[個別指導がいいの？集団指導がいいの？] カテゴリの記事
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個別指導がいいの？集団指導がいいの？（６）
個別指導がいいの？集団指導がいいの？の続編です。小学生でも中学生でも高校生でも、学校の授業は全体に向けられて行われます。つまり、クラスのだいたい平均の学力層に向けて授業が行われているのです。ですから、クラスの平均から考えて大幅に上、あるいは大幅に下である場合、個別指導が向いています。学校の授業だけでは得られる効果がかなり薄くなります。学力を一番伸ばしてくれるのは正答率がだいたい６割から７割くらいのテキストです。それより簡単すぎても難しすぎてもあまり効果はありません。しかし、学校の授業は平均点前後の生徒に向けられています。出される宿題もそれくらいの子に適しています。ですから、学校のクラス平均より上過ぎたり下過ぎたりする場合は個別指導が向いています。以前、こんなお子さんをお預かりしたことがあります。中学１年生が終わる頃、つまり２月頃に塾にやってきました。英語の点数がだんだん悪くなり、学校の授業についていけなくなったとの理由です。実際授業をやってみると、中１の最初のほうからつまづいています。この状況ではいくら自分で頑張っても理解できないでしょう。自分ではどこでつまづいているかも分からず、何を勉強すればいいのかさえ分からない、そんなときに個別指導を受講して、１年の最初から積み上げていきました。本人は英語が苦手だと思い込んでいましたが、なかなかセンスは悪くなく、みるみるうちに追いついていきました。２年生に上がってからはようやく平均を超えることができるようになり、２年生の終わり頃には平均を大幅に超えることができるようになりました。そこからその生徒はさらに頑張り続けました。３年生になってからはどんどん学校の先取りをして、ついには中３のうちに高校生内容に入ることもできました。そして、中学３年生の秋には高校１年生修了レベルと言われる英検準２級に合格しました。こんなふうに、個別指導は生徒の学力に応じていかようにも指導を変化させることができます。学校の授業があまりにも難しすぎると感じているなら、またあまりにも簡単すぎると感じているなら、個別指導が向いていると思います。
2014.04.10
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個別指導がいいの？集団指導がいいの？（５）
個別指導がいいの？集団指導がいいの？の続編です。中学生に限りますが、平均点前後の生徒は多くの場合、集団授業が向いています。定期テストの点数が平均点前後ということであれば、基本的な理解はできているはずです。そこからもう一伸び、例えば、平均が６０点なら８０点へ、そんなふうにもう一伸びするのに必要なのは演習量です。その演習量を確保してくれるのが集団授業なのです。平均点前後の点数の生徒は定期テストでそこそこ点数が取れそうだという感触を手にすると、そこで勉強をやめてしまっている場合が多くあります。確かに、最後の詰めは精神的にきついものがあります。学校のワークをやっていても７割から８割は正解が取れる、そんな状態から、さらに、自分ができていないところを見つけ出し、頭をひねりながらできるようにするというのはかなりつらいものです。もうこれくらいでいいじゃないかと自分を甘やかしたくもなります。そこで集団の力を使うのです。自分はこれくらいでいいと思っている、しかし、周りはもっとやっている、じゃあ、自分ももう少しやってみようか、集団授業はそんな気持ちにさせてくれるのです。自分で設定する限界は得てして低いものです。自分の意志だけで自分の限界を超えることはなかなかできるものではありません。今回は自分なりにはよく勉強したなと思っても、周りから見ると全然足らないということも多くあります。一人で勉強しているとどうしても独りよがりになってしまいます。定期テストで平均点を超えるには、あるいは８０点を超えるには、９０点を超えるには、どれくらい勉強しなくてはならないのか、集団指導の場合は周りの生徒がそれを示してくれます。周りに必死についていこうとすることで、自分が考える限界を軽く超えることができるのです。
2014.04.08
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個別指導がいいの？集団指導がいいの？（４）
