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<-たったひとつの魔法の言葉ー 魔法のアンサンブル>・・・それで本当に納得できるのか・・・小毬・・あなたは・・さん・・・はいOKですよ・・お前の理樹への想いも、この先の真実ではすべて無駄になってしまうんだぞ・・・・・・・無駄じゃないですよ。おにいちゃんや理樹君に教えてもらった『ステキなこと』は決して。・・・・・『すごいこと』はわたしにもできるかもしれない。だからそれを一番の親友に伝える。それはわたしの大切な役目。・・・わかった・・・ありがとう小毬・・エヘヘ・・鈴ちゃんがくるのはまだ先だろうから、わたしは少しの間、幸せな夢の中で待つことにします・・それくらいは良いですよね?ああ・・・では、またな小毬・・・・・・さようなら・・・そしてわたしは待ち続ける。その時間まで。だからそれまでは幸せな夢を見続けよう・・・ー理樹君~わたしに紹介したい人って?ーう~ん・・やっぱり身内だと思うんだけどな・・ぶつぶつ・・ー身内っ!?理樹君の家族にわたしを紹介するのぉぉ! ふぇぇぇどうしようぉぉ!ーいや勘違いしないで大丈夫だから! それより前、書いてた絵本を見せてくれる?ーあわわ、またわたしの早とちり! うん? はいどうぞ~最後の結末はわたしが作ってみました~ー消えちゃうんだーでもね、少し悲しいけど、それはきっといい終わり方なんだよ悲しいだけじゃないから、少女は一人きりになってしまったけどそれでも幸せに暮らしました。それがわたしの物語なのです。END
2009年05月23日
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<-たったひとつの魔法の言葉ー 雨のち晴れ > 思い出したのは昔の「なくしもの」の事。大好きだった拓也・・お兄ちゃんの事。重い病気で、短い命でこの世界から居なくなってしまった事実。絵本を作ってくれて、遊んでくれて、わたしを大事にしてくれた真実。そして残されてしまうわたしを心配するがゆえにわたしにスイッチを入れた言葉。その言葉は・・ーこれはこまりのゆめーゆめだから僕は本当にはいないー夢を見れば、僕に会えるかもしれないーそうしたら悲しくなんてないだろうお兄ちゃんの言葉をわたしは受け入れた。知りたくない事がいっぱいあるから。だったらそんなの見ないほうが良い。「でも・・私たちの目は見えすぎるね」そうしてわたしは全ての意識を閉じた。そうすればわたしは夢をいつまでも見ていられる。おにいちゃんにもいつでも会える。あの絶望の未来にも辿り着く事は無い。永遠にわたしは夢を見続けるんだ・・・・・・・だれ?私を呼ぶのはだれ?そんなわたしに光がさす。大好きな声がわたしの暗闇の世界に降りそそぐ。これは理樹君?ううん、それだけじゃない。理樹君の言葉を借りて、おにいちゃんの気持ちも伝わってくる。それはおにいちゃんがわたしにくれた絵本の本当の意味。ーひよこやにわとりは、もう戻れないから悲しくて忘れるんだーいつまでも繰り返していくけど絶対にそれじゃいけないーだから、にわとりは最後に・・自分がたまごだった事を思い出すんだよー拓也さんは小毬さんがにわとりになった時、 悲しみを受け止めてくれるようにと絵本を作ったんだおにいちゃん・・・ごめんなさい・・おにいちゃん・・おにいちゃん・・おにいちゃんの想いと理樹君の気持ちが伝わってくる。わたしは悲しくなる。涙が止まらないそんなわたしを見て、理樹君の言葉とあの時のおにいちゃんの言葉が重なる「笑ってよ」ー目をそむけないでー小毬はきっと、もうだいじょうぶだろ?ー小毬、僕の大好きな小毬ー涙の後にまた笑えたら・・いつまでも笑っていてわたしは目覚めた。もう大丈夫。そしてありがとう。そしてごめんなさい今まで。おにいちゃんがいないとわかっていても、大切な事を教えてくれた人がいるからわたしはずっと笑っていられるから・・理樹君。理樹君っ。理樹君はわたしなんかよりもっともっとすごい事ができるんだよ理樹君が見せてくれたのは最後の夢・・・とってもステキな夢でもすごいことわたしにもできるかもしれない終わる世界たちに最後の夢を理樹君はわたしのお星様だからきっと叶えてくれるこれから、わたしたちには絶望の未来が待っているかもしれないでもわたしは目を逸らさないよそれがわたしとおにいちゃんとのの約束だから理樹君も鈴ちゃんも負けないで「あなたの目がもう少し、ほんのちょっとだけ見えるようになりますように・・」
2009年05月12日
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<-たったひとつの魔法の言葉ー 願い星>それからは、理樹君と過ごす一日がかけがえのないものになっていきました。先日のホットケーキパーティのお礼だといって、ロイヤルプリンスパフェをご馳走してくれた事。もちろんパフェ自体を食べられたのも、これ以上にないくらい幸せな事だったんだけれど。「リトルバスターズ」の皆からのお礼だったとしても理樹君が誘いに来てくれて本当にドキドキしたよ。それから、わたしがやっている老人ホームへのボランティア活動。「なんで僕なのさ?」と言われた時「だって、今ここに居るのは理樹君だけだから」 と、とっさに誤魔化したけど理樹君がわたしのやること、感じる事に共感してもらいたかったから。そして、理樹君はやっぱり思ったとおり共感してくれた。そしてあの流星群の夜。わたしたちは屋上で自分の願い、伝えあったよ。「ここにいる人が、幸せになりますように、かな」理樹君が流れ星に願った事。それはわたしと全く一緒「私といっしょだ。両思いだね」何気なく言ってわたしはものすごく恥ずかしかったよぉ。でも理樹君はそんなわたしには気づいてなかったみたい。そうして私の願いはもうひとつ。理樹君は『ステキなこと』を探すのが苦手かもしれないと言った。だからそんな理樹君に向かってこう言ったんだよ。「あなたの目が、もう少し、ほんのちょっとだけ見えるようになりますように」わたしは心からそう流れ星に願った。理樹君はわたしのお星様。わたしに幸せをくれる人。わたしはやっぱり理樹君の事が大好きなんだと再確認できた夜だったんだよ。ーお兄ちゃん~どこに隠れているのぉ~ぐすっ。かくれんぼで鬼になってから探す事15分。まだ見つけられない。そんなに広い場所じゃないから簡単なはずなのに、目の前の『白いひらひら』がたくさん舞っていて見つけられない。ーぐしゅ・・どこ・・行ったの・・その時、視線の先に『白いひらひら』から人影が見えますーあ!見つけた!!本当はわざと小毬のために見つかってくれたお兄ちゃん。そのお兄ちゃんの下に駆け寄りますーしょうがないなぁ~小毬は・・再び見た夢はそんな夢。理樹君も大事だけど、まだ見ぬお兄ちゃんも大事。やっぱりわたしが覚えていないというのは寂しいから。そんな事を今日も屋上で悩んでいます「はぁ~・・・」そんな感じでため息をついてるとごそごそとした音が聞こえて、こちらに来る人の気配がしました。理樹君かと思って振り向くと、なんと鈴ちゃんだったのです。「探したぞ、小毬ちゃん。今日は小毬ちゃんのとっておきの場所に案内してくれるって言ったのに・・」鈴ちゃんはちょっと拗ねたような口調です。そうでした。今日は、鈴ちゃんにこの場所を教える約束してたのです。「・・ごめん鈴ちゃん・・」「あ・・別にいい・・気にするな・・」そうそっぽを向いた鈴ちゃんにお菓子を出べながらお話しました。今日の出来事。そしてわたしの願い星のことそして教室に戻る時になって、鈴ちゃんは急に切り出しました「この場所はあたしが一番最初に教えてもらったのか?」「ううん。前に理樹君が来ちゃって、理樹君が最初」そういうと、鈴ちゃんはちょっと考え込むしぐさをして、そんな鈴ちゃんに?って感じだったけど「・・小毬ちゃんは理樹の事が好きなのか?」・・て・・・「ほぉぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?」 いきなり何言い出すの鈴ちゃん!? 突然の鈴ちゃんのセリフにわたしがあわあわしていると「隠さなくてもいい。理樹のやつはちょっと頼りないけど良い奴だ。頼りないけど小毬ちゃんとはお似合いだと思うぞ」そんな事を真顔で言ってくる鈴ちゃん。後から思うと、あまり理樹くんの事を褒めてないような気がしたけど・・わたしはパニックのまま真っ赤になっていると「じゃあ、理樹の事をよろしく頼む」そういって教室に戻っていきました・・・・・・って頼まれちゃいました!! ていうか鈴ちゃんにバレてる!! ど・・どうしようぉぉぉぉ!!わたしは恥ずかしさでへたりこんでしまいました。次の日。わたしは決心をしました。理樹君への気持ちは変わらない。もちろん鈴ちゃんに頼まれたって事は関係なしで。