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”発達障害を勉強する”第2弾は、西脇俊二先生の著書『自分の「人間関係がうまくいかない」を治した精神科医の方法』を紹介します。西脇俊二先生は精神科医で「ハタイクリニック」の院長。昨年(2018年)放送された自閉症の医師を描いたドラマ『グッド・ドクター』で医療監修を務めました。そしてご自身もASDの特性を持つ発達障害傾向の人です。前回紹介した星野仁彦先生も発達障害者でした。お医者さんで発達障害の先生は珍しくないようです。アスペルガーの人は、ある一定の期間勉強にだけ集中することが得意なので、医者や弁護士などの資格試験には強いのです。それで、医者や弁護士や高級官僚に、無神経ともとれるKYな人が存在するわけです。西脇先生もKYな人で、周りにうまくなじめず、人間関係に悩んでいました。なぜ、自分は生きづらいのかを追求し、発達障害という回答を得ることができました。いつものように青字は著書の引用。〔 〕内は、僕の思い付きです。尚、引用文中「発達障害」を「発達障がい」と表記してあるのは、本文の通りです。注)『グッド・ドクター』は、先天的に自閉症スペクトラム障がいとサヴァン症候群を併せ持つ研修医が主人公。コミュニケーション能力に問題があるものの、驚異的な記憶力を持ち、医大を首席で卒業、医師国家試験に合格して、大病院の小児外科を舞台のドラマです。『自分の「人間関係がうまくいかない」を治した精神科医の方法』西脇俊二はじめに この本を手に取ってくださった方は、人間関係にまつわる「生きづらさ」を抱えている方だと思います。「会話がうまく続けられず、友人や同僚と親しくなれない」「自分の何気ない一言で、なぜか相手を怒らせてしまう」「自分は変わっていて、人に理解してもらえない」「学校や会社での、集団行動が苦手だ」「職場で人間関係がうまくいかず、転職を繰り返してばかりいる」 人間関係がうまくいかない場合、プライベートも充実しにくく、生きていくのも楽しくない――といった気持になります。 さらには、普段の心の状態にまで影響が及び、勉強でも仕事でも結果が出にくくなったりします。 つまり「人付き合い」がうまくいかないと、人生のあらゆる局面でうまくいかなくなり、結果的に「生きづらい」と感じるものなのです。 その苦しさは、僕にもよ~くわかります。 なぜなら、中学生の頃から30代半ばまで20年以上、僕もみなさんと同じように苦しみ、もがき続けていたからです。「西脇先生は、精神科医でしょう? 人の悩みを聞いて、心の問題をスパッと解決することが仕事のはずなのに、自分自身のことで悩んでいたんですか?」 そんな声も聞こえてきそうですね。お恥ずかしい話ですが、答えは「イエス」。「人の心を治す」という職についていながら、若き日の僕は周りへの違和感ばかり抱え、心はグラグラと不安定に揺れていたのです。ときには生きるのがつらくて仕方ないこともありました。「自分がなぜ生きづらいかの答えは、医学以外の分野にあるのではないか」と思いはじめ、そんな試行錯誤を繰り返していたのですが・・・。意外なことに、本業である精神医学の最先端を学ぶことで、答えはすんなりと見つかりました。 それは「発達障がい」という、生まれつきの脳の機能障がいでした。 中でも僕は、アスペルガー症候群(AS)とADHD(注意欠如・多動症・注意欠陥・多動性障害とも)、二つの要素をあわせもっていることが分かったのです。「人間関係がうまくいかない理由・生きづらさの理由は発達障がいにあったのだ」と気づいてからは、○空気が読めずに勝手な行動をしてしまう○よく人の話をちゃんと聞けと言われる○相手にかまわず自分の気持ちばかり優先してしまう○短期集中はできても計画性ゼロ―など、僕自身が悩んでいたさまざまなことがストンと腹に落ちました。「発達障がいのせいで人間関係のトラブルが絶えず、遅刻や仕事上のミスが多い」という人が、職場にいづらくなり「うつ病」と診断される事例は、めずらしくありません。 その人が精神科や心療内科を受診したとき、ほとんどの医師は「うつ病から来る症状を和らげよう」として向精神薬を処方するでしょう。もちろん、それは間違ってはいませんが、その段階で終わっては、問題の一面にしか対処できていません。「発達障がいであるため、人間関係にトラブルが絶えず、遅刻や仕事上のミスが多い」というその人の本来の属性を知り、生き抜く術を身につけるよう導くことこそ、本来は重要であるはずです。〔それほどではなくても、「人間関係のトラブルが少しあり、時々遅刻や仕事上のミスをする」人は結構多いと思います。他人と比べて、その頻度や深刻さが大きい人が発達障害の人と思っていましたが、勉強を深めるにつれ抱いた疑問は、発達障害者と健常者の線引きは難しいのではないか。問題となっているのは、発達障害の色が濃い人と薄い人の差しでしかない。しかも、問題になってしまうのは、その環境だけの、限定的な事態なのではないか、ということです〕発達障がいやアスペルガーについて ここで、この本で何度か使うことになる精神医学上の用語について、簡単に説明しておきます。