2003年08月19日
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今日選んだテーマは、


今日というより、最近読み返している本があって
それは

  辻仁成 【アンチノイズ】

ストーリーとしては、区役所で騒音を測る仕事を
している主人公の、自分の恋人、友人、仕事との
かかわりを描いたストーリー。

「音」を通して、それが自分にとってノイズなのか

展開していくもの。

同じ音であっても、それぞれの感じ方で、
騒音になったり
必要不可欠なものであったり。

同じ人にとっても、
時間経過とともに、
不快な音になったり心地よいと感じたり。


特別に辻作品に対して、思い入れがあったわけではなく、
遠方に飛行機で移動しなくてはならなかったので、
なにか読むものでも・・・と思って、
ふと手に取った1冊だったけれど


もう一度読み直して、

さらに、どこからともなく開いたページから
読み返す。
ということを
もう1ヶ月以上も続けている作品。




あたしにとってのノイズは
なんだろうと考えてみた。


この本のなかでは

この主人公にとって、かけがえのない恋人がいて
しかし彼女の見ている方向が自分ではないことに
うすうす気がついていて。

さらに体だけの関係でありながら、癒される場所に
なっている女性がいて。


そういうまわりの人たちから感じる音が
時間とともに変化していくのだけれど


あたしにとっては

ついこのあいだまで 
心地よい音であったはずのものが
ノイズになってしまっていたり


聞こえるはずのなかった音が
あたしのキモチを占領してしまっていたり。

そういう状況・・・



しかし、この「音」が
明日にはノイズになるかもしれないし
心地よく感じられるようになるかもしれない。

聞こえてないはずの音が
聞こえ始めるかもしれない。

抽象的な言い方かもしれないけれど

アンチノイズ 

であることの意味は
あたし自身のココロのなかにあるはず。

++++ ++++ ++++ ++++


昨日、不思議とリアリティのある夢をみた。

あたしのダイスキなカレに
久しぶりにあってみると


「結婚するんだ・・この人と」

と言う。

この人と言われた人がどんな人なのか
よくわからなかったけれど

カレの近くにいる人で
けれど、カレのことを愛しているとかではなくて
ただ、近くにいた人で

なんでこんな人?

と正直思ってしまうような女性だった。

あたしが話しかけようとしても
その女性は背中をむけて
愛想すらしない。


カレをかわりなくダイスキなあたしは

ただ呆然として

「やっぱり近くにいる人がいいんだな」
「愛してるという感情じゃなくて、そばにいる人なんだな」


・・・と 悲しいというよりも諦めを感じて

ひとことも言葉を発することができず
涙のひとつぶも流さず


その場を立ち去った。

「あなたはあたしのことをスキじゃなかったの?」
「キモチはどこにあるの?」
「ほんとうにそれでいいの?」

「あたしはいまでもダイスキなのに」

たくさん言いたいことがあったはずなのに
取り乱してもいいはずなのに


その女性を愛しているわけではないのに
共に生きることを選んだカレの選択に


「仕方ない」

としか思えない自分がいることを
改めて感じてしまった。


今、カレを信じているし
信じていると、毎日確信しなくてはならないわけではなく
自然なキモチでダイスキと思えるけれど

ココロのどこかで
不安をかかえているのかもしれない。

ほんとうにそういう場面になったら
そう簡単に、「仕方ない」と思えるものではないと
いままで思ってきたけれど

どうなんだろう?


その瞬間に

いままで、風のように自然に感じられた「音」を
「ノイズ」と感じてしまうのかもしれない。

あたしの「ノイズ」
あたしの「アンチノイズ」


その境界線は
どこにあるんだろう。








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最終更新日  2003年08月21日 11時18分40秒
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