それでも鈴ちゃんが背中を押してくれた事も事実。とはいっても・・恥ずかしいよぉぉ! 待っている間はずっとドキドキしっぱなしです。そうして理樹君がやってきたのを見ていきなりわたしは切り出します「あのですね。あれですよ。私とデートですよ」うう~っ・・自分でも何言ってるのかわかんないよぉ~理樹君も呆気に取られてます。「デート、行っちゃいないよっ」やっとそれを言えたわたしに向かって理樹君はOKしてくれました。本当にドキドキしたぁ~。デートの場所は、昔家族で行った、あの湖。それは私の思い出の場所でもあるのでした・・そしてデートの日。わたしはせいいっぱいおめかしをして理樹君とのデートに臨みました。だから、ドキドキしっぱなしでいつもよりドジも多かったけど、あの思い出の湖に行くと、いろいろな事を思い出して、今のデートの事より昔の事を思い出しちゃいます。そしてボートでわたしは理樹君に今の自分の心境を語ります。「・・思い出して本当に会いたいのは昔」 そう。それが、まだ見ぬお兄ちゃんに会いたい理由・・もちろんお兄ちゃんに会いたい気持ちもあるけど・・。そう伝えると理樹君は真剣な顔で「僕じゃ代わりになれないかな?」わたしは、驚きました。それは、告白よりもずっと、ずっと優しい言葉。好きと言われるよりもある意味、それ以上の言葉。わたしはそんな理樹君が大好き。だからわたしは一言だけ「うれしいよぉ・・」それだけ伝えたのでした。そして、これからもわたしと理樹君の幸せな日常は続いていくものだと思っていました。でも・・それは突然に破られてしまいました。ある雨の日。理樹君と一緒に歩いていた道端で見つけた一つの小さな死が、わたしに全てを思い出させました。そしてもう一つの絶望の真実までも・・
2009年05月03日
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<-たったひとつの魔法の言葉ー 絵本とおにいちゃん>それからはわたしも「リトルバスターズ」の一員として楽しい日々が始まったのです。野球の練習は大変です。運動が、こんなに苦手だとは思ってみませんでした。でも、恭介さんがコツを教えてくれると何だか上達できました。これも練習頑張ったおかげかな?(恭介さんはそんな私を見て難しい顔してましたが)それから、わたし以外にも新しいメンバーが増えました♪はるちゃんやクーちゃん。ゆいちゃんやみおちゃんです。野球だけでなくいろんな遊びも一緒にしました。バトルとかきもだめしとか。毎日が本当にお祭りみたいです。鈴ちゃんとも親友になれました。本当に素敵な親友です。でも・・やっぱり理樹君との距離が一番縮まった気がするのです。何かあると理樹君を気にしてしまうのです。きっかけは、たぶん絵本だったかもしれません。わたしが大好きな、にわとりさんとひよこさん、それにたまごのお話。他人からみるとちょっと変なお話だけど、わたしにはとっても大好きで大切な絵本。それを理樹君は興味をもってくれました。そしてわたしが趣味で書いている絵本。8人の小人のお話。それを見た理樹君は馬鹿にするのでもなく、凄いと褒めてくれました。本当に嬉しかったのです。うん。他にも募金を手伝ってくれたり優しい理樹君なのでしたぁ~そしてある日の午後・・。ー ふぇ~ん・・ぐしゅぐし・・ぐすっーどうしたんだい?小毬?ー小毬の大切な絵本が・・ぐす・・なくなっちゃったの・・ーそっか・・ー大切・ぐしゅ・だったのに・・えぐっー僕が絵本書いてあげるよ。だからもう泣かないで小毬。ーぐす・・・本当?ー僕はいつも小毬のそばにいるから。無くなってもいつでも絵本を作れるから。ーうん、いつもそばにいるもん♪ ありがとう♪ お・・「お・・にいちゃん・・?」わたしは目をこすりながら目を開けます。さっきのはいつもの夢・・「起きた?」うん・・傍にいるのは・・「えええええ!り、りきく・・」がつんっ!! ごいんっ!!理樹君にヘッドバッドしてその反動で屋上の地面に後頭部強打。「うう・・・2度打ったよ~」うう・・忘れてました・・。おやつタイムで屋上でていたら気持ちよくて眠ってしまったのです。「大丈夫?・・・そういえばお兄ちゃんって・・」がーん!!寝言まで理樹君に聞かれてました!? 恥ずかしいよぉ~ でもこんな時こそ前向きマジック。「ようしっ」と言って理樹君と向かい合います。「お兄ちゃんはいないよ」何かを言いたそうな理樹君にわたしはお話をしました。