○発達障がい 自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥・多動性障がい、その他これに類する脳機能の障がいの総称で、その症状が通常低年齢時に発現するもの。ただし大人になってから発達障がいと診断されることもあります。○アスペルガー症候群(AS) 発達障がいの一つで、コミュニケーション能力や社会性、想像力に障がいがあり、対人関係がうまく築けない障がいのこと。知的障がいを伴わない自閉症の一種と説明されることもあります。 言葉によるコミュニケーションはできるが相手に共感したり気持ちを汲んだりすることが苦手で、限定された物事にこだわりや興味をもつという傾向があり、「変わった人」と思われたり、周りの人が理解に苦しむというケースが少なくありません。○注意欠陥・多動性障害(ADHD) いわゆる多動症と呼ばれるものがこれ。年齢に相応した言動ができず、不注意・多動(じっとしていない)・衝動性(不意に予想外の行動をとる)などの症状が複数見られる障がいのことです。○自閉症スペクトラム障がい(ASD) 自閉症やアスペルガー症候群などの障がいを統合した診断名で、2013年にアメリカ精神医学会が統一呼称として提唱したもの。コミュニケーション・対人関係の困難さ、限定された行動・興味、反復行動などが特徴です。〔精神医学上の区分けでこうなっていますが、はっきりと色分けされるものではありません。身長や体重のように数字で表せるものではないからです。あくまでも、医者という他人にゆだねた、見ための診断ということです〕何事も段取りが悪い「実行機能障がい」 どうも僕は段取りを頭の中で組み立てることができず、コツコツ勉強するのを習慣づけるとか、中長期的な計画を立てるとか、そういうことができないのです。 じつは社会に出て仕事をするようになってからも、その点は変えられませんでした。 これは精神医学では「実行機能障がい」と言われるもので、物事を計画して、実際に行動に移すことが難しいという症状なのです。○何事も段取りが悪い○優先順位がつけられない○物事の要点が絞りこめない○予期しないことが起きるとパニックになってしまう○一つのことにこだわってしまい、なかなか前に進めない「実行機能障がい」の対処法として、予定を組んだら、予習→実行→復習と、一つ終わったら次へ、終わったら次へと、具体的に作業を進めるよう指示することが有効だといわれています。〔物事の要点を瞬時につかみ、的確な優先順位で段取り良く事を運び、予期せぬことにも冷静に対処し、何事にもこだわらぬ人に、僕は会ったことがない。そうなりたいけどできないのが実情。問題となるのは、どの程度できないのか、自分で判断する能力があるかどうか。発達障害傾向の自覚があるかどうかが、分かれ目とも言えます〕言わなくてもいいことを言ってしまう いろいろ調べると、発達障がいの人には思春期の頃いじめに遭ったという人も多いのです。どこか人と違っていて、変わり者に見られるということもありますが、「空気を読まない発言」が発端になることも多いようです。○言わなくてもいいことを言ってしまう○人が傷つくことを本人の前で言ってしまう○言うべきタイミングがずれている 僕も中学くらいから、いわゆるKY(空気を読まない)発言が多かったです。 自分に好意を寄せてくれる女の子がいても、なぜか嫌味なことや相手が傷つくようなことを言ってしまう。「付き合ってほしい」と言われて、その場で「いやです」と言ったこともあります。周りに人がいるのに。〔「一言既に出ずれば駟馬も追い難し(いったん口から出たことばは取り返しがつかないから、ことばは慎むべきだという戒め)」という故事もあるように、人は失言するものです。ただ、言った後で「しまった」と思えるかどうか。まずいことを言ったなとか、気分を害されたかなとかが判らない人が、グレーの色濃い人です〕ずっと過敏で不安を抱えて生きている 小学生くらいの子供だと、教室にいるとあらゆる音が増幅されたように聞こえたり、予測できないことをする子供たちが周りにいたりして、とにかく不安で、怖くてしょうがない、ということもあります。 こうなると不安神経症(全般性不安障がい)の分野になりますが、それで不登校になり、「生きづらさ」を抱えたまま大人になるというケースも少なくありません。 感覚の過敏さに悩むようなことは、誰にも多少あります。 しかし、発達障がいの人は反応がよけい顕著に出やすいのです。 敏感すぎて困るというより、何かストレスを感じていると過敏さが増して、それでまたストレスがかかって悪循環に陥る、そういうパターンが多いです。 どうにも過敏で困ると感じたら、イヤホンでもサングラスでもマスクでも、「これで少し楽になる」という自衛策を早めに見つけることが望ましいです。〔音や光量や温度に過敏に反応する(文句を言う)人がいます。神経が敏感なのだと思いますが、耐性がないとも言えます。感覚は脳の問題なので、他人と脳の感度が違うということになります。アーティストならむしろ必要な感覚なのでしょうが〕完璧主義で不平不満がやたら多い 過敏さから、小さなことへの異常なこだわりが生じることがあります。 浴室のシャンプーとリンスや、洗面所の棚の化粧水の並び方がそろっていないといやだという人がいます。ラベルの向きも全部一定じゃないと嫌だと。 