2010.03.24
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カテゴリ: ★★★★★
quo_hello.jpg

 中学生の頃はやっぱりまだ長い曲を楽しむほど音楽に慣れていない。Hey JudeとWon't Get Fooled Againは数少ない例外で、I Want Youさえ長くて退屈だった。勿論、茅ヶ崎の中古レコード屋で買ったHello!も、最後の曲以外は凄く気に入ったけど、そのやたらに長くて飽きてしまう曲は結構ちゃんと聴かずに済ませていた時期が長かったと思う。

 高校の頃かな、もう少し後だっけ。PiledriverとHello!の2in1CDが日本でリリースされた。当時QuoのCD自体、特に日本盤は珍しかったので喜んで買ったのだが、この曲はオミットされていた。CDの収録時間の限界がその理由。当時は今みたいに80分も入ったCDは無かった。74分が限界だったんだよね。でも、俺は当時それほどがっかりしなかった。あんまりしょっちゅう聴く曲でも無いし、どうしても聴きたければアナログもあるからね。高校の頃はまだCDとアナログ半々くらいで聴いてたから。いや、半々よりアナログが多かったな。

 今考えれば長ったらしいっていってもたったの10分。ライヴだと俺の持ってる音源では最大21分に及ぶから、それに比べれば全然たいしたことない。今やその21分のヴァージョンだって全然退屈しない俺だからね。

 ちなみに俺は73(オリジナルスタジオ)、75、76、78、82、84、91(スタジオリメイク)、2000、03、06年のヴァージョンを持っている。2000年以降はヴォーカルパートがあらかた終わるとRainにメドレーで繋がるアレンジなので、純粋にこの曲をフルで聴けるのは91年のリメイクまで、と言うことになる。
 ライヴで一番長いのは82年のN.E.C.のヴァージョンで先述の21分。短くても75年スウェーデンの14分で、スタジオリメイクでも13分ある。オリジナルは10分だけど、フェイドするから本来の演奏はもう少しあったんだろうね。
 どのヴァージョンも一貫してテンションが高いってのが凄いところで、特に80年代半ばになっても17分以上(End of the Roadツアーの音源より)のインプロビゼイションを含む演奏をしていた、ってのも凄い。ロートル扱いされそうな存在でも逆の方向にとんがってたんだよな。

 エキサイティングなインプロビゼイションを含むライヴヴァージョン、特に76年の公式ライヴ盤での演奏は最高で、★★★★★なのはこのヴァージョンなんだけど、久しぶりにスタジオヴァージョンで聴くとなんかサックスとか隠し味的に入ってて、どこか渾沌とした、サイケの残り香と言うか、微妙にホークウインドっぽい世界観が混じってたりとか、なんか物凄い新鮮な感じがした。実は全然純粋なブルーズロックじゃないんだよね。Quoの「ブルーズの欠如」を指摘したのはマッド矢野だったけど、それが故のオリジナリティ。ブギー一徹のようでいて油断すると変な方向に流れて行く静かな狂いっぷり。Quoってよく聴くと「え、どうしてそのアレンジ?そのメロディ?」ってのがいっぱいある。

 あと後半への繋ぎのユニゾンソロ、ギターのツインリードだとばっかり思い込んでいて、ベース(アランまたはライノ)とロッシのギターのユニゾンだって気付いたのは実は結構最近だと言うことは秘密。





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Last updated  2010.03.24 20:02:54 コメント(1) | コメントを書く
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