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2005年05月30日
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蜷川幸雄演出「メディア」

出演、大竹しのぶ、生瀬勝久他

まず、パンフレットに驚いた。

表は日本の旗を持ったセーラー服の少女

裏は、韓国の旗を持った韓国の少女

これは、戦争画で、感情を表現している作品
なんだそうだ。

「メディア」という物語は国が変わろうが
生まれた時代が違おうが


それを象徴している創りなのだろう。
すごいなぁ。この発想。

西洋風とかじゃないんだもの。
このパンフレットを選んだのももちろん
蜷川さんだそうだ。

パンフレットの中身も良かった。。
劇についてもそうだけど
金原ひとみさんと蜷川さんの対談も面白かった。
だって蜷川さん、20代いえ。。10代の男の子のようなんだもの。
好きな女の子のことを知りたくて知りたくて
ドキドキしている感じ。

蜷川さんかわいいよ。って思った。

話は変わって舞台へ

まずは、舞台のセット。

前もって知ってしまって損した。

知らないで行ったらもっと驚いただろうな。



水しぶきも演技のうちのひとつなのだ。

すごかった。口が開いちゃうほどです。

大竹しのぶのメディアは最初は姿を現さない

声だけで観客に嘆きかける。

十分だった。メディアの悲しみ苦しみ怒り。

早くその姿を見たいとぞくぞくしながら思った。

しのぶさんの登場。そこだけ、なんともいえない
光がふりそぞぎ、私の目は釘づけ。

声が綺麗。本当に綺麗だった。もちろんその凛とした
姿も。

水の中で演じることがほとんど
なのだけれど、大竹さんが演じているとき水の中に入っていることを
忘れてしまうことがあった。水を自分のものにして
必要なときだけ、水と一緒に演じている感じだった。

他の役者さんは水の中で頑張っているぞという雰囲気だったけど

しのぶさんは、水に負けない演技だった。
そう私は感じた。

メディアが、企てた復讐の中で、
自分の子供を殺すか殺さないか迷うところが
あるのだけれど、もう号泣。ハンカチ外せませんでした。(笑)

なんで私こんなに泣いてんだ?というくらい
泣いてしまった。

憎しみ怒りに狂う「女」のメディアと
子供を愛する「母」のメディア。

これをこんなにも訴えかけるように
心が響くように演じられるのは

しのぶさんしかいなわ~と叫びだしたくなるくらい
素晴らしかった。

すごかった。

カーテンコールでピンクの紙ふぶきが舞った。

ピンク色・・まさにしのぶさんへの

紙ふぶきだ。

何回もペコペコとお辞儀するしのぶさん

そんなそんな・・・お辞儀したいのはこちらです。

良いものを見せて下さってありがとう。


***********************


開演前、唐沢寿明さんを見つけた。
顔がちっちゃかった。かっこいいやっぱり。
40代の男には見えない。

いよいよ次だね。唐沢さん。

蜷川vsコクーンシリーズ最後の作品

記念すべき作品。

唐沢さんの番だね。

観にいきますよ。
今度は、舞台の上の姿を楽しみにしてます。
お会いできて良かったです。





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最終更新日  2005年05月30日 12時45分06秒
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