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塾運営に欠かすことの出来ないものとして、講師があげられる。
一体講師はどのように採用しているのだろうか?
大手の進学教室などでは社員の講師を抱えているところも多いが、塾業界全体を見渡した時にはやはり学生アルバイトがほとんどである。学生にしてみれば、1日2時間程度子供の勉強を見てやって自給で2000円~5000円というお金になるのが魅力のようだ。中には分給50円などという塾もある。1分間で50円稼ぐので、60分後には50円×60分=3000円(時給)が確定するわけだ。分給100円だと6000円(時給)ですから驚きの稼ぎです。
しかし多くの場合、120分の授業を担当する場合、17:00~19:00まで勤めたら3000円なり、6000円なりの給料がもらえるのかというと現実はそう甘くない。17:00から指導が始まるなら少なくとも授業の準備に時間が必要である。講師宛に子供が宿題を提出しているのならそれを見る時間も必要だろう。だから少なくとも授業開始の1時間前には事務所に来て上記の作業を行わなければならないのだ。しかも19:00に終わってすぐに帰れるという確約も無い。なぜなら指導の後の日報記入であるとか、子供の指導状況の記入などの「作業」が待っている。ようやく書き終えて帰る頃には20:00を回っていることもあるわけだ。
つまり120分の指導時間を受け持つとしても、そのための事前準備や指導後の事務処理で時給の発生しない時間を過ごす必要があるということなのだ。
本題に戻ります。講師の面接を随時行っているのですが、講師経験のある方はそのあたりを十分理解したうえで面接に来られます。ただうちの塾は業界でも最低水準クラスの講師料の安さですが、それでも講師になろうという人が多い。
逆に講師経験のない方が面接に来られた場合、このような話をすると少し戸惑われるようだ。10分前にやってきて120分指導してすぐに帰って・・・まあ2時間くらいならいいかな・・・程度で考えている人も少なくないようなのです。
あと、面接をしていて思うのは中高年の方も英語なら教えられますよ、と自信を持って面接に来られるのです。ただ残念なことに給与の話とこのような事前準備や事後の事務処理の話、更には最近の子供の状況などを話するとかなりのジェネレーションギャップがあるのは否めないようです。50歳を超えた方でもこのようなハードルを越えるだけの気力、精神力をお持ちの方であれば私は採用しています。ひょっとすると時給に換算すると500円も無いかもしれません。そんな仕事でもお金はひとまず置いといて、とにかく数学が苦手だという子供に数学の「ツボ」を教えてやりたい、何とか「わかる喜び」を与えてやりたい、などのメンタルな部分を優先する塾なもんですから面接は非常に難航しています。
とにかくうちのお客さんの割合は、中学生が6割、小学生が3割、高校生が1割という比率です。メインになるのが中学生や小学生です。しかもこの中学生の「学力層」は底辺層が多いのです。この層の子供たちのハートは薄さ0.1ミリのガラスで出来ています。衝撃を与えるとすぐに壊れてしまいます。一度壊れると二度と修復不可能な状態になります。我々講師陣が「さじを投げる」ことが許されない子供たちなんです。そんなにしんどい目に遭ってそれほど給料ももらえないなら違う塾でも捜すと仰るならそれでも構いません。私の考えは、あなたも満足し、子供や親も満足し、そして私も満足するという誰もマイナスにならない関係を求めています。皆で幸せを掴み取りたいと思っています。我々の指導方法にご賛同くださるようであれば是非一緒に仕事をしたいと思います。
9人面接をしましたが、それでもやります!と仰ったのは27歳主婦の女性お一人だけでした。残りの8人は果たしてどのような返答を用意しているのだろうか?
あと4日… 2008.11.25
また転職日記を書くことになろうとは… 2008.11.12
暗号 2006.06.20