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月升沧海 Love Like the Galaxy(第29話)最終話「輝く星河の下」程少商(チォンシャオシャン)は梁邱起(リャンチゥチー)たちと郭(カク)村に入った。郭村は天下の食糧庫、1年の生産でいくつもの都城を養うことができる。少商は貯蔵された油を回収して水源を探すよう命じたが、ふと王延姫(ワンイエンジー)の言葉が頭をよぎった。…皇太子が訪ねる郭村の道中に油を撒いたわ…少商は火が起これば高所から吹いてくる風に煽られ、村だけに留まらないと気づく。「田朔(ティエンシュオ)は峪(ヨク)州の食糧を焼き尽くし、民を飢えさせて国の根幹を崩すつもりね」その時、突然、村に火矢が飛んできた。一方、霍不疑(フォブーイー)は梁邱飛(リャンチゥフェイ)たちと皇太子を援護し、田朔を追いつめていた。しかし山の向こうから黒い煙が上がるのが見える。「霍不疑、私の術中にハマったな? 郭村には勇者200人がいる、油で広大な田畑を焼けば天下の民は死ぬしかない、ふふ 確か皇帝は仁義に篤いのであろう? 息子を救って民を見捨てたとなれば、衆口にどう向き合うのか見ものだな!」田朔は勝ち誇ったように笑ったが、不疑は郭村なら少商が守ると自信を見せた。驚いた皇太子は再び少商を失えば一生、後悔すると訴えたが、不疑は退こうとしない。「霍不疑…国や民を思う忠良を気取りながら、結局、権貴を選ぶのか?! 文(ウェン)賊に取り入り、無能な太子は救うが自分の女は見殺しか?!この偽善者め!」「少商と約束した、天下を第一に夫婦で肩を並べ戦うと… 少商は知恵と勇気で必ず郭村を守り抜く、私はそう信じている」不疑は田朔に襲いかかり、胸を突き刺した。「グッ…お前の手で死ねたら忠義の名に恥じぬ」「殺せと挑発を?…戻帝が臨終の際、名のある官員や宮人は全て殉死したな お前が生き延びたのは無名の虫ケラに過ぎぬからでは?」「黙れ!忠臣が虫ケラなわけがない!敵討ちのために私を生かしたのだ!」田朔は不疑を出し抜いたつもりだったが、逆に足下を見られ激しく動揺してしまう。「敵討ちを託したか…それとも名を覚えていないだけか?」結局、不疑は止めを刺さず、田朔から剣を引き抜いた。「郭村へ!」その頃、焼き討ちをかけられた郭村では少商や梁邱起たちが身を挺して民を守っていた。じりじりと迫る残党たち、しかし間一髪のところで知らせを受けた程家が駆けつける。「嫋嫋(ニャオニャオ)に指一本、触れるな!」少商が父の声に気づいて振り返ると、激しい煙の合間から両親や兄夫婦たちの姿が見えた。「嫋嫋!阿母が来たわ!」こうして程家は一丸となり郭村の民と田畑を守り抜く。霍不疑は必死に郭村まで馬を駆けたが、到着した時にはすでに戦いが終わっていた。「郭村は無事よ、私たちは勝った…」「勝ったんだな」再会を果たした2人は固く抱き合い、ようやく夫婦一心となった。深傷を負った袁慎(ユエンシェン)は軍営で静養していた。すると幕舎に不疑が現れ、いつまで寝ているのかとしつこく聞いてくる。「私はお前の家の居候か?口うるさいぞ?」「妻を心配させるからだ」袁慎は大事ないと安心させたが、最後に伝えたいことがあった。「私と少商は似ていると思って来たが、間違いだった 両親の影響で私は深い情愛を嫌悪していた 幼心にも誠実すぎる情愛は刃や劇毒も同じだと感じたのだ 前途ある己の足を引っ張り、志を奪ってしまうと… だが少商は違った、だからお前たちは情愛が深いのだな」「…お前が気に食わなかった、だがこの5年、少商が最も辛い時に見守ってくれた だが安心してくれ、もう彼女を辛い目には遭わせない」「どうだかな、さもなくば…」「その心配はない」袁慎は即答する不疑に失笑し、これで少商への想いにけじめをつけた。子晟(ズーション)と少商の復縁は皇帝の耳にも届いた。その夜、皇帝は越(ユエ)皇后と夜空を見上げながら、これも宣神諳(シュエンシェンアン)が静かに2人を見守ってくれたおかげだと感慨深い。一方、軍営でも少商と不疑が満天の星空を見上げていた。「故人は本当に星になるの?」「昔、私もこうして星河を見上げたものだ、父母や兄妹が星に姿を変えて私を見ていないかと… それで分かったんだ、彼らに語りかけていると、声が届いた時には星が瞬く」「…皇后?私です、少商です、聞こえますか?」すると驚いたことにある星が瞬いた。「皇后だ…阿父、阿母、彼女が一生を共にする相手です、見えますか?」不疑が家族に少商を紹介すると、いくつもの星が一斉に輝いた。「皇后は私たちの復縁を望んでいたわ、だからきっと喜んでいるはずよ」不疑は少商の手を取り、愛おしそうに見つめた。すると少商は不疑の手首にある″少商の弦″に目を留め、これを見るたびに胸が熱くなるのを感じたと明かす。「子晟、あなたは情が深く感情豊かで純粋な心を持っている、この天下で一番の郎君だわ あなたとの出会いはこの上ない幸せよ」「少商、君は最も純粋で善良だ、確固たる意志を持ち、この天下で誰より勝る女子だ 君に出会えて私もこの上なく幸せだ」2人は互いの真心を捧げ合い、唇を重ねた。しかしちょうど幕舎から出て来た程始(チォンシー)と蕭元漪(シャオユエンイー)に見られてしまう。程始は父として何とも複雑な気持ちだったが、愛妻に諌められて目をつぶるしかなかった。「えっへん…霍不疑よ、娘を託したぞ だがうちの嫋嫋に不義理をしたら程家が一丸となって殴り込む」「…ぜひ」その時、程頌(チォンソン)と万萋萋(ワンチーチー)、程少宮(チォンシャオゴン)、程姎(チォンヤン)、青蓯(チンツォン)も天幕から出て来た。曲陵(キョクリョウ)侯府では老夫人が夜空に手を合わせ、天の加護に感謝していた。少宮の手紙によれば大郎と嫁が再び功績をあげ、頌児夫妻まで手柄を立てたという。しかも霍将軍と四娘子はそのまま驊(カ)県で成婚するとあった。「婚約ではない、成婚よ?これで聘礼(ヘイレイ)の品も逃げないわね、ぶははははは~! 孫娘の成婚を阻む度胸のある者はいるかしら?!」実は2人の成婚を阻む者が宮中にいた。「驊県で成婚だと?!だが朕がその場におらぬぞ?!無効だ!絶対に許さぬ! 今すぐ2人を呼び戻せ!都で再度、婚礼をやり直す! あんまりではないか!この日のために長年、苦心して来たのは朕だ!」すると越皇后は呆れ果て、寝殿に戻ってしまう。そんな皇帝の嘆きなど知る由もなく、程家は揃って星河を見上げながら幸せに包まれた。完( ˙꒳˙ )2ターン目も終わったw配信の時はあっという間に挫折しかし明蘭の時と同樣、10話まで我慢すれば面白いと聞いて日本上陸を機に再度チャレンジいや〜諦めないで良かった!ただこれ原作ではタイムスリップものなんですよねそれを知った上で見ると嫋嫋の心情も分かりやすかったかなさて管理人的最終話は54となりました追憶のような最後を期待していたので、この安易なまとめ方にちょっと肩透かし途中でまさかの必殺早送りが出そうになりましたが、ここでウマーで駆けるウーレイ登場!ウーレイがコーナー攻める!攻める!wwwなるほど、全てはこの瞬間のためにあったのね! ←いや違うwもう内容はどうでもいい! ←え?wだってウーレイがカッコいいんだもの♡( ˶´꒳`˵ )
2024.01.03
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花间令 In Blossom最終話賈荃(ジアチュェン)の大司馬任命式に続々と役人たちが駆けつけた。すると哀れなことに停職となった潘瑾(パンジン)が会場で給仕をしている。賈荃は息子が罪を犯したとは言え潘瑾が有能な朝官であることに変わりないとかばい、皇后の前で忠誠を示す機会を与えたと寛大さを示した。すでに皇后も駙馬のため太尉府に来臨、しかし劉莞(リウワン)はなぜか心が落ち着かずにいる。一方、楊采薇(ヤンツァイウェイ)と潘樾(パンユエ)は太尉府の正門を眺めながら来るはずのない卓瀾江(ジュオランジアン)を待っていた。「式が始まる…」「阿江はまだかしら?」その頃、陳(チェン)掌院は恩人の息子の遺言に従い、白小笙(バイシャオション)の長屋を訪ねた。「そなたが白小笙か?」「ええ」すると陳掌院は中庭に亡骸を運び込ませ、少笙に伝言を伝えて帰って行った。「あの者に頼まれた、″俺が帰りたい場所はひとつ、かつての親友の元だ″と…」白少笙は恐る恐る亡骸を覆っている白い布に手をかけた。しかし現実を受け入れる勇気がなく、結局、顔を見ることができない。その時、傷だらけの右手だけが飛び出していることに気づいた。少笙が固く握られた拳の指を開いてみると、中からつぶれた飴が出てくる。『辛い時には甘いものを食べろ…甘い味を思い出せば辛さが消える』@18話すると少笙はやはり亡骸が卓瀾江だと確信し、そのまま泣き崩れてしまう。太尉府で大司馬任命式が始まった。甲冑姿の賈荃は皇帝から勅命を賜り、ついに全軍を動かせる金印紫綬(キンインシジュ)と虎符を手にする時がくる。その時、とんだ邪魔が入った。「そこまでだ!」潘樾が郡主の位牌を抱えた楊采薇と一緒に太尉府に乗り込んできた。実は郡主の死に敵国の間者が絡んでいるため、弁解の機会が欲しいという。賈荃は逃亡犯を捕えろと命じたが、回廊に控えていた潘瑾が慌てて御前に飛び出した。「皇后!事が敵国の間者に絡むなら軽視してはなりません! 私の命を懸けてお願い申し上げます、どうか息子に弁解の機会を!」「…前に来て話を」潘樾は郡主が奸臣を暴くため名誉をなげうち、自分と婚約を偽装したと白状した。郡主の死は痴情のもつれではなく自害を強要されたせいで、奸臣によって入念に練られた陰謀だという。「″栖霞嶺(セイカレイ)は枕辺の人のせい″、郡主が残した言葉です 夫人の命を盾に郡主を脅して自害を強いたのはご両親を殺した人物…賈荃です」楊采薇はこれまでの経緯を明かし、全ては賈荃が兵剣を奪って姜(ジアン)族に便宜を図るためだと暴露した。するとすかさず孫熙明(スンシーミン)が賈荃を援護、潘樾たちが証拠もなしに重臣を中傷したと糾弾する。しかし潘樾は不敵な笑みを浮かべた。「なぜ証拠がないと?…皇后、証人を召喚しても?」実はあの燃え盛る馬車の中に雲裳はいなかった。証人として雲裳が現れた。雲裳は10年前、妓楼で偶然、賈荃が敵と通じていると知ったと証言、証拠の文を献上する。…私が朝廷で権力を得れば中原は姜族のもの…皇后は顔を曇らせたが、賈荃は潘樾たちが自分に汚名を着せるため文を偽造したと訴えた。しかし文には偽装できない指紋が残されている。潘樾はこの場で指紋を照合するよう迫ったが、賈荃は無礼だと一蹴した。すると賈荃が拒んだせいで朝官たちがざわつき始める。その時、皇后が賈荃に手套(シュトウ)を外すよう命じた。「皇后?!」「やるのよ」賈荃は仕方なく手套を外した。すると驚いたことに指が擦りむけて真っ赤になっている。「先日、皇上のお供で移動中、小太子が危うく事故に巻き込まれそうになった でも太尉が身を挺して守ってくれた、その時に傷を負ったのよ」皇后は皇太子の恩人である賈荃を信じると表明、証拠がないのなら潘樾たちを誣告罪に処すと言った。しかしその時、門衛が駆けつけ、重要参考人が来ていると報告する。皇后は召喚を認めたが、潘樾と楊采薇はその証拠を見て呆然となった。新たな証拠を持って来たのは白小笙だった。少笙は荷車に乗せた卓瀾江の亡骸を運び込むと、楊采薇の元へ歩み寄り、卓瀾江の遺言を伝える。「″かつての親友の元へ帰りたい″と…何かの暗示かも」「きっとそうだわ」潘樾は帳簿のことだと気づいたが、少笙の話では懐には何もなかったという。そこで采薇は皇后にこの場で検視したいと嘆願した。当然、朝官たちは反対したが、意外にも楊済安(ヤンジーアン)の同僚だった国老が味方になってくれる。「彼は非常に実直な人間でした… それなのに謎の死を遂げ、ずっと私の心のしこりだったのです こうして今、過去の事案が再び提起された 皇后娘娘、どうか老臣の声をお聞き入れ、この者たちにもう一度だけ機会を!」「国老がそこまで言うなら仕方がない」楊采薇は悲しみをこらえながら親友の検視を始めた。すると卓瀾江の胸に拷問の傷とは異なる3つの規則的な傷がある。実は卓瀾江は牢屋の柱に打ちつけてあった釘を抜き、自ら胸に刺して手がかりを残していた。「上の傷は玉堂の経穴、下は建里の経穴、左の期門にも傷が…でも右のは無傷…」「肝経で最も重要な経穴か、″黄帝内経(コウテイダイケイ)″に記載がある ″東方は青色で肝に通じ、性質は草木に似る″か…これが残した傷の意味?」「帳簿を探して捕まったのよ?″東方″…″草木の青″…隠し場所を指しているのでは?」どうやら密輸塩の帳簿は太尉府の東側の部屋にあるらしい。そこで潘樾は皇后に屋敷を捜索したいと嘆願した。「皇后!」賈荃は慌てて上奏しようとしたが、思わぬ伏兵に邪魔されてしまう。「娘娘、本件は国の大義に関わること、夫君が潔白なら皆の前で証明して欲しい」皇后は劉莞の心情をおもんばかり、捜索を認めた。「ただし線香が燃え尽きる前に見つからなければ即刻、斬首よ」潘樾は東の書房に入った。しかし″草木の青″が何を指すのか分からず手間取ってしまう。楊采薇はなかなか戻らない潘樾を案じていた。やがて禁軍が拘束した潘樾を連行、高(ガオ)宦官は皇后に何も見つからなかったと報告する。すると皇后は賈荃に屈辱を味わわせてしまったと労い、潘樾の処遇を一任した。賈荃は潘樾をこの場で極刑に処すと宣言した。勝利を確信し、潘樾に歩み寄る賈荃。「ふっ、勝てば官軍だ」「だが勝者はどちらかな?」潘樾はいきなり賈荃を蹴り飛ばすと、禁軍の帯剣を奪って突きつけた。「その通り、勝てば官軍、勝負はついたな」すると皇后が皇帝の恩を裏切ったのは賈荃だと糾弾した。実は潘樾は″草木の青″が鳥の置物だと気づき、からくりを見つけて帳簿を手に入れていた。しかし時間を稼ぐため高宦官に協力を頼み、口上では見つからなかったと伝えながら密かに書き付けを渡してもらう。…証拠を発見、賈荃には内密に…賈荃は潘樾にまんまと謀られたと気づいた。「だがこのままで終わると思うか?!」すると賈荃の配下が中庭になだれ込み、朝官たちを包囲してしまう。「どのみち死ぬのだ、貴人を道連れにできるなら本望!」その時、突然、屋根から射手隊が現れ、一斉に叛徒たちを始末した。潘樾は帳簿を見つけたあと援護を呼んでいた。禁軍は謀反を制圧、皇后は賈荃を投獄して裁きを待たせるよう命じる。しかし劉莞が咄嗟に叛徒が落とした弩(ド)を拾って夫に矢を放ち、自ら妹の敵を討った。潘樾は別れを告げるため父を訪ねた。「皇上に禾陽県令への帰任をお願いしました」「そうか、行ってこい、賈荃の残党は私に任せろ」潘瑾は息子の背中を見送ったが、声をかけずにはいられなかった。「樾児…」すると潘樾は立ち止まり、ふと振り返った。「爹(ディェ)、保重(バオジョン)!」潘瑾は潘樾が再び自分を父と呼んでくれたことに感激、思わず涙ぐんだ。その頃、楊采薇も荷物をまとめて疏雨院(ソウウイン)を出発するところだった。すると都へ戻った上官蘭(シャングワンラン)が現れる。上官蘭は愛しい妹の顔に手を伸ばしたが、結局、触れることはできなかった。「そなたを責めはせぬ…この世にもう1人の上官芷(シャングワンジー)が生きていると思うことにする それだけで私は満足だ」楊采薇は卓瀾江との約束通り皆で禾陽に戻った。そして卓瀾江の亡骸を父・卓山巨(ジュオシャンシュー)の隣に埋葬、しばし3人で友との別れを惜しむ。采薇は白小笙を心配したが、少笙は気丈だった。「私なら平気、阿江と話したいから先に行って…」すると独りになった小笙は縁結びの木に祈った願い事を思い出した。…阿江がいばらの道を突き進もうとずっとそばにいられますように…しかしもう叶わない。「でもいいの、心の中ではあんたに何度も嫁いだから…」楊采薇と潘樾は矢倉に続く橋の上に登り、久しぶりに禾陽の街を眺めた。かつて悪名高い街だった禾陽も今は誰もが平安に暮らしている。確かに冤罪の多いこの町から無辜の墓がなくなるよう願っていた采薇、しかしこれほど代償が大きとは思わなかったと肩を落とした。「阿江や郡主、そしてそなたも私も同じ、あるいは誰もが縛られて生きているのやも」「信念を貫いてこそ、この命に意義があるのね」すると潘樾が采薇の手を握りしめた。「そなたがいるからこの人生に意義がある」一方、京城では廷尉に復帰した潘瑾が謀反の後始末に追われていた。すると賈荃の令牌が見つかる。しかし令牌を確認した潘瑾は数字を見て呆然となった。「2番だと?本当に賈荃のものか?」「間違いありません」「すぐに保管庫へ、誰も近づけるな」保管庫に8つの令牌が揃った。すると誰かが最後に大きな1番の令牌をはめ込み、羊角雲紋を完成させる。終わり( ๑≧ꇴ≦)32話なのに長かった~!で全然、解決しないまま終わったwwwww羊教と9人の義兄弟1 ?2 賈荃3 卓山巨4 顧雍5 ?6 上官芷を殺した刺客7 ?8 ?9 ?本当の黒幕が①の令牌をはめてヒツジーが完成つまりパパが黒幕?まさか潘樾の実父から奪ったとか?いやいや、最後に令牌を届けた兵士が実は…ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノあ~何だか完走したのに損した気分___w※″東方は青色で肝に通じ、性質は草木に似る″黄帝内経とは中国最古の医書五臓が四方と季節、五行に対応しているとされる期門は肝経でも重要なツボで、肝に対応するのは東方=青色、五行では木
2025.05.17
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许我耀眼 Love's Ambition 全32話最終話首科(ショウコー)不動産の黄(ホァン)社長が瞿明誠(チューミンチョン)主体の談合を告発。入札に失敗した瞿明誠は取締役会とも契約不履行となり、窮地に陥ってしまう。沈皓明(シェンハオミン)は父の病室を訪ね、ネットのトップニュースを見せた。「協力してくれてありがとう、爸爸」実は沈金松(シェンジンソン)はすでにすっかり回復していた。沈皓明は瞿明誠を油断させるため、入札が終わるまで父を意識不明のまま入院させていた。VAM契約も沈皓明の画策、取締役には沈金松の味方が多いことから、個別に面会して提案したところ賛同を得たという。沈金松は息子の手腕に感心しながらも、極秘だった談合の情報をなぜ手に入れることができたのか不思議だった。瞿明誠は正式に逮捕された。まさか当日になって黄社長に出し抜かれるとは夢にも思わなかっただろう。お礼に向かった沈皓明は、なぜ自分を信じてくれたのか聞いた。すると黄社長はそもそも自分に談合を持ちかけること自体、瞿明誠の読み違いだったと笑う。「長年のビジネスで培った人や物事を見る目だ、心から信頼できる人は極めて少ない 人として誠意は絶対に不可欠だ、ハオミン、私は君たち夫婦が好きなんだ」全ては順調に進んでいた。しかし許妍(シューイェン)から思わぬ連絡が入る。「何だって?方蕾(ファンレイ)が?…分かった、すぐ帰る」突然、方蕾が夫婦を訪ねてきた。すると方蕾は本物のDNA鑑定書を示し、実は沈皓辰(シェンハオチェン)と沈皓明は父子ではないと明かす。沈皓明の顔からみるみる血の気が引いた。「どういう事だ?…どういう事かと聞いたんだ?!」マンションに沈皓明の怒号が響き渡った。…ある日、姉の方妤(ファンユー)が急に訪ねてきた方妤は妊娠していると明かし、父親が沈皓明か分からないという『でももう別れたんでしょう?』『そうよ、でもまだ別れて2ヶ月だし…彼の子なのか分からない』聞けば方妤は沈皓明と別れた日、バーで出会った中国系の画家と1度だけ関係をもったというしかし2人とも泥酔した末の過ち、相手の名前も連絡先も分からなかった結局、悩んだ末、方妤は沈皓明に打ち明けることにする…姉の恋人だった沈皓明に密かな恋心を抱いていた方蕾は子を通じて自然と付き合いが続くと期待した。しかし姉が事故で死亡した時、沈皓明が子供とのDNA鑑定を求め、結果を受け取った方蕾は沈皓明の子ではないと知る。「鑑定書を偽造し、こっそりすり替えたの」すると方蕾は号泣した。許妍は激怒、机を叩きながら方蕾の浅はかさを嘆いた。「それでも人間なの?心はある?ハオチェンがどうなるか少しは考えたの?! やっと受け入れたのよ?あの子や私たちがどれだけ努力したと思うの?! もう誰にもあの子を傷つけさせない、誰にも渡さないから」その時、呆然としていた沈皓明が本物のDNA鑑定書を破いた。「僕と妍妍があの子の両親だ、ここがハオチェンの家だ」スティーブに排除されたおかげで談合事件に巻き込まれずに済んだ韓衛平(ハンウェイピン)。独りバーで飲んでいると方蕾が現れた。「僕を笑いにきたのか?」「私はロンドンに戻るわ、一緒に行かない? 心の内が分からない人より、あなたみたいなクズの方が分かりやすいから」金達の役員が沈皓明を呼び出した。取締役として金達への復帰を求めているが、沈家が会社に与えた損害を補填できるだけの業績をあげられるのかと訝しむ。沈皓明は新規の会社で北外川の土地を取得できたら金達と共同開発を行いたいと訴え、すでに準備しておいた開発計画をプレゼンした。一方、妍衣坊(イエンイーファン)では新入社員も加わり、許妍たちはいよいよ事業拡大に乗り出した。しかしその夜、許妍は沈皓明が取締役での復帰を却下されたと知る。「北外川の開発計画に不満があるそうだ まとまり過ぎて核となるコンセプトがないと言われたよ」機会はあと1度きり、次も失敗すれば復帰は絶たれる。すると許妍は自分も会社の設立直後、同じ問題に突き当たったと明かした。蒋亮(ジアンリアン)に企画書を見せた時も全て突き返され、方向転換するしかなかったという。「デザインを極限まで追求するより、幅広い生活上のニーズを満たす方向を模索したわ その転換が新たな道を開いてくれたの」その時、沈皓明は許妍から″各地の政府が歴史の保護と伝承を重視している″と聞いたことを思い出し、名案が浮かんだ。「君を顧問に招こう、北外川開発の共同プロデューサーとして」「まずは企画書を見せて」沈皓明は金達の役員たちに許妍をプロデューサーとして紹介、再検討した開発計画をプレゼンした。そこで許妍はコンセプトとして無形文化財の継承を掲げ、手工芸の匠たちが安定と保障を得て持続的に発展できることを目的にしたいと訴える。また沈皓明は沈家の私的財産を劣後(レツゴ)ローン、金達の投資分は優先ローンとし、金達は優先的に利益を得るもリスク負担は最小限になる好条件を示した。1ヶ月後、沈皓明の新業(インイエ)が北外川の土地を落札した。これを機に金達は沈金松と沈皓明への訴訟を取り下げ、2人の職務を回復。同時に沈皓明は取締役に選出され、名実ともに金達の総裁となった。許昌惠(シューチャンフイ)が京州に遊びに来た。許妍はこのまま一緒に暮らそうと言ったが、許昌惠はそろそろ自分の家や庭が恋しいという。再び動き出した許妍のアルバム、沈皓明は祖母と許妍と3人で撮った写真をアルバムに加えた。「君がいて幸せだ」「私も」翌日、喬建斌(チァオジェンビン)と王亚珍(ワンヤージェン)が祖母を迎えにやって来た。実は両親が美容院を売り払い、祖母の家で一緒に暮らすことにしたという。許妍は見送りに行くつもりだったが、母は忙しい娘を気遣い、必要ないと言った。「…パパとママもまた来てね、姥姥(ラオラオ)と一緒に泊まっていって」許妍の優しい言葉に思わず微笑み合う喬建斌と王亚珍。その頃、林涛(リンタオ)はようやく喬琳(チァオリン)をあきらめ、田舎へ戻る決心がついた。喬琳と于一鳴(ユーイーミン)は晴れて結婚、2人だけで挙式を上げた。そして金達と妍衣坊の契約調印当日。許妍と沈皓明は経営者として肩を並べ、書類に署名した。完( ๑≧ꇴ≦)あ〜終わった〜前半の緊張感から中盤のコメディが盛り上がっただけに、正直、後半は飽きてしまいました放送予定が変わって週2話に減らされてしまったのも要因かも特に最後の2話は詰め込み過ぎて肝心の許妍の出番が少なく物足りなかったやっぱり最後の印象って大事さて、これはルースーが長い休養に入る前の最後の作品でした相変わらず安定の演技、そろそろドラマ復帰という噂もチラホラ…ルースーの新しいドラマが待ち切れません(^ꇴ^)
2026.07.25
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墨雨云间 The Double 全40話最終話「蝋梅が咲く頃」沈玉容(シンギョクヨウ)の合図で弓兵が蕭蘅(ショウコウ)に狙いを定めた。「蕭蘅!お前は見捨てられたのだ!」しかしその時、馬にまたがった薛芳菲(セツホウヒ)が駆けて来た。「見捨てるものですか!」李家に監禁しているはずの薛芳菲が城門に現れた。驚いた沈玉容は慌てて弓兵を止めたが、薛芳菲は蕭蘅と共に大燕(ダイエン)に殉ずるという。「シェンユーロン!もう一度、私を殺すがいい!」「阿狸(アリ)、皇族どもは我らを虫けらのように潰す…どうせ忘れ去られる運命だ 蕭蘅を葬り、かつてのように2人で暮らそう!」「思い違いもはなはだしい、人々は決して忘れない!」薛芳菲は望(ボウ)城を守って戦死した100名の誇り高き兵士の名を挙げ始めた。すると龍武軍の将兵は北境で散った蕭将軍や彭(ホウ)副将、父や兄弟を思い出して目頭が熱くなり、次第に戦意を喪失してしまう。「大燕の臣、蕭蘅も忠義を貫く!」「…薛芳菲と共に!」薛芳菲と蕭蘅の絆を目の当たりにした沈玉容は愕然となった。その時、ちょうど城外に出ようとしていた司徒九月が精鋭を引き連れやって来る。沈玉容から応戦を命じられた龍武軍の総領将軍・楊青(ヨウセイ)は不本意ながらも部下を連れて城楼を降り、蕭蘅たちと対峙した。「父親が率いた龍武軍を殺せるのか?ぶははは~結局、お前は誰のことも守れぬ!」すると薛芳菲が弓を構え、城楼の沈玉容に矢を放った。弓矢は右腕をかすめ、沈玉容は衝撃で魚符を落としたが、運良く左でつかむ。「…楊青、軍命に反すれば死すのみ!」沈玉容は城楼で魚符を掲げた。その時、薛芳菲が2本目の矢を放ち、今度は見事、左手に命中させる。沈玉容は転倒、魚符が城楼から落下した。すると司徒九月が馬から飛び出し、魚符を確保して蕭蘅に投げ渡す。蕭蘅は父の龍武軍を取り戻し、司徒九月に城外の逆徒の始末を頼んだ。「阿狸…」「待っているわ」「龍武軍に命ず!北境の謀反軍を制す!」沈玉容は射抜かれた手をかばいながら呆然としゃがみ込んでいた。すると薛芳菲が城楼に上がってくる。「…殺してくれ、この命で償う、お前の手で死ねるのなら悔いはない」「あなたを殺せば私の手が汚れる、謀反人は国の法で裁かれるべきよ」「阿狸…私が状元に受からなければ今も平穏に暮らしていただろう 私たちは選ぶ道を誤った、私の誤ちは生涯であの一歩だけ… その一歩で後戻りできぬ道に足を踏み入れてしまった」「沈玉容、来世でその罪を償って、今度は冨貴な家に生まれて真の善人として生きてほしい」薛芳菲と入れ替わるように衛兵が城楼に駆け上がって来た。沈玉容は城楼の縁に上がると、眼下に見える薛芳菲の背中を見つめながら″芳菲散りて梨花白く″を吹く。しかし薛芳菲が立ち止まることはなかった。すると全てを失った沈玉容は身を投げてしまう。薛芳菲は背後で大きな音を聞いたが、結局、最後まで振り返ることはなかった。成王たちは国公府に逃げ込んだ皇帝を追い詰めていた。しかし思いがけず魚符を取り戻した蕭蘅が龍武軍を率いて駆けつけ、逆に包囲されてしまう。絶体絶命に陥った成王、そこで趙鄴の寵姫である麗(レイ)妃を人質にして逃げることにした。「趙鄴に伝えよ、来年こそ必ずその首を討ち取ってやるとな」←( ˙꒳˙ )え?wすると誇り高い麗妃は皇帝の足枷になるより自ら死を望んだ。「粛(シュク)国公、宮女のことはどうか陛下には内密に…私が墓場まで持って行く」麗妃は成王が突きつけていた剣で自ら首を切りつけ絶命、成王は突然の事に動揺してしまう。その隙をついて蕭蘅が成王に斬りかかり、止めを刺して父の敵を討った。激動の一夜が明け、大燕に平穏が戻った。しかし成王の死後、北境軍の残党が復讐を掲げ兵を起こし、朝廷は逆賊鎮圧を掲げて正式に出兵を決める。李仲南一家は投獄され死罪が確定。沈家は取りつぶしとなり、郷里に避難していた沈夫人と沈如雲(シンジョウン)も捕まった。また姜元興(キョウゲンコウ)と楊(ヨウ)氏は姜家から追放され、国公府では蕭大川(ショウダイセン)が姜梨(キョウリ)の救出を笠に着て孫を顎で使っていた。蕭蘅は出征を前に皇帝へ挨拶に向かった。すると洪孝(コウコウ)帝・趙鄴(チョウギョウ)は御書房に飾った麗妃の姿絵を眺めている。「麗妃は死に際に言葉を残したとか」「宮女の件を陛下には内密にと…」←いやバラすのかーいw皇帝はこの機に代国が侵攻してくると心配し、龍武軍だけでなく禁軍と城南軍も連れて行くよう勧めたが、都を守る兵が必要だと蕭蘅は断った。薛芳菲は海棠(カイドウ)から朗報を聞いた。司徒九月の見立て通り薛懐遠(セツカイエン)が記憶を取り戻したという。苦難を乗り越え、再び揃った薛一家。薛懐遠はいつ淮郷(ワイキョウ)へ帰るのか聞いたが、薛芳菲は姜家の二娘子という身分ゆえ帰る口実がないと説明した。しかし薛昭(セツショウ)に本音を見抜かれてしまう。「姐夫を置いて帰郷できないんです」「阿昭!」すると薛懐遠は蕭蘅の人柄を褒め、自分の心に従って進めと励ました。薛芳菲と蕭蘅は夫婦になると決めた。そこで2人で姜梨(キョウリ)と桐児(トウジ)の墓へ報告に向かう。姜梨が失ったものを全て取り戻し、自分の復讐も果たした薛芳菲。するとふいに風が吹いて梨の花が雪のように舞い散った。…姐姐?……梨R?……姐姐謝謝、私の汚名をすっかり晴らしてくれた…薛芳菲は母の形見の玉佩に値する男と出会い、床入りの儀で蕭蘅に狸の玉佩を贈った。2人は夫婦になった記念に蝋梅を植樹、しかし嫁いで早々、薛芳菲は城楼から姜元柏(キョウゲンハク)と一緒に出征する蕭蘅を見送ることになった。姜元柏は姜梨を連れて屋敷に戻った。この機に官職を辞した姜元柏は都を離れ、姜若瑶(キョウジャクヨウ)が待つ永(エイ)州へ越すという。「お前はどうする?粛国公が戻らなかったら?」「戻って来なければ一生、寡を守ります、でも必ず戻ると約束を… 父親、実は明かさねばならないことが…」「もしやお前が姜梨でないということか?お前は薛芳菲なのだろう? 私の娘、梨Rの最期は安らかだったろうか?」姜元柏はこらえ切れずに嗚咽を漏らした。「私と桐児が見守る中、静かに眠りにつきました 今頃は葉(ヨウ)氏とむつまじく過ごしているはずです」すると姜元柏は高齢の母に与える衝撃を心配し、この秘密を誰にも知られたくないと頼んだ。薛芳菲と葉世傑(ヨウセイケツ)は姜家の見送りに来た。姜景睿(キョウケイエイ)は想い人の柳絮(リュウジョ)と結ばれ、共に永州へ向かう。すると最後に姜元柏が薛芳菲の肩に手を置いた。「困ったことが起きたら永州の我々を頼りなさい…無事を祈っている」その時、薛芳菲は不思議と自分の中で生き続ける姜梨と姜元柏の父娘の絆を感じた。「父親…寒くなりますから風邪など召しませぬよう、暖かくしてください」姜元柏は娘の言葉にうっすら笑みを浮かべ、馬車に乗り込んだ。葉世傑は姜梨を国公府まで送って行くことにした。都にはまだ自分という身内がいると安心させ、何かの時には頼って欲しいという。「私を実の兄と思ってくれ」「…哥」薛芳菲は姜家だけではなく、葉家との縁も繋がっていることを実感し、笑顔を見せた。薛芳菲は蕭蘅の無事を祈りながら、夫婦で植えた蝋梅を世話していた。その頃、北境では成王の死を好機と見た代国軍が国境に侵攻、蕭蘅は龍武軍を率いて格闘するも、腹心の文紀(ブンキ)と陸璣(リクキ)は討ち死にしてしまう。戦は凄惨を極め、龍武軍は壊滅した。しかし蕭蘅は孤軍奮闘、敵将を仕留めたが、さらに敵軍が襲いかかる…↓これがやりたいがための最終話w早朝、薛芳菲はなぜか矢も盾もたまらず、国公府を飛び出して蝋梅の木を見に行った『蝋梅が咲く頃には無事に凱旋する』薛芳菲は蕭蘅の約束を思い出しながら、見事に開花した梅の花を眺めたその時、白馬にまたがった蕭蘅が蝋梅の木を目指して馬を掛けてくる…終わり( ๑≧ꇴ≦)終わったぁぁぁぁぁ!話数を短くするためなのか1話が長い長いw最終話も酷い酷いwww配信ではサクサク進んだ印象でしたが、そうそう、忘れていたわ〜早送りで見ていたことをwwwwwそれにしても正面カットの乱用は何なの?別々に撮影している弊害かしら?オカルトカップルのおかげで無事に完走できましたが、さすがに女主の作品はもう打ち止めかなさて配信当時、本国でも最後のあいまいなシーンのせいで解釈が分かれていました「これ夢なの?」「結局、蕭蘅はどうなったの?」しかし短い番外編が登場、論争は収まりました…めでたしめでたしってことで
2025.11.10
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月升沧海 Love Like the Galaxy (第10話)第37話「報復の流儀」程少商(チォンシャオシャン)は池に落ちてびしょ濡れになった五皇子を長秋(チョウシュウ)宮で着替えさせることにした。五皇子は誰かに見られたらあらぬ誤解を受けると心配したが、嫌な予感は的中する。「あらあら、本当に皇兄と程娘子が密会していたのね~」五公主の勝ち誇った顔を見た少商はこれが五公主の仕業だとすぐに分かった。五公主は父皇と母后の前で五皇子と少商を追及した。焦った五皇子は五公主の取り巻きから鏡心(キョウシン)池で佳人が待っていると聞いたと訴えたが、肝心の証人の姿がない。少商も池に落ちた五皇子を助けただけだと釈明したが、五公主はそんな言い訳を誰が信じるかと鼻で笑った。「ごぅら(够了)っ!」皇后は思わぬ騒ぎに不快感をあらわにし、宴に戻らず長秋宮に帰ってしまう。皇帝は祝宴を台無しにされ怒り心頭だった。しかし皇后の寿誕に免じて今日のところは不問に付すという。こうして一同が引き上げ、五皇子も逃げるように帰って行った。すると凌不疑(リンブーイー)がやっと少商に声をかける。「大丈夫か?」「私を信じる?」「もちろん」「よかった、私は皇后のところへ行くわね」少商はそれ以上、何も言わずに急いで戻って行った。皇后は結局、寝付けないまま朝を迎え、付き添ってくれた皇帝を見送りに出た。するとまだ夜が明けたばかりというのにどこへ出かけていたのか、少商が長秋宮に戻ってくる。「少商、宴の準備で大変だったわね…早く支度して家に帰りなさい」「ありがとうございます、陛下、皇后」その時、五公主が凄まじい剣幕で長秋宮に乗り込んできた。「程少商!殺してやる!」五公主はなぜかびしょ濡れで、全身が真っ黒に汚れていた。五公主は息女たちと飲み明かし、朝方に瓏園(ロウエン)へ戻った。しかし息女が扉を開けた途端、仕掛けてあった桶が飛び出し汚水をぶちまけ、さらに勢いよく放たれた荊が身体を打ち、最後には灰を浴びせられたという。五公主は全て少商の仕業だと訴えたが、皇后は証拠がないと退けた。これに五公主は憤怒、なぜ娘ではなく少商の肩を持つのかと嘆く。そこへ越(ユエ)妃が現れた。「母后の干渉を嫌がって公主府で悠々自適に暮らし、孝行することもなかったくせに 何を今さら…」越姮(ユエホン)は自分の瓏園で起きた騒ぎのため座視できないという。すると五公主は日頃の越妃への鬱憤が爆発、暴言を吐いた。「母が皇后だと忘れている!四六時中、父皇と睦み合い、長秋宮を…」その時、越妃が五公主を平手打ちした。「私を叩いたわね…ワナワナ」「母親の寿誕の宴で程少商を陥れたのよ?ぶたれて当然では?」「嘘よ!証拠があるの?!」「あるとも!」凌不疑が五皇子を池に誘い出した息女を連行した。すでに息女は全て五公主の所業だと白状したという。「五公主は我が新婦が池に行くと知り、五皇子を誘い出して彼女の名声を辱めようとしました」しかし御前に突き出された息女は恐怖のあまり、証言する前に気絶してしまう。五皇子は全て五妹の指示だったと告発した。これに激怒した五公主は兄である五皇子を″雑種″呼ばわりしてしまう。「父皇、私は長秋宮の嫡出、なぜ卑しい者の言葉を信じるのですか?!」皇后は傍若無人な娘の姿に唖然とし、全ては自分の過ちだと嘆いた。「余は若い頃、苦労を重ねた分、子には楽をさせたかった…まさかここまで思い上がるとは… 兄弟への情がなく、越妃に不敬を働き、父皇も尊ばない しかも余の寿誕の宴で少商を陥れるなんて…誰かっ!」驚いた五公主はひざまずき、悪いのは何の因縁もない自分に報復した程少商だと訴えた。しかし五皇子が因縁ならあるとばらしてしまう。「先日、息女たちと程少商を池に落としたくせによく言うよ」何も知らなかった凌不疑は驚愕、少商がまた独りで行動を起こしたと知った。少商は自分が罠を仕掛けたと認めて謝罪した。確かに五公主に池に落とされたが、皇后の寿誕の宴を目前に控えていたため、終わるのを待って報復したという。「池に落とされたから汚水をかけ、宴をぶち壊しにしたから″荊の杖を背負う罰″を負わせたのです 五公主、少しは目が覚めました?…どうやら無駄だったようですね」「程少商っ!こんなことなら毒蛇を放って殺しておけば良かった!(はっ!)」激情に駆られた五公主はうっかり口を滑らせたが、開き直って武将の娘など死なせれば済むことだと言い放った。「公主の私が殺すのは蟻を潰すも同じ、彼らの命に価値はない! 父皇、母后、娘ではなく他人に味方するのですか?!」「…お前はどうかしている、どうかしているぞ!」増長した五公主の悪辣な行動は皇帝と皇后の逆鱗に触れた。皇后はすぐに消えろと叫び、怒りのあまり卒倒してしまう。そこで皇帝は五公主を皇陵に閉じ込め半日ほど反省させるよう命じ、今後は許可なく公主府を出るなと厳命した。皇帝は人払し、皇后を心配して寝殿に入った。すると越姮が引き上げようとした駱済通(ルオジートン)を引き止める。「五公主は帝后が罰する、では密会だと騒ぎ立てた春笤(チュンティアオ)は?」「心ある奴婢を留めて置くことはできません、父兄に頼んで辺境へ売ってもらいます」「ふっ…あなたを侮っていたわ、これほど果敢だったとはね」凌不疑は少商を連れて長秋宮を出た。「あの夜、泣いていたのは辱められて悔しかったからだったのか…いつまで隠すつもりだった? なぜ自分だけで動く?私が信じられないのか?」不疑は縁談が決まった時、これからは少商の後ろ盾となり、知己となって、少商の恐怖や孤独を共有しようと思っていたという。しかし結局、少商にとって自分は恐れ多く、近づきがたい存在のままだった。「楼垚(ロウヤオ)なら君は怯えずに済み、自由気ままでいられた だが私は君を宮中に閉じ込め、恐れを抱かせてしまう…嫌悪感すらも…」不疑は今さらながら少商を留めるべきではなかったと後悔し、独りで行ってしまう。「凌子晟(ズーション)!私は一匹狼、やられたらやり返す!そんな私が好きなのよね?! なのになぜ急に変われと強いるの?!私は程少商よ!凌子晟の新婦というだけじゃない!」すると不疑がふと立ち止まって振り向いた。「分かっている、そのままでいい」少商は皇宮も不疑も受け入れているつもりだった。…それなのになぜこのままの私を受け止めてくれないの?…少商は長秋宮に戻り、改めて皇帝と皇后に謝罪した。すると自分がめちゃくちゃにした瓏園を凌不疑がすでに配下に命じて修復させたと知る。驚いた少商は自分で責任を取ると言ったが、その時、ふせっていた皇后が身体を起こした。「少商、子晟があなたの未婚夫なら余と陛下はあなたの君姑(クンコ)であり君舅(クンキュウ) 誰かに陥れられたのに相談もせず自分で動くとは… 私や陛下を親とも思わず、子晟に愛も注がぬのなら、皆の心を失望させるだけよ?」「…もっと早く教えてくださればいいのに、今さら手遅れです(ボソッ」少商は思わず恨み言を漏らしたが、皇帝は不疑への真心を学ぶことなら今からでも間に合うと諭した。一方、凌不疑は五皇子を待ち伏せし、少商を池に落とした息女たちを全て教えるよう迫った。すると不疑は宮中にいる息女の父親を次々と捕らえ、引き回しの刑にしてしまう。「世に知らしめなければならぬ、これが我が子を躾けぬ親の末路だとな」その夜、曹(ツァオ)常侍(ジョウジ)は皇帝の命で五公主を公主府まで送り届けた。しかし五公主に反省の色は見えず、父皇と母后の容赦ない罰もしょせんは自分を怯えさせたいだけだと侮っている。その余裕も屋敷に入るまでだった。前庭には公主をそそのかして愚行たらしめた罪により死を賜った幕僚たちの亡骸が並んでいる。五公主はようやく自分の過ちの大きさに気づき、その場で泣き崩れた。五公主の″情夫″に死を賜るよう上奏したのは凌不疑だった。そのせいで都中に五公主が情夫を囲っていたと噂が広まり、小越侯は将来の君舅として面目丸潰れとなる。怒り心頭で酒楼に閉じこもった小越侯、すると番頭の田朔(ティエンシュオ)が現れ、いずれ吉報が届くとなだめた。「三皇子は品行方正で厳正中立、陛下も絶賛しておられるとか 君子とは真っ直ぐで邪のない者、三皇子は天子になる運命かと…」「…だが太子という邪魔者がいるかぎり、吉報が届くのは無理だろうな」皇太子と皇太子妃は母后を見舞った。すると皇太子妃が五妹の悪い噂が都に広まっていると報告、皇太子と少商は眉をひそめる。「…母后、どうか気に留めないでください」皇太子は五妹も少しずつ改めるはずだと安心させたが、皇太子妃は罰してこそ教訓になるため溺愛は禁物だと諫言した。「儲妃、少し遠慮しては?良かれと思っても、その言い方は人を不愉快にさせるだけ 慈悲深い皇后は怒りませんが、もし越妃だったらどうなると?」見かねた少商が釘を刺すと、皇太子妃は気まずくなって口をつぐんだ。皇太子妃は東宮に戻ってから皇太子に叱責された。いくら五妹と確執があるとは言え、父母が娘のことで胸を痛めている時に火に油を注ぐなという。皇太子妃は失言を詫びたが、皇太子はあきらかに悪意があったと指摘した。すると皇太子妃は報復するとすれば相手は五妹ではなく、我が子を死なせた曲泠君(チューリンジュン)だという。「曲泠君と殿下が怪しい仲でなければ、私も体調を崩して子を失いませんでした… 彼女は宴であなたに何度か視線を向けた、それだけでこの数日、殿下は心ここにあらずです」皇太子妃はそもそも自分を娶ったのが間違いだと嘆いた。曲泠君に未練があるなら入内(ジュダイ)させて良娣(リョウテイ)に封じれば自分も苦しまずに済むという。皇太子は疑心暗鬼に陥った皇太子妃を持て余し、無益な争いは好まないと言い捨て出て行った。つづく( ゚ェ゚)え?また振り出しに戻るの?ってか今さら阿垚を持ち出すとかエェェェ…そもそも不疑ソックの不具合が原因なのに…w
2023.10.22
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漠风吟 Love In The Desert 全26話第26話運命に翻弄されながらも砂漠を生き抜き、愛する格心微(カクシンビ)とまだ見ぬ我が子を残して旅立った若問(ジャクモン)。一方、霍擎雲(カクケイウン)と皇北霜(コウホクソウ)もまた砂漠で巫季海(フキカイ)の小隊に囲まれていた。霍擎雲は独り応戦しながら巫将軍たちを自分に引き付け、皇北霜から遠ざける。しかし皇北霜は砂丘を必死に登って霍擎雲を追った。霍擎雲は巫将軍が放った鉤が肩を直撃、坂を転がり落ちた。追い打ちをかける兵士たちだったが、霍擎雲も孤軍奮闘し、敵も残り3人となる。巫将軍たちは再び鉤鎖を放って霍擎雲の剣を奪い取り、さらに肩や胸に鉤を突き刺した。武器を失い、身動きが取れなくなった霍擎雲。その時、坂を駆け降りて来た皇北霜が霍擎雲に匕首を投げた。「受け取って!」霍擎雲は皇北霜の匕首をつかみ取り、鉤鎖を取っ払った。すると鎖が急に外れた反動で巫将軍たちがバランスを崩し、そこへ霍擎雲が放った匕首が直撃する。「チンユン!」「来るな!」霍擎雲は敵を倒すことができたが、すでに足が流砂に飲み込まれていた。皇北霜は霍擎雲の手をつかんで助けようとした。しかし霍擎雲は皇北霜を道連れにしないよう手を離してしまう。「嫌よ!私を置いていかないで!」「霜R、泣くな…約束してくれ、しっかり生きると…」「駄目よ!つかまって!チンユン!」皇北霜の悲痛な叫び声が響き渡る中、ついに霍擎雲は砂の中に飲み込まれた。絶望した皇北霜は霍擎雲を追って流砂に飛び込もうとしたが、その時、沙曲(サキョク)が駆けつけ止める。「門主のために生きるんだ!」天都(テント)城は守護神を失い、悲しみに包まれた。亡骸もないまま葬儀を済ませた皇北霜はついに霍擎雲の遺書の封印を解く…愛する北霜、私の父親は雲沛(ウンハイ)の先主・那啓達(ナケイタツ)、母親は天都の華明(カメイ)公主本当の名は那延興(ナエンコウ)という父の養子・那戦(ナセン)に城主の座を奪われ、故郷を失って他家に身を寄せた唯一の心残りは共白髪まで君と添い遂げられないことだ覚えているだろうか、あの時の約束を『あとで返すと約束してくれ』@3話私のことは忘れ、君らしく生きて欲しい、人生を謳歌してくれ…若問と霍擎雲が亡くなり、雲沛が天都と汾天を制して砂漠の覇者となる日も目前となった。しかし那戦は未だ皇北霜のことが棘のように胸に突き刺さっているという。「あの餌で釣れるか?」一方、天都城主・霍言斉(カクゲンセイ)は非業の死を遂げた弟の雪辱を果たすため諸将を召集した。すると皇北霜が駆けつけ戦に反対、砂漠の安寧を願っていた霍擎雲のためにも思いとどまるよう説得する。霍言斉は仕方なく諸将を下げたが、この憤りをどうすれば良いのか分からなかった。そこへ思いがけず廉幻(レンゲン)と夜佩(ヨハイ)が訪ねて来る。2人は皇北霜と抱き合って再会を喜んだが、霍擎雲の訃報に胸が傷んだ。「娜袖(ナシュウ)、実は格公主は生きています、でも…城門に吊るされています」那戦は皇北霜を誘き出すため格心微をおとりにしていた。「…ならこちらから出向くまで」皇北霜は華玉(カギョク)府へ舞い戻った。筑俊(チクシュン)は念のため侍女に身体検査を命じ、皇北霜の持ち物が笛だけだと確認する。「格心微の最期に厄娜泣(ヤクナキ)の笛の音を聞かせたいの」笛を返却してもらった皇北霜は奉天(ホウテン)閣に足を踏み入れた。那戦は玉座で独り、皇北霜を待っていた。「助けに来たのだろう?で、何を差し出す?」「砂漠の統一を手伝うわ」「いいだろう…連れてこい」すると兵士が憔悴した格心微を連行した。しかし那戦は2人が容若(ヨウジャク)の遺書を見ていると思い出し、生き残れるのは2人のうち1人と決めて刀を放り投げる。それは若問の刀だった。那戦は2人の決着を見るため、自分の剣を抜いて玉座から降りて来た。「若問の刀でどちらが生き残るかはあなたが決めて」皇北霜が刀を差し出すと、格心微は若問の形見を受け取って皇北霜の肩に置いた。2人の様子を眺めながらほくそ笑む那戦。その時、格心微が急に皇北霜を押しのけ、那戦めがけて飛び出す。しかし衛兵が咄嗟に阻止した。格心微は衛兵2人を斬り倒したが、振り向いた瞬間に那戦の剣が格心微の胸を貫通してしまう。するとその機を逃さず、皇北霜は笛を真っ二つに割り、那戦を突き刺した。ふいをつかれた那戦は腹を刺され喀血した。皇北霜は止めを刺そうとしたが、短い刀では届かない。すると皇北霜は愛する若問の敵を討つため、那戦の剣に自ら身体を深く突き刺して前に出た。「ぐふっ!」若問の刀が那戦の腹に刺さった。那戦は耐え切れず格心微の体から剣を抜き、後ろに倒れてしまう。皇北霜は格心微を抱き留め、身分を交換したことを悔やんだ。しかし格心微は何も後悔していないという。「格心微として自由を得て若問に会えた、初めて私らしく生きられたの… これで若問に会いに行ける」すると格心微は若問の首飾りを握りしめ、意識を失ってしまう。那戦が苦し紛れに助けを呼んだ。すると衛兵たちが駆けつけたが、城主を無視して格心微を運び出し、そこへ莽流(モウリュウ)門と臣下たちが雪崩れ込んでくる。「お前たち!寝返ったか!」実は皇北霜に同行した沙曲には切り札があった。雲沛に到着したその夜、居雲閣(キョウンカク)に雲沛軍の石(セキ)統領が現れる。石統領は10年も潜入している莽流の密偵で、那戦と巫将軍の信頼を得て亡き巫将軍の後を引き継ぐまでになっていた。そこで皇北霜はさらに那戦を追い詰めるため、得意の仮面を使って沙曲を霍擎雲に変装させようと思いついく。沙曲は警戒心の強い那戦に見抜かれると心配したが、皇北霜はうまく演じて注意をそらすよう頼んだ。「私が必ず殺すわ」那戦は自分が孤立無援だと気づいた。しかし霍擎雲が死んだ今、何を証明しようと意味はないという。「那戦…」そこへ霍擎雲が現れ、那戦の悪行を暴いた。実は議事庁に集まったのは那戦に家族を殺された者ばかり、次々と令牌の裏に刻まれた家族の名を示して積年の恨みを訴える。那戦に死を!>ʕ•̫͡•ʕ*̫͡*ʕ•͓͡•ʔ-̫͡-ʕ•̫͡•ʔ*̫͡*ʔ-̫͡-ʔ<悪党を殺せ!すると霍擎雲が先主の詔書を取り出した。那戦は詔書が15年間、玉座の下に隠されていたと知って唖然となる。「第49代雲沛城主那啓達の詔である、息子の那延興を正当な後継者とする…」石統領が遺詔を読み上げ、正当な雲沛城主の座を霍擎雲こと那延興が引き継ぐと宣言した。容豁(ヨウカツ)を筆頭に臣下も莽流たちも城主に拝跪。那戦は最後まで自分が城主だと言い張っていたが、結局、力尽きて絶命した。霍擎雲は早速、那戦が各部族に課した重税や年貢、労役、和親などを廃止、緑地も返還するよう指示した。「先主が大漠奇巻を記したのは民に幸福をもたらすため 直ちに防砂と造林の方法を共有し、取り掛かれ!」「ラジャー!」配下は一斉に奉天閣を飛び出した。「よくやったわ」皇北霜は沙曲の迫真の演技を褒めたが、その時、霍擎雲が皇北霜を引き寄せ唇を重ねた。驚いた皇北霜は沙曲を突き放し呆然、すると霍擎雲の腰に見覚えのある匕首を見つける。それは確かに霍擎雲と一緒に流砂に飲み込まれたはずの皇北霜の匕首だった。皇北霜は霍擎雲が仮面の沙曲ではなく本人だと気づき、思わず抱きつく。その様子を物陰から沙曲と廉幻、夜佩が笑顔で見ていた…一命を取り留めた格心微は無事に若問の子を出産した「名前は決めたの?」「若安(ジャクアン)よ」大漠346年雲沛城主・霍擎雲は夫人の皇北霜と砂漠を遊歴しながら大漠奇巻に記された緑地化の策を広めた多くの小部族を救ったこの旅は砂漠の美談として、後世まで語り継がれることになる「で、どうやって流砂から逃れたの?」「″莽″はどこにでも潜り込む、砂の下には洞窟が多い、だから君の元に戻れたんだ」完( ߹꒳ ߹ )あー終わってしまったー夢のようなカップルだったわ~( ˶´꒳`˵ )しっかしここまでこらえていたのに最後の最後で出た~流砂で危機一髪!砂に吸い込まれるイールンのリーゼントカツラで笑わせに来たか!(いや違うw)あ~イールンとハニーちゃんロスになりそうだって次はヤンズーのチャンシャンシーだし…(←どういう意味よ?w)ではここでイールンとハニーちゃんのデュエットでお別れです(꒦ິ⌑꒦ີ)
2025.12.03
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月升沧海 Love Like the Galaxy (第11話)第38話「愛を叫んで」凌不疑(リンブーイー)の企みにより情夫を囲っていたことが都中に知れ渡ってしまった五公主。程少商(チォンシャオシャン)は五公主の噂をわざわざ皇后の耳に入れた皇太子妃に憤ったが、皇后は皇太子妃の胸中をおもんばかった。思えば皇太子妃は五公主から日常的に侮辱を受けており、平静でいられないのも仕方がない。何より寿誕の宴で美しい曲泠君(チューリンジュン)の姿を見れば心中、穏やかではいられないだろう。実は皇太子にはもともと想い人がいた。曲泠君は皇太子妃より家柄や品格に優れ、当時は頻繁に宮中に来て皇太子ら兄妹と遊んでいたという。「2人が想い合っていることは誰の目にも明らかだった ただ陛下が故郷にいた頃に婚約を決めていたの、権力を得た後に破棄すれば信用を失う だから太子は約束通り孫(スン)氏を娶るしかなかった」「太子は約束を守らなければ良かったのに…」「子晟(ズーション)も同じことを言ったわ… 幼いながらも私や陛下にこの縁談は太子にとって害になるとね」しかし結局、皇太子は孫氏を娶り、曲泠君も別の人に嫁いでしまう。「聞くけれどあなたは心から子晟のことが好きなの?」「…好きです、以前は彼のことを天上の明月のような遠い存在だと思っていました でも彼も私と同じように血が通い、喜怒哀楽もある、想いは深まりました」「陛下は子晟が身を固めぬことを案じ続け、余は子晟を理解できる者が現れるだろうかと案じた 子晟があなたを選んだのは正解だったわ」その時、翟(ジャイ)媪(ウバ)が血相を変えて寝所に駆けつけた。「皇后!大変です!十一郎が陛下を怒らせ、杖(ジョウ)刑に処されると…」少商が駆けつけるとちょうど凌不疑が皇帝から叱責されていた。何でも不疑は少商を落水させた八家の息女を突き止め、その父兄を殴打したという。実は皇帝は五公主に加担した息女たちが普段から傍若無人に振る舞っているのではと懸念した。そこで父兄らが権勢を笠に着ていないか調査させていたが、賄賂をもらっていたことが発覚する。すると不疑はこの機会を利用し、廷尉府を無視して自ら制裁を加えていた。皇帝は皇権を乱用した私刑だと激怒、厳しく罰すると怒号を響かせた。驚いた少商は許しを乞うたが、不疑は嘆願なら必要ないと冷たい。「己の罪は己で償う…君と同じように私にも矜持(キョウジ)がある、これが凌不疑だ」少商は自分への当てつけだと気づき、無茶をして婚約を台無しにするつもりかと言いかけた。その時、不疑の口から思わぬ言葉が飛び出す。「辞官して君と隠居したい、君の求める田舎でな」凌不疑の無謀な行動は全て少商のためだった。そこで少商は昨日、自分と言い争ったことが原因だとかばったが、かえって皇帝からなぜ喧嘩ばかりするのかと責められてしまう。「今度、言い争ったら何だ、朕の崇徳(スウトク)殿を襲うのか?!」すると皇帝は罰として杖刑100回後、流刑に処すと命じた。少商は何とか見逃してもらおうと必死だったが、不疑はあっさり拝命すると告げて出て行ってしまう。「ちょ…凌不疑っ!」刑場はちらちらと雪が舞い始めた。少商は皇帝と共に城楼から刑の執行を見守ったが、やがて耐えられなくなり刑場へ降りてしまう。すると知らせを聞いた皇后と越(ユエ)妃が城楼へ駆けつけた。皇后は皇帝の非情な仕打ちに心を痛めたが、越姮(ユエホン)はこれが皇帝の謀だと気づく。実は軍営での杖刑には一見、血みどろに見えても大して支障のない打ち方があった。そうとは知らず刑場に入ろうとした少商は衛兵に止められながら、なりふり構わず叫んでいる。「子晟!誓うわ!2度とあなたと喧嘩しない! いくら私に怒っていても自分の身体を犠牲にしてまで意地を張るなんて馬鹿なことしないで!」そこで皇帝は少商を止めている衛兵の手を緩ませ、子晟に近づかせるよう命じた。少商は執行台へたどり着くと、杖を振り下ろそうとした衛兵を突き飛ばして刑を止めた。「子晟、今後は何事もあなたに相談すると約束するから… これからは真心をあなたに捧げる、私のために馬鹿な真似はやめて、いいわね?」すると少商は思わず凌不疑を抱きしめた。「もうとっくにあなたを愛していた…なぜ気づかないの?」「…今、何と言った?朕は聞こえなかったぞ?!何だって?!」城楼では皇帝が少商の気持ちを確認しようと必死だった。しかし越姮は聞こえずとも見れば分かると呆れる。安堵した皇帝は刑の中止を命じたが、皇后は皇帝のやり方に反発して帰ってしまう。凌不疑は幼い頃に過ごした長秋宮で静養することになった。夜になっても不疑が心配で落ち着かない少商、しかし皇后は医官がついているとなだめる。「翟媪に安神薬を用意させたわ、ずっと泣き続けて声も枯れたでしょう? 薬を飲んで早く眠りなさい」しかし少商は矢も盾もたまらず、こっそり不疑の部屋へ行ってしまう。不疑は少商の姿を見ると嬉しそうに身体を起こした。負傷した割には元気そうな不疑、少商は思えばあの時、子晟があまりにあっさり皇帝の罰を拝命したことに気づく。「負傷したのは芝居なの?」「なぜ芝居だと?」「私が心を傷めれば目的を果たせる」「…少商に心を痛めてもらえるなんて、こんな幸せはない」少商は子晟が愛しくなり、おでこに口づけした。すると2人は見つめ合い、自然と顔を近づけて唇を重ねる。「こんなことは成婚まで待つべきか?」「それは私の台詞でしょう?」少商は子晟に笛を吹いて聴かせた。すると不疑は灯会(トウエ)で初めて少商の顔を見た時のことを思い出す。「あの時も今のように君は美しかった」「だったらなぜ後日、会いに来なかったの?」「あることを遂げるまで娶る決断ができなかった」「一目見ただけで娶ると?」「一目で十分だ…一度、見ただけで分かった、余生を共にするのは君だけだとね」「この先、欺かれない限りこの少商、あなたを裏切らないわ」こうして何度もぶつかり合いながら愛が深まった少商と不疑。その頃、曲陵(キョクリョウ)侯府では蕭元漪(シャオユエンイー)がなかなか戻ってこない嫋嫋(ニャオニャオ)に苛立っていた。少商は皇后から賜った外套を母に届けたが、蕭元漪は皇后に懐いてすっかり母を忘れた娘からの贈り物に見向きもしない。程始(チォンシー)は思わず失笑し、会えなくなると気がかりになるのかと揶揄した。「夫人、嫋嫋は凌不疑と一緒になってから、さほど問題は起こしていない」「そうね、誰が予測できた?凌不疑の方が嫋嫋より常軌を逸しているなんて…」凌不疑が報復した八家のひとりは御史中丞だった。皇帝は不疑が乗り込んでめちゃくちゃにした御史台の修理を命じたが、不疑はこの機に乗じて15年前の越氏の軍報を持ち出すことに成功する。すると予想通り軍報には戦馬の損傷は記載されていなかった。「恐らく兵の死因も瘴気ではない、小越侯は嘘をついている」しかし証人の軍医が死んで韓武(ハンウー)も殺され、当の小越侯は狡猾でなかなか尻尾を出さない。「奴がボロを出さねば…仕向けるまでだ」つづく( ˘ω˘ )さすがに真心うんぬんはもう飽きてきた…それにしても今回は上手い人が多いね~
2023.10.24
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墨雨云间 The Double 全40話第29話「父の罪」姜梨(キョウリ)の排除に失敗した挙げ句、これまでの罪が全て暴かれてしまった季淑然(キシュクゼン)。慌てた季彦霖(キゲンリン)は皇帝の寵姫である娘を頼ったが、麗(レイ)妃は姉妹を権力を得る道具として扱ってきた父に反発、季彦霖に責任を追わせて淑然の命を救おうとした。「今すぐ官職を辞して出家するの!…いずれ口実をつけて元の生活に戻してあげる」季彦霖はなぜ自分が犠牲になるのかと嘆いたが、麗妃は姉を見捨てるならもう1人の娘も失うことになると言い放った。姜老夫人は今夜、季淑然に毒酒を届けると決めた。すると姜梨が最後に継母と話がしたいと、その役目を買って出る。非業の死を遂げた姜梨と自分を庇って死んだ桐児(トウジ)のため、自ら決着をつけようと決めた薛芳菲(セツホウヒ)。しかし突然、姜宅に麗妃の使者がやって来た。季淑然は命による償いを免れた。実は季彦霖が娘の罪をかぶって官職を辞し、出家することになったという。「季淑然は父親の指示に抗えず罪を犯し、酌量の余地がある 姜相国、ご理解頂けましたね?」姜元柏(キョウゲンハク)と老夫人は姜梨のわだかまりを心配したが、薛芳菲はこの朗報を継母に伝えに行くと言った。物置部屋に軟禁された季淑然は雪珍珍(セツチンチン)や胡(コ)氏、柳文才(リュウブンサイ)の幻覚に怯えていた。すると思いがけず姜梨がやって来る。「胡氏から聞いたわ」これまで雪珍珍が亡くなったのは産後の肥立ちが悪かったためだと思っていた。しかし胡氏の話では季淑然が葉珍珍を診ていた医者を孫(ソン)氏に指示し、口封じに殺させたという。快方に向かっていた雪珍珍が急逝したのは恐らく、淑然が医者に金をつかませ薬を変えたからだろう。「胡姨娘は姜月(キョウゲツ)のもとへ旅立った、遺書にあなたが母親を毒死させたと書き残してね」驚愕した淑然は戸を叩きながら夫に助けを求めたが、薛芳菲は無駄だと言った。「あなたは流産して姜家を味方につけた、でももうあの惨劇が陰謀だったと証明されたの あなたが報いを受ける番よ、亡くなった人はあなたを許さない」「姜梨!私が幽鬼なったらお前に取り憑いてやる!」「なら会いにいくのね、黄泉の国で姜梨がずっと待っているはずよ!」「何ですって?!…あなた、やっぱり姜梨じゃないの?!」姜梨は貞女(テイジョ)堂で激しい折檻の末に死んでいた。薛芳菲から容赦なく責め立てられた淑然は父から強要されたと泣き崩れたが、自分の罪の重さに堪え兼ね、正気を失ってしまう。一方、意識が戻った姜若瑶(キョウジャクヨウ)もまた母の仕打ちを知って激しく動揺していた。侍女はまだ養生が必要だとなだめたが、若瑶はどうしても母に聞きたいことがあると涙する。「私に毒を飲ませた時、少しでも胸が痛んだの?」姜元柏が芳菲苑の外で待っていると姜梨がやって来た。薛芳菲は季淑然が正気を失ったと報告し、墓守りをさせて胡氏の苦しみを味わってもらいたいという。「梨R…私を恨んでいるか? あの女がこんな毒婦だと知っていたら決して姜家に迎え入れなかった!」「恨んでいません、許します…父親、そう言わせたいのでしょう?」しかし薛芳菲は壮絶な最期を遂げた姜梨の無念を思い知らせた。「本当に許せると思いますか?貞女堂での日々など想像もできないでしょう? 少しずつ希望を失い、見捨てられたのだと悟りました 姜家に帰りたい一心で努力してきたのに、その願いすら打ち砕かれた 父親、梨Rに教えていただけませんか?10年間の傷はどうすれば癒えるのか? 傷口はふさがっても痕はずっと残っているのものです 因果応報です、妻も子も失った、あなたの梨Rはもう戻ってこない…」姜元柏は休職を申し入れ、姜若瑶を連れてしばらく遊歴することにした。老夫人は姜梨との父娘の関係を修復する肝心な時だと言ったが、姜元柏はすでに時を逃してしまったと落胆する。一方、北方では成(セイ)王・趙晟(チョウセイ)が妹の失態で太卜署という駒を失ったと知った。しかし季家と姜家が失脚したおかげで今や李仲南(リチュウナン)の独壇場だと聞いて笑いが止まらない。その頃、朝堂では李仲南が意気揚々と成王の功績を称えていた。「成王が北方で大燕の土地を奪回、代(タイ)国皇帝を10里も退けました 恩賞を与え、将兵の士気を高めては?」もはや朝議で李仲南に反対する者はおらず、洪孝(コウコウ)帝・趙鄴(チョウギョウ)は冷静を装いながらも不満を募らせた。散会後、蕭蘅(ショウコウ)は怒り心頭の皇帝をなだめた。密偵によれば大昭(ダイショウ)の内乱の収束が近く、すでに情勢が安定し、王子が国君の座についたという。「残党の捲土(ケンド)重来を防ぐには盟友が必要なはず 我らも南方に盟友を得れば成王の増強を危惧せずに済みます 国君は若く、子はいませんが妹が1人おります 迫害を恐れ逃亡中のところ、私が南方で救出しました」「ふっ、先手を打ったな」皇帝は早速、大昭国君の即位を祝って外交団を招き、盟約を結ぶと決めた。しかし礼部と儀を仕切ってきた中書令が休職中のため、沈玉容(シンギョクヨウ)に任せることにする。「お前の駒は沈玉容に近づく機会を回避するまいな?」「例の駒を危険にさらせと?」皇帝は失笑、蕭蘅の一瞬の迷いを見逃さなかった。「蕭蘅?お前も劇中に?」「入るものですか」「それなら良い」一方、成王も腹心の楚嵐(ソラン)から大昭国君が大燕との会盟のため、自ら外交団を率いてやって来ると知った。楚嵐の推察では国君の本当の目的は内乱で大燕に逃亡した公主を迎えに来ることだという。「趙鄴が公主を発見し、こたびの来訪となったのやも…」「ふっ、もし大燕で公主が命を落とせば?」成王は楚嵐に蕭蘅を見張り、接触相手を全て調べるよう命じた。薛芳菲は桐児を失った悲しみを紛らすように葉(ヨウ)宅に身を寄せる父の面倒を見ていた。姜景睿(キョウケイエイ)と柳絮(リュウジョ)は姜梨を心配して差し入れを届けたが、姜梨は顔も見せない。そこで葉世傑(ヨウセイケツ)は姜梨に気晴らしさせようと、大昭の外交団をもてなす接待使に志願してはどうかと勧めた。しかし姜梨はしばらく休みたいと断り、そっとしておいて欲しいという。心にぽっかり穴が空いてしまった薛芳菲。弟の墓参りに出かけ、死んだと思っていた父とも再会し、苦楽を共にする友もできたが、この寂しさだけは誰にも埋めることはできないと吐露した。すると蕭蘅が現れ、阿狸(アリ)が探していた娘を趙珂(チョウカ)が連れてきたと知らせてくれる。「だが心を閉ざしている、注意深く接するのだぞ」海棠(カイドウ)は雷に怯えて部屋の隅で丸まっていた。「海棠?私よ?薛芳菲よ?」海棠は恐怖に震えていたが、かつての主の声だと分かって顔を上げた。「娘子(ニャンズー)…生きていたんですね…」すると文にあった通り海棠の頬には大きな刀傷が残っていた。あの時、海棠は監禁された薛芳菲を助けようと沈玉容に文を渡したが、その後、麻袋に入れられ暴行を受け、死んだと思われたのか墓地に捨てられた。また見つかって捕まることを恐れ家に戻れず、隣の県で数月さまよっていたという。残飯で食いつなぎながら生き延びて故郷へ戻り、弟と再会、そこでやっと薛家の惨劇を知ったのだった。「海棠、酷い目に遭わせてごめんね」「悪いのはあの人たちです!」こうして海棠との再会が叶った薛芳菲。姜梨の復讐を果たし、いよいよ自分の恨みを晴らす時が来た。薛芳菲は蕭蘅から外交団の采配が沈玉容だと聞いて早速、志願すると決めた。しかし沈玉容は明義(メイギ)堂から届いた自薦の名刺の中に姜梨の名前を見つけ、勝手に保留にしてしまう。沈如雲(シンジョウン)は兄が隠した姜梨の名刺に気づいて母に報告した。すると沈夫人は自分たちが贅沢に暮らせるのも長公主のおかげだとそれとなく諭し、決して長公主の機嫌を損ねてはならないと釘を刺す。沈玉容は母の言葉に激高、沈家は長公主の犬ではないと怒号を響かせ出て行ってしまう。薛芳菲は選抜の結果が自分にだけ届いていないと知った。沈玉容が渋っていると気づいた薛芳菲は葉世傑に口添えを頼み、沈玉容を姜家に呼びよせることにする。そこで葉世傑は沈玉容と一緒に大昭外交団歓待の日程を皇帝に献上した折、歳試で大きな反響を呼んだ姜梨の琴を演目に入れてはどうかと進言した。沈玉容は姜家の騒動を考慮して許可しなかったと釈明し、仕方なく葉世傑に名刺を届けるよう頼む。しかし葉世傑は代理が届ければ保留されたこともあり、誤解を招くと断った。姜家に沈玉容がやって来た。すると沈玉容は姜梨から辞退して欲しいと頼む。「沈学士、何を恐れているの?」「君の意図は見え見えだ」沈玉容は姜梨が薛芳菲だと見抜いていた。「私は中書令の娘・姜梨であり、亡き沈夫人ではないわ」「ではなぜ接待使に執着する?」「侍女が私をかばって死んだ、実の妹も同然だった、その悲しみから逃れたいの! 落選させるなら亡き夫人の面影を求めたりしないで納得できる理由を示してください さもないと勘繰られるわ?」その夜、沈玉容は明かりも灯さず、ぼんやりと鏡を見つめていた。すると突然、笑顔の薛芳菲が映り込み、激情に駆られて鏡を投げ捨ててしまう。姜梨、婉寧、そして母と妹…。女たちの圧力はまるで真綿で首を絞めるようにじわじわと沈玉容を追い詰めていた。つづく( ˙꒳˙ )そうか!人形の九月が公主なのか!
