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オーロラスピリット2006
いつでも、全ての答えは自分の中にある。 メイクアップセラピーで日本中の女性を美人にするのが夢です！
2007年03月13日
テーマ： スピリチュアル・ライフ(34596)
カテゴリ： カテゴリ未分類
今日は私の父の６５歳の誕生日です。
思えば還暦の誕生日の時、孫がもうすぐ生まれるというので、いいプレゼントだと喜んでいたっけ。
還暦で同じ干支で待望の男の子で、本当にうれしそうだったなぁ。
我が家は誕生日だからといってお互いに何も特別なことはしないけれど、こうちゃんのスウィートなおめでとうボイスでも聞かせてあげますか（笑）
うちの父は建具職人です。
母と結婚して独立し、当時の好景気も手伝って、若い衆を３人くらい雇う親方になっていました。
当初は借家住まいで、１階が工房で、２階が家族の部屋でした。
おトイレが外にあるので、夜、用を足しに行くのが本当に恐くて、未だに夢に出てきます。
工房の裏手にトイレがあるんだけど、日が当たらないので地面が湿った黒い土で、材木置き場の奥のほうには大家さんの犬が飼われていて、近づくと鎖を引きちぎらんばかりに吠え立てられて恐かったっけ。
一年に5回以上は夢に出てくるなぁ。
小学校５年生の時に家を建てて引越し、その時に1人職人さんが独立して辞めて行きました。
新人の男の子はすぐに根を上げて、繁華街で客引きをしているのを父が見たと言っていました。
材木を加工する機械で一度手を怪我してすっかり恐くなり、父も職人さんたちもまともな指がないのを見て辞めたくなったらしい（笑）
いつのまにか職人さんは父ともう1人となり、そして私が中学生の頃に辞めてもらいました。
父が請け負った大きな仕事の報酬を仕事を斡旋した人に持ち逃げされ、経営が立ち行かなくなったのでやめてもらったんだと思う。
それからは1人で出来る仕事だけ請負い、請けきれないものは大手に回していました。
そうすると大手に小さい仕事も持っていかれるようになり、我が家はだんだん家計が苦しくなりました。
父は何度か出稼ぎに出たこともありますが、頑固な昔気質の職人なので、知らない土地で出稼ぎ職人としていいように使われるのが性に合わないらしく、あれこれ理由をつけて出稼ぎには行かなくなりました。
私と妹が高校を卒業してからは、私たちにかかるお金が必要なくなったので、好きなように仕事をしています。
母はそんな父をよく思っていないようで、離婚したい、なんて言っていましたがそんな勇気はないでしょう。
東京に就職することも、相談もなしに決めて、決めた、と報告しただけでした。
父は無口なので何も言わず、そうか、と言っただけでした。
母と私の確執も、父はずっとただ見ていました。
傍観していた、と今では思います。
私の肩を持つわけでもなく、母をかばうわけでもなく、ただ見ていました。
どちらかと言えば、私も妹も父親派ですが、父に何をしてもらった、というわけでもありません。
ただ、母がいつも父を責めていたから、なんとなく哀れんでいただけなのかもしれません。
母に責められても無口を貫く父はある意味すごいと思います。
言われるがまま、だまって受け入れています。
たまぁに、す～っと席を立ってどこかへ行ってしまうのは、父なりの抵抗なのでしょう。
父も６５歳。
白髪ばっかりになりました。
年金をもらいながら、出来る仕事をぽつぽつとしていますが、山に山菜採りや渓流釣りをしに行ったり、趣味を謳歌しています。
お父さん、長生きしてね。
ボケたらちゃんと助けに行くからね。
でもその前に、どこか好きなところに連れて行ってあげたいな～。
がんばるから元気でいてね。
思えば還暦の誕生日の時、孫がもうすぐ生まれるというので、いいプレゼントだと喜んでいたっけ。
還暦で同じ干支で待望の男の子で、本当にうれしそうだったなぁ。
我が家は誕生日だからといってお互いに何も特別なことはしないけれど、こうちゃんのスウィートなおめでとうボイスでも聞かせてあげますか（笑）
うちの父は建具職人です。
母と結婚して独立し、当時の好景気も手伝って、若い衆を３人くらい雇う親方になっていました。
当初は借家住まいで、１階が工房で、２階が家族の部屋でした。
おトイレが外にあるので、夜、用を足しに行くのが本当に恐くて、未だに夢に出てきます。
工房の裏手にトイレがあるんだけど、日が当たらないので地面が湿った黒い土で、材木置き場の奥のほうには大家さんの犬が飼われていて、近づくと鎖を引きちぎらんばかりに吠え立てられて恐かったっけ。
一年に5回以上は夢に出てくるなぁ。
小学校５年生の時に家を建てて引越し、その時に1人職人さんが独立して辞めて行きました。
新人の男の子はすぐに根を上げて、繁華街で客引きをしているのを父が見たと言っていました。
材木を加工する機械で一度手を怪我してすっかり恐くなり、父も職人さんたちもまともな指がないのを見て辞めたくなったらしい（笑）
いつのまにか職人さんは父ともう1人となり、そして私が中学生の頃に辞めてもらいました。
父が請け負った大きな仕事の報酬を仕事を斡旋した人に持ち逃げされ、経営が立ち行かなくなったのでやめてもらったんだと思う。
それからは1人で出来る仕事だけ請負い、請けきれないものは大手に回していました。
そうすると大手に小さい仕事も持っていかれるようになり、我が家はだんだん家計が苦しくなりました。
父は何度か出稼ぎに出たこともありますが、頑固な昔気質の職人なので、知らない土地で出稼ぎ職人としていいように使われるのが性に合わないらしく、あれこれ理由をつけて出稼ぎには行かなくなりました。
私と妹が高校を卒業してからは、私たちにかかるお金が必要なくなったので、好きなように仕事をしています。
母はそんな父をよく思っていないようで、離婚したい、なんて言っていましたがそんな勇気はないでしょう。
東京に就職することも、相談もなしに決めて、決めた、と報告しただけでした。
父は無口なので何も言わず、そうか、と言っただけでした。
母と私の確執も、父はずっとただ見ていました。
傍観していた、と今では思います。
私の肩を持つわけでもなく、母をかばうわけでもなく、ただ見ていました。
どちらかと言えば、私も妹も父親派ですが、父に何をしてもらった、というわけでもありません。
ただ、母がいつも父を責めていたから、なんとなく哀れんでいただけなのかもしれません。
母に責められても無口を貫く父はある意味すごいと思います。
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