために来ました」誤解が解けた李匡は禾晏たちを歓待した。禾晏は潤都の危機が意図的に隠されていると話し、密道も烏托に存在を知られたため塞いだと報告する。しかし楚昭が応香に指示し、すでに潤都の危機を広めさせていた。禾晏は楚昭の手回しの早さに思わず顔を綻ばせたが、李匡は未だ飛鴻将軍が救援に来てくれると期待している。「救援を待つより出撃しては?…李将軍、何如非は来ません」禾晏は華原の戦いで八虎将のうち7人が戦死したと明かした。その意味を悟った李匡は呆然、背水の陣で攻めたくとも兵の数が圧倒的に少なく、弓矢さえ数が足りないという。片や烏托には潤沢な矢があった。実は敵将の暗殺を試みようとした兵士が城門を出たが、その途端、無数の矢に倒れたという。すると話を聞いた禾晏にある名案が浮かんだ。その夜、烏托陣営では総帥・納古爾(ノウコジ)が副将たちと夕食を楽しんでいた。「今夜も何如非は来ない、丞相の言う通りだ、今回は肖珏とも戦わずに済む」しかしそこへ急報が届いた。「城壁を降りて来る者がいます!」潤都の城壁を降りていたのは兵士に扮した人形だった。禾晏と李匡は城楼に身を潜め、兵士たちが紐で人形を下ろすのを見守る。やがて烏托が兵士の人形めがけて無数の矢を放った。城楼にいた兵士たちは人形を引き上げ烏托軍の矢を回収。こうして翌日も同じことを繰り返し、烏托から大量に矢を巻き上げることに成功する。しかし3日目、納古爾は矢で射抜かれた兵士の悲鳴が聞こえないことに気づき、ついに4日目には報告を聞いても弓隊を動かさなくなる。「矢を数本、放つだけでいい、相手にもう矢を渡すな」実は禾晏は3日目にわざと悲鳴を上げさせなかった。李匡は人形と気づかれてしまうと困惑したが、それが禾晏の本当の狙いだという。『騙されたと気づいても同じことをしますか?当然、もう矢を放ちません つまり次は安全に降りることができる、また藁人形だと思いますから』そして4日目の夜、禾晏は4人と一緒に城壁を降りた。禾晏たちは烏托軍営に潜入、二手に別れた。すると禾晏が途中で人質となった潤都の娘たちがいる天幕を発見する。矢も盾もたまらず救出しようとする禾晏、しかし江蛟が止めた。「兵糧倉を燃やすほうが先だ、助けに行けば小麦や王霸はどうなる? もっと大勢が巻き込まれるんだ」「…まず倉に火をつけ、その混乱に乗じて救おう」禾晏は計画通り倉に放火、5人は娘たちの天幕に駆けつけた。「今なら女子を連れて戻れる、敵を深追いせず、撤退を優先しろ」烏托の軍営は騒然、不意をつかれた納古爾たちは天幕を飛び出し、臨戦態勢をとった。その時、激しい炎の中から仮面を付けた将軍が現れる。飛鴻将軍か?>(*´・ω)(ω・`*)<本物か?ザワザワ…「あり得ぬ!偽物だ!」納古爾がそう断言したことで奇しくも禾晏は確証を得た。…やはり何如非の仕業だった…すると禾晏はきりの良いところで引き上げてしまう。納古爾は呆然となった。あの青琅(セイロウ)剣と将軍の剣法は確かに飛鴻将軍。何如非に裏切られたと誤解した納古爾は恨みを募らせた。楚昭は独り城楼で笛を吹いていた。やがて烏托の軍営から火の手が上がる。…火が見えたら成功の証しよ…楚昭は禾晏の言葉を思い出し、ついに成し遂げたのだと分かった。かつて松明でいじめられた経験から炎を恐れるようになった楚昭。病床の母は自分が死んだら幼い息子を誰が守ってくれるのかと泣いた。『私がいなくなったらろうそくを灯す時に側にいてやれない 子蘭(シラン)は火が怖いのにどうしたらいいの?』…境遇は似ているが私は籠の中の鳥として陰謀に関わっている、だが君は籠を突き破り、勇敢に突き進む、私は火を恐れ、暗闇を孤独に歩んできた、君は小さな火で暗闇を追い払い、私に光をもたらしてくれた…もはや楚昭は炎を見ても恐怖を感じなくなっていた。肖珏が掖州衛に戻ると飛奴(ヒド)が待っていた。すでに肖珏も潤都が包囲されたと承知済み、直ちに救援に向かうため九旗営を招集するよう命じる。「禾晏も連れて行く」しかし禾晏はすでに仲間を連れて潤都へ出立していた。肖珏は幕舎に戻って出陣の準備を始めた。すると剣掛けに飾ってあった青琅剣がない。「禾晏か」その時、肖珏は書斎の机にある置き手紙に気づいた。…潤都を救うため青琅剣を借ります、禾晏…肖珏は手紙と一緒に置いてあった手作りの袋を懐にしまうと、急ぎ出発した。李匡は帰還した禾晏を飛鴻将軍と見間違えた。作戦の直前、禾晏から職人に作らせたという飛鴻将軍の仮面を見せてもらっていたが、それでも本当によく似ているという。ともかくこれで烏托はしばらくおとなしくなるはず、禾晏は今のうち速戦即決の策を練ろうと提案した。李匡はまだ迷いがあったが、腹をくくる。「よし、守りを固め、武器を点検して策を練ろう」すると禾晏は連れ戻した女子たちの家族を調べ、迎えに来させるよう頼んだ。李匡の側室・綺羅(キラ)は率先して女子たちの面倒を見ていた。しかし李匡が現れ、敵の慰み者になった女たちを潤都の恥さらしだと罵る。「何も食わせるな!」怒った李匡は思わず綺羅を突き飛ばしてしまう。そこへ禾晏が粥を届けにやって来た。「ずい分、威勢がいいですね」「妻をどうしようと私の勝手だ」「あなたの妻も意思を持った人間ですよ?か弱い女子を罵るなんてクズだ!」すると憤慨した李匡は出ていってしまう。…これは悲劇の一端よ、早く烏托軍を撃退しなくては…つづく( ๑≧ꇴ≦)画伯の刺繍はウマーでしょうか?
2026.08.28
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锦月如歌 Legend of The Female General第24話烏托(ウタク)が華原(カゲン)に侵攻、飛鴻(ヒコウ)将軍が出征した。鳴水(メイスイ)での怪我を口実に屋敷にこもっていた何如非(カジョヒ)の出陣を訝しむ禾晏(カアン)。そんな中、皇帝の特使として楚昭(ソショウ)と燕賀(エンガ)が掖州(エキシュウ)衛にやって来た。都督と将兵らが仰々しく出迎える中、燕賀は同窓との再会を懐かしむ。燕賀と言えば賢昌(ケンショウ)館の同窓で成績は万年2位、いつも首位の肖珏(ショウカク)を敵視していた。禾晏は烏托との戦いでいくつも功を立てたことから武安郎(ブアンロウ)に封じられ、官服を賜与された。念願叶って将軍に昇格した禾晏、しかし肖珏は無断で任地を離れた罰として棒叩き20回の刑を言い渡されてしまう。…私に恩賞を与え、肖珏を罰することで対立を生むつもりね?…禾晏が察した通り、将兵たちから都督の罰は不当だと声があがった。しかし肖珏は潔く罰を受けると拝命する。同窓のよしみも顧みず、手加減なしできっちり20回、肖珏を激しく打ち付けた燕賀。すると程鯉素(テイリソ)と沈瀚(シンカン)が急いで駆けつけ、肖珏を支えた。禾晏への褒賞を上奏したのは楚昭だった。「君にはそれだけの功績がある」「私も軍紀を破り、無断で軍営を離れました」「丞相が陛下に進言したのだ、″賞罰を明確にすべき″と 都督は軍の総帥として手本を示す責任がある」禾晏はやはり徐敬甫(ジョケイフ)が企てたことだったと憤ったが、その話を肖珏も聞いていた。「ふっ、そういうことだったのか、丞相に感謝を」すると肖珏は程鯉素と沈瀚の手を振り払い、独りで幕舎へ戻ってしまう。その夜、程鯉素が肖珏の手当てにやって来た。激しい痛みに耐える肖珏、その時、窓紗に映る人影に気づく。禾晏は心配して窓越しに様子をうかがっていたが、程鯉素が薬湯を取りに出てくると分かって慌てて帰っていった。翌朝、程鯉素は肖珏に薬を届けがてら、禾晏の処遇を心配した。丞相が肖珏を怒らせようと仕向けたにせよ、武安郎に封じられた禾晏が女子だとばれたら取り返しがつかない。そこへ燕賀が現れた。程鯉素は旧友への仕打ちに憤ったが、肖珏は燕賀も職務だと理解を示す。かつて好敵手だった2人も今は昔、燕賀は一家の主ともなれば寛大になる必要があると笑った。程鯉素は懐妊した夫人のためにも戦で無茶をするなと戒めたが、燕賀は確かに華原には何如非が出陣したという。程鯉素が燕賀を連れて幕舎を出ると、沈瀚が報告にやって来た。楚昭は鳴水の戦いのあと闕(ケツ)城で柴安喜(サイアンキ)と出会っただけで、鳴水の敗戦とは無関係だという。また何如非は元々、徐敬甫とは関わりがなかったが、鳴水のあと急接近していた。「ただ徐敬甫はそれ以前に玉華(ギョクカ)寺へ何家の大小姐に会いに…碁を打ったとか 何が狙いだったのか分かりません」「…飛奴(ヒド)に伝えてくれ、何如非の監視を緩めるなと」一方、楚昭は川辺で物思いにふけっている禾晏を見つけた。「季陽(キヨウ)ではありがとう」「大したことはしていない」禾晏はどこか他人行儀で、一歩下がって楚昭と距離を取った。その意味を察し、楚昭は複雑な面持ちになる。「今、肖珏は朝廷内で警戒されている、前途は危うい、君も巻き添えになるやも…」その話をちょうど禾晏を探しに来た肖珏が聞いていた。「武安郎は任地に縛られない、今後は行動も自由になり、選択肢も増える」楚昭は禾晏に一歩、近づいた。「私と一緒に来ないか?外の世界を見て回るんだ」すると肖珏は禾晏の答えを聞く前に引き返してしまう。禾晏は掖州衛を離れるにしても、それは成すべきことがある時だと答えた。「逃げたい時じゃない」「誰かのために残りたいと?」「ふっ、出会いがあれば必ず別れが来る、私は心のままにやりたいことをやるだけ 楚兄、私はこれで」肖珏たちが燕賀と別れの挨拶を交わしていると、沈瀚が戦況の報告に来た。飛鴻将軍は華原で勝利したが、配下の副将7名が戦死したという。しかし7人の副将は名の通った者ばかり、燕賀は明らかに不自然だと首を傾げた。程鯉素は何如非が殺したのだと気づいたが、理由が分からない。「人に知られては困ることがあるのだろう」肖珏はやはり鳴水の敗戦に加担したのが禾晏ではなく今の何如非だと確信した。…何如非は密かに烏托の丞相・馬寧布(バネイフ)と接触そこで華原で勝たせてもらう代わりに、八虎(ハッコ)将の命と潤(ジュン)都を差し出すと持ちかけた潤都と言えば曜京(ヨウケイ)につながる要衝何如非は潤都の防衛図を差し出し、援軍の要請が来ても救援に向かわないと約束した…肖珏はかつての部下を失った禾晏を心配した。その頃、7人の戦死を知った禾晏は呆然。訓練場で独り鞭を振り回し、悲しみと怒りを標的にぶつけていた。やがて見かねた肖珏が禾晏の振り上げた鞭の先をつかんで止める。「分かっている、八虎将はお前の腹心たち、心が痛むのはよく分かる」「…何如非、絶対に許さない」禾晏の鞭を握りしめる手から真っ赤な血が流れていた。肖珏は禾晏を幕舎に連れ帰り、裂傷を手当てした。7人も仲間を失いながら、復讐することも叶わず、弔うこともできない禾晏。「私がいなければ皆、死なずに済んだ、傷の痛みが私に訴えてくる、この恨みを必ず晴らせと」すると肖珏は両親を失ったが、今も自分の心の中にいると言った。「私たちは似た経験をした、過去も今も同じように…お前の痛みが私には分かる お前なら、いやお前だからこそ信じる」その時、突然、幕舎の外から皇帝の使者の声が聞こえた。「封雲将軍・肖珏は即刻、帰京し、陛下に謁見せよ」禾晏は肖珏を見送った。「行かないのか?…ここで待て、戻ったら話がある」すると肖珏は掖州衛を出発した。程鯉素は洗濯物を干している宋陶陶(ソウトウトウ)を見つけた。風に揺れる洗濯物の間から垣間見る美しい宋陶陶の横顔。程鯉素は思わず自分の心には医術で世を救おうとしている娘がいると告白した。その夜、肖珏は皇帝と謁見、碁の相手になった。皇帝は肖珏がまだ背中が痛いことに気づき、やはり20回は堪えたかという。「配下の前で罰せられ、朕を理不尽だと思わなかったか?」「まさか、非があったのは私です」すると皇帝は何かで埋め合わせしたいという。肖珏は席を立って拝礼すると、実は願いがあると嘆願した。ちょうどその頃、帰還した何如非が皇帝への謁見を願い出ていた。しかし皇帝が肖珏と対局中のため邪魔できないとやんわり追い返されてしまう。「ではここで待ちます」一方、皇帝は肖珏の話にいささか困惑したが、結局、願いを聞き入れることにした。蘭恵(ランケイ)亭で朝を迎えた何如非、すると寝殿を出た肖珏がやって来た。「…仲間の救援に間に合わなかったとか 思い出すな、鳴水でもお前は遅れて来た、飛鴻将軍の名に恥ないと言えるのか? それともやましい事情が?」「肖珏!」その時、総管が勅命を知らせにやって来た。「華原で烏托を撃退し、凱旋した飛鴻将軍の功績は大きい、よって帰還の報告を免除する」結局、何如非は門前払いされ、憤慨して帰ってしまう。一方、禾晏は何如非が次に命を狙うのが八虎(ハッコ)将でただ1人残った李匡(リキョウ)だと考えた。潤都に危機があっても何如非は助けないはず、その前に駆けつけるしかない。つづく( ๑≧ꇴ≦)私は楚兄と行く! ←お前ではないw
2026.08.27
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锦月如歌 Legend of The Female General第23話鳴水(メイスイ)の真相が分かるまで禾晏(カアン)を掖州(エキシュウ)衛に留めると決めた肖珏(ショウカク)。禾晏の様子が気になるものの距離を置き、何如非(カジョヒ)を探るため飛奴(ヒド)を京城に送った。一方、禾晏も義兄の関与を疑い、同期の江蛟(コウコウ)を頼った。「折り入って頼みがある、鏢(ヒョウ)門出身だから人脈が広いだろう? ここ数年で玉華(ギョクカ)寺を訪ね、療養中だった何家の大小姐に会った人を知りたい 何如非の妹妹だ、唐突で驚いたろうが重要なことなんだ」「鏢門は余計な詮索はしない、仲間の頼みだ、俺に任せろ」…鳴水の戦いの前、何如非は玉華寺にいた、徐敬甫(ジョケイフ)と接触するならあそこしかない、ただ会っていたとしても結託したとは証明できない、でもその可能性があると肖珏には伝えられる…京城。飛鴻(ヒコウ)将軍府では何如非が季陽(キヨウ)の戦に女将軍がいたと報告を受けていた。…まさか彼女が?あり得ない、もう死んだんだ、だが用心するに越したことはない、何晏(カアン)かもしれない女は始末せねば…一方、楚昭(ソショウ)は参内の前に丞相府を訪ねた。再会を待ちわびていた徐娉婷(ジョヘイテイ)は土産にかんざしをもらって大喜び、しかし花見への誘いを断られてしまう。「老師へのご挨拶がまだなのです、ぁ…すぐ終わりますので、待っていてください」「いいわ!」徐敬甫は季陽での楚昭の働きに不満があった。そこであらかじめ脇殿に刺客を忍ばせておく。『あやつは私の大きな秘密を知っても言わないだろう 口封じを恐れてか、あるいは私を脅すつもりか… もし正直に話さぬときは数珠を置くのを合図に殺せ』しかし意外にも楚昭は柴安喜(サイアンキ)から鳴水敗戦の真相を聞いたと正直に明かした。「何如非の指示で援軍を遅らせたと…何如非を操っていたのは老師ですね?」楚昭は丞相の秘密を命を懸けて守る決意だと訴え、何如非を利用するよう進言した。「柴安喜と接触したのは何如非、老師ではありません 肖珏が調べを進めていると伝えれば、何如非が手を打つはずです 肖珏も野放しにはできません、本来、無断で軍営を離れるなど許されぬこと 実は今回、肖珏の有能な部下が見事な働きで季陽を守りました その者が陛下から褒賞を受け、肖珏が処罰されれば、肖家軍の古参が不満を抱くはず」「本気か?その企みが露見すればそなたの首が危ないぞ?」「今の私があるのは老師のおかげ、命など惜しくありません」 楚昭は疑り深い徐敬甫がこれで自分を見逃してくれるとは思っていなかった。すると予想通り痺れを切らした徐娉婷が乗り込んでくる。「父親?父親!子蘭(シラン)と花見の約束があるの」徐敬甫は仕方なく楚昭を解放し、花見に行けと言った。「老師、最後にひとつだけ…陛下には何とご報告すれば?」「子蘭、陛下は国を支えておる、些細なことで煩わせてはならぬ」徐敬甫は独りになると、当時を思い出した。…あの時、徐敬甫は何晏として玉華寺でくすぶっている何如非を訪ねた『病を治す薬を見つけた、明日ここへ届けさせる、よく考えろ ここに残って籠の中の鳥のままでいるか、威風堂々と飛ぶ鴻雁(コウガン)となるか』…その時、家職が止めるのもきかず何如非が突然、乗り込んできた。「火急の要件です!肖珏が季陽で戦功を立て、再起しそうな勢いです!」徐敬甫は肖珏が柴安喜を捕らえたことを明かした。すでに手は打ったが、念のため証拠を全て消したほうがいいと助言する。「当時、柴安喜と接触したのはそなただけだからな」すると何如非は再度、烏托(ウタク)と手を組んで肖珏を始末すると決めた。まず烏托に華原(カゲン)を攻めさせ、何如非が出征を申し出て応戦するふりをする。その隙に烏托に潤都(ジュント)を奇襲させ、何如非が動けず見かねた肖珏が出陣したところを包囲する作戦だ。「すぐに手筈を整えます」何如非は丞相の信頼が揺らぐのを恐れ、何晏の件を伝えなかった。何晏と言えば撫越(ブエツ)軍の八虎(ハッコ)将との絆が強い。そのうち7人はそのまま自分の配下となり、1人は潤都の総兵官だ。…もし季陽に現れた女将軍が何晏なら、華原で八虎将7人を始末すれば残る1人を案じて潤都へ向かうはず…何如非はこの機に乗じ、肖珏だけでなく八虎将軍や女将軍も全て始末できると考えた。その夜、応香(オウコウ)は主が丞相に殺されそうだったと聞いて動揺した。実は楚昭は衝立の向こうに隠れている刺客に気づいていたという。「今日は乗り切れたが、問題はこれからだ」一方、掖州衛では程鯉素(テイリソ)が肖珏と禾晏の仲を取り持とうとしていた。しかし肖珏はけんもほろろで取りつく島もない。すると幕舎へ戻る途中、肖珏は深夜の訓練場で独り剣を振り回している禾晏を見かけた。何やら思い詰めた様子の禾晏。実はその日、禾晏は江蛟から重要な報告を聞いていた。…何家の大小姐と会ったのは両親以外では1人だけ、丞相の徐敬甫だ、大小姐の禅房に少しの間とどまり、碁を打ったとか…肖珏はこっそり禾晏の部屋を訪ねた。毎日、限界まで自分を追い込み、くたくたになるまで修練して泥のように眠る禾晏。肖珏は禾晏の頬に切り傷があることに気づき、自分の薬を置いた。すると禾晏の寝顔を見ているうち、これまで自分を助け、時には身を挺して守ってくれた禾晏の姿を思い出してしまう。肖珏はそんな禾晏に辛く当たり、苦しめていると思うと胸が痛くなった。翌朝、目を覚ました禾晏は枕元にある薬瓶を見つけた。恐らく肖珏が来たのだろう。大事そうに薬瓶を握りしめる禾晏。その頃、楚昭と応香は掖州衛に向かう馬車の中にいた。…皇帝は進言通り無断で任地を離れた肖珏に罰を、禾晏には褒賞を賜り、楚昭と燕賀(エンガ)を特使に任命したすると皇帝は民を安全に避難させた楚昭の功績も大きいと認め、どんな褒賞が欲しいか尋ねる楚昭はこれまで一切、辞退してきたが、珍しく高い官位が欲しいと懇願した『私は臣下として忠誠心を重視してきました、ですが分かったのです それだけでは足りない、大きな権力を手にしてこそ陛下のお役に立てるのだと』…楚昭は兵部郎中に任命された。「私にも弱点があると分かれば陛下も私を扱いやすいだろう」その時、華原からの急報を知らせる早馬の声が聞こえてきた。禾晏が演武場に到着すると、兵士たちの噂話が聞こえた。烏托が華原に侵攻、飛鴻将軍が出陣したという。…何如非が?…つづく( ๑≧ꇴ≦)とど🦭!もう少し引っ張って欲しかったな~ ←何を?w
2026.08.26
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锦月如歌 Legend of The Female General第22話肖珏(ショウカク)と楊銘之(ヨウメイシ)の間には程鯉素(テイリソ)も知らない軋轢があった。険悪な雰囲気に包まれた旧友の再会に困惑する禾晏(カアン)たち。その時、どこからともなく琵琶の音が聞こえて来た。琵琶を弾いていたのは花游仙(カユウセン)だった。花游仙は曜京(ヨウケイ)最大の妓楼・入雲(ニュウウン)楼の名妓で、肖珏たちも賢昌(ケンショウ)館時代に店を訪れ、顔見知りである。すると花游仙は肖珏たちの部屋で一曲、披露してくれた。花游仙は当時を懐かしみ、かつて恋文をくれた人もいたと暴露した。宋陶陶(ソウトウトウ)は風流な程鯉素が差出人だと疑ったが、程鯉素は劣等生の自分ではなく優秀な肖珏に違いないという。「ほら!否定しないだろう?」肖珏は黙っていたが、ふいに花游仙と酒を酌み交わしたいと言い出した。すると明らかに楊銘之の様子がおかしくなり、2人が酒を飲むと急に席を立ってしまう。程鯉素は京城の売れっ子名技がなぜ崇淮(スウワイ)にいるのか聞いた。実は花游仙は愛する人に出会って身請けしてもらい夫婦になったという。しかし夢に見た生活とは違い、結局、離縁していた。「入雲楼を去る時、女将から″飛んで火に入る虫の末路を知っているか″と言われたわ まだ若かった私は一瞬でも穏やかな光があればいいと思っていたの だけど愛は跡形もなく消え、私は身を引いた…よくある話よ 今はこの崇淮で自由に楽しく過ごしている、自分の選択に後悔したことはない」それまで黙って聞いていた禾晏だったが、潔い花游仙に感銘を受けた。「達観していて見事な生き様ですね、一献します」「ありがとう(姑娘)」「お気づきでしたか…」すると肖珏が独り身の花游仙に掖州(エキシュウ)衛から誰かを紹介しようと持ちかけた。禾晏は肖珏の意外な提案に動揺したが、すぐその理由に気づく。「肖珏!何のつもりだ!」その時、楊銘之がたまらず脇殿から飛び出して来た。実は花游仙に恋文を渡し、身請けしながら離縁したのは楊銘之だという。…楊銘之は花游仙に一目惚れ、見受けしたいと告白したしかし息子が罪人である肖大将軍をかばった上に名妓を娶ると聞いた兵部尚書は激怒門を出たら縁を切ると迫った楊銘之は迷わず家を捨て花游仙と夫婦になったが、幸せな時間は長く続かないくすぶっていた楊銘之は酒に溺れるようになり、花游仙はそんな夫に愛想を尽かして別れを決めた…禾晏は誇りを守って身を引いた花游仙に感服した。しかしそれに比べ肖珏と花游仙を傷つけた楊銘之はとんだ愚か者だと罵ってしまう。「あの時の都督は両親と戦友を失い、友に裏切られ、陥れられた証拠も見つけられずにいた 己の無力さがいかに辛かったか… 嫁いでくれた彼女のことも尊重せず冷遇した、殴らず、罵らなければ君子の道に背かぬとでも? 冷淡な態度を取られる方がよほど傷つく、相手の心に己がいないことを意味するからだ」肖珏は楊銘之を水亭に呼び出した。父の汚名は楊銘之のせいではなく、そもそも簡単に形勢が変わるとも思っていなかったという。「確かに当時、心ない言葉を恨んだが、すでに過去のことだ、責める気はない、引きずるな 彼女のことは己を責めるより何か行動しろ」一方、花游仙と残った禾晏はやけ酒をあおっていた。「悩み事があるのね?」「あんな偉そうな事を言ったけれど、私も逃げてばかり 私に楊銘之を責める資格なんてないの ふっ、私の事情なんてあの人の苦痛に比べたら些細なことなのに…」「でもあなたも苦しんでいるのね」そこへ肖珏と楊銘之が戻って来た。楊銘之は深々と頭を下げ、花游仙に謝罪した。「許してくれとは言わない、だがもしよければ君のそばに戻り、償いたい」「私たちはもう無関係よ」すると花游仙は席を立ってしまう。しかし楊銘之はあきらめず、花游仙を追いかけ説得した。「無視されても拒まれてもいい、そばにいたいんだ、君を愛している」楊銘之が花游仙の手を握りしめながら思いの丈をぶちまけると、頑なだった花游仙が思わず微笑んだ。一方、肖珏は禾晏の様子がおかしいことに気づいていた。「実は…実は私は…」肖珏は禾晏がついに秘密を明かしてくれると期待したが、禾晏はそのまま酔い潰れてしまう。「一体、どれだけ飲んだんだ?」「…私を恨むか?(ボソッ」翌朝、肖珏は飛奴(ヒド)から禾晏の手紙を受け取った。…江畔の長亭で待っている…肖珏はともかく出かけることにしたが、その時、花游仙が現れた。「私と楊銘之のために心を砕いて頂き感謝します ところであの方は?今もお元気?仮面を着けて家名を伏せていた…」「そやつについて話すことはない」花游仙は肖珏と何如非(カジョヒ)が疎遠になったと知って残念がった。「まあ、女子ではあなたと連絡も取りづらいわよね」「何だと?」「あら知らなかった?さらしを巻いていたし、あの恥じらい方は明らかに女子だったわ」禾晏が橋の上で待っていると突然、黒衣に覆面の男が襲いかかって来た。2人は激しく剣を交えたが、やがて男はまるで2人の縁を切るかのように橋を破壊し、落としてしまう。「都督…」禾晏は黒衣の男が肖珏だと気づいていた。すると肖珏が覆面を外す。「お前の正体が分かった、肖家の者を除き、その技の使い手は1人しかいない」「そうです、私はかつて何如非だった、本当の名は何晏(カアン)、何如非の義理の妹です」何晏は物心ついた頃から義兄の替え玉として育った。当時、義兄は余命が短いと言われ、爵位を保つためにはこの方法しかなかったという。ただの身代わりで終わりたくなかった何晏は無越(ブエツ)軍に志願、軍功を立て褒賞を得たが、結局、義兄が早逝することはなかった。急に何家に戻った何如非は身代わりだった義妹を失明させて飛鴻(ヒコウ)将軍の身分を奪い、命まで奪おうとしたという。しかし天の情けか、生き延びた何晏は″禾晏″として生まれ変わった。「何如非と同じ高みに立ってこそ奴の嘘を暴き、罪なき者たちを守れる 私のものはこの手で取り戻す!…すまない、肖珏、ずっと隠していて どう向き合うべきか分からなかったんだ」「ひとつだけ答えろ、鳴水(メイスイ)の戦いで遅れて来た何如非はお前か?」「…そうだ、あれは私だ」激情に駆られた肖珏は剣を構えた。禾晏はあの戦には裏があると釈明したが、肖珏は信じる術がないという。「すぐ信じてもらえるとは思っていない、必ず証拠を探して真相を突き止めてみせる でも私の顔も見たくないのなら去る」肖珏は何如非への憎しみと禾晏への情の間で揺れ動いた。その時、飛奴が駆けつけ、自分が何如非を成敗するという。しかし肖珏は飛奴を止めた。「そう簡単には終わらせない、掖州(エキシュウ)衛にいろ、真相が分かるまでどこにも逃さぬ」掖州衛への帰り道、肖珏と禾晏は一言も口をきかなかった。気まずい雰囲気の中、程鯉素が口火を切ろうとしたが、宋陶陶に止められてしまう。やがて馬車は掖州衛に到着した。季陽(キヨウ)から持ち帰った禾晏の荷物には女子姿の新粉(シンコ)細工や人魚が織った美しい衣がある。すると禾晏は肖珏との美しい思い出を全て箱にしまって封印し、再び男に戻った。つづく( ๑≧ꇴ≦)盛り上がってまいりました〜!