2025.10.25
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※ATTENTION:ドラマにはグロテスクな内容が含まれています朝雪录 Coroner‘s Diary第35話燕遅(エンチー)と秦莞(シンワン)は秦朝羽(シンチョウウ)を守るため、宗正寺(ソウセイジ)の火災を不注意による事故として処理した。報告書を見た皇帝はいささか意外だったが、秦氏が燕徹(エンテツ)の逃亡と無関係なら火事について不問とし、実家での禁足を命じる。しかしこの恩情ある処分に秦莞は困惑した。皇帝は唯一の嫡子である燕徹や幼い燕綏(エンスイ)に冷淡だが、一方で秦朝羽には同情を示し、養子の燕離(エンリー)を重用している。「実の息子を冷遇し、燕離には慈父のように振る舞う、本当に妙だわ」燕遅が皇太后から聞いた話では瑾(キン)妃の事件後から皇帝の皇子たちへの態度が変わったという。思えば皇帝が父王を疑い始めたのも同じ頃だった。秦莞は往診で福寧宮を訪ねた折、それとなく皇太后の胸中を探った。「もし人生をやり直せるとしたら、やはり入内して妃となりますか?」「皇祖母、2度だけ己の心に従って行動したの ただ自分で決めたことでも望む結果になるとは限らない、運命に翻弄される」「八姐姐も同じです、陛下のご恩情がなければ一生、禁所暮らしになるところでした」すると皇太后の顔が一瞬、曇った。「ワンR、宮中の騒ぎには関わらず、夫婦2人で静かに暮らしなさい 小七は凛(リン)児が残した唯一の子よ、宮中とは距離を置いた方がいい」「心に刻みます」一方、忠勇(チュウユウ)侯府では秦朝羽を実家へ帰すと決めた皇帝の意図を図りかねていた。秦述(シンジュツ)は恐らく二皇子の件に関わるなという警告だと気づいたが、秦琰(シンエン)は二皇子と共に反旗を翻してはどうかと進言する。しかし秦述は激怒して息子を引っ叩いた。「秦家の爵位は″忠勇″に基づく、忠心なくしてどうして朝堂に立てようか!」秦莞は皇太后に頼まれ九皇子の様子を見に来た。しかし燕綏はどこか元気がなく、手持ち無沙汰なのか小さな紙切れを握りしめている。「それは何?」すると燕綏は慌てて紙を隠し、人払いしてから秦莞に告白した。「以前、私が話せず、字を書けなかったのは演技なんだ」実は燕綏は晋(シン)王事件当日、皇帝が瑾妃を刺し殺すところ見ていた。あの日から皇父の自分を見る目が冷たくなったという。「目撃したと気づかれたらきっと殺される、お願い信じて」「もちろんよ、安心して、嫂嫂と七哥がついている」「皇祖母があなたは大周一の検視人だって言ってた、全部、話すから手伝って欲しい 本当のことを明らかにしたいんだ」…あの日、燕綏は宴会で晋王から贈り物をもらう約束だったしかし大人の宴会が苦手で仮病を使って欠席、含光(ガンコウ)殿で臨書を見ることにするすると突然、皇父と母妃が入ってきた怒られると思った燕綏は慌てて身を隠したが、その時、父皇の怒号が響き渡る『この冊子を入手した目的は何だ?!』『陛下こそお答えください!なぜあの掛け軸と冊子の筆跡が大きく異なるのですか?』『言ったはずだ!腰や背中、腕にまで傷を負ったせいで筆跡が変わってしまったと…』燕綏は怖くなって耳をふさいだやがて母の悲鳴と物音に驚いて振り返ると、皇父が母妃を刺すのを見てしまう皇帝は急いで袁慶(エンケイ)に掛け軸を回収させたその時、皇帝は本棚の奥に誰かがいると気づくしかしちょうど燕綏を探している晋王の声が聞こえ、皇帝たちは慌てて出て行った燕綏は母の亡骸を前に呆然と立ちすくんだその時、晋王が駆けつけ、瑾妃の胸に刺さっていた匕首を見て皇帝が殺したと気づく「綏児、いいか?全て忘れろ、誰にも言うな」すると袁慶が禁軍を連れて乗り込んできた晋王は咄嗟に凶器を隠して自分の匕首を抜き、皇父の罪を被ってしまう…燕綏は自分に勇気がないばかりに母妃を救えなかったと後悔した。もし宴会を欠席していなければ晋王を巻き込まずに済んだという。しかし秦莞は燕綏と事件は無関係だとなだめ、必ず真実を明らかにすると約束した。話を聞いた燕遅は皇帝の筆跡を調べるため、秦莞と燕綏を連れて璇璣(センキ)閣を訪ねた。すると老年の多寿(タジュ)掌事(ショウジ)がちょうど棋譜の日干しをしている。多寿掌事は法帖を探すなら手伝うと申し出たが、燕遅は自分たちで事足りると断り、代わりに酒を渡して休ませることにした。その時、秦莞は棋譜がどれも子供が使うような初心者向けだと気づく。「陛下の愛読書なんです、陛下は碁の道の天才であられます ″碁の奥義は単純な理(コトワリ)にあり、万変しても根本は同じ″と仰せです」「…では太后のところではわざと負けたのかしら?」「陛下のお心遣いでしょう 今や政務にお忙しく、棋譜を読み、書道を楽しむ暇もありません 私が配属されて以降、陛下直筆の書は収められておりませんから…」燕綏はかつて母妃が棚の上の隅に隠した法帖を見つけた。母妃の話では即位前の燕淮(エンワイ)の書だという。確かに他の皇帝の法帖と筆跡は同じだったが、燕遅は最近の奏状にある裁可の筆跡とは大きく異なると気づいた。すると燕綏が事件当日、母妃の臨書から見つけた小さな書き付けを差し出す。「皇父が即位前に書いたものみたい」瑾妃は皇帝が偽物だと疑い、殺されていた。そうとは知らず晋王は皇父をかばい、沈毅(シンキ)も朝廷の混乱を恐れて口外しなかったのだろう。晋王の護衛・宋希聞(ソウキブン)事件に関わった皇后なら事情を知っているはずだ。恐らく皇后は燕徹(エンテツ)に皇位を継がせるため、皇帝に協力した可能性が高い。しかし皇帝は操られることを嫌い、宋希聞の遺体を利用してこの機に乗じ、母子を廃したのだろう。「なんと嘆かわしい、我らの推測通りなら陛下は二皇子を故意に逃したんだ もし成(セイ)王に捕まれば命はないだろう」その頃、無事に脱出した燕徹はわずかな護衛だけで逃亡中だった。しかし待ち伏せしていた成王たちの奇襲に遭い、殺されてしまう。その夜、京城に二皇子の逝去を知らせる鐘が鳴り響いた。燕麒(エンキ)は二皇子が自刃(ジジン)を遂げたと報告、皇帝は悲しみに暮れる。その大袈裟な狼狽ぶりに違和感を否めない燕遅。すると皇帝は皆と引き上げようとしていた燕遅だけ引き止め、あの気弱な燕徹が自害するとは信じられないと吐露した。そこで永慈(エイジ)と一緒に真相を突き止めて欲しいという。成王府では馮沈碧(フウシンヘキ)が勝手に本院に入ってきた秦湘(シンショウ)に激怒、池に突き落とそうとしていた。しかしちょうど宮中から戻った燕麒が現れ、馮沈碧を引っ叩いて離縁すると宣言する。秦湘は思わず燕麒に寄り添ったが、馮沈碧が冷遇されても自分が寵愛されるわけではないと知った。知らせを聞いて忠国公と夫人が慌てて成王府に駆けつけた。すると燕麒は今や皇帝唯一の成人した皇子になったと豪語、今後も出世したいなら離縁状を受け取るか、それが嫌なら娘を病死させると言い放って出て行ってしまう。馮沈碧は貴妃を頼ろうとしたが、忠国公は取り合ってくれなかった。そこで夫人が娘に戒めを与える。「近年、陛下は貴妃に若さを保つ丹薬を与えていたわ 確かに貴妃は今も美しいけれど、丹砂を多く摂取すれば子を授かりにくくなるの」馮沈碧は皇帝自ら貴妃の懐妊を阻止していたと気づき、今さらながら栄華を守ることの厳しさを知った。翌日の朝議、大理寺卿・李牧雲(リボクウン)は二皇子の逝去について詳しく調査したいと上奏した。京兆府尹・鄭白石(テイハクセキ)も同意したが、その時、燕遅が検視報告書を持って参上する。永慈郡主の検視結果によれば燕徹は自刃ではなく、何者かに斬られて即死していた。傷口からみても凶器は匕首ではなく長刀で、照合したところ成王の刀の形と一致したという。( ̄▽ ̄;)もうずっとチベスナなのよw焦った燕麒は同行を拒んだ燕徹を縛ったところ、自分の刀にぶつかり死んだと釈明した。しかし皇太子の少保だった秦述が二皇子の無念を訴え、さらに娘を蔑ろにされた忠国公にも裏切られてしまう。「成王は以前から太子の座を奪うつもりでした!皇位を手中に収めた気でいます! 馮氏は皇后に不相応だと言い放ち、離縁を迫りました!」皇帝は燕麒が簒奪を目論んでいたと知り激高、大理寺で尋問するよう命じた。その時、燕麒はやっと皇父にはめられたことに気づく。「私に皇兄を殺すよう示唆しておいて、罪を着せるとは…なぜなんだ!」燕麒は思わず真相を暴露したが、その場で庶民に落とされ捕縛されてしまう。袁慶は燕麒を屋敷へ連行、数人がかりで白綾に首をかけて自害と見せかけ殺そうとした。その時、突然、長剣を手にした燕遅が乗り込んでくる。「燕麒と二人だけで話したい」つづく(  ̄꒳ ̄)うーむ、ここにきてまた前半のまどろこしさが復活してきた
2026.07.26
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月升沧海 Love Like the Galaxy (第13話)第40話「首謀の尻尾」梁尚(リャンシャン)殺害事件は私事として袁(ユエン)夫人が審理を取り仕切ることになった。曲泠君(チューリンジュン)は無実を主張、あの日、夫の部屋に食事を届けたのは自分の外套を来た侍女・幼桐(ヨウトン)だったという。そのため下僕たちはてっきり夫人が部屋に入ったと誤解したのだ。程少商(チォンシャオシャン)は審理を見守っていたが、自分に調べさせて欲しいと嘆願し、袁夫人も認めてくれる。すると袁慎(ユエンシェン)がまた難癖をつけて少商を挑発した。「自分を有能だと思っているのか?…学もないのに捜査したいとは笑わせる、ふっ」しかし少商は言い返しもせず、袁夫人に拝礼して出て行ってしまう。「おい!本気なのか?!」肩透かしを食った袁慎は自分も調べてくると母に断り、慌てて少商を追いかけた。袁慎は相変わらず減らず口を叩いていたが、内心では女子の身で現場に入った少商が心配だった。「あいつの捜査を待ったらどうだ? …それにしても穏やかになったな、以前ならすぐ言い争いになったのに」「子晟(ズーション)のおかげね、彼は私を溺愛し、大切にしてくれる、だから私も他人と争わなくなった 彼に嫁ぐなんて想像もできなかったけれど、でも考えてみたの もし彼と出会えなければ一生の心残りだとね…って、あなたに言っても無駄よね」少商は袁慎も早く妻を見つけるよう勧めた。意中の相手がいないため、自分たちのように仲睦まじい夫婦が気に食わないのだという。「あ、でも理想は下げた方がいいわ、私のような優秀な娘は見つからないから」袁慎の気持ちを知ってか知らずか痛い所を突く少商、すると捜査の妨げとばかりに袁慎は部屋から追い出されてしまう。少商は現場の部屋が外観に比べてやけに狭いと気づいた。そこで回廊を歩いて外周を図ってみたところ26歩、しかし部屋の中は20歩だと判明する。「残りの6歩はどこ?」壁には梁尚が大事にしていた金石で作った彫刻が飾られていた。その頃、凌不疑(リンブーイー)は真犯人に目星をつけ、梁家の男全員を集めていた。「梁尚は梁家家主、家主が死んで夫人が犯人となれば梁尚の子は家主の座を継げない つまり取って代われる者こそ、犯人の可能性がある…梁州牧(シュウボク)、あなたが真犯人では?」「私は梁家の養子に過ぎぬ、梁尚に代わり家主を務めているだけ 梁尚と梁遐(リャンシア)は同腹の兄弟で梁太公の血脈だ 梁尚を埋葬してから家主の位は三弟の梁遐に引き継がれる…」梁無忌(リャンウージー)は三弟に話を振ろうとしたが、梁遐はいつの間にか姿を消していた。少商は壁を叩きながら歩いているうち、音が違う場所を見つけた。そこで力一杯、壁を押してみると、隠し部屋に潜んでいた梁遐に引き込まれてしまう。「三公子…あなたが犯人ね?」隠し部屋には血だらけの衣があった。梁遐は凌将軍の捜査が自分に及ぶと恐れて密かに隠し部屋へ戻り、証拠となる衣を処分しようとしたのだろう。すると梁遐は少商の首に短刀を突きつけ、少商を殺して逃げると言い出した。少商は咄嗟に自分を人質にして交渉すれば逃げられると提案したが、梁遐は信じようとしない。その時、突然、外から凌将軍の号令が聞こえた。「部屋を壊せ!」現場を捜査していた少商がこつぜんと姿を消した。報告を受けた凌不疑は黒甲衛(コクコウエイ)に離れを破壊するよう命令、追い詰められた梁遐は仕方なく少商を人質にして外へ出る。驚いた袁慎は思わず身を乗り出したが、袁夫人は息子を止めた。「君子、危うきに近寄らずよ…行っては駄目」すると凌不疑はちょうど集まっていた梁一族を包囲し、少商を放せば一族も母親も見逃すと条件を出す。その時、少商が真犯人は三公子だと暴露した。退路を失った梁遐は少商を道連れにすると言い放ち、母親など殺せばいいと開き直る。そこで凌不疑は梁母を引きずり出し、目の前で腕を捻り上げた。母の悲鳴を聞いた梁遐はさすがに気が動転、その隙を突いて凌不疑が短剣を放ち、見事に梁遐の手に命中させる。少商は梁遐の手が離れた瞬間に逃げ出し、不疑は無事に少商を奪還した。↓少商、いつの間に護身用の刀を出したの?黒甲衛は梁遐の両膝に矢を放ち、逃亡を阻止した。老夫人は溺愛する梁遐に抱きついて悲しみに暮れたが、当の息子は母が自分のために何もしてくれなかったと嘆く。父は養子である長兄の無忌を州牧に推挙し、家主には二兄の梁尚を指名した。これも一族に有能な子弟がいなかったせいだが、梁遐は嫡子で志もある自分だけ何も手に入らなかったと母に八つ当たりする。「俺がこうなったのもお前のせいだ!いちいち騒ぎ立てるから収拾がつかなくなっただろう?!」凌不疑も少商も梁遐が誰かにそそのかされて急に事を起こしたと分かっていた。そこで不疑は廷尉府に梁遐を連行し、首謀者の名を聞き出すことにする。しかし梁遐が何か言いかけた時、上階から梁無忌が放った矢が喉を貫通した。皇帝は梁州牧が証人の口を封じをしたと知り激怒した。これでは自ら首謀者だと明かしているようなものだが、梁無忌はこの件を追及しても大局にとって利なしだと訴える。皇帝も子晟もその意味を悟っていた。そこで皇帝はひとまず梁州牧を下げる。「子晟…首謀者はもしや太子妃の従兄では?別院の警護を任されておるし」「孫勝(スンション)ならもう捕らえました、解放すれば数日も生きられないでしょう 首謀者が誰なのか、陛下もすでにお気づきかと…」その夜、越姮(ユエホン)は永楽宮に三兄を呼びつけ、厳しく追及した。「亡き大兄の半分でも知恵があったら太子を陥れようなんて愚かなことはしない!」「不服だったのだ… もともと饟(ジョウ)県越氏は安泰だったのに、なぜ文(ウェン)氏と共に造反せねばならなかったのか」小越侯は妹から何度、諌められても諦めがつかず、恨み言を漏らした。本来なら妹が皇后となり、三皇子が世継ぎとなって次の皇帝になれたはずだという。しかし越姮は三兄が自分たち母子のためではなく、自分が国舅(コッキュウ)になりたいだけだと分かっていた。「霍翀(フォチョン)に代わって不満を言える立場?! 三兄、なぜ孤城に遅れて到着したの?瘴気(ショウキ)を口実に霍翀を死に追いやろうとしたのでは?」「言いがかりだ!」すると越姮は凌不疑のこと、貨幣の鋳造の件も韓武(ハンウー)に刺客を送り込んだことも、少なからず証拠を揃えているはずだという。それでも上奏しないのは越氏の面子を考えて三兄の自首の機会を与えてくれたのだろう。「なぜ瘴気に毒があると言いながら馬だけは無事だったの?なぜ軍報には記されてなかったの? 答えなさいっ!」「…救援の要請を受け出征後、道中で前方に瘴気があると知ってな しかし調査した斥候が瘴気は問題ないと報告した ちょうどその頃、乾安(ケンアン)王の軍も急いで向かっていた そこで考えた、乾安王の救援の時間を遅らせることができたら陛下は宣(シュエン)氏を咎めるとな だから斥候を殺した」その話を皇帝と凌不疑が聞いていた。凌不疑は越妃の公正な判断のおかげでついに小越侯の尻尾をつかんだ。あの時、乾安王は長年、不仲だった小越侯を信じられず、自ら一隊を率いて瘴気を調べに向かったという。やがて配下の彭坤(ポンクン)から乾安王が瘴気に侵され、密林で死んだと報告を受けた。しかし瘴気に毒はなかったはず、つまり彭坤がこの機に乗じて乾安王を殺害し、兵権を奪ったのだろう。一方、孤城は雍(ヨウ)王が兵器をすり替えたせいで10日は持ちこたえられる所、2日で陥落していた。孤城の惨劇は奇しくもそれぞれの私心が重なり招いた結果だった。小越侯は武器のすり替えなど知らなかったと否定、確かに援軍が遅れるよう画策したが、たとえ数日、遅れても間に合うと確信していたからだという。「乾安王を殺してなどおりません!ましてや兵器のすり替えなど… 陛下、私は孤城陥落とは無関係です!」しかし15年前ならいざ知らず、皇太子を失脚させるべく罠にはめたことが皇帝の逆鱗に触れた。兄との今生の別れを覚悟し、そっと目を閉じる越姮。すると皇帝は越氏一族の忠誠と生き残った兄妹に免じて命は奪わず、爵位を剥奪して皇陵の墓守を命じるという。越姮はむしろ皇帝の優柔不断さに驚いたが、凌不疑は反発する様子もなく、ただ黙っていた。凌不疑が長秋宮に戻るとまだ少商がいた。少商は今日のことを両親が知れば説教されるため、帰らなかったという。「無茶をするなと言ったのに、なぜ危険を侵す?」「私でなければ誰が皇后と太子の汚名をそそぐの?…助けたかったの、だから怒らないで」「はぁお、責めないよ、でも君に何かあったら自分を許せない」すると少商は凌不疑の眉間の皺を伸ばした。「孤城の件は決着したのに嬉しくないの?」「少商…家族を傷つけた相手を法で裁けないとしたらどうする?」「まだ敵がいるの?」「いや、仮定の話だ」「私はやられたら必ずやり返す、家族を傷つけた人は許さない、千倍にして返すわ」「ではもし復讐することで愛する人を傷つけるとしたら?」「…人生は取捨選択、重要な方を選ぶ」その答えを聞いた不疑は思わず少商を抱きしめた。一方、屋敷へ戻った袁夫人は息子に妻を選ぶよう勧めていた。母の思わぬ言葉に驚く袁慎、実は夫人は息子の意中の相手が程娘子だと気づいたという。袁慎は少商が婚約してから何度も縁談を探したが、満足する相手が見つからなかったと話した。「今になって思えば、面影が重ならぬからかも…一手の遅れが運の尽きでした しかし程少商が成婚しても私は日々を生きていかねば」↓(´ω`)しょぼん凌不疑は越妃に呼ばれて再び永楽宮を訪ねた。実は越姮が兄を誘導して処罰させたのは霍家と霍兄、そして何より子晟のためだという。「兄に対する処罰に不満でしょうね… でもあなたには長年のわだかまりを捨て成婚して欲しい、普通の暮らしをするべきよ」しかし不疑は小越侯の処分に不満はなかった。舅父は小越氏の手で死んだわけではなく、越氏とて大勢が亡くなっている。「皇帝が厳罰を避けた心情を子晟も理解できます 今後は越氏に償いは求めません、ただし黒幕の罪は一生を費やしても償いきれないでしょう」すると不疑は帰ってしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)うわっ!不吉な予感!w子晟、どうやら黒幕を知っているみたいだねそれにしても袁慎がらしくなくてちょっとつまらないw
2023.10.30
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※あらすじには過激な内容や表現が含まれています、ご注意ください扶摇 Legend Of FuYao最終話「最後の封印」九天の頂…。弑神釘(シシンテイ)で懲罰を受ける長孫無極(チョウソンムキョク)は太妍(タイケン)が持っていた師祖・長青子(チョウセイシ)の鏡でついに扶揺(フーヤオ)と五州を生かす方法にたどり着いた。『…私に始まり、私によって生き…私によって生きて、私に終わる…』全て最初から定められていたことなら、もし変えられぬ天意なら、扶揺と共に行くまで…。無極の選択を聞いた太妍は、ならば自分は最後まで無極を助けると言った。驚いた無極はすぐここを離れるよう必死に訴えるが、太妍の決意は変わらない。「だめだ!太妍!…だめだ!太妍ーーーっ!」しかし太妍は黙って姿を隠した。一方、桟橋にひとり残った小七(ショウシチ)は縄を切り、橋の片側に細工を施した。やがて弟子たちが小七に気づいて橋を渡り始め、その途端、縄が切れて橋と共に落下してしまう。小七は追っ手の足止めに成功し、皆の後を追うことにしたが、その時、落ちたはずの弟子の1人が舞い戻って来た。「お前を止めなきゃ、男がすたる…」何者も恐れず、屈強な男に立ち向かう小七、しかし力の差は歴然だった。「フーヤオ姐…俺はここまでだ…」小七は刀を全身で受け止めながら最後の力を振り絞り、男を巻き添えにして谷底へ消えた。天機(テンキ)上師と長老たちが待ち構えているとも知らず、扶揺はついに無極の元へたどり着いた。気を失っていた無極は扶揺の呼びかけで目を覚まし、愛しい人の姿に思わず笑みがこぼれる。しかしすぐ現実に引き戻され、扶揺を追い返した。「ここを離れろ!すぐにだ!師尊は君を許しはしない、行け!早く行けっ!」必死に説得する無極、しかしついに天機上師たちが現れる。「逃がそうとしても無駄だ」すると扶揺は覚悟を決め、天機上師と対峙した。扶揺は無極を解放するなら自分を好きにすればいいと条件を出した。すると天機は無極が手を下せないなら自分たちが妖女を封ずるまでと言い放つ。「やめてくれー!やめろ!師尊!お願いです!こんなことはやめてくれぇぇぇ~!」無極がいくら全身で叫んでも、もはや師尊を止めることはできなかった。「お前は義に厚い女子だが、しょせんは災いをもたらす妖女、五州天下のため死んでくれ!」ついに妖女を封じるため放たれた天機上師たちの神気…。扶揺は激しい衝撃を受け、その場にばったりと倒れてしまう。「やーとうーっ(丫头)!うわあああああああーーーっ!」虚しく響く無極の悲痛な叫び…。その時、非煙(ヒエン)の一撃が天機上師たちを襲い、危機一髪のところで扶揺を救った。天機上師たちはちょうど気を巡らす隙を突かれ、思いがけず深手を負った。そこへ非煙と太妍が現れる。「幻生(ゲンショウ)殿はそもそも帝非天(テイヒテン)のもの、我は帝非天の唯一の血族 かつて捲土重来(ケンドチョウライ)を期して、お前たちが帝非天を封印するのを見逃してやった そして千百年の間、妖女の出現を待った」天機はようやく非煙の目的を知ることになった。まさか非煙の真意が帝非天の復活だったとは…。「扶揺を封印石に生贄として捧げ、囚われの帝非天を再び降臨させる その時、妖女の体内の邪火が帝非天に戻る、邪火さえ戻れば帝非天は昔日の力を取り戻す まもなくこの五州は我らのものになる…ウェ~ハッハッハッハ!」天機上師は非煙に謀られたと気づいて激高し戦いを挑んだが、あっけなく敗れてしまう。無極は目の前の惨劇になす術なく、放心状態だった。すると非煙は太妍に邪魔者の無極を殺せと命じる。太妍は拝命したが、ふいをついて背後から非煙に襲いかかった。しかし非煙は瞬時に剣先をつかみ、自分の言いつけに背いた太妍を吹き飛ばしてしまう。実は太妍の企みなどお見通しだった。非煙は太妍が幾度も独断で動き、任務を装って無極に会っていたと知っている。「太妍よ、お前は実に単純だ、無極がお前を愛するとでも?あり得ぬのになぜ無極を助ける? 言ったはずだ、お前の剣は情を断ち切れば無敵と…何度も教えたのに、なぜ聞いてくれぬ?」挑発された太妍は敵うはずのない非煙に突撃し、無残にも散って行った。非煙は倒れている扶揺に近づいた。その時、無極が急に高笑いし、非煙の死期が近いと教える。驚いた非煙は無極の前にやって来た。「お前の脈は乱れ、呼吸も弱い、どうやら幻生殿の殿主にも昇天の時が来たな?」「でたらめを…」「でたらめじゃない、確かな見立てだ、死が迫っている… その美しい顔(カンバセ)を保っているのはすべて他人の寿命を奪ったからだ! 幻術で維持した命は天寿が来たなら、一瞬のうちに衰え、崩れ去る!」「黙れ!」非煙は恐れていたことを指摘され、激高して無極を殺そうとした。その時、倒れていた扶揺の意識が戻る。無極は扶揺を守るため全神経を集中させ弑神釘を抜き出すと、鎖を引きちぎって非煙に頭突きした。非煙は無極に吹き飛ばされ、ちょうど目を覚ました扶揺にまで切りつけられた。そこへちょうど宗越(ソウエツ)、戦北野(センホクヤ)、雅蘭珠(ガランジュ)が駆けつける。非煙は身の程知らずの凡愚(ボング)どもと蔑むが、3人は扶揺と無極を守るため戦いを挑んだ。3人は次々と非煙の前に倒れて行った。扶揺は仲間を救うため無極を置いて加勢、しかし圧倒的な力に対抗できるはずもない。扶揺が吹き飛ばされると、無極は咄嗟に非煙に襲い掛かった。しかしあっけなく殴り飛ばされてしまう。その時だった。非煙が無極に気を取られているその一瞬の隙をつき、扶揺の剣が非煙の身体を突き刺す。すると非煙は不敵な笑みを浮かべた。「クックックッ…幻生殿を見くびるな、ただでは逝かぬ この命をもってお前の最後の封印を解き、我が宿願を成就せん!あはははは~!」非煙は不気味な黒い煙に姿を変えると、あっという間に扶揺の身体へ侵入してしまう。宙に舞い上がった扶揺は絶叫、すると両目が赤く妖しく光った。無極は扶揺が着地すると急いで駆けつけたが、すでに最後の封印を解かれた扶揺は妖女に変貌し、無極の声は届かない。宗越は扶揺が妖女に変化(ヘンゲ)したと気づき、もはや帝非天の復活は阻止できないと嘆いた。すると妖女が目の前の無極の首をつかみ、2人で姿を消してしまう。妖女は無極を連れて長青殿にやって来た。導かれるように封印石に近づいていく妖女、すると無極が必死に扶揺を引き止める。すると妖女は苛立ち、振り向きざまにいきなり無極を刺した。「うっ…最初に刺したのも…ここだったな…」無極は太淵(タイエン)の奴闘場でも扶揺が胸を刺したことを持ち出し、扶揺の心に訴えかけた。その時、妖女に扶揺の記憶が断片的に蘇る。妖女は混乱し、無極と扶揺の情を振り払うかのように再び無極に斬りかかって行った。しかし無極をいたぶればいたぶる程、妖女は無極と扶揺の絆に苦しめられてしまう。そしてついに扶揺の心が妖女を凌駕、扶揺は自ら腹を刺して邪火を抑え込むと、封印石は爆発した。傷だらけでその場に倒れこんだ扶揺と無極…。無極は精一杯、腕を伸ばして扶揺の手を握ると、2人は安堵の涙を流す。「無極…ついにやったわ」扶揺は全ての元凶が自分だったことから、自分で終わらせたかったと言った。自分1人が死ぬことで人々を生かしたかったのだと…。しかしこの世にはもはや妖女などいない、扶揺がいるだけだ。「私たちついに勝ったのね…運命の鎖を断ち切った…」「天地に仁なくも蒼天に道はある…心に天下を抱けば、死への命でも決して後悔などしない…」「私は願ってた、この世から殺戮がなくなればいいと…」「君の言う通りだ、私もこの世が平和でいて欲しい…そうしたら私は君を… 五州天権の皇后にする…幸せな皇后に…」無極は扶揺の手を精一杯握りしめると、扶揺は満面の笑みを浮かべた。「私たち…もう十分、浮き世の苦しみをなめ尽くした… これからはあらゆる喜びを味わうの…いいわね?」「もちろん」「私たち…これからは永遠に一緒よ…」「…私は…とても幸せだ…この人生で君に巡り会えた」「私もよ…」庭園で仲睦まじく過ごす無極と扶揺「なぜ苦難の道を?」「君のためなら、世界を敵に回しても苦しみを跳ね返せる」2人の眼下には平和な五州天権国が広がっていた。完終わった~っ!‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››本国放送でさっぱり意味が分からずw答え合わせ視聴でしたが、どちらにしても解決できませんでした(笑設定なんてどうでもよくなったのか、え?結局、自害でもいいんだ?みたいなwそうそう、太妍=漣児のはずだけど、ネタバレはありませんでしたね~違うのかな?そう言えばBSで十里桃花が再放送です、立ち直るためにもまた視聴しようっとwww問題のラストシーン当時は本国でも扶揺と無極は死んだのか、ここはどこなのか、話題でした本国の方の書き込みで2人は死んでない設定と確認、本当ならこの後に2人の婚儀のシーンがあったはずだったとか(…あ、中文なので定かではありませんw)そのためあらすじでは天権で終わったことにしましたが、最後に管理人の解釈を追記して終わりにしたいと思います(←勝手にw【ラストシーン考察】まずはラストシーンの解釈無極と扶揺は死亡→歴劫を終えて天界へ天界に戻った2人は俗世での無極と扶揺から長青子と帝非天に戻っています管理人的考察その1:無極→長青子、扶揺→帝非天無極が璇璣で再び師尊に召喚された時のことを覚えていますか?無極は千年前に師祖・長青子が修行したという穹蒼の禁忌の地に連れて行かれましたすると蓮の花に師祖の姿が現れ、それが自分だと知って驚きますこの時、師尊が当時、長青子も無極と同じように苦しんだはずだが決断したのだー!みたいなことを言ってましたつまり長青子も愛する人を封印するのは辛かったけどやり遂げたという意味だと予想同様に蓮の花の中にいた妖女=扶揺=帝非天でその2:鏡からのヒント『…私に始まり、私によって生き…私によって生きて、私に終わる…』俗世を妖女から救うのが天界の仙人である長青子の天劫とだと予想その3:三十三宮で離恨天が最高扶揺が隠れ家で見た無極が書き残していた詩を最後にもう一度、持ち出しています実は管理人にとってこれが最大のヒントでした扶揺の顔が「あ~そう言えば俗世で書いてたわね~」と言った表情にも見えます離恨天と言えば道教でいう太一君と言う神様セリフにあった通り、今回の歴劫が一番辛いと言われる情の劫だったのでは?その4:たー?中文に造詣ゼロの管理人が困ったのが無極のセリフ字幕では「″君″が俗世に行くなら僕も行くよ~」とありますが、中文では「君=她」つまり「彼女が」と言っています無極=長青子だと仮定すれば「彼女=扶揺」がまた俗世に行くなら自分も行くことになる、と解釈できますただその3に示した通り、その際は情とは違う歴劫で…この流れなら最後に扶揺が「(今回)なぜ苦難の道を選んだの?」と聞いたのも理解できますがどうでしょうか終わり
2019.11.29
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花间令 In Blossom第7話楊采薇(ヤンツァイウェイ)殺害の新たな手がかりを得た潘樾(パンユエ)。実は潘樾は今も自分が楊采薇を殺してしまったと自責の念に駆られていた。あれは2ヶ月前のこと…潘瑾(パンジン)は屋敷に突然、戻ってきた潘樾の様子に驚いた『その白髪はどうした?』『楊采薇が死んだ…』『こうなることを恐れてあの女子からお前を遠ざけたのに…奴らには勝てぬ』潘瑾は10年前、当時の廷尉だった楊済安(ヤンジーアン)の補佐官だったある時、楊済安は告発状を受け取って朝廷内に潜む反逆勢力の存在を知り、禾陽(カヨウ)に手がかりを見つけて訪ねたというしかし帰京するなり何者かに陥れられ、一家流刑に処されてしまうそれからの結末は潘樾も知っての通り敵が強大な勢力だと気づいた潘瑾は無知を装って楊家との縁を切るしかなかったという『組織はずっと潘家を監視していた、お前が探しに行かねばこんなことには』潘樾は自分のせいで楊采薇が死んだと知り、自暴自棄になった楊采薇の棺の前で酒に溺れる潘樾すると衛兵が駆けつけ、民を無理やり娶って死に追いやったと弾劾された潘樾を連行するというしかし泥酔した潘樾は抵抗、兵士に腹を刺されてしまう…あの時、楊采薇が偶然、見てしまった潘樾の腹の傷跡にはそんなわけがあった。金六郎(ジンリウラン)を探し当てた潘樾が生死坊へ向かった。報告を聞いた車椅子の要人は暗殺を命じたが、潘樾が郡主の許嫁という特殊な身分のため、他人の刀で斬らせるよう指示する。一方、楊采薇はひと足先に生死坊に潜入していた。しかし名帖(メイジョウ)がないため硬貨の換金所がある場内に入ることができず、門衛に追い払われてしまう。するとちょうど場外に到着した潘樾に見つかった。潘樾はすぐ帰るよう叱ったが、上官芷(シャングワンジー)から置き去りにするなら泣いて騒ぐと脅されてしまう。「ギギギ…よかろう、私から離れるな」潘樾は誰かの名帖を使って場内へ入ることにした。その時、ちょうど自分たちと体格や年齢が近い男女が上階の個室へ上っていく。潘樾と楊采薇は2人をつけて部屋に押し入り、衣装を取り替えて名帖を奪うことに成功した。一方、銀雨楼(ギンウロウ)の少主・卓瀾江(ジュオランジアン)は今夜も木彫りの人形作りに没頭していた。すると配下から潘樾と上官芷が生死坊へ行ったと知らせが届く。その頃、楊采薇は江南(コウナン)富商の娘・陳卿卿(チェンチンチン)に成り済まし、彼女の名帖を使って若い燕に扮した潘樾と場内に入ることに成功した。2人は道すがら換金所の場所を確認、やがて格闘場を見渡せる眺めの良い個室へ通される。その日の勝負は特別で、美女たちの中に狼を放ち、誰が最後まで生き残れるか賭けると分かった。采薇は悪趣味だと顔をしかめたが、いざ試合が始まると次第に全身が熱くなり、様子が一変する。(″ ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾<2番!2番!2番!…(੭*ˊ꒳ˋ)੭<勝った~!潘樾は上官芷の異変に気づき、自分が換金所へ行ってくると言った。しかし楊采薇は潘樾が持っている硬貨をかっさらって出て行ってしまう。楊采薇は換金所に金六郎が残した証拠の硬貨を出した。「この硬貨を替えて…元は1000両だから半分で500両よ」「破損した硬貨は換金できません」采薇は思わず振り返り、換金に集まった客たちに訴えた。「ねえ、半分欠けた硬貨が無効だと思う?」人混みに紛れていた潘樾はこの機に乗じ、客たちを煽った。「いかにも!都合が良すぎるぞ?」潘樾の声を聞いた客たちは采薇に肩入れ、思わぬ騒ぎに発展してしまう。「私たちに勝たせたくないんでしょう?!」「換えろ!換えろ!換えろ!」その時、潘樾が用心棒たちの姿に気づき、咄嗟に硬貨を回収して上官芷を連れて逃げ出した。上官芷が急に足を止め、恍惚の表情を浮かべて何かを追いかけ始めた。「上官芷、どうした?」「私は上官芷じゃない!」「バカなことを…」すると潘樾は上官芷に熱があると気づいた。上官芷はふらふらしていたが、その時、ふいに潘樾を見つめて頬に口づけしてしまう。動揺した潘樾は上官芷を突き飛ばすと、そこにちょうど客にお茶を届ける侍女が通りかかった。「待て…この茶には何が入っている?」「五石散(ゴセキサン)と幻草(ゲンソウ)です、一番人気の飲み物ですよ?」潘樾は場内の客や上官芷がなぜ興奮気味なのかやっと分かった。潘樾は上官芷に大量の水を飲ませて茶を吐き出させた。おかげでしらふに戻った上官芷だったが、潘樾に口づけしたことを思い出し、慌てて厠に逃げ込んでしまう。潘樾は回廊で待っていたが、その時、上官芷の悲鳴が聞こえた。格闘場では次の試合が始まっていた。楊采薇は暴漢に襲われ上階の個室へ逃げたが、ついに追い詰められてしまう。「硬貨を渡せ…金六郎から何を聞いた?」「知らない」すると窓から逃げ出した楊采薇は足を滑らせ、屋根から格闘場に落ちてしまう。上官芷を探して個室に戻った潘樾は怪しい男と出くわし、蹴り飛ばしてから格闘場へ降りた。すると上官芷をかばって背中を狼の鋭い爪で引っかかれてしまう。しかし咄嗟に護身用の短剣で狼を刺し、潘樾は上官芷を連れて上階へ飛び上がった。何事かと騒然となる客人たち、その時、誰かがこっそり手を伸ばし、檻のそばで死んでいる狼から潘樾の短剣を抜き去ってしまう。阿江(アジアン)が生死坊へ到着すると、なぜか客たちが一斉に帰ろうとしていた。聞けば坊主・蔡昇(ツァイション)の女が殺されたという。実はその女は狼との格闘で初戦を制したあの2番だった。暴漢が目を覚ますと拘束されていた。「また会ったな?」潘樾は婚儀の日、この男と回廊ですれ違いざまにぶつかっていた。その時の様子に違和感があり、顔を覚えていたという。「楽師を装って侵入し、私を宴席から遠ざけたな?」潘樾は実家から使者が来たと聞いて宴席を立った。楽師に成りすました男はその隙にこっそり抜け出し、潘樾に成りすまして婚房へ入ったのだろう。潘樾はついに楊采薇を殺した犯人を突き止めた。すると激情に駆られ、男の首を締め上げてしまう。「潘樾!私を見て、潘樾!」采薇が潘樾の腕をつかんで必死に止めると、潘樾はなぜか上官芷に采薇の姿が重なり、手を離した。「お前が禾陽に来て以来、ここに隠れていた まさか金六郎が硬貨を腹に隠していたとはね〜完璧な暗殺だったのに(ボソッ 例え金針が見つかっても、依頼に行ったのは潘樾だ だからあの目の見えない母親はお前と依頼人の声が同じだったと証言する それが…詰めが甘かったな、ふっ、惜しかった」潘樾は黒幕を明かすよう迫ったが、男は不敵な笑みを浮かべ、奥歯に仕込んでいた毒を噛み砕いて自害してしまう。「あの方を怒らせた、俺より惨めに死ぬぞ?」知らせを聞いた蔡昇が格闘場にやって来た。実は場内に男女の成りすましが侵入、亡骸に刺さっている短剣はその男の物だという。「一時の間にその2人を見つけよ」その様子を阿江が見ていた。潘樾は男の身包みをはいだが、手がかりはなかった。すると上官芷が男の胸にある傷口に違和感があると訴える。その時、思いがけず阿江が部屋に飛び込んできた。…阿江…楊采薇が目を丸くしていると、阿江はなぜか2人に手を貸してくれる。「殺しの罪を着せられるぞ?早く逃げろ…今、死なれては困るんでね」阿江は2人を連れて脱出しようとしたが、すでに場内は手が回っていた。そこで采薇は阿江を先に逃がすことにする。「あなたを巻き込むわけにいかないわ」「では用心しろ」潘樾は変わった男ながら正義感があると感心していたが、采薇はやはり遺体を調べたいと引き返してしまう。楊采薇は机にあった小刀で男の傷を切り裂き、異物を取り出した。「大人、これをご覧ください、令牌です」潘樾は手際よく検視する上官芷にまた楊采薇の姿が重なり困惑した。その時、采薇は令牌に彫られている図柄に見覚えがあると気づく。確か子供の頃に見た父の描いていた絵だ。『これは何?』『この水紋はある悪の組織を表す模様だ、奴らの正体は謎で多くの悪事を働いてきた だからある手がかりを頼りに奴らを全員、探し出し、一網打尽にしたいのだ』…もしや上官芷と父上の死はこの組織と関わりが?…蔡昇は男女が隠れている個室を包囲、弩を放った。潘樾は上官芷を連れて咄嗟に衝立の後ろに隠れたが、その時、衝立を貫通した矢が上官芷の腹を直撃する。「あっ…まだ死にたくない」「上官芷っ!」つづく( ゚ェ゚)ってか子役… ←そこ?w
2025.02.21
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墨雨云间 The Double 全40話第38話「反乱の足音」沈玉容(シンギョクヨウ)は母と妹を故郷へ戻すことにした。贅沢な暮らしに慣れた2人は貧しい町に戻りたくないと反発、母はせめて理由を知りたいという。「都で何が起こるのか知る勇気があると?」その意味を悟った沈夫人は青ざめ、急いで荷造りすると決めた。洪孝(コウコウ)帝・趙鄴(チョウギョウ)は成(セイ)王・趙晟(チョウセイ)が多数の兵馬を従えて帰京すると知り激怒した。それにしても俘虜(フリョ)を口実に押送と称して兵を増やすとはよく考えたものだ。蕭蘅(ショウコウ)は成王と婉寧(エンネイ)では考えつかない妙策だと感心し、裏に参謀がいると怪しむ。実は成王に入れ知恵したのは沈玉容だった。その夜、沈玉容は京城郊外の軍営で密かに成王と接触した。沈玉容の策により大軍で都に迫ることができたとご満悦の成王。すると沈玉容は次に挙兵の大義名分が必要になるという。「最良の名目は長公主の死」沈玉容は婉寧を殺して皇帝に罪を被せるよう献策したが、激怒した成王から剣を突きつけられてしまう。「殿下の運命はこの挙兵で決まる、殿下は果敢なお方だと信じています」冷静になった成王は剣を収め、ならば死を装ってはどうかと提案した。そこで沈玉容は婉寧に知らせず仮死薬を与えて一芝居打つという。成王は確かに妹の気性では惨めな役回りを拒むと考え、婉寧には事が済んでから自分が言い聞かせると約束した。「感謝いたします、殿下、こたびの功労として殿下に所望したき物が…」ヒイィィィ~!(゚ロ゚ノ)ノ帰還した成王率いる北境軍は民衆の熱狂的な歓声を受けた。太極殿では皇帝と文武百官が総出で成王を出迎え、その偉大な戦功を称賛する。「祭祀後も都に滞在しては?」「明日の祭祀の後すぐ引き上げるつもりです 北疆は一見、平穏ながら少しも油断できません、ご理解ください」儀礼を交わしながら互いを牽制する皇帝と成王、その様子を見ていた蕭蘅と沈玉容も火花を散らしていた。成王は公主府に婉寧を訪ね、李家での身勝手な振る舞いを嘆いた。「李仲南(リチュウナン)との関係が切れたら宿願が遠のくのだぞ?」「哥哥…妹妹を責めるのね?城を捨てて一目散に逃げた昔とは大違い」「蕭暝寒(ショウメイカン)さえ邪魔しなければ、今、玉座にいるのは私だった」「まさかその息子があれほど情に溺れるなんて、兵権より女子を選んだ」すると婉寧は一緒に母妃の参拝へ行こうと誘った…劉(リュウ)氏はまだ幼い趙晟と趙婧(チョウセイ)を残して逝くことになった2人の子に恵まれたおかげで身分は低くとも貴妃に封じられたが、すでに皇帝からの寵愛を失い、薄氷を履む思いで慎重に生きてきたと吐露する『私が死んだら兄妹で助け合いなさい、いいわね? 宮中では弱き者が蹴落とされる、勝ってこそ生きられるの 皇権を手に入れることは己を守る何よりの武器になる』…趙晟は母妃の遺言を思い出し、優しい兄の顔に戻った。すると永安(エイアン)閣に李仲南がやって来る。「明晩の宴の刻限に動きます」3人は京城の地図を眺めながら改めて計画を確認すると、婉寧は沈玉容を呼んで兄に紹介した。「″お初にお目にかかります、陛下″」(((((((゚ロ゚ノ)ノ ヒイィィィーッ!一方、蕭蘅(ショウコウ)も成王の謀反に備えて万全の準備を整えていた。采配を終えた蕭蘅は中庭で薛芳菲と一息つきながら、ついにこの日が来たと感慨深い。「大理寺の牢で私に尋ねたな?もう一度、尋ねるがよい」「…身近に冤罪で亡くなった人はいる?」「いる、父は龍武軍を率いていたが、私利を図る成王に見捨てられて辺境で果てた 父のために登聞鼓(トウブンコ)を打ったが正義を取り戻せなかった この8年間ずっと考えていた 非業の死を前に父は何を思っただろうか、人に裏切られ後悔はなかっただろうかと」すると薛芳菲はもし蕭将軍が存命なら、民を慈しみ生きてきた父と盟友になれただろうと言った。「蕭蘅、きっと蕭将軍があなたを守ってくれる…あなたを信じてる、だから私を信じて 私はあなたを決して見捨てない」姜宅に三娘子の若瑶(ジャクヨウ)から文が届いた。若瑶は永(エイ)州で元気に暮らしているという。老夫人は安堵したが、姜元柏(キョウゲンハク)が急に中書令としての日々を振り返った。あれは先帝が病床についた時のこと。先帝は趙鄴の師・姜元柏を呼んで急に中書令に封じ、自分の死後に趙鄴を支えるよう頼んだ。しかし生真面目な姜元柏は太傅として権力をふるえば疎まれると考え、親政が始まるとあえて李仲南と権力を二分していた。それ以来、李仲南とは時に対立し、時にかばい合ってきたという。すると姜元柏は家中の不穏な空気に気づきながら構う余裕がなかったと吐露し、全て自分の過ちだと嘆いた。老夫人は息子が珍しく宮中の話題に触れたことから、政変が近いと気づく。「今日は母親(ムーチン)に心の準備をして頂くために参りました もし私に何かがあれば母親に姜家を託します」「心配ないわ、お前には長年、苦労をかけたね」老夫人は息子との別れを嘆くより、先代の気骨が備わった息子が誇らしかった。老夫人たちの話をちょうど晩鳳堂を訪ねた楊(ヨウ)氏が立ち聞きしていた。驚いた楊氏は慌てて引き返し、屋敷にいた姜元興(キョウゲンコウ)に反乱が起こると知らせる。すると姜元興は戦功が華々しく大軍を率いる成王が勝つと踏み、荷物をまとめて母の里に逃げると決めた。皇帝は明日の祭祀を前に麗(レイ)妃と側仕えの蘇(ソ)内官を宮中から逃がすことにした。しかし2人とも皇帝のそばを離れないと拒否、運命を共にするという。こうしてそれぞれの思惑が絡み合う中、ついに祭祀当日を迎えた。隆孝(リュウコウ)皇帝の位牌が祀られた壇上に並んだ3人の子供たち。趙鄴は父皇が与えてくれた皇位を必ず守ると誓い、趙晟は自分を選んでくれなかった父皇への恨みを募らせる。そんな中、婉寧は心ここに在らずだった。あの日、代国から戻った婉寧は病床の父皇を見舞った。人払いして枕元へ薬湯を届けた婉寧。父皇は目を潤ませ再会を喜んだが、婉寧は代国では人以下の扱いだったと嘆いた。それでもいつか父皇が迎えに来てくれると信じていたという。『お前には申し訳ないことした』『あなたは自分自身や息子を愛するように私のことを…』『もう言うな、あの時、代国のやつらは朕をあぶり焼きにすると脅してきた、朕はやむなく…』『父皇、私を愛していたのか聞いたのです』しかし父皇は急に激しく咳き込み、答えをはぐらかした。すると婉寧は枕で父の顔を力の限り押さえつけ、殺めてしまう。…悪いのはあなたよ?だから私に報いてもらう…∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!婉寧!マジか!祭祀が終わり、成王と蕭蘅は皇帝を見送った。「粛国公、9年ぶりか?私が都を出た時はまだこんなに小さかったな 両親が存命ならさぞ喜んだであろう」「父親は運悪く戦死しました、今の殿下のご活躍を見ればさぞ喜んだでしょう」成王は蕭蘅が真相を知っているのか探ろうとしたが、蕭蘅は昔の話だと遮った。「そなたは父親の前轍を踏むでないぞ」「危険は御免です」2人の立ち話は一見和やかに終わったが、互いに腹の内は見せなかった。趙珂(チョウカ)は姜梨の安全を守るため姜宅で警戒していた。すると回廊で姜元興に呼び止められ、枯れた植木を見て欲しいと懇願される。仕方なく一緒に姜元興の屋敷まで同行、そこに突然、曲者が飛び込んできた。使い手の趙珂は曲者を殴り飛ばし、生け取りにしようと近づいたが、背後から姜元興に襲われ、薬を嗅がされて倒れてしまう。ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ まさかの三叔父!蕭蘅を心配する薛芳菲のもとに白雪(ハクセツ)が密書を届けた。…相談したき事あり、すぐ国公府へ来られたし、蕭蘅…白雪は明日にするよう止めたが、薛芳菲は居ても立ってもいられなかった。そこで白雪を下げ、呼び笛で趙珂を呼ぶ。「国公府へ行きたいの」「はい」趙珂は拱手して拝命したが、薛芳菲が自分の指を見ていることに気づいて慌てて腕を下ろした。姜元興は姜梨が出かけたのを確認すると伝書鳩を飛ばした。手首には縛られた痕が残っている。一方、薛芳菲は馬車に揺られながら、父と弟に何かあったのかと気が急いた。「趙珂?!まだ到着しないの?」「もうすぐです、Rニャンズー」…二娘子?…趙珂は姜梨をいつも″娘子″と呼んでいた。薛芳菲はふと趙珂の指が1本だけ短かったことを思い出し、偽物だと見抜く。そこで馬車を止めて逃げようとしたが、趙珂に首を突かれて意識を失った。薛芳菲が目を覚ますと、薛昭(セツショウ)が閉じ込められていた地下牢だった。すると婉寧公主が趙珂を連れてやって来る。「彼は何者?!」「見破ったのはあなたが初めてよ~」薛芳菲をさらったのは変装の達人・明智小五郎だった。←違うw「蕭蘅が来るのを待ってお前の末路をゆっくり見てもらうことにする~」婉寧は偽の懐妊を仕組んだ薛芳菲に怒りが爆発、その細い首をつかんだ。「子を失った痛みや夢が破れた辛さがお前に分かる?!」「愛する人に生き埋めにされた絶望なら分かるわ!」「ふっ、シュェファンフェィ…たまにお前が好きになる、沈玉容がいなければ友になれたかも あら、清らかな夫が不幸にも私に毒されたと思った?もともと私と同類なのよ」すると婉寧は長い袂を翻しながら嬉しそうに帰って行った。つづく( ๑≧ꇴ≦)婉寧!薛パパと婉寧はユーロンの本性に気づいていたのねw
2025.11.10
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月升沧海 Love Like the Galaxy(第28話)第55話「肩を並べる時」楼縭(ローリー)は程少商(チォンシャオシャン)に協力を頼み、産気づいた何昭君(ハージャオジュン)を連れてなぜか廟に案内した。違和感を感じて殿内を見回す少商、するとふと安置された神像に目が留まる。その時、楼縭が隠し持っていた短剣を取り出し、突然、少商に襲いかかった。「程少商!あなたが従兄を自害に追い込み楼家は没落した、命をもらう!」少商は間一髪で楼縭の腕をつかみ助かったが、そのまま揉み合いとなった。「何昭君!神像を調べて!隠し扉があるかも!」少商の予想通り何昭君が神像を動かすと後ろの壁が開いた。少商は楼縭の足を思い切り踏みつけ、楼縭が怯んだ隙に何昭君と一緒に密室へ逃げ込んだ。すると思いがけず鉄鎖で拘束された傷だらけの袁慎(ユエンシェン)を発見する。度田令の推進中だった袁慎は油の買い占めに気づき、巡察中の皇太子が通過する郭(カク)村に貯蔵されていると突き止めた。そこで急いで知らせに向かうはずが、途中で戻(レイ)帝の残党に捕まってしまったという。少商はともかく袁慎を解放するため鍵を解錠することにしたが、袁慎は無駄だと止めた。「最も難解な連環鎖(レンカンサ)だ、解けやしない、早く逃げろ、私のために命を捨てるな」「この天下に私の解けない仕掛けはない、だから黙っていて」ちょうどその頃、外套を目深にかぶった女が廟に入って来た。楼縭は復讐を果たせなかったが、女は少商を誘い込めただけで上出来だと労う。「でも全てやり遂げてくれたのならもう用なしね…」女はいきなり楼縭の腹を刺した。「霍不疑(フォブーイー)と程少商以上に楼大房が憎い…あの世で父や母と再会するが良いわ」「阿父と阿母を殺したのは…あなた…」楼縭はようやく両親の敵に気づいたが、そこで事切れた。霍不疑一行は急遽、驊(カ)県に入った。一見、穏やかに見える城内、すると民に成りすましていた残党がいきなり襲いかかり、不疑を配下から引き離して孤立させてしまう。その頃、少商は解錠に成功し、何昭君と袁慎を連れて密室から脱出しようとしていた。しかし突然、床が開いて地下室へ落下してしまう。袁慎は自分に構わず逃げろと言ったが、天井が閉まる寸前に誰かが飛び降りて来た。「少商?!無事か?!」「なぜあなたがここに?」不疑は巡察中に異常を察知、驊県に駆けつけたところ戻帝の残党に県庭へ追い込まれたという。「ここに私を誘い込んだのは私の一番、大切な者が罠にかかったからだ」「罠だと知りながら飛び込むなんて…救援を求めてから敵を討てばいいのに!」「失ってからでは敵討ちに意味はない…生きていることが重要なんだ」その時、楼縭を殺した女が現れた。「餌には釣られないと思ったのに…ふっ、情愛にどっぷり浸かると英雄も愚鈍になるのね」少商は女の声で行方知れずとなった王延姫(ワンイエンジー)だと分かった。王延姫は面紗を外して正体を明かした。「今日、お前たちには私が作った墓場で死んでもらう 川で救われたあの瞬間から敵討ちを誓った、やっと果たせる…」地下室には楼犇(ロウベン)の位牌が安置され、床には藁が敷き詰められていた。どうやら王延姫は不疑だけでなく少商たちまで道連れにして死ぬつもりらしい。「少商、楼家で良くしてあげたのに、どうして夫を追い詰めたの? 袁慎、お前は知り過ぎたわ、計画を阻止する者は殺すしかない」少商は自分たちを逆恨みする気持ちは分かったが、身重の何昭君は無関係だと憤る。しかし王延姫は楼垚(ロウヤオ)を自由にするためだと言った。「楼垚は彼女を愛していない、無理やり娶らされたの、夫は死ぬ間際まで弟を案じていたわ 義姉として助けてやらなくては…子なら別の女が産む」その頃、楼垚は楼縭に騙されたとも知らず、従者と清(セイ)県にいた。産婆は夫の実家へ戻ったと聞いて訪ねてみたが見当たらず、従者は楼縭の勘違いではないかという。仕方なく楼垚は激しい雨の中、片っ端から医師をあたり、ようやく対応してくれた医師をなかば強引に連れ出した。夫の後を追って入水した王延姫を救ったのは田朔(ティエンシュオ)だった。復讐のため賊に寝返った王延姫、すでに皇太子が訪ねる郭村の道中にも油を撒いたという。「妻より野心を選んだ男だ、そんな者のために命を懸ける価値があるのか?」「あなたこそ少商より痛快に報復することを選んだくせに」「凌益(リンイー)を殺した後、少商を一目見て後悔した、夫婦は同心で肩を並べるべきだと… この5年、後悔しない日はない、復讐が難しくとも成婚すべきだった 共に明るい道を歩むべきだった」不疑の言葉を聞いた王延姫は夫もこうして悔い改めてくれたらと思うとやるせなくなった。「あなた…どうして私だけ置いていったの?」すると少商が楼犇も後悔していたと明かした。楼犇は少商に地形図を贈る際、窮地の時は心を縛られず天地を見いだせるようにと戒めたという。「その言葉をあなたに送るわ」しかしもはや夫の言葉も心に響かず、王延姫はついに火を放ってしまう。王延姫は積み上げておいた油を次々に倒し、地下室はあっという間に激しい炎に包まれた。すると王延姫は自ら煙に巻かれて倒れてしまう。その時、黒甲衛が駆けつけ、天井をこじ開けた。「若主公!」梁邱起(リャンチゥチー)は縄梯子を下ろし、身重の何昭君と負傷した袁慎を次々と引っ張り上げる。そして2人に続いて少商も無事に脱出、登ってくる不疑に手を伸ばしたが、突然、不疑の足に王延姫がしがみついて邪魔した。「…連れて行け、彼女を連れて行くんだ!」少商を守るため苦渋の決断を下した不疑。梁邱起は涙をのんで少商を床から引き離すと、ついに黒甲衛も力尽き、床は再び固く閉ざされてしまう。「子晟!子晟nnnnnnnnnnnnnnnn!」梁邱飛は少商を密室から逃がし、仲間たちも一斉に避難した。その時、地下室が爆発、少商たちは吹き飛ばされながらも九死に一生を得る。しかし不疑は…。少商は絶望の中、頑なだった自分を責めた。「子晟、後悔しているのでしょう?私の手を離さないと言ったのに! 私を散々つらい目に遭わせたから、この先はずっと私に尽くすのでしょう? 分かった、もう許すわ、だから返事をして、お願いよ!」不疑を失った悲しみに耐えられず絶叫しながら泣き崩れる少商、しかし、うなだれていた梁邱飛(リャンチゥフェイ)が物音に気づいて門を見た。「若主公…」霍不疑は生きていた。不疑は王延姫が中へ入れたのなら出られると判断、激しい煙の中で抜け道を探し当て、はい出したという。「少商…私を許してくれるのか?撤回しないでくれ」少商と不疑は硬く抱き合い、5年間のわだかまりが溶けて行くのが分かった。その時、ようやく清県から戻った楼垚が飛び込んで来る。「昭君!私と連れ添うと約束しただろう?共に子を育てると…約束を破ってはダメだ?!」崩れた密室の前で呆然となる楼垚、しかし何昭君は無事だった。「…楼垚?私ならここよ」「(はっ!)良かった!」楼垚は妻の手を握りしめ涙を流し、何昭君も楼垚の心に自分がいると分かって安堵した。田朔の陰謀を阻止するため、霍不疑と少商は共に立ち上がった。しかし不疑は道中の皇太子の元へ、少商は郭村で民を守ることになる。「少商、危険な任務になるぞ?」「大勢の民や天下に比べたら私たちの愛憎なんて微々たるものよ」「少商、君は唯一、私と肩を並べる者だ」こうして2人は県庭の前で別れた。郭村を目指してた皇太子一行の前に田朔が立ちふさがった。「三皇子、息災のようだな?」皇太子は今度こそ田朔を捕えようと意気込んだが、その時、伏兵が現れ、包囲されてしまう。劣勢を強いられた皇太子は自ら剣を抜き応戦するも負傷、満身創痍で田朔と対峙した。「国の後継者として死ぬのは戦場のみ…決して退かぬ!」「では主公に代わり正義の鉄槌を下す!」しかし危機一髪のところで霍不疑が駆けつけ、皇太子を守った。「霍不疑?!生きていたのか!王延姫の役立たずめが!」田朔は計画が失敗したと気づいて悪態をついたが…。つづく( ̄▽ ̄;)ちょっと田朔の声www最終話が不安になって来たw