自分の中のルールがあって、それに沿っていないと気が休まらないのです。 その程度のこだわりなら珍しくありませんが、こだわりが度を越していくと、強迫神経症(強迫性障がい)になってしまうことがあります。 一日に何度手を洗っても、汚れているようでまた洗ってしまうとか、家の鍵をちゃんと閉めたか気になって外出先から何度も帰ってきてしまう。そうした症状を脅迫神経症と言い、やはり何らかのストレスが原因になっています。〔名前はあげませんが、芸能人やアスリートでも強いこだわりのある潔癖な人は多いようです。ある意味必要な資質なのでしょう。しかし、逆に何もこだわらない、無神経と言えるような芸能人、アスリートも多く見受けられます。両極端になりやすいということでしょうか〕 自分のルールへの執着から、完璧主義になっていく人もいます。 するとルールを守れない人が許せなくなってくる。すぐイラっとしたりする。 完璧主義者は怒りやすく、キレやすい(すぐカッとなる)傾向があります。 正直、僕は若いときはキレやすいということがありました。「みんな、なんでちゃんとやらないんだ」と一人で怒っているわけです。完璧主義の弊害ですが、周りはいやだったでしょうね。 自分がアスペルガーなんだとわかってから、意識して気を付けるようになりました。 原因がわかると、自分の変な行動にも説明がつくのでスッキリしてきます。〔アスペルガーと認定されなくても、アスペルガー気味の細かい人は結構います。注意深い細かさは、職場では美徳と思われたりしてます。でも周りの人にとって、めんどくさい人であるのは確かです〕 完璧主義の一つとして、自分の考えが全部正しいという思い込みもあります。 若いときの自分がそうでしたが、そういう人は人の話を最後まで聞かずに、いつも途中で遮ってしまう、全部否定してしまうのです。 だいたい普通の会話で、全部正確なことを話している人は少ないものです。曖昧なことも不正確なことも混じっているのが普通で、それでも会話は十分成立しています。 僕はそういうのをいちいち「それは違います」と否定していました。相手の言っていることが少しでも間違っていると、医局で先輩と話しているときも遮るし、片っ端から人の話をカットしていたのです。 じつはこの癖は、自分が患者さんと向き合うときも続いていました。 患者さんは自分のことを知ってほしくて、自分の話を聞いてほしくて来院しているのに、話を途中で遮って、僕が一方的にしゃべりまくっていたのです。 先輩の医師に診察中のところを見られ、「君はディベート(論争)をやっているのか?」と怒られたこともあります。 僕もさすがにこれはだめだと思い、最初にやったのはまず、しゃべらないこと。 しゃべりたいと思っても、口を開くのは10回に1回にする。 あとはひたすら相手の話を最後まで聞く。聞き終わっても、すぐ「それは違う」とは言わないようにしました。反論するときも、「そうですね」といったん相手を肯定してそれから反論する、イエス・バット式で行うようにしました。〔「自分が正しくて、相手が間違っている」ということを、言うだけなら小学生でもできます。もしそんな二人が言い争ったら、出口は見えません。強い立場の人が言えば、”モラハラ”です。正しいこと(と思っていること)を言うにしても、相手の気持ちを思いやって言えるかどうかが人として大事なことで、出来なければ障害と断定せざるを得ません〕感情表現が下手で周りに理解されにくい アスペルガーの人は、表情が硬くて感情が出にくいという傾向があります。 スポーツ選手やアーティストなどにたまにいますが”我が道を行く”的な独力でその分野の一流になったような人には、わりとアスペルガー的な人が多いのです。 社会的には大成功しても、人間関係がとても寂しいとか、誰とも親しくできない人というのは、どんな分野にもいるのです。成功者なのに、どこか生きづらそうににしています。 映画やテレビドラマの登場人物にも、アスペルガー的設定はけっこう多く見られます。一風変わった夫婦生活を描いて大ヒットしたドラマの夫役など、完全にアスペルガーの設定で、それをみんな面白がって見ていたことになります。 一時期から、自分が「うつ」ではないかと思っている人がものすごく増えたように、発達障がいやアスペルガーへの認知度が高まると、「自分もそうかな」と来院して、「そうです」と診断される人が増えるかもしれません。 ただ、それ以前に発達障がいというものへの関心を高めて、まずは自分で疑ってみるのがいいと僕は思います。 空気が読めないのも、人付き合いがうまくいかないのも、単に性格によるものではない可能性があります。気になったら調べてみて、そのあと医師に診断してもらってください。僕自身がそうだったように、「原因がわかるといろんなことがスッキリして、生きづらさの何割かが軽減されると思います。〔発達障害の人が見ると、『逃げるは恥だが役に立つ』の津崎平匡(星野源)も森山みくり(新垣結衣)も発達障害っぽいそうです。(姫野桂著『発達障害グレーゾーン』より) そう考えると昨年前半の朝ドラ『半分青い』の楡野鈴愛(永野芽郁)の突発的な行動もADHDに見えるし、運命の幼馴染・萩尾律(佐藤健)も、研究所から一般職に移動したら馴染めなかったところを見るとASっぽい。