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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay最終話「愛を貫いて」周瑩(シュウエイ)は西太后と光緒(コウショ)帝に拝謁した。最初は上々だったが、最後にうっかり″変法″の標語を引用してしまう。「太后のご不興を買ったかも…」謁見を終えた周瑩は趙白石(チョウハクセキ)に申し訳なさそうに伝えたが、そこへ崔(サイ)太監が駆けつけた。皇太后が周瑩を気に入って褒美に東阿阿膠(トウアアキョウ)を与え、さらに爵位を授けると命じたという。周瑩は安堵すると、次は趙白石が拝謁する番となった。趙白石はこの機に沈星移(シンセイイ)から託された日昌和(ニッショウワ)の仕訳帳を提出、これを見た西太后と皇帝は郡王が戸部を利用して私腹を肥やしていたと知る。憤慨した西太后はこの件について他言無用と告げ、帰りに汴梁(ベンリョウ)を通る際に対策を講じると言った。趙白石は別院に周瑩を訪ねた。ついに皇太后が郡王を排除するという。周瑩はこれで死んだ人たちも浮かばれると感慨無量だったが、話はそれだけではなかった。「もう1つ、深刻な知らせだ… 沈星移が涇陽(ケイヨウ)の街で目撃された、奴から連絡は?」フル(・_・ ))(( ・_・)フル周瑩は沈星移が自分に会いに来ると期待したが、趙白石は恐らく狙いは皇太后と皇帝だと教えた。皇太后と皇帝の暗殺を企てている組織があるが、その組織の中心人物が沈星移だという。「いいか、これは一大事だ、決して感情で動くなよ? 沈星移の情報が入ったらすぐに知らせろ もし両陛下が東院で暗殺されれば、我らや懐先(カイセン)はもちろん、 呉家にいる全ての人間が打ち首になる」すると趙白石は懐先を自分の屋敷に連れて行くと決めた。「にゃん?!」「一緒に行って」「明日、両陛下が発御されたら懐先を返す」周瑩は没落した沈家を訪ねた。しかし荒れ果てた実家に沈星移の姿はない。周瑩は侍女として暮らしていた沈星移の寝殿に入ると、しみじみあれからずい分と遠くへ来てしまったと実感した。その頃、呉家の厨房に野菜を搬入する使用人の姿があった。男は野菜を届けると、こっそり身を隠す。その使用人とは西院の呉沢(ゴタク)だった。その夜、周瑩は胸騒ぎがして眠れなかった。なぜか沈星移が来る気がしてふと戸の前に立ってみたが、その時、使用人になりすました沈星移が本当に入ってくる。2人は固く抱き合い、再会をかみしめた。しかし周瑩はふと冷静になり、暗殺を思いとどまるよう説得する。「星移、革命のために私や自分を顧みずとも、他の人のことは考えて 暗殺は止めないけど、東院では手を下さないで」周瑩は呉家の人間が皆殺しになると心配したが、沈星移は策なら考えてあるという。「君や懐先はもちろん、東院の者にも害は及ばない…」すると突然、沈星移は短刀で周瑩の肩を突き刺し、衝撃を受けた周瑩に口づけした。沈星移は怪我をした周瑩を椅子に座らせ、縄で縛り始めた。これなら暗殺事件が起こっても、周瑩が責められることはない。しかしその時、夜回りしていた趙白石が周瑩の部屋の灯りに気がついた。「周瑩、まだ起きているのか?」「ぁ…もう休むわ、大哥も休んで!」「分かった、では行くよ」一方、時を同じくして、呉沢も西太后を暗殺すべく、東院へ向かっていた。沈星移は周瑩を縛り付け、ついに出て行くことにした。しかし戸を開けると、帳(トバリ)の内側で待ち構えていた趙白石が剣を突きつけ入ってくる。趙白石は先ほど周瑩が懐先のことを何も聞かなかったため、異変を感じたという。「趙白石、戸を閉めろ」すると沈星移は趙白石に銃を向けた。趙白石は仕方なく戸を閉めて剣を捨てた。そこで沈星移は正房まで案内するよう脅したが、趙白石は自分を撃てという。驚いた周瑩は沈星移にあきらめるよう訴えた。趙白石の性分なら自分の命に代えても暗殺を阻止するだろう。周瑩はこれ以上、家族を失いたくないと訴え、このままでは二人とも死んでしまうと嘆いた。「大哥、これは私からの最初で最後のお願いよ、星移を逃してあげて」周瑩の悲痛な叫びに沈星移は銃を下ろし、趙白石も沈星移を逃すと決める。しかし趙白石が戸を開けると、帳の向こうから官兵たちが刺客が現れたと話している声が聞こえた。(#≧ꇴ≦)もぉぉぉ!呉沢ーーーっ💢刺客が別院へ逃げ込んできた。趙白石は自ら刺客と剣を交え、刺客の覆面を外したが、その正体が呉沢だと知る。すると呉沢は趙白石が驚いて手を止めた隙に、周瑩の部屋に逃げ込んだ。趙白石は焦って官兵たちを制止、自分に任せろと叫んで部屋に入る。こうして周瑩の寝殿には奇しくも沈星移と呉沢、そして趙白石が揃うことになった。趙白石は呉沢を突き飛ばし、軽率な行動をとがめた。「呉家の人間が東院で暗殺だと?!」「陛下を救う最後の機会だ、行かせてくれ、皇上が政権を握れば国は救われる」しかしすでに屋敷は官兵が包囲していた。呉沢はもはや殺されるか捕まるかの二択しかない。このまま呉家の人間が刺客として捕まれば一族連座となり、呉家が滅ぼされること必至だ。「もう誰も逃げられぬ」趙白石は最悪の事態を覚悟したが、その時、沈星移が方法があると言った。沈星移は呉沢の覆面を外して自分の顔につけ、呉沢の剣を手にした。そして趙白石に銃を投げ渡すと、いきなり手刀で趙白石の首を突き、意識を失わせる。「星移…行ってはダメよ…」しかし沈星移は何も言わず、いきなり外へ飛び出してしまう。周瑩は呆然としたまま庭から聞こえる剣戟(ケンゲキ)の音や、官兵たちの怒号に胸が痛んだ。やがて外は静かになる。周瑩は沈星移の最期を悟り、ひとり涙に暮れた。翌朝、呉家一族は西太后と光緒帝の見送りに出た。すると皇太后はひざまつく周瑩に気づき、声をかける。「何年、寡婦を貫いた?」「お答えいたします、太后、14年です」「…私は39年だ」西太后は共に女として一族を支えてきた周瑩の苦労に共鳴し、呉家をあとにした。趙白石は呉沢を人知れず呉家から出し、埠頭まで送った。呉沢や呉家数百人の命を救った沈星移、趙白石はそんな沈星移の死を無駄にしないよう、これからは自身を大切にしろと助言する。「お前は?まだこの泥沼の中を漂い続けるのか?」「これからもこの道で踏ん張り続けようと思う」「…行くよ」「元気でな」周瑩は懐先(カイセン)の見送りで上海の埠頭にいた。すると一緒に来ていた趙白石から端郡王・載漪(サイイ)一家が新疆(シンキョウ)へ流刑処分になったと聞く。周瑩はふとあの時、東院でもし皇太后が殺されていたら、懐先をどうしていたのか尋ねた。しかし趙白石はただ懐先を我が子同然に思っているとだけ答える。そこへ懐先が戻ってきた。「にゃん!舅舅!そろそろ乗船します!」周瑩は懐先を船の入り口まで送ったが、複雑な心境だった。「私はこれまで多くの別れを経験してきたの、呉聘(ゴヘイ)、父上、私の父、そしてあの人… 今度はあなたとお別れするのね」「安心してください、僕はまた帰って来ます」「早く帰ってきて」「母上、2年などあっという間です!その時には僕もこの国も変わっているはずです!」こうして懐先は旅立って行った。…周瑩は1869年、陝西三原(センセイサンゲン)県の周家に生まれた…幼い頃から才知と人徳を兼ね備え…17歳で涇陽(ケイヨウ)安呉堡(アンゴホウ)村の呉家に嫁ぎ、呉聘の妻となる…結婚後は夫と義父を相次いで亡くし、幼い養子の懐先を抱え、呉家の商いを一手に担った…周瑩は仁義や信用を重んじ…人材を上手に使う柔軟な経営手腕で呉家東院を比類なき大商家にのし上げる…また学業支援や廟の建築、道路および橋の修繕、造船などに貢献…さらに災民や貧民を救済し、多くの慈善事業を行った…そして1908年、周瑩は40歳でこの世を去り、一品の誥命(コウメイ)夫人に封じられる…周瑩が商売で起こした奇跡や人助けの心…それらは陝西商人の新しい道を切り開く勇気や、信用を守る精神として今日まで伝えられている完( ๑≧ꇴ≦)長かった~!女子学堂の開校で終わりで良かったと思うな〜それにしても上海埠頭が小さ過ぎない?←最後の感想がこれかw
2020.04.21
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※あらすじには過激な内容や表現が含まれています、ご注意ください扶摇 Legend Of FuYao最終話「最後の封印」九天の頂…。弑神釘(シシンテイ)で懲罰を受ける長孫無極(チョウソンムキョク)は太妍(タイケン)が持っていた師祖・長青子(チョウセイシ)の鏡でついに扶揺(フーヤオ)と五州を生かす方法にたどり着いた。『…私に始まり、私によって生き…私によって生きて、私に終わる…』全て最初から定められていたことなら、もし変えられぬ天意なら、扶揺と共に行くまで…。無極の選択を聞いた太妍は、ならば自分は最後まで無極を助けると言った。驚いた無極はすぐここを離れるよう必死に訴えるが、太妍の決意は変わらない。「だめだ!太妍!…だめだ!太妍ーーーっ!」しかし太妍は黙って姿を隠した。一方、桟橋にひとり残った小七(ショウシチ)は縄を切り、橋の片側に細工を施した。やがて弟子たちが小七に気づいて橋を渡り始め、その途端、縄が切れて橋と共に落下してしまう。小七は追っ手の足止めに成功し、皆の後を追うことにしたが、その時、落ちたはずの弟子の1人が舞い戻って来た。「お前を止めなきゃ、男がすたる…」何者も恐れず、屈強な男に立ち向かう小七、しかし力の差は歴然だった。「フーヤオ姐…俺はここまでだ…」小七は刀を全身で受け止めながら最後の力を振り絞り、男を巻き添えにして谷底へ消えた。天機(テンキ)上師と長老たちが待ち構えているとも知らず、扶揺はついに無極の元へたどり着いた。気を失っていた無極は扶揺の呼びかけで目を覚まし、愛しい人の姿に思わず笑みがこぼれる。しかしすぐ現実に引き戻され、扶揺を追い返した。「ここを離れろ!すぐにだ!師尊は君を許しはしない、行け!早く行けっ!」必死に説得する無極、しかしついに天機上師たちが現れる。「逃がそうとしても無駄だ」すると扶揺は覚悟を決め、天機上師と対峙した。扶揺は無極を解放するなら自分を好きにすればいいと条件を出した。すると天機は無極が手を下せないなら自分たちが妖女を封ずるまでと言い放つ。「やめてくれー!やめろ!師尊!お願いです!こんなことはやめてくれぇぇぇ~!」無極がいくら全身で叫んでも、もはや師尊を止めることはできなかった。「お前は義に厚い女子だが、しょせんは災いをもたらす妖女、五州天下のため死んでくれ!」ついに妖女を封じるため放たれた天機上師たちの神気…。扶揺は激しい衝撃を受け、その場にばったりと倒れてしまう。「やーとうーっ(丫头)!うわあああああああーーーっ!」虚しく響く無極の悲痛な叫び…。その時、非煙(ヒエン)の一撃が天機上師たちを襲い、危機一髪のところで扶揺を救った。天機上師たちはちょうど気を巡らす隙を突かれ、思いがけず深手を負った。そこへ非煙と太妍が現れる。「幻生(ゲンショウ)殿はそもそも帝非天(テイヒテン)のもの、我は帝非天の唯一の血族 かつて捲土重来(ケンドチョウライ)を期して、お前たちが帝非天を封印するのを見逃してやった そして千百年の間、妖女の出現を待った」天機はようやく非煙の目的を知ることになった。まさか非煙の真意が帝非天の復活だったとは…。「扶揺を封印石に生贄として捧げ、囚われの帝非天を再び降臨させる その時、妖女の体内の邪火が帝非天に戻る、邪火さえ戻れば帝非天は昔日の力を取り戻す まもなくこの五州は我らのものになる…ウェ~ハッハッハッハ!」天機上師は非煙に謀られたと気づいて激高し戦いを挑んだが、あっけなく敗れてしまう。無極は目の前の惨劇になす術なく、放心状態だった。すると非煙は太妍に邪魔者の無極を殺せと命じる。太妍は拝命したが、ふいをついて背後から非煙に襲いかかった。しかし非煙は瞬時に剣先をつかみ、自分の言いつけに背いた太妍を吹き飛ばしてしまう。実は太妍の企みなどお見通しだった。非煙は太妍が幾度も独断で動き、任務を装って無極に会っていたと知っている。「太妍よ、お前は実に単純だ、無極がお前を愛するとでも?あり得ぬのになぜ無極を助ける? 言ったはずだ、お前の剣は情を断ち切れば無敵と…何度も教えたのに、なぜ聞いてくれぬ?」挑発された太妍は敵うはずのない非煙に突撃し、無残にも散って行った。非煙は倒れている扶揺に近づいた。その時、無極が急に高笑いし、非煙の死期が近いと教える。驚いた非煙は無極の前にやって来た。「お前の脈は乱れ、呼吸も弱い、どうやら幻生殿の殿主にも昇天の時が来たな?」「でたらめを…」「でたらめじゃない、確かな見立てだ、死が迫っている… その美しい顔(カンバセ)を保っているのはすべて他人の寿命を奪ったからだ! 幻術で維持した命は天寿が来たなら、一瞬のうちに衰え、崩れ去る!」「黙れ!」非煙は恐れていたことを指摘され、激高して無極を殺そうとした。その時、倒れていた扶揺の意識が戻る。無極は扶揺を守るため全神経を集中させ弑神釘を抜き出すと、鎖を引きちぎって非煙に頭突きした。非煙は無極に吹き飛ばされ、ちょうど目を覚ました扶揺にまで切りつけられた。そこへちょうど宗越(ソウエツ)、戦北野(センホクヤ)、雅蘭珠(ガランジュ)が駆けつける。非煙は身の程知らずの凡愚(ボング)どもと蔑むが、3人は扶揺と無極を守るため戦いを挑んだ。3人は次々と非煙の前に倒れて行った。扶揺は仲間を救うため無極を置いて加勢、しかし圧倒的な力に対抗できるはずもない。扶揺が吹き飛ばされると、無極は咄嗟に非煙に襲い掛かった。しかしあっけなく殴り飛ばされてしまう。その時だった。非煙が無極に気を取られているその一瞬の隙をつき、扶揺の剣が非煙の身体を突き刺す。すると非煙は不敵な笑みを浮かべた。「クックックッ…幻生殿を見くびるな、ただでは逝かぬ この命をもってお前の最後の封印を解き、我が宿願を成就せん!あはははは~!」非煙は不気味な黒い煙に姿を変えると、あっという間に扶揺の身体へ侵入してしまう。宙に舞い上がった扶揺は絶叫、すると両目が赤く妖しく光った。無極は扶揺が着地すると急いで駆けつけたが、すでに最後の封印を解かれた扶揺は妖女に変貌し、無極の声は届かない。宗越は扶揺が妖女に変化(ヘンゲ)したと気づき、もはや帝非天の復活は阻止できないと嘆いた。すると妖女が目の前の無極の首をつかみ、2人で姿を消してしまう。妖女は無極を連れて長青殿にやって来た。導かれるように封印石に近づいていく妖女、すると無極が必死に扶揺を引き止める。すると妖女は苛立ち、振り向きざまにいきなり無極を刺した。「うっ…最初に刺したのも…ここだったな…」無極は太淵(タイエン)の奴闘場でも扶揺が胸を刺したことを持ち出し、扶揺の心に訴えかけた。その時、妖女に扶揺の記憶が断片的に蘇る。妖女は混乱し、無極と扶揺の情を振り払うかのように再び無極に斬りかかって行った。しかし無極をいたぶればいたぶる程、妖女は無極と扶揺の絆に苦しめられてしまう。そしてついに扶揺の心が妖女を凌駕、扶揺は自ら腹を刺して邪火を抑え込むと、封印石は爆発した。傷だらけでその場に倒れこんだ扶揺と無極…。無極は精一杯、腕を伸ばして扶揺の手を握ると、2人は安堵の涙を流す。「無極…ついにやったわ」扶揺は全ての元凶が自分だったことから、自分で終わらせたかったと言った。自分1人が死ぬことで人々を生かしたかったのだと…。しかしこの世にはもはや妖女などいない、扶揺がいるだけだ。「私たちついに勝ったのね…運命の鎖を断ち切った…」「天地に仁なくも蒼天に道はある…心に天下を抱けば、死への命でも決して後悔などしない…」「私は願ってた、この世から殺戮がなくなればいいと…」「君の言う通りだ、私もこの世が平和でいて欲しい…そうしたら私は君を… 五州天権の皇后にする…幸せな皇后に…」無極は扶揺の手を精一杯握りしめると、扶揺は満面の笑みを浮かべた。「私たち…もう十分、浮き世の苦しみをなめ尽くした… これからはあらゆる喜びを味わうの…いいわね?」「もちろん」「私たち…これからは永遠に一緒よ…」「…私は…とても幸せだ…この人生で君に巡り会えた」「私もよ…」庭園で仲睦まじく過ごす無極と扶揺「なぜ苦難の道を?」「君のためなら、世界を敵に回しても苦しみを跳ね返せる」2人の眼下には平和な五州天権国が広がっていた。完終わった~っ!‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››本国放送でさっぱり意味が分からずw答え合わせ視聴でしたが、どちらにしても解決できませんでした(笑設定なんてどうでもよくなったのか、え?結局、自害でもいいんだ?みたいなwそうそう、太妍=漣児のはずだけど、ネタバレはありませんでしたね~違うのかな?そう言えばBSで十里桃花が再放送です、立ち直るためにもまた視聴しようっとwww問題のラストシーン当時は本国でも扶揺と無極は死んだのか、ここはどこなのか、話題でした本国の方の書き込みで2人は死んでない設定と確認、本当ならこの後に2人の婚儀のシーンがあったはずだったとか(…あ、中文なので定かではありませんw)そのためあらすじでは天権で終わったことにしましたが、最後に管理人の解釈を追記して終わりにしたいと思います(←勝手にw【ラストシーン考察】まずはラストシーンの解釈無極と扶揺は死亡→歴劫を終えて天界へ天界に戻った2人は俗世での無極と扶揺から長青子と帝非天に戻っています管理人的考察その1:無極→長青子、扶揺→帝非天無極が璇璣で再び師尊に召喚された時のことを覚えていますか?無極は千年前に師祖・長青子が修行したという穹蒼の禁忌の地に連れて行かれましたすると蓮の花に師祖の姿が現れ、それが自分だと知って驚きますこの時、師尊が当時、長青子も無極と同じように苦しんだはずだが決断したのだー!みたいなことを言ってましたつまり長青子も愛する人を封印するのは辛かったけどやり遂げたという意味だと予想同様に蓮の花の中にいた妖女=扶揺=帝非天でその2:鏡からのヒント『…私に始まり、私によって生き…私によって生きて、私に終わる…』俗世を妖女から救うのが天界の仙人である長青子の天劫とだと予想その3:三十三宮で離恨天が最高扶揺が隠れ家で見た無極が書き残していた詩を最後にもう一度、持ち出しています実は管理人にとってこれが最大のヒントでした扶揺の顔が「あ~そう言えば俗世で書いてたわね~」と言った表情にも見えます離恨天と言えば道教でいう太一君と言う神様セリフにあった通り、今回の歴劫が一番辛いと言われる情の劫だったのでは?その4:たー?中文に造詣ゼロの管理人が困ったのが無極のセリフ字幕では「″君″が俗世に行くなら僕も行くよ~」とありますが、中文では「君=她」つまり「彼女が」と言っています無極=長青子だと仮定すれば「彼女=扶揺」がまた俗世に行くなら自分も行くことになる、と解釈できますただその3に示した通り、その際は情とは違う歴劫で…この流れなら最後に扶揺が「(今回)なぜ苦難の道を選んだの?」と聞いたのも理解できますがどうでしょうか終わり
2019.11.29
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第19話「画の中の広平」醍醐(ダイゴ)書斎に飾られた″公平(コウヘイ)春日図″の中に吸い込まれた久宣夜(キュウシェンイェ)。ふと目を覚ますと、見覚えのある男たちが心配そうに自分の顔をのぞき込んでいた。「大哥、痛かったか?」「大哥?」よく見ると男たちは五更(ゴコウ)旅館で隣の部屋にいた剣士の頂(チョウ)三兄弟だった。「どうしてお前たちがここに?」「大哥、急にどうした?ここは俺たち四兄弟の家だろう?転んで頭を打ったか?」実は画の中に吸い込まれた宣夜は兄弟の長男・大毛(ダイモウ)になっていた。わけが分からず家を飛び出した宣夜。大通りに出てみると、そこには広平の街が広がっていた。「大毛!いい時に来たな!ちょうど肉まんが蒸し上がったところだ、今日も20個か?」「おい大毛!煎餅(ジエンピン)はどうだ?熱々の汁物もあるぞ?」ふと気がつくと宣夜の左手首の入れ墨が消え、不二環(フジカン)は腕輪になっていた。その時、夫と喧嘩している妻が激怒して露台から物を投げ捨て割ってしまう。しかし割れた物は破片ではなく墨汁に変わった。…つまり全てが墨で書かれた物なのか…宣夜は妖怪が描いた画の中に迷い込んだと確信、しかし弟たちが駆けつけ捕まってしまう。驚いた宣夜は逃げようとしたが、なぜか武功がなく、抵抗しても無意味だった。ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<大哥!毛兄弟の生業は駕籠かきだった。その日は黄(コウ)家の婚礼。宣夜は仕方なく弟たちと花嫁を迎えに行く行列に加わったが、その時、花婿の黄県尉が現れた。「楚幽篁(ソユウコウ)?!」花婿は楚幽篁だった。喜んだ宣夜は弟たちが止めるのも聞かず楚幽篁の元へ駆けつけたが、黄県尉は馴れ馴れしい男に困惑する。「無礼者め!お前は黙って駕籠を担げ!」すると慌てた弟たちが現れ、宣夜を引きずって駕籠まで戻ってしまう。楚幽篁は宣夜を覚えていなかった。仕方なく渋々、駕籠を担いで花嫁が待つ何(カ)家武館へ到着した宣夜。すると花嫁の鵲怜(ジャクレン)が駕籠に乗り込む時、うっかりつまずいてしまう。宣夜は咄嗟に花嫁の腕をつかんで助けたが、その時、花嫁がどことなく段半夏(ダンバンシァ)に似ていると気づいた。宣夜は半夏も恐らくも画の中にいると考えた。花嫁の鵲怜が半夏ではないかと怪しんだ宣夜は黄家の裏庭で報酬をもらう列に並びながら、こっそり拝礼の儀に紛れ込み、花嫁の面紗を剥ぎ取ってしまう。「半夏、やはり君だったか」しかし激怒した楚幽篁に引っ叩かれ、物置部屋に監禁されてしまう。三兄弟は兄が捕まったと小耳に挟み、鍵を壊して物置部屋から助け出した。しかし宣夜はあきらめきれず、弟たちを先に帰して半夏を探しに向かう。すると花嫁の閨房からちょうど侍女が出て行く姿を目撃した。宣夜はその隙に部屋に乗り込んだが、半夏も宣夜を覚えていない。「俺だ?忘れたのか?だから幽篁と婚姻を…話は後だ、ともかく一緒に行こう」「来ないで!」驚いた鵲怜は近くの物をつかんで投げたが、やはり何かが壊れると墨汁に戻る。「目の前の物は俺以外、全て偽物だ!俺は君を救うために来た!」そこへ楚幽篁が現れた。「婚礼を邪魔したかと思えば、今度は娘子の部屋に…」激高した楚幽篁は宣夜を捕まえ、殴りかかろうとした。その時、ちょうど夜空に花火が上がり…。宣夜が目を覚ますと家に戻っていた。「大哥、痛かったか?」「どうしてお前たちがここに?」「大哥、急にどうした?ここは俺たち四兄弟の家だろう?転んで頭を打ったか?」宣夜は全く同じ場面を繰り返していると気づき、困惑しながら外へ飛び出した。すると大通りの光景もすっかり同じだと分かる。「大毛!いい時に来たな!ちょうど肉まんが蒸し上がったところだ、今日も20個か?」「おい大毛!煎餅はどうだ?熱々の汁物もあるぞ?」露店で暗唱している子どもたち、楼閣で布団を干している使用人…。宣夜は頭を抱えたが、そんな宣夜の様子をわけ知り顔で見ている男がいた。宣夜は結局、追いかけて来た三兄弟たちに捕まり、再び黄家へやって来た。そこで今度は屋敷に忍び込み、ちょうど身支度を整えたばかりの楚幽篁を捕まえ、説得を試みる。「俺は久宣夜、捉妖師だ、お前は黄じゃない、姓を楚、名を幽篁という、捕快だ ここは地下城の書斎にあった妖怪が描いた画の中なんだ」しかし信じてもらえるはずもなく宣夜は再び捕まってしまう。宣夜が監禁されている間、粛々と行われる黄県尉と鵲怜の拝礼の儀。気がつけば物置小屋の窓から夜空に上がる花火が見えた。「いー…R…さん!」宣夜は1日の終わりに合図の花火が上がると、再び同じ1日が始まると分かった。目を覚ますと案の定、兄弟が自分を見下ろしている。そこで宣夜は長男という立場を利用し、3兄弟に相談を持ちかけた。「実は手伝って欲しいことがある…」「いいよ!何でも言ってくれ!兄弟じゃないか」「(あ、いいんだ?w)実はある娘と出会ったんだが…」「な~んだ、好きな子がいるのか?!どこの娘さんだ?」宣夜は黄県尉の許嫁・鵲怜だと明かし、花嫁を奪いに行きたいという。さすがに三兄弟は相手が悪いと困惑したが、ここは素直に流れに任せて兄に従うことになった。鵲怜を迎えに行った花嫁行列は黄家に向かう途中、たまたま同日に亡くなった孫(ソン)家当主の葬儀の列と出くわしていた。これを知っていた宣夜は行列が道を譲るため止まった隙に方向転換、花嫁を乗せた駕籠を担いで逃げ出してしまう。宣夜たちは鵲怜を連れて町外れの空き家に隠れた。三兄弟を外で待たせ、鵲怜にこれまでの経緯を説明する宣夜。鵲怜は自分が画の中にいると聞いても信じられなかったが、確かに何をしても同じ経験がある気がしていたという。「でもどうやって画から出るの?」「俺もそれを考えていた、この画は醍醐書斎にあるはずだ 恐らく君の両親もここに閉じ込められているんだろう 妖は君の両親に執着している、十数年も経って遅望川(チボウセン)に父親を誘拐させた 俺の想像だが、君の両親はこの画に必要な人物なんだ、両親を探し出せば脱出できるかも」「一理あるわ…」宣夜はほっとして笑顔になった。実は楚幽篁の記憶を取り戻そうとしたが、信じてもらえなかったという。「だが君は彼とは違う」「あなたを信じる、でも今朝から今まで水すら飲んでいないの」「じゃあ食べ物を持ってくるよ」宣夜は門を開けようとしたが、その時、背後から近づいた鵲怜にいきなり石で頭を殴られてしまう。宣夜が目を覚ますと再び同じ1日が始まった。今回も三兄弟を懐柔し、鵲怜を連れ去って空き家に逃げ込んだ宣夜。しかし今度は鵲怜を柱に縛りつけ、念のため武器になりそうな石を全て外に放り出した。つづく( ๑≧ꇴ≦)あははははは~何これ?笑った!アレン面白いwww
2026.10.06
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第44話「対句の意味」氷室の女官・艾児(ガイジ)が鞭打ち100回の刑に処された。すると嘉貴妃(カキヒ)・金玉妍(キンギョクケン)の企みにより、艾児が公衆の面前で嫻皇貴妃(カンコウキヒ)と安吉(アムジ)大師の私通を訴えてしまう。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は激怒したが、皇太后の侍女・福珈(フクカ)の調べでは艾児に身寄りはなく、誰かの手先とは思えなかった。皇貴妃のあらぬ噂が絶えない今、もはや烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)の潔白を示せるのは惢心(ズイシン)という証人しかいない。しかし慎刑司に送れば拷問は必至、命を落とす可能性もあった。惢心は養心殿の太監・李玉(リギョク)から証拠品の情報を得て主人に報告した。証拠品に不審な点はなく、ただ皇帝は見るのも嫌がって目につかない所にしまい込んだという。その時、翊坤(ヨクコン)宮に養心殿の太監・進忠(シンチュウ)が嬷嬷(モーモー)たちを連れてやって来た。ついに惢心が慎刑司での取り調べを命じられ、如懿も禁足を言い渡されたという。清廉潔白な惢心は恐れることなく、主人の潔白を証明すると申し出た。如懿は思わず惢心の手を握りしめ、真相をつかみ次第すぐ迎えに行くと約束する。すると太監や侍女たちも全て部屋での謹慎を命じられ、世話役を代わった嬷嬷たちが事実上、皇貴妃を監視することになった。こうして翊坤宮の門は閉じられ、鍵がかけられてしまう。万寿節を迎えた。弘暦はとても楽しむ気分ではなかったが、李玉に急かされ準備を始める。そこで翊坤宮の様子を尋ねてみると、進忠は侍衛らが大師と似た者を見たと証言しているのに対し、惢心だけが否認をしていると報告した。すると弘暦は惢心を拷問にかけると決断、着替えを手伝っていた李玉は言葉を失ってしまう。金玉妍は皇貴妃の禁足を良いことに我が物顔で宴を仕切っていた。愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)は皇帝に面会を認めてもらえず、如懿が心配で仕方がない。その頃、如懿は宴に出席できない代わりに弘暦の好きな菓子を準備し、届けて欲しいと頼んでいた。しかし嬷嬷は人はもちろん物も翊坤宮から持ち出せないと困惑する。そこで如懿は心配なら愉妃に渡すよう指示した。嬷嬷は念のため毒の検査をすることにしたが、如懿は咄嗟に自分でやると言って銀針を奪い、目の前で菓子に刺して安心させる。そして最後に重箱に短冊を2枚ほど貼り付けて封をした。宴に列席していた海蘭は太監・五福(ゴフク)から如懿の使いが来ていると聞いた。そこで皆が舞を楽しんでいる隙に席を離れ、嬷嬷から如懿手作りのお菓子を受け取る。すると重箱に対句の短冊が貼ってあった。…琴笛の音が奏で合う…桃李が笑い春を迎える海蘭は対句に如懿の意図があると察し、短冊をはがして重箱の中を確認した。1段目には″寿″と書かれた桃饅頭、2段目には″寿″と書かれた紙を乗せた乳菓子…。海蘭は対句にあった桃李を半分に割ってみると、中から七宝の数珠が現れた。「凌雲徹(リョウウンテツ)を呼んで」その頃、宴席では金玉妍がまるで皇后のように振る舞い、皇太后から不興を買っていた。「アイジャーと皇帝の会話にいちいち口を挟むな」皇太后から叱られた金玉妍はしゅんとなると、皇帝が率直なだけだとかばってくれる。一方、愉妃から話を聞いた凌雲徹は物陰から李玉に目配せし、回廊へ呼び出した。李玉は失敗すれば首が飛ぶと焦ったが、凌雲徹は危険を冒さねば皇貴妃と惢心を救えないと訴える。覚悟を決めた李玉は七宝の数珠を預かり、理由をつけて中座するので皇帝を引き止めるよう愉妃に伝言を託した。弘暦は如懿のことで気が晴れないのか、酒が進んだ。すると皇太后は飲み過ぎに注意するよう諫言し、少し酔ったので先に帰ることにする。そこで李玉は皇太后を送ると言って中座することに成功、しかも皇太后が途中で宴席に戻るよう命じてくれた。李玉は急いで養心殿に向かい、金玉妍が提供した証拠の数珠を取り替えることにした。しかしなかなか数珠の袋が開かず、運悪く皇帝が戻って来てしまう。実は海蘭が皇帝を引き留めるため如懿の手作りの菓子を献上したが、″寿″の字を見た皇帝の表情が一変し、急に養心殿に戻ると言って席を立っていた。弘暦が養心殿に到着すると、先回りしてひざまずいていた炩(レイ)貴人・衛嬿婉(エイエンエン)が皇貴妃の無実を訴えた。その頃、李玉は何とか化粧箱の数珠をすり替え、棚に戻して鍵をかけることに成功する。一方、嘆願する嬿婉をあしらった弘暦は、如懿が紙に書いた寿という字をながめながら殿内に入った。するとなぜか李玉が現れる。李玉は酔った皇帝が戻る時に身体が冷えぬよう膝掛けを取りに来たとごまかし、皇帝が見ていた紙は何かと話題を変えた。「皇貴妃からもらった菓子にこの字が置いてあった、朕の筆跡をまねて書いたようだ」弘暦は如懿が自分の無実を訴え、誰でも人の筆跡をまねることができると言いたいのだと分かった。惢心は未だ何も白状していないという。李玉は思わず惢心を拷問すれば皇貴妃を悲しませると諫言した。「分かっておる!だが潔白を証明する唯一の策だ」すると弘暦は棚に保管していた証拠の品を取り出し、如懿に会いに行くことにした。↓慎刑司のモーモーが恐過ぎw皇帝が翊坤宮へ出発し、門でひざまずいていた嬿婉は進忠から戻るように言われ、帰ることにした。侍女・春嬋(シュンセン)と瀾翠(ランスイ)は主人を支えながら、なぜ何の得もないのに皇貴妃をかばったのか困惑する。しかし嘉貴妃が自分を絶対に受け入れないと分かっている嬿婉は、皇貴妃に再起の可能性があるなら、それに賭けると言った。「皇貴妃は長年、後宮を生き抜いて来た人よ、このまま黙っているはずがない…」如懿の菓子の意味を悟った弘暦が証拠品を持って翊坤宮に現れた。こうして海蘭たちの協力により如懿は自ら身の潔白を訴える機会を得る。すると弘暦は筆跡の問題も証拠品もしっかり調べると言った。そこで如懿は確かに同心結びに付いている便箋は翊坤宮の者でない限り入手は不可能だが、自分なら秘密の文にわざわざ惢心の名前など書かないと反論する。もちろん数珠にも見覚えがなく、これが″愛の証し″だというのも捏造だと訴えた。しかし弘暦は″火のない所に煙は立たぬ″と釘を刺し、潔白を証明できねば調べるしかないという。惢心への拷問は如懿の無実を知らしめるためであり、拷問を受けてこそ周りの者は納得するものだ。憤慨した如懿は大事な惢心を犠牲にしたくないと反発し、弘暦を怒らせてしまう。「そなたの潔白は朕にとって重要なのだぞ、惢心を釈放すればそなたには醜聞がつきまとう! 噂が飛び交い、朕の体面も傷ついている、まだ恥をかかせる気か!」「結局、体面が第一だと?」「朕だけの体面ではない、如懿や、そなたとは一心同体なのだ そなたの汚名をそそぐことで2人の名誉が守られる! …ばーら、万寿節に口論したくない」弘暦は李玉を呼ぶと、証拠品を持って養心殿に帰ることにした。そこで如懿は弘暦を呼び止め、数珠に問題があると告げる。「七宝とは金・銀・蜜蝋・珊瑚・硨磲(シャコ)貝・真珠・瑪瑙(メノウ)です でもこれは瑪瑙ではなく紅玉髄(コウギョクズイ)、色も質も似ていますが修行者は間違えません 大師の物ではないはずです」すると李玉がすかさず如意を援護した。「皇上、修行者が使う七宝の数珠ではないなら、私通の件も誰かがでっち上げたことでは? その誰かとは…」「満蒙漢(マンモウカン)の出身の妃嬪が絶対に間違えぬ、それに該当しない女子だと?」「仏を信じる者はこんな手口で大師を陥れません、きっと仏を信じぬ者の仕業です」「李玉… 明日、啓祥(ケイショウ)宮の者たちに七宝の石の名前を書かせ、皇貴妃の字と似ている者を見つけろ それから嘉貴妃に紅玉髄のかんざしを届けよ」「御意」しかし事実が判明するまで、惢心の釈放は認めてもらえなかった。宴からの帰り道、海蘭は侍女・葉心(ヨウシン)から皇帝が翊坤宮へ行ったと聞いた。目撃した侍女・沢芝(タクシ)の話では李太監と凌侍衛がお供だったという。「どうやら成功したようね」海蘭が胸をなで下ろすと、葉心はなぜ桃饅頭の中に数珠が入っていると分かったのか尋ねた。すると海蘭は重箱に貼ってあった対句の短冊を見せる。琴笛の音が奏で合う…これは王府で琴を習った時に如懿から聞いた言葉だった。「″琴の美音は弦ではなく木にあり、音が響く空洞部分が大切だ″と… 笛も空洞で奏でる楽器よ、だから桃李の中が空洞ではないかと考えたの」予想通り桃饅頭の中に七宝の数珠が入っていたが、海蘭はすぐ瑪瑙が紅玉髄だと気づいたという。「春と奏という字があるでしょう?姐姐と謎解きで遊んだ時、春と奏のお題を一緒に考えた 春は下が″日″、奏は下が″天″、その心は″天と日のすり替え″」こうして海蘭はこの数珠をすり替えて欲しいという意味だと気づく。海蘭が謎を解き、李玉がすり替えた…。あとは如懿が自分で何とかするしかない。つづく(  ̄꒳ ̄)いや~何だかんだ言いながらもう前半が終わりましたこの調子で行くと、後半もあっという間なのかな~そう思うと急に寂しくなって来た…それにしても李玉にはハラハラしっぱなしだった( ̄▽ ̄;)もう〜しっかりしてよ(笑
2019.10.22
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第45話「七宝の赤い石」養心殿の太監・李玉(リギョク)が啓祥(ケイショウ)宮へやって来た。皇帝から嘉貴妃(カキヒ)・金玉妍(キンギョクケン)にかんざしの贈り物だという。するとかんざしを見た金玉妍は瑪瑙(メノウ)に似ているが紅玉髄(コウギョクズイ)だと気づいた。李玉は贅沢品を嫌った亡き孝賢(コウケン)皇后を追慕した皇帝があえて紅玉髄で作ったと話し、今や万人の上に立つ嘉貴妃なら理解してもらえるはずだと告げる。その意味を悟ってまんざらでもない金玉妍、しかし李玉の話はもう1つあった。「皇貴妃の私通の件では七宝の数珠が証拠になりました そこで皇上が各宮の者に七宝の名を書かせよと… 最も尊い啓祥宮から始めたいのですが、いかがでしょうか?」李玉はまず筆頭女官である貞淑(テイシュク)から書いて欲しいと言った。側仕えの貞淑と麗心(レイシン)を始め、啓祥宮の太監や女官は一室に集められて字を書かされた。気が気でない金玉妍は正殿の入り口に立って待っていたが、その時、李玉が貞淑を連れてやって来る。「お待ち!」金玉妍は思わず声を荒げ、なぜ貞淑を連れて行くのか迫った。すると李玉はこれも皇帝の命令だと告げる。「一番、下手な字を書いた者を連れて参れと…それが貞淑姑姑でした」乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は李玉から受け取った貞淑の下手な字を見た。李玉の話では結局、皇貴妃に似た筆跡の者は見つからず、最も下手な字を書いた貞淑を連れて来たという。皇帝からこれが自分の字かと聞かれた貞淑は、自分の書いたものだと認めた。すると李玉が家族への文はどうしていたのかと追求する。貞淑は文をずっと書いていないので字など忘れたと言ったが、李玉はすでに貞淑の部屋で発見した書きかけの文を持っていた。「直筆か?美しいな、先ほどの字とは大違いだ」皇帝の指摘に焦った貞淑は謝罪し、実は先ほどの字は李玉に手元を見られて緊張のあまり字が乱れたのだと取り繕う。李玉は呆れた嘘に憤慨したが、皇帝から筆跡の件はこれまでにすると打ち切られた。弘暦は長年、嘉貴妃に仕えた褒美として貞淑に瑪瑙を下賜することにした。李玉が差し出した化粧箱には赤い玉がふたつ…。皇帝から良い方を選んで飾りにするよう命じられた貞淑は、一か八か1つ手に取った。「李玉、嘉貴妃は朕が贈ったかんざしを見て何と言った?」「紅玉髄のかんざしを賜り感謝するとおっしゃいました」「見分けたか…(机バン!)それは2つとも紅玉髄だ! 判別できぬなら七宝が瑪瑙だとも知らぬな!」貞淑は宝石に疎い愚か者だと許しを請うたが、もはや手遅れだった。「李玉、惢心(ズイシン)を釈放し貞淑を慎刑(シンケイ)司へ 手を傷つけるな、皇貴妃と同じ字を書かせよ、書くまで拷問してよい!」惢心が翊坤(ヨクコン)宮に帰って来た。しかし惢心は拷問によって重傷を負い、如懿はその姿に胸が痛む。特に左足の怪我はひどく、血まみれの衣が傷口に張り付いていた。侍医・江与彬(コウヨヒン)ははさみで衣を切り裂き、布を剥がして薬を塗ってやる。如懿は惢心の手を取って励ましていたが、気丈な惢心でもあまりの激痛に嗚咽を漏らし、思わず主人の手を握りしめた。如懿が正殿に戻ると、惢心を心配して李玉も駆けつけた。今回、尽力してくれた李玉や凌雲徹(リョウウンテツ)に心から感謝する如懿、そこへちょうど治療を終えた江与彬がやって来る。惢心の傷口は棍棒や鞭で打たれた末、唐辛子の汁を塗られていた。外傷は治るものの、棍棒で締め上げられた左足は骨が砕け、前と同じように歩くのは難しいという。李玉は思わず嘉貴妃が白状するまで拷問せよと命じたのだと口走り、恨みを募らせた。ともかく如懿は治療に全力を尽くすよう頼み、どんな薬でも使って構わないという。すると江与彬は惢心の治療だけに専念すると答え、急にその場にひざまずいた。「娘娘(ニャンニャン)、お願いが…惢心が歩けずとも私が娶り、一生、世話をしたく存じます」「はぉ、私たちが信じた通りの人柄ね」「何があろうと気持ちは変わりません」如懿は喜び、皇帝から結婚の許しをもらうと約束した。弘暦は養心殿に如懿を呼んだ。昨日は中秋節、諸侯から色々な宝物が献上されている。「好きな物を選べ、残りは褒美の品にする」すると如懿は合歓木(ネムノキ)のかんざしを手にした。合歓木は夫婦円満の象徴、弘暦は早速、如懿の大拉翅(ダイロウシ)に挿してやる。弘暦のご機嫌取りと分かっていながら、それでも嬉しい如懿…。そこへ李玉がやって来た。実は女官の中に皇貴妃の字を模写する貞淑を見た者がいたという。そこで貞淑に無実を訴える書状を左手で書かせたところ、その中に皇貴妃の筆跡とよく似た文字があった。すると更なる拷問で貞淑がついにまねたことを白状する。ただしそれ以外のことは否定し、嘉貴妃は一切、関与していないと証言した。貞淑は古参の侍女で嘉貴妃と共に玉氏から来た。医女の出身で字も書けることから、その才を買われて侍女になったという。如懿は策略家の嘉貴妃が無能な者などそばに置かないと指摘、嘉貴妃の指示だと訴えた。そこで弘暦は金玉妍が如懿を侮辱した罰として嬪(ヒン)の位に降格し、啓祥宮に禁足と勅命を下す。ただし貞淑は玉氏から来たため死罪にできず、本国に送還するとした。また2人の皇子は擷芳殿(ケツホウデン)に移すことにする。李玉は拝命し、すぐ出て行った。しかし如懿は金玉妍に悪意があったと憤慨し、こんな軽い処分では惢心が報われないと反発する。すると弘暦はこれもあらゆる非難を排除したかったからだと説明した。「潔白の証明だけではない、そなたを皇后にするための布石だ」「皇后?」狐につままれたような如懿の顔…。実は弘暦は孝賢(コウケン)皇后が亡くなってからずっと如懿を皇后にと考えていたという。「朕の皇后に醜聞は許されん」如懿は弘暦の思わぬ発言に困惑した。自分の選んだ皇后への賛同を得るために、惢心の足を犠牲にする必要があったのだろうか。しかし弘暦にとって周囲の賛同は何よりも大事だった。かつて如懿を嫡福晋に選んだ時、父皇を始め皆に反対された苦い経験がある。「ルーイー、朕は暗君ではない、愛する女のため盲目にはなれぬ 流言は川底の汚泥のように粘りを増し、洗い落とせなくなる 慎重になるのはそなたのためだ、分かってくれ、だからもう朕を恨むな …過ちを犯したとて朕は天子だ、過ちも天の意思だ」すると如懿は惢心と江与彬の縁談を申し出て立后の話題をそらした。弘暦は2人の縁談を認めると如懿の手を取り、改めて皇后になれと説得する。仕方なく如懿はひざまずき、皇后を辞退したいと言った。困惑した弘暦は如懿以外に皇后は考えられないと訴え、如懿を立たせてやる。そこで皇后の件は孝賢皇后の喪が明けたらまた話し合うことになった。金玉妍は異国で唯一の心のより所だった貞淑を奪われ、苛立ちを募らせた。何としてでも貞淑を救わねばならない。しかし突然、勅命により皇子たちを取り上げられてしまう。金玉妍は激怒したが、李玉は惢心を害した嘉貴妃に辛辣だった。「お子が生まれたらまた擷芳殿へ、皇子たちを守れても貞淑は守れませんでしたね 貞淑は玉氏に送還されます、嘉嬪は啓祥宮にて禁足を」金玉妍は皇帝の冷たい仕打ちに愕然となり、立ちくらみを起こした。そんな哀れな姿を見ても、李玉は同情しない。「嘉嬪娘娘、下手な策を弄したのが間違いです」失脚した金玉妍は崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。しかしふと我に返り、貞淑を助けるため大きなお腹で歩き出す。その時、門の前でちょうど送還される貞淑と鉢合わせた。2人は衛兵が止めるのも聞かず、手を取り合って宮道にへたり込む。「お待ちなさい、そんなに急いで帰ることはないわ~」その声は炩(レイ)貴人・衛嬿婉(エイエンエン)だった。「玉氏の新たな王が王妃を自害させた件で皇上が処罰を下すとか すでに都入りし、間もなく陛下に拝謁するそうよ…え?故国の話をご存じないの?ふふふっ」金玉妍は臨月だというのに養心殿で新王の嘆願を始めた。弘暦はなぜ嘉嬪が王の件を知っているのか怪しんだが、李玉は王が都入りすれば噂になると告げる。仕方なく弘暦は金玉妍を嬪から貴人に降格、騒げば更に降格して庶人まで落とすと決め、如懿に皇貴妃の権限で命を下すよう頼んだ。金玉妍は額から血を流しながら必死に嘆願していた。すると如懿が現れ、皇帝からの勅命を下す。憤慨した金玉妍は立ち上がり、如懿が自分を陥れたのだと因縁をつけた。「瑪瑙と紅玉髄の違いは私には見分けがつく、あの七宝の数珠は瑪瑙を使っていたはず なぜそれが紅玉髄に?」「ふっ、あの日あなたは″中を見ずに皇上に渡した″と言った 見ていないのになぜ瑪瑙だと?見たのなら君主を欺いたことになるわ それとも自分で作った物かしら?」如懿の策にはまり馬脚を露わした金玉妍、怒りに任せて如懿が皇帝をそそのかしたに違いないと八つ当たりしたが、無駄なあがきだった。「あなたの自業自得よ…でもなぜ皇上の子を宿しながら命乞いを? 嘉貴人は皇上のお子より玉氏の王が大切なの?」「ぅ…」図星だった金玉妍は頭に血が上り、そのせいでお産が始まってしまう。金玉妍は輿に運ばれ帰って行った。如懿は殿内に戻ることにしたが、その時、安吉(アムジ)大師が現れる。安吉大師は中秋も過ぎたので皇帝に暇(イトマ)乞いに来たと話した。「ご迷惑をおかけしました」「俗世にいても最後は清き道へ 蓮は泥に咲くが汚れない、皇貴妃が積んだ徳のおかげです 先はまだ長く険しい道も少なくない 執着を捨て、心を清く保てば、災いは寄りつかぬはず」「お導きに感謝を…」御前侍衛・凌雲徹は如懿を翊坤(ヨクコン)宮まで送ることになった。すると途中で如懿は太監・三宝(サンポウ)に一人で歩きたいと伝え、凌雲徹にもお礼を言う。しかし凌雲徹は皇貴妃がどこか元気がないと見抜き、お供したいと申し出た。「…いいわ」如懿は歩きながら思わずため息をもらした。すると凌雲徹は皇貴妃がかつて嬿婉に振られて生きる望みを失っていた頃の自分のようだと告げる。「でも皇上が私に道を示してくれたわ…」「それはご自分も望む道だと?」「…女にとって最も尊い地位だけど、私の望みとは違う」「望みとは?」「皇上と互いに心から信じあって生きていきたい…だけどこの望みは一生、叶わないかもしれない」「皇貴妃の行く道が平穏であることを祈ります 私が皇貴妃の後ろで来た道を照らしましょう、振り向いた時、退路が見えるように…」「凌雲徹、ありがとう」そこで如懿は凌雲徹もそろそろ身を固めてはどうかと勧めた。しかし凌雲徹は独りの方が気が楽だと言う。皇帝と皇貴妃に仕えることができれば十分に幸せだと…。金玉妍は皇子を出産したが、生まれてすぐ赤子は息を引き取った。翌朝、慈寧(ジネイ)宮で報告を聞いた皇太后は、懐妊中に皇貴妃と大師を陥れようとしたのだから当然の報いだと言い放つ。皇帝は見舞いにも行かず、第9皇子を葬るよう命じただけだった。弘暦は第9皇子の死産で玉氏の王を罰するに忍びず、結局、3年間の恩賞停止と訓戒にとどめた。金玉妍は憔悴して床に就いていたが、麗心から王が間もなく国に帰されると聞いて飛び起きる。「王はどこ?教えて!」すると金玉妍は着替えもせずに寝宮を飛び出し、愛しい王の姿を求めて必死に歩いた。玉氏の王はちょうど紫禁城を出るところだった。「わんいえーっ!」金玉妍の悲鳴にも似た叫び声が響き渡り、王は思わず足を止めて振り返る。王はわずかに笑みを浮かべたように見えたが、まるで金玉妍を振り切るかのように歩き出した。愛しい人との一瞬の再会…。「20年になるわ…麗心…20年あまりよ?…ぅぅ…」「主儿…お産を終えたばかりなのに…死んでしまいます」麗心はへたり込んだ主人を抱きしめ、涙した。しかしその言葉を聞いた金玉妍は死ぬわけにいかないと気づく。「生きなくては…生きてさえいれば、また王爺と会える…」金玉妍は己を奮い立たせ、第9皇子の焼香へ行くことにした。つづく(๑・᷄ὢ・᷅๑)うーん…イマイチ金玉妍の純愛に共感できん、すまん!(笑
2019.10.27
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第18話靳朝(ジンジャオ)が冤罪を晴らすため、危険な任務を引き受けたと知った姜暮(ジャンムー)。しかし肝心のRX7を壊され、目下の課題は安全で信頼できる修理工場を見つけることだった。すると家に送り届けたはずの姜暮がその夜、再び飛馳(フェイチー)自動車へ駆けつける。「朝朝!」「なぜ戻った?」「良い考えあるの!来て!」姜暮は同級生・潘愷(パンカイ)が自動車修理工場の社長の息子だったことを思い出した。姜暮から相談を受けた潘愷が父の工場の主任整備士・任国棟(レングォドン)を紹介してくれた。互いに整備士として面識があった靳朝と任師傅。2人は意気投合し、任師傅も車の改造に協力してくれることになった。翌日から靳朝は小陽(シャオヤン)、鉄公鶏(ティエゴンジー)と一緒に潘記の工場でRX7の整備を始めた。姜暮は潘愷の父が許可してくれたことが意外だったが、潘愷が裏話を教えてくれる。実は潘愷も父が快諾したことに驚いていた。しかし母の話では父が靳朝とライバル工場の万記(ワンジー)には確執があると言っていたという。「承知で助けてくれるなんて寛大なのね、ありがとう」こうして最後のレースに向け、RX7の改造が急ピッチで進んだ。息つく暇もない靳朝たちをサポートする姜暮と三頼(サンライ)。その日、三頼は差し入れを届けがてら姜暮を送っていったが、そんな三頼をつけ回す怪しい車があった。そんなある夜、姜暮が夜食を差し入れにやって来た。ドレスを着た妖艶な姜暮の姿、すると靳朝は姜暮を誘き出すため、外に出てくると声をかける。案の定、姜暮が靳朝を追ってすぐ外に出て来た。待ち伏せしていた靳朝は姜暮の腕をつかみ、物陰に引き込んで久しぶりに愛しい姜暮を抱きしめる。「ねえ、南京へ戻らない?一緒にカフェを開くの 場所は梧桐(アオギリ)のある山すそ、秋には金色の葉で地面が埋め尽くされる 閃電(シャンディェン)がその上を走り回るの」「数日待ってくれ、答えを出すよ…そばにいられず、すまない」口づけを交わす2人、しかし運悪く潘愷に見られてしまう。「はっ!だって2人は…いや秘密にするよ」RX7の改造が終わった。その夜、靳朝は姜暮を助手席に乗せ、遠乗りに出かける。埠頭で車を止め、花火を楽しむ2人。…あなたは自分を犠牲にすると言ったけれど、私がいる、あなたの考えは変わるかしら?…すると靳朝が姜暮に万年筆を贈った。「昔、君にあげたペンは古い、これを使え」「去年、私が贈ったペンは自分で働いたお金で買ったの、ママのお金じゃないのよ? でも残念ね、もう必要ないなんて…」「この先、使うかもしれないだろう?」靳朝は意味ありげに微笑み、姜暮に口づけした。靳朝のために歌を披露する姜暮、姜暮をモデルにして絵を描く靳朝…。2人だけの甘い時間はあっという間に過ぎた。工場に戻った靳朝は偶然、隣のペットショップから三頼が連れ去られる様子を見た。急いで車を出し、三頼が拉致された車を追い越して急停止させた靳朝。三頼は2人の大男を投げ飛ばす靳朝の姿を眺めながら、学生時代を思い出していた。…靳朝はいつも靴紐を結んでいない三頼が気になっていた危険だと注意しようとするが、三頼はいつも慌ただしくて取りつく島もないそんなある日、校舎の裏で父親の代わりに借金取りに絡まれている三頼を見かけた靳朝は咄嗟に男たちを突き飛ばし、その隙に三頼を連れて逃げ出すことに成功する『助かったよ』『教えてくれないか?靴紐を結ばないわけを』『結んでいる間にみんな先に行ってしまう、置いていかれるのが嫌で結ばなくなった』『…靴紐は結んだ方がいい、安心しろ、俺は待ってる』この時、三頼はようやく靴紐を結んだ…あの時のように三頼を救ってペットショップへ戻った靳朝。そこで三頼の父親の借金を肩代わりすると申し出たが、三頼は父の尻拭いにほとほと疲れてしまったという。「将来は食堂を開いて保護犬が2匹、お前と雑談できればそれで十分だ」金の工面に出かけた靳朝がペットショップに戻った。すると三頼の姿がない。その時、レジに貼ってあるポストイットを見つけた。【有酒(ヨウジウ)、パパを迎えに行ってくる、心配するな】焦った靳朝は盧(ルー)刑事に連絡、友人の捜索を頼んだ。一方、有り金をかき集めた三頼は鞄を持って男たちの根城に乗り込んだ。すると傷だらけの父親が奥から引っ張り出されてくる。しかし本物は手に持っていた札束だけ、カバンの中身が偽札だとばれた三頼はボコボコにされてしまう。その時、靳朝が現れた。三頼を人質に取られた靳朝は手出しできなかったが、やがて盧刑事のおかげでパトカーが到着、男たちは慌てて逃げ出してしまう。三頼は家や母まで失ってもギャンブルをやめない父に愛想をつかし、縁を切って靳朝の車に乗り込んだ。しかし靳朝は三頼が本当に父親を見捨てられないと知っている。「強がるなよ」「…仕方ないな」結局、三頼は車を降りて哀れな父の元へ走って行った。一方、同盟も動き始めていた。「特別仕様だ、携帯に近づければウイルスを仕込める」特別仕様の携帯を受け取ったのは…。飛馳自動車に荷物が届いた。姜暮と一緒に受け取った靳朝、すると大きな箱の中からロケットの模型が出てくる。「気に入った?」「これ難しんだぞ?」「一緒に組み立てましょう?」そこへ泥だらけになった閃電がやって来た。靳朝が閃電をブラッシングしている間にミルクをあげる姜暮。「パパとママが別れたらどっちについて行く?」「それを聞くなら、2人が海へ落ちたらどちらを助けるか、だろう?」「犬かきしかできないのよ?私たちは泳げるけれど」その時、靳朝は閃電のせいで姜暮の洋服が汚れて透けていることに気づき、目のやり場に困ってしまう。「姜暮、着替えた方がいい」姜暮はバックヤードへ急いだ。「どれを着たらいい?」「俺が選ぶよ」部屋に戻った靳朝はタンスを開けたが、艶めかしい姜暮の姿に心が揺れる。「暮暮…」タンスの戸を閉め、姜暮を思わず抱き寄せる靳朝…。つづく( ๑≧ꇴ≦)キャァー!もう朝朝ったらw
