2003年09月27日
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テーマ: 中国旅行(113)
カテゴリ: カテゴリ未分類
店に入ると、ウェイトレスがテーブルに案内してくれる。テーブルの真ん中に鍋が入る丸い穴があり、その下にはガスコンロがセットされている。面白いことに、この店には窓ガラスがなかった。真夏の最高気温が20度ちょっとしか上がらない雲南省ならではのスタイルだろう。部屋の中にいてもまるで屋外のテラスにいる気分で食事ができる。

すぐにお茶とスイカの種が出てきた。tetywestも家内もスイカの種は大好きなのだ。しかしスイカの種を食べるにはちょっとコツがいる。まず前歯で殻を縦に噛んで種を二つに割り、中にある薄い可食部分を取り出す。tetywestたちは手を使わなければ取り出すことができないのだが、熟練すれば舌を使って取り出せる人もいるそうだ。この種が実に美味しいので食べ始めるとなかなか止まらない。しかし苦労した割には食べられる部分はとても少ないので、いつの間にかスイカの種の黒い殻がテーブルの上に盛り上がることになる。

スイカの種を食べて時間をつぶしているうちに鍋が運ばれて来た。鍋の中にはキウリやトマトやキノコ、ナツメ、ニラなどが入っている。




そして、皿に盛られた豚肉、鴨肉、牛肉、白菜やジャガイモ、レンコンなどの野菜、ハルサメのようなものなどが運ばれてくる。後はそれらを適当に鍋の中に入れて、ぐつぐつ煮えるのを待つのだ。

その間に、茶碗に薬味を調合する。トウガラシ系と味噌系と酢系があるようだが、tetywestはどのように調合したらいいのか全然わからない。ここでもwhさんに全てお任せだった。

やがて鍋が煮えると各自勝手に好きなものを取って食べ始めるのだが、このあたりは日本の鍋料理と全く同じだ。薬味の配合具合はちょっとピリカラで、その辛さが食欲をそそってtetywestも家内も結構たくさん食べた。食べるのに夢中になって写真を撮るのを忘れてしまったくらいだ。中でも特にレンコンが美味しかった。

tetywestと家内がすっかり満腹になってこれ以上は食べれない状態になったときに、鍋はまだ半分近く残っていた。こんなにたくさん残ってしまってどうするのだろうと思ったのだが余計な心配だった。後の3人で残りをほとんど平らげてしまったのだ。実はこれ以後も旅行中ずっと、tetywestと家内は中国の人の食欲旺盛なことに驚かされ続けることになる。

何度も中国を訪れているうちにわかったことなのだが、確かに日本人と中国の人の「食」に対する情熱の度合いは違っている。日本人は一人で食事をすることに何の違和感も感じなくなってしまったが、中国人にとって食事はみんなで食べなくてはならないものなのだ。日本人は夏は冷たいものを食べたくなるが、中国人にとって食事は夏でも暖かいものなのだ。日本人にとって「食べること」は空腹を満たすことに過ぎなくなってしまったが、中国人にとって「食べること」は文化なのだ。

しかし反対に中国の人から見ればtetywestたちが小食なのが気になったようで、

「美味しいですか?」
と何度も訊かれてしまった。
「日本人は中国の人とは食事の習慣が違いますね。たくさん食べません」
とも言われてしまった。
家内は、
「それは私たちが年寄りで、あなたたちが若いからです」
とうまい言い逃れをしていた。

たっぷり1時間かかって雲南省で最初の食事は終わった。






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最終更新日  2003年09月27日 12時22分39秒
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