2026.08.25
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嫁东宫最終話(第22話~第24話)月見(ゲツケン)の蠱毒を解くため、自分の体に母蠱と子蠱を移した喩非宸(ユヒシン)。母子の蠱虫が一緒なら毒性は抑えられると思っていたが、喩非宸は里帰りする月見を見送った後、激しく喀血してしまう。喩非宸は自分の余命を悟り、宸月(シンゲツ)別苑で静養していた。何も知らずに里帰りから戻った月見は慌てて駆けつけたが、そこで激しい発作を起こして倒れている喩非宸を発見する。月見は喩非宸を東宮で医者に見せた。医者の話では喩非宸は本来、母蠱の宿主でないため、蠱虫が体内で暴れ、五臓六腑を傷つけているという。「手の施しようがありません」喩非宸は悲しむ月見を慰めた。「砕星(サイセイ)谷は一掃した、君を苦しめる者はいない 私が死んだら半年、喪に服してあとは好きにしろ」「辰(シン)国の皇室には忌まわしい伝統がある、あなたが死ねば私は殉葬される」「古いしきたりはとっくに廃止した」「私を独りにしないと約束したはずよ!いつもそばにいると言ったくせに!」「すまない、約束を守れそうにない、だがこれも天の思し召し、運命には逆らえない」「私は諦めないわ」喩非宸は最後の時間を愛する月見と共に過ごした。今日は2人で道観を訪ね、願いの木に赤い布を結び手を合わせる。しかし月見がくじを引くと運勢は″下の下″だった。そこで喩非宸は木片を逆さにして″上の上″にする。「何を願った?」「皆と同じよ、大切な人が健康で平穏に暮らせますようにと…あなたは?」「私は平和な世と民の幸せを願った、もちろん愛する人の平穏も」月見は堪え切れず、喩非宸に抱きついてしばし泣いていた。月見は皇太子の病気を治せる名医を広く募った。昼夜を問わず解毒法を探す月見と度彬(ドヒン)、しかし何の手立てもないまま時間だけが過ぎて行く。喩非宸は悪化の一途をたどり、瞬く間に衰弱した。「半年なんて言うんじゃなかった… 私が死んだら少なくとも5年、いや10年は喪に服してくれるか? 私以上の夫などきっと見つからないだろう?」「どうしよう、思いつく方法は全て試したのに駄目だった…」月見は喩非宸を抱きしめ涙に暮れたが、その時、度彬が駆けつけた。「助かる方法が!」呪術の書物によれば蠱虫は人体の血管でのみ生存可能、人体が息絶えると次の宿主を求めて外に飛び出すという。月見は江湖で人体に無害な呼吸停止法があったと思い出したが、医者も鍼灸術で一時的に生気を止められる方法があると教えた。「しかし茶を沸かす時間を過ぎると薬石効なく帰らぬ人に…」「試す価値はあるわ」月見と喩非宸は覚悟を決めた。「私の命は太子妃に預けたぞ?」喩非宸の息が止まると月見がお茶を沸かし始めた。度彬は蠱虫が飛び出してきたらすぐ始末するため、待機する。その時、喩非宸の手の傷口から蠱虫が飛び出してきた。しかし2匹目がなかなか現れない。「最後の5呼吸よ」「…無理です、もう鍼を抜くしかない」「うー…すー…さん…R…いーっ!」「出てきた!」すると同時に医者が急いで鍼を抜いた。回復した喩非宸は父皇に謁見した。しかし皇帝はすでに虫の息だと知る。「父皇!」喩非宸は思わず父皇の元に駆け寄り、手を取った。「お前が生まれてから手を握るのは2回目だ…噂を間に受けて世継ぎを疑うとは… お前の母后を死なせてしまい、そしてお前の弟までも…朕が間違っていた… お前はきっと明君になれる、朕はお前のために…」そこで皇帝は息絶えてしまう。喩非宸の即位が決まった。数日後には月見も否応なしに皇后にならざるを得なくなってしまう。その日、嬷嬷(モーモー)は冊封の儀式の準備のため皇太子妃を訪ねた。しかし婚礼衣装を試着した皇太子妃の様子がどこかおかしい。「太子妃?腰に何をお隠しに?」すると月見は衣の下から次々と武器を取り出した。「全部、お預かりします、それから冊封の儀の前に学んでいただきたいことがあります」嬷嬷は皇太子妃に書を何冊も渡して帰って行った。その夜、婚礼を控えた月見は宸月別苑に戻った。すると突然、わずかな時間の隙間に抜け出して来た喩非宸が現れる。「3日後は冊封の儀だ、今回は正式な婚姻になる」「私は喩非宸に嫁ぎたいだけで皇后に興味はない、今、婚儀をしない?」そこで2人は天を証人に拝礼の儀を行った。敵同士として出会い、次第に心を寄せながら、今では強い絆で結ばれた喩非宸と月見。そんな2人を美しい月が見守っていた。冊封の儀の朝。新帝に即位した喩非宸が宸月別苑へ皇后を迎えにやって来た。「お出ましください、皇后娘娘!」しかし嬷嬷が何度、声をかけても月見は出てこない。痺れを切らした喩非宸は度彬に呼んでくるよう命じたが、嬷嬷はしきたりに反すると止めた。嬷嬷は仕方なく自ら皇后を迎えに行った。すると部屋に入った嬷嬷が血相を変えて飛び出してくる。「大変です!皇后娘娘がお逃げになりました!」喩非宸は嬷嬷から書き置きを受け取った。…どう考えても私に皇后は務まらない、広大な江湖を渡り歩いてくる…「城門を閉じろ!追うぞ!」終わり( ๑≧ꇴ≦)あはははは~婚礼で″めでたしめでたし″で終わると思いきや、このラストいいわw
2026.08.24
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嫁东宫第7話(第19集~第21集)鬼卿(キケイ)こと沈黙(シンモク)は月見(ゲツケン)が死んだと思っていた弟・阿瞳(アトウ)だった。弟を取り戻すため谷主を追って地下宮殿から出た月見と喩非宸(ユヒシン)。しかし突然、男に襲われ、2人は激しく胸を殴られてしまう。その頃、沈黙を探していた沈念慈(シンネンジ)も地下宮殿にたどり着いていた。深手を負った月見と喩非宸の前に砕星(サイセイ)谷の谷主が沈黙を連れてやって来た。「七皇叔…やはりあなただったのか」すると慎(シン)王は恨めしそうに右手の傷を見た。「この傷は春の狩猟で刺客に遭遇し、殿下をかばって受けた傷だ、覚えているか?」「掌骨(ショウコツ)は裂け、筋が傷ついた、それ以来、筆が持てず、絵も描けない」「疑い始めたのはいつだ?」「柳(リュウ)坊の時だ」 「二皇子はお前だったんだな」「思いもよらなかった、こうしてあなたと刀を交えることになるとは… 王爺、私への恩情と教育は偽りだったのですか?」「言ったはずだ、権力というものは人の心を惑わすと」無能で孤立した皇太子なら争う必要などなかった。しかし喩非宸は有能で民に支持されているため命を狙うしかなかったという。慎王は月見に弟か夫のどちらか1人を選べと迫った。すると配下の男が匕首を投げ渡し、沈黙の首に手をかける。「3つ数える間に決めろ、いー、R…さん!」匕首を拾ったものの決断できない月見、その時、喩非宸が月見の手を握って自ら胸を刺してしまう。「(コソッ)急所は外した…大丈夫だ…」そこへ偶然、地下宮殿を出た沈念慈が駆けつけた。沈念慈は人質となった沈黙を見て呆然となった。すると沈黙が郡主に向かって″撃て″とつぶやく。沈念慈は勇気を振り絞って腕を伸ばし、沈黙からもらった暗器を放った。暗器は命中しなかったが、沈黙は男が怯んだ隙に男の帯剣を引き抜く。しかし振り返る時間はなく、沈黙は自分の腹を刺して背後の男を一緒に刺殺した。「沈黙!大丈夫?!しっかりして!」その時、度彬(ドヒン)が現れ、動揺している慎王の首に剣を突きつけた。喩非宸は殺すなと命じたが、慎王は隠し持っていた匕首で自ら腹を刺してしまう。沈黙は激しく喀血して意識を失った。すると今月分の薬を飲んでいない月見も血を吐きながら倒れてしまう。「来世があるなら二度と刺客にはならない…平凡な家に生まれて…それからあなたに嫁ぐの」「阿月、きっと大丈夫だ…目を覚ませ!阿月!」蠱毒(コドク)は南疆(ナンキョウ)の呪術のため医者にも解毒法が分からなかった。度彬が地下宮殿から薬を手に入れて戻ったものの、月見の蠱虫には効果がないという。ともかく先に母蠱の宿主を安定させ、その間に治療法を探すことになった。…阿月、君が現れて私は暗闇の世界から救われた、幼い頃のように弟を装って自分を慰める必要もない、だから死ぬな、回復して私のそばにいてくれ、これからはずっと一緒だ…一方、沈黙は目を覚ました。沈念慈はこれも皇太后の薬のおかげだと喜んだが、沈黙は急ぎ皇太子に伝言を頼む。「月見の体内に蠱毒が…」沈黙は地下宮殿で解毒薬を探していた時、書斎にあった蠱毒の書を見つけたという。「母蠱の宿主が死ぬと子蠱も破裂して死んでしまう 母蠱は血を餌にすれば宿主から誘い出せる、太子妃を救えるかも」慎王は腹を刺したものの命に別状はなかった。郡主から話を聞いた喩非宸は宿主の慎王を殺せないと知り、見逃すしかない。すると慎王は急に鎖を解かれ、困惑した。「どういうことだ?」「あなたは長年、私を教育し、父も同然、だが謀反を企み、私に危害を加えた 恩と恨み、相殺にして全てを終わりにする、治療を受けたら領地に送ります」「ふっ、月見のためだな?情が深いやつだ、言っただろう?情に溺れるなと… 優柔不断な態度が災難を招くと教えたはずだ、お前にはがっかりした 女のために決断できずためらうとは…太子殿下、これが最後の授業となる」慎王は拷問用の短剣をつかみ、自ら首を掻っ切ってしまう。その時、喩非宸は郡主の言葉を思い出した。…母蠱は血を餌にすれば宿主から誘い出せる…喩非宸は自分の手を切り裂き、慎王の首の傷を押さえた。喩非宸の体に母蠱が移った。そこで今度は月見の手のひらを切って握り締め、子蠱も自分の体に移す。「これでいい、君は毒ではなく体内に蠱虫がいたんだ」子蠱は母蠱が一緒なら何も悪さをすることはないという。「でもあなたの体からはどうやって排出するの?」「あとは陰陽が交わればいい…」喩非宸は同衾の口実に利用したが、月見にばれてしまう。「ちょっと待って、沈黙の子蠱はどうなるの?」「ぁ…それは…度彬!沈黙の蠱毒も解毒してくれ」回復した月見は沈黙を訪ねた。沈黙は月見が姉だと知ったが、実は子供の頃の記憶がないという。「6歳の頃よ?」「はっきりしないんだ、でもそばに誰かがいたのを覚えてる」「首飾りとあざは?」「どのあざのこと?お尻?胸?」沈念慈は思わず口を滑らせ、慌てて釈明した。「違うの!薬を塗る時にうっかり見ちゃっただけ」すると2人の関係に気づいた月見は気まずくなって引き上げることにした。「じゃあ行くわね」「阿姐」自由を手に入れた沈黙は大邑(ユウ)と辰(シン)国の国境へ行くと決めた。「そこで育ったんだ、故郷を忘れてしまいそうだ、見てみたい」すると沈念慈も一緒に行くという。「そうと決まったら数日後に出発よ!」そんなある日、東宮に尹(イン)国公がやって来た。皇太子から届いた解毒薬のおかげで娘も回復し、そろそろ嫁に出したいという。月見は自分が身を引く時が来たのだと察したが、喩非宸の口から思わぬ言葉が出た。「尹国公に娘が2人いたとは知らなかった」「そうでした…次女の尹南瑶(インナンヨウ)のことです、幼い頃から体が弱く外出したことがありません 小月よ、お前も回復したことだし里帰りしないか?阿娘も妹妹も待っているぞ?」尹国公は娘の恩人である月見を長女として受け入れ、手を差し伸べた。すると喩非宸が今日から皇太子妃の名は″尹月見″だと決める。月見は変な名前だとぼやいたが、嬉しそうに父の手を取った。しかし月見を見送ったあと、喩非宸は急に喀血してしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)毒の流れがさっぱりわからん!まあ、いつものことだから気にしないw
2026.08.24
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嫁东宫第6話(第16集~第18集)喩非宸(ユヒシン)は喩非梵(ユヒハン)に成り済まして桃金娘(トウキンジョウ)と接触。皇太子の金印を奪うようそそのかした。度彬(ドヒン)は早速、金印に千里(センリ)香を仕込み、東宮に戻った皇太子に渡しておく。「これで香虫で追跡できます」喩非宸はわざと金印を盗ませて砕星(サイセイ)谷の拠点を突き止める計画だったが、ふいに月見(ゲツケン)が現れた。「ちょっと来て…」月見は泣き腫らした目をしていた。「泣いたのか?」「話は後で…」月見は喩非宸を寝台へ押し倒し、肌を重ねた。しかし翌朝、喩非宸が目を覚ましてみると月見の姿がなく、金印が消えていると分かる。喩非宸は月見の仕業だと気づいたが、そこへ火急の知らせが舞い込んだ。「殿下、皇帝が病です!」その様子を鬼卿(キケイ)が物陰から見ていた。日が暮れると月見は宸月(シンゲツ)別苑から照明弾をあげた。金印を携え、待ち合わせ場所に向かうことにした月見。すると思いがけず郡主・沈念慈(シンネンジ)が侍衛・沈黙(シンモク)を連れてやって来る。「落とし物を探しに来たの」しかし沈念慈たちは一向に帰る気配がなく、痺れを切らした月見は月を見に行くと言って湖心(コシン)亭へ出かけてしまう。実は別邸に行きたいと頼んだのは沈黙だった。沈黙から初めて頼み事をされた沈念慈は喜び、何を探しに来たのか追求はせず、ここで待っているという。しかしいざ沈黙を送り出してみると、皇太子妃が沈黙に目配せしていたことを思い出し、急に不安になった。「あの女狐、太子哥哥がいるのに沈黙まで誘惑する気?確かめに行かなくちゃ!」月見が湖心亭で待っていると鬼卿が現れた。「仮面は不要でしょう?鬼卿」月見は鬼卿の正体が沈黙だと気づいていた。そこで金印が欲しいなら明日の酉の刻、独月(ドクゲツ)山の地下宮殿に谷主が取りに来いと伝言を託す。すると草陰で2人の密会を目撃した沈念慈は動揺のあまり動いてしまう。「人影っ!」月見は草むらに暗器を放った。しかし沈黙はそれが沈念慈だと気づき、咄嗟に飛び出して沈念慈を抱きしめ庇う。驚いた沈念慈は卒倒、沈黙は身代わりとなって背中に暗器を受けた。香虫を放って金印を探しに来た喩非宸たちは負傷した沈黙と意識のない沈念慈を発見した。沈黙を連行し、郡主を別苑で医者に診せた喩非宸。すると沈念慈に怪我はなく、数日で回復すると分かった。「お前は4皇子の侍衛として宮中に入り、狩り場で的にされていた所を郡主に救われた 砕星谷の勢力がここまで及んでいたとはな…太子妃も仲間なんだろう?」喩非宸は沈黙の背中から暗器を抜き取り、首に突きつけた。「郡主はお前の正体を知らないのだろう?砕星谷の刺客だと知ったらどう思うかな? お前に機会をやる、私と取り引きをしないか?」喩非宸は沈黙の弱点が郡主だと気づいていた。そこで月見の解毒薬を手に入れれば沈黙の秘密を守るという。香虫は宸月別苑に留まった。金印は確かに月見の部屋で見つかったが、月見の姿はない。「まずい!行くぞ!」やがて目を覚ました沈念慈は誤解を解くため離れを飛び出した。「太子哥哥!私は沈黙の正体を知っていたの!」しかし別苑にはすでに喩非宸たちの姿はなかった。地下宮殿に約束通り谷主と桃金娘が現れた。初めて谷主と顔を合わせた月見。慎(シン)王は解毒薬と金印を交換しようと持ちかけたが無駄だった。「今日はあんたたちと共に死ぬ覚悟で来たわ」月見は地下宮殿に油を流し始めたが、谷主には切り札があった。「これに見覚えは?」それは月見の亡き弟・阿瞳(アトウ)の長命鎖だった。谷主の合図で沈黙が連行された。「お前の弟は私が教育しておいてやった」すると慎王が沈黙の襟元を開けて赤いあざを見せる。「阿瞳…あなたなの?!」あの時、月見は土砂の下敷きとなった弟が死んだと思い、その場を去っていた。まさか弟が生きて砕星谷に引き取られていたとは…。「自分は死んでも弟は見殺しにできんだろう?最後の機会をやる、どうだ?」その時、喩非宸の声が洞窟に響き渡った。「阿月!」慎王と桃金娘が喩非宸の声に驚いた隙に月見は弟を助けようとした。しかし桃金娘の鞭に捕まり、うっかり金印の箱を落としてしまう。実は箱の中は空だった。すると慎王は桃金娘に後を任せ、沈黙を連れて先に脱出してしまう。地下宮殿に喩非宸が兵を率いて現れた。しかし月見が桃金娘に捕まっているため攻撃できない。「配下が邪魔よ!下げて!」「…出ていけ!」喩非宸は度彬に配下を連れて出て行くよう命じた。すると月見はようやく正体を明かし、嘘を認める。「私は尹南瑶(インナンヨウ)じゃない、砕星谷の刺客・月見、私は悪人なの、こいつを殺して私も殺して」「知っていた、最初から…私も君を騙した」喩非宸の月見への情は本物だった。そこで桃金娘は月見の首に剣を突きつけ、助けたいなら喩非宸の命と引き換えだと迫る。「私は毒に侵されているからどうせ死ぬわ!喩非宸!」「阿月…」すると桃金娘は喩非宸に自分の手を切ってから来いと命じた。要求されるまま自ら手のひらを切りつけ、剣を捨てた喩非宸。「三つ数える間にこっちに来たら月見を放す!いー、あー、さん!」その時、桃金娘が月見を突き放し、喩非宸めがけて突撃した。喩非宸はこちらに走ってきた月見の腕をつかんで引き寄せた。すると勢いよく回った月見が桃金娘の剣をつかみ、奪い取ることに成功。そこで喩非宸がその剣を桃金娘に投げ返したが、間一髪のところで避けられてしまう。しかし月見が即座に放った暗器が急所を直撃、桃金娘は絶命した。「阿瞳が…阿瞳を助けなくては!」つづく( ๑≧ꇴ≦)色々と雑ではあるが…w
