建築父さんの奮闘日記

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2007.09.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今日も厳しい日差しが降り注いでいます。
今朝の天気予報でも、彼岸明けもしばらくは日中30°を超える日が続くとのこと。
とは言え、オフィスの窓から今日のようなよく晴れた青空を観ていると、どこかへ出かけたい衝動に駆られます。

 今日は事務所で公立の保育所改修工事の入札に備えて、業務見積を作成しています。
公共工事の入札制度は工事業者だけではなく、我々設計等コンサルタント業務も同じです。
予め配布される資料から業務内容を確認し、必要な費用を算出した上で経費と利益を乗せた金額を入札金額とします。

 しかしこのご時世なかなか希望通りの金額なんかで落札出来ることはありません。
指名競争入札とはいえ1つの仕事を多くの業者間で取り合う訳ですから、簡単にはいきません。
我々の業務の場合必要な経費は殆どが人件費ですから、安くあげる為には人件費を削るしか無いわけです。


 そもそも無駄な手間なんてもう無いわけですから、手間受けの仕事の筈が必要な手間を省けばどうなるのか。
必要な品質確保が出来るのかというところにつながってくるわけです。

 まあこのような小さな改修工事のことですから、まとまった仕事の合間を埋める為のものと考えて少々赤字でもよいと割り切っていますが、建築士としての責任感と良識を持ってこの入札制度に参加する必要があります。

 ただこの入札によって設計者を決めるという考え方には疑問を感じます。
公共工事であるからには、たとえ小さな工事でもそれは市民の共有財産となるわけです。
安ければよいという考え方は一見公平で税金の節約になるようにも思えますが、品質を無視した不合理な方法とも言えます。

 施工者を選定する場合は建物の詳細な品質が決められた仕様書・設計図書に基づいて積算し価格競争しますが、設計者選定の場合は求められる建物の機能や性能によって必要な労力も変わりますし、設計者の能力や意欲によっても成果品は自ずと違ってくるのです。

 我々の建築設計という独創性を必要とする仕事が、単なる物品調達と同一視されているように思えて悲しくなります。
にも関わらずこの入札に参加せざるを得ない我々の立場もまた辛いところです。










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Last updated  2007.09.22 14:16:19
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