乱筆乱文縦横無尽

2010年04月16日
XML
カテゴリ: 読書日記

またもや風邪を引きそうな予感…


体調だけでなく、懐も寒いです今夜はユーロと米ドルが大幅に下落し、今週のプラス分がすべて持っていかれ、さらにマイナス圏に突入。これで一カ月ほどFXを戦いましたが、トータルで 40,000円 やられました。口座開設などでもらえる楽天ポイントが 35,000ポイント ですから、それも含めて結局マイナスですというわけで、「FXで大儲け大作戦」からは、一時撤退することにしました。投資信託や金・プラチナなどをコツコツ積み立てている方が性にあっているのかも…。


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


さて今日は、3月30日に読み終えた『 オランダ風説書 』を紹介します。副題は「『鎖国』日本に語られた『世界』」です。「オランダ風説書」とは、江戸時代に出島にやってきたオランダ商館長からの聞き書きをまとめて江戸の幕府に送付した文書の総称です。



オランダ風説書


本書で「オランダ風説書」は3種類にカテゴライズされます。それは通常の「風説書」と「別段風説書」、そして両者の折衷からなる最後の「風説書」です。本書はそれら「風説書」の内容を、時代順に並べて細かく吟味した労作です。


「江戸時代の日本は海外から遮断されていた」という意味での「鎖国」がウソであることは一般的な事実になってきましたが、それではどれほどまでに海外の情勢が幕府中枢に伝わっていたのかという問いは残ります。本書はあくまでも「オランダ風説書」の成立の経緯や、その内容の分析に主眼が置かれているので、残念ながらよくわかりませんでした。「オランダ風説書」が幕府政治にどのような影響を与えたのかを知るためには、どうやら別の著作を読んでみる必要があるようです。


本書で詳細に検討された「オランダ風説書」ですが、著者の評価は決して高いものではありません。「 研究すればするほど、風説書の限界が見えてくる 」として、「 風説書は、江戸時代の日本が聞いたオランダ人のささやきでしかなかった 」と結論付けられていました(p.200)。面白い史料群ではありますが、内容的にはヨーロッパの小国に過ぎないオランダが日本との交易の主導権を握り続けるために、自己に都合の良いように歪曲した世界情勢報告であったということでしょうか。上述の通り、この史料が幕府中枢にどのように受け止められたのかについては興味があるので、本書の「参考文献」を参考にして他書も読んでみようと思いました。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 クリックお願いします







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年04月17日 02時03分11秒 コメントを書く
[読書日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Calendar

Profile

Sonic

Sonic

Archives

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

Comments

おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: