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昨夜のニュースで東京都の一世帯当たりの家族数が1.99人になったと報じていた。
ご主人をがんで亡くされ5年前から一人暮らしになったTさんは、夕方になると訪問看護の携帯に「気持ちがわるい」「血圧がたかくなった」「疲れすぎて具合が悪い」などと訴え、様子を見に来てほしいと言われる。
自転車で5分ほどのところにお住まいなので、臨時に訪問してみるとニコニコと笑顔で迎えてくれて、血圧や体温を測っているうちにみるみる元気になってくる。度重なる電話攻勢に職員の中には「甘え過ぎている」というものもいる。
昨日も夕方5時半過ぎに電話があり、病院から帰ってきたら急に気持ちが悪くなった、という。急いで訪問すると炬燵に横になっていらして疲れきった顔をしている。
血圧、体温、脈拍みんな正常。昨日、今日どんなことがあったのか伺ってみると、昨日は初めてのディサービスで梅を観にお出かけをされ、今日は今日で都心の病院に朝早く出かけ帰宅が夕方だったと。診察のためにお昼を食べそこなってしまい3時過ぎにスパゲッティを食べたそう。
普段と違う生活を二日もすれば誰だって疲れる。Tさんはもう85歳。
血圧も脈拍も正常であることを伝え、疲れによるものではないかというお話をする。
ご本人はあまりにも辛いのでこのまま心臓が止まってしまうのではないかと心配していたという。
一人で暮らしていると心細さからついいろいろと考えすぎて不安になってしまうこともあるだろう。Tさんは毎日、日が暮れる頃そんな思いを強くしているに違いない。
たった30分、看護師が訪問するだけで安心してくださるならそれはそれで良いのかもしれない。
でも一番は毎日不安にかられることなく明るく楽しく暮らせることだろう。
一人暮らしでも安心して生活できる街にするにはどんなシステムがあればよいのだろう。
24時間、365日の暮らしを支えるシステムを地域で作りあげていかなければならない。
そうそう時間は無いのだから、民間だからとか言っていないで新しい試みをドンドン展開してみることも必要だろうと思う。
自分もいずれ一人暮らし老人になる。80歳まで後20数年。急ピッチで準備しないと間に合いそうもない。
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