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ああ、尊敬できる人の本を読みたいな。お仕事にストーリーが見出せなくて途方に暮れている。ストーリーは意味で、意味に頼らないと、途方に暮れちゃう。どちらかというと意味なんかバカにしてた口なんだが、弱っているのだろうか。宗教はストーリーで、たくさんの人がそこに頼っているけど、刷り込みのように「宗教は、ねえ」と思っている僕なのだ。だからこそ、尊敬の出来る人の本を読みたい。そこに何かいいお言葉があれば、それをネタにがんばれる。何だ宗教みたいじゃん。
2007.10.30
■PARCO劇場にて演劇「犯さん哉」ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出古田新太主演のナンセンスコメディー。脈絡無い長編コント。上京していた母を連れて行ったら「訳が分からない」と言われた。こんなコメディーを作り続けているのはケラぐらいしか知らない。何年か前に「ビフテキと暴走」という芝居を観たときは興奮したものだ。モンティパイソンみたいなことやっている人達がいる!!と。ただ、何となく感じるのが息苦しさ。舞台役者の演技の鬱陶しさ。舞台だからしょうがないんだけど。作りこまれた間というのが、うざい。幾度も舞台上で再生しなければいけないのだから、作りこんで役者が何度も再現可能にしなければいけないんだけど。笑いつつも鬱陶しい「意図」を感じてしまう。途中何度が流れた音楽がかっこよかった。作曲は斉藤ネコという人、確か椎名林檎とCD出してた。■CD ハリーホソノ&ザ・ワールド・シャイネス「フライング・ソーサー1947」「映画は撮影監督が撮影した絵がすべて」と思ってた頃のように「音楽はサウンドがすべて」と極端に思ってしまうほどサウンドが暖かい。俺はRCサクセションが好きだけど、彼らのCDはあまり好きではない。唯一好きなのはラストアルバム「BABY A GOGO」というアルバム。このアルバムだけサウンドに厚みがあって、深みのある音がする。一曲だけサウンド、メロディーに違和感を感じる曲がある。ゲストボーカルにUAを迎えた「夢見る約束」。この曲も素晴らしい。この路線で1枚アルバムが聴いてみたい。あと細野晴臣のアルバムは、はっぴいえんどもソロもYMOもベースがかっこいい。彼がベーシストだから当然なのかもしれないが、日本でベースの音がかっこいいバンドを俺はあまり知らない。■DVD「お茶漬の味」小津安二郎の映画が面白いのは分かっている。でもあえて観ないんだな。今日はあえて観てみた。クライマックスで涙が出た。あんな感動の仕方は何年ぶりかだった。無言のシーンだからこそ表現できる複雑な感情。台詞の背景の心理。時間帯や場所設定の妙。観てよかった。突然だけど、スピルバーグは小津の映画を観てどう感じるのだろうか。彼の監督作に「シンドラーのリスト」という、俺の大嫌いな映画がある。強制収容所に連行されるため、離ればなれになる母子が泣き叫ぶ。車に乗せられて遠ざかる子供。そりゃあ観てる人は泣くよ。実際にあった戦争を背景にしているから下品さ全開に感じるんだよなあ。「シンドラーのリスト」は作り手に心は無くともテクはある。これを観て泣きながら、スピルバーグってAV男優みたいだと思いました。
2007.10.21
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