2024.01.03
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墨雨云间 The Double 全40話第36話「老将軍の思惑」久しぶりに晴れやかな朝を迎えた沈玉容(シンギョクヨウ)。実はその頃、婉寧(エンネイ)公主は腹の子を守るため李瑾(リキン)に嫁いでいた。李瑾は殊勝な様子で拝礼の儀に挑む長公主に戸惑いながらも床入りの儀へ、すると婉寧の態度が一変、夫婦の杯をわざとこぼして李瑾を追い出してしまう。「疲れたわ…駙馬、聞こえなかった?」婉寧は納得のいかない婚姻に苛立ちを隠せず、独りになると沈玉容からもらった菊のかんざしを眺めて涙に暮れた。一方、薛芳菲(セツホウヒ)は今日も弟の世話を焼いていた。すると薛昭(セツショウ)が全て片付いたら淮郷(ワイキョウ)に帰り、瓊枝(ケイシ)に会いたいという。薛芳菲は瓊枝が非業の死を遂げたと言えず、薛昭が死んだと聞いて悲しんでいたが、良い相手が見つかって遠方へ嫁いで行ったと嘘をついた。「そうか…彼女が幸せならいいんだ」その頃、大昭(ダイショウ)では蕭蘅(ショウコウ)が司徒九月(シトキュウゲツ)の毒蜘蛛探しに付き合わされていた。九月は蕭蘅と2人だけの時間が嬉しかったが、蕭蘅は相変わらずつれない。「まだか?!暑くて敵わん!」九月は仕方なく切り上げ、兄との交渉が上手くいったか聞いた。すると蕭蘅は九月の駙馬になることが条件だったと明かし、九月から断って欲しいと頼む。「率直に言おう、兵を借りられねば困るが婚姻はできぬ」「今日、付き合ってくれたのは下心があったからね?!」「駄目なら帰国して死を待つのみ」九月は呆れたが、助けるのはこれが最後だと言った。薛芳菲は蕭蘅が帰ってくると知って肉を焼いて待っていた。宴の準備を手伝っていた薛昭と海棠(カイドウ)は2人の邪魔にならないよう退散、その時、帰ってきたと知らせが来る。薛芳菲は喜んで迎えに出たが、現れたのは蕭蘅の祖父・蕭大川(ショウダイセン)だった。すると慌てて文紀(ブンキ)が駆けつけ、蕭蘅が戻ったら連絡するという。「どうせ私に会いたくないのだろう?…仕込んだ酒が余った、飲め、帰る!」「先帝と山河を平定した誉れ高き蕭老将軍ですね!」姜梨(キョウリ)の言葉を聞いた蕭大川は機嫌良く出て行ったが、門前でちょうど屋敷に到着した孫と出くわす。しかし蕭蘅は挨拶どころか祖父に一瞥もくれず通り過ぎた。蕭蘅が屋敷へ入ると、ちょうど薛芳菲が老将軍の届けた酒甕を持ち上げようと苦戦しているところだった。「良いところに…この酒を」「分かっている、毎年届き、毎年捨てている」蕭蘅はせっかくの再会が祖父のせいで台無しになったと落胆したが、阿狸(アリ)が帰国の宴に肉を焼いてくれたと聞いて笑顔を見せた。蕭蘅は兵を借りる条件が駙馬になることだったと話した。しかし薛芳菲は蕭蘅が承諾しないと分かっていながらわざとつれなくする。「そうなの…だったら行けば?早馬を準備する?」「私が承諾したらお前が許さない…私には分かる」薛芳菲は失笑し、実は婉寧が李瑾に嫁いだと教えた。計画とは違ったが、思いがけぬ収穫もあったという。李瑾は気位が高いため婉寧といては心穏やかでないはず、表面上は静かに見えても実は激しく波打っているはずだ。「薬効が消えたら大騒ぎになる」一方、沈玉容は婉寧の懐妊を訝しみ、草薬の書を調べ始めていた。粛清された皇城司の残りの将たちは辺境へ異動となった。しかし武器庫担当者が命乞いのため自供、三月前に申請数を超える武器を受領したが、超過分は入庫しなかったという。恐らく皇城司と武庫署が通じて成(セイ)王に武器を横流ししていたのだろう。蕭蘅は早速、皇珹司の武器支給を審査した武庫署の曹斌(ソウヒン)を訪ねたが一足遅く、曹斌は汚職を認める遺書を残して自害していた。すると武庫署の署令・黄賢松(オウケンショウ)が駆けつける。蕭蘅は曹斌が武器を横流ししていたと弾劾したが、黄署令は何も知らなかったと訴えた。「では曹斌が担当していたのは皇城司の他にどこだ?」「確か…侍衛親軍司(ジエイシングンシ)です」黄署令の話では曹斌が見直したいので侍衛親軍司と皇城司の文書を持ち帰ったという。確かに書斎には紙の燃えかすがあった。そんなある日、突然、沈家に婉寧がやって来た。婉寧は李家での生活にへき易していたが、沈玉容は自分たちの子供ためだと言い聞かせる。「私のように接する人は他にいません お坊ちゃんの李瑾は辛抱を知らない、あまり追い詰めませんように 今は静かに時を過ごすことが重要なのです」「はいはい、分かったわ」沈玉容が婉寧の肩を抱き寄せると、婉寧は子の名前を考えようと提案した。「安寧で穏やかに暮らせるよう殿下の寧と、雪のように純潔であれと願って…」「沈・寧・雪…?では呼び名は小雪にする」婉寧は母となる幸せをかみしめながら沈玉容の肩にもたれていたが、沈玉容の氷のように冷たい表情には気づかなかった。蕭蘅は侍衛親軍司を訪ねた。都指揮使(トシキシ)・張巍(チョウギ)は蕭大川の元部下、蕭蘅から武器の横流しの件を聞いて武器担当の冑曹(チュウソウ)参軍・徐直(ジョチョク)を呼んでくれる。「我々の武器を調べたいそうだ、協力してやれ」しかし張巍と徐直の対応は完璧すぎてむしろ不自然だった。武庫署の記録と照合するため書類を借りて侍衛親軍司を後にした蕭蘅と陸璣(リクキ)。すると武器署を調べていた文紀が駆けつけた。「武器生産量が出庫量を上回っています 曹斌は侍衛親軍司とも通じて余分な武器を出庫していました!」「監視せよ、徐直は捕らえる」一方、張巍は早速、蕭大川を牽制した。実は皇城司が武庫署と組んで武器を横領していたことが発覚、粛国公が侍衛親軍司にも疑いをかけているという。「捜査は構いません、しかし証拠もなく部下を捕まえ拷問したなら…黙っておれません」李瑾は長公主が沈玉容に会いに行ったと知っていた。追跡されたと知った婉寧は逆上するところだったが、ふと沈玉容の言葉を思い出して落ち着きを取り戻す。「これも一種の協力関係よ、助けてくれれば十分な褒美をあげる」「お守りしたいだけです、あなたのお子を… 結局、沈玉容のことが漏れたら皆が困ることになる、ふっ」婉寧は子のためにこらえたが、増長した李瑾へ怒りを募らせた。国公府に捕らわれた徐直は超過分など知らないと否定したが、文紀は一晩、責めれば白状すると踏んだ。しかし蕭蘅は明日まで待てないという。その時、門衛が慌てて駆けつけた。「侍衛親軍が国公府を包囲しました!」張巍は徐直を無断で連れ去ったと激怒、半刻以内に解放しろと要求した。国公府の前で睨み合う蕭蘅の暗衛と張巍率いる侍衛親軍、すると慌てて蕭大川がやって来る。「張巍、私の顔を立ててここは退いてくれ、今日中に部下を送り届ける」すると張巍は剣を納め、撤退した。蕭大川は武器の横流しの案件なら徐直を三衙で審理させるよう提案した。しかし蕭蘅は皇帝に従うと拒否、かつて父の変死を調べず、今さら部下の肩を持つのかと非難する。「ともかく徐直を解放しろ、家で話そう」「私に家などない」すると蕭蘅は屋敷へ入り、門を閉めてしまう。皇帝のもとに横暴な蕭蘅を弾劾する奏状が山のように届いた。皇帝はさすがにやり過ぎだと激怒、自分でもかばい切れないという。「限度を知れ!2日間の禁足を命じる!」つづく( ๑≧ꇴ≦)ゆーろーん!ゾクゾクする壊れっぷりですw
2025.11.04
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墨雨云间 The Double 全40話第39話「最後の戦いへ」姜元柏(キョウゲンハク)の弟・姜元興(キョウゲンコウ)が妻を人質にされ婉寧(エンネイ)公主に加担。姜梨(キョウリ)を偽物の趙珂(チョウカ)に引き渡した。「姜梨、許してくれ」一方、薛芳菲(セツホウヒ)を閉じ込めた婉寧は上機嫌で地下牢を出た。すると永安(エイアン)閣の前に兄の姿がある。趙晟(チョウセイ)は謀反の準備に万全を期していながら、未だ蕭蘅(ショウコウ)を恐れていた。「蕭蘅を誘き出す″餌″だ、間違いがあってはならぬ」「安心して、蕭蘅が来たら公主府から生きて帰さないから」その頃、蕭蘅も今夜の反乱に備え、策を巡らせていた。すると姜元興の目を盗んで脱出した趙珂が駆けつけ、姜梨が行方不明だと報告する。「恐らく長公主が…」蕭蘅は罠だと気づいて単身で乗り込むことにしたが、思いがけず軍装した蕭大川(ショウダイセン)が現れた。「大戦を前に大将が離れてはならん!嫁は私が助けに行く!」( ๑≧ꇴ≦)おじーちゃーん!w婉寧の侍女・梅香(バイコウ)は沈玉容(シンギョクヨウ)から届いた差し入れを運んだ。まさか裏で自分の知らない計画が進んでいるなど露も思わず、婉寧は嬉しそうに羹(アツモノ)を飲んでしまう。その頃、沈玉容は阿狸(アリ)を救うため地下牢に駆けつけていた。全ての過ちは長公主に強いられたせいだと責任転嫁する沈玉容、しかし薛芳菲は死を恐れて自分で選んだ道に過ぎないと指摘する。すると沈玉容は阿狸に薬を嗅がせ、気を失わせて運び出した。沈玉容が薛芳菲を抱えて永安閣を出ると、激しい雨の中、びしょ濡れになった婉寧が立ちすくんでいた。そこで沈玉容は一旦、薛芳菲を下ろし、婉寧と相対する。婉寧は羹を食べて喀血、沈玉容に毒を盛られたと気づいていた。「その女を救うために私を殺すのね? 私はその女を殺させたけれど、最後にはやっぱりその女を選ぶの? あなたに尽くしたのに、その私に毒を盛るなんて…哥哥が許さないから!」「殿下も承知の上だ、成王の挙兵には大義名分が必要だからな」「沈玉容…私を愛していた?」しかし沈玉容は何も言ってくれない。兄と情夫の裏切りを知った婉寧は絶望した。「あなたからもらったかんざし…今、返すわ」すると婉寧は沈玉容の手に菊のかんざしを握らせ、その手をつかんで自分の胸を突き刺してしまう。「沈玉容…これであなたが公主殺しの罪人になる…先に地獄で待っているわ」その様子をちょうど意識が戻った薛芳菲が見ていた。沈玉容は薛芳菲を連れ、婉寧の亡骸を届けに李(リ)家に向かった。痺れ薬で体が動かない薛芳菲は揺れる馬車の中、沈玉容の恐ろしい計画を知る。実は沈玉容は軍営で成王に謁見した際、兵馬が入城できた暁には魚符が欲しいと頼んでいた。『蕭蘅をこの手で殺したいのです』沈玉容は薛芳菲の心を奪った蕭蘅を骨の髄まで恨んでいた。太極殿で成王の凱旋を祝う宴が始まった。城楼から宮中を警戒する陸璣(リクキ)、城外では楚嵐(ソラン)が臨戦態勢で合図を待っている。一方、侍衛親軍司(ジエイシングンシ)でも衛兵が集結していた。すると徐直(ジョチョク)が駆けつけ、都指揮使(トシキシ)・張巍(チョウギ)の逮捕令を示す。「北境と通じ武器を密輸、謀反の意図あり、縄に就け!」しかし誰も従わず、逆に徐直が捕まってしまう。実は張巍は徐直が蕭大川の密偵だと知っていた。「だから泳がせていたのだ、自分たちが優位だと思わせるためにな」( ๑≧ꇴ≦)おじーちゃーん!w沈玉容は李瑾(リキン)に婉寧の亡骸を届け、本当に死んだと明かした。「長公主は私に毒を盛られたと誤解し、悲憤の中で自害した だが成王殿下の大計どおり進めれば良い、事が成った後、私が自ら罪を請う」李瑾は長公主の亡骸に付き添い、急逝を嘆きながら李宅を出発した。その様子を眺めながらほくそ笑む沈玉容。すると入れ違いに薛芳菲が連行されて来る。「もう後戻りできないわよ?」「…ここで待っていろ」沈玉容は兵士に薛芳菲を見張るよう命じ、馬で出かけて行った。薛芳菲が屋敷に引きずり込まれそうになっていると蕭大川が乗り込んで来た。「老将軍!蕭蘅を助けに行って!沈玉容が魚符を持っている!」「まずはそなたを助けてからだ!」しかし李家の侍衛たちが駆けつけ多勢に無勢、蕭大川に勝ち目はない。その時、驚いたことに闇市の頼彪(ライヒョウ)たちが雪崩れ込んで来た。実は蕭蘅が大昭(ダイショウ)へ出かけていた時、陸璣が密かに闇市へやって来たという。『主君から伝言です、″時は来れり″と…』文紀(ブンキ)は回廊で控えている蘇(ソ)内官に反乱が始まると報告、皇帝を脱出させるよう頼んだ。蘇内官から耳打ちされた洪孝(コウコウ)帝・趙鄴(チョウギョウ)は麗(レイ)妃を連れて中座しようとしたが、成王に邪魔されてしまう。「雪隠へ参る、すぐ戻る」「この曲が終わったら私も付き合おう」「ふふ、成王殿下、私がいるのに陛下が戻らないはずありません」麗妃は皇帝を逃がすため宴に残ると決意、一献したいと言って成王の席へ向かった。後ろ髪を引かれる思いで太極殿を出た皇帝は蕭蘅と合流した。しかし蕭蘅は追っ手を阻むため、皇帝の警護を陸璣に任せるという。「明日、生きて必ず会おう」「御意」その頃、宴席に婉寧公主の亡骸を抱いた李瑾が現れた。「殿下!殿下!長公主が殺されました!皇帝の仕業です! 皇帝は殿下の功を妬み、都から生きて出さぬと… 暗衛に長公主の捕縛を命じ、騒ぎの中で長公主が命を落としたのです」成王は妹が本当に死んだと知り驚愕したが、大義名分を得て挙兵、麗妃を共犯者として拘束してしまう。朝臣たちは突然の政変に動揺した。中には明らかに謀反だと弾劾する大臣がいたが、その場で呆気なく殺されてしまう。すると李仲南(リチュウナン)が成王に忠誠を誓い、長公主の仇を討つと賛同した。朝臣たちは成王を恐れ、やむなく追従するしかない。こうして成王が皇帝誅殺を掲げ、ついに謀反の火の手が上がった。城内から合図の照明弾が上がった。楚嵐は軍営を出発、宮中では張巍率いる侍衛親軍を文紀たちが阻む。「謀反人、張巍を捕えろ!」一方、皇帝を追いかける成王ら北境軍の前には蕭蘅と国公府の暗衛が立ちはだかった。楚嵐たち北境軍は城門で足止めされていた。すると城楼に沈玉容が現れ、魚符を示して城門を開けるよう命じる。軍令は絶対、龍武軍の総領将軍・楊青(ヨウセイ)は好む好まざるに関係なく、従うしかなかった。文紀たちは張巍を殺害、侍衛親軍を平定した。しかしそこへ楚嵐率いる北境軍が雪崩れ込み、形勢は逆転する。「やはり大昭の加勢は役に立たなかったか…」「何を言う!早見優!」すると司徒九月(シトキュウゲツ)が代昭軍を率いて駆けつけた。「外はおとりよ!精鋭は隠しておいたの」「よし、ここであの時の決着をつけよう!」一方、陸璣は暗衛たちをおとりにしながら皇帝を誘導していた。しかし李仲南率いる反乱軍に見つかってしまう。「陛下、お迎えに上がりました、協力して頂けるなら成王に命乞いしましょう」その時、城楼に現れた伏兵が一斉に矢を放ち、反乱軍は壊滅する。「遅くなりました!」禁軍を率いて現れたのは姜元柏(キョウゲンハク)だった。李仲南は一緒に趙鄴を捕らえてくれるなら成王に口添えすると懐柔したが、激怒した姜元柏に蹴り飛ばされてしまう。「捕らえよ!」文紀は司徒九月の助太刀で楚嵐を生け捕りにした。すると九月は精鋭たちと城外の支援に向かう。一方、蕭蘅は亡き父の宝剣を抜いて成王と死闘を繰り広げていた。決着がつかないまま対峙する蕭蘅と成王、その時、北境軍の兵士が思わず″龍武軍はまだか″とぼやいてしまう。皇帝を案じた蕭蘅は暗衛に門を死守するよう号令、屋根に飛び上がって消えた。姜元柏は先帝との誓いを守り皇帝を救った。そこで急いで城門へ向かうことにしたが、突然、蕭蘅が駆けつける。「姜相国、陛下を国公府へ」「分かった」しかし龍武軍がこちらに向かってくると知らせが届く。蕭蘅は自分が止めると言ったが、その時、蕭大川が薛芳菲を連れて戻って来た。蕭蘅は愛しい薛芳菲を馬から降ろし、2人はしばし抱き合った。しかし別れを惜しむ時はなく、蕭蘅は陸璣たちに皇帝を必ず守るよう頼んで馬で駆けて行ってしまう。「蕭蘅はどこへ?」「陛下、粛国公は龍武軍を引きつけ、城外に出るつもりです」すると薛芳菲は老将軍に弓を貸して欲しいと頼んだ。疾走する蕭蘅の前に龍武軍を手中に収めた沈玉容が現れた。「蕭蘅!探していたぞ!自らやって来るとな!…放箭(ファンジィェン)!」蕭蘅は父の宝剣で弓矢を弾き飛ばし、城外を目指した。しかしあと一歩のところで城門を閉められてしまう。馬を捨て孤軍奮闘する蕭蘅。すると城楼へ上がった沈玉容は龍武軍を下げた。「蕭蘅!…お前を殺す気はなかったが、阿狸が惚れたようだ お前のせいで私の顔も見たくないと…」「沈学士!阿狸が愚か者だと蔑んでいたが、本当だな」(# ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ <お前が阿狸と呼ぶなぁぁぁぁぁぁ!蕭蘅はふと背後を気にした。しかし愛する人への未練を断ち切り、城楼を見上げる。「これは決死の戦い!もとより生還は望まぬ!」つづく( ˙꒳˙ )ユーロンは仮死薬じゃなくて本当に毒を入れたんだろうね
2025.11.10
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※ATTENTION:ドラマにはグロテスクな内容が含まれています朝雪录 Coroner‘s Diary第33話秦莞(シンワン)と燕遅(エンチー)は万喜(バンキ)の養子・王翰(オウカン)から話を聞いた。晋(シン)王事件の夜、宋希聞(ソウキブン)は大理寺への収監を待たずして皇后の命で御懲司(ゴチョウシ)へ連行されたという。王翰は当日、迎陽門で当直だった。「指示は義父の万喜(バンキ)から受けました、義父は皇后の側近で最も信頼が厚い 遺体を隠した肥桶の荷車が届き、夜のうちに運び出して栖梧(セイゴ)山に埋めました」燕遅は白楓(ハクフウ)に王翰を連れて遺棄現場を確認するよう命じた。しかし秦莞は王翰の話が事実だという。実は晋王府での初検で秦莞は遺骸と共に鎮静作用がある烏飯子(ウハンシ)を見つけていた。「これは山中にしか生えない、王府の裏庭にあるはずないの 李牧雲(リボクウン)には遺体が移動されたことをまだ話していないわ」一方、皇帝は今朝も皇太后を見舞っていた。皇太后は燕凛(エンリン)の忘れ形見となった孫・燕遅を守るため、できるだけ早く王位を継がせてはどうかと提案する。すると皇帝はいっそのこと燕離(エンリー)も一緒に冊封しようと決めた。「離児は私の養子、私を救ってくれた義(ギ)王の恩に報いるためでもあります」「では約束して、今後、何が起きても小七を冷遇せぬと」「大逆の罪を犯さぬ限りは生涯、平穏でいられることを保証します」全て白状した王翰は皇后の報復を恐れ、睿(エイ)王世子に保護を求めた。しかし燕遅は助かる手立ては自首しかないという。皇后の命で遺体を処理したと証言すれば成(セイ)王は喜んで王翰を守ってくれるはずだ。「成王に事実を話せばいい、ただし私と成王は不仲、助かりたければ私の名を出すな」王翰が大理寺に出頭した。当時、貴人の命のため身を隠せと言われたが、銭が必要になって義父を訪ねたところ捕縛されたと分かり、事態を知ったという。「引き継いだ時点で肥桶の荷車に遺体がありました 引き継ぎをしたのは康博文(コウハクブン)という内侍です」容疑者が分かり喜ぶ成王、しかし掖庭の井戸で康博文の遺体が発見されたと報告が来た。燕麒(エンキ)が掖庭に駆けつけると、すでに秦莞と燕遅が遺体の検視を始めていた。康博文が宮中の内侍のため検視は皇太后の命、燕遅は異議があるなら命の取り消しを頼めという。すると李牧雲が永慈(エイジ)郡主は検視の権威のため真相を解明してくれると成王を説得した。康博文は溺死だった。燕遅の井戸の検証から事故による落下ではなく、身を投げたと分かる。その頃、皇太子・燕徹(エンテツ)は慌てて鳳儀宮に母后を訪ねていた。「康博文が自害しました、王翰が名を明かし、母后の命で宋希聞の遺体を運んだと… 本当ですか?!」「でたらめよ、善意で逃がしてやったのに殺されただけ」趙淑華(チョウシュクカ)は燕麒がこの事件を利用し、息子の皇太子の地位を揺るがそうとしていると分かった。「命ある限り最後まで闘い抜くのよ!あなたが即位してこそ皇父のた…ハッ! 皇父の不当な仕打ちを世に問えるの ふっ、お前の目元は″あの人″に似てる、きっと喜ぶわ」「母后?あの人とは?」「皇父のことよ…覚えておいて、全力で闘いなさい、ここで誓って たとえ私がいなくなってもやり遂げると」「燕徹が誓いを立てます、たとえ私一人が生き残ろうとも必ずや頂点に立ってみせると 誓いを破れば二度と人には生まれ変われないでしょう」すると母子は抱き合って涙した。燕遅と燕離は世襲によりそれぞれ王位を継いだ。燕離は同時に吏部への配属が決まり、その夜、岳凝(ガクギョウ)に改めて縁談を申し込む。「これでお前が嫁いでも暮らしには困らないし軽蔑もされない、心移りはしないと誓う 三哥が望むものは何でも差し出す、でもお前だけは渡せない」すると岳凝は指切りしようと言った。「永不離(※永寧の″永″と燕離の″離″で″永遠に離れない″)」王翰の供述が決め手となり、宋希聞事件は皇后趙氏が黒幕だと断定された。皇后は鳳儀宮で禁足、後宮を統べる権限を剥奪され、庶民と同様の待遇に処される。燕徹も東宮で禁足となったが、婚礼は簡素化ながら認められ、秦朝羽(シンチョウウ)は念願通り愛する人に嫁いだ。成王の側室となった秦湘(シンショウ)は懐妊していた。しかし嫉妬した正妃・馮沈碧(フウシンヘキ)の策略で流産してしまう。燕麒は身重の秦湘が足を滑らせ転んだと知り、馮沈碧の仕業だと気づいた。「身の程をわきまえよ、さもなくば死んだ馮璋(フウショウ)の元へ送る」兄を殺したのが燕麒だと悟った馮沈碧。一方、秦霜も踏青(トウセイ)で知り合った薛青山(セツセイザン)に嫁いでいた。( ˶´꒳`˵ )良かった~六娘子燕遅と秦莞は福寧宮で皇太后や大長公主ら近親者に見守れながら拝礼の儀を済ませた。その夜、睿王府で床入りの儀を迎えた2人。燕遅は夫婦の杯を交わしてから自分で作ったお揃いの腕輪を贈った。服喪中のため新婚夫婦の部屋には飾り付けがなく、婚礼衣装も青の2人。すると秦莞が赤い手巾を広げ、手巾越しに赤くなった閨房の中を見回した。「″心を重ね合い、深い愛を結ぶ、座しても歩んでも誓いは尽きない″」こうして2人は夫婦となった。燕遅は皇帝の意図が読めず、心が落ち着かないと吐露した。皇后は宋希聞の件を語ろうとせず、皇帝もこの機に乗じて廃后できるにも関わらず、成王に事件を任せて皇太子と争わせている。「それに燕離だ、なぜ人目を引く吏部の要職に置いた? 燕離が不適任で本人が望まないことも承知しているはずだ」「無理に考えないで、太后が皇位争いには関わるなとおっしゃった もう休みましょう」( ๑≧ꇴ≦)何だかここだけ熟年夫婦?w燕徹は謁見が認められ、皇父に母后の無実を訴えた。確かに母后は宋希聞を逃がしたが、命まで奪っていないという。しかし燕麒は康博文も自害直前に皇后に呼ばれていたと明かし、皇后から圧力があったのは疑いようのない事実だと言い放った。燕徹は激高、思わず燕麒につかみかかり、皇父の逆鱗に触れてしまう。「なんたる傲慢さ!いずれお前が皇位につけば弟たちに生きる道はない!」「罰は受けます!どうか小物の言葉に惑わされず、母后に公正な対応を…」すると皇帝はついに燕徹の皇太子の位を廃し、宗正寺(ソウセイジ)に幽閉してしまう。素(ソ)貴妃・馮齢素(フウレイソ)は鳳儀宮に赴き、回廊で聞こえよがしに燕徹が皇太子を廃されたと話した。すると動揺した皇后が門のわずかな隙間から顔を出す。「ふふ、哀れな二皇子は今後、宗正寺で貧しく暮らす、あなたも后位を守りきれない 母子が再会する日はもう来ないけれど悲しまないで~ウッ…ウゥゥワハッハハハハハ~!」皇后は興奮して門を開けようとしたが、鍵は外れない。しかし素貴妃がいなくなると秦朝羽が現れた。「お別れの挨拶にきました、座して死を待つわけにいきません 何か太子を救う策はありませんか?急いでお考えを…」秦朝羽の言葉を聞いた皇后はやはり妃選びに間違いはなかったと安堵した。「太后がいる限り手は出せない、でも成王が必ず排除に動く 徹児を逃すことを優先して欲しい」その頃、燕麒は意気揚々と屋敷に戻っていた。「私が太子になったら王妃の座を廃す」一方、皇后の予想通り皇太后は燕徹の命だけは助けて欲しいと皇帝に頼んでいた。しかし皇帝は熟慮するとだけ答え、政務があると断って早々に席を立ってしまう。そこで皇太后は皇后が幽閉されている間、後宮の采配は自分に任せて欲しいと言った。その頃、信(シン)王府では三皇子・燕澤(エンタク)が地下の氷室にいた。氷床には長年、保存していた遺体が横たわっている。「あと少しです、間もなく真相が暴かれます」つづくヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ ミイラ?三兄はまともだと思ったのにw
2026.07.22
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第10話「清河の雄」櫟陽(レキヨウ)常(チャン)氏の屋敷を訪ねた魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)、藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)、江澄(ジャンチョン)。しかしすでに常氏一族は惨殺されていた。亡骸を調べた魏無羨は、一族が死ぬ前に傀儡になっていたことに気づく。その時、藍湛の持っている陰鉄が反応し、門の方角を指した。見上げてみれば屋根の上に岐山(キザン)温(ウェン)氏の客卿・薛洋(シュエヤン)の姿がある。「ふっ、来たか(ニヤリ」その時、突然、白衣の仙師が現れ、薛洋の行く手を阻んだ。( ๑≧ꇴ≦)来たーっ!「シュエヤン、今日は逃さぬぞ」「暁星塵(シャオシンチェン)、お前もしつこいな〜」「シュエヤン、岐山を下りてから惨殺を重ね、半月も私を煙に巻いた上、常氏十数人の命まで奪った 罪を認め、罰を受けよ!」「友よ~罰を受けるかはお前の腕次第だな~」不敵な笑みをうかべる薛洋、そして颯爽と消えた…つもりだった。しかし急に腕を引っ張られ、中庭に落ちてしまう。実は魏無羨が咄嗟に無衣(ムイ)という術を放ち、蜘蛛の糸のような紐で薛洋の手首を捕らえていた。暁星塵はこの機に乗じ、薛洋に襲いかかった。江澄は加勢しようとしたが、魏無羨は白衣の仙師の腕前を見たいと止める。こうして2人の攻防が続き、やがて魏無羨は切りが良いところで糸を引っ張り助太刀、暁星塵が薛洋の首に剣を突きつけた。しかし薛洋が乾坤袖(ケンコンシュウ)を撒き散らし、魏無羨たちは慌てて目を隠す。薛洋はその隙に暁星塵に襲いかかろうとしたが、そこへ暁星塵の知己・宋嵐(ソンラン)@子琛(スーチェン)が現れ、阻止した。2人の仙師は天下に名高い″清風明月(セイフウメイゲツ)の暁星塵″と″霜雪(ソウセツ)も恐れぬ宋子琛″だった。暁星塵は捕らえた薛洋を祠堂の中に吊る下げ、最近、仙家が続けて滅ぼされたのは薛洋の仕業だと教えてくれる。そこで藍湛は薛洋に陰鉄を出せと迫ったが、薛洋は持っていないと言った。魏無羨は他人に触れない藍湛のため、仕方なく薛洋の身体を探してみたが、本当に陰鉄がない。確かに祠堂に入ってから藍湛の陰鉄には反応がなかった。藍湛たちは手分けして屋敷の中を探すことにした。一方、魏無羨は薛洋を見張り、温氏の回し者なのか聞いてみる。「買いかぶり過ぎだ、俺は夔(キ)州の無名のごろつきさ、 岐山温氏なんて大家と付き合えると思うか?」「大家とは付き合えず、小さな仙門なら容赦なく惨殺するわけか…」「確かに奴らを殺したが、言ったはずだぞ?温氏とは関係ない…俺の個人的な恨みだ」「個人的な恨み?これほど残忍になれるなんてどんな恨みだ?」しかし薛洋は挑発的な目つきで魏無羨を睨みつけただけだった。↓ブラック兄弟?w結局、陰鉄は見つからなかった。その時、孟瑶(モンヤオ)と合流した聶懐桑(ニエホワイサン)が駆けつける。そこで魏無羨は薛洋が陰鉄に関わっているため、不浄世(フジョウセ)へ連行して聶宗主に処断を仰ぎたいと提案した。すると暁星塵も義侠心に厚い聶宗主なら公正に判断してくれるだろうと安心し、薛洋を任せるという。「陰鉄の件は知らぬし、宋兄は通りがかりだ、世家の子弟でもない 我らは血縁より志を重んじており、仙門とは距離を置く」2人は仙門間の争いに関わりたくないと伝え、ここで別れることにした。(  ̄꒳ ̄)<血縁より志を重んじるか~俺とランジャンも同じ志を持つから2人で夜狩に、な?( ತ _ತ)<…( ゚ロ゚)!!<だったら戻ってくんな ←嫉妬するえすみん( ತ _ತ)<ところでお二人はどちらに師事を?←動じないたんたんすると宋嵐は白雪(ハクセツ)閣と答え、暁星塵は抱山散人(ホウザンサンジン)だと教えた。擽陽を出た一行、そこで魏無羨は別れ際、暁星塵に母の事を聞いてみた。しかし暁星塵は一番、入門が遅かったため、蔵色散人(ゾウシキサンジン)が師匠の秘蔵っ子としか知らず、面識はないという。「まさか魏公子が師姐(シシャ)のご子息とは…」「そうなんだ、俺たちは年も近いが、暁兄は俺の師叔(シシュク)になるんだな いつになれば師祖に会えるんだか…」←え?師祖っていくつよ?w「師父は隠遁して居を定めていない、それに山を出た弟子は戻れぬのが慣例でもある …ただ魏公子に会えば師父も喜ぶはずだ」こうして魏無羨たちは暁星塵と宋嵐を見送った。すると急に薛洋が暁星塵に声を掛ける。「俺を忘れるなよ、楽しみにしていろ…」2人の後ろ姿は実に麗しかった。聶懐桑は犯しがたい気品に凛々しさが感じられると敬服する。そんな2人を藍湛はいつまでも見送っていた。(←うらやましかったのかw)↓しばらくどっちがどっちだか分からなかった思い出w魏無羨たちは聶懐桑や孟瑶と一緒に清河に到着した。重厚な門を入ると高い城壁が続き、やがて不浄世(フジョウセ)が見える。すると孟瑶が岐山温氏の使者が訪れ、大仙門の世家から家主の血縁の弟子を選び、訓学に来るよう命じられたと伝えた。断っても岐山から迎えが来るため、事実上の強制だという。そこへ宗主・聶明玦(ニエミンジュエ)が現れた。さすが″赤鋒尊(セキホウソン)″と呼ばれるだけあって、その立ち姿だけで威圧感が漂う。一方、聶明玦は同世代の魏無羨たちと並ぶ気の弱い弟を見て、何とも情けなく感じていた。薛洋の悪行を聞いた聶明玦は激高し、陰鉄を持っていないなら罰を与えるまでだと刀を放った。しかし咄嗟に魏無羨が止め、危ないところで刀を戻す。魏無羨は真相を突き止めてからでも遅くないと訴えたが、聶明玦は事態は明白だと言った。すると孟瑶が宗主をなだめ、薛洋なら遅かれ早かれ殺せるが、まずは陰鉄の在りかを聞き出してはどうかと説得する。江澄は思わず孟瑶は侮れないと魏無羨に囁いた。( ・ノェ・)コショッ<全てが理にかない、説得力もあるな…聶懐桑の話では兄も相当、信頼しているという。魏無羨はならば孟瑶を無下にした金光善(ジングアンシャン)は見る目がないと言った。聶宗主の命令で薛洋は地下牢に投獄されることになった。孟瑶は早速、薛洋を連行するため、ちょうど中庭で兵士の訓練をしていた総領に同行を頼んだが、総領はまたいつもの様にあからさまに孟瑶を蔑む。「妓女の子のくせに、自分の立場も分からぬか…」しかし孟瑶はじっと堪えていた。聶明玦は薛洋の素性を知っているか聞いた。誰も薛洋のことを知らなかったが、魏無羨は例の国師も薛だと思い出す。聶明玦はすぐ薛重亥(シュエチョンハイ)のことだと分かったが、ともかく薛洋が誰であれ、温若寒が残りの陰鉄を諦めないことは確かだった。そこで魏無羨は藍湛が持っている陰鉄で法宝を作れば温氏に対抗できると提案する。しかし聶明玦は仙山国師や藍翼(ランイー)でも陰鉄を抑えられなかったことから、邪道な考えは起こすなと釘を刺した。「忘機、曦臣(シーチェン)が禁書に陰鉄の記載を見つけたそうだ 直ちに陰鉄を姑蘇(コソ)に持ち帰り、災いを除く策を講じてくれ」( ತ _ತ)<はい!( ๑≧ꇴ≦)ノ<はいっ!←管理人その夜、宴を抜け出した魏無羨は築山(チクサン)堂の屋根に登ってひとり酒を飲んでいた。すると藍湛が外へ出てくる。「ランジャ~ン!屋根を借りてるぞ~」すでに泥酔しているのか、魏無羨はそのまま居眠りしてしまう。藍湛は相変わらずの魏嬰に珍しく笑みを浮かべると、ふと別れが寂しいものだと感じた。「ウエイイン…私は行くよ」翌朝、ついに温晁(ウェンチャオ)たちが清河に現れた。門の前で対峙する温氏と聶氏、すると温晁は陰鉄と常氏の件を聞いた仙督が憤慨していると告げる。「仙督が処理する要件であるのに、己の本分も知らぬ非力な仙門がしゃしゃり出てくるとは… 今日は仙督の言葉を伝えに来たが、ついでに機会を与えてやる 陰鉄と薛洋を引き渡せば、出すぎた真似は追求すまい」「その命には従えぬな」聶明玦は刀を投げて温晁の足元に突き刺し、けん制した。これに激怒した温晁は粛清だと叫び、ついに不浄世を襲撃する。しかし孟瑶はなぜかこの一大事に薛瑶を見てくると言ってひとり姿を消していた。その頃、門に向かっていた魏無羨と江澄は両仙門がついに激突したと知った。魏無羨は江澄に薛洋を見てくるよう頼み、宗主を探しに行く。一方、聶明玦は使い手の温逐流(ウェンジューリゥ)と戦っていた。すると薛洋が逃げたという声を聞き、慌てて探しに向かうことにする。しかしその途中、思いがけず孟瑶が総領を刺し殺したところを目撃、呆然と立ちすくんだ。「もんやぉーーーっ!」孟瑶は驚いて咄嗟に刀を捨てたが、もう遅い。その時、宗主を追いかけて温逐流が現れた。そこで孟瑶は身を挺して聶明玦をかばい、刺されてしまう。聶明玦は倒れた孟瑶を抱きとめたが、その隙に後ろから温逐流が背中に掌を放った。聶明玦が深手を負ったところで温晁が現れた。そこへちょうど魏無羨たちが駆けつけ、聶明玦を支える。温晁はまた魏無羨が首を突っ込んできたと呆れ、すでに兄の温旭(ウェンシュー)が姑蘇へ向かったとわざと教えた。「藍忘機が姑蘇に戻れたとしても、目にするのは一面廃墟となった雲深不知処(ウンシンフチショ)だ!」すると温晁は父が各世家に岐山への訓学を命じたと教え、後日たっぷり遊んでやると脅して帰って行った。(`_´)<今日はこの辺にしといたる!聶明玦は孟瑶と2人だけで祭刀(サイトウ)堂に入った。すると孟瑶は仕方がなく総領を殺したと釈明する。「どれだけ辱められようとも耐えてきました、もし手柄を奪うだけならまだ許せます! でも奴が薛洋を逃すのをこの目で見たのです!」孟瑶は誓って真実だと訴えたが、聶明玦の目はごまかせなかった。しかし聶明玦は恩人である孟瑶の命を奪うことはできず、その代わり不浄世を出て行けと命じる。「2度と戻って来るな」つづく( ゚ェ゚)…もんやぉ
2020.04.13
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第13話「二人だけの夜」温晁(ウェンチャオ)は慕渓(ボケイ)山で妖獣が出没したと報告を受け、訓学に来ていた5大門派の子弟たちを引き連れ夜狩(ヨカリ)に向かった。しかし藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)は折られた脚をかばい、ひとり後れを取る。心配した魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)は自分がおぶってやると言ったが、藍湛はくだらないと吐き捨た。そこで魏無羨は人形(ヒトガタ)の札に術をかけ、温情(ウェンチン)の元へ飛ばす。するとお札が温情の腕に張り付き、魏無羨の声が聞こえて来た。『聞くだけで答えなくていい、藍湛を休ませたいんだ』「止まって!休憩よ、水でも飲みに行くのね」魏無羨は藍湛に水を汲んでやることにした。しかし温晁は温情が魏無羨たちが疲れないよう気遣ったと見抜いている。「ウエンチン、忠告しておくが、自分はともかく大切な弟のことを考えよ、私を欺くな」温晁たちは慕渓山のふもとへ到着した。すると温晁が同行する女・王霊嬌(ワンリンジャオ)が子弟たちに日暮れ前までに洞窟を見つけろと命じる。魏無羨は偉そうに指図している女は誰かと江澄(ジャンチョン)に聞いた。江澄の話では元は温晁の正室の侍女で、色仕掛けで温晁を誘惑して取り入ったという。そのせいか王霊嬌は温氏と下僕と同じく焼きごてを振り回していた。洞窟の入り口はなかなか見つからなかった。しかし魏無羨はふともやのかかる一帯に目を留め、そこに呪符を放ってみる。パチン!魏無羨が指を鳴らすと、呪符がもやを晴らして洞窟の入り口が現れた。温晁は魏無羨と藍湛に松明を持たせて先頭を歩かせ、洞窟の中に入った。やがて行き止まりになると、温晁は魏無羨にこの下へ降りろと命じる。魏無羨は真っ暗で谷底が見えないと訴えたが、温晁にいきなり背中を押され、落下した。すると温氏たちが縄を次々と降ろし、他の子弟たちがその縄を伝って降りて来る。「おい!全員、死んだのか?」温晁たちは上から懸命に叫んだが、魏無羨たちは無視してさらに奥へ進んだ。洞窟の奥には巨大な池があった。魏無羨は呪符を投げてみたが、特に反応はない。そこにしびれを切らした温晁たちもやって来た。すると温晁は手っ取り早く妖獣をおびき寄せるため、誰かを吊るして血をたらすという。王霊嬌はすかさず温晁が気に入っている綿綿(ミエンミエン)を指名した。激怒した金子軒(ジンズーシュエン)は拒否、これに憤慨した温晁と一触即発となる。魏無羨は金子軒が意外にも度胸があると見直したが、このままでは終わらないと警戒した。案の定、温晁は金子軒が刃向かったとして殺せと命じ、思いがけず温氏と五大門派の子弟たちの戦いが勃発してしまう。温晁は高みの見物だった。そこで魏無羨は温晁を挑発して怒らせ、自分と戦わせるよう仕向ける。温晁はまんまとおびき出されたが、温逐流(ウェンジューリゥ)が助太刀しようとした。しかし江澄が気づき、温逐流を阻止してくれる。魏無羨は温晁を翻弄して隙を見て捕まえると、池の中央にある岩に飛び移って人質にした。「動くな!動いたら温公子の血が流れるぞ?」これにより戦いは収束したが、突然、魏無羨と温晁が立っている岩が揺れ始める。魏無羨は地震かと思ったが、やがて池から首の長い妖獣が顔を出した。実は2人が立っていたのは岩ではなく、妖獣の甲羅だったのだ。藍湛は妖獣の目が悪いと気づき、音を出さねば攻撃されないと伝えた。魏無羨も温晁の口を必死に押さえていたが、恐ろしさのあまり温晁が助けてくれと叫んでしまう。そのせいで妖獣が暴れ出し、焦った魏無羨は温晁を投げ飛ばしてから自分も岸へ戻った。洞窟内は騒然となった。魏無羨たちは次々と妖獣に挑んだが、簡単に倒れる相手ではない。一方、王霊嬌は物陰に避難している綿綿を見つけた。そこで温氏の子弟に綿綿を捕らえさせ、焼きごてを松明の火で熱し、その美しい顔に傷をつけようとする。しかしちょうどその時、魏無羨が倒れた温氏の弓矢を拾って構えていた。綿綿の叫び声に気づいた魏無羨は咄嗟に振り向き、矢を放って王霊嬌の腕を傷つける。阻止された王霊嬌は自棄っぱちになり、綿綿に向かって焼きごてを放り投げた。驚いた魏無羨は綿綿の前に飛び出して守ったが、焼きごてが左胸に直撃、火傷を負ってしまう。温晁は怪我した王霊嬌を助け出し、見切りをつけて先に逃げ出した。そして温氏が全て谷底から脱出すると縄を切断し、温情が止めるのも聞かず洞窟の入り口を塞いでしまう。一方、魏無羨は妖獣の目に矢を命中させ、今のうち入り口に戻れと叫んだ。しかしすでに温晁に閉じ込められたと知る。子弟たちは食べ物もなく動揺が広がるが、魏無羨が火傷した胸を指し、焼いた肉ならあると和ませた。すると責任を感じた綿綿がその場にへたり込んで泣き出してしまう。その時、藍湛が脱出する方法があると教えた。藍湛は妖獣が顔を出した時、水面に紅葉の葉が浮き上がって来たのを見逃さなかった。そこで魏無羨が松明で妖獣の気を引き、その間に江澄が池に潜って穴を探してみる。すると藍湛の推察通り、5~6人が通れそうな穴を発見した。魏無羨は自分が火術で気を引いているうちに子弟たちを逃すことにする。しかし綿綿が池に入る時に転び、手を切って池に血が流れ出した。←また綿綿wそのせいで妖獣が興奮、ちょうど逃げ出そうとしていた魏無羨が襲われそうになってしまう。その時、藍湛が慌てて引き返し、魏無羨をかばって妖獣に脚を噛まれた。魏無羨は江澄に助けを呼んでくれと叫び、怪我を負った藍湛を連れて洞穴に避難する。どうやら妖獣は池から離れられないのか、それ以上、無理に追って来ることはなかった。魏無羨は近くに落ちていた枝を拾い、藍湛の脚の添え木にすることにした。「何か縛るものはないか…あ!抹額(マッコウ)!」「あ!」藍湛が何か言う前には魏無羨は抹額を外して使ってしまう。「何を…」「こんな時に細かいこと気にすんな、脚の方がよっぽど大切だろう?」しかし藍湛は瘀血(オケツ)のせいで苦しそうだった。魏無羨は何とかして瘀血を抜こうと考え、思わず外衣を脱ぎ始める。「水に湿って気持ち悪いだろう?乾かしてやるから脱げよ」潔癖症で人に触れない藍湛にとっては耐え難い行為だった。すると魏無羨が嫌なら自分が脱がせてやると言い出し、藍湛は激しく拒否する。「脱がないのか?じゃあ俺が脱ぐ」魏無羨は仕方なく自分の下穿きに手をかけた。その時、藍湛は思わず喀血、ようやく魏無羨が自分の瘀血を抜いてくれたと気づく。( ತ _ತ)<かたじけない(^ꇴ^)<別に構わないよ~改まって感謝されると怖いしな魏無羨はたき火で暖をとり、温寧(ウェンニン)からもらった凝血草を藍湛の傷につけた。飲み薬は綿綿を助けた時、懐から落としてしまったらしい。すると藍湛が急に凝血草をつかみ、魏無羨の胸の火傷につけた。( ๑≧ꇴ≦)<イテテテ…痛いだろう?ランジャン!( ತ _ತ)<遠慮するな(´゚艸゚)∴ブッ<ランジャンのくせにこの状況でからかうとは藍湛は火傷を負ってまで綿綿を助けた魏無羨に無茶はするなと釘を刺した。しかし魏無羨はあの状況では仕方がなかったという。美人の綿綿がもし顔に焼きごてをつけられ、一生、痕が残れば大変なところだった。( ತ _ತ)<お前の傷痕とて消えぬのだぞ?(^ꇴ^)<俺は男だもん、一生、消えなくても綿綿も一生、俺を忘れない、そう思えば美談さ( ತ _ತ)<女子が一生、忘れぬという意味を?!(๑ ・᷄ὢ・᷅)<何で怒るんだよ?( ತ _ತ)<意味もなく気を持たせるな(˘•ε•˘)<お前に気を持たせたか?(はっ)もしかして…( ತ _ತ)<何だ?(^ꇴ^)<ランジャン、綿綿が好きなのか?( ๑≧ꇴ≦)<あ~図星なのか!あははは~( ತ _ತ)<なぜお前とここでくだらん話を…すると魏無羨はこんなに話をする藍湛は初めてだと笑った。魏無羨は服を乾かしながら、飲み食いせずに持つのは3~4日だと言った。しかし脱出した江澄たちがそれまでに助けを呼んで来てくれるだろう。「姑蘇(コソ)の方が雲夢(ウンム)より暮渓山に近い、藍氏の方が先に助けに来るそ? 藍氏が来なくても2日もあれば江澄が雲夢へ戻る、温氏の手をかいくぐってな?」「無理だ、雲深不知処(ウンシンフチショ)は焼き打ちに…」「…みんな無事なのか?」「叔父は深手を負い、兄は行方知れずだ…」魏無羨は何と言葉をかけて良いか分からず、視線を外して話を変えた。「寒くないか?俺の衣が乾いたらこれを羽織って眠って明日…」そう言って魏無羨はふと振り向いたが、藍湛はいつの間にか眠っていた。「亥の刻になったのか…いまいましい藍氏の就寝規則も役に立つな(クスッ」魏無羨は藍湛に自分の外衣をかけてやると、外の状況が気がかりだった。…洞窟に閉じ込められ、温晁を敵に回した…江澄たちは無事なのか?そして雲夢も今頃どうなっているのか?つづく( ๑≧ꇴ≦)時間にも正確なたんたん!それにしても綿綿も弟子なのにお荷物すぎる…( ̄▽ ̄;)
2020.04.22
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月升沧海 Love Like the Galaxy (第9話)第36話「負けず嫌いの涙」凌不疑(リンブーイー)は宮中に留まる程少商(チォンシャオシャン)を気遣い、曲陵(キョクリョウ)侯府から少商の荷物を運び込んだ。少商は届いた荷物を見ると家が恋しくなる一方だとぼやいたが、皇后は単に宮中での暮らしが窮屈なだけだと見抜く。思わず顔を見合わせて失笑する皇后と少商、しかしそこへ五公主が現れ、寝殿のなごやかな空気は一変した。五公主は珍しく殊勝な様子だった。「どんな貴重な礼品も父皇と母后の権勢を借りて得たもの そこで自ら舞人を招いて演舞を編成し、長く練習しました」「母后はあなたの孝心を知っているわ」少商の前で褒められ得意げな五公主、しかし喜んだのも束の間、母后から弘農(コウノウ)郡で広大な田畑を荘園にしたことを咎められてしまう。「でも放置されている荒れ地です 荘園にして水路を開き流民に開墾させれば、食糧も増え、民も安心かと…」「天下は王の領地ゆえおのずと開墾する民もいる、心配には及ばない」しかし五公主は少商のすることには援助しても自分は叱責されると恨み言を漏らした。皇后は少商なら自腹であり私欲でもないと呆れ果て、話をそこで終わらせてしまう。病み上がりの皇后は五公主が宴に招いた世家の息女たちが煩わしく、越(ユエ)妃の永楽宮へ預けることにした。少商は駱済通(ルオジートン)と一緒に五公主たちを瓏園(ロウエン)まで案内することになったが、庭園の橋を渡っている時、五公主の取り巻きに突き飛ばされて池に落ちてしまう。すると五公主は少商を怖がらせようと池に蛇を投げ込ませた。驚いた少商は必死に逃げ惑いながら岸に上がったものの、足首をかまれてしまう。蛇には毒がなく少商は無事だった。五公主はびしょ濡れのまま逃げるように長秋宮へ戻った少商の姿を見て溜飲を下げ、駱済通に口止めしておく。「嫁ぐ前に公主を怒らせて騒ぎを起こせばどうなるかしら…」思わず口ごもる駱済通、その時、物陰から音が聞こえた。「何の音?!出て来なさい!」全てを見ていた五皇子は申し訳なさそうに姿を現したが、嫡子の五公主には頭があがらない。五公主も父皇が過って宮人に産ませた五皇子など歯牙にも掛けず、余計なことは言うなと釘を刺しておいた。少商が湯浴みから上がる頃にはすでに夜になっていた。すると急に凌不疑が訪ねてくる。「宮中なら昼夜、会えると思ったが、君はずっと忙しくて差し入れも使いをよこす 以前よりも会うのが難しくなるとはな…それで今夜はどうにも恋しくなって会いに来た」少商はかろうじて笑みを浮かべたが、涙があふれそうになって背を向けた。「今や朝堂では誰もが私を羨む、賢恵な女子を妻にできると… 陛下すらも君が賢く有能だと褒めた、長秋宮を見事に差配しているとね 君は誰かに尽くすと決めたら全身全霊でその人のために献身する、たとえ自分が辛くても…」不疑の称賛の言葉を聞いた少商はかえって悔しさと惨めさが募り、ついに泣き出した。「嫋嫋(ニャオニャオ)?どうした?」少商は思わず不疑に抱きつき、泣きじゃくってしまう。驚いた不疑は少商を強く抱きしめながら理由を聞いたが、少商は家が恋しいだけだと嘘をついた。凌不疑はそれ以上、追求しなかった。その代わり少商を抱き寄せる口実に、背中にある急所・命門(メイモン)の場所を教える。「…他に教えられることがある?例えば誰かに虐げられた時、応戦する方法よ」「私がいる、誰も虐げない」「でもいない時は?!」「何を学びたい?」「こんな風に後ろから押されたら?」少商が不疑の背中を押そうとすると、不疑はあっさり避けて少商の腕をつかんで見せる。「じゃあこうしたら?」すると不疑は攻撃を華麗にかわし、少商を捕まえて寝台の上に押し倒した。「どうだ?」「…使えるのは手一本よ」「はお」不疑は片手だけでも軽々と少商の手を封じてしまう。「手一本も使わないで」そこで不疑は両手を使わず、少商に覆い被さった。思いがけず唇と唇が触れ合いそうなほど接近してしまう2人…。少商は恥ずかしくて視線をそらしたが、その時、不疑が少商の手を取って自分の背中に回した。「この先、私の命門は君に託した…嫋嫋、何が起きたんだ?」「…ひとつお願いがあるの」「君が望むなら全て叶える」皇后の寿誕を祝う宴、少商は見事に取り仕切って見せた。最初の余興は意表をついて凌将軍が琴を披露、実は不疑は皇帝に頼まれても腕が鈍っているからと断り続けて来たという。どうやら不疑を弾かせる気にさせるのは少商だけらしい。次に三皇子がちょうど皇后の寿誕前に封土で新たな鉱脈を発見したと報告した。「これも母后の福がもたらしたものでしょう」皇帝が上機嫌になったところで今度は皇太子と皇太子妃が西域で購入した玉麒麟(ギョクキリン)一対を献上した。しかし皇太子妃がうっかり銀銭をつぎ込んだと口を滑らせ、失笑を買ってしまう。倹約を推奨する皇帝の前での失言に顔を引きつらせる皇后と皇太子、その時、少商が助け船を出した。少商は皇太子妃の隣にひざまずき、皇太子からの祝いは他にもあると上奏した。実は今日の酒は皇太子が西域から取り寄せた種から実った果実で作ったという。「果実酒なら浪費にならず存分に飲めます」また料理も皇太子が求めた胡桃の油を使っていた。「胡桃は腹持ちするため欠かせぬ食物なのです、太子に感謝します」少商の機転で皇太子は面目を保ち、皇帝も民の心が分かる皇太子だと喜んで褒賞を授けた。安堵して席に戻った皇太子、しかしふいに向かいの席にいる想い人に気づく。2人はしばし見つめあったが、それを見た皇太子妃は激しい嫉妬に苛まれた。五公主は二公主と駙馬(フバ)が奏でる音楽に合わせて群舞を披露した。しかし人数が多すぎたせいか途中でぶつかり合い、転んでしまう。皇帝は意気消沈する小五を慰めるため褒美を出すと言ったが、宴席は何とも言えない微妙な雰囲気に包まれた。凌不疑と少商からの祝いの品は書簡だった。皇后は献上された書簡を早速、開いてみると、それが亡き父が記した詩文だと分かり、思わず涙ぐむ。宣(シュエン)太公は詩文を好んでいたが、記した詩文を惜しむことなく友に贈り、屋敷には書簡が残っていなかった。「…父の墨宝は2度と見られないと思っていたわ」皇帝は心がこもった礼品だと感激し、皇后も子晟(ズーション)と少商が自分を心から気にかけていることを知っていると感謝した。宴席で並んで座る凌不疑と少商はすでに夫婦のように仲睦まじかった。皇帝はそんな2人の様子を見て目を細めたが、袁慎(ユエンシェン)や駱済通は内心、穏やかでない。そうとは知らず、少商と不疑は同じ杯の酒を分け合いながら飲んでいた。その時、少商は不疑の右薬指に巻いた包帯に気づき、琴の練習のせいかと尋ねる。しかし不疑はなぜか黙ったまま何も答えなかった。少商はふいに昨夜、不疑が自分を押し倒した時のことを思い出し、何とも言えない愛おしさが湧き上がる。すると少商は衝動的に不疑の横顔に口づけし、照れくさそうに宴席を出て行った。駱済通の侍女・春笤(チュンティアオ)は五公主が取り巻きの娘を呼んで悪巧みしていることに気づいた。すると令嬢が早速、五皇子に何やら耳打ち、五皇子は千鳥足で宴席から出て行ってしまう。春笤はこっそりあとをついていくと、五皇子が庭園で少商を待ち伏せしていた。五皇子は酔った勢いで少商にちょっかいを出そうとしたが、少商は凌不疑を真似て五皇子の腕をつかむと池に落としてしまう。「俺は泳げないんだぞ!助けてくれ!」しかし少商は泳げなくても岸へたどり着けることを知っていた。すっかり酔いが覚めた五皇子は激怒、少商の悪辣さは凌不疑と同じだと批判した。実は五皇子は幼い頃から凌不疑にいじめられていたという。「奴は陰湿で必ず報復する、手段も選ばない、そなたとお似合いだな!冷酷で無慈悲だ!」出自のせいで卑屈な五皇子は少商まで軽視すると嘆いたが、少商は五皇子が独特な見解を持っていると知っていた。「五皇子は異国の風土の話がお好きだとか? …朝堂に無益と知りながら探求しようとするのは純粋な心からです 誰にも称賛されないからって何です?自分が好きならそれでいい その点で私と五皇子はよく似ています」「…そこまで言うならもう難癖はつけまい」「はお、では今日から私たちは友ですね」駱済通はせめてもの思い出に凌不疑と別れの杯を交わしたかった。そこでちょうど少商が席を離れた隙に凌将軍に声をかける。「北西に嫁いだら今度はいつ会えるか…私から将軍に一献を…」すると春笤が慌てた様子で戻ってきた。「大変です!…五皇子と程娘子が鏡心(キョウシン)池で密会しています!」つづく。゚(∩ω∩`)゚。 にゃおにゃお〜それにしても3も5も声が上手いわ、意地悪だけどw
