フリーページ
今月 7 日、「国の<形>とその心を探して巻2」電子図書発刊いたしました。巻 1 を読んでいただいた方、お待たせしました。
今回は、大河ドラマ「鎌倉殿の 13 人」が最終盤を迎えておりますが、ドラマと同じテーマとなっております。それは、武家政権の確立ということです。視点は、一度天皇の視点を通して考察する方法をとっており、歴史の違う側面が見えてくることと思います。舞台は、 43 代元明天皇より 84 代順徳天皇まで、奈良、平安、鎌倉前期となります。
都も京都周辺から、鎌倉という東国に定められ、日本が東西に分裂してしまう可能性もあったが、そうはならずに統一されていったのは、天皇の文化的権威の大きさがあったからではないだろうか。
この日本の新しい統治の<形>ができていく過程が、ありありと見えてくる時代である。ある意味で、天皇の文化的側面の働きが、どんどん大きくなって、その結果、天皇の文化的力が、いうなれば心の部分が、権力の支えとなっていく構造である。源平の武士も、朝廷の警護役から始まり、朝廷を動かす実力をつけてきた存在である。天皇の権威を背景にした桓武平氏、清和源氏が源流であり、天皇の文化的力(心)を遺伝子レベルで理解しているわけである。
天皇の親政から皇親政、院政、摂関政などと権力構造は変わってきたが、承久の乱を以って武家政権が確立して、天皇は権威の象徴としての役割を求められることとなった。その契機をなしたのが後鳥羽上皇であった。
朝廷にとっての受難と真っ向から戦って敗れはしたが、その生涯を通して文化的力を示された後鳥羽院にその典型を見るのである。心ならずも、武家の時代を確立した最大の功労者とも言えるのではなかろうか。その跡を継いだ順徳院は、有職故実を明確に残され、朝廷の新しい在り方に対する準備をされた。両院とも、和歌によって、日本国の心の在り様を示されると共に、祭司王としてその安穏を祈られているのである。
3月7日 7冊目の本が出版できました! 2026年03月09日
『神仏習合の歴史を辿りて探す日本人の心… 2023年08月12日
PR
キーワードサーチ
コメント新着