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応用定量操作
<実験1:個体試料の水分含量の測定>
目的
与えられた風乾試料・風乾細土にはまだ遊離水が含まれている。しかし、個体試料に含まれる無機成分の濃度は、乾物重量(105℃で乾燥した物質の重量)を基準に表すのが通例である。ここでは実験で得られる風乾重量基準の測定値を乾物重量基準に換算するため、試料の水分含量を測定する。また、恒量を得るという操作を通じて、重量分析について学ぶ。
実験方法
教科書2A-7の方法に従って行った。
3.実験結果
3-1.秤量ビンおよび各試料の恒量
乾燥前の重量(g) 恒量(g) 含有水分量(g) 秤量ビン1 26.8517 秤量ビン2 26.1277 土壌試料1 1.0069 0.9390 0.0679 土壌試料2 1.0065 0.9389 0.0667 食品試料1 1.0261 0.9201 0.1060 食品試料2 1.0078 0.9034 0.1044
実験は二連で行った。土壌試料12および食品試料12は同一の試料である。また、土壌・食品試料1は秤量ビン1に、2は秤量ビン2に入れて秤り取った。
3-2.風乾試料重に対する水分量の割合
<土壌試料>
について
上表より、
0.0679/0.9390×100≒7.231(%)
2について
同様にして
0.0667/0.9389×100≒7.104(%)
各値より、平均をとると
(7.231+7.104)÷2≒7.17%
<食品試料>
について
0.1060/0.9201×100≒11.5205(%)
2について
0.1044/0.9034×100≒11.5563(%)
各値より、平均をとると
(11.5205+11.5563)÷2≒11.54%
4.考察
土壌試料の恒量測定では、測定4回目にして恒量となった。その間、試料の重量は減少・増加し、安定しなかった。これは放冷時間が適切でなかった、あるいは重量測定時など外気に触れることで空気中の水分を吸収したためであると考えられる。重量が前回より増加した後、今まで以上に入念に乾燥させ、放冷時間に気をつけたため、それ以降は順調な重量減少がみられた。
食品試料にも重量の増加・減少がみられたが、土壌試料ほどではなく、3回目の測定で恒量とな..
出処:: レポートサイトHAPPYCAMPUS!