2023.10.16
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月升沧海 Love Like the Galaxy(第21話)第48話「宿願、ここに果たせり」城陽(ジョウヨウ)侯・凌益(リンイー)の五十路を祝うため、凌一族が屋敷へ到着した。凌益は15年も父子の団らんを阻んできた霍君華(フォジュンホワ)が亡くなり安堵したが、夫人の淳于(チュンユー)氏は子晟(ズーション)の父親を見る目が恐ろしかったと警戒する。「もしや君華姐姐から聞いたのでは?あなたが孤城で…」その時、激怒した凌益の平手が夫人の頬を激しく打ち付けた。「子もなせぬ不徳者めが、口を慎め!さもなければこの手で霍君華の元へ送ってやる」淳于氏は夫の仕打ちに憤った。当時、妻が行方不明でも再婚を望んだのは凌益、子をなせなくなったのは霍君華に襲われて子が流れたせいだ。「私の傷をあなたがその手でえぐるとは…やっと分かった、あなたの心には我が子のことだけ 父子で団らんすればいいわ、私は己のために別の前途を探す」一方、成婚を間近に控えた程少商(チォンシャオシャン)は自宅へ戻ることになった。本来なら凌不疑(リンブーイー)の喪が明けるまで待たねばならなかったが、3年も待てない皇帝は法要中の成婚を認める。しかし法要中ともなれば盛大な婚儀を行えず、皇后はせいぜい嫁荷を揃えてやることしかできなかった。「十分、盛大です、こんなに沢山の嫁荷、狭い部屋に入り切るかどうか」長秋宮の前には少商のための輿と嫁荷の長い列が待っていた。少商はもしや不疑が現れるのではと思ったが、皇后は子晟なら来るはずないという。「成婚前に会うのは縁起が悪いわ」少商は皇后に別れの挨拶をして輿に乗った。その時、皇后が前から歩いてくる凌不疑に気づく。「子晟?来たの?!」少商は思わず帷(トバリ)を開けて外へ出た。「どうしたの?」「家まで送る」「成婚までは会えないそうよ…私に話があるの?」しかし不疑は黙ったまま視線を落としてしまう。そこへ皇后がやって来た。「子晟、情けないわよ?成婚すれば毎日、会えるのだから…少商、早く行きなさい」少商は皇后に促され、輿に戻るしかなかった。…凌不疑、やはり話してくれないのね…結局、不疑は何も打ち明けられないまま、黙って少商の輿を見送った。その夜、曲陵(キョクリョウ)侯府では四娘子の成婚を明後日に控え、少商が花嫁衣装を試着していた。当日は長い間、重い衣装や冠をつけ続けるため慣れておかなくてはならない。程姎(チォンヤン)は皇后が特別にあつらえた豪華な冠をながめながら、実は蕭元漪(シャオユエンイー)も一式、準備していたと明かした。しかし少商は姎姎が嫁ぐ時に使えるという。「私が宮中にいる間、堂姉が家を支えた…堂姉がいれば娘を失っても阿母は寂しくない」「そんな…嫁ぐだけよ、失うなんて言わないで」「女が嫁げば残りの半生を夫に託す、夫に危険があれば私も戻らない」そんな娘の覚悟を程始(チォンシー)と蕭元漪が回廊で立ち聞きしていた。「嫋嫋(ニャオニャオ)のそばに戻って1年も満たぬ、埋め合わせをする前に嫁いでしまうとは…」程始は寂しさで涙が止まらなかったが、蕭元漪は娘の言葉がまるで惜別のようで心がざわついた。同じ頃、凌不疑は腹心の梁邱起(リャンチゥチー)と梁邱飛(リャンチゥフェイ)の3人で城陽侯府を訪ねた。城陽侯の五十路の祝いだというのにどこか緊張感に包まれる宴席、すると不疑は外套を羽織ったまま早速、父に祝いの品を渡した。ひとつは銭が詰まった箱、しかしもうひとつの大きな箱から男の生首が現れる。「廷尉獄の裏庭の花職人だ… 数日前、城陽侯は自ら3万銭を渡し、独房内に花びらを吹き散らせたな? だから彭坤(ポンクン)は死んだ、今日は渡した銭と共に首もお返ししよう 満足いただけないなら、孤城三千の亡魂に代わって申し上げる ″享年五十″の祝いをな!」一方、少商はそろそろ城陽侯の祝宴が始まる頃だと気づき、冠を外した。「蓮房(リエンファン)、祝いを用意して符登(フードン)に届けさせて、今すぐよ、急いで」凌益は息子の暴挙に深く落胆した。「確かにお前の母には負い目がある、だが祖先の位牌をよく見てみよ? 教えてくれ、お前は凌氏一族なのか霍一族なのか?」「…本当に知りたいと?」「本当だ、今日、お前の剣で死のうとも疑念を晴らしたい」「では疑念を晴らさず殺すとしたら?」凌不疑の言葉が引き金になり、宴席にいた客人らは一斉に外衣を脱ぎ捨て、隠し持っていた剣を抜いた。すると凌益もゆっくり立ち上がり、剣を抜く。「せがれよ、ここまで生き抜いて来た私が退路を残していないと思うか? …この父のために疑念を晴らす気はないと?」「黄泉にて霍氏一族が語るだろう、お前が死ぬべき理由を…」一方、門前払いされた符登は急ぎ屋敷に引き返していた。「女公子、城陽侯の私兵に遮られ礼品を渡せませんでした 招状がなければ入れないと、屋敷から物音ひとつ聞こえなかったので戻りました」凌不疑は外套を脱ぎ捨て、隠し持っていた剣を梁兄弟に投げ渡した。すると私兵たちも宴席に雪崩れ込み3人を包囲、門を閉じてしまう。宴席は修羅場と化した。窓紗に映る人影は激しく争い、やがておびただしい鮮血が飛び散る。一方、少商は花嫁衣装のまま部屋を出た。しかし中庭で家族が待ち構えている。実はすでに外出禁止令が出て軍営が交代していた。「何か知っているの?」「凌不疑が大変なの、行かないと…彼に関わることなら放っておけない」蕭元漪は帝后に任せるようなだめたが、少商は例え非力でも一度きりの人生で何かを成し遂げたいという。少商は馬で城陽侯府へ急いだ。しかしすでに屋敷への道が封鎖されている。その時、軍装した家族が駆けつけ、衛兵を阻んで道を開けた。「嫋嫋!早く行きなさい!」城陽侯府は静寂に包まれた。亡骸で埋め尽くされた寝殿、凌益は薄明かりの中、決着がついたことを確認する。しかしその時、部屋の片隅から凌不疑が血を流しながら現れた。「父親殺しの汚名を着せられるぞ…」凌益は万が一に備え、皇帝に知らせていた。「何か勘違いしているのでは?お前の子とは従兄・阿狸(アリ)のことか? だったら人違いだ…阿狸はお前に殺された! お前がその手で城門を開け、敵を入城させ、骸を城壁に掛けさせた もう忘れたのか? 姑 父 大 人 !」「まさか…信じられぬ…なぜ知っている?お前は誰だ?!」「まだあるぞ…お前がその手で阿父を殺したことも知っている 叔母と都へ戻った時から決意していた、いつかお前の命を取ると… そして今日がその日だ!」「凌不疑…どちらにしても名義上は私の息子だ…独断で私を殺せば自分の命が代償となる 誰もお前を守れぬぞ!」すると不疑は血まみれの顔で不気味に笑った。「雍(ヨウ)王、小越(ユエ)侯、彭坤…一歩一歩、進みながら今日に至った 霍氏の敵を討てたら死して悔いなし…」凌益は焦って不疑の胸に剣を突き刺したが、不疑は決して退かなかった。凌不疑に徐々に迫られた凌益は足を取られて後ろへ倒れた。背後ではようやく梁兄弟が立ち上がる。「それから…」実はあの時、孤城にいた幼い不疑は偶然、父が凌益に殺される様子を目撃していた。不疑は父の無念を思いながら、ついに凌益の胸に剣を突き刺す。「…私の姓は凌ではない、私の姓は霍だ」その時、不疑が剣を深く差し込み、凌益の身体を貫く鈍い音が聞こえた。「私の名は…霍…無(ウー)」「グハッ…」「…傷(シャン)」凌不疑は霍翀(フォチョン)の息子・霍無傷だった。宿願を果たし万感胸に迫る無傷、その時、突然、門が開き、少商が現れる。つづく( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)ウワッ!かなりトラウマになりそう〜だってウーレイが上手過ぎるのよせめてパンダのシャンシャンだったら良かったのに…( ;∀;)って何が?w
2023.11.25
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月升沧海 Love Like the Galaxy(第22話)第49話「捨てられし者の矜持」自ら凌益(リンイー)に手を下し、宿願の復讐を果たした凌不疑(リンブーイー)。しかし静まり返った城陽(ジョウヨウ)侯府に突然、程少商(チォンシャオシャン)が現れる。寝殿は骸で埋め尽くされ、おびただしい鮮血が窓紗を染めていた。「…なぜ来た?」「あなたは誰?凌不疑?それとも霍無傷(フォウーシャン)?」「私が誰であろうと君への真心は変わらない」「でもなぜ今日だったの?…なぜ私に教えてくれなかったの?」一族を殺された仇は必ず討たねばならなかった。しかし成婚してから敵を討てば程氏一族を巻き込んでしまう。凌不疑は自分の始末は自分でつけると言ったが、その時、外から左(ズオ)将軍の怒号が聞こえた。「凌不疑!勝手に虎符を使い兵を動員したな?!謀反を画策した罪は許されぬ! 今日、この門を出ようものなら容赦なく殺す!」退路を断った凌不疑はすでに自分の命で贖うと覚悟していた。「少商…ここでお別れだ、もう会うこともない」すると不疑は満身創痍の梁邱起(リャンチゥチー)と梁邱飛(リャンチゥフェイ)には生きて欲しいと伝え、独りで屋敷から出て行ってしまう。少商は引き止めることもできず呆然と立ちすくみ、ただ泣きじゃくっていた。門前では凌不疑と因縁のある左将軍がすでに兵を率いて待ち構えていた。そこには捕縛された程家の姿もある。不疑は深手を負いながらも警告を無視して門から出た。すると弩から放たれた弓が不疑の肩に命中する。不疑はそれでも無視して一歩ずつ左将軍へ近づくと、今度は膝に弓が刺さった。「来啊っ!」「殺ーっ!」その時、馬のいななきとともに少商が現れた。門前は騒然、さらに梁兄弟が駆けつけ馬に体当たり、左将軍を落馬させてしまう。少商は凌不疑を連れて逃亡、しかしやがて崖に追い詰められた。「少商…これは私一人で進んだ道、同行させるわけにいかない」「なら答えて、歯型の誓いは何だったの?!私たちは生死を共にすると約束した 程家もあなたを救うために来たわ…今は恨みを捨てて私のことを考えて!」「少商、君には15年前の国の悲劇だろう、だが私には長年、心に巣食ってきた深い恨みなのだ 毎夜、眠りに就く時はいつも亡魂の叫び声が耳に響く そして目の前には無惨に殺された一族と血の海が広がっている あまりに重すぎる…あまりに重すぎて捨てることができない…きっとこの先も… すまなかった、君には本当にすまないことをした 天下の大罪人となった今、私が死んでこそ君や家族を守れる…」「…もし私を独りにするなら一生許さない、来世も、来来世も許さないから!」「許してくれとは言わない…程少商、私と君の縁は尽きたのだ」その時、じりじりと迫っていた左将軍が程娘子ともども殺せと命じた。「少商…しかと生きろ、すまない」すると不疑は少商の背中を押し、独りで崖に落ちてしまう。「リンブーイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!」程家は屋敷での軟禁を命じられた。少商は衝撃のあまり意識を失って運び込まれたが、家族の懸命の介抱もむなしく目を覚まさない。すると三皇子が兵を連れて曲陵(キョクリョウ)侯府に乗り込み、程少商を渡せと迫った。家族は嫋嫋(ニャオニャオ)の部屋の前に立ちはだかり抵抗、蕭元漪(シャオユエンイー)は娘の閨(ネヤ)に外部の男を立ち入らせることはできないと拒否する。しかし三皇子は会えるまで帰らないと食い下がった。「子晟(ズーション)が程娘子にどれだけ尽くしたと?今日は何が何でも子晟を助けてもらう!」「裏切ったのは向こうだ!」娘を傷つけた凌不疑に憤懣やるかたない程始(チォンシー)、その時、寝台の少商がようやく長い夢から目覚めていた。三皇子が家族と対峙していると、少商が青白い顔でふらふらとやって来た。すると三皇子は子晟の父殺し、兵の動員、虎符の使用で朝廷に激震が走り、重臣18名が連名で弾劾、死罪を上奏していると教える。しかし少商は三皇子が来なくても参内するつもりだった。家族は止めたが、少商は自分に与えられた大役を果たさねばならないという。少商は皇宮に到着、輿を降りて三皇子と長い宮道を歩いた。「三皇子と子晟はいつから良朋に?」実は少商は雁回(ガンカイ)塔で密談していたのが三皇子と子晟だったと気づいていた。三皇子の話では幼い頃、池に落とされた子晟を救ったのは皇太子ではなく自分だったという。「私も子晟も独りを好み群れを嫌った、あの時も独りでいる時に溺れている子晟に気づいたのだ」「つまり幼い頃から2人は手を組んでいたと?」すると三皇子は人払いした。「バカを言うな!皇后と母妃は対立したこともない!」雁回塔では舅父の小越(エツ)侯が子晟に補佐を勧めたが、子晟は断ったという。それにしても程娘子はなぜ自分たち2人がいたと気づいたのだろうか。少商は凌不疑が杏仁を食べて倒れた時に看病したと明かした。その時、不疑が首から下げている玉佩を見たという。よく見るとその玉佩は少商が雁回塔で失くしたものだった。「あの時、2人の声が聞こえた、だから2人だと思っていたけれど、実は3人だったのね 3人目が子晟だった…」少商はようやく分かった。凌不疑が今回、皇太子の虎符で兵を動かせば当然、皇太子の位も危うくなる。つまり不疑が宿願を果たしたことで、図らずも三皇子の念願が叶ったのだ。少商はさすが抜け目のない凌不疑だと嫌味を言いながら歩き始めた。「それで?子晟を助けられるのか?」三皇子は程娘子があまりに冷静で淡々としている様子に困惑してしまう。「取り乱したり、共に尽きる気概はないのか?!」すると少商は急に立ち止まり、鬱憤を爆発させた。「いくら女でも自分の夫が何者かも知らず、蚊帳の外に置いてもいいと?! 成婚の2日前に気づいた、でも彼が話してくれるのを待ったわ もう憤ることも恨むこともできないのに、さもなければ薄情で身勝手だと思われる… 私の身体を切り開いて彼に心を見せてあげたい、彼が真心を捧げたなら、私とて彼に心を捧げた 彼に救われた命だからこの命で報いる、彼が助からないのならこの命で相殺する 死など恐れていなかったのに… 死ぬとしても生きているのに飽きたから、決して誰かと生死を共にするわけじゃない 凌不疑はこの世で最も好きな人よ、でも私は…やっぱり私なんです」その頃、朝堂では崔祐(ツイヨウ)が凌不疑への恩情を求めていた。しかし不疑に恨みがある左御史中丞は凌不疑が亡くなった母のために父を殺したと断罪する。袁慎(ユエンシェン)は左大人が早々に経緯を知っていたことを訝しんだが、返って廷尉府は凌不疑を庇うのかと非難を浴びた。寵愛する子晟の思わぬ暴挙に頭を抱える文(ウェン)帝、すると三皇子が程娘子を連れて現れる。左大人はここぞとばかりに凌不疑の父親殺しは明白であり、酌量の余地などないと訴えた。「…凌不疑は父親を殺していません、大層な意気込みですが最初から間違っているわ」「程氏、未来の夫のために嘆願に来たのだろうが、凌不疑ならやりかねん」御史台で散々な目にあった左大人は程氏も収監して尋問するべきだと訴えたが、皇帝は少商の言葉が引っかかった。「今、何と言った?なぜ父親を殺していないと?」「陛下にお答えします…なぜなら凌益は子晟の父親ではないからです 子晟の実父は霍翀(フォチョン)将軍、子晟は霍翀将軍の忘形見である霍無傷です」(O_O)言ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~子晟は確かに城陽侯に似ておらず、どこか霍将軍の面影があった。少商の話では杏子が好物のはずの子晟が霍君華(フォジュンホワ)の手作りの杏仁菓子を食べ、熱を出したことがあったという。「霍無傷は杏仁に触っただけでも赤く腫れるとか、それで私は疑念を持ったのです そして宴の夜、本人から告げられました、自分は霍侯の息子・無傷だと… 陛下、凌益は孤城の陥落を企て、霍将軍を惨殺した黒幕、子晟は父の敵を討っただけなのです」全てを聞いた皇帝は呆然、腰が抜けるように少商の前で座り込んだ。崔祐は何も知らなかった霍君華を思うとやるせなくなったが、少商は臨終の時を思い出せば分かるという。あの時、霍君華は子晟に自分たちの敵を忘れるなと遺言を残した。そして最期は確かに天を見つめながら我が子の名を呼んでいる。「阿狸(アリ)や…阿母も行きますよ…」霍君華は全て分かっていた。すると左御史中丞が新婦である程氏の言葉では証拠にならないという。少商はようやく凌不疑の苦悩を理解した。自分が誰の子かも証明できず、城陽侯が死ねば証人も消え、生かしておいても実子だと断定すれば反論しても無駄になる。「陛下、子晟は仕方なくあんな下策を…」しかし皇帝には凌不疑が阿狸か阿猙(アージョン)か証明する方法があった。「阿猙が子供の頃に見たことがある、身体に変わった形のあざがあった」「虎の頭では?!耳が3つある…子晟の腰の半寸下にありました 子晟の身体を拭こうとした時に偶然、見たのです!」「そうとも、3つの耳がついていた!ぁぁぁぁ〜早く捜索に遣わせ! あの青二才を崖から救うのだ!医官も連れて行け!食料もだ!」三皇子は直ちに崖へ向かうことにした。すると少商が追いかけて引き止める。「子晟の命を狙う者がいます あの日、左将軍は私たちを追い詰めて矢を放てと命じ、それで子晟は崖に…」「分かった…今日のことは感謝する 今後、子晟は愛するそなたのいいなりだな、ふっ」しかし少商の顔に笑顔はなかった。一方、崖から身を投げた凌不疑は蔓にからまり、かろうじて岩肌に留まっていた。どうやら不疑が手首に巻いていた少商の弦が蔓に引っかかり、運良く助かったのだろう。「少商…」つづく( ́ඉ .̫ ඉ ̀)ァゥァゥァゥァゥァゥァゥァゥァゥ…私のガオハン、美しかったわ~ ←そっちw
2023.12.01
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惜花芷 Blossoms in Adversity第40話皓月仙師(コウゲツセンシ)は天寿節の宴で皇帝・顧成燾(コセイトウ)の命を狙った。しかし暗殺計画を知っていた皇帝により失敗に終わってしまう。「捕らえよ!」皇帝は余裕の表情、その時、思いがけず皓月も号令をかけた。「かかれっ!」実は儀式を手伝っていた宦官は全て皓月の配下だった。宴席は騒然となった。長青(チョウセイ)は禁軍が応戦している間に皇帝を連れて逃げることにしたが、今度は給仕の女官が短剣を抜いて襲いかかって来る。咄嗟に皇帝をかばった長青は背中を切りつけられ、ついに皇帝は孤立無援。その時、袖箭(シュウセン)の矢が女官に命中し、顧晏惜(コアンセキ)が現れた。司使と共に会場に雪崩れ込んだ七宿(シチシュク)司が謀反を制圧、皓月はその場で拘束された。「皇伯父、禁足を破った私に罰を…」「イエンシー、罰など与えるものか、七宿司のおかげで火球を見つけ、撤去できたのだ」皇帝は期待に違わず自分を救いに来た甥に顔をほころばせたが、顧晏惜は火球を見つけたのが花芷(カシ)だと明かした。「お前だったとは…皆、死んで当然の者たちなのに!」花芷の仕業だと知った皓月は憤り、皇帝への積年の恨みをぶちまけた。皓月は昭(ショウ)国の間諜だった。苦水河の戦いで父や兄たちが戦死。母はまだ幼い娘を連れて戦場へ赴き、家族の遺体を探し回ったという。しかし見つけられないまま母は餓死した。天涯孤独となった皓月は流民に紛れて都へ行き、懐(カイ)王に仕えて間諜として育てられたという。「家族の仇を討てるなら何でもできる!@ボンバイエ 私の仲間も次々と大慶にやって来たのに、その大半が七宿司に人知れず消されたわ でも私は生き残った、あと1歩でお前を殺せたのに!」皇帝は皓月を身の程知らずだと蔑んだ。しかし皓月から鼻で笑われてしまう。「そうかしら?顧晏惜が助けに来なければお前はとうに死んでいた、本当は怖かったのでは? 大慶の皇帝とはどんな勇猛で恐ろしい男かと思ったら、ふっ… ただの弱くて疑り深い年寄りじゃないのっ! 臣下の非難におびえ、己の兄弟や子供まで恐れた、孤独をかこつあまり顧晏惜まで遠ざけ 怪しげな私を利用するしかなくなったくせに!知ってるの?お前の息子も…ウッ!」その時、突然、惠(ケイ)王・顧晏睿(コアンエイ)が落ちていた剣を拾い、いきなり皓月を刺し殺してしまう。「それこそ世継ぎのあるべき姿だ」皇帝は珍しく惠王を褒めた。皇帝は自分を憎んでいるはずの花芷がなぜ自分を救ったのか聞いた。すると花芷は皇帝だけでなく、混乱が起きて両国の民が犠牲になってしまうからだと上奏する。皇帝は相変わらず正論を振りかざす花芷に嫌気が差し、下がらせろと命じた。「なぜ功績者を罰するのですか?!」驚いた顧晏惜は花芷を守ったが、その時、皇帝の顔色がみるみる青くなり、激しく喀血してしまう。実は顧晏睿は美しい天枢使に惑わされ、皓月から皇帝に毒を盛るようそそのかされていた。『占いによると殿下は天子になる運命…すぐ玉座に就けるでしょう 皓月、喜んでお仕えいたします この碧真(ヘキシン)という毒を飲ませれば1刻も経たずに死にます』 顧晏睿は慌てて父の元へ駆け寄り、咄嗟に七宿司が謀反を起こしたと濡れ衣を着せた。わけが分からず呆然と立ちすくむ顧晏惜、しかし長青がある証拠を思い出す。「違います!陛下は恵王の杯しか口にされていません!」「宦官ごときが皇子を疑うとは!」顧晏睿は激怒して長青を切りつけると、顧晏惜が対峙する七宿衛と衛兵をなだめた。「落ち着け!陛下はまだご存命だ!逆賊は恵王かもしれぬ!」「黙れ!」すると皇帝と同じ酒を飲んだ顧晏睿も激しく喀血、ようやく皓月に騙されたと気づいた。「あの女…」『解毒薬を渡しておきます、口に含めば碧信の毒は解けます』顧晏睿は自暴自棄になり、皇帝の首に剣を突きつけた。「下がれ!近寄るな!」しかし毒が回り始めた顧晏睿は再び血を吐き、その隙に顧晏惜の放った袖箭が命中、顧晏睿は絶命してしまう。顧晏惜は皇帝を寝宮へ運び込み付き添った。「皇伯父、逆賊を全て捕らえますのでご安心を…」しかし虫の息となった顧成燾は声を出す力もなく、かろうじて甥に手を伸ばす。顧晏惜は伯父の手を握りしめながら、何を訴えようとしているのか察した。「皇伯父、私は少しも恨んでなどいません、幼い頃から父のように思っていました 北地にいた時も頭から離れることはなかった いつか必ず皇伯父がそばに呼び戻してくれると信じていました」顧成燾は涙し、顧晏惜の手を弱々しく握り返した。「斉如海(サイジョカイ)に誣告させたのは私が皇伯父や国に必要な存在だから 私は皇都に戻る運命だった…ご安心ください 七宿司がある限り、私は皇伯父と大慶を守る刀であり続けます」顧成燾は顧晏惜の許しでようやく真心を知ったが、そこで息絶えてしまう。「イエン…シィ…」それが皇帝の最後の言葉になった。皇帝の崩御を知らせる鐘の音が響き渡った。承露(ショウロ)宮の前に駆けつけた臣下たちは悲しみに暮れながら、皇家の世継ぎがいないことを憂慮する。「いずれ噂が広まり、天下は大混乱に陥るだろう」その時、皇太后が到着した。「皆の者、心配はいりません、顧家の跡取りはまだいます…」皇太后が手を差し伸べると、まだ幼い六皇子・顧晏昭(コアンショウ)がその手を取った。花家の男たちが赦免された。採石場で聖旨を受け取った大郎・花平宇(カヘイウ)は俄かに信じられず呆然。実は皇帝が代替わりし、皇都へ戻れることになったという。「早く支度しよう!父親に知らせねば!」その時、これまで不遜だった官兵が急に態度を一変させ、家族に文を届けて欲しいと懇願した。花平宇は確かに官兵たちも家族に会えずにいるのだと気づき、引き受けることにする。すると他の罪人たちも一斉に家族への文を頼んだ。新帝・顧晏昭は顧晏惜と一局、手合わせしながら気もそぞろだった。「イエンシー哥哥、花家の男たちはそろそろ皇都に着く頃だろうか?」「陛下…」顧晏惜は答えようとしたが、そこへちょうど仕官した沈淇(シンキ)が現れる。「ちょうどいい、碁は苦手だ、交代してくれ」「急いでどこへ行く?」「聞いてないのか?花家の男たちを出迎える」「花芷からは何も聞いていない」「あ、沈大人は家族じゃないからな、ではこれで」(  ̄꒳ ̄)沈淇はイエンシーより大人w万勝(バンショウ)門では花家が男衆の帰りを今か今かと待っていた。すると顧晏惜が馬を走らせ駆けつける。「一緒に待つよ」花芷は笑顔で顧晏惜を迎え入れた。今なら愛する人を祖父に紹介できる心の準備ができている。その時、ついに祖父たちを乗せた馬車が見えて来た。門衛が馬車に気づいて門を開くと、待ちきれずに花芷たちが一斉に走り出し、ついに家族の再会が叶う。花屹正(カキツセイ)は花芷の元気そうな姿を見て安堵したが、その時、顧晏惜が現れた。黙って顧晏惜の手を握りしめる花芷。花屹正は花芷にも運命の人が現れたのだと分かった。( ;∀;)アアアアア~感動!屋敷へ戻った花屹正は花芷と顧晏惜と一緒に霊廟を訪ね、林婉(リンエン)に帰京を報告した。「婉R、戻ったよ、直言が天子の怒りを買い、花家は災いに遭った 当初は悔やまぬつもりだったが、しかし… 婉R、すまない、あの日の別れが最後になるとは… 幸い遠くないうちに私も朽ち果て、そなたの元へ行ける、その時は好きなだけ罵ってくれ」すると花屹正は花芷たちに祖母へ報告するよう促した。花芷と顧晏惜はひざまずき、それぞれの想いを林婉に告白した。「祖母、当時の私は愛についてまだ何も分からなかった あの時、本心をさらすのが怖くて、彼の名前を言えませんでした でも今は何の迷いもない、ご安心を、私はもう孤独ではありません」「老夫人、私の答えは全て花芷に伝えました あの時、背中を押されながら私はためらい、花芷を傷つけてしまった 結果、多くの時を無駄に…これからは2人の時間を何より大事にします」花屹正は顧晏惜と2人で花園に出た。かつて自分が厳しく糾弾し、花家の没落のきっかけとなった七宿司、その司使が孫娘の相手となるといささか不安になる。実はあの時、顧晏惜は花公の諫言を聞いていた。「あれからやむなく司使になりました しかし花公の言葉を胸に刻み、今の七宿司はもう″腫れ物″ではなくなりました …お疑いならどうぞお調べください!」「はっはっはっ!無用だ、芷Rが選んだ人なら間違いない、ここ数年の評判も耳にしておる」花屹正は少し顧晏惜をおどろかせただけだった。「ただ約束して欲しい、芷Rをずっと大事にすると」「必ず」花芷と顧晏惜の婚儀当日。顧芍薬(コシャクヤク)が屋敷の飾り付けを手伝っていると、久しぶりに沈煥(シンカン)がやって来た。実は身分を回復して和楽(ワラク)郡主となった芍薬に相応しい相手になろうと、科挙を受けることにしたという。「合格したら…その~…してから言うよ」「じゃあ不合格だったら私を娶れないの?!私が本の虫を好きだと思う?! 哥が言っていた、思い合っていれば婚姻を結べる、それ以外のことは大した問題じゃないって」「うん、分かった」婚儀は花芷の希望で皇家ではなく民間のしきたりに従って花府で行われることになった。すると顧晏惜が正殿で待たずに花芷の控室まで迎えに来てしまう。その時、思いがけず賓客が現れた。「陛下っ!」「今日は阿撿(アケン)だと思って楽にして欲しい」しかし早速、顧晏惜からお忍びでの外出は感心しないと諫言されてしまう。「贈り物を届けに来ただけだ、すぐ帰る」皇帝は顧晏惜に摂政王の印章を授け、花芷には女子用に仕立てた太傅(タイフ)の官服を贈った。「それからこれは祖母に教わって作った同心結びだ、出来は良くないが受け取ってくれ では行くよ」「あ、陛下!お返しにこれを…」花芷は返礼の代わりに昔のように飴を渡した。「菓子は禁止ゆえこっそり食べる、長青にも分けよう」吉時となり花芷と顧晏惜は家族に見守られる中、拝礼の儀を済ませて夫婦となった。しかし翌朝、2人は印章と官服を残して旅に出てしまう。花芷が留守にしても三夫人・夏金娥(カキンガ)がいれば花記は安泰だった。孫(ソン)家の女当主となった花琴(カキン)もやり手の迎春(ゲイシュン)に帳簿を任せ、左団扇で暮らしている。帳場ではあの泣き虫だった念秋(ネンシュウ)が2人の侍女にそろばんを教えていた。その厳しさはかつての夏金娥を彷彿とさせる。すると拂冬(フツトウ)が夫・白銘夏(ハクメイカ)に子供を任せ、決算報告を持ってやって来た。実は沈煥が考案した飲み物が良く売れているという。沈煥の昔の道楽も無駄ではなかったらしい。今や精力的に仕事に取り組み、昼は人形劇や一座を運営していた。こうして久しぶりに顔を揃えた四季の侍女たち。どうやら一番、幸せなのは抱夏(ホウカ)のようだ。姉妹たちが仕事で忙しい中、昼寝していた抱夏は楽しい夢でも見ているのか笑っていた。花芷の母・朱盈貞(シュエイテイ)は夏金娥に届いた花霊(カレイ)からの手紙を借りて夫に聞かせた。鄭知(テイチ)が皇都に転勤になるため、もうすぐ夫婦で戻れるという。花平宇はやはり皇都が1番だと言ったが、朱盈貞はそうとも限らないと反論した。実は四房の花平陽(カヘイヨウ)と呉玉娘(ゴギョクジョウ)が幼い花鳶(カエン)を連れて旅に出たのは娘を花芷のように育てたいからだという。花平宇は呆れたように茶を飲んだが、朱盈貞の入れた茶が不味かった。「邱(キュウ)氏はどうした?邱氏を呼んでくれ」その時、怒った朱盈貞が茶を捨ててしまう。「気に入らないなら自分で入れて!」花平宇は妻の変わりように目を丸くしたが、その時、花柏林(カハクリン)が慌てて回廊を走ってきた。「柏林?!どうした?」「祖父の書が発刊されて大人気です!やっと1冊、買えたので祖父に見せたくて!」「行きなさい!」朱盈貞は夫に花芷が守ってくれた原稿だと話した。「芷Rに感謝だな…」すると花平宇は自分が悪かったと茶の件を素直に謝った。花府の学堂は孤児にも開放された。学堂を任された二夫人・斉蕙蘭(サイケイラン)は花柏礼(カハクレイ)への執着を手放し、忙しい毎日を送っている。花平源(カヘイゲン)も妻の変わりように驚きながら、斉蕙蘭に頼まれて答案を子供たちに返しに行った。すると一人娘を失って失意の底にいた長房姨娘・邱氏が楽しそうに孤児たちと遊んでいる。その様子を見た花平源は妻たちの生き生きとした姿に感銘を受けた。宮中では太医院の仕事を終えた芍薬が皇帝を訪ねていた。ちょうど沈淇と一局、手合わせしていた皇帝だったが、花芷から手紙が届いたと聞いて大喜びする。「花姐姐は今どこにいるの?!」その頃、花芷は幼い頃の夢を叶え、顧晏惜と一緒に航行で各地を巡っていた。「このまま進めば天地の果てまで行ける?この先はどんな所かしら?」「分からない、だがどこへ行こうと私たちは永遠に離れない」おわり(^ꇴ^)ノシ″ タイタニックでお別れで~す!あああああああ~終わってしまった( ߹꒳ ߹ )話数がカットされたのか後半は急ぎ足で雑になってしまいましたが、やはり家族の再会は涙涙でしたいや~長青が生きていて本当に良かった!←え?そこ?w久しぶりにハマりました!楽しかった!銀河さん、放送してくれてありがとう!″重紫″もお願いします(人-ω•`)✨
2025.08.14
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墨雨云间 The Double 全40話第19話「廃棄された金鉱」叔父を釈放する名目で淮郷(ワイキョウ)県衙の様子を探りに向かった薛芳菲(セツホウヒ)。葉明煜(ヨウメイイク)は無事に解放されたものの、役人たちの横暴さに怒りが収まらず、気晴らしに出かけてしまう。すると薛芳菲は桐児(トウジ)だけにあの県令を知っていると吐露した。かつて父・薛懐遠(セツカイエン)は物乞いだった馮裕堂(フウユウドウ)を哀れみ、県衙に置き役目を与えたという。確かに馮裕堂は聡明だったが心根が悪く、監督を任されていた穀倉で私服を肥やしていたことが判明、父から厳しく叱責されていた。まさか馮裕堂が父を陥れて県令になっていたとは、しかもすでに当時の父の部下は1人もいなかったという。しかし意外にも県衙の前で老婆がわざと転んで薛芳菲にこっそり手巾を手渡していた。…梨花巷(リカコウ)五舎…「私を呼び出したのは伝えたいことがあるのかも」薛芳菲は密偵を撹乱するため桐児と衣を交換、葉明煜が姜梨に成りすました桐児を馬車に乗せて出かけた。しばらくして侍女に変装した薛芳菲が独りで現れたが、用心のため残っていた密偵につけられてしまう。追跡に気づいた薛芳菲は急いで橋を渡り、物陰に隠れて密偵たちをまいた。しかし安心したのもつかの間、運悪く3人のごろつきに目をつけられ、からまれてしまう。「小美娘(シァォメイニャン)~♪俺たちと遊ぼう~♪」その時、思いがけず蕭蘅(ショウコウ)たちが現れ、ごろつきを追い払った。蕭蘅は珍しく平民の装いだった。「気に入ったか?小美娘?…私を追いかけて淮郷へ?」蕭蘅は姜梨がてっきり文紀(ブンキ)の淮郷行きを伝える文を見て来たと誤解した。(* ゚д゚)<何の話?( ̄▽ ̄;)<何でもないすると薛芳菲は話を切り上げ、先を急ぐことにした。しかし密偵に気づいた蕭蘅が引き止める。「あとは2人に任せて我々はお茶でも…」蕭蘅は姜梨と粛国公の淮郷での密会を演出した。「昔から色恋沙汰は人気の芝居だ、真偽は関係ない 皆が見たいのは人の名声が天から地へと転落する物語だ」蕭蘅は花売りの娘から買った花を姜梨の髪に挿すと、今度は姜梨が蕭蘅の髪にも花を挿した。2人の様子を見ながら思わず身震いしてしまう花売りの娘と視聴者。しかしこれも仕事と割り切って娘は別の花も勧めた。「娘子、この花もどう?きれいよ?」それは偶然にも梨の花だった。( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)何を見せられているのかw文紀と陸璣(リクキ)は4人の密偵たちを捕まえて茶楼に連行した。主は馮県令だという。「主に伝えよ、粛国公と姜二娘子が一緒にいるところを誰にも見られたくないとな」すると陸璣は密偵を追い払った。「″粛国公と姜二娘子が一緒にいるところを誰にも見られたくない″? あなたは自分の地位を利用して私を助けたのね?」「は?」薛芳菲と蕭蘅にしか通じない戯れ、その様子を見ていた文紀と陸璣は思わず顔を見合わせ、笑顔になった。蕭蘅は姜梨の護衛を陸璣に任せた。「ありがとう」おかげで薛芳菲は水路を使って無事に指定された民家に到着する。待っていたのは餓死寸前のところを薛懐遠に救われた老婆だった。老婆は口が利けないふりをしていたおかげで見逃され、県衙に唯一残ることができたという。そこで薛芳菲は今の身分が中書令の娘・姜梨だと明かした。「身分を知られたくないの、父親を陥れたのが馮裕堂だと証言してくれる人を探している」「でも彼らを救い出すことができません」実は父のかつての部下たちは東山(トウザン)の砂利採取場に送られていた。馮裕堂は粛国公に追い返された密偵たちの1人を見せしめに殺した。「それで粛国公は何をしに来た?」「姜梨という娘と一緒にいました」すると馮裕堂は今度、見破られたらあの世行きだと釘を刺した。一方、蕭蘅たちは採石場の地形を検討して潜入方法を考えていた。しかし地震のせいで坑道も変化し、地図もなく入るのは難しい。そこへ姜梨が現れた。実は東山の採石場へ一緒に行って欲しいという。「急を要するのです、粛国公」薛芳菲は蕭蘅たちが東山にある封鎖された金鉱を調べたいが、坑道図がないため行き詰まっていると知った。薛芳菲は弟の地図を蕭蘅に渡した。「これはさる者が命懸けでくれた物、必要なら大事に使って」蕭蘅は出所不明の地図を怪しんだが、薛芳菲の気迫に負けて話を聞くことにする。「私を採石場に連れて行って、薛県令の部下を助けたいの」「こちらの命をもって人の命を救えと?うむ…損な取り引きはしない」「私たちに公平な取り引きがありました? 私はあなたの手中の駒、いいえ、駒ですらなかったわ」すると蕭蘅は文紀と陸璣を下げた。「姜家に戻った私をあなたはずっと観察していた、最初は疑っていた でも李(リ)家と私が賭けを始めると煽って葉世傑(ヨウセイケツ)を渡さぬよう私に両家を離間させた 私の手を治療して歳試で勝たせたのもそのため、そうやって私が駒として使えるか観察した 淥陽(ロクヨウ)に来て葉家を守るため私が李家に対抗した時、本当の駒として使い始めた そうでしょう?」蕭蘅は自分に李家と争う意図などないとはぐらかしたが、すでに薛芳菲は知ってはならない密命に気づいていた。「清呈(セイテイ)山での塩の密売からこたびの官営金鉱まで、何を探っているのかは明らか 都で汚職事件が頻発したけれど、死者は皆、端役に過ぎない 裏で誰かが財を成している…あなたの目はずっと李家に向けられていたわね 都の財路を失うと李瑾(リキン)は淥陽に来た、淥陽には富豪の葉家 財は国の要だもの、陛下も憂慮せざるを得ない 粛国公が奔走するのは李氏一門を倒すため、それは天子の命」「姜梨…死にたいのか?」「姜梨は生きたくても生きられなかった、あなたが策に乗ってくれたから私は生き延びられた」蕭蘅は姜梨の身を案じ、知り過ぎた駒は捨てるしかないと言い放った。「私の命をあげる、この命を捧げるから駒として使って! 蕭蘅、あなたは言ったわ、″我々は運命を共にする″と…怖くなったの?!」「…で、どうやって監視の目をくらませるつもりだ?」馮裕堂が薛懐遠(セツカイエン)をいたぶっていると姜梨たちの消息が届いた。聞けば姜梨は食糧店、蕭蘅は闇市、文紀は農家にそれぞれ出かけたという。馮裕堂は姜梨たちが穀倉で何かやらかすと気づき、配下をかき集めて乗り込んだ。しかし捕まえたのは葉明煜と従者だけ、馮裕堂はただのおとりだと気づいて帰ってしまう。「閉じ込めておけ」するとそれまでおとなしくしていた葉明煜たちがいきなり反撃、捕吏たちを圧倒した。薛芳菲の読みが当たった。貪官汚吏は穀倉が襲われたとなれば大慌てになるはず、おかげで追っ手まで引き上げ、難なく東山へ到着する。採石場には見張りが8人いて近づけなかったが、淮郷で育った薛芳菲は裏山の洞窟から入れると知っていた。蕭蘅と陸璣は姜梨を連れて発炎筒の明かりを頼りに洞窟へ入った。しかししばらくすると道が二手に分かれ、蕭蘅は一方を陸璣に任せ、姜梨と2人で地下へ降りて行く。すると薛芳菲は暗く狭い洞窟のせいで沈玉容(シンギョクヨウ)に生き埋めにされた時の恐怖が蘇り、動けなくなった。その時、蕭蘅が薛芳菲の手を握りしめ、先導してくれる。蕭蘅の力強い手に導かれ、不思議と安心感に包まれ歩き始めた薛芳菲、やがて坑道にいる見張りの声が聞こえてきた。蕭蘅は2人の見張りを倒し、衣を奪って見張りになり済ますことにした。そこで見張りの衣を脱がして姜梨に渡したが、薛芳菲は内衣の悪臭に思わずえずいてしまう。すると蕭蘅は唐突に衣を脱ぎ始めると、自分の内衣を脱いで姜梨に渡した。( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)何を見せられているのか再びwその頃、帰京した李瑾は父・李仲南(リチュウナン)と一局、手合わせしていた。しかし思いがけず淮郷に粛国公がいると密書が届く。…指示を待つ…「どうした?」「蕭蘅と姜梨が淮郷に現れました、発覚したようです、金鉱の件が…手は打ちました」蕭蘅と姜梨は見張りに扮して坑道を進み、ついに金鉱を見つけた。薛芳菲は3年前の地震で朝廷が危険と判断して封鎖されたはずだと驚いたが、蕭蘅の顔を見てすでに知っていたのだと気づく。「金鉱の捜査で淮郷に来たのね?」←え?今さら?( ̄▽ ̄;)すると薛芳菲は恐ろしい事実にたどり着いてしまう。「金鉱と薛家の3人…沈玉容と婉寧(エンネイ)公主…全てが繋がっていた…」つづく(  ̄꒳ ̄)雑感片頭曲<墨雨雲間>が好きなので替わってしまって残念で、あらためて曲を聴いてみたら和訳が思っていたのと違って笑ったw墨雨雲間(モーユーユンヂィァン)って「墨色の雨と雲の間」なのね私はてっきり穴に埋められた時の女主の心情が「雲の間(から降ってくる)墨色の雨」だと思ってた
2025.10.11
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漠风吟 Love In The Desert 全26話第11話中秋節の騒ぎからすっかり鳴りを潜めた盗賊たち。しかし雲沛(ウンハイ)城主・那戦(ナセン)は盗賊たちがこのまま諦めるとは到底、思えなかった。すると巫(フ)将軍が蔵書閣と祈年閣の兵士を寺院に移動させ、容豁(ヨウカツ)がいると見せかけてはどうかと献策する。「開けた場所にある寺院なら盗賊が現れた時に一網打尽にできます」「手配しろ…もう1つの駒も動く頃合いだな」真渠幼佳(シンキョヨウカ)は料理対決に備え、父に頼んで真渠の料理人を送ってもらうことにした。一方、皇北霜(コウホクソウ)も料理の献立に頭を悩ませながら、ふと気がつくと霍擎雲(カクケイウン)のことばかり考えてしまう。「怒らせたのかしら?」ともかく廉幻(レンゲン)に膳房で城主の食の好みを聞いてくるよう頼んだが、焦らずとも自分には大漠奇巻(タイバクキカン)があった。三番勝負で勝って緑地をもらえるのも幸運だが、城主に父や母の敵を討たせるためには奇書を読み解いて褒美をもらうしかない。そこで皇北霜は城主を訪ねることにした。那戦は政務中だったが霜夫人の来訪を喜んだ。そこで皇北霜は刺繍対決のことで罰を請いたいという。確かに解馬樹(ゲバジュ)で甲冑を作れば無敵だが、実は大規模な栽培は困難だと知っていた。雲芳(ウンホウ)閣で採った根ではせいぜい腕当て1組、気候が安定しない雲沛では自生も難しい。「しかし砂丘篇と草薬篇を読み、解馬樹の自生地と育つのに適した土壌が分りました たださらに詳しく調べるには気候篇がなくては…」「焦るな、手元にある2冊を研究し尽くしたら気候篇を贈ろう」…やはり気候篇も那戦が持っていたのね…その頃、武器庫の鍵を手に入れた若問(ジャクモン)は蛮狐(バンコ)の調査から雲沛の武器庫が東西南北4ヶ所あると知った。秦奪(シンダツ)は東の武器庫の庫使で門番が交代で手薄になる亥の刻が狙い目だという。そこで今夜、決行しろと命じ、格心微(カクシンビ)に一緒に行くか聞いてみた。しかし格心微は他にやることがあるという。若問は格心微が酔香(スイコウ)楼を気に入ったと気づき、雲沛での拠点にすると決めた。那戦が寺院に兵を集中させたせいで莽流(モウリュウ)門は隠れ場所を失い、府内を探れなくなった。安全な経路は雲芳閣だったが、霍擎雲は隠し扉の前まで行ったものの、引き返してしまう。一方、黄天狂(コウテンキョウ)は武器を盗み出すことに成功していた。蛮狐と狼頭(ロウトウ)は警備が厳しくなったことから撤収してはどうかと提案したが、若問はどうしても皇北霜を諦めきれない。「あの瞳が気になる…麻随(マズイ)へ攻める準備もしなければ」若問は茶屋で独り、何とか華玉(カギョク)府へ侵入できないものかと考えあぐねていた。その時、偶然、隣の席に座った客から面白い話を小耳にはさむ。「早いとこ真渠の料理人を引き渡せば佳夫人も褒美を弾んでくれるだろう」若問は男たちが店を離れたところで拘束し、料理人になりすまして玉芙(ギョクフ)閣を訪ねた。すると若問は見事な包丁さばきで佳夫人の信頼を得ることに成功する。一方、皇北霜は膳房で聞いた城主の好きな料理を作ってみたが、どれも満足の行く出来ではなかった。その頃、霍擎雲は蔵書閣に忍び込んで奇書を探していた。すると偶然、史実の書を見つける。…雲沛310年、身重の素(ソ)夫人が流刑となり、君主の血が民間へ流出しかし捜索の末、神のご加護があった雲沛320年、庶子・那戦が華玉府へ戻り、若き君主として冊封された…実は蔵書閣は当時、三日三晩燃え続け、記録は焼滅していた。「うまいことやったものだ」やがて霍擎雲は奇書を発見した。その時、偶然にも皇北霜が入ってくる。霍擎雲は慌てて身を隠したが、書を探しながら歩き回る皇北霜から目が離せなくなった。皇北霜は踏み台に上がって本棚の上を探していた。するとお目当ての″雲沛食経″を発見、喜んだ皇北霜だったが、うっかり足を踏み外して落下してしまう。しかし思いがけず霍擎雲が現れ、皇北霜を抱き止めた。「どうしてここに?」「君こそ」その時、外から那戦たちの声が聞こえた。霍擎雲は咄嗟に皇北霜を腕を引っ張って物陰に連れ込んだが、驚いたことに那戦と巫将軍が本棚の仕掛けを開けて密室に入って行くのを目撃する。思いがけず容豁の居場所を突き止めた霍擎雲。一方、皇北霜は自分を避けていながら身勝手な振る舞いをする霍擎雲に腹を立て、帰ってしまう。皇北霜は居所に戻って一息つこうとしたが、ふと気配を感じて奥の間をのぞいた。するといつの間にか霍擎雲がいる。「忙しいのでしょう?」「忘れ物だ」霍擎雲は皇北霜が落としていった雲沛食経を渡したが、皇北霜は自分より後に蔵書閣を出た霍擎雲がなぜ先に着いたのか解せない。「ん…隠し通路があるのね?」しかしまさか衣装棚の裏が地下道に繋がっているとは思うまい。霍擎雲は失笑したが、皇北霜の心を傷つけていたと知って胸が痛んだ。「ここ数日、何かあったの?それとも私のせい?あなたを怒らせた?」「違うよ」「…聞くべきじゃなかったわ」その時、中庭から突然、若問の声が聞こえた。霍擎雲は思わず出て行こうとしたが、皇北霜に止められてしまう。「放っておいて、おせっかいね」中庭では廉幻と夜佩が渡り橋で若問の行手を阻んでいた。すると皇北霜が現れる。「皇北霜、仕返しに来たぞ?荷をまとめろ、手間が省ける」「あなたと一緒に行ってもいいわ、いつ出発するの?でも拠点を失ったのにどこへ?」出鼻を挫かれた若問はひとまず引き上げることにしたが、実は上階の人影に気づいていた。そこで帰ったと見せかけ、こっそり物陰から様子をうかがっていると、莽流(モウリュウ)門の門主が現れる。「若問は君の手には負えない、ただでさえ危険なのに君が心配だ」「冷たくしたり優しくしたり、態度がころころ変わるのね…ふっ 千面郎君だもの、今度はどんな役を演じているの?」「君とは苦労を共にした、だから傷ついて欲しくない」「自分の心配をしたら?…もう来ないで」。・゜・(ノД`)・゜・。皇北霜は夜佩と廉幻と一緒に隠し通路を探した。結局、突き止められなかったが、夜佩が見慣れない木箱を見つける。しかし中に入っていたのは古めかしい子供の玩具だった。その夜、黒装束に覆面姿の霍擎雲が蔵書閣に忍び込み、ついに密室で容豁と再会した。…当時、幼い霍擎雲を連れて隠し通路から脱出した容豁『今日のことは全て忘れるのです!雲沛で起きたことは何も話してはなりません! ご自分の名も、そうしなければ生き延びることができません!』容豁は霍擎雲を天都(テント)へ送り届け、独りで去ることにした『私が近くにいるとあなたに危険が及ぶ、必ず生き延びてください』『また会える?』『いつか準備が整ったら迎えに来てください』…容豁は立派に成長した姿を見て涙した。しかしゆっくり旧情を温めている時間はなく、霍擎雲は急いで脱出しようという。一方、門主をつけてきた若問は必死にからくり扉を開けようとしていた。本棚はびくともしなかったが、その時、物音が聞こえて慌てて身を隠す。つづく( ߹꒳ ߹ )イールン、切ない
2025.11.17
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※ATTENTION:ドラマにはグロテスクな内容が含まれています朝雪录 Coroner‘s Diary第34話秦朝羽(シンチョウウ)は何とか宮中を抜け出し、実家を頼った。燕徹(エンテツ)の失脚を聞いた忠勇(チュウユウ)侯・秦述(シンジュツ)は愕然となったが、秦朝羽にはもう時間がない。「父親、母后から預かった文を北府軍の趙(チョウ)将軍にお渡しください 私は殿下と運命を共にします」すると秦述は二皇子を逃す準備が整い次第、知らせると約束した。一方、秦莞(シンワン)は福寧(フクネイ)宮の中庭で九皇子・燕綏(エンスイ)の面倒を見ていた。すると皇太后に挨拶を済ませて出てきた皇帝の姿が見える。「殿下はまだ皇父が怖いのですか?何をそんなに恐れているの?」「皇父が怒って母后や太子哥哥を殺してしまうかも…」秦莞は命までは奪わないとなだめたが、燕綏は母妃のように死んだら生き返らなくなってしまうという。その時、岳凝(ガクギョウ)がやって来た。信(シン)王世子・燕澤(エンタク)が秦莞と燕遅(エンチー)を呼んでいるという。「今回は検視道具を持ってきて欲しいって」燕澤は正門で秦莞と燕遅を出迎えた。外では眼帯が必要だが、秦莞の治療のおかげで光が強くなければぼんやり見えるようになったという。すると燕澤は2人を連れて地下の氷室に案内した。「母妃、七弟と弟妹が会いに来てくれましたよ」氷室にはミイラ化した信王妃の亡骸があった。燕澤は母妃の死因をどうしても突き止めたいと訴え、秦莞に協力を求めた。実は信王妃も薬王谷(ヤクオウコク)で1年ほど薬の調合を学んでおり、秦莞と同門だという。秦莞は全力を尽くすと約束、逝去に際し不審に思う点があったのか尋ねた。すると燕澤は当時の出来事を語り始める…あの日、信王妃は調合した薬を皇后に預け、王府に戻ったのは夜だったしかし信王妃は帰るなり閨房に閉じこもってしまい、燕澤は心配で様子を見に行ったという信王妃は寝台で苦しそうにしていた燕澤は茶壺のお茶を注いで届けることにしたが、母妃に渡す前に念のため味見してみるその時、信王妃が突然、息子の手から茶碗を払いのけ、勢い余って寝台から転げ落ちた『飲んでは駄目!』すると息が上がった信王妃は次第に目が見えなくなり、程なくして耳も聞こえなくなってしまうそして最後は五感を失って血を吐き、一夜のうちに世を去った…当時、太医は中毒死ではないと断定し、お茶を調べなかった。しかし燕澤もその夜から病がちになり、目も悪化の一途を辿ることになったという。「調べてみましょう」秦莞は遺体の腕の組織を切り開き、骨に自分の血を垂らしてみることにした。驚いた燕遅が自分の血を使うよう止めたが、燕澤が自分の血を使って欲しいという。すると骨が黒く変色した。「死因は毒殺です」「…長年の胸のつかえがようやく下りた、ありがとう弟妹」燕澤は弟夫婦を書斎へ案内した。「寒中の梅のようにすっきりした香り、沈水香と丁子、薔薇水ですか?」「その通り、返魂梅(ハンコンバイ)という名の合わせ香で母妃が最も愛した香りだ 今度、弟妹にも調合しよう」燕遅は思わず母妃との思い出がある燕澤が羨ましいと漏らした。すると燕澤は母妃が死んだ数日後に睿(エイ)王妃が燕遅を産んで亡くなったことも偶然とは思えないという。「皇叔が赤子のお前を皇祖母に託して独り朔西(サクセイ)に、そのせいで都では噂が広まった お前は睿王の血筋でないから見捨てられたと…何者かが意図的に流したのだ」燕澤は自分には爵位も官職もなく無力なため、2人に真相解明を頼みたいと言った。帰りの馬車の中、燕遅は信王妃が皇后に届けていた薬が親征で深傷を負った皇帝のためだったと明かした。「つまり信王妃に毒を盛ったのは皇后か陛下のどちらかだと?」「分からない、だが命の恩人である信王妃をなぜ亡き者に? 皇位争いであったとしても信王妃を狙う理由がない」どちらにしても宮中がらみであることは事実、秦莞はやはり晋王事件を洗うことにした。実は今日、燕綏の方から瑾(キン)妃の話に触れ、話したいのに口に出せない様子だったという。一方、燕遅も燕麒(エンキ)が蒋和英(ショウワエイ)に銀子を与え、配下に父王を襲わせていたと突き止めていた。「陛下が指示した可能性がないとも限らない、今は泳がせておく」その夜、趙将軍の使いから宗正寺(ソウセイジ)に知らせが届いた。秦朝羽は寝ていた燕徹を起こし、急いで内侍の衣に着替えさせて送り出すことにする。「殿下、私は残ります」「駄目だ!一緒に行こう!」しかし秦朝羽は自分が一緒では足手まといになると断り、心配せずに逃げろと急かした。「分かった、脱出できたら必ず迎えに来る」こうして燕徹は空の肥桶に身を隠し、宮中を出た。鳳儀宮に侍女が夜食を届けにきた。皇后は燕徹が無事に逃げ出し、秦朝羽が残って時間稼ぎしていると聞いて安堵する。すると明け方、秦朝羽は自ら寝所に火をつけた。皇帝は外から聞こえる騒がしい声で目を覚ました。「陛下、宗正寺から火の手が上がっています」結局、被害は燕徹の禁所だけだったが、秦氏の無事は確認できたものの燕徹が行方不明だと判明する。皇帝は直ちに燕遅と燕麒を招喚した。燕麒は火事と燕徹の失踪に関連があると匂わせたが、燕遅は憶測での発言を控え、燕徹を捜索したいと嘆願する。しかし皇帝は燕遅には永慈(エイジ)との現場検証を任せ、燕麒に燕徹の捜索を命じた。皇帝は燕麒だけにそれとなく二皇子の暗殺を命じた。「皇后の兄である趙将軍は部隊を率いて城外に待機している もし趙氏に謀反の意あれば、その時は父子の情を断ち切らねばならない 今や朕が頼みとする成年皇子はお前だけ 不測の事態となった場合、己の身の安全を第一とせよ」「必ずやご期待に応えてみせます!」禁所は本来、禁軍が三交代制で見張っているはずだった。しかし内侍の証言では二皇子が眠れないため夜は独りになりたいと訴え、昨夜は守衛がいなかったという。禁軍は皇帝直属、燕遅は皇帝がわざと燕徹を逃して生け取りにする算段ではないかと心配した。ともかく焼け跡を調べ始めた秦莞と燕遅、その時、院子から燕麒の怒号が聞こえてきた。「秦氏、出てこい!従わねば逃亡罪となる!」秦朝羽は兵士に捕まり、燕麒の前に連行された。「お前が付け火をして廃太子を逃したな?逃亡先を教えろ!」「驚いたせいで忘れてしまったわ」その時、燕遅が現れ、兵士の佩剣を抜いて燕麒の首に突きつけた。秦莞は兵士たちが慌てた隙に八姐を取り戻した。父の敵を前に目の色を変える燕遅、すると燕麒は燕遅が本気だと気づいて動揺する。「燕遅、私を殺せば王位を剥奪されるぞ?そして睿王妃は私と共に埋葬されるだろう この件はお互いに不問としよう、いいな?」「燕遅…陛下が報告をお待ちよ」秦莞の声を聞いた燕遅はようやく落ち着きを取り戻し、剣を外して燕麒を追い出した。秦莞は秦朝羽と2人だけで話すことにした。実は秦朝羽が時間稼ぎのため火を付けて騒ぎを起こし、二皇子を逃したと分かっているという。「睿王のためならあなたも自分の命を犠牲にして救ったはず だから殿下の行き先は絶対に明かせない、自死しなかったのは父母と兄を守るためよ」秦朝羽は秦莞の前にひざまずき、忠勇侯府に手を貸して欲しいと懇願した。「一時だけ待って、殿下が京城から出たら陛下に真相を話しても構わない」すると秦莞は秦朝羽を立たせ、二房の娘としてもちろん見て見ぬ振りはできないと言った。「あなたと伯母は全力で守る、でも伯父と兄長は太子との関係が深過ぎてかばえない」秦朝羽は納得し、以前は九妹に嫉妬して誤解していたと素直に謝罪した。燕遅は崇明(スウメイ)殿の外で朝議が終わるのを待った。すると燕離(エンリー)を見つけて呼び止め、二皇子の話題が出たか聞いてみる。「いいや、なかった、腹の中を探られぬよう陛下は黙っているのかも」「皇子が生死不明なのにそんな余裕あるか?」「三哥なんていつも余裕綽々だろ?泰山が崩れても動じないふりするさ」その話をちょうど朝堂を出てきた燕澤が聞いていた。「私は目が見えないから動じずにいられるだけだ」久しぶりに仲の良い兄弟3人が顔を揃えた。すると燕離は燕澤の手を取り、ちょうど近くに残っていた3人のいたずら書きを見せることにする。そんな2人の微笑ましい後ろ姿を眺めていた燕遅、その時、燕澤が地面に落ちている石をあっさり避けて歩くのを見てしまう。一方、朝議を終えた皇帝は鳳儀宮で趙淑華(チョウシュクカ)に自ら皇后を辞するよう強要していた。趙将軍が詔なしに北府軍を率いて都へ入り、奸臣と結託して二皇子を逃したという。しかし趙淑華は脅されても退かなかった。「忠臣の兄に過失はない、全ては燕氏皇帝の正統な血筋を守るためにしたこと」「あの軟弱で無能な太子に君主の努めは果たせぬ 従わぬというなら夫婦と言えども容赦しない」「夫婦?我らは夫婦ではない、長年、大目に見てきたのは徹児を皇位につかせるため」「策士、策に溺れるとはそなたのことだ 宗正寺の警備をわざと手薄にしたのは何のためだと? 燕徹の命までは奪わないと母后に約束した あやつは朕の庇護下から自ら離れたのだ、あとは天命に任せるしかあるまい」激情に駆られた趙淑華は思わず燭台をつかんで皇帝に襲いかかった。しかし皇帝は危ないところで趙淑華の腕をつかみ、難を逃れる。「皇后は灯りが嫌いらしい、全ての灯りを消して真っ暗にしろ」つづく( ๑≧ꇴ≦)えーっ!三兄まで…