個別指導がいいの？集団指導がいいの？の第４回目です。今回は個別指導のデメリットを述べたいと思います。個別指導のデメリットは依存心が強まるということです。横について教えるというのは一見すると丁寧で手厚いように感じます。実際それが個別指導の利点なのですが、それが行き過ぎると生徒の中に依存心が生まれ、自分からは何も行動できないという状態に陥ってしまいます。いつも先生が横にいて次は何をして今度は何をしてと絶えず指示を与えられていたら、自分から何も考えることなく指示を待つだけの人間になってしまいます。当然のことながら、勉強をやっている間ずっと講師が横についていることは不可能です。週６回、毎日授業を３時間受講すれば可能かもしれませんが、金銭的にも膨大な額にのぼりますし、何より現実的ではありません。どうしても宿題などは自分で解かなくてはなりません。さて、次は何をやろうかと自分で考えなくてはならない場面が必ずでてきます。あまりにも依存心が強すぎると、そこで何もできなくなってしまうのです。宿題だけをやる、宿題以外はやらない、ということにもなりかねません。実際、個別指導の教室でそういった生徒も見てきました。ですので、目的意識もなく勉強をできるようにしてやろうという強い意志を持っていない生徒が個別指導を受講するとなかなか成績が上がらないというのもそういったところに原因があります。保護者の方からすると、授業の間ずっと横について教えてもらってるのになんでテストの点数が上がらないのかしら？と不思議に思っていらっしゃる方もいるかと思います。往々にして原因は演習量不足です。横について教えるのですから、内容が理解できないわけはありません。理解はできているのです。ただ、その知識を本番で使えていないのです。圧倒的な演習量の不足。個別指導で長い間通っている生徒は依存心が強くなりやすい、そうなると自分で考えて自分で勉強する時間がどんどん減って結果として成績が上がりにくい、という負のスパイラルに陥る可能性を念頭に置く必要があるでしょう。個別指導は高校生が適しているというのもそういった部分が大いにあります。高校生ならば目的意識もしっかりしていますので個別指導でちゃんと成績を伸ばしてくれます。逆に言うと、中学生レベルだと勉強に対する目的意識が低いため依存心が強くなり、与えられたことしかやらなくなり結果として成績が上がりにくいということになってしまうことがよくあります。創心館では子どもが依存心が強くなりそうだと感じたとき、あえて突き放すこともします。自分で考えさせるために目標をしっかり定め、そこに到達するために何が必要なのかを自分で考えさせます。もちろんヒントは出しますし、非現実的な話を持ち出すとダメ出しもします。ですが、個別指導で小中学生が成績を伸ばそうとするならば、自主性を育むという部分は絶対になくしてはなりません。創心館は経験豊かな講師が教えていますので、そういった微妙な線引きが可能となるのです。
2014.03.29
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個別指導がいいの？集団指導がいいの？（３）
個別指導がいいの？集団指導がいいの？の第３弾です。今日は個別指導のメリットについて書きたいと思います。個別指導のメリットは何と言っても講師を独占できるという点です。聞きたいことはすぐに聞けるし、考え方が間違えていたらすぐに指摘してもらえます。時間効率が非常にいいのが個別指導です。ですから、個別指導は集団指導よりも時間数が短いわりに、集団指導よりも早いペースで進むことができます。以前の塾で、２０２０年の東京オリンピックを目指している生徒がいました。その生徒はそっちのほうで大変忙しく、毎日学校が終わってから２２時くらいまで練習というハードな日々を送っていました。ですので勉強の時間は全くと言っていいほど取れない、当然のことながら学校の成績は低迷していました。ただ、その生徒には兄が２人いて、その２人ともが高い偏差値の高校に進学しています。おそらく、自分もできるはずというプライドもあったのだと思います。勉強も頑張りたいという意思を見せていました。母親と本人との相談の末、学校が早く終わる水曜日に学校が終わってすぐに個別指導を１コマ入れて授業が終わったらすぐに電車に乗って練習に行くというハードな生活の中に、授業を１コマ入れました。するとだんだんと成績も上向き始め、学校の授業も聞いていて理解できるというレベルにまで到達しました。勉強のほうにも自信がつき、文武両道を絵に描いたように頑張り始めました。こんなふうに、個別指導の利点は横について教えるので短時間でどんどん進めるという点です。しかし、注意点がひとつあって、受身の生徒はなかなかうまくいきません。やる気にあふれ、エネルギッシュで成績を上げたいという強い意志がある場合には効果的です。しかし、勉強に対して後ろ向き、先生が目を話したらすぐにサボろうとするような生徒には逆効果です。時間が短い分、何も身につかないということにもなりかねません。個別指導を受講する際には頑張ろうという意志があることが最低条件のように思われます。
