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+、-の計算が未だに出来ない中2がいる。
今度中3になるのだが、今、必死で計算の仕方を理解させようとしている。
いうなれば、「力技」で何とかしようというわけだ。
1回の授業で+、-の計算を延々とやり続けて何とかわかったかな、という状況で宿題を課す。
次の週に宿題はやってくるのだが、身内に助けてもらった、という。
結局、自力で出来るようになっていないのか?と思ってしまう。
テストをしてみる。
案の定、自力で問題解決が図れない。
20問テストで正解がたったの4問。
その日も延々と+、-の計算の練習で終わった。
授業が終わって、一緒にいる講師が、こんなことを言った。
+、-の計算が出来ないのはおかしい。なんでこんな問題も出来ないのか理解できない。
普段から出来ないやつの気持ちなんか理解できないと豪語している講師だけに、当然といえば当然の発言である。
この講師、出来の悪い子供の指導を受け持つと、授業が終わって控えに帰って来るなり、「腹が立つ」などと吐き捨てている。正直、一緒にいると気分を害するときもある。面白いことに、その講師、自分でもそのことを自覚していて、入社当初から「一緒にいると気分を害されることもしばしばあると思うので・・・」と私に言っていたのである。
出来ないやつにいくら労力を使っても塾の評判は上がらないので、僕はそのような子供の相手はしたくないですね、とも言っている。
彼の基本スタンスなのでそれを変えろとまで言う権利は私にない。
確かに塾の評判をあげるなら、頭のいい子を取り込んで上位校へ合格させれば評判は上がる。
果たしてそれでいいのか?
出来ない子供を出来るようにして、そこそこの学校へ合格させるのも指導は指導である。
私自身が出来ない子供の代表みたいなもので、現在担当している数学も、中学ではそれほど出来たほうではなかった。
子供の頃出来なかった科目を教えることで、出来ない子供の気持ちがわかるようになった。
私はこの路線で塾経営をやっていこうと思っている。
出来ない子供に「わかる面白さ」を提供していきたい。
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