2026.07.23
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大明风华 Ming Dynasty第41話「最後の決戦」宣徳(セントク)帝・朱瞻基(シュセンキ)は親征を決意、皇妃・孫若微(ソンジャクビ)に出立の報告にやって来た。すると若微は生まれて来る子供のために一言、残して欲しいという。「私が戻らぬと思っているのか?…いい度胸だ こう言ってやれ、″お前の父親は国事を泰(タイ)山ほど重く見ていた″とな」一方、禁足が解かれた漢(カン)王・朱高煦(シュコウク)の元にはかつての臣下たちが駆けつけていた。しかし朱高煦はこれから来る者を一切、入れるなと釘を刺す。漢王妃は漢王が何を恐れているのか分からず困惑した。禁足は解除され、贈り物まで賜り、誰もが″漢王は高徳だから皇帝も頭が上がらない″と言っているのに…。「…瞻基は運がいい、戦に乗じて場を収めた」朱高煦はともかく今後、訪ねて来た臣下を覚え、後で自分に知らせるよう命じた。オイラトの侵攻を受け、宣徳帝は直ちに北伐に出発した。大明軍は早速、敵の先鋒隊を包囲すると、朱瞻基は徹底的に攻撃して敵軍の主力を引きずり出せと命じる。しかしマハムードは先鋒隊を連れ戻すと、50里ほど撤退して姿を隠した。戦況が停滞し、朝廷では宣徳帝の都への帰還を望む奏状が増えた。于謙(ウケン)は確かに持久戦になれば国力を消耗するのは必至だと進言し、朝廷が乱れるかもしれないと懸念する。すると朱瞻基はアルクタイ・タタール・ウリヤンハイに書簡を出すよう指示した。この戦は大明と蒙古の交易の維持が目的であり、侵犯と略奪をやめれば大明軍は帰還すると…。しかしマフムードだけは除外した。オイラトは戦いに雲梯(ウンテイ)を導入し、その上、大金で大明の火器職人を買収、銑鉄(センテツ)を買っているとの報告がある。朱瞻基はマフムードが銃や大砲を作るつもりだと確信し、マフムードがいる限り大明の国境は不穏なままだと言った。やがて大明軍は左右をアルクタイ・タタール・ウリヤンハイに挟まれた。こうして長城への道を断たれ補給ができなくなると、ついにマフムードが姿を現す。すると本営にオイラトの使者が現れ、マハムードが皇帝に決戦を申し込むと伝えた。「明軍の三千営は騎兵戦に長けていると聞く、マハムード可汗(ハーン)は主力を率いて三千営と戦う 負けたら皇帝の処罰を受けよう、だが勝ったら、皇帝は死ぬまで長城から出ないでくれ」「…マハムードはこの戦で決着をつけると言うのだな?…はお」朱瞻基はマハムードの主力8000人の精鋭に合わせて三千営から8000人の兵を選び、自ら指揮を執って決戦に臨むと同意した。皇帝の返事に将軍・樊忠(ハンチュウ)は目を丸くし、于謙は思わずその必要はないと口を挟む。しかし朱瞻基は于謙を制止、マフムードに言付けを頼んだ。「戦場で会おう」↓何かと巻き込まれ率が高いイケメン樊チュー朱瞻基は于謙と草原に出た。「皇上が戦う必要はありません 大明には神機営も大砲隊もある、その利を捨てて皇帝自らの命を賭けるとは… 皇上、若気の至りでは済まされませんぞ?」「…確かに火器で敵を撃退することはできる、だが死者が多いほど敵は降伏せぬだろう 爺爺(イエイエ)が5度も親征したのはそれが原因だ、その上、交易することもできなくなる マフムードの騎兵は無敵と言われている、それなら朕が出馬して奴の野望を打ち砕いてやろう そうすれば他の部族は戦わずして降伏する」朱瞻基はそう言うと、ひざまずいて天を仰いだ。「爺爺、爹(ディエ)、見ていてください…明日はあなた方のために戦います 絶対に負けません…お二人を超えます、どうか天から中原(チュウゲン)をお守りください」宣徳帝が祖先に叩頭している頃、マフムードも孫・エセンと2人で天上神に祈りを捧げていた。「明を滅ぼす我らにどうかご加護を…」草原にマフムード率いる主力軍8000人の姿が見えた。朱瞻基は厳しい戦いを前に将兵たちを鼓舞する。「今日、我々は大明の軍旗の下に集まり、この輝ける大地で敵の主力と命を懸けた戦いに臨む! 今、我々のいる地は太宗皇帝が5度の親征を行った場所、3代の将兵が血を流した場所だ! 彼らは今、天から我々の戦いを見守っているぞ! 正面の敵兵は弯刀(ワントウ)を持っている!我々の骸を牧草地に埋めて肥やしにするつもりだろう! 我々の土地を踏み荒らす気なのだ!100年前にしたことを繰り返そうとしている! たとえ恐ろしくとも選択の余地はない!撤退すればあの世で我々の先祖が泣くだろう! 臆病者の子孫が先祖の地を失ったことを嘆くだろう! 撤退すればお前たちの妻子や老親は奴隷に身を落とす!一生、苦しみを味わうのだ! 今日、太陽が沈むまでに多くのものが死ぬだろう…朕の最後の命令である! もし朕が落馬する姿を見ても、決して嘆くな!攻撃を続けろ! 軍旗を掲げ、槍を握り、剣を振り上げて死ぬまで戦え!」そして朱瞻基は剣を空に掲げた。「日月と山河は永遠なり!大明の天下は永遠なり!」草原に大明の戦鼓とオイラトの角笛の音が鳴り響いた。朱瞻基率いる大明軍とマフムード率いるオイラト軍は互いにゆっくりと馬を走らせながら、徐々に速度を上げ、ついに決戦の火ぶたが切って落とされる。その頃、宮中では皇妃・孫若微(ソンジャクビ)が無事に皇子を出産していた。決戦は壮絶を極め、老体のマフムードにも疲れが見えた。そんな中、朱瞻基は馬の足が止まったマフムードの姿を捉える。「奴の旗を奪えっ!」宣徳帝の号令で樊忠たちは一斉にマフムードに狙いを定めた。慌てたマフムードは思わず背を向けて逃げ出し、朱瞻基が咄嗟に投げた長槍が背中に直撃する。マフムードはそのまま落馬、絶命すると、オイラトの旗も倒れた。愕然となったエセンは祖父の元へ行こうとしたが、側近が慌てて馬を引いて逃げ出してしまう。こうして朱瞻基は多くの犠牲を出しながらも、宿願だったマハムードを排除し、オイラトに勝利した。朱瞻基たちが本営に戻ると、すでにタタールとウリヤンハイ、アルクタイのハーンたちがひざまずいていた。「我々は降伏を申し入れます!」「降伏を受け入れよう!今後は長城の内も外も家族同然だ!もう戦うことはな~い!」「皇帝陛下、万歳(ワンスイ)!万歳、万歳、万万歳!」于謙は命令通りマフムードの首を取って皇帝の幕舎へ駆けつけた。その時、ちょうど侍医たちが宣徳帝の手当てをするべく、衣をはだけていたが、実は皇帝が右胸に深手を負っていたと知る。于謙は激しく動揺し、言葉を失った。「朕の傷については他言無用だ…他には樊忠しか知らぬ」すると朱瞻基は息も絶え絶えに次の指示を出した。楊子奇(ヨウシキ)に遊牧民たちに褒賞として与える薬草と天幕、牛や羊を用意するよう伝え、于謙が直接、届けて欲しいという。「大明と交易する意義をお前から説明しろ、さもないとこの戦が無駄になってしまう…」侍医は皇帝にもう話さぬよう諌めた。「肺に損傷があるやも…」そこで于謙はひざまずき、宣徳帝の膝を強く握りしめた。「皇上、拝命いたしました」「ゥグッ…あとの対応はすべて任せたぞ…」翌朝、朱瞻基は重傷を隠したまま、本営に準備された祭壇で亡き将兵たちを弔った。于謙は祭礼官として皇帝の祭文を代読する。…大明、宣徳5年の秋、9月3日、大明の宣徳帝・朱瞻基が祭儀にて謹んで述べる…この言葉を戦で命を落とした大明の将兵たちの霊に捧げる…こたびの漠北における遠征は敵が毒ある蠍(サソリ)のごとく、…あるいは飢えた狼のごとく、兵を起こしたためである…天命を授かりし朕は討伐を決意し、激しい攻撃の末に敵を討ち滅ぼした…なぜなら雲のように集いし我が将兵が勇猛果敢に戦い、敵が総崩れしたからである…大明の将兵はまさに豪傑であり、いずれもが四海の英雄と言える…しかし流れ矢に当たり落命した者もいた、刀剣で傷を負い黄泉に旅立つ者もいた…生きては勇を成し、死しては名を成す、今、我らは凱旋しようとしている…汝ら英霊たちよ、この祈りを聞け、汝らも我が軍旗に従い、ともに帰国し故郷へ帰るが良い…肉親による弔いを受けて安らかに眠るが良い…この異郷の地にとどまるなかれ、野をさまよう亡霊となるなかれ…朕は汝らの功績をその祖廟に告げよう…報奨として汝らの家族に年ごとの衣食と月ごとの俸禄を与えよう…これをもって英霊を慰めん、生者は天子の威光を受け、死者は王化の恵みを受ける…ここに誠意を表し、汝らを祭る朱瞻基は死者の遺骨を全て持ち帰り、家族に渡して慰霊をするよう命じた。「共に来た以上、共に帰らねばな…家に帰るぞーっ!」その頃、命からがら逃げ出したエセンは配下たちに西へ向かうと伝えていた。「…13人いる、13領の甲冑と13本の刀があれば、捲土重来(ケンドチョウライ)は可能だ!」おおおーっ!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<おおおーっ!一方、宮中では皇后・胡善祥(コゼンショウ)も無事に皇子を出産した。帰還した朱瞻基はまず祖廟に向かい、祖父と父に凱旋を報告した。最近は2人の夢を見ることがなくなったが、それは恐らく2人がいつも心の中にいるからだろう。「息子が生まれました、大きくなったらここで叩頭させます 私を守ったように息子もお守りください…どうかご加護を」朱瞻基は着替えを済ませ、まず慈寧宮に皇太后を訪ねた。しかし張妍(チョウケン)は顔を真っ赤にして自ら出陣した朱瞻基を責めて立てる。「爺爺も親征では自ら剣を執って…」「イエイエはイエイエ、あなたはあなた!あの方には母親がいなかったでしょう?!」すると朱瞻基はその場でひざまずき、2度と戦闘には関わらないと約束した。「今後、数十年、天下は平和です、母上のそばで孝行します」張妍は息子を立たせると、もしまた出陣した時は自分が戦場から連れ戻すと釘を刺す。「赤子を見た?早く行きなさい、それでは父親失格よ! 満一月の祝いもしていない、今日からしばらく政務は脇に置くのね! 吉日を選び、家族そろってお祝いしましょう?」母に畳み掛けられた朱瞻基は留守中に何かあったのだと気づいた。聞いてみれば二叔父の以前の臣下たちが母のところへやって来て自分を批難したという。朱瞻基は自分が祖父の葬儀での話を認めたせいだと分かったが、実はこの件で悪い噂が広まっていた。胡善祥は閑散とした寝宮で息子と水入らず、そこへ急に朱瞻基がやって来た。朱瞻基は眠っている我が子の顔を眺めながら、目元が自分に似ているという。「若微の子を見たか?」「…太后の所で見ましたが、この子より大きく丈夫そうです」朱瞻基が寝宮に戻ると、若微が皇子を連れて現れた。喜んだ朱瞻基は早速、我が子を胸に抱き、玉座の前にある卓の上に座らせてみる。「おぉぉ~まるで皇帝のような風格じゃないか♪」「皇上、ご冗談を…」「息子よ、皇后の機嫌が悪い時、怖くはないか?…おや?眠いのか?」「皇后はつつましい方です」「若微こそつつましいぞ?」若微は朱瞻基の言葉に困惑し、話題を変えた。「皇子2人の満一月のお祝いを皇上と相談して行えと太后が仰せに…どうしますか?」「私に考えがある、日取りが決まったら家族水いらずで祝おう」するとそこへ趙(チョウ)王・朱高燧(シュコウスイ)がやって来た。息子との楽しい時間を邪魔されたくない朱瞻基だったが、三叔父は拝礼したまま動こうとしない。仕方なく若微は皇子を抱き、下がることにした。朱瞻基は秘密の奏状かと聞いた。しかし朱高燧は文字に残せない話だと答え、皇后に関するある情報を耳打ちする。その時、若微はちょうど回廊で皇子を女官に渡している所だった。若微は何気なしに朱瞻基を見たが、朱瞻基は目を剥いて衝撃を受けている。驚いた若微は気まずそうに慌てて帰って行くと、朱瞻基はいきなり朱高燧を突き飛ばした。「本当に皇后と漢王が?!…漢王をこの世から消す方法はないのか?!」朱瞻基は急いで祖廟へ向かった。「爺爺…どうしたら良いのです?」二叔父の親族たちが悪い噂を立てても我慢し、二叔父のかつての臣下たちから暗君だと非難されても我慢した。二叔父が不満を唱えれば禁足を解き、二叔父が過ちを自覚することを期待して自ら戦場に赴いたが…。つづく( ๑≧ꇴ≦)えええーっ!ここでそのネタ使うのか…それにしても若微、ようやくお似合いの衣装が来たわ〜良かった良かった(←何が?w
2020.10.02
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月升沧海 Love Like the Galaxy (第14話)第41話「約束の地」皇太子妃孫(スン)氏は庶民に降格、北宮送りとなった。もはや孫氏を気に掛ける者などいなかったが、程少商(チォンシャオシャン)だけが最後の別れにやって来る。「…約束を守って成婚した太子殿下と支え合いながら縁を大事にするべきでした 殿下が曲泠君(チューリンジュン)を忘れられなかったのではない、あなたが思い出させたのよ? 自分の不幸を人のせいにしないで」しかし孫氏は非を認めず、反省すべきことなどないと頑なだった。少商は話しても無駄だとあきらめ、帰ることにする。「あなたを縛り付けているのは宮中ではない、あなたの心よ?」こうして冷宮の門は堅く閉じられた。少商はようやく皇太子と曲泠君が結ばれると思ったが、驚いたことに曲泠君は梁無忌(リャンウージー)に再嫁すると知る。確かに梁州牧(シュウボク)はこれまで身を挺して曲泠君を庇っていた。凌不疑(リンブーイー)は磊落(ライラク)な梁州牧のこと、成婚後は曲泠君の子を我が子とみなしてくれるはずだという。すると少商はしみじみ子晟(ズーション)と巡り会えたことに感謝した。「自分は不運だと思っていたけれど、これまでの運をためてあなたに出会えたのね… 私は運が良く、見る目もある、ふふ」「見る目があるのは私だろう?」そんなある日、寿春(ジュシュン)に有事との急報が舞い込んだ。文(ウェン)帝は早速、寿春平定のため策を練ることにした。集まったのは凌不疑と将軍の万松柏(ワンソンバイ)、崔祐(ツイヨウ)の3人、どちらにしても寿春は挙兵に適さない土地のため、孤立させれば落とすのは早い。そうと知ってか、今回は朝臣や世家が適齢の子息たちを軍に入れて鍛えたいと嘆願する上奏が絶えなかった。とは言えひ弱な子息たちを率いるのは難儀だろう。すると成婚を控えた凌不疑が出征したいと名乗りを上げ、皇帝の逆鱗に触れた。少商は戦術会議に手作りの甘酒を差し入れるつもりだった。しかし凌不疑が皇帝を怒らせてしまい、届けられそうにない。不疑が心配で心ここに在らずの少商、そこで皇后は皇帝を説得する知恵を授けた。皇帝は将軍2人を追い返し、子晟の首根っ子を捕まえて部屋の隅に立たせた。「この青二才め!寿春などお前が案じるまでもない!」「彭坤(ポンクン)も孤城の陥落を招いた一因、戾(レイ)帝と結託していたはずです」不疑は彭坤に直接、確かめたかったが、皇帝は都でおとなしく成婚を待つよう言い聞かせた。「万が一があれば成婚できないぞ?!」少商は甘酒の差し入れを口実に崇徳(スウトク)宮にやってきた。実は皇后から皇帝に伝言があるという。「将軍は戦場へ馳せるべし、都に隠れ、怠惰であれば、子晟の徳は位負けすると指摘される…」「本当に皇后が言ったのか?」皇后は皇太子の一件から身体が衰える一方だった。皇帝もそんな中での諫言を無視できなかったが、やはり子晟を無事に成婚させなくては気が休まらない。しかし少商は子を思うなら背後から支持すべきだと諌め、親だけでなく妻も夫を支持する必要があると訴えた。皇帝は仕方なく子晟の出征を認めた。ただし彭坤を捕らえてすぐ都に戻り、必ず予定通り婚儀を上げろと命じて2人を解放する。すると少商は凌不疑の顔を両手で挟み、まじまじと見つめた。「じっくりと眺めて覚えておかなくちゃ 阿父が戻った時は目の半分と歯が白いだけで、残りは真っ黒だったから 身を粉にして戦わないで、墨と成婚するのは嫌だもの」「それほど心配ならなぜ陛下に出征を勧めたんだ?」「舅父の死と孤城の全滅はあなたの心痛であり、わだかまりでもある ご不調の皇后の世話がなければ私もあなたと敵を倒しに行っていた …子晟、あなたが彭坤を捕らえる姿を見たかった、敵討ちの痛快さを私も味わいたいもの」「はお、その言葉だけで十分だ」「早く戻ってきてね、待ってるわ、あなたが娶ってくれるのを」「最も盛大な婚礼を挙げるよ、待っていてくれ」ある夜、少商は大きな荷物を背負い、黒衣で変装して凌軍の大営に潜入した。しかし難なく将軍の天幕に到着、もしこれが敵の偵察だったらあっさり手中に落ちているだろう。少商はあきれたが、凌不疑は巡回中の兵士たちが気づかないと思うのかと笑った。実は兵士たちはわざと将軍の新婦を見逃し、それとなく将軍の天幕まで誘導してくれたという。「つまり私を笑って眺めていたの?…チッ!クソリンブーイー(ボソ」すると不疑は出発前に贈り物があると言った。凌不疑は少商を連れて櫓に登り、草原を指差した。実は皇帝に凱旋後、何が欲しいか問われ、軍営の横の土地と答えたという。不疑は少商が自分で屋敷を建てるのが夢だと覚えていた。「そこが私たちの住む屋敷になる、全て自由にしていい、今後、あの地が私たちの家だ 求めていただろう?正真正銘の自由な地を…そこなら誰にも責められず、誰からも足蹴にされない あの地で子を産み育て、老いていく、連れ添いながら…」少商は感激のあまり声が出なかった。誤解した不疑はまた勝手に決めたことを謝ったが、少商は喜んで口づけする。「気に入ったわ…」少商は自分も三叔父夫妻のように花や月を愛でながら、子晟と共白髪となり、生死を共にできると思うと万感迫る思いだった。「約束して、凱旋したら私たちの新しい家を建てると…」「はお、約束するよ」「私が危険を冒して来た理由が分かる?…贈り物を持ってきたの」凌不疑の出征の日、城門では若い未婚夫婦が別れを惜しんでいた。不疑は少商がくれた鎧をまとっていたが、少商の痛々しい指に気づいて驚く。「今後は2度と裁縫しなくていい」「鴛鴦が気に入らないの?」「鴛鴦?てっきり鶏の羽かと…」「鴛鴦よ!命を顧みない時、この羽を見れば都で待っている私を思い出すでしょう?」背後で控えていた護衛・梁邱起(リャンチゥチー)と梁邱飛(リャンチゥフェイ)は愕然となった。まさか若公主の甲冑に鴛鴦の羽が施されていたとは…。( ̄▽ ̄;)<出征したくなくなった…敵軍に笑われる「気に入らなければ羽は外していいけれど、この帷子(カタビラ)は脱がないでね 銅の糸と麻で織ってあるから、軽いけれど刀傷を防げる…兎の刺繍も入れたのよ?」「あれは兎?…鼠だとばかり」「兎よ…私の干支だから…」「そうだ、兎だ、君が兎と言えば兎だ」「…もともと兎なんですけど(ボソッ」そんな仲睦まじい若夫婦の様子を城楼から皇帝たちが眺めていた。皇帝と越(ユエ)妃は2人にかつての自分たちの姿を重ねて懐かしんだが、そこに皇后の入る隙はない。一方、少商の父も支援部隊として銅牛(ドウギュウ)県へ銅を運ぶ任務を命じられていた。程始(チォンシー)は娘が自分には襪子(シトウズ)すら縫ってくれなかったとぼやいたが、蕭元漪(シャオユエンイー)はあの恥ずかしい鎧を着たいのかと笑う。「そうだな、鶏の羽なんぞまとったらさらす顔もないw」凌不疑は必ず生きて戻ると誓い、馬にまたがった。すると少商に小さな袋を投げ渡す。中には凌府の印章が入っていた。「世の情人が結ばれるのは最も美しいことですね」皇后は若い夫婦の姿に感銘を受けたが、ふと寂しさを覚えた。…だけど私はそんな想いを味わえなかった…つづく( ;∀;) イイハナシダナーと思っていたのに、羽のせいで台無しよwwwww
2023.11.05
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第32話「誘惑」陽華(ヤンホワ)の過去の女性関係を知って虫の居所が悪い秦施(チンシー)。そこに来て李黛(リーダイ)から姚遥(ヤオヤオ)が陽華の元カノらしいと聞かされ、ますます憂鬱になった。しかし本題は別のことだという。実は李黛が邱建祥(チウジエンシャン)に陽華を証券界から追放したのか確認したところ、否定したという。本人が新華(シンホワ)バイオ株のミスを認めている以上、今さら嘘をつく必要もないはずだ。「誰かが陽華を罠にはめたのかも…」秦施が真っ先に疑ったのは王傑森(ワンジエセン)だった。その時、パーティーを抜け出した秦施を探していた王傑森が現れ、秦施は咄嗟に電話を切ってしまう。呉菲(ウーフェイ)は周茜茜(ジョウチェンチェン)に秦施の動向を探らせていた。すると携帯に秦施と王傑森の親密そうな画像が送られて来る。呉菲は秦施のゴシップを手に入れ喜んだが、恋人の陶俊輝(タオジュンフイ)は仕事があると断って早々に帰ってしまう。秦施を失脚させるため早く融資話をまとめたい呉菲、しかし肝心の何東娜(ホードンナー)はいつもはぐらかしてばかりだった。一方、王傑森は秦施に寄り添い、誠&慧への融資について自分が全権を握っていると明かした。明日は杭州(コウシュウ)支所の視察、そこで秦施を一緒に連れて行きたいという。秦施は秘密を守ってくれるならと思わせぶりな態度を取ったが、その時、ちょうど店を出ようとしていた陶俊輝と目があってしまう。秦施が事務所に戻るとオフィスの前で陶俊輝が待っていた。「君は変わったな、カネや株、地位のためなら何でもするのか? 陽華と結婚したのはいつだ?愛はあるのか?もしや結婚まで…」実は陶俊輝は陽華の職歴が嘘だと知り、さらにこの数年の渡航歴まで調べていた。「君は陽華が嘘つきだと知っているのか?」驚いた秦施は陶俊輝を慌ててオフィスに押し込み、仕方なく真実を明かした。陽華の携帯に秦施と王傑森の画像が届いた。驚いた陽華はタクシーに飛び乗ったが、秦施に連絡しても応答はない。一方、陶俊輝は秦施が出世のため既婚者だと偽り、その嘘をごまかすために結婚したと知った。なぜか嬉しそうな陶俊輝、しかしどちらにしてもいつか嘘はバレると警告する。「もしや王傑森も知っているのか?だからすり寄っていると?」「あなたには関係ない…確かに私のシナリオにミスはあった、でもそもそも拒んだのは陶家よ?」秦施は呉菲のおかげで苦労せず地位を得た陶俊輝に自分を責める資格はないと辛辣だった。「確かに俺は何も言えない…ただ王傑森には近づくな、身を捧げる価値などない 安心しろ、秘密なら守るよ」思達(スーダー)の梁衛紅(リャンウェイホン)が急に事務所へやって来た。金誠(ジンチョン)と唐伊慧(タンイーフイ)はパーティーを切り上げて事務所に戻ったが、梁律師からある協力を依頼される。📱<秦施?すぐオフィスへ…一方、陶俊輝は秦施が裏切っていなかったと知り、上の空で仕事が手につかなかった。すると酔っ払った呉菲がやって来る。「私を愛している?」「バカだな、当然だろう?…愛しているよ」「口だけなんだから…」「愛してる」陶俊輝はまるで秦施への未練を断ち切るように自分に言い聞かせた。陽華が慌てて事務所へ駆けつけると、ちょうどビルから秦施が現れた。「どうしたの?」「近くまで来たから迎えに来たんだ…」陽華は秦施の無事に安堵し、マンションへ戻ると夜食を準備した。すると秦施から裁判で知り合いに会ったのかとツッコまれてしまう。「李黛から聞いたの?ああ、知り合いだ 近所に住んでいて小中と一緒だった…ってか、ただの同級生だよ」陽華は蔡亮(ツァイリャン)から元カノの話は命取りになると吹き込まれ、適当にごまかした。「彼女なら私も事務所のエレベーターで会ったわ、背が高くて美人だった、昔から美人だった?」「まさか~ガキ大将でみんな言いなりだったよ」「みんな?あなたも?…陽華、蔡亮に口止めされたでしょ?」全てお見通しの秦施にたじたじの陽華、しかし運良く陽父から着信が鳴った。陽父の電話も姚遥の件だった。実は今日、陽母が近所で噂を聞いて来たという。📱<息子よ、甘く考えるな、隠し切れないだろうが考えもなしに話すのは禁物だぞ?陽華は電話を切ると、ひとまず話題を変えてテレビでも見ようと誘った。しかし秦施は不機嫌そうに寝室へ戻ってしまう。(๑・᷄ὢ・᷅๑)<おやすみ翌日、陶俊輝はやはり秦施が杭州へ行くと知って引き止めようとした。しかし喬(チャオ)主任に足止めされてている間に秦施は出かけてしまう。一方、陽華は秦施を怒らせてしまったことより、王傑森のことが気がかりだった。もしやあの写真も王傑森からの挑発なのだろうか。蔡亮はそれより独身に戻った姚遥との再会に興味津々だった。「選べるなら秦律師と姚遥、どちらを選ぶ?」「…僕に選ぶ権利なんかないよ」秦施は唐伊慧から任務を与えられ、王傑森と杭州へ向かった。…これが成功すれば大手柄よ…そうとは知らない陶俊輝は秦施が出世のため身を捧げるつもりだと誤解、矢も盾もたまらず剛子(ガンズ)の車で杭州へ行ってしまう。ちょうどその頃、ドラマ撮影で忙しい何東娜にメッセージが届いていた。…杭州に到着した、いつもの場所で食事を…何東娜は王傑森との密会のため午後の予定をキャンセルしたが、実は胡平(フーピン)の罠だった。陽華がランチを終えてデスクに戻ると、また差出人不明のメッセージが届いた。…あなたの奥さん、ここで浮気してるわよ…驚いた陽華は蔡亮に事情を説明し、車を出してもらうことにする。一方、姚遥は部下たちが退職を迫られ偽証したと分かった。今さら泣いて謝られても信頼関係は戻らないが、どちらにしても今日で退職すると決めている。しかしホテルで思いがけず事件が起きた。失恋した男が自殺すると動画で配信しているが、何号室か分からないという。姚遥は咄嗟に非常ボタンを押して宿泊客を部屋から出すと、非常階段で怪しい男を発見した。「お待ちください」陶俊輝は杭州の支所に駆けつけたが、秦施たちはいなかった。「剛子、陽華の電話を知ってるか?」「まあ~」そこで陶俊輝は陽華に事情を説明、2人の居場所が分からず緊急事態だと訴える。しかし陽華はなぜか冷静だった。「秦施なら大丈夫、ただの出張だ、問題ない」「正気か?!」すると陶俊輝は呆れて電話を一方的に切ってしまう。その時、蔡亮のSNSに記者の友人から速報が入った。「姚遥がホテルでヤバい奴に刺されたって!」「行こう…」「え?どっちへ?秦律師か姚遥か?」その夜、呉菲は秦施のオフィスに忍び込んだ。娘のため奔走していた呉父はようやく何東娜が離婚寸前だと気づき、唐伊慧もすでに知っていたと分かる。…だから王傑森に取り入っていたんだ、協議書も交わしているだろう…かつて秦施の補佐をしていた呉菲は秦施のPCの暗証番号を知っていた。すると思いがけずフォルダの中に入っていた秦施と陽華の婚前協議書を見つけてしまう。王傑森は報告書を書き上げ、秦施との夢のような一夜に期待して書斎を出た。その頃、ついに杭州にある何東娜の別宅を突き止めた陶俊輝が到着する。車を降りるなり門をよじ登る陶俊輝、まさかの不法侵入に驚く剛子だったが、念のため護身用の警棒を渡した。「15分経ったら通報してくれ」玄関の鍵はなぜか開いていた。すると2階でドアが閉まる音がする。陶俊輝は階段を上り、廊下に落ちている花びらを頼りに奥の部屋へ向かった。ドアの前で警棒を準備し寝室に乗り込もうとする陶俊輝、その時、誰かの足音が聞こえる。驚いて振り返ると、なぜか秦施が立っていた。寝室はバラの花びらとロウソクの灯りでロマンチックに演出されていた。背中を向けて立つ美しい秦施、王傑森はたまらず後ろから抱きついてしまう。「俺のそばにいろ、そうすれば天国みたいな生活をさせるよ」「本当?」しかし相手は秦施ではなく何東娜だった。つづく( ๑≧ꇴ≦)ワンさん…今さら女で身を滅ぼすとかw
2023.12.17
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第38話「愛と恐怖」陶俊輝(タオジュンフイ)は秦施(シンシ)に天航(ティエンハン)の労働起訴から下りるよう勧めた。しかし秦施は頑なに拒否する。陶俊輝はあの夜のことが原因で自分を拒んでいると気づき、改めて謝罪した。「すまない、あの日は酔っていた、でも何を言ったのか全部、覚えている 君の選択は尊重するよ、でも気持ちと仕事は別だ、仕事に関する助けは拒むな」陶俊輝は仲直りの証に麻辣湯(マーラータン)店へ誘ったが、秦施は仕事があると断って戻ってしまう。それでも陶俊輝は22時に待っていると一方的に約束した。姚遥(ヤオヤオ)は李黛(リーダイ)がサニーを遊ばせてくれる間、陽華(ヤンホワ)との旧情を懐かしんだ。実はてっきり陽華は邱建祥(チウジエンシャン)の娘と結婚したと思っていたという。「それはない、言ったはずだ」「あの頃は悔しくてあなたを呪ってた…今になって思えば私たちは別れて正解だったかも 私は頑固で劣等感の塊だった 何かを手に入れても不安で、何が大切なのかも分かっていなかった」李黛と陽華は姚遥とサニーをタクシーに乗せて見送った。李黛はサニーと陽華の関係を追求しようとしたが、陽華に逃げられてしまう。そこで早速、秦施にゴシップを知らせた。📱<サニーを見たら驚くわよ?陽華にそっくりだものまさか秦施と陽華が離婚したとは知らず、李黛は陽華をしっかり捕まえておけと釘を刺した。複雑な心境で電話を切る秦施、すると今度は陶俊輝から連絡が来る。📱<今どこ?「やっぱり行けない…あ、ごめん、電話が入ったから切るわね」一方、バスに乗った陽華は蔡亮(ツァイリャン)に住宅ローンの申請を取り下げて欲しいと連絡した。蔡亮は頭金が無駄になると止めたが、陽華は電話を切ってしまう。すると突然、任梅梅(レンメイメイ)から着信が鳴った。秦文宇(チンウェンユー)の行方が分からなくなった。慌てた梅梅は咄嗟に秦施と陽華に助けを求め、秦施は思いがけず兄夫婦のマンションで陽華と久しぶりに顔を合わせる。聞けば文宇は集金に出かけて数百万の小切手を持ったまま連絡がつかなくなっていた。同行した社員は取引先で買った海産物を持って先に帰り、最後の1軒だけ文宇に任せたという。最後の集金先は文宇の弟分・胡鵬(フーポン)のクラブだった。秦施は陽華の運転で店に到着、すると後部座席に常備している護身用の警棒をつかむ。驚いた陽華は秦施から武器を取り上げ、自分に任せて車で待つよう言い聞かせた。店内は大音量が流れ超満員だったが、陽華は店のブレーカーを落として電気を消してしまう。停電に驚いたクラブの客たちが一斉に店を出た。秦施は最後に店から出てきた胡鵬を見つけ、車から出る。「久しぶりね」こうして文宇の行き先が判明した。秦施は梅梅に連れて帰ると連絡したが、梅梅はすぐホテルへ向かうという。📱<私を親友と思うなら何もしないで…自分で見届けたいの秦施と陽華が文宇の部屋の前で待っていると梅梅が駆けつけた。陽華は防犯カメラの映像で確認したところ文宇は泥酔していたとかばったが、梅梅は部屋に入ってしまう。秦施は憔悴した梅梅を自分のマンションに連れ帰り休ませた。梅梅が眠ったと聞いた陽華は安心して帰ることにしたが、秦施は何か食べて行かないかと誘う。「またデリバリーを?」「料理は苦手だから…実家に戻ったの?」「いや賃貸に仮住まいだ」「…慣れた?」「慣れない…でもそのうち慣れるよ」どこかぎこちない秦施と陽華の会話、すると陽華は今回の文宇と梅梅の騒動でしみじみ自分の選択が正しかったと漏らした。「君が結婚を恐れる理由が分かったよ、″問題がある結婚″は人を消耗させるんだね」「…うん、離婚して良かった、あの2人より大騒ぎしたかもしれないわ」「そうかな?」陽華は秦施がまだ自分の意図に気づいていないと分かり、落胆して帰ってしまう。翌日、秦施はいきなり姚遥の自宅を訪ねた。本当は陽華に手を出すなと脅したいところだが、弁護士としての職業倫理はある。何より陰湿な尹(イン)社長を放任することができず、陽華の元カノに手を差し伸べることにした。「あなたの協力があれば逆転できる可能性がある…その代わり起訴を取り下げて欲しいの」しかし帰り際、やはり持ち前の勝気な性格が出てしまう。「過去に陽華と何があろうと、サニーが陽華の子供だとしても気にしない、彼は私のものよ」秦施が帰ると奥の部屋から陽華が現れた。「一体どうなってるの?先に奥さんに話を通してよね」「あれでよく弁護士になれたと思うよ」「おのろけは結構よ… 陽華、別人のように優しくなったわね、変わったのは彼女のせい? で、さっきの提案を実行して彼女の立場は大丈夫なの?」「それは僕が考える」「じゃあ彼女を信じていいのね?」「ああ、彼女は腕が立つ」すると姚遥は陽華がローンを解約して工面してくれたお金を返すことにした。しかし陽華はいずれ必要になると受け取らない。「僕はまた稼ぐから、でも秦施には秘密にしてくれ」「ふふ…彼女のことが本当に好きなのね」その頃、文宇はビクビクしながら自宅マンションへ戻った。しかし運良く梅梅は出かけているらしい。安心した文宇は一風呂浴びてクローゼットに向かったが、そこでようやく梅梅の荷物だけがないことに気づいた。すると書斎に梅梅がサインした離婚協議書だけがある。文宇はともかく梅梅に連絡しようとしたが電池切れ、慌てて充電すると真っ先に胡鵬のメッセージが届いた。…家賃を下げないと嫂子に送る…それは泥酔して見知らぬ女とベッドにいる自分の写真だった。文宇は昨夜のことを何も覚えていなかった。胡鵬にはめられたと気づいた時には手遅れ、梅梅とは連絡がつかず、メッセージも拒否されている。文宇は秦施を呼んで釈明したが、秦施も梅梅の居場所を知らなかった。「私宛のメッセージよ」…秦施、私は出て行くことにした…あなたの推察通り文宇はハメられただけよね…あれから眠れず、ずっと考えていたわ、私はなぜこの結婚を手放せずにいるのかしら…答えは簡単、文宇への愛よ、習慣になり依存になってしまった愛…妊娠が分かった時、怖かった…彼が良い父親になれるか不安で自信がなくて、でもホテルに入った時、不安は恐怖に変わった…本当に浮気していたらどうすればいいの?独りで子供を育てられるかしら?…何より怖かったのはこれからのこと、次はどうなるの?そのまた次は?…考えているうちに気がついたわ、私の文宇への信頼は完全に失われていた…毎日、彼を疑いながら生きていくのは嫌、もうゲームは終わり…秦施、後のことはお願いね文宇は梅梅がこのまま会社や自分を見捨てて出て行くとは思えなかった。これも妹が梅梅をけしかけたせいだと思いたかったが、秦施に現実を突きつけられてしまう。「あなたの結婚よ?!梅梅を何度も怒らせたのは誰? そうやって人のせいにしてばかりだから誰も助けてくれないのよ! …今まではどれだけ喧嘩しても心配しなかった、2人には愛があると思っていたから でも今度ばかりは私が何を言っても無駄、もう何もできない」これまで喧嘩しては仲直りを繰り返して来た文宇と梅梅。その度に愛情が深まっていると思い込んでいたが、実際は愛をすり減らしていただけだった。「梅梅の選択がどうであれ、ともかく真っ当に生きて」つづく( ๑≧ꇴ≦)ってか何?そのワンピースw
2024.01.05
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偷偷藏不住 Hidden Love第25話2人の将来のため離れ離れになった桑稚(サンジー)と段嘉許(ドワンジアシュー)。宜荷(イーホー)大学では桑稚と虞心(ユーシン)が映像コンテストに向けて作品の編集に追われていた。寧薇(ニンウェイ)と汪汪(ワンワン)はそんな2人をバックアップ、無事に作品を提出するまで見守ってくれる。一方、南蕪(ナンウー)へ拠点を移した段嘉許は独り、事務所の開業準備で忙しく駆け回っていた。〓第二十五篇 ~奔赴(共に歩む)~ 偷偷藏不住(密かに隠せない) 〓桑延(サンイエン)が経営するバーで久しぶりに大学時代のルームメイト4人が顔をそろえた。空港から直接、駆けつけたのは陳駿文(チェンジュンウェン)、実は陳駿文は段嘉許の事務所に転職する。すると段嘉許が桑延に両親への挨拶に行きたいと切り出した。「開業の準備ができたからご両親に話したいことがある」「いつ来る?見に行くよ」段嘉許は冗談だと思ったが、当日、玄関で出迎えてくれたのは桑延だった。「本当に来たのか?余計な口は挟むなよ?」「邪魔はしないさ、妹から助けるよう頼まれただけ」桑栄(サンロン)と黎萍(リーピン)は手作りの料理で段嘉許をもてなした。段嘉許は緊張のあまり食事が喉を通らなかったが、一息ついてからようやく本題を切り出す。「ご両親の懸念は最もです、ですが桑稚を想う気持ちは本物です 確かに以前、被害者遺族につきまとわれていましたが、今は解決しています 桑稚の卒業まであと2年、その間、僕は南蕪で将来のために働きます 桑稚がいなければ僕の人生は全く違うものでした 彼女はどんな時でも僕を一番に考え、年下なのに僕を守ろうとしてくれるんです 僕を過去から救った彼女の未来に責任を持ちたい 僕にあるものは多くはありませんが、全てを懸けて彼女を守ります」実は桑栄と黎萍は娘から何度も段嘉許がいかに素敵な人なのか聞いていた。しかし娘の話だけでは不安を払拭できずにいたという。「でも君が守れるなら私たちは安心だ」「小段、私たちの1番の心配は…つまり心から望んでいるのは娘の幸せよ 他は重要じゃない」「…はい」段嘉許は桑家の両親がようやく許してくれたのだと分かった。「桑稚がどうして素晴らしいのか分かりました 彼女は幸運ですね、お2人のようなご両親を持って…」その時、ずっと黙っていた桑延が急に咳払いした。コホン!(  ̄꒳ ̄)<あいつには素晴らしい哥もいるだろう?桑家からの帰り道、段嘉許はゴミ捨てを頼まれた桑延を見て昔を思い出した。「俺が桑稚と初めて会った時もゴミを持って歩いていたな」実はあの日、段嘉許は桑稚から兄に成り済まして担任と面談するよう頼まれたと明かしていた。『明日、行ってやれよ?』『あの担任、些細なことですぐ呼び出すんだ…放っておけ』『ダメだ、俺が約束したんだ』『ならお前が行け』桑延は今頃になって段嘉許が代わりに学校へ行ったと知った。段嘉許はオフィスの部屋に戻るとすぐ桑稚にビデオ通話をかけた。「実は今日、君のパーとマーに会ったよ、もう反対していないって」喜んだ桑稚はこれで段嘉許も自分に自信をもてるはずだと安堵した。「月末は時間がある?…応募した映像作品が賞を取ったの、授賞式に来られる?」「新しいプロジェクトが始まって会議で忙しいんだ…行けそうにないな~ごめん」「いいの、お仕事がんばって」しかし映像コンテンストの授賞式当日、突然、段嘉許が現れた。・:*+.\(( °ω° ))/.+*:•<surprise!←全然こんな感じじゃないけどw映像コンテストには段嘉許の以前の会社が協賛に入っていた。本来は江思雲(ジャンスーユン)が招待されていたが、段嘉許に代役を任せてくれたという。久しぶりの再会を喜んだ2人は一番後ろの席に移動。するとスーツ姿の段嘉許はネクタイがきついのか首元が苦しいと訴えた。「一番上のボタンを外してあげる」桑稚が手を伸ばして段嘉許に接近すると、段嘉許はふいをついてキスした。「ごめん、嬉しくてつい…君に会いたかった」「うん…」「うん?」「″うん″て言うのはつまり…私も会いたかった」グランプリの発表は″一夢の江湖″制作チームとして招かれた段嘉許だった。まずは桑稚の受賞作品″私の秘密″が公開されたが、初めて作品を見た段嘉許は人知れず涙ぐんでしまう。実は桑稚の作品は段嘉許への恋心を題材にしたアニメ作品だった。2年後、桑稚は無事、大学を卒業した。式が終わって親しい仲間たちと海辺ではしゃぐ桑稚。すると桑稚は陳強(チェンチアン)の目配せに気づき、それとなく寧薇(ニンウェイ)に声をかける。「薇薇、化粧が落ちてるみたい、あとで写真を撮るから直して来たら?」「やだ~直してくる!」「私が付き添うわ!」虞心は急いで寧薇を連れ出すと、ちょうど入れ違いに飲み物を持って段嘉許がやって来た。桑稚は残ったメンバーで砂浜にプロポーズ用のハート型を作り、花を飾りつけた。段嘉許も参加したが、どうやら計画はバレていないらしい。やがて寧薇が目隠しされて戻って来た。桑稚は寧薇をハートの中に誘導して目隠しを取ったが、なぜか寧薇は桑稚を残して飛び出してしまう。実はプロポーズするのは陳強ではなく、段嘉許だった。桑稚は花束を持って立っている段嘉許の姿を見てしばし呆然としていた。しかしそこに両親と兄が駆けつけ、ようやく状況を理解する。「桑稚、昔の俺は一生、独りでもいいと思っていた でも君が気づかせてくれた、人を愛し、愛されることが幸せなことだと… 愛してくれてありがとう、君のおかげで分かった、俺は結構いい人間で愛される価値がある 全てを捨ててでも君を愛したいとそう思わせてくれた」すると段嘉許は膝をつき、婚約指輪を出した。「俺があげられるのはこの言葉だけだ…″生涯、君だけを愛す″ 一生をかけて約束を果たす…結婚してくれ」桑稚は答える代わりに花束を受け取り、満面の笑みを浮かべて左手を差し出した。桑稚と段嘉許は夕日を眺めながら海岸を歩いた。桑稚の薬指には婚約指輪が光っている。「俺も秘密を教える、好きだと伝える前から君を想っていたんだ 君が大学1年の時、初雪を見たのを覚えている?あの時からだ」…私たちの物語は彼が22歳の時に始まった彼への想いを胸に秘めたのは誰にも知られないため素敵な人になって彼に追い付きたかったでも彼のそばに来て分かったの私が彼に向かうように、彼も私へ向かっていたこの5年の間に私は彼の過去の傷を癒やし、彼は私の未熟な片思いを成就させた私たちの物語は彼が22歳の時に始まり、私が22歳の時に完結した…桑稚は苺を持って自分の部屋へ上がった。ドアを開けると振り返る段嘉許、その時、初めて兄の部屋で出会った時の彼の姿が重なる。「まだひとつ残っているぞ?」段嘉許の手には懐かしい牛乳瓶があった。「何が書いてあるか見てみたい?」すると桑稚が最後の星を取り出して短冊をほどいた。…私の夢 宜荷大学 段嘉許…終わり( ˶´꒳`˵ )そして最終回と共に嘉許哥への幻想も完結した管理人であったw
2025.05.29
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漠风吟 Love In The Desert 全26話第1話…広大な砂漠では深刻な水不足により緑地を求めて各部族間での争いが多発、戦火が広がったそして数年後、雲沛(ウンハイ)・天都(テント)・麻随(マズイ)の三大勢力が形成され、長きにわたる戦乱は終結する小部族は生き残るため毎年、美女を献上し、和親による庇護を求めるしかなかったしかし″大漠奇巻(タイバクキカン)″という奇書の出現で、再び均衡が崩れるこの書を得れば最高の資源が手に入るというのだすると雲沛城主・那戦(ナセン)が奇書を得るため贅を尽くした和親祭典を催すことになり、戦乱の気配が再び漂ってくるそんな中、麻随で政変が勃発、城主の格爾熱(カクジネツ)が実弟に殺された娘の格心薇(カクシンビ)は厄娜泣(ヤクナキ)族の母と共に麻随を逃れ、わずかな護衛だけで天都へ馬を走らせたが…天都は数年前から城門を閉じ、他の部族との交流を断っていた。格爾熱が北靖(ホクセイ)領主の許嫁だったのは昔の話、朶再(ダサイ)嬷嬷(モーモー)は縁談を決めた両城主が他界してしまった今、効力はないという。しかしもはや他に道はなかった。「あなたの父親(フーチン)が殺され厄娜泣は庇護を失った…あなたまで巻き添えに」「母親(ムーチン)のせいじゃないわ」やがて一行は城門に到着、護衛が麻随の九夫人と九公主の到着を知らせ、馬車を降りた格爾熱たちは庇護を求めた。その時、城内ではちょうど北靖領主・霍擎雲(カクケイウン)が城主を訪ねようとしていた。太監は麻随の城主夫人が庇護と謁見を求めていると報告、救うかどうかお伺いを立てる。一方、格心薇たちは雪の舞う中でひざまずきながら、″大漠奇巻″の″草薬篇″を献上するので助けて欲しいと訴えていた。するといきなり城楼から放たれた矢の雨にさらされてしまう。「北靖領主の命により皆殺しとする!」格心微たちは慌てて馬車に戻ろうとしたが九夫人の背中に矢が命中した。そこへ麻随の兵士が追いついて護衛と争いになり、城門前は混沌となる。九夫人は娘だけでも逃がそうと朶再に格心微を託し、強引に馬に乗せた。「早く行って!格心微!…雲沛へ行きなさい!」すると娘の無事を祈りながら九夫人はその場で崩れ落ちてしまう。城門前には九公主の似顔絵を持った麻随の追っ手の骸が転がっていた。格心微は砂丘で父と母の衣冠塚を作り、叩頭した。「母親、麻随の敵と天都への恨み、必ず血で償わせます、父親と母親の魂を慰めるために 必ず″大漠奇巻″を全巻そろえ、厄娜泣の民を率いて生き残って見せます」格心微は母の遺言に従い雲沛を目指すことにした。しかし雲沛には和親通牒がなければ入れない。そこで格心微はまず厄娜泣の和親使節団を探すことにした。一方、厄娜泣族は雲沛の庇護を求めて公主を和親祭典に送り出していた。しかし自由奔放な娜袖(ナシュウ)・皇北霜(コウホクソウ)は反発、道中の野営からこっそり逃げ出してしまう。「雲沛なんて行くものですか!」皇北霜は無謀にも歩いて逃げ出した。すると砂丘で格心薇と出くわし、盗賊に追われていると嘘をつく。その時、厄娜泣の侍衛が追いつき、皇北霜はあっけなく捕まった。事情が分からない格心微は娘を心配したが、実は娘の一行が厄娜泣の和親使節団だと知る。「彼女は我らの娜袖なのです」※娜袖:政略結婚に赴く公主のこと格心微は運良く厄娜泣の和親使節団と合流、野営で一行と共に暖をとった。麻随の事情を知った皇北霜は格心微に同情し、和親を結んでも一時の平安を得るに過ぎないと憤る。「でも私の望みとは違う、私は絶対に雲沛には行かないわ」「厄娜泣は100年もかけて和親の資格を得た、もし行かなければ庇護のない悲惨な状況が続く 代わってあげたいけれどできない、でも付き添ってあなたを助けるわ」その時、皇北霜は娜袖が自分でなくても構わないと気づいた。「ねえ、代わりに行ってくれない?身分を交換するの」「本当にいいの?身分を交換したら、あなたは麻随から逃げた九公主になる」「どうせ死ぬならそっちの方がいい」利害関係が一致した2人は大地に誓いを立て、血の契りを交わして名前と身分を交換した。「私、麻随の九公主・格心微と…」「私、厄娜泣の娜袖・皇北霜は…」「この風と月、砂に誓って互いの身分を交換する」そこで格心微は身分を証明する玉の飾りを、皇北霜は和親通牒と娜袖の令牌をそれぞれ交換した。格心薇は立ち会った従者たちに去ることを許したが、護衛も侍女も娜袖へついて行くと決める。こうして従者も2つに分かれ、格心微と皇北霜は翌朝、それぞれ自分で選んだ道を行くことになった。「出発したら黄天狂(コウテンキョウ)の若問(ジャクモン)が統治する死風区(シフウク)を通る 早くも命の保証がないわ」「もし命を守れたとしても厄娜泣へは戻らない、″格心微″として生きて行く」「無事を祈っているわ」「あなたも」しかし皇北霜の不安が的中してしまう。大漠一の美女と言われる公主の似顔絵を手に入れたのは黄天狂の首領・若問だった。公主を探していた若問は偽物とは知らず格心微をさらってしまう。死風区に若問たちが戻ってきた。若問は早速、略奪した物資を分け与え、公主をかついで寝所に引き上げてしまう。しかし帷帽(イボウ)の下から現れたのは似顔絵とは似ても似つかない顔だった。若問は激怒、似顔絵を拾った配下に本物を探してこいと命じる。すると格心微は何とか逃げるため嘘をついた。「私は若問の女・格心微よ?若問と言えば凶暴で人を殺しても顔色を変えない荒くれ者 分かったら早く縄をほどいてもてなすことね?」「ぶはははは~!そいつは今どこにいると思う?」若問は格心微を縛っていた縄を切って寝床に押し倒した。その時、配下が本物の似顔絵の公主を見つけたと知らせに来る。「俺が誰だと思う?…黄天狂の若問だ」若問は格心微の首を突いて眠らせ、急いで出発した。一方、皇北霜は道中、砂漠で動けなくなっている男と馬を見つけた。車の窓から顔を出した娘の美しさに息をのむ霍擎雲。すると皇北霜は馬車を止め、男に水を10袋も分け与えた。霍擎雲は砂漠にとって水は黄金の価値があると驚いたが、皇北霜は誰もが無情になる砂漠で馬に名をつけ、守っている男に感銘を受けたという。「無事に砂漠を出られることを祈っているわ」「私は霍擎雲、この恩は必ず…」しかし霍擎雲はそこで意識を失ってしまう。霍擎雲が目を覚ますと馬車の中にいた。すると恩人が″大漠奇巻″を読んでいる。皇北霜は霍擎雲が目を覚ましたと気づき、動くと傷口が化膿してしまうと助言した。「恩に着るよ、名前を聞いても?」「名前を知る必要はないわ」霍擎雲は警戒するのも無理はないと理解を示し、そこで馬車を降りることにした。霍擎雲は偶然を装って一行の駱駝にぶつかり、わざと荷物を落とした。「これは済まない…もしや君は厄娜泣なのか?」「それを見ただけで見抜くとはね」「商売で砂漠を渡り歩いているから各部族の特産品は分かる」霍擎雲は以前、厄娜泣にも行ったことがあると話した。「君は娜袖と呼ばれていたね、公主なんだ、部族の使命を背負って大変だな 道中は危険だから気をつけて、縁があれば雲沛で恩を返すよ」公主が引き止めてくれることを期待して歩き出した霍擎雲、その時、皇北霜が呼び止めた。「…あなたも雲沛へ?」つづくみんなのLaLaテレビが帰ってきた!‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››【漠風吟】がまさかの日本上陸!ハニーちゃん+イールンという私得ドラマ!嬉しい!来月はウエイロン+アンジェラベイビーが待っています!