『まんぷく』の発明家・萬平(長谷川博己)の過集中ぶりもASなのだろう。波乱万丈のドラマの主人公も多くは、発達障害者を面白く描いているのかもしれない〕人間関係がうまくいかない人を楽にする3大ポイント この章では、僕の経験をもとに、生きづらさからどうすれば抜け出せるかという具体的な方法を述べていきます。 これは発達障がいを自覚する人だけでなく、人間関係がうまくいかない人や、思うようにいかないとすぐ落ち込んでしまう人、他人に誤解されやすい人など、生き方に悩むすべての人に有効な方法なので、ぜひ今日からでも試してほしいと思います。❶人に期待しない これは他人にも自分にも期待しないということです。 人に期待をするだけで無駄な感情のアップダウンが生じ、いつの間にか疲れてしまいます。期待することは、ストレスの原因を増やすことになるのです。①もともと他人に期待していなければ、どんな反応をされても、どんなことを言われても、「あ、そうですか」で済みます。②何が起きようと自然体でいられるし、いやなことも軽く受け流せるようになります。③自分が期待したように事が運ばなかったり、自分の期待通りの反応が得られないからと、腹を立てて苦しんだりすることがなくなります。「人というのはしょせん大したことがないのだ。だからあれこれ期待してもしょうがないのだ」。そう思うようにしてから、僕は人間関係がぐっと楽になりました。〔期待をするから裏切られる。期待とは、しょせん願望にすぎません〕❷相手の自己重要感を満たす 自己重要感とは、自分が周りから肯定され、大切にされていると感じること。 そして「自分という存在が役に立ち、求められている」と感じる心の働きです。 これは人間が無意識に必要としているもので、周りから認められ、求められると、自己重要感はアップしていきます。①あなたの方から相手に、「私はあなたを大事に思っています。あなたは私にとって必要な方です」という思いを上手に伝えることで、相手のセルフイメージが上がり、自己重要感は満たされます。②そうすると相手はあなたを認め、寛容になり、あなたにもよくしてあげようという気持ちが生じます。向こうからよいコミュニケーションをとってくれるようになるのです。③相手もあなたを大事な存在だと認めてくれる。それによってあなたの自己重要感も満たされます。 こうした関係をいくつも作れるようになると、物事が円滑に運んでいくようになります。要するにコミュニケーションが上手になっていくのです。 僕の場合は、よく人の話をきいてあげることから始めました。 自分の悪い癖に気をつけて、途中で口をはさんだり否定したりせずに、ちゃんと話を聞くようにしました。 共感する点には大いに同意して頷き返し、会話以外でもほめるポイントがあったら、「いつも素敵な服を着てらっしゃいますね」など、のがさずほめて感心して見せることも大事です。 それと、まだ向こうの人柄がわからないときは、話し方を相手に合わせるのです。 早口の人にはこちらも早口でしゃべる。ゆっくりしゃべる人にはこちらもゆっくり。という風に同じペースで話す。そうすると相手も安心して、気が合いやすくなるのです。〔自分がしてもらいたいことを、相手にしてあげるということです〕❸認知の仕方を変える 物事の受け取り方を変えること(認知の変容)によって生きづらい自分を救う方法で、心理学では「認知行動療法」とも呼ばれています。①人は強いストレスを感じていたり、長くうつ状態にいたりすると、思考のバランスにひずみが生じてきます。②思考のバランスが悪いまま物事を受け止めていると、自分が置かれている状況を正しく判断できず、必要以上に悪くとらえたり、不安を抱いたりしてしまいます。③これに対し認知行動療法では、たとえば一定の無理のない身体活動(日常的なちょっと楽しいと感じる行動、気持ちが楽になる行動、自分が楽しめる活動、やりがいを感じる活動、あるいは花を育てたり、楽器を弾いたり、近所の道を掃除するなどその人に合った活動)を続けることで、生活のリズムを整え、地震や充実感、自分をコントロールする感覚を取り戻すようにしていくのです。〔認知療法については、こちらを参照してください → 認知療法 〕「メタ認知能力」を高めて自分を制御する「メタ認知能力」とは、自分の認知活動(知覚、思考、情動、記憶)を客観的にとらえながら、自分で評価しつつ制御することを指します。「メタ認知能力」を高めるというのは、”自分を上から眺めるように客観的に見て、自分の思考や行動のおかしなところを見つけ、制御・修正する力を高める”ということです。 自分はちゃんと空気を読めていたか。 その場で言わなくていいことを言っていないか。 相手にかまわず、自分の都合だけ優先していないか。 以前にやらかしたミスを、また繰り返していないか。 などなど、自分を客観視して、「これはまずいな」というところや弱点を探りながら、認知→評価→制御というサイクルを続けられるようにするのです。〔感情に振り回されるのを防ぐのにも、メタ認知能力は有効です〕仕事の選び方で生きやすさは変わる 発達障がい(特にアスペルガー的傾向の強い人)がありそうな人は、次のことを考慮して仕事を選ぶとよいでしょう。○人との絡みが多い仕事、多くの人との交渉が多い仕事は避ける。