乱筆乱文縦横無尽

2010年03月15日
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カテゴリ: 読書日記

今週は仕事も忙しくなりそうですが、ずいぶんとたまってしまった積読本をせっせと消化したいと思ってます。


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このブログで本を紹介するのは、なんと十日ぶりずいぶんと間隔が開きましたが、これから再び読み終えた本を紹介していきたいと思います。


さて今日は、2月25日に読み終えた『 真夏の島に咲く花は 』です。作者の垣根涼介氏は『 ワイルド・ソウル(上) (下) 』などの南米を舞台(題材)にした小説で知られますが、本書は南国フィジーが舞台でした。



真夏の島に咲く花は  講談社(講談社文庫) 2010年 ★★★★☆





この作品を読んで初めて知ったのが、フィジーの民族構成。先住民の ポリネシア系住民 に、イギリス統治下に入植した インド系住民 との対立という構図があり、それが2000年のクーデターを誘発させました。近年はこれに 中国系住民 も加わり、さらに構図は複雑化しているとのこと。それもそのはず、本書を読んだ範囲の話ですが、 民族間の価値観があまりにも違う のです


それを象徴するエピソードが、 アリとキリギリスの話 。フィジーで日本からの旅行客を相手にガイドを務める茜(あかね)は、交際相手でポリネシア系のチョネに、アリが冬に備えて我慢と貯蓄に励む間にキリギリスは遊び呆けて冬に飢え死にしてしまったという例の話を伝えますが、これに対してチョネは「 でもさ、この国に冬はないぜ 」(p.217)と呟きます一年中温暖で、農作物も豊富にとれる南国フィジーには、あの話に見られる近代的(資本主義的)な価値観がまったく通用しないのです。こうしたギャップが根底に横たわったまま、物語は終盤の混乱に突入していきました。


本書を読んでフィジーに行ってみたくなりました。読み終えた頃、ちょうどJTBに行く用事があり、パンフレットを手にしてみましたが、旅行のプランの多くがハネムーン用。どうやら一人旅には向いていない土地柄のようで、断念決定です


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Last updated  2010年03月16日 02時01分05秒 コメントを書く
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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