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2010.04.02
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SSS

カテゴリ: カテゴリ未分類

あなたを好きになれるだろうか

「ドゥ?ドゥ?今回の出来!ちょっとイケてない!?」
「…芭蕉さん」
「え、なぁに曽良く…ガボス!」
「最近益々スランプが酷くなってきていますね。やっぱりショックが足りないのか」
「やめてええ!手刀構えながら近付かんといて!」

頬を押さえて震える姿は情けないオッサンそのものだ。
こんな人がこの時代の俳聖だと、一見すれば誰が信じるだろう。だがこの人は間違いなく僕の師であり(時々舌打ちしてしまうが)僕の心を揺さぶる句を読み上げた、俳句の神様なのだ。
現在絶賛スランプ期。本人も気にしているんだろう、なんとか捻ろうと幾つか俳句を読み上げるが悩めば悩むほど空回りする人だ。
時々ポロリと呟いた言葉がどれ程威力を持っているか。(嗚呼、この人は気付いちゃいない)


「いいからさっさと行きますよ」
「もう足もパンパンだし、俳句は今日も空回り…ねえ曽良くん、私なんで旅してるんだろう」
「三途の川を渡る予行練習じゃないですか」
「酷い!この鬼弟子!」
「誰が鬼弟子ですか!」
「ヒヒィン!」
「のんびりしている暇はないんですよ」
「で、でも」
「早く!」
「はいぃ!」

渋々歩き出したあの人は、またあの小汚い人形に泣き言を呟いている。



(嗚呼本当にムカつく)

愛憎の繰り返し


日和(弟子×師匠)





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Last updated  2010.05.17 23:42:35


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