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2024年10月8日、愛犬ピノが逝ってしまった。3年前に糖尿病を発症し、以来インシュリン注射をつづけ、結局安定しないまま胆嚢膿腫を併発し、ついに力尽きた。ピノちゃん13歳 駄歌凡歌この歌を詠んでから1年もたなかった。享年13歳8か月。僕の人生の中で、一番楽しい13年8カ月だった。彼女の思い出を読もうと思いつつも、2か月の落ち着く時間が必要だった。ほんとに楽しかった13年8カ月と、こんなにつらい出来事。人生の終わりを見つつ、大切なことを教えてもらった。このブログにも、もっと彼女を残していけばよかったと思う。散歩道 栄緑道~新座緑道~大泉中央公園あの頃はあんなに歩いたのに、今年はあまり散歩も出来なかった。待っている 君を思って 急ぐ帰路 こんな楽しい 日々が来るとは人生を 変えた出来事 出会いの日 命のぬくもり 安らぎの時慕われる ことに生きてる 意味を見る 何も飾らぬ 僕だけを見てぬくもりを 思い出すまい いとしくて 幸せだった 時が苦しく生きている 喜びの影 いつか来る 望んでいない 哀しみの壁 君の目に 映った姿 見れたなら 僕の笑顔は 生涯一番思い出は まちがいしくじり 遠回り 何かを目指し 何にもなれず神様は ただ見てるだけ ほったらかし どう生きるかは 己の中に後悔は しないと決めた すんだこと 今日の日差しは 暖かいからどれくらい あと生きるのか 喜寿を前 何もなかった 自分に気づき
2024年12月08日
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今年も薔薇の季節が来ました。今年の薔薇はこんな感じ。画像がうまく取り込めなかったので、今年はこれだけ。
2024年05月11日
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このブログ《幸せのひろいかた》をはじめて、ついに19年を超えました(開設005年5月7日)。と言ってもほぼ休眠状態で、頑張ったなあという感慨はない。ただ続けていた現実は認めてもいいのかなと。ブログのために短歌を詠んでいたので、日常で読むことはほとんどない。大河ドラマ「光る君へ」で、紫式部や清少納言が歌を詠むのを見て、自分の書いたものとは字数以外はかけ離れたものに見える。今から勉強するのもしんどいなあ。人生死ぬまで勉強か。このまま生き続ければ、来年は20周年になる。それまでにもう少しうまくなっていたいなあ。〔731~740〕膝の上で 寝息を立てる 君が好き 我が人生の 帰結これなり行先も 知らずに乗った 旅列車 終着駅の 近づくを知る人生は 己を探す 迷い旅 足元見ずに 躓きの日々遺伝子を 託すだけなら もう済んだ あとは生きても 死んでも同じ託された 遺伝子の意味 なんだろう 息子を見ても 謎の継続比べては いけないと知り 比べてる こんな痛みが なかった自分どうなるか わからないのに 考える 不安の闇の 渦を見つめてアスリート でもない我が 悩む膝 それなりにして やり過ごさないかトイレットペーパー 棚に三束 ためており 三度経験 した不足の日々必要な ものだけ残し 始末せん いるかいらぬか 寿命次第に
2024年05月10日
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僕の兄の家で飼われていた、『コタロウ』を作りました。『コタロウ』は4年前に亡くなって、依頼兄嫁のT子さんがペットロスから”うつ症状”にいたり、腰痛を発症し、様々な身体痛に陥ってしまいました。正月にお宅に伺ったとき、そのことを聞き、何とかしてあげれない物かと思案したところ、フェルト人形を作って慰めることにしました。T子さんのラインに、在りし日のコタロウの画像があったのでそれを見て。耳が本物より厚くなってしまったのと、画像では見えないのですが、本物はもう少ししっぽが長かったと兄は言っていました。それでもT子さんは、一目見るなり涙ぐんで、そっくりだと言って喜んでくれました。こんなに喜んでくれるんだと、改めて感動しました。作ってよかったです。今年はもう少し作品作りに励むつもりです。
2024年02月23日
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我が家の愛犬”ピノ”が13歳になりました。2年前から糖尿病を患い、いらいインシュリン注射で命をつないでいます。糖尿病の関係で、白内障も発症しているようです。白濁したぼんやりした視界で、不便な生活をしていると思います。でも、犬には優れた嗅覚があります。案外不便は感じてないかも。最近作ったピノちゃん。以前作った物を少し手直ししました。病気は治らないかもしれないけど、長生きしてほしいと、心底思います。ピノ13歳を祝う君が来た あの日を迎え 人生の 意味が変わった 感謝の念こんなにも 慕われること なかったから どうしていいか 戸惑ってる愛君がいれば ほかに何にも いらないと 心の底から 思っている日々人生の 終着駅に 向かう旅 教えてくれた 心のたたずまい朝晩の 注射は痛く ないのかい 知ってるはずの 貪り食う君白い眼が 白ませている 視野だけど 不便はないよ 鼻があるから我が寿命 分けれることなら 分けてもいい 君と一緒に 生きて旅立つ一日を 生きながらえて 感謝あり 積み重ねては さらに感謝 手のひらで 背中をさする うっとりと オキシトシンは 我にも流れこんど生まれ 代われるならば 君になり 君のごとくに 愛し愛され
2024年02月19日
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昨年日米で、一躍有名になったワンコがいます。大谷翔平選手がドジャースに入団決定した時の、報道に同席した愛犬です。名前を聞かれると、『デコピン』と教えてくれました。犬種は「コーイケルホンディエ」というオランダの種で、「ダッチ・デーコイ・スパニエル」とも呼ばれます。この”デーコイ”をもじって”デコピン”となったそうです。日本人にはなじみのある名前ですが、英語だと発音しにくいということですが、どうなのでしょう。ガウンの裏側にはちゃんと「ロサンジェルス・ドジャース」のロゴも入れてあります。ガウンは取り外しも出来ます。TVで放送されたデコピンはこちら。大谷選手の活躍お祈りしてます。怪我無くすごして、優勝すれば最高です。
2024年01月26日
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今年も誕生日が巡ってきた。誕生日になると、いろいろ思うようで、昨年もこんなことを書いていた。誕生日に考える読み返すと、今これから書こうとしていた内容が、ほぼ網羅されて書かれていた。それをすっかり忘れて、また書こうとしていた。一年間何の進歩もなく、時を過ごしたということだ。なんとなく情けない。68歳は父の享年である。今年一年生き延びれば、父を超えることになる。人生の中身はともかく、年齢だけは超えることができる。これで子としてのノルマを果たした気がする(まだ超えていないが)。この先僕がどれだけ生きるかわからないが、父を超え、ノルマを果たしたのなら、もうどうでもいいと思っている。駄歌凡歌を10万アクセスごとに書き足そうと決めていた。120万を超えたのは、結構前だった。短歌以外にも、全体的にブログを書く意欲がわかなくなっている。老化による体力の衰え、知力の減退、精神力のもろさが顕著になってきた。いつかの”うつ症状”がまた出てきたような気がする。ここから脱出するには、やはり、自分を見つめるしかない。今年の決心として、このブログを鏡として、自らを見つめ直そうと思う。遺伝子の 使命に従い 生きてきた 子孫を残し 老いて去るのみ父の死に 立ち会った日から 四十五年 いろいろあって なにもなかった若き日に 信じていたこと みな錯誤 わかった頃は 夕暮れの時親見れば 将来のこと 見えたはず 何を根拠に うたかたの夢正月も 災禍は襲う 能登半島 日本に生まれた さだめと覚悟来年も 生きているかは 知らねども 明日のことは 考えておく老いてゆく 愛犬の様 一致して 残り時間を まったりと願う冬薔薇の 剪定で断つ 老いた枝 若き芽のため 除かれてゆく名声も 富も記録も 残せずに 流れのままに 漂って今続けてた ことは今年も 続けよう 新しい事 しないと決めて
2024年01月12日
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あけましておめでとうございます今年は辰年龍というよりドラゴンです今年はもう少しチクチクに励もうかと思っています
2024年01月05日
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久しぶりにフェルトアートのご注文です。画像はこちら。
2023年11月10日
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五月は薔薇の月。というわけで、ことしのテディベアテラスガーデンの満開薔薇です。と言っても、この画像は2週間前のもの。本日はもう8割がた花がらとなりました。ここで、今植えてある薔薇を、ひとつづつ解説したいと思います。No.1〈マチルダ〉フランス木立性 微香 四季咲きNo.2〈アンジェラ〉ドイツ繰り返し咲 微香No.3〈ピエールドロンサール〉フランスつる性 繰り返し咲 微香No.4〈フォースオブジュライ〉アメリカシュラブ 横張 四季咲き〈アイスバーグ〉ドイツ木立性 微香 四季咲きNo.6〈黄色いミニ薔薇〉No.7〈黄色いミニ薔薇〉〈ブルーフォーユー〉イギリス四季咲き 強香〈グレイス〉イギリスシュラブ 四季咲き 強香No.10〈ヤングリシダス〉イギリス四季咲きNo.11〈カリプソ〉イギリスシュラブ 四季咲き 強香No.12〈ボスコベル〉イギリス強香 非常に返り咲く全部で12種類ありました。この他、挿し木をした子供たちがいて、数えたら全部で25本ありました。ここ子たちがみんな大きくなったら、どこに植えましょうか。
2023年05月19日
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いささか機を逸している感はあるが、HNK朝ドラ『舞い上がれ』に寄せて、久々に歌を詠もうと思う。『舞いあがれ』のストーリー等本編に関する批評は置いといて、記すべきことは、主人公の幼馴染であり夫となる貴司君(演・赤楚衛二)が歌詠みだったということだ。現代の話で、和歌が登場するドラマは珍しいし、歌を詠む苦悩が描かれたのも初めてではないか。ドラマの中で、実際に詠った歌。星たちの光あつめて見えてきたこの道を行く明日の僕はトビウオが飛ぶとき他の魚は知る水の外にも世界があると屋上をめぐり続ける伝書鳩飛べるよ高く浮雲よりも舞い落ちる桜の花片乗せたときオダマキの葉の揺れが止まった君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた銀の糸通しのように足重ね羽虫はやがて沈んでいった水底に影を預けて釣られゆきし川魚らの形群れおり目を凝らす見えない星をみるように一生かけて君を知りたいこの小舟守ってほしい月七日ときどき本の売り買いもしてそれぞれドラマの転換期に読まれる、道標のような歌だった。さらに、貴司が新聞の「新鋭歌人」に選ばれ、歌壇デビューのきっかけとなった作品。陽だまりの方へ寝返り打つように昆布は水にひらいていった幾たびか咳に目覚めて灯を恋うように朝を待っている暗闇のどこで鳴いてる三毛猫よ 白い部分手がかりに捜す落ち込んで立ち直るまでの僕の歌パラパラマンガのように眺める麻酔から覚める心地で見分けゆく雨に揺れる葉、風に揺れる貴司君が行く末に悩みつつ、自分を模索する時期の歌である。もちろん実際に読んだのは貴司君ではなく、脚本家の桑原涼子氏。桑原氏自身も歌人であり、宮中歌会始の入選経験もあるそうだ。この歌は、物語の進行上重要な歌であり、貴司の気持ちが32文字にギュッと詰まっている。僕は人の歌を評するほどのレベルではないのでこれ以上語れないが、この歌を俵万智氏が絶賛し、ツイッターに挙げていたという。(余談だが、この話を朝ドラ仲間の同僚に話したら、俵万智氏を知らなかった〈驚き!〉もっとも彼女は39歳、『サラダ記念日』は35年前なので無理はないのかもしれない。)俵万智氏は僕の私淑する先生。『サラダ記念日』『チョコレート革命』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)俵万智氏は『舞いあがれ』の最終回を見た日の投稿で、次のような歌をツイッターにあげた。見たいもの ほんまにみられるその日まで 螺旋描いて舞い上がる人『舞いあがれ』を見ていた人なら思わずうなる、このドラマのテーマを一首にまとめ上げている歌だ。更にこのような解説がつづく。「この道一直線じゃないところが新鮮なヒロインだった。寄り道に見えたことも、彼女のなかでは大事につながっていた。そうか、舞いあがるって螺旋(らせん)だよね」かのような主人公の舞ちゃん(演・福原遥)は、視聴者の予想を無にするかのような人生紆余曲折ぶりで、前作『ちむどんどん』に続く迷走作品になるのかと思いきや、迷走が螺旋だったという大団円は気づかなかった。迷作になりそうだった作品を、一首で回収し名作に変えてしまった。歌の力は凄いと思う。俵万智氏は以前から”非公式応援歌人”として、ツイッターに『舞いあがれ』の寄せる歌を多数あげていた。七夕の夜に言葉を交わせども織姫よりも遠いよ君はそれ以上近づけないけど傷つかない「ありがとう」とは便利な言葉千億の星の光になりたくて心が空を舞い上がる夜一瞬の君の微笑み永遠にするために僕は歌い続けるデラシネでうめずで夜の公園で好きって君に伝えたかった君にだけ見える昼間の星のように一生かけてそばにおりたい大切な友と友とが結ばれて嬉しくて泣く、寂しくて泣く歌集『デラシネの日々』所収短歌(妄想)一枚の葉書を君に書くための旅かもしれぬ旅を続ける古本と亀と子どもと君と僕それだけでいいデラシネの日々子どもらと短歌作って笑(わろ)てますお元気ですか八木のおっちゃんおそろいの弁当のフタ開ける時君と僕とは家族と思う平和でも歌はできると信じたいリュー北條のケーキのように(現実)非公式応援歌人と呼ばれてる妄想短歌とまらぬ我は秋月さん永山短歌賞佳作作品(妄想)胸元のルーペで世界を見るように優しさの種うたにする人あの人が好きなんですね臆病な子猫のような瞳揺らして灯し火になりたいなんて言ったけどあなたが私の灯し火でした黒髪の乱れも知らず打ちふせば鉛筆を持つその手恋しき君よ行け愛する人の手を取って天の火にさえ焼けぬその道短歌とは心に続く道だからいつでも会える あなたに会える『舞いあがれ』を見ていた人なら、あの時のあのシーンだと蘇る、映像が浮かび上がるような歌である。同じ朝ドラを見ていて、俵万智氏はこれだけの素晴らしい感性と共感で短歌をかきあげていた。師匠のすごさを改めて知った。これと同じことをやってみようというのが、今回の僕のチャレンジである。おそろしく無謀な試みを思いついてしまった。人生、恥をかいてなんぼだ。久しぶりに、駄才を発揮して読んでみよう。幼き日断片に写る君の顔今と重ねて運命を知る君が見たすべてを僕も見てみたい君を作ったデータDLひとりならいかな生き方選べても君の人生縛りたくはなし幸せを与えてくれる人に会う君の未来をぼんやり願うじっとしてさなぎは蝶になれるともかたくなな僕は飛べるだろうか君でない女(ひと)が近くにたたずんで試されるのか約束のない愛踏み越えることがなければこれからもさよならのない関係は続くわがものにしたき欲望おさえこみ君が行く道見送っている知らぬ間に見ぬふりをして窓明かり影に女のしぐさが映る短くも激しく燃えた恋でなし長くくすぶる余燼のごとくなんとか作ってみたが、映像が浮かんでこない。そこが決定的な劣る部分だと改めて思った。今の実力ではここまで。以後精進邁進。
2023年05月08日
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リメイク鉢です。もとはなんとティファールの鍋。新しいセットを買ったので捨ててくれと言われ、それではと植木鉢にしました。これにドリルで穴をあけます。石塑粘土で周りを包みます。模様を付けます。ハウスも同じく。ミッチャクロンを吹き付け、塗装をします。花を入れて完成です。花はミリオンベル・アンティークレモン。こちらはバーベナ・コルトトリコロール。もう一つ、これは鍋にペイントしただけですが。花はボンザマーガレット。テディベアテラスのお菓子のコテージ前に展示?してます。
2023年04月21日
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昨年(2022年)8月13日、新型コロナ騒動(第7波)の中、近藤誠医師が虚血性心不全で突然亡くなられました(享年73歳)。近藤誠先生の著書は、このブログで多数取り上げています。近藤誠著 『こわいほどよくわかる新型コロナとワクチンのひみつ』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)近藤誠著『眠っているがんを起こしてはいけない』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『近藤誠の 家庭の医学』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『クスリに殺されない47の心得』 近藤誠著 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『クスリに殺されない47の心得』 その2 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人』 近藤誠著 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『私ががんを恐れなくなった理由』 逸見春恵著 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)近藤誠先生については毀誉褒貶様々で、肯定する人否定する人真っ二つに評価が分かれています。僕はもちろん評価するファンで、冒頭YouTubeの木村もりよ先生も僕の押している先生なので、系統として同類であることがわかります。僕がもし将来“がん”の診断が下されたら、迷わず近藤先生の『近藤誠がん研究所』でセカンドオピニオンを受けるつもりだったので、今亡くなられたのは非常に残念で困惑しているというのが実感です。近藤誠がん研究所|公式サイト (kondo-makoto.com)今回は先月発刊された、近藤誠先生の最新刊を開いて、先生を偲びたいと思います。「健康不安」に殺されるな第1章 その「健康不安」があなたの命を危険にさらす世界一の長寿国をおおう「健康不安」シンドロームの正体 台風や地震にしょっちゅう見舞われてきた日本人は、とても心配性な国民です。 一寸先はヤミ、と悲観的にもなりがち。 国民的「健康不安」についての、こういうデータがあります。 あなたは、自分のことを健康だと思いますか? この問いに、アメリカ人は9割がイエス、一方、日本人で「自分は健康」と答えた人はたった3割で、OECD加盟国34カ国のなんと最下位でした(2013年、OECD発表)。 過去40年も世界一の長寿国なのに、健康に自信がなくて、みんなピリピリしています。医療はある意味、不安産業です。人々の不安をあおってファンを増やす。〔毎年秋口にTVワイドショーで、台風の話題が沸騰します。しかも、過去最大級とか、最強とかの形容で不安をあおるのです。地球温暖化のせいで、毎年台風が増加していると当たり前のように報道しますが、それは嘘です。台風の発生数は減っているし、大きさも小さいし強さも弱い。今でも最大の台風は1954年の伊勢湾台風です。TV制作者はそんなことわかっているだろうに、放送では一切おくびにも出さず、最大をねつ造し不安をあおり続けます。マスコミ報道はすべて同じで、事実を語らず不安をあおることに注力し、生計を立てています。新型コロナ騒動もしかり。日本の情弱者は、マスコミと左翼政党のせいで、どんどん痴呆化しています〕 その結果、会社員も専業主婦も、毎年真面目に会社や市区町村の健康診断を受ける。数値が「異常」と言われれば、血圧や血糖値を下げる薬を一生服用。 がんが見つかれば、すぐに手術と抗がん剤治療。 ワクチンはゆりかごから墓場まで打ち続ける。 食事は糖質制限、玄米採食、肉断ちなど、「いい」と言われるものをあれこれ試す。「メタボは危ない」と聞けば、あわててダイエット。サプリを愛用する。「体を温めて免疫アップ!」と温熱療法や長風呂にいそしむ……。 すべて「健康不安」シンドローム。僕に言わせれば、「からだにいい」と信じてがんばって、命を縮めている人が多すぎます。〔「健康診断」は毎年受けています。やりたくはないのですが、拒否はできません。仕事を失うわけにはいかないから。受けることは受けるますが、指摘が出ても再診はしません。当然です。健康診断新基準値 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『近藤誠の 家庭の医学』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 人間のからだには、細菌やウイルスを排除する「免疫システム」と、がんの防波堤となる「からだの抵抗力」という、頼もしい”守護神”が備わっています。 からだにとって、クスリ、ワクチン、サプリなどは異物。手術や食事療法、極端な減量などは侵襲(心身を傷つけたり、負担をかけるもの)。どれも免疫と抵抗力の働きを損ねます。〔”免疫”については、アニメ『はたらく細胞』で学ぶのがおすすめです。医学生は全員『はたらく細胞』をみるべきと思います。”免疫”については、過去ブログでこんなことを書いています。花粉症・がん・免疫力 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕「がんを治療すると、なんでバタバタ患者が死ぬんだ? これはおかしい」 僕が最初にそう思ったのは1970年代、慶応大学病院の放射線科の研修医になって間もないころでした。当時の放射線科病棟は「がんの手術後に再発・転移したり、抗がん剤でボロボロになった末期患者」がおられてくる場所で、ほぼ全員がすぐに亡くなりました。 数年して主治医を任されると、「明らかに治療で早死にした」患者さんんがあまりに多かったことにショックを受けて、信じきっていた医療を根本から疑い始めたのです。〔”がん”が一番身近に迫ったのは、13年前義母がすい臓がんに侵されたときです。僕は必死で最善策を模索しました。“がん”について | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 その後、アメリカに留学して視野が広がり、世界の医学論文を何千と読み込んで、「手術や抗がん剤には思い後遺症や副作用がつきまとう。なのに、がんを治す効果は証明されていない。いま治らないがんは、将来的にもほとんど治せない」という事実に突き当たりました。 なぜなら、がんは「老化現象」だから。85歳以上の方の遺体を解剖するとほぼ100%がんが見つかります。白髪と同じ老化現象に「打ち勝とう」と考えるのは無謀です。〔1961年、J.F.ケネディ大統領がニューフロンティアを目指す「アポロ計画」を発表し、言葉通り人類は月面着陸に成功ました。しかし、もう一つのニューフロンティアである「がん撲滅」は全く希望が持てませんでした。医学会は、”がん”がなんであるかすらもわかっていないのではないでしょうか。『「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人』 近藤誠著 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 それから30年以上、「がんは切らずに治る」「抗がん剤は効かない」「健診は百害あって一利なし」「がんは原則として放置した方がいい」。一貫してそう言ってきました。 乳がんの「乳房温存療法」を国内に広め、さらに、がんを治療しない患者さんの経過も数百人、最長25年間診て「がん放置療法」を確立しました。〔僕の近くにいる人が”がん”になった場合、もし相談を受けたら迷うことなく近藤誠理論を推奨します。しかし無理強いはできません。所詮僕は素人です。近藤誠の著書を貸して、こういう考え方もあるよと選択肢の一つに加えてもらうぐらいが関の山です。結果いつも医者の言う通り手術を受け、抗がん剤治療を受ける方向に着地してしまいます。きっと迷いながらの決断だったでしょう。何が正しい選択になるかは、神のみぞ知るとしか言えません。『私ががんを恐れなくなった理由』 逸見春恵著 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)〕 2013年に立ち上げた「近藤誠セカンドオピニオン外来」では、1万件の相談をあずかりました。日本中で行われている無茶な治療や医者たちの「脅し」は、想像以上にひどかった。95%以上のケースで、受けない方がいい治療を医者から勧められていました。 健康な人たちを不安にさせて、病人に仕立て上げる。やらなくていい治療に追い込んで早死にさせる。これが日本の医療の残念な実態です。 僕が一番自信を持って言えるのは「病院によく行く人ほど、クスリや治療で命を縮めやすい」ということ。苦痛もないのに病院に近づくのは危険です。〔医者とクスリを信じちゃいけない、頼っちゃいけない、縋っちゃいけない。近藤誠著『眠っているがんを起こしてはいけない』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕就学前に40本ものワクチンを打たれる日本の子どもたち 日本人の「健康不安」がピークに達したのが。2020年1月から始まった新型コロナ禍です。ワクチンが救世主のはずでしたが、国民の8割が最低1回は打ったあとも、感染者、死者ともに増え続けます。 僕は、日本で新型コロナワクチンの接種が始まった(2021年2月17日)直後に刊行した『新型コロナとワクチンのひみつ』(ビジネス社)などの著書で、繰り返し警告してきました。「ワクチンで感染や重症化を防げるかどうか、疑わしい」「3回、4回と打つたび、むしろオミクロン株や他の病気にかかりやすくなる危険がある。」と。 ファイザーやモデルナ製などの特別な一種類のワクチンを繰り返し打つと、他の病原体に対抗する免疫細胞が減って、免疫システムが正常に働かなくなるからです。〔近藤誠著 『こわいほどよくわかる新型コロナとワクチンのひみつ』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 僕は、ワクチンは打っていません。新型コロナは僕にとっては「ただの風邪」としか思えないからです。高齢者だって重症化しない人のほうが多数派で、その人たちのとっては従来型の風邪コロナやインフルエンザと一緒です。 製薬会社や各国政府の発表する「ワクチンの有効性」を信じられないのも、ワクチンを打たない理由です。 新型コロナでは、寝たきりなどの虚弱高齢者が多数亡くなっていますが、従来はどうだったでしょう。これまでも高齢者は、「ただの風邪」をきっかけに肺炎を起こし、よく亡くなっていました。それが新型コロナに代わっただけではないでしょうか。欧米でも「頻繁なワクチン接種で免疫が低下する」というデータがいくつも報告されています。〔まったく同感です。風邪については過去ブログでこんな記事を書きました。風邪の効用 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 日本の子どもは生後2か月のときからワクチン接種が始まって、4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ〈小児麻痺〉)などと全部受けると、小学校入学までに40本近く打つことになります。大人ではインフルエンザワクチンと、肺炎球菌ワクチンです。しかし「有効性」「必要性」「副作用」から見ると、「肺炎球菌ワクチンで総死亡が増える」など、どれも危険が大きすぎます。 子宮頸がん(HPV)ワクチンでは、多くの少女が歩行不能など重い副作用に苦しみ、薬害訴訟が起きていますが、国の原則は「ワクチンは勧めるが、打つかどうか決めるのは本人か親。不都合が起きたら自己責任」。死んでも自己責任です。気を付けて。〔30歳を超えている二人の我が子に、ワクチンを接種させたかどうか、多分言われるがままに打っているのではないかと思います。もし孫が生まれて、ワクチンを打つかどうかの選択を迫られたら、悩ましいところです。反対したら、変な爺さんと遠ざけられてしまうかもしれません。職場の同年代の女性に、「肺炎球菌のワクチンの案内が来たけど、打った方がいいの?」と聞かれましたが、肺炎球菌は種類が多く、ワクチンですべてカバーできているわけではない、そもそも肺炎の原因で一番多いのは”誤嚥性肺炎”で、免疫力を保てていれば肺炎球菌は恐れるものではない、と説明しましたが、通じただろうか〕通院と健診をやめたら急減し、ワクチン接種で激増した死亡数 ここ数年の、日本人の死亡数にも驚かされます。 新型コロナ元年の2020年、国民のほとんどが「不要不急の外出」を控えて、何カ月も家に閉じこもりました。病院好きの国民がパッタリ通院しなくなり、健康診断やがん検診、人間ドッグを受ける人も半減しました。 その結果、国民はバタバタと亡くなったでしょうか? 真逆でした。2020年の日本人の死亡数は前年より約8400人も減ったのです。〔この年の人口動態統計については、ブログに書きました。『新型コロナウイルス』の違和感 21)人口動態統計 2020年 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)〕 そして翌1年、大々的なワクチン接種が2回実施され、人々が再び病院に通い始めたらどうなったか? 驚くべきことに、死亡数が前年より、6万7000人以上も増えたのです。東日本大震災の2011年でさえ前年比5万5000人増だったのに……。 2022年の総死亡数は、さらに増え続けています(編集部注:2022年11月時点で前年比10万5383人増)。〔インフルエンザワクチンについてこんな風に書きました。インフルエンザワクチン | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕解熱剤で熱を下げてはいけない本当の理由 新型コロナウイルス、インフルエンザ、風邪への対処法で最も注意すべき点は、「熱が上がったときに解熱剤で無理やり下げてはいけない」ということ。 発熱は免疫システムが活性化して、白血球がウイルスと必死に戦っている証し。なのに、クスリで熱を無理に下げると白血球の働きが弱ってウイルスが増殖し、その分、回復が遅れてしまうのです。 さらに怖いのが、「サイトカインストーム(免疫暴走)」。 ウイルスに感染すると免疫細胞が「サイトカイン」というタンパク質を放出してウイルスを攻撃し、炎症を抑えようとします。その戦いの最中に解熱剤で熱を下げると攻撃力が落ちて、ウイルスが再び増え始める。それを感知した免疫細胞は、さらに大量のサイトカインを放出します。 これがサイトカインストームです。全身に炎症を生じさせるので、コロナ肺炎では、肺の細胞が死滅しやすくなって、重篤化します。だから安易にクスリで熱を下げてはいけないのです。〔インフルエンザワクチンについて書かれている箇所もありました。『クスリに殺されない47の心得』 その2 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 1918年から翌年にかけて、世界中で猛威を振るったスペイン風邪。推計でおよそ3000万~5000万人が亡くなりました。その死因の多くは感染そのものではなく、解熱剤のアスピリンの大量投与だったことが、アメリカの疫学調査で分かっています。 今も日本では「インフルエンザ脳症」で毎年多くの人が亡くなりますが、本当の原因は薬害だと僕は思っています。 ちなみに、欧米では風邪やインフルエンザで病院に行っても薬は処方されません。寝ていれば自然に治るとわかっているから。ですから、皆さんも高熱でつらいときは、冷たいおしぼりなどで物理的に熱を下げてください。〔新型コロナを考察するにあたり、当然参考にしたのは「スペイン風邪」でした。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 16)スペイン風邪 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕 サイトカインストームは、手術でも起きます。何十年も前から、外科医たちは仲間内で「手術をするとがんが暴れる」と言い交してきました。 手術の傷を治すために、白血球をはじめとする免疫細胞が動員され、サイトカインが分泌される。そして血管などに散らばっていた”眠っているがん細胞”を目覚めさせ、一気に増殖させてしまうのです。 たとえば大腸がんの場合、がん細胞が全身に回らないよう血管を縛ってから手術をして幹部を切除しても、転移が出てくるケースを減らせない。これは、手術によって”眠っているがん細胞”を起こしてしまったと考えるのが妥当でしょう。 痛くも、苦しくもない無症状のあいだは、治療は無意味、有害と僕は考えます。〔もちろん日本の医療界も日進月歩、進化を続けて救える命を広げていると思います。何が何でも医者の言うことを聞くななどと、僕には言えません。だけど、医者を妄信して言われるがままに選択をしなかったら、結果的に自殺行為になっていたりもするのです。最後は後悔のないように、様々な視点から最善手を選ぶべきだと思います。近藤誠著『眠っているがんを起こしてはいけない』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕あの手この手で患者を増やす”健康不安のワナ”「健康不安」にビクビクし、「備えあれば憂いなし」を順守。この素直で心配性の国民は、厚労省や医療ワールドから見れば願ってもないお客様です。 症状もないのに検査で「異常」が出て、病院通いをする人たちは数千万人。降圧剤を飲んでいる人口だけで2000万人以上。70歳を超えると2人に1人が、医者の言いなりで薬を服用してます。 2000年までは、最高血圧160㎜Hg(ミリメートルエイチジー=水銀柱ミリメートル)まで「正常」と見なされていました。その基準値が証拠もなくどんどん引き下げられ、いまや75歳未満の「降圧目標」は、上が130、下が80未満という低さです。 ちょっと数字をいじれば、あら不思議、あなたもめでたく高血圧患者の仲間入り。死ぬまで降圧剤を飲み続けることになり、病院と製薬会社が儲かる。厚労省も勢力を拡大し、天下り先にいい顔ができる。 その結果、降圧剤の売り上げは、いまや2000年以前の6倍以上、1兆円超の巨大産業になっています。〔血圧については松本光正先生の著書を過去ブログで紹介しています。松本光正 著 『血圧心配性ですよ!』 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)生活習慣病の治療で早死にするという証拠 血圧、血糖値、血中コレステロール値は、年齢とともに上昇することが多い。それは、からだがベストの状態を保てるように、自分でコントロールするからです。 中高年になるとみんな動脈硬化が進んで、血管の壁が厚くなります。だから、血圧が多少高めのほうが、血液(酸素やブドウ糖)がしっかり脳に届く。上が200まで上がって頭痛やめまいがしない限り、自然に任せた方がいいのです。 血糖値をクスリで無理に下げると脳が働かなくなり、さらに下がると昏睡します。車を運転していたら大事故。就寝中だとそのまま亡くなる人もいる。とても危険です。 コレステロールは細胞膜の材料なので、高めの人の方が老いても脳細胞が衰えにくい。 つまりどの数値も無理に下げると脳梗塞やボケ、最悪の場合は死を招いてしまいます。〔健康診断の基準についても過去ブログで書きました。健康診断新基準値 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)〕「ボケ」「老人性うつ」は薬害を疑え 僕は、日本で「ボケ」とか「老人性うつ病」と呼ばれている症状も、かなりの部分、薬害だと思っています。家族に付き添われて外来にみえる高齢患者さんの中に、ボーっとして無表情で、反応も鈍い人がけっこういます。たいてい、クスリを5~10種類飲んでいます。降圧剤は、ほぼ全員服用しています。 外来に、55歳で「高血圧」と言われて、降圧剤を飲まされて体調を崩し、さらにクスリが加わって、向精神薬も含めて5種類飲んでいる患者さんがみえたことがあります。「いつも頭が重い」と訴えて表情が暗く、会話はワンテンポ遅れる、物忘れがひどい。それで「クスリを全部やめる」ことを勧めたら、翌日、本人から「久しぶりに気分がくっきりして体調もいい」と、嬉しそうな連絡がありました。 元気でごはんもおいしいのに、健診の数値で見つかった「生活習慣病」は、単なる老化現象か、あるいは一人ひとりの個性です。本当の病気ではない、と心得て無視しましょう。〔クスリについては近藤誠先生の著書で紹介しています。『クスリに殺されない47の心得』 近藤誠著 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)『クスリに殺されない47の心得』 その2 | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 〕どこを開いても大事なことが書かれているので、全部書き写してしまいそうです。今回は第1章(の一部)だけのご紹介でしたが、以下第2章コロナかでわかったからだを守る最強の武器「免疫」の秘密第3章免疫が教えてくれる「がん」と闘ってはいけない本当の理由第4章花粉症、糖尿病、川崎病……免疫がカギを握る意外な「やまい」第5章命と健康を一生脅かす「ワクチン」と「副作用」の真実巻末対談「脅しの医療」に対抗するために 近藤誠・母里啓子 とさらに深く、濃い内容書きされています。まさに近藤誠先生の遺言とも言える著書でした。
2023年04月15日
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2023年4月の「テディベアテラスガーデン」はチューリップが満開です。チューリップに他にもこんなに。多肉もあります。薔薇も新芽がぐんぐん育ってますから、来月が楽しみです。お近くにいらしたときはぜひご覧ください。無料です。
2023年04月04日
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WBC(ワールドベースボールクラシック)で日本チームが優勝しました。WBCは野球のワールドカップのようなもので、野球の(ベースボールの)世界一の国を決める大会です。といっても、野球というスポーツを行っている国は、アメリカ合衆国とアメリカの周辺国、中南米とか日本など東アジアの国のみ。そもそも世界基準でみると、野球の人口は他のスポーツに比べて少ないのです。スポーツ競技の世界競技人口1位バレーボール 5億人 2位バスケットボール 4億5000万人 3位卓球 3億人 4位クリケット 3億人 5位サッカー 2億6000万人 6位テニス 1億人 7位ゴルフ 7000万人 8位野球3500万人野球はクリケットから派生したスポーツと言われていますが、クリケットの3億人に比べて野球は3500万人。野球は世界基準ではマイナースポーツなのです。それでも今回の出場国数は20か国。イギリス、オランダ、イタリア、チェコ、イスラエルと欧州中東からも出場してます。これは、選手の出自で国を選別できるルールで、ほとんどの出場選手はアメリカで活動している選手です。僕が毎朝愛聴している文化放送『おはよう寺ちゃん』では、海外に在住する日本人がコメントをするコーナーがあるのですが、ヨーロッパではまったくWBCの報道はなく、日本人は日本人のグループで盛り上がっていたと報じていました。このコメンテーターは皆さん女性なのですが、しかも日本を離れてかなり年月を経ているのですが、みんな野球で日本を応援していたということにも驚きました。わが家でも、妻であるYUMIさんも義母も野球など普段まったく見ないのに、ほぼすべての試合を見て盛り上がっていました。僕も珍しくほとんどの試合を見てしまいました。そして、歴史的な感動に立ち会うことが出来ました。いつもはそれほど関心がなかったWBCですが、今回は日本中で注目されました。理由は、大谷翔平選手の存在です。日本とアメリカは70数年前戦争をしていますが、もともと両国には深いつながりがありました。1853年のペリー黒船来航以来、日本はアメリカを畏怖しながらも憧憬し、アメリカを通じて西洋の科学や文化を取り入れようとしていました。明治となってからは交易も進み、アメリカ文化がやってきたと同時に野球もやってきたのです。そもそも”Baseball”を”野球”と翻訳したのは正岡子規で(諸説あり)、朝ドラ『カムカムエブリバディ』でも、戦前から野球が一般に浸透していたことが描かれていました。僕のコラムはサッカーの記事は書いても、野球に触れることはほとんどありませんでした。それでも子供のころは、ジャイアンツV9時代で、普通に野球は好きでした。あの頃のスポーツは、野球か相撲かプロレスの三択ぐらいで、サッカーもバスケも部活でやるものでしかなく、一般化された観戦スポーツではありませんでした。Jリーグができてからは、すっかり鹿島アントラーズのサポーターになってしまいましたが、それ以前の野球なら話せます。江川卓は同学年なので「江川事件」は身近だったし、「江夏の21球」や「王貞治756号本塁打」も見ています(TVでですが)。草野球も経験がありますし、ピッチャーもやりました。だから岸田首相の始球式を見て、野球部出身というのが嘘だとわかりました。彼は僕と同じぐらいの年齢ですが、年を取ったからといってあんな投げ方にはなりません。キャッチャーの取れるところには投げられます。最近は女性アイドルだってちゃんとノーバンで届くのに。話しは逸れてしまいましたが、今回ここに書き残そうと思ったのは、大谷翔平選手の話です。アメリカのメジャーリーグの選手は、あまり国際試合のようなものに興味を持っていませんでした。WBCは本シーズン前に行われるため、コンディションが整わない、あるいは調整が狂ってしまうなどの理由で回避する選手も多いのです。今回も昨年のMVP(最後まで大谷選手と争っていた)選手の、メジャーリーグホームラン記録を塗り替えたアーロン・ジャッジ選手(ヤンキース)は出場していません。日本人メジャーリーガーで出てない選手もいるので、チームとの契約とかあるのでしょう。日本人の選手でも、過去にWBCに出場したために、コンディションを狂わせたり怪我を負った選手もいたので(松坂選手やイチロー選手)、参加に消極的な選手もいます。その中で、大谷選手とダルビッシュ選手は、積極的に参加を表明していました。今回の盛り上がりは、この二人の心意気が大きく影響しています。ダルビッシュ選手は第2回(2009年)の大会の胴上げ投手です。過去のWBCの名場面で、かならず映るのはダルビッシュ選手が、韓国選手を三振に打ち取り、マウンドでガッツポーズをするシーンです。あの試合も見ていました。なんと14年前のことでした。今回選ばれた選手も、ほぼ全員あのシーンを目に焼き付けていたに違いない。大谷選手はプロとして日本ハムファイターズと契約した時、メジャーリーグへ移籍したダルビッシュ選手の、背番号11を受け継いでいるのでなおさらでしょう。今回の日本チーム(侍ジャパン)の活躍の場面は多々ありました。日系メジャーリーガーのヌートバー選手のハッスルプレーや、不振だった村上選手の準決勝・決勝での復活弾。大谷選手も自分の写っている広告看板にぶち当てた特大ホームランや、165キロのストレートや、エンジェルスの同僚アメリカチームのキャプテン・トラウトとの最後の勝負、盗塁ありセーフティバントありのマルチプレー。いろいろ書き残したいことはありますが、ぜひ記録としてとどめておきたいと思ったのは、大会終了後の大谷選手へのインタビューです。ペドロ・マルチネス他メジャーリーグのレジェンド選手に囲まれてのインタビューで、「WBC参加を表明したときに、日本の重圧もすごかったと思いますが、そういうことも想定していたのですか」という問いにたいし、「最後の最後はほんとにもう、心臓が出るんじゃないかってくらいでしたけど、ここまで来たら、野球自体に恩返しするつもりで、自分のベストを出したいと思ってましたので、緊張はしてましたけど感謝の方が大きかったです」と答えたのです。(162) 【感動】大谷翔平ペドロ・マルティネスから最大の賛辞と感謝を受ける トラウトとの配球を直接解説 日本語翻訳字幕付 - YouTube大谷選手の言葉は、いつも謙虚で相手をおもいやり、かかわった人すべての人に感謝の気持ちを持って対しています。決勝戦の最後の戦いの場においても、緊迫した最高潮の場においても、感謝の気持ちで対峙してるなんて、この人は野球という範疇のみならず、人間としてもずば抜けた大きさを持っているのだと感じました。インタビューを聴いて、涙が出てきてしまいました。こんな選手は今まで見たことがない。人の進める最高のステージに立っていると思います。大谷翔平選手といえば、花巻東高校1年の時に佐々木洋監督に教えられて作った「目標達成シート(マンダラチャート)」が有名です。夢(目標)を真ん中に置き、それを達成するために必要なことを9つ、その9つの必要なことを実行するための9つの行動をチャートにしたものです。一つ一つ見てみると、かなり優れた分析力です。このチャートを考えた人も、きっと驚きの完成度です。真ん中の夢は、8球団からドラフト1位で指名されること。結局その夢は、ドラフト前にメジャー挑戦を公言したため、多くの球団は指名を見送り、実現しませんでした。仮にメジャー挑戦を公言しなければ、多くの球団が1位指名し、もしかしたら8球団指名もかなっていたかもしれません。監督の指導なので、同じチャートを同野球部員は全員書いていたでしょう。3学年先輩に菊池雄星選手がいますが、他にどれくらい成功した選手がいるでしょうか。チャートを書けば夢が実現するほど世の中は甘くないことは、その他大勢の我々はわかっています。夢を実現したのは、彼のたゆまぬ努力と、恵まれた素質と、そしてプラスアルファの神の後押しだったでしょう。僕を含めた多くの凡人は、そもそもこのチャートを埋めることすらできません。それ以前に、中央に位置する明確な目標すら浮かばないのではないでしょうか。最近人生の最後として何をなすべきかに、ぼんやり考えたりします。「人生100年時代」とか言われ、67歳の僕には30年以上もの時間があるはずです。しかし、肉体と頭脳の衰えは明確に顕著で、何かを成し遂げるには時間だけあっても、気力がなえてしまうと無理なのです。このコラムの初期段階では、こんな風に僕も考えていました。50歳から始めるって? | 《 幸せのひろいかた 》 フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)日付は2005年だからなんと18年前。50歳にして67歳の現在と変わらない感じです。あの時にちゃんと「目標達成シート」を書いていたら、今頃何かを達成してたかもと思っても、膠着した初老の頭では、目標なんて浮かばなかったかもしれません。「住宅ローンを払いきること」だったかもしれない。それなら達成したけど。遅ればせながら、何か目標を持ってみようかなあと、大谷選手を見て思いました。昨今日本の問題として取り上げられる「少子化問題」。なぜ日本の子どもが減り続けるかというと、若い女性が結婚しなくなった(男性もですが)ことが大きな理由であると思います。仕事と住むところがあれば、あえて他人(他人の家族)と同居して嫌な思いをしたくない、というのが結婚回避の深層にあります。結婚はしたくないけど子供は欲しい。国家が未婚の母に厚い援助をするなら、シングルマザーは忌避しない、という女性も多いのではないでしょうか。もし、大谷翔平選手が精子バンクに登録し、希望すれば彼の精子を受精できるということにならば、きっと多くの未婚女性(もしかしたら既婚女性も)は手をあげるでしょう。あっという間に少子化問題は解決し、日本の野球はもっと強くなる。子どもが野球の道を選択しなかったとしても、彼のDNAなら何を目指しても成功するに違いありません。何をなすかではなく、どう向き合うかが問題なのです。
2023年03月24日
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ということで、前回に引き続き、『PLAN75』と『ソイレントグリーン』から、老人問題と安楽死を考えてみたいと思います。『ソイレントグリーン』は1973年公開の、チャールトン・ヘストン主演のアメリカ映画です。僕の映画の主題(昭和のアメリカ映画)としては、70年代はばっちりハマります。あの頃のチャールトン・ヘストン主演の映画は数多く、僕の知っている代表作だけをあげても、『地上最大のショー(1952年)』『十戒(1956年)』『ベン・ハー(1959年)』『エル・シド(1961年)』『北京の55日(1963年)』『猿の惑星(1965年)』『ジュリアスシーザー(1970年)』『アントニーとクレオパトラ(1972年)』『エアポート’75(1974年)』『大地震(1974年)』『パニックインスタジアム(1976年)』というぐらい、すごい売れっ子スターでした。『ソイレントグリーン』は1973年で、同年には『三銃士』前年には『アントニーとクレオパトラ』の他にも『ハイジャック』『野生の叫び』を撮っていて、翌年は『エアポート’75』『四銃士』『大地震』と、めちゃめちゃ撮っています。これだけ撮れば”雑”にもなります。『ソイレントグリーン』の設定は50年後の未来で、なんと2022年(つまり昨年)が想定されています。ところが、あの当時で50年後を空想するのは難しかったのでしょうか、全然未来的ではありません。むしろ1970年代より退行した、1930年代の大恐慌期のようです。ちなみに1982年公開の『ブレードランナー』(リドリー・スコット監督ハリソン・フォード主演)は、設定が2019年ですが、かなり未来的に描いています。こちらは未来的過ぎて、SF感満載の未来です。(ハリソン・フォード1984年主演の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で、子役で出演していたキー・ホイ・クアンが、先日の第95回アカデミー賞で『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で助演男優賞を受賞しました。インディ・ジョーンズから38年後の未来にアカデミー賞。未来の夢の実現でした)『ソイレントグリーン』と『ブレードランナー』の公開には10年の時差がありますが、『ブレードランナー』の原作フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』は1968年、『ソイレントグリーン』の原作ハリー・ハリスン『人間がいっぱい』は1966年なので、原作にはそれほど時間差はありません。映画化にあたっての想像力の差、と考えてもいいと思います。今回この記事を書くにあたり『ソイレントグリーン』を見直したのですが、やはりチャールトン・ヘストンの過度のスケジュールと、とにかく出せば当たるという安易な制作側の甘えからか、雑だなあという感想以外はあまりありませんでした。それでも初見の記憶にあった安楽死のシーンは印象的で、ホーム(公営安楽死施設)で最後の映像を楽しむエドワード・G・ロビンソンの姿が一番心に残ったのでした。ただし、その映像は、失われた様々な自然界。花や魚や鳥や動物、山や川など自然の風景。YouTubeを開けば、今では好きなだけ見られる風景です。もちろん1973年にはYouTubeはありません。(ひょっとした、50年で一番の変化はYouTubeかもしれません。)さらに自然映像に重ねている音楽が、ベートーベンの『田園』。21世紀の未来でも通用する19世紀のベートーベン。200年の時を超えてベートーベン、偉大だ。僕だったら何をリクエストするか、なんてことも考えました。若き日の思い出の曲ビートルズ『The Long And Winding Road』かサイモン&ガーファンクル『明日にかける橋』、イーグルスの『ホテルカルフォルニア』なんかいいかもしれない。それでも安楽死の最後のリクエストは思い浮かばない。これが最後の一曲なんて。『PLAN75』では、安楽死と引き換えに得られるのは、10万円でした。『ソイレントグリーン』では、この映像と音楽。どちらも命の値段としては安すぎ。生命保険なら、もっと多額の金銭が入る(本人にではないが)。『ソイレントグリーン』の安楽死を決意する老人の行動は、唐突な感じがしました。秘密の文献を手に入れて、分析して秘密を手に入れる。そこから何かを悟り、死を迎えることを容認します。本来なら、その秘密を同居人のチャールトン・ヘストンと共有すべきだと思います。しかし、老人は一人で死を選び、ホームへ向かいます。推察するに、本来その過程は描かれていたはずが、尺の都合でカットされてしまったのではないでしょうか。映画館側としては、一日で何回上映できるかが重要なことなのです。一日に5回上映するか6回上映するかは大問題です。興行成績のために、縮められていても不思議はありません。チャールトン・ヘストンのアクションが売りの映画だから、老人の心理の葛藤は深堀りしなかったのでしょう。ということで『PLAN75』も『ソイレントグリーン』も、安楽死に導く論理は描けていないと感じました。社会通念上、安楽死は認めてはいけない選択なのでしょう。イエール大学アシスタント・プロフェッサー成田悠輔先生が、次のような発言をして炎上しました。「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい→最強のクールジャパン政策になる→老人化と経済成長はあまり関係ない」”集団自決・集団切腹”にスポットが当たり過ぎて、それこそ高齢者の文化人から一斉に攻撃を受けました。元となったホリエモンとのYouTubeを見ると、ここに至る文脈は老害化を防ぐ”世代交代”を促す発言でした。成田先生独特のシニカルな言い方で、こういう発言になりました。僕は炎上する前にこのYouTubeを見てましたけど、特に異常な発言には聞こえませんでした。司会者も「20年前に堀江さんを取材したときまったく同じことを言っていました」と引き取っています。(125) 【成田悠輔×堀江貴文】高齢者は老害化する前に集団切腹すればいい?成田氏の衝撃発言の真意とは - YouTube話しがとっ散らかってしまいましたので、整理します。たしかに世代交代は必要なことで、老害問題も確かにあるでしょう。しかし『PLAN75』も『ソイレントグリーン』も、世代交代や老害問題とは関係ありません。老人自身の問題です。老人問題を、はなから悲劇として描くことは、問題提起としてどうかなぁ、と思います。生きがいを失くした老人に、死をプレゼントすることに正義はあるのか。少なくとも、安楽死を望む人には、それを合法的に選べる権利があってもいい。ただしそれを認めると、経済的な理由から、周りの圧力で安楽死に進まざるを得ない人も出てきてしまう。それは良くないよね、ということだと思います。以前介護していた義父(享年85歳)は、「俺なんかもういつ死んでもいいんだ」といつも言っていました。ある時肺炎を発症し、入院することになりました。内心もうだめかと思っていましたが、治療が効して退院することが出来ました。その義父に向かって「治ってよかったね」というと、涙を浮かべて「よかったー」と素直に答えました。人はやっぱり死にたくないんだ、と思った1シーンです。スウェーデンでは、80歳以上の老人は、延命治療をしないそうです。北欧諸国の考え方は、基本的に自分の口で飲んだり食べたりできなくなったら、自然な形で看取る、らしい。(125) 寝たきりがいないスウェーデン、高齢社会なのになぜ?| 北欧在住ゆるトーク - YouTubeそれでいいと思います。安楽死を考えるつもりでしたが、安楽死を望む人は、不治の病に日々苦しんでいる人が想像できます。現実に、安楽死を認めている国に、日本人が安楽死を求めてゆくのは、病気であることがほとんどです。人口爆発で食糧危機になったので、生産性の低い老人は死んでくださいということは、まず起きないでしょう。日本は少子高齢化の危機、などと騒いでますが、人口比は急に変わるものではなく、年ごとの統計で分かるので対策ができるものです。食糧問題も、コオロギを食べずとも、飽食をやめれば何とかなります。地球温暖化対策や太陽光発電の補助金をやめて、農地改革など食料確保の政策を重視すれば、騒ぐほどの問題ではないように思えます。とにかく左翼の妄想に振り回されるのはやめましょう。今ある危機は、専制国家の侵略です。戦争になれば、老人問題もへったくれもありません。『PLAN75』のような映画ができるもの、日本が平和だということです。『ソイレントグリーン』公開時の1973年も、ベトナム戦争からアメリカ軍が撤退した年なので、平和といえば平和。平和でなければ生じない問題に悩んでいる、のかもしれません。戦争中に自殺者が少ないのは、ある意味”真実の証し”といえます。「東日本大震災」によって、日本人の(少なくとも僕の)人生観が変わったように、「ウクライナ戦争」(あるいは「台湾戦争」)によって、日本人の(そして欧米の脱カーボン派の)価値観が変わるのだろうと思います。
2023年03月22日
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香港で社会現象になったオムニバス映画『十年』(2015年公開香港映画)を元に、新鋭監督たちが自国の抱える問題点を軸に10年後の社会・人間を描く、日本、タイ、台湾の国際共同プロジェクト「Ten Years International Ploject」の日本版で、是枝裕和監督監修による5人の作家によるオムニバス映画『十年Ten Years Japan』の中の1話を、早川千絵監督が自身でリメイクして、昨年公開されたのが『PLAN75』です。”映画好き”としては押さえておきたい映画ではありましたが、僕の場合厳密には”昭和の映画好き”ですので、機会があれば見たいという程度の作品でした。ところが先日、友人と会話の中で、この映画の話しが出ました。「最近、どうも楽しいこともなくて、もう死んでもいいかなあと思うんだよ」と、僕が言うと、「そんな映画ありましたよね、安楽死する」と友人。「あったあった、なんだっけ」「たしか倍賞千恵子が・・・」という会話の中で、老人・安楽死というフレーズから、俄然観たい映画にランクアップされたのでした。更に僕には、こんな思い出が。「むかし『ソイレントグリーン』っていう映画があって、そこにも安楽死のシーンがあったんだけど、安楽死を迎える最期の場で、楽しい映像を見せてくれるんだけど、なんだかちっとも楽しそうに見えなかったなあ」『ソイレントグリーン』は1973年のチャールトン・ヘストン主演のSF映画です。『十戒(1956年)』や『ベンハー(1959年)』という歴史スペクタクルで大スターとなったチャールトン・ヘストンでしたが、1968年『猿の惑星』でSFという新たな境地を展開していました。それで期待されていた『ソイレントグリーン』でしたが、僕の感想では”雑な作品”でした。結末の謎は覚えていますが、それ以外のエピソードやシーンは記憶に残らず、社会批判の切り口もかなり雑でした。ただ、安楽死を迎える老人のシーンだけは印象的で、さっき言ったように、決して感動するような映像ではありませんでした。ということで、安楽死つながりで『PLAN75』と『ソイレントグリーン』が連想され、今回はこの二つの作品から安楽死を考えてみたいと思います。まずは『PLAN75』の倍賞千恵子さんです。倍賞千恵子さんといえば、『下町の太陽(1962年)』でデビュー、『男はつらいよ(1969~2019年)』の妹さくら、『幸せの黄色いハンカチ』『遥かなる山の呼び声』等等等、山田洋二監督映画には欠かせない名女優であります。さらに歌手としても『さよならはダンスの後に(1965年)』など、大ヒットを持つ昭和の歌姫でした。『PLAN75』でも、一節歌っているシーンがあって、素人っぽく歌っていますが、うまさは隠せず、歌声は健在のようでした。78歳の年齢設定でしたが、撮影当時は80歳かその前。倍賞千恵子がいつの間にか八十路に入っていたことに驚きです。しかしあの声は全く変わらず、姿勢はしゃんとして、とても80には見えない。顔のアップのしーんでは、倍賞千恵子のフォルムはそのままで顔だけしわだらけ。特殊メイクかと思いました。顔立ちは寅さんの妹さくらのまんまで、しわだけやたら目立つんだから。老人風演技をしてますが、それは演技であり、そもそも70代の女性はそんなに年寄りではないでしょう。キャスティングの問題と、設定の年齢にちょっと疑問が残りました。監督のインタビューで、なぜ”75”にしたのかという問いに対して、「後期高齢者になる年齢が75歳だったから」と答えていました。たしかに後期高齢者といわれると、お迎えの順番待ち、という印象があります。人生の行く末に、”死”というゴールが見えてくるのです。『PLAN75』の中の安楽死ですが、主人公や安楽死を選択する他の登場人物に、そうせざるを得ない事情が伝わりませんでした。不治の病気でもないし、借金があるわけでもない。主人公を追い込むような、強烈なエピソードもない。このまま生きていても希望がない、ということだけです。社会状況としても、老人を生かすことができないほど逼迫した様子もありません。この種のテーマを扱う作品の前提として、そこはお約束ということなのでしょうか。『ソイレントグリーン』の世界は、”人口爆発”と”食糧危機”という前提がありました。他にも『楢山節考』に見られるように、貧しさがそうせざるを得ない、という悲しい掟のような前提があります。『PLAN75』は、原題の『Ten Years Japan』からわかるように、『十年』後の日本を描いています。公開時から10年後の日本は2032年。日本の10年後に、”ディストピア”を想像するのは難しいということでしょうか。『ソイレントグリーン』は50年後の世界なので、勝手な想像をしても否定も肯定も出来ない。『バックトゥザフューチャー2』の未来も30年後だったので、そういうこともあり得るかなあという範囲です。日本の10年後として想像できるのは、団塊の世代(1947~49年生まれの世代)が80歳代中盤になり、寿命を迎えるということです。僕の知っている団塊の世代の人は、過酷な競争社会を生き抜いてきた人たちです。ちっとやそっとで安楽死は望まないでしょう。『PLAN75』に応募した老人は、支度金として10万円が支給されます。10万円とは、ずいぶん寂しい。生活が苦しいから10万円もらって早く死のう、と思う人はいないと思いますが。もっと高額だと、その金で楽しいことをして、楽しみを覚えたことで、死ぬのをためらったりするかもしれません。安楽死への導きには、絶望が必須です。現代の日本には、最低限の生活でも何とか生きていけそうな社会福祉環境があります。本編でも、生活保護を勧められるシーンがあり、現状を把握してなかった主人公が断っています。日を改めて申請をすれば、彼女の問題は解決していました。僕自身も、高齢で働けなうなったら、そして子供たちに見捨てられたら、生活保護でとにかく生きていくのだろうなあと想像しています。歳を重ねるにつれ、欲望も減退し、何も欲しないまま、やたら早く過ぎ行く時間の波に身をゆだね、ただ生きていく。庭の手入れをするだけで一日が過ぎてゆく人生でも構わない。そんなふうに考えています。だから、楽しいことが無くても、安楽死を望んだりはしないと思います。もともと『PLAN75』はオムニバス映画の短編作です。約100分で5作だから、1作20分程度(未見なので想像です)。言ってみれば『ウルトラQ』の1話ぐらいです。だと思えば、このアイデアはちょうどいいのでは。ウルトラQ第17話『8/1計画』などは、人口爆発に対する計画で、似たシチュエーションとも言えます。20分ならテーマも凝縮されているので、シンプルでわかりやすいでしょう。ぜひ『十年 Ten Years Japan』も見たいと思います。こう書くと『PLAN75』を低評価にしているようですが、映画の評としては、クオリティはすごく高くて、監督の能力も高いと思いました。説明セリフなども一切なく、ナレーションのないドキュメンタリーのように、映像だけで物語の進行をします。物語に関係のなさそうなカットも、すべて意味があり、監督の伝えたいことは伝わります。早川監督の次回作は期待してもいいと思います。ただ、日本の10年後にディストピアを求めるのは無理でした。少なくとも50年後にしないと、現実から離れられないと思いました。ということで、50年後を設定した『ソイレントグリーン』の話に移ります。次回へ続く・・・
2023年03月21日
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テディベアテラスYUMIさんの代表作「ハートハートベア」のフェルトアートを、かなり作っています。原画がこちらこれがフェルトになると単体ではバックのハートは作りにくかったのですが、ブローチにして達成しました。それがついにこんなことに、『山中湖テディベアミュージアム』に顔出し看板として作成しました。記事はこちらです『山中湖テディベアワールドミュージアム』に搬入そんなハートハートベアですが、最初のころ作った物にやや不満が残るものがあり、少し手を加えたわけです。beforeの写真を撮るのを忘れていたので、どう変わったかわかりづらいですが、上記の画像のどれかが変っています。テディベアテラスにお越しの時は、ぜひ実物をご覧ください。追伸もう一体修正をしました。こんどは、beforeの画像も取りました。これがこうなりました。えっ、変わんない?ちょっと違うんだけどなぁ。
2023年03月14日
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いきなり「ずん吉」と言っても、「チコちゃんに叱られる」を見てない人にはなんのこっちゃというものです。「チコちゃんに叱られる」はNHKで放送している番組で、過去にこんな風に作品にしました。フェルトアート作品『チコちゃんに叱られる』これからこんな風になりました。WoodyPapa NHKデビュー チコちゃんフェルト人形でここにいるカラスは、「キョエ」ちゃんといいます。そのキョエちゃんが、昨年10月から突然降板し、替わりに登場したのが「ずん吉」です。芸能人なら不適切なスキャンダルとかが想像されますが、カラスです。しかも人形です。きっと声優さんに突発的な事情が発生し、一時的に替わったのだと思ってましたが、半年たっても戻りません。事情は分かりませんが、とにかくかわったのなら僕のフェルト人形も変えた方がいいかなあと思いました。それで、キョエちゃん人形を改造しようかと思いました。ずん吉の画像を調べようとググった時、ずん吉の声優についての憶測記事がありました。それによると、ずん吉の声は、「いきものがかり」の水野良樹さんではないかと噂されているのです。そういえば、キョエちゃんの声はおなじく「いきものがかり」の吉岡聖恵さんではないかと噂されていました。聖恵だからキョエ。その時はまさかと思いました。しかしこの時期の交代。吉岡聖恵さんは昨年11月に出産をしています。そして、「キョエとは深ぁーいつながりです」というずん吉の言葉。ずん吉という命名は、MIZUNOから取ったのではないかという推測から、そうだと確信しました。ということは、産休が明ければキョエちゃんは戻って来る。だったら作り直してはダメではないかということで、新たに作ることにしました。ということで、こんなツーショットが出来ました。ちなみに、ずん吉の画像は見つからなかったので、記憶でこんな感じかなと。なんか違うような気もする。明らかに違っていたら、こっそり作り直します。それで、チコちゃん岡村と全員のショット。実は岡村は作り直していて、ちょっと違っています。まだちょっと違うのですが、難しい。いつものようにテディベアテラスに飾りました。お近くにお越しの時はご一覧ください。
2023年03月04日
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昨年の文春の記事。9月29日に総裁選が迫る中、世論調査で「次期首相1位」に挙げられる河野太郎ワクチン担当相兼規制改革担当相(58)。8月24日に行われたオンライン会議の場で、資源エネルギー庁の幹部職員にパワハラを行った疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。とある。YouTubeがいつまで見れるかわからないので、文字として記録しておこうと思った。「日本語わかるやつ出せよ!」と怒鳴っているのは、河野太郎行政改革大臣(当時)であり、怒鳴られているのは「資源エネルギー庁」の官僚。日本のエネルギー資源の基本計画で、自然エネルギーの比率を「35~38%程度」としてある原案を「35~38%以上」と書き換えろ、と怒鳴っている。なぜそこにこだわっていたのかは、時間経過とともに真相が浮き上がってきた。「それからなんか知らねえけど〔日本が再エネ入れるのは不利だ〕みてえな記載がいっぱいあっただろ。あれ全部落としたんだろうな!」と、やたら高圧的なダメを出す。この会議の前に内容を知っていて、大臣として書き直しを命令していたのだろう。論旨としては、日本のエネルギー政策の、”再生エネルギー”比率を高めていくべきだ、ということらしい。なぜその主張をしていたのかも、最近鮮明になりつつある。ここで書かれていた〔日本が再エネ入れるのは不利だ〕という記載を読んでみたい。再エネは安定しないので効率が悪く、自然破壊も進む、ということだと想像するが、そうだったとしたらそれは正しい見解だ。さらに、原発に対して、激しい拒否反応を示す。「じゃあ北朝鮮のミサイル攻撃に無防備だと、原子力は。日本は、核燃料、使用済み核燃料を捨てる場所も狭くてありませんと、全部かけよ!」と、高ぶった感情そのままをぶつけている。もともとの河野太郎の信条から、依然と違ったことを言っているのではない。しかし、閣内の人間の発言としては問題がある。現岸田内閣も、前菅内閣も、その前の安倍内閣も原発を活用する方向でいるのは変わっていない。その前の民主党政権においても、菅直人首相ですら「原子力の平和利用」という名目で、原発の比率を50%に高める案を発表していた。すべてが福島原発事故で一変した。一変して過剰に反応した。この時一変したのは日本だけでなく、ドイツを筆頭としたヨーロッパもだった。この時のドイツ・メルケル首相の判断を、僕は正しいと思っていた。ドイツに学べという風潮も生まれ、それも賛成だった。その後10年。世の中は”脱原発”に向かい、さらに”脱炭素”というイシューが加わり、いつしか”自然エネルギー”一択に染まっていった。原発をやめ、化石燃料をやめ、自然エネルギーだけを活用することが、世界をバラ色にするかのような風潮が生まれた。ところが、昨年「ロシアによるウクライナ侵略戦争」が勃発し、はしごが外された。ロシアからの天然ガスの供給が断たれたら、一気にヨーロッパの経済が成り立たなくなり、個人生活も窮することとなった。目指す楽園は幻となり、世界は大混乱となった。太陽光発電も風力発電も頼りにならず、あわてて原発を復活させようとしているが間に合わない。最終的には”地球温暖化”の嘘を白状し、”脱炭素”の看板を下ろすしかないと思うのだが。以前僕は、河野太郎のことを書いていた。どじょう(56) 河野太郎の指摘 「日本のエネルギー政策」シリーズ1 原子力発電 - YouTube河野太郎は2015年第3次安倍内閣で、行政改革担当大臣として初入閣するまで無役だった。河野洋平(第16代自由民主党総裁)を父に持つサラブレッドであり、自身も2009年に自由民主党総裁選に出馬するなど存在感を示していたのだが、大臣にはなかなかなれなかった。その理由の一つに、信条とする「反原発」があったと、一般には思われている。上記のYouTubeは2010年のもので、東日本大震災以前のもの。大震災からの福島原発事故を目の当たりにして、多くの人は原発にヤバさを知った。しかし河野太郎は、それを予見するように、以前から反原発の旗を掲げていたのだ。僕も福島原発事故を見て、反原発に立ち位置を取った。あの日から僕は、このブログでいくつもの反原発記事を書いた。あの時は、真剣に原発の問題点を訴えた。事情が変わらなければ、今も信じている。その反原発広報の中で河野太郎の存在を知り、彼を支持することとなった。彼のような人材が活躍できない日本に失望していた。しかし、2015年河野太郎は入閣した。内閣に入るということは、内閣の方針を支持するという表明だ。原発推進の政府に入閣するということは、そのために趣旨替えをしたのか、あるいは閣内にいる間は信条を封印することにしたのかと思った。ということで、この動画もその際に消されているはず、と思っていたらまだ残っていた。消してないということは、信条を変えてないということで、閣内不一致も恐れずまだ反原発の旗は掲げているようだ。河野太郎が反原発の理由は、彼が怒鳴っている文言の通り、”事故が起きたとき”や”テロの攻撃を受けたとき”に危険だということがひとつ。そして、”核燃料廃棄物の処理ができない”、ということが大きな問題としてあるからだ。核燃料廃棄物については、こんな風に書いた。オンカロ 核廃棄物10万年の危険そして、このオンカロを視察して以来反原発に立った、小泉純一郎元総理を称賛した。小泉純一郎そして反原発のもう一つの理由は、電力会社の試算が信じられず、原発のコストは実は他の発電方よりも高いと思っていたことが大きな要因だった。『日本の電気料金がアメリカの2倍のわけ』 武田邦彦この記事にある通り、電力会社の言い分はインチキで、本当は高くつくのに、国の援助というファクターがあって初めて成り立つ価格だった。その事実は隠されたまま、原子力村の広報で、原発が安いと信じられてきた。福島第一原発の事故が起きる危険を知っていたくせに、事故は絶対起きないと嘘をついていた。そして、原発は安いと嘘をつく。その嘘つきぶりが、僕を反原発に向かわせた。ただし、今回のブログは、僕の反原発の記事ではない。今ここで、僕が主張を変えたことを懺悔するものだ。つまり、原発をすべて廃棄すべきだという主張を、現在「原子力規制委員会」で安全認定されている原発は稼働すべきだ、という主張に変えた。変更した理由は2つ。ひとつは「ロシアによるウクライナ侵略戦争」。この戦争により、世界中のエネルギー価格が上がった。エネルギー価格が上がると、すべての物価が上がるということを目の当たりにした。日本はまだ少ない方だが、ヨーロッパを見ると、低所得者は生活ができなくなるほど電気代が上がった。ドイツを筆頭にヨーロッパは、馬鹿げた”脱炭素”政策に舵を向けていたので、ひどいことになった。これを機に、目が醒めて”脱炭素”をやめてくれればいいと思う。原発が危険な存在であることは変わらないのだが、今ある危機に対処するには必要なものである、という見解に変わった。岸田首相は速やかに、待機中の原発をすべて稼働する決断をすべき。核燃料廃棄物の捨て場所がないという現実も変わらないが、国が滅びては何にもならない。そして変更の第2の理由が、「自然エネルギーの詐欺」が明らかになったからだ。三浦瑠璃夫妻の「トライベイ詐欺事件」が最近ネットを騒がせているが、それ以外にも、橋下徹の「大阪湾メガソーラー上海電力疑惑」、小池都知事による「太陽光パネル取り付け義務」、その他メガソーラーに関する事業は、すべて詐欺がかかわっていると言っても過言ではない。自然エネルギー特に太陽光エネルギーに関する事業は、すべて国の補助政策を悪用した詐欺的インチキだ。原子力村も酷かったが、太陽光村は更に酷い。原発は過疎化問題も裏では絡んでいて、期待する人のことも理解できる。しかし、太陽光を進める輩は、中国の手先じゃないか。中国の侵略を手助けするために、国益を捨ての弱体化を進めている。これが許せないというのが、原発容認に変わった理由の一つである。ここで話を戻して河野太郎だ。ご存じの方も多いと思うが、彼と彼の父河野洋平は「日本端子」という太陽光発電システムの端子を製造する会社の株主で、この会社の創業者は祖父の河野一郎、現社長は実弟の二郎氏。つまり「日本端子」は河野一族の親族企業である。そして製造を分担している中国の会社が、中国共産党の影響下にある企業で、早い話が河野一族は中国共産党と代々深いつながりがあり、大きな利権を持っているということである。その事実に照らし合わせて再考察すると、冒頭の河野太郎の再エネ押しのパワハラは、すべて河野家のの目的のものと邪推できる。十数年前からの反原発運動も、とどのつまりは太陽光発電の利権のため。太陽光発電自体が、震災後に沸き上がった動きに思う人もいるだろうが、民主党による政権交代選挙(2009年)の”マニフェスト”にもよーく読むと、次のような公約が掲げてある。「民主党の政権政策Manifesto2009」43.全量買い取り方式の固定価格買取制度を導入する【政策目的】○国民生活に根ざした温暖化対策を推進することにより、国民の温暖化に対する意識を高める。○エネルギー分野での新たな技術開発・産業育成をすすめ、安定した雇用を創出する。【具体策】○全量買い取り方式の再生可能エネルギーに対する固定価格買取制度を早期に導入するとともに、効率的な電力網(スマートグリッド)の技術開発・普及を促進する。○住宅用などの太陽光パネル、環境対応車、省エネ家電などの購入を助成する。選挙前に民主党の議員(たぶん松原仁だったと思う)が、「住宅用太陽光パネルを無料で設置する」と言っていた。あの時の民主党の公約は、見事にすべてなかったことにされ、むしろ真逆な政策をしたことで国民からそっぽを向かれた。当然太陽光パネル無料設置も、高速道路無料化のように消えてしまったが、あの頃から太陽光パネルに金のにおいが感じられた。ちなみに太陽光パネル無料設置の方法だが、住宅に取りつけた太陽光パネルで発電した分の、自宅で使う分の余りを電力会社に売って、その売り上げで設置費を賄うというものだった。現在小池知事が進めている案は、これとは少し違っているが、根本は似ている。金のにおいを嗅ぎつけたのが、河野一族なのか中国共産党なのかはわからないが、とにかくこのタッグは以来計画を着々と進めていた。太陽光パネルの儲け話に寄ってきたもうひとつのグループとして、小泉一族がある。表に出てきたのが、「テクノシステム太陽光発電詐欺事件」。家庭用太陽光発電システムを推進していた小泉進次郎環境相の、父親である小泉純一郎元総理が、テクノシステム事件に関与していた。融資詐欺の融資客を紹介したのが小泉純一郎となれば、共犯ということになる。ご丁寧にテクノシステムの広告塔に、長男である俳優の小泉幸太郎がCM出演していた。小泉進次郎に関しては、僕の印象はこうである。小泉進次郎レジ袋有料化など、庶民生活に迷惑な、頭の?な小泉進次郎。どれほど深く中国利権と絡んでいたか、現在はまだ不明だが、父親ともども国益に反した行動をとっていたことは判明した。家族の利益のために、立場を利用した構図は、夫の企業に有利になるよう、有識者会議で発言を繰り返した三浦瑠璃事件と同じだ。三浦瑠璃の夫の会社「トライベイ」の詐欺事件が、間もなく始まるだろう。関与を否定しても、世間の目はそう見ないだろう。三浦瑠璃が今後裁かれることになったら、小泉進次郎や河野太郎は国の要職者であったのだから、さらに重い罪が課されるべきだ。それとも政党の圧で、うやむやになるのか。もしかしたら、河野太郎も小泉進次郎も、自分の信条がたまたま一族の利益と重なってしまっただけかもしれない。本人の意図するものでなかったということも、可能性は否定できない。もし弁明する機会が与えられたら、そう主張するであろう。それは、三浦瑠璃が自分の信条が、たまたま株の半分を所有する夫の会社の利益と合致してしまったというのと等しい。信じる人もいるかもしれないが、裁判官の判断はその限りではない。最期に私見を述べておけば、太陽光発電は、住宅に取り付けたい人は付ければいいが、義務化には反対である。尚且つ、メガソーラーは反対である。自然破壊は一目瞭然。一昨年の熱海の土砂災害は、メガソーラーが原因だと言われている。本来保水作用が働く森林を伐採した地域に、大量の雨水が流れ込んだことが原因だ。同じような災害が、全国規模で発生するだろう。そもそも夜や天気の悪い日には発電しない太陽光発電は、不安定な電源としか言いようがない。その日の天気によって、工場の電力が変っていては、生産計画など立てようがない。風力にしても同じである。再生可能エネルギーで使えるのは「地熱発電」だけである。太陽光発電にかけている国費は、すべて地熱発電に向けるべきだ。価格においても、太陽光エネルギーは高くつくし、それを補うため「再エネ促進賦課金」が、国民からちゃっかり徴収されている。わが家の先月の電気代から、2549円がとられていた(今までよく見ていなかった)。これが1年続くと30000円じゃないか。再エネ促進賦課金制度をやめて、電気代安くしろ!!そして、中国の「ウイグル太陽光パネル」とは、きっぱり決別すべきでくぁる。ジェフリー・ケイン著『AI監獄ウイグル』そして、中国との距離を考え直さなくてはならない。掛谷英紀著『人類の敵』何年か後に、歴史を振り返って、今の時期の判断が、大きな岐路であったことを確認するはずだ。
2023年02月21日
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モルタルで植木鉢を作ろうと思い立ちました。100均で買った、大きさの違う、同じような形のプラ鉢。この二つの鉢の間に、モルタルを入れます。実際に入れてるところは画像を撮るのを忘れてたため、できたやつを戻して撮りなおしています。実際は、上の鉢が浮いてしまって大変でした。鉢から外した時に、そこの部分に穴が開いてしまったので、網を入れて水抜き穴にしました。ちょうど良い感じ。外観は、もろにモルタル鉢。さてこれからどうするか、ちょっと悩んで、ブドウの柄を付けることにしました。これはモルタルではきびしいので、粘土を使いました。以前「リメイク鉢」(リメイク鉢 『〇-ミンタワー』&『花麒麟』)で使ったこの粘土。水抜きのための脚と、欠けた部分の補修も。淵の部分は、三つ編み風に。鉢の厚みが違ってしまったので、それをごまかす意味もあり。色は、ミルクペイントでスノーホワイトを塗ってみたのですが、つるんとしてどうもしっくりしないので、「ZARAZARA]という砂が入った塗料で塗り直しました。なんか、いい感じにできました。ほんとは挿し木で増やした薔薇を植えるつもりでしたが、薔薇は花の時期が短いので、いつも咲いている花にしようと考えています。3月になって、春の花が出てきたら考えます。
2023年02月10日
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久々に小津安二郎監督『晩春』を見た。どれくらい久々か思いだせないので、相当前だったはず。『東京物語』は何回か見ているので、いろんなシーンが結構蘇るのだが、『晩春』はぱっと浮かぶシーンがない。というか、小津安二郎の一連の作品をまとめて観たので、どのシーンがどの作品かこんがらがっているせいもある。小津安二郎作品は、シリーズだと思っていい。ただ、小津安二郎作品が世界レベルで評価が高い、ということに少し疑問を持っていた、というのも正直な意見だった。ところが、今回改めて鑑賞してみて、自分の浅学菲才を思い知ることとなる。年齢を重ね、人生をいろいろ経験して、たどり着いた立ち位置で観てみると、今までの印象と全く違う感銘を受けた。『晩春』の公開は昭和24年、物語はほぼ同時期の設定で描かれている。つまり、終戦後5年目の話である。父娘の住まいは「北鎌倉」だが、生活圏として東京も舞台となる。空襲で焼け野原であった東京が、5年で見事に復活を遂げていた。驚いたのは、北鎌倉を原節子と宇佐美淳が自転車で走るシーンで、「コカ・コーラ」の標識が大きく映し出されていたカットだ。以前見たときはそんなところは気が付かなかったなあ。僕は昭和31年生まれなので、この物語の7年後の誕生である。この差は大きいと、団塊世代の先輩からよく聞いたが、この映像からはあまり違わないと思う。「コカ・コーラ」というのは、ひとつのアメリカの象徴で、このシーンは作品の方向を示している。『晩春』には、戦後の悲惨さはみじんも描かれていない。翌々年(1951年)に公開される小津作品の『麦秋』では、同じようなシチュエーションで、娘の2番目の兄が出征したままもどらないという、戦争の影が少しあらわれる。この帰らない兄の存在が、妹の選択に影響を与えるわけだが、それにしても戦争の火薬臭さはない。昭和24年(1949年)というのは、”ベビーブーム”最後の年である。日本中で、子どもが生まれた。「サンフランシスコ平和条約」は1951年だから、このころはまだ日本の将来が確定したわけではない。日本の統治方針に影響を与える「朝鮮戦争」も1950年だから、それすらない。今思えば、ベビーブームの1946~49年の3年間は、日本の将来は全然安定してなかっと思われるが、この映像を見る限り、日本は現在に続く道をすでに歩み始めていたことがわかるさて物語に戻ると、世の中はベビーブームなのに、原節子演じる娘は27歳になっても結婚するつもりがない。友人のアヤも、結婚はしたがすぐ離婚をして子供はいない。総じてこの映画に子供は登場しない。ラストの嫁入りの自動車に、近所の子どもが数人群がっているシーンだけだ。ちなみに『麦秋』では、兄夫婦に二人子どもがいるが、大人にとっては面倒で迷惑な存在として描かれている。『東京物語』にも、長男夫婦に子供がいるが、まったく同じ、聞き分けのない勝手な兄弟だった。小津安二郎が個人的に子供が嫌いだったのかもしれないが、当時の感覚としては、子どもはそれほど可愛いくもなく、半分お荷物という感覚が普通だった。子どもは大人の目には、”ガキ”なのだ。思えばいつから今風に子供が、大切に扱われるようになったのだろう。たぶん高度成長期を経て、生活に余裕が生まれたことにより、徐々に生まれた変化だったのだと思う。少子化によって、一人一人が大切になり、大切にしなくてはならないために、少子化に進んだ。そんな考察をむまえて、『晩春』から少子化問題を紐解いてみたいと思う。まず、笠智衆扮するこの物語の父親は大学教授である。(ちなみに1904年生まれの笠智衆は、この時はまだ45歳だった。役の父親は56歳。27歳の娘の父親を全く違和感なしに演じていたが、実年より12歳年齢を重ねた役を演じていたことになる)部屋の調度を見る限り、質素な暮らしをしているが、大学教授であれば裕福な家庭といえる。風光明媚な北鎌倉で、父親の世話と少数の知り合いに囲まれて、不自由なく暮らす生活は、それほど嫌なものじゃない。出戻りの親友の話を聞いても、結婚はさほど羨ましいものだとも思えない。だったらこのままでいいから、結婚もしない、子どもも作らない、という選択ををしても不思議ではない。ひるがえって僕の娘も今年33歳になるが、一向に結婚する様子はない。むしろ自由な独り暮らしを楽しんでいるようだ。僕の職場にも独身の女性が何人もいるが、たぶん彼女たちもこのまま独身なのではないか。住むところと仕事があれば、生きていける。贅沢を望まなければ、女性が独身で生きていくことは困難ではない。一方、結婚にまつわる苦労の方は枚挙にいとまない。僕も娘には、結婚を強いたりしない。無理に結婚しなくても、幸せな毎日を過ごせれば、それでいい。結婚により、面倒が沸き起こる方が厄介だ。孫がいなくても寂しいということはない。まして日本の将来など、背負う気もない。岸田総理は、記者会見において「異次元の少子化対策に臨む」と方針を明らかにした。支持率低迷の岸田政権の、人気挽回のための秘策らしい。少子化対策といえばみんな賛成だろう、という単純な狙いだろうが、そうだろうか。少なくとも、僕は賛成ではない。共稼ぎ夫婦や、貧困家庭を援助するのはいいことだろう。ただそれが、出生率に効果があるかどうかについてはエビデンスが薄い。北欧やEU諸国は押しなべて子持ちに対して優遇政策を施しているが、出生率は日本よりやや高い程度で、けっして功を奏している風ではない。やや高いのは、移民の出生率が高いせいもある。裕福な自国民の、出生率は上がってはいない。そもそも出生率をあげなければならない、ということは正しいことなのか。昭和の頃の認識では、日本の国土に適正な人口は5000万人ぐらいだと言われていた。国土の割に山岳地帯が多いので、農地換算も含めて、人が住める分を換算すればそうなる。高度成長で、1億人突破したころに警鐘が打たれた。それが気が付けば、逆の危機が叫ばれている。5000万人が適正ということが覆されたのなら、いったい何人が適正なのか。人口は突然変わるものではない。その時の人口に合わせての方策を考えればいいだけのことだ。子どもを増やすために、効果があるかどうかわからないことに金を使うより、人口が少なくなってもやれるような策に金を使うべきだ。将来の年金資金のことだけを心配しているように見える。行政が何かをするときは、必ず利権が生まれる。現在NET民を騒がせている「colabo事件」「太陽光発電詐欺事件」も、ふりだしは政府の方針からだ。詐欺師が政府にパイプを持って焚きつけたか、政府の方針に金の匂いを嗅ぎつけた詐欺師が、ハエのように政策利権にたかったのか。とにかく悪い奴の悪知恵は、善良な民には計り知れない。騙されたことに恥じることではないので、詐欺と分ったからには、担当者はすべて明らかにして、詐欺師を重く罰することを望む。『晩春』も『麦秋』も、娘は結局結婚をする。しかし、その後がどうなったかは定かではない。多分幸せな家庭を築くだろうが、それは結婚したためではなく、娘自身の個人の資質によるものである。子どもが欲しいのに、生活費のために作れないと思うのも早計である。出生率の高いのは、アフリカなどの貧困国だから。国が国民の幸せを援助したいなら、出生率をあげることに税金を使うのは無駄かもしれない。どんな家族スタイルにも対応できる、自由な生き方を選択できる、様々な援助政策を目指すべきだろう。映画のラスト近く、一旦は嫁に行く決心をした娘が、やはり父と暮らしていたいと言い出す。父は娘にこう言って諭す。笠智衆の。3分にも及ぶ長いセリフがこちら。「だけどそれは違う。そんなものじゃないさ。お父さんはもう56だ。お父さんの人生はもう終わりに近いんだよ。だけどお前たちはこれからだ。これからようやく新しい人生が始まるんだよ。つまり、佐竹君と二人で作り上げていくんだよ。お父さんには関係のないことなんだよ。それが人間生活の歴史の順序というものなんだよ。そりゃぁ結婚したって初めから幸せじゃないかもしれないさ。結婚していきなり幸せになろうと思う考え方がむしろ間違っているんだよ。幸せは待ってるもんじゃなくて、やっぱり自分たちで作り出すもんなんだよ。結婚することが幸せなんじゃない。新しい夫婦が新しい人生を作り上げることに幸せがあるんだよ。1年かかるか2年かかるか5年先か10年先か、つとめて初めて幸せがうまれるんだよ。それでこそ初めて本当の夫婦になれるんだよ。お前のお母さんだって初めから幸せじゃあなかったんだ。長い間にはいろんなことがあった。台所の隅っこで泣いとるのをお父さん幾度も見たことがある。でもお母さんよく辛抱してくれたんだよ。お互いに信頼するんだ。お互いに愛情を持つんだ。お前がこれまでお父さんに持ってくれてたようなあったかい心をこんどは佐竹君に持つんだよ。いいね。そこにお前の本当に新しい幸せが生まれてくるんだよ。わかってくれるね。わかってくれたね。そうかいわかってくれたかい」人生というもの、夫婦というものの道理を聞かせる父親。父親の言葉に、人生の真実を悟る娘、というシーン。しかし、物語りのテーマを、セリフで言わせてしまう、野暮なことをするような監督ではない。これは見せかけの大団円。娘の落胆と決心にこそ主題がある。大好きな父親のために結婚を決意する。娘がどんな人生を過ごすかは今後の未知数だが、娘を失った父親が哀れなのは確かである。多かれ少なかれ結婚は、社会の風習に合わせたものという側面がある。社会のお仕着せを拒否する若者が、結婚というしがらみを避けるようになっていくのも当然だ。社会はその時代の人間の構成で築かれる。その時のことは、その時のその人たちが決めればよい。
2023年01月31日
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今回でこのブログの投稿、1000回を数える。2005年5月7日に第一回を投稿して、あしかけ18年。あの日には、1000回をむかえることなど想像すらしていなかった。書き始め当初は、世相を反映させることがなかったので、あの頃がどんな社会だったのかは、読み取れない。内閣は小泉純一郎首相5年目、この年8月に“郵政選挙”が行われる。僕が選挙に行ったかどうかは覚えていない。この間ブログも更新していない。たぶん丸の内周辺の高層ビルの工事で、心身共にすり減らしていた時期と思われる。記念すべき第一回目の記事はこちら病は気から 健康は気の持ちよう?48歳の春、なぜかパソコンに興味を持ち、なぜかブログを書こうと思った。YUMIさんが、一足早く3月に始めていたので、その影響だったと思う。今日からデビューします。あちらはもう4525件挙げているので、レベルが違う。350万アクセス達成だそうで、すごいのひとこと。妻や子供がやっているパソコンというものを、なんだか羨ましく見えたのだろう。自分のノートパソコンを買い、インターネットの扉を開いて、もう一つの世界がディスプレイの向こうにあると知ると、すごく感動した。まさにパラレルワールドがそこにあり、もう一人の自分の人生がそこに生まれる希望を感じた。当初は、健康についての蘊蓄を語ろうと思っていた。自分の持っている知識の中で、人に語れるものは、栄養の話だとか、健康についての話だとかしか思いつかなかった。昔から健康とか、病気とかに知識の方向が向いていた。20代で親友を膠原病で亡くした経験が、色濃く影響していると思う。それでいろいろ研鑽を重ね、たどり着いた「体の健康のための要素」は、ブログ冒頭に記したこれ。1.血流 ―若さと健康は血の巡りです 《ヨガ呼吸、20分浴、ウォーキング》2.食事 ―健康とダイエットのために正しい食事 《腹七分、糖質控え、よく咀嚼》しかし、自分がそれで健康だった、というわけではない。むしろ心身ともに最悪で、腰・肘・膝・手首・体中に痛みがあり、頭痛持ちで、毎朝吐き気があり、精神も病みつつあった時期だった。痛みは職業(OAフロア張り職人)柄致し方ないもので、もう治らないものとあきらめていた。体の痛みが先か、仕事上の精神的苦痛が先か、今となってはわからないが、振り返ると10月の記事に、はやくも体の不調を訴えている。老化現象 ?体の不調からか、仕事が忙しかったからか、この後しばらく空白期間がある。この間、近所の病院へ行き、ある診断が下されていた。そして翌年2月には、体の不調が”うつ病”によるものだったと書いている。謎の病気は「うつ病」だった”うつ病”といっても、重度のものではなく、仕事は続け(今思うとやたら間違いが多くなって、若い者に文句を言われていた)、辛いながらも生活はできていた。なんとかせねばという思いもあり、それから”脱うつ病”に向かっての、匍匐前進のような日々の記録が続く。記事にしてはないと思うが、この間”希死念慮”に囚われていたことも事実だ。あの頃を思い出すと、結構辛い。それでもうつ病克服のため、何冊も本を読んだ。本が読めるだけ軽症だったことが、脱出を可能にした。税所弘 著 『うつ病はよくなる』そして、たどり着いた心の健康のための要素。3.幸福感 ―幸せは考え方で手に入ります 《受けいれて、感謝の心、怒らない》1.2.3.とそろうと「心と体の健康のための三要素」となる。これが、このブログの根幹となる指標である。さらに進んで、どの本だったか「自分の好きなものを楽しむことのすすめ」というテーマに出会い、新たな楽しみが生まれた。自分の好きなものって何だろうと考えたとき、高校から20代前半に通っていた『文芸座』を思いだした。「文芸座」との出会いそれで、あの頃見ていた洋画のことを書こうと思った。さらに映画の記事を100本書こうと目標を決めた。それが達成するころにじょじょに体調も復活すると決めた。書くためには調べることもあり、テーマを見つめる作業もあり、集中できた。辛い時もあったが、積みあがっていく結果を見て喜びの感情が蘇ってきた。この作業が無かったら、うつに寄り添い過ぎて、闇に飲み込まれてしまったかもしれない。読み直して感じることは、書くことで日常で使われない脳が活性化し、硬直した細胞が復活しだした。blogに命を救われた、といっても大げさではない。映画の話100『青春時代アメリカンシネマ』が終わってからは、様々な社会時評のようなものも書き始めた。好きな映画を書きながら、他のことも書きたいという欲求がわいた。もともと僕は、”コラムニスト”というものになりたくて、ブログを使ってコラムめいたものを書くことに快感を抱いていた。ワシントンポストのコラムニスト、アート・バックウォルドが憧れだった。実際は、凡庸な僕の頭脳では無理な憧れ。といっても、書いているときは常にいっぱしのコラムニストなので、気分はいい。小さいながらも、夢がかなった。そうこうするうちに、次のテーマになる、義父の介護問題が起きる。自分のうつ病も人生のターニングポイントだったが、介護によって学んだことも大きな糧となった。人生、結婚して子供を育てて一人前だ、などとよく聞くが、言わせてもらえば、介護をしてこそ一人前と言える。足裏を揉め義父の介護とうつ病リハビリ、その中で、次の楽しみとして短歌を選択。短歌が好きだったわけではないが、多分俵万智の『サラダ記念日』のインパクトが大きかったと思われまる。『サラダ記念日』『チョコレート革命』書き始めのころは、影響を受けて恋人の影がちらついている。こちらがそれ駄歌凡歌 (1)短歌と並んで2010年から、書評というか、本の紹介というか、本に書かれている内容に触発された僕の考えを書くことを始めた。読書日記なのだが、一つの指標として『幸せ読書日記』と、幸せのための読書というくくりにした。だんだんそうでもなくなったが、初めは心の栄養になるものを選択していた。あなたの夢はなんですか?このころはBOOKOFFにもよく通い、100円コーナーで手あたり次第買いあさりった。宝探しの気分。本を読んでの感想なのだけれど、僕の意見に一致しないと書かないというスタンスなので、作家がやや偏っているきらいは否めない。本の内容より、己を探るということが目的だったと言える。それから、昔のことを思い出すのは脳にとっても体のとっても良いので、昔の話、または昔の歌謡曲の話も書いた。このころはYouTubeが載せられたので、記事が華やか。昭和歌謡探索(1)『落ち葉の物語』僕の体は、昭和の空気で出来ていると納得するシリーズだった。そして、2011・3・11東日本大震災が襲った。僕の平凡な人生においては、間違いなく最大級の事件。被災した方々にとっては、100分の1にもならないほどの衝撃だろうが、僕の脳内リセットには十分だった。津波による2万人の命が失われたことにも悲嘆したが、もう一つの災害”原発事故”に憤慨せずにいられなかった。これにより、反原発の記事をかくことになりる。原発事故を考える原発についての見解は、今現在書き直さなければならない部分があるのは確かである。ロシアによるウクライナ侵略が、考えを修正するきっかけなのは当然のこと。この前までは、「原発は絶対だめ」の陣営だったが、今は認めるところは認めるという考えである。その前に記しておかなければならないのは、「二酸化炭素による地球温暖化説」は批判している、石油石炭発電は継続すべきと考えている。温暖化問題 武田邦彦メルマガただ、その石油石炭が高騰して、いかがわしい”自然エネルギー”に傾くぐらいなら、休止している原発を稼働すべきと考えを改めた。原発村の利権集団も嫌だが、太陽光発電の暗部の方がもっと危険で醜悪なのだ。太陽光発電を推進する連中は、無知の民と詐欺師。それと中国からの侵略者。政府は速やかに方向転換すべき。ただし、僕の一番の推進するエネルギー源は、地熱発電であることは変わらない。地熱発電は温泉が出るところならすべて可能。これにより温泉が枯渇する可能性があると反対する者もいるが、世界中でそんな事実は存在しない。うまくいけば、地熱発電が進化してマグマ発電に達して、日本の電力は以後全く心配いらなくなることもあり得る。そして2015年から、「羊毛フェルトアート・カントリー木工」というカテゴリーが加わり、僕の作品を載せることになった。作品自体はずーと前に作り始めていて、ブログに載せるのがこの時以来ということだった。明けましておめどとうございます 2015実は、手作りのブログは別に書いていた。木工屋さん【WOODYPAPA FACTORY】カントリー家具注文製作byテディベアテラス - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)分けるのが面倒くさくなって一つにしたということだった。「羊毛フェルトアート・カントリー木工」のカテゴリーは、231本を数え、このブログのトップ。そして2020年、新たなカテゴリーが生まれた。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 1)武漢封鎖sゆく新型コロナ騒動はまだ続いているので、まだ書くことがあるかもしれないが、25本と読書日記で3本、計28本を上梓している。新型コロナ騒動は、間もなく2類から5類に引き下げられ、これにて終了になるだろう。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 18)指定感染症18年間いろいろあって、これからもいろいろあるだろう。僕としては、書いているときは結構幸せだということがわかったので、なるべく書き残そうと思っている。今回昔の記事を読み返すことになり、懐かしくも面白く、blogは僕にとっては最良の友であったと知る。ということで、久々に詠む。健康を 求めて探す 知の大海 たどり着く島 平穏の日々長生きを すれば見る目も 変わりおり 小さき者の 小さき秤1000までを 数えるだけでも 成しがたし 到達せしは 誰かの導きひとりきり 無人島で 暮らすなら なかっただろう 対人ストレス病名を 聞けば病気に 寄っていく 病気にすがる 逃げ出したいとき一時の 怒りにまかせ 人を責め 毒を飛ばして 知らぬ阿呆よ動かない 手足を恨み 情けなく それでも生きて 行かねばとは天災を 受け入れるのは 叶えども おのれの落ち度を 許すは難し原発に 群がる利権 魑魅魍魎 今は太陽光 発電が闇しみじみと 昭和を思い 懐かしむ 生きてるさなかは 見えなかった風景
2023年01月27日
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1月17日。僕の誕生日。誕生日は毎年来るので、この歳でどうこう思うこともないのだが、ある時期から、このけじめの日が、振り返りの場であるより、行く末のぼんやりしたゴールを見据えている気がした。過去の誕生日については、こんな風に記している。誕生日誕生日につき1956年を考える過去の記事で、若いころの思い出話を書いたこともあるが、さまざまな経験が今の自分を形作る材料になっていることは間違いない。過去の様々な出来事、巡り合った人々、すべてに感謝。今年の年賀状はついに一葉になってしまった。僕の方が書かないからあたりまえだ。貴重なその主は、学生時代バイトの新聞配達で一緒だったF君だ。F君は北海道出身で、早稲田大学に通っていた。彼の年賀状を見るたび、20歳前後の青春時代がよみがえる。若気の至りで様々なしくじりもしたが、今思うと、あの頃に考えていたことは、とんがって目指していたことは、すべて間違っていた。”すべて”は言い過ぎだが、根幹となる思考は、甘えの体質から生まれる独善で浮薄なものだった。20代は結構自分の潜在能力に目覚め、ブイブイかましていた。と思っていた。錯覚だった。手痛いしっぺ返しを食らい、ドーンと落ち込んだ。30代以降は、水面に浮いたり沈んだり、ばたばた溺れる寸前の毎日で今日まで来た。濁流の中、水を飲んだり、葉っぱが口に入ったり、もう駄目だと力が抜けてしまったこともあった。その間に、学んだこと知ったことが、僕の今を支えている。苦しかった時代に感謝。F君とは40年以上会ってないし話もしてないので、今再開したらどう見えるだろうか。すっかり変わったと思うだろうか。それとも、変わっていないと映るだろうか。僕の若いころの失敗は、自分を客観視できていなかったことに尽きる。主体的な視点でしか判断できず、他人を傷つけたり周りを振り回りていた、と考えている。それをそばで客観的に見ていた人に、どうであったか尋ねてみたい。会いたいと思うが、北海道は遠いし寒い。今の自分に目を移すと、ちょっと違う感慨がある。67歳になってみて、はたと気が付いたことがあったのだ。それは、僕の父親の享年が68歳だったということ。父を亡くしたのは、僕が23歳の時。僕が誕生したときに、父は45歳で、病弱だった父は、この子が二十歳になるまで自分は生きられないと、生むことに反対したと母が言っていた。我が家には、すでに男子が二人おり、後継ぎ問題は解消していたが、たぶん母親は女の子も欲しかったのだと思う。結局僕は生まれることになったのだが、もしかしたら僕の二十歳が父のゴールだったのかもしれない。まったく親孝行も出来ず、申し訳なく思っている。その僕が来年父と並ぶ。男子が父を超えるというのは、一つの目標であり、年齢というのはわかりやすい数字化できる指標である。改めて父とはどんな人間だったのかを思うと、あまりエピソードが出てこない。僕の記憶にある父は、すでに老人だった。『サザエさん』でいえば、磯野浪平(54歳)とワカメ(9歳)の関係だ。(改めて考えると『サザエさん』の家族設定もすごい。)僕の記憶にある父は、定年後日がな1日テレビを見ている老人だった。父の思いで喫茶店でバイトをしていたとき知り合った友人(彼は福岡出身だった)に、「君のお父さんは、動物に例えるとどんな人?」と聞かれたころがあった。友人は深く考え込むタイプの人間で、あの時も家族に悩みを持っていて、話を振ってきたのかもしれない。しかしその時の僕は、まだ他人に配慮する能力が欠けていたので、単純に父親の姿を考えて答えた。「蝉の抜け殻」この答えを友人はいたく喜び、以後何度となく話題にしていた思い出がある。今思い返しても、父はそんな人だった。そして僕は、そんな父のようにはなりたくないと思っていた。ところが昨今、僕の中で父の評価が変わってきた。父は文部省の役人だった。戦争中は樺太で秘書官をしていた。文部省を退官してからは、天下り先で数年間を過ごした。そこも退任してからは、家でゴロゴロしているだけだった。あの頃は60歳を超えて仕事をする人は少なかった。公務員だったので年金はあるので、働く必要もなかった。それで家でごろごろするしかなかったわけだ。父の現役というものを知らなかった。知ろうともしなかったが、もし僕が父と同じく公務員で定年を迎えて、60歳以降に自由を手に入れていたら、今はどんなに楽しかっただろうかと想像する。若いころは、定年後の話をする奴はバカだと思っていたが、こっちの方がバカだった。公務員だって、嫌なこと辛いことはたくさんあるはずだし、そこに学びの場はあるはずだ。人は何をしたかが問題ではなく、日常の経験を通じて、何を考え学んだかが重要なのだ。どれだけ稼いだか、どれだけ出世したか、どれだけ名誉を得たか。煙になってしまう身であれば、もはやどうでもいい。若い日の目標は、最終的に目標になり得ない空虚な幻想だった。父は68歳で亡くなったが、残念とも思えない。その後の母のいきいきぶりがすごかったからだ。母もそれは言っていた。姑も風邪で寝込んですぐに亡くなり、父も何回か入退院を繰り返したが、最後はあっけ亡くなくなった。看病介護の苦労がなかったことを喜んでいたのだ。写真見合いで、強引に嫁がされた母は、結婚生活を楽しんでいなかったらしい。父を亡くしてからは好きな裁縫や手芸に励み、ほうぼう旅行もし、人生を楽しんで94歳で天寿を全うした。生きていても家族にも社会にも貢献できないのなら、いなくなった方が喜ばれることもある。自然の摂理とは、そういうことだ。知力・体力・精神力は、老化とともに著しく劣化している。それを見て見ぬ振りができぬ今日この頃だ。母の日と認知症父の享年68歳は、僕にとって一つのポイントであることは間違いない。自分の親の劣化度を見ていた記憶は、自分にも当てはまってしまう。ああはなりたくないと思っていた自分が、ああなっていく必定。来年の今日、僕は何を思うだろう。案外何も思わず、その日の問題にきゅうきゅうとしているかもしれない。それがいい。先を見据えてもたかが知れてるし、過去を飾って考えても恥ずかしい。毎日湧き上がる問題に向き合って、その日その日をじたばた生きているのが、結局健全な生き方なのかもしれない。
2023年01月17日
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あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いします令和5年の干支は「うさぎ」。ということでうさぎと鏡餅昨年の「まねきトラ」君と、引継ぎのツーショット。トラ君ご苦労様でした。いつもの通り、teddybearterraceに飾っています。お近くにお越しの際は、ちょっと覗いて行ってください。仲間と一緒に歓迎します。
2023年01月03日
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2022年を振り返って。今年の10大ニュース。2018年を最後に”振り返ってシリーズは休止していた。時間が取れなかったのと、年々情熱が失せてきたためだ。でも、記録として何か残すことは大事だと思うので、簡易な形で久々に1年を振り返ってみる。思いつくまま、今年の出来事を、国内外問わず記しておく。思いつくままなので、思いついた順で、まず、第1位から。第1位『カタール・ワールドカップ開催』昨日決勝が行われ、メッシの宿願、アルゼンチンが優勝した。昨日の今日なので、これが1位になってしまうのはむべなるかな。メッシ35歳、W杯5度目の挑戦でたようやくトロフィーを手にした。おめでとう。日本は戦前の予想を覆し、優勝経験国のドイツ、スペインを撃破、予選リーグを突破した。今回のサムライブルーは、8位を目標としていたのだが、それはならず(クロアチアにPK戦で敗れる)とも、予選組み合わせが発表されてから予選通過も無理と思われていたので、上出来の結果といえる。決勝トーナメントで敗れてもFIFAの順位付けがされて、日本はなんと9位。あと一歩のところだった。森保監督もそれまでは「8位が目標」と言っていたのが、GL突破が決まると「8位以上が目標」と微妙にゴールをずらした。そのわずかな欲が、神様の機嫌を損ねたかもしれない。森保ジャパンのトータルの戦績は歴代日本代表監督の中でトップだ。1位 森保 一 70.7% (29勝5分7敗)2位 石井 義信 64.7% (11勝2分4敗)3位 ハンス・オフト 63.0% (17勝6分4敗)5位 ハビエル・アギーレ 60% (6勝1分3敗)5位 イビチャ・オシム 60% (12勝5分3敗)なのにW杯直前まで更迭論が飛び交っていた。とは言っても、どの監督の時も批判する人は必ず存在していて、たぶん世界中のサッカーをネタに商売をする人達の当たり前の行動なのだろう。日本サッカー協会にも”体制・反体制”の派閥はあり、マスメディアを巻き込んだ主導権争いのいざこざなのだろう。ただ森保ジャパンに強さを感じないのは、新型コロナの制限で、が強豪国と試合をしていなかったということもある。ジーコやザッケローニは強い相手と戦う経験の重要性をよく理解していて、積極的に強豪国とテストマッチを組んだ(組むことができた)。そしてこの2チームは結構善戦し、経験値が高まり自信をつけた。日本代表の歴史上、ジーコジャパンとザックジャパンが一番強いと思っている。ところが皮肉なことに、この2チームはグループリーグ敗退してしまった。そこがW杯の不思議なところだ。自信が過信となり、傲慢が生まれたのかもしれない。強いと思われたジーコジャパン・ザックジャパンが敗退し、監督交代など直前までガタガタで、期待できなかった南アフリカ大会の岡田ジャパンとロシア大会西野ジャパンはGLを突破した。日韓大会で初めてGL突破したトルシエジャパンも、フラットスリーの評判は最悪だった。不安を払しょくするために、チームが一つになったともいえる。W杯GL突破の実績を時系列で並べると、フランス大会×、日韓大会〇、ドイツ大会×、南アフリカ大会〇、ブラジル大会×、ロシア大会〇となる。交互に来ているので、順番で言うとカタール大会は×に当たる。そして予選リーグの組み合わせが発表された日に、今回は期待できないかも、と思わされた。優勝経験のある強豪国がドイツ(ブラジル大会)・スペイン(南アフリカ大会)と2つ入っている。もうひとつのコスタリカもGKのナバスは世界トップレベルだから、ゴールするのは容易ではない。ということで期待するのも無謀に思えたが、ドイツとスペインに勝ってしまった。喜ぶというより、サッカーという競技の怖さを感じた。今回のW杯が以前と大きく違っていたのは(中東地域初や11、12月開催も初だが)、ネットTVの”ABEMA”が64試合全部を放送したことだ。僕は初戦のドイツ戦をNHKで見たのだが、ABEMAで見直したところ、本田圭佑の解説が的確であまりにも面白かったので、つぎからはすべてABEMAで見た。さらに日本のスタジオでは影山優佳がゲスト出演、というか解説や回しをしていたのでさらに面白かった(影ちゃんが全国に知れ渡ってしまった)。このさきABEMAを有料契約するかどうかは未定だが、サイバーエージェント藤田社長ありがとう。TVとネットの戦いが進行している現在だが、この件でTV離れが一層進むのは間違いない。第2位『ロシア・ウクライナ戦争』本来ならばこちらが第1位であるべきだろう。2月24日にロシアがウクライナに侵攻した。ロシアの動きは事前より世界に報じられていたが、まさか本当に侵攻するとは。ソ連崩壊以降、ロシアは曲がりなりにも民主主義国家に生まれ変わったと思っていたので、専制主義的な行動は起こさないと思っていた。しかし、誰も望まない侵略が一人の独裁者の命令で始まった。これで世界はロシアは前近代の、強力な専制主義国家だったことを思い知る。ただ予想としては、ロシア系住民が独立運動を起こしているドネツク州ルガンスク州は、クリミアと同じ手口で、いずれロシアに併合される可能性は考えられていた。ウクライナ東部の地区はロシア人住民が多く、このロシア人住民が「迫害を受けている」と主張すれば、同胞の生命を守るためという建前で、ロシアは侵略する名目ができる(偽旗作戦)。見え透いた策略だが、正義の御旗は国ごとに違う。ただし首都のキーウ(キエフ)に攻め込むとは西側も思っていなかった。ロシアは「特別軍事作戦」と称し、キーウに攻め込むような兵員の布陣をとっていたが、これは脅しだけで、本当に攻めたら兵站が続かないから無理筋だと、専門家である元海上自衛官・海将伊藤俊幸氏は言っていた(実際にそうなった)。しかもそれをしたら、一部地域のいざこざではなく、本当の戦争になってしまう。ロシアのプランを想像すると、キーウに電光石火で攻め込み、おじけづいたゼレンスキー大統領が亡命したところに傀儡政権を立て、どさくさにドネツク・ルガンスクからクリミア半島に続く沿岸地域を略奪するつもりだったのだろう。プーチンはウクライナ全土を支配するつもりはなかっと思う。NATOからの緩衝国が必要だったので、ウクライナをベラルーシのような傀儡国にしたかったのだろう。予定では2週間で完了する作戦だった。ところが誤算があったのは、逃げる手はずを付けていたゼレンスキーが逃げなかったことだ。ウォドディミル・ゼレンスキーは喜劇役者出身の、ドラマの延長で大統領になってしまった男だったが、プーチンが思っていたよりはるかに骨のある真の大統領だった。プーチンがこの乱暴な作戦を強行したのは、ドイツが味方であると見込んでいた節がある。ドイツは社会民主党とみどりの党の連立与党で、どちらも左翼政党だ。左翼政党というのは、マルキストでありロシア派であることを意味する。そして「ノルドストリーム2」というロシアとドイツを結ぶ天然ガスを運ぶパイプラインが完成し、ドイツのエネルギーが完全にロシア依存になる手はずだった。ドイツの原発はこれにより年内に廃炉が決定していた。ドイツだけでなく、ほかのEU諸国もこの天然ガスの供給を受ける予定だったので、もしプーチンが侵略を1年延ばしていたら、完全にエネルギーを支配されて、ロシアに屈することになっていた。当初から何故1年待てなかったのか疑問だった。それで「プーチン重病説」が生まれた。プーチンが余命いくばくもないことを知り、最後に名を残すため、強引な命令を下したと。まことしやかにプーチンがガンであったり、パーキンソン病であったりを証明する画像が流れた。しかしこの説は次第に消えていった。ただの希望的願望だったかもしれない。侵略戦争を終わらせる方法は2つ。ひとつは今ロシアが制圧している部分をウクライナが放棄して、和平交渉に移す。ゼレンスキーは退任、ロシア派の傀儡政権樹立。これはあり得ない。ウクライナ国民もNATO諸国も、国際法を無視しているロシアを制裁しなくては世界の秩序が崩壊すると考えている。ウクライナが戦い続ける限り、アメリカもEUも世界中の自由主義国が支援を続けるだろう。もう一つはみんなが望んでいるプーチンの失脚。ロシア国民が立ち上がってプーチンを引きずり下ろすか、内部からクーデターが起きるか。今のところどちらも期待が薄いが、このまま戦争が続けばロシア国民の怒りも沸点を超えるかもしれない。それまでウクライナが耐えることができるか。3月23日にゼレンスキーが日本の国会で、オンライン演説をした。ゼレンスキーは世界主要国に、同じような形で順番に演説を行っていた。各国に合わせイギリスならチャーチルの演説の引用、ドイツならベルリンの壁の話、フランスでは第2次大戦の激戦区の地名などと取り入れ、外国人の心に呼び掛けていた。それがあったので、日本でも事前よりどんな演説をするか話題になっていた。日本とロシアの関係で言えば、「北方領土」の話はするだろう。それに歴史的な背景で「日露戦争」は欠かせないと思っていた。ところが実際には、この二つの事柄には触れていなかった。後で調べてみると、現在の「北方領土」に住んでいるロシア人の、4割はウクライナ人らしい。北方領土を返還するということは、ウクライナ人を追い出すということになってしまう。まったく知らなかった。「日露戦争」については、僕の知識の多くは司馬遼太郎の『坂の上の雲』によるものだが、確かロシアの陸軍」は”コサック兵”が主力であると書いてあったのを思い出した。コサックとはウクライナの地方のことである。日露戦争の陸戦は、ウクライナと戦っていたのだった。ロシア兵がブチャで行った殺戮・略奪・強〇などの悪行を見れば、ロシア人の血に潜む残虐性が見て取れる。これは差別でも偏見でもない。日本人として肝に銘じておかなければならないことは、先の戦争でロシア人に捕虜とされ日本人34万人が殺されたことだ(ウイリアム・ニンモ(米)『検証・シベリア抑留』によると、確認済みの死者は25万4千人、行方不明者・推定死亡者は9万3千人)。もしもの話だが、安倍首相の頑張りで、北方領土が2島or4島返還されていたと仮定する。ロシアによるウクライナ侵略が始まった3月に、国連で「ロシア非難決議」が下されたが、この時日本も賛成した。これによりロシアから日本は「敵国認定」された。おそらく腹を立てたプーチンは、返還した北方領土に軍事進攻し、無抵抗のまま奪い返される。のみならず、その勢いで北海道も侵略されていた可能性もある。ブチャで起きた残虐な行為が、網走でやられたかもしれないと思ったらぞっとした。ロシアは常に北海道を狙っている。ヤルタ会談でもスターリンが執拗に要求していた記録がある。ロシアを信じてはいけない。現在北海道でアイヌ民族を使って反日行動をしている連中がいるが、これもロシアの回し者である可能性を考慮して対応するべきだろう。ドネツク・ルガンスクで使われた「偽旗作戦」と同じ手口で、攻め込むきっかけを狙っているかもしれないのだ。第3位『32年ぶりの円安』日経新聞によると「悪い円安」なんだそうだ。日経は日本経済の足を引っ張るのが目的の新聞なのだろうか。円安になってから、日本の経済は急上昇。円安のデメリットを訴えていたトヨタの豊田社長、ユニクロの柳井会長、両社は最高の利益を達成した。TV・新聞は円安で苦しんでいると連日報道するが、実際は日本は円安で独り勝ちの兆しが見えてきた。円の動きを振り返ると、30年前はこうなっている。日本の「失われた30年」不況の原因はズバリ「円高」「デフレ」「消費税」。最悪の民主党政権時は75円まで落ち、その時を思えば日本の商品は海外ですべて倍の儲けになります。企業の業績の公表が始まり、過去最高益をあげている会社も多数。それにつれて税収も過去最高(税収増10兆円)。高度成長期に青春期を過ごした僕ら世代は、あの頃の日本の輝きが戻ってくると感慨深い。このまま低金利で150円をキープすれば、デフレ脱却、景気も良くなり、税収も増え、もっと盤石な高度成長も期待できる。企業がもうかれば給料が上がり、もっと景気が良くなる。安倍元首相の目指していた姿が見えてきた。だのに、こんな時に増税を考える岸田の頭はどうなっているんだ。数年先の話にしても、”増税”という言葉を首相が使えば、企業は給料を上げにくくなるではないか。それとも、給料をあげたくない経団連の回しなのか。財務省のポチと言われて首相になったが、今まではアベノミクスを引き継いで、なかなかいいかもと思わせたが、ここにきてお里が知れた。といっても、後釜を狙う河野、茂木、林はそろって中国寄りで、媚中政策に振れるともっとひどくなる。ひとまずここは「聞く力」を標榜する岸田を説得する方がまだましかもしれない。第4位『習近平・共産党総書記3期目』習近平が異例の総書記3期目に就任した。拡張政策を推進する習近平が、継続して最高指導者の地位に居座ったことは、良いニュースなのか悪いニュースなのか。チベット、ウイグル、香港と制圧を進めてきた中国が、次にターゲットとしているのは、習近平が公言する通り台湾だ。台湾に侵攻した場合、領海を接する我が国とぶつかることは必然。そもそも1970年代に尖閣諸島の領有権を主張したのは台湾だから、中国が台湾に併合すれば当然尖閣も含まれると考えているだろう(台湾と中国は尖閣問題に関しては一致している)。尖閣がとられれば、いずれは『Dr.コトー診療所』の与那国島も危なくなるし宮古島も取られる。さらにいずれは沖縄本島も狙われる。中国は現在も、沖縄は中国の物だと主張している。中国4千年歴史から、”いずれは”のスパンが長いので、日米同盟があるうちはまだ先だとは思うが、中国の指導者は誰がたっても、頭の片隅にそこは目指している。だからそれは習近平だけの問題ではないので、台湾を守るために習近平の失脚を願うのは意味がない。中国とは、どんな形であれ武力衝突を避けたいのは、日本だけでなく世界のすべての国の思いである。しかし、現在武力衝突以上に、経済衝突が世界中で進行している。中国の経済拡張が、世界を飲み込みつつあったのが現在である。それを主導していたのが習近平であったわけだが、これも習近平が変わればおさまるのかというとそうではない。「新型コロナ・ゼロ政策」や「住宅バブル」を強引に終焉させたり、この人は経済をあまり重視ししていないのがわかる。2期10年で、ライバルの実力者をすべて蹴落とし、李克強をはじめとする「共青団」の力を封じ込め、チャイナセブン(中央政治局委員)をすべて自分の配下にした。個人監視システムを強化し、不満分子を徹底監視、絶対権力を盤石にした。たぶん春秋戦国に始まる中国の歴史を、念入りに学んだのだろう。自分が皇帝として君臨続けるための、危険分子を取り除くことに終始していた。経済のことや、国民生活のことはあまり視野に入っていない。14億人のパワーが自由に発揮されれば、世界にとって恐ろしいことになる。中国が世界を経済支配することが可能だったが、それよりも自身の地位の安定であった。台湾進攻さえしなければ、習近平のままの方が経済的に安心かもしれない。10年前の【2012年を振り返って』で、習近平の記事を書いていた。参考のため採録50)中国共産党総書記に習近平氏予定通り、中国の新しい皇帝が習近平氏に決まりました。習近平の父親は元国務院副総理で、世襲党役員となります。就任後、かねてから宣言していた通り、官僚の汚職の摘発を始めました。あわてて財産を整理し、国外へ逃亡を図る党幹部もいるそうです。随分真面目な人が主席になったものだと思われますが、摘発されているのは政敵の胡錦トウ派の幹部ばかりで、体のいい粛清を行っているだけだという見方もあります。中国では「汚職を野放しにすると、国が滅び、汚職を取り締ると、党が滅ぶ」といわれています。事の進展によっては、第二の"文化大革命"や"天安門事件"が起こる可能性も隠れています。とにかく危ない国ではあるので、付き合いは深入りせず、「君子危うきに近寄らず」が賢明かと。 なんと、10年前に第二の”文化大革命””天安門事件”を予言しているではないか。ゼロコロナ政策に反対する「白紙デモ」の広がりを見て、習近平は政策変更を行った。デモを行ったものを特定し、粛清にかかるかと思いきや、ゼロコロナ撤回である。案外ビビりなのかもしれない。第5位『安倍晋三元首相、テロリストの銃撃により死亡』失ってみて初めて、本当の価値がわかる人だったともいえる。参議院選自体は自民の安定勝ちが予想できていた。野党が弱すぎたから。選挙後の政局の焦点は、清和会(安倍派)VS宏池会(岸田派)の戦いだった。下手をすると自民党が割れるかもしれない。ところが一方の首領が暗殺されてしまった。残った方の天下になるか。今現在は混とんとしている。安倍暗殺の派生で、「統一教会問題」が浮上し、安倍の後継者の一人の萩生田光一をマスコミが攻撃している。清和会の反撃に水を差された格好だ。統一教会弾圧と萩生田たたきが、どこまでが仕組まれたものかはわからない。財務省に操られ”増税”をもくろむ岸田に対抗して、萩生田・高市連合に巻き返してもらことを願っている。ここでぜひとも記しておきたいことは、安倍暗殺以降マスコミは統一教会批判に走ったが、それをするとテロリストの目的に沿ってしまう。統一教会が良くない団体であることは認識しているが、テロを機会に弾圧に向かうのは良くない。テロリストは全面的に否定することが、今後のテロ防止につながる。ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、約100人が死傷したクライストチャーチのモスク襲撃事件を受けて、銃撃犯の名前を今後一切口にしないと誓った。「男はこのテロ行為を通じていろいろなことを手に入れようとした。その一つが悪名だ。だからこそ、わたしは今後一切、この男の名前を口にしない。皆さんは、大勢の命を奪ったこの男の名前ではなく命を失った大勢の人たちの名前を語ってください。男はテロリストで犯罪者で、過激派だ。私が言及するとき、あの男は無名のままで終わる。」テロに対しては、これが正しい対処法だ。だのに、奈良県警はぺらぺらとテロリストの広報をして、マスコミはテロリストのお先棒を担いで奔走した。日本のテロに対するレベルの低さが露呈した。そして、安倍元首相国葬に反対する”左翼メディア”には辟易した。実際には、年配の保守層に加えて、若者が国葬会場に何千人も訪れ献花した。ウソと間違いの報道を続ける左翼新聞左翼TVは、10年後にはなくなっているだろう(希望)。安倍元首相と統一教会を関係づけようとする左翼メディアだが、統一教会のような”悪徳商法”から被害者を救済するための、『消費者裁判手続き特例法(内閣総理大臣が認定した消費者団体が、被害者に代わって事業者に対して訴訟などをする)』を制定したのは、2013年安倍内閣だった。さらに2018年に『消費者契約法』の改正で、「取り消しうる不当な勧誘行為に「霊感商法」を名指しし、はっきりと統一教会封じを法的に行った。統一教会を断罪していたのは、安倍元首相だった。新聞もTVも、政治記者なら当然知っていることを隠し、虚報をばら撒く左翼メディアは、いったい何を目指しているのか。第6位『新型コロナ騒動収束せず』世界中でコロナは忘れられようとしている中、日本と中国だけがまだコロナに怯えている。中国では「ゼロコロナ政策」に反対デモ『白紙デモ』が起き、習近平もしぶしぶ政策転換をして、開放に踏み切った。途端にコロナ死者が急増したというニュースが出てきたが、本当だろうか。毎日5000人が死んでいるという報道もあるが、中国政府発表のものだと、もともと基礎疾患のある病人がたまたまコロナで悪化して死亡したので、コロナだけが原因で死んだのは2人だという。まるでウソとも言えないと思う。日本においてもコロナ死のほとんどは、既往歴のある人で、まったく健康だった人が死ぬことはない。コロナが原因で死ぬ人よりも、ワクチン接種で死ぬ健康者の方が断然多い。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 25)エンデミックダニエル社長著『コロナと金』現在5回目のワクチン接種が奨励されているが。今回のは「BA.5型」に対応しているワクチンだというが、「BA.5型」はこの夏にはやった第7波の株で、現在の第8波は「BF.5型」で、対応していない。どっちみちオミクロン株は重症化しないので(つまり風邪)、さっさと5類に下げるか、指定感染症から外すべきだ。第7位『エリザベス女王崩御』百年先の教科書にも載っているであろう歴史的人物、エリザベス2世が崩御された(享年96歳)。映画『英国王のスピーチ』で、幼い姉妹として登場していたエリザベスが戦後のイギリスを率いてきた。イギリス王室は日本の皇室とつながりが深く、お互いに尊敬しあっている。先の大戦で仲たがいしたが、今再び”日英同盟”を結ぼうとしている。日英同盟は1902年~1923年まで続いた軍事同盟である。この間に日本は「日露戦争」でロシア帝国を倒し、極東の平和を作り上げた。歴史は繰り返すか。第8位『防衛費GDP2%』なぜ防衛費GDP2%が重大ニュースなのかというと、今までが1%枠だったからだ。1976年の三木政権が、1%以内枠を閣議決定した。三木政権は歴代の自民党政権でも異質な政権で、真面目というか理想主義というか、つまり非現実的な政権だった。この後、「冷戦」時代となり、ソ連に対する防衛として、アメリカから増額を要求されていたが、1%枠を盾に拒んでいた。「日米安保条約」による「防衛ただ乗り」をして、経済発展をすすめてきたのだ。それがいきなり2%になったのは、中国の脅威による。台湾有事を想定しているが、これもアメリカの要請が大きい。アメリカは昨年アフガン撤退を行った。その時のバイデン大統領の言葉が突き刺さった。「戦う意思がない国のために、アメリカが戦う理由はない」アメリカは世界の警察をやめて、他国のもめごとに手を出さないことにした。それがロシアのウクライナ侵攻を招いてしまった。それでは、”台湾有事”にアメリカがどう出るのか。アメリカが日米安保条約に従って、日本を守るかどうかは、実はアメリカの選挙民がどう判断するかによって決まってしまう。その時、誰が大統領なのか、その時の支持率はどうなっているのかで大きく変わってしまうのだ。もう安保ただ乗りは許されないだろう。NATOでは、2%が数値目標とされており、日本もこれに倣った形。ロシアによるウクライナ侵略を目の当たりにして、平和ボケの日本国民も少しは目が醒めたようだ。防衛予算増額に反対する”お花畑”がいまだに存在する。戦力を持つと戦争をしたくなるとかいうが、それならロシア中国北朝鮮は戦力ありありで、今しも戦争したがっているということではないか(ロシアはしているし)。戦力を持たなければ相手も攻めてこないなどと訳の分からないことを言う。話し合いで解決など妄想であると、ウクライナが証明した。仮に、日本を離れて客観的に考えればわかるかもしれない。もし韓国が、「米韓相互防衛条約」を破棄して、米軍基地を追い出したとしたら、そして自国軍が反撃力を持たなかったとしたらを想定してみよ。あっという間に北朝鮮の侵略を受け、占領されてしまうだろう。韓国内にも北朝鮮派が多くいるので、ほとんど抵抗も出来ずに飲み込まれてしまう。飲み込まれた後の韓国民は、北朝鮮同様将軍様に仕える奴隷になる。話し合えば解るなどあり得ない。韓国の北朝鮮派も、実際は優遇を受けずに差別待遇を受けて、その時初めて現実を知るだろう。国家間の闘争には、正常性バイアスを用いてはならない。常に最悪を想定して事に当たるべし。第9位『北京冬季オリンピック開催』ほぼ忘れていたが、振り返ってみたら今年だった。日本のメダルは18個。金はスノーボード男子ハーフパイプ平野歩夢、スキージャンプ個人ノーマルヒル小林陵侑、スピードスケート女子1000メートル高木美帆の3つ。他にもフィギュアスケートやカーリングなど、日本中を沸かせた種目も多々あったが、忘れてしまった。北京冬季オリンピックで一番印象的だったのは、プーチンと習近平が額を寄せて話していた画像だ。今思えば、今年の悲劇はあれから始まっていた。第10位『鹿島アントラーズ・無冠』鹿島アントラーズが無冠だからニュースというわけでもなく、リーグタイトルはもう2016年から6年もご無沙汰だ。この間の優勝は、川崎・川崎・横浜・川崎・川崎・横浜と、神奈川勢に独占されてしまった。今年の目標は優勝、次は川崎の3連覇阻止。Jリーグ史上3連覇を成し遂げたのは鹿島アントラーズだけ、という勲章は保持したい。3連覇阻止は達成(?)されたが、川崎には2敗、横浜にも2敗している。もしもだが、この4つを勝っていたら、勝ち点64になって、横浜が68-6=62となりなんと鹿島が優勝している。チャンスがなかったわけではない。ちなみにデータを見ていたら、3位の広島にも2敗している。上位に勝てないなら、優勝などおこがましい。他に2敗しているのは6位の東京。負けているのはこの4チームだけだった。とりあえずちゃんと対策を講じて、2敗を避けることが第一歩かな。今年はレネ・バイラ―新監督を迎え、期待のシーズンだった。昨年ザーゴ監督から引き継いで盛り返した、相馬監督を解任して招聘した監督なのだから、もう少し任せてもよかったのでは。バイラ―監督が解任された時点でのアントラーズは4位。この後岩政監督が引き継ぐことになるが、結局終わりは4位。良くも悪くもならなかった。バイラ―監督の失速は、エースストライカーの上田綺世が移籍しまったせいで、その補強ができなかったフロントの責任である。バイラー監督は教え子のナイジェリア選手ブレッシング・エレケをリクエストしたが、当人が来日した時にはバイラ―は解任されていた。今年の浮き沈み具合11節で首位に立った時は、このまま優勝できるとぬか喜びしてしまった。バイラ―監督の激しいプレスからの、縦に速い攻撃は、鹿島に合う戦術だと思った。華麗にパスを回してディフェンスを崩すというやり方は、今までうまくいったことがない。しかし全員の運動量が必要なこの戦術は、夏場はどうなのかと心配されていた。そして、トップでゴールを決める上田がいなくなってしまうと、攻め手がなくなった。不可解というか不満だったのは、運動量が豊富で愚直に走り続ける小泉を移籍させ、ストライカーが足りなくなるときに染野をレンタルに出したことだ。相手のチームから要望があったと思うが、引き留めることができなかったのか。昨年の小泉慶の活躍。鹿島VS名古屋 小泉慶来期は昌子源と植田直通が復帰する。今期の弱点だったディフェンスは強化された。他にCFは垣田と染野がレンタルバック、さらに知念と師岡が加わった。頭数は増えたが、CBの林はレンタル、ブエノは退団で余力ができたわけではない。しかも抜けた方の三竿、和泉の穴は新人で埋めるしかない。エベラウドも移籍だというし、岩政監督の手腕は本当に信じられるか不安である。というわけで、今年も鹿島アントラーズの話で終わってしまった。昨年同様、希望より不安が先行している。W杯もABEMAのおかげで、たくさんの試合が見れて楽しめたが、一方で楽しめなかった部分もある。今回のメンバーで、鹿島アントラーズ出身選手は柴崎岳と上田綺世のみ。前回のロシア大会は、大迫、柴崎、昌子、植田と4人出ていた。しかも今回は2戦目のコスタリカ戦の前半に、上田が出ていただけで、柴崎は全く出なかった。妻の真野恵梨菜は観戦していたのに。アントラーズサポーターは、柴崎から上田へのスルーパスを期待していた。ロシア大会のベルギー戦で柴崎から原口への美しいスルーパスで得点したあのシーン。あれを上田で見たかったのに…。日本代表は引き続き森保体制なので、次のW杯もアントラーズ勢は不遇だろう。まあ、Jリーグが勝てれば他に望みはないんだけどね。ということで本年はおしまい。みなさんよいお年を
2022年12月20日
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「リメイク鉢」に挑戦。材料は、空き缶。マッシュルームの1号缶。鉢にするので、底に穴をあけます。色を塗るので、プライマーを塗ります。ペンキはミルクペイント。「OldVillage」のバターミルクペイント。錆止めのため内側に塗ったのですが、外側も塗りました。本当は必要ありませんでした。なぜなら、外側は粘土を巻くプランです。粘土はこちら。これを5ミリ厚に伸ばします。伸ばすところを画像にするのを忘れてました。伸ばして、缶に巻き、型紙を巻きます。型紙は、窓の位置を記すためのものです。缶の直径から外周を測り、6等分して窓の位置を書き込みました。僕にしては丁寧に計算し、寸法を取って書き込みました。ところが、5ミリの粘土の分を忘れていました。それで、その幅分継ぎはぎに…。型紙に合わせて、窓を開けます。前もって塗ったペンキの黄色が出ましたが、このままでは使えません。次に、外壁にラインを入れます。それは定規を使って。当初は窓の中に、キャラクターを入れようと考えていたのですが、ちょっと無理そうなので却下。窓枠を入れるために、せっかく開けた窓に、段差を補正する粘土を埋めます。言い忘れてましたが、二つ同時に作っています。塔の下の部分はレンガ風にしました。さらに屋根を付けます。これで、一旦乾かします。3日乾かして、色付けです。まず、屋根と下のレンガ、窓も再びイエローに塗りました。乾いたら、外壁を塗ります。使ったペンキはこちらです。1日ペンキを乾かして、窓枠をつけます。窓枠は色を塗らずに、白の粘土をそのまま使いました。窓を埋めたのは、この窓枠を付けるためでした。ちょっと太くなってしまいました。この粘土が細くならないのです。これで完成でもよかったのですが、耐久性を考えウレタンニスを塗ることにしました。陶器の釉薬を塗ったような感じになりました。これを乾かして、いよいよ植物を入れます。植えるのは「花麒麟」。名前にひかれて決めました。完成です。「〇ーミンタワー」は「ドールハウス」として、5年前にも作っています。ドールハウス制作中 その11あの時も楽しかったけど、今回も楽しめました。
2022年11月21日
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わが家の周りはここ数年で、新築の家が増えました。そして新しい住人の多くは、ワンコを連れてきました。お散歩タイムにはあちこちのワンコが、我が家の前の道を行きかいます。その中で、一匹のワンコがなつっこくて仲良しになりました。お尻が可愛い。新しくフォトスペースができました。いつものように、テディベアテラスのウインドウに飾ってあります。それから、シーズン物で、ハロウィンに替わってこちらに登場してもらいました。
2022年11月02日
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わが家のピノちゃんです。本物はこちら。でもこれは、以前作ったものの直したものです。2015年だから、7年前です。2015年の作品 35.ブローチ ピノちゃんこれが、破損したので直してくれとYUMIさんが持ってきました。afterの画像を撮り忘れてしまいましたが、足と耳がちょぎれてました。どうせ直すならとウェーブの羊毛で”植毛”しました。ブローチだから裏はこうなっています。今は机の前の他の子と一緒に飾りました。それから、前回のハロウィンベアのモンスターカボチャが、可愛くないとYUMIさんからクレームが来たので直しました。どうでしょ。
2022年10月21日
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時期なので、「ハロウィン」。以前作ったベアに少し手直しをしました。調べてみると、2016年なので6年前です。2016年の作品 35.ハロウィンベア今回作った「カボチャモンスター」。実は先週もハロウィンベア作っていました。ということでツーショット。カボチャを入れ替えてみました。こっちもありがなあ。「テディベアテラス」のウインドウにお披露目してます。近くに寄らないと見えないかも。他にもワンコやニャンコやキキ&ジジやその他いろいろ、時々入れ替えて作品を披露しています。見に来てね!
2022年10月19日
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『ガラモン』は、昭和41年(1966年)「ウルトラQ」第13話「ガラダマ」で登場した、チルソニア星人が地球制服のために作り出したロボット怪獣です。当時の僕は10歳で小学4年生。「ウルトラQ」に夢中でした。ウルトラ怪獣好きと言うと、「ウルトラマン」のファンを指しますが、僕は断然「ウルトラQ 」派です。「ウルトラQ 」は、東宝の怪獣映画の特撮を担当していた、円谷英二監督の円谷プロが制作したSFドラマで、当初は決して子供向けの番組ではありませんでした。そのシナリオには、高度成長に浮かれる日本に対する、社会批判の側面が色濃く出ていました。ガラモンが破壊するのはダムなのですが、ダムは現在と当時とでは認識がかなり異なっていました。1963年に誕生した「黒部ダム」を代表とする、高度成長を支える電力を生み出す、国力の象徴のような存在だったのです。チルソニア星人もそこに目をつけて、攻撃目標としたのでしょう。製作予算の関係もあったとは思いますが。ただし、第16話「ガラモンの逆襲」では、きっちり東京に攻めてきて、東京タワーをぶっ壊しています。科学進化を遂げた宇宙人の作ったガラモンでしたが、行動指令を出す隕石の電波を遮蔽するという、至極単純な方法で撃退します。ロボットだから、電波が途絶えたら止まってしまうだけかと思いましたが、ガラモンは口から謎の液体を出して死んでしまいます。最期に生物的な息絶え方を見せる、不思議なロボットでした。上半身を覆うとげとげは、電波を受け止めるアンテナらしいのですが、鋭利な突起物はフェルトアートの苦手なフォルムであります。とげとげを作ろうと努力はしたのですが、なかなか難しく、とりあえずこんな感じで仕上げとしました。これでも、ガラモンだということは誰でもわかるのは間違いない、と言うことにしました。それでは、同じウルトラQ の怪獣カネゴンとのツーショット。怪獣と言えばゴジラ、そしてゴジラの息子も、全員で。フェルトアートで怪獣を創る作家の第一人者を目指します。たぶん他にいないから、今のところは第一人者でしょう。
2022年10月07日
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一昨年4月より考察を25回にわたり続けてきた『新型コロナ騒動』。僕の中では”コロナ禍”はもう終わっています。いやいやまだ”オミクロン株BA5型”が収まっていないじゃないかと言われるかもしれませんが、”オミクロン”は重症化しないので“禍”にはいたりません。『新型コロナウイルス』の違和感 24)オミクロン株もともと何で”新型コロナウイルス”に、世界中が怯えたのかと言うと、在来種はただの風邪だったコロナウイルスが、中国武漢で発祥した変異種の”新型コロナウイルス”は、”肺炎”を引き起こしたからです。しかもその肺炎は急速に悪化し、老人を中心に死に至らしめるものでした。武漢で発生した当初、この病は”SARS-2”と呼ばれました。”SARS”は2003年に、中国で発生したコロナウイルスによる疾病で、「severe acute respiratory syndrome」の略、「重症急性呼吸器症候群」と訳されます。コロナウイルスが原型で、症状がこのSARSと同じだった(と思った)ので、SARSー2となり、日本ではSARSと同じ対処(指定感染症第2類)とする羽目になったのです。つまり重篤な肺炎を引き起こす病気だから恐れられていたわけで、重篤な肺炎にならないオミクロンはSARS-2ではなくなったわけです。すなわち指定感染症第2類相当の病気でもなくなった。速やかにインフルエンザ並みの、第5類にクラス替えをして、コロナ禍を終わらせることを望みます。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 18)指定感染症いやいやオミクロンでも死者は出ているじゃないかと言われるかもしれません。しかし、愛知県大村知事は「第7波で、新型コロナ死亡した人はいない。重症者は他の病気が原因で重篤な状態になっている」と公表し(8/15)、国に新型コロナの重症者数や死亡者数の定義を見直すように要請しました。「あいちトリエンナーレ」で顰蹙を買った大村知事ではありますが、これは正しい提言。ほぼ間違いなく他の知事も同意見であると思います(まともな知事なら)。世界中他の国ではこの事実を認識し、オミクロン以降は、さっさとコロナ社会を脱しています。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 25)エンデミックなのに何故日本だけ(中国もだが)取り残され、いつまでも閉鎖状態を続けているのでしょうか。左寄りメディアの報道姿勢が悪いのですが、一方では、「金(かね)」がらみの問題が足を引っ張っているという実態があります。2年半前に新型コロナが日本に上陸したときから、混乱に乗じ感染症学者と日本医師会が共謀し、金儲けのシステムを作り上げました。これに乗っかって生まれた既得権益者が、コロナ終焉を阻んでいるのです。いかに彼らが不安を煽って、無知な政治家を操り、金を引っ張り出したか。マスコミを篭絡し、世論を先導し、コロナ社会を構築したか。後に振り返れば、愚かな国策だったと判明するでしょう。そんな事実を、数字を明らかにし白日の下にさらしたい。と考えていたところ、まさに意図と合致する良い本が出版されました。著者のダニエル社長は、YouTubeを見ている人の多くが知っているユーチューバーです。元楽天社員の実業家、著述家であもあります。YouTubeで僕の嗜好と一致していたため、おすすめ動画で紹介されました。詳しくはYouTubeをご覧ください新型コロナ騒動それを端的に表すと「騒ぐ必要のない風邪に近いウイルスに対し、大量の公費を注ぎ込んだ世紀の茶番劇」と言うことができます。まさに僕の考えと嗜好に合致しているではないですか。以下青文字は著書の引用。〔 〕カッコ内は僕の蛇足。本文中に、何千億円という数字が出てきますが、額の比較として、オリンピックで建設された「新国立競技場」の建設費が約1569億円だったことを基準に考えるといいかもしれません。コロナと金単年度77兆円 巨額予算の行方国がコロナに使ったお金は単年度で約77兆円 国が実際に2020単年度でコロナに使ったお金を、NHKが内閣府の行政事業レビューシートでまとめています。 まず大枠を説明すると、2020年にコロナに使ったお金は単年度で総額約77兆円、これを一人当たりに割ると61万円になります。東日本大震災の復興予算が10年かけて総額約32兆円なので、その倍以上の額を単年度で使っています。 2020年から2021年までの補正予算を見ると、2020年4月に緊急事態宣言が出され、4月30日に第一次補正予算25兆7000億円、6月12日に第二次補正予算が32兆円が組まれ、夏にはGoToトラベルが始まり、9月に米政府がコロナワクチンの供給の指針を出しました。その後、2021年1月28日に第3次補正予算約19兆円が決まって、総額77兆円になります。〔使わなければならないお金なら、躊躇なく国はどんどん発行すべきでしょう。そのための国なのですから。中には不要だったかもしれない物も混じるでしょう。緊急事態で精査している時間はありませんでしたから。それでもどさくさで金儲けを企む輩は必ずいます。それがわかった段階で速やかに修正することが、拙速を断行する場合の鉄則です。〕ワクチン購入に2兆3356億円 2020年の財務省の行政事業レビューシートでは、一般会計新型コロナウイルス感染症対策予備費として、ワクチンの確保に6714億円プラス948億円がまず最初に使われます。さらに、その翌年に5120億円、8415億円で追加購入がされています。 朝日新聞が全部のデータをまとめていて、2020年9月8日から2022年3月25日まで合計すると、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ノババックスのワクチンを、2兆3356億円購入しています。ファイザー製3億9900万回、モデルナ製2億1300万回、アストラゼネカ製1億2000万回ノババックス製1億5000万回で、今、8.8億回の購入がされています。 首相官邸ホームページが毎日更新している新型コロナワクチンの接種データによると、実際に今まで打たれている本数は、まだ2億6900万回しかいってないです。今購入している8.8億回に対して、まだ3分のの1しか打っていない現状です。 日本の接種率は、1回以上接種している人が全体の81.4%、2回が80.1%、3回接種している人は51.4%です。 mRNAワクチンの2回接種で、肺とか鼻のウイルス量をどれだけ減らせるのかというハムスターでの実験を東京大学などの研究チームが行って4月26日に発表しました。モデルナ製のmRNAワクチンをハムスターに接種して、オミクロン株への感染に対して、1回接種で特に目立った効果は見られず、2回接種でも肺で50分の1、鼻で30分に1程度しかウイルス量を抑えられなかったということです。 〔僕はワクチン否定派でしたが、YUMIさんの公募展出品に当たり、東京美術館はワクチン未接種者は入場できないという方針だったため、しぶしぶ2回打ちました。実際は何もチェックされることもなく搬入できたので熱が出た分打たれ損でした。〕ワクチン接種1回あたりのコストは最大7200円 厚生労働省の健康局健康課予防接種室が各都道府県に出した事務連絡の資料から引用すると、令和2年単年度だけでワクチン接種対策費負担金に4319億円、ワクチン接種体制確保事業に3439億円かけられています。年間で8000億円弱の予算をとっています。 ワクチン接種対策費負担金は、病院、医者、看護師の接種人件費だったり、サポートの病院費のようなところです。 では、実際にどれくらいの費用がかかるのかというと、例えば3人の医者が接種する場合のお金を計算すると、接種1回の基本が2070円です。医者の公募とか見ていると、1人で1日150名程度に接種するというのが相場で、2070円×150が国から出る単純な接種費用です。そこに休日追加だと1回あたりプラス2130円、基本の倍ぐらい出ます。継続追加、週150回以上の接種を4週間以上行う診療所や病院はさらに3000円出ます。これをまとめると、1回あたりの注射コストは7200円になります。 7200円×150回で、医者1人に国から出るお金は108万円です。3人で150回ずつ、450人に接種すると、看護師のバイト代は抜いて、医者の接種費用だけで324万円の売り上げになります。 ビジネスとしては、ワクチンの仕入れ原価は0円なので、人件費分がほぼ売り上げになるという仕組みになっています。やとわれ医者1人に日給30万円出しても、病院としてはすごい利益になります。 看護師の時給は大体2000~3000円と聞いています。 僕の知り合いの話だと、ワクチン接種バイトは半日で大体10万~20万円が相場で、30万円の人もいます。それを休みの日に1か月4~5回入れると、プラスオンで月に60万~80万円、それが半年から1年ぐらい続いたので、多い人だと年に1000万になります。勤務医の年収の平均が1200万~1400万円なので、この1年で8割増しから2倍ぐらいの人が一定数いるという印象です。〔新型コロナワクチンの闇についてはこちらを近藤誠著 『こわいほどよくわかる新型コロナとワクチンのひみつ』〕接種会場費は接種1回あたり1000円 ワクチン接種費単年度8000億円弱の中には、ワクチン会場のお手当も入っています。厚労省の資料をまとめてみると、都道府県が設置する大規模接種会場において支援対象とする経費と同等の経費を対象として、1000円×接種回数を上限に実費補助することを決めています。1日3000人に接種すると、国から300万円の補助が出ます。これは医者や看護師の人件費とは別途で、会場側に出るお金です。 一般企業会場の場合、例えば神戸だと、ノエビアスタジアム神戸とハーバーランドセンタービルを使って、1つの会場で3500~4000人、2つ使って1日7500人ぐらい接種します。 会場側がいくらもらえるかというと、施設に対する補助は1回1000円ですから、7500回で1日750万円。接種会場を30日間、開放すると、単純計算で2億2500万円になります。 ワクチン1本の仕入れ単価を単純計算すると、2000~3000円です。でも接種費用が1発7200円、接種会場費が1発1000円とか2000円、あと看護師の時給もあるので、1発打つので少なくとも1万円以上はかかっている計算です。〔僕の知識では、ワクチンは6割の人が打てば、感染は収まるというものでした。ワクチンでなくても、その感染症に6割の人が感染すれば、感染した人に免疫ができて、その感染症が収まる(集団免疫)。100年前に世界中を席巻したパンデミック「スペイン風邪」も、同様の結果が出ました。ワクチンも特効薬もないまま、感染者が閾値に達した途端終焉したのです。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 16)スペイン風邪〕ワクチンによる死亡者 厚生労働省が定期開催しているワクチン分科会の第78回(4月13日)のデータによると、2021年2月17日から2022年4月1日までのワクチン接種後の死亡は、ファイザー製で1535件、モデルナ製で131件、アストラゼネカ製で1件が報告されています。合計で1667件の死亡報告書が現場の医者から上がっている状況です。 それに対して国・厚生労働省は、因果関係に関しての評価をしています。 ファイザー製1514件の事例で、「ワクチンと死亡の因果関係が否定できないもの」が0件、「ワクチンと死亡の因果関係が認められないもの」、つまり、これはワクチンによる死亡ではないと確定したものが9件、「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない物」が1505件です。 モデルナ製に関しても同じ傾向で、ワクチンとの因果関係が否定できないものが0件、ワクチンとの直接の関係はないと認定できたもの1件、情報不足が119件なのです。 これをまとめると、死亡事例の99%は、国が情報不足なので評価できませんと確定して発表しています。ここら辺はテレビ等も報道せずに、河野太郎さんのユーチューバーとの対談とか、ツィッターとか、いろんな医者も「ワクチンで死亡した人は1件もないんですよ」とよく言いますが、ニュアンスはちょっと違っていて、99%は情報不足で評価していないのです。 この状況を分かりやすく説明すると、職場でめちゃめちゃパワハラ報告が上がっているブラック企業で、例えば電通で現場の社員から「パワハラがありました」という報告が1667件あったときに、電通が自分の社内で調べて、情報不足の案件が99%だったので、結果、弊社にはパワハラは1件もありませんでしたと公表しちゃうようなものなのです。〔新型コロナワクチンは、打っても感染予防にはならないが、重症化は防ぐと、メーカーも厚労省も言っています。しかし、何度も言いますがオミクロンは健康な人であれば重症化しないのです。僕の職場でもオミクロンに感染した人(家族からの感染)が数人出ましたが、ワクチン接種者・非接種者関わらず全員軽症、もしくは症状なしでした。一方ワクチンを打った人は、僕も含めてほぼ全員発熱し、倦怠感に襲われました。今、職場で4回目接種を行っていますが、現在のワクチンはBA5に対応してないとメーカーから報告されています。何故打つのか僕にはわかりません〕コロナワクチンとインフルエンザワクチンの副反応の比較 インフルエンザとコロナは予防接種法第12条に基づいて、「定期の予防接種などによる副反応疑いの報告等の取り扱いについて」で、都道府県は同じ報告フォーマットで統一されています。 厚生労働省の人口動態統計によりますと、年間で138万人亡くなっているので、1日3783人死亡しているという事実があります。インフルエンザワクチンもコロナワクチンと同じくらい死亡報告がされていれば、その中で問題ないだろうということになります。 厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)に上がっているインフルエンザワクチンの死亡報告は、2018年は5200万回接種したうち因果関係分析前の現場の医者からの死亡報告件数が3件です。2019年は5600万回ちょっとのうちの5件、2020年は6547万回のうちの3件です。コロナワクチンは、2.6億回分の1667件なので、純粋な比較で言うと、「1日3000人死亡だから問題ない」説が通用するには、インフルエンザワクチンによる死亡が400~500人になっていないと、つじつまが合わないのです。厚生科学審議会の資料によると、国は、健康被害の救済措置として、ワクチンで死亡した場合には臨時金をあげることにしています。今回のコロナは臨時接種なので、死亡一時金で4420万円、障害年金は1級に判定されると1年間に506万円が支給されます。その他の葬儀費用もあるのですが、今のところ、1667件の死亡報告のうち、残念ながら、これにして支払われた実績は0件でしたが、ついに2022年7月25日に国がワクチン接種による死亡報告が認められました。90代の女性とのことで、国内で初の因果関係の認定となります。〔『新型コロナウイルス』の違和感 21)人口動態統計 2020年『新型コロナウイルス』の違和感 20)日本の死因別死亡者数『新型コロナウイルス騒動』の違和感 5)インフルエンザと比較〕これからの接種回数を多めに仮定しても、ワクチンは4.67億回分余る 後藤前厚労相が、各地方自治体のワクチンは廃棄の実態調査や回収の数は一切発表しないと公表しました。実際どれくらい廃棄されているのか調査していきたいと思います。 今回検証したいのは、今後、約1年間でワクチンを何本廃棄して、お金はいくら捨てるのかということです。 2022年3月25日まで合計で約2兆3000億円、8.8億回分のワクチンを購入しています。 首相官邸のワクチン接種データでは、5月13日時点で約2.7億開の接種が完了しています。 現状は8.8億回分買ったうち、今2.7億回打ちました。6.1億回分余っていることは、国のデータから明白です。 厚労省は、ワクチンの有効期限を発表しています。ファイザーで12か月、モデルナで9か月です。 マックスで考えても、普通の人は1年で2回しか打てません。何故かと言うと5か月が経過した方としているので、3回目から5か月後に4回目、さらに5か月後に5回目となります。 これらをまとめると、日本全体が3回目の56.7%と言う高水準を頑張って5回目までキープしたと仮定してシュミレーションしてみますと、あと1年で1.43億回打てる計算になります。 これだけめちゃめちゃ頑張っても4.67億回分余るのです。 では、ワクチン1件の購入予算はどれくらいなのか。先ほどの2兆3000億円を。8億回で割ると、1本あたり2613円になります。これに4.67億回分を掛けてみますと1兆2200億円になります。〔額が大きすぎて訳わかんなくなっていますが、余ったワクチン捨てるだけなら1兆2200億円の損切ですが、もしこのワクチンを全部打っていたら、接種にかかる費用でこの何倍も無駄な金を使っていたことになります。〕病院がコロナ患者対応でもらえる手当 日本医師会のポータルサイトで正式に各病院に公表しているデータですが、新型コロナ患者を受け入れる病床確保料が国から出るのです。補助上限額は、重点医療機関は1床あたり1日7万1000円から43万6000円、協力医療機関の疑い患者病床は5万2000円から30万1000円です。ベッド1台を1日置いておくだけで43万円出る。ハンパない補助金が使われています。つまり、ベッドを10台確保するだけで、1か月で国から9000万円出る。 すごいのは、重症者のベッド1台の補助上限額は1950万円出るのです。 ちなみに、今、東京都にある重症の病床数は510床です。そのうち、重症者数は5月31日現在で3人なので、507床は使われていないのです。つまり、最大レベルで507×1950万円というすごい金額です。 普通のコロナ病床は東京都だけで7216床で、今の病床使用率は13.9%、8~9割は使われていません。使われていない病床に関しても1日当たり最大で40万円ぐらい出るので、40万円×6000病床で1日24億円です。とんでもない額が発生している。低く見積もって5万2000円×6000病床でも、3億1200万円です。 令和2年12月25日から令和3年3月31日まで、さらなる病床確保に2693億円が充てられていて、本来であれば病床の使用率が25%以上であることが条件なのですが、今、全然使われていません。東京都でも重症病床数は98%ぐらい使われていないですし、陽性患者でも13%です。〔分科会や日本医師会が、新型コロナ騒動をなかなか収めようとしないのはこのためです。指定感染症第2類から第5類に落とすと、これらのあぶく銭が稼げなくなります。日本医師会の中川会長は「日本からマスクがとれる日は来ない」と発言していてました。日本医師会は金の亡者の集まりです。自分の行く病院の医者がどの会に所属しているのか確かめましょう。〕PCR検査のお金と精度 PCRに関する効果は、わかりやすく言うと、誰かが出した手紙の筆跡とか内容から、この人はこういう人だというのを増幅するような監査です。すごく小さいRNA遺伝子を増幅して、さらに増幅してやるものなので、精度に疑問もあります。 PCRはキャリー・マリスさんが開発しました。熱を加えてDNAの2本のらせんを1本にして、それを冷却して、再び温めて増幅していくという作業をしています。ただ、これに関しては、キャリー・マリスさん自身も「大衆の普通の検査に使ってはいけない」と言っています。なぜかというと、この検査はいろんな余分なものが入っている検体にはあまり機能しないのです。普通の人の鼻をえぐると、ほこりとかゴミとか、いろんなものが入っていますから、PCR検査が成り立つための実験にはあまりよくない状況です。 PCRでコロナを検出するモデルをクリスチャン・ドロステンと言う人がつくって、それをWHOが取り入れて、これでいきましょうとしてしまったので、そこから動かせない状況です。〔PCR至上主義を世界基準にしてしまったのは、WHOです。もともとWHOの空騒ぎがこのパンデミックを引き起こしたと言ってもいいでしょう。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 17)もしもPCR検査がなかったら〕PCRとお金 以前、PCR無料検査事業の概要で予算3200億円というところを挙げたと思います。 厚労省の資料では、PCR予算として検疫所で42億円、検査体制の確保で49億円とか、ちらほらあるのですけれども、仕入れ額的なところはそんなに細かく出ていません。 医療機関とか薬局だと、PCR検査の仕入れ額補助の上限が8500円、各種経費補助が一律で3000円、1件当たり1万1500円です。ただ、アマゾンや楽天で売っているPCR検査は1000~3000円だということを考えると、原価はどんなに高くても1000~2000円だと思うので、医療機関とか薬局にめちゃめちゃ高く卸したとしても、1件売るごとに8000~9000円の粗利は出ているという感じです。 検査設備体制として、PCRの初期投資にお金が出ます。新規のところで上限30万円、1日500件以上やるところで上限130万円、100件以上で80万円、上限以外は30万円と言うことで、PCR単体だけでなく、PCR検査を実施するところに対しても出ます。 調べてみたら、対象事業者は東京都だけでも1046ヵ所あるのです。PCRを検査するところをつくるだけで、東京都は3億~4億円ぐらい使っています。 厚労省のデータでは、PCR検査数は2020年から5022万2664回実施しています。PCR1件当たりの補助額が1万1500円なので、5000万回×1万1500円で5750億円になります。検査だけで5000億円で、その後にワクチンが待っていて、その後にコロナ病床が待っている。それは確かに追加で77兆円使うわなという感じです。 「イモトのWi-Fi」をやってるエクスコムグローバルという会社が、海外需要がなくなって売り上げが98%減になった。ただ、医療法人「にしたんクリニック」と提携してPCRに進出し、臨床検査技師の採用を進めてサービス開始にこぎつけ、過去最高の177億円になったのです。 陰性証明書も、結構儲かっています。この1年、旅行に行くとか、撮影とか、人が集まる公的な会場で陰性証明書を提示してくださいというのがあったのですが、証明書を発行するだけでPCR検査に5600円プラスオンになります。 にしたんクリニックはPCR検査400万件突破なので、そのうち100万件で陰性証明書を発行したとしても50億円です。〔昨年から3時のヒロインやを郷ひろみを使ったCMで、一躍メジャーな感じになった「にしたんクリニック」。PCRでぼろ儲けをしてましたか。サッカーファンとしては、ベルギーリーグの”シントトロイデン”のユニフォームの胸に「にしたん」と平仮名で記されたロゴに最近驚きました。オーナーが日本の企業(DMM)で日本人選手も多いシントトロイデンですから、広告価値はあるのでしょうが、日本政府の補助金で儲けたお金なら、日本に投資してもらいたいと思ったのでした。〕 最後に著者は「読者へのメッセージ」として、次のような警鐘を鳴らしています。 日本人的な体質と世界のよくない流れは、悪い意味ですごくマッチしていると思うのです。 今、欧米の町の様子を見ると、マスク着用率5%未満というところがあったり、ワクチンに対するしっかりとした自己表現ができると思うんですが、特に日本人においては、同調圧力とか、多数決に従う、他の人もやっているから、自分の意見はこうだけれども、ほかの人からどう見られるかということで全体で動いてしまう。 歴史を振り返ると、大多数の人が何も考えずに従っている方向は、ほぼ100%近く間違っているのです。そうなったときに、自分で情報をとりに行き、考えて、しかも、多数決とか同調圧力的でないところでちゃんと行動していく文化を身につけないと、10年後、日本は発展途上国どころか最貧国になっているんじゃないかと危機感を抱いているので、そこはアンテナを張っていきましょう。昨年9月、「AERAdot.」が、政府の新型コロナ対策分科会会長の尾身茂氏が理事長を務める地域医療機能推進機構(JCHO)で、コロナ対策などで給付された300億円以上の補助金で収益を大幅に増やす一方で、有価証券の運用も130億円増加させたことが、AERAdot.の取材でわかった。JCHOではコロナ患者用の病床を用意し多額の補助金を受けながらも、患者を十分に受け入れていなかった実態がわかっており、厚生労働省などから批判があがっている。と報じました。あれから1年、補助金制度は変わってないから、尾身会長のぼったくりはさらに加算されたでしょう。「JCHO」は厚生労働省所管行政法人で、「東京新宿メディカルセンター」など全国に57の病院があります。公共の病院でもこのありさまなのだから、コロナに関係した病院、企業はこれをチャンスと利益追求に励んだことでしょう。ぼったくられたお金で、新国立競技場がいくつできただろうか。
2022年09月27日
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久々のフェルトです。最近何かと忙しくって、創作意欲が全くわきませんでした。そんな時、何度も注文してくれるマルさんからラインが入りました。なんと、今回はご自分の子を亡くしてしまったとのこと。謹んで、メモリアルフェルトを作らせていただきます。元絵になったがぞうがこちら。これだけの情報なので、似ているか心配です。さらに、画像はもう一枚送られてきました。この子が遊んでいたおもちゃだそうです。大きさもわからないまま、とりあえず作ってみました。どうでしょう。並べると、こうなります。仲良しな感じが出てますか?追伸マルさんにお渡しすると、涙ぐんでましたので、ご満足だったと思います。
2022年09月20日
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わが家の「ローズガーデン」。今年は、秋の剪定もうまくいったようで、思い通りの形に花開きました。本当は先週が真っ盛りだったのでした。その後、雨にやられて、だいぶ傷んでしまいました。ざんねんですが、はながら摘みを。こちらが、その収穫。ビニール袋いっぱいそして現在、2番花に向けて、充電中です。表題はもちろんこちらのパロディです君は薔薇より美しい薔薇を育て始めてから、毎朝この懐かしい歌を歌っています。
2022年05月22日
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ロシアのウクライナ侵略戦争が続いています。日本においては、中国の台湾侵攻を念頭にして判断すべきでしょう。つまり、ウクライナに降伏せよという意見はナンセンス。首謀者であるプーチンを、失脚させるまで、民主主義連合は制裁を続けるべき。などと言うことはひと時忘れ、今回はガーデニングの話。現在の僕の楽しみは、ちっちゃなちっちゃなお庭におけるガーデニング。YouTubuでガーデニングの動画を見ているうちに、すっかり楽しみの重心が移ってしまいました。今までも、ガーデニングのまねごとをしていたのですが、これからは記録を残しながら楽しみたいものです。今回は、植木鉢を作った話。これが完成形寄せ植えをしたのはYUMIさんです。でも鉢の色は、今朝変えました。もともとはこんなでした。見た目は陶器の鉢に見えますが、中身は木製です。倉庫から余っている木を選んで、細かい計算のもと、八角形の木製鉢を作りました。さて何色に塗るかという段階で、トイレの外壁に塗った漆喰が余っていることを思い出しました。漆喰が割れたときの補修用にとっておいたのですが、必要なくなったのでただの余り材になっていました。役に立ててよかった。そして昨日YUMIさんが寄せ植えをしたのですが、どうも色がなじんでないので、今朝白く塗り替えました。
2022年04月18日
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この子は「ミーボン」と言います。僕が勝手に名前を付けました。もともとはYUMIさんの絵をフェルトアートにしたものです。YUMIさんの原画はこちら。現在は『山中湖テディベア・ミュージアム』に展示中です。この絵の女の子です。初代ミーボンとオリジナルのツーショット。2015年の作品 2.ミーボン踏み台に乗るこのブログは2015年1月だから、作品自体は前年。あれから8年か。何故急にこの作品を作ったかと言うと、本日からYUMIさんの個展が始まるからです。詳しくはYUMIさんブログで。追伸YUMIさん個展の様子
2022年03月08日
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「北京冬季オリンピック」が始まった。羽生結弦や高梨沙羅など、おなじみの選手の活躍も期待するが、まだ知られていないニュースターの登場も楽しみだ。とはいえ、ここは中国である。オリンピックと言う最大のイベントで中国アピール。一方、「ウイグル人権問題」を踏み絵に、中国に従うかどうか世界が問われている。現代の合従連衡策。ロシアのウクライナ危機も加わり、今回のオリンピックは、ターニングポイントとして歴史を刻むかもしれない。昨年夏の「東京オリンピック」を、コロナ禍の中で何とか終えて、北京はどうなるのだろうと先行きは不透明だった。ひとつは「コロナ問題」だが、もう一つが「人権問題」である。昨年8月、アメリカのブリンケン国務長官はASEAN地域フォーラムにて、「新疆ウイグル自治区や香港、それにチベットで、中国による人権侵害が行われている」と懸念を示すとともに、中国に対し南シナ海での挑発的行動をやめ、国際法を順守するよう求めた。一昨年までのトランプ政権では中国に対し、アメリカは対決姿勢をとっていた。ポンペオ前国務長官は、ウイグル弾圧は国際法上犯罪されている「ジェノサイド(民族虐殺)」であると認定した。それが歴史的に親中である民主党のバイデンになったことで、やや不安を抱いていたが、新政権も継続して対決するという表明した。バイデンは大統領選の時、反トランプで否定しまくっていたのが、政権を取ったら「アフガン撤退問題」にしても「コロナ対策」、「移民政策」、「公共投資」にしてもトランプの政策を継承している。単なる人気投票(不人気投票?)だったのかもしれない大統領選。それに続き、欧州連合(EU)は外相理事会で、中国での少数民族ウイグル族の不当な扱いが人権侵害に当たるとして、「天安門事件」以来30年ぶりの中国制裁を採択した。欧米は人権侵害については厳しい姿勢をとる。ナチスドイツのユダヤ人迫害という負の歴史から、人権思想が重きを持つようになった。ホロコーストを人類史上最悪と断罪したのなら、現代のホロコーストであるウイグルを放置したらダブルスタンダードになるからだ。ただし、それは最近の話で、歴史を見れば、アングロサクソンが多民族に対し、いかにひどい殺戮を繰り返してきたか、枚挙にいとまない。お前に言われたくない、と習近平は思っている。そもそも習近平は、多民族迫害を悪いこととは思っていない。一方わが日本は、欧米の中国批判に対して微妙な反応を示した。中国を巨大経済圏だと、信じている勢力がいるからだ。昨年6月に「対中非難決議」を国会で決議する予定が、公明党の横やりによって骨抜きになったしまった。公明党は、知られている通り宗教団体の政党である。それが宗教禁止の中国になびくのがよくわからない。自民党内の利権にまみれた親中派による、政界談合のかもしれないが。「対中非難決議」がどう骨抜きになったかと言えば、そもそも「中国」の文言がない。当初案の「人権侵害」が「人権状況」に書き換えられた。「非難決議」から「非難」の2文字が削除された。こんなものを出しても意味がないという声もあったが、とにかく国会で決議することが大事だあるということで、何とか賛成多数で採択した。僕が一番”?”を抱いたのが、人権”侵害”が人権”状況”に変わったというところだった。人権”状況”って何?こんな日本語にもなってない言葉を、誰がどこからひっぱりだしたんだ。”侵害”を”状況”に変えればいいと、どの頭が考えたんだ。と思っていたら、この『AI監獄ウイグル』に、この日本語がそのまま使われていた。意味としては、どう読んでも人権侵害のことである。ここを変えたのが、自民党なのか公明党なのか知る由もないが、この本を読めば、人権侵害の意味が継続しているのがわかる。原文に当たってないので、この訳が正しいのかわからないが、この日本語の本の中では”侵害”が”状況”となっている。だから、対中非難決議の文言が、”状況”に変わったとしても、意味は同じなのだ。ただし、読んでない人にはわからない。本書を紹介するにあたり、どこを引用すれば骨格が理解してもらえるかと考えた場合、「まえがき」に著者の訴えたいことが凝縮されていると思った。本文は次から次へと、中国人の残虐な所業が告発されている。まずはまえがきから、ウイグル人権状況の内容に触れてほしい。例によって〔 〕内は僕の独り言。プロローグ その暗黒郷を”状況”と呼ぶ 中国西部の新疆ウイグル地区では、人々は自分たちの暗黒郷(ディストピア)を”状況“[ウイグル語のweziyet]と呼ぶ。 2017年以降、推定180万人のウイグル人、カザフ人、そのほかの主としてイスラム系少数民族の人々が、「思想ウイルス」や「テロリスト思考」を持っていると中国政府から糾弾され、地域全体にある何百もの強制収容所に連行された。収容所の多くは高校などの建物が再利用されたもので、そのような一般的な建物が拷問、洗脳、教化のための拘留施設に変わった。それは第2次世界大戦中のホロコースト以来、史上最大規模の少数民族の強制収容所だった。〔犯罪者が刑務所に送られるのは、その犯罪に対する罰としてである。犯罪を犯すかもしれないという理由で、刑務所に入れられることはない。ウイグルでは、AIのデータが可能性を判定し、弁明の機会もなく刑務所(収容所)いきとなる。〕 たとえ収容所送りを免れたとしても、新疆での日々の生活は地獄だ。あなたがウイグル人の女性なら、政府から派遣されてきた見知らぬ人物の隣で毎朝目覚めることになるかもしれない。その男性は、収容所に連行されたあなたのパートナーの代わりを務める人物だ。毎朝の出勤前にこの監視員は、忠誠心、イデオロギーの純粋さ、共産党との友好関係という国家の美徳をあなたの家族に教え込む。監視員は様々な質問を投げかけてあなたの”成長”をチェックし、政府が呼ぶところの「心のウイルス」や「3つの悪」(テロリズム、分離主義、過激主義)に”感染”していないかを確かめる。〔一家に1人、中国当局から監視員が送りこまれる。その見知らぬ男を家族として遇しなければならない。逆らったら収容所送りだ。娘や若い妻がいる場合、どういう辱めをうけるかは想像できるだろう。〕収容所送りを免れても 朝の強化活動が終わると、こんどはドアをノックする音が聞こえてくる。近隣の10軒の家に目を光らせるよう国から任命された地域自警団の役員が、「不規則なこと」がないかあなたの家をチェックする。3人以上の子どもはいないか? 宗教関連の本を所有していないか? 自警団の女性役員は、昨日あなたが仕事に遅刻した理由を尋ねるかもしれない。 彼女はきっとこう言う。「近所の人からあなたについて通報があったんですよ」 目覚まし時計をかけ忘れたという犯罪のために、あなたは地元の警察署に出頭して取り調べを受け、「不規則なこと」について説明する羽目になる。 日課の検査を終えた地域自警団の役員は、あなたの自宅のドアに取り付けられた機器にカードをスキャンする。それは、彼女が検査を終えたことを意味する。〔戦時中の日本でも「隣組制度」で、隣人を監視し合っていた。朝ドラでもこの仕組みに苦しめられる様がよく描かれる。『まんぷく』の万平さんは、官憲の悪い奴にぬれぎぬを着せられて収監され、拷問を受けた。あんなひどいこと二度と起こしてはならないと、ドラマを見て心底思う。なのにあれと同じことが、ウイグルで今現在行われていることを、NHKは報じない。〕 出勤前に車でガソリンスタンドに寄っても、夕食の食材を買いに食料品店に行っても、どの場所でもあなたは、人口に立つ武装警備院のまえでIDカードをスキャンすることになる。カードをかざすと、スキャナー横の画面に「信用できる」という文字が表示される。それは政府によって善良な市民だと判断されたという意味であり、そのまま入店することが許される。「信用できない」と表示された場合、その人物は入店を拒否される。すぐに統計データ記録の簡易チェックが行われ、場合によってはさらなる問題に直面することになる。たとえば顔認証カメラが、その男性がモスクで祈りを捧げている姿をとらえているかもしれない。あるいは、ビール6缶パックを買う姿がカメラに記録されており、アルコールに関する問題がある人物だと人工知能(AI)が疑っているかもしれない。なぜ「信用できない」と表示されたのか、はっきりとした理由はわからない。しかし、当たり障りのないささいな問題によって国が信用ランクを下げることもある、と誰もが知っている。〔『科捜研の女』では、顔認証システム(指名手配犯検知システム)や自動車ナンバー自動読取システムなどを駆使して犯人を検挙する。そんなうまくいくのかなあと見てて思うが、中国では一般市民向けの監視に科学装置が使われ、絶大な効果を得ている。〕 次に警察官がやってきて、「信用できない」男性を尋問する。警官たちは「一体化統合作戦プラットフォーム(IJOP)と呼ばれるプログラムを使い、スマートフォンで男性の身元を確認する。IJOPのデータベースには、何百万台ものカメラ、裁判記録、市民の内通者などから政府が集めたマスデータが構築されており、それらすべてのデータがAIによって処理される。「予測的取り締まりプログラム」にもとづいてAIは、その男性が将来的に何らかの罪を犯すと判定し、強制収容所に送るべきだと勧告する。警察官たちは同意し、男性をパトカーで連行する。男性は「再教育」の期間を終えてどこかの時点で戻ってくるかもしれないし、あるいは二度と戻ってこないかもしれない。〔後ろめたい人間でなければ、監視されてても問題ない、と楽観してはいけない。あなたの何気ない癖が、AIのビッグデータの中で犯罪予備行為に分類されていたら、あなたは理由もわからず収容所に送られてしまうのだ。〕 小数民族専用のレジの列に並んだあと、あなたは食料品の代金を支払う。政府の監視カメラとメッセージング・アプリ「微信(WeChat)」によって、あなたの購入履歴はつねに監視されている。食料品店を出てくるまで職場に向かう道中、あなたは10か所以上の「コンビニ交番(便民警務站)」と呼ばれる検問所を通過することになる。誰にとって便利なのかは謎だ。うち2か所の検問所で警察官があなたを制止し、身分証明書の提示を求め、どこに向かっているのか尋ねてくる。答えに満足すると、警察官はあなたを開放する。しかしそれも、あなたが「信用できる」場合だけだ。〔アマゾンで買い物をすると、購入履歴から、自分の好きそうなものの広告が現れる。便利な機能だ。しかし、こっそり買ったものの類似商品がディスプレイに現れると、まずいシチュエーションに至ることもある。人には秘密が必要だ。〕 職場では、同僚たちがあなたの一挙手一投足を見つめている。始業前に全員が立ち上がって国歌を斉唱し、テロリストを見つけ出す方法を説明する短いプロパガンダ映像を見る。「テロリストはタバコと酒をやめる傾向があり、突如としてそのような行動に出ます」というナレーションが聞こえてきても、決して笑ってはいけない。なぜなら同僚の誰かが政府からの報酬や高い信用度を狙い、そのような無礼な行為を通報するかもしれないからだ。映像が終わるまで黙っているのが身のためだ。〔一瞬の表情筋の動きで、人の心理は読み取れる。AI監獄で生きるなら、いかに無表情で暮らすかを練習しなくてはならない。本音を持ってはいけない。100%建前で生きる、ロボットにならなくてはいけない。〕 あなたが女性の場合、毎日正午、政府が提供する経口避妊薬を飲むことを求められる。それでも、あなたはまだ幸せな方だ。政府は女性の同僚たちをたびたび地元の診療所に呼び出し、強制的に不妊手術を受けさせている。少子化が発展につながると政府は主張し、少数民族の出生率を下げようと試みているのだ。〔日本でもかつて「優生保護法」という法の下に、障害者の強制不妊手術が行われていた。ナチスの「優生思想」と根を一にする思想だ。2019年に強制不妊手術を受けた被害者に、一時金を支払う救済法が成立し、政府は謝罪した。2016年に障碍者施設で大量殺人事件が起きた。「優生思想」を語る犯人は死刑が決まったが、中国ではこの思想は認められているのだろうか。〕 仕事が終わって車に乗ると、道中また10か所以上の検問所を通過し、自宅のある地区の入り口ゲートでIDカードをスキャンする。そこは、IDカードをスキャンせずに出入りすることが許されていない、フェンスやコンクリート塀に囲まれた隔離地区(ゲットー)だ。自宅では子どもたちが、学校でその日に学んだ愛国心と協調という党の美徳について話をする。子どもたちが学んだことを否定してはいけない。反対意見を言う親がいる場合は報告しろ、と教師が生徒に教え込んでいるからだ。〔親は子に正しいことを教えることができない。常にカメラで監視されていているからだ。党の教えに背く言動があれば、たちどころに拘束される。子どもは学校で教わったことのみ、純粋に行動する。時には親を売ることも。〕 夕食のあと夜のニュースを見おわると、居間の隅に設置された政府の監視カメラのまえで、政府の監視員とともにベッドに横になる。何とか眠りにつけますように、とあなたは願う。彼にはベッドの中であらゆることをする権限がある、とあなたはふと思いだす。なんといっても、その監視員は政府から派遣されているのだ。誘いを断れば、嘘の主張をでっちあげられて通報され、あなたは強制収容所送りになるかもしれない。 運のいいことに、今夜は何も起きなかった。しかし、その幸運がいつまで続くかなどわからない。あなたは眠りにつき、翌朝また同じことを繰り返す。これが、新疆ウイグル地区で生活するウイグル族、カザフ族、そのほかの少数民族の住民の一日だ。〔第二次世界大戦で、日本はナチスドイツと手を結んだ。底の浅い新聞報道ではドイツを持ち上げていたかもしれないが、日本の上層部は本当の姿を知っていたはずだ。同盟を結んだ知らせを受け、天皇陛下は不快感を示した。日本は第一次世界大戦後の「パリ講和会議」で「国際連盟規約」に人種差別撤廃を明記すべきと主張した。この信条が日本人の精神である。〕同時多発テロが「好機」に 本書の中で私は、新疆ウイグル自治区が世界で最も高度な監視ディストピア社会に変貌を遂げた物語について説明する。”状況”はどのように生まれたのか? AI、顔認証、監視などの技術における前例のない進歩を受け容れたとき、それは私たちの未来にとって何を意味するのか?〔僕の若いころ(70年代)、ジョージ・オーウェルの『1984』という小説(村上春樹の『1Q84』ではない)が、いろいろな意味でバイブルとして読まれていた。1949年刊行なので、昭和の読書家はみんな読んでいただろう。共産主義・全体主義者により支配されたディストピアの話だ。もしかしたら習近平も読んでいて、逆の感銘を受け、この世界を理想として追っているのかもしれない。〕 2001年9月、ニューヨーク世界貿易センターのツインタワーが崩壊した。世界がそれまでに経験したなかでも、もっとも目立つテロ行為だった。1万キロ以上離れた北京の中央政府は、それを独裁支配を強めるための好機とみなした。1か月後、中国は独自の対テロ戦争をはじめた。主なターゲットとなったのが、新疆に住むイスラム系ウイグル人で構成される過激派集団だった。〔中国はウイグル弾圧を「テロとの戦い」と言い張るかもしれない。しかし、アメリカの「テロとの戦い」は2001年同時多発テロから本格化するが、中国がウイグル(東トルキスタン)に侵攻を始めたのは1948年毛沢東時代である。〕 ところが石油による富と建築ブームのおかげで、2001年から2009年にかけて新疆ウイグル自治区はある程度の平和と繁栄を謳歌した。しかし中国は、繁栄の成果を公平に分配しようとはしなかった。歴史的にこの土地に住み続けた新疆の小数民族よりも、富と機会を求めて東部からやってきた漢族の大集団の方が優遇された。〔中国皇帝は、歴史的に領土の拡大を是とした。領土を中国に捧げ屈服すれば、民族の生存は許していた。ところがウイグル地区には石油があった。途端に資源欲しさに中国人を送り込み、反乱を阻止するための弾圧を強めた。日本の尖閣諸島に石油があることが分かったとたん、1970年代になって自国の領土を主張し始めた経緯と符合する。〕 10年近くにわたって不満が鬱積したあと、2009年7月、ウイグル人の暴徒たちは新疆ウイグル自治区の首府ウルムチで街頭デモを行った。政府は対抗措置としてインターネットと通信回路を遮断し、無数のウイグル族の若い男性たちを拘束した。その一部は、分離主義にもとづく暴力的な陰謀を先導したとして処刑された。 2009年から2014年にかけて、迫害を受けた何千人ものイスラム系ウイグル人男性たちがアフガニスタンとシリアに渡り、イスラム国(ISIS)の関連集団による訓練・戦闘に参加した。いつか中国に戻って政府にたいして聖戦(ジハード)をしかける、それが彼らの望みだった。これらの新しいテロリストたちがやがて中国国内で一連の活動をはじめ、銃撃戦、暗殺、刃傷沙汰、飛行機ハイジャック未遂などを起こした。 2014年から2016年のあいだに中国は、テロ対策の戦術をかつてない水準の残酷なものへと上昇させていった。解決策として利用されたのは、昔ながらの高圧的な取り締まりと「コミュニティー型警察活動」の取り組みだった。後者は簡単に言えば、家庭、学校、職場で密告者を募るという作戦だ。しかしテロの脅威を完全に潰すためには、それでも充分ではないと政府は感じていた。 〔中国のテクノロジーの進化はすさまじいものである。彼らには倫理観などないから、できることは何でもしてしまう。そこに住む人間は、自分がテクノロジーで管理される家畜になったことを認識しなければならない。〕2016年8月、陳全国という実力者が新疆ウイグル自治区の共産党委員会書記に就任し、地域の最高指導者になった。彼は新しいテクノロジーを活用し、住民への監視と支配を強めていった。たとえば、マスデータ(大規模データ)を使った「予測的取り締まりプログラム」の導入によって、罪を犯しそうだとAIが予測した容疑者を拘束できるようになった。陳の指示時によって何百もの強制収容所が開設された。これらの収容所は正式には「拘留センター」「職業訓練センター」などと名づけられた。この地域に住む1100万人のウイグル人のうち、それらの施設に収容された人数は2017年までに150万人に膨れ上がった。〔イスラム教を捨て、共産主義に洗脳されたとしても、漢族支配の中国では、少数民族に未来はない。聖火ランナーにウイグル人がいたとしても、茶番である。〕 中国が目指したのは、ひとつの民族のアイデンティー、文化、歴史を消し去り、何百万人もの人々を完全に同化させることだった。「畑の作物のあいだに隠れて生える雑草を一本ずつ抜き、根こそぎにすることはできません。すべてを駆除するためには、農薬を撒く必要があります」と2018年1月にある当局者は言った。「これらの人々を再教育するのは、畑に農薬を撒くようなものです」 こうして、中国は完璧な警察国家を作り上げた。〔ウイグルで行使されたAIによる監視システムは、いずれ中国全土で行われるようになるかもしれない。それは、反乱を抑えるための目的である。中国では「黄巾の乱」や「太平天国の乱」など、反乱の拡大で王朝が滅びた例が多くある。現在の共産党王朝が、それを憂慮していても不思議はない。そうなった時、中国内での自由は完全に失われ、共産主義の理想が誕生する。習近平は本心で共産主義国を目指している。世界の資本主義国家は、中国を甘く見過ぎた。国が発展するには、全体主義よりも資本主義であると思っているから。中国も経済発展すれば、いずれ資本主義に変わるだろうと、勝手に予想していた。あるいは形は共産主義だが、中身は資本主義になっていると、勝手に思い込んでいた。その予測が違っていたことに、やっと気が付いてきたのであるが、この先どうなるのかは予想できていない。〕プロローグだけでこれだけ盛沢山に、新疆ウイグル自治区で行われている、人権侵害が描かれている。この後20章に渡り、中国漢族の悪行が語られる。後半の主人公になるメイセムのエピソードは、そのまま映画にしてほしい。ブラッド・ピットがプロデュースしてくれないだろうか。とにかくみんなに知ってもらいたい。前々回1月11日に書いた『人類の敵』の著者・掛谷英紀筑波大准教授は、「北京オリンピック」視聴ボイコットをしているそうだ。ナチスの「ベルリンオリンピック」と将来同じ評価になるだろうから、そういうものに関わりたくないということだ。僕も新疆ウイグルの実際を知った今、どうも楽しめそうにない。家族は楽しみにしているので、TVに映っているものを拒否することはないし、選手には頑張ってもらいたい。しかし、どうしてもこれから世界がどうなっていくのかの不安の方が先に立つ。
2022年02月05日
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駄歌凡歌を始めたのは、2007年10月17日。足掛け15年になります。駄歌凡歌 (1)特に和歌を学んだこともなく、詳しくもなく、自己評価も出来ず、だだ字数を埋めてきました。入門書を買ったりしたのですが、伝統的和歌は自分の目指すものではないと感じ、読むのをやめました。うまく作ろうとすると、きっと書けなくなると思い、下手の横好きをそのまんま続けていこうと思います。アクセス数100万を超えたのが昨年1月。約一年でさらに10万を重ねました。かつては1万アクセスごとに作っていましたが、行き詰って間隔が伸びました。ブログ自体も間が伸びてしまいましたが、この統一感のないブログを、続けて読まれている方、感謝です。振り返れば15年間で、僕も随分変わりました。これからも変わるでしょう。良くも悪くも。変わることは、受け止めなければならない。その中で、変わらなかったことも、大切にしたい。免疫が 反応をして 熱が出る 正しい普通に 何を恐れる目に見えぬ 敵に怯えて 殻を閉じ 人類の知の 浅きこと知る最悪を 想定しての 対処法 最良の時の 幅も測れよマスコミが 吹聴をする 社会正義 法の縛りが なきものもあり次々と 変異が進み オミクロン はじめて知った 古代ギリシャ語誰を責める ことも出来ない 緊急時 偽の正義に 泣く人の恨み正論を 言ってるつもりか 煽りTV 自らの足元 危うくする愚行五年後は 何もなかった ことになり 新たな不安 探す闇人人は皆 年200回の ウイルス感染 特別なものを 見分ける知恵よコロナ禍を 終焉させる 呪文あり 皆で叫ぼう 「エンデミック!」新型コロナも、もう終わります。元の感覚に戻れるかどうかわかりませんが、とにかく早くこの馬鹿げた正義から脱したい。
2022年01月28日
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新型コロナ騒動はいつ終わるのだろうか。自粛疲れの国民から、誰に向ければよいのかわからない、怨嗟の声が聞こえている。しかし、あえて言おう。新型コロナは既に終わっている。コロナウイルスを含む、RNA型ウイルスは変異しやすく、次々と性質を変えてゆく。そして、通常であれば、変異のたびに毒性は下がっていく。第5波と呼ばれる「デルタ株」は、それ以前の「アルファ・ベータ株」に比べて、毒性(重症化率)は1/8に下がっていた。この後変異株があらわれれば、さらに低くなるだろうことは予想できる。そして、予想通りデルタ株よりさらに低いオミクロン株が出現し、ほとんど従来のコロナウイルスと同じほどの毒性に下がった。どんなに最大の感染者数と騒いでも、重症化率は0.1%、死亡者は0.01%。医療崩壊を招くようなものではない。本来なら、デルタ株が収まった昨年の10月ごろに、第2類から第5類へと格下げしておけば、現在のオミクロン株パニックはなかった。選挙が無くて、菅政権が続いていたら事態は違っていただろう。(まさか次の首相が、こんなに何もできない人だとは思わなかった。)新型コロナは従来型コロナ並みの”風邪“になった。それを証明する声が、海外の専門家と国のリーダーから伝わってきた。『ヨーロッパで新型コロナウイルスの危機レベルに関して、インフルエンザのように「特定の地域で普段から繰り返し発生する状態を示す」という「エンデミック」に引き下げる検討が始まっている。』スペインのサンチェス首相が、10日のラジオ放送で、新型コロナウイルスの対処法に新しい見解を語った。「新型コロナが、パンデミックからエンデミックに変わる可能性を評価するときに来ている」欧州からの、この言葉を待っていた。新型コロナのパンデミックはヨーロッパで始まったと言える。発症は中国武漢であったが、騒ぎを大きくしたのはイタリアだった。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 6)欧州感染爆発問題がアジアだけだったら、世界基準にはならなかっただろう。中国はどうせ情報を隠蔽しただろうし、次に感染爆発したイランも、欧米人にとってイスラム圏は別世界だと思っているから。まして日本なんて「さざ波」だった。もし、”PCR検査”と言うものがなかったなら、この世界的パンデミック(による都市封鎖を含む弊害)は生まれなかった。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 17)もしもPCR検査がなかったらヨーロッパで始まった事件は、ヨーロッパから終わる。さらに11日、欧州連合(EU)欧州医薬品庁の幹部が記者会見で「人々の免疫力が高まっており間もなくエンデミックに近いシナリオに移行するかもしれない」と述べた。英国では、オミクロン株の入院リスクがデルタ株に比べ最大7割低いとの初期データ分析を、英保健当局が公表した。英国・ザハウェイ教育相は「パンデミックからエンデミックへ移行し、対処法を世界に示す最初の主要経済国の一つになる」と宣言した。そしてジョンソン首相は、新規感染者が21万人超と過去最多に達した時も「コロナウイルスと共存する方法を見つける」と強調し、マスクの着用などの規制をすべて廃止した。日本の決断できない首相とまるで違う。僕はもちろんジョンソンの決定を支持する。オミクロン株は感染力がけた違いに強いが、重症化率はけた違いに少ない。もともと新型コロナが危険だったのは、もともと風邪ウイルスだったコロナウイルスが、肺まで到達し”肺炎”を起こすからだった。その肺炎は間質性肺炎で、自己免疫による「サイトカインストームストーム」が引き起こす。始めはこの仕組みがわからず、治療法を誤り死亡者も出したが、ステロイドの投与で劇的に回復することがわかってからは、基礎疾患がない場合は重症化しなくなった。つまり、肺炎を起こさない新型コロナは恐怖ではないし、その肺炎も基礎疾患を持たぬ人には完治する種類のものだと分かった。欧州の専門家・リーダーの言葉のポイントは「エンデミック」と言う言葉である。エンデミック【endemic】とは何かというと、『デジタル大辞泉』によれば、医療・公衆衛生で、ある感染症が、一定の地域に一定の罹患率で、または一定の季節に繰り返し発生すること。エピデミックよりも狭い範囲で比較的緩やかに広がり、予測の範囲を超えないものをいう。特定の地域に限定される場合は風土病という。と言うことである。パンデミックがエンドになるからエンデミック?学術的な検証がどうであれ、マスコミが「エンデミック」という言葉を使いだせば、新型コロナ騒動は終焉に向かうであろうことは確かである。そもそも日本の場合、第2類相当のカテゴリーを第5類に改めらばそれで終わる。肺炎にならないコロナウイルスは、ただの風邪である。であればただの風邪として養生すればいい。PCR検査もいらない。オミクロン株と判明しても、やることは同じだから検査の必要がない。新型コロナ用の(高価な)薬もいらない。「風邪ひき3日」、3日寝てれば治るのだから。実際に子供は一晩で熱が引くという。マスメディアは新しいワードが好きだ。ぜひとも「エンデミック」を検索ワードのトレンド入りを期待する。そろそろ現実を見る目を開くときだ。
2022年01月20日