わたしも知らない、夢にだけ出てくるお兄ちゃん。いないはずのお兄ちゃんのお話・・・こんな突拍子もない・・・両親にも話した事が無い出来事を何故か理樹君には話しちゃいました。理樹君ならこんなお話でも真剣に聞いてくれるから。わたしにとってはとても幸せな夢。でも理樹君はとてもさびしそうな顔をしたのが印象に残りました・・。ちょっと気まずくなった空気を打ち消すように、理樹君は、例のにわとりとひよことたまごのあのお話の絵本を読んでみたいと言ってきたので、OKをしてその日はお菓子タイムとなったのでした。それから、わたしたち「リトルバスターズ」の試合や(惜しくも負けてしまいました・・やっぱりわたしが足をひっぱったのかな~)その後のホットケーキパーティといった、イベントも一段落。ある日の週末実家に久しぶりに帰ったわたしは理樹くんに頼まれていた絵本を探していました。「う~ん・・あるとすればこの辺だと思うんだけど・・ふぇっ!?」物置をあさっていると私の頭に本が落ちてきました。そしてその本が探しものであったので頭をさすりながらもガッツポーズです。がいんっ!「うう・・また頭ぶつけた・・。でもこの本で間違いないんだよね~・・・・あれ?」そうして何気なく裏表紙を見るとそこには 「神北 拓也」の名前があったのです。「神北・・・拓・・也」その名前を見たときどうしてか胸が苦しくなってきました。この名前は知っている・・大好きな・・・「小毬何してるの??」その時ちょうどママが家から出てきました。そしてわたしの持っているものを見つけるとはっと息をのむのがわかりました。「拓也・・て誰?」そんな質問をすると、一瞬の沈黙の後笑顔になって「さあ・・聞いた事ない名前だけど・・・」「でも・・この名前・・」「小毬!」ちょっと語気を強めたママをびっくりして見つめましたが。それも一瞬のこと。急に優しい顔になって「それよりも美味しいお菓子を買ってきたのよ。一緒に食べましょう」「・・うん・・」私はお母さんの言葉に素直うなずきました。だけどわかっていたのですお母さんが嘘をついてる事。その時はいつもとっても優しくなるから。それに、この絵本は手製の本。これは世界中で唯一つの本。わたしは、ひとつの想いを胸に秘めるのでした・・「何か、困ったさんオーラが見えるよ」いつものように学校の屋上で理樹君と話していたら、こう言われてしまいました。やっぱり理樹君にはわかっちゃうみたいです。今更隠す事でもないので私は、先日家で見つけた絵本を見せます。「おにいちゃん・・・本当に居るかもしれない」そういって、理樹君が読みたいと言ってた絵本を渡すとともに、先日の出来事もお話します。そうして理樹君にはわたしの正直な気持ちを伝えます。「どこかに居るのかな・・? だとしたら会ってみたいな・・・」そうしたら、理樹君はわたしに抱きかかってきました!?あわわっ!!理樹君!? まだ昼だし、私たちはまだ早すぎるし!? 理樹君は素敵な男の子だけど!? でもでもでも!?これ以上ないくらいパニックになってしまいました!?でも、理樹君はナルコレプシーという病気の発作で眠っちゃただけだと目覚めてから聞かされて・・ホッとしたと同時に恥ずかしかったよぉ~わたしの早とちり~恥ずかしいよぉ~
2009年05月02日
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<-たったひとつの魔法の言葉ー リトルバスターズ>「・・・ふぇ」私・・神北小毬は目を覚ましました。見上げればお日様もポカポカ♪「・・てふゎ~私眠っちゃったのか~」ここは学校の屋上。そして今は・・・まだ放課後になってまだ時間はあまり経っていないはず。授業が終わって、日向ぼっこと大好きなお菓子を食べるため、私のお気に入りの場所に移動したんだけど・・。「気持ちよくて寝ちゃったみたい・・どのくらい寝てたのかな・・ふぇ~チョコが溶けてる・・」袋に入れてたチョコが溶けてドロドロ。ちょっとブルーになっちゃいます。でも・・寝ていた時にちょっと幸せな夢を見た気がします。内容は覚えていませんがきっと・・。ゴトゴト・・その時、入り口の窓が揺れて人の声が聞こえてきました。たぶんこの屋上に来ようとしてるのでしょう。ドアはカギが閉まってるので窓から・・「・・てど・ど・ど・どうしよう!?」そんな解説をしている暇は無いよぉ~。この屋上は基本立ち入り禁止。先生に見つかったら怒られてしまうのです。