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2021.05.14
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カテゴリ: その他いろいろ
BSでやっていた、欲望の資本主義という番組がなかなか面白く、見入ってしまった。
経済学に縁のない私にはちょっと難しいところもありましたが、だいたい以下のようなことを言っていたんじゃないかと思います。
理解が間違っていたらスマソ。


欲望の資本主義 コロナ危機の本質 4 スティグリッツ×ファーガソン 不確実性への挑戦 / 丸山俊一 【本】

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パンデミックで顕著になった、実体経済と株価の乖離。
これこそ資本主義の歪だという。

株価とは期待値であり、投資家は、将来儲かると思われるものに投資する。

しかし無形資産は無形であり、期待値でしかない。それゆえ実体経済と乖離してしまった。

経済学者たちも、こういう状況がいつまでも続くとは思っていないようで、明らかにバブルだと断言する。
間違いなく近いうちに崩壊する と継承を鳴らす。

バブル崩壊の影響を少なくするためには、無形ではなく有形に投資すること、つまり社会を支えて堅実に活動している企業を応援することが重要となる。
投資家は、カネがカネを生む現代的な金融マジックではなく、社会活動を支える企業を支援するという明確な意識を持って投資すること(中世的感覚で)が重要なのだと。

特にこれからは、SDGsという潮流が無視できない。社会の持続性、環境問題を重視することが人間が生き延びることにとって重要となる。
そういう企業でなければ投資家の支持を集めないだろうし、多くのリーダーが環境や脱炭素やらを言っているのはこのため。
(これまでも非人道的な行いをする企業は排除されてきたわけですが、これからは非環境的な活動をする企業も同じ扱いを受けるってことでしょうか)

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第一線の経済学者の話をつないで構成されているこの番組は、見る人が見れば一貫した内容なのかも知れません。
しかし素人には話が飛びすぎている気がして理解が難しいところもあり、とっつきやすい番組ではありませんでした。


小学校でプログラミングや英語を教えるのもいいですけど、それより経済学を教えたほうがみんな真面目に勉強するんじゃないの。
何のために数学を勉強するのかわからないとかいう人も減るんじゃないかな。
だって社会(経済)は数学で動いているんだぜ。


欲望の資本主義 ルールが変わる時 / 丸山俊一 【本】




それはともかく、一線級の経済学者たちは、これからの大変革の時代を生き抜くために重要なのは、学び直しの姿勢を持ち続けることだと説く。
あたらしいスキルを身につける努力、一生学び続ける意欲が大切なのだと。

私個人的には、学び直しには、自分に核となる専門的スキル(=職人技)が不可欠なのではないかと思います。
学び直しだからといって何でもかんでも手を付ければいいってもんじゃなく、むしろ逆で、しっかりした出自がないと何をやっても無駄だと思うのです。

全く違う職業に就くのは難しいし(天才ならともかく私は凡人)、自ら望んだとしてもゼロからのスタートは明らかに不利。
しかし自分になにか専門的スキルがあれば、別分野に行ったとしてもそれが足がかりになり、付加価値になり、差別化につながると思うのです。
実際、ノーベル賞受賞者なんかをみると、地味だけどなかなか凄い職人技を持っていたりしますよね。



正直、畑違いの私にはチンプンカンプンなところもあったこの番組ですが、学び直しが重要っていうんなら、経済学を勉強したら楽しいかも、とちょっと思った。



マンガでわかる高校生からのお金の教科書


ではごきげんよう。





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最終更新日  2021.06.01 23:05:13
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