あやしい店長の備前焼ブログ

あやしい店長の備前焼ブログ

2009.01.29
XML
カテゴリ: 備前焼・作家
この発色の豊かさは作家の才能の豊かさを示しておる!

500-0397-400[1].jpg

渡邊琢磨・酒呑

陶芸の楽しみのうちに、予想もしない窯変に出くわす事がある。

作家たちは、「想定内です」と涼しい顔をするが、内心目を廻している。

そんなとき、(土がええ仕事してくれたなあ)と作家が、のぼせるのを防ぐために一言。

“備前の土に感謝している”といろんな人がいろんな場面で発言してきた。

実感するよなあ~ と多くの作家も思ってきた。

千年もの間、同じ土で 同じような窯でやってこれたのは、土。

色彩を内包している。

そしてそれを引っ張り出してくるのは、渡邊先生の言うとうり、“うで“なのかも知れない。



次の時代、どんな作家がとらえ、“備前の土に感謝”するのだろうか。

窖窯(あながま)が開く時が来た。

作家たちの厳しい顔の奥に、安堵が溢れている。

風は冷たいけれど、たしかに春の日だ。

東京での個展も待っている。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.01.29 02:25:16
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: