勿論(と言ってしまっていいだろう)俺だって最初はリッチー・ブラックモア在籍期だけがディープ・パープルだと思っていた。いや、もっと言えばIn Rock~Stormbringerまでのアルバムだけ聴けばいい、と思っていた。しかもその中にWho Do We Think We Areは含まれていない、という丁寧さ。つまり典型的な間違ったパープルファン。
いつだったろう、Come Taste The Bandに興味を持ったのは。聴いたら一発で気に入ったんだけど、そこまでは結構長い道だった。「パープル好き」だった頃は無視してたし、その後パープル自体を無視する時代が長く横たわり(おそらく20代の殆ど)、それから、30代後半になってからだと思うな。とにかくこの「名盤」に出会うのが著しく遅れたのは事実。でもそれは惜しかったのかな。若い頃聴いても解らなかったかも知れないな。
最初はComin' HomeやLady Luckの方が好きだったんじゃないかな。やっぱりこの曲の真価はライヴヴァージョンだ。公式には2テイク出ているが、やっぱり76年のロングビーチのヴァージョンは凄い。この曲に関してはそう簡単に冷静になれない俺だけど、そんな俺の意見としてはやっぱり「完璧」だと思うね。明らかにライヴ全体のハイライト。メンバー全員(カヴァーデイル以外?)が輝きまくっているよ。 特に俺はDance to the Rock 'n Rollのパートからメインリフに戻るその一瞬が好きだ。そしてビートが再スタートする時のイアン・ペイスのスリリングなフィル。この人は前のめりのフィルを完璧に収めるから凄い。つんのめりそうなんだけどソレが全部計算の範囲内なんだ。凄い。