○同時に複数のことを処理しなければならない煩雑な仕事は避ける。○突発的なトラブルへの対応や臨機応変さが必要な仕事は避ける。○上位下達で全員絶対服従といった体育会系の会社は避ける。○周りからの指示待ちではなく自分のペースで出来る仕事を選ぶ。 ただし、一番大事なのは職場の雰囲気なのです。 理想は、その人の個性・特徴を生かしてくれたり、個人個人のペースを尊重して、公平な能力評価をしてくれるところ。苦手なところをサポートしながら長所を伸ばそうとしてくれるような、そうした文化・気風が望ましいですね。〔そういう職場があればいいですが、発達障害者だけで成り立つ職場は難しいでしょう。必ず彼らをフォローする人が必要になります。もたれる人と助ける人が両立して初めて成立する関係です。企業はそれをどう評価するか、組織づくりの重要な課題です〕自分の生きづらさを治した僕の方法❶自分の生きづらさの理由がわかり、ひとまず安心した 僕は子どもの頃から「自分はほかの人と違っている」という感覚がありました。 そして、それは性格の問題だとずっと長い間思いこんでいました。どうして自分はこうなのか。研修医として社会に出てからも、その自分への違和感は変わらず、あるとき、一週間休みをとって大和郡山へ行き、「内観」という自己洞察法で自分の内面を探ろうとしたのです。 朝五時から夜の九時まで、毎日ひたすら「内観」を続けました。しかし、そこまでやっても違和感の正体をつかむことはできませんでした。 その後、国立秩父学園という発達障がい児の勤務医となり、自閉症児と向き合うことになりました。そこで自閉症に関して猛勉強を重ねていった過程で、アスペルガー症候群という発達障がいの症例を詳しく知り、はっと気づいたのです。 自分がずっと抱えてきたこの違和感は、間違いなくアスペルガー症候群特有のものだ、そう確信しました。 そうだったのか――。確信したとたん、ふっと心が楽になりました。 自分の行動の理由がやっとわかって、安心したのです。〔発達障害の診断を受けて、生きづらさの理由が分かったことで安心する人と、頑として拒否する人とに分かれます。そこは認知症や精神疾患と同じです。それが病気であれば、治療に向かうために早く納得することも必要ですが、治らないといわれる発達障害の場合は、別の感情がわくでしょう。治らないけど対策はあるということを、まず知ることが大切です〕❷「もう無理しなくていい」と気づいて、とても楽になった 自分がアスペルガー症候群であることがわかってからは、いろいろなことが楽になりました。○「興味のない雑談に、無理してつきあわなくてもいいんだ」○「好き嫌いが激しいとか、興味が偏っていることを悩まなくてもいいんだ」○「人付き合いが悪くて友達が少なくても、気にしなくていいんだ」 そんなふうに、どんどん考え方が楽になっていきました。 なぜなら、これらの問題は僕の性格が問題なわけでなく、脳機能の偏りがそうさせているんだと、アスペルガーですべて説明がつくからでした。 性格の問題でないということは、自分が変わているのは育った環境や、親の教育や育て方と直接の関係はないということです。 そもそもアスペルガーになる原因は解明されていないので、周りには責任がないわけです。 つまり、誰かを責める必要もないし、自分を責める必要もないのです。❸「自己認知」を済ませれば、新たな一歩を踏み出せる 自分は発達障がいなんだということをはっきりさせる「自己認知」。 これはかなり大事なことで、そこから初めて意識できることや、一歩踏み出せることはたくさんあるわけです。 だから、大学生などこれから就職を考えるような人で、「アスペルガーっぽいよ」とか「君って発達障がいじゃないの」なんて友人に言われたことのある人は、診断を受けるなりして、きちんと判定をもらった方がいいと思います。 仮にそうだとしても、「自己認知」が完了していれば、就職したあと、みんなと同じことができないとか、適応障がいに苦しんだり、周りに理解されずに毎日つらい思いをするようなことは減らせるはずです。〔西脇先生は医学部の学生だったので、発達障害やアスペルガーの知識がありました。でも、一般の人たちは、そんな専門用語も聞きなじみがないでしょう。世間に誤解されて伝わっている部分を修正し、診断の壁を取り除くことがまず必要です〕❹得意vs苦手を書き出したら、だめな部分がはっきりした アスペルガーというのは、社会性とコミュニケーションに明らかな問題があります。つまりは人間関係が下手くそだということです。だからなおさら自分の苦手なことを認知しておくことが大事です。 まず得意なこと・苦手なことを書き出して、リストアップしました。 書き出す作業をすると頭の中が整理されます。自分の中でぼんやりしていたこともはっきりして、気づくことも多いのです。 僕も自分のダメダメな部分がはっきりしてきました。 そうしたら、苦手なことはそこそこ気をつけるようにして(ストレスなく直せることは直して、あとは無理に直そうと思わなくていいのです)、得意なことで勝負すればいいんだ、と覚悟も決まっていきました。〔得意なこと、特殊な能力を持つ人は、マッチングで解決します。でも、優れたものを持ってない人もいるでしょう。