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昨年(2021年)は、10月末に「第49回衆議院総選挙」が行われ、その直前には「第100代自民党総裁選」が行われるという、政治の節目に当たる年となった。特に失政もなかったどころか、1年でこなした仕事量は抜群であった菅首相が、新型コロナデルタ株の感染増加で支持率を下げ、総裁選不出馬を決めた。この夏に第5波として蔓延した「デルタ株」はそれ以前の「アルファ・ベータ株」に比べ、感染力は高く感染者数も最高を記録したが、死亡者数は逆に減っている。ざっと、感染者数は3倍になっても死亡者数は3分の1になり、合わせてみるとほぼ10分の1に死亡率は下がっていた。これがウイルス自体の変化なのか、ワクチンの効用なのかは時期が重なっていたため判断が難しいが、少なくとも緊急事態宣言は必要なかった。まさにマスメディアの誘導による内閣支持下落であった。『新型コロナウイルス』の違和感 23)デルタ株インド株この時に事情を複雑にしたのが「2020東京オリンピック」で、オリンピック中止を叫ぶ活動家に乗せられた世論が、菅首相を責めた。オリンピックは都市開催だから、小池都知事の決定事項であるのに。菅義偉は再選に向けて策を練っていたが、衆院選の日程との絡みで断念せざるを得なかった。その時の与野党入り乱れたの政治情勢の推移を書き残せばよかったのだが、なんとなく逃してしまった。まず総裁選は、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子による戦いとなり、久々に面白い展開だった。当初の予想は、国民(一般の自民党員)に人気が高かった河野が逃げ切るかと思われていたが、自民党内の反河野陣営が結束し、岸田の巻き返しを可能にし逆転した。勝負の綾は、高市・野田両女性候補の存在で、党員票、議員票とも大きく左右されたことで、もともと河野に流れると思われた票が分散し、結果的に党内バランスを選択した日和見的な岸田勝利だった。ちなみに僕は、4氏の公約を見る限り、高市を推していた。自民党員ではないので全く関係ないので、ただ傍観するのみになった。その高市の公約をかなりパクった岸田が、議員投票で安倍グループの支持を借り、総裁になり総理になった。しかしその後の運営を見ると、総裁選での公約はまるで反故にされている。まだ半年もたっていないが、これから安倍グループ(清和会)と宏池会の戦いが勃発するのは明らかであろう。そのことが夏の参議院選をにらんでどうなるのかは現在のところ不明。そして、その盛り上がった総裁選を受けての衆院選だったが、結果は不可思議なものになった。これも現状を認識していないマスメディアの迷走が原因。総裁選を盛り上がらせて衆院選になだれ込む自民党の作戦だったが、期待した「キッシーブーム」が訪れることもなく、それどころかマスメディアは”自民党大敗”を予測した。結果は、自民党-15議席、公明+3議席、立憲民主-13議席、共産-2議席、維新+30議席、国民民主+3議席ということになった。大勝ちするはずだった立憲・共産党は計-15議席で、立憲代表枝野幸男は辞任した。予測では最大50負けると言われていた自民は、15で済んだので勝った勝ったと喜んでいる。しかし冷静に見れば15負けているのだ。保守も革新(この呼び方には異論があるが)も負けて、中道の維新・国民民主が勝ったというのが正しい。維新にしても最盛期は50ぐらい議席を持っていたので、勝ったとも言いにくい。不思議なことにみんな負けた選挙だったと言える。とはいえ衆院選の分析は本稿と離れるので次回に譲りたいと思う。前段が長くなったが、今回何故この著作を載せようと思ったかは、「共産主義」の侵略に警鐘を鳴らしたいと思っているからだ。昨年の総選挙で注目されたのは、立憲民主党と日本共産党が選挙協力で議席をとる作戦に出たことだった。単純計算で、これにより立憲・共産が議席を伸ばすだろうというのが、マスメディアの試算だった。ここで確認しておきたいのは、何故こんな低レベルな計算をマスメディアがしてしまったのかと言うことだ。日本のマスメディアは、既に共産主義に侵食されている。彼らの教義・偏見でものを見るから、バイアスがかかった予想をしてしまったということだ。朝日・毎日・東京の左翼新聞とその関連のテレビ局、テレビ朝日・TBSそしてNHKが完全に毒されているのがはっきりした。これは本当によくない。思えば、これらの媒体が『新型コロナ騒動』を煽っていた。それによって安倍・菅政権が倒れたと言ってもいい。新しいウイルスに対し、安倍・菅政権はできることは手を打ったと思う。学校閉鎖やアベノマスクなど、首をかしげたくなるものもあったが。しかし、それ以上に新型コロナが蔓延し、海外と日本の差を専門家が分析できないまま、騒ぎは大きくなり、マスメディアは村道の責任は政府にあるとした。「マルクス=レーニン主義者(共産主義者)」は、政府を転覆させることを目的として活動している。政治が混迷し、無政府状態になったときに武力革命を起こすというのが最終目的だ。逆から見ると、共産党が勧めることは国にとって悪いことになるので、彼らの反対を選べば日本のためになる。とても分かりやすい目印だが、メディアを使って洗脳を続ければ、こんな簡単なこともわからない国民も出てくる。『新型コロナ騒動』に危機感を持ったのは、そういうところだ。本論を急ごう。今回は筑波大学システム情報系准教授・掛谷英紀氏の『人類の敵』を紹介する。本著のテーマは副題にあるように「共産主義勢力から自由を守る方法」である。選挙前に記して、警鐘を鳴らしたかったが、機を逸してしまった。次の参院選に備えてという意味に変える。僕が掛谷英紀氏を知ったのは、文化放送「おはよう寺ちゃん」で水曜コメンテーターを担当するようになったときからである。優しい語り口であるが、幅広い知識で支えられている内容は理路整然と正しく、僕の感性にはピタッと合意する。掛谷英紀 (筑波大学准教授)【公式】おはよう寺ちゃん 11月24日(水) - YouTubeいつものように〔 〕内は僕のひとりごと。『人類の敵』「共産主義勢力から自由を守る方法」はじめに この本のテーマは二つある。一つは左翼、もう一つは中国である。もちろんこの両者は密接にリンクしている。 誰もが知っている通り、中国は共産党による一党独裁国家である。左翼と共産党は必ずしもイコールでないとの反論はあるだろうが、左翼の定義については本論に譲ろう。 私が中国について最初に書いたのは、大学院生の時の懸賞論文であるから、今から二十数年前のことである。天安門事件で人民解放軍が学生や市民を銃撃し、戦車でひき殺してから10年経っていなかった。 チベット問題もまだ世界的な関心事であり、中国共産党の恐ろしさを認識していたのは私だけではなかったはずだ。〔チベット問題はブラット・ピットの『セブン・イヤーズ・イン・チベット』を見れば具体的に知ることができる。この映画で描かれた中国軍の残酷性は継続し、ウイグルで再現された。しかしこれは過去形で書いてはならない。人権弾圧の魔手は香港に延び、強権による共産党支配は実行に移された。習近平は、次の目標は台湾だと公然と宣言している。〕なぜ人は共産主義に騙され続けるのか 私が共産主義の失敗を予見したのは小学2年のときである。担任の先生が産休に入り、自習の時間が多くあった。私は与えられた課題に黙々と取り組んでいたが、普通の小学2年生が自習を課せられて、黙って勉強するはずがない。 周りの生徒はみんな大騒ぎだったので、隣のクラスの先生が注意に来た。結局、私も含めクラスの全員が罰を受けることになった。 私はその時、共産主義は絶対うまくいかないと確信した。 私が小学2年生だった1978年当時、ソ連はまだ大国として健在で、共産主義は素晴らしいと考える人が多くいた。でも、私は彼らを信じなくなった。真面目にやってもやらなくても、みんな同じように怒られるなら、誰も真面目にやらない。結果の平等は絶対うまくいかない。そんな単純なことをなぜ大人はわからないのだろう。とても不思議だった。「正直で頭のいい人は左派にはなれない」というレイモン・アロンの言葉をのはその後のことである。〔共産主義は全体主義である。日本もかつて共産主義であった時代があった。朝ドラでもよく描かれる「大東亜戦争」中のことである。あんな嫌な時代があったと、ドラマを見ながら思うのだが、人間には無意識的に全体主義的なものを容認する遺伝子があるのかもしれない。「自粛警察」のような似非正義が、日本でも現れたが、世界中で跋扈した。〕 日本の場合、左翼の人権運動は北朝鮮による拉致被害者の人権を無視する。 平和運動も、中国や北朝鮮の核開発や軍拡に抗議をしない。反原発運動も、中国や韓国の原発には反対しない。 これらに共通するのは、周辺諸国が日本を侵略やすい状態を作り出す方向に運動が向いていることである。それゆえ、日本では「左翼=反日」と理解されることが多い。〔「コミンテルン」という名を、今の若者はどれほど知っているだろうか。“死語”になっているかもしれない名だが、どっこい実態は生きている。そしてその目標とする「世界革命」を企み続けている。〕 私は左翼運動の構成員を次の3つに分類している。①中核層 自らが属する社会を恨み、それを破壊することを目指す人たち。見せかけの理想を掲げて活動を興し、その活動が社会の破壊に結びつくよう巧みに制御する。良心はないが知的レベルは高い。②利権層 中核層に従うことで、活動資金や仕事(テレビ出演など)を得ることが目的の人たち。③浮動層 中核層が掲げた理想に共感する人たち。正義感に基づいて行動するが、いい人と思われたいという虚栄心があることも多い。知識を身に着けると、騙されたと気づいて活動から去る。〔共産主義は、市民運動の形で忍び込んでいる。あたかも”正論”に見える論理で、社会の不満を拾っている。その手段は巧妙で、善意で運動に参加する良民を徐々に洗脳していく。彼らの否定する”宗教”の技法で、信仰させていく。〕 初代FBI長官のジョン・エドガー・フーヴァー氏は、左翼(コミンテルン)を、「公然の(共産)党員」「非公然の党員(共産党の極秘活動に従事する人)」「フェロー・トラベラーズ(共産党の同伴者)」、「オポチュニスツ(機会主義者)」、「デュープス(騙されやすい人)」の5種類に分類している。 このうち最初の3つが中核層、利権層がオポチュニスツ、浮動層がデュープスに対応する。 「正直で頭のいい人は左派にはなれない」というレイモン・アロンの言葉にさせると、中核層と利権層は不正直で頭のいい人であり、浮動層は正直で頭の悪い人である。 その複合体が左翼というわけである。〔1995年の「地下鉄サリン事件」により、世間を震撼させた「オウム真理教」を覚えているだろうか。あれは日本の歴史上きわめてまれな事件だと認識している人も多いだろう。しかし、彼らと同じ行動理念に支配されているのが「共産主義者」なのである。〕 保守派は左翼と違って単純な人が多い。 悪い言い方をすれば、主に正直で頭の悪い人たちからなる。そのため、右で述べた左翼の全貌が見えていない。左翼はみな浮動層であると勘違いして甘く見る。しかし、その認識自体が完全に左翼の術中に嵌まっているのである。 左翼運動が巧みなところは、その運動において浮動層を前面に押し出すところである。中核層は基本的に表に出てこない。 浮動層は善良な庶民であるから、左翼運動を叩く人は庶民の敵だとレッテルを貼れる。浮動層には悪意がないから、左翼運動の真の目的が破壊であるとの批判はぬれぎぬに見える。彼らには知性も感じられないから、取るに足らない相手だと保守派も油断する。〔選挙において、宗教団体の結束力を利用したいと思うのは無理からぬ。公明党と選挙協力する自民党も、本質的には同じ危険をはらんでしまっている。しかし創価学会は、革命を起こして日本を滅ぼそうとは考えていないだろう。彼らが政治に手を出しているのは、せいぜい自分たちの有利になる法案を通したいぐらいのものと考える(そうではないかもしれないが)。しかし、共産党は革命を目指しているのだ。他の宗教団体とは明らかに一線を画している。〕頭脳を駆使する左翼運動 左翼運動の知性の高さは、その攻撃先の選定に見て取ることができる。 例えば、日本の自然保護運動を考えよう。 彼らは、ダム、堤防、防潮堤、基地建設、リニア新幹線、地熱発電のように、日本の安全や経済にプラスになる開発行為の自然破壊は非難するが、太陽光発電、風力発電、中国の珊瑚乱獲のように、日本にとって経済的社会的マイナスが大きい自然破壊は問題視しない。中でも、発電に関する態度の違いは、それなりに高度な知識がないとこのような見極めはできない。〔反対運動を繰り広げる左翼(共産主義者)と、何かしらの瑕疵を見つけ脅迫するヤクザ右翼と、手法においては同等である。彼らの理屈をさも正論であるかの如くがなり立て、暴力で脅し金を巻き上げる。ヤクザは自分のやっていることが悪いことという認識が多少あるが、左翼のはいいことをしていると錯覚している。〕 左翼運動は、今後もその頭脳を駆使して庶民の味方を詐称し続けるであろう。 現実には、彼らは庶民に選択の自由を与えない。自分の言いなりにならないものは、弱者であっても容赦なく叩きのめす。 であるから、左翼はリベラリスト(自由主義者)とは最も遠い存在である。 にもかかわらず、彼らはリベラルを自称し、その称号を社会的に広く認めさせることに成功している。〔彼らの”似非正義”のために、伝統的に守られてきたモラルが次々と破壊されていく。手足となって活動する者たちは、自己満足を得るだけのことだが、活動を支持する連中の企みはもっと深遠で破壊的だ。騙されたと気づいた時にはもう遅い。〕左翼のプロパガンダ戦略とは もともと、米国は共産主義を忌み嫌う国である。 そのルーツは、初期の入植者の歴史にまで遡る。 1607年ジェームズタウン、1620年プリマスに最初に入植者が到着したとき、彼らはある試みを行った。 穀物の共有倉庫を作り、そこから必要なものを取り、収穫したものを戻すことにしたのである。土地も共有し共同で働いた。理想の社会主義共同体と同じである(当時はその名前で呼ばれていなかったが)。 それで何が起きたかは想像に難くないだろう。働いた人間も働かない人間も取り分が同じなら、誰も働かない。入植地の食料は尽き、多くの入植者は餓死した。 彼らはコミューンを放棄して私的所有を認めた。すると、すぐに豊作に恵まれ、それが感謝祭の起源になっている。この失敗の教訓を通じて、人間は自らの経済的成果に責任を持つべきだという考えが米国で定着した。〔ロシア革命以降、世界中にばらまかれた”共産主義ウイルス”は、20世紀を混乱させた。彼らの企みはそれ以前の全ての政治形態を破壊して、共産主義世界を創生するというものだった。彼らの行く手には常に破壊があった。その破壊願望が、世の中の底辺の者や未成熟な若者の不満のはけ口となり、似非正義を振り回し破壊に励むのであった。〕 今、米国で20歳前後から30代半ばまでの若者は、2000年頃に生まれたか少年期を過ごしていることから、ミレニアム世代と呼ばれている。彼らは、冷戦後の学校やメディアの左傾化による影響を強く受けて育っている。 そのため、ミレニアム世代には、バーニー・サンダースやアレクサンドリア・オカシオ・コルテスのような、民主党の中でも社会主義者と呼ばれる極端に左寄りの政治家を熱狂的に支持する人が多い。〔似非正義は一見正しく見える。しかし実態とはかけ離れている。少し角度を変えて考えればわかることなのに、視野を狭められて洗脳されると、冷静に考えることができなくなってしまう。知識の問題以前に人間力の足りなさから誤った運動に巻き込まれてしまうのだ。〕 日本では、今アメリカで起きていることを半世紀先取りしていたといえる。 GHQの内部に共産主義者の工作員がに入り込んでいたことは知られているが、彼らが左翼イデオロギーで染めた学校やメディアが、団塊の世代の左傾化を実現した。〔”団塊の世代”は戦後日本の発展に貢献した。しかし人数が多かったことで競争を強いられ、多くの敗者も生むこととなった。不満の渦が社会の底辺に広がっていた。そこにあらわれた平等思想が、天の声のように聞こえたであろう。今では信じられないであろうが、北朝鮮が天国であるかのように伝えられていたのだ。〕社会的信用を悪用する 左翼活動家は過大な要求と自己評価を持つがゆえに、それを認めない社会を憎むという構図がある。 そういう人には、協調性を要求される一般の仕事は務まらない。結果として、協調性があまり必要とされず、社会的地位も高く自己承認欲求が満たされるマスコミ、大学、法曹界などに集まると考えられる。これらの職業は社会的影響力も強いので、左翼イデオロギーを広めるのにも好都合である。 左翼活動家はその信用を積極的に悪用してきた。左翼中核層の最大の武器は、良心の呵責がないことである。 その性質はサイコパスに通じるものがある(サイコパスについて、詳しくはマーサ・スタウトやロバート・ヘアなどの著作を参照されたい)。 彼らには正義はあっても良心はない(なお、左翼自身は正義と良心の区別がつかないため、自分に良心がないという自覚がないことが多い)。 そのため、あらゆる行為は、独善的正義の実現という目的の手段と化す。ウソをつくことも信用を裏切ることも全く厭わない。他人を傷つけることにまったく躊躇がないのである。 良心的な一般人は、人が平気でウソをつけるとは想像しない。左翼中核層は一般人の想定外のことができるのを武器とする。討論番組でも、左翼は議論に勝つためなら平気で口から出まかせを言う。 それで討論相手を怯ませて議論に勝ったという印象を与える。〔1972年、連合赤軍による「浅間山荘事件」がおこった。共産主義を目指す過激な若者が仲間割れを起こして内ゲバ殺人を繰り返した凄惨な事件だ。これを見てまともな大人は目を覚ましたが、共産主義ウイルス自体は密かに潜伏していた。〕不安を煽るマッチポンプ 左翼プロパガンダのもう一つの大きな武器はマッチポンプ戦略である。 左翼中核層の目的は社会の破壊であるが、それを実現するためには今の社会に対して多くの人が不満を持つ必要がある。 社会に不満の種がないときは、自分で火をつけることも厭わないのが、左翼運動の怖さである。そして、その容疑を平然と他社に振り向け、自分は不満解消のために働く正義の人であるかのように演出する。 そんなに簡単に人は騙されないと思うなら、2009年の民主党政権誕生前のことを思い起こしてほしい。 消えた年金問題も、現場で実際に問題を起こしていたのは自治労の組合員たち(民主党の支持母体)である。民主党はそれを使って政府を攻撃し、政権交代を実現させた。〔民主党による政権交代(2009年)は、今振り返れば不思議な事件である。バブル崩壊(1991年)からの長期不況に、国民は大きな閉塞感と政治に対する不信感を造成させていた。具体的に何が最大の不満だったのかと言うと、不況による税収の悪化を解消するため、政府が増税を企んでいると噂されたことだ。さらに国民年金が破綻するという説がまことしやかに伝播し、年金記録が消えていた事件が起きて怒りが爆発した。このタイミングで民主党が省庁の「埋蔵金」を吐き出させると公約し、その金につい群がってしまったということだ。ところがこの「埋蔵金」は、民主党政権になったとたんまったく話題にならなくなったことを忘れてはならない。〕左翼に良心はない 米国の民主党も、その戦略は酷似している。 現在、米国の左翼は不法移民も積極的に国内に受け入れよと主張している。 それを実行に移せば、安い労働力の流入により国内失業率が高くなるのは目に見えているが、それで社会的不安が高まるのが彼らにとっては好都合なのである。 彼らの思い通りに事が運べば、高くなった失業率の責任は他に転嫁して、自分たちは失業者の保護政策をする正義の味方であるように振舞うだろう。〔2016年のアメリカ大統領選挙の際、僕は各候補者の公約を比較してみた。その結果、自分が貧しいアメリカ人だったと仮定したらバーニー・サンダースを支持するだろうと思った。サンダースは民主党だが社会主義者で、貧しいものにとっては社会主義は苦しい生活を救ってくれる期待が持てる。しかしサンダースは予備選で敗退。次に期待が持てる政策を公言していたのは、なんと共和党のドナルド・トランプだった。トランプの政策も貧しいものに優しかった。しかも現実に貧しいアメリカ人を苦しめる中国に対し、厳しい政策を持っていた。一方の民主党ヒラリー・クリントンは、エスタブリッシュ臭ぷんぷんで、苦しい生活から抜け出せる気がしない。同じ思いのアメリカ人が多かったのだろう、トランプは予想を覆して大統領に当選した。そして、公約を次々実現した。自由主義者にも弱者の見方はいたのだ。〕左翼から人間性を守るために左翼が宗教も科学も尊重しない理由 最近、米国の左翼が公的な場所で「メリー・クリスマスと言うな」と主張しているのは、聴いたことがある人も多いだろう。キリスト教の押し付けで、信教の自由に反するというのが彼らの理屈だ。代わりに「ハッピー・ホリデイズ」という言葉を使うよう圧力をかけている。 欧米の左翼はキリスト教を基盤とした西洋文明を敵視し、それを破壊することを目指している。もともと、共産主義が宗教を忌み嫌っていることは既によく知られた事実だ。「宗教は民衆のアヘンである」というカール・マルクスの言葉は有名である。 宗教は迷信であり、自分たちは合理的、科学的思想の持ち主であることを左翼は自負している。「科学的社会主義」という言葉の存在が、その事実を裏付けている。しかし、科学を生業とする私から見ると、左翼の考え方は科学のそれとは程遠い。〔「科学的社会主義」は一見正しく見えるが、実態は伝統を破壊する目的を持つ理論。LGBT運動やBLM運動にも通じる。地球温暖化も同類だ。まったくの嘘ではないが、作為的だ。少数者の利益に偏り過ぎる。解決の方法はいくらでもあるのに、最も破壊的な手段を選択させられている。〕神がいると仮定すれば 米国人の労働者階級二人組による「ブルー・カラー・ロジック(Blue Collar Logic)」というユーチューブ・チャンネルがある。そのうちの一人のデーブ・モリソン(Dade Morrison)の話が面白い。彼の父は不可知論者(神がいるかどうかは人間には知り得ないという考えの持ち主)だった。にもかかわらず、彼の父は毎週教会へ通っていた。そこで、モリソンは不可知論者なのになぜ教会へ行くのか父に聞いたそうだ。すると、父の答えは次のようなものだったという。「私は人間としてよい生き方をしたいと思っている。週に一度、そのことを思い出すため、そして地域の人にその自分の思いを知ってもらうために教会へ行くのだ。」 続けてモリソンは自らの考えを語る。「神がいると仮定した方が人生は豊かになる。神がいないとすると、人生が終わったら何も残らないので、人々の記憶に残ることをしようとする。一方、神がいると仮定すれば、純粋に良い人生を送ることに集中できる。」ゆとり教育や入試改革のように余計な政策ばかり打ち出して社会を混乱させる日本の官僚を思い起こすと、無神論者は良いことよりも記憶に残ることを企てうというモリソンの意見は説得力があっる。〔神様がいると思うと、執着がなくなる。誰かのためにすることが、神さまの心に沿うからだ。欲や煩悩に振り回され、利己に走ることは神様の望むことではない。「感謝・献身・思いやり」の生き方は、共産主義者にはできない。〕非科学的な左翼 左翼は、自分の気に入らない宗教的協議に対して、しばしば科学を持ち出して批判する。それを見て、左翼は科学的であるとだまされる人も少なくない。しかし、その一方で自分の気に入らない科学的知見に対しては、かれらは自分の思い込みで平然と否定する。福島で風評被害をもたらしているデマはその典型である。たとえば、トリチウムの性質はどこで排出されても同じで、その化学的性質には普遍性がある。だから、福島のトリチウムは危険なトリチウム、韓国の原発から排出されるトリチウムはきれいなトリチウムという主張は、われわれ科学者にとっては全く受け入れられるものではない。ところが、その種のデマを発する左翼は後を絶たない。 現代における左翼思想の本質は、宗教の否定ではない。科学の尊重でもない。ひとことで言うと、自分は無謬で万能の神であるという信仰なのである。〔科学的であるためには、冷静客観中立であることが重要である。それが何故か感情的になり不安を煽り攻撃的になっている場合、共産主義者の仕組んだ仕掛けであることが多い。まさにそんな状況を見たときは、共産主義者を疑うのが正しい見方である。〕中国共産党とどう戦うか左翼の敵は「自然」である 中国武漢で発生した新型コロナウイルスは、世界的なパンデミックをもたらした。過去30年間の間、中国は経済的にも軍事的にも順調に成長を続けてきた。しかし、今回の疫病による混乱は、中国にとって大きな転換点になる可能性が高い。 改革開放路線を始めて以降、中国は東西冷戦終結と経済のグローバル化を追い風にして、人、モノ、金、情報の自由な移動が可能となった国際社会の新たな枠組みを最大限に利用してきた。冷戦時代には東西の間に壁があったため、東側諸国は自由主義国の発展を自国内に取り入れることができなかった。その結果、共産主義国は冷戦に敗れた。今、中国は自由主義国から何でも自由に取り入れる一方、自国から出ていくものは独裁体制によって完全に管理することができる。外国の技術は盗み放題だが、自国の自国の情報は徹底的に管理できる。〔1997年、香港がイギリスから中国に返還されたとき、「香港が中国になるのではない。中国が香港になるのだ」と予言した人がいた。その後中国経済は、巨大な香港となり世界を席巻した。その人の予言はある意味当たっていた。しかし、習近平支配がはじまって、その路線には変化が生まれた。そしてあろうことか、経済の先導者である香港を弾圧してしまったのである。香港から得るものをすべて吸い取ったら、今度は独裁権力で弾圧を加え、共産主義で塗りつぶしてしまった。〕高まる中国共産党批判 民主主義国では選挙でリーダーが変わる。選挙にはお金が必要である。その弱点を突いて、中国が民主主義国の政治家にお金をばら撒いてその影響力を行使していることは公然の事実である。たとえば、クリントン財団が中国政府と緊密な中国系企業から多額の寄付金を受けていたことは有名である。日本でも2019年末、秋元司議員が中国系企業から賄賂を受けたとして逮捕されたが、この種の話で表になってなっていないものが他に多数あっても全く不思議はない。〔前回の大統領選挙で、ヒラリー・クリントンが勝っていたら、米中関係は親密となり、2国で世界を支配する話が進んでいたであろう。日本にとってはトランプ政権はありがたかったし、トランプの判断は正しかったと歴史は証明している。中国は共産主義の国である。民主主義とは相いれない。もし中国を受け入れれば、いずれアメリカも共産主義の罠に落ち、精神を破壊され、国家も崩壊していったはずだ。〕 左翼思想の肝は、世の中を自分の計画通りに動かすことである。だから、左翼計画主義者にとって最大の敵は「自然」である。人間の行動はお金を使ってコントロールできるが、自然はお金では制御できない。ウイルスは賄賂で言うことを聞いてはくれないのである。人間が自然を完全に支配できるという幻想が崩れたとき、左翼計画は機能不全に陥る。〔自然災害と共生する日本人は、自然を神とする。だから神と交信できる神主を尊ぶ。国の長は神に祈り国民の幸を願う天皇である。世俗の支配者は別に置き、精神の柱として天皇を頂き続けた。共産主義者にこのシステムは倒せない。〕左翼計画主義の誤謬 左翼はしばしば、自然すらも自分の意図通りに動かせるのではないかという錯覚に取りつかれる。それを象徴するのが気候変動に対する左翼の態度である。人間の活動により排出される温室効果ガスがどの程度気候変動に影響しているかは、諸説あり私にも判断はつかない。ただ、人間が温暖化ガスを大量に排出する前から、地球が温暖化と寒冷化を繰り返してきたことは歴史的に動かぬ事実である。人間が温暖化ガスの排出を止めれば気候は長らく安定するという考えは、人間の思い上がりでしかない。〔「地球温暖化問題」は、少し知識のあるものならすぐその嘘はバレる。であるのにその嘘はいつの間にか真実であるかのように広まっていった。共産主義者に毒されたマスメディアには、もはやバカとウソつきしかいない。「地球温暖化の嘘」こそがまさに「不都合な真実」のはずだ。〕新型コロナ問題 中国共産党との戦い方 中国共産党は現代における左翼のボスと言えるだろう。それゆえ、その行動パターンも左翼の王道を行っている。最たるものは、加害者であるのに被害者のふりをすることである。そもそも、新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、中国政府が加害者であると認識している日本人は果たしてどれだけいるだろうか。 このウイルスは、たまたま運悪く中国で発生し、不可抗力として世界に広がったわけではない。SARS、鳥インフルエンザなど、中国がしばしば新たな病気の感染源になるのは、衛生管理に問題があるからだ。 2019年12月の段階で、武漢の医師たちは異常に気付いていた。殉職した李文亮医師は有名だが、その前にSARSとの類似性、ヒト―ヒト感染を確認し警鐘を鳴らしていたアイフェン医師もいた。しかし、彼女はその後行方が判らなくなっている。粛清による隠ぺい工作が行われたと考えられる。 中国政府は1月23日に武漢を封鎖したが、その後も中国人の外国への渡航を制限せず、むしろ渡航制限を試みようとする諸外国を糾弾した。その結果、春節に大量の中国人が海外に渡航し、ウイルスが世界中にばら撒かれた。中国以外の国が発生源であったならば、まったくありえない対応である。〔新型コロナウイルスの謎は、永遠に解けないかもしれない。中国とWHOがグルならば、真実の証拠は既に失せているはずだ。この世界的パンデミックが起きたのが、故意か偶然かは不明だが、世界に与えた影響はデータとして残された。それを次の手としてどう扱うかは、独裁者の胸三寸である。〕孤立を恐れ、感染拡大を容認か なぜ、ここまで対応が酷かったのか。中国共産党は、中国が世界経済から切り離されて孤立するのを恐れたからだと考えられる。中国内だけで病気が拡大すれば、諸外国は中国抜きのサプライチェーン確立に動く。そうすれば、中国共産党の支配は大きく揺らぐことになる。病気が世界に拡散すれば、他国も疾病対策に追われ、中国だけが不利を被ることはなくなる。中国共産党の過去の蛮行を考えれば、彼らがこのように考えていた蓋然性は高い。 たとえ、中国共産党にウイルスをばら撒く明確な意図がなかったとしても、右で述べた状況を考えれば、ウイルスが世界にばらまかれても仕方ないという未必の故意が彼らにあったことは間違いない。だから、これが刑事事件であれば、中国共産党の殺人罪は十分成立する。 中国共産党の唯一の関心ごとは、自らの権力の拡大である。そのためには、どれだけ多くの命を奪うことも厭わない。それは、今回の新型コロナウイルス問題の限った話ではなく、「大躍進」、「文化大革命」、「ウイグルでの核実験」、「天安門事件」、「チベット・ウイグルでの少数民族弾圧」などを見ればわかる通り、中国共産党のDNAに刻み込まれた思想である。〔中国の目的が世界征服にあるかどうかはわからない。ただわかっているのは次のターゲットが台湾であり、その次が尖閣であり、そのまた次が沖縄だということだ。それは習近平の言葉や、さまざまな記録から確かめられる。であるのにそれが実行に移されるまで、岸田政権は傍観するのか。〕中国共産党の強みと弱み そもそも、中国共産党によるプロパガンダ戦はずっと前から行われてきた。環境団体が先進国の温暖化ガス排出を厳しく批准するのに、世界で最も温暖化ガスを大量に排出している中国を全く非難しなかったのはなぜか。その背後に中国政府の存在があることは既に指摘されているとおりである。その結果、先進国の産業基盤は弱体化し、中国は世界の工場の地位を得ることができた。 また、先進国、中でも日本と欧州では緊縮財政派が幅を利かせてきた。それで弱体化した先進国経済の隙間を縫って、中国は世界経済への影響力を強めてきた。日本でも、財務省の緊縮政策が中国頼みの経済構造を生んできた。〔中国(中華人民共和国)が国連に加盟したのが1971年。次の目的は貿易によって経済力を高めること。そのために日本に学び、利用した。と同時に、日本をライバルとして蹴落とす手段も講じてきた。日本の凋落は1989年の消費税導入以来だが、それも中国の陰謀だったという仮説も成り立つ。中国の謀略に嵌まった与野党議員と財務官僚が、30年に及ぶ日本の停滞没落を企てた。〕ナチスの匹敵する「チャイナチ」 そもそも、中国共産党がこれまで行ってきた文化大革命、天安門事件、少数民族弾圧などの悪事の数々は、ナチスに匹敵するものである。まさに「チャイナチ」と呼ぶに相応しい。にもかかわらず、その認識が世界に定着しなかったのは、先進国の人々にとって、自分が被害者でなかったからである。残念ながら、人間は自分が被害者にならないと真剣にならない。だから、さすがに今回ばかりは、先進国の市民も黙っていないだろう。〔共産主義国家には必ず独裁者が誕生する。しかも独裁者は恐怖で国民を操る。その手口を学ぶには、先例となる独裁者が存在する。習近平の師は毛沢東。覚えておかなければならない「世界史虐殺ランキング」、第3位ヒトラー(1100万人)、第2位スターリン(2000万人)、第1位毛沢東(6000万人)。〕昨年(2021年)の最大イベントは「2020東京オリンピック」だった。本来2020年に行われるべきものが、新型コロナ発生で世界中がパニックになり、1年延期という選択をした。そこはやむを得ないと思ったが、日本共産党・志位委員長が「オリンピック中止」の号令をかけたとたん、新聞テレビがこぞってオリンピック中止を言い出した。朝日新聞などは、社説で訴えた。オリンピック中止のデモが起き、なんと「中核派」の活動家が逮捕された。新型コロナウイルスは時期が来れば収まるが、共産主義ウイルスは社会に蔓延し、定着してしまった。日本の場合、いわゆる「全共闘世代」が高齢で退場すれば、共産主義ウイルスも弱っていくとも考えられるが、本家の中国は今のところ揺るがずに存在を強くしている。本当にまずい状態が起きる可能性がある。真剣に考えた方がいい。岸田・茂木・林の媚中派に握られた政府は、危険極まりない。
2022年01月11日