2026.10.05
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无忧渡 The Demon Hunter's Romance 全36話第18話「怪しげな書斎」小洞天(ショウドウテン)の洞主・沈図南(ジントナン)は6年前の事件で捕まった久宣夜(キュウシェンイェ)を救ってくれた師叔だった。当時、沈図南はあらゆる手を尽くしたが広平(コウヘイ)で収めることができず、神都(シント)に出向いてやっと解決できたという。しかし釈放された宣夜は気晴らしに旅に出てしまい、広平に戻った師叔とすれ違っていた。久宣夜は父から天賦の才がある弟弟子がいたが、破門になって音信不通になったと聞いていた。「なぜ破門になったのですか?」「20歳の頃、修行の旅に出た、南郭(ナンカク)鎮である女子に一目惚れしてな」しかしその女子は妖怪だった。それでも沈図南は″妖怪に愛情を持つべからず″という掟を破り、門派を捨てて彼女と旅に出たという。結局、彼女は去って行った。愛があっても妖怪の性は変わらず、ある時、酒で理性を失い、夫を傷つけそうになったという。沈図南は彼女を探したが見つけられず、地下城に落ち着いた。「ここは人間と妖が入り混じっている、だから再会できるかと… だが20年経った今でも会えていない」すると沈図南は宣夜がなぜ地下城に来たのか聞いた。一方、信安(シンアン)王の捜査に行き詰まった司馬令嬴(シバレイエイ)は書画店を捜査すると言い出した。信安王と言えば書画の大家、地方へ出かけた折には決まって絵を鑑賞するという。その時、露店の蒲(ホ)易者が2人に声をかけた。実は人探しにちょうと良い″仙人指路(シロ)″があるという。楚幽篁(ソユウコウ)は相手にしなかったが、令嬴は想い人を指し示す羅針盤だと聞いて買ってしまう。久宣夜は段半夏(ダンバンシァ)の両親を捜すため地下城へ来たと打ち明けた。宣夜が半夏を手伝っていると聞いた沈図南は2人の関係を深読みしたが、宣夜はあくまで友だちだという。すると沈図南は宣夜のために醍醐(ダイゴ)書斎を探しておくと約束した。「洞主、感謝します」喜んだ半夏は改めて沈図南に拝礼したが、沈図南から宣夜と同じように師叔と呼んで欲しいと頼まれてしまう。(  ̄꒳ ̄)師叔、ちょっと怪しい小洞天からの帰り、久宣夜たちは露店で食事にした。半夏は席を立って雲呑を頼みに行ったが、その時、客の女子が蛇妖だと気づいて怯えてしまう。しかしその様子に気づいた宣夜が駆けつけた。宣夜はとっさに半夏の肩を抱いて守り、焦った蛇妖は退散してしまう。小洞天の番頭・呂春眠(ロシュンミン)が醍醐書斎を見つけてくれた。知らせを受け、地図を頼りに早速、訪ねることにした久宣夜と半夏。「こんな所にあったのね…見つからないわけだわ」醍醐書斎は地下城の片隅にあり、門も目立たず、かろうじて″書斎″という看板があるだけだった。宣夜はあらかじめ半夏に店主が妖怪だと教えておいた。すると半夏の事情を聞いた醍醐書斎の店主・沙満(サマン)は同情して涙を流す。唐如雲(トウジョウウン)の文は確かに店の松脂(マツヤニ)墨で書いてあった。しかし客の記憶はなく、印章を調べても文と同じ印章はない。「知り合いが多いので聞いてみましょう、何か分かったらお知らせを…どちらにお泊まりで?」「五更(ゴコウ)旅館です」沙満は笑顔で客人を見送った。しかし2人がいなくなった途端、表情が強張り、使用人に木槌を持ってくるよう命じる。使用人は木槌が描いてある絵に向かうと、絵の中から木槌を取り出して持って来た。すると沙満は粗相した使用人を木槌で激しく殴打してしまう。「1人は逃げて1人は役立たず、書き直す必要がある!」殴打された使用人は第16話で楚幽篁たちが目撃したように突然、紙に描かれた人の絵になった。_(┐「ε:)_ ペラペラ〜久宣夜は落胆する半夏を励ましながら帰路に着いた。その途中、司馬令嬴に羅針盤を売りつけた蒲易者が半夏にも仙人指路を売りつけようとする。しかし宣夜にあっさり偽物だと見抜かれた。蒲易者は見て見ぬ振りもできないのかと嘆き、信じるものは救われるという。すると半夏は羅針盤ではなく、綺麗な巻貝を手に取った。「それは″回音螺(カイオンラ)″、話しかけるとその言葉を長く留めてくれるよ」旅館に戻った半夏はまだ帰ってこない汀州(テイシュウ)を心配した。すると汀州がウサギの遅雪(チーシュエ)を抱えて帰ってくる。「小姐、ただいま戻りました、遅雪が食べてすぐ眠り込んでしまって…」「怖くないの?」「もちろんです、丸々と太ったウサギに何ら変わりはありません」宣夜は遅雪が寝たふりをして汀州に抱いてもらったと知った。「男女の別があるだろう?!お前はからかったつもりでも周囲はそう思わない」すると遅雪は不貞くされた。「自分は半夏と仲良くしているくせに…好きなら正直に言えよ? 少なくとも彼女たちは正直だった」遅雪は寝たふりをしながら汀州の戯言を聞いていた。…久大夫(ダイフ)は私たちを追って来た、小姐のことが好きなんですよ、李家と破談にすれば久大夫に嫁げますよ…「良かったな、半夏と家族になれるぞ?」しかし遅雪は急に真面目な顔になり、師叔が嫌いだと打ち明けた。宣夜は師叔なら妖怪にも寛大だと言ったが、遅雪は自分を嫌っている気がするという。遅雪のせいで急に半夏を意識してしまう宣夜。部屋を出てふと3階の客室を見上げると、偶然にも窓から顔を出した半夏と目が合ってしまう。驚いた宣夜は出かけるふりをしたが、半夏が追いかけて来た。「あなたが眠れないなら付き合うわ」「いいや平気だ、やっぱり帰るよ」「座って!」宣夜はすっかり気が強くなった半夏にたじたじだった。「ねえ、私がもし妖怪だったらどうする?友だちでいられる?それとも殺そうとする?」「人間なのになぜ聞く?…そうだな、捕まえて連れて帰る そんなに変化の術に優れているなら調べる価値がある」宣夜は思わず失笑したが、半夏はいたって真面目だった。…もしあなたが妖でも私は気にしないわ…先に部屋に戻った半夏は机の上に置いた回音螺を持って回廊へ出た。🐚ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )<バンシァ、あなたはシェンイェを好きになったのよその頃、信安王を探していた頂(チョウ)兄弟もようやく醍醐書斎にたどり着いていた。しかし店に忍び込むと衝立の絵から現れた男に突然、絵の中へ引きずり込まれてしまう。一方、宣夜は偶然、深手を追って旅館の裏手に逃げ込んで来た宋奇(ソウキ)を見かけた。…妖怪だとしてもむやみに殺してはだめよ…半夏の言葉を思い出した宣夜は宋奇を助け、介抱した。翌日、久宣夜は宋奇を師叔に紹介し、かくまってもらうことにした。妖怪に家族を殺されながら、善悪で判断ができる宣夜に安堵する師叔。一方、楚幽篁は司馬令嬴と仙人指路を頼りに信安王を探していた。しかし仙人指路は令嬴の想い人である楚幽篁を指し示すため、全く使い物にならない。令嬴は結局、仙人指路を楚幽篁に譲って別行動を始めた。楚幽篁が仙人指路を手にすると、急に針が動き始めた。驚いた楚幽篁は仙人指路に導かれ醍醐書斎に到着、すると大きな衝立を見て我が目を疑う。絵の中にいる酒楼の客引きが動いて見えたのだ。楚幽篁はちょうど机にあった拡大鏡を使って絵をのぞき、動いている男に触れた。すると絵の中に吸い込まれてしまう。醍醐書斎の店主が突然、半夏を訪ねて来た。実は半夏の父親が店にいるという。その証拠に沙満は段英恒(ダンエイコウ)の文を見せた。「これは…確かに爹(ディエ)の字だわ」「この機会を逃したらもう2度と会えないかもしれませんよ?」半夏は沙満のどこか脅迫めいた態度に身の危険を感じ、ひとまず従うことにした。そこで1階に降りたところで逃げ出したが、妖怪の沙満にあっさり捕まってしまう。ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ旅館に戻った久宣夜と遅雪は半夏の部屋を訪ねた。すると門は開けっぱなし、机の上には段英恒の文がある。そこへ買い物に出掛けていた汀州が戻って来た。「小姐は?本を読んでいましたけど…」その時、宣夜は台の上に不自然に置かれた茶杯に気づき、その下の収納箱の中でなぜか提壺(ダイゴ/急須)を見つける。「提壺か…はっ!」久宣夜は醍醐書斎に乗り込んだ。店には誰もいなかったが、所狭しと飾られた絵の中から次々と絵姿が飛び出し、襲いかかってくる。すると宣夜に切り捨てられた絵姿は再び紙に戻った。そこへ沙満が現れる。沙満は砂となって追撃を交わしながら宣夜を翻弄。宣夜が剣を落とした隙に衝立の絵の中へ閉じ込めようと企んだが、一緒に吸い込まれてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)えーっ?!″阿蘭若の夢″再び?!←分かる人だけでw
2026.10.03
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折腰 The Prisoner of Beauty 全36話第10話夫婦の道は策略ではなく真心だと思い知らされた小喬(シャオチャオ)こと蛮蛮(マンマン)。そこで暗闇を恐れる魏劭(ウェイシャオ)のために煙の少ないろうそくを探したり、催眠効果のある薬材を伯母に問い合わせたり、何かと心を砕いた。しかし思いがけず弱みを知られた魏劭は小喬が自分のことを探っていると勘ぐり、無理して良妻ぶる必要はないと冷たい。一方、朱(ジュー)夫人は鄭楚玉(ジョンチューユー)から喬氏が策を弄して博崖(ハクガイ)を横取りし、徐(シュー)太夫人に叱られたと聞いた。祖母の庇護を失ったと知った朱夫人は早速、小喬を呼び出し、再び姪を側室に迎えるよう迫る。すると蛮蛮は確かに自分が側室を阻んだと認め、恥じらいもなく男君への想いを告白した。(  ̄꒳ ̄人<男君に初めてお会いした時、男らしさに感動しました~辛都(シント)でもお優しく、天下を見据える寛大な方だと分かったのです♡磐邑(バンユウ)で救われた時、この胸に誓ったのです、一生を共にしようと…(# ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾<夫を誰かと共有するなんて無理!たとえ命を取られようと側室は娶らせません!(* ̄m ̄)プッ@小棗魏劭は母から小喬の自分への気持ちを聞いて満更でもない様子だった。しかし蛮蛮は側室を娶りたくない男君の意向に添うための方便だったと明かす。「男君は一家の主で巍(ギ)国の主公、ご自分でお決めになることです 側室を娶りたいなら止めませんが、無理強いされるべきではありません」「…ふっ、お前の言葉は時に人を傷つけ、時に人を慰める」 (๑و•̀ω•́)و<励みにします!男君の役に立てたと喜ぶ蛮蛮、そんな小喬の笑顔に魏劭の心も自然と和らいだ。一方、追い詰められた朱夫人は何としてでも鄭楚玉を側室にするため、既成事実を作ろうと企んだ。さすがに鄭楚玉は首を横に振ったが、朱夫人に泣きつかれて了承してしまう。その夜、魏劭は母に呼ばれ、勧められるまま酒を飲んだ。媚薬を盛られた魏劭はふらふらしながら鄭楚玉の寝所へ案内され、あられもない姿の鄭楚玉に誘惑されてしまう。朱夫人は外から錠をかけて様子を見守っていたが、その時、魏劭が戸を蹴り破って出てきた。「仲麟(ジョリン)、仲麟、うぉ(我)…」母がオロオロしている姿を見た魏劭は全てを悟った。「他人と結託し、息子を罠にはめるとは…」魏劭は途中で酒を吐き出し、何とか寝所へ戻った。すると寝ていた小喬が心配して脇殿から出てくる。「男君?どうしました?侍医を呼びますか?」「要らぬ!誰にも見られるな、水をもっとくれ!」蛮蛮は戸を閉じて水を持ってきたが、魏劭の様子は尋常ではなかった。その時、魏劭が急に蛮蛮の手首をつかみ、婚儀の時の自分の約束を覚えているかと迫る。「″喬家とどう向き合うにせよお前を傷つけぬし、追い出すこともない″と言った」「はい、覚えています」魏劭は小喬を抱き上げ、寝台に押し倒した。驚いた蛮蛮は魏劭を引っ叩き抵抗、1年の服喪を認めてくれたはずだと訴える。すると理性を取り戻した魏劭は氷を入れた水風呂を用意するよう頼み、体を冷やして薬が醒めるのを待つことにした。蛮蛮は動揺しながらも衝立の後ろに控えて氷や水を補充、しばらくして魏劭が正気に戻ったと知るや逃げるように自分の寝所へ戻ってしまう。翌朝、魏劭は昨夜の小喬の手助けに感謝して拝礼し、母の居所へ向かった。朱夫人は涙ながらに謝罪したが、すでに息子の心が離れてしまったことを知る。しかし魏劭は祖母には何も話していないと安心させた。その代わり鄭楚玉を二度と魏家に入れるなと命じ、3日の猶予を与えて追放してしまう。徐太夫人は朱氏の使用人たちから昨夜の騒ぎについて報告を受け、喬氏を呼んだ。しかし何があったのか聞いても小喬は何も知らないという。「夜中に仲麟が氷を使ったことも知らないと?」「男君のお体には嘯岡(ショウコウ)で受けた傷が複数あり、まだ癒えておりません 氷を使ったのは傷の痛みを和らげるためかと…」すると太夫人はそれ以上、追求せず喬氏を下げた。「仲麟の顔を立て、朱氏をかばった…2人がよき伴侶となることを願うわ」朱夫人と鄭楚玉は悲しみに暮れた。これもすべて狭量な喬氏のせいだと責任転嫁、そこへ太夫人が現れる。太夫人は有無を言わせず鄭楚玉を追い出し、良縁を見つけて嫁がせると約束した。結局、朱夫人も祠堂での修行を命じられたが、女君の侍女たちは一体、何があったのか知る由もない。一方、魏劭も祖母が母に罰を与えたと知った。しかしその前に祖母と小喬が会っていたと知り、小喬が漏らしたのかと疑う。すると小喬は祖母にはもちろん乳母にさえ何も漏らしていないと言った。安堵した魏劭だったが、その時、小喬の細い手首にあざがあると気づく。蛮蛮は何もなかったように振る舞っているつもりだったが、明らかに緊張していた。その夜、魏劭は小喬が眠っている隙にこっそり薬を塗ってやることにした。しかし小喬が気配を感じて飛び起き、魏劭を見るや慌てて寝台の奥へ逃げてしまう。「私が怖いか?…安心しろ、昨夜のようなことは二度と起こらない」すると居たたまれなくなった魏劭は薬瓶を置いて出て行った。魏劭は屋敷に戻らず、議事堂で寝泊まりするようになった。事情が分からず困惑する侍女たち、蛮蛮は男君が風邪を引いたので自分に移さないためだとごまかすしかない。そんなある日、蛮蛮は屋敷から荷物を運び出す小檀(シャオタン)たちを見かけた。聞けば磐邑の視察に巍侯自ら出かけることにしたという。「磐邑まで逃げる気ね…」蛮蛮は自分を避け続ける魏劭に苛立ちを隠せない。そこへ侍女の姜(ジャン)媪(アオ)がやってきた。「朱夫人が女君にお会いになりたいそうです!」祠堂から解放された朱夫人は小喬を呼びつけ、鬱憤を爆発させた。「あなたが告げ口したせいであの子は追い出された! 仲麟を奪った上、唯一の姪まで追い払うなんて! 酷すぎる!これが喬家の教えなの?!」「…さぞお疲れでしょう、これで失礼します」「お待ちなさい!」その時、ちょうど回廊にいた魏劭は母の怒号に驚いて立ち止まった。「あなたが来なければ仲麟は楚玉を娶り、祖先に顔向けできたのよ!」しかし蛮蛮は呆れた様子で首を横に振った。「修行を経てもなお祖母のお心遣いを理解されていない 事が露見しても気にするのは楚玉のことばかりで男君の面目はそっちのけ 楚玉を側室にするため大事な箱に傷を施し、平気で男君に薬を盛るとは… 一国の主公なら婚姻は大局を見て決めるべきです! 喬家との縁組の成果が見え始めたというのに、男君の邪魔をなさるおつもりですか?!」すると口答えされた朱夫人が激高、思わず机をひっくり返してしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)蛮蛮が正論すぎるw
2026.03.01
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第46話「侍女の門出」金玉妍(キンギョクケン)が失脚し、穏やかさを取り戻した後宮。侍医・江与彬(コウヨヒン)は献身的に惢心(ズイシン)を介抱していたが、惢心はどこか距離を置いていた。一方、皇太后・鈕祜禄(ニオフル)氏は思わぬ知らせに動揺していた。実は訥親(ナチン)が金川(キンセン)の戦で失策を重ねたうえ、僧侶の派遣を要請したという。勝利を焦って神頼みに走るなど言語道断だが、状況はさらに悪化した。訥親は無断で帰京、皇帝が激怒しているという。「愚か者め、処刑されに戻ったか」苛立ちを隠せない皇太后だが、侍女・福珈(フクカ)は皇太后が酌量を求めれば皇帝も鈕祜禄氏の顔を立ててくれると進言した。しかし戦に関わることではさすがに皇太后も口を挟めない。確かに訥親は鈕祜禄氏の繁栄のために多大な貢献を果たしたが、以前とは時勢が異なっていた。今や皇帝が権力を握り、独断で物事を運んでいる。「酌量を求めれば皇帝は訥親の罪を許すであろう、だがあいじゃとニオフル氏が疎まれてしまう そうなるとこの先、厄介だ…」季節は冬…。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は訥親が戦況の判断を誤りながらその責を認めないと憤慨していた。仕えていた舒嬪(ジョヒン)・葉赫那拉(エホナラ)意歓(イカン)は黙々と墨をすっていたが、弘暦はなぜ黙っているのかと聞く。「政事には口を出せませんから…」「では後宮の話だ、訥親を殺せば皇太后は朕を恨むだろうか?」弘暦は皇太后が送り込んだ意歓に探りを入れたが、意歓は皇太后を慰めれば十分だと答えた。どうやら意歓は皇太后の操り人形と言うわけではないようだが…。皇太后が訥親の処刑を知ったのは執行された後だった。確かに訥親の処刑は軍の綱紀粛正(コウキシュクセイ)を図るという大義があり、文句のつけようがない。「これであいじゃは朝廷への影響力を失ってしまった…皇帝の周到なやり方には舌を巻く」やがて惢心はゆっくりだが歩けるようになった。江与彬は順調な回復を喜んだが、宮中では満足に治療することができないと切り出す。「皇上から結婚のお許しを頂いた、結婚してくれ」「…ごめんなさい」惢心は足が不自由になった自分では釣り合わないと断り、江与彬を追い出してしまう。中庭にいた烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は肩を落として歩いている江与彬を見つけた。「どうしたの?惢心は何て?」「断られました…」「あなたが尽くせば尽くすほど気後れするのね…私からも説得するわ」「感謝します、にゃんにゃん」そこでその夜、如懿は惢心の偏殿を訪ねた。すでに休んでいた惢心は驚いて起き上がると、如懿から珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が作った膝当てをもらう。暖かそうな毛皮の膝当てに嬉しそうな惢心、すると如懿はなぜ江与彬を遠ざけるのか聞いた。「彼の人柄はよく知っているはずよ?あなたの生涯を託せる人でしょう? …江与彬は誠実な人、脚のせいで心を閉ざさないで 惢心、あなたは後宮を出て愛する人と穏やかに暮らせるのよ? 私はそんな暮らしを心から望んでいる、でも一生、叶わないわ…」如懿に説得された惢心はようやく素直になり、愛する人に嫁ごうと決めた。花の季節がやって来た。翊坤(ヨクコン)宮は婚礼用の赤い布で飾り付けられ、如懿と親しい妃嬪たちも駆けつけている。そこへ美しい花嫁姿の惢心が現れ、主人に旅立ちの挨拶をした。いつまでも名残惜しい如懿だったが惢心に面紗(メンシャ)を掛け、盛大に送り出してやる。やがて城門が見えてくると、如懿は惢心を呼び止めて手を握った。「惢心…ここまでよ、これからは穏やかに過ごせるわ」「如懿様のことが心配でなりません、側仕えが蕓枝(ウンシ)と菱枝(リョウシ)だけだなんて…」「後任はゆっくり探すわ」そこへわざわざ勤めを代わってもらった李玉が駆けつけた。すると2人の門出を祝い、自分が持っている田畑を贈る。江与彬は驚いて断ったが、惢心は李玉の気持ちを素直に受け取ることにした。「惢心、覚えているかい?以前、幸運のお守り代わりに君にかんざしを贈ったね…」「もちろん、そのおかげでご利益があったわ」こうして長年、如懿の側で仕えて来た惢心は紫禁城から出て行った。あの一件以来、皇帝は一度も金玉妍を訪ねていなかった。皇帝のために弾いていた琴も今ではひとりで奏でている金玉妍…。しかし侍女・麗心(レイシン)は貞淑(テイシュク)の分まで精一杯、仕えると言って主人を喜ばせた。「私が失脚したと思ったら大間違いよ…」陳婉茵(チンエンイン)と衛嬿婉(エイエンエン)は嬪に昇格した。嬿婉はこれで名実ともに永寿(エイジュ)宮の主となり、正殿に住むことが許される。一方、弘暦は如懿に今回の昇格について説明していた。2人は才も子もないが、婉嬪は年数が長いことが考慮され、炩(レイ)嬪は如懿の酌量を求めたからだという。すると弘暦は嘉貴人が降格となり半年が経ったことから、嬪に戻すと言った。何より2人の皇子の母であり、玉氏から嫁いだ初めての女子、玉氏への恩情だという。如懿は不満が残るが、皇帝の決めたことなら受け入れるしかない。ただ弘暦は再び金玉妍が過ちを犯した時は決して許さないと約束した。如懿は気の合う海蘭、意歓と翊坤宮で談笑していた。そこへ炩嬪が訪ねてくる。如懿が拒むことはないものの、自分たちと相入れない炩嬪の登場に一同は急に静まり返った。すると嬿婉は大罪を犯した金玉妍の復位を不公平だとぼやき、再び虐げられるのではと訴える。「嘉嬪には母国の後ろ盾があります、寄る辺なく子も授からぬ私とは違います ぁっ…でも皇貴妃娘娘と舒嬪姐姐ならお分かりでしょう?」何とも微妙な空気が流れる中、如懿は舒嬪と炩嬪ならまだ若いので希望を持つよう励ました。しかしあれほど懐妊を望んでいた意歓はさすがに子を求める気持ちが失せて来たと漏らす。実は皇帝から賜る子宝の薬も長らく飲んでいなかった。翊坤宮を後にした衛嬿婉は確かに舒嬪と同じ子宝の薬を飲んでも一向に懐妊しないと気づいた。「そう言えば嘉嬪も侍医に薬を求めているとか、処方が漏れぬようにね」しかし侍女・春嬋(シュンセン)は舒嬪の薬の方が嘉嬪の侍医院の薬よりも効き目があるはずだと言った。一方、昇格しても相変わらず寵愛とは縁遠い陳婉茵、今夜も黙々と皇帝の画を書いていた。鍾粋(ショウスイ)宮の主である純貴妃(ジュンキヒ)・蘇緑筠(ソリョクイン)が寵愛を失うまでは皇帝と会う機会もあったが、今ではそれも叶わない。侍女・順心(ジュンシン)はそんな主人を心配しているが、当の本人は皇帝なら自分の心にいると取り合わなかった。如懿が養心殿に差し入れを届けると、ちょうど弘暦と意歓が談笑していた。2人は弘暦が好きな納蘭容若(ナランヨウジャク)の″飲水詞(インスイシ)″を読んでいたという。すると意歓が中でも好きな1編を紹介した。「ようやく分かりし過ちに 心 寂しく戸惑う…」弘暦は本来なら酒を飲みつつ歌を詠みたいところだが、旧臣がうるさくて敵わないとこぼす。しかし明日に張廷玉(チョウテイギョク)を辞職させるため、静かになると言った。そこで如懿は政務の方が落ち着いたなら大皇子・永璜(エイコウ)の見舞いに行ってはどうかと進言する。実は福晋から永璜の病が悪化していると報告があったのだ。「邪(ヨコシマ)な私心を抱くから病んだのだ 斉汝(セイジョ)にも診に行かせ、心穏やかに静養するよう伝えさせた …心配ならば純貴妃と見舞うがいい」弘暦はまさか永璜が重篤だとは思いもせず、頑なに会うのを拒んだ。永璜が危篤との知らせが届いた。如懿は慌てて駆けつけたが、永璜はすでに昏睡状態となってうなされている。そこへ侍医・斉汝が駆けつけ、永璜に気付け薬を飲ませた。「大阿哥は最期になるやも…お話があればお早めに」すると薬のおかげか永璜の意識が戻った。永璜は如懿と2人きりにしてもらうと、これまで隠して来た胸の内を全てさらけ出した。「私は幼い頃、生母を亡くしたため虐げられました…母様が引き取ってくださり生き永らえたのです 母様の恩情を忘れたことはありません…でもお詫びしなくては… 私は野心を抱いていた、そして母様を利用しようと考えたのです …今となっては孝を尽くすこともできません、お許しください」「何も気にしなくていいの、あなたは考え過ぎてしまうのね あれこれ気を回さず、養生に専念することが私への孝行よ」如懿は永璜を励ましたが、永璜は自分の命の灯火が間もなく消えると分かっていた。しかし母の元へ行く前にどうしても如懿に伝えておきたいことがある。「母様…母様…母上を殺したのは孝賢皇后です…」如懿はようやく永璜が葬儀で泣かなかった理由を知ったが、その話はただの噂でしかないと教えた。すると永璜はある人が真相を教えてくれたと訴える。「母上は孝賢皇后に先んじて私を産んだ… 私が大皇子となってしまったせいで孝賢皇后の恨みを買ってしまったと… そして母上が再び懐妊した際、策が弄されたのです その結果、母上と妹はこの世を去った…」永璜はこの話を聞いたのが孝賢皇后の死後だったことから、復讐することも叶わなかったと嘆いた。「母様…悔しい…私は…無念でならぬ…」「″ある人″とは誰なの?」「嘉…嘉…嘉嬪…」これが永璜の最後の言葉となった。乾隆15年、皇長子・愛新覚羅(アイシンギョロ)永璜が逝去、後に定安(テイアン)親王に追贈された。知らせを聞いて駆けつけた弘暦だったが間に合わず、寝殿に到着した時には中庭で皆が涙に暮れている姿を見る。結局、弘暦は永璜とは対面せず、そのまま引き返していた。弘暦は放心したまま何も手につかなかった。するとその夜、永璜の葬儀を終えた如懿が養心殿にやって来る。弘暦は如懿に親子の獅子の玉(ギョク)を渡し、実は哲憫(テツビン)皇貴妃の玉だと教えた。哲憫皇貴妃は孝賢皇后と同じ富察(フチャ)氏だったが家柄が低く、決して高価な玉ではない。しかし生前いつも身につけていたことから、弘暦は埋葬の際に外して形見として手元に置いておいたという。如懿は弘暦の辛い気持ちを察しながら、これで哲憫皇貴妃と永璜が再会できたと慰めた。「ルーイー、葬儀に出なかったのは朕の本意ではない、向き合えぬのだ 永璜が伏せっていた時、朕は病状を知ろうともせず、見舞いもしなかった 永璜が朕を恨んでいると思ったからだ…そしてこれ以上、我が子の死を見たくなかった」「分かっています、皇上のお気持ちを伝えた上で葬儀を進めました」つづく( ತ _ತ) ったく朕は…
2019.10.28
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上阳赋 The Rebel Princess最終話「陽の光がさす場所」城門で抵抗された宋懐恩(ソウカイオン)は密道から式乾殿へ侵入、馬子澹(バシタン)と王儇(オウケン)は太極殿に逃げた。今日が皇帝でいられる最後だと腹をくくった子澹、そこでせめて最期に威厳だけは守りたいと訴え、もしもの時は阿嫵(アーウォ)に斬って欲しいという。その時、宋懐恩が兵を引き連れやって来た。「王妃、降りてください…あなたを傷つけたくありません」しかし王儇は玉座のそばから動けない。そこで懐恩は自ら上段へ登り、皇帝の首を斬ると挑発した。子澹は無礼な宋懐恩に激怒、背後にいるのは誰かと問い詰めたが、懐恩は黙って門に向き直り、床に剣を付く。ドン!その時、門が開き、皇帝だけに許された黄色の礼服をまとった王藺(オウリン)が現れた。王藺が上段へ到着した。驚愕のあまり声も出ない子澹と王儇、すると懐恩は玉座にいた皇帝を床に投げ出してしまう。子澹は自分の代わりに玉座を陣取った王藺を見ると、沸々と怒りが込み上げた。「老いた逆賊めが…腹黒くあくどい奴…殺してやる!」子澹は一族の恨みを思い出して王藺へ襲いかかったが、あっけなく兵士に捕われ、そのまま引きずり出されてしまう。王藺は呆然とする娘に声をかけた。「阿嫵、お前の父亲だ、私は生きていた…偉業を成すためにはお前には隠すしかなかった じき全てが終わる、いや、新たに始まるのだ」「…その席はあなたの物ではないわ 子澹哥哥が静(セイ)児に譲ると決めたの、静児も王氏の血を引いている」王儇は父の前にひざまずき、過ちを繰り返してはならないと諌めた。しかし王藺は今度ばかりは譲れないという。王儇は仕方なく子澹が玉座に残していった短剣を手に取り、自分の首に突きつけた。あの時は母がこうして父を戒めたが、また同じ光景を見たいのだろうか。「大切なのは娘の命ですか?玉座ですか?」「阿嫵…誰も私を止められぬ、なぜ邪魔をする?…もちろん玉座よりお前の命が大事だ」すると王藺は震える阿嫵の手をつかんで短剣を取り上げた。その時、うっかり礼服の袖が切れてしまう。「愚か者めが!阿嫵っ!なぜ父亲が平和をもたらすと信じられぬのか?! 私以外にやれる者がいるか?誰がやれるというのだ?!」太極殿に王藺の怒号が響き渡った。しかし突然、背後から懐恩に刺されてしまう。「良いお話でした…何をしに来たか忘れるところだった…つまみ出せ!」王儇は兵に制止され、父が連行されるのを黙って見送ることしかできない。「王藺!私は兵力でここまで上り詰めた、だがこれは次への足掛かりに過ぎぬ」すると懐恩は剣についた血を拭い、兵士に王儇を解放するよう合図した。「蕭綦(ショウキ)が持つものは私も手に入れ、蕭綦が持てぬものも手に入れる…」懐恩は王儇に歩み寄ると、豫章王が逃げ出した婚礼の日@8話、激怒した王儇から受け取ったかんざしを返した。「阿嫵…私の皇后になってくれ」バシッ!⊂彡☆))Д´) ァゥッ!「なんて卑劣な男!」阿嫵は思わず懐恩を引っ叩いたが、その時、蕭綦が太極殿に駆けつけた。「懐恩!」懐恩は蕭綦の声に反応し、慌てて門を見た。すると蕭綦が放った矢が懐恩の胸を直撃、同時に寧朔軍がなだれ込んで太極殿を掌握する。「なぜ戻って来た…」玉座に倒れ込んだ懐恩はようやく蕭綦が寧朔へ戻っていなかったと知った。「お前が付近の軍と連絡を取り、反乱を目論んでいると知っていた だがお前を操る黒幕が誰かは分からなかった」「反乱など起こしたくなかった…」懐恩が思わず立ち上がると、包囲していた兵士は一斉に長刀で突き刺した。玉座に倒れ込んだ懐恩はうめき声をあげると、最期の時を迎えた。「…寧朔に連れ帰ってくれ…哥…二度と皇都には来たくない…」懐恩は蕭綦の元へ行こう立ち上がったが、力尽きてしまう。「二度と皇都には来ない…」すると懐恩はそのまま床に崩れ落ち、絶命した。王儇は父を探して殿内を飛び出した。すると回廊に捨て置かれた父を見つける。「私は死んだのか?生きているのか?…お前は生きているか?」「2人とも生きているわ、太医を呼んで来る!」しかし王藺は阿嫵を引き止め、抱きしめて欲しいと頼んだ。父の胸で泣き崩れる王儇、なぜ父はここまでしなければならなかったのか。「それは…愛のためだ、愛など知らぬと思うだろうが、ちゃんと知っている」「母亲を愛していた?」「…お前はどうだ?蕭綦を愛しているか?それとも子澹か?」「種類の違う愛だわ」「そうか、私の娘はすっかり大人になったのだな…私は間違っていた 人は若い頃に得られなかったものに生涯すがりつき、生きてしまうようだ…しかし正解も分からぬ」「…全てが終わったら母亲の隣で眠りたい?」「夙(シュク)児も大人になり、父親に逆らって自らの考えで行動した 夙児とお前の夫・蕭綦を呼んで来てくれないか?話したいことがある…頼む お前の願いはよく分かっている…私が死んだら当然、妻の隣で眠りたい 阿嫵…さあ行きなさい…早く…」王藺は突き放すように娘を遠ざけ、そっと目を閉じた。その時、王儇はふと振り返り、父が息を引き取ったことに気づく。王儇は悲しみのあまり倒れそうになったが、ふらふらと引き返し、再び父を抱きしめた。朝廷は平定され皇都に平和が戻った。王儇と蕭綦は兵を連れず寧朔へ帰ると決め、王夙は顧采薇(コサイビ)と一緒に見送りに来る。「ふっ、お前たちの手助けなく、丞相が務まるだろうか」「哥哥、きっと大丈夫よ」すると王儇は兄と采薇に婚礼を勧めた。「寂しくなるよ…」「そうね」王儇は子供のように兄に抱きついて別れを惜しみ、皇都を去った。…子澹は馬静に譲位、残りの生涯を皇帝陵で過ごした…朝廷は蕭綦の助言を受け、寧朔より北から玄漠(ゲンバク)の南までを3民族の共同居住地とし…多くの人々の暮らしも変わる…税を軽減し、農商業を重んじ、国は平和と繁栄の時代を迎え、″崇光(スウコウ)の治″と称されたあれから寧朔へ移り住んだ王儇と蕭綦は養子も増え、大家族となっていた。宋懐恩と玉岫の忘れ形見も元気に成長している。そんなある日、王儇は草原に太極殿の床にある大きな地図を模倣し、かつて祖太后から習ったように領土を学ばせた。「沁之(シンシ)、建寧(ケンネイ)はどこか分かる?」すると沁之が地図の上を歩き始める。「♪将軍はいつも城の中~兵士や丞相も城の中~建寧はここです!」「じゃあ暉(キ)州は?」「♪交通の要~天下二分の地~軍事の要地…暉州はここです!」「私たちがいるのはどこ?」「♪北に忽蘭(クラン)、南に六盤(ロクバン)〜 ♪星が降り、陽の光が差す、空と大地の間には高い山と淡い雲~寧朔は私たちの足元です!」「そうよ!すごいわ!もう地図を覚えたのね」蕭綦は子供たちの成長を喜びながら、阿嫵の大きくなったお腹をなでた。「母亲になるのは嬉しいか?」「もちろん、もうすぐ我が子に会える、そして帰る家がなくなったあの子たちもみんな私たちの子よ 立派な大人になれるよう導くわ、″人に優しく、世のために尽くしなさい″と…」完( ー̀ωー́ )<アウォ…皇后になってくれ…って、こっわっ!いや〜終わってしまいました~!最後は哥哥とアウォの別れに思わずポロリ…( ;∀;)好みはあれどやはりチャンツィイのオーラはハンパない!(笑楽しかった!
2022.04.29
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白发 Princess Silver第6話「水上の逢瀬」皇太子・宗政筱仁(ソウセイショウジン)の魔の手から漫夭(マンヨウ)を救い出した黎(レイ)王・宗政無憂(ソウセイムユウ)。やはり漫夭だけには触れることができると確信し、自分の感情に戸惑う。気を失った漫夭の顔にそっと手を伸ばす無憂…。漫夭は寝たふりをしていたが、その時、急に馬車が揺れて目を覚ますしかなくなった。「助けていただき感謝します…でも私のために皇太子に敵対しては…世間が知ったら何と思うか…」「世間など関係ない、そなたは私の…(ぁ)…得難い対局相手であるからして…」「殿下?私を助けたのは単に対局のためですか?」2人は急に照れ臭くなって口ごもると、ちょうど攏月楼(ロウゲツロウ)へ到着する。すると容楽は肩にかけていた外衣を黎王に返し、急いで馬車を降りた。攏月楼を見張っていた蕭煞(ショウサツ)は、公主の無事な姿を確認して安堵した。先に戻っていた攏月は慌てて駆けつけ謝罪し、今後は命をかけて守ると誓う。容楽は任務を果たすために助け合うのは当然だと話し、見捨てることはないと言った。ともかく新たな″凧″の拠点を見つけなければならない。しかし攏月は引き続き″凧″が使えるよう、すでに手配したと報告した。ただ秘密の通路はもう使えないため、別の通路を探しておくという。一方、西啓(セイケイ)では容斉(ヨウセイ)が妹へ文を書いていた。しかし急に激しく咳き込み、喀血してしまう。そこへ皇太后がやって来た。容斉は息苦しさをこらえて母を出迎えると、皇太后は2ヶ月も経つのに北臨(ホクリン)で進展はないのかと急かす。「事態を打開するには劇薬を投入すべきです」すると容斉はまた咳き込み始め、急いで太監が薬湯を運んできた。皇太后は仕方なくそこで帰ることにする。容斉は苦々しく思いながらも薬湯を一気に飲み干し、再び筆を走らせた。…私は元気だ、心配はいらぬ…奇書を探す時は身の安全を優先に、決して慌てぬよう…北臨(ホクリン)での暮らしが順調と知り、安堵している(TㅅT)<ファンシォン〜公主府へ戻った容楽は兄の文を読み終えると、蕭煞を呼んだ。昨夜の恩人を探るよう頼んであったが、東郊(トウコウ)客桟(キャクサン)に変わった点はなく、店主の話では公子は1泊しかせず、宿帳にも名前がないという。どうやら純粋に自分を介抱するため、近くの宿を利用しただけのようだ。蕭煞は縁があればまた会えると話し、それより報告があると切り出した。すると容楽は泠月(レイゲツ)と蓮心(レンシン)の件だと気づく。実は2人が自分の倒した刺客を縄で縛って薪部屋に隠したと聞いた時から妙だと思っていた。侍女にしてはあまりに手際よく刺客を片付けている。また密書を隠している箱には錠が付いていたが、どうも誰かが触った形跡があった。「だから仕掛けを作っておいたわ」中身を知っているのは蕭煞だけだったが蕭煞は触っていないと否定、容楽は信じることにする。そこで蕭煞は自分も最近、あることに気づいたと話した。昭蕓(ショウウン)郡主が見舞いに来た時のこと、倒れた郡主の脈を診たが、香ではなく点穴で気絶していたという。話を聞いた容楽はこの件を内密にするよう頼んだ。無憂は漫夭を訪ねて攏月楼に足を運ぶが、3度も棒に振った。陳(チン)王・宗政無郁(ソウセイムイク)は商人なら七兄の富が分かるはずなのに、なぜ漫夭が避けているのか分からない。すると無憂が漫夭はそんな欲深い者ではないとかばった。「茶道に必要なのは忍耐と心持ちだ 毅然とした心を持たず、欲深いだけなら、茶道の真髄など分からぬ そんな者が金の亡者だとでも?」「でも商人は利益を追求するものです…あっ、思わせぶりな態度で気を引きたいのでは?」「妄想で決めるな」「あ~やっぱり好きなんですね~!」無憂は図星だったが、そこへ突然、父皇の来訪を知らせる前触れが響いた。北臨帝・宗政允赫(ソウセイインカク)が突然、尚書房に現れ、無憂と話があるため、陳王を帰らせた。何事かと思えば、西啓の公主を娶りたくないなら、皇后から勧められた中書監(チュウショカン)の娘・孫雅璃(ソンアリ)との縁談も悪くないという。無憂は父が今度は南境に根を張る孫家の勢力が気に入ったのかと呆れた。すると皇帝は公主を拒むのは無憂が入れ込んでいると噂の女商人のせいかと疑う。無憂は無関係だと否定し、なぜ自分が公主を拒むかを誰よりも分かっているのは父だと指摘した。皇帝は苛立ちを隠せず、閉じていた壁一面の地図を広げ、親征の必要性を訴える。「分からんのか?北臨が今どんな状況に置かれているか… 太子が尉(イ)国に大敗し、数十万の兵が犠牲になった その恨みを晴らし、禍根を除くために、西啓と共に尉国を倒す!(๑•̀ㅂ•́)و✧」無憂は冷ややかだった。尉国に負けたのは皇太子だけが原因ではなく、長引く戦で民が困窮し、国力が低下したからだろう。自分が高貴な娘を娶ったところで、何の役にも立たない。天下統一より、まずは民を富ませ国を強くするのが先決だ。無憂は師だった秦永(シンエイ)が提唱した″養民変法(ヨウミンヘンホウ)″を持ち出し、皇帝を怒らせてしまう。「いまだに秦永という逆賊のたわ言に執着を?!逆賊が雲児(ウンジ)を殺し…」「逆賊ではないっ!あなたに先師や母妃のことを語る資格はありません! 母妃を殺したのは陛下です…北臨が短い間にかくも大きくなれたのは養民変法のおかげだ!」息子との確執に頭を悩ませた皇帝は、自分も半年だけ待つと条件を出した。その間に秦家の奇書″山河志″を見つければ″養民変法″の復活を認め、誰を娶っても良いという。「だが見つけられねば西啓の公主を娶り、朕を助け、尉国を攻めよ!」「…たとえ見つけても、陛下は母妃と先師に申し開きができないのでは?」すると皇帝は憤慨し、帰ってしまう。無憂は父が広げた地図を再び畳むと、名前のない位牌に献杯した。公主府に昭蕓(ショウウン)郡主と孫雅璃が遊びに来た。孫雅璃は今度、黎王や陳王と一緒に郊外へ遊びに行くため、公主を誘いに来たという。実は皇后が黎王と孫雅璃、陳王と公主の縁談をまとめようと画策したのだった。すると昭蕓はなぜか容楽に陳王の悪口ばかり吹き込み、黎王がいかに優しいか訴える。その時、蓮心(レンシン)が攏月楼から届いた新茶を持って来た。「番頭によると今日は貴賓が来られ、囲碁や剣舞を楽しんだそうです ぜひ公主もお越し頂きたいと…」容楽は攏月楼で何かあったと気づき、急に咳き込んで見せた。あの攏月が使いを寄越したのなら、よほどの理由があるのだろう。孫雅璃たちは公主がまだ全快していないと気遣い、そこで帰ってくれた。無郁は七兄の気持ちを察し、今日こそ漫夭の茶を飲ませろと攏月を剣で脅した。誤魔化しきれなくなった攏月は使いを出して公主を呼んだが、陳王が何か企んでいると心配する。一方、ようやく漫夭をつかまえることに成功した無郁は、酒が入った竹筒を持参していた。容楽は酒が飲めないと断ったが、陳王はならば酒は1人楽しむと言って半ば強引に漫夭を同席させる。「誰か、酒を温める物を持ってこい!」容楽は茶を入れながら無郁の相手をしていたが、温まった酒の匂いで酔ったようだった。そこで無郁は中山(チュウザン)に来る前はどこにいたのかと探りを入れる。容楽は急に断片的な記憶が脳裏に浮かび、兄と一緒に茶室にいたことを思い出した。「茶室に…」しかし何かおかしいと気づき、容楽はふらふらしながら立ち上がる。そこへ偶然にも無憂が現れ、倒れそうになった漫夭をその手に抱いて助けた。卓には無郁が黎王府から勝手に持ち出した十里香(ジュウリコウ)酒がある。「警戒心を解かせたくて…気を失うとは思いませんでした」無郁は自分だけ薬を飲んで酒香にあたらないようにしていた。呆れた無憂は漫夭を抱き上げて出て行くと、様子を見ていた沈魚(チンギョ)が咄嗟にめまいを起こし、後を追おうとした陳王を阻む。「うぉ!よく利く酒だな〜沈魚?!大丈夫か?」意識が戻った容楽は、なぜか筏(イカダ)で川を下っていた。すると無憂が酔い覚ましをくれる。容楽は仕方なく薬を飲み干し、すぐ帰りたいと立ち上がったが、うっかり足を滑らせた。咄嗟に無憂は漫夭を抱きとめ、もう少し休んで行けという。しかし容楽にそんな時間などあるはずもない。「茶楼に戻らねば…」「1日の稼ぎはいくらだ?私が出そう」「では1日、銀100両で(ふふ)」「よかろう」「…私は殿下のように悠々自適に暮らせないのです」「私の前で拝金的に振る舞うのは、真心を捧げる相手と見なさぬからか?」「滅相もない、殿下は高貴なお方、私のように見識の浅い小者ではない、だから…」「もうよい、強要はしない」無憂は好きにしろと突き放し、茶を飲み始めた。そこで容楽は船頭に岸につけて欲しいと頼んだが、船頭は聞いてくれない。容楽は筏を降りることも叶わず、素直に美しい景色を堪能しながら川下りを楽しむことにした。「…陳王の餌はお酒でした、黎王はどんな餌を?」すると無憂は土笛を披露した。↓はいっ!回った〜!w一方、泠月と蓮心は公主の留守を良いことに、2人でこっそり出かけていた。そんな2人の後を蕭煞がつけている。「泠月姐姐、やっぱり戻りましょう?」「公主が留守の夜なんて滅多にないのよ?本当にいいの?」「…そうね、行きましょう」2人は念のため途中で別れると、蕭煞は泠月を追うことにした。すっかり日も暮れた頃、無憂はようやく筏を岸へつけることにした。すると桟橋の近くで官兵たちが川に上がった骸を引き上げている。「何があった?」「船が沈んだのです」無憂は漫夭を連れて岸に上がると、驚いたことに吏部の馬(バ)侍郎(ジロウ)の骸を発見した。骸の中にはまだ幼い子供まで…。容楽は胸が痛み、事故かと尋ねた。確かに事故にしては偶然過ぎるが、無憂はともかく城門が閉まる前に帰ろうという。あまりにそっけない黎王の態度に容楽は憤り、思わず悲しくないのかと迫った。「理不尽です、無実の民が巻き込まれるなんて…」しかしやはりお節介だったと気づく。結局、自分も乱世に翻弄される民の1人でしかないのだ。「私とて、いつか犠牲になる日が来るかも知れません…」無憂は官兵の馬を借りてまたがると、漫夭の手を取って前に乗せた。「そなたは犠牲にさせぬ…ジィァ(駕)ッ!」つづく( ˘ω˘ )陳王ってちょっとうざい?そして化粧崩れもひどいw
2020.06.23
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长相思 第二季 lost you forever S2第9話海棠宴に塗山篌(トザンコウ)を招き、わざと塗山璟(トザンケイ)を邪険にして気を引いた小夭(ショウヨウ)。すると案の定、塗山家の店でかんざしを選んでいる小夭に塗山篌が接近してきた。しかし小夭はどんなきらびやかな装飾品にも興味を示さない。それもそのはず、小夭の胸には塗山璟が贈った希少な魚丹紫があった。「明日はお暇ですか?ある原石が手に入ります」「私に弓を教えた防風邶(ボウフウハイ)は死んだわ、覚悟があるなら来てあげてもいい」「では是非…」そんな2人の様子を偶然、離戎昶(リジュウチョウ)が見ていた。離戎昶は塗山璟に王姫が塗山篌に媚を売っていたと言いつけた。しかし小夭を信じると誓った塗山璟は我関せず、急に所用で出かけてしまう。「清水(セイスイ)鎮へ行く、はっきりさせたい事情がある」塗山璟は防風意映(ボウフウイエイ)の兄を演じていた相柳(ソウリュウ)なら何か知っているはずだと考えた。相変わらずぶっきらぼうな相柳だったが、小夭の幸せのために防風意映と塗山篌が通じていたと教えてくれる。その頃、小夭は男装して塗山篌と歌舞坊にやって来た。塗山篌は着飾らずとも比類なき美しさを放つ小夭にすっかり魅了され、魚探紅を献上する。それはかつて船遊びの時に塗山篌が手に入れたあの魚丹紅だった。離戎昶は塗山璟から防風意映と塗山篌が通じていたと聞いて激怒した。しかし証明するのは難しく、塗山瑱(トザンテン)が息子でないとも言い切れない。どちらにしても離戎昶は妃に防風意映との縁を切らせることにした。実は離戎妃が近々、女子だけの宴を開くという。「小夭も行くのか?」「陛下から出席を聞いている」「…これも全て私のためなのだな」すると塗山璟は離戎昶にくれぐれも小夭の邪魔をするなと釘を刺した。離戎妃の宴、防風意映は王姫の姿に戸惑いながらも釣りを楽しんでいた。すると侍女がうっかり水をこぼして王姫の衣を濡らしてしまう。小夭は着替えれば済むことだと然して気にせず、寝殿に戻った。「この衣は嫌よ、別のがいいわ」侍女の珊瑚(サンゴ)は別の衣を取りに行くため帳を開けたが、ちょうどその時、防風意映が通りかかった。防風意映は偶然、外衣を脱いだ王姫の姿を目撃、見覚えのある魚丹紅の首飾りに気づいて驚愕する。「美しい魚丹紅ですね…どこでお求めに?」「友だちがくれたからつけてみただけなの」小夭は軹邑(シユウ)城の塗山家にいる璟を訪ね、事情を話すことにした。しかし塗山璟は話を遮り、説明せずとも信じているという。「とにかく全て済んだわ、防風意映の不信感で塗山篌との足並みは乱れるはず すぐ青丘に戻ってこの機に真相をつかむのよ」小夭は密会を知られないようすぐ席を立った。すると海棠の鉢に気づいて足を止める。「私は青丘に戻るが鉢は持って帰れぬ、もらって欲しい…ある物と交換で」その夜、急ぎ青丘に戻った防風意映は隠し部屋に塗山篌を呼び出した。「あなたに預けた魚丹紅は持ってきた?」「…忘れた」「忘れた?それとも王姫に贈ったの?」焦った塗山篌は確かに王姫の気を引こうと渡したと認め、弟の想い人を奪い取ってやりたかっただけだと釈明した。「もちろんお前は他の女子とは違う」「私の目を見て答えて、私が他の女子と違うのは私を愛しているから? それとも私に指一本、触れていない塗山璟をあなたの子の父親にしたから?」「もちろん愛しているからだ」塗山篌は防風意映から目を離さず答えたが、防風意映はその白々しさに嫌気が差し、塗山篌を引っ叩いて出て行ってしまう。一方、塗山璟の護衛・胡珍(コチン)と侍女・静夜(セイヤ)は塗山篌と防風意映の密会現場を押さえようとしたが失敗した。しかし報告を聞いた塗山璟はなぜかすぐ荷造りして軹邑城に戻るという。小夭は祖父の仕事を手伝っていたが、心ここに在らずだった。すると小月頂に塗山璟がやって来る。太尊は小夭がそわそわしていた原因を知り、2人で話せるよう席を立った。塗山璟は残念ながら密通現場に近づくことができなかったと報告した。落胆する小夭だったが、実は塗山璟は2人の隠し部屋に海棠と交換した猩猩(ショウジョウ)の鏡を隠しておいたという。「ここに記録されていた、私の身は潔白だ、瑱児は大哥の子だったよ …小夭、もう一度、機会をくれないか」すると小夭は思わず塗山璟に抱きついた。「いいわ!」西炎瑲玹(セイエンソウゲン)は小夭と塗山璟がよりを戻すと知り愕然となった。祖父がついていながらなぜ小夭に塗山璟を近づけたのか。瑲玹は祖父に八つ当たりしたが、太尊はこれも小夭の意思だとなだめた。「小夭は権勢も名利も栄耀栄華も求めておらぬ 求めるのはただ自分に一途な男だけ、添い遂げられる男だ」確かに小夭の屈託のない笑顔を見るのは久しぶりだった。「なぜ小夭を笑顔にする男が私でないのだ…」「小夭が離れていくのが嫌なら小夭の人生を制御しようとするな」「分かりました」塗山璟は決着をつけるため青丘に戻り、その夜、兄を呼び出した。「母が犯した過ちが全ての不幸の元凶だった 防風意映と所帯を持ち、瑱児と3人で暮らす気はないか?」塗山篌はようやく王姫と弟にはめられたと気づき激高、見境なく塗山璟に襲いかかってしまう。しかし待機していた長老たちが現れ、族長に殺意を見せた塗山篌を断罪した。逃げ場を失った塗山篌だったが、その時、防風意映が駆けつけ、塗山篌を助けて欲しいと懇願する。すると塗山篌は自分の身を守るため卑怯にも意映に全ての罪をなすりつけた。「この女人に誘惑された…この恥知らずな女人が誘惑したんだ! 私は惑わされて大罪を犯してしまった!」塗山璟は兄の裏切りに深く失望し、証拠となる鏡を長老に託して処分を任せた。↓おまわりさん、コイツです!塗山璟は寝殿に監禁された防風意映を訪ねた。「何も明かさぬと聞いた、なぜ弁明せぬ?」「愛する男に裏切られて死にたい気分なの、それで篌も助かる 父は塗山氏の恨みを買わないよう私を勘当した上、酷刑に処せと言ってる…」「瑱児のことはいいのか?」ふと母の顔に戻った防風意映は慌てて平伏、何度も頭を打ちつけながら息子だけは見逃して欲しいと嘆願した。「その代わり私の血をもって塗山氏の式神を育てます!」塗山璟は瑱児を青丘で立派に育てると約束した。防風意映は式神を養うため祭壇に幽閉され、永遠の痛みを味わうことになる。一方、塗山篌は皓翎(コウレイ)に流刑となり、青丘への立ち入りを永遠に禁止された。再び縁を結んだ小夭と塗山璟。しかし2人の幸せの裏で相柳や瑲玹が胸を痛めていることなど今の小夭は知る由もない。そんなある日、暗唱した医術をまとめていた小夭は無事に″草薬集論(ソウヤクシュウロン)″を完成させた。これを老医師たちに検分させ、誤りがなければ若い医師たちに医祖の書を伝授できるだろう。小夭は瑲玹に書を託し、西炎王に手柄を譲った。「で、これからどうする?」「軹邑城に医館を開くわ、実践でもっと腕を磨き、医祖の手記を全て完成させる」小夭は医館を開いたが、閑古鳥が鳴いた。その時、急に外で爆竹の音が鳴り、小夭は侍女・珊瑚(サンゴ)と一緒に様子を見に行く。すると外には開院を祝うため塗山璟が大勢の人と一緒に集まっていた。医館の門には葉十七(ヨウジュウシチ)が題した″回春堂″の扁額が飾られている。「開業、おめでとう!」つづく( ๑≧ꇴ≦)全視聴者が意映の顔になった瞬間wwwwww
2025.01.09