得意なものを仕事にするというより、不得意なことをしなければならない職には就かない、ぐらいの判断でもいいのではないでしょうか〕❺”完璧でなければいけない”という考えを捨てた 自己認知をした時点で、僕はすでに忙しく仕事をしていたので、患者さんと向き合うときの自分の態度に気をつけるようにしました。 まず、会話の中で相手の間違っていることをすぐ否定するとか、自分の中のルールに反するものを認めないという完璧主義な自分をやめようと思いました。 すぐカッとなるとか、なんでも否定してかかるという僕の癖は、妙な完璧主義からきていることで、相手を不快にすることが多かったはずです。 完璧でなければいけないという考えを捨てると、逆に患者さんの隠れた部分まで冷静に見えるようになってきました。〔完璧でなくていいと思っても、どこまでが許容範囲なのかは、判断が難しいところです。自分に我慢を強いることになるので、仕事に対する本質の部分の深い理解が必要です〕❻人の話は最後までちゃんと聞くことにした 完璧主義をやめたことの延長線上で、人の話は黙って聞くようにしました。 そんなことは医者として当たり前のことなのですが、それまでの僕はできていなかったのです。 当初、途中で口を挟みたくなる癖はなかなか直らず、しゃべりたくなるのを抑えるために自分で口を押えたりもしました。それでもしゃべりたくなる衝動があるので、その衝動が10回起きたら、1回だけしゃべってもいいことにして、できるだけ話を聞くようにしました。 そうしているうちに、話をしっかり聞くコツのようなものが、自分でもわかるようになっていったのです。〔人の話を最後まで聞かない同僚がいました。何度か注意をしようと思いましたが、タイミングがなくて言えませんでした。でも、アスペルガーの知識がないまま、一般的な言い方で注意をしたら、きっと通じなかっただろうし、反感を抱かれたでしょう〕❼会話は否定から入らず「イエス」で受け止めるようにした 僕は先輩医師と雑談をしているときでさえ、「いや、それは違いますよ」と途中で遮って否定ばかりしていました。 それを意識して変えて、まず最後まで相手の話を聞く。それは違うなあと思っても黙って聞いて、否定や反論をしたいときは、相手の話を「そうですねぇ、なるほど」といったん受けてから、「ただ、それは~」とつなげるようにしました。 セールス話法で言う「イエス・バット法」ですね。いちど肯定して相手を納得させて、意見や反論があればそのあとで言う。相手の話をまず柔らかく受け止めるのでクッション話法ともいます。 会話の基本なのでしょうけれど、この程度のことも僕はできていなかった。「自己認知」をしたから改善の意識が出てきたし、こういう話し方をしていると、相手もこちらの話をちゃんと聞いてくれることにも気づきました。〔この会話法ついては、こんな記事を書いています → 斉藤一人著『変な人の書いたツイてる話 パート2』 〕❽「よけいな期待」をしなければ楽になることに気づいた。 混んだ駅の構内とかで、人にぶつかっても何も言わずに行ってしまう人がいますね。 ゴロゴロ転がしているキャリーケースが人の足に当たっても(あれをぶつけられた方はかなり痛い)、気づきもせず平気で行ってしまう人もいる。 以前の僕は、そういうのにいちいち腹を立てていました。 でもあるとき、「腹が立つのは人に期待しているからだ」と気づきました。 実際、「人間なんてそんなもんだ、ぶつかっても謝りもしない人はいっぱいいるし、それが普通なんだ」と思うようにしたら、腹が立つことは極端に減りました。 これは人間関係全般にそうで、よけいな期待こそストレスを生むのです。 逆に期待をやめると、「あ、すいません」とひと言謝ってくれる人がいたりした場合、「大丈夫ですよ」と返せて、自分が寛容になっているのがわかります。〔国によっては、人と争いになったとき、先に謝ってはいけないと教える国もあります。謝ったら負けだといわんばかり、嘘でも屁理屈でも何でも並べて自己正当化します。「嘘でも百回言えば本当になる」を国ぐるみで行っているのです。そんな国とは、距離を取りたいものです。ただし、そんな国の人でも、個人としてなら別だと思っています〕❾相手の「自己重要感」を満たすことに集中するようにした 相手に「自分は認められている、大事に思われている」と感じてもらい、僕と話す時間を気分のいいポジティブな時間にしてもらうわけですから、最初はやはり簡単ではありませんでした。 でも、3か月くらいこれに集中するようにしていたら、相手のタイプによって接し方を変えられるようになってきました。 この方はどういう人なのか、というのを「人柄重視タイプ・結果重視タイプ・直観重視タイプ」の3つタイプに分けて見られるようになり、それぞれに合った接し方やほめ方もわかるようになったのです。〔まるで人をおだてて利用しているかのようですが、それでは見透かされます。相手を先生と思って対応すれば、学ぶことも出てきます〕❿苦手なことは人に助けてもらうようにした アスペルガーの人には、片付けや時間管理が苦手とか、2つ以上のことを同時にできない、急な予定変更に対応できないなどの特徴があります。これらは自分で直そうとしても、なかなかできないのです。 僕も片付けが苦手でした。