カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2009年02月24日
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カテゴリ: 大江戸捜査網
帰参が叶う、と喜んでやってきた同士たちを斬る男。
うち一人が、桔梗やで余計なことを喋ったために音さんに事情が漏れる。
「許せ、全ては藩のため」

浪人三人殺しに、小藩・佐久間藩の名前が挙がる。
伝手があるという玉竜姐さん、それはやはり、佐久間藩浪人の夫を持つ貞淑な妻女・おときだった。
幸か不幸か、夫は寝ており、「殺されるために」外出する余力はない。

「あの花も、わしの帰参が叶うまで、落ちねばよいが……」
散り散りになった仲間とともに、藩に返り咲く日を待ちわびる夫婦。
しかし藩に掛け合いに行った妻、無理だと言われてしまう。


佐久間藩の藩主は、二万石の外様大名にも関わらず勘定奉行になろうとしていた。
普通ならそんないい役戻ってこない。
実は二年前にも推挙されたのだが、結局流れており、そのとき邪魔をした幕閣は暗殺されていた。

藩のため暗殺を請け負い、藩を二年の約束で追放され、挙句口封じに殺される。
子供の授業料のため、家老に直接掛け合いに行った人妻は体を一両で買われる。
鬱々と戻ってきた彼女を待つものは、世の中金が全てという実もふたもない現実だった。

医者は結局、内定に入ったお新ちゃんが連れてくるが、なけなしの一両もなくしてしまったおときさんは帰る気になれない。
明日までに子供の授業料を納めなければならない、で思いついたのは夜鷹の真似事だったが、ぎりぎりで探しに来た玉竜姐さんに止められる。

何時かは藩に帰れる、と思っていたからずるずるとその日その日を頑張ってきた。
夫は暗殺時のケガが元で半死半生だが頑張ってきた。
だが同士たちは皆殺された、と聞かされたおときさんは結局事情を明かす。


元々悪い奴じゃない。
だが殿と家老は、自分たちの栄達のため遂に一家惨殺を命じるのだった。

「久保寺殿を斬ったどころで、次はおめえが殺されるだけだぜ」
音さんに痛いところを突かれた倉田、その場で切腹。

内藤の御前に呼び出された家老、「勘定奉行の話はなし」と言われてしまう。

「まさか……」
とか言ってる殿は相当に血の巡りが悪いな。
今後の方針を立てる間も与えず斬り込む隠密もどうかと思うが。

上屋敷が空っぽになり、老中まで醜聞が聞こえていてもう一刻の猶予もないというわけで、藩の生き残りは慌てて一家を迎えに行く。
だが、頑張って裃に着替えた久保寺は下賜を聞いてすぐに息絶える。





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最終更新日  2009年02月24日 18時37分42秒
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