2026.08.23
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锦月如歌 Legend of The Female General第21話季陽(キヨウ)を救った女将軍として一躍、時の人となった禾晏(カアン)。今日は令嬢たちにお茶会に招かれたが、そこで偶然、見事な刺繍の巾着を目にした。実はその巾着は王(オウ)家の娘が嫁入り道具のため、許嫁に作ったものだという。禾晏は女子が想い人への証しに作る刺繍に興味を持ち、自分でも作りたいと言った。令嬢たちは肖珏(ショウカク)のためだと気づき、禾晏に手取り足取り教えたが、散々たる出来栄えに言葉を失ってしまう。そこで料理を作ってはどうかと提案した。「麺なら簡単よ!」その夜、禾晏は肖珏に麺を届けた。自分のために何かしたいという禾晏の気持ちが嬉しい肖珏。しかし麺は恐ろしいほど塩辛かった。…どんだけ塩入れたんだか…肖珏は顔を引きつらせながら一気に麺を流し込み、禾晏にばれないようお茶を飲んだ。今度は禾晏が衣架にかけてある肖珏の衣を調べ始めた。「ほつれがあれば繕っておこうかと…でも問題はなさそうです」すると肖珏は自ら袖口を引き裂き、破れていると訴えた。禾晏は故意だと分かっていたが肖珏に話を合わせ、すぐ直すので脱げとからかう。そこへ運悪く飛奴(ヒド)が現れた。飛奴はもみ合っている2人を見て変に誤解、動揺して転倒してしまう。「そんなに慌ててどうした?」「ぁ…都督、柴安喜(サイアンキ)が目覚めました」肖珏は約束通り楚昭(ソショウ)に知らせ、一緒に柴安喜を訪ねた。「混乱に乗じて逃げられたのにあなたは残った、民を守る志は変わらぬようだ」肖珏はそんな副将がなぜ父に背いて国を裏切ったのかと憤る。しかし柴安喜は国に背いていないと猛反発、息子を殺した肖仲武(ショウチュウブ)への復讐だったと明かした。柴安喜の息子・柴潜(サイセン)は硯(ケン)山の戦いで肖珏の代わりに急遽、先鋒となり戦死した。そのおかげで肖珏は手柄を立てたが、柴安喜は肖仲武が肖珏を守るため、初めから柴潜を先鋒に代える策だったと邪推してしまう。すると肖珏が当時の事情を語った。「あの時、硯山への道中で烏托(ウタク)の騎兵に遭遇し、5倍の敵との戦闘に入った 作戦遂行を諦めると決めたが、その時、校尉の柴潜が自ら志願した 柴潜はわずか215名の兵を率いて戦況を変えたのだ」肖珏はその証拠に兵士たちの血判を見せた。柴潜が書いた志願書を見た柴安喜は泣き崩れた。息子と妻を失った悲しみから大将軍を疑い、我が子を見くびり、まさか鳴水(メイスイ)の戦いで取り返しのつかない過ちを犯してしまうとは。「何如非(カジョヒ)にご用心を…私は奴の指示で援軍要請の文を数日、差し止めたのです」「誰ですって?」禾晏は思わず確認した。「何如非だ」柴安喜の話では何如非の口ぶりから黒幕が都にいる高位の権力者だと気づいたという。無論、その場にいた皆の頭に真っ先に浮かんだのは徐敬甫(ジョケイフ)だった。寝殿に戻った禾晏は困惑していた。あの時、軍営で撫越(ブエツ)軍の八虎(ハッコ)将・李匡(リキョウ)と会ったが、柴安喜との面識はない。…本当の何如非の仕業ね?前から徐敬甫と結託していたに違いないわ、でもなぜ肖家を陥れたの?私の死ももしかして計画の一部?肖珏が青琅(セイロウ)剣を奪ったのも、素性の知れない私を警戒したのも当然だわ、黒幕の手先だと思われたのね、肖珏は戦場の何如非と柴安喜と接触した何如非が別人だと知らない、とにかく真相を明らかにしなくては…楚昭は応香(オウコウ)から肖珏たちが別れの挨拶のため蒙稷(モウショク)王女を訪ねたと聞いた。そこで楚昭もすぐ後を追う。「お2人も季陽を発つとは…私は同行できませんが」「共に朝廷に仕える身、また会える」「都督の言う通りです」禾晏の言葉を聞いた肖珏は禾晏が楚昭との別れを惜しんでいると邪推してしまう。蒙稷王女は折り入って話があるという肖珏を連れて書斎に入った。すると肖珏は禾晏が厄介ごとを避けるため男として入隊したと明かし、いずれ公にはするが時期尚早だという。王女は季陽の恩人の秘密は守ると約束、その代わり柳不忘(リュウフボウ)の唯一の弟子を理不尽な目に遭わせないで欲しいと釘を刺した。「季陽は永遠にあの子の実家よ」肖珏はその言葉を聞いて喜んだが、回廊へ出るとすでに禾晏の姿がなかった。禾晏は楚昭と一緒に宮門を出たところだった。「楚兄、もうここで大丈夫です」「私が君と歩きたかっただけだ」楚昭は柴安喜の話を聞いても態度を変えずにいてくれる禾晏に感謝した。「そうだ、君から借りた衣を返す、部屋に届けさせるよ」門で控えていた応香はすでに箱を抱えていた。「楚兄、あなたが師の陰謀を全く知らないはずがない、でも季陽の危機に力を尽くしてくれた あなたが国を裏切るとは思えない、どうか二度と悪事には手を貸さぬよう」「この先、何が起ころうとも悔いのないようにするよ」楚昭は禾晏を特別な女子だと称賛した。しかし禾晏は自分が非凡なのではなく、たまたま勉学に励み、家を出て入隊したからだという。もし天下の女子も自由に山河を見ることができれば、誰も屋敷の奥でいがみ合う日々には戻らないだろう。「禾姑娘、君のために新たな道を切り開きたい」「誰かにやってもらう必要はありません、私は誰かと一緒に自力で切り開いて行きたい」その時、楚昭は肖珏が来たことに気づいた。「…その誰かとは肖都督なのか?」禾晏は何如非のことが引っかかって思わず口ごもってしまう。すると肖珏が現れた。「彼と話したくて私を待たなかったのか?」しかし答えを聞く前に血まみれになった飛奴が駆けつけた。「都督、柴安喜が死にました」肖珏たちは慌てて離れに駆けつけた。激しい戦闘の末、胸を一突きされて絶命した柴安喜。すると刺客の亡骸を調べていた禾晏が烏托の令牌を見つけた。肖珏と禾晏は寝殿に戻った。手当を終えた飛奴も合流、徐敬甫を告発すべきだと訴える。しかし肖珏は肝心の証人がいなければ無駄だとあきらめた。「だが何如非の関与は裏付けられた、徐敬甫は手強い、まず何如非から崩す」「恩知らずな奴ですよ」すると居たたまれなくなった禾晏は部屋に戻ってしまう。帰京の途についた楚昭は丞相が必ず刺客を送ると踏んでいた。そこで巻き込まれないようわざと肖珏と一緒に王女に謁見し、咄嗟に烏托の令牌を亡骸に忍ばせておいたという。応香は肖珏が疑っているはずだと警告したが、楚昭は心配ないと言った。「老師が他国との内通を私に明かすとは肖珏も思わぬ、何より私に烏托軍は動かせない それより柴安喜を失ったことが大きいな」肖珏たちは崔(サイ)府に別れを告げ、帰路の途中、崇淮(スウワイ)に立ち寄った。一行は有名な望江(ボウコウ)楼に到着。程鯉素(テイリソ)はかつて同窓たちと学堂を抜け出し、曜京(ヨウケイ)最大の妓楼・入雲(ニュウウン)楼へ行ったことを思い出した。あの時、程鯉素が花游仙(カユウセン)という歌姫を見に行こうと提案、肖珏や何如非を巻き込んで塀を乗り越えたという。今では笑い話だったが、その時、宋陶陶(ソウトウトウ)は禾晏の様子がおかしいと気づいた。「禾姐姐?顔色が悪いわ、昨夜は眠れなかったの?」「…昔のことを思い出して」宋陶陶はてっきり亡き師匠の夢でも見たのだと思った。程鯉素は望江楼に同窓の楊銘之(ヨウメイシ)を呼んでおいた。実は楊銘之は兵部尚書の一人息子で科挙に合格していながら、七品の崇淮知県に甘んじている。しかし程鯉素の期待とは裏腹に肖珏は親友との再会を喜ばなかった。…肖珏が鳴水の戦いで父を失った時、楊銘之は兵部尚書の父に頼んで必ずや内情を調べてもらうと励ましたしかし肖珏がいざ朝堂で嘆願してみると兵部尚書が父を糾弾楊銘之は闕(ケツ)城に行くと嘆願した肖珏を心配し、引き止めに向かう『あの戦いに裏などなかったのかも、恐らく父上が』激怒した肖珏は楊銘之を殴りつけ、二度と顔を出すなと縁を切った…程鯉素は誤解があるのならこの機に仲直りするよう提案した。しかし楊銘之は誤解などないという。「私が約束を守らぬ卑怯者だっただけだ」つづく( ๑≧ꇴ≦)え?寄り道?
2026.08.22
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锦月如歌 Legend of The Female General第20話烏托(ウタク)がついに季陽(キヨウ)に突撃、戦が始まった。崔(サイ)府には名家の夫人や令嬢が集まり、女たちも国を守る気概を持とうと奮起する。その頃、烏托の精鋭たちは徐敬甫(ジョケイフ)から聞いた隠し通路から城内へ侵入しようとしていた。しかし待ち構えていた柳不忘(リュウフボウ)に行手を阻まれてしまう。肖珏(ショウカク)は飛奴(ヒド)に先鋒を命じ、季陽軍の木夷(ボクイ)に城門を死守するよう指示した。禾晏には主力部隊を率いて攻撃を仕掛けさせ、その間に肖珏がおとりとなって忽雅特(コツガトク)の気を引くという。主戦場から総帥を離すことで烏托の戦力を削ぐためだ。しかし禾晏は肖珏以上におとりにふさわしい者がいるという。「軍の存亡を握るあなたをおとりにはできない」肖珏に悩んでいる時間はなかった。「禾晏に命ずる!必ず生きて戻れ」その頃、程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)も懸命に傷ついた兵士たちを治療していた。季陽の城門が開いた。飛奴たちが一斉に駆け出し応戦、すると肖珏が主力の騎馬隊と共に突撃する。後方で見守っていた忽雅特は肖珏の姿を見つけ、生け取りにした者には褒美を出すと鼓舞した。その時、蒙禝(モウショク)王女に扮した禾晏が城門から護衛を連れて密かに脱出する。穆紅錦(ボクコウキン)が逃げたと誤解した忽雅特は目の色を変え、側近たちを率いて慌てて後を追った。穆紅錦を追って無我夢中で川へ突っ込んだ忽雅特たち。その時、穆紅錦たちが急に止まったかと思うと、突然、方向転換して襲いかかってきた。実は烏托は陸上戦に慣れているため馬は水が苦手、案の定、足を取られた馬のせいで烏托は思うように戦えなくなってしまう。やがて禾晏と忽雅特の一騎打ちとなった。忽雅特はそこでようやく穆紅錦が替え玉だと気づく。「はっ!お前は偽物か!」一方、城門の前で戦っていた肖珏は兵士の中に柴安喜(サイアンキ)の姿を見つけた。しかしあっという間に見失ってしまう。「飛奴!柴安喜がいた、必ず見つけろ!」禾晏は長槍で忽雅特の巨体を突き刺した。すると忽雅特が最後の力を振り絞って禾晏を蹴り飛ばし、一矢報いて絶命する。禾晏は川底に沈みながら、兄の罵声が聞こえたような気がした。…義妹よ、情けをかけてやったのに、それを無にするとは不義理な奴だ、家のために努力する?何(カ)家の嫡男は1人だけ、さっさと死んでしまえ、おまえは何家に不要な人間、お前の存在は何家の脅威になる!…その時、川に飛び込んだ肖珏が禾晏を捕まえた。岸に上がった禾晏は激しく水を吐き出し、肖珏が救ってくれたと知った。「都督…勝ったのですか?」「勝った」禾晏は喜んで思わず肖珏に抱きついた。しかしふと水中で肖珏が口移しで空気を送ってくれたこと思い出し、照れ臭くなってしまう。「どうした?」「早く戻りましょう」( ゚д゚)ポカーン…ここに来て使い古された水中キスとか蒙稷王女は軍営に戻った肖珏と禾晏を労った。禾晏の無事を喜ぶ楚昭(ソショウ)、すると禾晏も心配してくれたことに感謝を示す。肖珏はそんな2人の関係が面白くないが、そこへ信じられない訃報が舞い込んだ。「王府の近くに柳(リュウ)先生の亡骸が、周りには多数の烏托人の骸も…」柳不忘はたった独りで大勢の敵に立ち向かい、力尽きていた。(∩≧ꇴ≦∩ eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!蒙稷王女と禾晏は雲鳥居(ウンチョウキョ)で柳不忘の亡骸と対面した。その時、穆紅錦は柳不忘が腕輪を握っていることに気づく。…これは″悦心鐲(エツシンタク)″というの、想い合う2人が身に着ければ一生、離れない…あの時、柳不忘は想い人ではないと冷たく言い放ったが、実はこっそり対の腕輪を買っていた。しかし当時は何も知らず、穆紅錦は腕輪を買ってくれないのなら、代わりに一緒に城外へ出ようと誘う。『実はあの廟に城外への隠し通路があるの』柳不忘は隠し通路を知っていた。…誰にも知られず最期の時を迎えた柳不忘肌身離さず持っていた腕輪を懐から取り出すと、ふいに目の前に若かりし頃の穆紅錦の姿が現れた『紅錦、元気でいてくれ、しっかり生きるのだぞ』…( ;∀;)しふぉ…崔府に戻った禾晏は離れの部屋でひとしきり泣いた。肖珏はあえて声をかけず、回廊でじっと待っている。やがて気持ちを切り替えて禾晏が出てきた。いつもと同じように笑顔を見せる禾晏、しかし目を見れば泣き腫らしたと分かる。「やめろ、強がるな、言っただろう?涙も笑顔も我慢しなくていい、自分を偽るな」「こうするしかないんです、この世で私に優しい人は少なくて、片手で足ります でもまた減ってしまった…」肖珏は思わず禾晏に手を伸ばそうとしたが、結局、できなかった。柳不忘は静かな自然の中に埋葬された。手首につけた悦心鐲を握りしめながら悲しみに暮れる穆紅錦。肖珏たちは憔悴した禾晏を慰めていたが、どんな言葉も禾晏の寂しさを埋めることはできなかった。その夜、禾晏は雲鳥居の庭園で独り、師匠の好物を卓上に並べていた。「師父、季陽の風習に従い、家族として料理を用意しました、お見送りします」禾晏が献杯していると、蒙稷王女も料理を持ってやって来た。すると2人の料理が全く同じことに気づく。「何年も経つのに好物が変わらないのね」しかし禾晏の料理は一品、多かった。「魚の甘酢がけ?…もしかして砂糖が入っていない?」「師父は砂糖なしの甘酢がけが好きでした、私はただの酢がけだってからかったんです 後日、知りました、師父の想い人の好物が砂糖なしの甘酢がけだったと」穆紅錦はやっと柳不忘が自分を想ってくれていたと知った。当時、戻ってこなかったのも事情があったからだと分かったが、どちらにせよ結ばれない運命だったという。「あなたの師父とは縁がなかったけれど、あなたを身内だと思って伝えるわ 開戦前の夜、意地を張って会わなかったことを後悔している、一目だけでも見ればよかった 私と同じ轍は踏まず、目の前の人を大事にしなさい 運命の人と出会えるなんて幸せなことよ?だから決して手を離さないで 相手を信じることが自分のためにもなる」「ありがとうございます、王女」弔いを終えた禾晏は水廊に立っている肖珏を見つけた。「都督?いらしてたんですか?」「料理の手配に奔走していたから空腹だろう?」肖珏は禾晏に焼餅(シャオビン)を渡した。応香(オウコウ)が報告に戻った。するとちょうど楚昭が熱心に禾晏の姿絵を描いている。内心おだやかでない応香だったが、冷静さを装った。「公子、肖珏が重傷の柴安喜を連れ帰りました、急ぎ始末しますか?」しかし楚昭は柴安喜が握っている丞相の秘密を聞きたいという。柴安喜は重傷で意識がなかった。そこへ早速、楚昭が現れる。「鳴水の戦いで死んだはずの将士を見つけたとか? 死を装っていたとは何か裏がありそうだ、巡察使として様子を見に来た」肖珏も巡察使という大義名分がある楚昭を追い返す術がなく、柴安喜が目覚めたら連絡すると言った。つづく(꒪ꇴ꒪〣)ある意味、意外な展開w