自分の部屋はどんどん「汚部屋」になってしまうし、放っておくとリビングのデスクも書類でいっぱいになってしまいます。 片づけというか整理整頓ができないのです。いちど片付け専門家のコーチングを受けたこともあります。外国にも教えに行くというプロの方でしたが、結局うまくいきませんでした。 それで、向いていないことはがんばろうとしてもだめだ、苦手なことで勝負してもだめなんだと思い、片付けもほかの苦手なことも、なるべく人にお願いするようにしました。〔人に頼むことが負担になることもあります。「返報性の原理( 他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情)」が重くのしかかる人もいます。何かをしてもらったら、”感謝”をすることが大事で、お返しをするかどうかはたいした問題ではありません〕⓫糖質制限の食事で理由のわからない不調が消えた これは僕に医学的な知識があったからできたことなおですが、食事に気をつけて糖質を極力減らすだけで、いろいろなことが変わります。 体の不調も改善するし、仕事への意欲や人付き合いでの姿勢も変わります。 いろいろな面で意欲が上がるので、人間関係もうまくいきやすくなります。 糖質というのはいわゆる炭水化物、パンやお米、うどんもラーメンもそうです。 これを取るのをやめてみる。一日でもやめてみると違いがわかります。 糖質をとったときと取らなかったときとで、どう違うかははっきり実感できるはずです。 やる気・集中力が続かないとか、原因がわからずにずっと調子が悪いというのも糖質制限で劇的に変えられます。実際、僕は糖質を取るのをやめてから、心身ともずいぶんスッキリしました。〔糖質制限に限らず、栄養学の視点で不調を考えることも必要です。僕も”栄養学”についての知識は、人よりもあると自負しております〕⓬顔の筋トレで表情をほぐすと印象が柔らかくなった 表情が硬いとか無表情というのは、人との間にバリアを張っているようなもので、心を開いていないと思われます。だから、人と会ったらすぐ笑顔ぐらい作れるようにした方がいいのです。「おはようございます」とか「お久しぶりです」と声をかけられるとき、こちらの顔も見ずに無表情で言われるのと、目を合わせて笑顔で言われるのとでは、まったく印象がちがいますよね。 いつも真顔だとか無表情に見られる人は表情筋が硬くなっているので、鏡の前で筋トレです。 僕の場合、感情と表情が一致していないとまで言われたので、何しろ表情が硬くならないようにと鏡の前で笑ってみたり、感情を込めて話してみたり、人知れず筋トレをしました。 人間関係をよくしていきたいなら、そのくらいやるべきだろうと思います。〔僕も、うつ症状で苦しんでいたころからやっています。机の前と横に鏡を置いて、時々笑顔の練習をします。笑顔の練習をすることで、不思議と心が落ち着いてくるのです〕その「生きづらさ」、誤診されていませんか?自閉症スペクトラム障がいの診断は簡単ではない 発達障がいやアスペルガーという言葉が身の回りでよく聞かれるようになり、「自分もそうなんじゃないか」と不安になって、精神科や心療内科を受診される方が増えてきました。 結果、自分は発達障害だったとか、ADHD(注意欠陥・多動性障がい)だったという診断をもらい、なんらかの改善策や心構えを助言されて、また同じ生活に戻っていく方が多くいます。 それ自体は悪いことではなく、抱えていた生きづらさの原因にようやく納得したり、これから暮らしていく上で新たな対処ができるようになる人もいるでしょう。 ただ、看過できない現状として、発達障がい(最近では「自閉症スペクトラム障がい」と統一して呼ぶことが多い)に関しての正しい知識がまだまだ一般に伝わっておらず、自己判断での誤った思い込みや、実際に受診しても誤診されるケースが少なくないということがあります。 そのため、せっかく病院に行っても、正しい助言が行われず、職場や友人同士の間でも誤解を受けたままで、何も環境が変わらないということが起こります。 本人の生きづらさは改善されず、人間関係もどんどんまずい方向へ行く、というケースがあとをたちません。 僕の病院へ来たある患者さんは、以前の病院で統合失調症と診断されて、かなり悩まれていましたが、診断すると重度ではない自閉症だったというケースもあります。典型的なアスペルガー症候群なのに、統合失調症やうつ病と診断されていたケースもあります。 つまり、残念ながら専門医以外では、自閉症スペクトラム障がいの正しい知識と診断技術を持つ医師はまだ少ないということです。〔精神科で発達障害を精神疾患だと誤診されることは、大いに考えられます。発達障害の勉強をするようになって、多くの発達障害者や発達障害傾向のグレーの人が、統合失調症やうつ病と誤診されているのではと思います。ただ、発達障害が原因で起こる不調も、精神疾患の症状を抑える薬が効いてしまいます。それで実際には区別ができない(区別をする必要がない)という結果になります。しかし、精神疾患の薬は、精神疾患に対しての効果も疑わしいものです。脳に障害がある人は、極力脳に作用する薬は避けるべきです〕食事と栄養剤で脳をいたわる 発達障がいの治療には薬物療法もありますが、普通の薬はどうしても副作用が出やすいので、僕は極力使いません。