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「100勝するでしょう」とぶち上げたのは、原監督と中学、高校、大学を通じ同窓生だった横溝正史賞作家、井上尚登氏だ。「中日は和田を獲得したが、福 留の穴は埋め切れない。阪神に新井が加入したとはいえ、巨人は頭1つどころか2つか3つ抜け出している。ヤクルト、広島が主力を他球団に引き抜かれて大幅 戦力ダウンしたことも、巨人が勝利数を増やす要因になる」と大まじめに語る。
巨人の球団シーズン最多勝利記録は、1955年の92勝(130試合)長嶋、王が入団する前の話で、川上が打率.338、79打点でタイトルを獲得。投 手陣では大友が30勝、別所も23勝を挙げた。来季試合数は144だから、この年のペースなら最終的に100勝を超える計算にはなる。
100勝となると、球団記録どころか、セ・リーグ記録の50年松竹(98勝・137試合)、日本記録の55年南海(99勝・143試合)をも超える。162試合制の大リーグでは、マリナーズがイチローの加入1年目の2001年に116勝を挙げている。
現場の巨人・篠塚打撃コーチは「85勝くらいじゃないか? 80だと、今年同様競った展開。85なら、2位に3~4ゲーム差をつけることになるだろう。 それくらいの余裕を持った戦いにはしたいね」と控えめ。100勝しようがしまいが、優勝さえできれば“関係ねぇ”が現場の本音かも。
もっとも、元巨人ヘッドコーチの須藤豊氏(夕刊フジ評論家)は、「今年並みの80勝。もしかしたら減るかもしれない」と辛口だ。「最大の理由は抑え。来 季も上原なら、私は連覇に太鼓判を押す。ところが、クルーンには股(こ)関節の故障をはじめ不安材料が多すぎる」と、守護神交代が崩壊を招くとみている。
仮に公式戦を制したとしても、今年のようにクライマックスシリーズ(CS)でコテンパンでは、優勝ムードは霧散する。G党にとってはそこも気になるとこ ろ。巨人・伊原ヘッドコーチは「先発に戻る上原は、短期決戦ではそうそう点を取られないはず。グライシンガーの力量も抜群。来年はCSでもひと味違う戦い ができる」というが、果たしてどうか。
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