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偷偷藏不住 Hidden Love第20話カラオケルームから出ようとした桑稚(サンジー)は見覚えのある女性とかち合った。その女性は段嘉許(ドワンジアシュー)に付きまとっていた姜穎(ジャンイン)。桑稚は無視して通り過ぎたが、姜穎は執拗に追いかけ、段嘉許と付き合うべきではないと訴えた。「あなたはまだ若い、彼のパパは植物状態で毎年、多額の医療費がいるの 時間もお金も無駄にすることになるのよ?」「構わない、一緒に乗り越えるわ」桑稚は段嘉許の父がひき逃げ事件を起こしたことを知っていた。しかしその被害者が実は姜穎の父親だと聞いて呆然となる。「家族がそんな目に遭えばあなただって私みたいになるっ! あいつはね、私の父をひき殺し、刑務所が嫌だからって飛び降り自殺したの なのに一命を取り留め、私だけが父を失ったわ!それでも嘉許に責任はないと?!」「父親が犯した罪を彼は償ったはず、確かにあなたに罪はない、でも彼もそうでは? 彼を傷つける理由にはならない」店をあとにした桑稚は何ともやるせない気持ちのまま段嘉許を待っていた。…彼女はあんな風にずっと嘉許哥に罪悪感を抱かせてきたのね…すると待ち合わせ場所に段嘉許がお土産を持って駆けつける。「桑稚、食事は?…パンを食べるか?」段嘉許のお土産はクマの顔をかたどった可愛いパンだった。すると桑稚はパンを頬張りながら、そっと自分のキャッシュカードを段嘉許に渡す。「5000元、入ってる、順調に実習が進めば3000元、8000元になるね」「なぜ俺にカネを?」「伝えたかったの、私は一生、嘉許哥に優しくできるって、ウンウン…本当よ?」しかし段嘉許は自分の財布の中身を抜いて現金とカードを桑稚のカバンに入れてしまう。「君がいればカネを預かる必要はない、そうだろう?」「じゃあ私が預かっておく、必要な時は言ってね」「桑稚…何か嫌なことがあったのか?」「ないわ、迎えに来てくれただけで嬉しい」段嘉許は桑稚に何かあったと気づいたが、追及はしなかった。〓第二十篇 ~守る~ ずっと2人で 〓仕事がどんなに忙しくても桑稚の送迎を欠かさない段嘉許。寮までの道すがら桑稚は無理しないよう訴えたが、段嘉許は冗談めかして″ならば一緒に住むか″と聞いた。すると毎晩22時にかかってくる母の着信が鳴る。桑稚は寮に戻ったらビデオ電話をかけると母に約束して電話を切ったが、これでは同棲できるはずないと笑った。「仕方がない、俺が頑張って毎晩、送るよ」喜んだ桑稚は思わず段嘉許に抱きついたが、今度は兄から着信が鳴った。「大学の構内で男と手をつないで歩いているのはお前だな?」その時、物陰から突然、桑延(サンイエン)が現れた。「俺の目がおかしいのか?…院生の彼氏とやらは段嘉許にそっくりだな」「ほら、この世にはそっくりな人が3人いるって言うじゃない?(汗」「妹妹、本気で俺をバカだと?…で、手をつないでいた理由は何だ? 段嘉許が怪我した?失明した?酔ってた?」「ぁ…″酔ってた″にする」桑稚は必死に誤魔化そうとしたが、段嘉許は腹を括った。「俺から告白したんだ」桑稚が彼氏のために帰省しないと疑って様子を見に来た桑延。しかしまさかその相手が段嘉許だとは予想外だった。桑延は妹を段嘉許から引き離し、ひとまず寮まで送った。珍しく本気で怒っている兄に困惑する桑稚。すると段嘉許は自分から話しをすると安心させて桑稚を見送った。段嘉許は黙って桑延の後をついて行った。やがて桑延は人けのない公園に入るといきなり段嘉許を殴ってしまう。「なぜ俺の妹妹なんだ!」「遊びじゃない、真剣だ」すると桑延は段嘉許を蹴り飛ばし、もう一発、殴ってしまう。段嘉許は桑延の怒りを黙って受け入れるつもりだったが、桑延はそこであきらめた。「いつからだ?」「2ヶ月半前…」「良心はないのか?相手がどんなに年下だろうと反対しない、でもあいつは俺の妹妹だぞ? 中2の頃からお前を哥哥と思ってきたのに」「直接、話すつもりだった…すまない、だから気の済むまで殴ってくれ」しかし桑延は現実を受け止めるしかなくなった。「もういい、顔を拭けよ」「(はっ)ありがとう、哥!」桑延は結局、段嘉許の家に泊まることになった。しかしタクシーに乗り込んだものの2人して黙り込んでしまう。その時、桑延の携帯が鳴った。桑稚から着信だと気づいた桑延は無視、すると今度は段嘉許に桑稚からメッセージが届く。💬喧嘩していない?💬大丈夫、安心して💬落ち着いたら電話してね「…兄弟、真面目に考えたんだ、一生、うち(我家)の只只(ジージー)を大切にする」「誰がお前の只只だよ(ボソッ」「分かった、まだお前の子だ」「本当に真剣なのか?まさかもうお前たち…」「ひどいな、俺がそんな奴だと?」「正直に言う…思ってる、だいたい25の男が女子大生をひっかけたんだぞ?!」「たった5歳差だ、もう少し殴るか?構わないぞ」桑延は思わず隣の段嘉許を叩き始めたが、やがて2人は馬鹿馬鹿しくなって笑ってしまう。段嘉許からメッセージが届いた。喜んだ桑稚はビデオ通話でかけたが、段嘉許から拒否されてしまう。仕方なく普通に電話を掛け直すと、段嘉許は風呂上がりでまだ服を着ていないと嘘をついた。「哥とは何もなかった?」「なかったよ、ちょっと罵られただけだ、ちゃんと話をしたから安心して」翌日、桑稚を迎えに来た段嘉許はマスクを着けていた。「ちょっと風邪気味で…」しかし桑稚は咄嗟にマスクを外してしまう。すると段嘉許の頬に赤いあざがあった。「桑延なのね…」桑稚は兄をレストランへ呼び出し、段嘉許に手を出したと猛抗議した。しかし桑延は殴って当然だと開き直り、妹の逆鱗に触れてしまう。「そうですか、もう絶交よ!今この瞬間からあなたは私の兄ではありません!」すると桑稚は涙をこらえながら出て行ってしまう。驚いた段嘉許は慌てて桑稚を追いかけたが、すぐ席に戻って来た。「心配ない、トイレに行ったよ」「かなり甘やかしたな?大小姐脾气か?」「また殴ってくれよ、実は俺のために怒っている彼女を見て感動した…ふっ」化粧室にこもっていた桑稚が気まずそうに戻って来た。段嘉許は2人を仲直りさせようとするが、桑稚と桑延は口を開けば言い合いになってしまう。そこで段嘉許は桑延の口も腫れていると教え、自分が殴り返したからだと言った。桑稚が驚いて兄の顔を見ると、確かに唇の端が切れている。実は昨夜、桑延は段嘉許の傷を見た桑稚に必ず責められると気づき、咄嗟に自分を殴って欲しいと頼んでいた。「でも殴られたからでしょう?」「それは違う、桑延は避けずに俺に殴らせてくれたんだ」すると桑稚の様子が変わった。「なぜ哥を殴ったの?…ってか2人とも幼稚すぎる!」その時、ちょうど注文した料理が届いて話が途切れた。桑延は自分のためにも怒ってくれた妹を見て溜飲が下がった。ようやく冷静になって兄にお代わりの水を注いであげる桑稚。「哥、せっかく来たんだから観光に行く?週末なら…」「兄弟に付き合ってもらうからいいも~ん」「分かった、俺が付き合うよ、俺の家族(桑稚)も一緒にな、ふっ」すると桑稚は兄の前でわざとイチャイチャして嫌がらせした。つづく( ๑≧ꇴ≦)哥哥wwwやっぱり哥哥いいわ〜w段嘉許の家で勝手に桑稚用のピンクのスリッパ履いちゃうところも笑ったw
2025.05.22
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第1話「流れ者の父娘」周瑩(シュウエイ)は養父・周老四(シュウロウシ)と一緒に詐欺まがいの大道芸で稼いでいた。ある日、今日の取り分をもらった周瑩はひとりで賑やかな都の散策に出かけ、好物のナツメ餅の露店を見つける。味見をさせてもらってから小さいのを1つ買うことにしたが、その時、近くで何やら騒ぎが起こった。周瑩が何事かと駆けつけてみると、金持ちの馬車が当たり屋の男に絡まれていた。呉家東院の少爺・呉聘(ゴヘイ)は故意だと気づいて医者に見せてやると言ったが、慌てた当たり屋が銀子をくれとせがみ、足にしがみついて離れない。そこへある男が現れ、当たり屋を追い払ってくれた。呉聘は感謝すると、男は都では日常茶飯事の手口だと笑う。「お名前を伺っても?」「名乗るほどのことでは…」男はそう言って去って行った。こんな好機は見逃せない。周瑩は咄嗟に駆け出し、呉聘に粗末な綿布を着た顔にあばたがある兄を見なかったかと聞いた。従者の福来(フクライ)はさっきの詐欺師かと口を滑らせ、主に叱られてしまう。すると周瑩は兄の代わりに謝罪、哀れな身の上話をでっち上げ、まんまと呉聘から小銭を巻き上げることに成功した。しかも優しい呉聘は自分の名帖(メイチョウ)まで渡し、困った時は訪ねて来いという。周瑩が宿に戻ると周老四が荷造りしていた。秋までここにいると言っていたが、なぜか明日、出発だという。しかしよく聞いてみると周老四は賭場で稼ぎを全て使い果たした上、15両も借金し、また周瑩を奉公人として売っていた。呉家に杜明礼(トメイレイ)という男が訪ねて来た。なんでも半年前に老爺が隆昇和(リュウショウワ)に開店祝いを贈り、その礼に来たという。呉聘は父の代わりに会うことにしたが、杜明礼は当たり屋を追い払ってくれたあの男だった。杜明礼は惇(ジュン)親王の屋敷で貝勒(ペイレ)に仕えており、隆昇和は貝勒の商いで自分は店番に過ぎないという。「貝勒爺が管理する内務府の工事にご興味は?」「商いならばもちろん」呉聘は杜明礼が朝廷の動向に詳しいと知り、商いは耳聡さが命だと喜んだ。すると杜明礼は朝廷が密かに胡雪岩(コセツガン)を調査中だと教える。「確か左(サ)大人が西征する際に銀子を胡雪岩に、兵糧を呉蔚文(ゴイブン)に頼んだと…」呉聘は父の名を聞いて顔を曇らせた。口のうまい養父に言いくるめられ、周瑩は沈(シン)家に奉公に出た。すると到着早々、中庭で二少爺・星移(セイイ)に合わせろと騒いでいる芸妓・千紅(センコウ)を見かける。「二少爺が私を娶ると言ったのよ!」周瑩はそんな騒ぎをよそに他の奉公人と一緒に屋敷の中へと進んだ。涇陽(ケイヨウ)でも2番目に大きい富豪とあって沈家の屋敷は驚くほど広い。新たな3人の奉公人の仕事は大夫人の水タバコ係、夫人の帳簿係、そして星移の侍女だったが、どうやら星移は面倒な主人だと分かった。 慌てた奉公人はさっさと仕事を選び、結局、周瑩が星移の侍女になってしまう。沈家の大少爺・月生(ゲッセイ)は弟のため千紅を追い払ってやった。しかし星移から事情を聞いて顔色が一変する。千紅がしつこく追いかけてきたそもそもの発端は、星移が春風十里(シュンプウジュウリ)で馬宏才(バコウサイ)と競合い、千紅の歌に千両も払っていたからだった。馬家と言えば父が注文を奪ったと沈家を逆恨みしており、馬宏才と千紅は手を組んでいたに違いない。それでも星移は馬宏才を友だと言う。呆れた月生は涇陽中で沈家の次男が芸妓を娶ると噂になっていると頭を抱えた。周瑩は先輩侍女・玲瓏(レイロウ)から仕事を教えてもらった。「ここでは私の指示に従うのよ」その時、千紅の件で月生に怒られ、気が立っている星移の怒鳴り声が聞こえてくる。「茶はまだかっ!」玲瓏は自分で茶を持って行こうとしたが、ふと思い立って周瑩に任せた。周瑩が書斎にお茶を運んだ。すると機嫌が悪い星移は熱いと難癖をつけ、周瑩に手を挙げる。しかし周瑩は瞬時に避け、再び手を出そうとした星移を蹴り飛ばした。吹き飛んだ星移は机に頭を打ちつけ倒れると、玲瓏と珊瑚(サンゴ)が慌てて駆けつけ立ち上がらせる。「蹴飛ばしたな!」「乱暴しようとするからよ!」「ギギギギ…鞭を持って来い!」ところが急に父から呼び出しがあり、星移はすぐ出かけなければならなくなった。「あとで仕置してやるからな!」玲瓏と珊瑚は怖いもの知らずの周瑩に困惑するが…。一方、呉聘は父に杜明礼の話を伝えていた。呉蔚文は左大人と貝勒爺の間に因縁があると教え、自分と左大人との関係を知りながら話を持ちかけてきたのだと気づく。恐らく何か大きな狙いがあるのだろう。内務府の工事といううまい汁を呉家が吸えば左大人も疑心を抱くが、かと言って断れば貝勒爺の面目がない…。結局、どちらかを敵に回すことになるなら、呉蔚文はこの件を避けるが勝ちだと言った。星移は父の前にひざまずいていた。沈家の老爺・沈四海(シンシカイ)は涇陽に入る前から星移の一件を耳にしていたという。月生は自分が追い返したので心配ないとかばったが、父から千紅にいくら払ったのか問い詰められてしまう。「…500両です」「500両も?!」沈四海はこれに激怒し、仕置棒を持って来いと命じた。星移は父から厳しい罰を受け、担架で寝所に運ばれた。星移を可愛がっている老夫人は心配し、星移の侍女3人にしっかり世話をするよう命じる。「星移が治れば褒美は弾むが、もし何かあればお前たちの皮を剥ぐからね!」そこでその夜、3人は交代で星移の寝所で付き添うことにした。周瑩は真夜中に起こされ、布団と枕を持って星移の寝所に向かう。面倒臭そうに椅子に寝転び、早々に眠り始めた周瑩、しかし奥の寝台から星移の声が聞こえてきた。「薬が少しも効かないじゃないか!治ったら医館をぶち壊してやる!痛みが引かないーっ!」「…んもう、我慢しなさいよ!」「我慢できるか!痛くてたまらない!死にそうだ!」「…眠らせてよーーっ!」「何だと?!お前は侍女だろうが!私より先に寝る奴があるか!」すると周瑩は仕方なく起き出し、中庭に出て葉を摘んできた。周瑩は葉をすりつぶして寝台に向かうと、いきなり星移の傷当てを剥がした。あまりの激痛に叫び声をあげる星移、しかし周瑩が何やら傷に塗り始めると急にひんやりして気持ちが良くなる。やがて星移はすっかり機嫌を直し、鼻歌まで飛び出した。杜明礼が庭園で小鳥の世話をしていると、従者がやって来た。「呉聘が″巡察のためまた後日、伺う″と…」「…小麻子(ショウマシ)は?」「先日、去りました…それと呉聘より″友が贈ってきた新茶をご賞味あれ″と」「茶だと?」その茶は″武夷大紅袍(ブイダイコウホウ)″、福建の茶だった。福建には左大人がいる。つまり自分とは手が組めないという返事だった。呉家東院が厚意を拒むのなら、我らも同じように打って出るまで…。「暗に言えば…″ばらせ″と?」「始末してやれ」つづく( ๑≧ꇴ≦)星移の半ケツwwwスンリーの少女コスプレ(違う)は無理があるけど、確かにこの顔値と迫力を兼ね備えた新人はいないかもね…あ、瓔珞がいた(笑
2020.01.09
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寂寞空庭春欲晚 Chronicle Of Love第31話「悲しい葛藤」衛琳琅(エイリンロウ)は良児(リョウジ)としての記憶を全て取り戻した。その夜、密かに荷物をまとめる琳琅、そこへ康熙(コウキ)帝がやって来る。「帰ってください」「琳琅、話してくれ、力になる」「皇上でも解決できないことなのです、死者は蘇りません、過去を消せるとでも?!なぜ皇帝なの!」琳琅は自分の恨みや心の痛みを皇帝が分かるはずないと突き放した。驚いた康熙帝は事情を話してくれと訴えたが、琳琅は無理だと言い放つ。「何があったのだ?!」すると琳琅は裁縫道具のはさみをつかみ、自分の首に当てた。「近寄ったら死にます!」「待て…琳琅…」「あなたを一生、恨むわ…出て行って…出てってよ!」康熙帝は仕方なく帰って行った。すると夜も更けた頃、容若が琳琅の居所へやって来る。回廊で待っていた琳琅はここを出たいと決意を伝えたが、その話を長慶(チョウケイ)に聞かれていた。( ๑≧ꇴ≦)盛り上がってまいりました~!皇帝への恨みと愛情の板挟みになり心の整理がつかない琳琅。康熙帝はちょうどお茶を入れていた琳琅を見つけ、何があっても琳琅を待つと誓った。しかし琳琅は取り付く島もなく、出て行ってしまう。一方、長慶は呉子墨(ゴシボク)と接触し、早々に好機が到来したと伝えた。実は容若と琳琅が今夜、駆け落ちするという。腕が立つ容若を心配する呉子墨だったが、長慶は自分たちの手勢の方が多いと安心させた。その夜、容若と琳琅は廟で落ち合った。すると物陰に潜んでいた黒衣の刺客たちが現れ、襲われてしまう。しかし偶然にも巡回中に琳琅を見かけ、後をついて来た阿林(アリン)が助太刀に現れた。劣勢を強いられる刺客たち、そこで様子をうかがっていた長慶が隙を見て飛び出し、まず阿林を斬り捨てると、琳琅を人質に取ってしまう。仕方なく容若は降参、いきなり刺客に蹴り飛ばされた。「ろんるぉ!」琳琅は思わず刺客の手に噛みついて容若の元へ駆け寄ったが、そこで刺客から思わぬ取引を持ちかけられる。「皇帝の首と引き換えにこいつを助けるか?」「…容若を助けて」「では殺さずにおこう」覆面の刺客は琳琅に薬を渡し、もし秘密を漏らせば納蘭容若の命はないと言った。すると気を失った容若は刺客たちに連れ去られてしまう。琳琅は仕方なく御前勤めに戻った。何も知らず琳琅を暖かく迎える康熙帝、実はその頃、深手を追いながらも生き延びていた阿林が廟からはい出していた。翌朝、琳琅は皇帝の好物である杏仁酪を作っていた。そこで隠し持っていた薬をそっと出したが、急に小徳子が現れる。「反省したのか?昨夜、皇上は呆然としておられた お前は誰よりも愛されているのだ、つらく当たるな 皇上はお優しく、お前も善人だ、なぜ睦まじくできないんだ?幸せを大切にな…」小徳子が出ていくと、琳琅はついに薬の入った紙を広げた。腹を刺された阿林が駅舎へ戻り、皇帝の元へ運ばれて来た。まさか琳琅が戻っているとは知らず、納蘭大人と琳琅が賊に捕らわれたと報告、そこで倒れてしまう。琳琅は手作りの杏仁酪を献上した。そこで小徳子は自分が毒味をすると申し出たが、康熙帝は琳琅の手作りなら心配ないと口に運んでしまう。実は小徳子は琳琅が薬を持っているのを見ていた。「皇上!」小徳子はどうしても琳琅への疑いを拭えず、咄嗟に器を払い落としてしまう。ガシャーン!「何をする!」「皇上、先ほどのアワ粥との同食は禁忌です!琳琅に言い忘れました!」「私の手落ちです、うっかりしていました」「…残念だ、そなたの心遣いが無駄になった」康熙帝は悲しそうにそう言った。琳琅は結局、皇帝の杏仁酪に薬を混ぜることができなかった。一方、阿林から事情を聞いた康煕帝は容若を救うため、密かに手はずを整える。しかしやはり琳琅の容若への想いに勝てなかったのだと誤解し、落胆していた。その夜、芸初は長慶を待ち伏せした。「待って、行かないで、私のことを想うなら危険なことはやめて」「私に指図する資格があると?」「だって私が作った靴を履いている、私が好きでしょう?だから行かないで こんなことを続けていたら大勢の人が死んでしまう、行かせない、優しい本当の長慶哥哥に戻って」「何も知らぬくせに」すると長慶は芸初を無視して出かけてしまう。居所に戻った琳琅は久しぶりに鴛鴦の刺繍に針を刺した。愛しい皇帝をどうしても殺せなかった琳琅、しかし自分を守り続けてくれた容若をこのまま見捨てることなどできない。その頃、監禁された容若はかつて納蘭府で罰を受けた時のことを思い出していた。『私が受けたおしおきなのに、なぜ君までここに?』『暗くて寒い所におひとりでは気の毒で…でもお腹が空いて来た…』すると窓から梨の木が見えた。容若は急に梨の花餅を作ると言い出し、架空の花餅を完成させて琳琅に振る舞う。『味はどうだ?』『うん、美味しい!…容若哥哥、ありがとう』別れを決意した琳琅は巾着を完成させ、皇帝に贈った。しかし琳琅の心にいるのが容若だと知った以上、康熙帝も喜びようがない。「今になって仕上がるとは皮肉だな…もう休む、下がりなさい」康熙帝は怒りと悲しみをこらえていたが、拒絶された琳琅は思わず背中に抱きついてしまう。「朕の真心を踏みにじり、翻弄するつもりか?…朕の思いは報われなかった」「お会いした時からずっと感じていました、私は大切にされ、守られていた、まるで家族のように… 感謝しています」「ふっ、感謝など欲しくはない…出ていけ」「皇上…」すると琳琅は皇帝に口づけした。≡≡≡ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ずこーっ!何この展開?w琳琅は愛する皇帝と最後に共寝し、夜が明けるとそっと出て行った。まさか康熙帝が起きていたとも知らず、刺客との約束の場所へ向かう。すると容若が木に縛り付けられていた。「琳琅、私になど構うな、愛する皇上のもとへ戻れ」「容若哥哥、私には大きな借りがあるけど今生では返し切れない 皇上を殺せなかったの、私にできるのはあなたと死ぬことだけ…」「琳琅…梨の花餅が食べたい」「いいわ、来世で必ず作ってあげる…」琳琅は容若に抱きつき、共に死ぬ道を選んだ。しかしその時、衛兵を連れた皇帝が駆けつけ、刺客に襲いかかる。琳琅は急いで容若を解放したが、衛兵と刺客の激しい殺し合いを見ているうち、再びあの時の記憶が蘇った。「やめて…やめて!殺さないで!」急に取り乱した琳琅は戦いの渦中に飛び込んでしまう。驚いた康熙帝は慌てて琳琅の元へ駆けつけたが、琳琅はそのまま卒倒した。‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/›› 何これ~!一方、長慶は衛兵に追われていた。すると急に芸初が現れ、長慶を連れて逃げることに成功する。実は芸初は長慶が心配でずっと後をつけていた。長慶は芸初まで死ぬところだったと叱ったが、芸初は長慶のためなら死んでもいいという。「私の家族は皆、殺されたのだ、君まで…君まで死ぬ姿を見たくない」長慶は思わず芸初を抱きしめ、涙した。「一緒に遠くへ逃げましょう」しかし長慶は行けないと断った。その頃、皇帝は琳琅を連れ帰り休ませていた。小徳子は今回も呉三桂(ゴサンケイ)の一味で呉子墨が首領だと報告する。ともかく容若が無事だと聞いて安心し、康熙帝は小徳子を下げた。その時、急にうなされていた琳琅が飛び起きる。「容若哥哥!」「そなたが選んだのは容若か…」長慶はもはや嘘をつき通すことができなくなった。そこでついに自分の素性を明かす。「私の阿瑪、額娘、哥哥も妹妹も、一族127名の命があの皇帝によって奪われたんだ 敵を討たねばならない…長慶は仮の名、私はチャハル親王・阿布鼐(アフダイ)の子・阿思海(アシカイ)だ …あの日は妹妹の誕生日だった」↓黒ハットリくん!( ;∀;)康熙帝は琳琅に容若の無事を伝えた。それにしてもこれほど容若を愛していながら、なぜあの時、嫁がなかったのか。「朕を翻弄したのはなぜだ?死をも恐れぬと?」つづく( ๑≧ꇴ≦)えー!ここでまさかの逃げよう~失敗した再び?!さすがに芸初の泣き芸もお腹いっぱいw長慶も突き放す~やっぱり大切~でも突き放す~のループショッカーの皆さんもやっちまいな~からの撤収!のループw
2021.09.27
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第26話「止まぬ攻撃」宮中で重陽節の宴が盛大に開かれた。皇太后・鈕祜禄(ニオフル)氏は諴(カン)親王の福晋に養育を任せている長公主・恒媞(コウテイ)と久しぶりに再会し機嫌が良い。富察(フチャ)琅嬅(ロウカ)は義母の機嫌を取るため、手作りの菓子を献上した。皇太后も娘の手前、嫁の孝行を喜んだが、嫌みのひとつも言いたくなる。「私たちは皇家の姑と嫁だ 庶民のように陰でこそこそしたり、邪推し合って家族の和を乱したりせぬ」すると乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は皇后も銘記していると言ってその場を収めた。妃嬪や重臣たちの献杯が終わると、皇太后は侍女・福珈(フクカ)に準備させておいた娘を紹介した。立ち姿も麗しい娘は李清照(リセイショウ)の″醉花陰(スイカイン)″を吟じながら優雅に舞いを披露、皇帝の心を一瞬でつかむ。しかし娘が葉赫那拉(エホナラ)意歓(イカン)と名乗ると、一瞬、不穏な空気が流れた。実は葉赫那拉の氏族は太祖・努爾哈赤(ヌルハチ)に滅ぼされ、首領の金台吉(キンタイジ)は死ぬ間際、最後の生き残りが女子でも愛新覚羅(アイシンギョロ)氏を滅ぼすと呪ったと言われている。すると皇太后は伝聞に過ぎないと否定し、葉赫部がすでに臣服しているとかばった。確かに意歓の父親も侍郎として皇帝に仕えており、太祖の孝慈高(コウジコウ)皇后も葉赫那拉氏で太宗皇帝を産んでいる。弘暦も葉赫那拉氏は名門だと認め、意歓の歌が情緒的だったと褒めた。「漢詩に精通するのは后妃の中で慧貴妃(ケイキヒ)を除き…ぁ…」思わず口ごもる弘暦、その時、海貴人(ハイキジン)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が臆することなくあの者の名前を出した。「意歓妹妹は如懿(ニョイ)姐姐と同じように詩書に長けます」弘暦は気を取り直し、意歓をその場で貴人に封じた。皇帝たちは庭園に場所を移し、高晞月(コウキゲツ)の父の計らいで花火を鑑賞した。誰もがその美しさに目を奪われる中、意歓は一瞬の輝きの後に物寂しさを残す花火より、淡くても永遠に光っている星がいいと告げる。すると弘暦は意歓の話が快いと感心、称号を″舒(ジョ)″とし、儲秀(チョシュウ)宮を与えた。しかし突然、冷宮が火事だと知らせが届く。その頃、烏拉那拉(ウラナラ)如懿と惢心(ズイシン)の寝殿は炎に包まれていた。眠っていた如懿と惢心は逃げ遅れ、煙にまかれていた。しかし間一髪のところで侍衛・凌雲徹(リョウウンテツ)に助けられる。慌てて現場へ駆け付けた弘暦は、門まで避難していた如懿と惢心を見つけた。すっかり憔悴した如懿の姿を見た弘暦は自ら外套(ガイトウ)を脱ぎ、如懿にかけてやる。その様子を見ていた琅嬅は愕然としたが、皇后としての威厳は守った。「如懿?大丈夫?」「…皇后娘娘、大事ありません」「ならよかった」弘暦は如懿の無事を確認すると、安心して帰って行った。冷宮の火事は風による花火の飛び火が原因と報告された。養心殿の前では花火を計画した高晞月がひざまずき、許しを請うている。弘暦は如懿を任せていた侍女・毓瑚(イクコ)に怒り心頭だった。「申しつけたであろう?如懿の命を守れと…何度、危険にさらすつもりだ?」毓瑚はその場にひざまずいて敵を甘く見ていたと謝罪、しかし弘暦は甘く見ていたのは自分だと後悔する。如懿を冷宮に入れさえすれば狙われまいと思っていたが、攻撃は激化するばかりだった。琅嬅は重陽節の花火という千載一遇の機会を逃し、苛立ちを隠せなかった。「またしても生き残るとは…」すると嘉嬪(カヒン)・金玉妍(キンギョクケン)は収穫もあったという。「皇上がすぐさま消火隊を遣わすほどにあの者を想っておられるのですね」「昨夜、あの者に話しかける皇上の様子を見れば、未練があるのは明らかよ」琅嬅の怒りの矛先は如懿を助けた侍衛に向かった。しかし金玉妍は今、侍衛を処罰すれば火事に関与していると暴露するようなものだと諌める。何にせよ火を放ったのは慎貴人(シンキジン)・索綽倫(ソチョロン)阿箬(アジャク)の配下、自分たちには関係ない。如懿の寝殿に放火したのは阿箬の侍女・新燕(シンエン)だった。気が気でない阿箬だったが、新燕は皇帝が許しを請う慧貴妃を責めるどころか慰めていたと伝え、恐らく火事の調査もないと安心させる。「冷宮に火をつける時、周りに注意した?」「もちろんです」「なら良かった、良かったわ」江与彬は火事に巻き込まれた如懿を診察し、夕方には延禧(エンキ)宮に上がった。海蘭は計画を成功させるため、皇帝に江与彬を推薦して自分の侍医にしている。江与彬は海貴人の診察を終えると、皇帝に如懿から預かった外套を返すことにした。太監・李玉(リギョク)は汚れひとつない外套に目を見張り、冷宮のような荒れた所で洗うのは骨が折れただろうと思いを馳せる。しかし弘暦は相変わらず頑固な如意に憤った。「火事が起きた日、薄着だったゆえ掛けてやったのだ、取っておかずに突き返すとは…」「皇上、見ると持ち主を思い出すからです、廃妃が皇帝の物を持つ資格はないと考えたのやも…」海蘭の言葉を聞いた弘暦は何とも辛くなり、ともかく如懿と海蘭に尽くしてくれる江与彬を労って帰って行った。海蘭は皇帝を見送ると、約束通り江与彬から″例の物″を受け取った。江与彬はくれぐれも分量に気をつけるよう警告し、万一の時は薬で毒を取り除けると告げる。すると海蘭は如懿には秘密だと念を押し、成功を祈った。意歓が入内(ジュダイ)して数日が経った。侍女は皇帝の渡りがないと心配していたが、意歓は近くにいられるだけで本望だという。実は都に呼び寄せられた当初、意歓は偶然、参拝に出かけた皇帝を見かけていた。「想像していた姿とまるで同じだわ…」皇帝にすっかり心酔している意歓…。教育係だった福珈(フクカ)は情にもろいと危惧していたが、皇太后は真心を持つ者こそ大成すると期待した。いよいよ海蘭の計画が動き出した。江与彬は侍医院で延禧宮の薬を準備しながら緊張が高まる。一方、金玉妍は第4皇子・永珹(エイセイ)を連れて長春(チョウシュン)宮を訪ねた。そこで皇子の養育を任せたいと頼んでみたが、琅嬅から体調を理由に断られてしまう。ちょうどその頃、海蘭は1人の時間を狙い、江与彬からもらった辰砂(シンシャ)を飲んでいた。弘暦は斉侍医を養心殿に呼んだ。今夜は皇太后のお気に入りである舒貴人を召すという。すると斉汝(セイジョ)は早く身ごもれるよう子宝の薬を準備すると答えた。「明朝、脈を診てから身体に合う薬剤を見極めよ、有効なら費用は問わぬ」「いつもと同じやり方ですね?」その朝は紫禁城が一面の雪景色となった。玫嬪(マイヒン)・白蕊姫(ハクズイキ) は海貴人から呼ばれて延禧宮に駆けつけると、海蘭が当時の自分と同じ症状だと知る。「玫嬪娘娘、私の口元を見て、吹き出物が…発熱や動悸、不眠にも悩まされているの 当時のあなたと同じ症状では?」そこへ知らせを聞いた皇帝が舒貴人と一緒に斉侍医を連れてやって来た。しかし脈診した斉侍医は脈に異常がないと告げる。すると江与彬が海蘭の食事と炭を調べたところ、小細工の形跡があったと報告した。「玫嬪と儀嬪(ギヒン)の時と全く同じです 幸い炭は少ししか使っておらず、魚も少量、食したのみ よって経脈は損ねずに済んでいます」驚いた斉汝は証拠が出れば辰砂に侵されたとして対処すると申し出た。運良く発見が早かったため、胎児に影響はないという。海蘭は涙ながらに誰かの罠だと訴えた。白蕊姫は思わず烏拉那拉氏が手を回したのではと疑ったが、海蘭が否定する。如懿は冷宮に幽閉されており、共犯とされた太監たちは牢獄にいるため不可能だ。そこで海蘭は当時、有力な証言をした阿箬が真相を隠しているのではと吹き込む。すると意歓が確かに慎貴人は主人を裏切った曲者だと指摘、烏拉那拉氏が濡れ衣を着せられたなら慎貴人が首謀者に懐柔されていると言った。慧貴妃(ケイキヒ)・高晞月(コウキゲツ)は海貴人が狙われたと聞いて驚いた。「私たちは何もしていない、誰が私たちの真似を?」侍女・茉心(バツシン)も全く同じ手法だと知って困惑している。「阿箬かしら?…まさかね、だとしたら誰?」海蘭の計画は上手く行った。養心殿に戻った弘暦は当時、皇太后に要請されて中止した調査を続行すると決める。そこで侍女・毓瑚(イクコ)に海貴人の件を任せ、当時の手がかりをもとに調べるよう命じた。すると敬事房(ケイジボウ)の徐安(ジョアン)が夜伽札を持ってやって来る。弘暦は誰を召すか眺めていたが、ふと嫻妃(カンヒ)の札はどうしたかと聞いた。驚いた徐安は恐る恐る嫻妃は庶人となったゆえ、札を廃棄したと上奏する。「新しく作れるか?」「すぐできます…皇上、もう一度お作りしますか?」「…聞いてみただけだ」つづく( ๑≧ꇴ≦)いよいよ来週、冷宮から出られる~!短くても予告編があるのって嬉しい(^ꇴ^)来週もお楽しみに~♪
2019.08.19
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第64話「虚しい最後」皇帝の逆鱗に触れた金玉妍(キンギョクケン)は庶子に落とされ、生涯禁足となった。すると途端に玉(ギョク)氏の王が若く美しい娘を皇帝に献上、しかも金玉妍を見限る密書を送ってくる。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は密書の内容に呆れ、烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)に渡した。どうやら玉氏の王は自分が潔白だと言いたいらしい。「変わり身が早過ぎます、肝心なのは皇上がどうなさりたいか…」「…金氏は自業自得だ、死ぬまで放置しておけ」ある夜、養心殿の太監・進忠(シンチュウ)は欽天監を訪ねた。「吉祥の子は無事に産まれますか?」「もちろんだ、吉祥なだけに必ず無事に生まれる」しかし進忠は万が一があった場合、どう言い訳するのかと聞いた。欽天監は万一など起きないと否定したが、もし起きてもいくらでも言い逃れができるという。寝宮に戻ろうとしていた炩(レイ)妃・衛嬿婉(エイエンエン)の前に産婆の田(デン)氏が現れた。実は娘のために処方してもらった包(ホウ)侍医の薬では半年で効果が薄れ、その度に娘が苦しんでいるという。そこで田氏は炩妃から新たな薬の処方を頼んで欲しいと訴えた。しかしこれまで親身になってくれた炩妃が今は他人に構う余裕はないと冷たい。焦った田氏はひざまずき、娘を助けて欲しいと何度も頭を下げた。すると嬿婉は思い出したように自分の悩みを解決できるのは田氏だけだと告げる。「力を貸してくれるなら私も娘さんの力になるわ」「どんなことでもします!何なりとお申し付けを…」「大したことじゃないわ、その両手を使えばできることよ」翊坤宮を訪ねた愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)と穎(エイ)妃・巴林(バリン)湄若(ビジャク)は皇后の定期検診を見守っていた。「欽天監によると天意を受けた皇子だとか?」湄若の言葉に如懿は思わずため息を漏らす。「困ったものよ、皇上は欽天監を信じて疑わない…私は参考にする程度でいいと思うの」しかし舒(ジョ)妃の子供のことを言い当ててから皇帝はすっかり欽天監に傾倒していた。まさか衛嬿婉に仕組まれたこととは知らずに…。如懿は自分なら欽天監より江与彬(コウヨヒン)の話を聞くと言って茶化すと、脈診を終えた江与彬は恐らく早産になると伝えた。「子が満8ヶ月になっていれば難なく産めるでしょう」すると海蘭は永寿(エイジュ)宮がおめでただと教えた。寵愛が衰えない炩妃の懐妊は当然と言えば当然だが、海蘭はしみじみこの世は無常だと漏らす。かつて金氏に虐げられていた炩妃が寵姫となり、落ちぶれた金玉妍は自暴自棄になって薬を拒否し続け、あと数日の命だった。如懿はこれまでの数々の事件にけりを付けるため、閑散とした啓祥(ケイショウ)宮を訪ねた。ほこりだらけの寝殿には病床の金玉妍がいたが、もはやかつてのきらびやかな面影はない。金玉妍は皇后の姿に気づくと、大きなお腹で自分を笑いに来たのかと悪態をついた。「本宮、あなたに聞きたいことがあるの」「お生憎様、何も話すものですか、生涯、思い悩んで苦しめばいいわ、それが私の喜びよ」しかし如懿が玉氏の王から皇帝に届いた密書を見せると、顔色が一変する。…お知らせします…我が一族が献上した娘について衝撃の事実が判明しました…金玉妍は玉氏の血筋ではありません金玉妍は到底、信じられなかったが、確かに密書は王の筆跡だった。「こんな薄情な人にあなたは生涯を捧げてきたのね…」「…王のために力を尽くしてきたのに、その結果がこれ?捨て子ですって?お笑い種だわ」激高した金玉妍は肌身離さず持っていた王からの選別の数珠を投げ捨てた。愛しい王に見捨てられたと知った金玉妍はついにこれまでの悪行を白状した。しかし第5公主と穎妃の流産の件は無関係だと主張する。「いまだに分からない、なぜ富貴児(フキジ)が逃げ出し、5公主を襲ったのか… 当時は永璇(エイセン)のことしか頭になかった…信じないの? あなたは皇后よ?後宮の皆の敵、失脚させれば別の者がのし上がれる そのためならどんなことでもするわ」すると金玉妍は自ら罪を告白した。孝賢(コウケン)皇后は玫嬪(マイヒン)をそそのかし、溺死するよう仕向けたという。玫嬪、儀(ギ)嬪の子は周到に準備し、慧賢(ケイケン)皇貴妃に実行させていた。景陽(ケイヨウ)宮に蛇苺を仕込むよう人に命じたのも自分だという。また大皇子・永璜(エイコウ)に生母が孝賢皇后に殺されたと吹き込んだのも金玉妍だった。そして海蘭の難産も、阿箬(アジャク)を懐柔して孝賢皇后の所へ連れて行ったのも、全て自分がやったと認める。しかし舒妃と子供の件は違うと否定した。当時、自分たち母子の地位は盤石だったため、第10皇子が生まれても影響などなかったという。「今度は私の番よ…王の密書は偽物でしょう?私の自白を引き出すためにだましたのよね? …待って!行かないで!」如懿は静かに立ち上がると、そのまま何も答えずに啓祥宮をあとにした。衛嬿婉はついに念願の懐妊を果たした。そこですぐ母に知らせ、安華(アンカ)殿へお参りにやって来る。「無事に皇子を産ませてください…」するとその帰り道、愉妃に門前払いされた珂里葉特(ケリエテ)扎斉(ジャチ)の姿を目撃した。侍女・瀾翠(ランスイ)はお金の無心に来たのだと話し、与太者は放っておこうという。しかし嬿婉は扎斉に銀子を渡して帰すよう命じ、お腹の子のために愉妃に代わって徳を積んでおくと言った。皇帝が翊坤宮にやって来た。弘暦は如懿が金氏に会ったと聞き、汚らわしい所へ行くなと叱る。「そなたは吉祥の子を身ごもっている、早産の恐れもあるのだ」「はい…でも確かめておかねば気が済まなかったのです」如懿は金玉妍が関与した悪事を伝えたが、ただ舒妃母子と第5公主、第6公主の件は否認したと報告した。しかし弘暦は邪悪な金玉妍が否定しても信用できないと憤慨し、思えば孝賢皇后の侍女・素練(ソレン)も不審な死を遂げたことを思い出す。「純貴妃(ジュンキヒ)のかんざしを握っていた… 孝賢皇后の死が金氏の仕業なら、純貴妃も一連の悪事に関わっていた可能性がある」「皇上…純貴妃が金氏と共謀したなどとても考えられません 金氏の凶行に素練が巻き込まれたのなら、金氏がかんざしを使い純貴妃を陥れたのやも…」「…やめよう、思い出したくない」←言い出しっぺのくせにw弘暦は話を打ち切り、疑念が払拭できたなら過ぎたことは早く忘れるよう諭した。結婚してからというもの第4皇子・永珹(エイセイ)はふさぎ込んでいた。第5皇子・永琪(エイキ)は金氏が長くないのは本当かと母に聞いてみる。海蘭は事実だと認め、皆が第4皇子を避けているが真似はしないよう釘を刺した。「これまで以上に尊重し敬いなさい、分かった?」「肝に命じます」その夜、金玉妍は重い体を起こし、髪を梳(ス)くことにした。「何とむなしい…こんな結末なら後宮で争ったりしなかった… あらゆる策を巡らしたのに、残ったのはむなしさだけ(ふっ)」すると金玉妍は鏡に映った自分に警告しておく。「もう一度やり直せるなら、本当に来世があるなら…同じ人生は歩まないで、いいこと? 同じ轍を踏んではダメよ…」金玉妍は美しく身なりを整えてから横になり、そのまま息を引き取った。乾隆20年、金氏が逝去した。弘暦は妃嬪たちを集め、3人の皇子の母である金氏の葬儀は手厚く行うと伝える。しかも淑嘉(シュクカ)皇貴妃に追贈すると聞いた妃嬪たちは騒然となった。弘暦は玉氏の王が金氏に全ての罪を負わせ、保身に走っていることから、庶人の身分で葬儀を行えば朝廷から異論が噴出し、皇室の名誉も傷つくという。しかし追贈はあくまで表向きだとは言え、妃嬪たちには不満が残った。静まり返る殿内、すると如懿が口火を切る。「淑嘉皇貴妃は阿哥たちを気にかけていました、永珹は養子となるも永璇と永瑆(エイセイ)はまだ幼い 皆いい子なので見守ってあげたいのです」「永璇と永瑆には貝子(ベイズ)の爵位を与えるつもりだ、今後は太妃たちに養育させよう」永珹は擷芳殿(ケツホウデン)に見送りに駆けつけた。まだ小さな永瑆は母の死を理解していないようだったが、永璇は葬儀が終わると11弟と一緒に太妃たちの所へ行くと知って泣き出してしまう。永珹は幼い弟たちを抱きしめ、励ますことしかできなかった。「心配ない…今後は私が守ってやる、私を頼れ」如懿は海蘭に金玉妍が舒妃や第5公主を害したことだけは否定したと教えた。確かに富貴児は金玉妍の犬だったが、それが金玉妍の仕業だという証明にはならない。「璟兕(ケイジ)が逝ってからずっと考えていたの 犬の件は私たちの思い違いで、真犯人は別にいるのかもと… 永璇の落馬に始まり、金玉妍と穎妃と私、あなたも巻き込まれている これほどの人を罠にはめたとしたら、かなりずる賢い悪人だわ」海蘭は如懿の意見ももっともだと気付いた。よく考えれば金玉妍が第8皇子を落馬させるはずがない。しかし如懿のお産が近いことから、海蘭は今は余計なことは考えず養生に専念するようなだめた。衛嬿婉がお茶が熱いと宮女を叱りつけているところへ進忠が現れた。仕方なく嬿婉は宮女を下げたが、皇帝の渡りがなく機嫌が悪い。弘暦は皇后の子が気がかりで庶子どころではないのだ。すると進忠は燕の巣と棗(ナツメ)の羹(アツモノ)を勧めながら、皇帝が天象を信じるのはいいことだと言う。「私はすぐ戻らねば、皇后は早産の恐れがあり、皇上が心配しています」「(ピコーン!)そうなの?予定より早く生まれるなら産婆を待機させなくてはね…」嬿婉は進忠が下がると、侍女・春嬋(シュンセン)に田氏を呼ぶよう命じた。如懿はお産のため、運動がてら皇太后への挨拶をかかさなかった。その日も慈寧(ジネイ)宮を訪ねて翊坤宮へ戻ったが、ちょうど産婆たちが待っている。「またお世話になるわ、公主を産んだ時に褒美を減らしたから、今回その分も埋め合わせする」すると太監・三宝(サンポウ)がお産の際、皇帝が侍医と共に欽天監も待機させると報告した。その話を聞いた田氏はなぜか目が泳いでいたが…。田氏は皇后のお腹を触診し、胎児が逆子だと分かった。しかし如懿は江侍医の脈診では問題なかったと訝しむ。田氏は侍医ではお腹に直接、触れることができないので胎位の異常までは分からないと説明した。すると別の産婆が手技で逆子を直せるのは田氏だけだと太鼓判を押し、如懿も安心して任せることにする。「今後は毎日2回、施術に参ります」田氏から歩き過ぎると胎位が元の位置に戻ってしまうと言われ、如懿は散歩を中断した。しかし施術を受けて10日以上経っても、まだ胎位は直らない。やがて如懿は腰痛を訴え、お腹の子がよく動くようになった。そんなある日、脈診した江与彬は脈が激しいため、間もなく生まれると報告する。弘暦も如懿もまだ7ヶ月だと驚いたが、江与彬はもはや薬で抑えることも不可能だと言った。「ここ2日が山場でしょう」その時、咄嗟に田氏が口を出す。「でも、まだ胎位がゆがんだままです…少しですが、分娩の際、差し障りがあるでしょう」すると田氏は内務府でお産の準備をすると言い訳して早々に退散することにした。弘暦はならば進忠を一緒に連れて行くように命じる。つづく(꒦ິ⌑꒦ີ)8皇子たちが哀れ過ぎる…4皇子の中の人は上手いね金玉妍は迫真の演技なんだろうけど、正直これまで一度もピンとこなかった(ごめん)でも最後の鏡のシーンは良かったわ(涙
2020.01.03
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace最終話「緑梅の記憶」乾隆帝(ケンリュウテイ)弘暦(コウレキ)は慣例に従い秋の狩猟で皇室の狩り場・木蘭囲場(モクランイジョウ)に出かけた。人影もまばらとなった宮中、そこで烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は思い出の城楼に登り、ひとり感慨にふける。その日、如懿は夜になっても亭に座っていた。侍女・容珮(ヨウハイ)は夜風が冷たいので中に入るよう勧めたが、如懿はもう少しここにいるという。「あなたもお座りなさい…」「掟に反します」「掟など、どうでもいい、今までずっと忙しく立ち働いてきたでしょう?座って、私の相手を…」容珮が腰掛けると、如懿は容珮と初めて会った時のことを思い出した。あの時、無謀にも内務府の太監に詰め寄っていた容珮、あれからもう何年も経つ。「あの日のことは死んでも忘れません、私は身寄りがいません 娘娘に目をかけられ、お仕えできて、幸運でした」「幸運だったのは私の方よ…」恐縮した容珮は茶を献上すると、如懿は喉を潤して器を返した。「あなたとの出会い以外にも色々なことを覚えているわ… 叔母上に会うため初めて皇宮を訪れた日や、赤い壁と瑠璃瓦、特に赤い壁はとても高く感じたの ″墻頭馬上(ショウトウバジョウ)″を見た時、初めて弘暦に出会った、2人で抜け出し、城楼へ登ったわ 数年後、その城楼で″一緒になろう″と言われた、″私がついている、安心せよ″と… 私が側福晋として王府に輿入れした夜は、面紗をめくり、私の様子をうかがっていた 皇后に立てられる時はこう言われたわ ″ルーイー、誰もおらぬ頂きは寂し過ぎる、そばへ来てくれ″ 私は無意識にうなずいていた、一歩ずつ彼の元へと歩き、ここまで来たの」容珮はうっすら涙をうかべ、主人の気持ちは見ていて理解できたと告げた。「にゃんにゃん…皇上が恋しいのでしょう?」しかし如懿の気持ちは違った。「色々あったわ、思い出すと昨日のことのよう…でも何もなかったようにも感じるの 恋しいかしら?…いいえ」「娘娘、宮中であまりにも苦しまれたからでは?」「宮中では誰もが苦しむ、ここ何日か多くの人を思い出すの… 叔母上、阿箬(アジャク) 、琅嬅(ロウカ)、晞月(キゲツ)、緑筠(リョクイン)や玉妍(ギョクケン)、 意歓(イカン)のことはもちろん衛嬿婉(エイエンエン)でさえも… 以前、皇上に言ったわ、後宮の争いや謀(ハカリゴト)には嫌気が差すとね 寵愛や一族を守るため、多くの命が犠牲に…馬鹿げているわ 永璜(エイコウ)と永琪(エイキ)が生きていて、璟兕(ケイジ)と永璟(エイケイ)が成長していればどんなにいいか」すると2人は美しい月を眺めた。「容珮や、想像して見て…何も起きなかった後宮を… ←imagine?w 琅嬅や晞月、緑筠、玉妍、意歓が生きていれば、どうなっているかしら? ここで彼女たちも私たちと一緒にお茶を飲んでいるかしら?…きっと皇上もいるわね」如懿はいたずらっぽく笑うと、お茶を所望した。そして容珮にも飲むよう促す。2人はまるで別れの杯を交わすように一緒に茶を飲むと、如懿は新しい茶葉に替えるよう頼んだ。如懿は枯れた緑梅の植木を見た。禁足になってから面倒を見てきたが、やはり芽は出ない…。やがて容珮が茶葉を持って戻ってきた。「にゃんにゃん?」如懿は背もたれに寄りかかって寝ているようだった。しかし声をかけても返事はなく、肘掛に第12皇子・永璂への手紙が置いてある。容珮はすでに如懿の息がないと気づき、崩れ落ちるようにひざまずいた。木蘭囲場では慶嬪・陸沐萍(リクボクヘイ)が皇帝と共寝していた。すると早朝から太監・進保(シンホウ)が駆けつける。進保は慌てた様子でひざまずくと、翊坤(ヨクコン)宮の娘娘が亡くなったと報告した。知らせによると長らく労咳(ロウガイ)を患っていながら薬を飲まず、夜更けに亡くなったという。死に顔は穏やかで、容珮もすでに殉死していた。慶嬪は好い気味だとばかりに″翊坤宮の方″なら金冊(キンサク)も印璽(インジ)も受け取っていないと揶揄し、重病を秘密にしていたのは皇上への当てつけだと非難する。しかし呆然としていた弘暦が突然、激昂した。「朕と皇后のことに口出しするな!恥知らずめ!失せろっ!」逆上した弘暦は如懿を蔑んだ陸沐萍を追い出した。驚いた進保は皇帝をなだめ、葬儀はどうするか確認する。しかし弘暦は何も聞きたくないと声を荒げ、幕舎から全員を下げた。…出発前に会った時は元気だったのになぜだ、なぜ秘密に?…薬も飲まぬとは…なぜだ?翊坤宮で如懿の葬儀がしめやかに営まれた。悪事を尽くした衛嬿婉が報いを受け、これからだという時に…。妃嬪たちは涙に暮れ、その早すぎる死を悼んだ。しかし容妃(ヨウヒ)・寒香見(カンコウケン)だけは悲しいとも限らないという。「今ごろ昔の想い人と一緒にいるはず…」弘暦は翊坤宮にやって来たが、門の前から動けなかった。そこへちょうど永璂がやって来る。「額娘は…額娘は″自由になった″と仰せでしたが、本当ですか?」すると永琪は父に母の遺書を渡した。…永璂へ…わが子よ、どうか泣かないで…額娘は重い病から、やっと解放されたわ、自由になれたの…以前に話した通り、私の望みはあなたの幸せ…やりたいことをやり、額娘と同じように自由になって欲しい…己を大切に弘暦は如懿の本心を知り、永璂に遺書を返した。「額娘の遺品だ、大事に取っておけ」すると弘暦はそのまま引き返して帰ってしまう。養心殿には切り取られた肖像画と枯れた緑梅の植木があった。李玉(リギョク)は確かに如懿が労咳だったと皇帝に報告し、薬を拒んでいたので手の施しようがなかったという。「最期は安らかでした、昼間は容珮を連れて城楼へ登られたそうです その夜、外で茶を飲みながら眠るように逝ったと… そばには12阿哥への文と、この枯れた緑梅が置いてあったそうです」「…この絵は如懿が切断を?」「はい、ご自身の部分だけを切り取り、焼いたと…」弘暦は肖像画を持って宮廷画家・郎世寧(ロウセイネイ)を訪ねた。そこで如懿が切り取ってしまった肖像画を復元するよう命じる。しかし郎世寧は無理だと言った。「皇上?この絵を描いた当時をご記憶でしょうか? お二人はとても仲むつまじく、手を握り合っていました 私が手を握った姿を描きたいと申し出たら、皇后は″しきたりに反する″とおっしゃった でも皇上は″朕の気持ちには沿っている″と仰せになりました 皇上、このような言い伝えがあるでしょう?″絵の命は人より長し″と… ですが私が思うに、時として絵は最も無意味なものです 美しく忘れがたいものは目や心に記憶が残る、絵とは比較にはなりません 絵は一度、破れたらおしまいです、だからいかに良い絵でも執着するのは無駄なのです」「描きたくないのか?」「そうではありません、復元は不可能なのです 無理して描いても同じ絵にはなりません、お許しください」弘暦はひとりで城楼に登った。2人の美しい日々はもう2度と戻って来ない。弘暦は如懿の存在の大きさを改めて思い知らされ、後悔の念に苛まれた。ひとしきり泣いていた弘暦はようやく城楼から降りた。宮道で待っていた李玉は心配していたが、皇帝から勅命を伝えられる。「皇后は奇行を重ねた、よって皇后として埋葬はせず、皇貴妃の慣例に従う 皇后に関する史書の記載や絵は全て抹消し、天下にこう告げよ、″烏拉那拉氏、死去″と」皇太后は皇帝の如懿の布告に驚いて養心殿にやって来た。「ルーイーは皇后でした、皇后として葬らぬだけならまだしも、なぜ″烏拉那拉氏、死去″と? ″崩御″とするべきでは?ルーイーは廃后だと言いたいのですか?」しかし弘暦は廃后するつもりはないが、ただ如懿が自ら皇后を降りたのだと訴えた。結局、金冊と印璽を受け取らず、薬も飲まず、肖像画まで台無しにしたという。皇太后はそれでも如懿の亡骸を純恵(ジュンケイ)皇貴妃の墓に葬り、墓碑もなく、如懿に関する記述や絵も全て記録から抹消するとはやり過ぎだと諫言した。「あの者は公然と髪を切って何度も逆らい、朕の顔を潰した 横暴な振る舞いは厳しく処罰せねば、天下に示しがつきません! …皇額娘もおっしゃいました、如懿は寵愛や権勢、皇后の位に目もくれなかったと 本人が望まぬのに無理に与えるのですか?」弘暦は如懿が宮中には合わぬ者だったという。「…あいじゃー分かりました、皇帝はルーイーを自由にしたいのですね」皇太后はならばこれ以上、何も言わないと告げ、席を立った。しかし皇帝の机の上にある設計図に気づき、思わず警告する。「懸命に消し去ろうとするのは向き合えないからでは? 忘れようとするほど記憶に刻まれるものです」弘暦の設計した図面には″梅塢(バイウ)″とあった。それから9年後、弘暦はもっぱら養心殿の梅塢にこもってばかりだった。李玉は心配して散歩でもどうかと勧めたが、そこへ進保がやって来る。「皇上、慈寧(ジネイ)宮から使いが来ました、皇太后がお呼びです」すると弘暦はようやく重い腰を上げた。殿内に飾られた梅は美しい花を咲かせていたが、如懿が残した枯れた緑梅はやはり芽が出ない…。衛嬿婉の息子である第15皇子・永琰(エイエン)が妻を娶って親王に封じられた。弘暦はこの数年の活躍を見る限り永琰が皇太子に一番ふわさしいと話す。衛嬿婉の娘である第7公主と第9公主もすでに嫁いでいた。すると皇太后は皇貴妃だけが錯乱した老婆のごとく生きていると失笑する。「永琰が立派に育ったのに、あんな母親がいては体裁が悪い…片をつけてはいかがですか?」こうして生き永らえていた衛嬿婉は皇帝から鶴頂紅(カクチョウコウ/ヒ素)を賜る。乾隆40年、皇貴妃衛氏は逝去、炩懿(レイイ)の諡号を与えられた。弘暦は第15皇子・永琰を皇太子とする密建書をしたため、小箱に入れた。「…皇阿瑪が太子を選んだ時も、こんな心境だったのか?安堵と不安が交錯しておる」すると李玉は先帝が千古稀(マレ)な名君だったからこそ、皇帝を選んだのだと告げる。そんな皇帝は出藍の誉れ、慈悲深い君主と語り継がれるだろう。しかし弘暦はふと虚しさに襲われた。確かにこの生涯、夫婦の恩情と妃嬪からの敬慕、父母の恩や子女にも恵まれたが、その半分を失っている。「…もはや朕は一介の寡夫に過ぎぬ」嘉慶(カケイ)4年、太上皇となった弘暦はすでに髪も真っ白になっていた。今でも机の上には如懿の残した緑梅がある。弘暦は久しぶりに小さな化粧箱を出すと、如懿が刺繍した紅荔(ホンリー)と青桜(チンイン)の手巾が現れた。その下には如懿が断髪した時の髪の毛が入っている。弘暦は真っ白な辮髪から少しだけ髪を切り、如懿の髪と一緒にして再び蓋を閉じた。しばらくしてまだ若い宦官がお茶を運んできた。宦官は机にお盆を置いたが、その時、枯れ木の緑梅に新芽を見つける「太上皇…太上皇!緑梅が芽吹きました!」しかし弘暦は2度と目を覚ますことはなかった。「太上皇…太上皇!」西暦1799年、清高宗乾隆帝崩御、享年89歳だった。乾隆帝の死後、清の時代に烏拉那拉氏の女子が再び妃として入宮することはなかったという。終劇全87話、約11ヶ月に渡りご紹介してまいりましたが、ついに最終話を迎えましたジョウシュンの圧倒的な演技力、バッドエンドだと分かっていても見届けられたのは主演の2人のおかげかもしれません確かに″ドロドロの後宮ものは苦手〜″と言う方には無理(断言w)でもその奥にある世界観に入れる人には忘れられない作品の1つになると思います