2026.08.21
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锦月如歌 Legend of The Female General第19話翌朝、崔越之(サイエツシ)が回廊で肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)を待っていた。甥夫婦と偽った負い目があり困惑する肖珏と禾晏、しかし崔越之は喬渙青(キョウカンセイ)が偽物だと初めから分かっていたという。しかし蒙稷(モウショク)王女が肖珏の来訪を静観していた以上、合わせるしかなかったと笑った。禾晏は肖珏と一緒に雲鳥居(ウンチョウキョ)を訪ねた。聞けば柳不忘(リュウフボウ)は毎年、水神(スイジン)祭の前後に季陽(キヨウ)へ戻っていたが、今回は烏托(ウタク)人の間者が多いと気づいて警戒していたところ、さらわれた小楼(ショウロウ)を見つけたという。「よからぬことが起こる気がして仕方がない」すると肖珏は2人が話しやすいよう席を外した。禾晏は師匠が季陽に留まるのは王女のためかと聞いた。すると柳不忘は誰が統治していようと危機が迫った季陽の民を見殺しにできないという。「お前たちも同じ思いなのでは?」「師父の言うとおりです、邪推でした、でも王女に会わなくていいんですか?」「…忙しいのだろう?そろそろ帰りなさい」肖珏が門で待っていると禾晏が現れた。すると屋敷から柳不忘の琴の音が聞こえてくる。肖珏は柳不忘の人柄までは分からぬものの、その音色から深い悲しみが伝わってくると言った。「都督にはやはり音楽の才がある、隠そうとしても琴の音は正直なのですね」「そういえば王女もこの曲を弾いていたな」肖珏と禾晏が街に戻ると飛奴(ヒド)が駆けつけた。崔越之が都督に相談があるという。そこで禾晏は肖珏と別れ、街の様子を見回ってから帰ることにした。すると思いがけず楚昭(ソショウ)が現れる。楚昭は白月(ハクゲツ)山に誘っておきながらすっぽかしたと謝罪したが、禾晏はすっかり忘れているようだった。「気にしていません、それに別の収穫がありましたし」「君は心が広いね、そうだ、お詫びの品がある」楚昭は禾晏の腰に紫玉鞭(シギョクベン)があると気づき、柄飾りを贈った。「私たちは友であろう?友の印だ」「では…私からもお返しを」禾晏は近くの飴細工の露店に目をつけた。そこで自分で作りたいと頼み、楚昭の字・子蘭(シラン)と飴で作る。楚昭は喜んだが、あめを溶かしていた火鉢の火が急に大きくなり、咄嗟に袂で顔を覆った。「楚兄?大丈夫ですか?もしや火が怖いの?」「いいや…あ、よかった、飴が無事で」禾晏が楚昭と一緒に蒙稷王府に戻ると、偶然、回廊で肖珏を見つけた。「都督(ドード)!」しかし肖珏は駆け寄ってきた禾晏の腰に見慣れない飾りがあることに気づいて顔をしかめる。「あ、楚兄から礼物をもらいました」そこで楚昭はお返しに飴細工をもらったと自慢した。すると肖珏は自分も大量に桂花飴をもらったと対抗する。(  ̄꒳ ̄)<この子蘭の文字は彼女が書いてくれたんです、ふっ(  ̄꒳ ̄)<割れやすいから気をつけるんだな、ぬか喜びにならぬように…ふふっお2人とも飴が好きなのね…>( ̄▽ ̄;)そこへ飛奴が慌てて駆けつけた。城内の食糧庫で火事があったという。一方、隠れ家に潜んでいた柴安喜(サイアンキ)も火事騒ぎを聞いて物陰から出てきた。「烏托人だな、始まったか…」( ๑≧ꇴ≦)とどw楚昭は火災現場の煙を眺めながら、ある事に気づいた。「鳴水(メイスイ)でも闕(ケツ)城でも同様の事が起こった 今回、烏托人が容易に侵入できたのは先生の手引きだろう、つまり鳴水も闕城も…」すると楚昭は禾晏からもらった飴細工を大事そうに箱にしまった。蒙稷王女・穆紅錦(ボクコウキン)は守りを強化していたが、状況は一段と悪化していた。間者を捕らえても焼け石に水、烏托もついに攻撃を始め、激戦になるのは必至だ。「少ない兵でも戦うしかない、私が指揮をとって季陽と存亡を共にする」すると肖珏が大魏の将軍として民を守ると申し出た。禾晏は王女と小殿下を先に逃がそうとしたが、小楼(ショウロウ)は母と一緒に民と生死を共にしたいという。その姿を見た禾晏は国を守る気概は女子であっても変わらないと感銘した。肖珏はこの戦で禾晏に季陽の2万の兵士の指揮を任せることにした。しかし突然、現れた女将軍に季陽の将軍は猛反発。禾晏はならば手合わせしようと提案したが、肖珏はその代わり1対10で決着をつけろと命じた。喬夫人が演武場で季陽軍と腕比べするという噂はあっという間に広まった。顔敏児(ガンビンジ)や凌繍(リョウシュウ)たちも駆けつけ、野次馬が集まる中、禾晏は見事に10人を倒してしまう。そこで禾晏は令嬢たちの元へ駆けつけ、女も剣を手にして出征できると訴えた。「もちろん無理に戦う必要はないの、やりたいことをやればいいと思う」顔敏児は禾晏の言葉に感化され、名家の生まれに甘えていたと反省した。すると凌繍は出征できずとも家にある宝飾品を売って武器や糧秣を買って協力したいという。宋陶陶(ソウトウトウ)も医術を学べば女子も戦で役立つと誘った。演武場の様子を楚昭と応香(オウコウ)が矢倉から見ていた。「あれほど強いとは…」「禾姑娘は特別なんだ」その頃、ちょうど民たちの避難が始まった。応香は楚昭も民と共に街を離れるよう勧めたが、楚昭は柴安喜の件が片付いていないと拒み、何より丞相の意図を見抜くため残りたいという。南門では夜になっても民の避難が続いた。宋陶陶は程鯉素(テイリソ)が自分を追い出すつもりだと疑ったが、意外にも程鯉素は医術で人を救うという目的を果たせと背中を押してくれる。そこで2人はどちらが多くの将士を救えるか勝負することになった。「私が勝ったら君は私の洗濯番だ」「ふん!私が絶対に勝つ」翌日、肖珏は崔越之や季陽の将軍たちと戦術を話し合った。楚昭は巡察使として戦火から民を守りながら柴安喜の行方を探していたが、その時、背後から焼け落ちた柱が迫ってくる。その時、巡回していた禾晏が現れ、柱を吹き飛ばしてくれた。「火に敏感なんですね?火に嫌な思い出でも?」楚昭は確かに火が苦手だった。まだ幼い頃、近所の子供たちから父のいない子だと松明で襲われた時の恐怖は今も消えることはない。「楚兄?…楚兄?すみません、立ち入ったことを聞いて」「(はっ)いいや、ありがとう」すると禾晏は人魚が織った衣の背当てを思い出し、楚昭に貸すことにした。「水も火も通さず身を守れるそうです」烏托の大軍は季陽の南20里に兵営を設けた。肖珏が季陽にいることは承知のはず、敵が速戦即決を狙って来るなら、兵が少なく戦を長引かせたくない肖珏たちにとっても好都合だ。今回、烏托の主将は忽雅特(コツガトク)だった。「勇猛だが独り善がりなため布陣には欠陥がある」「私も名は知っています、配下の重装甲兵との戦いが勝敗を決するかと…」「ずい分と忽雅特に詳しいのだな?」「ぁ…私は将軍を目指しているので敵の情報を集めるのは当然です!」そこへ飛奴が駆けつけた。城門で目を光らせているが柴安喜らしき人物は見つからないという。開戦後の混乱に乗じて逃げられたら捕らえるのは難しい。しかし肖珏は季陽の死守を最優先とした。決戦前夜、20年以上もこの街を守り続けてきた穆紅錦は今回も必ず守り抜くと誓った。今夜も王宮に響き渡る″美しき歳月″、その時、どこからともなく琴の音が聞こえて来る。穆紅錦には合奏しているのが柳不忘だと分かった。…あの時、山に戻った柳不忘は師匠に事情を説明し、穆紅錦が婚姻せずとも王位を継げる道を模索したしかし雲機(ウンキ)道長は反対、男子継承という過去の慣習を破れば王位そのものが揺らいでしまうという『彼女は歴代の王に並ぶ名君となる!私が支えます、苦境を抜ける道が必ずあるはず!』『あったとしても代償を払うことになる お前たちが苦労するだけではない、季陽の民を巻き込んでしまうのだぞ?!』柳不忘はともかく下山して穆紅錦に説明したいと懇願したが、道長は聞き分けのない弟子を点穴して眠らせ、監禁してしまう師匠がようやく柳不忘の前に現れたのは、穆紅錦の婚姻の3日前だった…穆紅錦は柳不忘がいると分かっていながら動けなかった。「あなたは結局、戻らなかった、なのに今さら会う必要なんてある?」翌朝、楚昭は王女と共に軍営に出かけて季陽軍の凱旋を待つことになった。そこで禾晏が貸してくれた背当てを大事そうに取り出し、応香に見せる。一方、程鯉素と宋陶陶も前線で戦う将士たちを救うべく、崔家を出た。烏托総帥・忽雅特がいよいよ突撃の号令をかけた。そこで禾晏は肖珏に自分が忽雅特を引きつけると申し出る。「禾晏に命ずる!必ず生きて戻れ」つづく( ̄▽ ̄;)引っ張る引っ張るw
2026.08.20
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第4話姜暮(ジャンムー)を送り届け、飛馳(フェイチー)自動車に戻った靳朝(ジンジャオ)。靳朝はここで車の整備をしながら、工場のバックヤードに住んでいた。結局、夕方になっても姜暮から何の連絡もなく、唐突な別れに苛立ちを隠せない靳朝。その頃、ホテルでは姜迎寒(ジャンインハン)が娘が来るのを待っていた。しかしいよいよフライトの時間が迫り、クリスに促されて出発するしかない。一方、靳朝を誤解していたと気づいた姜暮は一日中、部屋にこもって呆然としていた。すると腹違いの妹・靳昕(ジンシン)が心配して入ってくる。「姐姐…泣いているの?」「靳朝がどこにいるのか分かる?」姜暮は深夜の飛馳自動車を訪ねた。整備中の車の陰で靳朝が誰かと話していたが、姜暮に気づくと逃げるように帰ってしまう。「なぜここに?行かなかったのか?」「言い忘れたことがあったの」その時、時計の針が12時を回った。「お誕生日おめでとう、朝朝」「…君もおめでとう、暮暮」実は靳強(ジンチアン)と姜迎寒に引き取られた靳朝は自分の誕生日が分からなかった。そこで靳強がこれからは姜暮の誕生日を靳朝の誕生日にすると決める。『2人の誕生日は同じ、朝朝と暮暮はずっと一緒だ』姜暮を連れて買い物に出かけることにした靳朝。「あの家はどうなの?居心地は?」姜暮は靳朝が新しい家族に馴染めないのかと心配したが、靳朝は相変わらず素っ気ない。「さあな…慣れた」靳朝は姜暮のために苺ケーキを買ってくれた。姜暮が酒を飲みたいと頼めば、誕生日なので特別に許してくれる。こうして工場のバックヤードに戻った2人は10年ぶりに一緒に誕生日を祝うことになった。「それで本当の誕生日はいつなの?」「さあな…気にせず20年が過ぎた、知っているのは君が生まれた日だけだ」姜暮はふいに申し訳なくなったが、靳朝は早く願い事をするよう促した。「早くしないとろうそくの火が消えるぞ?」「1つ目は口に出して唱える、靳朝の本当の誕生日が分かりますように 2つ目の願い事は心の中だけで唱えると叶うの」…これからは毎年、この特別な日を共に迎えて朝朝とずっと一緒にいられますように…靳朝は甘い物が好きじゃないとケーキを断り、ビール瓶のふたを開けてくれた。「私、酒癖が悪いから」「じゃあ…やめておくか?」「やめてもいいけど〜」「飲みたいなら飲め、俺が面倒を見る」…ふふ、嬉しい!また一緒に誕生日を祝えるなんて…酒が回った姜暮は母の再婚について愚痴をこぼし始めた。「クリスは年を取ってるし、経済力以外に何の取り柄もない ママは移住するけど、騙されていないか心配なの」「君のママは妥協しない、ずっと再婚しなかった、本当に好きだから結婚するんだろう?」「パパのことは靳強と呼ぶのに、ママのことは″君のママ″って呼ぶのね?知っていたの?」「引き取られたのは君が生まれる前だったから、君は知ってたのか?」「前から知ってたわ」「…どう思った?」靳朝の言葉の意味を図り兼ねた姜暮は思わず話題を変えてしまう。靳朝は姜暮を送って行くことにした。しかし姜暮は帰りたくないと駄々をこねる。「外泊は良くないぞ?」「大丈夫よ、あなたと一緒だもん」「なぜ大丈夫だと言い切れる?…ふっ、もう遅い、行くぞ?」「約束したはずよ?酔ったら面倒見てくれるって」「俺は本当の哥じゃない、マズいだろう?」「マズいのはパパの家よ!シャワーが壊れてるのよ?こんな暑いのに…」靳朝は姜暮のわがままに押され、結局、今夜だけという条件で許した。喜ぶ姜暮だったが、こんな時に限って生理が始まり、お腹が痛くなってしまう。靳朝は生理痛で苦しむ姜暮のため生理用品を買って来てくれた。シャワーを借りて靳朝が用意してくれたTシャツに着替えた姜暮。「シャワーが空いたわ」そこで靳朝が部屋に戻ると、姜暮はスウェットパンツを履かず、大きなTシャツ一枚で素足のまま立っていた。目のやり場に困る靳朝、そんな兄を尻目に警戒心のない姜暮はベッドへ行ってしまう。「じゃあ寝るね!」靳朝は隣の三頼(サンライ)の店に泊まることにした。そこで着替えを持って部屋を出たが、その時、奥から物音が聞こえて慌てて引き返す。すると姜暮が腹痛で苦しんでいた。どうしたら良いのか分からず携帯で検索する靳朝。ちょうど痛みを押さえるツボを見つけて教えたが、姜暮は靳朝の温かい手がいいという。「このまま押していて…そのまま」靳朝は姜暮の世話をしながら、ふと昔を思い出した。…靳強が靳朝を引き取った時、姜迎寒は妊娠中だった姜迎寒は子供の面倒など見られないと反対したが、靳強は亡き親友・査勒(チャーレイ)の子供を放っておけないという『あの命知らずは…』『俺だって同じだ!』『もう勝手にして!』靳朝は玄関でその話を聞いていた姜迎寒は生活のため、出産してすぐダンスの仕事に復帰した靳朝は生まれたばかりの姜暮をよく面倒見ていたが、姜暮はなぜか2歳になっても言葉を話さないすると姜迎寒は靳朝が原因だと考え、靳朝を施設に預けると決めたしかし施設の先生が靳朝を迎えに来た当日姜暮がふらりと出てきたかと思うと初めて言葉を発した『哥…哥…』姜暮は靳朝を見て嬉しそうに笑った…翌日、飛馳自動車ではメカニックの小陽(シャオヤン)たちが故障の原因を見つけられず手間取っていた。エンジンルームをあきらめ車体の後ろに回って調べる2人。その時、誰かが車に乗り込んだかと思うとエンジンがかかった。「おい、誰だ?!」「私は姜暮、靳朝の妹妹よ」姜暮は運転席から降りると、マップセンサーが緩んでいたと教えた。2人は姜暮のスラリと長い生足に目が釘付け、そこに慌てて靳朝が駆けつけ、姜暮の前に立つ。「何を見ている?…仕事に戻れ」靳朝は無防備な姿の姜暮に呆れた。「ズボンは?」「履いてる」「…朝食だ、長ズボンを履いてこい」靳朝は外にあるキッチンで姜暮のために炒飯を作った。「荷物を取りに行くから手伝ってくれない?」「一晩だけだと言っただろう?」「もっと泊まる!」しかし靳朝は許してくれなかった。一方、格闘技場のオーナー兼胴元の林歳(リンスイ)はある男を探していた。山道のカーレースで偶然、迷い込んできた見知らぬ黒い車。男はキャップを目深に被り、監視カメラにも顔が映っていなかった。分かるのはキャップに刺繍された月のマークだけ。配下は改造車が集まる場所も探してみたが見つからなかったという。「エンジン音が普通じゃなかった、運転していた男を探せ! あの改造ができる怪物は東南アジアにも少ない ロータリーサウンドがする車をその場で全て調べるんだ」つづく(⑉゚།།゚)もう色々と凄すぎるw
