乱筆乱文縦横無尽

2010年04月26日
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カテゴリ: 読書日記

7月までは休めるだけ休み、夏以降の過酷な日々に備えて、今のうちとばかりに読書とグータラ三昧の日々を過ごします。


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さて、今日は4月9日に読み終えた『 友愛革命は可能か 』を紹介します。副題は「公共哲学から考える」です。著者の小林正弥氏は政治哲学・公共哲学を専攻する研究者とのこと。タイトルにある「友愛」といえば、現在の鳩山由紀夫首相のお気に入りの言葉ですが、その言葉の成り立ちは古く、本書ではギリシャやローマにまで遡って検討されました。



友愛革命は可能か  平凡社(平凡社新書) 2010年 ★★★☆☆


上述の通り、「友愛」という言葉を歴史的にたどった上で、クーデンホーフ=カレルギーと賀川豊彦の二人による「友愛」を探り、それを鳩山一族の用いる「友愛」の基盤と考え、「友愛」に基づく新たな政治哲学(公共哲学)を提示しようというのが本書の概略と狙いです。しかし、これがどうにもこうにもです…


まず、クーデンホーフ=カレルギーと賀川豊彦の二人の思想の検討ですが、とくに賀川豊彦はノーベル平和賞・文学賞の候補となっていたことが最近になって明らかになったこともあり、本書を読んでさらに興味が湧きました。今度、その著作『 死線を越えて 』(PHP研究所)を読むつもりですし、ユニテリアンの考え方にも非常に興味を抱きました。


しかし、鳩山首相の「友愛」に基づく政治思想の検討の段階に入ると、あまりの贔屓の引き倒しにあきれ果てます


本書を評価する難しさとは、著者の「スピリチュアル」への言及です。これをいかに理解するべきかが本当に悩みます。「理性」への信頼と「合理性」の追求が、近代から現代にいたる政治や経済の根底にあります。これに異を唱えるのに、「スピリチュアル」に基づく「友愛」を持ち出すことに意味があるのかが私にはわかりません。読後感が非常に微妙な著作でした


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Last updated  2010年04月27日 01時22分37秒 コメントを書く
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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