2020.04.05
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第72話「積年の願い」沈星移(シンセイイ)は没落した沈家に戻った。屋敷は荒れ果て、かつての面影もなかったが、なぜか祖廟だけきれいに片付けられ、ろうそくが灯っている。誰かが手向けたらしい香はすでに半分の長さになっていた。沈星移はともかく香を手向け、霊位に叩頭する。「父上、母上、お祖母様、戻りました…必ずこの手で朝廷を覆して郡王を倒し、敵を取ります」その時、沈星移は人の気配を感じて外を見た。しかしやはり誰もいない。沈星移は立ち上がろうとしたが、ふと座布団の下に紙包みがあることに気づいた。引っ張り出してみると、包みの中には日昌和(ニッショウワ)の仕訳帳が…。沈星移はある人を追ってかつての自分の寝殿にやって来た。このまま周瑩(シュウエイ)を娶ることができたらどんなに幸せだろうか…星移はふと寝台に腰掛けて目をつぶると、婚礼衣装姿の周瑩が現れる『あなたは必ず戻ると分かっていたわ』『君がここで待っていると分かっていた』『以前、誓ったわね、必ず私を妻にすると…私はここにいるわ』『嫁いでくれるのか?』『ずっと望んでいた』『幸せにはできない』『あなたとならどんな日々も幸せよ…』『命さえ危うい』『あなたは私の命よ』『では妻になってくれ』『これからは私はあなたの妻、あなたは私の夫ね…生きるも死ぬも永遠に一緒よ』『約束する』『2度と離れない』『離れるものか』すると外から花火が上がる音が聞こえた2人は中庭に出て花火を楽しみ、幸せな時を過ごす…沈星移と周瑩は再会を果たしたが、愛し合いながらも別々の道を進むことになった。「もう行かないと…心は君と共にある」「あなたには2万両もの懸賞金がかかっている…星移、自分の身は自分で守るのよ?」「君もだ、身体を大事にしろ」すると星移は志ながらもやり残した″女子学堂″を周瑩に託した。革命がいつ終わるのか分からないが、必ず成功させるという。そして最後に周瑩を優しく抱きしめ、去って行った。沈星移は父が残した仕訳帳を趙白石(チョウハクセキ)に送っておいた。…陝西(センセイ)布政司(フセイシ)趙白石殿…この文が届く頃、私は反逆の徒となっています…臨終に父が残した帳簿を贈ります…書かれた内容は貴兄に役立つことでしょう…国と民を救う気持ちは貴兄も同じはず、道は違えど我々の志は同じです…家も家族も失い、革命に身を投じる私はすでに死も恐れません…生きて戻れても余生はわずかでしょう…ただひとつ気がかりなのは彼女のこと…貴兄の彼女に対する想いは私もよく存じています…学んでも悟ることができずにいましたが、命の瀬戸際を経て儒教の道理をようやく理解しました…誰より愛しながらも、私と彼女との縁はすでに尽きています…だか貴兄と彼女にはまだ未来がある…くれぐれも彼女を大切にしてください周瑩は沈星移の志を継ぎ、早速、女子学堂の建設に乗り出した。女子は母として家庭の中心になり、家族の支えとなる。母の知識や見識は家族の利となり、ひいては国民と利となる、沈星移はそう考えていた。趙白石は再び沈星移を逃した周瑩を軽率だと叱ったが、周瑩はこれで最後だという。「多分、私たちは2度と会えないわ…」それにしてもなぜ沈四海(シンシカイ)は即刻、刑に処されたのだろうか。すると趙白石は、沈四海が監察御史と通じて証拠を上奏しようとしたため、それが郡王の耳に入ったと教えた。「証拠って?」「日昌和は他の銭荘より利息が高いため、多くの王侯貴族が顧客となった 特に貼票(チョウヒョウ)には皆が殺到した 郡王は利ざやを稼ぐため、戸部の資金までつぎ込んでいたのだ 沈四海がすべてを記録した帳簿が証拠となる」「その帳簿は今どこに?」「…私の手元だ、沈星移が送ってくれた」趙白石は時機を見計らって白日の下にさらすと言った。女子学堂の完成が半年以内と目星がつき、教師の招へいも順調だった。しかし肝心の生徒が1人も集まらない。まだまだ女子が外へ自由に出て行くことに偏見があり、女子に学問は不要だと思われていた。中には興味のある女子もいたが、応募しようとしても家族が連れ戻してしまう。結局、女子学堂の記念すべき生徒第1号は身重の千紅(センコウ)だった。周瑩は女子が学ぶ利点を教えるため、求人広告を張り出した。民たちは張り出された広告に早速、群がると、年棒と賞与で年1万両支給という高収入に沸く。しかし良く見ると募集しているのは女子だけ、しかも文字が読めて良識があり、算術が達者という条件だった。「妹に学問をさせておけばよかった」民のそんな嘆きを聞いた趙鴻伍(チョウコウゴ)は女子学堂に入れば3年で一人前になれると宣伝した。女子学堂は12人の入学希望者が集まった。しかし周瑩は第1期生に20人は必要だという。そこで呉家の奉公人や顧客たちのなかで娘がいる家の名簿を作らせ、自ら訪ねることにした。「応募していない者とその理由が知りたいわ」使用人の中には娘がいても病気の妻や小さな弟の面倒を見てもらうため、学堂に通わせることができなかった。そこで周瑩は学費を免除し、手伝いを雇えるよう補助金を出してやる。一方、顧客は裕福だったが、若い娘が表を出歩き、男の教師に教わるなど恥知らずだと偏見があった。周瑩はならば自分は涇陽(ケイヨウ)一の恥知らずかと憤慨、取り引きを中止すると脅す。驚いた童(ドウ)老板は考えを改め、明日には娘の入学手続きを済ませると約束した。趙白石は沈星移と周瑩の縁が切れたと知り、胸の奥にしまっていた周瑩への想いが再燃した。そこで呉家中院に呉蔚全(ゴイゼン)を訪ね、周瑩との縁談を申し込む。呉蔚全は趙白石がずっと周瑩に想いを寄せていたと知り驚いたが、2人の仲を取り持つことにした。趙白石は女子学堂の準備で忙しい周瑩を訪ねた。しかし縁談の話を切り出す間もなく、周瑩から扁額の書を頼まれてしまう。「立派な書だわ〜これを写して彫らせようっと」「…待て」「そうだ!1日の開校には必ず官服で来てね!総督が参列すれば学堂に箔がつくもの!」「分かった」「約束よ!」「ぁ…」結局、趙白石は縁談の件を言い出せなかった。周瑩が別院へ帰ると、ちょうど呉蔚全と夫人の朱(シュ)氏が待っていた。何でも今日、趙白石が訪ねてきて、周瑩との縁談を申し込んだという。すると呉蔚全は今まで呉家に尽くしてくれた周瑩をこれ以上、束縛することは出来ないと話し、2人の縁談に賛成すると言った。すでに鄭(テイ)氏にも相談したが、周瑩の思うようにするよう認めてくれたという。「祖廟で立てた誓いをとやかく言う者はこの私が黙らせる」呉蔚全は自分と鄭氏の印を押した離縁状を出し、今からもう周瑩は呉家の人間ではないと言った。「自由になれ」「趙大人に嫁ぎなさい、これ以上、独りでいる必要はないわ」「そんな…」周瑩が陝甘総督府の外で待っていると、趙白石の輿が到着した。趙白石が中へ入って行く様子を見たが、周瑩は結局、石段の陰に座り込んでしまう。するとそこへ趙白石がやって来た。「なぜ中に入らぬ?」「考えが決まらない…」趙白石は周瑩と並んで地面に座り込んだ。周瑩はなぜ自分を嫌っていた趙白石が縁談を申し込んだのか分からなかった。しかし趙白石は嫌っていたのはずっと昔のことだと話し、自分の思いを告白する。「鄭氏の銀子を盗んだそなたを打った、あの時から私の気持ちは変わったのだ そなたがさらわれたと聞き、大いに動揺したが、自分の想いにはまだ気づいていなかった そなたが韓三春(カンサンシュン)に捕らわれて初めて気づいたのだ、救いようがないほど愛していると… 道義や世間の視線を恐れる私は自分の気持ちを抑え、一線を越えまいと努めた だが世の中は大きく変わり、今や家法は足かせに過ぎない ただ変わらぬのはそなたを守りたいという想いだけだ」周瑩は困惑した。確かに趙白石にはこれまで良くしてもらったが、まさか自分を慕っているからだと考えたこともない。すると趙白石は周瑩以外は誰もが気づいていたと言った。「呉漪(ゴイ)がそなたを陥れたのは私の出世のためと嫉妬のためだ 沈星移は帳簿に添えた文でそなたを私に託すと言ってくれた、周瑩、私の妻に…」「考えたこともない…」「考えてみてくれ、急がずとも良い、待っている」つづく(  ̄꒳ ̄)何と言おうか…
2020.04.17
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春闺梦里人 Romance of a Twin Flower第7話「家族との再会」二品誥命(コクメイ)夫人の冊封を祝う宴の日。聶桑楡(ニェサンユー)は自分で稼いだ100両を投じて豪華な宴席を準備したが、″都一の毒婦″と呼ばれる寧(ネイ)夫人の招待に応じる客は1人もいなかった。その時、見るからに大物の一家が現れる。聶桑楡は喜んだが、実は西北から駆けつけた自分の両親と妹・青雲(セイウン)だと分かった。聶向遠(ニェキョウエン)と夫人は別人のように穏やかになった娘の姿に困惑した。いつも姉に折檻されていた青雲は母の後ろに隠れて怯えていたが、聶桑楡が崖から落ちて本当に記憶がないと知り、むしろ安堵する。すると聶桑楡は差し入れの西北土産に目をつけ、父を非晩(ヒバン)閣に引っ張っていった。聶桑楡は西北の珍しい品を都で売れば儲かると考えた。しかし聶向遠は娘に商いなど無理だと一蹴、そもそも運賃がかさんで儲けなど出ないという。聶桑楡は落胆したが、聶向遠は娘が自分で稼がねばならないほど陌玉(バクギョク)侯に虐げられていると誤解した。「(ヾノ・∀・`)違う違う~実は寧鈺軒(ネイギョクケン)と離縁して化粧品の店を開くの 崖から落ちて目覚めたらすっきりしたわ⤴︎ 寧鈺軒も私を愛していないし、顔以外は良いところがないの 近寄らせてもくれないくせにね、離れるとのぞき見するのよ~」「やめなさい!…閨房(ケイボウ)の秘め事を人に漏らすでない!」「はあ?@うさぎ風」誥命服姿の聶桑楡が寧鈺軒に手を引かれ登場、祝宴は晴れやかに始まった。しかし結局、集まったのは家族だけ、聶桑楡は急に銀子が惜しくなってしまう。「やはり夫が負担すべきじゃない?」「だが規則で支払いには事前の報告が必要だ 私が払っても良かったが、そなたが身銭を切って宴を開くと聞いてな、仕方なく手を引いた」「じゃあ…折半にしない?」「だが規則は規則だ」「あそう、なら使った銀子の分だけ食べて飲むわ!」聶桑楡はやけ酒ですっかり酩酊、寧鈺軒に絡み始めた。「あなたはどうやら私の想い人だわ~甘い香りがする~♪これは私の想い人の甘い香りよん♡」聶向遠は娘の失態に眉をひそめたが、その時、偶然、聶桑楡が身につけている玉佩に気づいて呆然となった。その夜、客桟に帰った聶夫人は娘が夫に虐げられたせいで人柄が変わってしまったと泣いていた。しかし聶向遠は人格が変わったのではなく、娘ではない可能性に気づく。実は聶桑楡は季銘(キメイ)に託された養子だった…『向遠大哥、放浪の身で赤子2人を抱えては生きていけない 事情がなければ決して手放さぬが…』『安心しろ、妻を娶って1年あまり、まだ子はおらぬ、実の娘のように育ててみせる』すると季銘は双子が生まれた時に恩人からもらった玉佩を取り出した『上弦の月を姉のほうに渡す、姉妹である証しとなる』『この子に変わって玉佩を守ってみせよう、きっと互いを見つけられるはずだ』…聶向遠は当時のことを思い出し、娘がなぜ下弦の月の玉佩を身につけていたのか考えあぐねた。そこですぐさま故郷の欒(ラン)県で季銘を探すよう命じる。「よいか、必ず見つけ出せ」一方、凌剣星(リョウケンセイ)は寧家で誥命夫人冊封の祝宴があったと知り、花見の宴で名声を傷つけられた怒りが再燃した。「思い知らせてやらねば…名声が地に落ちる気分をな」するとちょうど阿正(アセイ)が寧鈺軒の負傷の原因を調べ上げていた。寧鈺軒はあの晩、西の荒れ寺に匪賊が集まると聞きて駆けつけたところ、女子供の流民だったという。「つまり流民に刺されたと?」どうやら父親の敵討ちのため匪賊を厳しく討伐し、寧鈺軒は流民から恨みを買ったらしい。「もし流民が虐殺されたら刑部は真っ先に誰に疑いを向けるかな?ふっ」翌朝、聶桑楡はひどい二日酔いで目を覚ました。苜蓿(ムーシュ)から宴席で酔っ払ったと聞いたが、全く記憶にない。何でも聶桑楡は宴席で寧鈺軒に抱きつき、″想い人″と呼んでいたとか。しかも夜は候爺の部屋へ出かけ、しばらくすると候爺が布団で巻いた聶桑楡を担いで送って来たという。「その時も候爺と一緒に寝たいと言って困らせて…ふふ そうだ、候爺から宴の費用として100両の銀票が届きました 候爺は夫人を気遣っていますね、候爺と一緒に眠れる日も近いです!」「何言ってるの?!」実は寧鈺軒が聶桑楡を布団で包み、縛り上げたのには理由があった。聶桑楡は酔った勢いで寧鈺軒を押し倒し口づけ、驚いて逃げ出した寧鈺軒を追い回していた。都には文人崩れの集まりがあり、銭さえもらえばどんな噂も平気で広めた。今回の標的は寧夫人。聶桑楡は根も葉もない悪評を風聴され激怒し、男装して講談に乗り込んだ。しかしかえって騒ぎになり、群衆から野菜を投げつけられてしまう。その夜、寧鈺軒は裏門からこっそり帰って来た聶桑楡を見咎めた。「待て…なぜそんな姿に?」「腐れ文士のせいよ!私が馬を殺して食べたって言うの…凌剣星の仕業に違いないわ! 皆に攻撃させるなんて…ぐすん」寧鈺軒は珍しく気落ちしている聶桑楡に同情し、優しくゴミを取り除いてやった。「言わせておけ、相手にするな、今後は聞いてはならぬぞ、分かったか? そうだ、紅色の玉を1個やろう」すると聶桑楡は寧鈺軒に抱きついて泣いてしまう。「ヨシヨシ…大丈夫だ、私が何とかする」一方、茶幇(チャホウ)の袁朗(エンロウ)たちは寧鈺軒が捜索したと聞いた西の荒れ寺に向かっていた。「仲間が捕まれば悲惨な末路をたどることになる…」その時、雷鳴と共に流民たちの悲鳴が聞こえ、袁朗たちは全速力で走り出す。すると仮面をつけた賊が流民たちの寝込みを襲い、すでに多くの骸が転がっていた。袁朗は生き残った流民を叔父の寺で保護した。実は刺客の腕に茶幇の紋章があり、何者かが茶幇を陥れるつもりだと疑う。しかし了然(リョウゼン)は今や寧鈺軒の他に茶幇を知る者などいるはずないと否定した。翌日、聶桑楡が講談の様子を見に行くと、あの腐れ文士はのどがつぶれて声が出なくなっていた。そこで苜蓿に調べさせたところ、都中の腐れ文士たちが一様に声が出なくなったと分かる。(๑•̀ㅂ•́)و✧<さすが候爺、一晩でやり遂げましたね!( ;∀;) <何のんきなこと言ってるの?!最悪よ~!腐れ文士たちに何かあれば当然、疑われるのは聶桑楡、これでは″都一の毒婦″を自ら証明したようなものだ。つづく( ゚ェ゚)二品なのにあまり迫力はない衣装w
2024.04.08
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长相思 第二季 lost you forever S2第6話塗山璟(トザンケイ)は小夭(ショウヨウ)に未練を残したまま、皓翎(コウレイ)第一王姫と赤水(セキスイ)族長の婚儀に参列した。小夭もまた塗山璟への想いを胸の奥に封印し、いよいよ赤水豊隆(セキスイホウリュウ)と拝礼の儀に臨む。「天地に拝礼…両親に拝礼…」するとついに耐えきれなくなった塗山璟は身を乗り出してしまう。「小夭…」しかしその時、ちょうど婚儀に乗り込んで来た防風邶(ボウフウハイ)の怒号が塗山璟の声をかき消した。「小夭っ!そいつに嫁ぐな!」来賓客が騒然とする中、防風邶は小夭に向かって赤水豊隆に嫁がないよう訴えた。婚儀を妨害された小夭は激怒、相柳(ソウリュウ)を無視して拝礼の儀を済ませようとしたが、相柳から自分との誓いを忘れたのかと迫られる。確かに小夭はかつて西炎瑲玹(セイエンソウゲン)の蠱虫を引き受けてくれる代わりに、相柳の頼みなら何でも聞くと約束していた。「…私を破滅させるためならこんな侮辱を味わわせる必要がある?!」「答える気はない、私と共にここを離れるのだ…今すぐっ!」豊隆は婚儀を続けるよう説得したが、小夭は借りを踏み倒すわけにいかず、豊隆の手を振り払ってしまう。「ごめんなさい、でもやっぱりあなたに嫁げない…」「私より奴を選ぶというのか?!」「違うの…行かなくてはならない、許しは請わないわ、いずれどんな罰でも受け入れる」赤水豊隆も塗山璟も防風邶に奪われた小夭をただ黙って見送るしかなかった。驚いた阿念(アネン)は姉を追いかけようとしたが、蓐収(ジョクシュウ)は咄嗟に引き留め、王姫の失態を謝罪して帰ることにする。「辰栄大人(ダーレン)、赤水族長、改めてお詫びに参上します」一方、瑲玹はこの知らせを鳳凰樹林で聞いた。「陛下!王姫がやらかしました!婚礼の途中で逃げ出し大騒ぎになったとか…」「逃げ出した?…いいぞ、よくやった!」同じ頃、王后・辰栄馨悦(シンエイケイエツ)は一族に恥をかかせた小夭に激怒していた。侍女・鈴蘭(リンラン)はどちらにせよ王姫が嫁ぎ先を失い、皓翎にも帰れず、辰栄山に隠れ住んで王后の情けでしか生きられないと冷笑する。「皓翎玖瑤(コウレイキュウヨウ)が一生、辰栄山に留まると?」馨悦は瑲玹と小夭を引き離すことに失敗、思わず侍女を引っ叩いた。相柳は小夭を清水鎮のとある民家にかくまった。「私の借りだもの…取り立てが来たら返さなくてはね、でも私の婚礼を知ったのはいつ?」「お前が皓翎に発つ前だ」すると小夭はふつふつと怒りが込み上げて来た。「婚礼を止めたいなら時は十分にあったはず… なぜ婚儀の場から連れ去って私に敵を作らせるような真似を?私に何の恨みが? 皓翎の権威を失墜させ、私の人望を失わせ、誰からも軽蔑される女子に貶めるなんて!」しかし今さら理由を聞いても手遅れだと気づき、小夭は生まれつき運が悪いのだと卑下した。「疲れたわ、出て行って」 瑲玹は小月頂に祖父を訪ね、小夭の失態の穴埋めとして辰栄氏に洛水(ラクスイ)を下賜すると伝えた。その時、小夭の行方が分からないと報告が届く。太尊は騒ぎが収まるまで姿を消すのも悪くないと言ったが、瑲玹は配下に捜索を命じた。皓翎では第一王姫の前代未聞の不祥事に朝堂が紛糾していた。「他国の不興を買い、母国を辱めた第一王姫に厳罰を! 王室の名誉を汚した防風邶を死罪に処すご命令を!」しかし皓翎王は使者を送って謝罪の上、婚約を解消すると処断しただけ、小夭と防風邶を見逃してしまう。「赤水豊隆は面白みがない男だ、小夭を思って暴挙に出たのなら防風邶に嫁がせても構わぬ」そんな皓翎王を真っ先に蓐収が支持した。小夭が外へ出ると、すでに元の姿に戻った相柳が庭にいた。「防風邶は婚礼を台無しにして王姫を連れ去った、これからどうするつもり?」「大罪を犯したのだ、命で償うしかない」その意味を悟った小夭はかけがえのない親友であった″防風邶″を失った寂しさに思わず涙ぐんでしまう。「でも心配しないで、あなたが死んでも涙は流さないから」「何を心配するというのだ」「そうね、私たちは互いに何の感情もない、それでいいのよ」小夭は強がって部屋に戻ったが、戸を閉ざすとこらえ切れなくなって泣き出してしまう。静夜(セイヤ)は偶然、族長が辰栄残党軍に糧秣を差し入れようとしていることを知った。「西炎王が中原を治める今、残党軍に手を貸す氏族はいません、なぜですか? もし西炎王に気づかれたら…」「だから痕跡を残さぬために自ら動かねばならぬ」すると塗山璟は黙って″忠義″と書いた。清水鎮は一面、雪景色となった。相柳は強い酒を差し入れ小夭と飲んでいたが、あれほど懐かしんだ清水鎮に戻ってもなぜ外に出ないのか分からない。「なじみはもういない、悲しくなるから見ない方がいいわ」すると小夭は酔った勢いで相柳に罵声を浴びせた。「相柳、あんたは本当に無情な九頭蛇(キュウトウダ)よ、血も涙もない魔物だわっ!」「最初から分かっていただろう?私の性分を」「そうよね、取り引きはいつも公平だった…過ちを犯したのは私自身よ」そこで相柳は術を使って小夭の本心を聞き出すことにした。「小夭、私の目を見ろ…赤水豊隆に嫁ぎたいか?」「いいえ」「では塗山璟に嫁ぎたいか?」「…?」「葉十七(ヨウジュウシチ)ならどうだ?」「もちろん」「生涯を共にしたいのは誰だ?教えてくれ、誰と添い遂げたい?!」しかし相柳がしつこく追い詰めたせいで小夭は混乱して気を失ってしまう。「もういい、ぐっすり眠れ、目覚めたら今のことは忘れている」小夭は深酒して目を覚ましたが、愁いは消えなかった。すると隣の家から子供たちの楽しそうな声が聞こえてくる。<太奶奶!僕の雪だるまを見て!<僕のも!<どれも良くできているよ小夭は導かれるようにふらりと外へ出てみたが、その時、ようやく隣があの懐かしい回春堂だと気づいた。「小姑娘、隣に移ってきた人だね?…ここに来ておしゃべりに付き合っておくれ」小夭に声をかけた老婆はあの桑甜児(ソウテンジ)だった。「甜R?」小夭は隣人と話した時に名前を聞いたとごまかし、自分がいなくなってからの回春堂の様子を尋ねた。桑甜児は串子(カンシ)との間に子供を授かり、孫だけでなく曾孫にも恵まれていた。生涯を共にした串子は先に旅立ち、老木(ロウボク)も麻子(マシ)と春桃(シュントウ)夫婦もすでに他界したという。「今は私1人だ」「老木の最期は安らかだったの?」「はお、安らかだった、串子と麻子が実の父親同然に見ていたからね 私の父でもあった、私と春桃嫂嫂(サオサオ)もいい嫁だったと思う 老木は満足して逝ったはずだよ…ただずっと六哥を心配していた でも十七が戻って来てくれた」小夭は甜児の思わぬ言葉に耳を疑った。実は塗山璟は何年かおきに皆の様子を見に回春堂へ戻ってきたという。「塗山璟が老木を物陰に呼んで何か話していたことがあってね 老木が何を聞いたのか私は知らないが、それ以来、老木は肩の荷が下りたようだった」一方、塗山璟は小夭を迎えに行こうともせず、むしろ落ち着き払っていた。さすがの式神も他の男に奪われてしまうとせき立てたが、塗山璟は小夭に相柳を選ぶ機会を与えたいという。「借りを返さねば」つづく( ߹꒳ ߹ )甜R…って、この話がなかったら相柳の赤目ビームで脱落するところだったわw
2024.12.29
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偷偷藏不住 Hidden Love第9話ルームメイトとの恋バナを切り上げた桑稚(サンジー)の元に怒って電話を切ったばかりの兄からメッセージが入った。『言い忘れた、段嘉許(ドワンジアシュー)に食事でもおごってやれ、ずっとお前を気遣っていたんだ 受験の時はプレッシャーを与えるからって俺に成績を聞いてきた 誕生日や成績が上がった時はプレゼントを送ってくれただろう?ちゃんとお礼しろよ?』桑稚は空港での一件以来、段嘉許との連絡を断っていた。…無視していたの、良くなかったかな?嘉許哥が悪いわけじゃないのに…段嘉許がちょうど自宅に戻った時、桑稚からやけに仰々しいメッセージが届いた。💬先日は送ってくれてありがとうございます、食事をごちそうしたいのですが、いつ空いていますか?段嘉許は来週末と返信したが、また敬称付きの堅苦しい返事が届いた。💬分かりました、ではそちらの都合のいいお時間で段嘉許は仕方なくすぐ電話をかけ、時間はまだ分からないと伝えた。「で、なぜ急に″您″を?スマホが壊れて″你″が打てないのか? …あ~そうか、″您″という字は心にいる″你″だからか?」驚いた桑稚は咄嗟に父から5歳以上の年上の人と話す時は敬語を使えと言われたとごまかした。「それから…受験前は高校の寮にいて携帯が使えなくて…」「知ってた」「へ?知ってたのならなんで聞いたの?あ…だったらもういいの、じゃ!」桑稚はうっかり口を滑らせ、慌てて電話を切ってしまう。〓第九篇 ~抑えた感情~ 本当は好きなのに〓江銘(ジャンミン)は日曜日に桑稚を映画に誘うことにした。しかし切り出そうとしたちょうどその時、寧薇(ニンウェイ)と江銘のチームメイト・陳強(チェンチアン)が交際宣言、タイミングを逃して皆で一緒に出かけることになってしまう。桑稚は先約があると断ったが、ルームメイトたちに行こうと誘われた。…嘉許哥と食事しても気まずいもん、帰る理由になるからいいか…「分かった!」段嘉許はヒット作となったゲーム″一夢の江湖″のアップデートで根を詰めていた。相変わらず姜穎(ジャンイン)からしつこく付きまとわれていたが、そんな煩わしい日々からついに解放される。その日、段嘉許は姜穎に最後の賠償金を振り込み、今後は連絡不要と一方的にメッセージを送った。桑稚は待ち合わせ場所に到着し、段嘉許に連絡した。しかし段嘉許の様子がおかしい。「桑稚、すまない、行けそうにないんだ…」「…具合でも悪いの?」「少し胃が痛くて…」段嘉許は心配ないと言ったが、桑稚は有無を言わせず会社へ迎えに行くと決めた。ロビーで桑稚を待っていた段嘉許は顔が真っ青だった。桑稚はひとまず段嘉許を歩道に待たせて道路へ出たが、タクシーが捕まらない。「アプリで呼ぶわね…えーと、ここの住所は…」桑稚はスマホの画面を見ながら歩道へ戻ろうと後退り、その時、タクシーを探そうと前に出てきた段嘉許とうっかりぶつかった。するとふらついた段嘉許が驚いて振り返った桑稚を抱きしめ、勢い余っておでこに口づけしてしまう。「わざとじゃ…」「私も…」そこへ運良くタクシーが到着した。救急外来で検査した結果、段嘉許は急性虫垂炎だった。医師の説明を聞いた段嘉許は手術を選択、桑稚に寮へ帰るよう言ったが、桑稚は終わるまで待つことにする。その時、母から着信が鳴った。📱<もう10時過ぎよ、なぜ電話して来ないの?すると桑稚から事情を聞いた黎萍(リーピン)は思わずため息を漏らした。📱<可哀想に…独りぼっちなのよ桑稚はこの時、初めて段嘉許に母がいないと知った。あれはまだ大学1年だった頃、段嘉許は桑家の援助で母の葬儀を済ませることができたという。しかも段嘉許はお金を半年で返済していた。📱<只只(ジージー)、帰りは気をつけてね段嘉許の手術は無事に成功した。桑稚はすでに入院に必要な物を準備しておいたが、段嘉許は桑稚に付き添わせるわけにいかない。「もう帰りなさい、タクシーに乗ったら車のナンバーを送って、寮に着いたら…」「嘉許哥、分かってる、もう子供じゃないのよ?…じゃあ、また明日、来るね」「授業がない日にな…大丈夫だ、もう行って」すると桑稚は黙って帰ってしまう。…桑稚、怒ったかな?さっきの事、気にしてるよな?…偶然とは言え口づけしてしまったことを思い出し、悶々となる段嘉許。その時、桑延(サンイエン)から連絡が来た。「聞いたぞ?病気だって、でも元気そうだな、じゃあ切るぞ?」「待った、話したいことがある…いや、何でもない」いくら親友とは言え、さすがに桑延に妹の相談はできなかった。桑稚が突然、病室に戻って来た。「やっぱりお世話する… だって私が病気になって独りぼっちなら嘉許哥は付き添ってくれるでしょう?」段嘉許はもっともだと気づき、桑稚の厚意に甘えることにした。そこで桑稚はまだ動けない段嘉許のために顔を拭くことにしたが、目を閉じた段嘉許の顔に思わず見惚れてしまう。その時、段嘉許がふと目を開けた。つづく
2025.01.19
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难寻 Hard To Find最終話「永遠の愛」神樹(シンジュ)が蘇り、霖川(リンセン)は再び美しい姿を取り戻した。「叔叔?あれは何?」「南枝苑(ナンシエン)だ」赫連曦(ホーリエンシー)は石榴(シーリウ)と一緒に神樹に腰掛け、眼下に広がる霖川を眺めていた。「姨姨(イーイー)は?どこにいるの?」「姨姨は…疲れたから眠っている」「じゃあ起こさないようにしなきゃ、邪魔しちゃだめ」その時、ふいに風が吹いた。すると娘の横に座って微笑む鳳鳶(フォンユエン)の姿が見える。赫連曦は愛する妻に手を伸ばしたが、束の間の幻想はあっけなく消えた。…阿鳶、小石榴を連れて来たよ、君のお気に入りの場所に…昔旧(シージウ)と石罌(シーイン)が石榴を迎えにやって来た。「小石榴、娘親(ニャンチン)と干爹(ガンディエ)が来た、下りようか」赫連曦は石榴を石罌に返し、優しく頭を撫でた。「姨姨も私もどこにいようと小石榴が大好きだ…元気でな」「じゃあ、私たちは先に…」昔旧は神樹をしみじみ眺めた。「連理の神樹は鳳鳶が描いた通り、青々として魅力的だ」「私たちはこの神樹の下で夫婦の誓いを交わした」「鳳鳶が残した文には″離れるのではなく、霖川と一体になる″と書いてあった どの葉にも鳳鳶が宿っているんだな」「そうだな」すると昔旧は本当に父親だと名乗らないのか聞いた。赫連曦は鳳鳶が生前、表妹こそ石榴の母親だと言っていたと明かし、2人の元で育てば娘も幸せだという。「でももし成長して本当の親を知りたがったら?」「その時はいつでも霖川に来てくれ、ここが故郷であり、霖川族は家族だ」「助けが必要な時はいつでも文をくれ、朔雲(サクウン)族が一丸となって助ける」神樹の葉に封印されていた霖川族は何も知らずに日常に戻った。南枝苑では椿(チュン)婆や鶩青(ウーチン)、銀翹(インチャオ)たちが今日も少主夫人のために生花を集めている。「琴桑(チンサン)、少夫人はいつ戻るんだ?」「具合が悪くて美しい場所で養生しているの…」「何があったの?見舞いに行くわ」「私も…詳しくは知らなくて」その時、座敷から少主が出て来た。銀翹は嬉しそうに大きな花束を少主に見せた。「花束ができました、いつ少夫人をお迎えに?」「今から行くよ、椿婆婆、私が留守の間、霖川を頼んだぞ 鶩青、お前には兵書を準備した、分からない点は朔雲世子に聞くといい」すると赫連曦は琴桑が必死に涙をこらえていると気づいた。「琴桑、霖川は君の家だ、だが縛られることなく自由に羽ばたけ」しかし琴桑は何も言えずにうつむいてしまう。「では阿鳶を迎えに行ってくる」赫連曦は大きな花束を抱えて南枝苑を出た。すると琴桑は居ても立ってもいられず門まで追いかける。「少主!」赫連曦は驚いて振り返ると、笑顔を見せた。「…戻れ」琴桑は何と声をかけて良いのか分からず、その場で叩頭し、別れの挨拶とした。望月山の南枝苑、その夜、標高の高い山は雪になった。赫連曦は永遠の眠りについた鳳鳶に琴を聞かせていたが、弾き終わると柘榴のかんざしと耳飾りを亡骸に飾る。「阿鳶、君と約束したね、次に雪が降る時、また連れてくると…共に雪を見よう」すると覚悟を決めた赫連曦は鳳鳶の隣で横になった。そして右手で鳳鳶の手を握りしめ、左手の短剣で自ら胸を刺してしまう。「ぐっ!…阿鳶、君の人生は波乱に満ち、安らかな時はわずかだった 霖川を思うあまり君に負担を強いた、叶えられたのは君を連れて雪を見に来る約束だけ あの世では二度と独りにしない…阿鳶、私たちは連理の枝だ」…いい父親にはなれなかった霖川一族の長にもふさわしくなかった力が及ばなかったことも数え尽くせないそれでも阿鳶、私は心から君を愛していた君を犠牲にして追いかけた夢人生に悔いはないが愛だけは見つけ難かった(難尋)…終わり( ๑≧ꇴ≦)あああああ~終わってしまったあぁぁぁぁぁ~日本語字幕で見られるとは夢にも思わなかったホームドラマCHさん、ありがとう!では幸せだった2人の映像を見ながらお別れで〜す(꒦ິ⌑꒦ີ)
2025.04.20
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第47話「孤独な頂へ」乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は皇長子・永璜(エイコウ)を亡くした苦しい胸の内を吐露した。我が子の成長を見るのは父として嬉しいが、能力の乏しい子であれば心配になり、野心の強い子なら怖くなるという。永璜を叱責したのも我が子から親不孝者を生み出したくなかったからで、決して愛情が消えたわけではなかった。烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は父の心を知れば永璜もきっと慰められると励ましたが、実は永璜が哲憫(テツビン)皇貴妃に孝行できなかったと悔やんでいたと教える。それも嘉嬪(カヒン)・金玉妍(キンギョクケン)が哲憫皇貴妃と第2公主は孝賢(コウケン)皇后が殺したと吹き込んだせいだった。如懿は嘉嬪が黙っていれば永璜は悩まずに済んだと非難したが、確かに皇后を疑う噂が流れていたのも事実だという。恐らく嘉嬪もその噂を聞いて永璜に話したのだろう。弘暦は永璜が結局、己の野心と自分の疑念によって死に追いやられたのだと落胆した。「ルーイー、朕は万人の上に立ち、天下を見下ろす だがこの頂に他の者は誰もおらぬ、朕はいつも孤独だ」弘暦は思えば早くから幼なじみだった如懿を自分の嫡福晋しようと心に決めていたと話し、改めて皇后にしたいと説得する。すると如懿はふと叔母の言葉を思い出した。「皇上、皇后にはなりたくありません、でも叔母が生前に言った言葉が忘れられない ″弘暦と添い遂げて同じ墓に入りたいはず″ …私は入りたい、皇后にならねばこの願いは叶えられません」「つまり一緒になる運命なのだ ルーイー、誰もおらぬ頂は寂しすぎる、朕に寄り添えるのはそなたしかおらぬ、頼む…」「はお」そんなある日、如懿は宮道を移動中、見慣れない女官たちに気づいた。何でも身寄りがなく引き続き宮仕えをする者たちで、内務府が円明(エンメイ)園から熟練者ばかりを引き抜いたとか。すると1人の女官が銀子を渡した者だけが後宮へ配属されるのは不公平だと声を上げた。太監・趙全才(チョウゼンザイ)は皇貴妃の一行が後ろから来たことに気づかず、口答えした女官をいきなり引っ叩いてしまう。その時、如懿から命じられた太監・三宝(サンポウ)が声をかけた。横暴な趙太監は自ら慎刑司(シンケイシ)に行って杖刑(ジョウケイ)50回の罰を受けろという。趙太監は慌てて皇貴妃に許しを請うたが、如懿は三宝に内務府へ不正の取り締りを通達するよう命じ、趙全才の処分を戒めとすると言った。感激した女官・容珮(ヨウハイ)は平伏し、皇貴妃の公正な裁きに感謝する。すると如懿は率直で度胸があるのは感心だが、自ら抗議するのは損だと諭した。しかし容珮は仲間の泣き寝入りは見過ごせないと訴える。如懿はこの勇敢な女官をすっかり気に入り、翊坤(ヨクコン)宮に連れて帰ることにした。如懿の立后が決まり、金玉妍の落胆は隠せなかった。「結局、上り詰めたわ…」「母上?何の話ですか?」「昔、皇上はあの女を嫡福晋に選んだけど、先帝と皇太后に阻まれたの でも次期皇后の座はあの女が手に入れた…」すると第8王子・永璇(エイセン)が皇貴妃には子供がいないので心配いらないと告げる。金玉妍は息子の気遣いを喜び、自分は皇后の座をあきらめたが、息子には皇太子になるよう頼んだ。如懿の冊封(サクホウ)式の準備のため、愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)や惢心(ズイシン)が翊坤宮に駆けつけた。冊封式は礼部と内務府が取り仕切ることになっていたが、海蘭はその他の細かいことは自分に任せて欲しいという。すると海蘭は無愛想な容珮のことが気になった。如懿の話では勇敢で決断力があり、細やかな気配りもできるという。すでに三宝が詳しく素性を調べたところ、貧しい家の出身で身寄りはなかった。内務府総管太監・秦立(シンリツ)が冊封にあたり供された反物を届けにやって来た。しかし容珮が派手な反物はいらないと止め、言い争いとなる。そこへ如懿が現れた。「にゃんにゃん、派手な反物をお断りしていました 大皇子の百日忌もまだなのに派手な柄を受け取るなど不謹慎かと…」「イヤイヤ…これは皇貴妃の冊封式の準備の一環です、皇上が仰せでした」2人にはそれぞれ言い分があったが、如懿は永璜を亡くしたので華やかな柄は見たくないと言った。「質素な物に替えて」如懿は殿内に容珮を呼ぶと、なぜ秦立に楯突いたのか聞いた。すると容珮は喪中に派手な柄を着て非難されるのは皇貴妃だと答え、皇后になれば波風をまともに受けてしまうと懸念する。海蘭は容珮が頭が切れるだけでなく、分別があり如懿を第一に考えていると感心した。惢心もまた容珮のような側近がいれば安心できると喜ぶ。てっきり罰を受けるものだと思っていた容珮だったが、その忠誠心を買われ翊坤宮の女官長に抜擢された。「惢心、宮中の皆に容珮を紹介してあげて、あなたの後任に容珮を据えるわ」如懿が養心殿を訪ねると、殿前に純貴妃(ジュンキヒ)・蘇緑筠(ソリョクイン)が立っていた。実は尚書房で成績を見た皇帝が皇子たちを呼び出したため、また出来の悪い第3皇子・永璋(エイショウ)が叱られることを心配しているという。しかし第5皇子・永琪(エイキ)が自分たち弟の面倒を見たせいで3兄の勉強が疎かになったと取り成してくれていた。如懿はどうやら長引きそうだと話し、蘇緑筠と一緒に帰ることにする。すると蘇緑筠は嘉嬪におだてられ、自分にも后位を争う資格があると思い上がっていたと後悔し、許して欲しいと頭を下げた。如懿はそんな蘇緑筠の手を握りしめ、過ぎたことは水に流そうと安心させる。「一緒に永璜を育て、王府の時から親しい仲でしょう?」「…そう言ってくれたら私も子供も安心して生きて行けるわ」こうして2人は手をつないで歩き出した。如懿は慈寧(ジネイ)宮に皇太后を訪ねた。皇太后は侍女たちを下げ、2人だけで話すことにする。明日はいよいよ皇后の冊封式、皇太后はしみじみ如懿だけは皇后にしたくなかったとぼやいた。しかも自分で争って手に入れたのではなく皇帝が与えてくれたのだ、さぞ得意だろう。しかし如懿の問いかけに皇太后はいささか面食らった。「先帝は太后の前で涙を見せたことが? 永璜が亡くなった時、陛下は私の前で涙をこらえていました、永璜の死に向き合えぬと 皇子の成長は嬉しい反面、怖いとも仰せに… 万人の上に立つが頂は独りぼっちで寂しいそうです」如懿は皇后になれという叔母の遺言のせいで、皇后という位に気後れしていたという。しかし弘暦のある言葉で目が覚めた。自分が欲しいのは位ではなく弘暦の心、それだけを気にかけ望んでいるのだと…。「皇帝のある言葉とは?」「″朕は皇帝であり夫である、皇后かつ正妻である者に寄り添ってもらいたい″と… 太后、私が欲しいのは皇后の座ではなく、正妻の座です」「…ふっ、そなたはもっと賢いと思っていたが、叔母と大して変わらぬようだな」皇帝は天子、万民に君臨し無人の頂に立つ。1人の女の夫にはなりきれないのだ。皇帝にしてみれば皇后も臣下の1人に過ぎない。「あいじゃは皇后になったことはない、なりたいと思ったことは当然ある だが本気で考えたことは一度もない、先帝の心に執着しなかった なぜなら皇帝の心はこの世において最も量り難いものだからだ、最も信頼できぬものでもある 今日はここまでにするとしよう そなたの苦悩は分かった、そなたは皇帝が自ら選んだ皇后だ、これ以上、何も言うことはない ただあいじゃから1つだけ警告しておこう、皇后として生きるのは簡単なことではない 清の開国以来、ウラナラ姓の皇后は特に苦しんだ…」「…将来のことや皇上のお心への理解は不十分かもしれません、でも己の心は分かる 孤独な頂は嫌ですが、皇上を独りぼっちにしたくはありません」「…お行き、皇帝が待っている、一歩ずつ歩み寄って行くのだ」「感謝します、太后」その夜、弘暦はひとり孝賢皇后の肖像画を前に新しい皇后に如懿を選んだと報告していた。そこへ明日の冊封の儀に出席するため帰郷した固倫和敬(コリンワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)が現れる。しかし璟瑟にとって父の想い人である烏拉那拉氏は生母の敵でもあった。今回の冊封正使にわざわざ叔父・富察(フチャ)傅恒(フコウ)を任命したことも納得がいかず、残酷だと非難する。すると弘暦はこれも臣下としての務めだとなだめ、傅恒にもそれしきの分別はあると話した。璟瑟はひとりになると母の無念を思って涙した。「母上、とうとう父上はウラナラ氏を皇后にすると決めました でも大丈夫…寵愛を得れば失う時が必ず来る、家柄や子供に恵まれた母上さえ苦しみました 私は耐えます…待ちます…ウラナラ氏が傷つき、絶望する日が来るまで…」↓バッファロータイプ翌朝、海蘭と惢心は如懿の支度を手伝った。すると鳳冠をかぶった如懿の姿に海蘭は思わず涙ぐみ、この日を待ちわびていたと告げる。惢心も皇后の朝服が良く似合うと喜び、胸がいっぱいになった。立后の日は如懿が王府に嫁いだ日と同じ、8月2日だった。まず翊坤宮で皇后冊封の儀が行われ、如懿は皇后の金冊(キンサク)と印璽(インジ)を授かって正式に六宮の長となる。そして皇帝の待つ太和(タイワ)殿へ向かった。妃嬪たちの羨望の眼差しの中、一歩一歩、愛しい弘暦へと近づいて行く如懿…。そして御前でひざまずき、皇后として挨拶した。「私、ウラナラ氏は皇上のご恩を受け、皇后として後宮を取り仕切って参ります 皇上に感謝したします」すると弘暦は如懿を迎え、その手を取って隣に立たせた。つづく
2019.11.03
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三生三世十里桃花 Eternal Love第23話「光を奪われて」夜華(ヤカ)は素素(ソソ)と連絡が取れないまま結局、幕舎に戻った。しかしその時、素素の声が銅鏡から聞こえて来る。「北荒(ホッコウ)の戦況が緊迫してると奈奈(ナイナイ)から聞いたけど、あなたは元気なの?」「…元気だ」「あのね…この子ったらここ数日よく動くの、蹴ったりするのを感じることもあるわ …私、この子に急いで生まれて来て欲しくない、あなたがこの子の誕生を見られないもの 夜華?聞いてもいい? あの日、東荒大澤で2人で立てた誓いをまだ守る気はある? この子が生まれたら聞かせたいの、両親の馴れ初めとか、父さんの思いをね」夜華は必死に涙をこらえ、ようやく言葉を絞り出した。「必ず守るよ」「分かったわ、じゃあ身体に気を付けて、あなたの帰りを待ってる」(TㅅT)ぅ…翌日、伽昀(カイン)が翼君・離鏡(リキョウ)の大勝を伝えた。離鏡は大量の氷を上流に運んで仙術で溶かすと、さらに雷神と雨神に3日続けて雨を降らせて洪水を起こし、反乱軍を壊滅させたという。報告を聞いた夜華は直ちに軍を5つに分け、1隊は洪水に巻き込まれた民の救助に、4隊は翼君と約束した通り敵の残党を討つよう命じた。追い詰められた離怨(リエン)と臙脂(エンジ)は離鏡の思惑通り唯一、残った水路へ逃げた。すると暗闇から待ち構えていた離鏡と大軍が現れる。離鏡はこれまで可愛がってきた臙脂の裏切りに失望していたが、臙脂はただどちらの兄とも敵対したくないと訴えた。「私が大哥のそばにいたのは2人の争いを止めたかったからよ!」しかし臙脂の願いも虚しく離鏡が一斉攻撃を命じてしまう。多勢に無勢の離怨は自分の命を奪いたければその手で殺せと離鏡を挑発したが、離鏡はなぜか離怨を殺す気がないと言った。憤慨した離怨は離鏡を道連れにすると言い放って突進、驚いた臙脂が離鏡の前に飛び出したが、咄嗟に金猊獣(キンゲイジュウ)が臙脂の前に立ちはだかり、離怨に刺されてしまう。身を挺して公主をかばった金猊獣はその場で消散、結局、離怨は生け捕りとなった。夜華は連宗(レンソウ)や分支の頭領たちを従えて凱旋した。すると虎視眈々と素素を狙っていた素錦(ソキン)が動き出す。「この招待状を一鸞芳華(イチランホウカ)に届けて、宴に招くと素素に伝えなさい ″天宮の女子は皆、来る″とも… もし侍衛に阻まれたら、天君が許したと言えばいいわ」辛奴(シンド)は早速、素素に招待状を届けた。素素は大きなお腹を抱え、ようやく蓮の池までたどり着いた。もう産み月なので招待を断ることもできたが、天宮の女子が皆、行く以上は断れない。「だって私は夜華の妻なのよ」「(*゚▽゚)*。_。)ウン!娘娘こそ太子殿下と東荒で誓いを立てた唯一の夫人です!」奈奈は主の身体を気遣いながら介添えしていたが、蓮の池で待っていたのは素錦だけだった。実は夜華の凱旋で急きょ宴がお開きになり、皆が夜華の出迎えに行ってしまったという。すると素錦は一緒に出迎えに行こうと素素を誘った。何の報告も聞いていなかった素素は大喜びで案内してもらうことにしたが、辛奴がわざと奈奈を引き離してしまう。素錦は素素を連れて誅仙台(チュウセンダイ)にやって来た。驚いた奈奈は素素を止めようとしたが、辛奴に邪魔されてしまう。誅仙台は邪気が強く危険な場所、焦った奈奈は引き返し、皇太子を探すことにした。夜華は報告を終えて連宗と大殿を出た。それにしても天君はなぜ素錦を夜華に嫁がせると決めたのか。何やら裏がありそうだが、そこへ嬉しそうに頭領たちがやって来た。頭領たちは祝辞を述べ、皇太子と素錦の婚姻を喜ぶ。そこへ奈奈が慌てふためいた様子で現れたが、後から追いついた辛奴が奈奈の言葉を遮って矢継ぎ早に訴えた。「殿下!娘娘が誅仙台で素素娘娘と口論に…」その頃、素錦と素素は長い階段を上り、誅仙台の頂上に到着していた。そこには丸い穴が空いており、強い引力に吸い込まれそうになる。素素は恐くなって引き返そうとしたが、素錦に強く腕をつかまれた。「知ってる?天君は私を夜華に嫁がせるとお命じになったわ 私と夜華は想い合ってるの、この九重天はあなたがいる所ではない」すると素錦は急に素素の手を離した。「子を産んだら、ここから飛び降り、戻るべき所へお戻り!」「夜華が私を帰すと?…私は彼の妻よ、夜華から離れません」「ふふはは~本気で言ってるの?」その時、素錦は石段を駆け上がる夜華の足音を聞いた。そこでいきなり素素の両腕をつかみ、押されたよう見せかけて自ら穴の中に飛び込んでしまう。夜華は法術で飛び出し、危ないところで素錦を引っ張り出したが、すでに両目が傷ついて血が流れていた。階下には後から駆けつけた連宗や頭領たちの姿がある。この情況では素素が不利なのは明らか、ともかく夜華は素錦を抱き上げて階段を下りると、素素に一鸞芳華での禁足を命じた。夜華は急いで素錦を寝殿へ送り届け、薬王を呼んだ。ともかく素素を守るため何も話すなと口止めしたが、連宋と頭領たちが駆けつけ騒ぎになってしまう。実は夜華は素錦が素素に突き落されたように見せかけ自ら飛び、素素を陥れたと気づいていた。真実を聞いた連宋は頭領たちを止めれば良かったと後悔したが、もう遅い。このままでは素素は死罪を免れない、かと言って夜華がかばえばかえって天君を怒らせることになってしまう。すると知らせを聞いた天君が薬王と一緒に現れた。天君は薬王に診察を任せ、その間に辛奴に経緯を説明させた。「娘娘は今日、天宮の女子を宴に招きましたが、太子殿下の凱旋でお開きに… その後、一鸞芳華のあの人間が娘娘を誅仙台に連れて行き、どういうわけか突然、突き落とされて… 幸い太子殿下が駆けつけ、娘娘は命拾いしました」話を聞いた頭領たちは激怒、忠臣の遺児である素錦を傷つけた素素こそ誅仙台から突き落とし、跡形もなく消すべきだと訴えた。しかし素錦が叔父たちをなだめ、故意のはずがないと殊勝な振りをして同情を買う。すると天君はこの件の処置を誤れば頭領たちを失望させることになると夜華に釘を刺した。「どのように素素を罰すれば皆の怒りを鎮め、素錦に償えるであろうか?」夜華は目の前の茶番に内心、腸が煮えくり返る思いだったが、どうすれば素素の命を救えるのか、必死に考えを巡らせた。一方、素素は奈奈に付き添われ一攬芳華に戻っていた。奈奈に無実を証明して欲しいと訴える素素、しかし奈奈は自分が駆けつけた時には素錦がすでに皇太子の腕の中だったと言った。何より自分が証言しても第21話の通り、誰も信用してくれないだろう。「確かにそうね…あなたが証言したって誰も私の潔白を信じない 夜華さえ私を信じてくれないのよ?ましてや他の人なんて… それに夜華は幼馴染の素錦を深く愛してる…当然、私の言うことなんて信じるはずない」「娘娘、そんなバカなこと言ってはいけません、素錦は天妃ですよ?」「もうすぐそうじゃなくなる…」「娘娘、何て言ったんですか?」「彼女は縁談を賜ったのよ、夜華の側妃になるの」「そんな…」素素はあきらめ切れず目撃者を探しに行こうと立ち上がったが、急にお腹が痛くなって座り込んでしまう。その頃、天君に素素の処遇を迫られた夜華はついに決断した。「私ははっきりと見ていませんが、天妃がおっしゃいました、素素は故意ではないと… とは言え天妃の両目を失明させてしまった 人間が天妃を誅仙台から落とすなど、素素の罪は断じて許されません …素素の両目で賠償し、更に3年の雷刑も与えれば、皆様にご納得頂けますか?」頭領たちは確かに故意でなければ死罪にせずとも良いと同意した。素素をかばったことが裏目に出た素錦だったが、3年も雷に打たれるのは十分過ぎるほど重い。すると夜華は恩人である素素のため、天君に嘆願した。「君子たるもの恩は返さねばなりません そもそも私のせいで素素は天宮に来たゆえ、私にも責任があります それに彼女のお腹には私の子が… よって私が代わりに3年の雷刑を受けることをお許しください」天君は夜華の希望を聞き入れ、今日中に素素から目を取って素錦に与えると命じた。そこで夜華は自分が素素の目を取り出したいと申し出る。一同は驚いたが、天君はそこまで夜華が言うならと許可した。急に倒れた素素だったが、お腹の子も特に問題はなかった。すると夜華が現れ、ちょうど診察を終えた薬王と奈奈を下がらせる。素素は夜華が来たのは自分を信じてくれたからだと思い、笑顔を見せた。「君を信じる、そなたは無実だ…素錦は自分で飛び降りたんだ…」夜華は素素の美しい無垢な瞳を見つめながら、心を鬼にして無情な決断を伝える。「だが素錦は両目とも光を失った…そなたの命を守るには…うっ… そなたの両目を取り出して彼女に渡すしかない そうすることで天君の激しい怒りを鎮めることができるのだ」素素は驚愕し、あまりの恐ろしさに後ずさりすると、寝台にぶつかって腰を抜かした。「素素、全て私のせいだ… 私が悪い…君を守ってやれなかった… 素素、必ずやそなたを娶り、これからは私がそなたの眼になるよ…」「夜華、やめて、やめて…」素素はふと目を覚まし、飛び起きた。「そう言えば私の目は…」しかし本当に何も見えないと分かり、素素は絶望のあまり泣き叫ぶ。薬王を見送りに出て戻って来た奈奈は号泣する主を見て慌てて駆けつけた。「娘娘!薬王が慟哭するのは良くないと言っていました…うっ しっかり静養すれば…ぅぅぅ…きっと…きっと良くなります」「良くなる?本当に良くなるの?ねえ教えて、どうすれば良くなるの? 目がなくなってしまったのに良くなるわけないわ…」奈奈はどうしたらよいのか分らず、素素のそばで一緒に泣くことしかできなかった。その頃、夜華は素素の代わりに雷刑を受けるため、神霄玉(シンショウギョク)府にいた。これから3年間、毎日49道、一道も欠けることなく雷霆(ライテイ)を受けることになる。この雷霆は夜華の命を損ないはしないが、打たれるたびに元神が張り裂けそうなほどの痛みに襲われることから、かつて多くの神仙が気絶していた。普化天尊(フカテンソン)は皇太子の面目を守るため、他の者を下げるか確認する。しかし夜華は無用と答え、刑台に上がって張り付けとなった。紫宸殿に戻った夜華は薬王から手当を受けた。しかし素素の悲痛な訴えを思い出し、胸が張り裂けそうになる。…私じゃない!素錦は自分で飛び降りたの!…私は何の関係もないのに、なぜ信じてくれないの?!…私がやったんじゃない!なぜ私が目を返さなきゃならないの?夜華?!何ともやり切れなくなった夜華はいきなり寝台を叩いた。「(ドン!)…下がれ」薬王と従者が出て行くと、連宋は夜華の身体を心配した。確かに夜華は鮫人族を討ち、北荒を平定して威名をとどろかせ、太子印を受けてしかるべきだ。しかし太子印を授かるには36道の荒火を浴び、9道の天雷を受けねばならなかった。連宋は夜華が長海で深手を負ったこともあり、焦り過ぎだと警告する。すると夜華はいかに自分の考えが甘かったか後悔した。「私はてっきりこう思っていました 一鸞芳華に行きさえしなければ、素素に対して無関心を装えば命は守ってやれると… ゆえに素素を娶らず、無事に子供を産ませたら人間界に戻すつもりでした しかし今日、分りました、私は間違っていた…大間違いだったんです 私がどうしようと天君は素素の命を奪うでしょう」夜華はだからこそ急いで太子印を授かる必要があると訴えた。正真正銘の儲君となれば誰に気兼ねなく素素を妃に迎えられる。「彼女をこの天宮で娶るというのか?」「その通り、素素を側妃にすると四海八荒に知らしめます(キリッ」楽胥(ラクショ)は奈奈に下界へ帰るよう命じた。すると奈奈は一攬芳華を離れたくないと号泣する。実は天君が今回の件を目撃した仙娥たち全てを天宮から追い払い、全てを闇に葬って天族の面目を保ちたいという。しかし奈奈はこの九重天で自分しか素素の世話はできないと訴え、せめて子が生まれるまでそばにいたいと懇願した。「まさか一鸞芳華にこんな忠心の奴婢がいたとはねえ…(はあ~」白鳳九(ハクホウキュウ)は偶然、暇を出された仙娥たちが天宮から出て行く姿を見かけた。…なぜ仙娥を大勢、追い出すのかしら?きっと大事だわ…司命星君(シメイセイクン)は確かに大事だと教えてくれた。実は人間の素素が素錦を誅仙台から突き落とし、償いに皇太子が自ら素素の目を取り出して素錦に与えたという。「太子が素素にそんな事するなんて…(地味にショック」「天君はこの一件をもみ消すため、目撃した仙娥や侍衛を下界の仙山に追放したんでしょうな」「どうしてそこまでして隠すの?」「よく分りませんが、帝君がおっしゃるには一鸞芳華は九重天で最も厄介なことが起こる場所だとか」すると鳳九は急にどこかへ行ってしまう。「小殿下?どこへ…はっ!まずい!また何かやらかすかも…」両目を奪われた素素が手探りで回廊へ出ると、何か気配を感じた。「誰?!」(´⊙ω⊙)<キィキィ!(私よ!私が分らないの?)「小狐狸ね…」(´・(ェ)・)oO(あなたは用心深く暮らしてたわ、なのにどうして素錦を誅仙台から突き落としたの?「おまえ、私が両目を失ったと知って会いに来てくれたの?」(´⊙ω⊙)<キキキッ?「ねえ分る?この九重天で夜華は私のすべてだった…ずっと考えていたの 子供が生まれたら夜華と一緒に子供の手を引いて十里の雲海と彩雲を見に行きたいって… でも両目がなくなってしまったから、もう何も見えないわ…」すると狐狸が急に逃げて行った。「…小狐狸?」♪ダースベーダーのテーマ~「夜華にとってあなたの目は何の価値もなかったのね…」「素錦?!」つづく(TㅅT)何度視聴しても、ここを乗り越えるのが大変です…
2019.12.19
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第81話「決別」杭州(コウシュウ)の行宮、碧梧閣(ヘキゴカク)。烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は炩貴妃(レイキヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)を呼びつけ、皇帝を惑わせたとして左配役失格と断罪した。そこへ養心殿の太監・進保(シンホウ)が慌てて駆けつける。実は皇帝が昼寝の後に西湖へ向かったというのだ。目的はまた例の水玲瓏(スイレイロウ)だったが、他にも芸妓6人が一緒だったため、見過ごせず報告に来たという。激怒した如懿は直ちに衛嬿婉を絞殺すると決意、進保にも皇帝の名誉回復のため炩貴妃を処刑する旨を伝えるよう命じた。驚いた嬿婉は咄嗟に助けを呼んだが、皇后の太監・三宝(サンポウ)と侍女・容珮(ヨウハイ)に腕をつかまれ拘束されてしまう。「私に濡れ衣を着せて処刑する気っ?!」「濡れ衣?本宮と凌雲徹(リョウウンテツ)を罠にはめ、永璂(エイキ)は心を病んだ こたびは国政をかく乱させたわ、どこが濡れ衣なの?!」しかし進保がまずは妓楼の者たちを追い払って欲しいと進言し、嬿婉は首の皮一枚つながった。「…衛嬿婉、いいこと?名誉を取り戻すのは簡単ではないのよ?!」西湖にようやく皇帝を諌めることのできる人物が現れた。岸で見張りを任されていた重臣・富察(フチャ)傅恒(フコウ)は安堵し、皇后が舟に乗るのを見逃す。湖上の舟では進忠(シンチュウ)が立ちはだかったが、皇后を止めることはできなかった。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は水玲瓏をはべらせ、芸妓の舞を楽しんでいた。そこへ突然、如懿と容珮が入って来る。水玲瓏と芸妓たちは唖然となったが、目の前の高貴な女が皇后だと知って恐れおののいた。如懿に醜態を見られた弘暦は誤解だと訴え、地方の風俗を理解しようと民間の歌を聴いていただけだと取り繕う。すると如懿は容珮に芸妓たちを岸へ送り、不届きな進忠を三宝と2人で処罰しろと命じた。弘暦はあからさまに不快感を示し、李玉(リギョク)に菓子を届けさせたのも無駄だったと呆れた。しかし如懿は弘暦の名誉を守るために来たと訴える。水玲瓏に龍紋の衣を着ることを許し、今や城下では庶民が水玲瓏の真似をして手の甲に水仙を描いているのだ。その上、皇帝が湖上でお楽しみだと、聞くに堪えない噂が広まっている。「ご自身の名誉が汚されても構わないのですか?」「ふん、朕は数十年、国事に専念して来た、ひと時の息抜きも許されぬのか?!」「今の盛世は不断の努力の成果です、南巡は康熙(コウキ)帝に倣い、国情を視察するためのはず 快楽のために名声を台なしに?」そこで如懿は御前にひざまずき、御身と名誉を大事にして欲しいと諫言した。弘暦は苛立ちを隠せず、自分も天子として如懿に命ずると凄む。「朕に楯突くなぁっ!(イライラ)そなたも徳の高い孝賢(コウケン)皇后や従順な炩貴妃を見習え!」さすがに孝賢皇后を持ち出されては何も言えない如懿、しかし少なくとも進忠を利用して皇帝を淫楽に引き入れた炩貴妃が従順だとは納得できなかった。「私は劣ると?」「そうだぁ!炩貴妃は朕を喜ばせるが、そなたはどうだ?興を削ぐのみだっ!」管理人は顔を真っ赤にしてわめき散らす弘暦を見ながら、気持ちが冷めていくのを感じた。꒰⌯͒*ತ _ತ)じーっ ((((꒪ꈊ꒪″)<なぜ睨む?!꒰⌯͒*ತ _ತ)<あの頃の皇上はもういません、私たちはお互いに幻滅しています一方、容珮と三宝は芸妓たちを連れて岸へ戻っていた。いくら皇帝に仕えたとは言え芸妓では入内できず、出家させるしかない。芸妓たちは泣いて拒んだが、容珮は本来なら死罪になるところ、皇后の恩情だと言った。↓可愛いは正義!進忠はどさくさに紛れてその場を離れようとしたが三宝が捕らえ、君主を惑わせた罪で処刑すると告げる。しかしそこへ衛嬿婉が和敬(ワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)を連れてやって来た。嬿婉は慌てて進忠を放せと命じたが、皇后の命に逆らうのかと拒否する容珮と一触即発になる。すると璟瑟が騒ぐなと一喝、ひとまず進忠を監禁しておけと命じた。公主の指示では嬿婉も拒否できず、仕方なく太監・王蟾(オウセン)に連行するよう頼んで船に乗り込む。2人はここで皇后を一気に追い落とそうと企んだが、湖上の舟では思わぬ事態が待っていた。弘暦は襟を正すどころか自分の非を認めず、如懿に責任を押し付けた。この数年、如懿はずっと不機嫌で自分に背き続けて来たと非難し、今も冷たいチベスナの目で自分を睨んでいるという。すると弘暦はこの期に及んで如懿が冷淡になった原因は凌雲徹だと揶揄した。「…皇上、私は皇上だけに心を捧げて来ました(ふぅ~)ただ皇上は当時のホンリーではない ″美しい思い出さえあれば、いかなる困難も乗り越えられる″…そう思った時もありました でも今、分かったのです、皇上の疑念とお互いへの不満は、固い絆も壊してしまうと…」「そなたとて変わった…昔の青桜(セイオウ)ではない あの頃の青桜は朕と分かり合い、朕を理解し、おもんばかってくれた 今のそなたは昔の面影すらない、もはや別人に思える…」「ええ、確かにチンインはもういません…皇上の皇后となり、精根尽きたのですっ」憤慨した弘暦は恩着せがましく誰のおかげで皇后になれたのかと迫り、多少のことは大目に見ろと開き直った。如懿は后位を望んだ覚えはないと言い返し、非の打ち所のない孝賢皇后さえ不満を募らせる皇帝に怯えていたと教える。そもそも孝賢皇后の死後に深い哀悼の意を示したのは真心からではなく、情に厚い皇帝と印象づけるためではないか。「今でも皇上は妃嬪たちを不安にさせています!夢中だった容嬪(ヨウヒン)ですら大切にしていません! 皇上は鏡に映るご自身に満足しているだけでは?」「ふぁんすー!」弘暦は思わず立ち上がり、如懿に迫り来る。「朕は長年、孤高を貫き、政務に心血を注いできた!そんな朕を誰がいたわってくれた? 妃嬪は下心を持ち、朕を欺いてばかりだ!」「後宮の争いや謀には私も嫌気がします…でもその原因は皇上にあるのですよ? 陛下も妃嬪を欺いたではありませんか?」如懿は純粋な舒妃(ジョヒ)に避妊薬を飲ませて追い詰めたことや、純恵皇貴妃(ジュンケイコウキヒ)と永璋(エイショウ)を顧みず見殺しにしたことを持ち出した。「それに私は長年、連れ添っていますが皇上をだましたことはありません なのに凌雲徹との私通を疑われ続けたのです、皇上は凌雲徹をいたぶり私を苦しめた 私を信頼するとおっしゃったのに…全ての発端は皇上の疑念です ←正論キター(*゚▽゚*)ー! もう釈明するのも疲れました…パトラッシュ」「蒸し返すのか?そなたと凌雲徹の逢瀬を目撃したのは永璂だぞぉ! ←先に蒸し返したくせにw 朕は奴も殺さず、そなたも廃さなかった!」「ご自分の対面を守るためでしょう? ←イタタタタ~( ๑≧ꇴ≦) どう言い繕おうと皇上は誰よりも頑固で!薄情!身勝手で!疑い深い!」←畳み掛けたぁ!「ふぁんすー!再び」弘暦は激情に駆られ、ついに如懿に手を挙げた。平手打ちされた如懿はあまりの勢いに倒れ込んだ。「おのれ、臣下の分ざいで皇帝を侮辱するとは(ワナワナ)廃后されたいかあーっ!」「必要ありません、皇后の座にはうんざりしました、自ら降ります」如懿はかんざしを外した。するとまとめ髪がほどけ、長い黒髪がバッサリ落ちる…。「何をする!」激しく動揺する弘暦、その目の前で如懿は机にあった果物用の小刀を手にし、髪を切ってしまう。小刀が床に転がった。すると如懿は小さな髪の毛束を持ってゆっくり立ち上がる。「私たちは髪を結い夫婦になりました… 髪を切って終わらせましょう、過去のチンインとホンリーのために…」「ルーイー…正気か?」しかし如懿は髪の毛をその場に捨て、呆然とする弘暦を残して出て行ってしまう。その時、ちょうど岸から嬿婉と璟瑟がやって来た。2人はすれ違った皇后の様子を見てただ事ではないと分かる。慌てて客室に入ってみると、これまで見たことがないほど憔悴した皇帝の姿があった。しかも信じられないことに皇后が禁忌を犯し、髪を切り落としたという。弘暦は進保に皇后を帰京させ、翊坤宮での禁足を命じた。また嬿婉をその場で皇貴妃に昇格させ、後宮の管理を任せる。念願の地位まで上り詰め、密かに心躍らせる嬿婉、一方、璟瑟は放心状態の父の姿に不安が募った。知らせを聞いた穎妃(エイヒ)・巴林(バリン)湄若(ビジャク)と容嬪(ヨウヒン)・寒香見(カンコウケン)は皇后の馬車に駆けつけた。如懿は窓から顔を見せたが、累が及ぶため自分に関わらないよう告げる。すると寒香見は早馬で愉(ユ)妃と第5皇子に知らせておいたとだけ伝えた。皇太后は皇帝が急に皇后を病気と偽って帰京させたことから、様々な憶測を呼ぶと危惧した。怒りが収まらない弘暦は、如懿がまた何かしたら今度こそ廃后にしてやると息巻く。しかし皇帝が芸妓たちと遊んでいることなど皇太后はすでに知っていた。ばつが悪い弘暦は如懿が残酷にも若い芸妓たちを尼寺に送ったと非難したが、皇太后は自分なら打ち首にして見せしめに城壁に吊るしていると憤慨する。 ←あいじゃーwww( ๑≧ꇴ≦)すると弘暦は母に怒られた子供のようにしょげ返った。皇太后はかつて順治帝(ジュンチテイ)が董鄂(ドンゴ)氏を寵愛して博爾済吉特(ボルジギト)皇后を廃し、人々から非難されたことを思い出させた。実は清の開国以来、これが唯一の廃后となる。「悪いのは皇后、朕ではありません!皇后が朕に反抗的なのです!」弘暦は如懿が髪を切ったことを思い出し、怒りがこみ上げた。確かに満洲人が髪を切るのは国葬の時と夫を亡くした時だけ、しかし皇太后は如懿をそこまで追い詰めたのは皇帝だと指摘する。「今は皇帝の醜聞が流れている、こんな時に皇后を廃せば民はどう思うでしょう?」「(だって…)芸妓の件は進忠にそそのかされたのです(ボソッ) ←人のせいキター(*゚▽゚*)ー! 朕も軽率だったと認めます…進忠の処罰は皇貴妃に命じました」すると皇太后はならば如懿は無罪だとかばった。思えばかつて皇太后は誰より如懿の立后を反対していた。弘暦は今になってなぜ皇太后が如懿の肩を持つのか分からない。しかし皇太后は如懿の立后に反対したのも、廃后に反対するのも、結局は皇帝のためだと言った。「十数年も連れ添った正妻への情まで捨てるのですか?」「そうではありません、皇后の言動が問題なのです、国母にふさわしくない…」すると皇太后は皇帝と皇后がどちらも譲歩しないのは、互いに気にかけている証拠だと指摘した。「ウラナラ氏の次は誰を皇后に立てると?まさか皇貴妃を?!」弘暦は思わず頭を抱えてしまう。「孝賢皇后を越える皇后や妻は存在しないのです、言いなりになる者なら後宮にたくさんいます あいじゃー、心配でたまりません… 皇帝は如懿を廃したあと、如懿のことが頭から離れなくなるでしょう その時に後悔しても遅いのですよ?(チラッ」その頃、監禁された進忠はおとなしく炩貴妃が来るのを待っていた。するとようやく衛嬿婉が現れ、皇后はすでに帰京し、実は嬿婉が皇貴妃に昇格して後宮の管理を任されたと知る。「一晩中、監禁されて空腹でしょう?菓子でも食べて~」しかし警戒心の強い進忠は断り、それよりもう少しで頂点だと喜んだ。王蟾は仕方なく岡持ちを置くと、袖口から紐を出してそっと後ろから進忠に近づく…。「?!うっ…」いきなり首を絞められた進忠は嬿婉に裏切られたと気づいた。「誤解しないでね、皇上の命令に従っているだけなの(ニコッ」進忠はもがき苦しみながら、春嬋と王蟾もいずれ同じように殺されると言い残して絶命する。こうして芸妓の一件は全て進忠の仕業として葬られることになった。如懿が後宮に戻ったのは夜だった。連絡を受けた珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)は翊坤宮の前で待っていたが、如懿の命で輿は素通りして中庭に入ってしまう。驚いた海蘭は如懿を追いかけようとしたが、侍女・毓瑚(イクコ)は皇后が禁足だと制した。一方、如懿は真っ暗な寝殿にはいった。しかしすでに内務府が装飾品を引き上げ、閑散としている。「明かりを…」つづく(  ̄꒳ ̄)うーん…これは…頑固者同士めw如懿は妻ではなく臣下と言われたことで夫婦関係が終わったことを悟ったのでしょうか
2020.03.15
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed第22話「不夜天の決戦」その夜、魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)と含光君(ガンコウクン)こと藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)は屋根に登り、久しぶりに語り合った。「藍湛、ありがとう」「…何の礼だ?」「師姐(シシャ)に黙っていてくれた」しかし藍湛は、身と共に心もむしばまれると忠告する。魏無羨は承知の上だったが、ただ薛重亥(シュエチョンハイ)のような邪道ではないと訴えた。「詭道(キドウ)術法だ、あの三月の間、暗黒の日々で会得した術だ」実は魏無羨は藍氏の音律術を参考にして、音律と呪符を融合させたという。魏無羨が編み出した詭道術法は、この一本の竹笛で万物を操ることができるというのだ。「詭道術法を支えるのは精神か?」「(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン」「…精神で操るのは火中の栗を拾うも同然、一歩、間違えば気が暴走して取り返しがつかぬ」「分かってるさ…お前の心配は承知だが、この魏嬰は誓う、魔道に落ちたりはしない」魏無羨は三本指を立てて笑った。「信じるか?」「…コクリ」すると魏無羨は先に屋根を飛び降り、居所に戻ることにする。「私に協力させよ…」藍湛はまだ完全に不安を払拭できないようだった。「分かった…」四大世家は赤鋒尊(セキホウソン)・聶明玦(ニエミンジュエ)を総帥とし、いよいよ出征することになった。魏無羨は江澄(ジャンチョン)と共に先陣を切ることになったが、馬での陸路を選ぶ。すると藍湛はなぜ御剣の術を使わないのか聞いた。魏無羨は江澄や金子軒(ジンズーシュエン)とお祭り騒ぎはご免だとはぐらかしたが、藍湛は誰より騒ぐのが好きなはずだと揶揄する。その時、急に聶懐桑(ニエホワイサン)の声が聞こえた。「魏兄ーっ!気をつけてくれよーっ!」魏無羨が振り返ると、不浄世(フジョウセ)の留守を預かることになった聶懐桑が城楼から手を振っていた。先陣の江澄と金子軒は岐山に攻め込んだ。しかし温若寒(ウェンルオハン)が操る傀儡たちを相手に苦戦を強いられ、撤収するしかない。江氏と金氏は多くの被害者を出し、中には傀儡と化してしまった門弟もいた。何せ傀儡は不死身のごとく倒れず、斬っても斬っても攻撃してくる。陰鉄(インテツ)の力が本当に無尽蔵だとすれば、本当に不夜天(フヤテン)を落とせることができるだろうか。戦況を聞いた聶明玦は自分の判断が甘かったと悔やみ、総帥としてこれ以上の犠牲は出せないと考えあぐねた。そこで正面突破が無理なら、自分が不夜天に潜入してまず温若寒を仕留めると決断する。「私が死ねば沢蕪君(タクブクン)に全局を委ねよう」その時、ちょうど藍渙(ランポワン)@曦臣(シーチェン)が駆けつけた。陸路でやって来た魏無羨と藍湛が軍営に到着した。2人は負傷して運び込まれた門弟たちの様子を見ていたが、なぜか顔には傀儡の特徴である赤い亀裂がある。先陣で戦った門弟の話では、傀儡の亀裂に触れると同じように変化(ヘンゲ)してしまうとか…。そこで藍湛は霊力を注いでやったが、変化した門弟を治すには3ヶ月は霊力を注がなくてはならなかった。すると金氏の子弟が慌てて魏無羨を呼びに来る。「魏公子!早くこちらへ!江姑娘が…」魏無羨は師姐(シシャ)に何かあったと知り、一目散に駆け出した。魏無羨が金氏の天幕に駆けつけると、金子軒が江厭離を泣かせていた。憤慨する魏無羨だったが、綿綿(ミエンミエン)があくまで誤解だという。藍湛もちょうど天幕に到着したが、内輪の揉め事だと気づいて中には入らなかった。綿綿の話では江厭離は出征中、手当や食事の用意をする中、毎日、汁物を3碗多く作っていたという。うち2碗は当然、江澄と魏無羨の分だったが、3つ目は金子軒の分だった。しかし江厭離は自分から直接、届けることをはばかり、金氏の阿鳶(アーユエン)が自分が作ったと偽って渡していたという。最初に頼まれたのは綿綿だったが、綿綿が阿鳶に託し、こっそり天幕に運ばせていた。すると今日に限って金子軒が汁物を差し入れに来た江厭離と鉢合わせしてしまう。金子軒は江厭離が阿鳶を真似たと勘違い、子弟たちの手前、体面を気にして叱責した。『婚約は解消した、なぜこんな真似を? …清河(セイガ)に送り届け、私の任務は終えた、戦場で苦労せずともよい』金子軒はまるで江厭離が婚約目的で自分に付きまとっていると言わんばかりだった。『世家の出でも真心を模倣するのは感心せぬ、卑しい身でも世家の者より高尚だ、自重されよ』江厭離は深く傷つき、未だ涙が止まらなかった。「″自重″だと?金子軒…一体、何の資格があって?!」激怒した魏無羨は金子軒の胸を殴打した。驚いた金氏の子弟たちは一斉に剣を抜くと、魏無羨は詭道術で吹き飛ばしてしまう。激情に駆られた魏無羨は気が暴走、さらに金子軒の顔を殴りつけた。しかし咄嗟に藍湛が駆けつけ、魏無羨を制止する。「ウェイイン、冷静になれ」すると藍湛の顔を見た魏無羨は我に返り、ふてくされながら天幕を出た。藍曦臣は岐山の地図を持っていた。驚いたことにその地図には岐山の布陣だけでなく陰鉄の在りかまで記されている。さすがに聶明玦は懐疑的だった。こんな重要な機密を一体、どこから手に入れたのか。藍曦臣は協力者の名前をまだ明かせなかったが、地図を確認したところ信憑性があると訴えた。実はその協力者とは、雲深不知処(ウンシンフチショ)から脱出した藍曦臣をかくまってくれた恩人でもあるという。「当人の同意も得ず私から正体は明かせぬ、了承してくれ」すると聶明玦は藍曦臣を信じて不夜天に潜入すると決め、7日後に総攻撃をかけるよう頼んだ。聶明玦は布陣図を頼りに一足先に不夜天に潜り込んだ。一方、沢蕪君たちは2つの軍に別れて不夜天を目指したが、両軍はどちらも傀儡に追撃され、偶然にも途中で合流する。このままでは後方から傀儡たちが追って来るはず、残された道は不夜天へ続く道だけだった。約束の7日より早く攻め入ることになるが、挟み撃ちになった今、もはや残された道を行くしかない。そこでしばし休息を取り、このまま不夜天に攻め入ると決めた。こうして誰かの策により不夜天へおびき寄せられる形となった沢蕪君たち、すると魏無羨はふと誰が布陣図を渡したのか引っかかる。しかし沢蕪君はただ旧友としか答えず、魏無羨もそれ以上、追求できなかった。藍湛も実は気になっていたが、兄は協力者を友だと断言する。「我らを引き入れるにせよ、理由がある…」( ತ _ತ)oO(兄さん、お前もか…←とは言ってないwその頃、炎陽(エンヨウ)殿では聶明玦がすでに満身創痍で温若寒と対峙していた。陰鉄が邪道だと挑発された温若寒は、ならば正義の士に邪道の力がどれほど強大か見せてやると言い返す。すると聶明玦は激しい烈火を受け、こらえきれず片膝をついた。そこに1人の男が現れる。「聶宗主、お久しぶりです」うつむいていた聶明玦は聞き覚えのある声に思わず顔を上げた。「お前っ…お前だったのか?!」聶明玦が清河から追い出した孟瑶(モンヤオ)は不夜天に寝返っていた。またも裏切られた聶明玦は激高し、孟瑶に掌を放って吹き飛ばす。そして今度こそ息の根を止めようとしたが、温若寒の気が聶明玦を捕らえて阻止した。聶明玦はこの機に乗じて奪われた刀を取り戻し、激しい刀気を放って温氏たちを退け、最後の力を振り絞って温若寒に突撃する。しかし陰鉄の力には及ばず、激しく床に叩きつけられ、そのまま動かなくなった。温若寒はこれで温旭(ウェンシュー)の敵を討った。「孟瑶?お前が考えた筋書きを見たくはないか?」ちょうどその頃、炎陽殿の前では魏無羨たちが傀儡を相手に応戦していた。すると急に傀儡たちが生き返らなくなり、一瞬の静寂が訪れる。こもまま突入するべきか。しかし突然、炎陽殿から烈火が飛び出し、運悪く直撃した門弟たちは身体中に赤い亀裂が現れ、一瞬にして身体が爆発した。それを合図に傀儡たちが大挙してやって来る。( ̄꒳ ̄)<ランジャン?どんな方法だったら生きて戻れるかな?(・`ω・´)<…死闘だ!キリッ!魏無羨たちは傀儡たちの挟み撃ちに遭い、もはや戦うしか道はなかった。藍湛は剣を持たない魏無羨を助けていたが、傀儡たちはさらに凶暴化し、手こずってしまう。限界が近づく中、魏無羨はついに戦線から飛び出し、宮殿の前にある巨大な石像に飛び移った。魏無羨が竹笛を吹き始めた。次第に黒い気が魏無羨に集まり、やがて傀儡たちはその黒い気に操られる。すると傀儡たちは急に互いに攻撃し合い、自滅して行った。一方、陰鉄で傀儡を操っていた温若寒は異変を感じ、動揺していた。「なぜだ?動きがない…誰だ?誰なのだ?!」つづく( ๑≧ꇴ≦)金子軒!しじぇを泣かせるとは!
2020.04.30
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天舞纪 Dance of the Sky Empire第24話李玄(リゲン)は龍嶶児(リュウビジ)が本当は女だと知った。当時、生まれたばかりの娘を謝家に逃がしたという謝貴妃、しかしどうやって宮中へ戻ることができたのか。実は嶶児を男だと偽るため、伯父・謝雲石(シャウンセキ)が生薬を集めて薬湯を作っていた。百毒湯(ヒャクドクトウ)に浸かると身体中が激しい痛みに襲われるが、嶶児は毎年、誕生日を迎えるごとにこの薬湯に入って来たという。「いつか必ず、あの男にも苦しみを与えてやる…(何千倍、何万倍もの苦しみをな)」それにしても急に女に戻った嶶児にどう接したら良いのか分からない李玄、すると嶶児はこれまでと変わらず兄弟分だと言って同じ水袋から水を飲んだ。一方、皇太子は李玄と第二皇子の逃亡を利用し、昆吾(コンゴ)による惨殺も二人が関与している疑いがあると上奏した。そこで二人の関係者も処罰するよう進言、まず内応の恐れがある摩雲(マウン)書院を廃院するよう嘆願する。しかし皇帝は人族を救った紫極(シキョク)をかばい、そもそも龍皇(リュウオウ)を封印できるのは紫極しかいないと退けた。皇太子は皇帝が自分より紫尊の顔を立てたと不満を募らせた。話を聞いた蕭鳳鳴(ショウホウメイ)は簒奪(サンダツ)を耳打ちし、皇帝に危害を加えずとも宮廷を制圧して譲位させれば良いとそそのかす。その頃、御風穆(ギョフウボク)たちは王宮に到着していた。国王は息子との再会を喜んだが、雲杉(ウンサン)が天啓(テンケイ)に残ったと知り、すぐ迎えを出す。「そちらは?」「あ、昆吾族の聖女・蘇猶憐(ソユウレン)です」…昆吾の聖女だと?…国王は驚いたが、ともかく早く息子を王后に会わせることにした。息子の帰りを待ちわびていた王后は早速、美しい娘・毓秀(イクシュウ)を紹介した。風穆は毓秀が唐(トウ)家の長女で、幼い頃に面識があっただけだが覚えているという。すると国王と王后は年頃になった風穆に妃をと考え、選んだのが毓秀だと教えた。しかし風穆はすでに心に決めた人がいると言って猶憐の手を握りしめる。王后は息子が昆吾の聖女を妃にすると知って驚いたが、猶憐も予想外の展開に困惑した。風穆は結婚する理由を教えるため、猶憐を聖殿へ案内した。そこには驚いたことに聖石がある。「復元できたの?!」「そうではない、聖石は2つあったのだ、1つは昆吾に、もう1つはその昔、流転の末に沙国へ」すると風穆は聖石を猶憐に見せた。しかし沙国の聖石は王族が扱わなければ力を発揮せず、他の人にとってはただの石に過ぎないという。「つまり私がこの石をかざしても龍皇は甦らないのね…」「そうだ、だが1つだけ方法がある、それは…私と夫婦の契りを結ぶことだ でも君が好きなのは李玄だと知っている…」風穆は無理強いはしないと伝え、考えてみて欲しいと言った。猶憐の部屋に着替えが届いた。赤い衣を見た猶憐は李玄との婚儀を思い出し、ふと涙があふれる。しかし師匠は予言の年を逃せば龍皇(リュウオウ)が復活できなくなるため、結婚を承諾するしか道はないと迫った。一方、軟禁された雲杉(ウンサン)はどうすれば鳳鳴を救えるか考えあぐねていた。その時、回廊から見張りたちの話が聞こえてくる。「なぜ配置換えを」「知らんのか?代替わりするんだ」雲杉は龍皇の心魔が何か企んでいると分かった。そこで仕方なく霊力を使って見張りを一蹴、様子を見に行くが…。皇太子は鳳鳴に惑わされ、父皇に譲位を迫った。圧倒的な霊力の鳳鳴を前に皇帝はなす術なく、譲位の詔書を書くしかない。皇太子はついに皇帝になれたと感慨無量だったが、突然、鳳鳴が皇太子を拘束した。「詔書を書かせればその男は用済みです、始末しましょう」「待て!父皇に危害を加えぬと約束しただろう?!」「偉業を成すためには情けなど無用、全てはあなたのためだ」「鳳鳴!やめろーっ!」鳳鳴は皇帝に一撃を放とうとしたが、その瞬間、雲杉の鞭(ムチ)が鳳鳴の身体に巻き付き、外へ放り出されてしまう。しかし安心したのも束の間、激怒した鳳鳴が法術で雲杉を捕らえ、引きずり出した。鳳鳴は雲杉の首をつかんで締め上げた。「鳳鳴…やめて、目を覚まして!思い出して!お願いよ…忘れてしまったの?私は雲杉よ…」すると心魔は急に鳳鳴と雲杉の記憶がよみがえり混乱してしまう。「目を覚まして!」雲杉の心の叫びを聞いた心魔は耐え切れず、掌(ショウ)を当てて雲杉を投げ飛ばした。これでようやく落ち着きを取り戻したが、ふと雲杉が落とした香袋に気づく。その時、鳳鳴の雲杉への深い愛情が心魔を圧倒し、鳳鳴が身体を取り戻した。しかし視線の先に倒れている雲杉がいる。「雲杉!しっかり!目を開けてくれ!」鳳鳴が雲杉を腕に抱くと、雲杉が目を開けた。雲杉は愛する鳳鳴が我に返ったと知って安堵し、笑みがこぼれる。「雲杉、君が好きだ、君が好きだよ」雲杉は鳳鳴からずっと聞きたかった言葉を胸に、そっと瞳を閉じた。その頃、李玄たちも無事に鎖国へ到着していた。ひとまず茶屋で一休みする3人、すると城内は住民たち総出で祝賀用の飾り付けに忙しい。店主の話では王子の成婚が決まり、お妃は天啓国から連れ帰った聖女だとか。李玄は風穆と猶憐が結婚すると気づき、急に席を立った。茫然自失の中、町をさまよう李玄、するとすれ違いざまに肩がぶつかった男に絡まれ、暴行されてしまう。しかし嶶児が駆けつけ、黙って殴られている李玄を救出した。鳳鳴が急に目を覚さなくなった。報告を聞いた皇太子は様子を見に来たが、李(リ)少傅(ショウフ)が鳳鳴を冷酷非道だと非難し、二心を抱いている恐れがあると懸念する。「蕭鳳鳴は危険です、いずれ始末するおつもりなら今が好機では? 目を覚ませば手出しできる者はいません、邪魔になってからでは遅いのです」そこで李少傅は皇太子に短剣を渡した。覚悟を決めて短剣を振り下ろした皇太子、しかしその時、急に鳳鳴が皇太子の腕をつかむ。すると短剣を取り上げ、皇太子に入れ知恵した李少傅の胸に命中させた。「先ほど誰かが私を冷酷非道と評していましたね~私はその通りだと思うが、陛下のご意見は?」「うっ…ぅぅぅ…」皇太子はあまりの恐怖に声も出せない。「自縄自縛ですね」鳳鳴は皇太子を見逃し、また休むことにした。客桟に落ち着いた嶶児が食事をしていると、ようやく李玄が目を覚ました。実は王宮に探りを入れたところ、風穆と猶憐の結婚は本当だという。「結婚の印に聖石が贈られるようだ、つまり我らが狙うべきは…」つづく(  ̄꒳ ̄)うむ…終盤に来たのにイマイチ緊迫感が伝わって来ない…これも鳳鳴が失敗したヘビメタみたいだから?
2021.06.11
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose最終話「天の門が開くとき」陳楚楚(チンソソ)の命で陳芊芊(チンセンセン)たちを包囲した護城軍。しかし今や三公主が民に慕われ、むしろ城主の命に背いて民の暮らしを乱した二郡主こそ故裴(ハイ)司軍の遺志に背いていると気づいた。その時、芊芊が捕まったと知った裴恒(ハイコウ)が他の部隊を率いて乗り込んで来る。すると護城軍は楚楚が今後は人に従えと花符を自ら砕いたことを引き合いに出し、自分たちが従うべきは裴恒だと言い放った。「今後は裴公子に従う!」進退窮まった楚楚はあえて一歩前に出た。短剣を突きつけていた蘇子嬰(ソシエイ)は思わず手を降ろし、一瞬の隙を突いた楚楚に蹴り飛ばされてしまう。楚楚はついに剣を抜き、それをきっかけに楚楚の腹心たちと兵士が衝突、芊芊は混乱の中で韓爍(カンシャク)の姿を追った。「芊芊!危ない!」その時、楚楚が芊芊に向かって突撃し、芊芊はもはや手遅れと覚悟を決めて目を閉じる。しかし楚楚が突き刺したのは一目散に駆けつけた韓爍の胸だった。韓爍は激しく血を吐き、そのまま崩れ落ちるように倒れてしまう。「韓爍?!…ぁぁぁ…韓爍ーーーっ!」芊芊の絶叫が響き渡る中、楚楚は再び嬰嬰に拘束され、そこで争いは終息した。一方、監禁された城主たちは孫が生まれたらどちらの姓にするかでもめていた。そこで賽子(サイコロ)で勝負することにしたが、8回目になっても決着がつかない。すると芊芊が飛び込んで来た。決着は?!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ(´-ω-。` )<韓爍が大変なことに…大郡主・陳沅沅(チンゲンゲン)の手当てで韓爍は目を覚ました。急所は外れていたが、運悪く肺が傷ついてしまったため、長くはもたないと告知する。絶望した芊芊は韓爍の手を握りしめ泣き崩れた。居たたまれなくなった城主たちは夫婦2人だけにしようと静かに出て行く。「私の脚本のせいよ…私が悪いんだわ!」「そうではない…君のため、花垣(カエン)と玄虎(ゲンコ)のためなら死んでも悔いはないよ… これは君が書いた結末ではない…私、韓爍が決めたことだ」回り道しながら本当の愛にたどり着いた2人、すると韓爍はこれこそ最高の結末だと笑顔を見せた。「物語を終わらせよう、城主になる君の姿を見せてくれ…」「嫌よ…」「長い夢を見たと思えばいい、夢から覚めて脚本を開いたら私はそこにいる…永遠に君と一緒だ」芊芊が寝殿を出ると韓爍の両親が待っていた。2人は芊芊を責めるどころか、これも韓爍が選んだ道だと受け止めてくれる。すると芊芊は2人に韓爍を任せ、ひとり城楼へ向かった。芊芊は人々の行き交う姿を眺めていた。城楼にいる芊芊を見つけた裴恒はそっと寄り添い、手巾を出して芊芊の涙を拭こうとする。しかし思い直して芊芊の手に手巾を握らせた。「これは以前、君からもらったものだが返すよ…私も司学の職に戻った 君の言葉に従って私塾を開く、花垣城では今後、男も女子も平等に学べるようになるんだ 君の賢明さを皆が称えているよ」「私一人の手柄じゃない、大勢の希望の成果よ」「…で、楚楚をどうするつもりだ?」その夜、芊芊は差し入れを持って楚楚の牢を訪ねた。すると楚楚は確かに芊芊を刺そうとしたが、急所を外していたと釈明する。「それがまさか韓爍が身を挺して守るなんて…さぞ嬉しいでしょうね? 母の愛を独り占めにし、姉とは仲良し、韓爍に愛され、民には慕われているんだもの」しかし陳小千(チェンシァオチエン)は楚楚がこうなった責任の一端は自分にあると分かっていた。当初の筋書き通り三公主が死んでいれば韓爍は二郡主の夫となり、楚楚は城主の寵愛を独り占めし、未来の城主として皆に慕われていただろう。「でも私は死ななかった…私に罪はないわ 生き延びた私があなたの邪魔をして全てを奪ったと思っているのね? でも考えてみて…蘇子嬰がなぜ寝返ったのか、民はなぜ無能な三公主を支持するのか?」小千は結局のところ楚楚には城主の才徳がなかったと指摘した。それを証明する方法があるという。初代の花垣城主が建城の儀式を行った際、城主が花路(カロ)を歩くと太陽と月が輝き、天の門が開いたという逸話があった。それ以来、明主の継承式には瑞祥が現れると言い伝えられている。芊芊は楚楚の目を覚まさせるため、継承式で楚楚が明主かどうか試そうと言った。すると偶然、牢を訪ねた城主が芊芊の提案を聞いて賛成する。「ならば娘3人を全員、歩かせましょう… 花路を歩いて瑞祥が現れた者に城主の座を譲る…これで公平でしょう?」韓爍は継承式が行われると知り、無理を押して立ちあがろうとしていた。そこへ芊芊が現れ、慌てて止める。「君も継承式に出るんだろう?」「そばで見ているだけよ」「君の世界に帰れるんだぞ?」「そう簡単に現れるはずないわ、だって特撮は費用がかさむから( ̄▽ ̄;)」「君が歩けば開くかもしれない」「あなたはこの夢を終わらせようとしているの?…言ったでしょう?私はどこへも行かない」すると韓爍は芊芊が礼服に身を包み、継承式に出る姿を見て心に留めたいと訴えた。芊芊は韓爍の最期の願いを叶えようと同意したが、花路は歩かないという。議事庁前の広場で花垣城主継承式が始まった。詳しい事情を知らない大臣たちは困惑しながら参列し、動向を見守っている。するとまず最初に楚楚が花路を歩いた。祭壇に到着し、香を捧げる楚楚、その時、突然、暗雲が立ち込め、激しい突風が巻き起こる。それはまるで天が楚楚の城主を拒んでいるように見えた。次に大郡主・沅沅(ゲンゲン)が蘇沐(ソボク)に付き添われ、自分の足で花路を歩いた。無事に祭壇までたどり着き香を捧げたが、やはり瑞祥は現れない。しかし沅沅は花路を歩き切れた充実感で一杯だった。城主は大郡主が初めて見せる幸せそうな姿に胸がいっぱいになり、満面の笑みを浮かべる。そして最後に三公主が残った。「私はやめておくわ…だって…もし天の門が開いたら…」城主は芊芊にこの座を継承したくないのか聞いた。しかし芊芊は城主になることと瑞祥が現れるかどうかは関係ないという。「瑞祥で明主だと証明する必要なんてない、民を思う善良で寛大な心があれば民から敬愛されるはず」その時、祭壇の前に韓爍が現れた。「来るんだ…芊芊」芊芊は首を横に振ったが、韓爍は無理をしたせいで喀血し倒れてしまう。驚いた芊芊は思わず花路を走り出し、韓爍のもとへ駆け寄った。すると突然、瑞雲が現れ天の門が開く。伝説の瑞祥に思わずひれ伏す大臣たち、一方で楚楚は呆然と立ちすくんでいた。「不可能…つまり芊芊が正しくて私が間違っていたの?」小千は韓爍との別れを恐れ、泣き崩れた。しかし韓爍は死を目前にして小千を元の世界に帰せると安堵する。「これも悪くない…死別の涙は避けられた…」「いいえ、白芨(ハクキュウ)!屋敷に戻るわよ!」小千は韓爍を立ち上がらせようとしたが、急に意識が遠のいて動けなくなった。「芊芊?…芊芊…」すると急に白い光に包まれ、小千の目の前から韓爍の姿が消えてしまう。小千は自分の部屋で目を覚ました。慌てて起き上がると、そばに書き上げた脚本がある。…陳楚楚は苦難の末、城主の位に就いた…太陽と月が同時に輝く瑞祥が現れ、神秘の輝きが放たれる…大結局小千は何もかも夢だったと気づき、韓爍が現実に存在していないと分かって虚しさに襲われた。するとちょうど韓(ハン)先生のドラマ制作発表会の配信を目にする。韓爍に瓜二つの韓先生を見た小千は涙があふれ出し、張(ジャン)社長に時間が欲しいと連絡した。「私の脚本は間違っていたと気づいたんです、韓先生に指摘されたことは事実でした でも今は愛を理解できました…」しかし張社長の話では撮影が3ヶ月も遅れるため、時間には余裕があるという。実は韓先生は一昨日の夜、事故に遭って入院していた。「肺が傷ついているが、3ヶ月休めば撮影に入れるそうだ」小千は社長から韓先生の入院先を聞き出し、見舞いに行った。韓先生の話では急な事故に遭い、白い強烈な光を見た以外は記憶がないという。「現代医学はすごいな、古代だったら死んでいたよ…」そこで小千は七夕に城中で花火を上げたことや、韓爍の心臓病を治すため龍骨を盗んだことを覚えていないか聞いた。しかし韓先生は全く身に覚えがない。「韓爍じゃないのね…」「韓爍?あ〜楚楚?、陳芊芊?…蜜柑君、入院中の私に脚本を読めと言いたいのか?」「…お邪魔しました、帰ります」小千は落胆して病室を出たが、その時、ふいに立ち止まった。「みかん君?!…脚本には出てこないはずよ」小千は病室に飛び込んだ。するとちょうどバナナ(甘蕉)をむいていた韓先生が驚いて飛び上がる。「そばに寄るな!妙なものにぶつかられたあと、長い夢を見ていた 林檎だの甘蕉だの蜜柑だのと…身に覚えのない記憶は君のせいなのか?…って分かのるかい?」「…ふっ、本当に虎なんだから」「私が虎だと?」「虎よ!」「…みかん?」小千はやはり韓先生が韓爍だと確信し、抱きついた。こうして現代に戻り韓爍と再会を果たした小千は無事、脚本を書き上げた。…陳楚楚は城主となり、韓爍と陳芊芊は結ばれた…大結局終(  ̄꒳ ̄)うむ…広げた風呂敷を何とかまとめましたね〜つくづく楚楚の設定が不憫だな〜最後には城主の才徳なしとか言われちゃうし( ̄▽ ̄;)でもさすがルースーです
2022.02.01
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上阳赋 The Rebel Princess第61話「駆け引き」豫章(ヨショウ)王・蕭綦(ショウキ)の入京を何とか阻止したい朝廷。そこで粛毅(シュクキ)伯・宋懐恩(ソウカイオン)を説得に向かわせたが、あえなく失敗した。朝廷は結局、自分たちが軟禁した皇帝・馬子澹(バシタン)を頼らざるを得なくなり、激しい雨の中で嘆願を続けるに至る。「陛下…恐れながら大臣たちは2刻もひざまずいたままです」侍女・凌春(リョウシュン)は見かねて皇帝に報告、すると子澹はようやく重い腰を上げて回廊へ出た。「着替えてこい、半刻後に太極殿で話をしよう」丞相・温宗慎(オンシュウシン)はもはや蕭綦率いる寧朔(ネイサク)軍の入京は防ぎようがないと上奏した。そこであえて皇帝が入京を認め、互いの面目を保てば蕭綦も勝手な行動ができなくなるという。子澹は自分たちが譲歩して入京を許すことにしたが、反逆罪についてはそのままにした。「奴に分からせる、無実かどうかは調べの結果しだいだとな…」その夜、宋懐恩の不安をよそに蕭玉岫(ショウギョクシュウ)は大王と王妃の帰京を心待ちにしていた。「見て!明日、大王と王妃に会う時にこれを着るつもりなの! 大王とあなたが肩を並べて朝廷に立つ、これで士族も見下せなくなるわ~」「つまり…大王がいなければ寒門出身を守れないと?」「もちろんよ~大王は寒門出身で初めての王だもの、寒門の首領だわ」すると懐恩は今や豫章王の部下ではないと憤慨した。″楝羽(レンウ)山の変″で豫章王が死んだと知り、いよいよ自分が取って代わろうと心を決めた途端、実は大王が生きて帰って来るという。玉岫は夫の思わぬ言葉に困惑し、大王にとって懐恩はなくてはならない人だと訴えた。翌朝、温宗慎は念のため皇帝に蕭綦の出迎えに行くのか確認した。すると子澹はなぜ皇帝が反逆者を出迎えるのかと烈火の如く怒り出し、温宗慎は戸惑いを隠せない。「誠に僭越ながら、陛下は王儇(オウケン)を忘れられず蕭綦を…」「なら自分はどうなのだ?」「陛下、私は太后を見舞いに行っただけです、他意はございません」すると子澹は丞相の心が分かると言った。「深い情があったからこそ未練が断ち切れぬ…出迎えの件はもう言うな、江夏王に行かせよ」蕭綦と寧朔軍がついに皇都に到着した。出迎えを任された王夙(オウシュク)は城門を飛び出し、愛しい妹と抱き合って再会を喜ぶ。「哥哥(グァグァ)、静(セイ)児はどう?」「心配ない、きちんと面倒を見ているよ」すると王夙はこれから詔書を読むが、自分の責務のため容赦して欲しいと断った。兄が詔書を開くのと同時にひざまずく王儇、しかし蕭綦は礼を尽くさず、王儇も立たせてしまう。王夙は呆然としていたが、その時、蕭綦がいきなり詔書を取り上げ、自ら読み上げ始めた。「…″楝羽山の変″は未解決であるが、蕭綦は3代の皇帝に仕え、戦場で功も立てた しばし反逆の罪を免じ、皇都の屋敷にとどまることを許す ただし真相が明らかになるまで地位は回復せず、朝廷への出入りも禁ず…」蕭綦は詔書の内容に呆れた。″楝羽山の変″から半年、これ以上、待てないからこそ自ら戻って来たという。「″楝羽山の変″は解決していない、私自身で調べます… 先帝を暗殺したのが誰なのか、私に罪を被せ、兵を害したのは誰なのか知りたい」朝廷は蕭綦が赦免だけでは納得せず、真相解明を求めていると聞いた。驚いた温宗慎たちは御花園で弓を射っている皇帝を訪ね、やはり出迎えに行くよう説得する。「陛下、蕭綦1人の怒りではない、10万の兵の怒りなのです! 怒りを鎮めなければその後はどうなるか目に見えています!」一方、王夙は阿嫵に蕭綦の説得を頼んでいた。しかし王儇はこの件をうやむやにはできないと訴え、兄が盾になってもいけないという。蕭綦は皇帝の勅命の撤回を要求、するとそこへ子澹と大臣たちがやって来た。王儇は皇帝に拝礼しようとしたが、蕭綦が腕をつかんで止めた。憤慨した衛(エイ)侯は寧朔軍にひざまずくよう命じたが、子澹が構わないという。すると温宗慎が皇帝は豫章王の復位に来たと言った。「大軍を率いて皇都にやって来たのだ、お前の要求を聞いてやろう」「要求はただひとつ、″楝羽山の変″の真相だ」「その件ならすでに調べを始めている…顧閔汶(コビンムン)、お前が担当だな?まだ動きはないのか?」顧閔汶は複雑な事件で思うように調べが進んでいないと報告、その場にひざまずいて許しを請うた。そこで子澹は杖刑を命じたが、蕭綦が止める。「例え陛下が尚書を殺しても真相は解明できず、何の意味もありません」「…では余に杖刑を、豫章王の気が済むまで止めるな」陛下!>・゚・。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )ノ・゚。 ・゚・<陛下!大臣たちは一斉にひざまずき、皇帝を鎮めようとした。皇帝と豫章王がしばし睨み合い、城門は緊張に包まれる。その時、王夙が豫章王に調べさせてはどうかと上奏した。 ←ナイスアシストw「…豫章王、お前の意見は?」すると蕭綦はようやく皇帝に拝礼した。「仰せの通りに…」宋懐恩が屋敷へ戻ると、玉岫は矢継ぎ早に大王と王妃の様子を聞いた。しかし皇帝が自ら出迎えたため、話すこともできなかったという。玉岫はならば差し入れを持って屋敷を訪ねると言ったが、懐恩は止めた。「玉岫、もう王妃の侍女ではない、そなたは粛毅伯の妻だ」「…懐恩?今の身分がどうあれ恩人を忘れてはなりません」すると懐恩は驚いた様子で、遠路はるばる来た大王と王妃を少し休ませるよう諌めた。玉岫は自分の早合点だったと気づいて安堵し、日を改めて出かけると笑う。一方、豫章王府に戻った王儇は徐(ジョ)女官、阿越(アエツ)と再会、無事を喜んだ。そこで小皇子・馬静(バセイ)がどこにいるのか聞いたが、江夏王が信頼のおける人に預けたとしか知らないという。2人はそれより蘇錦児(ソキンジ)のことが不可解だった。王妃が連れ去られたあと、お供していたはずの錦児が1人で帰京、今では貴妃になったという。王儇は賀蘭箴(ガランシン)から錦児の裏切りを聞いていたが、自分にも分からないと嘘をついた。「錦児姐姐は大王と王妃が亡くなったと嘘をつき、皇帝もそれを信じていたそうです 王妃、言わせてください、阿越は錦児姐姐を少し怪しんでいました…」阿越が本音を漏らすと、徐女官も人は変わるものだと嘆いた。寝殿に戻った蕭綦は寂しそうな姿の阿嫵を心配した。「どうかしたか?」「…時が経ち、人が変わった」「それは誰のことだ?」「多くの人よ」「私もか?」「変わったと思うの?」蕭綦は皆に変わったと言われるが、自分自身では同じだと思うという。「そなた以外の者にはどう思われても良い」すると王儇は今日の蕭綦は確かに無礼だったが、正しいことをしたと評価した。蕭綦も寧朔軍のために正義を主張した阿嫵に感謝し、豫章王よりずっと偉大だと笑う。しかし王儇はこの先も危機が待っているようで不安だった。「約束して、真相を明らかにし罪なき人は殺さないと…」その時、急に雷鳴が轟いた。翌日、王夙は豫章王府に阿嫵を訪ねた。そこで馬静を江南の顧采薇(コサイビ)に預けたと嘘をつく。もし自分のそばに置いて正体がばれたら士族が狙いかねないため、江南に残して来るのが安全だと考えたと説明した。「身分は明かしていない、一夜限りの舞姫との間に生まれた子だと伝えた」すると王儇は真実味がある嘘だとからかった。王夙は自分を疑わない妹の姿に良心が痛み、うっかり口を滑らせそうになる。「阿嫵…父亲大人が…」つづく( ̄▽ ̄;)ひげだん、怖かった~確かに変わってしまった気がする
2022.04.08
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上阳赋 The Rebel Princess第65話「露呈した嘘」王夙(オウシュク)は徐(ジョ)女官の死に衝撃を受けながらも阿嫵(アーウォ)に真実を明かすことはできなかった。結局、王儇(オウケン)たちは慈安(ジアン)寺で徐女官の痕跡を見つけられず、引き上げることにする。しかし義兄の様子を怪しんだ蕭綦(ショウキ)は裏山の捜索を命じ、腹心の唐競(トウケイ)にはある人物を調べるよう頼んだ。「…江夏王だ」王夙は秋風(シュウフウ)荘で父と合流した。あの時、父は故意に王安(オウアン)を使って徐女官を隠し部屋へ誘い入れ、宋懐恩(ソウカイオン)を煽って殺させたのだろう。父の目論見通り、これで懐恩は自分たちの言いなりになるしかなくなった。王夙は父のやり方に憤り、もしこれが阿嫵だったらどうしたのかと迫る。「阿嫵だったら迷ったであろうな…ともかくお前は王氏の当主として毅然としていろ 覚えておけ、大事をなす者は揺れてはならぬ」しかしその頃、寧朔軍が裏山で掘られたばかりの跡を発見、そこから徐女官が変わり果てた姿で見つかった。王儇は徐女官の墓前で泣き崩れた。「一体、誰なの?…誰の仕業?」すると蕭綦が手がかりがあると明かし、徐女官の死には王夙が関与していると告げる。「いいえ、そんなはずないわ…」王儇は到底、信じられなかったが、龐癸(ホウキ)を遣いに出して兄を呼び出した。王儇は母の墓前で兄を待っていた。「なぜここに呼んだと思う?母亲(ムーチン)の前では嘘のない兄妹でいたいの…徐女官のことよ?」王夙は妹に勘づかれたと知って動揺したが、父に言われた通り毅然とした態度を貫くしかなかった。「徐女官の死は不慮の事故だった、今はそれしか言えない、私も悲しみに暮れ、己を責めた …阿嫵、やむを得ぬ事情がある、すでに賽は投げられた、王氏のためにやるしかない、覚えておけ」すると王夙は阿嫵が巻き込まれないよう蕭綦と寧朔へ帰れと勧めた。しかし王儇は今となっては兄を信じられるか自信がないと落胆し帰ってしまう。王夙は母親代わりの徐女官だけでなく妹の信頼まで失い、独りなると堰を切ったように母の墓前で泣き崩れた。王儇の報告を聞いた蕭綦は、義兄が自分たちを守るため寧朔に帰そうとしていると気づた。恐らく皇都が危険に陥るという意味だろう。「もしあなたと寧朔軍が皇都を離れたら、黒幕は行動に出るかしら?」「…確かに、ならば我々が一芝居うってやろう 彼らに表舞台に登場してもらい、背後にいるのは誰なのか見せてもらおうじゃないか」一方、錦繍(キンシュウ)宮ではついに蘇錦児(ソキンジ)が産気づいた。知らせを聞いた皇帝・馬子澹(バシタン)は急いで駆けつけると、錦児が無事に皇子を出産する。喜んだ子澹は寝所へ入ったが、産婆たちの様子がどこかおかしかった。「赤子は?…見せてくれ」産婆は仕方なく赤子を渡したが、我が子を見た子澹は驚愕のあまり動けなくなってしまう。蘇貴妃が産んだのは異民族の子だった。書斎に呼ばれた申(シン)太医は以前から不可解な点があったと認め、出産まで正確な判断ができなかったと謝罪する。「辞して故郷に帰り、二度と戻りません」その頃、王儇は永安宮で皇太后を見舞っていた。元気になったら馬静(バセイ)を連れて来ると励ます王儇、すると桂(ケイ)女官が息急き切って駆け込んで来る。「錦繍宮で騒ぎが…蘇貴妃が男子を産みましたが、どうやら陛下のお子ではないようです」子澹が再び錦繍宮にやって来た。慌てた錦児は侍女に赤子を連れて出て行くよう命じたが、運悪く皇帝に見つかってしまう。「待て…」子澹は寝台にいた錦児の腕をつかみ、赤子の前へ引きずり下ろした。驚いた錦児は暴行されたと釈明したが、面目を潰された子澹の怒りは収まらない。感情的になった子澹は思わず衛兵の帯剣を抜き、赤子に向かって振り上げた。錦児は咄嗟に我が子を抱きしめ守ると、赤子が泣き出してしまう。「陛下!」「陛下!」従者たちは一斉に皇帝を諌めた。子澹は怒りをどこへぶつけて良いか分からず、近くにあった灯籠を斬りつける。「子澹、あなただけを愛してきました、でもお心は私になかった…これで終わりです」錦児は目を覚さます時が来たと悟った。すると子澹は赤子を取り上げ、衛兵に錦児の処分を命じる。しかしそこへ王儇が現れた。「この子との間には確執があるの…私に任せて」「好きにしろ」錦児は王氏の護衛たちに連行され、王宮の裏門から出た。すると王儇が待っている。王儇は黙って酒を注ぐと、錦児は毒酒だと思って飲み干した。「私の人生は2人のためにありました、子澹とあなたです 本当に懐かしい、王氏の屋敷での日々が…冗談を言い合い、喧嘩もしました あの頃は何の心配もありませんでした 私は身寄りもなく、名もなかった…″蘇錦児″という名はあなたがくれました すぉぢんあーる…この名が大好きです 恋心にとらわれなければ、もしその後の一切がなければ、どんなに良かったか…でもこれが現実です この人生では何も得られなかった」錦児は死をもって償うと言ったが、王儇の酒に毒など入っていなかった。そこへ侍女が赤子を連れて現れる。「江南に住まいを用意したわ、この子と幸せに暮らしなさい、身分を知られないようにね」王儇は今日で全てを水に流すという。「郡主!」錦児は思わずその場にひざまずき、叩頭して別れを告げた。「…姐姐、お元気で」宋懐恩はついに豫章王府へ行くと決めた。そこで蕭玉岫(ショウギョクシュウ)に豫章王府へ挨拶に行こうと伝えたが、どういう風の吹き回しかと玉岫が笑う。「私と大王は今やどちらも朝廷の官吏だ、昔のように勝手はできない」「…朝廷のことはよく分からないけれど、あなたに従います」懐恩は玉岫を先に休ませると、頭を抱えた。この証拠を蕭綦に渡せば蕭綦と皇帝との間に波風を立てることになる。大成の忠臣である蕭綦にとって苦渋の選択になるが、最終的には正義を通すだろう。『蕭綦が子澹に背くなら粛毅(シュクキ)伯、お前はどうする?』懐恩は王藺の言葉を思い出し、悶々となった。豫章王府に宋懐恩と玉岫夫妻がやって来た。阿嫵と玉岫の手前、懐恩を暖かく迎える蕭綦、そこで王儇は玉岫を連れて奥殿へ向かう。すると玉岫は昔を思い出し、悩みもなく穏やかだったと懐かしんだ。懐恩は良くしてくれるが、自分との間に溝を感じるという。「何を考え、何がしたいのか、私には教えてくれません」玉岫は懐恩の本心が分からないとこぼした。しかし王儇はただの取り越し苦労だろうと安心させる。一方、蕭綦は懐恩を連れて正堂に入った。懐恩はひざまずいて先の一件を謝罪したが、蕭綦は懐恩が任務を全うしただけだと理解を示す。「非難してください、罵倒された方が気が楽です」口では懐恩を許しながらどこか冷ややかな蕭綦、そこで懐恩は本題に入った。懐恩は士族たちに下心があるが、生死を共にしてきた豫章王との仲を引き裂くことはできないと情に訴えた。「″楝羽(レンウ)山の変″で大王たちが陥れられたと知った時、真相を明らかにすると誓い、 今日に至るまで調べ続けてきました 重要な手がかりとなる密書を手に入れました 忽蘭(クラン)にありました…」つづく(´-ω-。` )ぢんR…子供を見捨てるかと思ったら、ちゃんと守った~これで私も過去を忘れるわ(←誰?w
