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今日の産業文化祭の開会式である来賓の方が「消滅可能性都市とはけしからん!」とおっしゃっていましたが、ある意味で正しく、ある意味で正しくないと思いました。
賛同できるところは、消滅可能性都市になったからといって2040年に消滅するわけではないので、こういうレッテル貼りをすることは許さないという点。
賛同できないところは、「けしからん」では何の解決にもなっていないということです。
そもそも2040年の消滅可能性都市とはなんでしょう。なぜ、2050年というキリの良い数字ではなく、2040年なんでしょう。しかし、この2040年にこそ意味があるのです。
私の手元に岐阜県の統計課からいただいた岐阜県の市町村別、年齢別未婚率の一覧表があります。
この一覧表で女性の未婚率を見ると以下のようになります。
25歳未満の未婚率は約89%です。つまり、結婚をしている方は約11%となります。
30歳未満の未婚率は約56%です。つまり、結婚をしている方は約44%となります。
35歳未満の未婚率は約30%です。つまり、結婚をしている方は約70%となります。
40歳未満の未婚率は約18%です。つまり、結婚をしている方は約82%となります。
45歳未満の未婚率は約13%です。つまり、結婚をしている方は訳87%となります。
これが何を意味しているのか?大雑把に言ってしまうと「女性の多くは25歳から40歳の間に結婚をしている」ということになります。
ここに2040年が関係するわけです。今年は2015年です。つまり、2000年から2015年に産まれた女の子が2040年の段階で25歳から40歳の女性になるわけです。
ここがポイントなんです。消滅可能性都市とは、2040年になったら何かが起こるという大予言的なものではなく、現実的な「今」の問題なんです。
したがって、消滅可能性都市の問題を発言するのに「子どもを増やさなければいけない」と訴えている政治家がいたら「もっと勉強しろ!」と言ってあげてください。あくまでも消滅可能性都市は、25年後に結婚をして子どもがいるであろう女性の人数が基になっており、これから産まれる子どもは関係ないのです。
消滅可能性都市という名称や計算方法が妥当なのかどうかは議論の余地があるとは思いますが、少なくとも25年後に結婚適齢期を迎えている女性が少ないという事実は考えないといけません。
決して「けしからん」だけでは片づけられないことなのです。
最後に、「女性の存在理由は結婚だけではない」というご意見はご容赦くださいね。
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