乱筆乱文縦横無尽

2009年11月26日
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カテゴリ: 読書日記



明日は待望の休みなので、何をしようか考え中です。有楽町で映画でも観ようかと、上映時間を調べてみたりと平和な夜です。アラームをかけずに寝るので、起きた時間で休みの過ごし方が決まります。おそらく夕方に目覚めて、ダラダラして終わりなんですが


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今日は11月14日に読み終えた『 アスペルガー症候群 』を紹介します。もともとこの疾病には関心があり、さらに詳しく知りたくて購入しました。



アスペルガー症候群 (楽天ブックス)
※幻冬舎(幻冬舎新書) 2009年 ★★★★☆


私の好きな作家の一人、島田荘司氏には『 エデンの命題 』というアスペルガー症候群を扱ったミステリーがあります。近年の島田荘司氏の作品で多いのが、脳をテーマにしたものです。名作『 ネジ式ザゼツキー 』もそうでした。



エデンの命題
※光文社(光文社文庫) 2008年 ★★★★☆(登場人物がアスペルガー症候群)



ネジ式ザゼツキー (楽天ブックス)
※講談社(講談社文庫) 2006年 ★★★★★(「驚天動地」とはまさにこの作品)


思いっきり話がそれましたが、そんなこんなで本書を購入。アスペルガー症候群の症状などについての基礎知識を十分手に入れることができました。


アスペルガー症候群とは、自閉症的な症状を見せながらも知能的には決して劣ってはおらず、対人関係などに問題を抱えている子どもが当てはまるもの。こうした人々を単に「異常」してしまうのは社会的な損失であると指摘する点が、本書の面白いところ。歴史上の人物で「異能」と称される人々にはアスペルガー症候群の性質を持っている人が多く、彼らの特性を社会が有用すべきと著者は主張します(たとえばエジソンやビル=ゲイツ、そしてウィトゲンシュタインなどもアスペルガー疑惑ありとのこと)。


このような著者の意見はさておき、私がこの疾病に興味を持っているのは、そのスペクトラム(連続体)という考え方そのものです。これに関する著者の言葉を引用しておきます。


ちょうど大きな山があって、その頂の部分に従来からの自閉症があり、その裾野に、アスペルガー症候群や特定不能の広汎性発達障害が広がり、さらにそれは、健康なレベルの人にも見られる傾向へと連続的に続いている(p.93)。


つまり、自閉症やアスペルガー症候群の人々と、健常者とされる一般人とは、なだらかにスペクトラムとしてつながっており、そこには明確な区分はなく、医学的・臨床的な判断によってカテゴライズされているだけということです。こうした考え方は非常に重要です。


人々は社会内においてさまざまに区分されています。その代表が「性別」です。「男性」「女性」という区分。実はそれすらもスペクトラムであることが、人々の間で徐々に了解されるようになってきました。最近のニュースでいえば、世界陸上で活躍した南アフリカの「女性選手」が実はインターセックス(intersex)であったことがまさにそうです。



インターセックス (楽天ブックス)
※集英社 2008年 ★★★★★(intersexをモチーフにした帚木蓬生氏の傑作)





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Last updated  2009年11月26日 05時14分44秒
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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