カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2007年02月22日
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カテゴリ: BLEACH SS
そして翌15日。
一護は朝のバスの中で、必死に吐き気を堪えていた。

朝食の後、一護の体を借りたコンは、当然ながらルキアと織姫のチョコを食べたがり、石田のチョコなど見向きもしなかった。見るからにサイケな織姫チョコを必死にほうばる姿に、一護は一種の感動を覚えたが、結果がこれである。
ちゃんと歯磨きさせてから体を取り返したので、口の中に味は残らなかったが、確かに「それ」は一護の腹の中に収まったのだ。
大量に。
何とかバスを降りてから、自動販売機でブラックコーヒーを買って飲んだが、それでもむかむかが治らない。
そこで思い出したのが、昨日ルキアが騒いでいたチョコレートアイスだ。
あれは確かに良さそうだった。
あれを喉に通せば、気分が治るような気がする。

ふらふらで、少し思考が甘くなっている一護は、昨日の戦場に向った。

そこは既に修羅場だった。

「何で勝手に食べてしまったんだ!」
ぎくり。
いきなり罵られ、一護は体を堅くする。
……いや、落ち着け。怒鳴られたのはオレじゃない。まだ喰ってないし。
考えてみれば、既に機嫌の悪い石田に「アイスをくれ」と強請っても無理に決まっているのだが、そこまで頭が回らず、一護は無造作に廊下から修羅場に足を踏み込んでしまった。

「あ、黒崎君!」
織姫は半泣きで一護の名を呼んだ。
「おい、朝からなんの騒ぎだ?」
「ううっ」

「ごめんなさい、後でまた材料買ってくるから……」
「もういいよ!配るのは、他の誰かに頼むから!」
「お前、当て有るのか?」
いらん突込みをした一護をぎろりと睨みつけると、石田は持てるだけのチョコを持って出て行った。
「えーん、黒崎君、どうしよう」

そもそも何であんなに怒っていたのか知らないのだが。
「えっとね、石田君からチョコタルト貰う約束してたの。でも食べにきたらね、チョコムースがあんまりおいしそうだったから、ついつい、ふらふらーっと」
「喰ったのかよ」
「タルト残しておけばいいと思ったの……」
そうしたら、チョコ菓子なら何でもいいわけではなく、ムースになにかのこだわりがあったわけだ。





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最終更新日  2007年02月22日 22時33分46秒
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