2014.03.29
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個別指導がいいの？集団指導がいいの？（２）
個別指導がいいの？集団指導がいいの？の第２弾です。個別指導にも個別指導のメリットがあり、集団指導にも集団指導のメリットがあります。今日は集団指導のメリットをお伝えします。集団指導のメリットは競争心の一言に尽きます。競争心がある生徒は断然集団指導で成績が伸びます。周りがやっていることを見て、自分はもっとやれる、もっと点数が取れるというプライドを持ってさらに勉強に取り組む。競争心が強い集団が出来上がるとその集団は自走式でどんどん成績を伸ばします。当然塾側もそうなるように仕掛けますし、創心館でもそのノウハウはいろいろと持っています。ですから競争心が強い生徒は集団の中にポンと投げ込んでやるとあっという間に成績が伸びたりもします。問題は自分の子に競争心があるかどうかです。大抵の親は、「いやーうちの子は・・・」とおっしゃいます。しかし、いざ集団の中に入れると、生徒自身は言葉には出しませんが、負けん気を発揮してがんばることができたりします。自分の子は、親が思うよりも強い場合が多いのです。あるいは、集団が子を強くすると言ってもいいかもしれません。集団の力はそれだけ強力なのです。
2014.03.29
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個別指導がいいの？集団指導がいいの？
創心館は集団指導と個別指導があります。今日の懇談でどちらがいいか迷われているとのことだったので、これから数回に分けて、個別指導のメリット・デメリット集団指導のメリット・デメリットを書いていきたいと思います。まず、第１回として個別指導のメリットを今回は書きます。創心館では高校生は絶対に個別のほうが良いと考えています。高校生の内容、つまり大学受験は多岐に渡ります。その全てを授業で網羅することははっきり言って無理です。特に国公立大学となると５教科６科目、あるいは５教科７科目が必要となります。その全てを誰かに教えてもらうということはほとんど不可能で、どこかで自分でやらなくてはなりません。また、高校生にもなると、「自分でやる」ということができるようになります。ですから、塾では苦手な部分だけを教えてもらうというスタンスがいいと思います。そうなると、全体に向けての集団指導よりは、その生徒の苦手に合わせた個別指導のほうに軍配が上がります。では、大手予備校は集団指導だけどなぜあれだけの人数を集められているのか？それは志望校をひとつに絞ることができるからです。例えば「京大コース」とか「阪大コース」といったふうに志望校によってクラスを分けることができます。志望校が決まればやるべきことも決まります。それを集団指導で予備校はやっているのです。しかし、誰もが特定の大学を目指すわけではありません。大学はたくさんありますし、それぞれの大学で特徴もあります。看護系、工学系、医療系、福祉系・・・さまざまな大学があり、生徒それぞれで志望校は異なります。その一人ひとりの志望校対策をすることは大手予備校にはできないことです。一人ひとりの苦手なところ、つまづいたところに立ち止まって指導できる、それが個別指導の良いところです。例えば現代文なんかは圧倒的に個別指導向きです。こんなふうに、生徒の理解を確かめながら、丁寧に授業が進められます。これは決して大手予備校でできるようなものではありません。個別指導で横に座って、対話を重ねながら、分かっているところ、つまづいているところを確認しながら進めるからこそここまで丁寧な指導ができるのです。ということで、「個別指導がいいの？集団指導がいいの？」の第１回は「高校生は圧倒的に個別指導が良い」ということを結論とさせていただきます。
2014.03.28
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