野の花・野の豚の自己研究に根ざす、社会的な共生の道を探求する発言・2015年7月1日から

野の花・野の豚の自己研究に根ざす、社会的な共生の道を探求する発言・2015年7月1日から

2015.05.20
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下の文章は、シーサーブログに書いたものだ。
書いた後に、3年前に多額のお金を借りた友人たちのことを思った。
みな私が刑務所を出てから、何くれとなく援助してくれた人たちだ。
私を信頼してくれていた人たちだ。
そのことを思うと
月々、1万円とか  5千円とかいう額の返し方では
ほんとうに申し訳ない。
ことしは、この借金を返済することに力を尽くしたい。

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父に対する憎しみから解放された体験
若いころの急進左翼としての過激な行動者から

その誤りに気づいて、精神分析のフロイトの後継者の一人でもある

ウエルヘルム・ライヒの思想に傾倒したことは前にも書いた。

その過程で、大まかな言い方をすれば

この社会のありようを、精神分析的な理解から

精神的に病んだ人々の総体的な関係から

この社会の矛盾や、差別、侵略や戦争が起こっており、

それを全体として変えていくためには

この大きな社会を総体として、病んだ状態から健康な状態に変革するというような

またその中に生きる個人個人を、その病的な状態から治療していくような

そういう緻密な働きかけ方が不可欠だとか考えるようになった。

道徳的に善悪2元論的に裁いても、余計に混乱が深まるだけなのだと

考えるようになった。





そういう精神分析的な理解を基にした父との関係の理解に関して、

私は私が幼かったころの父のありようが

家父長的権威的で気短で怒りっぽかったことから

さまざまな場面でその父の態度に精神的に傷付き

それをトラウマとして抱えるようになり

そのことが私を体制に対する、強い攻撃的な姿勢をとらせる

根本的な要素になった、などと理解するようになっていた。

父もそのような精神的に病んだ人間であったのだという

一定の理解は生まれたが

その父のありようから、被害を受けた自分という考え方を

なかなか抜け出せない時期が続いた。




しかし1984年から東京拘置所で裁判中の3年間ほど

同じ拘置所に3人の人を殺した行為で裁判中だった

飯田博久さんという人との親しい手紙のやり取りを通して

私はそうした父との関係での、被害者的な面を強調する考え方の誤りに気づいていった。

それは3人の人を殺した自分のありようを

幼少期からの自分の人間関係、そこから生まれた感じ方考え方などを文章化し

捕らえなおすという作業を通して

殺人という罪を犯したありようを克服してきていた飯田さんが勧めてくれた方法によってだった。

そこから得た考え方などを飯田さんは私に伝え、

同じようにして、私も幼少期からの人間関係を

事細かに見つめ直す作業をすると、

そのころ私が直面していた思想的な、

また人間関係的な混乱を克服していくために必要なこととして

勧めてくれたことからだった。




そこから、その作業から

私は多くの自覚を、新しい理解をえた。

その作業の中で、私は幼少期の父との関係を

それまでの精神分析的な、加害者と被害者関係という風に理解するありようの誤りを

ありありと自覚した。

それはそう難しいことではなかった。





幼少期の父との関係は

確かに上記のような怒りっぽい父との関係で

私が傷ついた面はかなりあった。

しかし幼少期の父との関係を具体的に一つ一つ見つめなおしていくと

私はよく父に連れられて山仕事に行き

たとえば父がマツタケが生えている山へ私を連れて行き

一緒にたくさんのマツタケを取ったときのことや、

よく魚釣りに連れて行ってもらい

父が毛ばりでたくさんの魚を釣るのをみていて

凄いなあ、と感じていたりする場面も良く思い出した。

農繁期の田植えのときは、父が中心になた用に田んぼで働き

私にも少し手伝わせた。

その際いろいろなことを教えてくれた。

また父は、きゅうりや、スイカを作るのがうまくて

夏になるとそういう乳の労働で育ったスイカやきゅうりをたくさん食べさせてみらった。

ナスや、トウモロコシ、そういうものもあった。

また父は何かにつけてお金がなくなると

加藤家の所有であった山の杉やヒノキを

山師と交渉して売って、現金を工面してくれていた人だった。

病弱なところがあ合ったにもかかわらず

父は、幼少期の私の衣食住を支え、生活を支えてくれる

大変な養育者でもあったのだ。




そういう関係の1場面1場面を思い出して書いてゆくと

とても深い父への感謝の念が

自然に湧いてきた。

それはやはり私のはとても驚きであった。





それまでは精神分析的な理解から

幼少期に父から怒られたりした

そういう側面ばかりに焦点を当てていたこと

それが日々の生活の全体を具体的に見つめなおすと

私の養育者としての父の現実のありようが

リアルに感じられるようになったのだ。




これは私にとってとても大きな

考え方の変革、認識の深まりとして感じられることだった。




私はこの作業を通して、

父との和解をした。

そしてありのままにの父に対して

深い感謝の念を抱けるようになった。



その旨何度か、東京拘置所から手紙を出した。



しかし、その父とは生きて再会はできなかった。

彼は、私が熊本刑務者に在所中に

特別老人ホームで亡くなった。

晩年を、家族と共に暮らすこともできない貧困の中で生きた父のことを思うと

そんな原因を作ってしまった私のありようの

愚かしさに、いたたまれなくなるところがある。








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Last updated  2015.05.21 05:57:27 コメントを書く


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