January 17, 2010
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カテゴリ: そのほか
震災から15年です。


年を追う毎に、ある記憶は遠ざかるのですが、
その一方で、昨日の事の様に残っている記憶もあります。

揺れの感触はやや薄らいで行った方かもしれません。
その後、芦屋の市街に向け歩いて行く途中、
肌で感じた、朝の冷たい空気。
異様な静けさ。

地震の発生直後は、

人のくらしの音が途切れてしまった時間が暫くの間ありました。

足音さえ聞こえない道を歩く、
目の前見える家々の屋根は、
自分の目線と同じくらいの高さにある。

音がする方に目をやれば、
一階となった二回の窓から這い出して来る人の姿。
思わず「大丈夫ですか?」と、声をかけていた。

芦屋駅についた頃には漸く人が
わらわらとあらわれ始める。

日常とは違う音が聞こえ始める。

家族の名前を呼ぶ声。

指示を出し合う声。

嗚咽。
死んだご主人に呼びかけるまだ若い女性の声。
安否を確かめるため名前を呼ぶ僕の声。

そこへ多いかぶさって来るヘリの音。



忘れては行けない日だと思います。
大きな自然災害とその被害に合った私達の事。

でも、大きな危機に遭遇し被害と対峙したとき、
言葉は交わさずとも街中の人が仲間となった事も
忘れるべきでは無いと思います。

そして、人にその力があるのなら、
日常と認識される今のこの日々にこそ、
思いたいと思います。

大きな災害とその苦しみと悲しみを
仲間と共に乗り越えた経験を持つ者として、、

今、誰にも気付かれる事無く、
仲間を得る事も出来ず、
負のスポットに嵌って苦痛の中で
孤独に戦う人が何処かに必ず居る事を。。

その全ての人の存在を私達は決して知り得ない事を。
例外無く誰もが無知である事を。
その苦しみと誰もが決して無関係では無い事を。。






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Last updated  January 17, 2010 05:52:49 PM
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