2026.08.20
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锦月如歌 Legend of The Female General第18話舟に寝転んで月を見ながら眠り込んでしまった禾晏(カアン)と肖珏(ショウカク)。翌朝、目を覚ました禾晏は肖珏の肩にずっと頭を乗せていたことに気づき、済まなそうに起き上がった。どうやら肖珏が自分の外衣を脱いでかけてくれたらしい。その時、肖珏もふと目を覚ました。どこか照れくさそうな肖珏、一方、自分を女子だと意識していない禾晏には大した問題ではないようだった。街に戻った禾晏は露店の焼餅(シャオビン)を見て食べたいと頼んだ。久しぶりに慣れ親しんだ焼餅を頬張る禾晏。その時、近くの席で茶の中に塩、胡椒、生姜を混ぜて飲んでいる男を見つける。あれは烏托(ウタク)の寒さをしのぐ方法だ。禾晏と肖珏は季陽(キヨウ)に紛れ込んだ烏托人を怪しみ、尾行した。烏托の男は城門の検問に並んでいる仲間と合流した。その中に子連れの老女がいたが、明らかに子供が逃げないよう腕をつかんで引っ張っている。「引き止めるぞ」緊急性を察知し、男たちを捕まえることにした肖珏と禾晏。その時、琴を背負った白衣の侠客が颯爽と現れ、子供を返せと迫った。…師父?!…白衣の侠客は何晏(カアン)の師匠・柳不忘(リュウフボウ)だった。( ๑≧ꇴ≦)ハンドン、お久しぶりなんですw烏托人は逃亡、柳不忘は子供を取り返した。老女に扮していたのも烏托の間者で、さらわれた子供は蒙禝(モウショク)王女の娘だという。肖珏は昨夜、兵士からの報告で崔越之(サイエツシ)が動揺していた理由を知り、急ぎ崔家に戻ることにした。「王女の娘の護衛を頼む」一方、楚昭(ソショウ)と応香(オウコウ)も火災現場に現れた刺客の行方を探していた。刺客が応香との手合わせで負傷したことから薬舗を巡っていたが、ついにある薬舗で入れ墨のある男を発見する。「公子、いました」すると手当てを終えた男は茶屋で仲間と合流した。丞相が烏托と結託しているのは明らか、どうやら季陽の街が危ないらしい。柳不忘は禾晏と小楼(ショウロウ)を連れて郊外の雲鳥居(ウンチョウキョ)に到着した。小殿下は薬を盛られているため、ここで治療するという。「あの公子は誰だ?」「彼が封雲(ホウウン)将軍の肖珏です、私たちは任務で季陽に来ました、この姿は身分を偽るため」「好いているのか?」「彼とは古い付き合いですが互いに自分のことで精一杯、私たちの間には何も起きません」柳不忘は2人を占ってみることにした。すると水を表す坎(カン)の卦(ケ)と出る。「1つの難から次の難へと続き、そこから抜け出せないか… しかし水の流れは変わる、困難から抜け出すことも可能だろう」師匠は運命を切り開くのは自分だと説いた。禾晏が気付け薬を嗅がせると小楼が目を覚ました。すると柳不忘が奏でる琴の音に気づき、母も暇があると同じ曲を弾いているという。「確か題名は…″美しき歳月″」その時、禾晏は屋敷の名前の由来に気づいた。…雲と鳥は互いを忘れてもいつか楼上で再び出会う、だから雲鳥居なのね…肖珏が崔越之を連れて雲鳥居に到着した。小殿下の無事な姿に安堵する崔越之、そこで恩人の柳不忘にも王宮へ同行して欲しいと頼んだが、柳不忘は隠遁の身だと辞退する。禾晏と肖珏も柳不忘と別れて王宮へ向かうことにした。すると肖珏は禾晏の師匠には小殿下に何やら思い入れがあるようだという。「師父は自分の話をしません、ただ後悔や傷を抱えているのは分かります でも師父が苦しむと思って深くは訪ねたことがありません」崔越之は小殿下を無事に蒙禝王府まで送り届け、甥夫婦と一緒に謁見を待った。先代の王には王女の他に息子がいたが早世し、一時は蒙稷王府の力が不安定になったという。そこで王女は朝臣の息子と婚姻を結び、夫亡きあとは自ら政を行って内乱を鎮め、民の信頼を取り戻していた。蒙稷王女・穆紅錦(ボクコウキン)が現れ玉座についた。崔越之は甥夫婦を紹介したが、王女は芝居もそこまでにしろと肖珏を諌める。「季陽に潜入した目的は何?」喬渙青(キョウカンセイ)とその妻・温玉燕(オンギョクエン)が偽物だと知った崔越之は呆気に取られていた。肖珏は鳴水(メイスイ)の戦いの時に失踪した父の配下・柴安喜(サイアンキ)を探しに来たと釈明した。実は捜索の流れで街に烏托の間者が紛れていることを知ったという。崔越之も事実だと証言、小殿下も遊びに行った先でさらわれていた。王女は難攻不落の季陽に敵が侵入したと聞いてもにわかに信じられなかった。そこへ侍女が現れ、兵部巡察使・楚昭(ソショウ)が来たと前触れが届く。「通して」禾晏は意外にも王宮で楚昭と再会した。すると楚昭も都へ戻る途中に立ち寄ったところ、烏托の間者を見つけて急ぎ知らせに参上したという。王女は報告に感謝したが、季陽のことは自分たちで解決すると頑なだった。「今夜はこの屋敷で休んで」本殿を出た楚昭は身分を偽っている肖珏を揶揄した。「喬公子?まさか名まで変えて季陽に来るとはね、ふっ」「それに婚姻も結んだ」禾晏をめぐって優位な立場を誇示する肖珏、禾晏は思わず失笑し、2人の間に割って入った。「楚兄、私たちは本当に縁がありますね」「そうだな、再会を繰り返しているね」「…歩くだけで幾人と再会するのやら」肖珏は悔し紛れに嫌味を返し、楚昭と一触即発の様相となる。すると焦った禾晏は肖珏の腕をつかみ、強引に連れて行った。「都督、日が暮れます、早く食事にしましょう」王女は肖珏の行いが礼に反していたとは言え、助言通り警備を強化して兵の訓練を急ぐよう命じた。小楼を助けてくれた恩もあり、今回は肖珏を追及せず、人探しも手伝うという。するとその夜、王女が琴を弾いていると、音に導かれるように禾晏が訪ねてきた。「″美しき歳月″ですね、私の師父も演奏を…」実は禾晏の師匠は雲林居士(ウンリンコジ)・柳不忘だった。「息災なの?…答えなくていい、知りたくない」「私の師父と旧知の中なのですか?」…あれは王女がまだ若かった頃、婚姻を拒んで屋敷を抜け出した時だった郊外でごろつきたちに捕まった穆紅錦は琴を背負った白衣の侠客に助けられる『私は穆紅錦よ』『拙者、柳不忘と申す、ではこれにて』『アイヨ~!足をくじいたみたい…』柳不忘は仕方なく穆紅錦を背負い、家まで送ることにしたしかし穆紅錦は誘拐されて家から遠く離れてしまったと嘘をつき、柳不忘と一緒にいたいという『私の命に責任があるでしょう?送ってくれてもいいけれど曜(ヨウ)京よ?』柳不忘の隠れ家に転がり込んだ穆紅錦柳不忘は琴を弾いてわずかな銭を稼ぎ、夜は部屋の外で穆紅錦を守ったある時、穆紅錦は露店で素敵な腕輪を見つける店主は″悦心鐲(エツシンタク)″という対の腕輪だと説明し、思い合う2人が身に着ければ一生、離れないと言った「想い人ではない」すると柳不忘は穆紅錦が持っていた腕輪を戻してさっさと行ってしまうそんなある夜、穆紅錦が待っていると柳不忘が慌てて戻ってきた『官兵が集まって人を探しているようだ、私は明日、栖雲(セイウン)山に帰る 一緒に来るかい?私の師父に会わせる』『だめよ、私は蒙稷王の娘、官兵が探しているのは私なの このひと月とても楽しかった、嫁ぐのは嫌、でも山にも行けない』すると柳不忘は師匠に事情を話して数日以内に戻ると約束した季節が巡っても柳不忘は戻らなかったすると最後の桃の花が散ってしまう穆紅錦はそこであきらめをつけた…「あの人の心に私がいたのか知りたかったけれど分からないまま 私たちは住む世界が違う、一緒にはいられない 詫びて欲しいわけじゃないの、ただ過去の区切りをつけたいだけ」「運命は皮肉なものですね…でも何か事情があったはずです」「ふっ…″時は無情に流れ、ただ人を老いさせる、別離を恨むのみ″」禾晏が本殿を後にすると、再び王女が奏でる琴の音が響き渡った。つづく( ๑≧ꇴ≦)やっと本編に戻った~!と思ったら師匠の恋バナって…≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ズコーッ!
2026.08.19
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锦月如歌 Legend of The Female General第17話柴安喜(サイアンキ)が棚の裏陰で息を潜めていたその時、ついに飛奴(ヒド)たちが踏み込んできた。隙間からこちらをのぞき込む鋭い視線。柴安喜は短剣の柄をつかんで引き抜こうとしたが、その時、飛奴の号令が聞こえた。「撤収だ!」喬渙青(キョウカンセイ)とその妻・温玉燕(オンギョクエン)に成り済ました肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)は崔越之(サイエツシ)の案内で水神(スイジン)祭に繰り出した。水神祭は若い男女が愛を誓う祭り、すると禾晏は採春(サイシュン)という催し物に興味を持つ。橋からぶら下がった飾り玉を割ろうと次々と現れる挑戦者、しかし成功者はいない。実は飾り玉の中には立春の今日、咲いた黄梅が入っており、これを手にしたものが勝者だという。禾晏は勝者がもらえる賞品の中に紫玉鞭(シギョクベン)があると知り、どうしても欲しくなった。肖珏は諦めろとつれない態度だったが、禾晏が本気で欲しがっている分かる。「いい武器に出会いながら逃すのは惜しいわ」「…私が参加しよう」肖珏は見事に成功、禾晏は紫玉鞭を手に入れた。「ありがとう、本当に嬉しい」やがて崔越之たちはそれとなく姿を消して夫婦を二人きりにしてくれる。初めて本来の女子姿で祭りを楽しむ禾晏、これまで許されることのなかった新粉(シンコ)細工の人形を嬉しそうに眺めた。その時、肖珏が店主に妻の姿を作って欲しいと頼む。「あ、いりません、女子姿の人形では軍営に持ち帰れませんから」「欲しいなら買えばいい、今日はやりたいことをやれ、ありのままのお前でいるんだ」禾晏は自分の人形を見て思わず笑った。「画伯!(´゚艸゚)∴ブッ!私も見た目は女子らしいんですね」「女子だろう?」その時、人ごみに紛れて飛奴が現れた。「柴安喜の隠れ家に向かうも逃げられました」「探し出せ」禾晏は崔家に戻るか聞いたが、肖珏は今日のところは喬夫婦を演じ続けると言った。やがてすっかり日も暮れた。廊橋で柴安喜の件を話し合う肖珏と禾晏、すると2人で遊びに行っていた程鯉素(テイリソ)と宋陶陶(ソウトウトウ)がやっと戻ってくる。そこへちょうと崔越之たちもやって来た。実はちょうど橋から″情人橋″が見えるという。崔越之の話では、この小さな舟を並べた情人橋を無事に渡り切れた2人は一生、離れることはないのだとか。( ̄▽ ̄;)<とど、聞きましたか?一生だそうです(コソッ(;  ̄꒳ ̄)<恐ろしい呪いだな(ボソッ禾晏と肖珏は興味がなかったが、崔越之は本妻と側室を合わせて4回も渡っていると自慢した。( ̄▽ ̄;)<私は一生に一度、1人の人がいいわ渡る気など毛頭ない禾晏だったが、崔家から試してみるべきだと背中を押されてしまう。「王女は揺るぎない愛を好む、あの橋を渡り切れば王女も2人をお気に召すだろう」「はお」肖珏が意外にもあっさり了承し禾晏は困惑した。「王女のために犠牲を払うとは…(ボソッ」人情橋は吊り橋以上に不安定でひどく揺れた。廊橋から見ていた宋陶陶は渡り切れるのか心配になったが、程鯉素はあの2人なら大丈夫だという。「私たちとは違うからな」「じゃあ私たちも渡ってみる?落ちない方に賭ける」一方、禾晏は想像以上に難しい催し物に困惑していた。「とど、軽功を使いますか?それとも潔く落ちます?」「…私の襟をつかめ」肖珏は禾晏を抱きしめ、時に唇が触れ合いそうなほど接近しながら進んだ。するとあと僅かだと安心した禾晏はつい手を離して勝手に渡り始めてしまう。その時、うっかり足を滑らせ倒れそうになった。肖珏は咄嗟に禾晏を抱きとめ引き寄せたが、勢い余って禾晏のおでこに口づけしてしまう。禾晏と肖珏は無事に渡り切った。崔越之は一発で渡り切った甥夫婦を絶賛、崔夫人も今後は何があろうと夫婦が離れることはないと言う。気まずい禾晏は話をそらし、程執事と陶陶はどこか聞いた。するとちょうど情人橋に挑戦している2人を見つける。顔を合わせては喧嘩ばかりの程鯉素と宋陶陶、しかしこうして見ると何だかんだ言いながらも仲が良いと分かった。肖珏と禾晏は再び崔家と一緒に祭りを楽しんだ。すると禾晏を敵視する令嬢・顔敏児(ガンビンジ)と凌繍(リョウシュウ)に出くわしてしまう。顔敏児は相変わらず肖珏に秋波を送るが無視され面白くない。その時、禾晏は舞台で踊っている恋人たちに気づいた。「どうして皆、仮面を?」「それぞれ役柄があるの、水神にまつわる伝説を歌や踊りで表現しているわ あの中に交じって踊ってもいいのよ?仮面をつけて… 最後に長老が酒で濡らした柳の枝を振り、それを浴びれば幸運が訪れるわ」ちょうど踊りに行くところだった顔敏児はあからさまに嫌な顔をした。しかし凌繍は一緒に行こうと禾晏を誘う。「いいわ、是非」肖珏は罠だと知りながらなぜ承諾したのか聞いた。すると禾晏は敵の出方を探りたいという。「本当に将軍になりたいようだ」「もちろん」肖珏は禾晏を見送ると、崔越之のもとに兵士が駆けつけた。「何事ですか?」「大したことはない、祭りを楽しんでくれ」しかし崔越之は夫人たちを連れて引き上げてしまう。…何かあったようだ…顔敏児と凌繍はくじに細工をして禾晏の役回りを狸謊(リコウ)にした。狸謊は大嘘つきで水辺で悪事を働き、天の神が見かねて水神の配下の仙人に対処させたという。「仙人は術をかけて狸謊が真実しか言えなくしたの だから自分の秘密を10個、仙人に明かして、それから海底の牢に永久に閉じ込められる」顔敏児と凌繍は舞台で禾晏に恥をかかせようと企んだ。しかし肖珏が現れ、自分が仙人の役をやるという。「夫人の秘密を他人に聞かせるわけにいかぬ」禾晏は久しぶりの仮面だったが、独りで簡単に装着した。禾晏は適当に踊りながら肖珏だけに秘密を明かした。「昔の私はお酒が強かった…呉子(兵法書)を暗唱できる…掖州衛で一番強い… 好物はきのこと鶏の炒め物…程鯉素の玉佩は万花閣の姑娘にあげた… 都督をとてもいい人だと思ってる…」「お世辞を…」「都督に誤解されるととても傷つく…」「よく言う」「都督とは前世でも会ってる…私は昔、女将軍だった…」「これからなるのでは?」「最後の秘密です…私は月が好き、だけど月はそれを知らない」 肖珏と禾晏は季陽(カヨウ)の名所で唯一、蛍がいる落蛍泉(ラクケイセン)に舟で漕ぎ出した。「とど、今日はずい分と優しかったですね?」「誕生日なんだろう?お前は嘘をつくのが下手だ」「とどだって時々、嘘をつきますよね?」2人は船首に寝転び、しばしおぼろ月を楽しんだ。「誕生日の願い事をしたらどうだ?」「願い事はありません、欲しいものは自分で手に入れる」「私はてっきり将軍になって功を立てたいと言うのかと思った」すると禾晏は肖珏と出会ってもまだ替え玉を演じている自分に気づいた。「最初は程鯉素、今は温玉燕、次は誰の替え玉になるのでしょうか 長く替え玉を演じていると自分が誰か忘れてしまう 思うんです、この世界に私のために駆けつけてくれる人がいるのか」何如非(カジョヒ)や飛鴻(ヒコウ)将軍のためではなく、ただ自分のために駆けつけてくれる人はいるだろうか。「とど、忘れないでください、私の名は…」「禾晏、忘れるものか」つづく( ̄▽ ̄;)いやちょっと…どうでもいいw
