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2010年08月26日
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カテゴリ: 北朝鮮の話し
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北朝鮮は「音楽の創作と表現は民族音楽を主とすると同時に、洋楽を発展させて、民族的メロディーを土台に現代的好みに合うメロディーを創造するのに重点を置いている」と主張する。北朝鮮は他国と違い、音楽を大衆音楽と純粋音楽に区分しない。また、発刊されている歌集の約半分はソ連の民謡と中国風の国民歌謡式の民謡調メロディーを帯びていて、和音とリズムよりは歌詞とメロディーに重点が置かれている。

和声は単調なので一般住民が簡単に学ぶことができるが、変化が乏しい。唱法は鼻声を多く使うのが特徴である。歌謡は党の政策宣伝用の歌謡、?叙情歌謡、?革命歌謡、朝鮮歌謡などがあり、金日成父子の讃揚のための頌歌が大きなパーセンテージを占める。『朝鮮文学芸術年鑑』(1998)に収録されている普天堡電子楽団、旺載山軽音楽団、?朝鮮人民軍協奏団、万寿台芸術団など4つの団体が発表した76曲の楽譜を見ると、金日成父子を賞賛する音楽が52曲で68%を占めている。また、固有の伝統楽器を改造して西欧の現代楽器と合奏するなど、伝統音楽の洋楽化傾向も顕著に見られる。

最近、北朝鮮の音楽は非政治的な作品が増加している一方で、先軍政治のための歌も沢山登場している。特に民族概念を強調しながら、伝統民謡の発掘に力点を置いた作品が創作されている。2003年に発表された<黄海山(ファンヘサン)打令>、<新打令>、<遅い打令>などがこれに相当する。また「歌は時代のエコーである。啓蒙期の歌謡は我々人民に深い感興を抱かせてくれる」という主張の下、北朝鮮は苦難の行軍期だった1990年代半ばから朝鮮音楽家同盟が主観して、啓蒙期の歌謡を発掘、整理し、2000年に約190編の歌が収録された『啓蒙期歌謡集』を発行した。

北朝鮮では最近、先軍政治と強勢大国建設が強調されたことを受けて、これに係わる音楽が発表されている。金日成の死亡以降から苦難の行軍を経て先軍政治が完成段階に至る過程を描いた<先軍壮丁の道>と民謡風の大衆歌謡<強勢復興アリラン>などがその代表例である。また、北核問題などでアメリカとの対決が強まっているので、「祖国愛」をテーマにした歌が広く歌われている。代表曲としては、<私の国の青い空>、<決戦の道>といった戦時歌謡がある。

一方、金正日政権の登場以降、北朝鮮の音楽はそれまでタブー視されて来た人民の生活感情や恋愛感情を表現した歌、すなわち大衆歌謡風の生活歌謡が登場して流行するいった変化を見せている。

最近、北朝鮮の20代が好んで歌う歌は<私は分かったの>と<私の国の青い空>、<首領様に高く仕え、私の祖国を歌う>などである。<私は分かったの>は戦争映画である<月尾島(ウォルミド)>のテーマソングで、<私の国の青い空>は先軍政治をテーマにした歌、<首領様に高く仕え、私の祖国を歌う>は北朝鮮の主要記念日の行事によく登場する。







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最終更新日  2010年08月26日 09時21分42秒
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