2022.04.21
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长相思 lost you forever第20話塗山璟(トザンケイ)は許嫁・防風意映(ボウフウイエイ)とは結婚しないと断言。実は傷だらけの身体を見られてしまい、意映に毛嫌されていると教えた。「ただの傷痕でしょう?うわべのことだわ、勘違いじゃない?」しかし小夭(ショウヨウ)にとってたかが外見のことでも、世間では多くが称号や家柄に惹かれるものだという。塗山璟はそんな小夭が一番だと笑顔を見せたが、かつての玟小六(ビンショウロク)が今や誰もが絶賛する皓翎(コウレイ)の第一王姫・皓翎玖瑤(コウレイキュウヨウ)となり、自分では釣り合わないとうつむいた。「あなたはあなたでしょう?…そうだ、昨夜ある男に口づけするよう迫られたわ でも今はあなたにしたい」すると小夭は自ら塗山璟に唇を重ねてしまう。塗山璟は驚きを隠せず、小夭から身を引いた。「やめよう…時期尚早だ」「はて?男は女子を見れた誰にでもすぐ口づけしたいのかと…」「私は違う」「じゃあ…いつできるの?」「分からない」塗山璟は以前のように″いつ″とは約束できなかった。…時機を決めるのは君だ、私ではない、私が欲しいのは君の愛であり、哀れみではない…その時、小夭を探しにきた西炎瑲玹(セイエンソウゲン)の声が聞こえて来た。瑲玹が海岸で小夭を探している、小夭がひょっこり現れた。「なぜ髪が乱れている?!…いつの間に塗山璟と一夜を共にする仲になった?!」「これが夜通し遊び尽くしたように見える?」確かに小夭は髪の毛に海藻を絡ませ、衣は塩水でシワシワになっていた。「あなたの可愛い妹妹に海へ突き落とされたのよ!」その頃、阿念(アネン)は小夭が翌朝になっても戻らないと知って心配になっていた。すると突然、侍女が止めるのも聞かず小夭が寝宮に乗り込んでくる。小夭は鍵を閉めてから阿念を挑発、2人は取っ組み合いの大げんかになった。しかし霊力を封じられた阿念は小夭に拘束されてしまう。「母親の身分が高い私を羨んでいるんだろう? だが母親が王姫大将軍だったばかりに国の大義を背負って出征、2度と帰らぬ人になった …なんなら母親を交換するか?」「嫌よ!」「…瑲玹と私は互いを唯一のよすがとしている、私を虐げるお前を許すと思うか? どちらに味方するか分かっているから嫉妬しているんだろう?!」これまで唯一の王姫として愛されてきた阿念、確かに突然、小夭が現れ、自分の居場所を奪われてたのだから無理もない。そこで小夭は姉妹として仲良くできなくても、互いに干渉しないことで折り合いをつけようと提案した。「いいわ、関わらない」阿念は小指を差し出し、小夭と指切りして平和協定を結んだ。防風意映は旅先で塗山篌(トザンコウ)との密会を楽しんでいた。すると偶然、塗山篌が隠し持っていた鴛鴦の刺繍入り手巾を発見する。浮気がばれた塗山篌は一夜の遊びだったとなだめたが、意映は裏切られたと激高、出て行ってしまう。その頃、小夭は塗山璟を訪ねていた。彼が皓翎を離れたら次はいつ会えるか分からない。しかし塗山璟は外出してしまったという。瑲玹は赤水豊隆(セキスイホウリュウ)、辰栄馨悦(シンエイケイエツ)兄妹と塗山璟たちを誘って船遊びに出かけた。すると豊隆は塗山篌までいることに困惑する。「なぜあいつが?」「″兄も一緒に″と言われたんだ」豊隆は塗山璟がまだ兄弟の和解を諦めていないとため息を漏らしたが、瑲玹には何の話か分からなかった。瀛州へ足を伸ばした小夭は露店で珊瑚の装飾がついた箱に目を止めた。そこで店主に価を聞いたが、突然、どこかの令嬢が現れ、箱を横取りされてしまう。小夭は傲慢な令嬢が辰栄馨悦と防風意映だと気づき、箱を譲って帰ることにした。すると瑲玹が帷帽(イボウ)で顔を隠した小夭に気づく。「小夭?…小夭!お前も散策していたのか?」辰栄馨悦は自分が箱を奪った相手が瑲玹の従妹で第一王姫の小夭だと知った。そこで仲直りの印に箱を返し、謝罪する。「明日、帰るのでお土産にしたくて無礼な真似を… そうだ、今から皆で船遊びに行くの、一緒にどう?」一行に小夭が加わり、送別の宴となった船遊びは和やかに始まった。辰栄馨悦が小夭を兄の隣に座らせてくれたおかげで、赤水豊隆は美しい小夭に釘付け。するとすっかり気を良くした豊隆が酔った勢いで海に飛び込んだ。「魚を捕って来る!」泳げない瑲玹は驚いたが、防風意映と仲違いしてむしゃくしゃしていた塗山篌まで飛び込んでしまう。「私も捕って来る!」それを見た意映は自分も泳ぎたいと口実をつけ、塗山篌を追った。すっかり感化された馨悦は泳げないという瑲玹に自分が教えると迫り、道連れにしてしまう。船に残ったのは小夭と塗山璟だけとなった。思いがけず塗山璟と2人だけの時間を過ごせることになった小夭。しかし塗山璟と防風意映が一緒にいる姿を見るのはやはり辛い。「他の女に思われている男は好きにならない どんなにいい人でも自分が損をするなら見限る」一方、塗山篌と防風意映は小島に上陸していた。意映はまだ怒っていたが、塗山璟は2人の馴れ初めを思い出させ、機嫌を取る。「許してくれ…意映、あの年の端午節のことを覚えているか? 出会いはやはり船の上だったな」「忘れるわけない、北方育ちの私は初めて水景を見て興奮のあまり川に飛び込んだわ」「お前はまだ泳げず、霊力を使うことも忘れるほど慌てていたな」そんな意映を助けたのが塗山篌だった。「あの時から私の心を占めているのはお前だけだ、本当に好きなのはお前だけ」塗山篌は手巾の主が弟の間者だったため利用したとごまかし、意映と仲直りした。塗山璟は防風意映にも自分への情がないのは事実だと訴えた。しかし残念なことに清水(セイスイ)鎮とは事情が異なり、自分も小夭も自由に動けなくなったという。「君の父王に婚姻を申し入れる、猶予をくれないか、堂々と君の前に立ちたい! 私以外を思わないで欲しい」「あなたは本当にずる賢い、青梅酒を贈って来たりして何かと約束を思い出させる ″過分な望みは抱かない″と言いながら決して諦めようとしないのね」「すまない、私にはもったいない人だと分かっているが、どうしても諦められない」瑲玹たちは無事に船に戻り、身なりを整えた。するとわざと時間をずらして塗山篌が最後に海から上がって来る。その手には深海で仕留めた魚妖の魚丹があった。魚丹は装身具や薬材、道具作りに用いられ、上質になると呼吸を助ける道具が作れるという。色によって魚丹紅・魚丹紫・魚丹黄に分けられるが、多くはまだらのため、塗山璟が持っていた真っ赤な魚丹は貴重だった。小夭と瑲玹は五神山に戻った。船で2人きりになった小夭と塗山璟の様子が気になる瑲玹、しかし逆に小夭から辰栄馨悦に色目を使われていたとからかわれてしまう。瑲玹は馨悦が色目を使うのは自分が西炎王の孫だと知ったからだと冷ややかだったが、自分も同類だと認めた。「辰栄馨悦だからこそその気持ちを拒まなかった 嫌いな者の恨みは買えず、好きな者には近づけない、辛いさ だが西炎を得るには避けられぬ代償だ」「西炎山に戻れば骨肉の争いが待っている、覚悟はできているの?」「来年の姑姑の命日に私は朝雲(チョウウン)峰に立つ」「…もう長いこと母親の墓参りをしていないわ」すると小夭が瑲玹に手を差し出した。「瑲玹…私たち帰りましょう」「はお、一緒に帰ろう」瑲玹は小夭の手を握りしめた。西炎王は小夭こと皓翎玖瑤(コウレイキュウヨウ)の墓参りを許した。内心、面白くない五王・西炎徳岩(セイエントクガン)と七王・西炎禹陽(セイエンウヨウ)だったが、父王の手前、小夭を手厚くもてなすしかない。すると叔父たちは小夭を温かく出迎えながら、一緒に帰ってきた瑲玹を完全に無視した。「瑲玹は拝謁できぬ」小夭は仕方なく自ら瑲玹の手を引いて城門に向かったが、門衛が立ちはだかった。つづく( ̄▽ ̄;)これどうするよ?…と思ったら西炎に帰国で俄然、やる気になる管理人w
2024.09.06
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长相思 lost you forever第37話小夭(ショウヨウ)を守るため何としてでも中原(チュウゲン)に留まらねばならない西炎瑲玹(セイエンソウゲン)。そのため赤水豊隆(セキスイホウリュウ)の提案を受け入れ、あらかじめ祖父の了解を得てから小夭と阿念(アネン)に報告した。「…側室を娶る」しかし相手は辰栄馨悦(シンエイケイエツ)ではなく意外にも曋淑恵(ハンシュクケイ)だった。瑲玹を慕う阿念は呆然、居たたまれなくなり席を立ってしまう。曋氏と言えば中原六大氏族の筆頭で、辰栄王族とも縁を結んでいた。瑲玹の話では曋氏の族長が自分に好感を持ち、力を貸してもらえるという。すると小夭は気まずそうにうつむく瑲玹の手を握り締めた。「生き抜くためだもの、どんな手段をとっても構わない」辰栄府に西炎の使者が到着、西炎王の王命が下った。瑲玹は罷免を免れ、さらに曋氏の娘・淑恵との縁談を賜る。祖父を密かに祭っていた赤水豊隆もその孝行心により不問とされ、改めて名将として王墓に祭ることが許された。するとそこへ皓翎(コウレイ)の使者として蓐収(ジョクシュウ)が現れる。皓翎は両王姫に対する瑲玹の情義に鑑み、紫金宮と王墓の修築に当てるよう建木と帰墟水晶(キキョスイショウ)を下賜した。結局、王墓の祭壇に乗り込んだ西炎岳梁(セイエンガクリョウ)は氏族への謝罪を命じられ、直ちに西炎へ連れ戻された。今回も何とか乗り切った瑲玹。しかし小夭は瑲玹の縁談が叔父たちへの宣戦布告になると心配になる。すると瑲玹は全て分かった上で、曋氏との結盟こそ自分が採る道だと断言した。「小夭、婚礼の場では私を祝うな」「…はお」西炎瑲玹と曋淑恵の婚礼の日。辰栄府には多くの氏族が招かれ、その中には塗山璟(トザンケイ)の姿もあった。塗山璟と目が合った小夭は何とも言えない悲しみを覚えたが、急に胸が苦しくなり、蠱虫(コチュウ)が暴れ出したと気づく。…相柳(ソウリュウ)に何かあったのかしら…すると塗山璟が駆けつけ、術を使って痛みを抑えた。「ありがとう、塗山族長」他人行儀な小夭に胸を痛める塗山璟、その時、ちょうど吉時となった。西炎瑲玹と曋淑恵の婚儀が始まった。しかし小夭は塗山璟がいることに耐えられず、途中で列から離れてしまう。その背中を見た瑲玹はふと幼い頃に小夭と交わした約束が頭をよぎり、感傷に浸った。…妹妹になればずっとそばにいられるわ!…そうだな!私はずっとお前の哥哥だ!何があろうと一緒にいよう!…約束よ?私たちは永遠に離れない!…約束だ!小夭は中庭でひとり悶々としていた。すると防風邶(ボウフウハイ)として招かれていた相柳が現れる。小夭は自分の感情も相柳に伝わっていると知り、相柳がわざと蠱虫で自分を苦しめたと気づいた。実は頭が9つあっても心はひとつ、身体の痛みなら9分の1でも心の痛みはそのまま伝わるという。相柳は己の心ひとつも守れないのかと嫌味を言いながら、小夭を気晴らしに連れて行くことにした。( ゚д゚)へえ…心はそうなんだ ←なぜか妙に感心w塗山璟がようやく祝宴に現れた。瑲玹はおおかた小夭と会っていたのだろうと思ったが、小夭なら防風邶と出かけてしまったという。驚いた赤水豊隆はなぜ止めなかったと聞いたが、塗山璟は苦渋の表情を浮かべた。「妻がいる私に止める資格はない…」小夭は久しぶりに相柳と毛球(ケダマ)に乗って空を飛んだ。「そう言えばどうして髪の色を戻さないの?」「初め防風邶に成り済ました時、霊力ではなく薬草で染めた、それ以来、習慣になってな…」小夭は相柳の思わぬ一面にくすっと笑った。すると相柳は照れ隠しに小夭を連れて海に飛び降り、海底に引きずり込んでしまう。かつて塗山璟に義理立てして相柳からの口移しの息を拒んだ小夭。しかし今では命を賭すべき相手はいない。小夭は目を閉じて相柳に顔を近づけたが、相柳は自分の気持ちを押し殺して笑い飛ばした。「いいから息をしてみろ」小夭は驚いたことに海底でも息をして話すことができるようになっていた。「はっ!…なぜ黙っていたの?酷い人!恨んでやる!」「生きるための代償だ、お前ももはや怪物だ!」相柳はやはり恨まれたと知って傷つき、泳いで行ってしまう。焦った小夭はからかわれたことに怒っただけだと釈明したが、仕方なく自分の腹を叩いた。すると騙された相柳は瞬時に引き返し、結局、小夭に捕まってしまう。小夭は相柳と一緒にしばし水中散策を楽しんだ。その時、貝殻から美しい歌声が聞こえてくる。「鮫人(コウジン)だわ!」「なぜそれを?」相柳は驚いた。確かに小夭を貝殻の中で治療していた時、ちょうど発情期に入った鮫人の求愛の歌を聞いている。小夭は美声と言えば鮫人だと誤魔化したが、相柳は小夭が当時、目覚めずとも意識があったと知った。「ついてるな、滅多に聞けない求愛の歌を2回も…いや、1度目で出会うとは」一方、感情を押し殺して瑲玹の婚儀を立派に仕切った辰栄馨悦。しかし祝宴を終えて居所に戻ると悲しみを抑えきれなくなってしまう。赤水豊隆は嫁がないと決断したのは妹だと呆れ、瑲玹に執着するなと叱った。翌朝、瑲玹は朝餉に阿念と小夭を招いた。曋淑恵は従妹とは言え身分の高い王姫に丁重に拝礼したが、小夭は気遣い無用だという。「嫂嫂(ソウソウ)、頭を上げてください、もう身内なんですから」しかし面白くない阿念は急に怒って帰ってしまう。阿念は居所で独り悶々としていた。すると小夭が駆けつけ、側室を蔑ろにすれば瑲玹を軽んじたことになると叱る。「阿念、淑恵を敬うことが瑲玹のためになるのよ?」阿念は仕方なく瑲玹のために譲歩すると約束したが、馨悦のように感情を抑えられないとぼやいた。しかし小夭は瑲玹のそばにいる女子が誰であれ気にさえしなければ阿念は阿念のままで良いという。「瑲玹のこと、どんなに力を持ったとしても今まで通り阿念を可愛がるはずよ その気性の荒さを改めるだけでいいの」「姐姐…私って本当に愚かね…何から何まで心配をかけて…」「ふふ、愚かな方が幸せになれる、天下一、幸せな女子になって」瑲玹は小夭が相柳と遊びに出かけて祝宴をすっぽかしたことに怒っていた。するとその夜、小夭が哥哥のご機嫌うかがいにやって来る。「婚礼を抜け出したから怒っているのね? でもあなたの作り笑いを見るのも、塗山璟と顔を合わせるのも嫌だった すぐ忘れられると思ったのに、忘れることがこんなにも難しいなんて…「その通りだ、感情は操れない」しかし瑲玹は自分だけはずっと小夭のそばにいると励ました。青丘で防風意映(ボウフウイエイ)が無事に男子を出産した。太夫人は曽孫を腕に抱いて感激、しかし父である塗山璟に笑顔はなく、虚ろな表情を浮かべている。片や塗山篌(トザンコウ)は赤子の顔を愛おしそうに見つめ、祖母に名前をつけるよう頼んだ。すると太夫人は″瑱(テン)″と名付け、その直後、息を引き取ってしまう。塗山府は悲しみに包まれた。藍枚(ランマイ)は夫が御霊に付き添っている間に塗山璟との接触を試みたが、塗山篌に見つかってしまう。小夭は塗山家の太夫人が逝去したと聞いた。そこで弔辞を記した対聯(ツイレン)を送るよう指示したが、実はその日に防風意映が男子を出産したと知る。小夭は祝いの品を送るよう冷静に対処したが、内心、激しく動揺していた。小夭は陵墓へ続く長い石段を登りながら、すでに晩年を生きているような無力感に襲われた。必ず戻ると約束した母の笑顔、哥哥との悲しい別れ、そして自分のためなら全てを捨てると約束してくれた塗山璟…。どんなに歩いても次々と浮かんで来る塗山璟との美しい思い出に、さすがの小夭も途方に暮れた。つづく( ๑≧ꇴ≦)17!後ろ!後ろ!…みたいなw
2024.10.14
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长相思 第二季 lost you forever S2第10話軹邑(シユウ)城に小夭(ショウヨウ)の医館・回春堂が開業。西炎瑲玹(セイエンソウゲン)は開業祝いに小夭の右腕として医者・鄞(ギン)先生を派遣し、塗山璟(トザンケイ)は自分が題した扁額を贈った。大街に鳴り響く爆竹の音、そんな中、小夭と塗山璟は仲睦まじい胡珍(コチン)と静夜(セイヤ)の姿に気づく。「私たちのために自分たちのことは胸に秘めていたのだ、随分と待たせてしまった」「私たちからお祝いを贈りましょう」「ああ、″私たち″から」塗山璟は小夭の言葉が嬉しかったが、ふと九尾狐の鋭い嗅覚がある人物の存在に勘づいた。「どうかした?」「いいや…」王后・辰栄馨悦(シンエイケイエツ)は医館の開業を見ようとお忍びで外出していた。しかし塗山璟に気づかれ、慌てて引き返す。侍女・鈴蘭(リンラン)は道すがら、西炎王がなぜ王姫と塗山璟の恥知らずな行動を戒めないのか分からないと憤った。「たとえ口を出しても何もできないからよ」小夭と塗山璟の復縁は順風満帆に見えたが、今頃になって皓翎第一王姫が赤宸(セキシン)の娘だという噂が広まった。塗山璟は一族の力を集結して揉み消そうとするも失敗、噂の出所を調べても分からない。そこで自ら古蜀(コショク)の西陵(セイリョウ)氏と北流(ホクリュウ)城の鬼方(キホウ)氏を訪ねることにした。「噂を流したのは辰栄氏や赤水(セキスイ)氏かもしれぬ、豊隆(ホウリュウ)は卑怯なことはせぬが…」塗山璟は王后の仕業を疑って3氏族の力で封じ込めようとしたが、なぜか噂を止められなかった。赤水豊隆は西炎王に水軍の訓練の完了を報告、武器や糧秣も全て整えたと伝えた。「今なら全軍の士気も高いので出陣すれば勝利は確実です!」しかし瑲玹はまだやるべきことが残っていると言った。「これは自ら処理せねば…」一方、軹邑城に戻った塗山璟はその足で回春堂を訪ねた。塗山家は一族の名誉を守るため防風意映(ボウフウイエイ)が病だと公表していたが、年明けには病死したと公表し、1年の喪が明けてから小夭との婚礼を相談するという。小夭は構わないと笑顔を見せ、父王と会って事情を説明して欲しいと頼んだ。すると塗山璟はあえて巷で小夭の噂が広まっていると明かしてしまう。もはや小夭の耳に入るのは必至、隠し切れないなら自分の口から伝えた方が傷は浅いだろう。「…言わせておけばいいわ、どうせ何もできないから」塗山璟は強がる小夭を優しく抱きしめた。「私は赤宸の娘なのかもしれない、これは子供の頃からの悪夢なの だから家を失い、辛酸をなめようと五神山に戻れなかった もう過ぎ去ったこと、そう思っていたのに悪夢が追いかけて来た」「心配ない、私がついている、君は君だ、君が誰の娘だろうと生涯、離れないよ」小夭の出生を巡る噂話は止まることを知らず、ついに西炎の朝議で重臣たちが諫言する事態となった。「このままでは陛下の名声まで脅かされます!皓翎第一王姫を皓翎へお戻しください」しかし瑲玹はむしろ噂が事実なら小夭を無関係の皓翎に帰す道理などないと一蹴した。「皓翎玖瑤は西炎の王姫大将軍の娘、開国の君主である太尊ご自身が孫と認めている なのに追い出せとは…ならば私も辰栄山から追い出す気でいるのかっ?!」瑲玹は声を荒らげ、追及するなら沐斐(モクヒ)と同じ轍を踏むことになると釘を刺した。小夭の噂は皓翎王の耳にも届いていた。そこで小月頂に小夭が喜ぶ貴重な薬材を届け、根も葉もない噂など気にするなと文を送る。小夭は父王の気遣いを喜び、年明けには必ず塗山璟を連れて父王に会いに行こうと決めた。塗山璟は族長として新年の祭祀を行わねばならず青丘に戻った。こうして迎えた除夜。辰栄馨悦は慣例通り西炎王と王后が過ごす夜を楽しみに待っていたが、使いから西炎王が来られないと報告が来た。しかし鈴蘭は他の妃嬪の宮殿に行ったのではなく、太尊に孝を尽くすため小月頂に行っただけだと安心させる。これがかえって馨悦を苛立たせた。「他の妃嬪が相手なら正々堂々と争える…寵愛を争うことさえ許されないなんて」一方、瑲玹は小月頂で太尊と小夭と3人で新年を迎えていた。小夭は酔った勢いで自分が誰の娘なのか祖父に尋ねたが、太尊は父親について何も分からないという。「誰の娘にせよ、そなたが私の孫であることに変わりない」塗山璟が青丘から戻った。その夜、小夭は男装して瑲玹と塗山璟の3人、路地裏にある焼肉の店に向かう。「前に友達と来たの」「防風邶(ボウフウハイ)とか?」瑲玹の鋭い指摘に言葉を失う小夭、すると塗山璟が助け舟を出してくれる。「空腹だ、話は食べながら」そんな3人の様子を密かに相柳が見ていた。瑲玹は隣の席に座ったのが離怨(リエン)将軍たちだと気づいた。しかしいくら衝立てで仕切られてるとは言え、小夭は全く声が聞こえないことを訝しむ。瑲玹は″遮音の術″だと教えたが、小夭は何を話しているのか気になった。「璟、連中の話を聞く方法がない?」すると塗山璟は西炎王の許可を確認してから遮音の結界に穴を開けた。離怨将軍は義弟と甥から王姫の噂は本当かと聞かれていた。驚いた塗山璟は術を解こうとしたが、小夭は聞きたいという。「王姫が誰の娘かは知らぬ…だが大将軍と赤宸の別れの抱擁を見かけたことがある 将兵たちが何事かと2人を取り巻いて問いただした 大将軍は皆の前で赤宸と想い合う仲だと認めたよ お前たち、赤宸を恨む者に噂を広めろと唆されたな? 言っておくが大将軍の娘を傷つける者は決して許さぬ、分かったか?! 確かに赤宸は私たちの敵だ、だが尊敬に値する男だった」すると離怨将軍が席を立ち、そこで3人とも帰ってしまう。「聞いた?やっぱり私は赤宸の娘なのね…」小夭は深く傷つき、独りになりたいと言って飛び出してしまう。店を出た瑲玹は暗衛の瀟瀟(ショウショウ)に小夭を護衛するよう命じた。「小夭は私が小月頂に送り届ける、帰って休め」「陛下、なぜこんな真似を?」「どうして分かった?」塗山璟は3氏族の力を借りるも噂を止められず、王后の仕業ではないと気づいたという。「あの3人が店に来たのも陛下のお考えですね?つまり小夭にわざとあの話を聞かせた」瑲玹は赤水豊隆から聞いていた通り塗山璟の知恵は天下一だと感心、これも小夭を守るためだと明かす。「陛下のお考えに口を出すなどもっての外、しかし小夭にはご配慮を…」しかし瑲玹は不機嫌そうに帰ってしまう。その頃、小夭は赤宸を知る辰栄軍の生存者・離戎戟(リジュウゲキ)の店を訪ねた。すると月明かりが差す部屋の中で離戎戟の霊位を見つける。「勇気を出して会いに来たのに…もういないなんて… 誰もが赤宸を憎んでいる、だから憎んでいない人の話が聞きたかった 恨むべきではないと言って欲しかったのに!」小夭はせきを切ったように号泣、その時、思いがけず相柳が現れた。「どうしてここに?」「友を弔いに来たらお前がいた…どうやら噂は本当のようだな」相柳は小夭が心配で密かに後をつけていたがおくびにも出さず、わざと小夭を怒らせた。「天下に聞こえた悪者が父親と知ったんだ、気持ちは分かる」「黙れっ!」「だが赤宸を知らぬとしても自分の母親まで疑うのか?」「黙れってば!」「お前は両親がいる、私よりましだ、私のように卵から生まれた妖怪は親を知らぬ 頭が9つもあるゆえ幼い頃から飢えとの闘いだったよ しかも九頭は互いに命を狙う、飢えが酷いと別の頭を食おうとした」( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)<じぇんだ(真的)?( ゚ェ゚)<嘘だつづく( ๑≧ꇴ≦)オイオイオイオイ…なんだその慰め方w
2025.01.12
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偷偷藏不住 Hidden Love第21話無事に仲直りした兄妹を車に乗せて大学の寮へ到着した段嘉許(ドワンジアシュー)。すると後部座席で桑延(サンイエン)が寝たふりしているのを良いことに、段嘉許は桑稚(サンジー)に別れのキスをしてしまう。兄の複雑な気持ちなど何処吹く風、助手席を出た桑稚は兄を叩き起こし、前に移動しろと引っ張り出した。段嘉許は桑延を家に送ってから会社に戻ることにした。しかし桑延がオフィスも見てみたいと言い出し、結局、一緒に泊まっていくという。「それにしても小鬼(シャオグイ)を迎えに行って一緒に夕食を食べてから残業か?」「少し前まで上司が急病で忙しかった、今日は例外だよ 心配するな、もうすぐ引っ越す、寝室が2つあって大学から近い家を見つけた これなら安心だろう?」「何が安心だよ、兄としては妹の恋愛に不安は尽きない、ネット恋愛の時も大変だった 正直、彼氏がお前だと分かってホッとしてる、でも傷つけたらどうなるか分かってるな?」〓第二一篇 ~頼る~ あなたあっての私 〓翌朝、段嘉許が目を覚ますとすでに桑延はいなかった。とりあえず眠気覚ましにコーヒーを飲むことにしたが、その時、ちょうど喫茶室にいた後輩から思わぬ話を聞く。「そうだ、先日、カラオケ店で彼女さんを見ましたよ? ほら、以前、会社に乗り込もうとしていた女性と話していました」段嘉許はあの夜、桑稚の様子がおかしかった理由を知った。激怒した段嘉許は姜穎(ジャンイン)が務めるネイルサロンへ乗り込み、桑稚に接近しないよう迫る。「俺を困らせてきたことは水に流す、でも彼女は俺の最愛の人だ 彼女のためなら俺は何でもする」すると段嘉許は″治安管理処罰法″の書類を渡し、次は通報すると釘を刺して帰った。一方、桑稚はインターン先で思わぬ好機に恵まれた。その日は張(チャン)社長が企画部の会議で大口クライアントの広告戦略について説明を受けたが、施暁雨(シーシャオユー)の案が気に入らない。「他にアイデアは?」しかし社員たちは部長の顔色をうかがって黙り込んでしまう。社長は仕方なく2人の実習生にも聞いた。「そっちはないのか?」すると桑稚が商品をアニメのキャラクターとして描いてはどうかと発言した。「東桀(ドンジエ)側のポイントはストーリー性、商品の機能性、注目を集めることでした そこで商品をアニメキャラに見立てて宣伝用の動画を作るのはどうでしょうか?」施暁雨は鼻で笑いながら東桀のイメージとは合わないと却下したが、社長は違った。「俺はいいと思う、面白い」そこで社長は機能性を謳う部長の案と創造的な実習生の案をそれぞれ詰めてクライアントに選ばせることにした。桑稚はすっかり社長に気に入られた。面白くない施暁雨はちょうど階段を降りて来た桑稚を呼び止め、社則を持ち出し嫌味を言う。「あなたは私の部下になる、アイデアがあるのに私に報告せず、なぜ会議で発表したの?」「すいませんでした、私…」「さすが人の彼氏を盗むだけあるわね」会社を出ると桑延が待っていた。段嘉許は飲み物を買いに行ったところだという。「働き過ぎないできちんと休めよ?俺は明日の朝には帰る」「明日の朝?…せっかく来たのにもう帰るの?」施暁雨のことで落ち込んでいた桑稚は急に寂しくなって涙があふれた。桑延は実習がキツいのだと気づき、援助するので仕事など辞めていいという。そこへ段嘉許が戻って来た。「どうした?いじめるなよ?」「慰めてやってくれ、実習が辛いらしい」「違うわっ!」桑稚は段嘉許に心配をかけまいと思わず声を荒らげ否定。すると桑延は段嘉許に妹を任せて先に引き上げてしまう。段嘉許は桑稚が久しぶりに兄と再会し、子供に戻って素直に泣けたのだと分かった。「てっきり仕事が順調で話さないのかと思ってた」「別に問題はないの、自分で解決できるし、忙しいあなたの重荷になりたくない」「昔はよく泣いたのに何を今さら?…実家に帰りたいか?」「…うん」「じゃあ帰ろう、俺も休みを取る、実習も嫌なら辞めていい、老板には俺が話す」「まるで親みたいね、クスッ」「ああ、もっと頼られたい」「私もあなたに頼られたい、喜びや悲しみを分かち合いたいから」「そうだな、お互いに頼ろう、で会社で何があった?」桑稚は何も言わなかったが、段嘉許は姜穎のことなら知っていると明かした。「なぜ俺に話してくれなかった?全部一人で抱え込むな これからは何でもまず俺に相談してくれ」「うん、約束する、でも心配しないで、やられっぱなしじゃない、あなたのことも守れる」桑稚は段嘉許が思うよりずっと大人になっていた。東桀は桑稚が提案した″アレルギー体質の少女が乳液という妖精に守られる″というコンセプトを評価、予算オーバーだったものの無事に契約が成立した。張社長は上機嫌で、社員たちも桑稚のおかげでボーナスがもらえると大いに盛り上がる。そこで実習が終わる前に食事でも行こうと誘われたが、桑稚は予定があると断った。週末、桑稚は段嘉許から指定された住所に向かった。するとマンションのベランダにいる段嘉許の姿を見つける。実は段嘉許は大学の近くに引っ越していた。「案内するよ…寝室は2つあるんだ、こっちが君の部屋」「つまり一緒に住むってこと?」「違うよ、君が勉強で疲れた時に休む場所ってことだ」桑稚は家賃が気になったが、段嘉許は払えるだけの稼ぎはあると笑って合鍵を渡した。「ここは俺たちの家だ」「ふふ、うん」そんなある夜、桑稚の学生寮のエアコンが壊れた。慌てて管理人に連絡したが、新学期が始まるまで修理業者を頼めないという。話を聞いた段嘉許は新しい家に避難するよう勧め、早速、桑稚を迎えに行った。桑稚は簡単に荷物をまとめてマンションへ移動した。「あ~涼しい~生き返るわ~」こうして思いがけず始まった同棲生活。今まで以上に距離が近づいた2人は熱い抱擁を交わしたが、段嘉許は節度を守った。翌朝、桑稚と段嘉許は身支度を整えてそれぞれの部屋を出た。(^ꇴ^)<早 早>(˶´꒳`˵)段嘉許が準備してくれた朝食を前に顔がほころぶ桑稚。すると段嘉許はゲームのサンプルテストが終われば休みが取れると話した。「そうしたら君の好きな場所へ出かけよう」「うん!」つづく(^ꇴ^)ホームシックになっちゃう桑稚が可愛いw
2025.05.23
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第43話「翊坤宮の刺客」安華(アンカ)殿で安吉(アムジ)大師の法会が始まった。女官・艾児(ガイジ)は転んだところを助けてくれた大師の弟子・安多(アムド)に傾倒し、熱心に参加している。すると安多がちょうど1人で次の法会の経文を取りに行く姿を見かけ、艾児は待ち伏せして自分の苦境を訴えた。「私は氷を運ぶ女官に過ぎませんが、あくせく働けど啓祥(ケイショウ)宮では叱られてばかり… 時々、生きることが辛くなります」安多は心を落ち着ければ安らかに過ごせると諭し、自分に何かできることはあるかと尋ねた。そこで艾児はお守りとして安多の数珠が欲しいと懇願する。安多は驚いたが、哀れな娘に数珠を授け、幸が訪れるようにと祈った。後宮の長となった嫻皇貴妃(カンコウキヒ)・烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は朝晩、安華殿に通い、熱心に拝んでいた。一方、嘉貴妃(カキヒ)・金玉妍(キンギョクケン)は異国から嫁いだこともあり、仏法に関心はない。しかし侍女・貞淑(テイシュク)からお腹の子のために祈ってもらうよう勧められ、写経した経文を届けて読み上げてもらうことにした。すると氷を運ぶ係の艾児までが安華殿に行っていると知る。「奴婢がいくら祈っても無駄よ、皇貴妃ほど高位なら大師からも媚びられるけど…」金玉妍が恨めしそうにぼやくと、貞淑が下種の勘繰りをした。「男は下心もなく女の機嫌を取りません」「…面白いわね(ふっ」翌朝は安華殿に乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)も祈祷に現れた。弘暦と如懿は一緒に祈りを捧げて本殿を出たが、その際、如懿がうっかり段差で足をひねってしまう。するとちょうど隣にいた安吉大師が咄嗟に如懿の手を取り、助けてくれた。偶然とは言え如懿が他の男人に触れたことに一瞬、動揺した弘暦だったが、何事もなかったように帰って行く。そこへ入れ替わるように純(ジュン)貴妃・蘇緑筠(ソリョクイン)の侍女・可心(カシン)がやって来た。安吉大師は可心から純貴妃の血字経を受け取り、読経のあと仏前に供えると伝える。可心は拝礼してすぐ帰ると、安吉大師は皇貴妃が戻る前に香と香炉を贈った。「七宝の数珠を身に着けるとさらに効果があります」「七宝の数珠?ご忠告に感謝します」しかしその様子を物陰に隠れていた貞淑が盗み聞きしていた。一方、弘暦は安華殿からの帰り道、女官たちが続々と安華殿に向かっている様子を見た。養心殿の太監・李玉(リギョク)は大師が来た貴重な機会に女官たちも福にあやかりたいのだと話したが、進忠(シンチュウ)が余計な噂を耳に入れる。「大師は仏法に通じ、眉目秀麗なので人気があるのでしょう」面白くない弘暦は出家人とはいえ大師も男、女官は慎まねばと戒めた。「祈祷が終わり次第、大師を宮外へ」翊坤(ヨクコン)宮に如懿とお供の蕓枝(ウンシ)が帰って来た。香と香炉を受け取った菱枝(リョウシ)は早速、焚くことにしたが、香の匂いが強烈だと漏らす。如懿は大師の特製品で厄を払ってくれると話していると、ちょうど侍医・江与彬(コウヨヒン)を迎えに行った惢心(ズイシン)が戻って来た。中庭で江侍医の身なりを整える惢心、仲睦まじい2人の様子はさながら新婚夫婦のようだ。江侍医の脈診が終わると、如懿は孝賢皇后(コウケンコウゴウ)の喪が明ける9月になったら惢心との婚儀を手配すると伝えた。「惢心を大事にね」さらに2人に子供ができた時は義理の子にすると決め、家族団欒を味わってみたいと告げる。感激した惢心と江与彬は平伏して感謝し、翊坤宮は幸せに包まれた。その夜、窮余の一策に失敗した炩(レイ)貴人・衛嬿婉(エイエンエン)は作戦を変え、永寿(エイジュ)宮に捕まえた蛍を一斉に放した。風流を好む皇帝なら必ず来てくれるはず…。すると嬿婉の願いが叶い、その夜、蛍に導かれた皇帝は永寿宮に留まった。その頃、翊坤宮では如懿が沐浴を終え、寝支度をしていた。内務府が新しく仕立てた衣は弘暦が好きな薄紅色、ちょうど良い色合いで如懿も上品で見劣りしないと喜ぶ。惢心の話では嘉貴妃が侍医院に美容効果のある練り香水を作らせたとか、しかも南海の真珠を使うという。如懿は皇帝の許しがあれば何でもできると笑ったが、その時、太監・三宝(サンポウ)の叫び声が響き渡った。「誰だ?刺客だ!」三宝が湯を沸かして東暖閣(ダンカク)へ運ぼうとした時、白装束の刺客を見つけた。驚いて叫んだところ、身を翻して逃げて行ったという。すぐ近くにいた侍衛が追いかけたが、逃げ足が早く捕まるかどうかは分からなかった。如懿は皇帝の身の安全が最優先だとし、至急、後宮の捜索を命じる。それにしても翊坤宮の巡回時間ではないのに、なぜ侍衛がいたのだろうか。翌朝、弘暦は皇貴妃の寝殿に刺客が出たことに憤慨、御前侍衛・凌雲徹(リョウウンテツ)に後宮を調べるよう命じた。すると金玉妍の侍女・麗心(レイシン)が現れ、啓祥宮に食事に来て欲しいと頼む。実は金玉妍は如懿が安華殿に足しげく通っていることを利用し、安吉大師との私通をでっち上げて失脚させようと目論んでいた。弘暦は如懿を啓祥宮に呼んだ。すると金玉妍は皇貴妃だけが安吉大師から香炉や数珠をもらっていると皇帝に教える。確かに香炉はもらったが、数珠を贈られた覚えのない如懿、しかし貞淑が証拠となる七宝の数珠を持って来た。貞淑は皇帝に安華殿で皇貴妃と安吉大師を見かけた時、2人は親しそうに話し、安吉大師が青銅の香炉を贈っていたと証言、しかも安吉大師が愛の証しとしてこの数珠を渡し、皇貴妃が自らはめたと嘘をつく。寝耳に水の如懿は何を根拠に愛の証しだと言うのか、そうだとしてもなぜその数珠を貞淑が持っているのか、説明を求めた。金玉妍は皇貴妃と安吉大師の私通の証拠として文がついた同心結びを見せた。同心結びの勿忘草(ワスレナグサ)は″心は1つ″という意味がある。これを拾ったのは刺客を追った侍衛で、侍衛は文を見て怖くなり啓祥宮に届けたが、金玉妍は確認せずに皇帝に渡したという。…この想いは底に徹して紅し、あなたに会えず空を見上げる…頂いた数珠は私たちの愛の証し…惢心から数珠を受け取り、今宵、翊坤宮の東暖閣に持って来てください文頭の二句は「西洲曲(セイシュウキョク)」にある女子が想いを詠んだものだった。しかもこの紅梅の便箋は皇貴妃だけに供されている物で、同心結びはさておき、その筆跡が何よりの証拠となる。如懿は書いた覚えなどないと否定したが、確かに筆跡が自分のものと似ていた。実は如懿の字は晋(シン)の書家・衛(エイ)夫人の書法、他に学んでいる妃嬪はいない。金玉妍の筋書きは完璧だった。数珠は恐らく寝殿に入る時の証明で、安吉大師は慌てて逃げたため返し忘れたのだろう。また刺客が現れたのは如懿がちょうど湯あみを終えた後、その時間は大師も修行で2階に1人でこもっていたので目撃者がいなかった。「大師は皇貴妃に数珠を贈っている、その数日後の夜、刺客が現れ侍衛も目撃した 刺客の身なりは大師と同じ白装束で文まで発見された…全てが偶然とは信じられません」金玉妍は手紙に惢心の名前があったことから、惢心を慎刑司(シンケイシ)に送るよう進言した。驚いた如懿は反発、すると弘暦はまだ慎刑司の出番ではないと退ける。すると煮え切らない皇帝に金玉妍はさらに追い討ちをかけた。「皇上のためです、祈祷のために呼んだ大師が皇貴妃と不埒な行為に及んだのです これでは戦の勝利が危ぶまれます」「もう言うな…皇貴妃は下がれ」弘暦は聖地から来た大師を罰するわけにもいかず、皇太后を頼った。そこで皇太后は各宮殿の動きを調べ、安華殿の出入りも密かに監視させるよう命じ、まず後宮を徹底的に洗うという。「だらしない女官がおれば、この機に皇宮から追い出しなさい」命を受けた侍女・福珈(フクカ)は早速、動き出した。如懿は後宮に災いが耐えないのは后位が決まらぬせいだと分かっていた。「孝賢皇后が亡くなり、純貴妃が寵愛を失えば、嘉貴妃は心が動く…」そこで如懿は惢心に証拠の品に不審な点がないか李玉によく調べてもらうよう頼んだ。福珈は翊坤宮を調べ、次に啓祥宮へやって来た。その時、ちょうど艾児が氷を運んで来たが、福珈は目ざとくその女官の手首にある数珠に気づく。艾児から数珠を奪い取った福珈は男物だと驚き、上等な蜜蝋(ミツロウ)が使われている高価な品だと分かった。当然、太監や女官が持てるような品ではない。こうして艾児は連行され、あっさり数珠の出どころも白状した。皇太后は弘暦を呼び、艾児の数珠は安吉大師の弟子・安多からもらったものだと報告した。弘暦は安多が翊坤宮の刺客かと疑ったが、安多は当時、安華殿にいたのを目撃されている。そもそも艾児の部屋は氷室のそば、翊坤宮と間違えるはずがなかった。結局、刺客の件は女官と無関係だと判明、皇太后は弘暦に皇貴妃のことは任せるという。しかし弘暦は如懿と向き合う勇気がないのか、嘉貴妃が提出した証拠品も見るのが嫌で鍵を掛けて保管していた。その夜、貞淑は処断できない皇帝に苛立っていた。しかし金玉妍は織り込み済みだと余裕を見せる。「あれしきの証拠で皇貴妃を罰せないことは百も承知だったわ でも皇后となる者に最も大切なことは何だと思う? …不埒な噂がつきまとう者に天下の母が務まって?」金玉妍は皇帝が如懿を調べれば調べるほど2人の溝が深まり、如懿の立后が遠のくと踏んでいた。どのみちもう噂は広まっているだろう。それでも皇帝が如懿を立后すれば、朝廷や後宮から異論が噴出するのは必至だ。そこで金玉妍はさらに火に油を注ぐことにする。あの艾児を利用するのだ。一方、弘暦は眠れない夜を過ごしていた。確かにあの時、安吉大師が如懿の手に触れるのを見た。金玉妍の言う通り毎日、会っていれば情も生まれるのだろうか。いや如懿に限って自分を裏切ることなどありえない…。結局、弘暦は寝るのをあきらめ、寝台から出た。収監された艾児は涙に暮れていた。身寄りのない自分は死んでも構わないが、ただ心の拠り所だった安多にだけは迷惑をかけたくない。すると食事を運んで来た男が安多を助ける方法があると吹き込んだ。「周りの目をアムド大師からそらせるのだ…よく聞け、いいか?(ヒソヒソ」艾児は宮中の見せしめとされ、鞭打ち100回の刑に処された。すると自分は数珠をもらっただけだが、皇貴妃のほうが悪辣(アクラツ)だと訴える。艾児が公衆の面前で皇貴妃を侮辱したと聞いた弘暦は激怒したが…。つづく
2019.10.20
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第48話「戒めの耳飾り」烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は皇后冊封の儀を済ませ、その夜、改めて乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)と床入りの儀となった。2人はまず夫婦として誓いの杯を交わし、次に子孫繁栄の願いを込めて餃子を食べる。「…生的?!」すると弘暦は皇后が″生(産む)″と言ったと喜び、一同に笑いが起こった。こうして一通り婚礼の儀が終わり、如懿と弘暦はようやく2人きりになる。「…もう楽にしよう~」「皇上、今日は本当に疲れました~」弘暦は如懿の腰をあんましてやると、やっと心が休まると告げる。「そなたを皇后にできた、ついに真の夫婦になれたな ここに至るまでそなたを苦しませたが、これで朕の正妻だ 共に生き、死んでも同じ墓に…永遠に一緒だ」「皇上、臣妾(チェンチィェ)の望みは皇上といつまでも互いに信頼し合うこと」「はお、いつまでも信頼し合い生きていこう ″君に二言なし″…この″君″は君王の意の他に夫の意もある」すると如懿はもう目を開けていられないと訴え、弘暦は笑って着替えを持って来てくれと叫んだ。紫禁城の夜は更けていった。皇后の盛大な冊封式を目の当たりにした炩嬪(レイヒン)・衛嬿婉(エイエンエン)は興奮冷めやらず、回廊に出て高位への長い道のりを思う。最高位になれる望みはないが、皇貴妃になれれば満足だ。そうなれば母に見下されずに済むだろうか…。一方、御前自衛として間近で如懿の晴れ舞台を見守っていた凌雲徹(リョウウンテツ)は、旧友・趙九宵(チョウキュウショウ)と酒を飲んでいた。趙九宵は実は瀾翠(ランスイ)が好きだと告白したが、酔いが回った凌雲徹は炩嬪の侍女などやめておけと冷たい。「俺はいつから想い続けているんだろう?手を伸ばしても届かないのに… 遠くから見つめるだけ、だが喜びや悲しみは俺にも伝わってくる でも今は幸せだ~当然、俺も嬉しい~とても嬉しいよ~ だがその反面やはり心配だ、いつの日か辛い目に遭い、苦しむのではないかと…」趙九宵は凌雲徹の憂う相手が皇后だと知る由もなく、未だ炩嬪に未練があるのだと同情した。深夜になると雷鳴がとどろき、紫禁城に雨が降った。…青桜(セイオウ)、青桜?…ついに皇后になったのね?さすがはウラナラ氏の女子だわ如懿は叔母の姿に驚き、突然、目を覚ました。しかし隣にはぐっすり眠っている弘暦の姿がある。如懿は安堵したが、ふと皇后という位の恐ろしさを思い出して弘暦にしがみついた。翌朝、如懿の皇后冊封を祝うため、翊坤(ヨクコン)宮に妃嬪たちが集まった。中でも嘉(カ)嬪・金玉妍(キンギョクケン)は花嫁のような艶やかな赤い衣をまとい、悪目立ちしている。純貴妃(ジュンキヒ)・蘇緑筠(ソリョクイン)や衛嬿婉から皇后の祝いの日だと苦言を呈されてもお構い無し、その上、如懿のことを所詮は後妻の皇后だと揶揄した。しかし如懿はとがめるどころか、皇后の権限で嘉嬪を貴妃に復位させてしまう。再び2人の貴妃が揃うと、如懿は純貴妃と嘉貴妃に耳飾りを贈ることにした。そこで容珮(ヨウハイ)が贈り物を取りに向かったが、奥の間から惢心(ズイシン)が化粧箱を持って現れる。「左の箱は純貴妃、右の箱は金玉妍へ…」「はお、あなたのためよ、よく見ていてね」惢心は妃嬪たちの席の後ろに立ち、黙って成り行きを見守った。如懿は純貴妃に瑪瑙(メノウ)と真珠の美しい耳飾りを、嘉貴妃には曰くのある紅玉髄(コウギョクズイ)の耳飾りを贈った。蘇緑筠は早速、耳につけて皇后への敬意を表したが、金玉妍は表向き感謝したものの耳につけることは拒否する。「亡き孝賢(コウケン)皇后は贅沢を嫌った、こんな高価な品は恐れ多くて…(フン」「紅玉髄は瑪瑙より安い、純貴妃は皇上に仕え皇子も公主も産んだ、嘉貴妃より地位は上よ」愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)は金玉妍の身の丈に合った贈り物だと嫌味を言う。すると如懿が金玉妍を牽制した。「私が悪かったわ、瑪瑙と紅玉髄の違いを嘉貴妃も知っていると思い説明しなかった 紅玉髄を高価だと思うなんて…野心を刺激したかしら?」「…皇后娘娘の意図はよく分かりました」金玉妍はふて腐れながらそう言った。「分かったの?己がわきまえるべき身分とは何かを? あえて紅玉髄を贈ったのは本宮からの忠告よ、二度と妙な気を起こさぬように…」追い詰められた金玉妍は耳飾りを手に取ったが、耳穴に通す針が太過ぎるので通せないと断った。しかし容珮が針を耳穴に通すのも侍女の仕事だと言って自分が付けると申し出る。金玉妍はその手で傷などつけるなと憤慨したが、容珮は辛抱するよう諌めた。「教訓とは痛みを伴うものです」容珮は嘉貴妃の耳飾りを外すと、小さな耳穴に無理やり太い針を差し込んだ。金玉妍は耐えきれず、思わず容珮の手を払いのける。「痛いじゃないの!その手は何よ!」「手が何か?嘉貴妃の進言で惢心は慎刑司(シンケイシ)に送られ、慎刑司の奴婢が嘉貴妃の″手″となった あなた様の手が惢心を拷問したように、私の手が針を通しているだけです」金玉妍はこれが惢心のための復讐だと気づき、皇后の侍女が自分を侮辱すると訴えた。しかし容珮は皇后の務めは妃嬪を教育して導くことだと説き、侮辱ではないと反論する。「皇后、惢心の脚は慎刑司の責任よ 私も罰を受け、今や皇上からも相手にされないのに…」「本宮と皇上は一心同体、これは罰ではなく褒美です」「褒美という名の仕返しだわ」「嘉貴妃、勘違いしないで」「許せないわ!」「本宮はあなたが目指した皇后の座にいる、だから褒美も罰も与えられる 皇上が妻を自害させた玉(ギョク)氏の王を罰したように…」「王が過ちを犯せば罰するのは皇上よ!女が口を出さないで!」王の話を持ち出された金玉妍は感情的になり、うっかり暴言を吐いてしまう。するとさすがに慎ましい陳婉茵(チンエンイン)も苦言を呈した。「嘉貴妃がどんなに高貴な出身でも、今は私たちと同じ妾なのよ?」「玉氏は儒教を重んじると聞いているわ 妾は正室の奴婢であり、妾の子は正室の子の僕よ、母国の教えを忘れたの?」葉赫那拉(エホナラ)意歓(イカン)の批判を聞いた如懿は最後に金玉妍に忠告した。「あなたの過ちは2人の息子にも影響するのよ?よく考えて行動することね」息子を盾にされた金玉妍はもはや反抗できなくなった。無理やり太い針を通された耳穴は血だらけになり、その頰を涙が伝う。しかし如懿は痛みこそ教訓だと戒めた。すると意歓は思わず侍女・麗心(レイシン)に声をかける。「嘉貴妃によくお仕えなさいね、貞淑(テイシュク)のように追い出されないように あなたは玉氏には帰れないのよ?」「…はい」最後に容珮は耳飾りを付けたのは自分で皇后は無関係だと念を押し、妃嬪たちに耳の傷に関する抗議は自分が引き受けると言った。「嘉貴妃が自ら望んで受けた教訓です、ご自分でなさった恥ずべき罪の当然の報いです」「私どもが証人です、皇后娘娘の責任ではありません」妃嬪たちは声を揃えて宣言すると、如懿は改めて妃嬪たち全員に贈り物を配った。妃嬪たちが散会すると、惢心は自分のために嘉貴妃を罰した皇后を心配した。自分が原因で何か事があってはならない。しかし海蘭はこれからは如懿が妃嬪たちを上手く制する必要があると教えた。「今日、純貴妃を慰労して嘉貴妃を処罰した、皆にとっても戒めになったはず 如懿姐姐は今や後宮を取り仕切る身、妃嬪に対するしつけにやり過ぎはない 嘉貴妃が何を言おうが皇上は相手にしないわ、だから心配は無用よ」その夜、如懿は差し入れを持って養心殿を訪ねた。すると案の定、金玉妍が如懿に耳を傷つけられたと訴えて来たという。しかし海蘭の言った通り、弘暦は如懿を目の敵にしている金玉妍を今のうち厳しく罰しておくべきだと理解を示した。何より弘暦の不興を買ったのは、金玉妍が皇帝より玉氏の王を大切にしていることだろう。弘暦はこれまでの埋め合わせをするように如懿を寵愛した。まず宮中の夫婦は伴侶を捨ててはならないとし、如懿が辛い3年を過ごした冷宮の廃止を決める。冷宮に送られた先帝の妃嬪たちは熱河行宮(ネッカアングウ)に移し、平穏な余生を送らせることにした。また亡き那爾布(ナルプ)は皇后の父として一等承恩(ショウオン)公に追贈、母は承恩公夫人となる。こうして如懿は弘暦の愛情に包まれ、皇后としての幸せな日々が始まった。弘暦は如懿を連れて陵墓への巡幸に出かけた。「皇上、臣妾だけ連れ出すのはしきたりに反します」「朕は皇帝でそなたは正統な皇后だ、皇后とこの景色を楽しんで何が悪い?」「ふふふ」「約束してくれ、一生を共に歩むと…」「ぅん」金玉妍は皇后に虐げられた上、皇帝からは罰として毎日、奉先(ホウセン)殿でひざまずき第9皇子を供養せよと命じられていた。新婚気分の皇帝にとって周囲の者は添え物、自分のことなど眼中にないのだろう。しかし金玉妍は歴代の皇帝の肖像画を見ながら、いつか自分の息子を同じように皇帝にしたいと夢をふくらませた。弘暦の計らいで承恩公夫人が皇宮に招かれた。如懿は翊坤宮でついに母と再会を果たし、娘として母への挨拶を済ませる。そして夫人が改めて皇后となった娘に拝礼し、2人は手を取り合って互いの無事を喜んだ。夫人は如懿の元気な顔を見て安堵し、皇后のおかげで烏拉那拉家に昔の栄華が戻ったようだと言った。「父上も叔母上もきっと黄泉の国でお喜びね…」しかし夫人は廃皇后のことを思うと手放しで喜べないという。如懿は用心していると話し、皇帝も大事にしてくれると安心させた。すると夫人は皇帝に愛されることが一番だと笑顔を見せ、実は妹が朝廷の重臣たちから求婚されていると教える。困惑した如懿は家柄ではなく、大事にしてくれる相手に嫁ぐのが一番だと言った。夫人も権力を意識すれば分不相応だと思われるとわきまえている。冷静な母の対応に安心した如懿は、爵位を継ぐ弟にも権勢に欲を出さぬようにと忠告した。雪の季節となった。弘暦は絵の中で末長く連れ添えるよう、宮廷画家・郎世寧(ロウセイネイ)に夫婦の肖像画を頼む。郎世寧が筆を走らせる間、椅子に座ってじっとしている弘暦と如懿…。すると弘暦がふと如懿の手を握りしめた。手が冷たいな>(=゚ω゚)人(゚ω゚=)<大丈夫ですそこで郎世寧は皇帝が皇后の手を握った姿を描いてもいいかと尋ねた。「描くがよい、互いに手を取りむつまじい姿を」「はい」「皇上?しきたりに反します(コソ」「だが朕の気持ちには沿っている(ヒソ」つづく(´⊙ω⊙`)色々な挨拶あれど、あの母と子の挨拶は…何?!