2026.08.18
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第3話姜暮(ジャンムー)を乗せたまま繁華街の道路で万記(ワンジー)の賀彰(ホージャン)たちに挟み撃ちにされた靳朝(ジンジャオ)。逃げ道を失ったかと思いきや、靳朝がアクセル全開で飛び出した。正面にいた賀彰は咄嗟に後退しながら道をふさぎ続けたが、一歩も引かない靳朝を恐れてバランスを崩し、その隙間から逃げられてしまう。賀彰は慌てて方向転換、仲間と2台で靳朝を追いかけた。すると靳朝が姜暮にナビゲーターを頼む。実は幼い頃、姜暮もレーサーの父の影響で車には詳しかった。当時も父が姜暮をナビゲーターと称して助手席に乗せ、ドライブを楽しんでいる。「できるわ」姜暮は靳朝の携帯を借りてマップを開き、位置情報を見ながら指示を出した。やがて追っ手の一台が脱落、姜暮の的確なナビは賀彰を翻弄し、靳朝は逃げ切ることに成功する。その時、偶然、今夜のレースに参加していた梁彦丰(リャンイェンフォン)が靳朝の車を見つけた。…なぜ有酒(ヨウジウ)が?今日は来ていないはずだ…靳朝は途中から今夜のレースに合流、目印を目指した。「いいか?俺が5つ数えたらハンドルを握れ…ウー、スー、サン、R…」すると靳朝はドリフトで路上に積まれていた荷物を吹き飛ばし、後方に迫っていた梁彦丰を妨害する。「イーッ!」その時、靳朝がハンドルから手を離して窓から身を乗り出し、ぶら下がっている目印の袋に手を伸ばした。姜暮は言われた通りハンドルを握って持ちこたえたが、その時、前から梁彦丰の車が突進してくる。ちょうど袋を掴んだものの靳朝は呆然、しかし咄嗟に姜暮が靳朝の腕をひっぱって車内に戻した。今夜のレースで勝ったのは靳朝だった。「どうした?来ないはずだろう?」「万勝邦(ワンションバン)のところのガキのせいで走らされただけだ」その時、車から姜暮が降りてくる。違法レースのためよそ者を連れて来るのは厳禁だったが、靳朝は姜暮を恋人だと紹介し、夜中に留守にされて怒っていると言い訳した。「惚れているんだ、別れたくなくてね」すると納得したのか主催者は目印を回収して来た靳朝に封筒を投げ渡す。やがて遅れて梁彦丰が戻って来た。「有酒、このナビゲーターはいくらで雇えるんだ?」「悪いな、俺の専属でね」靳朝は寒いと訴える姜暮を抱きしめた。仲間を黙らせるための演技だと分かっていても、心が揺れる姜暮。「彼女は寒がりなんでね、もう連れて帰るよ」靳朝は海岸を見下ろせる高台で車を停めた。違法レースでは大金が稼げる上、グループは現場で解散、証拠も残さず安全だという。姜暮は命懸けの生活などやめるべきだと訴えたが、靳朝にはそうせざるを得ない事情があった。「靳強(ジンチアン)とこの国に来た頃は窓もない地下室に住んでいた 昼間も真っ暗で、雨が降ると膝まで水に使ったよ、教科書は全部、水浸しになった ある時、靳強は仕事を得るため紹介料を払ったが、全財産を持ち逃げされた ついに地下室にも住めなくなって道端で寝ていた、そんな俺に金より大事なものが? 靳強はやっと料理人の仕事を見つけた そこで趙美娟(ジャオメイジュエン)と出会って再婚、店を開いたがギリギリの生活だった 俺は学費の支払い日、たった300元の納付書を持ったまま家に入れなかったよ」実は妹の靳昕(ジンシン)は心臓が悪かった。手術費はもちろん、それ以外にも高額の治療費がかかるという。「俺にどうしろと?見捨てればよかったのか? 靳強はどんなに苦しい時も俺を捨てなかった、それでも見限れと?」「ママは知ってるの?」「知っていようが関係ない、もう他人だ」「だから戻ってこなかったの?恨んでるのね、あなたたちを捨てたママのこと」すると靳強は何も言えなくなった。「哥…一緒に帰ろう?」「今度は何なんだ?」「私と家に帰ろう、昔の南京の家がまだある、カナダには行かない、あなたと中国に帰る そうすれば勉強も再開できるでしょう?殴り合いも怪我も二度としなくていい 私があなたを守る、信じて、必ず守るから、哥、一緒に帰ろう?」姜暮の言葉を聞いた靳朝は今にも涙がこぼれそうでそっぽを向いていた。…無理なんだ…( ;∀;)哥…その頃、靳朝に振り切られた賀彰は万社長に叱責されていた。「次は勝ちます!」「当たり前だろうが!失せろ!」いつの間にか助手席で眠ってしまった姜暮。姿が見えない靳朝を探して車を降りると、靳朝は海岸に降りて海を眺めていた。「君のママが曼(マン)市に到着したそうだ、車で送る」「…分かった」姜暮はそれ以上、我がまままを言うことはできなかった。翌朝、靳朝はホテルまで姜暮を送り届けた。「あなたもママに会う?」「会わない、行け」靳朝は姜暮を降ろすと帰ってしまう。姜迎寒(ジャンインハン)はクリスと一緒に姜暮を迎えに来た。しかし姜暮はカナダへは行かず、卒業後も中国に残るという。「南京の家に戻るの」「南京の家は売るつもりよ」姜迎寒はカナダで事業を展開している夫とともに移住すると決めた以上、家は必要ないという。家がなくなると知った姜暮は激しく動揺し、うっかり口を滑らせてしまう。「ママ!この人といつか別れるかもし…はっ!」するとクリスは母娘で話し合うよう促し、ラウンジを後にした。姜暮は継父をまだ信用できずにいた。しかし母は資産ならちゃんと残してあると説明し、心配ないという。その時、姜迎寒は正面玄関に立っている見覚えのある姿に気づいた。「あれは靳朝かしら?」姜暮が振り返ると、確かに靳朝が運転席に乗り込み走り去っていく様子が見えた。…帰ったはずじゃ?まさか、ママにひと目、会いたかったの?…姜暮をここまで送って来たのは靳朝だった。姜迎寒は姜暮と靳朝を会わせない約束だったと憤慨、兄とは言え血のつながらない異性とは関わるべきでないという。「何度も言ったでしょう?兄妹でも何でもないの、まだ分からないの?」「やめて!私にとっては哥よ!」「そもそも私はあの子を引き取ることに反対だったの! 離婚後、彼から何度も電話が来て警告したわ、もう連絡するなと」実は靳強は姜暮と連絡を取ろうとしていた。しかし姜迎寒は姜暮が年頃になる前に兄妹の関係を終わらせようと考え、付きまとうなと警告したという。…だから一度も会いに来なかったのね…姜暮は母と別れて家に戻った。…午後の便よ、待っているわ、意地を張らずによく考えなさい…何も知らず一方的に靳朝を責めてしまった姜暮。どこに怒りをぶつけたら良いのか分からず、ちょうど部屋にあったダーツで鬱憤を晴らした。するとダーツが的に当たった衝撃で、後ろに隠してあった手紙が落ちて来る。それは姜暮が中学に上がるまで靳朝に送っていた古ぼけた手紙だった。…届いていた、私の手紙は全部、届いて読んでいてくれたいつも手紙の裏に私の似顔絵を描いていたのね靳朝はずっと私と同じ気持ちだった、私を思っていた…姜暮が最後に送った別れの手紙の裏には″僕も姜暮に会いたい″と書いてあった。つづく∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!
2026.08.17
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第2話…靳朝(ジンジャオ)と姜暮(ジャンムー)が別れた日は激しい雨だった『戻ったら字が上達しているかテストする、ちゃんと練習しろよ?偏食するな』『哥哥、本当に戻ってくる?私のこと、ずっと思っていてね』『分かった、ずっと変わらないよ』離れてからも靳朝は電話をくれたが、それもすぐに途絶えた姜暮には連絡する術がなく、兄からもらった万年筆で手紙を書くことにしたが、結局、返事は一度も来ないまま中学生になってしまう『朝朝(ジャオジャオ)、手紙はこれで最後にする』深く傷ついた姜暮は兄を忘れると決めた…小青蛇(シャオチンショー)こと万青(ワンチン)の手下を振り切り、姜暮と無事に家へ戻った靳朝。兄の部屋を使うことになった姜暮は靳朝がどこで寝るのか気になったが、靳朝はまた出かけるという。「外泊するの?」「干渉するな」姜暮は靳朝に凄まれ、へそを曲げて部屋に入ってしまう。万青は靳朝に逃げられたと知り、靳強(ジンチアン)を人質にして靳朝を呼び出した。仕方なく靳朝は彼らのビリヤードバーへ駆けつけ、札束の入った封筒を出す。「金は渡した、連れて帰るぞ、残りは後で返す」すると父の2度目の結婚式より丁寧に化粧をして待ち構えていた万青が食事に付き合ってくれるなら靳強の借金を帳消しにすると持ちかけた。「食事だけでいいのか?その後は?」靳朝はそれとなくビリヤード台に寄りかかると、大人数とやり合うためキューをつかんだ。その時、ふいに着信音が鳴って携帯を取り出す。🐰朝よわ界隈<もう寝た?姜暮のメッセージを見た靳朝は冷静さを取り戻し、結局、そのまま帰ることにした。「ちょっと!あんたのパパは?!」「やるよ」翌朝、姜暮が部屋を出ると、靳朝が置きっ放しだった土産がなくなっていた。受け取ってくれたと知って嬉しい姜暮、しかし靳朝の姿はなく返信も来ない。趙美娟(ジャオメイジュエン)の話では靳朝は用事がある時だけ帰ってくるという。仕方なく姜暮はシャワーを浴びることにしたが、その時、靳朝を呼び出す方法を思いついた。姜暮はわざと給湯器のホースを外し、壊れてしまったと助けを呼んだ。姉が壊すのを偶然、見てしまった靳昕(ジンシン)。姜暮は暴露されると覚悟したが、靳昕はなぜか黙っていてくれた。姜暮の企みが成功、靳朝が継母に呼ばれて給湯器の修理に来た。靳朝の鍛え抜かれた体につい見とれてしまう姜暮と視聴者w「何だ?」「…日光浴よ」「洗面所で?」すると兄が戻ったと知って靳昕も駆けつけた。「昕昕?どうした?日光浴か?」靳朝は修理を終えるとさっさと出ていった。名残惜しそうに窓から靳朝の姿を追う姜暮。その時、ふと思い立って家を飛び出し、ちょうど止まっていたタクシーに乗り込んで靳朝の尾行を頼んだ。しかし姜暮に気づいた靳朝はわざと車を乗り捨て、迷路のような長屋を通り抜けて駅で待ち伏せする。靳朝を追いかけていた姜暮は靳朝を見失い呆然と立ちすくんだが、列車が発車すると、ホームから靳朝が見ていた。靳朝は姜暮にタクシー代を渡し、ついてくるなと釘を刺して車に乗った。仕方なく近くに停まっていたトゥクトゥクと値段を交渉していたが、その時、金瘋子(ジンフォンズー)が通りかかり、姜暮に気づいてトゥクトゥクを降りてくる。「有酒(ヨウジウ)の妹妹か、どこへ行くんだ?」すると姜暮はこの機に乗じて嘘をついた。「靳朝と約束しているの、金子哥哥も?じゃあ一緒に行きましょう?」金瘋子は半信半疑だったが、姜暮に急かされトゥクトゥクに乗ってしまう。「ペイターまで」そこは格闘技場だった。万青は父・万勝邦(ワンションバン)たちと観戦に来ていた。いよいよ今夜のメインイベント、靳朝vs賀彰(ホージャン)が始まる。すると万青は賀彰のリングサイドへ駆けつけ、靳朝に何かあれば殺すと釘を刺しておいた。「私の男なのよ?」しかし靳朝は今夜の試合で勝つことはできなかった。…清(チン)市の山道のためだ、万記の奴らの前で芝居を続けてくれ、悪いな…万勝邦の目的は靳朝を潰すことだった。靳朝は八百長だと分からないよう賀彰をボコボコにしたが、途中で攻撃の手を緩めてしまう。その頃、ちょうど会場に金瘋子と姜暮が到着した。「ねえ、靳朝をなぜ有酒と呼ぶの?」「今朝と言えば?」「″今朝有酒今朝酔″(今日の酒は今日飲め)?」「それだ」※【今朝有酒今朝酔 明日愁来明日愁】今朝に酒あれば今朝に酔い、明日に愁い来れば明日に愁えん姜暮はリングで戦っているのが靳朝だと知って驚愕した。すると金瘋子もハングビジョンを見て目を丸くする。VIP席の林歳(リンスイ)が靳朝に、万勝邦が賀彰に、それぞれ50万バーツも賭けていた。「誰なの?」「あそこにいる赤い服の男が林だ、ここのオーナー兼胴元だよ 正面のオヤジが万記自動車の社長でこの街を牛耳っている」聞けば靳朝が戦っている金髪の男はこの格闘技場の王者だった。( ๑≧ꇴ≦)リンスイ誰ェェェェェェw姜暮は自分の貯金を全て使い果たしても試合を止めたいと訴えたが無駄だった。目の前で痛めつけられる靳朝の惨めな姿に思わず顔を覆ってしまう姜暮。やがて手加減していた靳朝は激しく殴られ、ついにダウンしてしまう。その時、姜暮が思わず声を張り上げた。「靳朝っ!」カウントダウンが始まった。朦朧とした意識の中で姜暮の声を聞いた靳朝はふと意識を取り戻し、何とか立ち上がる。姜暮は耐えられずリングに向かって走り出したが、その時、試合が再会した。しかしふらふらだった靳朝は賀彰の回し蹴りをまともに食らってしまう。「朝朝!」姜暮はリングの手前でスタッフに制止された。するとちょうど靳朝がリングロープまで吹き飛ばされ、うなだれる。「哥っ!」靳朝が頭を上げると、正面に泣き顔の姜暮がいた。姜暮を見た途端、靳朝は覚醒、約束も忘れて猛反撃し、賀彰に激しい一撃を与えて倒した。するとまだ勝負がついていないうちにリングを離れ、姜暮の手をつかんで会場を飛び出してしまう。会場は騒然、驚いた万青は金瘋子に靳朝が連れて行った女は誰なのか聞いた。「彼の新しい彼女?」「まさか、そんな奴じゃない」靳朝は姜暮にどうやって格闘技場へ来たのか問い詰めた。しかしショックを受けて泣いている姜暮を責めることができなくなり、帰国させることにする。「帰りの航空券を取る」「帰らない!どうして変わってしまったの?」すると靳朝は嫌がる姜暮を車に押し込んでしまう。姜暮は到着した日の夜、靳朝と三頼(サンライ)が階段で話していたのが今夜のことだと気づいた。「心配なんかして私ったらバカみたい、そうよね、私なんてどうせ子供時代の遊び相手よ あなたに私の気持ちが分かるわけない、分かっていたら何年も私を放っておくはずないもの」姜暮は靳朝が手紙の返事を1度もくれなかったと嘆き、こらえきれず涙があふれ出した。「塾も宿題も大嫌いだったけれど、少しも怠けず頑張ったわ いつかあなたが帰って来た時にがっかりさせたくなくて… リングであなたの手が血に染まるのを見て、字が書けなくなったらどうしようって… 万年筆を贈ったけれど、今のあなたにはもう必要ないのよね…」姜暮は思いのかぎりをぶちまけると、涙を拭いて区切りをつけた。「全て私の思い込みだったのね、来たのも間違いだった これが最後のお願い、空港へ送ってくれれば帰る」靳朝は胸が痛んだが、その時、サイドミラーに映る追っ手の車が見えた。「なぜ黙っているの?」「…飛ばすぞ、つかまれ!」しかし正面から賀彰の車が現れ、挟み撃ちにされてしまう。…実はあの夜、靳朝は姜暮からもらったお土産を持って家を出ていた途中で箱を開けてみると万年筆だと分かる靳朝はかつて姜暮に字の書き方を教えた頃を思い出し、久しぶりに万年筆を握った…つづく( ߹꒳ ߹ )ウンウン…分かる分かる、暮暮の気持ち ←分かるのかーいwww安定のぶりっ子、このアニメ声のせいなのかアンチも多いらしいけれど私、嫌いじゃないです↓日本語版
