アルゴリズムの時代(スポンタ通信 2.0)

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2007年05月08日
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トーマス・フリードマンは、「フラット化する世界」という著作で、南北問題は解消し、ヒエラルキーな世界は解消し、アメリカの地盤沈下を危惧している。

私は、それがアメリカ人の圧倒的な優越感による言論に過ぎず、アメリカ人にとっては有益な言論かもしれぬが、数十年の経済的優越しか持たぬ日本人が、この本を読んでしたり顔をすることは軽薄であると感じた。

フリードマンは、さまざまなフェイズがフラットになると指摘する。
だが、そのフェイズを見つめる視点はアメリカにあるということに気づかなければならない。

ITをめぐる諸相はフラットになる。だが、言論のフェイズはアメリカ独裁(英語独裁)で変わらぬ。

そのような安心感の上で、この著作が綴られていることを、忘れてはならぬ。



フラット化する世界にアメリカは対応しながら、21世紀のリーダーシップをとっていく。
それが、フリードマンの言論であり、それに、アメリカという社会がベストセラーにして応えたというのは、当然のことである。


そもそも、フラットな側にいた日本が、フラット化に対応するなどということは不毛である。

ならば…。

*

私は、「アルゴリズムの時代」というテーマを提出したい。

世界の21世紀は、アルゴリズムの時代である。

アルゴリズムの時代が到来することにより、グローバリズムとアメリカニズムは分離され、衆愚からも解放される。

そこにおいて、ヒエラルキーという妄想も、フラットという幻想も世の中から消え去るのである。

*

アルゴリズムの時代の到来に抵抗するすべての人は、独裁者であり、民主主義の敵である。

アルゴリズムの時代こそが、人類をあるべき方向に促すのだ。





反論・疑問・問題点を得た人はぜひともコメントを試みて欲しい。

有効な議論から、新しい言論が生じることを願っている。








ツリー状のヒエラルキーシステムや全員参加の採決が無批判に肯定される時代は、インターネットの普及により終焉する。

ツリー状のヒエラルキーシステムは、元来「ねずみ講」的なものであり、新規参入者を拒む。ならば、世の中にフリーターが多発するのは当然のことである。

相互コミュニケーションが欠乏したコミュニティーに於いて、全員参加の採決が衆愚に陥るのは当然である。情報を共有し、それぞれが意見を十分に交わせば衆愚な結果にはならない。


そして、365日24時間対話ができるインターネットがあるなら、全員参加の採決も衆愚にはならない。

もし、ヒエラルキーが害悪をもたらすならば、ネットの情報共有機能を理解せぬ者が存在するために、情報格差があること。
もし、衆愚があるなら、ネットの対話機能を理解せぬ者が存在するのである。

07sponta


追記:

グーグルの終焉・佐々木氏言論の危うさを論じていても、建設的ではない。

これからは、「アルゴリズムの時代」という提案をすることで、21世紀のあるべき日本とインターネットについて論じていくことにしよう。






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Last updated  2007年05月09日 09時33分14秒
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