2003年09月29日
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テーマ: 中国旅行(113)
カテゴリ: カテゴリ未分類
交通インフラの整備で思い出したのだが、高速道路はいたる所で工事をしている。どうも今年の夏の長雨で道路が寸断されているようだ。時々高速道路から地道へ迂回しなければならない。

中国では現在、国中で高速道路工事が行われていると言ってもいいだろう。それも、日本のように予算の都合で毎年細切れに区切って工事をするのではない。都市と都市を結ぶ全線を一挙に取り掛かるのだ。今回の旅行でも安寧から楚雄までの約50kmの全区間で、片道1車線の道路を2車線に拡幅する工事が行われていた。

工事現場にはたくさんの人が働いている。重機はバックホーくらいしか使っていない。石を割るのも、それを運ぶのも全部人力でやっている。


高速道路は工事中


もっと驚いたことに、山を削ったあとで土止めのコンクリート枠を造るのも全部手作業だった。コンクリートを天秤棒で担いで運び上げる人、それをバケツに入れてロープで現場まで下ろす人、現場ではアーチ型の鉄枠の中にコンクリートと石を詰め込む作業をやっているのだが、これも手作業なのだ。したがって同じようなアーチが並んでいるように見えるのだが、写真を詳細に調べてみると一つ一つ微妙に形が違っている。それに、土止め工事をしてあるにもかかわらず、それ自体が雨によって流されてしまった所もあった。中国の施工基準は日本とは比べ物にならないくらい安普請なのだ。


土止め工事も人海戦術


工事現場で働く人たちは何ヶ月間も現場で寝泊りしているらしく、あちらこちらで道路脇に「飯場」があるのを見かけた。それはまったくの掘立小屋で、丸太で骨組みを作りその上に赤青白の縞模様のシートを張っただけの粗末なものだった。工事現場が移動するにつれて飯場も移動するのか、朽ち果てたテント集落もあった。

ところで自動車専用道路は、歩行者や自転車が走っていない分だけ地道を走るよりずっと快適なのだが、通行しているのはサンタナのような乗用車だけではない。長距離トラックやバス、工事用のダンプカー、 「柴三機」 と呼ばれる農業用のジーゼルエンジンを載せた「田舎のベンツ」(?)も走っている。

速い車の宿命で遅い車をオーバーテイクしなければならないのだが、片道1車線なので当然対向車がある。雲南省は山が多いために真っ直ぐな道は少ない。対向車が来ないことを確認して車線変更をし、加速して遅い車を追い抜くのだが、このタイミングが実に難しい。後部座席に座っていても、tetywestは追い越すときの「間」が安全かどうかが気になってしまう。あまり危険な追越では乗っているだけで疲れてしまうのだ。しかし、サンタナの運転手は実に追越が上手かった。もしtetywestならこのタイミングで行くだろうと思うときには追い越し、止めるだろうと思うときには追い越さない。楚雄に到着する頃には、
「この運転手ならtetywestたちの運命を委ねても大丈夫」







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最終更新日  2003年09月29日 12時21分18秒
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