2026.08.17
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锦月如歌 Legend of The Female General第16話烏托(ウタク)に季陽(キヨウ)の情報を提供する見返りに柴安喜(サイアンキ)の始末を頼んだ徐敬甫(ジョケイフ)。一方、喬渙青(キョウカンセイ)とその妻・温玉燕(オンギョクエン)に成り済ました肖珏(ショウカク)と禾晏(カアン)は今夜の宴の準備のため、人気の衣装店・繍羅(シュウラ)坊を訪ねた。そこに偶然、常連の令嬢・顔敏児(ガンビンジ)が現れる。顔敏児は眉目秀麗な公子に一目惚れ、それとなく手巾を落として秋波を送った。しかし肖珏は無視し、わざと妻帯者だと知らせる。「夫人、気に入ったのならそれを買おう」すると美しい禾晏を見た顔敏児は激しく嫉妬し、禾晏が選ぶ衣をことごとく横取りしてしまう。禾晏は傲慢な令嬢など相手にせず、店の奥にある衣を見に行った。そこで顔敏児は肖珏が独りになった隙に接触を試みる。「私は御史大夫・顔凌(ガンリョウ)の娘で顔敏児と申します、お名前を伺っても?」しかし肖珏は歯牙にも掛けず、面目を潰された顔敏児の怒りの矛先は禾晏に向かった。顔敏児は禾晏の後をつけ回しては衣を横取りした。仕方なく禾晏は次から次へと衣を選ぶふりをして顔敏児に何着も買わせてしまう。すると肖珏が現れ、店で一番、高価な衣を妻に見せるよう頼んだ。「これは人魚が織ったと呼ばれる絹地で仕立てた衣です、最も貴重なのは背当て 秘薬の効果で水も火も通さず、美しいながらも身を守ることができます」肖珏は衣を手に取り、禾晏の体に当ててみた。あまりの美しさに目を見張る肖珏、さすがの顔敏児も100両の衣には手が出せない。侍女に諌められた顔敏児は引き上げることにしたが、その時、禾晏が引き止めた。「姑娘、お勘定をお忘れなく」崔越之(サイエツシ)は甥夫婦のお披露目の宴を開き、季陽の名門貴族を招いた。令嬢たちは蕪(ブ)州から来た田舎者の商人に過ぎないと夫婦を侮っていたが、肖珏と禾晏が登場するや洗練された姿に息をのむ。中でも一番、驚いていたのは衣装店の夫婦が崔家の甥夫婦だったと知った顔敏児だった。令嬢たちの視線は容姿端麗で物腰も優雅な喬渙青に注がれた。すると顔敏児が夫はともかく妻の温玉燕は嫌な女だと吹き込む。禾晏は向かいの席にいる顔敏児に気づき、面倒ごとに巻き込まれたのは全て都督のせいだと嘆いた。そこで他人事のような肖珏を巻き込もうと、わざと夫に甘えて見せる。「夫君、汁物をよそってくださらない?」崔家の家族は仲睦まじい夫婦の様子に目を細めたが、早速、顔敏児がかみついた。「喬夫人、甘え過ぎでは?女子が夫に尊重されるには慎みが不可欠 あなたは美貌で人を惑わせているだけよ、喬公子、騙されぬようお気をつけて」肖珏は思わず失笑した。実は禾晏は男として育って来たせいで自分の美しさに全く気づいていない。「私が″美貌で人を惑わせる″ですって?…まさか彼女、私が好きなのかしら?」「繍羅坊の″一戦″でお前の存在を胸に刻んだようだ」禾晏は顔敏児が再び仕掛けてくるはずだと警戒した。すると顔敏児の友人で季陽一の才女と名高い凌繍(リョウシュウ)が琴を披露したいという。確かに凌繍の演奏は素晴らしかったが、案の定、今度は喬夫人の琴が聴きたいと言い出した。困り果てて肖珏に猫なで声で助けを求める禾晏。仕方なく肖珏は確かに妻は琴の名手だが、婚姻の際にこれから琴は夫のためだけに弾くと約束させたと言い訳した。「その代わり私が弾きましょう」肖珏は禾晏が修理してくれた琴を持参していた。肖珏の琴は絶賛され、禾晏も恥をかかずに宴は散会した。崔越之は武門の崔家にも風流な君子が現れたと大喜び、幼い我が子を残して逝った兄夫婦を思い出して涙ぐむ。「お前がかくも立派に育ったと知ればさぞや喜ぶだろう」その言葉は両親を亡くした肖珏にとっても感慨深いものだった。すると崔越之は数日後の立春で水神祭が行われると教え、とても賑やかで楽しいという。「立春?私の誕生日で…あ、立春の数日後ですが」禾晏はうっかり口を滑らせ、慌ててごまかした。顔敏児は喬渙青が崔家の跡継ぎになると踏み、このまま引き下がれなかった。そこで令嬢たちと庭園に集まり、喬夫人を呼び出してもらう。程鯉素(テイリソ)は禾晏が令嬢に絡まれていると知り、慌てて肖珏に知らせに向かった。「今頃、ひどい目に遭わせているかも」「女どころか男が10人いても禾晏には勝てぬ」肖珏の予想通り、禾晏はいじめられるどころか夫の手懐け方を指南し、自分らしさを失わないことこそ重要だと説いた。夫と妻は対等であり、人と人は元々、平等であるべきだという。するとあまりに突拍子のない発想に深窓の令嬢たちは面食らった。肖珏は宴でろくに食べられなかった禾晏のため、離れに食事を準備していた。喜んだ禾晏は早速、腹ごしらえ、すると肖珏から軍籍の登記によれば夏生まれだったはずだと追及されてしまう。「あ~嘘をついたんです、贈り物をもらえるかと思って」「ふっ、詐欺師め(ボソッ」そこへ飛奴(ヒド)がやって来た。柴安喜の居場所が分かったという。肖珏は女子がいては目立つと禾晏を置いていくことにしたが、禾晏はすんなり了承した。その夜、柴安喜はいつもの薬舗に向かった。すると店主に左脚を引きずった男が来たかと聞いている客がいる。「見かけたら知らせをくれ、謝礼を払う」驚いた柴安喜は急いでその場を離れた。一方、肖珏と飛奴は柴安喜が働く宝玉店に向かった。しかし1時間前に火事になり、脚の悪い勘定係が逃げきれず犠牲になったと知る。飛奴が焼死体を確認したが、肖珏の予想通り顔の判別ができる状態ではなかった。「ならば柴安喜ではない…」肖珏は柴安喜が痛む脚を抱えてどこかに隠れたと踏んだ。肖珏と飛奴が火災現場を離れる様子を楚昭(ソショウ)と応香(オウコウ)が見ていた。「先を越されたか…」その時、突然、刺客が現れた。応香は主を守って応戦したが、刺客は楚昭に暗器を放って行く手を阻み、転んだところを襲いかかる。しかし楚昭の腰佩の″徐″の文字を見るや引き上げて行った。楚昭は賊が骨で作った暗器を使ったことから、烏托人だと分かった。「なぜ烏托が柴安喜を狙うのか…とにかく肖珏の配下を尾行し、機を見て柴安喜を殺せ」その頃、柴安喜は空き家の物陰に逃げ込んでいた。やがて複数の足音が近づいてくる。つづく(꒪ꇴ꒪〣)え?急につまらなくなったw
2026.08.16
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第1話姜暮(ジャンムー)が9歳の時に両親は離婚。姜暮は母親に引き取られ、大好きな兄・靳朝(ジンジャオ)は父と一緒に察(チャ)国へ移住した。あれから10年、母はカナダ系中国人・クリスと再婚したが姜暮は継父になじめず、新しい家への引っ越しも頑なに拒んでいる。実は姜迎寒(ジャンインハン)は娘が今も兄が戻ると信じて待っていると知っていた。そこで現実を突きつけ、諦めさせることにする。「暮暮(ムームー)、靳朝が音信不通なのはまともに働いていないからよ 彼は本当の兄じゃないでしょう?靳強(ジンチアン)も再婚して今や他人も同然、待っても無駄よ」すると姜暮は母の言葉にショックを受け、衝動的に曼(マン)市行きの飛行機に乗ってしまう。姜暮は飛行機で偶然、隣同士になった娜娜(ナナ)と知り合った。「旅行でしょう?」「人に会いに行くの、長年、曼市に住んでる人よ」「久しぶりの再会ってやつね♪で、どんな人?」「彼は頭が良くて、部屋の壁も賞状だらけだった、知性あふれる人だったわ いつも優しく穏やかで、怒られた記憶がない きれいな手をしてた、指が骨張っててすらりと細くて、すごく字が上手いの」あれは別れの日、靳朝は妹に自分の万年筆を譲り、戻ったら字が上達しているかテストすると言った。姜暮はその約束を信じていたが、結局、あれから1度も会っていない。その頃、靳朝は地下格闘技場で危険な試合に身を投じていた。姜迎寒は急ぎ先夫の靳強に連絡した。「暮暮がそっちに向かっているの」姜迎寒は娘を靳朝に会わせず送り返すよう頼んたが、二日酔いの靳強は靳朝に任せてしまう。「お前の妹妹を迎えに行ってくれ」「妹妹?」試合を終えたばかりの靳朝は傷だらけの顔で姜暮と10年ぶりに会う羽目になった。姜暮が空港の到着ロビーを出るとちょうど携帯にメッセージが届いた。…第1ターミナルの8番ゲートへ…姜暮は車に寄りかかって待っている背の高い男が靳朝だと分かったが、戸惑いを隠せない。靳朝にはもはやかつての優雅な兄の面影はなかった。「俺を忘れたか?…靳強に頼まれた」靳朝は姜暮を乗せて車を出した。無口で無愛想、どこか人を寄せ付けない雰囲気をまとっている靳朝。姜暮は戸惑いながらまだ学生か聞いた。しかし兄は大学へ通っておらず、高卒止まりだという。「いつも学年トップだったのに…大学院へ行くはずでしょう?」その時、信号待ちしていた車に髪を赤く染めた男のバイクが横付けした。「飲みに行こうぜ!」「断る」靳朝は信号が変わるとアクセルを踏み込んだ。靳朝は屋台を見つけて車を止め、降りて行った。…背が高くなっていて驚いた、悪い仲間と付き合っているみたい、顔にも傷がある、一体どんな暮らしをしているの?…姜暮は連絡先の″哥哥″を″靳朝″に変えた。すると生ジュースを買った靳朝が戻ってくる。靳朝は姜暮のために苺ジュースを買ってくれた。幼い頃、兄と2人で苺を摘んだことを思い出した姜暮、靳朝もまだ覚えていてくれたと思おうと嬉しくなった。父の靳強は再婚相手・趙美娟(ジャオメイジュエン)と靳記(ジンジー)中華料理店を営んでいた。住まいは街中にある雑居ビルの3階。しかし父との再会も想像とは違った。酔い潰れて鼻血を流しながら床で寝転がっていた父、すると靳朝が呆れたように叩き起こして風呂場へ連れて行く。一方、夕食の餃子を作っていた趙美娟は義理の娘を歓迎し、写真で見ていたより背が高く、とても美人だと言った。そこへ父と再婚相手の娘・靳昕(ジンシン)が現れる。顔を洗って戻った靳強は姜暮を姉と呼ぶよう言ったが、まだ幼い靳昕は人見知りして靳朝に抱きついた。「いいの、呼ばなくていい、初対面だもの」しかし靳朝が挨拶するよう促すと大人しく言うことを聞いた。「…姐姐」父の新しい家族と血のつながらない兄と囲む食卓。すると靳朝の友だち・三頼(サンライ)が訪ねて来た。どうやら靳朝は友人から″有酒(ヨウジウ)″と呼ばれているらしい。「出かけてくる」姜暮は靳朝に渡しそびれた土産が気になり、後を追った。靳朝と三頼はまだ階段で立ち話していた。「決めたのか?命が危ないぞ?」しかし姜暮の姿に気づき、2人は話をやめてしまう。三頼は帰ることにしたが、ふと思い出して振り返った。「俺は三頼だ、君は?」「姜暮」「″朝暮″の暮か?…店に来い、秘密を教える」すると三頼は意味ありげに笑って帰ってしまう。姜暮は靳朝に土産を渡して家に戻った。しかしその夜、靳朝は土産を残してどこかへ出かけてしまう。靳朝はコンビニで飲み物を買った帰り、うっかり鍵を落とした。すると女の子が拾ってくれる。「落とし物よ?」そのキーホルダーには″朝暮に君を想う″と刻まれていた。靳朝がようやく姜暮の友達申請に気づいて承認してくれた。🐰起床困難戸<今どこ?お腹が空いたするとしばらくして靳朝から返信が届く。🏎️朝<下にいる靳朝は姜暮を連れて夜市に向かった。嬉しそうに靳朝の後をついて行く姜暮、すると靳朝は飛び跳ねるなと叱る。「ねえ、普段は何を…」姜暮が急に道路へ出ようとしたその時、バイクが走って来た。驚いた靳朝は咄嗟に姜暮を引き戻し、抱きしめてしまう。「子供みたいに飛び出すな」靳朝は人気店に行きたいという姜暮を観光客たちで賑わう露店に連れて来た。しかし姜暮はメニューが読めず、靳朝が頼んでくれる。「どうして何も聞かないの?何年も離れていたのに…私がどうしていたか気にならない?」「継父は?なぜ家出したんだ?」「旅行よ」「君のママが明日の便を取った、空港へ送って行く」「帰らない」姜暮は早速、母に帰らないとメッセージを送り、電源を切ってしまう。姜暮はあれからどんな暮らしをしていたのか聞いたが、靳朝ははぐらかしてばかりだった。そこへ偶然、あの赤い髪のバイクの男が現れる。男は姜暮に金瘋子(ジンフォンズー)と自己紹介し、自分の連絡を無視してデートかと靳朝をからかった。「試合に出るそうだな、林(リン)を侮らないほうがいい」焦った靳朝は話を遮り、ネギを取り除いた海鮮炒飯を姜暮に渡した。靳朝の優しさが嬉しい反面、金瘋子に2人の時間を邪魔された姜暮は不機嫌になり、一口食べただけで勝手に会計を頼んでしまう。すると金瘋子は靳朝に警告した。「本当に妹か?小青蛇(シャオチンショー)に見つかるなよ」靳朝と姜暮は席を立った。「小青蛇って誰?彼女?」「違う」その時、突然、靳朝を探していた男たちが現れた。金瘋子は男たちをなだめようと間に入ったが投げ飛ばされ、靳朝は男たちと喧嘩になってしまう。すると金瘋子が自分のバイクの鍵を靳朝に投げ渡し、2人を逃した。靳朝は姜暮を後ろに乗せて夜の街を疾走した。すると靳朝の背中に抱きついていた姜暮はふと兄の面影を取り戻し、笑顔になる。…何度も再会の夢を見た、だけどどんな夢も現実には敵わない、この懐かしい匂い、別人のようでもやっぱりあの頃のままだ…つづく( ๑≧ꇴ≦)ヒャァーッ!噂に違わずすごい!何これ?!w何与が現代劇で覚醒するとは!しかも私の好きな″ムー″あり←なんだそれ?もう全然、ストーリーが入ってこないw虞書欣はずーっとキョトン顔のままだけど、全視聴者もキョトンとしたまま終わるの必至wってか何だ?スピード&ラブって(´゚艸゚)∴ブッまあ〜四の五の言わず見てみて↓日本語字幕ありますんで
2026.08.16
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