April 6, 2005
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その時、私はむくちゃんが出血していることに気が付いた。陣痛はまだのようだったが、その30分後から始まった。しかし、仔猫が産まれてこない。さらに30分苦しい様子を見せたが、産まれてこない。むくちゃんの体力も心配だったので病院に連絡すると、もう30分待ってみてと言われた。電話を切って程なく、小さな小さな赤ちゃんが産まれた。3cmくらいの、猫の形にもなっていない未熟児だった。もちろん死産。

あんなに苦しんで頑張ったのにあんまりだと思った。同時にこの赤ちゃんは、やっとお外に出られたのにママのおっぱいを吸うことができなかったかわいそうな子だと思った。でも、辛いことはそれだけではなかった。

その後も陣痛があったのに、他の赤ちゃんが産まれてこない…ついには夕方頃、陣痛もなくなってしまい、病院から帝王切開を勧められられた。だが、返事をためらった。エコーとレントゲンで赤ちゃんの生存を確認し、大きさも正常なこと、位置も少し下りはじめていることを確認すると、やはりもう少し待ちたいと相談してみた。むくちゃんのおっぱいも大きくなっていないし、仔猫たちもまだ産まれる準備が出来ていないから陣痛が来ないのかもしれないと考えたからだ。先生からは「そうかもしれないけど、このまま陣痛が来ないこともあり得るから、待っても明日の朝までだ」と言われた。

<写真は前日(5日)にシャンプー後のちわ君を見て「あんた誰??」といっているむくちゃんと、カラーが引っかかってうまく身動きできないちわ君>





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最終更新日  April 9, 2005 04:46:56 AM コメントを書く


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