アタフタしているうちに声は近づいてきます。あ・・あの下なら隠れられる。そう判断した私はすぐに身を隠しました。ごんっ!!!ふぇ~ん 頭思いっきりぶつけた。でもこれで一安心・・「あれ?うちのクラスの・・」一瞬で見つかってしまいました!!「ごごごごごごごめんなさいいいいっ!!?」慌てて言い訳もでてこなく、ただひたすら相手の顔を見ず謝るだけ。どうしようどうしようどうしよう。「落ち着いてよ。僕は先生じゃないよ」思った以上に、優しい声に顔を上げ ごごんっ!!「う”ぇぇ~ん・・2回目・・」また頭ぶつけた・・。でも先生じゃないなら一安心。じゃあこの場所から這い出して・這い出して・・「困りました!出られませんっ!!」どうしてもでられないぃぃ! もしかして一生出られないのではと泣きそうになっていると「スカートが・・ひっかかってるんじゃないのかな」そう指摘されたので、ちょっと強引に這い出すと・・出れました・・・。そうして、突然のお客様の顔を見ると・・同じクラスの直枝くんでした。直枝理樹くん。私のクラスメートです。いつも幼馴染のグループと一緒にいる・・少し気弱そうな・・でも優しそうな男の子。そんなに親しいってわけじゃないけど。でも、その仲良しグループは本当に楽しそうでちょっと羨ましいです。直枝くんの方を見ると・・あれ?ちょっと顔が赤くなって視線をそらしてます。どうしたのかな・・? !? と少し心当たりがあったので聞いてみます。「アリクイ?」「あ、やっぱアリクイなんだ・・」・・・・・「うあああん!見られてたああ!!」やっぱり這い出す時に、私のスカートがめくれて、私のアリクイさんのパンツが・・。ふぇ~ん子供っぽいパンツを見られたのも含めて二重に恥ずかしいよぉぉぉぉ!ようしっ!「見なかった事にしよう!OK?」そういって直枝君に同意を求めてみると、困った顔でうなずきます。「見られなかったことにしよう!OK?」そして自分を指差しこれで納得。昔ある人に教わった解決方法です♪私の恥ずかしいところを見られてちょっと気まずかったけど、それから直枝君といろいろお話をしました。直枝君は偶然この場所に来ちゃったみたいけど、私のお気に入りのこの場所を気に入ってもらって嬉しかったよ。そんな放課後の一日は過ぎていきました・・そして次の日です。またまた屋上に向かうと屋上への入り口のところに直枝君が居ました。またまた直枝君には恥ずかしいとこ見られちゃったけど(くまさん・・・)やっぱり直枝君は不思議な男の子。私のベストプライスのこの場所に、違和感なく溶け込めるのだから。「直枝君が幸せなら私も嬉しい。私も幸せなら君も幸せ」ほら・・こんな私の「幸せスパイラル」のお話にも呆れずに共感してくれる。こんな男の子は初めてなのです。そんな直枝君の事が気になってしまいました。だから・・「草野球? 4番サードはタンポポさんですか?」「違うよ・・・草な野球だよ・・」直枝君が野球のメンバー集めに困っていたので、私がそのメンバーに立候補したのです!あれ? 直枝君が微妙な顔をしているけど・・? うん。でも平気。直枝君が困っているんだから助けないといけないのです。そしてその日の放課後グラウンドに行くと、直枝君の他に、「リトルバスターズ」の他の方たちも居ました。一つ学年上のリーダーである棗恭介さん。私に冗談を言ってきて、ふぇ~ん、ちょっぴり泣きそうになりましたが「ガッツと勇気!!そして友情!」「合格!!!」私が、野球に関して自分の考えを述べると私の参加を快く快諾してくれました。やっぱり素敵な人です。その恭介さんの背中に隠れて、こっちを伺っている妹の棗鈴ちゃん。直枝君と同じわたしのクラスメイトさんです。恥ずかしがりやさんなのか、クラスでもお話しようとするとすぐに逃げちゃう女の子。でもいっしょのメンバーになったからもっと仲良しさんになれるはずです。よう~し。「よろしくね~鈴ちゃん」「!!」でも話しかけたらやっぱり逃げてしまいました・・ふぇ~・・でも、やっぱり鈴ちゃんも優しい女の子。練習で困った私を助けてくれました。もっと仲良しになれたらな~と思います。そんな、私の「リトルバスターズ」の1日も終了になりました。その帰り道、直枝君と親しくなったなった事やもっと仲良くなりたいという気持ちをこめて理樹君と呼ぶことしました。
2009年05月01日
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