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ひらめ0523 @ うぁ~ん 泣きそう。でもお店なので。。。ひらめも…
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July 27, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類



「お母さん、土曜日ね、○○ちゃんと○○ちゃんでジャスコに行きたいんだけど?」

 娘の目的は、友達とジャスコでデカたま通信することだ。 今、小学生のあいだで Kたま(携帯たまごっち)が流行っている。 それも、通信をしたりお見合いをしたりできるらしい。 そのKたまのボス(?)のデカたま(どデカいたまごっち・スイカくらいかな)がジャスコにある。

 「いいよ! はい、はい、おくってあげるよ。 でも、ちゃんと考えて遊んでね!」 

 しかし、土曜日が近くなると娘の顔が曇ってきた。

 金曜日の夜・・・

 母・・「明日、どうするの?」

    「わからない・・・あのね、実は・・・}と娘は、話を始めた。要するにあまり一緒に行ってほしくない子がジャスコに行くことになってしまったらしい。


 娘・・「だって、そのこが一緒になると、○○ちゃんにべったりで・・それだけならガマンもできるけどコソコソ話をしたり、にやにやと嫌な感じで・・」 

 う~ん 女の子独特のそれだ。娘の気持ちが痛いほどよくわかる。 コソコソとニヤニヤの様子を思い浮かべてみたら ついでにその子達の顔まで浮かんでくる。 あ~あ~もっおお~・・

 要するに娘は、仲間はずれになるのが嫌なのだ。 そりゃあ、誰だって仲間ハズレは、嫌だ。 でも その子(行ってほしくない子、これからは、Cちゃんにしよう)は、これまでに散々と娘を仲間ハズレにした。 私と娘は、苦い思いをして来た。

 (何を今更・・よくも まあ~ 一緒に行きたいなんて・・・)とココロの中で思った。何気に娘の横顔を盗み見したら、口には、出さないが同じ事を考えているのが伺える。

 (しかし、ナゼ?)私のココロのなかに疑問が浮かぶ・・・娘は、どうして仲間ハズレになるのか?いくら考えても答えが見つからない。 それで、ある人に相談をした。

 その答えは、こうだ。「それは、Cちゃんが人を仲間ハズレにするのが好きなんだよ。」 とても、シンプルな答えだった。 今まで、悩んでいたのがバカらしく思えるほど単純明快な答えだった。

 でも、本当にそうなのかチョッとだけ不安が残る。だけど、私のココロは軽くなった。

 そうしたら、(ナゼ・ドウシテ?ドウスレバ?)と考えるのは、私じゃなくて Cちゃんのご両親なのでは?・・・だけど、あのご両親を思い浮かべても、これぽっちも考えそうにナイ。(チョッと失礼な私)と考えていたら中学一年生のお兄ちゃんが帰ってきて話に加わった。 それで、私は話の内容を彼に説明した。

 (明日、ジャスコに行くこと。Cちゃんが行くのが嫌なこと。どうすればいいのか。何とかCちゃんが行くことを断れないか。)

 しばらくして、訊ねた「じゃあ、お兄ちゃんだたらどうする?」

 兄、、「俺だったら行かないか、Cちゃんを断る。」

 母、、「ホントに?」

 兄、、「でも・・・やっぱり断れないよなぁ。これからの一年を考えると」

 娘・・「でも、Cちゃん嫌なんだもん!」

 兄・・「じゃあ なんで誘ったんだよ!」

 娘・・「誘ってないのに、勝手に行くことになってて、断れなかったんだもん。


 娘・・「じゃあ、お兄ちゃんだったら断れるのオ~?」

 兄・・「・・・・・」

 彼が断れるはずは、ナイ。 断れるつらさ、惨めさ、悲しさ、悔しさを誰よりも知っている。・・・転入生になってから・・・

 私は、だんだんと悲しくなって、泣けてきた。 終いにはしゃくりあげてないた。 思えば 娘は、バレエ教室のレッスンバーの準備の時もわざわざ一番重い角を持ちに走る(難儀して)・・いつも損な役回りばっかりな気がする。

 あんなに楽しみにしていたジャスコへ行くことでこんなに悩むのか? また、遠足の前の晩に楽しみで眠れないじゃなくて 誰とお弁当を食べるのかと不安で眠れず、暗い顔をして出かけていく遠足の朝・・・ひとつ、ひとつが悲しく思い出される。

 私は、泣いているうちに今度は、Cちゃんや取り巻きのDちゃんに腹が立ってきた。(あいつら、いつも、いつも、こっちの気もしらないで)娘から聞いていた数々の嫌がらせのコトバを勝手に想像する。

 「ゴメ~ン、M(娘)ちゃんとは、遊べナ~ィ! ダメってばぁ~!人数もいっぱいだしぃ~! 車ものれないしぃ~! ゴメ~ン! また、今度ねぇ!」

 彼女たちは、平気で断るし、平気で外す。
 その、コトバで傷つく相手がいることもしらずに・・・
 彼女たちの「今度ね!」は、一度もナイ。

 しばらく、泣いて気がついた。 なんてこの子達(娘・息子)はやさしいのだろう。 

 本当は、嫌なのに断ることもできず(相手が傷つく事を知っているから)
 人より重いものを持ち(相手が軽くなるように)
 あつかましくなくわが身を引き(相手に無理強いせずに)
すばらし子達じゃないですか?相手を思いやれる!! こんな気持ちになれるのは、自分が痛みやつらさを経験したからだと思えます。 そう思えば、
CちゃんやDちゃんにまで感謝したくなりました。(ありがとう。お蔭様で成長させて頂きました。

 こんなよい子達(もちろん、娘、息子)には、きっと すばらしいお友達ができるはずだ。 いつか・・キット・・・だから、もう少し 頑張ろう。

 兄「ドウシテ、母さんが泣くの」アホらしく私を見て・・・

 娘「何も、泣かないでも・・」目に涙を溜めて

 母「ねぇ~今度は、楽しいことを考えよう! きっとあしたのジャスコ楽しいかもよ! 嫌な心配せずにさぁ~」

 そして、次の日、彼女は、出かけていった・・・・

                       つづく





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Last updated  July 27, 2005 12:16:54 PM
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