乱筆乱文縦横無尽

2010年03月30日
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カテゴリ: 読書日記

といっても手軽な本ばかりで、重厚なものにはなかなか手が出ません『 江戸思想史講義 』が面白そうで購入しましたが、果たして読めるのでしょうかどこかで一日時間をつくって、気合を入れて読みたいと思います。



江戸思想史講義  岩波書店(岩波現代文庫) 2010年


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今日は3月3日に読み終えた『 中庭の出来事 』を紹介します。 2007年度の山本周五郎賞受賞作品 ということで手に取ってみました。作者の恩田陸さんは『夜のピクニック』などのベストセラーで知られていますが、実は読むのはこの本が初めてです。



中庭の出来事


この物語は、いわゆる「 入れ子 」の構造。 「女優を演じる女優」が登場する芝居に出演する女優たちの物語 でしたが、何が作中の現実で何が作中の芝居なのかがわからず、とにかく混乱させられます。その混乱は作者の見事な手際(書き分け)によってきちんと収束させられるわけですが、それでもまだ現実感がありません。読者に対して投げ込まれたラストも何だか…。


恩田陸さんの著作の中で本作品は異質なものなのか、それともいつもこんな感じなのでしょうか。物語の筋を十分に理解できたわけではありませんが、もう一度読む気の起きない本でした。


さて、この物語は上述の通り2007年度の山本周五郎賞を受賞していますが、ここ数年の受賞作には何とも一貫したものが感じられません。初期の受賞作である『 火車 』『 閉鎖病棟 』『 家族狩り 』『 血と骨 』などの重厚な作品の系譜を継いでいるのが、先日読んだ熊谷達也氏の『 邂逅の森 』(2004年度)や、荻原浩氏の『 明日の記憶 』(2005年度)と言えます。その一方で、垣根涼介氏の『 君たちに明日はない 夜は短し歩けよ乙女 』(2007年度)などは、何とも軽やかな印象。選考委員によって大きく変わってしまうとは思いますが、個人的には 人間の業を鋭くえぐる作品 に与えてほしいと思ってます。


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Last updated  2010年03月31日 01時23分20秒 コメントを書く
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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