男41歳 不惑の40のはずが・・・

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2006.07.03
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カテゴリ: 塾日記

実際にHPをご覧になられた方も多いのではないだろうか?
私も改めて拝見しました。その中で非常に興味を引く部分がありました。
それはプロに転向した後、「サッカーが好きですか?」という問いに対して素直に「好きです」と答えられない自分がいた、という部分。
代表選手にも選出され、日本チームのリーダーも務め、サッカーを愛するのではなく責務のためのサッカーが彼の前にあった。

子供の頃の純粋にサッカーが好きだ、ボールを追いかけることが好きだという感覚は子どもの学習にもあい通じるものがあるなぁと感じたのであります。小学校1年生の子どもに勉強は好きですか?と尋ねると不思議なことにうちの塾では100%に近い確率で「ハイ」という答えが返ってくる。逆に中1の子どもに同じ質問をするとこれまたほぼ100%に近い確率で「イイエ」という答えが返ってくる。一体小1から中1までの6年間 で何が起こるのだろうか?

一番の違いはここではないか?と思うことがある。それは小1の子どもが何か出来た時、親や周りの人は「よく出来たね~!」といって誉めることが多い。実際に我が塾でも小1に限らず、全学年共に自分で出来たことに対してよく頑張ったね、といって誉めるように指導している。親も同様に誉める。だから子どもは勉強が楽しいものだと思っている。一方、中1の数学において、-14+9=23という答えを出したとしよう。この段階で「なんでこんな問題が解けないの?」となってしまう親が実は多い。思っても口に出さない親は、よく我慢が利くほうではないでしょうか。しかしなんと言って声をかければよいのかわからない、な~んてことないですか?実際にこの手の間違いをする子どもはたくさんいます。大事なことは「23」という答えを導き出したことを認めてあげることです。
先生:「23か、なるほどね。どうやって考えたのか教えてよ」
生徒:「14に9を足して23にした」
先生:「なるほどね。確かに23だね。じゃあ、14の前についているマイナスはどうする?」
生徒:「・・・-23?」
先生:「-23、いいよ。どう考えたの?」
生徒:「出た答えにマイナスをつけただけ」
先生:「なるほどね。確かにそういう考え方もあるね。他の考え方がないか一緒に考えてみようか。」
生徒:「うん」
先生:「例えは良くないけど、お金で考えてみようか。-14は借金が14円ありますよ、という風に考えよう。先生は○○君に14円の借金があります。今、9円返しました。今どんな状況かな?」
生徒:「先生がまだ5円借金している。」
先生:「ではこれを式に現すね。借金が14円だから-14、9円返したんだから+9、この時点で借金がまだ5円だから-5、つまり-14+9=-5なんだね。」
生徒:「・・・」
先生:「この考え方はあくまで足し算、引き算の時だけの考え方だからね。」
先生:「こういう考え方もある。+と+の時や-と-の時、つまり+6+8や-6-8の時は数字同士を足し算します。そして出てきた答えに共通の符号をつけます。+6+8だったら数字同士足せば14ですね。これに符号をつけるので共通の符号は+だから答えは+14。また-6-8は数字同士を足せば14ですね。共通の符号は-なので-14が答え。逆にお互いの符号が違う場合、例えば-6+8や+6-8の時。お互いの符号は+と-で違いますね。こういう場合はまず大きい数字から小さい数字を引きます。-6+8だと、大きい数字が8で小さい数字が6ですね。これを引き算します。そうすると2になりますね。次に符号をつけるわけですが、ポイントは大きい数字の前の符号をつけます。8の前の符号は+なので答えは+2ですね。では+6-8はどうかな?大きい数字から小さい数字を引きます。次に大きい数字の符号を答えにつけます。8の前は-ですね。よって答えは-2となります。」
生徒:「・・・(うん、うんとうなづいている。)」
先生:「では、問題を解いてみようか。」
生徒:「ハイ。」

算数嫌いは何も昔からそうではないんです。実は周りの人が算数嫌いにさせているんです。私も算数が苦手でした。しかし講師になったとき、なぜか数学を指導しろ、と半ば強制で決められました。人に教える立場になって中途半端では教えられないと思った私は中1~中3の問題集を何十冊と解きました。そしたら自信が沸いてきました。出来ないんじゃない、出来ないと困る、という状況になれば出来るもんなんだ。私が体得したのはこのようなことでした。それからは出来ない子供の心境や心理を目一杯に理解しようと心がけました。今現在でもそれは探求しています。終わりはありません。パターン化するなんて馬鹿げたことを考えるのが大人の悪いところなんです。子供は10人いれば10人の理解の仕方があります。パターン化してはいけません。真剣勝負です。真剣な先生に子供はついてきてくれるはずだと思っています。私は少なくともそうありたいと思っています。






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Last updated  2006.07.04 02:48:43
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