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年が明け、日本のコロナ感染者2490人。これは昨年10月以来の増加、などとコロナ煽りTVでは騒いでいます。確かに昨年秋以来ずーと少なくなっていた感染者数が、少し増えているのは確かだ。感染者の全てを分析しているわけではないが、おそらくほとんどが感染力の強い「オミクロン株」だろう。急に増えた沖縄、山口、広島は米軍基地から漏れたもので、東京も横田基地から広がっている形跡がある。空港で隔離していても、こんな穴から一気に広がっているようだ。と言っても恐れることはない。とにかくオミクロン株は感染力は強くても、重症化率・死亡率は極めて低い。デルタ株も感染力に比べて、重症化率・死亡率は低かったが、オミクロン株はもっと極端だ。このグラフを見れば、新型コロナウイルス騒動は終わりの時期が来ていると。新型コロナ騒動がどうなれば終わるのかを考えたら、「重症化しないけれどやたらに感染力の強い株がうまれて、あっという間に世界中を席巻し、以前の株を駆逐してしまったときに、この騒動は終焉する」という予想ができる。世界で増えつつある「オミクロン株」がまさにそれで、この株の登場でコロナのトンネルの出口が見えたと言っていい。実は昨年夏に広がった「デルタ株」で終わりになるかなあとも考えていたのだが(デルタ株も感染力が強く重症化率は低かった)、「オミクロン株」でさらに収束の色が強くなった。岸田首相肝いりの水際対策など無用だったのだ。新型コロナウイルスが、旧型コロナウイルスに比べて危険だったのは、高齢者、既往症のある人が感染すると肺炎を起こす危険が高かったからだ。この肺炎は「サイトカインストーム」による「間質性肺炎」で、自己免疫の暴走で極めて急速に悪化する質の悪い肺炎だった。通常肺炎は免疫力を強化して回復させるものだが、新型コロナ肺炎は免疫力を抑えることで回復させる。逆の処方が必要とされる。当初死亡者が多かったのは、処方を間違ったことが原因であったかもしれない。つまり恐れるべきは「新型コロナ肺炎」で、「新型コロナ風邪」ではない。肺炎にならない「オミクロン株」は明らかに”風邪”。しかも”鼻風邪”。新型コロナウイルスが、変異によって「鼻かぜ」にレベルダウンしたところで、「第2類相当」を「第5類相当」にランク替えすることを強く要望する。これをすることで、この愚かしい『新型コロナ騒動』を終わりにできる。もちろん3回目のワクチン接種など無用だ。心筋炎の危険があるワクチンを、鼻かぜ予防に用いるなど愚の極み。ちなみにオミクロン株発症の地南アフリカでは、ピークアウトしたとして制限を解除した。感染者が1万人を越えているので、日本の感覚ではピークアウトとは言えないだろう。南アフリカの人口は5778万人、日本の半分以下である。しかし、死亡者のグラフを見れば、オミクロンは恐れるべきでないという判断もつく。以前のアルファ、ガンマ、デルタの山に比べて明らかに山は低い。ついでにイギリスのグラフを見ると、感染者はデルタ株の落ち着きも見ることなくオミクロン株の襲来を受けている。インドも南アフリカもイギリス帝国のグループだから、すぐに影響を受ける。しかし、デルタ株オミクロン株による死亡者は少ない。デルタ株オミクロン株による感染者は非常に多かったのに。このデータを見て、イギリスは制限を解除した。それが科学的見識というものだろう。テレビ朝日で『相棒』を見ていると、つぎの『スーパーJチャンネル』につながってしまう。いつも感染者が増えた増えたと騒いでいるが、重症者・死亡者についてはあまり語らない。東京都のデータを見ると、新規感染者は641人だが、死亡者は0人。何の警鐘を鳴らしているのかわからない。恐れている医療崩壊の危険は、病床使用率7%では話にならない。重症者病床使用率に至っては0.6%。このコロナ用病床は1ベット1日7万円が支払われている。幽霊病床などと言われているが、分科会尾身会長は自身の関連病院で、160億円の補助金を受けていたという報道がだいぶ前にあった。今では200億円を超えているのではないか。自らの利権のために、メディアを利用して不安を膨張させていたと言われても仕方ない。TV局はコロナを煽れば視聴率が上がる、という前例にとらわれている。こんなことを続けてはいけない。コロナを煽って経済を停滞させれば、スポンサー企業の業績も落ち、広告料も減ることになる。TV局は数字欲しさに、自分が立っている枝を切っているのだ。そしてTVが洗脳した視聴者を、正常に戻すのに、どれくらい時間を要するのかは全く見えない。
2022年01月07日
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あけましておめでとうございます今年の干支フェルトの「寅」です。「招き猫」風に仕上げました。猫にならないよう、招き猫風に見えるようにを意識しました。どうでしょう。毎年干支フェルトを作ろうと思っていたのですが、去年とおととしはできませんでした。意欲がわかなかったというか、スランプというか、自分で勝手にハードルを上げてしまったためか、なかなか針が進みませんでした。コロナも収まるようなので、何とか復活させようと頑張りました。と言っても、昨日思いついて1日で出来てしまったので、もっと簡単に考えていればよかったのにと思います。今年のモットーは「シンプルに考えよう 軽く始めよう」「テディベアテラス窓ギャラリー」に展示してます。見に来てください。ちなみに干支フェルトのバックナンバーはこちら機会があったらネズミとウシもこっそり作っておこう。
2022年01月06日
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『2021年を振り返って』。『振り返ってー』シリーズも2018年を最後に途絶えている。2019年が書けなかったのは、『テディベアテラス』改修で時間と情熱が失われためだ。昨年は『新型コロナ騒動』で振り回され過ぎた。個人的被害はほぼなかったが、世相として人生最大の出来事であった。100年前にも人類が経験したパンデミック「スペイン風邪」と同じく、世界がこの災厄に巻き込まれた。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 16)スペイン風邪被害自体はそれより少なかったが(スペイン風邪:感染者5億人、死者5千万人。新型コロナ:感染者2億8千万人、死者540万人)、グローバル時代の情報過多から様々な被害が世界中で広がった。今年も『新型コロナ騒動』は継続して、思考の大半はこの騒動に奪われている。それでも「オミクロン株」の登場により、新型コロナ騒動も収束に向かうだろう。何故なら感染力が強く毒性の低い新たな株が、それまで広がっていた株を払しょくし、天然の免疫を定着させてくれるからだ。有難いことに、インフルエンザウイルスまで駆逐してくれている。皆がこのことに気づけば、この騒動は終わる。これについてはもう少し落ち着いてから記録を残したい。それより情熱の欠如が、ブログを書いたりフェルトを作ったりなどが進まない理由としては重い。とはいえ継続は力なりで、苦しくとも続けたいという気持ちはある。ということで、年末に一つ記事を書こうと思った。2018年以来と言えば、鹿島アントラーズのACL優勝以来ともいえる。そこで、2021年最後は鹿島アントラーズを振り返ることにした。今年書いた数少ない記事の中に、鹿島アントラーズ物が一つある。鹿島VS名古屋 小泉慶5月21日の名古屋戦での小泉慶の活躍を称賛したものだ。しかしその3か月も立たず、小泉慶は8月にサガン鳥栖に完全移籍してしまった。このニュースに大きなショックを覚えた。理由は明確で、ポジションがかぶる安西幸輝が、ポルトガルのポルティモネンセから戻ってきたことによる。小泉慶は、不動のレギュラーという選手ではなく、選手層の薄いところを堅実に埋めてくれるポリバレントな選手だった。安西が戻ってきたのは嬉しかったが、小泉を失うのは痛い、と鹿島サポーターは皆思っただろう。小泉は生え抜きの選手ではなかったが、実直で献身的で誠実な鹿島っぽい選手だった。安西の加入により、放出されたのは小泉だけでなく、白崎凌兵と杉岡大暉もレンタルされた。三人ともサブメンバーとして必要な人材だったが、安西の加入で出場機会がさらに減ってしまうという現実があった。請われて行くチームならば活躍の場も増えるだろうから、本人にとっては良い機会になってほしい。鹿島アントラーズは今年「創設30周年」記念年ということで、今年のミッションは”優勝”が絶対であった。しかし、残念ながら、Jリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯の3大タイトルすべて逃してしまった。2年目のザーゴ監督の手腕にかけていたのだが、開幕ダッシュができずに、前半8試合で、2勝2分け4敗(勝率25%)というありさまで、14位まで順位を落としてしまった。4月2週目でザーゴ監督解任を決断し、相馬直樹コーチを監督にと、大ナタが振るわれた。その後チームは持ち直し何とか盛り返す。相馬監督以後の成績は18勝2分け7敗(勝率66%)。よく頑張ったが、優勝した川崎フロンターレの成績は28勝8分け2敗(勝率73%)で勝ち点はなんと92。69だった鹿島とは、なんと23点差。今年のJ1リーグは20チームで普段より2チーム多い、つまり4試合多くて69では話にならない。数字だけ見れば相馬監督引継いだ時点で、残り全勝しなくては逆転できないほど差が開いていたのだ。しかも川崎戦は2試合とも負けている(接戦だったが)。リーグ戦においては川崎が強すぎた(去年もだが)。鹿島は結局4位で弱くはなかったが、リーグ戦優勝の目が消え、ルヴァンカップ、天皇杯共に逃したことでタイトルゼロが決まり、相馬監督も解任されてしまった。リーグ戦最後の5試合を4勝1分けでしめ、来期に期待を抱かせる終盤だったが、このころには退任は既定路線だったのだろうか。来期は鹿島としては初めての欧州監督スイス人のレネ・ヴァイラー氏が指揮を執る。クラブの首脳は、どんな意図で監督交代を考えたのだろうか。ザーゴ監督を招聘したのは、ボールを支配続ける「ポゼッションサッカー」を目指すという意味があった。しかし、堅守速攻を伝統としてきた鹿島アントラーズには、やや不完全な作戦となってしまった。鹿島が勝つのは、どちらかというと相手にボールを握らせといて、ゲームの中の一瞬のスキをついて賢く点を取って逃げ切るパターンが多い。相手の攻め方を見て、落ち着いてはねかえし、少ないチャンスをものにしてしまう。これが鹿島だ。しかし、他のチームが現代サッカー化して、パスをつなげてディフェンスを崩しにかかるようになってきた。最先端型の川崎や横浜や広島にやられて、首脳陣はちょっと考えるようになった。それでモデルチェンジを狙ったのだろうが、そううまくはい、というのが結論だろう。今年の開幕のメンバーがこちら。昨年終盤にいい感じになった、エベラウドと上田の2トップの布陣だ。悪くはなかったが、清水に逆転負けをした(1-3)。ボールをつないで面白いように攻めていたが、ようやく点が入ったのが75分(得点者・荒木)。この時ザーゴ監督が子供のように大はしゃぎしていた。一方の清水のロティーナ監督は平然と次の指示を出し、さらに同点になり逆転しても顔色一つ変えず、作戦を立てていた。この両監督の様子を見て、今後に不安を持ったのは僕だけではなかっただろう。この初戦の負けが、今年の全てであった。相馬監督に変わって、徳島戦も選手はそれほど変化がなかった。右サイドバックが、それまで出場がなかった常本に変わった。他の選手はザーゴも入れ替えながら使っていた選手。今年のプランの最大の誤算は、昨年のエースストライカーのエベラウドの不調だった。昨年18点をとったエースが、今年は1点。今年の鹿島の総得点が62点だったことを考えると、エベラウドが昨年並みに点を取っていれば79点になる。81点の川崎、82点の横浜にほぼ並び、もっと接戦になっていただろう。そして相馬監督が作った最終形態の最終戦がこちら。初戦と最終戦、両方に先発しているは、CB町田、DH三竿、CF上田の3名のみ。ザーゴ監督のもとポジションを奪ったと思ったGKの沖がクォン・スンテに取り返され、絶対的ディフェンスリーダーの犬飼が怪我から奪われたポジションを取り返せなかった。選手を応援していたサポーターには少し不満だったが、これで勝っていたのだから正解だったのだろう。そして、今年戦ったこのメンバーの中で、町田、犬飼、永木、レオ・シルバ、永戸、小泉、白崎、遠藤、エベラウド(移籍先未定)が、移籍することになった。他にも今年16試合出場している杉岡もレンタル移籍したし、それとクォン・スンテも移籍のうわさがある。ざっと1チーム分の選手が移籍してしまう(しまった)。このメンバーでもそこそこ強い。ルヴァンカップの先発でもおかしくない。これだけの実力と実績のある選手と、鹿島の戦術では未知数の新加入選手たちとを比べた場合、戦力が上がったとは思えない。さらに相馬監督と、奥野コーチ、パシェココーチも退任、ジーコもアドバイザー契約に下がり、30年間鹿島を統率していた鈴木満フットボールダイレクターも退任と決まった。いったい誰が来年を仕切るのだ。鹿島アントラーズの社長はメルカリの社長でもある小泉文明氏。サッカー経験はない。長年鹿島アントラーズのサポーターであったというが、それ以上のものではない。小泉社長の積極的な取り組みは歓迎するが、チームをつくるところまでは期待していない。バルサ化を目指す楽天三木谷社長とは違っていてほしい。優勝できなかったがっかりより、来季に向けての不安の方が大きい。来期はFC東京がミクシィの経営となり、JリーグのスポンサーもどんどんIT化している。Jリーグが進化するのは楽しみだが、新参者に踏みにじっれるのを見るのは忍びない。鹿島アントラーズは他のチームに比べて、選手を大事にして、若手もちゃんと育てて育成していると思っていた。ころころ選手が変わる名古屋や浦和や東京とは違うという自負があった。ところがそうでもなくなっていたのだ。2年前のACL決勝のメンバーを見ると、なんと残っているのは、土居と三竿とクォン・スンテのみ。三竿とスンテには移籍の噂があるので、残ったとすれば結局土居だけか。ミスター鹿島と呼ばれるゆえんか。今望むべくは、上田と荒木の2枚看板は残って鹿島をけん引していってほしい。しかし、実力が認められればステップアップできる、プロの世界に生きる選手としては難しい選択か。選手の移籍情報におびえる昨今である。Jリーグ発足以来サッカーを見るようになってつくづく思うことは、この競技は神様に勝敗の行方をゆだねている部分がかなり多いということだ。何かの試合で柴崎岳が「理不尽な競技」と言っていたが、同じ感覚だ。どんなに試合をリードしていても、ゴールしなければ勝ちにならない。アクシデント(審判のミスジャッジも含めて)で点を決められてしまうこともある。その時の落胆たるやすさまじい虚無感にとらわれる。強いチームとは、神様に愛されているチームだ。どうすれば神様に愛されるようになるのか。結局選手やスタッフやサポーターが神様に気に入られることだ。ということで神様に気に入られるように、”感謝””献身””思いやり”を続けていこうと思ったのだった。来年もよろしくお願いします。
2021年12月31日
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先週制作した『ポロンちゃん』と同時に作っていた作品。注文品をつくると、作品をお渡ししてしまうと手元に残りません。それがいつも寂しかったのですが、同時に2つ作れば、1つお渡ししても1つ残ると気が付きました。それで今回2つ作ってみました。途中から片方の方が出来が良かったので、そちらを注文品にして完成させました。それがこちら。同じものを作っていたのですが、同じものではつまらないと途中で考えを変え、ポメラニアンのカットを変えてしまいました。白のポメラニアンは、以前にも作って今もラインアップにあります。ツーショットはこちら。今は窓ステージで仲間と一緒になっています。
2021年10月26日
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以前作った『ハイジとヨーゼフ』このハイジとヨーゼフを『テディベアテラス』の窓に飾っていました。のですが、今月ハロウィーン仕様に変えました。ハイジをハロウィーンクマさんに変えたのですが、思わぬ弊害が。ハイジを楽しみにしていた近所の子どもが、ハイジがいなくなって悲しんでいるとYUMIさんから聞きました。だったら戻せばいいだけのことですが、来月はサンタバージョンのクマさんを入れるつもりだったので、ちょっとひと工夫を。もともとヨーゼフに寄りかかっているポーズがいまいちだったので、いっそブランコに乗っているおなじみのシーンに変えてみようと。どうでしょうか。窓の棚の、2段目に設置。外から見ると、こんな具合。キキとジジの下です。そんなに気にされていないと思ってましたが、結構楽しもにしている方もいるそうなので、またアイデアがあったらアップデートしていこうと考えています。
2021年10月22日
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久しぶりにご注文いただきました。『ポロンちゃん』です。たぶんポメラニアン。送っていただいた画像はこちら。後からリボンをつけてほしいとの追加リクエストがありましたので付けました。送ってもらったリボンの画像は複雑でちょっと無理だったので、少し省略しました。ポロンちゃんは先月天に召されました。寂しさを少しでも埋めていただければ嬉しいです。
2021年10月19日
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僕の予想では、5月の第4波が日本における最後の波で、前年の例から8月も多少波は出るとしても、そのまま新型コロナは収まるだろうと思っていた。ところがインド発症の”デルタ株”の侵入により、感染者数(PCR検査陽性者)としては最大の第5波に襲われることとなった。6月の時点で、コロナはもう下火なのでオリンピックも甲子園も夏フェスも全然OKだと思っていた。実際オリンピック開幕の7月23日頃までは、収まっていた。なのに”無観客”。せっかくホームなのに、みすみすアドバンテージを捨てるとは。みんな小池百合子のパフォーマンスだ。国の無理押しでオリンピックは開催するが、無観客にすることで都民の命を守った、みたいな。ばかばかしい、と憤慨したあの頃。観客の後押しがあれば、サッカーU24ももうひと頑張りできたはず。メダルというより、おもてなし日本が表現できなかったのは残念だった。それが6月下旬にデルタ株の日本上陸が判明して1か月後から、猛烈な勢いで蔓延し、8月はかつてない感染者数に膨れ上がった。それみたことかとオリンピックのせいにする輩もいるが、6月末にはすでにデルタ株は上陸していてたので、オリンピックが原因ではない。それに後述するが、この時期の感染増加は怖いものではなかった。その爆発的感染者のグラフがこちら。(経済新聞 チャートで見る世界感染状況 新型コロナウイルス参照)たしかに8月の増え方はまさに指数関数的で、今年の1月の第3波や5月の第4波に比べても3~4倍、これだけ見れば危機的状況に値する。しかし、このグラフはあくまでPCR検査陽性者の数を表に落としただけである。実際に危機的状況かどうかは、死者数を見ればわかる。8月の感染者数は爆上がりだったが、死者数は第3波第4波に比べて約半分。少ないときよりは多いけど、感染者に対する死者数は10分の1ほどに下がっている。第一の理由として考えられることは、高齢者に対するワクチン接種が8割を超え、高齢者の死者が減ったことだ。もともと高齢者しか死ななかった病気なので、高齢者が死ななくなれば恐ろしい病気ではなくなる。新型コロナウイルス感染症は、2つの病気に分かれる。ひとつは感染による風邪症状が出る”新型コロナ風邪”。もう一つが、その風邪をこじらせて発症する”新型コロナ肺炎”。死に至らしめるのはこの”新型コロナ肺炎”の方だ。若くて免疫力の高い人は、免疫反応の風邪症状がでて、あるいは風邪症状も出ないまま治る。治った後は抗体ができるので、感染しても症状が出たとしても軽い。ワクチンは人為的に風邪をひかせて抗体をつくっている。本当は実際に罹った方がいいのだろうが、肺炎になる危険がある人には、疑似的な感染で抗体を持たせた方が安心できる。だから高齢者と、重症化しやすい既往症のある人を優先してワクチン接種をした。正しい選択だ。超法規的措置を発動して、ワクチン接種を進めた菅総理の功績は大きい。それを邪魔していた日本医師会は恥じてほしい。それでも死者数が多いではないかとコロナ脳者に絡まれるだろうが、もともと今回の新型コロナによる死亡者は、半数以上が新型コロナに関係なく、他の病気や怪我で亡くなっている人たちなので、陽性者数の分母が大きくなればそれだけ増えてもあたりまえだ。死亡日の翌日にコロナ陽性が判明した患者も、コロナ死にカウントした例もある。死亡率が1から0.1に下がれば、もはや第2類相当の指定感染症にしておく理由はない。コロナ対応の隔離も必要ではない。普通に一般病院で対応すれば済むものだ。ちなみに東京都だけのグラフを見れば、完全にへ向かっているのがわかる。(東京都HP)お盆の8月15,6日ごろをピークに、ずーと下がり続けている。だから緊急事態宣言の延長は必要がなかった。であるのに、まだTVでは不安を煽り続けている。TVはバカとウソつきしかいない。そしてもう一つ述べたいことがある。デルタ株の発症はインドで、当初”インド株”と呼ばれていた。インドはそれまで欧米に比べ少なかったが、このインド株の出現で一気に世界トップスリーまで跳ね上がった。インドの感染者数3313万、死者数44万。昨年西浦教授が、42万人の死者が出ると予想したのは、実はインドの話だったのか。インドの人口は13億5千万人なので、日本の約10倍。日本の死者が1万6千人なので、10倍して比べると、約3倍の死者を出している。この差は医療体制の差と考える。コロナ風邪では死なないが、コロナ肺炎は死ぬ。コロナ肺炎は治療法があるので、病院へ行ければ助かる。しかし、インドでは医療体制がそこまで整っていなかった。ところが、グラフを見てわかるように、5月初めをピークにして急に下がって、今は落ち着いているいる。ロックアウトは解除され、街は日常を回復した。よっぽどワクチンが進んだのだろうと思ったら、ピーク時のワクチン接種率は1割にも満たなかったという。それなのに急落した。ワクチンが間に合っていなかったのに何故?ワクチンではなく、本当の感染により抗体が付いたから、という推理ができる。現在は主要8州で70%の抗体が見られた。陽性者としてカウントされた人数の20倍ほどが感染していたと考えられる。僕は去年、新型コロナは薄くかかって気が付かないうちに免疫が付いてしまうのが一番いい、と言っていたが、その通りだ。ワクチンによる暫定的な抗体ではなく、本物による本物の抗体なので、今後現れる新株にも交差免疫が働く。被害も多かったが、得たものも大きかった。先週の『サンデージャポン』で山本里菜アナが、ワクチン接種をしてどれだけ抗体が付いたか計測した。普通は3000~9000と言われていた数字が、なんと20000を超えていた。奥中医師が、山本アナは感染した経験があるので抗体も出来ていたのだろうと解説した。だったらワクチン打たなくてもよかったんじゃない?逆に感染経験者はワクチンによって、何らかの弊害が出る危険もあった。たぶんデルタ株の蔓延で、新型コロナは収束する。新しい株はより弱毒化して、普通のコロナ風邪ウイルスになって落ち着く。ワクチンパスポートもいらなくなるはずだが、どうなるだろう。
2021年09月11日
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京都亀岡の『ドゥリムトン村』”yu・me・mi factry”のマリーさんとモーリスさん。ドゥリムトンヴィレッジ ポントオーク・ティールームレストラン (dreamton.co.jp)ユメミファクトリー - yumemi-factoryテディベアテラス大改造の出発点になった、運命的出会いのお二人です。詳しくはYUMIさんのブログを。YUMEMIファクトリーの夢のキッチンコテージ!お迎えすることになった奇跡~(^^♪いよいよYUMEMIファクトリーさんのキッチンコテージがドゥリムトン村からやってくるんですよ~(^^♪このブログにもあるように、たまたま横浜に出店していたyumemifactryで、僕は初めてお二人におあいしました。マリーさんとYUMIさん。&モーリスさん。モーリスさんは、コテージをはるばる京都亀岡から徹夜で運んで、テディベアテラスに設置していただきました。設置終了を見計らってマリーさん登場。前日に上京して泊ってたんだそうで、感謝感謝。素敵な時を過ごしました。あれから2年。お店はできたけど、世の中はコロナに見舞われ、計画頓挫。と言っても、実効性から見て不確定要素の多大な空想でした。今はYUMIさんの気の向くまま、不定期にやっています。ドゥリムトン村を背景にしたふたり。またお会いしたいです。マリー (@yumeminoyumeko) • Instagram photos and videosDreamton (@dreamton_village) • Instagram photos and videos
2021年09月03日
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【最新スウェーデンのコロナ事情 1年半まとめ Nord Labo 北欧研究室】YouTubeで興味深い配信者を見つけた。スウェーデン在住の日本人妻二人による、スウェーデン紹介放送。北欧グッズ販売をしているヨウコさん(父は有名アンテーク鑑定士)と、ITアドバイザーのマホさんのコンビ。ほとんど漫才のようなテンポの良いおしゃべりで、スエーデンの魅力を解説している。始めて見たのが上記の動画だったが、引き込まれてバックナンバーも鑑賞した。感想は、素晴らしい。北欧世界の具体的な姿、歴史的背景も含め、とってもためになった。最近はTVよりYouTubeを見るほうが多い。TVは「コロナ煽り報道」ばかりでうんざりだ。と言っても、YouTubeでもコロナ否定(WHOの方針に反するもの)の内容は削除されてしまうようで、この動画の配信者もかなり気を使っている。YouTube(Google)は文脈に関わらず、検索に引っかかる単語が入るとBANされるようで、内容が正しいかどうかで判定はしない。WHOの見解に反してないかということらしい。上記の配信者も、一部言いよどんでいる箇所があり、そういうことなのだろうと察する。スウェーデンのコロナ対応については昨年6月に述べた。『新型コロナウイルス騒動』の違和感 13)スウェーデン一年たっても僕の感想は変わらない。「スウェーデンはいつも正しい」ちなみに8月27日現在、スウェーデンの感染者112万2139人、死者数1万4682人。日本の感染者139万4041人、死者数1万5820人。そんなに変わらないが、人口が違う。スウェーデン1千万人、日本1億2千800万人。ざっと13倍の違いがある。それだけ見ると、ずいぶんひどいことになっていると思われるがどうだろうか。比較のためイギリスは、感染者665万9916人、死者数13万2465人、人口は6680万人。日本の約半分の人口だから、20倍だ。フランス、感染者667万7676人、死者数11万4269人、人口6706万人。イタリア、感染者450万9611人、死者数12万8957人、人口6078万人。ドイツ、感染者392万3250人、死者数9万1028人、人口8324万人。ロックダウンをして防御したが、日本の15~20倍の感染者死者を出した。比べると、スウェーデンはヨーロッパの中でまだましな方で、いかに日本が”さざ波”だったかがわかる。配信者の言う通り、スウェーデンと日本が大きく違っていたのは、リーダーの”説明”だ。ちゃんとデータを掲げて分析予想をして説明すれば、大人なんだから納得して従う。TVが不安を煽って、洗脳された世論と反日政党の圧力に、右往左往する日本政府の対応はひ弱に見える。スウェーデンのコロナ対策のアンジュ・テグネル氏と、日本の分科会尾身茂氏の差も鮮明である。尾身氏の発言は、感染学者の利権確保のためのものに見える。マスコミの切り取りもあるだろうが、内容が断定的で権限を逸脱している。反政府メディアに、いいように利用されているのだろう。新型コロナが世界に蔓延し始めた去年の3月、スウェーデン政府はコロナ対策の目的を発表した。1.感染拡大のスピードを遅くして、急激に感染者が増えないようにすること2.感染拡大よりも早く医療体制を整えること3.コロナウイルス問題は長期化するという前提で、長期的に持続可能な対策をとることまさにこれが正しい方針だと思う。ロックダウンで短期的に制限を強めれば、ウイルスを封じ込めるなんて、空想の話だ。日本政府の失敗は、尾身会長のゼロリスク方針に引っ張られてしまったことだ。効果の疑わしい緊急事態宣言をだらだらと続け、飲食業を圧迫し、意味もなく酒を禁止した。何のデータもなく、市民の生活を縛り付け、経済活動を妨害した。そのくせコロナ患者を受け入れる病院を増やす努力を怠った。病床はいくらでも空いてたのに。やるべきことは、指定感染症2類相当から5類に変え、インフルエンザ並みに近くの病院で対応できるようにすることだった。日本の病床数の5%しかコロナ対応を認めないでは、さざ波程度でも逼迫するのはわかりきったことだ。しかも不慣れな保健所が間に入って対応することになれば、手間も時間も効率も大きく変わる。冷静に見れば、高齢者のワクチン接種が8割超えれた時点で、コロナ騒動は終了のはずだった。高齢者が死亡するという特徴を持つウイルスの、高齢者がワクチンにより死ななくなったのだから、どれだけ感染者は増えようと、危険な病気ではなくなっていた。実際に8月の中旬で、デルタ株の蔓延も下降に転じている。第5波も、9月になればおさまるだろう。TVが感染者数を騒がなければ終わっている状態なのだ。と言ってもなかなか世間では通用しない。「コロナ脳」に汚染されてしまっているからだ。僕はワクチン接種をしていないが、理由はmRNAワクチンの信頼がまだないということと、ワクチンで防御するほどの病ではないと思うからだ。この程度の風邪ウイルスなら、危険なワクチンを打つより、実際に罹って免疫をつけた方がいい。半年前、総合的に考えて自分の意思を優先した。しかし、半年たって、ワクチンの有効性が数字ではっきり出た。高齢者の死亡数が激減している。副反応で死者も出ているが、数字を比べれば、高齢者に関してはリスクよりベネフィットが上回る。僕も65歳なので高齢者グループに属する。そして厄介なのが、「ワクチンパスポート」が論議されてきたことだ。風評が科学を押しのけている。このままだと何らかの形でワクチン接種証明書が義務化されるだろう。そうなってからしぶしぶやるのも情けないので、僕もワクチンを受けることにした。もともとワクチン否定派ではないので、不安はない。いや、少しある。考えを変えなきゃよかったと、思わずに済むのを願う。
2021年08月27日
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3年前に作った『MA女の宅急便』。『MA女の宅急便』僕の好きなジブリ作品ベストスリーに入る『MA女の宅急便』のキキとジジ。ネットで画像を見ながら作ったのですが、久々に映画を見てびっくり。キキの持っているカバンの色が違う。本編ではピンクのカバンでした。画像は確かに黄色だったのに。実際はこうでした。そこで慌てて作り直すことに。ピンクのカバンはこんな風に。何故参考にした画像のカバンが黄色だったのかわかりませんが、ちょっと焦りました。特にだれからも突っ込まれませんでしたが。ついでに、顔も直しました。ちょっとアイドル風に。ユーミンが流れるラジオも。
2021年06月26日
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