2025.10.13
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※ATTENTION:ドラマにはグロテスクな内容が含まれています朝雪录 Coroner‘s Diary第25話永慈(エイジ)郡主に封じられ、貴人の仲間入りを果たした秦莞(シンワン)。これを知った皇太子・燕徹(エンテツ)は忠勇(チュウユウ)侯府に少保を訪ね、父皇の覚えがめでたい秦莞を皇太子妃候補にすると言い出した。秦述(シンジュツ)は確かに九娘を秦朝羽(シンチョウウ)と一緒に嫁がせることも考えていたが、郡主となった今、秦莞は嬪になれない。しかし皇太子は秦莞を正妃とし、秦朝羽には皇后に頼んで他の縁談を与えると言った。燕徹が書斎の門を開けると秦琰(シンエン)と秦朝羽が立っていた。運悪く父と皇太子のやり取りを立ち聞きしてしまった秦朝羽。しかし燕徹は呆然と立ちすくむ秦朝羽に何の釈明もなく、足早に帰ってしまう。( ̄▽ ̄;)タイズェェェェェ___胡(コ)氏の悪い予感は的中した。しかし秦朝羽は秦莞の存在より、皇太子が軽々しく自分に他の縁談を与えると言ったことに衝撃を受けたという。「馬鹿な子ね、男など頼りにならない、どれほど愛されようと時が経てば心は離れていく どちらにせよ太子が即位すれば妃嬪を娶るのだから」「でも…」その時、回廊から物音が聞こえた。八娘子の部屋の前で聞き耳を立てていた秦湘(シンショウ)。その時、五姐を見つけた秦霜(シンソウ)がうっかり声をかけ、立ち聞きしていたことがばれてしまう。胡氏は激怒、秦湘と秦霜に禁足を命じた。「一生、良家に嫁げなくてもいいの?…さもなくば寺へ送るわよ?」大長公主が帰京した。秦莞と岳凝は祖母に会うため福寧(フクネイ)宮を訪ね、再会を喜ぶ。その時、皇太后の元で書写していた九皇子・燕綏(エンスイ)がうっかり見本を落とし、失態を恐れるあまり椅子の陰に隠れてしまう。侍女は皇太后に九皇子が衣に墨をこぼしてしまったと説明した。すると秦莞が優しく燕綏をなだめ、着替えに行こうと誘う。「太后、私が付き添います」秦莞は着替えた燕綏を連れて福寧宮へ戻ることにした。すると道すがら、燕綏が涼亭で飼っている鳥を見せてくれる。( ˙꒳˙ )<内侍が捕まえたのですか?フル(・_・ ))(( ・_・)フル口がきけない燕綏は身振り手振りで自分だと訴えたが、秦莞はわざと分からないふりをした。その時、どうしても伝えたい燕綏が必死に声を喉から絞り出す。「捕まえたのは僕…」皇祖母へ挨拶に来た皇太子は偶然、涼亭にいる九弟と秦莞を見かけた。「野生の鳥が母親や空から離れ、自由を失えば楽しくないのでは?」「小鳥は話せないのになぜ分かるの?」皇太子は九弟の声を聞いて目を見張った。「どこにも行けなければ退屈です、空に放ち自由にしてあげては?」「はお」すると燕綏は籠の鳥を捕まえ、空に放った。そこへ皇太子がやって来る。「まさか永慈が九弟の言葉を引き出すとはな」皇太子はますます秦莞に惹かれ、ひと足先に福寧宮へ向かった。皇太子から話を聞いた皇太后たちは秦莞と燕綏が戻るのを今か今かと待っていた。やがてようやく2人が現れる。「皇祖母…」燕綏の言葉を聞いた皇太后は感激した。そこで秦莞に燕綏の治療を任せることにしたが、今度は慌てて燕遅が駆けつける。「また都で殺しがあり、永慈に捜査協力の命が…」( ๑≧ꇴ≦)安定の大御所w昨晩、夜回りが路地裏で変死体を発見した。現場は鳳栖(ホウセイ)楼と酒楼の近く、しかしわずかな血痕のみで他に手がかりはなく、目撃者もいない。秦莞と燕遅は現場を確認後、義荘へ向かった。京兆府尹(ケイチョウフイン)・鄭白石(テイハクセキ)が出迎えてくれたが、そこへ大理寺卿(ダイリジケイ)・李牧雲(リボクウン)が現れる。「お名前をうかがっても?」沈莞(シンワン)は動揺を悟られまいと初対面のふりをした。すると燕遅がすかさず大理寺の李寺卿だと紹介する。「李寺卿、九先生だ、豫(ヨ)州では紹介しそびれてしまった」遺体は全身の皮を剥がされていた。方伯(ホウハク)が氷ですぐ冷やしてくれたが、それでも腐敗を止められないという。秦莞の検視によれば死者は20歳前後の男子、後頭部に浅い陥没があり、鈍器による殴打と思われた。恐らく拉致が目的だったのだろう。太ももの付け根にある切り傷は血管に達しておらず、ここから皮を剥いだと分かった。何度か刃を入れ直していることから手首の疲労が原因で皮を剥ぐのに手間取ったと見える。死因は失血死ではなく、生きたまま皮を剥がされた激痛による心臓発作と断定した。秦莞は殺害現場の手がかりを求めて遺体の背中を調べた。すると水銀の粒が見つかる。燕遅は朱砂(スサ)だと気づき、ある事件を思い出した。燕遅は秦莞を連れて外へ出た。実は沈毅(シンキ)の資料の中に″観音(カンノン)鎮殺人事件″という6年前の案件があったという。その事件では3人が殺され、遺体の周囲には朱砂と鉛粉(エンプン)筆で描かれた黒い無義(ムギ)花の絵が残されていた。そこへちょうど当時の検視記録を取りに戻った白楓(ハクフウ)が帰って来る。報告書によると1人は皮を剥がされ死亡、2人目は舌を抜かれて死亡、3人目は指を切断され凍死。下手人は捕まったが、未解決事件とされていた。しかし沈毅の資料が押収されてしまったため、理由は分からないという。「父親が未解決と判断したのなら、捕まった者は無実かも…」実は下手人も罪を認めず、今も牢で生きているという。秦莞は絵師を呼んで骨格を元に被害者の似顔絵を描いてもらうよう頼んだ。やがて衙門の依頼も受けている絵師・寧不易(ネイフエキ)が到着したが、遺体を見るなり気分が悪くなって外へ飛び出してしまう。燕遅は明日でも構わないと言ったが、寧不易は殊勝にも捜査を手伝うため尽力すると言ってくれた。燕遅は秦莞が解剖している間に早速、刑部の牢を訪ねた。″観音鎮殺人事件″の下手人は占卜(センボク)師・張洞玄(チョウドウゲン)。張洞玄は目が見えなかったが知恵が回り、一筋縄ではいかない相手だった。出入りする役人たちの噂話のおかげで牢にいながら外の情報に詳しく、按察使(アンサツシ)の燕遅が自分を訪ねて来るとお見通しだったらしい。「だが占ってみたが私の救世主は女子のようだ」すると張洞玄は協力して欲しいなら″すね肉の甘辛煮″を差し入れろと要求する。一方、岳凝(ガクギョウ)は皮剥ぎ遺体の特徴が燕離(エンリー)と似ていたことから、慌てて燕離を探し回っていた。燕遅が義荘へ戻ると解剖が終わっていた。ちょうど胃の内容物を調べていた秦莞は最後の食事が死亡の2時前、残渣から蟹を食べたと特定する。すると燕遅が蟹の調理法が分かるか聞いた。「遺棄現場の近くにある酒楼は炒め蟹、鳳栖楼は蒸し蟹で有名だ」(  ̄꒳ ̄)<お詳しいですね~( ๑≧ꇴ≦)<朋友から聞いたんだ!(  ̄꒳ ̄)<どのみち関心しません方伯の指摘にたじたじの燕遅。秦莞はそんな燕遅に失笑しながら″蒸し蟹″だと教えた。検視が終わり、捕頭の展楊(テンヨウ)は急ぎ鳳栖楼へ向かった。すると李牧雲は検視中の秦莞の厳かな表情が恩師とそっくりだという。秦莞はうっすら笑みを浮かべたが、平静を装うだけで精一杯だった。その時、咄嗟に燕遅が助け舟を出してくれる。「てっきり九先生は大周一の検視人かと、沈毅大人が存命なら腕を競えたな」「…唐突でした、では私は陛下に報告があるのでこれで」つづく(  ̄꒳ ̄)これってセブン?
2026.07.12
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许我耀眼 Love's Ambition 全32話第31話…2024 私たちは離婚する…許妍(シューイェン)のアルバム″我们(私たち)″はこの言葉を最後に途切れていた。紆余曲折あったことを思い出し感慨深い沈皓明(シェンハオミン)。その時、ふいに沈皓辰(シェンハオチェン)が現れた。「僕の着替えは?」すると沈皓辰は沈皓明が届けるはずだった着替えを持って風呂場へ向かう。( ๑≧ꇴ≦)<ハオチェンがしゃべったー!その夜、沈皓明は中庭で携帯をいじっている許妍を見つけ、一緒にスイカを食べることにした。倒れた父の病状も安定し、何より沈皓辰がやっと口を利いたと聞いて母は大喜びだったという。許妍は祖母のやり方が正解だったと確信した。「子供の頃から祖母を賢い人だと思っていた、姥姥(ラオラオ)がいるだけで安心していられた」「姥姥は君にとって心の支え、君は僕の心の支えだ」「(´゚ω゚):;*.’:;..ブッ!なぜ急にダサイ口説き文句を?」「今日、部屋で君のアルバムを見た、写真は離婚騒ぎの時で止まっていた あれが最後のページでないのが幸いだ」そこで沈皓明はアルバム用に自分の携帯で2人の写真を撮った。沈皓辰が口を利いてくれたのは1度きりだった。翌日、沈皓明は沈皓辰と畑を耕しながら話しかけ続けたが、反応はない。やがて許妍が昼食ができたと知らせに来た。許妍は寂しそうな沈皓明を先に帰し、沈皓辰をやんわりたしなめた。「無視されたらハオミンも傷つくわ」すると沈皓辰がようやく胸の内を明かした。「理由が知りたいんだ、なぜ僕を騙したのか、なぜこんな嘘をついたのか」「辰辰、当時のハオミンも子供だった、急に父親になると言われて戸惑ったでしょうね でもあなたを見捨てず守ろうとした、ハオミンのパパも我が子を守ろうとした ただやり方を間違っただけ、みんなあなたを大切に思ってる 確かに嘘は良くない、いつかバレるし、代償を払うことになる 彼らも苦しんだの、でも忘れないで、皆あなたを愛してる 許さなくていい、決定権はあなたにあるわ、ただ覚えておいて、皆があなたを愛してると」その夜、沈皓辰はお腹が空いて目が覚めた。食べる物を探したが見つからず、買い物に行くことにする。するとちょうど家の前で近所のおじさんと出くわした。「すいません、売店はありますか?」「遠いぞ?」一方、ふと目を覚ました沈皓明は沈皓辰の姿が見えないことに気づき、慌てて家を飛び出した。沈皓辰は売店でスナック菓子を購入、食べながら帰路についた。しかし夢中で食べているうち道に迷い、灯りが乏しい見知らぬ村で不安に襲われてしまう。その時、運良く沈皓明が現れた。「辰辰!」「ここだよ!」「こんな夜中に一体、何してる?!なぜ勝手に出かけた?!心配したんだぞ!沈皓明は安堵から思わず声を荒らげたが、沈皓辰はこれが自分への愛情なのだと分かった。この一件で家族へのわだかまりが解け始めた沈皓辰。許妍はこれを機に京(ケイ)州に帰ると決め、祖母に伝えた。「姥姥を呼び寄せると言っておきながら、何かあると姥姥を頼ってしまう」「″姥姥は私の避難所″があなたの口癖だった 辛いことや悲しいことがあったら帰ってきなさい、私はいつもここにいる」妍衣坊(イエンイーファン)では社長の復帰を皆が喜んでくれた。許妍は銀行の融資を取り付けてくれた林涛(リンタオ)に特に感謝し、再び仕事へ邁進する。しかしその夜、許妍は喬琳(チァオリン)がなぜマンションを引き払って自分の家に身を寄せたのか、その理由を知った。「つまりこれまで彼が黙々と働いていたのは全て演技、初めから計画していたのね」実は喬琳は自分たちが詐欺に加担していない証拠を持っていた。あの日、林涛に騙されたと知った喬琳は咄嗟にボイスレコーダーのスイッチを押して録音したという。…確かに粉飾決算で君を脅したのは卑劣だった、でも君への愛は本物だ…許妍は林涛が利益率を21%も粉飾したと聞いて矛盾に気づいた。実は素材や付属品の高コストに膨大な宣伝費用を考えると妍衣坊は損益分岐点ギリギリの状態、利益率21%などあり得ない。いくら小馮(シャオフォン)が林涛の親友だとしても犯罪のリスクを冒すとは思えず、何より審査で見落としがあれば上層部まで連帯責任を問われることになる。「銀行が見抜けないはずない」そこで許妍は喬琳に至急、小馮と会って話を聞くよう頼んだ。許妍は于一鳴(ユーイーミン)にも全て話すべきだと喬琳を説得した。そこで喬琳は于一鳴のマンションを訪ね、林涛に脅されていたと説明する。于一鳴は今後どんなことがあっても自分に話して欲しいと訴え、小馮との話し合いに同行することにした。喬琳は天津の出張と偽って調査に向かった。何も知らず婚約指輪を購入し、出張から戻った喬琳をレストランの個室に呼び出した林涛。「結婚してくれ」ドアが開いた瞬間、林涛はひざまずいて指輪を差し出したが、そこにいたのは于一鳴だった。于一鳴の後ろから喬琳がひょっこり現れた。すでに小馮と面会し、林涛が銀行に提供したデータは全て本物だと聞いたという。「結婚を強要するため、偽の書類に押印させたのね でも訴えないことにする、大目に見る、その代わり私の前から消えて」こうして喬琳は再び于一鳴からもらった指輪をはめた。一方、金達(ジンダー)から沈金松(シェンジンソン)と沈皓明を排除した瞿明誠(チューミンチョン)はついに取締役会長に選出された。しかし株主たちの条件はVAM契約、北外川の土地入札が成功すれば試用期間は終了するが、失敗すれば再度、会長を選任することになった。沈皓辰は自ら復学を希望し、心身ともに落ち着きを取り戻した。許妍も姉の問題が解決、実店舗の準備も順調に進んでいる。しかし沈皓明と言えば株主から損害賠償を求めて訴えられ、口座も凍結されていた。「あなたはどうするの?」「北外川の土地入札を諦めていない、爸が最初に立ち上げた″新業(シンイエ)″で入札する 中心メンバーは離職手続きを終えて僕と進退を共にする 堂々と入札を続けられるのも君のおかげだ」実は沈皓明は首科(ショウコー)不動産の黄(ホァン)社長に接触していた。沈皓明は自宅をオフィス代わりにして入札に向け動き出した。そんなある夜、沈皓明が深夜までパソコンと睨み合っていると許妍が起きて来る。「まだ終わらないの?」「見てくれ、旧市街地の再建計画だ」「″石庫門(セッコモン)歴史保護区″?…いいわね」 私も古北鎮の仕事で各地の政府が歴史の保護と伝承を重視していると実感したわ」「つまり方向性は正しい?」「ええ」沈皓明は新しい会社の評価を上げるため、まず旧市街の案件を受けて事業の安定化を図ることにした。瞿明誠が沈皓明の動きに睨みを利かせる中、スティーブは韓衛平(ハンウェイピン)を排除しようと企んでいた。会長は約束通り金達の法務部の仕事を韓衛平の事務所に依頼していたが、スティーブは自分が役員になっただけでも不満がでているため、養子を優遇するのは得策ではないと警告する。瞿明誠も試用期間のため念には念を入れ、韓衛平には事情を説明して欲しいと頼んだ。韓衛平はスティーブを呼び出し、約束通り自分の事務所と長期契約を交わすよう迫った。しかしスティーブは入札の大事な時機に会長も慎重にならざるを得ないという。韓衛平は自分を切り捨てるつもりだと分かった。「ハオチェンの件で警察に拘束され、弁護士資格も剥奪、全て失ったんだぞ? 義父に確かめて来る」スティーブの仕業だと気づいた韓衛平は席を立った。「今、行ったら左手もやられるぞ?」スティーブの言葉で韓衛平は足がすくんだ。28話で殴打された右手は今も治っていない。韓衛平はあの時の恐怖を思い出すと義父と会う勇気がなくなった。瞿明誠は沈皓明を呼び出し、金達の持ち株を手放すよう説得した。この期に及んで優しい叔父の顔を見せる瞿明誠、高値で沈家の株を買い取り、賠償訴訟も取り下げるという。しかし沈皓明は売る気など毛頭ないと突っぱね、席を立った。北外川1137番地、入札会当日。異議がある場合は監督係が封緘(フウカン)印の確認を終えるまでに申し出るようアナウンスがあった。その時、黄社長が急に声を上げる。「告発する、瞿明誠が主体となって今回の入札談合を計画した」黄色社長は証拠として金達・世嘉(シージア)・万林(ワンリン)の3社と首科が共同で作成した内部資料があると示した。沈皓明は瞿明誠が自分の一挙一動を監視していると知っていた。そこで黄社長はわざと沈皓明の味方ではないふりをして瞿明誠を安心させ、談合の誘いに乗って証拠をつかんでいた。つづく※VAM契約(valuation adjustment mechanism 契約)業績連動型の評価調整契約
2026.07.25
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第12話「粛清の始まり」5大世家の直系子弟たちは強制的に岐山(キザン)温(ウェン)氏の訓学へ参加することになった。魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)は教化司(キョウカシ)で藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)と再会したが、なぜか藍湛の様子がおかしい。すると温晁(ウェンチャオ)が現れ、仙督の安全を脅かすという理由で訓学の間は武器を没収すると言った。魏無羨たちは仕方なく渡したが、金子軒(ジンズーシュエン)だけは拒否する。「金氏の子弟は剣と共にあり、我らも連れて行くがよい 我らは訓学に来たのだ、横暴も大概にせよ」憤慨した温晁は金子軒を捕らえろと命じたが、咄嗟に綿綿(ミエンミエン)が代わりに謝罪した。「公子は蘭陵(ランリョウ)金氏の家訓に従ったまで、背く気はありません」綿綿は温氏と金氏は交流が深く、宗主からも岐山では礼節を忘れるなと言われて来たと告げる。女好きの温晁は綿綿が気に入り、今日のところは綿綿に免じて許すことにした。「公子、宗主の指示をお忘れに?一時の屈辱くらい耐えませんと…」仕方なく金子軒も剣を預け、その場は収まった。そして最後に全員に″温門菁華(セイカ)録″が配られる。これには温氏の先達が残した偉業と名言の数々が記されおり、温晁は各自、暗唱して心に刻んでおけと命じた。「今後は毎日、朝と昼、日没時にそらんじてもらうからな 暗唱できぬ者は家規で罰を与える」その頃、温情(ウェンチン)も居所へ戻っていた。温寧(ウェンニン)は姉の帰りを喜び、実は各世家の子弟が岐山に招かれていると教える。「魏公子たちも来ているかな?」しかし温若寒(ウェンルオハン)から次はないと脅された温情は、魏無羨と友だちにはなれないと釘を刺した。「岐山に来ていても接触しないで」温寧は仕方なくうなずいて見せたが…。翌朝、各世家の子弟たちは再び教化司に集まった。そこで温晁は藍忘機、魏無羨、金子軒を指名し、温門菁華録を暗唱しろと命じる。藍湛と金子軒は拒否したが、魏無羨は元気よく手を挙げた。「俺がやる!」「もし間違ったら罰を与えるからな」すると魏無羨はなぜか準備運動しながら前に出ると、座学で散々、筆写させられた藍氏の家規を暗唱し始めた。「ひとつ、境内で殺生を禁じる、2つ、私闘を禁じる、3つ、乱行を禁じる…」これに激怒した温晁は暗唱を拒否した藍湛と金子軒も一緒に畑に連れて行けと命じ、罰として3人に糞尿を運ばせると叫んだ。(๑・᷄ὢ・᷅)<はあ?糞尿って…(らんじゃん、潔癖症なのに…)魏無羨と金子軒は鼻を覆って糞尿の臭さに耐えていた。「藍氏には禁言術があるのに禁臭術はないのか?」そんな魏無羨の戯言にも藍湛は反応せず、黙々と糞尿をまいて畑を出た。魏無羨は慌てて藍湛を追いかけ、雲深不知処(ウンシンフチショ)で何があったのか聞いてみたが、藍湛は口を閉ざしたまま、無視して行ってしまう。「ランジャン!何とか言えよ!」魏無羨は藍湛を引き止めようと思わず肩に手を置いた。その時、ちょうど様子を見に来た温晁が鞭を放ち、魏無羨の手を打つ。「バシッ!やはり怠けていたな~何の話をしていたか聞かせてみよ」「お前たちの畑の臭いはどこかで嗅いだことがあるな~ってな、そうか、お前の臭いと同じなんだ」激怒した温晁は再び鞭を放ったが、魏無羨はその鞭をつかんで止めた。「温公子、俺に2度目は通用しないと思え」( ๑≧ꇴ≦)キマったーっ!すると温晁は子弟に魏無羨を縄で締め上げるよう指示、改めて鞭で叩き始めた。畑にいた金子軒は温晁の横暴さに我慢できず、急いで駆けつける。その時、藍湛が咄嗟に温晁の鞭をつかみ、取り上げた。魏無羨の前に立ちはだかる藍湛、相変わらずの威圧感にひるんだ温晁は魏無羨を解放した。「魏無羨、話をしよう、藍忘機に陰鉄の行方を聞きたいのだろう? 本人が不夜天(フヤテン)にいるのだ、答えは自明の理だろう お前の想像通り3つの陰鉄は手に入れた、隣にいる藍二公子が情勢を読んでくれたおかげでな 残す陰鉄はあと1つ…薛洋(シュエヤン)が持って逃げたか?お前たちが隠したか? 魏無羨、藍忘機が陰鉄の在りかを知らずとも、お前はどうかな?」温晁は魏無羨が陰鉄を持っていると怪しみ、地下牢へ連れて行けと命じた。驚いた藍湛は行かせまいと阻んだが、魏無羨は藍湛が巻き込まれないよう、自ら牢へ行くと告げる。その様子を遠くから温寧が見ていた。すると温情がやって来る。温情は弟が魏無羨たちを見ていたと知り、改めて関わらないよう釘を刺して連れて帰った。温晁は魏無羨を鉄鎖で拘束し、地下牢に連れて来た。「お前のために特別な仕掛けを用意した」「ご丁寧にどうも~」魏無羨は憎まれ口を叩いて牢へ入ったが、あまりの恐ろしさに悲鳴をあげて戻って来た。しかし温晁は魏無羨を牢に押し込み、戸を閉めてしまう。「うわああああああああああああ!開けてくれ!開けてくれ!」「魏無羨、明日まで生きていたら見逃してやる」牢には巨大な狼がいた。魏無羨は犬が大の苦手、しかしどこにも逃げ道はない。猛獣に投げ飛ばされ、絶体絶命の魏無羨、しかしその時、急に狼がバッタリ倒れた。どうやら狼の頭に針が3本、刺さっている。「蟾酥(センソ)針…温情か?」魏無羨は温情が持っていた針だと気づいたが、扉の下の窓からのぞいていたのは温寧だった。温寧は憔悴した魏無羨に補気丹を差し入れ、傷に塗るよう凝血草も渡した。そこで魏無羨は温情が無事だったか聞いてみる。温寧は姉なら心配ないと言ったが、ただ温晁に連れ戻されて温若寒(ウェンルオハン)に怒られたらしいと話した。何でも温情は地火殿から戻ってから様子が変で、しきりに魏無羨たちに構うなと言ってくるという。魏無羨は自分たちを助けたせいだと気づき、自分で何でも背負ってしまう温情を心配した。すると温寧は雲深不知処が大惨事になったと教える。実は温旭(ウェンシュー)が雲深不知処から戻り、藍氏を粛清して生まれ変わらせたと宣言したというのだ。「それに火も放って大部分を燃やしたらしい…百年の仙境が破壊されるなんて… 温旭は最後の陰鉄が見つからないから、藍二公子の脚を折ったらしい」「ふざけてるっ!」魏無羨は思わず拳を地面に叩きつけた。「そろそろ戻らないと見つかる、薬は大切に使って」「温兄、恩にきるよ」温寧は急いで帰っていくと、魏無羨は藍湛のために残りの薬を残しておくことにした。翌朝、温晁が地下牢へやって来た。足音で目を覚ました魏無羨は急いで狼から針を抜いておく。温晁が楽しみに牢に入って来たが、予想外に魏無羨は生きていた。「普段から食わせすぎたようだな…役立たずめ」「度胸があるなら一対一で勝負したらどうだ?」魏無羨に挑発された温晁は、まだまだ時間はあるとはぐらかした。温晁は約束通り魏無羨を解放し、教化司に集まった子弟たちの元に返した。江澄の心配をよそに名誉の負傷だと笑う魏無羨、そこで聶懐桑(ニエホワイサン)に食べ物がないかと声をかける。「桂花(ケイカ)餅や薔薇(バラ)の菓子とか…」「魏兄、藍氏の座学とは違うんだ」その言葉に誰もが楽しかった座学を思い出してしょんぼりしてしまう。すると江澄がこっそり持って来た饅頭(マントウ)を渡した。今朝は温晁が温情を引き連れて現れた。すると温晁は訓学を始める前にいくつか知らせがあるという。「1つ目は皆も聞いているだろうが、雲深不知処は岐山の管理下に入った 2つ目、清河(セイガ)聶氏は温氏の教化に不満を示した 礼に背いたことは不敬に当たるゆえ、仙督が鎮圧を命じた」「では私の兄は?!」驚いた聶懐桑は思わず声を上げた。温晁は頑なに抵抗する者に前途などないと一蹴、ただし蘭陵金氏だけは心得ていると見逃してくれる。「五大世家で残るは雲夢(ウンム)江氏だけ… ただ江楓眠(ジャンフォンミエン)は臆病ゆえ雲夢に隠れて顔を見せようとせぬ」怒り心頭の魏無羨と江澄、しかし温情は首を横に振ってなだめた。温情は温寧が薬房から薬を持ち出し、魏無羨に渡したと知っていた。居所に戻った温情は言うことを聞かないなら外へ出るなと叱ったが、温寧は恩人である魏無羨に報いたいという。しかし温情は今や自分の家族は温寧しかいないと訴えた。教化司で訓学が始まった。子弟たちは温門菁華録を暗唱させられていたが、やがて兄を心配していた聶懐桑が倒れてしまう。気を失った聶懐桑が運び出されて行くと、その時、温晁に急報が届いた。「最近、慕渓(ボケイ)山で怪事が起き、妖獣が集まって立ち入れぬとか… 修師さえ近寄れぬゆえ、邪祟の仕業と判断しましたが、 鎮圧に向かった者たちが全滅したため報告に…」頭を悩ませた温晁だったが、ふと目の前に立派な盾が揃っていると気づいた。温晁は功績を上げるため、父には報告せずに丸腰の子弟たちを引き連れて夜狩(ヨカリ)へやって来た。すると魏無羨は皆より遅れて足を引きずりながら歩いて来る藍湛に気づく。歩き続けた藍湛の足は悪化しているはず、魏無羨はこのままでは藍湛の足がダメになると心配した。江澄は他人を気遣うなどお節介だと言ったが、魏無羨は藍湛の元へ行ってしまう。(^ꇴ^)<ランジャン、脚は平気か?( ತ _ತ) <問題ない…(^ꇴ^)<無理すんなよ~俺がおぶってやる!( ತ _ತ)<…つづく(  ̄꒳ ̄)約束通りうーさんを解放しちゃう温晁w
2020.04.18
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed第28話「双傑の対峙」乱葬崗(ランソウコウ)に魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)を訪ねた江澄(ジャンチョン)は温寧(ウェンニン)の現状を知った。「荒唐無稽だ!これで人だと?傀儡と何の違いがある?!魏無羨、やはりお前が…」「江澄、お前も俺が陰鉄(インテツ)を持つと?」「…温寧が傀儡でなくても何の違いが?!心を呼び覚ますなど到底、無理だ!」「俺も難しいと思う、だが温情(ウェンチン)にはハッタリをかました、みんな俺が救えると信じてる 手を差し伸べないことには、どの面下げて生きろと?」しかし江澄は魏無羨のせいで窮地にあると訴えた。金麟台ではどの世家からも納得いく説明をしろと問い詰められているという。すると魏無羨はもうカタならついたと言った。命を奪えば命で償うもの、温寧も自分を襲った舎監を殺したに過ぎない。「これで終わりだ、温寧も死んだと思われている」「終わりだと?!不可能!どれだけの目がお前と陰虎符(インコフ)に注がれているか! お前の正義なんて否定される」「そうさ、正義であっても否定される、だから身を隠すしか方法がないんだ」「あるさ!唯一、助かる策は彼らが動く前に温氏と手を切ることだ」江澄は温氏を全員、引き渡し、自分と一緒に戻るよう説得したが、魏無羨は引き渡せば始末されるのは目に見えていると反発した。「この期に及んでまだ心配を…」「ジャンチョン!どの口が言う?!」( ˘ω˘ )早見優〜♪魏無羨は激怒した。江楓眠(ジャンフォンミエン)と虞紫鳶(ユーズーユエン)の亡骸を取り戻し、温晁(ウェンチャオ)に追われる自分たちをかくまってくれたのは外でもない、温寧だというのに…。江澄はもちろん温情と温寧姉弟が恩人だと分かっていた。しかし温氏の残党は今や世の指弾を受け、極悪人と見なされている。「忍びなければ、そこをどけ!私が殺る!」江澄は思わず剣を抜いたが、魏無羨が素手で剣をつかんで止めた。そこで魏無羨を突き飛ばし、紫電(シデン)を放ったが、結局、温寧に手を下すことはできない。「事の重大さが分かっているのか? 四大世家にとってお前は怪傑であり型破り、そして一匹狼でもある だが不協和音が生じれば、お前は常軌を逸し、人の道を外れたと見なされる… 自分は気ままに生きられると思っても、そんな前例はない」「だったら俺が前例となるまでだ!」「ウェイウーシエン!まだこの状況が分からぬとは…全部、言わせたいのか? お前が奴らを守れば、私がお前を守れない!」「…守れないなら捨ててくれ、俺を捨て、天に告げろ 俺は叛徒だと…今後、魏無羨がいかなることをしようと、雲夢(ウンム)江氏とは無関係だ!」「魏無羨、ここまでするのは一体、何のためだ?」「江澄、教えてやる…たとえ温情と温寧でなくても、俺はまた同じ選択をするはずだ」「波風を立たせないと気が済まないのか?…母上の言う通りだな、お前は災いを呼ぶ ″成せぬを試みてこそ成せる″…私より雲夢江氏の家訓を理解しているな、恐れ入ったよ!」江澄は魏無羨と袂を別つと決め、決闘を申し込んで帰って行った。温情はなぜ江澄が訪ねてきたのか分かっていた。そこで魏無羨に江澄と帰るよう勧める。「魏無羨、戻って、あなたのいた場所に…これで十分よ、阿寧がそばにいればいい もう気にしないで、目覚めるかどうかは阿寧次第よ 住む場所もあるし、あとは私が面倒を見る あなたは江氏の者、私たちとは違うわ、魏無羨…戻って」しかし魏無羨は我関せず、果物を頬張っている。「ウェイウーシエン!もう勝手にして…」温情は呆れて行ってしまうが、急に魏無羨が呼び止めた。「温情!約束した、温寧を元どおりにすると…必ずやり遂げる」温情は黙って洞窟から出て行ったが、魏無羨の言葉が嬉しかった。その夜、江澄は眠れぬ夜を過ごしていた。ふと起き上がった江澄は枕の下に隠していた櫛(クシ)を取り出し、温情を思う。実は乱葬崗を出る直前、急に温情が現れた。すると温情は第20話で江澄が置いて行った櫛を差し出し、やはりもらえないと返す。「なぜこのクシを持って私を頼らなかった?」「…蘭陵(ランリョウ)で先にあなたに会っていたら、何も顧みず阿寧を助けてくれたかしら?」一方、温情もなかなか寝付けず、温寧の元へ向かった。…阿寧、魏無羨と出会えたのは幸か不幸か…その時、急に温寧が苦しみもがき始める。「姉上…姉上…痛いよ…」「阿寧?!」しかし外から魏無羨の笛の音が聞こえると、温寧は不思議と落ち着き、また眠りについた。翌朝、江澄が岩場で待っていると、魏無羨がやって来た。しかしこの期に及んでも魏無羨は剣を佩いていない。江澄は憤慨し、いきなり剣を抜いて襲いかかった。魏無羨は呪符で江澄を牽制しながら防御一辺倒だったが、やがて陳情の音で対抗する。そして2人の激しい攻防が続く中、ついに魏無羨と江澄はすれ違いざまに差し違えた。江澄の剣から魏無羨の鮮血が滴り落ちた。「ジャンチョン、やってくれたな…本当に刺すとは!」魏無羨は腹を押さえたが、血があふれ出している。黙ったまま背を向けていた江澄、しかしこらえきれず血を吐いた。こうして雲夢の双傑は決別、江澄は負傷した腕をかばい帰ってしまう。江澄はふもとで待つ子弟たちの元へ戻った。「私の言葉を各世家に伝えよ、魏無羨は叛徒だ、各世家を公然と敵に回した! よって雲夢江氏より追放する!」ザワザワ…>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<大師兄は本当に…「これより我ら雲夢江氏は魏無羨と完全に縁を切る!」その頃、錦媛(キンエン)堂では江厭離(ジャンイエンリー)が夢を見てうなされていた。…風臨(フウリン)軒の桟橋に立つ江厭離、すると魏無羨が舟に乗って帰って来る『阿羨!阿羨!』江厭離は魏無羨に手を振ったが、なぜか魏無羨は桟橋をそのまま通り過ぎて行ってしまう『どこへ行くの?!阿羨!阿羨!待って!阿羨!戻ってきて!』そこで江澄を呼んで早く連れ戻すよう頼んだが、江澄はなぜか黙っている…しかしそこで金夫人の使いに起こされ、江厭離は目を覚ました。魏無羨はジャガイモを買って何食わぬ顔で乱葬崗へ戻った。温情はすぐ怪我に気づいたが、魏無羨はもう大丈夫だと笑う。一方、江厭離は夫人に会いに行くため、中庭へ降りた。すると金子軒(ジンズーシュエン)が自ら池に蓮を植え替えている。「誰も入るなと言ったろ?!」「…金公子?」金子軒は江厭離だと気づき、慌てて持っていた蓮の花を後ろ手に隠した。「驚かせてごめんなさい、夫人に呼ばれて…」「大丈夫だ」しかし蓮の花を見た江厭離は故郷を懐かしみ、つい蓮花塢(レンカウ)へ戻りたいと漏らしてしまう。金子軒はそんな江厭離を慰めるため、自分が蓮花塢を造ると約束した。感激した江厭離は思わず涙し、心が決まる。「江姑娘?」「…ズーシュエン」( ˘ω˘ )りー、今それどころじゃないのに~wそれから一月後…。含光君(ガンコウクン)こと藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)は夷陵の茶楼にいた。今や魏無羨は夷陵老祖(イリョウロウソ)と称され、世の災いとして恐れられている。窮奇道(キュウキドウ)の一件にはおひれが付き、夷陵老祖が生身の人間を無理やり傀儡にして十数人も殺したと噂されていた。また傀儡とされた温寧は″鬼将軍″と呼ばれて、夷陵老祖と2人で悪さをしているとでっち上げられている。しかし夷陵老祖の真の姿を知る者はおらず、講談師は夷陵老祖が骸を掘り起こし、その骨髄を吸い込んで妖術を磨いていると妄言を広めていた。「雲夢江氏が引き取って育てていなければ、魏嬰など一生、世をさまよう凡庸な男でしかなかった それなのに門派を裏切り、若宗主を襲うとは…あんな凶暴な男は誅してしかり!」その時、藍湛は我慢できず、卓を叩くように器を置いて店を出た。藍湛が町を歩けば、娘たちが眉目秀麗なその姿に思わず振り返った。すると突然、見知らぬ子供が脚にしがみついて来る。一方、魏無羨は温苑(ウェンユエン)を連れて町に買い出しに来ていた。しかし露天の店主と交渉しているうちに温苑がいなくなってしまう。驚いた魏無羨が探し回っていると、なぜか温苑が藍湛の脚にしがみついて号泣していた。通りがかりの人たちは若い父親が息子を叱って泣かせたのだと誤解、藍湛は立つ瀬がない。( ತ _ತ)<私ではない魏無羨は藍湛の戸惑う様子に失笑し、しばらく眺めていたが、仕方なく助けてやることにした。(^ꇴ^)ノ″<ランジャン!藍湛は思いがけず魏無羨と再会した。(^ꇴ^)<奇遇だな?夷陵に用か?( ತ _ತ)<夜狩の途中だ…この子は…(^ꇴ^)<あ…俺が生んだんだ( ತ oತ) <…(^ꇴ^)oO(相変わらず冗談通じねえな~すると魏無羨は温苑の機嫌を直すため、露店の玩具を見に行った。竹細工の玩具に喜ぶ温苑、その笑顔を見た藍湛は目を細めたが、魏無羨は何も買ってやらずに行ってしまう。( ತ _ತ)<ウェイイン、なぜ買わない?買うから見せたのでは?( ˘ω˘ )<見せたら必ず買わないとダメか?( ತ _ತ)<…君はどれが欲しい?あの中で…何がいい?温苑は藍湛に玩具をたくさん買ってもらった。早速、嬉しそうに遊び始めた温苑だったが、支払いを済ませた藍湛が来るとまた太ももにしがみつく。すると魏無羨は一緒に食事しようと誘った。「少しはいいだろう?せっかく夷陵でばったり会ったんだ、行こう!ご馳走するから」魏無羨は藍湛の手を取り、引っ張って行った。つづく(TㅅT)えすみん…すべてお前が悪いんだよ〜w
2020.05.06
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星汉灿烂 Love Like the Galaxy 第4話「毒叔母の末路」母屋に固執したせいで自分だけ新しい邸宅に移れなくなった葛(ゴー)氏。これも少商(シャオシャン)の企みだったと気づき、離れにいる四娘子の居所に怒鳴り込んだ。「私は子を産むまで母屋を離れないと誓った でも夫が新邸に引っ越したら、私一人で誰の子を産めって言うの?!」「女が子を産むのに男が何の役に立つと?」「え?…小娘にはまだ早い!」葛氏は運良く義兄の功績にあやかっているだけの母娘だと蔑んだ。しかし少商は運が良ければ赤子の頃に取り残され、両親の庇護なく育つはずないという。その時、少商は回廊で母が立ち聞きしていると気づき、二叔母をあおった。「母上が幸運だと感じるのは父上が丈夫で二叔父は足が不自由だから? でも二叔父は何でもあなたに服従しているのに、何が不満なのです?」「服従?能無しのヘタレだからよ!なぜあんなお荷物でも程(チォン)家では重宝されるのかしら」葛氏は四娘子に散々、夫の悪口を言って帰って行った。蕭元漪(シャオユエンイー)は娘がわざと二叔母を怒らせたと見抜きながら、武婢(ブヒ)を連れて母屋へ向かう。その頃、母屋に戻った葛氏は憂さ晴らしに夫の大事な書簡を片っ端から放り投げていた。嵐が過ぎ去るのを黙って待つしかない程承(チォンチョン)、しかしそれがかえって妻を苛立たせてしまう。「妻がこんな屈辱を受けているのに黙っているの?! こんな腰抜けに嫁ぐなんて!なぜ私はこうも不運なのよ?!」葛氏は泣きわめきながら夫を叩いていたが、程承がついに口を開いた。「もうたくさんだ!…怒りが収まらぬなら葛家に帰ればいい」激高した葛氏は夫に書簡を投げつけ始めたが、その時、突然、義姉が現れた。「おやめ!」蕭元漪は青蓯(チンツォン)に二弟を家主の元へ連れて行くよう命じた。焦った葛氏は追いかけようとしたが、蕭元漪に引っ叩かれてしまう。「浅知恵でどうしようもない愚婦ね、二弟は寛大ゆえ容認していただけ 私たちは3日後に出て行くけれど、お前はおとなしくここに残り、葛家の迎えを待つのね」蕭元漪は葛家に義妹を離縁する旨を伝えたと言い放った。驚いた葛氏は娘の復讐かと憤ったが、蕭元漪は簡単に人を恨んだり、恨む相手を間違えたりしないという。「悪巧みばかりするお前を私が好きにさせると思う?お前のやったことは全て把握しているわ」蕭元漪は娘に対する義妹の所業の数々を知っていた。開き直った葛氏は娘を連れて帰るまでだと言ったが、蕭元漪は程家の三娘子である程姎(チォンヤン)は置いて行けという。「お前が道士の名を騙って私に娘を捨てさせた時、私がどんな思いだったか… お前にも味わわせてやる」…蕭元漪が男女の双子を出産したのは程始(チォンシー)の出征が迫っていた時だった葛氏は義兄と義姉を引き離そうと企み、老夫人に道士のお告げで赤子を手元に置けば厄難を逃れられると吹き込むそうすれば義姉も子供の世話のため残るしかないだろう程始は死ぬ時も家族一緒だと拒否したが、その時、皇帝からすぐ孤城へ救援に向かうよう勅命が届いたすると老夫人はせめて子供だけでも残すよう懇願、蕭元漪は断腸の思いで娘を置いて行くと決断する…「…私の許可なく一歩も出してはならぬ!」蕭元漪は葛氏を母屋に監禁し、武婢に見張らせた。分をわきまえれば余生にこの屋敷を与えるつもりだったが、どうやら無用の長物だったらしい。その夜、凌不疑(リンブーイー)は配下の報告を受け、ある鍛冶場に駆けつけた。何でも董(ドン)倉管が捕まってから急に門を閉ざし、店がつぶれたと言いながら食事が運び込まれているという。不疑は早速、捜査を命じたが、やがて物置小屋にある祝融(シュクユウ)の像に目をつけた。そこで像を動かしてみると、壁が開いて密室に隠れた許尽忠(シュージンジョン)を発見する。しかし許尽忠は歯に仕込んでおいた毒を噛み、自害した。すると不疑は息絶えた許尽忠の首にある黒いあざを見て呆然となる。このあざは確かに幼い頃に見たあの男の首のあざと同じ、それは決して忘れることのできない記憶だった。「ここで働いていた全ての雇人と屋敷にいる全ての下僕を捕えよ!一人一人尋問する!」不疑は思わず興奮して声を荒らげたが、ふと冷静になった。「待て…派手に動くな、許尽忠の死は伏せておけ、奴と往来があった者は皆、調べ上げよ」葛太公(タイコウ)が三娘子の傅母を連れて程家にやって来た。太公は娘が迷惑をかけたと謝罪し、離縁状をもらって連れ帰るという。その夜、程家は葛家を厚くもてなしたが、少商は早々に席を立って離れに戻った。「昔は不条理な母親を持つ従姉を哀れんだけど分かったの 舅母に大切にされている従姉は幸運だわ」「息子を望む仲(チュウ)夫人に疎まれて舅母に預けられたのに幸運でしょうか?」侍女の蓮房(リエンファン)は同情したが、少商は外祖父の家だったからこそ程姎は大切に育てられたと羨ましがった。「不運なのは私のほうよ…」するとそこへ母がやって来る。蕭元漪は勝手に出て行った娘を叱り、ともかくすぐ挨拶に連れて行くことにした。程姎は葛傅母に一緒に連れ帰って欲しいと懇願していた。すると蕭元漪が娘と一緒に挨拶にやって来る。実は蕭元漪はかつて隣人だった舅母を姉と慕い、義妹で苦労して来たことを知っていた。舅母は程姎に母親を戒めにすればいいとなぐさめ、どちらにしても一生、両親を頼って生きていけないという。「大樹のように己の足で立ち、強く生きるのよ」傅母の教えを受けただけあった程姎は所作も美しく、礼儀正しく温厚だ。蕭元漪は程姎を娘のように面倒見ると約束したが、隣にいた少商は何とも複雑な気分になった。蕭元漪は離れに戻った少商を呼び止めた。「なぜ葛舅母に酪漿(ラクショウ)を勧めたの?程姎を差し置いてしゃしゃり出るなんて…」少商は愛情あふれる葛舅母に理想の母の姿を重ね、自然と親しみを感じて酪漿を勧めただけだった。しかし母は自分を悪意ある憶測で判断し、何事も計算ずくだと考えるのだろう。蕭元漪は従姉のように普段から従順で勤勉なら周りも自然と良い方向に考えると諭したが、少商は反発した。「舅母に育てられた従姉が羨ましい、野放しだった私には望めません これからは私を見張らず、完璧な従姉だけを見てはいかがですか? そうすればどんな怒りも収まるでしょう」「心配無用よ、これまでどんな兵も御して来た、強情な娘くらい何よ?これからじっくり調教するわ」部屋に戻った少商は月を眺めながら、母との会話を思い出していた。…程少商、最初から偏見を持つ人に取り入るよりも、いっそ薄情になったほうがいい…どうせ頼る親族も悩みを打ち明ける友もいない…愛されもせず、疎まれるばかりよ…葛氏が消えてもまた別の者が現れる…他人に期待せず、自分を大切にした方が自在に生きられるわ程始たちは葛太公一行を見送るため城門の外までやって来た。葛太公は迷惑をかけたお詫びに程承を白鹿(ハクロク)山の書院で学べるよう手配してくれたという。「学問を成就させたら学堂を開くといい」こうして程承も兄夫婦に娘の世話を頼み、後ろ髪を引かれる思いで旅立った。涙に暮れる程姎、蕭元漪は姪の肩を抱き、慰めながら馬車へ戻ることにする。少商は距離を取って2人の様子を見ていたが、従姉にだけ見せる優しい母の顔に深く失望していた。つづく( ๑≧ꇴ≦)何だこの毒娘と毒母の戦いは?!ウーレイ早く!w
2023.06.24
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星汉灿烂 Love Like the Galaxy 第5話「新宅に集う新顔」兵器横流しの事件を追う凌不疑(リンブーイー)。この事案に何かいわくがあるのか、不疑はことさら執着しているように見えた。しかし側近・梁邱起(リャンチゥチー)と梁邱飛(リャンチゥフェイ)の報告では許尽忠(シュージンジョン)が潜伏していた鍛冶場には何の手がかりもないという。不疑は人や車の動くところに痕跡があると諭したが、その時、見覚えのある馬車が通った。「若主公、あれは程(チォン)家の馬車では?」馬車を見た不疑は四娘子のことを思い出し、自然と表情が和らぐ。その時、雪が降り始めた。「瑞雪(ズイセツ)だな、もうじき元旦か… 軍の仲間たちに年越しの品を…こたびは都に戻って初の元旦だ」( ゚д゚)<年越しの品?…今まで家族団らんの節句を祝ったっけ?若主公らしからぬ気遣いに戸惑う邱飛、すると邱起は未だ城陽(ジョウヨウ)侯府に寄りつかない若主公を心配した。「城陽侯が若主公が戻るよう何度も上奏したそうです」「…だが断る」程家はめでたく新邸へ引っ越した。引越しといっても旧宅から目と鼻の先、しかし吉時が夜明け前だったため、少商(シャオシャン)は寒さと眠気で機嫌が悪い。蕭元漪(シャオユエンイー)はそんな娘に相変わらず厳しく当たっていたが、父の曲陵(キョクリョウ)侯・程始(チォンシー)は疲れるのも仕方がないとかばった。「練兵よりも疲れたな、部屋で休みたい」「阿父、数日ゆっくり休んだら出征ですか」蕭元漪は娘の言葉に驚き、なぜ軍令を知っているのか聞いた。しかし少商はただの勘だという。「新しい官位だけは授からず、かといって不当な処遇を受けた様子もない だからまだ任務は終わっていないと…」程始は賢い娘だと喜び、今度は出征ではなく、動くのも正月以降だと教えた。少商は自分の居所に入った。美しい庭やその広さに感嘆の声を上げる侍女・蓮房(リエンファン)、すると少商は早速、処分される棚を引き取り、鞦韆(シュウセン)を作ることにする。実は大母(タイボ)の庭を修繕する時、木匠が作っているのを見てこっそり手伝ったことがあった。蓮房はさすが器用な女公子だと尊敬したが、その時、大きな音を聞いた母がやって来る。「何してるの?!」蕭元漪は遊んでいる暇があるなら典籍を読めと叱ったが、確かに娘の大工としての腕前には目を見張るものがあった。(* ゚ェ゚)σ<…阿母の今の視線は何だったの?(`・ω・)b<良い出来だと感服したのでは?そんなある日、正月を家族と過ごすため、程家の三房夫婦と少商の2人の兄が帰京した。三男・程止(チォンジー)を溺愛する老夫人は抱きつかんばかりの歓迎だったが、その様子を見た少商はまるで情郎との再会のようだと呆れる。一方、次兄・頌児(ソンアル)と双子の兄・少宮(シャオゴン)とは初めての顔合わせながら、やはり血のつながった兄弟のせいかすぐ打ち解けた。老夫人は食事中も季夫人・桑舜華(サンシュンホワ)をそっちのけでかいがいしく三男の世話を焼いた。事情が分からない少商はこっそり三兄の席に近づき、大母は三叔母が嫌いなのかと探る。兄の話では三叔母は三叔父が選んだ相手で白鹿山山主の娘、程家より格も上だが、大母は息子に釣り合わないと思っているという。(* ゚ェ゚)<ってか天女でもない限り満足しないわな~あれじゃ少商は家のために埋もれていた二叔父を思うと同情した。結局、親も子の権勢を見て態度を変えるのが常のなのだろう。蕭元漪が娘より姪・程姎(チォンヤン)をあからさまに優遇しているのは桑舜華や兄たちの目にも明らかだった。桑舜華は各自の長所があると諌めたが、蕭元漪は褒めるべき者を褒めているだけだという。「葛(ゴー)氏が植え付けた欠点をまず正さなくては…人の道を学ばずに家を治められる?」しかしその話を偶然、兄と一緒に遊んでいた少商が聞いてしまう。同じ頃、城陽侯府では酒席を設け、子晟(ズーション)の縁談を祝っていた。すると突然、不疑が駆けつけ、皇帝の勅命で城陽侯・凌益(リンイー)と団らんに来たという。城陽侯はちょうど縁談の話をしていたところだと喜んだが、不疑は立ったまま座ろうともしなかった。そこへ縁談相手の裕昌(ユーチャン)郡主が駆けつける。十一郎に恋慕する郡主は再会を心待ちにしていたが、不疑は公務のため帰ると言い出した。城陽侯と夫人・淳于(チュンユー)氏が引き止めたが、不疑の対応は冷たい。「子晟、婚姻は父母の命に従うものだぞ」「…父母?では私の阿母はどこです?!」不疑は継母を母と認めず、郡主にきっぱり断った。「再度はっきり申し上げます、私が求める妻は一目、見ただけで分かります 我が生涯で一人だけ、もし出会えなければ一生、独り身を貫く…郡主は私が求める妻ではない」不疑は閑散とした屋敷に戻った。上元節に付き物なのが灯籠、どうやら何も知らない使用人が飾ってしまったらしい。梁邱起と梁邱飛が慌てて全て外してくれたが、灯籠を見た不疑はふと鍛冶場にも灯籠があったと思い出して回収させた。灯籠には竹細工ではなく鉄の輪が使われていたが、手掛かりにはつながりそうにない。その時、梁邱飛が灯会の灯籠と言えば全て対だと言った。「全て対…(はっ!)許尽忠は灯籠に手がかりを隠したのか?」不疑は買い手が連絡する際に対の灯籠を残すことで会わずに情報を伝えることができると気づいた。「我らも今回の灯会に出かける」一方、程宅では二房の乳母が三娘子の行く末を案じていた。部屋の中は書巻ばかり、若い娘の部屋とは思えない。姎姎は父が残した典籍だと喜んでいたが、乳母は変な気を回して侍女をたき付けた。「今や二房には主がいなくなった、私たちの身の置き場もなくなる 争うべきは争わなければ…こちらが強く出れば虐げられることもない」兄たちは母に冷遇される妹を心配し、早速、豪華な土産を届けた。少商は初めて触れる肉親の気遣いに感激、その中に面白い書簡がある。実は次兄もかつて勉学嫌いで、長兄が楽しく学べるよう戦場での英雄の逸話を自ら彫って作ってくれたものだった。「これならすぐ字も覚えられるぞ」まさか二叔母が父の送金を横領し、妹に惨めな生活を強いていたとは知らず、兄たちはこれからは自分たちがついていると安心させる。その時、三兄が妹の書卓がお下がりで、今の妹には低過ぎると気づいた。そこでちょうど使っていない書卓があるため妹に譲ることにする。「今すぐ運ばせよう」「大丈夫、蓮房!取りに行って!」その書卓は三兄が大兄からもらった麒麟紋様のある紅木製の豪華な書卓だったが、これが思わぬ騒動を巻き起こしてしまう。書卓を運んでいた蓮房たちはちょうど三娘子の棟を通りかかった。すると侍女・菖蒲(チャンプー)たちが気づき、豪華な書卓に目をつける。そこで蓮房を引き止め、実は女公子にも書卓を作るつもりだと嘘をついた。この書卓を見本にしたいので、ひとまず三娘子に見せるため貸して欲しいという。「でもこの書卓は大公子が三公子のために作ったの、珍しい品だから…」「早く運んで!」その時、ちょうど姎姎を連れて外出していた蕭元漪が屋敷に戻ってきた。すると使用人か駆けつけ、姎姎の乳母に菖蒲が蓮房と喧嘩になったと耳打ちする。乳母は離間の策を思いつき、伯夫人に女公子の部屋でお茶でもどうかと誘った。「伯夫人がいらしてこそ賑わいます、女公子は独りぼっちで寄る辺もなく…」姎姎は疲れている伯母を気遣って遠慮したが、蕭元漪は姎姎の顔を立てるため立ち寄ることにした。しかしその道すがら、書卓を取り合って争う侍女たちを見つける。一方、少商はなかなか戻ってこない蓮房を心配していた。そこへ母の腹心・青蓯(チンツォン)が現れ、女君が呼んでいるという。つづく( ๑≧ꇴ≦)ルースーがいちいち上手いのよ ←こればっかりw阿兄の登場で楽しくなってきた!意外にも菖蒲が面白いwと思ったら面倒くさそうな郡主がktkr
2023.06.30