2019.11.04
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三生三世十里桃花 Eternal Love第26話「墜ちていった愛」夜華(ヤカ)と素素(ソソ)の婚儀が近づいていた。素錦(ソキン)は居ても立ってもいられず、侍女・辛奴(シンド)を伴い洗梧(センゴ)宮を訪ねる。しかし夜華の私兵である門衛は数日で慶事のため、皇太子の命により寝宮の者以外は何人たりとも出入りできないと門前払いした。怒り心頭の素錦だったが相手は面識のない皇太子の親衛、面目を保つためにはおとなしく引き下がるしかなかった。「いいのよ、いずれ私が洗梧宮に入れば顔も覚えられるわ…」一方、九重天をあとにした折顔(セツガン)は若水河畔に立ち寄り、東皇鐘(トウオウショウ)の様子を見ていた。しかし天宮で出会った皇太子の人間のことが頭から離れず、あの桃の花の香りは自分の桃林のものだと確信する。…あの娘はきっと小五と何か関係があるそこで折顔は天宮に引き返すことにした。祝賀のため絢爛豪華に飾り付けられた一鸞芳華(イチランホウカ)、しかし素素にとってはいつもと何ら変わりない寝殿だった。…阿離(アリ)、母は行くわね素素は慣れた足取りで衝立まで歩いていくと、控えていた仙娥が入って来た。「娘娘?奈奈(ダイダイ)は小殿下を連れて楽胥(ラクショ)娘娘に会いに行きました」「分かったわ」「娘娘、どちらへ?」「部屋で待つのは退屈なの、すこし歩いて来る…」仙娥たちは自分たちがお供すると申し出たが、素素は必要ないと断った。素素は寝殿を出ると、やがて洗梧宮の門の敷居につまずいた。すると門衛が声をかけてくる。「娘娘?(ペコリ)娘娘、また蓮の池にお出掛けですか?」「(うんうん)」素素はいつもの通り左へ曲がり、ゆっくりと宮道を歩いて行った。そしてしばらくすると蓮の池に到着する。欄干を頼りに水廊を渡って向こう側へ抜ければ、その先が誅仙台(チュウセンダイ)だ。今も思い出されるのは夜華との幸せな記憶…。しかしもはや絶望した素素を天宮に引き止めておく理由は何もなかった。その頃、夜華は母を訪ねていた。楽胥はどうしてもあの人間を娶ると言い張る息子に頭を抱えている。すると奈奈がぐずり出した阿離を連れてやって来た。「娘娘!娘娘!小殿下がずっと泣き止みません!どんなに機嫌を取ってもダメで…」「どうしたの?今までご機嫌だったのに…お腹が空いたのかしら?」「ここに来る前に飲ませて来たばかりです 小殿下は普段、とても聞き分けがいいのに、今日はどうしたんでしょうか?」奈奈の言葉を聞いた夜華はふと胸騒ぎを覚え、急に顔色を変えて出て行った。一方、素素は長い階段を上り、ついに誅仙台の頂上へ到着していた。そうとは知らない夜華は一鸞芳華に駆けつけ、素素の姿を探す。「素素!素素!…素素、どこだ?!」素素がいないと知った夜華はすぐ寝殿を出たが、そこで銅鏡から素素の声が聞こえて来た。「イェファ?」驚いた夜華は袂から銅鏡を取り出し、慌てて話しかける。「素素っ!」「私、行くわね…探さないで、私は1人でも大丈夫、阿離の面倒をよろしくね ずっと夢みてたわ…あの子と手をつないでお月様やお星様、雲海を見ることをね でも、今となっては全て無理なのね…」「!!!?」「あの子には言わないで、母親がただの人間で、天上の神仙たちに好かれていなかったこと…」「素素…教えてくれ、君はどこにいるんだ?探しに行くよ」「…誅仙台よ」夜華の顔から血の気が引いた。「素錦が教えてくれたの、ここから飛び降りれば自分の帰りたい場所に戻れるって…」夜華は驚愕し、一目散に飛び出した。「夜華…私を自由にして、私もあなたを手放すわ…私たち、これでもう貸し借りなしね…」素素はそう言うと銅鏡を捨て、誅仙台から飛び降りた。その時、ちょうど夜華が到着する。飛び出した夜華は力の限り腕を伸ばして素素を引き止めようとしたが、虚しくも素素の薄衣の袖は夜華の手をスルリと抜けて行った。しかし夜華は無我夢中で素素の後を追い、一緒に飛び降りてしまう。その様子を後を追ってきた央錯(ヨウサク)や楽胥たちが目撃していた。「イェーファーーーッッ!」…生まれ変わっても私を裏切らないでね…もし裏切ったら、今日の誓いは全部、反故にしてあなたを捨てる(第14話より)身投げした素素は人間としての生を終え、擎蒼の封印が解けた。すると額に出来た赤い印が消滅し、記憶が戻った白浅(ハクセン)は十里桃林に落下する…。|ω・`)アーリー…にゃんぞうら…で、すでに号泣w擎蒼(ケイソウ)は司音(シイン)の封印が解けたと気づき激高、その邪気のせいで若水河は激しくうねった。東華帝君(トウカテイクン)は司命(シメイ)星君と一緒に若水河畔に駆けつけ、法術で擎蒼を何とか鎮める。この異変は恐らく擎蒼を封じた者と関わりがあるはずだ。司命星君はそれより白鳳九(ハクホウキュウ)を救うため仙力の半分を失ったばかりの帝君が心配で仕方ない。すると帝君は確かに閉関して休養したいと話し、人間界に行くつもりだと言った。「私の運命で紅鸞星(コウランセイ)が動くことはない、ゆえに運命簿に姻縁を作って欲しいのだ 天宮でずっと私のそばにいたあの娘の願いを叶えてやりたいと思う 天君にはこう言えばよい、本帝君は人生の六苦を味わいたいのだと…」夜華は誅仙台から引き上げられたものの、重傷を負って生死をさまよっていた。天君は溺愛する孫を救うため、掟を無視して自分の仙力を分け与えてしまう。央錯は神芝草(シンシバソウ)で仙気を清めなければ2人とも魔道に落ちると警告したが、天君は頑に治療を続けた。そこで連宗(レンソウ)はやむなく天君を点穴し、眠らせてしまう。央錯と楽胥は連宗の無謀な行動に唖然となったが、連宗は早く神芝草を採りに行こうと兄を急かした。天宮に戻った折顔は素素に会うため洗梧宮へ向った。しかし紫宸殿から慌ただしく仙娥たちが出て来る。折顔は何事かと驚いていると、天枢(テンスウ)と伽昀(カイン)が出迎えた。実は夜華が重傷を負い、天君が中で神芝草の到着を待っているという。すると知らせを受けた薬王と素錦がちょうど同時に駆けつけた。薬王は四海八荒で最も優れた医術を持つ折顔がいたことから、一緒に皇太子を診てもらうことにする。伽昀は了承して薬王と折顔を殿内に案内したが、素錦だけは天枢に止められた。央錯と連宗から自分たちが戻るまで薬王以外は何人たりとも入れてはならないと命令されたという。「ならせめて教えて…夜華は…?」「ご存命です」楽胥は薬王の勧めで折顔に夜華の治療を託した。世俗を離れる際、折顔は神器を封印してしまったが、優れた医術は衰えていないという。折顔は楽胥たちが外へ出ると、見事な医術で夜華の傷を修復した。「そなたと墨淵(ボクエン)にどんな関係があるのか知らないが、元神までそっくりだ もしそなたが墨淵なら生き続けよ、崑崙虚(コンロンキョ)が7万年もお前を待っている そなたが墨淵でないとしても必ず生き抜きなさい 墨淵のようにそなたが天下の蒼生(ソウセイ)と四海の精霊を守るのだ」すると折顔は天君の点穴を解いて目覚めさせた。楽胥たちが殿前で気を揉んで待っていると、央錯と連宗が傷だらけで戻って来た。しかし父神が残した4頭の獣に阻まれ、結局、神芝草は手に入らなかったという。(←ちょwww楽胥は巡り合わせに感謝し、実は折顔が来たので必ず夜華は助かると教えた。するとようやく扉が開き、折顔と天君が現れる。折顔は夜華の命は無事だと報告したが、ただ目を覚ますかどうかは夜華本人の運次第だと言った。「問題は生きる意欲です、殿下が大事にしている者に世話をさせれば目覚めるきっかけになるやも」「…夜華が心を寄せるのはあの人間だけ(うっ) でもあの人間は誅仙台から飛び降りて消散してしまったわ…」「人間?あの目が見えないお嬢さんですか?」「(ウンウン)」驚いた折顔はすぐ帰ることにした。天君は改めて心から感謝し、いつか必ず折顔の恩に報いると誓う。しかし折顔はすでに俗事に興味はなく、何の欲もないと断った。「どんな報いも必要ありません、恐らく太子殿下とご縁があったのでしょう…ではこれで」十里桃林に戻った折顔はふと白浅の仙気を感じた。そこで林の中を探してみると、やがて傷だらけで気を失っている白浅を見つける。折顔はすぐ白浅を治療して目を治し、白浅の身体を起こしてやった。すると白浅は眩しそうに辺りを見回し、ようやく自分の情況に気づく。「お酒はある?」「あ?はっ!酒だったらあるが、まずは何があったか先に教えてくれないか 擎蒼を封印した後、お前の父と母、兄さんたちが血眼になって探したんだぞ? 私さえ何日も良く眠れなかった その両目、身体の傷、一体どうしたんだ?」白浅はまるで長い眠りから覚めたようにぼんやりしていたが、やがて重い口を開いた。「擎蒼は封印できたけど、私もひどい目に遭ったわ 私は擎蒼に記憶と仙力を封印され、俊疾(シュンシツ)山に落とされたの…そこで劫(ゴウ)を経験したわ 折顔?あなた、あの薬を持っていたわよね?忘れたい記憶を消す薬…そうよね?」「…つらかったんだな、忘れようと忘れまいと全てお前の問題だ だが警告しておく、この薬は何の解決法にもならないぞ? いったん飲んだら悩み事だけじゃなく過去にあった何もかも記憶から消えてしまう」すると白浅は立ち上がり、ゆっくり歩き始めた。「よく母上が言うの、お前は幸運だって 神仙の子として生まれたから神女になる修行も必要ないのよって でも四海八荒ではそんなの便利なおまけってだけ 天からの試練を経験せずに上神に飛昇できるわけがないわ ふっ…この数年の試練は私が天から受けた劫だったのよ すでに劫が過ぎたなら、もう覚えている必要などないでしょう?」夜華の意識は戻らなかった。楽胥は折顔の助言に従い、素素の忘れ形見である阿離を抱いている。「夜華、目を開けて見てご覧なさい、あなたの息子よ? 母を失ったばかりなのに父まで亡くしたら、あまりに可哀相でしょう? 目を覚まして、ねえ?」すると若水河畔から戻った東華帝君が騒ぎを聞いて駆けつけた。昏睡する夜華の姿を前に愕然となる帝君、しかし天君は合わせる顔がなく、黙ってうつむいてしまう。楽胥は仕方なく夜華が自害を図ったと伝えた。毎日、雷霆(ライテイ)を受け、太子授印のため36道の荒火と9道の天雷にも耐えたというのに…。「初めからあの人間を娶らせていれば… せいぜい洗梧宮に一人側妃が増えただけのこと、命を捨てるまでにならなかったでしょうに…」夜華はこのまま二度と目覚めないのだろうか。誰もが落胆していたその時、帝君がまだ手立てがあると気づいた。「天族の聖物、結魄灯(ケッパクトウ)です」これは上古に父神が所造したもので、仙者の離散した元神を灯火に集めることができるという。天君は初耳だと驚いたが、それもそのはず、この聖物を持っているのは素錦族だった。素錦は確かに母が守っていた結魄灯のことを覚えていた。しかし一族が滅亡した時、無妄海(ブボウカイ)へ埋葬される母の副葬品にしてしまったという。天君はさすがに7万年も経った素錦の母の水晶棺を開ける勇気はなかった。そこで他人より娘である素錦が棺を開ければ母も許すはずと考え、天枢を連れて結魄灯を取りに行くよう命じる。こうして素錦は無事に母の棺から結魄灯を取り出した。…母上、感謝します、私にもう一度、機会をくれて…この機会を絶対に無駄にはしないわ、絶対に思いがけず再び好機が巡って来た。素錦は結魄灯を献上する代わりに自分の願いを叶えて欲しいと嘆願する。しかし天君は夜華に執着せず、嫁ぎたいなら良い縁談を与えてやると言った。それでも素錦は譲らず、平伏して懇願する。「いいだろう、もし夜華を本当に救えたら、本君が必ずそなたを洗梧宮へ輿入れさせる」「感謝します、天君」連宗は天君の指示で結魄灯を受け取ったが、素錦を見る目は冷ややかだった。つづくここでseason2の復習です
2019.12.25
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第52話「上海での一夜」上海で成功した沈星移(シンセイイ)の星月(セイゲツ)貿易会社に突然、杜明礼(トメイレイ)が訪ねて来た。杜明礼はどんな商売をしているのか探りを入れたが、星移は杜明礼の狙いに気づき、商売と呼べるほどではなく、倒産寸前だとあしらう。杜明礼はひとまず引き下がって帰ったが、査坤(サコン)に貿易会社を調査させることにした。査坤は沈星移が西洋人と取引していることを突き止め、輸送業者から情報を得た。すると今年の上半期、湖北(コホク)から上海に生糸を5千袋、輸送したと分かる。仮に1袋320両とすると全部で160万両、西洋人に売って2割の収入なら32万両が懐に入る計算だ。どうやら陶(トウ)番頭の情報は正しかったらしい。実は沈星移は来月も輸送業者を手配、やはり湖北から生糸2千袋を輸送する予定だと分かった。沈星移が出勤すると、杜明礼が自分の椅子にふんぞり返って座っていた。杜明礼はすぐ席を立ったが、早速、貝勒(ベイレ)との提携を持ちかける。「二少爺はよく分かっているはずだ 契約で隆昇和(リュウショウワ)は沈家全株の3割を保有するとなっていると」「私は沈姓ですが、追い出された不肖の息子だ 星月貿易会社は関係ありません、隆昇和とも…」沈星移は簡単に首を縦には振らず、杜明礼は仕方なく隆昇和と提携すれば徳をすると説得した。それでも沈星移は一筋縄ではいかない。「ここは租界(ソカイ)という場所で私は西洋人との交流がある さすがの貝勒爺でもここでは通用しないかと…」すると杜明礼は説得をあきらめ、次の手段を講じるべく帰って行った。苛立った沈星移は思わず壁を叩きつけ、右手を負傷してしまう。その頃、巡撫(ジュンブ)の趙白石(チョウハクセキ)のもとに都から密書が届いた。すると目を通した趙白石は周瑩の上海の宿を調べるよう頼む。そこで早速、周瑩に知らせを出すことにしたが…。一方、上海に到着した周瑩たちは見るもの全てが珍しかった。街を散策していた周瑩はどの店も参考にできると喜んでいると、やがて上海電報局の前を通りかかる。周瑩はふと沈星移から届いた電報を思い出し、自然と足が向いていた。すると驚いたことに、ちょうど周瑩に電報を打っている沈星移を見つける。星移は手を怪我していたため、代筆する局員に口頭で伝えていた。「…君を想うと眠れず、胸が締め付けられる…君と出会ってこの上なく幸せだ でも今は遠く離れている…この胸の内を君に伝えたい…再び巡り会い、春を迎えよう」周瑩に会えない寂しさにうつむき加減の星移、しかしふと振り返ると笑顔の周瑩が立っていた。( *´꒳`* )なんて素敵な再会な…って辮髪とスーツ!(;꒪ꈊ꒪;)感動の再会を果たした周瑩と沈星移、そこで星移は周瑩たちに上海を案内した。西洋の銀行では株を担保に入れて銀子を借りることができると知ったり、初めて見る海に驚き、この先に世界地図で見た国があると実感する。すると星移は周瑩たちを洋食の店に連れて行くことにした。沈星移は洋食店で周老四(シュウロウシ)が亡くなったと知り、衝撃を受けた。しかし四叔が死んでも自分がいると周瑩を励ます。実は星移が上海に来たのは隆昇和と無関係の新しい販路を求めたからだった。「自分の会社も大きくして多くの銀子を稼ぎたかった そうすれば何事でも父上と交渉できる、愛する人との結婚も…」その時、星移の取引相手・クラウディがテーブルにやって来た。星移は周瑩が凄腕の商売人だと紹介し、新しい取引先の開拓に来たと説明する。そこでクラウディは名刺を渡し、訪ねて来るよう告げた。すると星移とクラウディが仕事の話を始め、周瑩は興味津々、何でも15日に出航する船に乗せる生糸は江西(コウセイ)に到着し、必ず期限までに間に合うという。沈星移が西洋人と取引していると知った周瑩は驚いた。しかし星移は西洋人が合理的で誠実だと話し、契約で署名さえすれば最後まで守ってくれるという。すると急に生演奏が始まり、今度は見知らぬ西洋人の娘が現れ、星移にダンスを申し込んだ。周瑩は2人が踊る姿を見て傷ついていたが、やがて星移が戻ってくると、周瑩をダンスに誘う。「これはワルツと言って、西洋では交流方法でもあるんだ」「無理よ!人が多いし…」「怖いのか?」負けず嫌いの周瑩は悔しくて思わず星移の手を取った。こうして周瑩は星移の先導で初めてワルツを体験する。初めて甘い時間を過ごす周瑩と星移、そんな2人の姿を王世均(オウセイキン)だけは複雑な思いで見つめていた。沈星移は周瑩たちをホテルまで見送ると、また明日と言った。「面白いところへ行こう、西洋人の仲間を紹介する」そして赤いバラを一輪、贈る。「この花を西洋では愛する女性に贈るそうだ」周瑩は忘れていた心のときめきを取り戻したかのように思えた。しかしホテルに届いた趙白石からの文を読んだ周瑩は一転、沈星移から受け取ったバラの花を捨ててしまう。翌朝、沈星移がホテルまで迎えに行くと、すでに周瑩たちは発ったあとだった。星移はわけが分からなかったが、仕方なく会社へ戻る。すると老張(チョウ)が江西の役所に生糸を差し止められたと報告した。星移はとにかく手を尽くして役所に許可させろと命じたが、嫌な予感が的中する。「生糸を差し止めさせたのは、この私です」やはり邪魔したのは杜明礼だった。「上海では貝勒爺の助けは必要ないと言いましたね?だが租界の外では? いったん租界を出てしまえば清の地です」杜明礼は星月貿易会社の株を3割で手を打つと言ったが、それでも星移は同意しなかった。杜明礼を追い返した沈星移は取引先のクラウディを訪ね、生糸が到着しないと説明した。複雑な事情で罠にはめられ、銀子でも解決できない。そこで賠償金を支払うと提案したが、クラウディは生糸がどうしても必要だと訴えた。調達できなければ競争相手に付け込まれ、欧州での信用を失ってしまうという。「君だけは違うと思っていたのに、まさか信用できない人間だったとは…」激怒したクラウディは契約書を破り捨て、出て行けとどなった。沈星移は会社に戻ると、割高でも湖州(コシュウ)から生糸を調達することにした。すると老張は損失が差し押さえを除いても最低7〜8万両になると警告し、賠償金を払った方がいいと勧める。しかし星移は信用を失いたくないと言った。沈星移は再びクラウディを訪ね、湖州で仕入れてくるので期限までに間に合わせると約束した。確かに損はするが、約束を守らないペテン師と思われたくないという。「私たちの民族も誠実だと証明するために、必ずや2千袋の生糸を届けてみせる」「…沈、君は本当にいい人だ、さっき言ったことは取り消すよ しかしあの後、ある人が生糸を提供してくれた、だからもう必要ないいんだ」「そんなに早く?」「私も驚いたよ、もともと生糸を主に扱っている商人だからツテがあるとか…」「誰だ?!」「ほら、君が紹介してくれた友だち…呉家の夫人だよ」つづく
2020.03.20
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第84話「残された時間」如懿(ニョイ)が実子のように目をかけてきた第5皇子・永琪(エイキ)が亡くなった。宮中が悲しみに包まれる中、今度は烏拉那拉(ウラナラ)氏の生母・承恩(ショウオン)公夫人の訃報が届く。如懿は涙ひとつこぼさなかったが、寝宮の祭壇で一晩中、ひざまずいていた。朝方、このままでは体が持たないと侍女・容珮(ヨウハイ)は水を勧めたが、如懿は全く反応しない。仕方なく容珮は粥を作ることにして下がると、如懿はこらえ切れず咳き込んだ。同じ頃、養心殿でも愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が嘆願を続けていた。すると進保(シンホウ)が現れ、皇帝の伝言を伝える。「翊坤宮の娘娘のためなら帰るようにと…」しかし海蘭は決して諦めなかった。容珮が粥を作って戻ってみると、激しく咳き込んでいた如懿がようやく立ち上がると言った。すると箪笥から生地を取り出し、何やら作り始める。一方、養心殿では朝議のため寝殿を出た乾隆帝(ケンリュウテイ)弘暦(コウレキ)がまだひざまずいている海蘭に呆れていた。「皇上、亡くなった承恩公夫人が後事(コウジ)を託せるのは姐姐のみです 翊坤宮に立ち入ることをどうかお許しください…」海蘭は平伏して懇願したが、弘暦は黙ってその横を通り過ぎようとする。しかし弘暦は急に立ち止まった。「会ったら、すぐ円明園へ…」「臣妾(チェンチィェ)、感謝、申し上げます」海蘭はようやく如懿と面会が叶い、永琪の葬儀の準備でこの後すぐ円明園へ発つと報告した。第12皇子・永璂(エイキ)なら擷芳殿(ケツホウデン)に移り、容(ヨウ)妃・寒香見(カンコウケン)も世話してくれているという。例の胡蕓角(コウンカク)だが、王府にいる全ての人間に尋ねてみたところ、どこか妙だと言った。胡蕓角は王府に来てから一度も帰省するどころか、外部の誰とも親交がなかったという。たまに後宮の自分を訪ねる以外、ずっと屋敷にいたようで、黒幕の影すらなかった。ただ延禧(エンキ)宮へ来ても挨拶程度ですぐ帰ってしまうのに、なぜか王府へ戻るのはいつも遅かったという。御花園でも散策していたのか、それとも他に用があったのか…。その時、如懿が急にひどく咳き込んだ。海蘭は驚いたが、如懿は心配させまいと大きく深呼吸して息を整える。「大丈夫よ、で胡蕓角と永琪の仲は?」「とても良かったわ、でも1つだけ腹の立つことが…永琪は福晋といる時はお湯で沐浴していた でも胡蕓角と一緒の時はわがままを言って水で沐浴していたの いつも薄着して、時には冷たい物を食べていたとか… 永琪の持病は冷えがたたり悪化したのよ、胡蕓角が死なせたも同然だわっ!」すると海蘭が胡蕓角の遺品の中から見つけた処方箋を渡した。数年前に書かれたようで、署名もなく、不可解に思って持って来たという。如懿も確かに妙だと怪しみ、円明園へ発つ前に侍医・江与彬(コウヨヒン)に調べてもらうよう指示した。また胡蕓角の遺品は捨てず、他に手がかりがないか改めて調べるよう助言する。「それから胡蕓角の件とは別に頼みたいことがあるの…ゥッ…ゴホゴホ!」「姐姐の頼みなら何でも聞くわ…ずっとこんな咳を?」しかし主人の手前、容珮は何とも答えられず、ただ目で訴えるしかなかった。翊坤宮を後にした海蘭は密かに江侍医に接触、処方箋を渡した。また如懿の頼みは寒香見に任せることにする。そこで寒香見は礼拝堂にいる寒(カン)部の者に父への伝言を託し、使いに出すことにした。「辺地にいるこの人物を探し出したいの…」海蘭は永琪の嫡福晋・西林覚羅(シリンギョロ)氏から胡氏の遺品を全て受け取った。そこで円明園に異動になった太監・李玉(リギョク)に遺品の調査を頼み、紫禁城との連絡係を任せる。その頃、弘暦は寒香見と一緒にいた。すると皇帝付き侍女・毓瑚(イクコ)が円明園に発った愉妃からの伝言を伝える。「翊坤宮の娘娘は傷心から病を患っているため、侍医を遣わして欲しいと…」弘暦は思わず何の病だと確認したが、寒香見が診断を下すのは侍医だと釘を刺した。「皇上、まさか診察も許さないのですか?」「…診察くらい構わぬ」「では万全を期して信頼できる侍医を遣わしてくださいませ」そこですかさず毓瑚が江侍医に頼もうと提案し、弘暦は仕方なく認めた。寒香見の機転で江与彬が翊坤宮にやって来た。そこで胡蕓角の遺品の調査について報告する。処方箋は筆跡を調べたところ包(ホウ)侍医だと分かった。しかし本人に探りを入れても、身に覚えがないとしらばくれているという。包侍医と言えば炩皇貴妃(レイコウキヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)の主治医、如懿は胡蕓角が衛嬿婉とつながっていたと知った。またこの処方を見る限り珍しい血液の病で、発症すれば根治は難しく、若くして亡くなるという。処方薬はかなり高額になるが、あくまで延命治療に過ぎなかった。「衛嬿婉は処方を与えることで胡蕓角を利用したのね…」さらに江与彬は遺品の中にもうひとつ妙な物があったと伝えた。それは空になった入れ物で、一見すると使い終わった白粉のようだったが、調べてみると無味無臭の毒物だったという。確かにこの毒を傷口につけると少量でも死に至るが、栄親王の臨終の時に中毒反応は出ていなかった。しかし如懿は胡蕓角が何の理由もなく永琪のそばに毒物を置くとは思えない。「つぶさに思い出してみると、胡蕓角は永琪の病が悪化するようなことばかりさせていた…」「この毒は宮中でしか入手できません」「宮中?」如懿は江与彬の言葉でようやく合点がいった。胡蕓角が延禧宮に長居していないにも関わらず王府に戻るのが遅かったのは、衛嬿婉と会っていたからだろう。「敵は私だけじゃなく永琪も狙っていた…次の標的は永琪やも…ゥッ!」如懿は動揺したせいか激しく咳き込んだ。驚いた江与彬は慌てて脈診したが、もはや手遅れだと分かる。如懿はあの冷静な江与彬が珍しく動揺している姿で全てを察し、余命を教えて欲しいと頼んだ。「労咳(結核)を発症しています…恐らく3ヶ月か4ヶ月かと…」あまりの衝撃に容珮は力が抜け、その場にへたり込んだ。「十分よ…江与彬、私にはやるべきことがある、力になってくれるなら言うことを聞いて」「もちろん…ウッ…お支えいたします、薬を飲めば活力は保てるでしょう」「はお、私の症状は誰にも明かさないでね…悲しみが高じて具合が悪いとだけ」「…はい」すると江与彬と容珮はこらえきれず、しばし涙に暮れた。衛嬿婉は第17皇子・永璘(エイリン)を産んだ。弘暦は永寿(エイジュ)宮での養育を認め、毎日のように顔を見に来てくれる。何とか我が子を皇太子にしたい嬿婉は、折を見て第15皇子・永琰(エイエン)を連れて養心殿を訪ねていたが、皇帝のそばには永璂がいた。そこで嬿婉は皇帝や乳母がどれだけ手をかけても子供は母親の元へ戻るものだと揺さぶりをかける。しかし弘暦は目を細め、永璂を自分のそばで育てると教えた。面白くない嬿婉は標的を永璂に変え、聞こえよがしに如懿の話をしてみる。「皇上、もうすぐ栄親王の百日忌です、嫡母である翊坤宮の娘娘に仕切らせては?」墨絵を書いていた永璂は母を持ち出され、思わず筆を止める。「嫡母だと?永琪を死なせた疑いがあるのだぞ?」「はい、でも愉妃は生母とは言え、翊坤宮の娘娘をかばい皇上を怒らせました もしお怒りが収まったのなら、愉妃に仕切らせますか?」弘暦は生母の愉妃は参列するだけでいいと告げ、結局、皇貴妃に任せることにした。衛嬿婉は未だ翊坤宮の娘娘が廃后にならないのは第12皇子のためだと確信した。そこで寝宮へ戻ると、侍女・春嬋(シュンセン)に引き続き永璂の食事に気を配れと指示する。春嬋は御膳房にちゃんと頼んであると安心させたが、そこへ太監・王蟾(オウセン)が慌ててやって来た。実はいつもの方法で皇貴妃の弟・左禄(サロク)に銀子を送ったが、先月から受け取っていないという。「聞けば辺地にはもういないとか…」すると驚いた嬿婉は面倒が起きる前に探し出せと命じた。如懿は江与彬の薬のおかげで病状が落ち着いてきたが、やはり永璂のことが気がかりだった。そこで江与彬に自分の代わりに永璂を守ってやって欲しいと頼む。江与彬は拝命すると、容妃が誰にも知られぬよう第12皇子の面倒を見ていると教えた。また穎(エイ)妃・巴林(バリン)湄若(ビジャク)たち蒙古出身の妃たちは皇貴妃と仲が悪く、鳴りを潜めているという。「衛嬿婉は飛ぶ鳥を落とす勢い、7公主の養母・穎妃が目障りなはず 愉妃に伝えて、穎妃と7公主に注意を払うように…」とにかく狡猾な衛嬿婉のこと、警戒を怠るわけにはいかない。すると如懿は永琪の百日忌には安華殿で祈りを捧げたいと話し、容珮に養心殿の許可をもらうよう頼んだ。如懿の懸念は的中した。衛嬿婉は皇帝に第7公主・璟妧(ケイゲン)だけが離れて暮らしているため、このままでは兄弟の情を知らぬまま成長してしまうと訴える。そこで絆を深めるために一度、永寿宮で預かりたいと懇願した。弘暦は難色を示したものの、嬿婉にせがまれ折れてしまう。「分かった分かった、ただし璟妧が嫌がったら諦めよ」王蟾たちは穎妃が留守の間に第7公主を無理やり抱きかかえ、連れ去った。衛嬿婉は娘との再会を心待ちにして門の前まで迎えに出たが、璟妧の悲痛な叫び声が聞こえて来る。「私の母は穎妃よ!帰らせて!皇貴妃は皇額娘を陥れた悪人よ!」「…この子ったら、何てことを言うの?」嬿婉は娘の暴言に動揺した。「間違ったことは言ってない!」「お黙り!」養母に似て正義感が強い璟妧は思わず皇貴妃に楯突き、生意気だと頰をつねられてしまう。そこへ知らせを聞いた巴林湄若が慌てて駆けつけた。衛嬿婉は穎妃にしがみついて泣きじゃくる璟妧も姿に愕然となった。「…璟妧は私の娘よ!私の悪口を吹き込むなんて!」「璟妧はあなたの本性を見抜いているわ、この子だけじゃない 妃嬪の皆も汚い手でのし上がった人など大嫌いよ!」「そうよ!悪いことばかりしているから14弟と16弟は幼くして亡くなった…グスン」「実の母に向かって何てことを!」激高した嬿婉は高位の立場を利用し、不敬な穎妃を杖刑(ジョウケイ)に処すと命じた。しかしさすがに皇帝の妃に罰を与えるなど恐れ多く、太監や侍女たちは一斉にひざまずいて嘆願する。「娘娘、お鎮まりください」そこへ偶然、皇太后がやって来た。皇太后は永琪に祈りを捧げた帰り道で、とんだ騒ぎに出くわした。巴林湄若は確かに礼儀を欠いたと認めて許しを請うと、璟妧は皇貴妃が自分の頰をつねったせいだとかばう。そこで皇太后は生みの母である皇貴妃に少しは優しくしてやれないかと諭した。しかし璟妧は自分の母は穎妃だけだと断言する。皇太后はならば引き続き穎妃が育てるよう認めたが、慌てた衛嬿婉は璟妧の気性が激し過ぎるため、やはり自分がしつけたいと訴えた。憤慨した巴林湄若は璟妧は良い子だと言い返し、気性が激しいなら皇帝に気に入られるはずがないと反論する。すると嬿婉は娘を取り戻したいあまり、思わぬ暴言を吐いた。「実子ではないでしょう?養母が注げる愛情など知れているわ」「そうなの?」↓思いっきり養母ですが、何か?嬿婉は皇太后が皇帝の養母だと思い出し、慌ててひざまずいて前言撤回した。「やはり″生みの親より育ての親″です!」「フ…落ち着け、勘ぐり過ぎだ」( ๑≧ꇴ≦)あいじゃーwwwすると皇太后は子供が一緒にいたいと思う者こそ親の資格があると話し、結局、璟妧の希望通り穎妃に養育を任せた。毓瑚は皇貴妃が無理やり第7公主を連れ去ろうとして騒ぎになったと報告した。あれでは穎妃の無礼も責められず、皇貴妃の言動も非難されて当然、しかも皇太后の怒りまで買うことになったという。話を聞いた弘暦は性急に衛嬿婉を昇格させてしまったことを後悔した。まさかこれほど無能なうえに、皇太后に浅はかな発言までしようとは…。そこで弘暦はやはり永琪の百日忌を愉妃に仕切らせると決めた。永琪の百日忌、巴林湄若は弟の死を心から悲しむ和敬(ワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)の姿に気づいた。法事でもない限り会う機会がないため、湄若はちょうど安華殿を出て1人になった公主に声をかける。すると例の騒ぎを知っていた璟瑟は、皇貴妃が第7公主を連れ去ろうとして非難され、蒙古の妃嬪たちのご機嫌伺いも拒否しているとは情けないことだと言った。湄若は皇帝に媚びるしか能がない人だと蔑み、皇太后を怒らせて子供の教育もできないと呆れる。「子供の教育もできないとは?」「皇后になることしか頭にない人に子供の教育ができると? 信じられぬなら、ご自分で確かめてみては?」如懿はまず早逝した第10皇子の経幡(キョウバン)を完成させた。すると容珮がそろそろ安華殿へ行く時間だと告げる。弘暦は如懿に1日だけ祈りを捧げることを許し、ただし他の妃嬪との接触を禁じていた。如懿は薬を飲んでから安華殿にやって来た。するとまだ海蘭だけが残っている。2人は言葉を交わさなかったが、並んで″和碩(ホショ)永純親王″の霊位に手を合わせた。「永琪…私たちを見守って、あなたの敵を討ち、姐姐の無実を証明してみせるわ」海蘭が誓いを立てると、横にいた如懿の頰を涙が伝う。一方、皇太后は如懿からの密書を受け取っていた。「毒心(心を殺す毒)」皇太后が安華殿にやって来た。するとすでに片付けも済んだ殿内で如懿がひとり経をあげている。如懿と会うのは杭州(コウシュウ)以来だろうか。「ウラナラ氏は2人の皇后を輩出したが、2人とも夫の心をつなぎ止められなかったな」「…フッ、ウラナラ氏の娘は皇后に向かないようです」「そなたを嫡福晋にすると聞いた時、あいじゃーは言った ″不和が生じた時は後悔するかもしれぬ″と…」「先見の明がおありです」「当時はそうだったとしても、今は先のことが分からぬ… ″心を殺す毒″とはどういう意味だ?」つづく‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/›› やったーっ!谷底に突き落とされましたが、来週はようやく安心して見られそうですねいよいよ残り3話!
2020.03.22
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琉璃(琉璃美人煞) Love And Redemption第20話天虚(テンキョ)堂の分壇に到着した禹司鳳(ウシフォン)は陸嫣然(リクエンゼン)こと小銀花(ショウギンカ)を救出、霊獣の姿に戻して引き取り、褚璇璣(チョセンキ)の元へ急いだ。司鳳が駆けつけると璇璣が鐘敏言(ショウビンゲン)たちと合流し、敵に応戦していた。どうやらまだ緒玲瓏(チョレイロウ)の居場所は分からないらしい。すると烏童(ウドウ)が現れ、配下に巨大な角笛を吹くよう命じた。耳をつんざく音に苦しみ始める璇璣たち、しかし璇璣を追って来た昊辰(コウシン)が現れ、剣で角笛を破壊してくれる。( ゚ロ゚)!!<昊辰師兄?!なぜここに?( ー̀ωー́ )<あとでしっかり罰を与えるぞ!烏童は昊辰の功力に手も足も出ず、配下に任せて姿を消した。しかし道に迷った玉児(ギョクジ)が現れ、昊辰が放った剣気に巻き込まれてしまう。「妖霊か?」「玉児?!」玉児は慌てて引き返すと、司鳳と璇璣はあとを追った。( ๑≧ꇴ≦)ししょん! ←言いたいだけwその頃、鐘敏言は意識のない玲瓏を連れている烏童を見つけた。無謀にも玲瓏を取り戻そうとした敏言、しかし烏童の掌(ショウ)をまともに食らい、吹き飛ばされてしまう。そこへ璇璣と司鳳が駆けつけた。2人に気を取られた烏童は背後から陳敏覚(チンビンカク)が近づいていることに気づかず、いきなり背中から刺されてしまう。驚いた烏童は敏覚を蹴り飛ばしたが、その隙をついて司鳳が飛び出し玲瓏を救出することに成功した。しかし人質を失った烏童が咄嗟に敏覚を連れて姿を消してしまう。司鳳と璇璣は烏童を追いかけたが逃げられた。そこへ昊辰が駆けつける。昊辰は司鳳が掌門たちにも知らせず璇璣を連れて乗り込んだと非難、しかもあの妖霊と関わりがあるのかと訝しんだ。咄嗟に司鳳は何も知らないと否定したが、昊辰を騙せるはずもない。「璇璣、敏言のように誠実な友なら問題ない、だがかように不誠実な男は遠ざけねば」「師兄、司鳳はそんな人じゃ…」その時、洞窟が崩れ始めた。烏童は総壇に戻ると決め、配下に敏覚を託して先に行かせた。すると突然、烏童たちを追って脱出した玉児が現れる。玉児は自分が妖霊だと訴え、天虚堂の仲間に入りたいと懇願した。しかし烏童に怪しまれ、収監されてしまう。玲瓏は無事に浮玉(フギョク)島へ戻った。しかし烏童の五毒(ゴドク)掌に当たった鐘敏言がついに倒れてしまう。楚影紅(ソエイコウ)はまず毒を特定して5種類の薬草で解毒薬を作ることにしたが、それまで敏言の身体が持ちこたえられるか分からなかった。楚影紅が薬を完成させた。しかし特殊な毒草が含まれており、実際に飲んでみないと陽に傾くか、陰に傾くか分からないという。陽に傾けば他の4種と合わさって毒が解けるが、もし陰に傾けばかえって体内の毒を強めて死を早めることになる。すると璇璣は自分が試すと手を挙げた。褚磊(チョライ)は誰も犠牲にできないと苦渋の決断を迫られたが、その時、いきなり司鳳が解毒薬を飲んでしまう。「親友を救う機会は逃せません…」冷や汗をかきながら必死に耐える司鳳、璇璣は心配そうに見守っていたが、影紅の脈診で陽に傾いたと分かった。璇璣は司鳳を寝殿まで送り届けた。しかし司鳳は璇璣がいるとかえって落ち着かないと訴え、鐘敏言の様子を見に行くよう促す。仕方なく璇璣はすぐ帰ったが、しばらくして若玉(ジャクギョク)が様子を見に来た。司鳳はすでに回復、小銀花も無事だという。すると若玉は薬を飲んでも鐘敏言に毒気が残ってしまい、病に効くという凛氷(リンヒョウ)池に送られたと教えた。昊辰の話では璇璣が食事もせず、付き添っているという。凛氷池はその名に違わぬ寒さだった。司鳳は璇璣の身を心配し、様子を見に行くことにする。六識が欠けて寒さを感じないとは言え、冷気は身体にこたえるはずだ。昊辰は凛氷池に向かう司鳳を見かけた。そこで池に先回りしたが、ちょうど鐘敏言が愛しい玲瓏が烏童に襲われる夢を見てうなされている。昊辰は密かに術をかけて敏言をさらに混乱させると、敏言は池で溺れそうになった。驚いた璇璣は思わず池に飛び込んで六師兄を助けたが、敏言は璇璣を玲瓏だと誤解、奪われまいと抱きしめてしまう。「君を誰にも渡さない…」「(ア~ハイハイ)小六子?玲瓏よ、ここにいるわ~良くなったら結婚しましょう」璇璣は六師兄を励まそうと玲瓏の振りをしたが、運悪く司鳳がその様子を見ていた。…禹司鳳よ、身の程も知らず璇璣に近づくから思い知らせてやったまでだ…昊辰は落胆した司鳳が引き返すと、敏言の術を解いた。司鳳は深く傷つき、寝殿に戻るなり激しい発作に襲われた。副宮主の言っていた通り、まさに地獄のような苦しみが司鳳を襲う。すると主の異変に気づいた小銀花が人形(ヒトガタ)に戻った。「司鳳!しっかりして!」小銀花は痙攣を起こして倒れている司鳳に駆け寄り、腕のあざを確認した。3枚あった羽根のあざがすでに2枚しかない。そこで司鳳の襟元をはだけてみると、赤い羽根が浮き出ていた。「情人呪(ジョウジンジュ)の発作なのね!」小銀花は自分の霊力を送って助けようとしたが、呪いに跳ね返されてしまう。「ぐはっ!」「司鳳!どうしたらいいの!司鳳!」激しく吐血する司鳳を前に小銀花はなす術なく泣いていた。その頃、璇璣たちは治療が終わった鐘敏言を連れて戻っていた。小銀花は司鳳を苦しめる璇璣に激怒、ちょうど回廊に出た璇璣を殺そうとしたが、危ないところで司鳳が駆けつけ連れ戻す。すると璇璣がふと振り返って司鳳に気づいた。 司鳳は逃げるように居所へ戻り、結界で戸を閉めてしまう。「コンコンコン!司鳳?どうしたの?まだ具合が悪いの?」「大丈夫だ」「司鳳?私たちを助けてくれてありがとう、司鳳、六師兄に汁物を作るの、あなたにも届けるわね」「いらない…休みたいんだ」「じゃあ明日ね、司鳳!」璇璣が帰ると小銀花が現れた。そこで司鳳は璇璣を傷つけたら主従の縁を切ると釘を刺す。「私が勝手に璇璣を好きなだけだ…想いが報われないからと相手を殺すのか? そんな人間は愛される資格も愛する資格もない、人でなしだ 私の霊獣もそんなことをしてはならない」「でも命を落とすのよ?…璇璣を殺すしかない!」司鳳は仕方なく袂を分かつと決め、血の契りを断とうとした。驚いた小銀花は慌てて司鳳の腕をつかんで止め、璇璣に手を出さないと誓う。「はお、今の言葉を忘れるな…もう行け、独りになりたい…」司鳳は小銀花が出て行くと再び激しく喀血して倒れた。翌朝、司鳳が目を覚ますと発作は落ち着いていた。そこへ璇璣が薬を持ってやって来る。司鳳は必要ないと断り、決して戸を開けようとしなかった。「司鳳?何だか不機嫌よね?…人の顔色なんて探れないけれど、司鳳の機嫌なら分かるの」すると司鳳はようやく戸を開けた。「不機嫌じゃないよ…ただ玲瓏と敏言は危機を脱したし、離沢(リタク)宮に帰る」「でも戻ったら罰を受けるでしょう?…それにずっと一緒だと言ったわよね?」璇璣は自分の気持ちを何と表現したら良いのか分からず、思わず司鳳に抱きついた。「司鳳!行かないで!」驚いた司鳳は璇璣を突き放したが、璇璣はどうしても離れたくないと口づけしてしまう。「あなたが喜ぶなら何でもするわ!だから行かないで…いいでしょう?」「何でもすると?」(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン司鳳は璇璣を抱き上げて寝台に連れて行った。「婚姻だの一生一緒だのと簡単に言うが、その先は何をするか知っているか?」「司鳳…教えてもらってないわ」しかし璇璣は無邪気に司鳳の首に腕を回した。「こう言う時は口づけするのよね?」すると司鳳は急に怒り出し、まるで心がないと怒鳴ってしまう。そこへ何も知らず玉寧(ギョクネイ)がやって来た。「花を持って来たの、部屋に飾るのにちょうどいいと思って…」玉寧が花を活け始めると、司鳳は璇璣を追い出してしまう。司鳳に冷たくされた璇璣は、このもやもやした気持ちが何か分からなかった。そこで昏迷している玲瓏の元へ戻り、早く目を覚まして相談に乗って欲しいと訴える。するとふいに玲瓏が目を覚ましたが、どこか様子がおかしかった。知らせを聞いた褚磊たちが集まり、玲瓏を調べた。実は玲瓏は元神を抜き取られ、魂の一部が残っているだけだと分かる。今は生きているが1ヶ月以内に元神を戻さなければもたないだろう。その時、影紅は玲瓏がなぜか拳を握っていると気づいた。そこで手を開いてやると、いきなり伝令が飛び出す。✋シュッ!➰″霊匙と元神″烏童は親の情につけ込み、霊匙を要求してきた。玲瓏の危機はまだ去っていなかった。一度は帰ると決めた司鳳だったが、やはり璇璣のため残ることにする。つづく
2021.11.21
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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第36話「プロポーズ」家庭部の補佐からを再起を図ることになった秦施(チンシー)。一方、陽華(ヤンホワ)は胡平(ウーピン)の自宅に招待されていた。…陽華の旧友・老周(ラオジョウ)の息子は胡平の会社に再就職していた陽華は胡平のメルアドを聞き出してもらい、新エネルギーシティに関する自分の分析結果をメールしてみるすると興味を持った胡平は陽華に連絡、真の目的は何か聞いた『誠(チョン)&慧(フイ)への投資はご再考を…』…胡平は陽華のメールが届く前、すでに可立信(コーリーシン)に新エネルギーシティの調査を頼んでいた。陽華と可立信はほぼ同じような分析だったが、出した結論が全く異なったという。すると胡平は離婚協議の件で秦施を巻き込んだことを謝罪した。「君の奥さんだとは知らなかった…誤解を招くことになったのでは?」「妻は仕事への責任感が強い、謝罪の必要はありません」陽華はそれより可立信が高評価を出していながら、なぜ自分と会う気になったのか聞いた。「最後の決断を下したのは今日だ、決め手となったのは君の報告書にある言葉だよ」…掌中の一羽の鳥は林の千羽に勝る…これは陽華の師である邱建祥(チウジエンシャン)の言葉だった。投資はあらゆる物事と同じ、秘訣は引き際を見極めることだという。胡平は陽華を見送るため門まで出た。「先ほどの提案をもう一度、考えてくれ、返事は急がないよ」胡平はプロジェクトから手を引いたが、その裏で天航(ティエンハン)と南洲(ナンジョウ)の合併は成功した。秦施は降格となっても腐らず、その日も残業していた。すると呉菲(ウーフェイ)に取り入って出世した周茜茜(ジョウチェンチェン)が申し訳なさそうにやって来る。「知ってるわ、呉菲に情報を流していたでしょう?謝りに来たの?それとも報復が怖いの?」しかし茜茜は黙って立っていた。「利害を秤にかけたのよね?…近道を使ってもそれで得た成功はもろいの お説教するつもりはないわ、でも人として守るべきものは守ってね」その頃、天航担当チームは尹(イン)社長と合併成功の祝杯をあげていた。陶俊輝(タオジュンフイ)たちは若い女性従業員に接待させる尹社長に困惑気味だったが、秦施が懸念した通りやはり姚遥(ヤオヤオ)がホテル側を訴えたと知る。一方、姚遥を心配する秦施は李黛(リーダイ)を差し向けていた。陶俊輝は呉菲との諍いや秦施への未練で珍しく泥酔した。「大丈夫ですか?」補佐の海涛(ハイタオ)は陶律師を心配して介抱したが、宴席に戻る途中、尹社長が女性従業員を別室に連れ込む様子を目撃する。驚いた海涛は部屋に乗り込もうとしたが、陶俊輝がなぜか止めた。秦施の思惑通り李黛は姚遥の代理人になった。📱<今回は引き受けるけど勝てる保証はないわよ姚遥の自宅を出た李黛はすぐ秦施に連絡したが、実は姚遥には息子がいた。今は父親とオーストラリアにいるが、もうすぐ帰国する予定だという。部屋に飾ってあった写真を見ると母親とはあまり似ていなかった。『父親似なの…5歳です』ピンと来た李黛は秦施に姚遥に関わらないよう警告した。しかし秦施は一方的に電話を切ってしまう。秦施が地下駐車場へ到着すると、エレベーターホールで酔い潰れている陶俊輝を見つけた。どうやら車を取りに戻ったらしいが、探しても車は見当たらない。秦施はひとまず陶俊輝を自分の車に乗せて走り出した。しかし呉菲に連絡しても無視され、自宅の場所を聞いてもかつて2人で住んでいた秦施のマンションの住所しか言わない。そこで仕方なく秦施は陽華に助けを求めた。「陽華?手を貸してくれる?」秦施は陶俊輝を外で休ませ、陽華が来るのを待った。すると陶俊輝は秦施を抱きしめ、これまで秘めていた想いをぶちまけてしまう。「あの時、君の手を離したことを今も後悔している…秦施、もう一度チャンスをくれ 結婚してくれ!忘れられると思ったが無理だった、王傑森(ワンジエセン)の件で分かったんだ 憎めば憎むほど君への想いが募る!」驚いた秦施は陶俊輝を突き飛ばし、近寄るなと警告した。「私は結婚しているのよ?忘れたの?!」「偽装だろう?そっちこそ忘れたのか?…なぜ離婚しない?奴を好きになったのか?」その様子を陽華が見ていた。陽華は秦施の答えを待ったが、結局、秦施は口ごもってしまう。それが秦施の答えだと気づいた陽華は深く失望し、やっと歩き出した。陽華は陶俊輝にからまれている秦施を助けて先に車に乗せた。「飲み過ぎだ、明日、酔いが覚めてから話した方がいい」陽華は陶俊輝をなだめて車を出したが、一言も口をきかなかった。「さっきは…」「家に帰ってから話そう」マンションに到着すると、陽華はなぜ陶俊輝と結婚しないのか聞いた。秦施はすでに陽華と結婚していると答えたが、陽華が聞きたいのは結婚できない理由ではなく、結婚しない理由だという。「僕たちは偽装だ、いつでもやめられる…僕を愛している?」秦施はやはり即答できなかった。「結婚していなかったら彼を選んだ?」「姚遥と復縁するか聞いた時、あなたは何と答えた?仮定の話なんて意味がないのでしょう? 私はあなたと一緒にいる」すると陽華は見せるものがあると断って一旦、書斎へ入った。本当なら陽華は住宅ローンの契約書を見せて秦施にプロポーズするつもりだった。しかし結局、契約書ではなく入籍前に交わした結婚協議書を持って来る。「秦律師、正式に伝える、君は協議書に違反した、第1条の全てにね これは2人が自由に生きるための協議書だ 各自の生活だけでなく、恋愛や仕事を選ぶ権利も含んでいる この協議は選択から逃げる口実じゃない、弱さの隠れ蓑でもない 君の行動は協議書の理念に反している、だからこの関係を終わりにしたい …離婚しよう」秦施は耳を疑った。きっと陶俊輝のことで怒っているだけだろう。そう思ったが、陽華は明日にも手続きすると譲らなかった。「陶俊輝が酔って騒いだだけでしょう?私の気持ちなら分かっているはずよ?」「彼は関係ない、むしろ感謝している、彼のおかげで君の本心を知り、決断できたんだ 君にとってこの結婚は何?現実から逃げる手段?人生と向き合わない口実? 君の城壁になりたかった…仕事で疲れた君の港になりたかった、君を支えたかったんだ でも隠れ蓑は嫌だ、人生を直視することから逃げないで欲しい 嘘の中で生きる君を見たくない…明日、手続きしよう」翌日、朝一番で秦施と陽華は離婚した。「できるだけ早く荷物を運び出すよ」「好きにして」秦施は結婚や愛への不信感が拭えず、どうしても陽華へ素直な気持ちを明かせなかった。なぜ愛していると言えなかったのか。どうして一緒にいたいとすがりつかなかったのか。しかし後悔してももう遅い。すると秦施は自分に苛立ちながら、離婚証をグローブボックスに投げ入れた。秦施は久しぶりに兄嫁であり親友の任梅梅(レンメイメイ)とエステに出かけた。「私みたいな人間は人を愛せないのかも…親密な関係を長く維持する能力がないのよ もしそれが陽華の願いなら、確かに私には叶える自信がない だから思うの、一緒にいる楽しみだけを味わって、彼の願いを蔑ろにはできないって…」「聞けば聞くほど意味不明よ~彼が好きなの?」「愛してるわ」「それで十分よ~愛に正解なんてないの、必要なのはその気持ちよ 会いたいなら会う、一緒にいたいなら手を引っ張るの! 結果が分からないから諦めるなんて、後悔するだけよ」結局、秦施は梅梅にも偽装結婚だったことを明かした。事情は分かったが、全く理解できないという梅梅、そもそも今さら離婚する必要があったのだろうか。秦施は陽華との愛が本物だとしても、結婚は偽装だからだと説明した。「未来があるとしても嘘の上に築くわけにいかない 嘘を終わらせて新しい人生を始めるべきなのよ」「嘘が本当になったのならそれでいいじゃない?なぜ形式に捕らわれるの?」「もう別れたの、離れて冷静に考えるのも悪くないわ」「まだ何かありそうね?」つづく。゚(∩ω∩`)゚。 うわ〜ん
2023.12.21
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长相思 lost you forever第31話小夭(ショウヨウ)を襲撃した沐斐(モクヒ)が辰栄(シンエイ)府に捕まった。瑲玹は黒幕を暴こうとしたが、沐斐は拷問にかけられても口を割らないどころか、自分を殺せと開き直る。沐氏は今や沐斐ただ1人、黒幕は初めから沐斐を捨て駒にすると決めていたのだろう。しかし瑲玹は瀟瀟(ショウショウ)から思わぬ情報を手に入れていた。実は沐斐の侍女が暇を出されたその後、密かに息子を産んでいたという。沐斐は慎重を期して母子と滅多に会わなかったが、瑲玹はその息子が沐斐の子だと勘づいた。「口をつぐんだまま死んでも構わぬ、ならばお前の息子にあの世への供をさせてやろう もし私の問いに答えれば息子だけは見逃してやる、小夭を襲った理由だけでいい」沐斐は沐氏一族を滅ぼした赤宸(セキシン)の娘である小夭を襲ったと白状した。実は沐斐も五神(ゴシン)山での″第一王姫お披露目の儀″に参列、小夭の目を見た時、赤宸の娘だと確信したという。そこで真偽を確かめようと五王と七王に謁見し、赤宸と西炎王姫大将軍の密通の噂は本当なのか尋ねた。七王は確かに当時、そんな噂があったと口を滑らせたが、皓翎(コウレイ)に嫁ぐ前のことだったという。すると五王はさも真実を隠すように慌てて七弟を止め、沐斐の憶測が事実だと匂わせた。瑲玹はありえないと沐斐の推測を否定した。そもそも小夭が赤宸の娘なら皓翎王が気づくはず、少しでも疑念があれば盛大にお披露目の儀を開くはずがない。沐斐も冷静に考えてみればその通りだと気づいたが、後の祭りだった。「後悔してももう遅い、お前の命で償ってもらう」瑲玹はかつて小夭も同じように赤宸の娘ではないかと悩んでいたことを思い出した。しかし赤水豊隆(セキスイホウリュウ)には師匠と姑姑の名誉に関わることだと訴え、沐斐の話を2人だけの心に留めておきたいと頼む。豊隆も対応を誤れば西炎王と氏族たちが対立すると危惧して了承した。「中原の安寧のためにも言動には気をつけるよ」その頃、相柳(ソウリュウ)の懸命な治療が功を奏したのか、小夭は危機を脱して元神が目を覚ました。しかし相柳の姿はなく、気がつくと自分の肉体が横たわっている。Σ(⊙∀⊙)ヒャーーー!<私は誰?ここはどこ?!死んだ?死んだのか?!小夭はともかく急いで帰ろうとしたが、自分の肉体から離れることができず、助けも呼べなかった。「今頃、瑲玹が心配しているわね」小夭が襲われた理由が判明、赤水豊隆と辰栄馨悦(シンエイケイツ)は沐斐に協力した仲間を突き止めた。関わったのは沐斐の他に赤宸に一族を滅ぼされた3人、申柊(シンシュウ)・詹雪稜(センセツリョウ)・晋越剣(シンエツケン)。しかし詹雪稜は樊彰(ハンショウ)の許嫁、晋越剣も鄭(テイ)氏の娘の許嫁だったことから、樊氏と鄭氏が助命を求めているという。味方を増やす良い機会、豊隆と馨悦は大事をなすためには諦めることも必要だと説得したが、瑲玹はどうしても受け入れなられなかった。瑲玹は父が戦死した時、祖母や母、姑姑が泣き崩れる姿を目の当たりにした。西炎の初代王后で祖父と共に戦った祖母、若水(ジャクスイ)族の族長として勇敢に戦った母、そして国のために戦死した王姫大将軍の姑姑、瑲玹が知る限り誰よりも強い女子たちが弱々しく途方に暮れる姿は見る者の心を痛めたという。瑲玹はその時、祖父より強くなって3人を守り、二度と同じ経験をさせまいと誓った。しかしその時を待たずして3人は逝ってしまう。「私が強くなるために小夭を傷つけた者を見逃せば昔の自分の誓いを破ることになる 目的のために小夭の敵討ちをあきらめれば、いつか目的のために君たちを切り捨てるだろう 私は君子でもないし、女子を喜ばせることもできぬ しかし自分の身内や友、配下は必ず守ってみせる もし君や瀟瀟、金萱(キンケン)が傷つけられたら、絶対に許さない そのせいで険しい道になろうと喜んで進むさ」豊隆と馨悦は瑲玹の力強い言葉に感銘を受け、なお一層、信頼を深めた。瑲玹は赤宸のことで小夭が勘繰られないよう沐斐の身柄は辰栄殿に任せた。申氏・詹氏・晋氏は自分で罰することにしたが、叔父たちにはまだ手を出せない。「この借りはいつか必ず返す」詹雪稜は女子であることに免じ、瀟瀟が苦しませず暗殺した。後の2人は拷問にかけ、小夭が受けた苦痛をそのまま味わせる。こうして片を付けた瑲玹は寝殿で眠っている分身の小夭に報告した。「お前の敵は討った…それと引き換えに今までの努力が水の泡となるがな 一からやり直しだ、また私を支えてくれ」貝殻に相柳が戻って来た。元神の小夭は必死に声をかけたが、どうやら相柳には自分の声も姿も分からないらしい。すると相柳が自分のために心の臓から血を分け与え、霊力まで注ぎ込んでくれた。『私が目を覚ましたらいくらでも血をあげるわね』しかし相柳は無理がたたって卒倒してしまう。『相柳?!相柳?!…やだ死なないわよね?』←他人事w西炎の朝議、小夭の襲撃事件は西炎王の知るところとなった。七王は嬴(エイ)氏と褚(チョ)氏が沐氏の血を絶やさぬため沐斐の助命を願い出たと上奏したが、西炎王は西陵珩(セイリョウコウ)の血を引くのも小夭ただ一人だと指摘、小夭には同情しないのかと牽制する。「私は中原の氏族の代わりに思いを述べただけで…」「中原の氏族と懇意だとは初めて知った」父に結託を疑われた七王は激しく動揺し、その場で崩れ落ちるようにひざまずき、許しを請う。一方、皓翎王は小夭が襲われたと知り、すぐ連れ帰るよう命じていた。しかし蓐収(ジョクシュウ)の話では瑲玹が救える人物を見つけ、今は動かせないという。沐斐はすでに八つ裂きの刑に処され、西炎王は助命を願い出た族長の交代を命じていた。すると皓翎王も自国にいる嬴氏・褚氏・樊氏・鄭氏を追い出すと決め、今後はこの4氏族の入国を禁じてしまう。相柳はようやく意識が戻り、化粧箱を取り出した。「瑲玹から届いた霊薬だ、役には立たんがな」小夭は瑲玹が自分の居場所を知っていることで安堵したが、塗山璟(トザンケイ)の様子が分からず悶々となる。一方、瑲玹は辰栄山で小夭の好きな鳳凰の木を植えていた。「鳳凰樹が大きくなったら朝雲峰と同じ鞦韆(シュウセン)を掛けてやるつもりだ」「いいですね!殿下が王姫の背中を押す、子供の頃と同じです!」老桑(ロウソウ)が昔を懐かしんでいると、鈞亦(キンエキ)が駆けつけた。約束の場所に相柳はいなかったが、書き付けがあったという。「…目覚めてはいないが一命を取り止めた」瑲玹は喜んだが、塗山璟の容体は悪化の一途をたどっていた。ある夜、瑲玹の寝殿に刺客が侵入した。しかし寝台で眠っていたのは瑲玹の分身、禺彊(グウキョウ)こと玄冥(ゲンメイ)はあっけなく捕まってしまう。「また会ったな、衛兵の目を逃れ、よくたどり着けた」禺彊は瑲玹に誘き出されたと気づいたが、瑲玹はあっさり解放した。「行け、次は罠にかからぬよう気をつけろ」禺彊は懲りずに下山した瑲玹を襲撃した。しかしまたしても失敗、捕まってしまう。瑲玹は仕方なく禺彊を地下牢へ連行し、数々の残酷な刑具を見せた。「ついに本性を現したな!そんな恐ろしい刑具で痛めつけるつもりか!」禺彊は瑲玹への憎しみを募らせたが、実はその刑具を自ら設計したのは200年前の軹邑(シユウ)城の城主だった兄・玄庭(ゲンテイ)だった。今では城主が代わり、これらの刑具は使われていないという。その証拠に瑲玹は玄庭が書き残した刑罰記録を禺彊に渡した。「当時、私は祖父から玄庭の処断を任された、殺したことに後悔はない 納得できないならまた私を殺しに来い」つづく( ๑≧ꇴ≦)ダメだ~あの巨大貝殻が出てくると急にドラマがネズミーになってしまうwww小夭、早く復活してくれ~!
2024.10.01
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长相思 lost you forever第38話塗山璟(トザンケイ)への未練に我ながら戸惑う小夭(ショウヨウ)。ひたすら石段を登って振り切ろうとしても思いは募るばかりだった。するといつの間にか西炎瑲玹(セイエンソウゲン)が現れ、そっと外套を掛けてくれる。「…人生はやるせない、時々、思うの 自分の生死も手に負えないのに、それ以外のことで争ったり悩んだりする必要がある? 何の意味もないんじゃないかって」「誕生と死は手に負えないから他のことを掌握するんだ」瑲玹は登り疲れたという小夭の手を引き、峰の頂上まで連れて行った。「塗山璟!嘘つき!あなたは約束を破った!」小夭はようやく鬱憤を吐き出すと、瑲玹に自分の婿を選んで欲しいと頼む。「一緒に暮らせる人なら誰でもいい、ただ他に女子を持てば去勢する」確かに祖父の戒めは正しい。相手を間違えさえしなければ、敬い合いながら添い遂げることはできるだろう。「もう自分の目は信じられない、哥哥に頼むわ」(  ̄꒳ ̄)うん、その方がいいwその頃、西炎では五王・西炎徳岩(セイエントクガン)と七王・西炎禹陽(セイエンウヨウ)が瑲玹を弾劾する山のような奏状を父王に届けていた。辰栄(シンエイ)を併呑して以来、西炎王は中原の氏族が団結しないよう分割統治してきたが、瑲玹は曋(シン)氏を娶って徒党を組み、勢力を伸ばしているという。これに西炎ばかりか中原の氏族からも不満を訴える上奏文が続々と届いていた。「父王、このままでは瑲玹を支持する氏族らが割拠の野望をもちかねません」西炎王は紫金(シキン)宮の修築の完成を機に中原を巡視、紫金頂で祭祀を行なうと決めた。朝臣たちは謀反を心配して反対したが、西炎王はならばこの機に一掃すればいいという。西炎徳岩は東巡特使(トウジュントクシ)として父王に同行することになったが、西炎禹陽は応龍(オウリュウ)将軍と共に留守を任された。西炎王は巡視を強行し、沢(タク)州の行宮に入った。瑲玹は中原での近侍を務めたいと願い出たが、謁見すら叶わず、門前払いされてしまう。西炎王が瑲玹を避けているのは明らか、一報は皓翎(コウレイ)王の耳にも届いた。蓐収(ジョクシュウ)の話では各氏族が招かれた百花宴にも瑲玹は招待されなかったという。事態を重く見た皓翎王は直ちに小夭と阿念(アネン)を迎えに行かせた。しかし瑲玹は小夭が阿念だけ帰して残ったと知る。「師父が迎えを寄こしたのになぜ帰らなかった?!」「約束したはずよ?私たちは進むも退くも一緒だと… 私は爺爺に育てられた恩はないもの、哥哥には手を下せないでしょう?私に任せて」Σ(⊙∀⊙)ヒャーーーッ!百花宴が終わったその夜、西炎王が刺客に襲われた。しかし五王と衛兵が駆けつけ刺客を包囲、すると刺客は自害してしまう。検死の結果、刺客の背中には若木(ジャクボク)の樹液を使った入れ墨があり、彫ってから30年は経っていると分かった。若木と言えば瑲玹の母の一族である若水族が神木とあがめ、神聖な場所ゆえよそ者は近づけない。すると西炎王はすぐ瑲玹を呼ぶよう命じた。西炎徳岩の目論見通り父王は瑲玹の反逆を疑った。徳岩は警備を厳重にする傍ら密かに精鋭部隊を忍ばせ、瑲玹を決して生きて帰すなと釘を刺しておく。すると宮道の暗闇から防風邶(ボウフウハイ)が現れた。「お前が狙うべきは瑲玹の命だ」「分かっています」一方、紫金宮には西炎岳梁(セイエンガクリョウ)が瑲玹を迎えにやって来た。岳梁の口振りでは祖父の襲撃の黒幕が瑲玹だと疑われているらしい。曋淑恵(シンシュクケイ)はもちろん、側近たちも留まるよう懇願したが、瑲玹は拒めば辰栄山が包囲されてしまうと分かっていた。「辰栄山が陥落すれば犬死にとなる、お前たちの命を無駄にしたくない」瑲玹は鈞亦(キンエキ)だけ連れて宮殿を出た。しかし小夭が一緒に行きたいとついて来る。「何かあれば足手まといになる、迷惑だと分からないのか?」「それでも行く、私は皓翎王姫よ?手なんか出せないわ、もし止めるなら勝手に行くから」一方、知らせを聞いた塗山璟(トザンケイ)が辰栄府に駆けつけた。赤水豊隆(セキスイホウリュウ)は瑲玹が刺客を放つとは思えなかったが、塗山璟は真実より瑲玹が疑われていることが問題だという。そこへ瑲玹と王姫が沢州へ向かったと報告が来た。「小夭も一緒だと?!」瑲玹と小夭は夜半に行宮に到着、正殿で祖父を待ったまま朝を迎えた。すると身支度を終えた西炎王の元に塗山璟と赤水豊隆が謁見を願い出ていると知らせが来る。西炎王はひとまず2人を脇殿で待たせ、正殿に入った。塗山璟と赤水豊隆は脇殿から正殿の様子に耳を澄ませた。その時、瑲玹と小夭が西炎王に挨拶する声が聞こえて来る。五王や老臣たちは瑲玹と中原の氏族が結託していると糾弾、しかし瑲玹は親交を深めたに過ぎないと否定した。すると西炎王は五王と瑲玹に中原の氏族をどう扱うべきか意見を聞きたいという。徳岩は飴と鞭を使い分けて威厳を示すべきと答えたが、瑲玹は違った。「西炎氏は中原の主です、軹邑(シユウ)城と西炎城に何の区別が? 辰栄山も西炎山も同じこと、いずれも国土の城と神山に違いありません」徳岩は瑲玹が失言したと確信し、刺客の入れ墨から瑲玹の仕業だと訴えた。すると黙って聞いていた小夭が祖父に発言したいと申し出る。「瑲玹と若水族の関係は周知の事実、まるで刺客が胸に″瑲玹″と彫ったようなもの 入れ墨は阿爺に疑念と殺意を抱かせるきっかけに過ぎない、簡単なことよ 瑲玹も五王も阿爺の血を引く者、王位を望むのは当然 五王?あなたも陰で努力しているのでしょうね?」 小夭から遠回しに疑われた徳岩は激怒、西炎の朝政に女子が干渉するなと声を荒らげた。「だったら娘(ニャン)が出征した時、何をしていたの?! あの時、女子は干渉するなと止めてくれたら私は孤児にならずに済んだわっ!」小夭は思わず感情的になったが、そこで西炎王が話を止めた。「瑲玹、お前は辰栄山で何をしてきた?」「私は宮殿の修築だけでなく、爺爺の教えに従って王孫としての勤めを果たしています」西炎王にはその答えで十分だった。「分かった、お前を信じよう、刺客を放ったのはお前ではない、帰るが良い」脇殿で話を聞いていた赤水豊隆は小夭の雄弁さに感心していた。普段は人当たりの良い小夭だが、まさかあの五王をやり込めるとは…。しかし塗山璟は瑲玹たちがこのまま無事に沢州城を出られるとは到底、思えなかった。その時、脇殿に西炎王が現れ、2人は足止めされてしまう。瑲玹は小夭と鈞亦を連れて城門に続く長い宮道を歩いていた。すると城楼に潜んでいた射手が一斉に矢を放ち、瑲玹たちが身動き取れなくなったところで精鋭部隊が現れる。その頃、西炎王は塗山璟と赤水豊隆を引き止め、碁の腕前が天下一という塗山璟と一局、手合わせしていた。瑲玹は小夭を守りながら神剣の力で精鋭部隊に応戦した。すると小夭が弓を招喚、城楼の射手を見事に射抜いて瑲玹を援護する。その時、外套をすっぽり被った防風邶こと相柳(ソウリュウ)が瑲玹に狙いを定めて弓を構えた。しかし小夭が瑲玹にぴったり張り付いているため、矢を放つ頃合いがつかめない。「ふっ、弟子が師父の仕事の邪魔をするとはな」瑲玹たちは精鋭部隊に邪魔され前進できず、いよいよ追い詰められた。「哥哥、あと1射よ…そうだ、阿爺の寝宮が近い」「それしかないな」そこで瑲玹は小夭の矢に術をかけた。すると西炎王の寝宮に向かって放った矢は空中で何百本にも増えて前庭に降り注ぐ。「刺客だっ!」将軍は直ちに西炎王に刺客が現れたと報告したが、西炎王は全く動じなかった。西炎王は瑲玹が叔父たちの力を利用して脱出したと分かった。一方、慌てて下がった塗山璟と赤水豊隆は、道すがら将軍から瑲玹たちが無事だと聞いて胸をなで下ろす。2人は瑲玹が五王の罠を逃れた上、逆に罪を被せたと気づき、その策謀に舌を巻いた。塗山璟たちは瑲玹たちに追いつき、帰り道の途中でひとまず水で乾杯した。赤水豊隆は瑲玹の脱出作戦に関心したが、実は小夭の策だったと知る。しかし小夭に合わせる顔がない塗山璟はどこか上の空だった。瑲玹と小夭は駆けつけてくれた2人に感謝して先に帰って行った。赤水豊隆は塗山璟の気持ちを分かっていたが、実は自分も小夭が好きだとほのめかす。すると塗山璟は小夭への想いが本当なら反対しないと言った。「璟、小夭を想うたび後ろめたさを覚えるのだな…だがもう妻子を持った」「分かってる」小夭は瑲玹の岳父・曋淑同(シンシュクドウ)が婿たちの無事を確認して帰ったと聞いた。存亡の機でも様子を見にきてくれた曋氏、これが婚姻の力なのかもしれない。「いつ馨悦(ケイエツ)を娶るの?」「私に会いにも来ない、私に嫁ぎやしないさ」瑲玹は無条件に力を貸してくれるお人好しは小夭だけだと笑った。この苦しい世の中では誰でも自分が一番、愛情では飢えを満たせず、暖も取れない。瑲玹は馨悦の判断に理解を示し、自分にとって要求を満たし合える公平な関係が理想だと話した。「割り切っているのね?」「お前も割り切れ」「哥哥の言う通りだけど、それで心が満たされる?」瑲玹は久しぶりに小夭をおぶって帰ることにした。辰栄山に赤々と広がる鳳凰樹、かつて小夭が自分をおぶって鳳凰樹林を歩いてくれた日が昨日のことのように思い出される。「哥哥…必ず生き抜くわよ」「はお」つづく( ˙꒳˙ )おんぶ…必要?w
2024.10.16
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长相思 第二季 lost you forever S2第7話相柳(ソウリュウ)に小夭(ショウヨウ)を連れ去られても静観している塗山璟(トザンケイ)。実はかつて小夭に相柳を選ぶ機会を与えなかったことに後ろめたさを感じていた。「その機会を返さねば…借りを返す」一方、桑甜児(ソウテンジ)と再会した小夭は塗山璟が度々、回春堂を訪ねて皆を気遣っていたと知った。「それで串子(カンシ)に嫁いで後悔しなかった?」「実は息子を産んだ後、串子の裏切りを知って別れようと思ったことがあってね でも怒りをのんで思いとどまった…今、思い返してみるとあれで良かったと思う 振り返ってみると色々なことがあったが満足さ、悔いはない」確かに選んだ道が正しいかどうか、その時には分からないものだ。しかし小夭は選んだ道の苦しさが報われるとも限らないとこぼした。甜児は思わず失笑し、何百年も生きられる神族でさえその答えは分からないという。「人生は荒れ山を進むようなもの、先に何があるのか誰も分からない だから人は道連れを求めるのさ、お互いに支え合って助け合えばどうにか一生を終えられる」「でも間違った相手を信じてしまったら?」「小姑娘、信じることを拒んでいたら心を尽くすことはできない 心を尽くすことさえできないのに、望むものを手に入れられると思うかい?」小夭は甜児の言葉で胸のつかえが取れたような気がした。…私と璟がこうなったのは私が間違っていたから?…するといつの間にか相柳が来ていたことに気づき、そこで話を切り上げることにした。「甜児、見事に生き抜いたわね、老木(ロウボク)も私も嬉しいわ」「あんたは一体…(はっ)」娘は愛おしそうに甜児の頭をなでると、黙って去って行った。呆然と娘の背中を見送る甜児。その時、ようやく娘の正体が玟小六(ビンショウロク)だと気づき、その場で思わず叩頭した。小夭と相柳は思い出深い西河(セイガ)に出た。今もほとりの景色は当時のまま、しかし2人の関係は以前とは全く違う。「あなたが防風邶(ボウフウハイ)に罪を背負わせれば防風意映(ボウフウイエイ)が一族を守ろうとする いやでも塗山氏が巻き込まれるわ」「私のせいだと?」すると相柳は小夭の婚礼を止めさせた黒幕が塗山璟だと暴露した。塗山璟は同じ場所で相柳と落ち合い、小夭の婚礼を止めて欲しいと頼んだ。『引き受けるなら今後は毎年、残党軍に糧秣を提供する』『臆病でできぬことも銭があれば片付くか…いい根性だ』『婚礼の前に止めて欲しい』『どうやるかは私に任せてもらう、あれこれ指示されたくない 条件は向こう37年間、辰栄軍に糧秣を提供しろ』寝耳に水だった小夭は激しく動揺、すぐ帰ろうと決めたが、急に胸が痛くなって倒れ込んだ。「防風邶の正体を漏らしたら死ぬぞ、秘密を守ることだ」「ゥッ…このために蠱虫(コチュウ)を解こうとしないのね」「私がどういう男か分かっていただろう?」相柳はわざと悪人ぶって先に帰ってしまう。置き去りにされた小夭は仕方なく市場に出た。すると運良く清水(セイスイ)鎮の王・兪信(ユシン)に出くわす。そこで青丘の塗山璟に会わせて欲しいと頼んだ。「私には会うはずよ、私の言葉が嘘で無駄足になれば罰を受ける でも私の言葉が本当なら罰を受けるのはあなた」相柳は兪信の馬車で清水鎮を発った小夭をかげながら見送った。その時、ふと小六が″たとえ一時の道連れでも寂しいよりはいい″と言っていたことを思い出す。…行きずりの防風邶の代わりに添い遂げる相手をやろう…塗山府に突然、小夭が現れた。知らせを聞いた塗山璟は喜び勇んだが、薬の匂いで小夭に病が知られてしまうと焦る。「新しい衣を出してくれ、私の顔色はどうだ?」すると侍女・静夜(セイヤ)はひとまず王姫に湯あみを勧めて旅の疲れを癒してもらうと安心させた。感情的になって青丘まで押しかけた小夭。しかし冷静になってみると浅はかな行動だったと気づき、湯殿からこっそり逃げ出した。すると回廊で塗山璟に見つかってしまう。「ぁ…相柳に聞いて頭に来てしまって、衝動的になると思いもよらないことをする 来るつもりじゃなかったのに」「もうすぐ日暮れだし大雪になりそうだ、今日は泊まっていくといい」「雪になるとは思えないけれど…」今日は晴天だったが、塗山璟は後ろ手でこっそり術を放ち、雪を降らせた。一方、西炎瑲玹(セイエンソウゲン)は未だ小夭の行方をつかめずにいた。報告では青丘にも王姫の姿は見当たらないという。しかし兪信という怪しい男の馬車が塗山府に入ったと知り、瑲玹は小夭がやはり塗山府にいると確信した。「今まで清水鎮にいたのか…清水鎮を調べてくれ、手がかりがなければ回春堂へ」小夭と塗山璟は互いに話があると切り出した。「君から先に…」すると小夭は塗山璟を忘れられず、本当はずっと思い続けてきたと正直に伝えた。確かに自分を裏切った塗山璟を恨んでいたが、最近になって自分の間違いに気づいたという。「防風意映が悪辣な女だと気づいていながら何もしなかった 2人で力を合わせれば解決できたかもしれないのに、そうしなかったわ… 不幸な生い立ちのせいで私は他人との関係に悲観的なの 誰にも心から期待せず、あなたを信じていなかった、怖いからよ 自分からは尽くさない、そのくせ結果を見ては毎回、思うの ″ほらやっぱり思った通り、人の心なんか当てにならない″ってね でも忘れていた、何事も自分から求めて努力しないと実りはないってことを 全て自業自得ね、独りよがりだった、だからあなたを失ったの」小夭はもはや取り返しがつかないと決別を告げたが、塗山璟の告白で事態は一転した。「小夭、瑱(テン)Rは私の子ではない」(꒪ꇴ꒪〣)ナッナンダッテー!塗山璟は過去の記憶を取り戻せなかったものの、塗山瑱が自分の子ではなく兄の子だと確信していた。当時、祖母に薬を盛らせ、小夭になりすまして塗山璟の寵愛を得たと思われた防風意映。しかし小夭に誘惑されたのならなおさら、塗山璟は娶ってから結ばれたいと願い、自制するはずだという。「君と正々堂々と結ばれることを望む私が他の女子の寝台で君を抱けると思うか?」「…あなたを信じる」すると塗山璟は急に咳き込んだかと思うと、喀血してしまう。塗山璟は薬を飲んで落ち着いたが、小夭には病ではないと嘘をついた。しかし小夭はなかば強引に塗山璟を脈診、重い病を患っていると気づく。「どうしてこんなことに?」静夜は族長が数十年前、悲嘆のあまり心脈を損ね、近年は王姫を想うあまり心を病んだと口を滑らせた。三ヶ月前には王姫から婚礼の招待を受けて倒れ、さらに悪化したという。「寿命まで縮んで…」「静夜!」塗山璟は静夜の言葉を遮り下げた。すると塗山璟の変わらぬ深い愛情を知った小夭は思わず抱きつき、号泣してしまう。翌朝、小夭は塗山璟のために新しい薬の処方を書いた。しかし胡珍(コチン)が王姫の処方では治療に20年ほど必要だと気づき、続けることができるか疑ってしまう。塗山璟は王姫の指示に従うよう命じて胡珍を下げ、かつて小夭に突き返された魚丹の首飾りを差し出した。「治療代として受け取ってくれないか?」その時、静夜が西炎から王姫の迎えが来たと声をかけた。苗莆(ビョウホ)は寝殿の前にひざまずき、西炎王の命を受けて迎えに来たと訴える。驚いた小夭は思わず立ち上がると、塗山璟の手から魚丹を受け取った。小月頂に帰った小夭は恐る恐る祖父の前に立った。「阿爺(アーイェ)…ただいま戻りました」そこへ知らせを聞いた瑲玹が駆けつける。小夭は思わず瑲玹の後ろに隠れたが、祖父から厳しく叱責された。「出てこいっ!防風邶はどうしたっ?!」「防風邶は…死んだわ、私のせいよ、でも私たちの関係については話したくないの」そこで瑲玹は小夭を捜索していた自分の侍衛が抵抗した防風邶を誤殺したことにしようと提案した。これなら世間も納得し、赤水豊隆(セキスイホウリュウ)の怒りも収まるだろう。太尊は仕方なく了承すると、瑲玹は小夭に部屋へ戻るよう促した。瑲玹は祖父も相柳と防風邶が同一人物と気づいていると分かった。「知った上で帰順を?」「そんな気はしていたが、確信したのは今日だ」「姑姑も赤宸(セキシン)がいなければあんなことには…相柳め、一体、何を考えているんだ」つづく(๑•̀ㅂ•́)و✧ 私の子ではない!…って昼ドラあるあるw
2025.01.04
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偷偷藏不住 Hidden Love第19話インターン先が決まり、夏休みも段嘉許(ドワンジアシュー)がいる宜荷(イーホー)で過ごすことになった桑稚(サンジー)。段嘉許も桑稚が自分のために残ってくれることを喜んだが、上司の思雲(スーユン)が急病になり、仕事に追われてしまう。一方、ルームメイトたちがそれぞれの予定で寮を出て行く中、桑稚は独りで残ることになった。すると初出社の朝、桑延(サンイエン)から連絡が来る。📱<何時の飛行機で帰って来る?「ぁ…聞いてないの?インターン先が決まったの、パパとママから了解は取ってる」何も知らなかった桑延は激怒、例の院生のために帰省しないと妹をなじって電話を切ってしまう。桑稚は物分かりの悪い兄に呆れたが、やはり正直に伝えようと思い直した。💬哥、実は嘘をついていたの、彼氏は院生ではなく段嘉許よしかし桑延にブロックされ、メッセージは送信不可になってしまう。〓第十九篇 ~寄り添う~ 幸福のリズム 〓デザイン会社でのインターンが始まった。桑稚は企画部部長・施暁雨(シーシャオユー)の補助を任されたが、上司はとても厳しく、物言いもきつい。実は施暁雨は大晦日のレストランで段嘉許と揉め事を起こした姜穎(ジャンイン)と一緒にいた友だちだった。初日からクタクタになって待ち合わせ場所で段嘉許を待つ桑稚。両親は社会に出た娘を心配してメッセージを送って来たが、桑稚は楽しかったと返信した。段嘉許が遅れてやって来た。2人は夕食に出かけたが、段嘉許も両親に負けず劣らず桑稚の会社での様子をしつこく聞いてくる。「口うるさ過ぎる~そんなに心配しないで、私はもう立派な大人よ?」すると段嘉許は桑稚に人形を贈った。「…猪(ブタ)?」「うさぎだよ!」実はその人形はとても柔らかく、何とも言えない触感がたまらない。段嘉許は入社当時、慣れない環境でストレスが溜まったと話し、もしもの時はこの人形に当たれと勧めた。「桑延めっ!ムギュー🐰」「え?…何かあったのか?」事情を聞いた段嘉許は国慶節の休みに戻って桑延に2人のことを話すつもりだと安心させた。仕事に追われる段嘉許はようやくひと息ついて桑稚に電話をかけた。「これから会議なんだ、連絡できないかも…」📱<終わったら連絡してその時、段嘉許は偶然、桑稚を叱責する上司の声を聞いてしまう。″まだ終わらないの?!″📱<はっ…かけ直すね(ガチャ桑稚は慌てて携帯を切ったが、段嘉許にインターン先で苦労していると知られてしまう。桑稚は上司の嫌がらせで毎日、遅くまで残業していた。そんなある夜、配信前の追い込みで忙しい段嘉許のもとに桑稚から夕食の差し入れが届く。喜んだ段嘉許はすぐ桑稚に連絡したが、桑稚もまだ会社にいると分かった。「大丈夫、あと2時間くらいで終わるから」「今から迎えに行く」桑稚は川を眺めながら段嘉許の到着を待っていた。段嘉許は弱音を吐かない桑稚を黙って抱きしめ、会社で何を言われても聞き流せば良いと慰める。すると桑稚は段嘉許の顔を見ただけで心が満タンになったと笑顔を見せた。「じゃあ俺も満タンにしてくれ」「ふふふっ!」桑稚は段嘉許に飛びついたが、涙を見せまいと必死だった。その時、桑稚の携帯が鳴る。「…分かりました、今夜中に片付けて明日、提出します」その時、段嘉許の携帯にも会社からメッセージが届いたが、桑稚には黙っていた。翌朝、桑稚が寮を出ると段嘉許が車の中で眠っていた。段嘉許は桑稚に寝顔を見られてばつが悪そうだったが、桑稚は段嘉許の服が昨夜と同じことに気づく。「昨夜は何をしていたの?着替えていないし、顔も疲れてる もし二股かけているなら白状して、1日に2人の相手をするのは大変だし…」「誤解するな桑稚、同じ服をたくさん持っているだけだ、彼女は君だけで十分」「ごまかさないで話して、徹夜だったの?」すると段嘉許は心配かけまいと黙っていたが、仕事で会社に寝泊まりしていたと明かした。桑稚は自分を送迎する時間を睡眠に充てるよう訴えたが、段嘉許は譲れないという。出社した施暁雨は偶然、会社の前に停めた車の中で別れの口づけを交わす桑稚と段嘉許を目撃した。そこでデスクに座ると早速、姜穎に電話をかけて告げ口する。「会社の前で見たの、あなたに水をかけた女を覚えてる?うちの会社の実習生なの あの2人、かなり親密よ」桑稚は急いで資料を作って上司に企画書を送ったが、音沙汰がなかった。するとようやく施暁雨から声がかかる。「企画は初めて?…文字のバランスが悪いわ、このフォントは何?」「分かりました、でもフォントは…」「前とは違うの!臨機応変に対処できないの?!」施暁雨の怒鳴り声がオフィスに響き渡った。驚いた部下は慌てて駆けつけ桑稚を逃したが、なぜ部長が実習生をいじめるのか分からない。一方、デスクに戻った桑稚は動揺し、咄嗟に段嘉許からもらった人形を握りしめた。桑稚は社内を移動中、偶然、施暁雨と部下の話を聞いた。「桑稚が嫌いなんですか?せっかくうちにも実習生が来てくれたのに、それに彼女は賢い」「賢い?私生活を知らないでしょう?」「よほど不満があるんですね?」桑稚は上司に嫌われていると知ったが、まだ理由までは分からなかった。姜穎は仕事が終わってから施暁雨に電話した。「これから会える?」「今夜は職場の飲み会でいつものカラオケ店なの、また今度」それを聞いた姜穎は…。段嘉許は飲み会に出かけた桑稚を心配し、メッセージを送った。💬酒を飲んだか?💬少しだけよ…退屈で帰りたい💬口実を探せ、迎えに行くよそこで桑稚は上司に寮の門限があると断って先に帰ることにした。すると部屋のドアを開けたところで見覚えのある女性と鉢合わせする。つづく( ̄▽ ̄;)さすがに会社の前でキスはダメじゃないか?w
2025.05.18
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″冷面戦神″宋威龍と″将門貴女″包上恩の結婚から始まる愛の物語!韶华若锦 Youthful Glory 全30話久しぶりにツンデレ友の会認定ドラマのご紹介です(^ꇴ^)ハイスペ宋威龍に一体いつになったらハマれるのかと思っていましたが、ここにきてついに来ました!毎日が楽し過ぎる!そして現在YouTubeで2巡目wウエイロンものはアンジェラベイビーとの共演でやっと完走したものの、相変わらず演技は硬かった印象wでも今回は女主との相性が良いのか、個人的に包上恩が好きなせいかハマりました!友の会会員の皆様には今季マスト作品となっております男主と女主のシーンだけでも十分に楽しめますw〓イントロダクション〓令国公府と靖安侯府の結納の日靖安侯府の四小姐・明檀はわざとゆっくり支度をして結納品を届けに来た令国公夫人を待たせた梁家の目的は一目瞭然、父の兵権しかも世子・梁子宣は表妹と恋仲で、彼女はすでに身ごもっているという「こんな結婚に応じると思う?」明檀は婚約書を受け取る際に侍女に目配せすると侍女の合図で使用人がわざと衝立を倒して結納品を台無しにした「突然、衝立が倒れ、祝いの雁が逃げてしまった…これは延期せよとの天意です」姥は老爺の留守中に不手際は許されないと訴え、あらためて日取りを決めてやり直して欲しいと夫人を追い返した明檀は父の帰京を待たずに急いで縁談を進める梁家に不信感があったともかく梁子宣と表妹の関係を暴いて破談にするしかないすると2人が寒烟寺に祈願へ向かったと知らせが届いた「すぐ馬車を用意して!」その頃、辺境から密かに京を目指していた定北王・江緒は郊外の森で刺客に襲われた「背後にいるのは梁家だな?」剣術に長けた定北王は独りでも刺客を蹴散らしたが、東州での一戦で負った肩の傷が開いてしまうしかし鎖で拘束されても見事な武功で敵を退け、何とか逃げ出した∑(⊙∀⊙)ヒャーーー!無精髭ウエイロン!明檀は世子たちが祈願を終えて帰ったところで侍女に見張りをさせて本堂に入った目的は2人が祈願したお札を見つけ、これを証拠として持ち帰ること明檀は無事にお札を見つけたが手が届かず、記帳用の書卓を移動して台にしたしかし履き物を脱いで上がったせいでうっかり足を滑らせて落ちてしまうその時、本堂に隠れていた江緒が思わず飛び出し、明檀を抱き留め、助けた「あ、ありがとうございます」「どういたしまして」すると外から県尉たちの声が聞こえてきた(  ̄꒳ ̄)濃い濃い濃い濃い濃いい濃い濃い濃い濃いい濃い濃い濃い濃い…侍女は靖安侯府の小姐が参拝中なので本堂には入れないと止めたしかし役人たちは盗賊が寺に隠れているため捜索するという焦った江緒は剣を抜いて物陰に隠れた明檀は恩人を救うため捜査令状があるか聞いたが、県尉は急だったので持っていないというならば規則違反、明檀は名家の貴族が通う寺で参拝を邪魔すればどうなるかと脅した仕方なく役人は指で窓紗に穴を開けて中を見たが、確かに令嬢しかいない県尉は密かに定北王を捕まえるよう指示されたことを思い出し、騒ぎになることを恐れて引き上げた侍女は安堵して本堂へ入ったすると柱の影に本当に盗賊がいたが、明檀は何も言わず足早に帰ってしまう江緒は剣を収めると、明檀が落としていった玉佩を見つけた…靖安侯府?…江緒は警戒中の役人の目を盗んで靖安侯府の馬車の下に潜り込み、寺から脱出したしかし肩の傷が傷んで途中で落ちてしまう御者は慌てて馬車を停め、小姐に報告した「あなた…はっ!怪我しているの?」「小姐の馬車で一緒に京に入れてくれないか?」その時、再び刺客が現れた江緒は咄嗟に明檀を抱えて助け、逃げるよう促したしかし驚いた御者がどこかに隠れたまま出てこないその間にも江緒はたった独りで無数の刺客を始末していたやがて林は静かになった明檀は恐る恐る馬車の陰から様子を見ようとしたが、突然、男が顔を出す「うわ!」「小姐の馬車に乗せてくれるか?」「…あなた、命の危険があるの?」「いや死にはしない」「ホッ、良かった、大显では名節が大事なの、見知らぬ男と一緒に車に乗るのは名声が傷つく それにあなたの素性も知らなければ…」「つまり?」「お断りします」「へ?私が悪人に見えるか?!」「…ミエル」すると明檀は御者を呼び戻し、江緒を置いて出発してしまうしかし念のため窓から水と傷薬を落として行ったYouTubeで毎日2話ずつ更新中です1話、見終わるたびに笑顔になってしまう…可愛い〜❤️( ˶´꒳`˵ )日本上陸を期待しています!↓( ๑≧ꇴ≦)片手抱っこキタキタキタキタ━━━!↓(  ̄꒳ ̄)←ウエイロンの顔w※【Hello Saturday】から包包がデート相手に求めるのは″安全感″→その見本としてロンロンが呼ばれ″公主抱っこ″を披露
2025.06.08
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双轨 SPEED AND LOVE 全29話第17話姜暮(ジャンムー)を家に連れて帰ったものの、継母としてどう対処すれば良いのか分からない趙美娟(ジャオメイジュエン)。すると姜暮が部屋から出て来た。「趙阿姨(アーイー)、さっきのことはパパには秘密にして ここに残ると決めたのは彼のためなの、味方になって欲しい」趙美娟は姜暮がずっと靳朝(ジンジャオ)を慕っていると気づいていた。姜暮の母が反対するのは目に見えていたが、苦労続きの靳朝を思うと幸せを願わずにはいられない。結局、趙美娟は何も見なかったことにすると約束した。「早く休みなさい」一方、三頼(サンライ)は飛馳(フェイチー)自動車で靳朝の帰りを待っていた。すると靳朝が独りで戻ってくる。「姜暮は?!見つかったのか?」「靳強(ジンキョウ)のところに帰った」三頼は安堵し、誤解されないよう説明するべきだと諭した。しかし靳朝は姜暮に心配させたくないという。「どちらにせよ全て姜暮のためなんだ」「姜暮のため?彼女がどう思うか考えてもいないのに?! 彼女のためという理由はお前の自己満足でしかない!隠し通せやしないぞ! 今日は偶然でも次は?!何度も隠すのか?!」「彼女は俺の恋人だ!口を出すなっ!」その夜、万青(ワンチン)が飛馳自動車の前で待っていると姜暮がやって来た。「姜暮!…靳朝に″同盟″に近づくなと説得して」「同盟?」万青も父の話を盗み聞きしただけで詳しくは知らなかったが、姜暮の話なら靳朝は聞いてくれるだろう。「姜暮、必ず同盟から離れるよう説得して、今の件から手を引くようにと…」姜暮が工場へ入ると靳朝は独りで車を整備していた。「靳朝、話があるの」靳朝は昨日の釈明をしようとしたが、姜暮に制止されてしまう。「分かってる、靳朝、何をするにしても自分の身を守って欲しい、約束して」「努力するよ」お金の問題だと誤解した姜暮は、母が家を売ったお金が自分に入ると話した。しかし靳朝はお金の問題ではないと否定、話をそらしてしまう。「…もう遅い、眠くないのか?」「眠いなら一緒に寝…はっ!そういう意味じゃ、枕元で見守るという意味よ」靳朝はひとまずシャワーで汗を流した。なかなか説得できず、苛立ちを隠せない姜暮。同盟について何か聞き出そうとするも、靳朝は頑なに話したがらない。…万青はわざわざ私に説得するよう頼んできた、もしや同盟って危険な地下組織?靳朝は一体、何をしたの?…靳朝は黙り込んだ姜暮を見て安心させることにした。「今回だけだ、過ちは犯さない、心配するな」「ならいつ終わるの?」「すぐだ、遅くても2週間」靳朝は不安そうな姜暮の手を握りしめながら約束した。三頼が近くの川で釣りをしていると靳朝がやって来た。靳朝は三頼に自分が身勝手だったと謝り、反省したという。「彼女にちゃんと説明するよ」すると三頼はようやくビールを受け取った。実は三頼の父も男気が強く、家族に何も話さない人だったという。「ママは不安で震えてばかりだった、お前は兄弟分で姜暮は友だちだ 父の二の舞を演じないで欲しい」「分かった」翌日、万青は飛馳自動車の前に車を止めて姜暮が来るのを待っていた。すると姜暮が現れる。「姜暮!…説得してくれた?」「約束してくれたわ、2週間後には手を引くって」「バカなの?!その前に何かあったらどうするの?!」その時、三頼が慌てて工場に現れた。「大変だ!ガレージの車が!」姜暮と万青も急いで工場の裏にあるガレージに駆けつけた。すると靳朝がレースに使うRX7のエンジが壊され、フロントガラスも割れている。今日は父の危篤で鉄公鶏(ティエゴンジー)が早退していた。小陽(シャオヤン)も今朝、注文客に呼ばれて訪ねたが、留守だったという。「俺が店を離れたから…」誰もが万記(ワンジー)の仕業だと疑った。万青は思わず自分とは関係ないと叫んだが、激高した靳朝に帰れと怒鳴られてしまう。「いいわ…もう関わらない」万青は泣きながら帰っていった。そこでようやく靳朝は唖然としている姜暮の姿に気づく。「三頼、姜暮を送ってくれるか?」すると靳朝は姜暮に自分信じるよう言い聞かせた。「靳朝のところへ戻り、しっかり休むんだ、何も悩まず笑って過ごせ」姜暮の前では冷静に振る舞った靳朝、しかし怒りが収まらず、万記の工場にいた賀彰(ホージャン)を殴りつけてしまう。帰りに市場を通りかかった姜暮は偶然、例の謎の男を見かけた。そこでこっそり後をつけたが見つかってしまい、ちょうど買い物に来ていた潘愷(パンカイ)を頼って難を逃れる。靳朝は男から姜暮が何か勘付いたかもしれないと聞いた。その夜、工場へ戻った靳朝は、独りで待っていた姜暮に全てを明かすと決める。「万青から俺の過去について聞いただろう?」事故が起きた後、靳朝は自分を責めながら2年間、償いのために必死に稼いだ。しかし自分が原因ではなかったと知り、靳朝は万記を辞める。その頃に知り合ったのが例の謎の男、実は彼は刑事だった。盧(ルー)刑事は密輸の重大事件の捜査中、靳朝の話を聞きに来たことがあった。その後、姜暮と再会したことがきっかけで靳朝から連絡したという。警察が追っているのは万勝邦(ワンションバン)ではなく、同盟が開く違法レースを探ることで背後にいる密輸組織を突き止めることだった。しかし同盟は用心深く、よそ者を潜入させるのは不可能、警察も難儀していたという。そこで靳朝はレースに参加しながら同盟と深く関わり、内部を探ると持ちかけた。「誰かを潜入させるなら俺は適役だった 俺には疑われない理由がある、万勝邦とは因縁があるからな 盧刑事は約束してくれた、事件が解決したら万勝邦一派も捕まる、俺の冤罪も晴れると…」実は同盟はレースを隠れ蓑にして密輸を担える人材を育てていた。商売に向いているのは度胸があり、命知らず、そして借金がある上位入賞者だという。レースの上位に食い込んで来た靳朝と万勝邦の確執が公になれば同盟も見過ごせなくなる。穏便な解決策は1つだけ、和解に至らない場合には伝統的な方法があった。「それがカーレースだ、負けた側は黙って引き下がる決まりだ」靳朝は姜暮との再会を機にどうしても冤罪を晴らしたくなった。「証明したいんだ、俺が少なくとも君にふさわしい男だと… 本当は何と言ってごまかそうか考えていた でも嘘でその場をしのいでも、この先も嘘を重ねて君を心配させることになる それなら全て話した方がいいと思ったんだ」「そんな危険なレース、やらなくちゃならないの?」「同盟の犯罪は見逃せない、この件は必ず俺がやらなければ、たとえ自分を犠牲にしてでも」つづく( ߹꒳ ߹ )哥哥、そうだったんだ〜
2026.10.04
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扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第38~42話まとめ※このあらすじは1週分のまとめになります※各話未視聴の方にはネタバレになりますのでご注意ください誤解が解けて仲直りした長孫無極(チョウソンムキョク)と扶揺(フーヤオ)これで2人の想いも通じ合ったと思いきや、なぜか扶揺は無極と距離を置き、しかも村で最も美しい娘に選ばれた胡桑(コソウ)を娶るよう仕向けますさすがに傷ついた無極から何を恐れているのかと迫られる扶揺実は鎖情(サジョウ)の毒を消し去ることができず、明日をも知れない命だと知っていたんですね「私だって辛い!あなたのことが好きなのに突き放さなきゃならないなんて こんなの私だって嫌よ!だけどっ…苦しめたくないの、あなたがもうすぐ死ぬ私のために…」ここでガシッ!からのブチュー!「君を絶対に死なせるものか!信じてくれ、私を…信じろ、絶対に死なせぬ…絶対に!」((( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾<ダメ絶対!無極は扶揺にこの世の終わりまでそばにいて欲しいと告白、扶揺も好きな人と一緒なら死など怖くないと素直に無極の想いを受け入れますしかし天権(テンケン)から早馬が到着皇帝が危篤と知った無極は皇宮に戻ると決め、再び扶揺と離れ離れに…天権に戻ることになった無極しかし密偵・江楓(コウフウ)の報告によれば翊王(ヨクオウ)・長孫平戎(チョウソンヘイジュウ)が天権への道に兵馬を配置しているとか無極は止むを得ず最速の道となる葛雅(カツガ)砂漠を通ることにしますここは冥界への入り口と呼ばれ、無事に通過できた者はいないという危険な場所…宗越(ソウエツ)は盟友を心配し、扶揺の薬材を探すと言う名目で同行することにしますそこで無極は鉄成(テツセイ)を弟子に迎え、自分が留守の間、扶揺を任せることに扶揺はまさかそんな危険な旅とは知らず、送り出してしまいます天権では皇帝・長孫逈(チョウソンケイ)が側仕えの韓林(カンリン)から平戎の動向を聞いていましたどうやら平戎が無極に何か仕掛ける様子皇帝はこの機会を利用し、女子にうつつを抜かした無極に試練を与えて教訓を学ばせようと企みますそこで平戎を呼びつけ、わざと焚き付けました「病を機に文武百官の意向を量るつもりが、お前に朕を殺す最高の機会を与えたとは…」平戎は父が″血を流さずして帝位は手に入らぬ″と言ったことを思い出し、もはや父も無極を助けられないと気づきます一方、徳王(トクオウ)・長孫迦(チョウソンカ)は妓楼にいる密偵・紅瀛(コウエイ)から無極の危機を知ります実は紅瀛、もともと皇帝が徳王を見張らせていた密偵でしたが、ミイラ取りがミイラになっちゃったのね…翊王が黒戎寨(コクジュウサイ)に現れ、約束通り金銀や武器を届けましたそこで姚城(ヨウセイ)を守る扶揺を頭領・赤鬼(セキキ)に任せ、自分は無極の首を取ることにその頃、無極は葛雅砂漠に到着、しかし呼び寄せたはずの上陽宮の兵士たちがいませんすでに兵権を奪われたのなら政変があったのだと考えた無極、そこへ翊王の精鋭たちが現れます無極と宗越は追っ手を片付けましたが、これが続けば共倒れは必至そこで無極は二手に分かれると決め、自分は砂漠を、宗越には宮道を行って江楓と合流するよう頼みます扶揺は黒戎寨が姚城に迫っていると知ります勢力を拡大した黒戎寨は3万人、援軍も呼べば5万人、しかし対する姚城は兵が3千人で食料もわずか5日分…追い詰められた扶揺は戦うしかないと決心し、村人総出で罠を仕掛けた結果、奇襲作戦が成功しますそこで赤鬼は兵量攻めで追い込むことにその頃、皇后・元清旖(ゲンセイイ)は天象で息子の危機を悟り禅室に駆けつけますしかし皇帝は頑なに面会を拒否皇后は「命を削る薬も喜んで飲みますから~」と訴えますが、なしのつぶて…一方、徳王は無極を守るため、密かに兵を送っていましたすると無極が流砂にのまれ、生死不明との報告が…皇后は動揺しますが、幸いなのは平戎も無極の消息をつかんでいないことでしたそこで徳王は引き続き捜索すると話し、皇后に宮中で待つよう伝えますいよいよ食料も尽きた扶揺は救援を呼ぶため、もぐら族の小七(ショウシチ)に地下道を掘らせ、雅蘭珠(ガランジュ)と一緒に脱出させることにしかし小七たちが発って5日になっても何も知らせは来ませんでした扶揺はこのまま籠城しても全員、死ぬだけだと考え、村人たちに陥落を目前にして守るのを止めると宣言村人たちは県丞が自分たちを見捨てたと猛反発しますが、どんなに裏切り者と罵られても扶揺は黙って姚城を出て行きました扶揺はひとり黒戎寨の野営に投降し、盟約の儀式を要求します黒戎寨の流儀では心臓の上の血を使うと知ってたんですね扶揺は自分が先に胸を刺して血を取ると、赤鬼は安心して自分の胸に短剣を突き立てましたその瞬間、扶揺が赤鬼の手を押して短剣を深くまで差し込み、蹴り飛ばします天幕は騒然、扶揺は襲いかかって来た配下を始末し、何とか立ち上がった赤鬼との直接対決を制しましたすると天幕の裏を破いて黒衣の男たちが現れます「フーヤオ様、命令により助けに来ました!信じてください」扶揺は赤鬼の首を取って謎の味方と姚城に戻りましたしかし扶揺に裏切られたと思い込んだ村人たちは城門を開けません鉄成は扶揺を信じて中に入れるよう説得しますが、1人の力ではどうにもならず…やがて頭領の敵を追って来た残党たちが到着、黒衣の男たちは主人の命だと言って扶揺を守り犠牲になってしまいます理不尽な運命に思わず絶叫する扶揺ついにたったひとりとなった扶揺は自害を決意しますその時、ようやく小七が救援を求めた戦北野(センホクヤ)が登場!「…戦北野?」「他の誰だと?」すると戦北野は黒風騎(コクフウキ)という大軍に残党の始末を任せました扶揺は戦北野の兵営で3日間も眠り続け、ようやく目覚めますしかし夢の中で見た無極のいる場所が生きては帰れぬ葛雅砂漠だと知り、激しく動揺して昏睡状態に…小七は戦北野に扶揺の命乞いをすると、戦北野は扶揺が摂坤鈴(セツコンリン)を持っていることに気づきますそこで摂坤鈴を使って自分の内力を扶揺に伝え、2人の命を縛り付けて扶揺の夢の中へただしこのまま2人が夢の中に封じられれば、戻っては来られません扶揺は葛雅砂漠で戦北野と再会、これが自分の夢の中だと知りますすると前方から夯蛟隠軍(コウコウイングン)がやって来ました戦北野は扶揺を連れて物陰に隠れると、夢の中でも実在する危険があると教えます不思議な現象が見えたのは天意、しかし最大の敵は自分自身だとか…その頃、徳王は平戎に探りを入れるため、翊王府にいましたそこで平戎はわざと徳王に聞かせるため、徐来(ジョライ)に皇太子が死んだと報告させます何でも皇太子は砂漠の奥地で流砂にのまれ、恐らく活路はないとか平戎は大げさに悲しんで弟の遺体を探し出すよう命じ、自分が葬儀を出してやると言います落胆する徳王でしたが顔色ひとつ変えず、無極のために尽力した平戎を労って帰って行きました穏やかに笑顔で別れた平戎と徳王、しかし実は互いに腹の中を探り合っています平戎は無極を片付けたら、次は徳王を始末しようと企み…そんな中、兵営に宗越(ソウエツ)が現れます無極と別れて宮道に出た宗越はやがて江楓と合流実は天権で政変が起こり、上陽宮の兵が北川(ホクセン)に移動したと知りますこの時点ではまだ江楓も平戎が動員したと知らなかったんですね宗越は南戎へ戻ることにしましたが、その前に無極の訃報を聞きますにわかに信じられず葛雅砂漠へ行こうとした矢先、雅蘭珠(ガランジュ)と出くわしたとか2人は姚城のことを聞いて兵営に駆けつけましたが、医聖の宗越でも扶揺たちを助けることはできません救えるのはこの世でただ1人、しかし簡単に呼べる相手ではないとか…つづく(´⊙ω⊙`)元宝が無極の口に吹き込んでたのって…何?!wところで扶揺を助けて犠牲になった人は黒風騎の人なの?え?ちゃんと見てんのかって?(笑
2019.10.29
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第78話「御花園の幻」皇后・烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)と凌雲徹(リョウウンテツ)の醜聞はまだ幼い第12皇子・永璂(エイキ)の心にも暗い影を落としていた。そんな弟を心配し、第五皇子の貝勒(ベイレ)・永琪(エイキ)は久しぶりに尚書房へ永璂を迎えに行ってやる。「以前なら凌侍衛が迎えに来たのに…」永璂はため息をつき、5兄に母と凌雲徹が恋仲だと言う噂があると嘆く。しかし永琪は噂など信じるなとなだめ、皇后を信じていると言った。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)が足繁く翊坤(ヨクコン)宮に通うようになり、風見鶏の内務府総管太監・秦立(シンリツ)はわざわざ俸禄を直接、届けに来た。翊坤宮の太監・三宝(サンポウ)は総管の見送りに出たが、そこへちょうど使いに出ていた凌雲徹が戻って来る。秦立は侍衛から宦官になった小凌子(ショウリョウシ)に興味津々、思わず呼び止めてからかい出した。そこで三宝は早く花を届けるよう指示して逃がそうとしたが、運悪く養心殿の太監・進忠(シンチュウ)がやって来る。「秦公公(ゴンゴン)、何のお話を?」「いや~小凌子が翊坤宮に勤めて誇らしげだと話していただけだ」「あぁ~翊坤宮ですからね~想い人のそばで働くの楽しいでしょう~w」「小凌子、愚か者ゆえおっしゃる意味が分かりません」「大した意味はない…ふっ では皇上に代わって命じる、皇后娘娘によくお仕えしてご満足させるように…」秦立と進忠は思わず失笑したが、凌雲徹も黙っていなかった。「…皇上のご命令なら皇后娘娘の面前にて改めてお伝えください あなたも宮中の掟はよくご存知のはず もし進忠公公の私的なご意向なら、皇上をかたる偽の命令となり、重罪に当たります」進忠は思いがけず凌雲徹にやり込められた。凌雲徹は容珮(ヨウハイ)に頼んで寝殿内の仕事は避けていた。皇后との距離を保つことで守ってくれていることは如懿も容珮も承知している。しかしこれで終わるのだろうか。今や弘暦の考えが読めなくなり、如懿は不安に駆られていた。一方、炩妃(レイヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)は、初めての懐妊でもないのに激しいつわりに苦しんでいた。「凌雲徹が皇后のそばにいる…そう思うと吐き気が…」嬿婉はせめて翊坤宮から凌雲徹を追い出せれば楽になると吐露する。すると侍女・春嬋(シュンセン)は主人がまだ凌雲徹に未練があるのかと驚いた。「ハア~…忘れられない人はいるものよ…」そんなある日、弘暦は如懿と芝居を見ることにした。演目は″墻頭馬上(ショウトウバジョウ)″だったが、2人の席の後ろには凌雲徹が控えている。寝殿に戻った如懿は疲れ果て、横になった。容珮は主人の身体をあんましながら、わざわざ思い出の芝居を選ぶとは皇后と小凌子への当てつけだと呆れる。かつて愛し合う2人はこの芝居を仲睦まじく見たものだった。如懿は弘暦の仕打ちに打ちひしがれ、思わず涙が溢れてしまう。今や2人は床を共にしても、ただ黙って朝が来るのを待つだけだった。翊坤宮で朝餉を済ませた弘暦は、ふいに翊坤宮に手癖の悪い者がいると言った。「凌雲徹が朕の宝を盗んだ…進忠?小凌子を清掃係に配置換えを、最低位の清掃太監に」すると進忠は拝命し、直ちに出て行く。如懿が黙っているのを不審に思った弘暦はどうしたのかと聞いた。「許しを請うか?」「請えば許してくださると?…皇上はこの芝居に飽きて凌雲徹を退場させるのですね?」「楽しんでいたとでも?」「(プイッ)」「そなたが気詰まりのようゆえ、これは朕の厚意だ」「(そりゃどうも)ご厚意に感謝します」如懿の冷ややかな目は、無言の剣のように弘暦に突き刺さった。弘暦は居たたまれなくなり足早に帰ってしまう。すると激情に駆られた如懿は思わず箸をつかんで机に投げつけ、皿の割れる音が殿内に響いた。内務府が翊坤宮の奴婢を減らした。容珮はこれが皇帝の意向だと気づいて主人に報告したが、如懿は好きにさせろという。そこへ愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)がやって来た。実は永琪夫婦が菓子を持って訪ねて来たのでお福分けだと勧めたが、食欲がない如懿は後でいいと断ってしまう。海蘭は配置換えになった凌雲徹のことが気がかりなのだと分かった。すると如懿は皇上の疑念が晴れない限り、この件に終わりはないと落胆する。凌雲徹を苦しめるのが弘暦の鬱憤ばらしなら、如懿には何の手立てもなかった。「1年ほど過ぎたら、都から遠い離宮にでも行かせたい… 皇上から距離を置けば、少なくとも命の危険はないはず」「…実現できるといいわね」海蘭はそう答えるほかなかった。凌雲徹は食事もさせてもらえず、雨の中で掃除を続けていた。ふと視線を感じて顔を上げると、容珮を見つける。容珮はそれとなく凌雲徹に合図し、人目のつかない場所で手作りの枕を渡した。「感謝します、毎日、雨続きなのでお風邪など召しませぬよう、皇后娘娘にお伝えください」「必ず伝えます、その枕の中身は皇后娘娘が手ずから選った抗白菊よ あなたの苦しみを知って心を痛めてる」「私は単に体が辛いだけですが、皇后娘娘はお心に苦痛を… 私が去って皇上はお優しくなりましたか?」「表面的には…」「すべて私の罪です…」「皇后娘娘は違う考えよ…」その夜、容珮が作ってくれた枕に頭を乗せながら、凌雲徹は皇后への思いを募らせた。御花園の掃除中、偶然、散策する皇后を見かければ、ふと目で追ってしまう。しかしその姿を貝勒に見咎められ、もはや陰ながら見守ることも許されないと落胆した。夏が過ぎ、あっという間に冬がやって来た。如懿は慈寧(ジネイ)宮で皇太后と写経に没頭していたが、そこへ侍女・福珈(フクカ)がやって来る。炩妃が無事に第16皇子を産み、皇帝が永㻇(エイセン)と名付けたという。皇太后は多産の炩妃に褒美を出すことにしたが、今回は掟に従って寿康(ジュコウ)宮の太妃(タイヒ)に育てさせるよう命じた。「さもなくば炩妃が図に乗る…」皇太后はさすがに如懿が不憫だった。しかし古来より皇后は苦しみと背中合わせ、むしろ早死にした孝賢(コウケン)皇后は幸せかもしれない。如懿は確かにその通りだと同意し、しみじみ早死にと長寿ではどちらが幸せか分からないと言った。如懿は炩妃の皇子が無事に誕生し、間もなく臘八(ロウハチ)のため、臘八粥を奴婢に施したいと提案した。すると皇太后は粥の施しに群がるのは最下層の奴婢たちだと気づき、皆に行き渡るよう食材を惜しまぬよう助言する。こうして如懿の恩情はかろうじて凌雲徹の元へ届けられた。皇太后の決定で永㻇を手放した衛嬿婉は悲しみに暮れた。皇后が寵愛を失い、自分の子供は手元におけると思っていただけに落胆も大きい。侍女・春嬋(シュンセン)は冷遇されても皇后は皇后だと言った。すると嬿婉は如懿の差し金だと深読みする。「もう皇后は何もできないと思ってた…まさか太后をそそのかす力が残っていたなんて…」格格(ゲゲ)・胡蕓角(コウンカク)は炩妃の計画通り、永琪の心をしっかりつかんでいた。しかし永琪は最近、持病の足の痛みが度々ぶり返している。「江(コウ)侍医に診てもらいましょう」「心配ない、大丈夫だ」「…蕓角が今日あるのも貝勒のおかげです…それなのに申し訳ありません」「蕓角?何を言ってるんだ?そなたはよく仕えてくれる だがずっと子ができぬ、それが残念だ…もし子ができればこの上なく幸せだ」「そうですね(ゥッ…)お子を授かれたらどんなに良いか」永琪は急に泣き出した胡蕓角を心配した。確かに時々、体調が悪いように見える。胡蕓角は咄嗟に月の障りだと笑って水風呂の準備に向かったが、何も知らずに自分を愛してくれる永琪を思うと忍びなかった。皇帝は重用する永琪を栄(エイ)郡王に封じた。しかしすでに第5皇子には田蕓児(デンウンジ)を送り込んでいることから、進忠は次に嫡子の第12皇子を狙うよう炩妃に進言する。「母と子は一蓮托生、皇后が倒れれば12阿哥も終わる…」「…実の子が母親を陥れたら最高ね、私の恨みも晴らせるわ」すると進忠は凌雲徹を殺すべきだと言った。いつか皇帝と皇后がまたよりを戻せば、皇后の逆襲が始まって今までの苦労が水の泡になる。皇帝と皇后の間に溝を作った凌雲徹をもう一度、利用し、2人を完全に決裂させるのだ。「…難しいわ」「嫌なら忘れてください」進忠はまだ炩妃が凌雲徹に未練があると疑った。「嫌とは言ってない…誤解しないで、死なせるなら私たちに有利な死に方でと…」「そういうことです♪」急死した叔母の葬儀に出かけていた春嬋が帰って来た。叔母は南粤(ナンエツ)で採れる野生の茸(キノコ)を食べた後、朦朧として誤って池に落ちて死んだという。実はその茸が毒茸で、どうやら食べ過ぎると幻覚症状が現れると分かった。しかし茸を売った本人は毒茸だと知らなかったと責任逃れ、春嬋は茸と一緒に牢に入ればいいのにと悔しさをにじませる。すると衛嬿婉はふと思いつき、ならばその毒茸を証拠品として手に入れるよう指示した。第12皇子付きの太監・小栗子(ショウリツシ)は食事の給仕をしていた。すると永璂は今ごろ母が御花園で花を観ているはずだと思い出し、予定を変えて母と一緒に花を観たいという。小栗子は母思いの皇子に感心し、思わず凌雲徹の悪口を言った。「あいつのせいで12阿哥は皇后娘娘とお会いになれません… 噂を聞くたび耐えられなくなります 皇后と小凌子が抱き合っていたとか…」「でたらめを言うと許さぬぞ!」小栗子は口が滑ったと謝罪し、咄嗟に料理を進めた。「この茸料理は特に作らせたものです、南方から取り寄せた珍しい食材です」「うん、美味だ、もっとくれ」永璂は好みの味付けも相まって、その茸を食べ続けてしまい…。一方、掃除係の凌雲徹は急に御花園の落ち葉の掃除を言いつけられた。「特に梅の木の下はきれいにしろ、そろそろ花の季節だからな」「はい」如懿は容珮と2人で御花園にやって来た。以前は必ず誰かが皇后に梅の花を届けに来たものだが、去年の冬から如懿は自ら御花園に赴き、梅の花を手折っている。如懿は梅の花を選別していたが、その時、掃き掃除をしている凌雲徹の姿を見つけた。「…凌雲徹?凌雲徹?」凌雲徹は驚いて振り返ると、梅の木の下に如懿が立っていた。「皇后娘娘、ご機嫌麗しゅうございます」「ちーらい…元気だった?」「お気遣いに感謝を…はぉ、元気です あの日、お別れの挨拶もできず翊坤宮を離れました…お元気そうなお姿を拝見し安心しました」「凌雲徹、ずっと謝りたかったの、私のせいであなたを苦しめてしまった」「滅相もない、苦しくなどありません、私の願いはひとつ、皇后娘娘が平穏な日々を送られること」「あなたも平穏な日々を…」「はい」すると凌雲徹はかつてそうしていたように、皇后に梅の花を手折らせて欲しいと申し出た。恐らくこれが愛しい人に梅の花を贈れる最後の機会になるだろう。如懿は喜んで待っていると、凌雲徹が梅の枝を折って持って来た。しかしちょうどその様子を母を探していた永璂が目撃する。小栗子は炩妃の指示で第12皇子に毒茸を食べさせていた。すでに幻覚症状が現れていた永璂は母と凌雲徹が抱き合っていると誤解、慌ててその場を立ち去ってしまう。容珮は凌雲徹が差し出した梅の枝を受け取ると、主人の元へ戻った。するとそこで凌雲徹は下がることにする。「体を大切にね」「はい…」2人は常に一定の距離を保ち、決して近づくことなく別れた。凌雲徹の後ろ姿にはかつての精悍だった侍衛の面影はなく、背中は丸くなっている。その哀れな姿を目の当たりにした如懿は無性に悲しくなり、涙をこらえられなかった。その頃、衛嬿婉は第12皇子の養育に必要な品があれば手配したいと口実をつけ、皇帝と一緒に延禧(エンキ)宮へ向かっていた。すると急に永璂が一目散に逃げてくる。弘暦は永璂を呼び止め、宮中を走り回るなと叱ったが、永璂の様子がおかしかった。そこへわざとらしく小栗子が現れ、皇帝と炩妃に拝礼する。「12阿哥が御花園に入ると急に叫び声が聞こえて…皇后娘娘と小凌子が抱き合っていると…」弘暦は驚愕し、永璂に何を見たのか問いただした。混乱した永璂は激しく動揺し、頭を抱える。「あり得ない…(フルフル)…本当に額娘と小凌子が…そんなの嘘だ!」永璂は小栗子に抱きついて号泣してしまう。つづく。゚(∩ω∩`)゚。凌雲徹の愛が…ってか、嫡子のお付きがこれって…如懿も海蘭も何してたのかと…
2020.03.02
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