ビタミン剤を処方して、あとは食事の指導をします。 発達障がいは脳機能障がいなので薬の影響が出やすく、副作用も大きいということがあり、かえって状態が悪くなることがあるのです。 同様に、食べ物で摂取したものの影響も出やすいと考えられるので、糖質を食べたあとドーパミン低下が起きて眠気やだるさに襲われるというのが、発達障がいの人はとくに顕著に表れる傾向があります。 アスペルガー症候群の人が意識して取ってほしい栄養素が、ビタミンB6です。マグロや、カツオ、サバ、牛レバー、鶏ササミ、ニンニクなどに多く含まれます。 これは自閉症の人などに不足しているとされる脳内のドーパミンやセロトニン(いずれも神経伝達物質)の合成に不可欠な栄養素です。ただし多量摂取した場合の副作用を防ぐため、マグネシウムも一緒にとってもらいます。 自閉症やうつ病の人に見られるうつ症状というのは、ドーパミンとセロトニンが不足している状態で、よくある抗うつ薬というのはそのドーパミンやセロトニンを増やす目的で処方されます。 食事では、糖質は控えて、たんぱく質を肉や魚でしっかり取ってもらいます。これはドーパミンやセロトニンなどのホルモン生成の原料になるので必須です。 あとは補酵素としてビタミンC、それと鉄と亜鉛とビタミンB6。この辺が重要です。タンパク質は食事でとってもらい、こちらではビタミンCやビタミンB6を処方することが多くあります。 鉄と亜鉛も少ない状態の人が多いので、血液検査をして必要があれば鉄材やヘム鉄をすすめ、亜鉛はサプリをすすめることが多いです。 検査すると亜鉛はほとんどの人が足りていません。不足すると免疫力低下や味覚障がいが起こることがあります。食事でとるには、亜鉛はカキやカツオ、牛肉、チーズなどに多く含まれます。〔一般の人でも、栄養素の欠乏で、精神疾患の症状が現れることがあります。気持ちが沈んだり、体に原因不明の変調が起きたときは、栄養素の欠乏を疑うことも必要です。 一人暮らしや、外食が多い人は栄養が偏りがちになるものです。それでなんとなく具合が悪くなり、それでついつい医者に駆け込んで不調の原因を探ることになります。 しかし、「医者は誤診する。薬は副作用がある」を忘れないでください。残念ながら医者も商売なので、患者はお客さんなのです。お客さんのために診断を下し、薬を売ります。その薬が当たればいいけど、外れたら薬害が生じてますます悪くなるでしょう。 体の不調が見られたら、まず食事を見直し、食事だけで解決できない部分は、サプリメントで補うことを僕は勧めています。栄養素はとればとるだけいいということはありません。一日に必要な栄養素の量というのは研究されてますから、サプリメントは「マルチビタミン&ミネラル」系の物で、必要量をまんべんなくとることで、不足した分が補われると考えられます〕 発達障害の人も発達障害の傾向があるグレーの人も、社会の中で生きづらさを感じている人の目指すところは、いかに周りの人とうまくやっていくかです。 無人島で一人で暮らすなら、人とのかかわりがないのだから、KYでもアスペルガーでも関係ありません。しかし、社会の中で、他人と対峙して生活するのであれば、うまくやっていく努力は必要なのです。それは誰でもそうなのです。発達障害傾向のある人と一緒に仕事をする場合も、そのグレーな人とどううまくやっていくかを学んで、努力しなければなりません。相互の努力があって、初めて成り立つ関係なのです。 今の世の中は、弱者切り捨ての競争社会から、少し抜け出そうとしています(そうあってほしいという願望も含めて)。人の幸せとは何なのか、人とのかかわりあいを考えることで、一つの答えが見えてくると思います。
2019年03月26日
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モルタルで植木鉢を作ろうと思い立ちました。100均で買った、大きさの違う、同じような形のプラ鉢。この二つの鉢の間に、モルタルを入れます。実際に入れてるところは画像を撮るのを忘れてたため、できたやつを戻して撮りなおしています。実際は、上の鉢が浮いてしまって大変でした。鉢から外した時に、そこの部分に穴が開いてしまったので、網を入れて水抜き穴にしました。ちょうど良い感じ。外観は、もろにモルタル鉢。さてこれからどうするか、ちょっと悩んで、ブドウの柄を付けることにしました。これはモルタルではきびしいので、粘土を使いました。以前「リメイク鉢」(リメイク鉢 『〇-ミンタワー』&『花麒麟』)で使ったこの粘土。水抜きのための脚と、欠けた部分の補修も。淵の部分は、三つ編み風に。鉢の厚みが違ってしまったので、それをごまかす意味もあり。色は、ミルクペイントでスノーホワイトを塗ってみたのですが、つるんとしてどうもしっくりしないので、「ZARAZARA]という砂が入った塗料で塗り直しました。なんか、いい感じにできました。ほんとは挿し木で増やした薔薇を植えるつもりでしたが、薔薇は花の時期が短いので、いつも咲いている花にしようと考えています。3月になって、春の花が出てきたら考えます。
2023年02月10日
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