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月升沧海 Love Like the Galaxy(第26話)第53話「長秋からの旅立ち」霍不疑(フォブーイー)に嫁ぎたいと願うも手酷く追い返された駱済通(ルオジートン)。これも全て程少商(チォンシャオシャン)のせいだと逆恨みし、長秋(チョウシュウ)宮に少商を訪ねた。少商は殊勝にも先のぶしつけな態度を謝罪する駱済通を追い返せなかったが、どちらにしても助けることはできない。「彼とはもう関わりたくないし、とりなす気もない、成婚を勧めることもね…あなたの問題よ」「今日はあなたに伝えに来ただけ、北西に戻って余生を過ごすわ、これで永遠にお別れよ 明日にも出発する、ただやり残したことがあるの…」宣神諳(シュエンシェンアン)の心疾(シンツウ)は悪化の一途をたどり、今朝は身体を起こすこともできなくなった。そんな宣神諳の元に帰京した霍不疑が見舞いにやって来る。「子晟(ズーション)なの?」「私です」不疑は宣皇后が力無く伸ばした手を取り、頬に当てた。「少商ならまだ婚約していない…少商の心の中にはまだあなたがいるわ」「知っています、私の過ちです、一生かけて贖罪すると決めました」その時、宣皇后が重い身体をどうにか起こした。「少商は幼き頃、最も愛が必要な時に家族がそばにいなかった 愛しているなら少商の心に欠けたものを補ってあげて… あなたの決断を理解させるのではなく、相談し合って初めて肩を並べて進めるのよ?」「はい、今後、少商には全てを明かし、語り尽くします、隠し事はしません」「だけどもう私には時間がない、2人の成婚を見届けられないわ」「私は不肖者です…ご心配をかけて…」不疑は育ての親でもある宣皇后への不孝を思うと涙があふれ出した。すると宣神諳は子晟の涙を拭い、来世では子晟と少商を息子と娘にしたいという。「そして長生きして2人に養ってもらいながら笑顔で晩年を送るの これこそ満ち足りた人生というものよ」そこへ翟(ジャイ)媪(ウバ)が現れた。「霍将軍に急務だと…」宣神諳は最後に少商としっかり話すよう念を押し、必ず許してくれると励ました。不疑が寝殿を出ると翟媪が待っていた。梁邱起(リャンチゥチー)から知らせがあり、少商が都を離れる駱済通の馬車に同乗して郊外に向かったという。実は駱済通は宣皇后の心疾を治せる神医に心当たりがあると嘘をつき、少商を連れ出していた。少商はなかなか到着しないことを訝しんでいたが、やがて駱済通が本性を現す。「…幼き頃より彼を慕うも身分の差で明かす勇気はなかった その後、互いに婚約して望みは絶えた、でも天は私を哀れみ北西で再会させてくれたの あなたに分かる?愛する人がいながら別の人を世話する気持ちが…」駱済通は不疑への思いの丈をぶちまけると、少商に隠し持っていた短剣を突きつけた。「彼は女に目もくれないのにあなただけは別、なぜ霍不疑の目にはあなたしか映らないの?! 彼のためなら何だってやる、夫だって殺したのよ?でも彼は私を愛してくれない でもあなたを殺せば彼は私を忘れられなくなる、恨まれても本望よ」御者は崖に向かって馬を走らせた。しかし背後から凌不疑の馬が追いつき、驚いた御者は飛び降りてしまう。その時、短剣を振り上げる駱済通の姿が窓から見えた。不疑は無我夢中で手を伸ばし、素手で短剣をつかんで取り上げる。その間も馬の暴走は止まらなかった。不疑は何とか馬車に飛び移ったものの間に合わず、咄嗟に車から少商を抱きかかえ脱出、駱済通は馬車と共に谷底へ転落してしまう。( ;∀;)ァァァ~ウマーの扱いィィィィィ~不疑は少商の手をつかみ、かろうじて岩肌にしがみついた。しかし少商は不疑の手から流れる鮮血で真っ赤になった自分の手に気づき、覚悟を決める。「手を放して、あなた独りなら登ることができる」少商は自ら手を放したが、不疑は少商の手を握りしめて決して放さなかった。「独りで生きるつもりはない、君に許してもらえるとも思っていない だが歯形の誓いから君は私の妻になった、君が生きれば私も生きる、君が死ぬなら私も死ぬ!」その時、2人を探していた黒甲衛(コクコウエイ)が到着、不疑と少商は無事に引き上げられた。少商は不疑の手の傷を心配してくれた。不疑は包帯を巻けば支障はないと安心させ、皇宮まで送りたいと申し出る。しかし少商は必要ないと断った。落胆しながら馬の元へ歩き出した不疑、その時、宮中から早馬が駆けつける。「霍将軍!程娘子!すぐ皇宮へ!宣皇后が危篤です!」少商と不疑が長秋宮に戻る頃には激しい雨となった。2人はびしょ濡れのまま寝殿に駆けつけ、一番後ろで静かにひざまずく。文(ウェン)帝は枕元で付き添いながら、自分が宣神諳の一生を台無しにしたと涙した。しかし宣神諳は皇帝と出会えて幸せだったという。「分かっています…阿姮(ホン)妹妹が流した涙が私より多いことを… これからは彼女と手を取り合い暮らして欲しい…私という存在がなかった頃のように… 陛下、阿姮と話をさせてください」越姮(ユエホン)は宣氏一族のことなら心配ないと安心させた。しかし宣神諳が話したいのは自分たちのことだという。「我が子は19歳の時に襲われたけれど、あなたを疑ったことはないわ」「分かっています…あの年、私の息子も4ヶ月で夭折しました でも疑ったことはありませんでした」「分かってる、決して私を疑わないから外の流言も恐れることなく子供たちを受け入れてくれた」「…私たちは姉妹同然でした」「普通の家の姉妹だったらどれだけ良かったか…」すると宣神諳は子供たちを呼ぶよう頼んだ。皇帝は宣神諳を抱き起こして子供たちの顔を見せた。すると宣神諳は最後の望みとして父が隠居した山で眠りたいという。「この身体は皇陵に葬るしかない…だからお願いです 私の髪を一束ほど切って少商に燃やさせてください、その灰を埋めて欲しい」「分かった、全て望みのままにしよう」そして東海(トウカイ)王には闊達に生きるよう諭し、翟媪の面倒を頼んだ。嫁いだ五公主にはしっかり生きて欲しいと願い、美しい歳月を大切にして欲しいという。「子晟…」不疑は宣皇后に負い目があった。しかし宣神諳は子晟も苦汁をなめて生きて来たと理解を示す。「私が逝った後は過去のことは水に流すといいわ…あなたも自分を許してあげて… 少商、ここへ…」少商は寝台へ近づくと、宣皇后の手を握りしめた。「少商、あなたを巻き添えにし、5年も無駄にさせたわ…」「巻き添えなんて…少商が望んだのです、5年でも10年でも…」「バカな子ね…私のために多くを犠牲にしてしまった だから将来の日々は自分のために生きなさい…私のように無意味な余生を送らないで欲しい 母としてはあなたたち2人の縁がそのまま続いて欲しい… ただ情理を知る目上の者としては婚姻が強引に求められないことも分かる だから万事、心に従えとしか忠告はできない…今を大切にして悔いなきように…」すると宣神諳は苦しくなったのか大きく息を吸い込んだ。「陛下…来世では太平な盛世に生まれ、放浪の苦を免れますように… 来世では両親が健康で長生きして憂患の苦を免れますように…ハァ… あなた…あなたに嫁げて幸せでした… でもどうか来世では…あなたと会うこともないように…」宣神諳は夫婦の情を得られぬまま不遇の人生を終えた。悲しみに包まれる長秋宮、その頃、心の支えを失った少商は呆然と宮中を歩いていた。やがて憔悴した少商は激しい雨の中で倒れてしまう。不疑は意識を失った少商を曲陵(キョクリョウ)侯府へ送り届けた。突然のことに困惑する程始(チォンシー)と蕭元漪(シャオユエンイー)、聞けば宣皇后が逝去したという。「…私は送って来ただけ、すぐ失礼します」「霍不疑、待たんか!」程始は娘を簡単に捨てた霍将軍への怒りが爆発、5年前に娘は死にかけたと明かした。今でも裏庭の離れには作りかけの棺が残っているという。不疑は思わずその場にひざまずき、少商を傷つけたことを謝罪した。「ゆえに2度と邪魔はしません…」しかしどんなに謝られても失った5年間は戻ってこない。蕭元漪は長秋宮にこもっていた嫋嫋を思うと胸が痛んだ。「私が重病を患った時も、阿兄が妻を娶る時も、堂姉が嫁ぐ時にさえあの子は帰らなかった 嫋嫋の選択はあなたのためよ、霍不疑!」不疑は床に頭を打ちつけるように叩頭した。「私の過ちです、少商の一途な情を裏切り、程家の信頼を裏切った 少商と程家には負い目があります、その償いは一生かけても終わらない 北西で戦死できればと思っていたが死ぬ勇気もなく、彼女の恨みも消せず… 私には死ぬ資格さえない」しかし蕭元漪も決して霍将軍に自責の念を植え付けたいわけではないという。そもそも自分たちにも娘が幼い頃に構ってやれなかった苦い経験があった。「今後は嫋嫋の望み通りにさせるわ あなたと娘は互いに情があっても天に翻弄されてしまった 今後も縁が続くかどうかはいずれ答えが出る」つづく( ;∀;)宣皇后…泣けたわ〜
2023.12.22
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偷偷藏不住 Hidden Love第6話段嘉許(ドワンジアシュー)は桑稚(サンジー)の架空の彼氏の嘘を信じ、卒業までは恋愛するなと叱った。「うん…でも誘惑に負けそう」桑稚は身近な人の恋愛を見れば影響を受けると訴え、それとなく段嘉許を牽制する。「ったく、人の恋愛まで禁止するのか?いいだろう、もう何も言わない でももし君がネット恋愛の彼氏と会うために宜荷(イーホー)に来たと分かったら… 恐らく君が成人を迎えることはない」意外にも厳しい反応を見せる段嘉許。桑稚は自分の作戦が予想以上に成功したと確信し、楽観した。桑稚が苦手な物理を克服し、段嘉許は補修の必要がなくなったと判断して家庭教師を終えることにした。段嘉許と会えなくなると思うと桑稚は表情が曇ったが、その代わりテストで良い点を取れば褒美をくれるという。すると帰り際、母が段嘉許も明日の年越しを一緒にどうかと誘ってくれた。桑稚は目を輝かせたが、段嘉許は寮で過ごすと断ってしまう。「準備を手伝います」桑稚はふと思い立って慌てて自分の部屋に上がった。しかし段嘉許のこと、自分からのお年玉など受け取らないだろう。そこで桑稚は短冊にメッセージを書いていつものように星形に折りたたみ、飴と一緒にぽち袋へ入れた。階下ではちょうど段嘉許が窓の飾りつけ中。そこで桑稚は椅子に置いてある段嘉許のコートのポケットにそっとポチ袋を忍ばせた。年越しの夜。桑稚は父から没収されていたスマホを返してもらった。喜んだ桑稚はネット恋愛の彼なら削除したと安心させ、家族四人の楽しい食事が始まる。その時、桑稚のスマホから着信音が鳴った。両親も兄も一瞬、顔をこわばらせたが、桑稚は段嘉許だと教える。…祝桑稚天天開心, 早日找到夢想, 春節快楽…段嘉許は寮で独り、ネットゲームで年を越そうとしていた。すると桑稚から返信が届く。…謝謝哥哥, 春節快楽…段嘉許は手を止めたついでに食べかけの食事に手を伸ばした。その時、着信音が鳴る。電話は父が療養している病院からだった。肺に水が溜まったため処置が必要になり、至急、手続きして欲しいという。「分かりました」〓第六篇 ~距離~ 別の街にあなたがいる〓桑稚の試験が終わって間もなく、段嘉許から荷物が届いた。テストの総合20位と物理95点の褒美だという。「直接、渡せばいいのに…」「聞いていないのか?あいつは実家に戻ったんだ、何だか大変らしい」兄から事情を聞いた桑稚は段嘉許が黙って行ってしまったことに不安が募った。「卒業式には戻る?」「決まってるだろう」…あれは中学生の頃段嘉許に会いたい桑稚は口実をつけて兄に帰って来て欲しいと催促していたするとスマホ越しに偶然、段嘉許の声が聞こえて来る<どこに行くんだ?<これから実家に帰る<俺も行くよ桑稚は段嘉許に会えると喜んで楽しみに待ったしかし現れたのは桑延だけ、段嘉許は急にバイトへ行ってしまったという『哥、大学生って忙しいんだね、何がそんなに忙しいの?』『大学生には恋愛があるからな~』『恋愛?』…段嘉許から届いたご褒美は兄にそっくりな犬のぬいぐるみだった。喜んだ桑稚はすぐ段嘉許に連絡、実はぬいぐるみを見て桑稚の作文帳に書いてあった絵を思い出したという。「そうだ、住所を教えて欲しいの、お礼を送りたいから」桑稚は社会人になる段嘉許のためにネクタイを買っていた。しかし段嘉許は気持ちだけで十分だという。「嘉許哥、卒業式には戻る?」「卒業式に来るかい?その時に会えるの楽しみにしてる」「うん、バイバイ!」桑稚はネクタイを卒業祝いにしようと決め、大事そうにしまった。桑稚の可愛い声を聞いて心が和んだ段嘉許。しかしある女性の来訪でそんな気分は一瞬で吹き飛んでしまう。「(コンコン!)どなた?」「久しぶり、元気だった?」段嘉許がドアを開けると姜穎(ジャンイン)が立っていた。「あの人、具合が悪いんでしょう?今月分は急がなくて大丈夫」姜穎は封筒を差し出したが、段嘉許は断った。「そうだ、卒業の日程は決まった?私も行っていい?」「…必要ない」「いいの、あなたは戻ったし、いつでも会えるから」南蕪(ナンウー)大学の卒業式。桑稚は父と一緒に兄の晴れ姿を見に行った。そこで久しぶりに段嘉許と再会したが、恥ずかしくてなかなか声をかけられない。すると段嘉許がよそよそしい桑稚を呼び止めた。「久しぶり、妹妹」「これあげる、卒業おめでとう」桑稚は最初に花束を渡したが、その時、ちょうど卒業式開始を知らせる放送が流れ、ネクタイを渡しそびれてしまう。「哥哥、先に行って」「一緒に桑延を探そう」段嘉許は道すがら教授とゼミの仲間に出くわし、一緒に写真を撮った。共に苦労した仲間たちは卒業後、それぞれ故郷に帰ってバラバラになってしまう。「いつか会えるといいな」「ああ、じゃあまた」その様子を見ていた桑稚は不安になった。「哥哥、卒業したらみんなと会えなくなるの?私は?」「当然、君は違う、彼らはこっそりお年玉をくれたり、花束をくれたりしない、ふっ 心配するな、時間を見つけて会いに来る」「うん!」すると段嘉許は友だちに声をかけ、桑稚と2人だけの写真を撮ってもらった。卒業式の夜は同期たちがお別れ会に集まった。すると段嘉許のスマホに姜穎からメッセージが届く。…あなたが宜荷に戻って嬉しい…着信履歴にはずらっと姜穎の名前が連なっていた。桑延は珍しく飲みすぎて泥酔、段嘉許は家まで贈り届けてソファに寝かせた。すると物音に気づいて桑栄(サンロン)と黎萍(リーピン)が寝室から降りてくる。その様子を物珍しそうに桑稚が見ていた。黎萍は深夜に段嘉許を帰すわけに行かず、桑延の部屋に泊まらせると決めて桑稚に案内を頼む。「嘉許哥も酔い覚ましがいる?」「いいや、飲んでいないから大丈夫だ」「そうだ、タオル持ってくるね」世話を焼いてくれる桑稚の姿を見ながら、段嘉許は宜荷に戻った時のことを思い出した。急に故郷へ帰ることになり、鬱々とした気分で空港の出発ロビーにいた段嘉許。するとコートのポケットに手を突っ込んだ時、覚えのないポチ袋が出てくる。ポチ袋の中には星形に折り畳まれたメモと飴が入っていた。…嘉許哥、新年おめでとう…小さな妹からの思いがけないお年玉。段嘉許は思わず笑顔になったが、ふいに涙が込み上げた。つづく∑(⊙∀⊙)何か怖い人来たっ
2024.12.14
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※ATTENTION:ドラマにはグロテスクな内容が含まれています朝雪录 Coroner‘s Diary第26話刑部へ向かう馬車の中、秦莞(シンワン)は李牧雲(リボクウン)に正体を見抜かれたのではないかと怯えた。燕遅(エンチー)は李牧雲が沈莞(シンワン)と面識がない以上、証拠がないと安心させ、むしろ感情的にならなかった秦莞に感心する。「私なら一太刀で奴を殺していた」実は冷静沈着な燕遅も近頃は自分を抑えきれない時があるという。「父王のせいね?」「私の話を一切、聞き入れぬ」刑部に異動が叶い晋(シン)王事件を調べたが、全ての資料は封印されていた。どうやらこの案件は想像以上に闇が深いらしい。秦莞も李牧雲の偉容ある姿を目の当たりにし、一抹の不安がよぎった。「李牧雲にやましいところがないなら、私の父親は罪人なのかも…」「莞児、考え過ぎだ、真相は必ず明らかになる、焦らず調べよう」一方、孤独に苛まれる燕離(エンリ)も生活が荒んでいた。皇帝の養子となり国姓を賜ったものの皇族と見なされず、唯一の家族である母も隠居、寂しさのあまり家に寄りつかず、酒に溺れる日々。すると突然、妓楼に岳凝(ガクギョウ)が乗り込んで来た。妓女たちは永寧(エイネイ)郡主に驚き退散、すると燕離は岳凝が涙ぐんでいることに気づく。「凝児?どうした?!誰にいじめられた?!」「私をいじめたのはあなたよ!死んじゃったと思ったわ!」岳凝は思わず燕離に抱きついて号泣した。聞けば一昨日、鳳栖(ホウセイ)楼に出入りする客が殺され、燕遅が捜査していると聞いて義荘へ駆けつけたところ、検視中の遺体の特徴が燕離に似ていたという。「探してもあなたはどこにもいなくて…怖かったのよ?!どんどん心配になって…」燕遅は感激して岳凝を強く抱きしめた。「私の生死をここまで案じてくれるのはお前だけだ…私から離れないでくれ」「安心して…私は一生あなたの親友でいる」「何があろうと私たちは生涯の友だ」( ๑≧ꇴ≦)え?そっち?w燕遅は観音(カンノン)事件の下手人である占卜師・張洞玄(チョウドウゲン)を審問室に引っ立てた。相変わらず小賢しい張洞玄、しかし実は目が見えると秦莞に見抜かれてしまう。すると白目を剥いていた張洞玄は観念して目を戻した。「一度も見破られたことがなかったのに…」「光に反応したからよ」秦莞は自分が移動したせいで明かり窓から陽が差し込んだ時、張洞玄が一瞬、眩しそうな顔をしたのを見逃さなかった。「蔵瞳(ゾウトウ)術は視力に影響を及ぼすからやめた方がいいわ」その頃、皇太子・燕徹(エンテツ)は永慈(エイジ)郡主との縁談を夢見てすっかり浮かれていた。すると突然、皇帝が東宮にやって来る。「都の治安を守るのが太子の役目であろう?!それでも太子か?!」皇帝は皇太子が皮剥ぎ事件の資料にも目を通さず、呑気に箏を奏で、詩を詠んでいることに激怒、皇太子は禁足を命じられてしまう。一報が素(ソ)貴妃から成(セイ)王・燕麒(エンキ)へ届いた。思えば連続事件の解決は秦莞の手柄、皇太子に京兆(ケイチョウ)府の公務など果たせるはずがない。しかしここで下手に動けば父皇に野心を疑われると考え、静観することにした。「九娘を侮っていた」ちょうど居合わせた忠国(チュウコク)公の嫡子・馮璋(フウショウ)は才があっても所詮は女子、名節を失えば再起不能になると献策する。「妙策だ、だが父皇の怒りを買わぬよう時機を見極めねば…秦莞か、興味深い」皇后は皇太子が禁足になったと知って東宮へ駆けつけた。自暴自棄になった燕徹は自分から身を引きたいと言い出したが、廃太子の末路は目に見えている。しかしそもそも風流を好む皇太子は公務が嫌い、子供のように駄々をこねた。すると皇后は激怒、どうしても退くのなら自分を殺せと迫る。「母后!殺せるものか!」「殺せないのなら皇帝となるその日まで、その座にしがみつきなさい!」皇后は息子を抱きしめ、上巳節には婚姻を賜るため禁足が解かれるとなだめた。張洞玄は自分が無実だと証明するため、胸の大きな傷跡を見せた。秦莞が診たところ、確かに傷口の皮肉が収縮して血流が滞り、左の胸筋はかなり衰えている。「左腕の神経にまで傷が達している、皮を剥ぐような作業は無理だわ」しかし燕遅はわざと疑って煽った。「だが誰かに指示することもできる」激怒した張洞玄は自分が下手人ではないと気づいて観音鎮まで事実を確かめに行ってくれた沈毅(シンキ)の資料を見ろと声を荒らげた。秦莞はその捜査記録がなぜか押収されて閲覧できないと伝え、あらためて捜査に協力して欲しいと頼む。すると張洞玄は6年前の経緯を話し始めた。実は観音鎮で惨殺された3人は全て張洞玄の客、これが決め手となり捕まったという。…災難の始まりは道観の近くに露店を出していた時のこと張洞玄は知り合いの兄弟が参拝客と揉めて弟が半身不随の重傷を負ったと知り、見舞いに出かけたすると兄に家財を奪われ、家畜のような扱いを受けている弟の姿を目の当たりにする見かねた張洞玄は兄を諌めたが、乱暴に追い払われたその数日後、張洞玄の家の前に皮を剥がされた兄の無惨な遺体が置かれていたという驚いた張洞玄は慌てて田舎に逃げ出し、身を隠した…張洞玄は″天道社(テンドウシャ)″の関与を匂わせた。天道社とは天に代わって正義の道を行う結社で、勧善懲悪を旨としているという。天道社に身を投ずる者は生涯の忠誠を誓い、血盟を結ばされ、足抜けする時は罰として胸の肉を削ぎ、償わねばならなかった。秦莞と燕遅は張洞玄の胸の傷跡がその時に負ったものだと気づく。「これで縁が切れたと思っていた、だがあの遺体を見てすぐ分かったよ 私のせいで肉親を陥れた罪で刑に処されたんだと 我が家の前に遺体を置いたのは結社の存在を口外するなという警告さ」張洞玄の実家は裕福だったが、地元の有力者に目をつけられ、父は殴り殺された。追い込まれた母は自ら首を吊り、官府に訴えてもすでに買収されていたという。「万策尽きて逃げる準備をしていた時、ある男に誘われた ″復讐したいなら一緒に来い″と… 勧められるまま結社の一員となった、当初は互助会みたいなものだと思っていた だが奴らは暗殺者を育て、独自に刑罰を定めた殺人集団だった」目隠しされて到着した結社の集会場所はどこか分からず、社主はもちろん構成員が全て仮面をつけているため、紹介者の男以外の顔は見たことがなかった。張洞玄は訳も分からず血盟の儀式に臨んだが、いきなり人間の心臓を見せられ卒倒したという。目が覚めてからは逃げ出すことばかり考えるようになり、見かねた紹介者の男が足抜けの方法を教えてくれた。しかし肉を注ぐ段階になって初めて紹介者の男も同じ苦しみを味わうことになると知ったという。張洞玄は当時を思い出したのか、その場で泣き崩れた。「今日はここまでにしましょう」秦莞は夜も更けたことから張洞玄を休ませ、刑部を後にした。白楓(ハクフウ)と茯苓(フーリン)が仲良く雲呑を食べていると、ようやく主たちが刑部から出て来た。仲睦まじい2人の様子に目をほそめる秦莞と燕遅。すると秦莞が自分も睿王府へ帰るという。燕遅は秦莞の大胆な提案に目を丸くしたが、秦莞は至って冷静だった。「だって宮中には戻れないし、侯府だと質問攻めに遭うわ」「そうだな」驚いた茯苓は郡主の名誉に関わると反対したが、秦莞は人命を優先すべきだという。「白楓、展(テン)捕頭に兄弟不和の家が怪しいと伝えて」( ˶´꒳`˵ )可愛い♪燕遅は秦莞に自分の衣を貸した。「やっぱりブカブカね」「いいや、何を着ても似合うよ」燕遅は秦莞の着替えを用意しておくと言ったが、秦莞にはすでに計画があった。「秦二叔の屋敷に移るわ 実家の隣だから父親の書類を探せるし、供養もできる」「分かった、人を遣って転居の準備をさせよう」そこへ突然、岳凝と燕離が飛び込んできた。燕離と岳凝は燕遅たちが死者の身元を調べていると知り、鳳栖楼を探っていた。すると白楓が展捕頭に不仲な兄弟を当たれと伝えるのを聞いて思い浮かんだ人物がいるという。「威遠(イエン)伯府の四公子・呉謙(ゴケン)さ」翌日、燕遅と秦莞は被害者の似顔絵を持って威遠伯府を訪ねた。似顔絵を見た三公子・呉瑜(ゴユ)は弟だと確認、呉謙が母の持参金に手を出したことがきっかけで不仲になったという。しかし母に出資させて印章の商いを始めたはずが、染墨(センボク)画館が弟の借金の取り立てに来ていた。染墨画館は被害者の顔を書いた寧不易(ネイフエキ)の店だった。寧不易の話では確かに呉謙から書画の保管を任されたが、掛け売りなどしていないという。すると秦莞が辞めた使用人がいないか聞いた。「おります」寧不易がすぐ似顔絵を書いて見せたところ、呉瑜が取り立てに来た男だと確認した。「こいつだ!」男は店の彫刻師だった王信(オウシン)だった。貴人の印章を偽造したり質が悪く、ひと月前に解雇したという。実は呉謙は王信が取り立てに行った夜に殺されていた。下手人の目星がついた燕遅と秦莞は食事に出かけることにした。すると燕遅は母が好きだった思い出の山荘へ秦莞を連れて行ってくれる。山荘には大きな蓮の池があり、地下の温泉のおかげで一年中、花が咲いていた。燕遅は池に棲む魚を捕まえ、火をおこして焼いた。「何でもできるのね」「8歳で朔西(サクセイ)軍に入ったが、父王には放っておかれた 戦場では大人も子供も関係ない、術なき者は死ぬ。「子供の頃は辛かった?」「8歳までは福寧(フクネイ)宮で育ったゆえ、両親がおらずとも皇祖母が面倒を見てくれた 辛いのは父のもとへ行った後だ… 母妃は私を産んだ時の出血が原因で亡くなった 父王が帰京した時には既に埋葬されていたらしい」「数ヶ月は遺体を安置して弔うべきなのに、なぜ急いで埋葬を?」「分からない、言われてみれば確かに妙だ… 父王は3月もの間、墓前で弔い、赤子の私を皇祖母に託して朔西へ戻った 父王は母妃が亡くなった悲しみで抜け殻となった だから父から怒りをぶつけられても私は耐えるしかない」「父王もいつか悟るわ、妻の死を悲しむより残された息子を愛するべきだと」「君さえいれば私は十分だ」燕遅は秦莞に口づけしようとした。その時、突然、秦莞が事件の手がかりに気づき、甘い雰囲気を壊してしまう。「はっ!皮剥ぎ…舌抜き…凍死…天道社の刑罰には何か意味があるのよ 観音鎮の検視記録にあった3人の死因には関連があるはず」「すぐ確認しよう!」「あ…せっかく素敵な場所に連れてきてもらったのに情緒に欠けていたわ」「私をそんな裁量な男だと?それこそが君の魅力だ そしてそんな君を受け止められるのは私しかいない」( ๑≧ꇴ≦)キィャァー!やってんなーw翌朝、物乞いが露店の野菜くずをあさっていた。すると足元に落ちている切り落とされた舌を発見する。血痕をたどっていくと、小舟に舌を切り落とされた男の死体があった。ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノつづく(  ̄꒳ ̄)やっぱりセブンだ~同じラストだったら金獅子賞ものだけど、さすがに無理だなw
2026.07.13
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※ATTENTION:ドラマにはグロテスクな内容が含まれています朝雪录 Coroner‘s Diary第32話睿(エイ)王府に無言の帰宅を果たした燕凛(エンリン)。燕遅(エンチ-)が独り父の棺に付き添っていると、秦莞(シンワン)と白楓(ハクフウ)が弔問にやって来た。実は睿王が西戎(セイジュウ)に討たれたことを理由に弔いの典儀を簡素にし、明日の卯の正刻に埋葬するよう皇帝が勅命を下したという。「陛下がそんなことを?」「莞児、頼みがある」埋葬まであと3時、燕遅は秦莞に急ぎ父王の検視を頼んだ。燕凛の体には無数の傷があり、致命傷は左胸の矢傷だった。髪にはもみ殻が付着、四肢の全てに策痕があることから、燕凛はもみ殻を浴びて視界を奪われ、手足を縛られたのだと分かる。しかし殺しが目的なら首に縄を掛ければ済んだはず、なぜ拘束する必要があったのか。秦莞が矢傷を改めて確認してみると、傷痕が普通の矢傷と異なっていた。燕遅の説明では西戎では重い矢じりに返しがついているため、大弓ではなく手弩(シュド)で撃つという。「すでに拘束しているのに矢を放ったの?」「心臓を射抜かれて死んだと思わせるためか?」燕凛を縛っていた縄を持ち帰り、四棱箭を残しておいたのは西戎の仕業と印象付けるためだろう。確かに西戎なら戦利品として首を持ち帰ったはずだ。「朔西(サクセイ)軍内部の者が怪しいわ」燕遅は棺に同行した父王の側近・范鑫(ハンキン)を呼んだ。そこで西戎が陣を組んで人を縛るのを見たことがあるか聞いてみる。「″陣を組んで人を縛る″…なぜそれを?」実は燕遅が帰京した後、燕凛の命で天枢(テンスウ)営が縄を使った″流星の陣″を編み出したという。天枢営とは朔西軍の中でも敵将を暗殺するための専門部隊、流星の陣は燕凛と天枢営しか知らない軍の機密だった。翌朝、皇帝はどうしても燕凛の顔が見たいという皇太后を必死になだめていた。「母后、お体が本復されたら必ず墓参りにお連れします」「弔いもさせず、陵墓を見て何になるの?!」すると皇太后はこれまでの鬱憤が爆発した。「凛児はあなたに忠義一徹だった、あなたの即位以来、20年以上も辺境を守ってきたわ 詔なしに一歩も朔西を離れようとしなかったのに、脅威と見なされた 凛児が死んだのにそれでも寛大になれないのね!」皇帝はひざまずき、辺境の安定のためにも派手な弔いはできず、円滑に兵権を回収する必要があったと釈明した。「あなたのために幾度となく身を引いて来た…その結果、息子の死に顔すら見られないと? ならば太后でなどいたくない!」「母后、あなたにとって大事なのは皇弟だけなのですか?朕も母后の子なのですよ?!」すると皇太后は何も言えなくなってしまう。鄭(テイ)府尹は晋(シン)王府で見つかった白骨死体が宋希聞(ソウキブン)だったと上奏、朝議の議題となった。忠勇(チュウユウ)侯・秦述(シンジュツ)はたかが侍衛の死で晋王の件を蒸し返す必要はないと進言したが、成(セイ)王・燕麒(エンキ)はすでに遺骸の噂が世間に広まっていることから、放置すべきでないという。すると李牧雲(リボクウン)も大理寺の威信と政局の安定のためにも調べるよう嘆願した。皇帝は燕遅が喪中のため成王に真相究明を下命し、李牧雲に補佐を任せる。一方、秦莞は福寧宮の院子で皇太后が目を覚ますのを待っていた。そこへ陵墓から戻った燕遅がやって来る。「もし私が刑部の職を罷免され、王位を継げなくても嫁いでくれるか?」「医館を開業して私があなたを養うわ」秦莞は夫婦で立ち向かうためにも喪が明けるのを待たず、すぐ燕遅に嫁ぎたいと望んだ。燕遅は皇太后に婚儀の許しを請うた。皇太后は服喪中の成婚では世間に非難され、婚儀も簡素になると心配したが、秦莞は燕遅と心が通じていれば気にしないという。「…天は息子を奪ったけれど、新たに孫娘を与えてくれた いいでしょう、欽天監に命じて日取りを決めさせるわ」一方、忠勇侯府には成王から秦湘(シンショウ)を側室に迎えたいと聘礼が届いていた。寝耳に水だった秦述と胡(コ)氏は呆然、嫡女は側室になれないと断ったが、秦湘はすでに成王と同衾したと告白する。「側室になることをお許しください」秦述は頭に血が上り、思わず秦湘を蹴り飛ばした。「出ていけ!一族の恥さらしめ!」すると実家から連れて来た晩荷(バンカ)まで侯府に残って六娘子の世話をしたいと申し出た。秦湘は侍女にまで裏切られ憤慨、捨て台詞を吐いて侯府を出て行ってしまう。「今日、受けた恥辱は忘れない、私が栄華を極めたら後悔するわよ!」そんなある日、睿王府に朔西軍を代表して軍師・斉寓(サイグウ)が訪ねて来た。兵権が兵部に移り、燕凛の副将も配置換え、睿王を慕う将兵たちは転属を拒否して拘束されてしまったという。皇太子と成王もこの機に乗じて大勢の間者を紛れ込ませていた。実は転属は燕遅が将兵たちのために考えた策だという。「皆が生きている限り、朔西軍の魂が消えることはない 父王の敵は私が必ず討つと伝えてくれ」斉寓は少帥の気遣いに感謝し、最後に睿王の遺品を渡して帰って行った。燕凜の遺品には母妃の姿絵があった。すると燕遅が8歳で朔西へ向かうことになった時、皇祖母が縫ってくれた抹額(マッコウ)が出てくる。「まさか父王が持っていたとはな…」実は燕凛は皇太后に大切に育てられた燕遅が腕比べで猛者の范鑫(ハンキン)を制した時、演習台の上に落とした抹額をこっそり拾っていた。日記には断腸の思いで赤子の燕遅を母后に預けたことや、息子の成長を心から喜ぶ父の思い、燕遅に罰を与えた時には胸が張り裂けそうだったと記している。秦莞は燕凛が本当は燕遅のことを深く愛し、誇りに思っていたのだと知った。『久しぶりに再会しながら息子に声を荒らげてしまった 息子の真心を傷つけたことは痛恨の極み まさか忠を尽くした皇兄に疑われていたとは… 恨む心はあれど私は皇子として生まれた身 朝廷が混乱を極め、忠臣らが悲惨な死を遂げる中、己だけ逃げることは許されぬ 国に負い目は一切ないが、母后と妻子には不義理を重ねた』燕遅は朔西軍と父王を思う自分の真心が伝わっていたことを知り、涙に暮れた。皇太子・燕徹(エンテツ)は母后が宋希聞を逃したと知っていた。そこで急ぎ皇父が燕麒に宋希聞の件を任せたと伝えたが、皇后・趙淑華(チョウシュクカ)は問題ないという。一方、燕麒は宋希聞を逃したのが皇后付きの内侍(ナイジ)・万喜(バンキ)だと突き止め、皇帝に報告した。「万喜への尋問を許可する」燕遅は斉寓を呼び、天枢営で軍功もなく将官になった者がいるか尋ねた。実は父王が天枢営の秘技で暗殺されたと分かったという。兄弟の中に裏切り者がいると知った斉寓は驚愕したが、蒋和英(ショウワエイ)が条件に該当すると答えた。「父王より身分の高い者が命じたのだろう、更なる出世を望めるような相手だ」しかし皇后の兄は北府(ホクフ)軍将軍、朔西軍の兵権は必要ない。燕遅は皇帝が成王の野心を利用して頼りない皇太子を追い詰めていることから、恐らく勢いがある成王の可能性が高いと言った。確かに蒋和英なら燕凛の戦闘能力や巡視の道筋も完全に把握できる。荊(ケイ)州で燕遅を襲ったのも蒋和英だろう。すると燕遅は成王の裏に皇帝がいることを警戒し、兵士たちに今は力を温存し、自分の指示を待つよう命じた。皇后は万喜の家族の面倒をみると約束して切り捨てた。口の固い万喜に手こずった成王は拷問にかけたが、鄭府尹と李牧雲に諌められ諦めるしかない。一方、秦莞は皇太后から宋希聞の情報を聞き出すことにした。鳳儀宮の万喜が御懲司(ゴチョウシ)から宋希聞を逃したとして成王に尋問されているが、黙秘しているという。皇太后は確かに万喜は忠義者だと話し、禁軍に息子同然の男がいると教えた。「確か王翰(オウカン)という名だったわ」つづく(  ̄꒳ ̄)秦湘、どうするつもりだろう?
2026.07.21
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第74話「剣と琴」後宮の差配を任された炩妃(レイヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)は皆に付け届けを渡して人脈作りに余念がなかった。そのおかげで第15皇子の満1ヶ月の祝いには取り巻きが駆けつけ、ご機嫌とりに精を出す。今や嬿婉の権勢は容嬪(ヨウヒン)以上だが、皇帝が今も変わらず第12皇子を気にかけていると知って面白くなかった。その頃、永璂(エイキ)は養心殿で蘭亭序(ランテイジョ)を暗唱していた。しかし途中で言葉に詰まり、父から第5皇子・永琪(エイキ)は同じ8歳の時に3回読んだだけで暗唱できたと比較されてしまう。さらに永琪ならその年に矢を的に9連続で当てていたと言われ、永璂は5回が精一杯だと萎縮した。すると父は見栄を張らず正直に答えたと褒めてくれる。「嘘をついてもあとで恥をかくだけですから…ショボーン」「そなたの心がけは見上げたものだ(ヨシヨシ)嘘をつかぬことは最大の美徳である」(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン時にペットの死が人の死より悲しいのはペットが嘘をつかないからだ…って名言があったわ(꒦ິ⌑꒦ີ)ダー…え?どうでもいい情報?w御前侍衛・凌雲徹(リョウウンテツ)は第12皇子を無事に翊坤(ヨクコン)宮へ送り届け、下がった。永璂は母に父と食事を済ませたと報告し、夕餉に出た乳菓子を土産に持って来たという。「母上の好物でしょう?」如懿は喜び、早速、食べた。すると永璂は父から5兄のことを聞かれたと教え、自分は5兄より劣るかと聞く。如懿は永璂には永璂の良さがあると話し、嫡子なので皇帝の期待が大きいだけだと安心させた。「品行方正でいれば一生、平穏無事に過ごせるはずよ だから永琪の方が優れていると父上が仰せでも気にしないこと、比べる意味はないの」永璂は父も母も5兄が好きなのだと分かった。確かに永琪も如懿が養育したので当然ではあったが、そう言えば永琪から贈り物は届いても訪問は途絶えている。如懿はこれも宮中を生き抜く術であり、むしろ永琪を巻き込まずに済むと理解を示していた。一方、胡蕓角(コウンカク)は炩妃と呼応し、貝勒(ベイレ)にいくら養母でも寵愛を失った皇后とは距離を置くべきだと進言した。慎ましい蕓角の思いがけない苦言に永琪は驚いたが、自分の難しい立場を理解するよう頼む。その時、急に足が痛み永琪は顔を歪めたが、大したことはないと言った。衛嬿婉は皇后に追い討ちをかけるため、孝賢(コウケン)皇后を利用しようと思いついた。そこで和敬(コリンワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)を訪ね、現皇后が孝賢皇后の足元にも及ばぬと知らしめるべきだと進言する。計画を聞いた璟瑟は飛びつき、目立たぬ者を選んで早速、動くよう指示した。長春(チョウシュン)宮は孝賢皇后が住んでいた当時のままになっていた。衛嬿婉は婉嬪・陳婉茵(チンエンイン)を呼び出し、ある大役を任せる。「もうすぐ孝賢皇后の命日ね、皇上は孝賢皇后の死をしのび、多数の詩をお詠みなの だけど詩集にまとめてお供えするに至っていない…あなたにお願いできないかしら?」「私が皇上の詩を?せっかくだけど無学な私には荷が重すぎる…ごめんなさい」陳婉茵は上位の妃を押しのけてでしゃばることはできず、帰ることにした。すると嬿婉は皇帝のためなのに断るのかと引き留める。「あなたは長らく寵愛を得ていない、一方的に想いを募らせているだけ 役目を果たせばきっと皇上の寵愛を得られるはずよ?」嬿婉は孝賢皇后を偲ぶ詩を写し、詩集を2冊つくるだけのことだと安心させた。これはあくまで皇帝の孝賢皇后に対する情愛と妃嬪の孝賢皇后への敬愛の証し、皇帝の心も慰められるという。「他の者に頼んでもいいのよ? 長らく仕えていながら報われぬあなたにとって皇上のお心を得る絶好の機会だと思っただけ」結局、陳婉茵は引き受け、寝る間も惜しんで皇帝の詩を編纂した。侍女・順心(ジュンシン)は完成したら一人娘の和敬公主に渡すよう進言し、陳婉茵も了承する。こうして陳婉茵が作った詩集は璟瑟の手で皇帝の元へ渡り、1冊は孝賢皇后の供物となった。詩集を見た弘暦は感激し、璟瑟の提案で後宮だけでなく皇族にまで配布すると決まる。そんな事とはつゆ知らず、皇帝のお渡りが叶った陳婉茵はすっかり舞い上がっていた。愉(ユ)妃・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が翊坤宮にやって来た。寝宮にこもりきりの如懿と言えば永璂によもぎの枕を作るため、傷んだ枝が混じっていないか1本1本、確かめている。「まさに母の慈愛ね」海蘭は感心しながら、実は後宮で新しい動きがあったと教えた。これまでずっと寵愛が薄かった陳婉茵だったが、この数日、夜伽を務めているという。陳婉茵の想いが報われたのは良かったが、ただこの寵愛にはある理由があった。そこで海蘭は例の詩集を渡し、これを編纂したのが陳婉茵だと教える。「だけど…婉嬪の筆跡じゃないわ?」「婉嬪が写した正本は長春宮と養心殿にあるの その詩集は皇上が永琪と和敬公主に命じて同じ物を複数作らせた 後宮の妃嬪だけでなく皇族にも配っているわ」これにより宮中では孝賢皇后を称える声が高まり、現皇后は遠く及ばないとささやかれていた。すると詩集を見ていた如懿はある一節に目を留める。「″新たな琴も古い剣には及ばぬ″…皇上がこう詠んでいる以上、仕方がないわね」しかし海蘭が気がかりなのは陳婉茵がこの詩集を和敬公主に届けたことだった。あの気位の高い和敬公主が側室と親しくするとは思えない。陳婉茵が純粋な気持ちで詩集をまとめたにしても、皇后の評判を落とすと分かっていながら和敬公主に届けるだろうか。「何者かに利用されたのかも?」「炩妃では?」侍女・容珮(ヨウハイ)は数日前、長春宮から炩妃と婉嬪が出て来たと思い出した。確かに衛嬿婉ならやりそうなことだ。衛嬿婉が和敬公主の息子を助けて以来、2人は親密、恐らく衛嬿婉が婉嬪と和敬公主の間を取り持つ役割をしたのだろう。容珮は愉妃の推察通りなら警戒すべきだと主人に訴えたが、海蘭は大切なのは皇帝の考えだと言った。「姐姐、炩妃と取り巻きたちは寵愛が薄れた隙を突いている 姐姐?皇上ときちんと仲直りしなくては…姐姐?」 永琪は疲れのせいか持病である足の腐骨疽(フコツソ)が悪化していた。そこで今度、侍医・江与彬(コウヨヒン)に診てもらうことにしたが、胡蕓角が反対する。「江侍医は皇后娘娘の腹心です、孝賢皇后を偲ぶ詩集が私にまで配られました そのせいで皇后娘娘の評判は良くありません」しかし永琪は義母が公然と面目を潰されたと憤慨し、放ってはおけないとかばった。そこで胡蕓角は皇后には嫡子がいると持ち出し、離間させようと企む。「貝勒は皇上の信頼も厚く、太子位に近いと言えます、皇后娘娘も焦っているはず」永琪は呆れて席を立ったが、胡蕓角は最後に自分の将来を一番に考えるべきだと釘を刺した。そんなある日、永璂を尚書房まで送った如懿は運悪く弘暦と鉢合わせになった。呼び止められた如懿は挨拶はしたが、目も合わさない。「永璂を送りに?」「( ತ _ತ)…」「師傅が変わったと聞いて様子を見に来たのだ」「(そりゃどーも)お気遣いに感謝します」 「息子を気にかけるのは当然だ、幼い頃の永琪と比べて永璂は見劣りするのでな」「( ತ _ತ)…至りませんで、臣妾(チェンチィェ)失礼いたします」憤慨した如懿は拝礼してさっさと帰ろうとしたが、弘暦が引き留めた。「誤解するな、久々に会ったのだ、ゆっくり話そう」「皇上を不愉快にさせるだけなのでいない方が良いでしょう?」「…容嬪の件は悪かった、子を産めぬと知り冷静さを欠いた ルーイーや、もう半年も経つのだ、なぜ養心殿に来ぬ? ←( ゚д゚)え?お前が来いや~w 意地を張るのはよせ、皇后なのだから冷静にならぬか! ←なぜか逆ギレw 孝賢皇后はもっと分別があった…」←NGワードktkr「″新たな琴も古い剣には及ばぬ″…私は孝賢皇后には到底、及びません」「ルーイーや、そなたと孝賢皇后を比べたのではない ←じゃ何だよ? 詩集については婉嬪がまとめてくれたから、供養のために皆に配ったのだ」←人のせい「(ハイハイハイ…)孝賢皇后は皇上の最初の正室でした、皇上の追慕もとぉ~然です 孝賢皇后は早世しても報われましたね~あの世でさぞお喜びでしょう~」「皇后、口を慎め」←お 前 が 「反省のため謹慎しま〜す」如懿は我慢ならず、さっさと歩き出した。頑な如懿の態度に腹を立てた弘暦は思わず謹慎するなら子供は邪魔だろうと、永璂を愉妃に預けると言ってしまう。如懿は驚いて立ち止まり振り返ると、弘暦が暴言を吐いた。「そなたは母親失格だ!愉妃は永琪の母だけに永璂を優秀に育てるはずだ!」すると如懿は怒りに震えながらきびすを返し、足早にその場を去った。帰りの道すがら容珮は本当に第12皇子を愉妃のもとへ送るのか聞いた。如懿は仕方がないとあきらめ、海蘭が養育するなら安心だという。「…孝賢皇后という剣が皇上と娘娘の仲を裂きました」「私は剣など気にしないけど、皇上がその剣で私を傷つけている…」すると突然、陳婉茵が一行を止め、その場にひざまずいた。「皇后娘娘…申し訳ありません、私はただ皇上のために尽くしたかっただけでした 私の存在を皇上に知って欲しかったのです、こんな結果になるとは思いませんでした」「あなたの純粋な心を利用されたとしたら残念に思う」「炩妃は私を哀れに思い、声をかけたのでしょう… 私は皇上に気づいて欲しかった、そして私を見て欲しかったのです…本当に申し訳ありません」「分かってるわ、あなたは優しい心の持ち主だもの…望みが叶うと信じてるわ、立ちなさい」陳婉茵は寛大な皇后の言葉に感謝し、いつか必ず償うと誓って見送った。豫(ヨ)妃・博爾済吉特(ボルジギト)氏が禁足の罰を受けて2年が経っていた。今年も8月に秋の狩猟が行われるが、今回は蒙古の王公も参加する。当然、姻戚であるホルチン部も来ることから、豫妃が不在では体面が悪かった。こうして豫妃はようやく寝宮から出られる日を迎える。「炩妃が頼んだからこそ、皇上は禁足を解いたのですよ、しかも木蘭への同行もお許しに…」侍女・春嬋(シュンセン)が恩着せがましく教えると、衛嬿婉も今回の狩猟では豫妃の寝所を皇帝の近くにすると喜ばせた。豫妃は炩妃に心から感謝したが、自分を陥れた皇后への恨みを募らせる。「相手には嫡子がいるのよ?あなたの後ろ盾は遠く離れた父親だけでしょう?」「そうだけど、娘の窮状を知ったら父は黙っていないわ」嬿婉はそれとなく豫妃をけしかけたが…。秋の狩猟が皇室の狩り場・木蘭囲場で始まった。弘暦はあからさまに皇后を冷遇し、自分が仕留めた熊の肝は皇太后に、毛皮を炩妃に下賜する。つづく( ๑≧ꇴ≦)ここに来てまさかの豫妃〜ぶははは〜またあの謎の踊りが見られるのか?それともただの捨て駒か?(  ̄꒳ ̄)まあ〜婉嬪は悪くないかな?仕方ないもんねそれに弘暦はどうしようもないけど、今回は如懿もやり過ぎだな後宮で生き抜くには如懿が折れないとね~←ちょっと冷静になってるwww
2020.02.17
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第11話「手負いの雲紋」総領を殺した孟瑶(モンヤオ)は不浄世(フジョウセ)を去った。事情を知らない聶懐桑(ニエホワイサン)はわけが分からず兄を問い詰めたが、聶明玦(ニエミンジュエ)は何も答えてくれない。魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)は他門の問題に口を挟まず、雲深不知処(ウンシンフチショ)にひとりで戻った藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)を心配した。しかし江澄(ジャンチョン)は蓮花塢(レンカウ)にも訓学の件で誰かが来ているはずだと気づく。「そうだな…早く蓮花塢へ戻ろう」すると聶明玦も雲夢(ウンム)へ戻るべきだと勧めた。「温(ウェン)氏はすでに牙をむいた…曦臣(シーチェン)のことは無事を祈るしかあるまい」ここは水辺に広がる風光明媚な雲夢…。蓮花塢へ戻った魏無羨と江澄は早速、試剣(シケン)堂にひざまずき、宗主の仕置きを覚悟した。すると江楓眠(ジャンフォンミエン)が現れる。2人は叱られると思ったが、なぜか江楓眠は何か危険な目に遭わなかったかと聞いた。そこへ江厭離(ジャンイエンリー)が駆けつけ、弟たちと再会を喜び合う。結局、江楓眠は話を切り上げ、食事にしようと言った。魏無羨たちは蓮の池が見える露台で食卓を囲んだ。その時、虞紫鳶(ユーズーユエン)がやって来る。虞紫鳶は宗主の三娘子(ニャンズー)で江厭離と江澄の母だが、息子を差し置いて1番弟子となった魏無羨には高圧的だった。何より魏無羨を可愛がる夫への不満を隠そうともしない。虞紫鳶が席に着くと、それまで和やかだった食卓は急に緊張に包まれた。江楓眠は雲夢にも岐山(キザン)温氏の特使が来たと伝えた。7日以内に血縁の子弟を岐山へ送り、教えを受けさせろとお達しがあったという。虞紫鳶はのん気に話す夫に苛立ち、文には″命に背いて氏族を継ぐ直系子弟を寄越さねば反逆し、百家に害を及ぼした罪で粛清する″と書かれていたと教えた。「明らかに人質を取るようなものよ!」江澄は激高する母をなだめるため、自分が行けばいいことだと告げる。すると虞紫鳶は魏無羨に行かせる気はないのかと夫に迫った。慌てた魏無羨は思わず手を挙げ、自分も行くと答える。しかし虞紫鳶は行くも行かぬも自由とは良い身分だと呆れ、他人の息子に甘い夫に憤慨した。「母上…」「何よ?!ったくバカな子ね!一生、隣の男に負けてもいいの?修練も夜狩(ヨカリ)もそう! 命まで先に落とす気?…ふん、仕方ないわ、結局は母親の差なのよ だからと言って何度、言っても関わりを断とうとせず、自らかばうとは…情けない息子ね!」虞紫鳶はガミガミまくし立て、結局、食事もせず席を立った。その頃、ひとり姑蘇へ向かった藍湛は、道中でいきなり温晁(ウェンチャオ)と温逐流(ウェンジューリゥ)たちに阻まれた。(`∀´)<まず~ひざまずけ、陰鉄(インテツ)をよこせば命は助けよう~( ತ _ತ)<…(;`∀´)<その偉そうな態度に一番、腹が立つ、お前なんぞ岐山の足元にいるアリに過ぎん!( ತ _ತ)<…(#`谷´)ノ<ムキーッ!やっちまいな!そこで藍湛は咄嗟に魏無羨の破魔呪(ハマシュウ)を放ち、こけ脅しの隙に姿を消した。憤慨した温晁だったが、どちらにしても姑蘇にはすでに兄が到着しているはずだ。「変わり果てた雲深不知処を奴に見せてやろう」温若寒(ウェンルオハン)の長男・温旭(ウェンシュー)は子弟たちを率いて雲深不知処を襲撃した。温氏たちは門派を粛清せよと叫び、あっという間に全ての出口を封鎖、山に火を放ってしまう。そしてついに山の結界が破られ、火は内弟子の居所にまで迫っていた。そこで沢蕪君(タクブクン)こと藍渙(ランポワン)@曦臣は叔父・藍啓仁(ランチーレン)に蔵書閣の古書を持って逃げるよう頼む。しかし藍啓仁は自分が残ると決め、家主さえ健在なら姑蘇藍氏は滅びないと望みを託した。その夜、魏無羨と江澄は江楓眠を訪ね、温氏が傲慢な態度に出たのは自分たちが原因かもしれないと話した。「この件は話せば長くなる、藍氏の座学までさかのぼらないと… ランジャンにはずっと信号を発し続けたが、何の応答もない そして温氏は露骨に本性を現し始め、盗めないなら腕ずくで奪おうとしてる まさか雲深不知処に何か…」魏無羨は陰鉄の名を出さずに説明したが、江楓眠は座学を訪ねた時点ですでにこの件を聞いていた。すると江楓眠は2人が清河にいた時に届いたという藍宗主からの文を見せる。文には藍氏が陰鉄の件で温氏に目をつけられ、温旭が姑蘇に向かったと書いてあった。おそらく用件は訓学だけではないだろう。「目下、温氏の勢力は強大だ だが藍宗主いわく陰鉄の精錬は困難を極める、少しの不注意で陰鉄に操られると…」江楓眠はそのため温若寒も簡単には各門派に攻め入ることはないと言った。ただ藍氏は陰鉄との関わりが深いため、もはや伏せておくことはできないだろう。「阿澄、阿羨、一刻を争う、3日後に出立せよ」藍啓仁は弟子たちを連れ、寒潭(カンタン)洞へ逃げ込むことにした。しかし散り散りとなった門弟たちが集まるのを待っているうち、温旭に見つかってしまう。藍啓仁は子弟たちを守るため温旭に向かっていったが、すでに温氏の火毒にあたった身体では対抗できなかった。温旭は藍啓仁を突き飛ばし、止めを刺すべく飛びかかる。その時、藍湛が現れ、弦殺(ゲンサツ)術で温旭を弾き返した。温旭は激怒し、ちょうど駆けつけた子弟たちに殺せと号令をかけた。そこで藍湛は地面に向かって弦殺術を放ち、激しい砂埃を巻き上げる。「今のうちに!」藍湛は叔父や子弟たちを連れて寒潭洞へ入った。しかし逃げ遅れた弟子たちが人質になってしまう。すると温旭はどうすれば中に入れるのか教えるよう迫った。蘇渉(スーショウ)@憫善(ミンシャン)は怯えながら外門弟子なので分からないとごまかす。「ランワンジー!聞け!陰鉄を差し出さぬことには雲深不知処の弟子たちを皆殺しにするぞ!」すると見せしめに次々と子弟たちが殺されていった。「もう一度聞く、どう入るのだ?」仲間が殺されていくのを見た蘇渉は恐ろしさに耐えきれず、抹額(マッコウ)だと教えてしまう。「内門弟子の持つ抹額には雲紋の印があり、内門の弟子だけが入れます…」「やっと口を割ったな、もっと話してもらうぞ?藍曦臣は?」「宗主は…古書を持って逃げました」「よく白状したな、褒美をやろう」温旭は剣を振り上げたが、突然、青い光に弾かれた。藍湛は叔父や子弟たちを守るため、陰鉄を持って外に出た。そのおかげで裏切り者の蘇渉だけが運良く助かってしまう。「弟子を解放し、雲深不知処から退け…私が岐山へ行く」「よかろう」温旭は藍湛を連行することにしたが、ふと立ち止まった。「そうだ、手練れなんだろう?よし、一方の脚を折れ」藍湛はいきなり後ろから足を殴打され、こらえきれず片膝をついた。するとその衝撃で陰鉄が袋から落下してしまう。岐山温氏の不夜天(フヤテン)に陰鉄の欠片が3つ揃った。すると仙督・温若寒は温情(ウェンチン)を呼び、傀儡を操って裏切り者の子弟を殺させる様子を見せる。温情はその残酷さに驚愕し、身体が震えた。「温情、私が作り出した傀儡をどう思う?怖いか? 聞いたぞ、魏無羨と藍忘機を逃したとか…」驚いた温情は慌ててひざまずき、自分の落ち度だと認めた。「次があれば犠牲になるのは温寧(ウェンニン)だぞ!」「次はありません!温叔父上は恩人、命じられたことには従います」「分かればいいのだ、陰鉄を精錬するゆえ、鍼を施してくれ」魏無羨と江澄が雲夢を出発することになった。埠頭まで見送りに出た江厭離は2人が心配で薬材や食べ物を持たせてやる。すると江楓眠は自分からはすでに佩(ハ)いた剣と心に訓戒を持たせてあると言った。(^ꇴ^)<″成せぬを試みてこそ成せる″!@うーさん( ー̀ωー́ )<騒ぎを起こせってことじゃないぞ?@えすみん「よいか?″時に成さぬことで成せるのだ″」江楓眠は改めて念を押すと、魏無羨と江澄は船で雲夢をあとにした。岐山にはすでに蘭陵(ランリョウ)金(ジン)氏と清河聶氏が来ていた。しかし姑蘇藍氏の者が1人もいない。魏無羨はまさか何か起こったのかと不安に駆られた。すると温晁が現れ、早く連れてこいと叫ぶ。そこへ藍湛がやって来た。「ランジャン!…ランジャン?…らんじゃん!」魏無羨は隣に並んだ藍湛に何度も小声で呼びかけたが、藍湛は黙ったまま目も合わせてくれない。一体、藍湛に何があったのか…。つづく( ๑≧ꇴ≦)たんたーーん!
2020.04.17
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大明风华 Ming Dynasty第37話「灯台下暗し」漢(カン)王・朱高煦(シュコウク)は謀反に失敗、死を覚悟していた。しかし宣徳(セントク)帝・朱瞻基(シュセンキ)はそんな叔父に帰京して宗廟で懺悔するよう命じる。「爺爺(イエイエ)すら私を勝利に導けなかった、しかし爹(ディエ)は違いました ディエは耐え続け、二叔は暴挙を続けた…藩王たちは二叔が横暴ゆえ敬遠を… そこでディエは私を南京へ送り、江南7省を押さえた さらに楊士奇(ヨウシキ)を二叔のところへ送り、同時に二叔の将軍へ文を記した …たった8ヶ月で二叔の基盤を崩したのです、こたびの私の勝利もディエのおかげだ」朱瞻基は自分も長い時間をかけて先帝の行いを思い出し、ようやく父が仁義ある明君だと分かったという。すると朱高煦は確かに自分も朱瞻基も先帝には敵わないと認め、趙(チョウ)王・朱高燧(シュコウスイ)の安否を尋ねた。実は朱高燧ならとうに投降しており、都に戻ってから会わせてもらえるという。朱高煦は思わず高笑いし、朱高燧と再会したら謀反について相談すると挑発した。「草原で殺せばよかった…心底、後悔している、お前は私と同じ過ちを犯すな ただ生きるだけの暮らしを私にさせる気なら、いっそ殺せ」「爺爺とディエに殺すなと言われているのです…自害すると言うなら家系図から抹消します」朱瞻基はしかと生きろと釘を刺し、これは勅命だと言って笑った。一方、皇后・胡善祥(コゼンショウ)は階段から落下し、お腹の子を失った。その翌朝、侍医が診察にやって来る。胡善祥は付き添っていた姉の皇妃・孫若微(ソンジャクビ)に追い返すよう頼むと、安歌(アンカ)がどうなったのか聞いた。「死んだわ…昨夜、私の目の前で飛び降りて命を絶った、密かに土に埋めさせたわ 両親の死後、宮中に入ったそうよ、ある復讐のために…」「私は安歌の従姉を殺した…その罪を子の命で償ったのね…」胡善祥は安歌と出会った時、なぜか気の毒に思えて警戒心を少し緩めてしまったという。人生で初めて″いい人″になった結果、こんなことになるとは…。胡善祥は自業自得だと嘆き、後悔していると涙した。すると若微が侍医の到着が遅れていたら胡善祥の命はなかったと教える。「何があってもあなたを助けよと、命懸けで止血させたのよ?」姉の言葉を聞いた胡善祥は、子ではなく自分を助けた若微に八つ当たりした。「あの子を消したかったのでしょう?太子となる子だものね?…勝手に殺さないでよっ!」若微は妹の暴言に憤って寝台を離れたが、取り乱す妹の元へすぐ戻った。「ハァ〜お腹の中の子は階段から落ちた時、すでに命を失っていたわ…」「姐姐(ジェジェ)…これから私はどうすればいいの…」若微は絶望する妹を抱きしめながら、ただその悲しみに寄り添うことしかできなかった。于謙(ウケン)は皇帝の聖旨を携え、朱高煦を連れて漢王府にやって来た。すると朱高煦は憮然としながら屋敷に入り、勅命も聞かずに行こうとする。「王爺(ワンイエ)!」漢王妃は慌てて漢王を引き留めたが、朱高煦は立ち止まったまま戻ろうともしない。仕方なく漢王妃は屋敷の者たちと平伏、害が及ばないよう皇帝の言葉を聞いた。「″…朕は史書を好んで読む、かつて皇族は漢の時代、八王の乱を起こし、唐では玄武門の変を、 宋では千載不決の議を起こし、身内での争いを続けた 同じ轍を踏まぬよう朕は日々、徳の修練を、だがこたび漢王は反乱を起こした これは漢王が遠征に忙しく史書を学べずにいたゆえだ よって朕が遣わす大臣と書を読み、古(イニシエ)の過ちを鑑(カガミ)とし、そこから学びを得よ ちんつー″」実は漢王に遣わされた大臣とは于謙のことだった。 胡善祥は昨夜の一件を隠し通そうと決めた。そこで安歌の骸を処理した若微の女官・葉秋(ヨウシュウ)を故郷へ帰すよう頼み、侍医には誰にも口外しないよう誓いを立てさせるという。命懸けでここまで上り詰めた胡善祥、皇帝がこの件を知れば自分は一巻の終わりだ。「策を考えるわ…」「策なんてないわ、神が子を戻してくれるとでも?…くだらないことを」呆れた若微は外で待たせている侍医を呼びに行くと言ったが、胡善祥が腕をつかんで引き止めた。「祁鈺(キギョク)は生きてる!先帝が名前を付けてくださったのよ? 姐姐も誓ってちょうだい、誰にも言わないと…」「…誓うわ」しかし胡善祥は若微の腕を強く握ったまま、なかなか離そうとしなかった。朱高煦が寝殿に入ると朱高燧が待っていた。朱高燧は自分も永遠に禁足になったと話し、二兄が自ら罪を認めるよう説得せよと皇帝から命じられたという。朱高煦が霊堂での言葉は偽りだと藩王に説明すれば、北京から出して隠居させてくれるというのだ。朱高燧は譲歩するよう勧めたが、朱高煦は激怒した。「なぜ自害せぬ!」「瞻基が言うのです、自害すれば家系図から名を消すと…」「なぜ瞻基が抹消を?!私は正真正銘、朱家の者だ!」「ハァ~二哥?もう瞻基には対抗できぬのですよ?よくお考えを…」しかし朱高煦はまだ挽回できると訴え、手を組もうと持ちかけた。皇太后・張妍(チョウケン)はうっかり寝過ごし、慌てて朱瞻基が待つ庭園にやって来た。「昼寝をしていたけど誰も起こさないから…祝賀大典に遅れるわ」「祝賀大典は中止です」朱瞻基は身内の闘争に勝って祝賀するのは不体裁だと言った。誰もが2人の叔父は処刑されると思っているが、殺せば黄泉の国で祖父と父に釈明できないという。そこで朱瞻基は2人の叔父の爵位は奪わず生涯禁足と決め、自分が罪の半分をかぶって謀反に加担した者が罪に問われず、史書にも残らぬようにすると説明した。「これで今回の件は煙に負けます」「うむ…ただ心配なのよ、木の意に反して風が吹くことがね… 爺爺の葬儀の時、2人が発した言葉がなぜか今になって街で噂になり、たちが悪くなっている」しかしこの噂話の一件を母に吹き込んだのが舅舅(オジ)の張克倹(チョウコクケン)だと知り、朱瞻基は頭を抱えた。すると張妍は弟が先帝の葬儀で慌ただしい間、眠らずに付き添ってくれたと話し、弟を朝暘(チョウヨウ)門の税官にして欲しいという。これには朱瞻基も失笑し、舅舅には別の役職を与えると言った。朝暘門と言えば国の大事な関所、到底、舅舅に任せられるはずがない。張妍は弟に伝えると笑ったが、内心では怒っていると朱瞻基は分かっていた。朱瞻基が若微の寝殿にやって来た。若微は皇帝が皇太后の慈寧宮を訪ねたと聞いており、てっきり母子水入らずで食事をすると思っていたという。「早々に追い返された」すると朱瞻基は皇后も呼んで食事をしようと言った。若微は咄嗟に皇后が風邪を引いて静養が必要だと嘘をつき、日を改めて見舞いに行くよう勧める。「″時には馬鹿なふりも必要だ″…爺爺はよくこう言っていた 今はその言葉の意味がよく理解できる〜ふっ」朱瞻基は若微の嫉妬と勘違いしたのか、黙って食卓についた。そこで母が張克倹を朝暘門の税関にしたいらしいと教える。「狐を鶏小屋に入れるも同然だ」若微は失笑したが、皇太后にとってはただ1人の弟であり、この数ヶ月、心が晴れずに不安な日々を過ごしていた皇太后に付き添うのは良いことだとなだめた。確かに道理は分かるが戦は終わったばかり、朱瞻基は事が複雑なため徐々に整理したいという。その頃、胡善祥は侍医を買収し、診療録を偽造させていた。「″皇后は皇帝が戦に行かれ、心労がたたり子が流れた″と記しています」胡善祥は皇帝が調査すればこれでは隠し通せないと指摘、別の策を考えろと迫った。しかし侍医は後宮での秘め事のため、一介の侍医では限界があると困惑する。そこで胡善祥はこの件をうまく処理したら一生、贅沢させてやると懐柔した。「他の策を考えて、そうでなければ私もあなたも罪に問われるわ…」夜が更けると、若微は人目につかないよう胡善祥の寝宮に入った。「皇上があなたに会いたいと…風邪を引いたことにしたわ、皇上にどう説明するか考えた?」「策があるから、あと数日、隠し通して」胡善祥は若微を引き寄せると、耳元で他の男と子をもうけると囁いた。度胆を抜かれた若微は誰の策かと動揺したが、胡善祥は他に方法がないと訴える。「かつて人を殺めた報復として階段から落とされたと伝えろと?! 姐姐、こうするしか策がないの!」翌朝、漢王府に于謙がやって来た。しかし于謙が拝礼しても朱高煦は寝台で寝転んだまま無視している。于謙は仕方なく漢王の足を寝台から強引に下ろし、朝廷に反抗するのかとその態度をとがめた。「こちらへ、私の後に続いて読んでください ″学びて時に之(コレ)を習う、亦(マタ)悦(ヨロコ)しからずや…″」「・・・・・」「″朋(トモ)遠方より来るあり、亦、楽しからずや、人知らずして怒らず、また君子ならずや…″」すると朱高煦は急に高笑いし、再び寝台に横になってしまう。「皇上は何と言っていた?かつて私が勉学を教えたのだ、君子の書を読めば謀反は起こさぬと? ふふふふ~くだらぬ」朱高煦は于謙が持っている書は出世のための道具だと蔑み、それを古訓のように仰ぐのかと呆れて出て行ってしまう。一方、早々と投降した朱高燧は謀反の首謀者としての罪を免れ、早速、宣徳帝に目通りを願い出た。すると朱瞻基は謁見を認め、用があるなら率直に言えという。「三叔からお願いがございます…皇上の代わりに情報を集めさせてください」そこで朱高燧は自分なら鼻が利くので危険な香りを嗅ぎ分けることができると訴えた。「宮中には灯台下暗しであることが多々あります 先々帝は出征前、遺詔を記していましたが、先帝はお渡しに?」「遺詔?…不可能、誰から聞いた?」「ぁ~私と二叔がどうやって北京城を出たと? 皇帝の寝殿にあった兵部の印章が紛失していましたよね? 誰の仕業だと?宮中は常に兵が巡回し、宮殿は夜、施錠を… ですが金さえ渡せばある通路から出入りすることができるのです、私はその通路を知っています ヌルガン都司の靖難(セイナン)の遺児を赦免されましたが、先々帝と共に靖難に加わった老将は 不服に思い、密かに集会を開いて三営に反乱を説いています、それはご存知でしょう?」「知らぬ…だが三叔の考えは分かる 三叔、真面目に勉学に励み、悪事は考えるな、朕は民の暮らしを乱すことは許さぬ 三叔の挑発には決して乗らぬぞ?」朱瞻基はそこで叔父を下げたが…。その夜、宣徳帝が急に趙王府に現れた。昼間の話をよく考えたが真偽が分からず、話を聞きたいという。そこで朱高燧は遺児の赦免に不服な者は帝位簒奪(サンダツ)に加わった老臣で、首謀は慶成(ケイセイ)郡主だと教えた。郡主は建文(ケンブン)の叔母で、建文に代わり和議を伝えに行ったが寝返ったという。おそらく郡主は赦免された遺児たちが戻り、罪を追及されることを恐れ、赦免反対を扇動しているのだろう。後もう1人は袁容(エンヨウ)だった。袁容と言えば先々帝の娘婿、つまり趙王の妹の夫で、朱瞻基も面識がある。袁容は広平(コウヘイ)侯に封じられてから、なぜか遺児の赦免に反対していた。さらに富陽(フヨウ)侯に封じられた李譲(リジョウ)という者もいる。「朕を欺けば末路は分かるな?」「物を買う際は品を見極めます…(ニヤリ」早速、錦衣衛は密談中の3人を取り押さえ、宣徳帝に証拠を届けた。朱瞻基は他に仲間がいないか尋問するよう命じたが、拷問を禁じ、冷遇しないよう指示する。「署名だけさせ、それ以上は追及無用だ」朱高燧の情報は事実だった。すると朱高燧は実は先々帝からの任務だったと暴露する。靖難の遺児の監視を解いてから3人が動き出すと、近しい親戚ゆえ先々帝は大々的にせず、朱高燧に監視させていた。「まさか皇上の暗殺を企んでいたとは…意外でした」そこで朱瞻基は宮中の状況を教えて欲しいと頼む。つづく( ๑≧ꇴ≦)三叔父!転んでもただは起きない
2020.09.20
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燕云台 The Legend of Xiao Chuo第16話「新帝誕生」太平(タイヘイ)王・耶律罨撒葛(ヤリツエンサーグァ)は黒山(コクザン)の異変を察知、急いで駆けつけるも耶律璟(ヤリツケイ)はすでに崩御していた。激怒した罨撒葛は南院枢密使・高勲(コウクン)たちと激突したが、その時、行宮から新帝を祝う臣下たちの声が聞こえて来る。「陛下、万歳!万歳!万々歳!」耶律賢(ヤリツケン)は穆宗(ボクソウ)の暗殺計画に成功、いち早く到着して即位を宣言していた。納得がいかない罨撒葛は耶律賢を殺して帝位を奪い返すべく、行宮に攻め込む。その時、露台に女里(ジョリ)が姿を現し、先帝の遺詔に従って皇子賢を擁立したと告知、新帝の勅命を伝えた。「逆賊・罨撒葛を捕らえよ!生死は問わぬ!捕らえれば褒美を弾む!」粘木袞(デンボクコン)は黒山の十数万の兵に太刀打ちできるはずがないと焦り、太平王に撤退するよう訴えた。女里と高勲は罨撒葛の捕縛に失敗したと報告した。しかし耶律賢は追及せず、蕭思温(ショウシオン)と韓徳譲(カントクジョウ)を先に上京(ジョウケイ)へ帰すことにする。国阿輦(コクアレン)斡魯朶(オルド)と奪里本(ダツリホン)斡魯朶の兵は大部分が上京に残っていた。罨撒葛は必ず上京に戻る。「屋質(オクシツ)大王と協力して罨撒葛を捕らえよ」その頃、耶律休哥(ヤリツキュウカ)は耶律屋質に黒山で政変があったようだと報告していた。屋質は国を平和にできる者が王座に就くべきと考え、皇子賢の擁立に理解を示す。そこで犠牲者を増やさぬよう国阿輦斡魯朶と奪里本斡魯朶の頭領を連れてくるよう命じた。「私の説得に応じなければ拘束せよ、その後、お前は軍営へ行け 新帝即位の名目で兵権を引き継ぐのだ」もし即位したのが罨撒葛なら、その時は自分たちの首を差し出すまでだ。耶律賢は太平王府の令牌を持って黒山へ向かっていた。高六(コウリク)から報告を聞いた胡輦(コレン)は燕燕(エンエン)の仕業だと気づき、動揺を隠せない。耶律賢が罨撒葛より早く発ったのなら、黒山に腹心がいるはずだ。「まさか…もし父上だとしたら罨撒葛はどうなるの?…ってか私は?!( ̄▽ ̄;)」権勢を極めた皇弟・罨撒葛は一夜にして逆賊へと転落した。そこで巻き返しを図るため、上京郊外に駐留する国阿輦斡魯朶の軍営に駆けつける。しかしすでに屋質大王の命で耶律休哥が軍営を掌握していた。父の国阿輦と兄の奪里本が寝返るとは信じがたい罨撒葛、まだ自分に従う勇士がいると豪語する。「…よし、戦いたければ受けて立とう、国阿輦の兵の半分は私が握った もし国阿輦が四分五裂となれば、お前は太宗皇帝に顔向けできるのか?!」罨撒葛は休哥の言葉で戦意を喪失、ついに負けを認めて去って行った。耶律休哥は城門で蕭思温と韓徳譲を出迎えた。実は屋質大王の命で反乱を抑え、すでに2つの斡魯朶の頭領に上京で新帝を迎えるよう指示を出したという。さすがは遼の柱石である屋質大王、蕭思温はほっと胸を撫で下ろし、韓徳譲に罨撒葛の捜索を任せた。蕭思温は新帝・景宗(ケイソウ)の即位を宣言し、戒厳令を出した。上京の脱出に失敗した耶律喜隠(ヤリツキイン)は罨撒葛が即位するものと思い込み、もはや万事休すと落胆している。すると撒懶(サツラン)が駆けつけ、実は見張りの兵が撤収し、即位したのは耶律賢だと報告した。「太平王はお尋ね者になりました、奴は失脚したのです!」喜隠は予想外の展開に大笑いした。「どうせ明扆(メイイ)は身体が弱い、罨撒葛がいなくなれば岳父は私を助けるだろう …私を皇太叔にしてくれれば、遼はいずれ我が子のものになる!」同じ頃、耶律只没(ヤリツシボツ)の元にも急報が届いた。穆宗が崩御し、黒山で二兄が即位したという。にわかに信じられない只没、しかしそれ以上に驚いたのは王妃・安只(アンシ)と監視役の侍女・塔布(トウホ)だった。罨撒葛は配下を連れて沙陀(サダ)へ逃げると決め、胡輦を迎えに戻った。しかし胡輦は蕭家に行ったと知る。実はその時、胡輦は都へ戻った父に詰め寄っていた。「なぜこんな仕打ちを?!私は父上の娘、罨撒葛は私の夫です!家族でしょう? なのに明扆を助けて罨撒葛を見捨てるなんて…帝位は本来、罨撒葛のものです!」「太祖の崩御以来、三支は絶えず帝位を争って来た 多くの者は帝位を求めるだけで、即位後、遼のために何をすべきか考えておらぬ しかし明扆は他の者とは違う」罨撒葛は蕭家に乗り込み、胡輦を探して蕭思温の書斎へ向かった。すると胡輦の声が聞こえ、そのまま回廊で立ち聞きする。「罨撒葛は暗君の手から大勢を救ってきた なのになぜ明扆が罨撒葛に勝るのです?まだ何もしていないのに…」「胡輦?お前は夫と己、どちらのために怒っているのだ?」蕭思温は暗に胡輦が后位を逃して苛立っていると指摘した。当然、胡輦は否定したが、内心ではいずれ皇后になれると思っていたのだろう。「罨撒葛は確かに多くのことをしてきた、しかし残念ながら遼の未来についての考えがない たとえ即位しても先帝と同じ道をたどる」「でも父上、私は罨撒葛の妻ですよ?あの人を捨てるのは私を捨てるも同然…」「胡輦…私は…」蕭思温が言葉に詰まると、そこへ罨撒葛が現れた。蕭思温は新帝に服従するのが最善の選択だと説得した。しかし罨撒葛は胡輦の腕をつかみ、一緒に遼を出るという。「蕭思温、代償を払うことになるぞ…何もかも必ず奪い返してみせる」その頃、燕燕も耶律賢が即位したと聞いて喜んでいた。すると胡輦が来ていると知り、令牌を盗んだことがばれたのだと気づく。そこで助けを求めて父の書斎へ向かったが、なぜか呆然と座り込む蕭思温の姿があった。燕燕は父から胡輦が罨撒葛と一緒に出て行ったと聞いた。その頃、罨撒葛一行は南門を守っていた蕭達凛(ショウタツリン)と対峙、ついに剣を抜いて血路を開くと決める。すると颯爽と韓徳譲が駆けつけ、抵抗している罨撒葛に矢を放った。肩を射抜かれた罨撒葛は落馬、驚いた胡輦は慌てて駆け寄ると、そこへ徳譲がやって来る。「罨撒葛、陛下はお前の命を取らぬ、御前で謝罪を…」しかし罨撒葛は決して屈しないと拒否した。韓徳譲は剣を抜いたが、その時、胡輦が咄嗟に短刀を自分の首にあて、罨撒葛を逃さねば死ぬと脅す。「胡輦、やめろ!こやつを殺して逃げればいいんだ!」「私は行かない、早く逃げて!私は家族と離れない 以前、烏骨里を救ってもらった、これで貸し借りはなしよ、私たち夫婦の縁もこれまで」燕燕が南門に到着すると、胡輦が自害しようとしていた。驚いた燕燕は自分たちを残して死ぬのかと止めたが、胡輦は罨撒葛を逃したいだけだという。韓徳譲は罨撒葛を逃せば遼はいずれ争乱が起こると諭した。しかし燕燕は姉を思い、罨撒葛が遼を去れば脅威にはならないと訴える。仕方なく徳譲は折れて開門を命じた。罨撒葛は胡輦を残して逃げると決めたが、これで諦めるつもりはない。「私は行く、だが忘れるな、胡輦、どこへ行こうと必ず会いに戻る、命が尽きるまで君は私の妻だ」景宗・耶律賢は上京へ戻り、改めて即位を宣言した。重臣たちは次々と罨撒葛を逃した罪を認めて罰を請うが、景宗は政局さえ安定すれば脅威にならないという。それより見事に情勢を安定させた側近たちに報いたいと、蕭思温は北院枢密使を兼任、尚書令として魏(ギ)王に、高勲は政事令、女里は近衛軍頭領兼契丹行宮都部署、耶律休哥は惕隠(テキイン)、韓匡嗣(カンキョウシ)を上京留守にそれぞれ昇格させた。韓匡嗣は蕭思温が絶大な権勢を手に入れたにも関わらず、先帝の時より慎重だと指摘した。しかし蕭思温は失笑し、他人には絶大な権力と見えても、自分が重んじているのは家と国だという。「今は国のために家のことを顧みられぬが…」「どういう意味だ?家は順調だろう?」すると蕭思温はため息をつき、含みを持たせて行ってしまう。蕭思温の祝宴の日、烏骨里と燕燕は蕭家に戻った胡輦に付き添っていた。しかし二人の妹にとって罨撒葛は悪人、夫婦だった胡輦の複雑な気持ちは理解できないだろう。胡輦は妹たちに客の対応をするよう命じ、とにかく一人になりたいと言って追い出した。烏骨里は父を書斎に訪ね、それとなく喜隠の禁足を解いて欲しいと頼んだ。すると蕭思温はまだ複雑な情勢のため、しかるべき時にとりなしてやると言ってくれる。烏骨里は父も喜隠を案じてくれていると知って喜び、もし喜隠が皇太叔になればお腹の子が遼の未来を担えると口を滑らせた。前庭では蕭達凛が祝宴に訪れた客人や贈り物の対応に追われていた。そこへ蕭海只(ショウカイシ)と蕭海里(ショウカイリ)がやって来る。二人は蕭思温の甥である自分たちが変わると伝え、逹凛は客人だと牽制した。しかし達凛は重要な祝宴のため落ち度があってはならないと断り、一触即発の様相となる。「腹の中はお見通しだぞ?叔父上は養子を取って後継にする、お前のような遠縁が出しゃばるな」「…その言い方は少々、浅ましいのでは?」「何だと?!懲らしめてやる!」その様子を偶然、回廊を歩いていた燕燕が見かけた。「そこまでよ!父上が話をする前から養子の座を狙うなんて…とっとと帰って!」燕燕は達凛をかばった。つづく( ๑≧ꇴ≦)ジョー!馬と弓矢というテッパンにモフモフと白い歯でたたみ掛けてキター!それにしても振り返りは必要ないのよ太平王夫婦( ̄▽ ̄;)そして今回も喜隠と烏骨里はお花畑夫婦でしたw
2021.08.01
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寂寞空庭春欲晚 Chronicle Of Love第19話「翠雋の愛」その夜、なかなか寝付けない康熙(コウキ)帝は小徳子(ショウトクシ)を呼んだ。すると夜番を交代した琳琅(リンロウ)が現れ、世話を始める。どこかぎこちない琳琅と康熙帝、その時、小徳子が慌てた様子で現れた。「皇上!大変です!慎刑司(シンケイシ)から納蘭(ナラン)大人が女官と私通していると報告が!」驚いた康熙帝は外衣も羽織らず飛び出して行った。康熙帝たちは侍衛所の容若(ヨウジャク)の部屋に乗り込んだ。すると寝台に酔い潰れた容若とあられもない姿の翠雋(スイシュン)が横たわっている。2人はすぐ引っ立てられると、その隙に長慶(チョウケイ)は薬を入れた酒を回収しておいた。康熙帝は自ら容若を審問した。「琳琅が嫁入りを拒んだのはこれが原因か?」「皇上…私がそんな男だと?」容若は誰かに薬を盛られたと訴えたが、相手の女官がなぜ部屋に来たのかは分からないという。一方、恵(ケイ)妃も納蘭逸(ナランイツ)から一報を聞いた。しかし相手の女官が琳琅ではないと知り、誰かにはめられたと気づく。その頃、端(タン)嬪はしくじった長慶に激高していた。「この役立たず!どこに目をつけているの?!」長慶はまだ策があると訴えたが、追い返されてしまう。容若と翠雋は収監された。侍衛と女官の私通は死罪、琳琅は皇帝に冤罪を訴えたが、かえって機嫌を損ねてしまう。仕方なく下がった琳琅は、ちょうど皇帝に嘆願に来た恵妃と出くわした。すると恵妃はいきなり琳琅を引っ叩き、結婚を断られて酒で憂さを晴らすようになった容若をさらに追い詰めたと激怒する。「容若に何かあったら、絶対に許しません!」しかし恵妃が弟の濡れ衣を晴らして欲しいと懇願しても、康熙帝は首を縦に振らなかった。長慶はしくじった長禄(チョウロク)を思い切り叩いた。「お前のせいで台無しだ!」「琳琅の部屋から出て来たのでてっきり本人だとばかり…ゥッ」長慶は長禄を慎刑司に突き出すことにしたが、必死にすがる長禄を見捨てることができなかった。「顔は見られたか?」「いいえ、用心していましたから…」容若が薬を盛られたと訴えたことから、翠雋に嫌疑がかかった。翠雋は潔白を訴え、太監から″納蘭大人が呼んでいる″と伝言を聞いたと訴える。しかし肝心の太監の顔が暗くてよく見えず、誰なのか分からなかった。すると翠雋の居所で容若の書が見つかり、証人として辛者庫の姑姑が現れる。「辛者庫では有名な話です、この娘はずっと納蘭大人に片想いしていました」琳琅は獄吏に賄賂を渡し、翠雋と面会した。拷問で傷だらけの翠雋は誰も自分の話を信じてくれないと涙し、納蘭大人とは何もなかったと訴える。実は容若は翠雋を琳琅だと思い込んで寝台に押し倒したが、翠雋に引っ叩かれ、我に返っていた。そこで容若は咄嗟に翠雋に枕を渡し、これで自分を殴れと頼む。翠雋は思い切って頭を叩くと、そこで容若は気を失って倒れた。『だーれん!大丈夫ですか?!』ちょうどその時、皇帝や琳琅たちが部屋に入って来たという。琳琅は公平な皇帝のこと、必ず2人の潔白を証明してくれると安心させた。恵妃は弟を助ける方法を考えあぐねていた。すると納蘭逸の調べで相手の女官が容若を慕っていたと知る。そこで恵妃は牢に翠雋を訪ね、容若を助けられるのは翠雋だけだと説得した。「お前が薬を入れたと証言し、誘惑したことにすれば容若は助かる 弟のために罪を着てくれたら、納蘭一族はその恩を決して忘れません」一方、端妃は長慶を呼び出し、自首するよう迫っていた。皇帝が詳細を調査し、このままでは恵妃も黙っていないだろう。しかし長慶は自分に失うものなどないと開き直り、むしろ困るのは端妃の方だと脅した。長慶が自分を道連れにするつもりだと焦る端妃、そこへ侍女・暁児(ギョウジ)が現れる。実は翠雋が罪を認めたというのだ。端妃は恵妃が女官に言わせたと分かったが好都合、これで長慶も命拾いした。容若は釈放された。康熙帝は奸計による被害だったとして情状酌量し、飲酒ゆえの過失として棒叩き30回および三等侍衛に降格処分とする。驚いた琳琅は翠雋の無実を訴え再調査を嘆願したが、康熙帝は認めなかった。その頃、芸初(ウンショ)は長慶に翠雋が死罪になってしまうと泣きついていた。すると芸初ははたと気づき、翠雋を陥れた者に絶対、復讐するという。「翠雋姐姐を陥れた奴を見つけて殺してやるわ!」芸初は目の前にその敵がいるとも知らず、包丁を握った。琳琅は嘆願を続けた。すると康熙帝が琳琅と翠雋の友情に免じて最期の面会を認めてくれる。琳琅は急いで牢へ駆けつけると、翠雋はちょうど割れた茶碗の欠片で手首を切ろうとしていた。「翠雋!だめよ!絶対に助けるから!…思い詰めてはだめ、私に時間をちょうだい」琳琅は翠雋を救いたい一心で康熙帝に我が身を差し出すことにした。しかし康熙帝は急に服を脱ぎ始めた琳琅に激怒、書物を投げつける。「衛琳琅!何の真似だ!そこまで朕が嫌いか!朕を侮辱しおって!」「お願いです、私が命を差し出します、翠雋をお助けください」「…服を整えろ、出ていけ」万策尽きた琳琅は乾清(ケンセイ)宮の前で嘆願を続けることにした。やがて外は激しい雷雨となる。容若は心配して様子を見に来たが、琳琅は頑として動こうとしなかった。一方、画珠(ガジュ)と芸初は差し入れを持って翠雋と面会していた。「琳琅はなぜ来ないの?」「ずっと乾清宮の前でひざまずいているの」「…ばかね、身体が弱いのに…連れて来て、最期にひと目、会いたい」号泣する3人、実はその時、びしょ濡れになった琳琅がついに倒れていた。琳琅を見守っていた容若は慌てて駆け寄り、このままでは死んでしまうと説得する。「私に構わないで!」すると容若は嫌がる琳琅を抱き上げ、回廊まで運んだ。「君の大切な友なら私が助けよう」容若は皇帝に謁見した。翠雋は確かに薬を使って自分を罠にはめたが、実は自分も翠雋に惹かれているという。「私めに翠雋を賜りたくお願い申し上げます」つづく(O_O)琳琅、何かと引っ叩かれて辛いわ…
2021.09.19
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第4話「アメとムチ」秦施(チンシー)はライバルから顧客を奪い返すため、陽華(ヤンホワ)と夫婦を装い、玉蘭(ユーラン)グループのチャリティーパーティーに潜入した。しかしそこで思いがけず元恋人で新世界の弁護士・陶俊輝(タオジュンフイ)と鉢合わせしてしまう。秦施は化粧室に逃げ込み、自分を落ち着かせてから会場へ戻ることにしたが、廊下で陶俊輝が待ちぶせしていた。陶俊輝は秦施の腕をつかみ、強引に男子トイレへ連れ込んだ。「西美(シーメイ)の招待状をどうやって手に入れた?」まさか手配したのが呉菲(ウーフェイ)だとは知らず、陶俊輝は下手な芝居をして実利のない仕事を手に入れようと奔走する元恋人の姿を嘆く。「今頃は法曹界のトップを走っているはずなのに、なぜ落ちぶれたんだ?」その時、秦施を探していた陽華が偶然にも男子トイレをのぞいた。「大丈夫か?…さあ、行こう」こうして無事に会場へ戻った秦施。陽華は秦施が架空の夫を仕立てた本当の理由が元彼ではないかと勘繰ったが、秦施は深入りしないよう釘を刺して蘭暁亭(ランシャオティン)の説得に行ってしまう。一方、秦施の兄・秦文宇(チンウェンユー)はホテルでの不倫騒動が世間に広まり、クズの烙印を押されてへそを曲げていた。任梅梅(レンメイメイ)は秦施の助言に従って夫婦仲の改善に乗り出そうとしたが、夫は性懲りも無く例の女と連絡を取っている。「これでも潔癖だと言い張るつもり?!」頭に血が上った梅梅は思わず花瓶を投げつけ、誤って文宇の額を切った。流血した文宇は激高、マンションを飛び出してしまう。蘭会長はここまで乗り込んだ秦施の勇気を認めてくれた。ただ協会の事は姪に任せたので口を出せないという。何より男性のように強い女性を好まず、優雅でいるべきだと助言した。「過度の野心は危険よ?…努力が報われるとは限らない、身の丈を知ることね」秦施の捨て身の行動は失敗、すると落胆する秦施の席へ陶俊輝が現れた。「代理人にもなれないとはな…」棘のある言葉に秦施は顔をこわばらせたが、そこに陽華が料理を持ってやって来た。しかし牛ステーキを見た陶俊輝は秦施と陽華の関係を訝しむ。「陽くん…彼女の好みを知らないのか?」「人の好みは変わるのよ」秦施はステーキを一口食べて見せると、陽華と部屋に戻って行った。秦施は牛肉にアレルギーがあった。客室に戻った秦施は全身に発疹が現れ、早々にパジャマに着替えて休むことにする。すると陽華が同じ失敗を繰り返さぬよう今日の反省点をまとめた。「原因1、君は顧客を理解していなかった、2つ目は…メモしないのか?」「聞いてるわ、大丈夫」陽華は感情的になったのが致命的だったと指摘、プランBが必要だと提案したが、秦施はふと車に薬があったことを思い出した。「取って来てくれる?」秦施は陽華を追い出し、やっと静かに休めそうだった。しかしすぐに部屋の呼び鈴が鳴る。「何?忘れ物なの?…ったくもう」秦施が面倒くさそうにドアを開けると、客室係が立っていた。「お届け物です」一方、地下駐車場に到着した陽華は車で薬を見つけたが、使用期限切れだった。陶俊輝はラウンジで独り酒を飲んでいた。若い夫と現れた元恋人、陶俊輝はかつて秦施が一方的に自分の荷物を送り返して来た時のことを思い出す。…家のことは兄と相談して、さようなら、秦施…その時、封筒の中から婚約指輪が転がり落ちた。陶俊輝は何度も秦施に連絡したがなしのつぶて、結局、話し合いもできないまま海外へ出発してしまう。するとロビーへ向かう陽華がラウンジを横切る姿を見つけた。「陽華!」陶俊輝は陽華を引き止めた。結婚して2年という割には妻の牛肉アレルギーを知らなかったのだろうか。「好みは変わっても体質は変わらないだろう?まあ非婚主義者ですら結婚する世の中だ」「…彼女にフラれたの?未練がありそうだが、妻の口から君の名前すら出たことがない 確かに妻は素晴らしい人だが執着しないで欲しい、僕の妻なんだ それに妻は非婚主義者じゃない」「アレルギー薬を買いに行くのか?彼女の車のトランクに入っているはずだ 彼女は買わないから俺が買って2年に1度、交換していた」「残念ながら君の薬は捨てられてしまったようだ、どうせ期限切れだろう?」陽華はロビーで新しい薬を買って戻った。するとなぜか秦施はすでに同じ薬を飲んでぐっすり眠っている。陽華は秦施の無邪気な寝顔を見て思わず笑顔になったが、やがて轟音が響き始めた。その頃、家を飛び出した秦文宇は弟分に任せているクラブで店の女の子と遊んでいた。すると梅梅の携帯にクレジットカードの利用通知が届く。翌朝、秦施は荷物をまとめて早々にホテルを出た。地下駐車場の車の中では陽華が自分のアイマスクをつけて眠っている。「部屋は広いのに車で寝るなんて紳士ね~急用ができたから帰るわよ」陽華は秦施のいびきのせいで寝られなかったとは言えなかった。「そうだ、昨夜、ラウンジで陶俊輝と会った」驚いた秦施は思わず急ブレーキをかけ、怪しまれていないかと心配する。「フル(・_・ ))(( ・_・)フル…君の結婚を気にしているみたいだった、まだ君に未練があるんじゃ?」「彼の話を信じちゃだめよ」その頃、陶俊輝は従業員に成り済ました調査員と一緒に蘭会長の夫・龐定方(パンディンファン)の部屋を訪ねていた。しかしすでに部屋はもぬけの殻、電話をかけても電源を切っている。「何か勘付いて逃げたのかな?」秦施は社交場を嫌う陶俊輝がパーティーにいたことを訝しんだ。「誰か気になる人がいたんだわ…」すると熱心に玉蘭(ユーラン)グループのパンフレットを読んでいた陽華が″絡威(ルオウェイ)玉蘭″はどこか怪しいと指摘した。その時、梅梅から連絡が入り、話はそこで終わってしまう。📱<あいつを殺しに行くから後始末お願いね陽華は驚いて通報するよう言ったが、秦施は毎度のことだと取り合わず、急にスピードを上げた。秦施は陽華を旅館の前で降ろした。しかし秦施の乱暴な運転のせいで陽華は顔面蒼白、立っているのもやっとで話すことができない。「大丈夫?…じゃあ何かあったら連絡してね」すると秦施は陽華の荷物を乗せたまま帰ってしまう。秦文宇は店に梅梅が来たとも知らず、酔い潰れていた。すると梅梅はテーブルの空き瓶を見てあることに気づく。「21年前のスコッチ?…これはどの店でも欠品中よ?さすがは小胡(シャオフー)ね、注いで」梅梅は夫の弟分が偽酒で大儲けしていると気づき、食品局に検査してもらうと脅した。驚いた弟分は身内で解決しようと懇願、そこへちょうど秦施が到着する。「どうも〜話し合いなら私と…」秦施は兄が可愛がっている弟分に昔から騙されてばかりいると知っていた。「高1の時は偽の答案を、高2では偽スニーカー、高3で密輸品の携帯…で、とうとう偽の酒? 兄がオーナーであなたが実質的経営者よね?兄は罰金刑で済むけれど、あなたは懲役刑よ?」焦った弟分は思わずひざまずき、2度と兄貴を店には入れないと誓った。陽華は久しぶりに携帯の電源を入れた。すると父から怒涛のメッセージが入っていたが、最後に母の音声メッセージが聞こえてくる。…暇があったら帰って来て、話があるの…陽華はついに母が折れたと喜び、相棒の亀に実家へ帰れると伝えた。秦施と梅梅は散々、弟分を脅かして店を出た。しかし梅梅はまだまだ怒りが収まらない。夫は家業を継いだものの飲み歩いて遊んでいるだけ、自分が切り盛りしていなければとっくに潰れているだろう。すると秦施は夫を繋ぎ止めたいなら追い詰めるなと諭した。兄は35にもなってまるで子供、犬のドゥドゥと同じで飴と鞭を使えばいいという。「あなたも反省して、″2:8の法則″を知らないの?20%を捕まえておけば80%は無視よ」 「屁理屈ばっかり言って…でも正直、結婚しない方が賢明ね」つづく( ๑≧ꇴ≦)あははは~シューカイがサイコー過ぎるw
2023.11.07
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第12話「所長の思惑」洛威玉蘭(ルオウェイユーラン)による巨額の投資詐欺。実質経営者である龐定方(パンディンファン)はすでに資金を持って高跳びしていた。蘭暁亭(ランシャオティン)は姪・趙丹平(ジャオダンピン)の勧めで誠(チョン)&慧(フイ)法律事務所を頼ったが、未だ夫に裏切られたと信じられずにいる。所長・金誠(ジンチョン)は家庭部の秦施(チンシー)と李黛(リーダイ)も招集し、念のため最悪の想定だと断りを入れてから見解を示した。蘭会長が経営に関わっていないと証明されれば刑事裁判では無罪、しかし民事では連帯責務を問われることになる。その場合、夫婦で協議書を作っていなければ共有財産が全て返済に充てられてしまうだろう。「道連れになりたくないなら方法は1つです」すると金誠は李黛に答えを振った。「…離婚です」「あり得ない!」残酷な提案に蘭暁亭は取り乱したが、金誠は冷静な趙丹平に判断を委ねた。「良く考えて、答えが出たらご連絡ください」秦施と李黛は案件に関わらない振りをしながら、それぞれ内密に調査を始めた。実は李黛は早々に趙丹平にメッセージを送り、すでに龐定方の居場所を聞き出している。一方、秦施は唐伊慧(タンイーフイ)からは今回の案件に手を出さないよう釘を刺されていた。…今は保身に努めなさい、これは面倒な案件よ?失敗すれば不利になる…しかし呉菲(ウーフェイ)を呼び、西美(シーメイ)PRの知人から蘭会長の資産状況を探るよう頼んだ。陽華(ヤンホワ)は蔡亮(ツァイリャン)とジムで汗を流していた。陽母は鳴りを潜めていたが、実は蔡亮に毎日のように連絡して探りを入れているという。「それはお疲れ様、で部屋は見つかったか?」陽華は蔡亮に部屋探しを頼んでいたが、蔡亮はしばらく秦施に置いてもらえばいいという。家賃を払ったとしても一人暮らしよりは割安、何より陽華の条件に合う物件を見つけるのは難しかった。「それにしてもお前がママ以外の女性と同居できるとは思わなかったな~」「財神(ツァイシェン)も女だ」「そこまで言うならもう1人いる、元カノの姚(ヤオ)…」すると陽華は急に運動をやめて帰ってしまう。李黛は所長が会議で自分に話を振ったことから、これはチャンスだと勘違いした。しかし喬(チャオ)主任から思わぬ指摘を受ける。「秦施は老板娘の2500万を取り戻した、もはや老板娘の実の娘も同じだよ 娘を仕事から遠ざけようとするのはつまり利点がないどころか割を食う危険があるからさ」李黛は秦施が企業部行きを決めたのだと気づき、自分に見込みがないと分かって落胆した。秦施は早めに仕事を切り上げ、陽華と夕食の買い物にやって来た。しかし陽華は秦施が選ぶ食品に何かと難癖をつけては棚に戻してしまう。(* ゚ェ゚)<冷蔵庫にまだ肉がある…それに肉の食べ過ぎだ…あ、こっちは特売だよ( ー̀ωー́ )<…カートを別にして秦施はようやく自分が欲しい物をカゴに入れると、本当は蘭会長の案件を担当したいと吐露した。確かに厄介な案件だが、夫に騙されて全てを押し付けられた妻を見過ごせない。一方、呉菲も陶俊輝(タオジュンフイ)からそれとなく情報を聞き出そうとしていた。するとかえって陶俊輝に蘭会長が誠&慧へ来たことがばれてしまう。「君は嘘をつく時、同じ言葉を繰り返すからな」( ̄▽ ̄;)<めいよーめいよー呉菲は慌ててごまかそうとしていたが、その時、夫と一緒に買い物している秦施を見つけた。「秦律師!偶然ですね…あ、お二人も火鍋ですか?」秦施は元カレの婚約者が自分の部下である呉菲だと知った。つまり呉菲こそ西美PRの社長の娘ということになる。「あなたってずい分と謙虚なのね…私だったら大いに言いふらすわ 家庭環境がいいのはプラスポイントだもの」秦施は陶俊輝に嫌みを言ったが、当の陶俊輝は上の空で聞いていなかった。かつてあのマンションで一緒に火鍋を食べていたのは自分と秦施だったはず、それが今では互いに別の相手がいる。「火鍋が食べたいな…」陶俊輝は急に的外れなことを言って呉菲を困らせた。「秦律師、俺たちの関係を知ったなら、2度と洛威玉蘭の件を探らせないでくれ」驚いた呉菲は秦施とは無関係だとごまかしたが、秦施は了承した。「…あなたの婚約者は私の部下です、私はただ仕事を頼んだだけ でも分かったわ、この仕事からは降りてもらう、喧嘩にならないようにね」帰りの車の中、秦施は難しい顔で黙り込んでいた。陽華は部下が元カレの婚約者と知って秦施が傷ついていると思ったが、実は仕事のことを考えていたと知る。「何かある、陶俊輝は胃が悪いの、ストレスがかかると炭酸水を飲む、カゴに大量に入っていたわ それに呉菲が私の部下だと知っていた、彼女の持ってきた情報は信頼できない」「女性としての感情より欲望が勝るとは…」「ふっ、悪いことじゃないわ」しかしその夜、趙丹平が買い物に出掛けている隙に蘭暁亭がホテルの部屋から消えてしまう。その頃、李黛は歩きながら結婚相談所の孫(スン)と電話していた。既婚の陽華を紹介したのは契約違反、そこで入会金を全額返金して欲しいという。驚いた孫はのらりくらりとかわしたが、その時、唐伊慧から着信があり李黛は話を切り上げた。「はい、どうかしましたか?」「急いで来て、手伝いも呼んで、ただし口の固い人を」すると李黛はわざと秦施に連絡した。「秦律師?蘭会長が失踪したわ」呉菲は秦施と会ってから陶俊輝の様子がおかしいことに気づいた。「何かあるでしょう?!とぼけてもお見通しよ?…怖いんでしょう?!」陶俊輝は呉菲の推理に思わず失笑したが、なぜ急に秦施に傾倒するようになったのか分からない。すると呉菲は秦施がライバルである李律師の弱みを握りながら追及しなかったと話した。『…自分の良心を失ってはダメ、陰険なことはしたくない、それで勝ってもつまらないわ』呉菲はどんな欠点もかすむほど格好良かったと目を輝かせた。「で、誠&慧がこの案件を引き受けたら秦施が担当すると思うか?」「まさか、だって家庭部は刑事事件を担当しない…あっ! 秦律師は担当外の案件に興味を持たなかったわ…ブツブツ…」「どうかしたのか?」「没什么没什么」呉菲は無意識に同じ言葉を2回繰り返していた。つづく(; ゚ェ゚)陽華の出番が少な〜い
2023.11.20
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长相思 lost you forever第18話小夭(ショウヨウ)が駅館に戻るとすでに西炎瑲玹(セイエンソウゲン)の姿があった。「今日のところは目的を果たした、それで街に出たのか?どうだった?」「うん…なぜだか急に女子の美しい衣が着たくなった」仲睦まじい男女の姿を見てようやく女子に戻りたい気持ちが芽生えた小夭、しかし皆が自分の本当の姿に失望すれば、そんな皆に失望してしまうことが怖いという。瑲玹は小夭の心境の変化が塗山璟(トザンケイ)のためだと気づいたが、何にせよ自分と師匠は失望しないと励ました。翌朝、小夭と瑲玹は玉(ギョク)山へ発った。蓐収(ジョクシュウ)は皓翎(コウレイ)王から戻るよう文が届いたとごまかし、事情を知らない阿念(アネン)を連れて先に帰国の途に着く。一方、防風意映(ボウフウイエイ)は塗山璟の機嫌を取ろうと酔い覚ましを差し入れることにした。しかしちょうど着替え中だった塗山璟の生々しい傷跡を見てしまう。意映はあれほどの傷を負っても無事だった塗山璟の悪運の強さに驚愕した。ここまで虐待されれば誰でもその恨みを忘れるはずがない。「喧昼(ケンチュウ)、青丘に戻るわ、荷物をまとめて」防風意映は塗山府へ到着するとからくり扉から密室に入り、愛しい塗山篌(トザンコウ)と合流した。実は塗山璟から退婚を迫られ、もともと嫁ぐ気がなかった意映は応じるつもりだという。「あれほど酷い身体になったんだもの、身の程をわきまえたのね きっと耐え忍んで油断させ、一撃で報復するつもりよ、気をつけて」しかし塗山篌は生き延びた弟を再び同じ目に遭わせ、全てを取り戻すと奮起した。玉山ではすでに知らせを受けた王母(オウボ)が小夭たちを待っていた。あれから数百年経っても何も変わらない玉山の風景。それもそのはず、玉山は一年中、桃花が咲き続ける桃源郷として知られている。しかし小夭にとってはこの美しい桃林も悲しい思い出でしかなかった。「たとえ時間を巻き戻せても私はここから逃げる…死も同然の安らぎより流浪の日々を選ぶわ」王母は小夭が玉山に残るなら霊力を回復させることができると持ちかけた。自分の寿命も残すところ数百年、小夭を次の王母に指名し、玉山を託したいという。しかし束縛を何より嫌う小夭は断った。「今のままで構いません、穏やかに暮らせれば十分です」「好きにしなさい」王母は小夭の額に桃花のあざを戻し、駐顔花(チュウガンカ)を取り出すことはできないが元の姿には戻れると教えた。「玉山の神器なのになぜ取り出せないのですか?」「この世には私にできないこともたくさんある…」すると王母は小夭に瑤池(ヨウチ)へ入るよう命じた。小夭は期待以上の美しさだった。瑲玹は瑤池から戻って来る小夭に見とれ、しばらく言葉が出ない。「どうしたの?…哥哥?!」「(はっ!)何でもない」瑲玹は小夭を連れて皓翎に戻った。小夭はまだ自分の外見に自信が持てず、従兄の背中に隠れて父の前に立つことができない。痺れを切らした皓翎王は自ら娘の手をつかんで引っ張り出した。「…子供の頃は父王に似ていたはずなのに…なぜかしら?父王にも娘(ニャン)にも似ていないの」「誰に似る必要もない、健やかなら十分だ」皓翎王は美しい娘の姿に感激もひとしおだったが、ふと小夭の額に戻った桃花のあざを見ると複雑な気持ちになった。皓翎王は早速、家族に小夭を紹介することにした。阿念は母の静安(セイアン)妃と一緒に酒席で待っていたが、そこへ父王と従兄が見知らぬ美しい娘を連れてやって来る。すると皓翎王は耳が不自由な静安妃のため手話を交えて報告した。「彼女が私の大女児・玖瑤(キュウヨウ)だ」寝耳に水だった阿念はあまりの衝撃に言葉を失った。静安妃は阿念に姉への挨拶を促したが、阿念は猛反発、本当に父の娘かと噛みついてしまう。そこで瑲玹は実は小夭があの玟小六(ビンショウロク)だったと明かした。「人を褒めないお前が小六を″人柄は悪くない″と言っただろう? 素晴らしい姉を持てたのに何が不満なのだ?」しかし阿念は姉などいらないと食台をひっくり返して出ていってしまう。↓( ತ _ತ)<私と仕事、どっちが大事なの?!的な?(違うw)小夭は自分のせいで家族に亀裂が生まれたことに責任を感じた。一方、寝宮に戻った阿念は小夭への激しい嫉妬で大暴れ、父王が差し入れた食事に当たり散らしてしまう。これまで瑲玹の愛情を独占していただけに小夭の出現は何より阿念を脅かした。しかも身分の低い母を持つ自分とは違い、小夭の母は西炎の王后・西陵纈祖(セイリョウケッソ)の弟子で勇敢な西炎王姫大将軍、父王が最上の礼をもって迎えた妃だという。皓翎王は小夭に明瑟(メイシツ)殿を与えた。第一王姫の寝宮にしてはやはり狭いと感じたが、小夭はこれで十分だと笑う。「寂しいのは嫌なの、哥哥のそばがいいわ 流浪の身だったから物欲はないし、寝る場所はどこでも構わない」「小夭、お前はもう流浪の身ではない」皓翎王は娘の苦労を思うと胸が痛み、本来の生活を取り戻して習慣を身につけるよう言い聞かせた。小夭は苦手な礼儀作法や王宮のしきたりを学び始めた。自由気ままに暮らして来た小夭には何より面倒だったが、そこへ阿念が顔を真っ赤にして乗り込んで来る。「父王は天下の氏族をすべて儀式に呼ぶそうね?ちょと調子に乗ってない?!」「そうなのそうなの~嬉しくて涙がでちゃうわ~」小夭に挑発された阿念は思わず手が出たが、その時、慌てて蓐収が駆けつけ、皓翎王が呼んでいるからと連れ出した。小夭は偏殿に貴重な薬材を集めて薬房にした。すると早速、瑲玹が様子を見に来る。「医術の研鑽(ケンサン)か?」「身を守るためよ、私は霊力が弱いから阿念にさえ突き飛ばされてしまう 何か護身の術を持たないとね」「お前に言おうと思っていた、今後は私が守ると…だがその資格はないようだ」瑲玹は小夭との約束を果たせず、苦労させたことを思うと辛くなった。しかし小夭は瑲玹の負担になりたくないだけだと釈明し、自分の身を守ることが延いては相手を守ることになるという。「私たちは一蓮托生の仲でしょう?」一方、清水(セイスイ)鎮では石妖(セキヨウ)の新しい講談が始まっていた。皓翎王が第一王姫の帰郷を祝うお披露目の儀を盛大に催し、各氏族を漏れなく招いたという。その話を茶屋の片隅で相柳(ソウリュウ)が聞いていた。その夜、相柳は独り酒を飲みながら、小六の嘘に憤った。頼れる者もなく帰れる場所もないと言いながら、まさか皓翎の第一王姫だったとは…。「すべて偽りだったか」つづく(ヾノ・∀・`)イヤイヤイヤイヤイヤ〜顔、変わってないしwせめて鏡に映る顔だけでも小六の顔が別人だったらな〜惜しいわ
2024.09.03
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