乱筆乱文縦横無尽

2010年02月25日
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カテゴリ: 読書日記

昨日はやはり飲みすぎました。読書をしたい気持ちもありますが、今日はブログを更新したらとっとと寝ることにします


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さて、今日は2月17日に読み終えた『 邂逅の森 』を紹介します。本書は 2004年の山本周五郎賞受賞作 。同年には 直木賞 も受賞しています。本文531ページの長編ですが、怒涛の展開で読み終えるまでは眠れませんでした



邂逅の森  文藝春秋(文春文庫) 2006年 ★★★★★


本書は秋田のマタギを主人公に据えた作品です。主人公がマタギとして山に入った大正3年から物語は始まります。その後、主人公は土地の有力者との諍いが原因で、鉱夫となって山に入ることになりました。そして、鉱山を辞めた後は、再びマタギとして山に入ることになります。作品世界内で主人公は20年以上を生きており、「大河小説」といってもよい作品でした。


作品が始まる大正3年とは、西暦でいえば1914年。今から100年ほど前のことです。読み終えて改めて驚くのは、 この100年間の日本の変化 山言葉 」を使い、「 山の神 」と真剣に対峙していたのです。そして日本の資本主義の黎明期を支えた鉱夫たちが、「 友子同盟 」などと称される旧時代的な組織を築いて生きていたことを知りました。何度も繰り返してしまいますが、こうした世界がたったの100年前にはふつうのことだったのです。


作中では、上述の「山言葉」のほか、秋田や山形など、東北各地の方言がさまざまに使われます。正直に言って、意味がわかりかねる言葉もありました。これも同じ日本の言葉であることを思うと、生活習慣も含めて100年間で日本の単一化が相当に進んだことも感じました。


作者の熊谷達也氏には、『 相剋の森 』(集英社文庫)や『 氷結の森 』(同)などの「森シリーズ」があるようです。今後はそちらにも手を伸ばしたいと思っています。


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Last updated  2010年02月26日 00時40分16秒 コメントを書く
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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